男の剣が女騎士の体を真っ二つにした!
男「やっと一匹目か……」
妹「きゃあああああああ!!」
男「妹!?」
男が悲鳴の元に駆け付けると、そこには妹に群がる女騎士共の姿が!
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1401879027
男「てめぇら、妹から離れやがれぇ!」ザシュッ!ザシュッ!
女騎士「ぐあああああ」
男「妹、大丈夫だったか!?」
妹「う、うん、ありがとうお兄ちゃん……痛っ」
男「おい、足を怪我してるじゃないか、ちょっと見せてみろ……うわっ!?」
妹の足には女騎士の爪が刺さっていた!
それはまるで肉食獣の様な爪だ!
男「妹、すぐにこれを抜いて消毒しなければお前も感染するかもしれない」
妹「!?……そんなの嫌よ!私、あんな化け物になりたくない!」
男「だから一旦キャンプに向かおう、そこなら手当できる場所も消毒液もあるはずだ」
キャンプ
男「ほら妹、痛いが少しの間我慢してくれ」
妹「うん……いたっ」
?「……あれは」
男「……よし、応急処置だが手当は終わったぞ」
友「おーい、お前、男だよな!?」
男「と、友!?お前も生き延びてたのか!?」
妹「お兄ちゃん……この人は?」
男「俺の友人の友だ、かなり頼りになる奴だぜ」
友「それほどでもねえよ……けどなんか困った事があったら力になるぜ!」
友「しかし女騎士……、一体どこから湧いて来やがったんだ」
男「わからねぇ、気がついたら町は女騎士だらけだったんだ」
友「命からがらここに逃げ込んだがここは本当に安全なのか?」
男「ここには大人や武器が沢山ある、銃火器だってあるんだ、よほどの事がないかぎりは大丈夫だろ」
妹「……お兄ちゃん」
男「ん、どうしたんだ妹」
妹「お父さんとお母さんは無事かな……?」
男「!……ああ、ここのキャンプにはいないみたいだがここ以外にもキャンプはあるらしいしきっとそこに居るさ……」
妹「……」
男「それよりもここまで来るのに疲れただろ、ちょっと横になってろよ」
妹「……うん、ちょっと休んでるね」
友「男、お前一体どういう事だよ」
男「……」
友「このキャンプがここら辺一体の最後のキャンプだ、他のキャンプなんてねえ、なのになんで妹ちゃんにあんな事言ったんだよ!?」
男「……父さんと母さんは死んだ」
友「!?」
男「俺を助けるために女騎士に立ち向かって、最後は自分が感染して女騎士にならないように体に巻き付けた爆弾を爆発させて女騎士共々木っ端みじんだ」
友「……すまん、辛いこと話させちまったな」
男「いや、いいんだ、それよりも父さんと母さんは死ぬ前に俺にこの剣と」
男「この事件の真相は研究所にあると言い残して言った」
友「なっ、まさかおまえ……」
男「俺は今からその研究所に行く」
男「勝手な頼みだと思うが友」
友「妹ちゃんを頼む……は無しだぜ」
男「!?」
友「水臭え事言うなよ、俺もお前についていくぜ!」
男「友……、お前は一度言い出したら何があってもやり切る奴だ、俺が止めても無駄だろう」
男「頼む友、一緒に来てくれ!」
もうむり
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません