姉「以上話を終わります」
パチパチ
男友「うわーやっぱ生徒会長の姉さんかっけーなぁ」
女友「うん。クールビューティーって感じでかっこいい!」
男友「お前!あんな姉がいるなんてうらやましいぞ」
男「そうか?」
男友「そうかってお前、だってあの姉さんの生活をみれるんだろ?」
女友「そうよ!私の姉と交換して繰んない?」
男「む、無理に決まってんだろ」
男「ただいまー」
姉「お!男君帰ってきたー」ダキ
男「おい急に抱きついてくるなよ・・」
姉「だってだってずっと帰ってこなかったんだもん!心配するよ」プンプン
姉「男君男君」
男「なんだよべったりくっついて気持ち悪いな」
姉「き!気持ち悪いって何よぉ」
姉「う・・・うぇ・・」
男「あーわかった泣く泣くな」
姉「もう気持ち悪いとかいわない?」
男「いわない」
姉「もっとおねえちゃんに優しくする?」
男「するする」
姉「お姉ちゃんと結婚する?」
男「しないしない」
姉「・・」ッチ
男「なんだよ?引っかからないぞ」
姉「うー・・・」
姉「まぁいいや!」
姉「男君男君!今日の演説どうだった?かっこよかった?」
男「うん。格好よかったよ」
男「うちのクラスでも話題になってたな」
姉「え?え?どんな風に?」
男「うん。姉さんがかっこいいから姉さんをくれって」
姉「ふ、ふーん」
姉「それで?それで?男君はなんていったの?」
男「そりゃー俺の姉さんだから」
男「まぁそんなわけにはいかないっていっておいたけど」
姉「そ、そうなんだ。」
姉「そうだんだそうなんだ。ふぅーん」
姉「お姉ちゃんを渡したくない・・と・・」
姉「ふふ♪独占欲強いなぁ男君はぁ」
男「はぁ?」
姉「男くーん」ダキ
男「おいおい、だからくっつくなって」
姉「男君!一緒にお風呂!」
男「はいらないよ」
姉「え、えーどうして」
男「どうしてって・・もう高校生なんだからさ・・」
姉「うー」
姉「・・・どうしても?」
男「どうしても」
姉「前は一緒に入ってたのに」
男「前って、いつの話だよ。」
男「まだ小学生のころのはなしだろ」
姉「じゃあ、一緒に入って最新にしようよー」
男「だめったらだめ」
男「恥ずかしいだろ」
姉「んもー恥ずかしがらなくてもいいのに」
姉「男君はシャイねー」
男「・・・」
男「はいはい、おさきに入ってきな」
姉「んー・・・」
姉「ちえーじゃあはいってくるから」
男「おう。入って来い」
姉「覗きたかったらぞいてもいいからね?」
男「覗かないって」
姉「よし!いい時間だ」
男「確かに夜も遅いね」
姉「それじゃ一緒に寝よう!」
男「え、えー」
姉「!!」
姉「だめ!だめだめ!これだけはずっとしてきてたでしょ!」
姉「そ、それともお姉ちゃんと一緒に寝るのいやなの?」
男「い、いやではないんだけどさ・・」
姉「けど?けど何男君」
姉「お姉ちゃん男君のために体も綺麗にしたし良いにおいもするよ」
男「いや誤解を生むような発言はやめてよ」
姉「そんなぁ男君がやんきーになっちゃったよ」
姉「お姉ちゃんのことが嫌いな不良に・・」
姉「お、お姉ちゃん・・・悲しくてどうかなりそう・・」
男「・・・」
男「ん、わかったよ寝るよ」
男「だから泣きそうな顔しないで。こっちも悲しくなる」
姉「うん!男君がそういうなら。わかった」
男「じゃあお休み」
姉「うんお休み」ピト
姉「男君おきておきて」
男「う・・・ん・・・」
姉「もう、寝坊しちゃうよ」
姉「起きないと口にちゅーしちゃうぞ」
男「う、ん・・おきるおきる」
姉「起きちゃうの?」
男「起きちゃいます」
男「ってうあ!」
男「顔近づけすぎだろ。びっくりしたな」
姉「なんだなんだ!そんなにびっくりしなくてもいいでしょー」
男「普通するよ・・」
姉「でもでもぉ」
姉「大好きなおねえちゃんの顔を朝一番に見れて幸せでしょ?」
男「まぁびっくりしたけどね」
姉「もうもう、照れちゃって照れちゃって」
姉「ウリウリ」
男「あーはいはい」
姉「さぁ、お着替えの時間だよー」
姉「パジャマ脱ぎ脱ぎしようねー」
姉「はい。ばんざーい」
男「ばんざいしないよ」
姉「ちぇ。引っかからなかったか」
男「引っかかるって。恐ろしい姉だなぁ」
姉「そうお姉ちゃんはね。いつも男君と仲良くなろうと必死なんだよ」
男「もう十分仲はいいだろー」
姉「もっともっと!足りない足りない」
男「わかったから出てけ」ドカ
姉「あーけったけった!だめなんだー」
男「だってだいぶ前に寝ぼけて姉さんに着替えさせちゃった時」
男「姉さんったら俺の半身をずっと凝視して鼻血だしてるんだもんな」
男「目がハッキリしたときびっくりしたよ」
姉「あーそんなこともあったようななかったような」
姉「まぁそんな昔のことは男らしく忘れよ?」
男「いやいや確実にあったことだよ。事実だよ」
姉「まぁそれはぁ」
姉「男君がかわいくて魅力的なのが悪いってことで」
姉「はい!問題解決一件落着」
男「問題解決しないよ。」
姉「んー・・・・」
男「唸ったってだめだからね」
姉「もう!!」
男「どしたん」
姉「男君のことを好きなことのどこが悪い!」
男「ん?逆ギレしちゃうの?」
姉「いちいち男君は男らしくないなぁ」
姉「お姉ちゃんが男君の半裸で興奮しちゃったのくらい許してあげなさい!」
男「い、いやいや・・」
男「好きなのはありがたいし、俺も姉さんのことは好きだけど」
男「半身凝視しながら鼻血だすのはちょっとドン引きしたよ」
男「ん?ちょっとドン引きってへんだな」
男「いや、まぁとにかく」
姉「男君お姉ちゃんのこと好きなんだ?」
男「へ?」
姉「いや・・今いったでしょ?」
男「ん。まぁそりゃあ好きだけど」
男「それはあくまで姉弟として・・・」
姉「ふーんそっかそっか」
男「・・・」
姉「そっかそっか・・・」ニコニコ
姉「そっかそっかぁ♪」ニコニコ
男「はぁ。もういいよ」
~学校~
男「ふぅ。ようやく着いた」
男「じゃあ、このフロアでお別れだね」
男「姉さんは3年で俺は2年だから」
姉「そうね。言われなくてもわかっているわ
姉「あ、そうだ、男?」
男「何姉さん?」
姉「今日もお勉強がんばるのよ?」
男「おう。姉さんも」
姉「ええ。わかっているわ。姉弟ともども気を引き締めて・・ね」
男友「あ!生徒会長の姉先輩だ!」
男友2「僕たち男君のクラスメイトです!」
姉「あら?そうなの?」
男友「はい!いつも男君とは仲良くしてます!」
姉「そうそれじゃあ男をよろしく頼むわね?」
姉「この子少しおっちょこちょいだから」
男友、男友2「「はーい」」
姉「じゃあ、男しっかりね?」
男「うん。わかってるよ」
姉「それじゃあね男」
男「うん。それじゃあ」
男友「おいおいおい!相変わらず美人だな!」
男「ん、そうか」
男友2「おれ、やばかった。話しかけられたとき心臓やばかった」
男友「あ、俺もだそれ。」
男友2「そうだよな?やっぱ」
男「えー気持ちがわからないな」
男友「なぁなぁ、姉先輩の使ってるシャンプーとかしらねえの?」
男「それきいてどうすんだよ?」
男友「そりゃあ・・なぁ?」
男友2「お前まじか!それはキモくね?」
男友「いやいや、でも実際興奮するでしょ?」
男友2「えーいや、んー」
男友2「あり・・・なのか?」
男友「ほらーやっぱお前もジャン」
男「なんだそら?ぜんぜん気持ちがわからん」
男友3「そうだねまったく。僕も気持ちがわからないよ」
男友「それはお前がゲイだからだろ」
男友3「それを言われたら痛いですねアタタ」
わはははは
男「・・・」
姉「おはよー」
姉友「おっはよ!姉ちゃん」
姉友2「おはよー」
姉友「見たよー今日も男君と一緒にご登校?」
姉友2「仲がいいんだねぇ」
姉「ふふ。別に出発点が一緒だもの。わざわざ時間をずらすこともないでしょ?」
姉友「えー本当は大好きな弟くんと一緒に登校したかったんじゃないの?」
姉「あら?どうしてそう思うの?」
姉友2「だって姉って男君の話するとき嬉しそうだし」
姉友「なにより弟である男君に甘い!」
姉「あら、それは失礼ね」
姉「私はすべての人間に平等。それは弟である男にも変わりわないわ」
男(あー勉強だるい)
男(相変わらず数学がわからん。いつからついていけなくなった?)
男(ああ、思い出した関数をなんとなくで覚えてたら全くついていけなくなったんだ)
男「ん?」
男(なんだ手紙が入ってるぞ?)
男「どれどれ」
昼休み人気のないA教室に来てください
男「なんだこら?」
男(いたずらか?あー面倒だなどうしよ)
男友3(ふふ♪男君。今日も素敵だな)
姉友「あーあとひとつ終わったら昼休みね」
姉友2「意識したときの授業って果てしなく長い・・」
姉「そう?私はそんなことはないけれど」
姉友「姉ちゃんはさー集中力すごそうだもん」
姉友2「あーいっつも落ち着いてる気がする」
姉「まぁ、人生落ち着きが肝心よ」
姉「体は100パーセント動いていても心は動じなければ何事もうまくいくわ」
姉友「さすが生徒会長さまは違うなー仰る事も行動も」
姉(ん?男からメール?)
男『ごめん姉さん。今日はお昼は一緒に食べられそうにない』
姉「・・」ピキピキ
姉友2「うわー姉!握ってるペンがヒビ入ってる!!」
姉「男?今日一緒にお昼ごはん食べられないってどういうこと?」
男「あ、ごめん姉さん」
姉「何で謝るのかしら?」
男「へ?」
姉「ごめん。ではなくて理由をきいているの」
姉「なんで一緒にご飯が食べられないのよ?」イライラ
男「それが・・」
姉「それが?」イライラ
男「それが・・ちょっと用事があって」
姉「用事?なにそれ?」
姉「その用事とやらは私との昼食より大事なことなの?」
姉「それでどんな用事なのよ」
男「い、いちいち、姉さんに言う必要があるのかよ」
姉「は?」
姉「なによ?その口の利き方?」
女友「な、なんか姉先輩おこってない?」ヒソヒソ
男友「うん、なんか雰囲気やばくないか?」ヒソヒソ
男友2「確かに俺も姉先輩、少し怒ってるように見える」ヒソヒソ
男友3(男君・・今日の君もサイッコーだよ!!)
姉「・・・・」
男「ね、姉さんみんなこっちに気づいてるしさ。。」
男「ね?姉さん」
姉「・・・」
姉「わかったわ。今日は用事があって食べられないのね」
男「うん。姉さんごめん。」
姉「ふふ。気にしないで私もあまり気にしてないから」
姉「それじゃあね男?」
男「あいあい」
姉「さみしかったら、私の教室に着なさいね?」
男「わ、わかったから恥ずかしいな」
姉友「あっれ!姉ちゃん。今日は弟君とご飯食べないの?」
姉友2「珍しいね。こっちで昼食なんて」
姉「ふふ。まぁね。たまにはいいじゃない」
姉友「へー姉ちゃんのお弁当結構作りこんでるんじゃん!」
姉「そうでしょう毎日一生懸命作っているから」
姉「男君に喜んでもらうためにね」ボソ
姉友「あ!わかったさては!」
姉「ん?」
姉友「姉ちゃん。大好きな男君に振られたんでしょー」
姉「は?」
姉友「だからこっちに来たってわけだうんうん」
姉友「まぁ弟もいつか姉離れしなきゃいけないしね。」
姉友「私にも似たような年の従弟いたからわかるよ」
姉「・・・」
姉友2(ちょ・・ちょっと姉友ちゃん空気というものを読みなさいよ・・)
姉「男はね」
姉友「?」
姉「男は私のことが大好きだから。姉離れなんてしないわよ」
姉友「お・・おう。そうなんだ」
姉「そうよ」
男「えっとA教室A教室」
男「あったここだここ」
男「しつれーします」ガラ
お嬢様「ちょっと遅くない?いつまで待たせる気?」
男「は・・・」
男(この子確か親がものすごくお金持ちのお嬢さんだよな?)
男(顔は綺麗だけど性格がきついって評判の)
お嬢様「私があなたを呼んでるのよ?」
お嬢様「私が来る前には来るのが礼儀でしょう」
男「いや、でも手紙には差出人はかいてなかったぞ」
お嬢「はい?差出人が書いてなかったですって?」
お嬢「そんなもの書いてなくてもあっても察しなさいよ」
お嬢様「まったくこれだから貧乏人は困るわね」
男「・・・」
男「ああ、うんごめん」
お嬢「あーん?」
お嬢「なんですか?その言い方?」
男「いや、言い方って言われてもさ・・」
お嬢様「ふん・・まぁいいです」
男「おおう」
お嬢「まぁ。じゃあ、はい。どうぞ」
男「は?なにが?」
お嬢「は?何が?じゃあありません」
お嬢「あなた?私に言うことがあるんじゃなくて?」
男「はい?」
お嬢「ああもう。こんなところで照れて言葉が出ないなんて」
お嬢「あなたは本当に意気地なしね」
男「ちょ、ちょっと待ってくれ、俺は君と話したのは今日が初めてで」
男「君が何を言っているのかさっぱりわからないんだけど?」
お嬢「はぁ?何意味のわからない演技してるんですか?」
男「え、演技?」
お嬢「わたくし、いつもあなたのことを見てたじゃないですか?」
男「は?」
お嬢「だ・か・ら、わたくし、いつもあなたを見てましたの」
男「は?うん?なんで?」
お嬢「な、なんでって・・デリカシーのない人ですね」
お嬢「それは・・その・・あなたが・・」ゴニョゴニョ
お嬢「あ、あーもう!」
男「だからなんなんだよ・・」
お嬢「と、とにかく!わたくし、一年生のころからあなたを見ていましたの!」
男「わかった、見てたのはわかったから理由を教えてくれ」
お嬢「それはーまぁーあれです」
お嬢「もう!いいから!とにかく早く!いうべきことがあるでしょう」
男「だ、だから」
男(話が進まないな)
お嬢「あなた、私のことが・・その・・好きなんでしょ?」
お嬢「わたくし、わかってるんですから」
男「さっきから何を?」
お嬢「だってそうにきまってます」
お嬢「あなた、わたくしをこんなに虜にしたんですもの」
お嬢「ですからあなたも私のことが好きに決まってます」
男「俺が?君を?」
お嬢「そうです。その今はじめて知りました。見たいな態度やめなさいな」
お嬢「わざとらしくてイライラします」
男「ちょっとまてって!待て待て」
男「君は俺のことが好きなのか?」
お嬢「え・・・だれがそんな!あるわけないじゃないですか」
男「だってさっき、言ってたでしょ」
お嬢「へ?」
お嬢「え・・あ、あああああああああ」
お嬢「違います!違います!わたくしは、あなたのことなんか」
お嬢「あなたのことなんかなんとも・・」
男「でも、じゃあ何で俺を見て痛んだよ?」
お嬢「う・・・な、なんです?どうして意地悪するんです?!!」
男「いや意地悪って・・別にそんなつもりじゃあないけどさ」
お嬢「そんなに日を改めたい。ということであれば最初に言ってくださいな」
お嬢「照れていえないのを、言い訳しないでくださる?」
男「え?は?」
お嬢「それじゃあ!明日にでも。」
爺「どうでした?お嬢様。」
爺「男殿のほうは」
お嬢「全然駄目!」
お嬢「本当に話にならないわ」
お嬢「わたくしのこと、本当は好きなのに、照れてしまって何にもいえないの」
お嬢「言う時は言う人だと思ってましたのに」
お嬢「本当なさけない!」
お嬢「せっかく私が気を遣ってこういう機会を作ってあげたのに・・」
お嬢「でもまぁ・・そういうところも・・・」
爺「ふーむ」
爺「お嬢様。それではこういうのはいかがでしょう?」
爺「お嬢様から背中を押して差し上げるんです」
お嬢「わたくしから?」
爺「そうです。」
爺「男殿はきっと照れてしまっているんでしょうそれは間違いございません」
爺「それで自分の思いがうまく伝えられない」
爺「ですのでお嬢様のほうから、手を差し出しておやりになるのです」
爺「男殿が言いやすい状況に持っていっていけば男殿も」
お嬢「な、なるほど・・それは名案ですわね」
お嬢「まったく殿方ときたら・・・私だって恥ずかしいのに」
お嬢「それじゃあ早速作戦会議です!自宅に戻りましょう」
爺「はい。かしこまりましたぞ」
爺「おい。おい」
爺「お嬢様がターゲットに近づいた」
黒服『は!』
爺「これはまたとないチャンスだ」
爺「お嬢様は昔から大の男嫌いだったが・・」
爺「なぜかターゲットには心を開いておられる」
爺「あのお嬢様がだ」
爺「なのでわれらが何としてでもターゲットとくっつけ
爺「世継ぎを生んでいただく」
黒服『はい!』
爺「それでなければ、われらがご主人様の跡継ぎがいなくなってしまう」
爺「なんとしてでもターゲットとご結婚していただくのだ。わかったな」
黒服『一同。心得ております』
男「ただいまただいま」
姉「・・・」ムス
男「姉さん。ただいま」
姉「・・・」
男「姉ーさん?帰ったよ?」
姉「ああ・・そうですかー」プイ
男「もうーどうしたのー不機嫌だねー」
姉「べっつにーお姉ちゃんはいつもどおりよ」
男「じゃあ何で怒ってるのさー」
姉「だってお姉ちゃん男君嫌いだもん」
男「えーどうして?」
姉「うーわかってるくせに」
男「わかんないよぉ。怒らないで?」
姉「だって!だって!だってね。」
男「うんうん」
姉「男君お姉ちゃんとのご飯断っちゃうんだもん」
姉「お姉ちゃんね。あれだけが毎日の学校の楽しみなんだよ?」
姉「それなに男君。お姉ちゃんの楽しみとっちゃって」
姉「今日はぜんぜん学校楽しくなかった!」プイ
男(あーそのことか)
男「姉さん怒らないでよ」ダキ
姉「ん・・・・」
姉「お姉ちゃんね。怒ってるの」モジモジ
姉「そんな抱っこだけじゃ、まだまだ全然怒ってるのやめないから」
男「んーじゃあほっぺにチュウは?」
姉「んー」
姉「じゃあ・・・まぁ・・してみてよ」
男「それしたらやめる?」
姉「んーどうだろ。わかんない」モジモジ
姉「でも試してみてよ。もしかしたらうまくいくかもしれないよ?」
男「えー怒るのやめないんだ。じゃあしないかなー」
姉「・・・・え」
男「あーわかったするからするから」
男「いちいち泣かないで」
姉「い、いちいちとかいうなぁ!」ホ゜カ
男「わかったわかった。ごめんねえさん」
姉「もう・・・」
姉「じゃあ、早く早く!」
男「はいはい」
チュ
男「zzz」
姉「んふふー」
男「zzz」
姉「かわいく寝てるなぁもう」
姉「そんなに無防備だと、お姉ちゃん襲っちゃうぞー」
男「zzz」
姉「男君。かっわいいー」ナデナデ
姉「あ、そういえばお昼のこと聞きそびれちゃった」
男「ん・・・・姉さん・・・」
姉「まっいっか」
男「zzz」
姉「んー男君」スリスリ
姉「ずっと一緒にいようね。男君」スリスリ
やっぱ平日にスレ建てするもんじゃねーな。
ちょっとノーパソの電源やばい。だれかスレ頼んだ
落ちたら今日中に建なおしまっす
かきますね
お嬢「男!学校に行きましょう」
男「はぁ?」
お嬢「あなたは耳が悪いの?いつも聞き返しますけど」
男「いや、聞こえていないわけではないのだ」
お嬢「そうじゃあいいじゃない。はい乗って車」
姉「男君ーどうしたのー」
男「あ、姉さんはいいから、部屋言ってて?」
姉「ああ、お客さん?」
男「そう学校のね」
姉「そっか。じゃあお姉ちゃんお着替えすましちゃうからね」
男「はいはい」
お嬢「今のは・・姉先輩よね?生徒会長の」
お嬢「ふーん。やっぱり一緒に住んでるのね」
男「なんだそらどういう意味だ」
お嬢「いや挨拶もしておきたかったんです。」
男「何の挨拶だ?」
お嬢「それは・・その」ゴニョゴニョ
お嬢「まぁいいです!早く乗りなさい」
男「俺は車では学校は行かないぞ?」
お嬢「は、はぁ?わたくしが誘ってるんですよ?」
お嬢「もう一度言います。」
お嬢「わ・た・く・しが!直接、誘ってるんですよ?」
お嬢「まぁ今の発言はまた照れてしまっての発言として聞き流してあげます」
お嬢「2度はありませんよ?さぁいきましょう男」
男「いや、俺も2回言うけどさ」
男「だから行かないって」
お嬢「な・・・な・・・な・・・」
お嬢「なんて無礼な!!わたくしが・・誘っているのに・・」
男(ああ、もう何なんだこの子は)
お嬢「信じられません!わたくしが頼んでいるのに・・」
お嬢「こ、このわたくしが、人に頼み事をしてるんですのよ?」
男「そ、そんなことはわかってるけどさ・・」
男「それでも、いいよ」
お嬢「あ、ああああ」
お嬢「頭が痛くなってきました・・」
爺「お嬢様」
爺「おい!」
黒服「は!」
爺「すぐにお嬢様を医療チームにの元へ運べ!今すぐだ!」
黒服「は!かしこまりました!」
フ゛ゥンー
男「・・・」
男「本当なんだったんだいったい」
男(少しやっかいなことになったなぁ)
姉「あれ?男君学校の友達行っちゃった?」
男「うん」
姉「まさか女の子?」
男「え・・あ・・」
姉「ふふ。そんなわけないっか」
姉「じゃあ男君。いきましょ。がっこ」
男「うん」
姉「男君と登校~♪」
男「へ、変な歌、学校近づいたらやめてね?」
お嬢「い、いったい何がおきてるのでしょう・・」
お嬢「わたくしが・・・このわたくしが人にお願いしてるんですよ?」
お嬢「そ、それなのに・・それなのに」
お嬢「こ、こ、断られるなんてそんな」
お嬢「ああ、まだ頭がいたい・・・」
爺「どうやら、男殿の照れ屋は筋金入りですね」
お嬢「本当ですよ・・・いい加減にしてほしいですわ。こんなの」
お嬢「ああ、地獄の業火で焼かれている気分」
爺「お嬢様・・そこまでおつらいのですね」
お嬢「ええ・・まるで世の中の理屈がひっくり返ったみたいで・・」
爺「どうやら、男殿の照れ屋は筋金入りですな」
お嬢「本当ですよ・・・いい加減にしてほしいですわ。こんなの」
爺「では、そうですね・・・こういうのはいかがでしょう?」
お嬢「・・・」
お嬢「こ、このわたくしがそこまでやるんですか?」
お嬢「わたくし、そんなこと嫌です」
爺「ですがお嬢様。これは男殿と二人っきりになれるまたとないチャンスですぞ?」
お嬢「そ、そうかしら?」
爺「そうです・・」
お嬢「・・・ふん・・わかりましたわ」
お嬢「わかりましたわかりました」
お嬢「こうなればやってやろうではありませんか」
爺「おお!お嬢様雄々しくて素敵ですぞ」
お嬢「ふふん。そうです私は雄々しくて・・」
お嬢「雄々しい?」
爺「まぁこれで男殿との距離もぐっと縮まりますぞ!」
お嬢「・・・」
お嬢「まぁそうですね」
お嬢「これほどの距離の近さになれば男でも照れた。ではすみませんわね」
キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン
男「はぁ今日も学校終わり終わり」
男友「今日も今日とて長かったなぁ」
男友3「なぁ男君。僕とこれから遊ばないか?」
男「いやだよ。バイトに行くんだから」
男友3「バイトぉ?」
男友3「まぁまぁいいじゃないか~男君と遊んだことなんてないし」グイ
男「ちょっ!お前!マジ離せよ!」バッ
男友3「・・・」
男友「あれ?そういやお前バイトなんてしてたんだ」
男「そういえば言ってなかったな」
男友2「何のバイトしてんだ?」
男「まぁ飲食関係だよ。思ってたより大変だけど結構楽しいんだ」
店長「はい。新人さん挨拶して」
お嬢「新しく入ったお嬢です。どうぞよろしく」
男「・・・・」
店長「それじゃあ・・・新人さんは男に教わってくれ」
お嬢「はい。わかりました」
お嬢「男さん。新人ですがよろしくお願いします」
男「あ、ああよろしく」
店長「じゃあ、後よろしく~」
男「はい。」
お嬢「ごきげんよう」
男「・・・」
お嬢「・・」
男「それで?これは?」
お嬢「どういうことって。見てわかりません?」
お嬢「アルバイトですよアルバイト」
男「いやそんなことはわかってるんだよ」
男「俺が言いたいのは・・・ああもう」
お嬢「まぁわたくし、アルバイトで小金稼ぎなどしなくとも財力はありますが」
お嬢「まぁあれです。人生経験ですよ人生経験」
お嬢「社会に出たときバイト経験もないのでは大変かな・・と」
男「・・・」
お嬢「なによ?その目は。そんなにわたくしに見とれてどうしました?」
男「いや、見とれては居ないよ」
男「まぁ入ってしまったものはしょうがない」
男「じゃあ新人は・・ほら、そこの皿、全部洗っておいて」
お嬢「う・・・」
男「おい・まさか・・」
お嬢「な、なによ!できるわよ」
男「そうだよな?できるよな」
お嬢「でも・・何かすごい量ですね・・」
お嬢「いったいここに来る人たちは何人家族なのか・・」
お嬢「それとも大食らいなのかしら」
男「いやいや、飲食店なら当たり前の量だから」
男「それに、嫌なのか?人生経験だろ?」
お嬢「う・・そうですよ。人生経験です」
男「そうだよな?それなら・・」
お嬢「わかりましたよ。やれば良いのでしょう?」
男「そうそう」
お嬢「わたくし、このくらいの仕事はちょちょいとかたづけて見せます」
お嬢「ところでお皿ってこの石鹸で洗えばいいのかしら?」
男「・・・・」
客「おーーーいこっちの注文いつになったら聞いてくれるんだ?」
お嬢「は、はいただいま」
お嬢「なんで私があごで使われなくてはいけないのです」ブツブツ
客「あ?なんか言ったか?」
お嬢「い、いえなにも」
客「お前客を馬鹿にしただろいま?」
お嬢「い、いえわたくしは、そんな」
客「あー怒っちゃった俺怒っちゃったよ」
お嬢「なによ?何も言ってないって言ってるじゃありませんか」
客「あ!はいはい。来ましたその態度」
客「俺お客さん。あなた店員」
客「あーやばいよこれ。俺腹立っちゃうわーあーやべー」
男「お客様。どうかなされましたか?」
客「は?どうもこうも、この小生意気な店員態度、悪すぎだろうが」
客「てめーらはどんな教育してんだ?」
客「おれ、切れちゃってさやばいよ?」
客「訴訟起こしちゃおっかなぁマジで」
お嬢「わ、わたくし・・別に・・」
客「あ!!なんだこら!!」
お嬢「わ・・わたくし・・」
お嬢「・・」プルプル
男「お客様不快な気持ちになられたのなら申し訳ありませんでした」
男「以後、私が責任を持って教育させていただくのでどうか、ここは・・」
男「申し訳ありませんでした」
客「・・・」
客「ふーん。まぁ」
客「っち。まぁ許してやってもいいかな」
客「っす。じゃーな」
お嬢「・・」プルプル
男「・・」
男「お嬢」
お嬢「・・・」
男「確かに愚痴をこぼした君も悪いのかもしれないけど・・さ」
男「でもがんばってるよ。」
男「気にスンナ。今のは客も悪いんだ」
お嬢「わたくし、こんなには腹がったったの・・」
お嬢「なぜあそこまで言われなくては・・」
男「・・・」
男「おう。わかってる。よく我慢したな」ナデナデ
男「お前ががんばったのは俺が認めるよ。」ナデナデ
お嬢「え・・・」
男「ん?どうした?」
お嬢「あ・・あの・・・」
お嬢「あ、頭・・」
男「ん・・ああごめん!」
男(姉さんをあやしてる癖が)
お嬢「・・・うん。」
お嬢「き、気にしてません・・大丈夫です・・」
お嬢「あーーー今日は疲れましたわーー」
お嬢「何でこんなこと私がしなければ・・」
お嬢「バイトの今日限りで・・・」
男「おい、お嬢」
お嬢「!!!」
お嬢「あ、男。いるんなら、いる。っていいなさいな」
男「んごめんごめん」
男「お前今日さ以外にがんばってたからさ」
男「でも姉さんの方が好きだな」
お嬢「え」
男「姉さん大好き」
姉「私もよ男」
end
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