幼馴染「大好きです」男「はは、めんご」幼馴染「は?」 (179)

~河川敷~

男「わりぃわりぃ、実はさ、俺彼女要るんだわ」

幼馴染「は?は?は?」

男「ははは、てかさ、幼馴染同士付き合うとか無いから。ゲームや漫画じゃねーんだぞ」

幼馴染「………ふひっ」

男「それに学校も別々だしよ。残念だわぁ、中学の時に告白してくれたらOKだしたのによぉ。実はお前の事好きだったんだけどな」

幼馴染「いひっ……はひっ」

男「まっ!そゆことで俺は帰らせていた

幼馴染「まぁああぁああぁぁああ!!」バキィ

男「ぷっ"?!いっつぁぁ、な、なにす

幼馴染「んがっみぃやあ"ぁおわぁああ"あ"ぁあ!」ドカッベキッバキッ

男「みゃああぁあぁあ」

~妹の部屋~

妹「で、そんな顔になったと」

男「はひ…」

妹「馬鹿なの?」

男「俺は本当のごどをいっだだけだ…」

妹「断るにしても言い方ってのが有ると思うんだけどなぁ……はい、冷えピタ貼り終わったよ」

男「あーくそ、あのアバズレがぁ…なにも殴る事無いだろ」

妹「……でさ、お兄ちゃんの彼女さんって誰なの?」

男「秘密のアッコちゃん」

妹「あ、そう…」

妹「すぐそうやって否定して、自分の気持ちに素直にならずに」
幼馴染「な、何よ……。妹ちゃんだっておんなじなくせに」
妹「はは……それは否定できないけど」
幼馴染「だけど何かあったからってやって来て自己主張されても困る。幼なじみの立場に安閑として」
幼馴染「な、何のこと?」
妹「……わかってるくせに」
妹「幼なじみなのをいいことに、お兄ちゃんとヌルく仲良くして、いざライバルが現れたら焦るなんて、そんなの怠慢ってものだろ」
幼馴染「………………」
幼馴染「…………妹ちゃんだって、男君の妹でしょ?あたしなんかより、よっぽどつながり深いじゃない」
妹「たしかに私は妹だ。けど、お兄ちゃんからずっと離れてた」
妹「幼馴染はそれまで、1人でお兄ちゃんのこと独占してただろ」
妹の「それなのに、そのときに何もできなくて、私が帰ってきて、他の連中も現れて、そんなときになって文句言っても遅い」
妹「自分がどれだけアドバンテージあるかわかってるの」
幼馴染「うっ……」
妹「だから、いい加減はっきりさせてほしいんだ。自分の気持ちをごまかすんじゃなくて」
妹「お兄ちゃんのこと、どう思ってるのか」
妹「お兄ちゃんにアタックするならアタックする、諦めてただの幼なじみに戻るなら戻る、はっきりさせてくれ」
妹「私は、もうちょっと、フェアにいきたいんだ」た

~男の部屋~

男「あいててて、奥歯全部吹っ飛んじまった…」

男「くそっ!俺の大好物のポテトチップスが食えねぇよ」バリバリ

男「あいだー!切れたよ!口の中切れたぁああ!」

男「くそ、くそくそくそ……夕飯まで時間有るんだし寝てよっと」

バサッ

幼馴染「やっほ~」

男「う、あ…」

幼馴染「殴り足りなくてさ、来ちゃった☆」

男「ぁ、ぁぁっ.ぁっ」

幼馴染「カオナシのモノマネ上手だね!さっ、まだまだいくよー!」

ドカッベキッバキッボコッ

男「んぎぃやぁああぁぁああ!!」

ガチャ

妹「お、お兄ちゃん?!」

幼馴染「あっ、お邪魔してます」

男「ヒューヒュー」 ピクピク

妹「あっ、どうもお邪魔されてます……って、どうしたんですか?」

幼馴染「ん?ちょっと男を殴り足りなくてね、来ちゃったの」

男「た、たすけっ……て…」

妹「……すみませ~ん、私、今からお兄ちゃんとお風呂入るので貸して貰えませんか」

幼馴染「そう……分かった。上がったらすぐ連れて来てね」

妹「は~い!さっ、行くよお兄ちゃん」

男「ぐ、ぐふぇ…」

~浴槽~

妹「……で、どうすんのアレ。只のキチガイじゃん」

男「ごほっ!げほっげほ!」

妹「あぁお兄ちゃんってば、浴槽に吐血は駄目だよお母さんに言われるよ?」

男「し、死ぬ……あの部屋に戻れば間違いなく死ぬ」

妹「そうさせない為にわざわざお風呂場で作戦考えてるんでしょ?」

男「……ごほっ!げはぁ!」

妹「あーもう……お母さんには生理が来たからって誤魔化しとかないと」

男「死にたくない死にたくないまだ死にたくない"ぃ"い"」

妹「もうさ、付き合っちゃえば?」

男「あいつとか?!無理無理無理!絶対に無理!」

妹「けどさ、そうでもしないと幼馴染さん、本当にお兄ちゃんを殺すつもりなんじゃないかなぁ」

男「うぅ…」

妹「その彼女さんと別れるのは辛いかもだけど、命には変えられないよね?」

男「そうだけどさ……」

妹「……そんなに幼馴染さんと付き合いたくないならさ、私が一肌脱いであげよっか?」

男「いま全裸じゃん」

妹「突っ込みはいりません……で、どうすんの?」

男「助けてシスター」

妹「じゃあ宿題手伝ってね?手伝ってくれるならどうにかしてあげる」

男「OK包茎、取引成立だ」

~男の部屋~

ガチャ

妹「どうも~」

男「……」ビクビク

幼馴染「遅い~、遅過ぎて家からメリケンサック持って来ちゃったじゃ~ん」

妹「……あの、幼馴染さんに言っておきたい事が有るんです」

幼馴染「ふえ?なにかななにかな」

妹「これ以上、私の彼氏に手を出さないで欲しいんです」

幼馴染「……は?」

妹「私達、付き合ってるんです。さっきだってお風呂場で赤ちゃん作ってたので遅くなりました」

幼馴染「はい?」

妹「彼氏が傷付く姿を彼女が見過ごす訳には行きませんから。だからこれ以上お兄ちゃんに近寄らないで欲しいんですよこの雌豚が」

幼馴染「ほ~ん……そっか、そっかそっかそっか」

幼馴染「……外、出ようか」

妹「はい」

バタン

男「い、妹の奴、大丈夫なのか…?」

男「幼馴染に勝てるのか?今すぐ止めに行った方がいいんじゃ無いのか…」

男「そ、そうだよ!早く止めにい

「ぎゃあぁああぁぁぁああ!!!」

男「……」

ガチャ

妹「ふぅ……お兄ちゃん、もう大丈夫だよ」

男「お、幼馴染は…?」

妹「へ?うん。とりあえず左手を折って右足を曲げただけだから安心して」

男「お、おう…」

妹「……?どしたのお兄ちゃん、そんなに私の事じっと見てさ」

男「いや、お前は大丈夫なのか?」

妹「まぁねぇ、これでも6年間空手やってたから。とりあえずコンクリートに何度も何度も何度も叩きつけてあげただけだよ」

男「さすがだな!け、けど幼馴染に攻撃され

妹「受け身とったから平気」

男「空手って凄いんだな」

妹「伊達に白帯じゃないからね。さっ、宿題手伝ってよ」

男「おぉ、任せろよ」

妹「……(お兄ちゃんの彼女って誰なんだろうなぁ、こんな適当な人だからしっかりした彼女さんなんだろうけど)」

妹「一目あってみたいなぁ」

男「ん?なんか言ったか」

妹「え?なんでもないよなんでもない」

~外~

幼馴染「があ"っぎっぎひぃ」ピクピク

幼馴染「かはっ!」ビチャ

幼馴染「はぁはぁ…ぁっ……はっはぁ」

幼馴染「うぅぅ、身体が痛い…くうぅ、コンクリート効くうぅ」

幼馴染「妹ちゃんがあんなに強かったなんて知らなかった……と、とにかく今は家に帰って身体を休めないと…」ヨタヨタ

幼馴染「今が5時でしょ?10時位にまた侵入しよっと……ぐふふ」

幼馴染「もう私無しじゃ生きられない身体にしてやんよ……私を放ったらかしにしといて実の妹と付き合うなんてね」

幼馴染「あっはっあははは!近親相姦は犯罪なのにねー!絶対絶対許さない」

幼馴染「私の素晴らしさを存分に味合わせてあげるからね……ふふ」

男「な、なぁ妹」

妹「うん?なーにお兄ちゃん」

男「俺もさ、強くなりたいんだ」

妹「ふ~ん。お兄ちゃんってその辺の小学生にも喧嘩で負けそうだもんね」

男「だから俺に空手を教えてくれよ!幼馴染くらいボコボコに出来るくらい強くなりたいんだ!」

妹「無理無理、お兄ちゃんに空手は早いよ」

男「6年間白帯の落ちこぼれにだけは言われたくねーよ」

妹「うっ……し、白帯だけど強いもん」

男「証拠は?」

妹「……わかった、思い切り殴ってみてよ」

男「はぁ?いいのか?」

妹「うん、思い切りね」

男「……あっ!!」

妹「へ?どうし バキィ

男「避けないのかよ」

妹「で、今のが全力なの?」

男「!?き、効いて無いのか…お、俺の不意打ちパンチが」

妹「受け身とったからね、ノーダメージなんだよ」

男「受け身ってすげぇ……な、ならよ!せめて受け身だけでも教えてくれよ」

妹「受け身を?う~ん、お兄ちゃんには無理だと思うけど」

男「このまま幼馴染に怯えるのは嫌なんだ!だから頼む!!」

妹「……そこまで言うなら教えてあげるけど」

男「!やったー!これであのアバズレに怯えなくて済む!」

~PM10時~

男「ぐーぐー」

パリーン

幼馴染「むふふふ、可愛い寝顔ですなぁ~。二階だからガラス破って侵入するしか手が無いのが面倒臭かったけど…もひひ」

幼馴染「とりあえず手足を縄で縛ってっと……ふんすっ!」ギチギチギチ

幼馴染「よしよし、じゃあ男が起きる様にキスしてあげないとね~」グッ

幼馴染「私の拳と~、男のプリティで天使の様な唇を~……」

幼馴染「チュー!!!」バキィ

男「んあ……」

幼馴染「おはようおはよう!(あへ?歯の2、3本は吹っ飛ぶかと思ったんだけど…)」

男「あぁなんだ、ブサイクか」

幼馴染「……かっちーん」

ドカッベキッバキッ

男「欠伸が出るぜ」

幼馴染「えっ…?な、なんで効いて無いのかな」

男「受け身だよ受け身、受け身さえあればこんな縄なんて……」スルスル

男「効果無しだ」

幼馴染「あっ、せっかく持ってきたのに……」

男「受け身さえあれば、お前をな」グッ

幼馴染「きゃっ!顔を近づけて何するのかな、かな!」

男「おうりゃ!」ブンッ

幼馴染「んあぁああぁあ!!」ヒュウゥウゥ

ベチッ

男「よし、外に出した事だし。明日に備えて寝よっと……おやすみ」

男「……すぅ…すぅ」

~翌朝~

妹「ふわあぁぁあ」

男「おはよう妹、今日もえくぼが可愛いな」

妹「あっ、おはようお兄ちゃん」

母「ほら、早く顔を洗って来なさい。ご飯もう出来てるわよ」

妹「ふわ~い……でさ、昨日はどうだった?」

男「妹の指導のおかげで幼馴染を撃退出来ました」

妹「そっかぁ~、うふふ、良かったねお兄ちゃん」

男「あぁ、お前のおかげだよ!今度ピンク色のホテルに連れてってやるからな!」

妹「期待しないで待ってま~す」スタスタ

~通学路~

友「おっす!」

男「あぁ、おはよう」

友「うへへ」

男「ん?なんだよ、朝から気持ち悪いな」

友「見てくれよ!昨日さ、ミリオタの姉ちゃんからAK47貰ったんだ!」

男「……エアガンだよな?」

友「当たり前だろ?!ほら、こうしてマガジンに弾をこめて、引き金を引いて」ガチャ

友「へへっ、試しにあそこの電柱をっと……ちょいな!」

ズバアァァアン

男「……」

友「……これ、本物だわ」

男「す、捨てろよ」

友「そんな事したら姉ちゃんに殺される…学校に持ってくよ」

男「バレるなよ…」

ヤン娘「おっ、よ、よう」

男「おはよう、あのさあのさ、聞いてくれよ!」

ヤン娘「な、なんだよ…ちけーよ馬鹿」

男「俺さ、強くなったんだぜ?!今ならヤン娘にだって負けない自信がある!」

友「えーっと、どうせなんだし弾を抜いとか無いとな……あれ?マガジンが抜けない」ガチャガチャ

ヤン娘「俺より?ははっ、笑わせんなよ。女だからってその辺の野郎には負けないっての」

男「だったら照明するから本気で俺を殴れ!」

ヤン娘「な、殴る?……いや、流石にお前は殴れねーよ…」

友「うーん、取れねー」ガチャガチャ

男「だから強いなったんだって!だから遠慮しな ズバアァァアン

友「おうわっ!暴発して委員長撃っちゃった!」

委員長「……」ピクピク

ヤン娘「……じゃ、じゃあ殴る以外で良いか?」

男「おう!(ふふっ、絶対ビックリするぞ!なんたって俺には受け身が有るんだからな)」

ヤン娘「……」ギュゥウゥウ

男「も"っ"?!」

ヤン娘「ふ~ん、溜まってんだな。パンパンじゃねーか金玉」ギュゥウゥウ

男「ほお"っ"ごっ"?!(ま、まずい…う、受け身が取れにゃひぃい)」ピクピク

友「委員長ー!だ、大丈夫かぁ!!」

委員長「いきなり撃たないでください…メガネが無かったら即死でした」

友「ご、ごめん!まさか暴発するとは思わなかったから!」

委員長「もう……じゃあ一緒に登校してください。それで許してあげますから」

友「うん!そんなんで許してくれんなら喜んで登校するよ!」

ヤン娘「……で?もうギブアップか?」

男「は、はひぃ…ぎぎ」

ヤン娘「なんだよ全然強くなってねーじゃねーか」

男「金玉を握るなんて卑怯だぞ…」

ヤン娘「喧嘩に卑怯もクソもねーんだよ。はーあ、期待させやがって」

男「あやうく射精するとこだった」

ヤン娘「しゃっ!?ばばば、馬鹿!んな恥ずかしげもなくそんな事言うんじゃねーよ!」

男「……(可愛いな)」

ヤン娘「か、可愛いとかいうんじゃねーよ!お、俺は女だが男のつもりなんだよ!ば、ばーか!」

男「……(心読んでんじゃねーよ)」

ヤン娘「わ、悪いかよ!う、うぅ……ば、ばーかばーか!」タッタッタ

友「へぇ~、このメガネ防弾仕様なんだ」

委員長「えぇ、お父様がいつマフィアに襲われても良い様にと」

友「すっごいなぁ、流石委員長だ」

委員長「別に、すごくありません…」

~教室~

DQN「なぁ、巨乳ちゃんって可愛くね?」

男「え?あ、あぁ……確かに可愛いな」

DQN「ちょっとおっぱい揉んでくるわ」スタスタ

男「あっ、おい!……あーあ、巨乳ちゃん、男性恐怖症なのに」

巨乳娘「な、なんですかぁ…?」

DQN「おっぱい揉ませて」

巨乳娘「ひ、ひぃいいいん!」タッタッタ

DQN「チョマテヨ」

巨乳娘「ひやぁああ!か、身体が動きませーん!」

DQN「うほー、柔らけー」 モミモミ

巨乳娘「や、やめてくださーい!」

DQN「もう巨乳じゃなくて魔乳だよ魔乳」

巨乳娘「わ、私魔女じゃありませーん!」

男「良いよなぁDQN、あのチョマテヨって反則級だろ。身体を動かせなくするとか」

~屋上~

忍者娘「……」

男「ほら、1時限目が始まるから迎えに来たんだよ。ほら、俺今日日直だから」

忍者娘「必要無い」

男「必要無いって……授業くらいちゃんと受けようぜ?」

忍者娘「……帰って」

男「家に?いやいや、早く行こうぜ」

忍者娘「行かない」

男「我儘言うなよ、ほら、行くぞ」

忍者娘「近づいたら斬る」

男「……」スタスタ

忍者娘「……」ザクッ

男「ほら、行くぞ」

忍者娘「?効いてない」

男「受け身舐めんなよ」

忍者娘「離して」

男「離さない、授業に遅れるだろ」

忍者娘「必要無い」

男「必要無くない」

忍者娘「ひつ、よう、ない」

男「コミュ症ぼっちの分際で我儘言うなよ」

忍者娘「酷い…」

男「なんで高校生にもなって忍者のコスプレなんてしてんだよ、だからぼっちなんだろうが」

忍者娘「コスプレじゃない…」

男「分かったから、ほら、行くぞ」

忍者娘「必要無い」

男「……単位取れなくて2年から上がれずにいる19歳が何ほざいてんだよ」

忍者娘「……」

男「さっ、行くぞ」

忍者娘「サボる」

男「……」

忍者娘「ニンニン」

男「分かったよ分かりましたよじゃあサボれよ!俺は行くからな」

忍者娘「ぼっちは辛い」

男「……知らねーよ、他人と接しないアンタが悪いんだろ」

忍者娘「忍びは忍ぶ者、友の手は借りない」

男「2人組作って~」

忍者娘「!!」ピクッ

男「……お、またお前が残ったのか。じゃあ先生と組むぞ」

忍者娘「トラウマ…」

男「ほら、だったら授業受けに行くぞ」

忍者娘「……分かった」

~教室~

ザワザワザワ

「出たwコスプレ忍者www」
「螺旋丸やってみてよwwwww」

忍者娘「……」

友「ほえ~、まさか忍者娘さんを連れてくるなんて凄い事やるなぁお前」

男「日直だからな」

DQN「お前等、いい加減にしろよ!」

生徒「え?な、なにがだよ」

DQN「忍者っち嫌がってんだろうが!やめてやれよ!」

生徒「べ、別に良いだろ!お前には関係無いだろ!」

DQN「自分の心からやりたい事を、どれだけ自分の中に持ち続けられるかが大事なんだろ!お前等モブが他人の趣味に口出してんじゃねーぞ!」

忍者娘「……(惚れそう)」キュン

ヤン娘「うっわ、あの人案外チョロいんだ」

委員長「DQNくんの言う通りよ、モブは黙ってオナニーでもしてなさい」

生徒「……くそっ」タッタッタ

男「おい、どこいくんだよ?!授業始まるぞ」

生徒「オナニーに決まってんだろ!」バタン

DQN「……大丈夫か?」

忍者娘「大丈夫、問題無い」

DQN「そっか、なら良かった……それでよ、一つ頼みが有るんだ」

忍者娘「??」

DQN「螺旋丸、出来るのか?俺、NARUTO大好きなんだよ!」

忍者娘「……」シュインシュインシュイン

DQN「うおーすげー!マジで螺旋丸だ!すっげぇ!」

忍者娘「……(嬉しい)」

ヤン娘「あいつチョロ過ぎだろ」

~食堂~

男「う~ん、昼休みだけど、何食べよっかなぁ」

ヤン娘「……んだよ、お前がいんのかよ」

男「おっ、ヤン娘じゃん。どうせなら一緒に食べようぜ」

ヤン娘「?!ば、ばーか!誰がお前と一緒に食べるかよ!」

男「……(本当は一緒に食べたいんだろうな)」

ヤン娘「ん、んなわけねーだろ!お、俺はただ、そ、その…」

男「……(反応がいちいち可愛いんだよなヤン娘って)」

ヤン娘「かわっ?!ば、ばーか!」タッタッタ

男「あっ!食べないのかー?!」

男「あーあ行っちゃった……おばちゃん、スープカレーお願い」

ババァ「あいよ、ちょっと待っててね」

男「ここのスープカレー美味しいんだよな」

~グラウンド~

イケメン「……」

女子生徒「??」

イケメン「……」イケメンスマイル

女子生徒「!!だ、抱いてください!」

イケメン「ははは、困ったなぁ」

男「お~お~、あいつまた後輩喰っちまうのか」

友「良いよなぁあいつは、俺もなんか超能力欲しいな~」

男「俺だって欲しいわ、どうせなら強力なやつを」

友「お前は受け身があるじゃん。俺なんてミリオタの姉ちゃんからエアガン借りれるだけなんだぜ?」

男「可愛いな姉ちゃんが居る時点で勝ち組だろ、俺なんて未だに一緒に風呂入ろうと誘ってくる空手馬鹿な妹だぞ」

友「いや十分勝ち組だろそれ」

~正門前~

先生「ん、どうしたんだい」

?「ちょっと良いですか?」

先生「?その制服、確か隣の

ドカッボキッベキャ

先生「……」ピクピク

?「ふぅ、これで心置きなく入れるかな」バサッ

幼馴染「待っててね男、いや、ダーリン!私無しじゃ生きられない身体にしてやるんだから!」

幼馴染「……っと、その前にこの格好はマズイよね。ここの生徒の服を……ん?」

巨乳娘「うふふ、お花さん、美味しいですか私の母乳」チョロチョロ

幼馴染「ぷぷぷ、ターゲットはっけぇぇん」

巨乳娘「ふえ?どち

メキメキメキ……ボキン‼

巨乳娘「ひいぃいぃぃいいん!!」

~屋上~

忍者娘「邪悪な気配を感じる」

忍者娘「恐ろしく純粋で、酷く汚れた心の持ち主……どうしよう」

忍者娘「誰かに……友達居なかった」

忍者娘「……」ズーン

~グラウンド~

友「ん?なぁ男」

男「へ?どうしたんだ」

友「いや、正門の方からこっちに向かって走ってくる奴が居るんだけどよ」

男「ん~?」

ドドドドド

幼馴染「ダーリィイィィイィン!!」

友「誰アレ」

男「……逃げるぞ」

友「え?」

男「いいから逃げるぞ!」タッタッタ

友「あっ、おい!まっ」ドテッ

男「!?馬鹿!なに転んでんだよ!」

ドドドドド

幼馴染「ひぃいぃいはぁああぁあ!ダーリンの匂いが媚びりついてるお前をぶっ殺してやるっふぅううう!!」

友「うわっ、うわぁああぁあ!!」

ズバアァァアン‼

幼馴染「ひぎぃっ"!!」ゴロゴロ

友姉「……」

友「ね、姉ちゃん!?な、なんで学校に居るんだよ!」

友姉「ごめんなさい。けど、弟に危害を加えようとしてたからつい…」

友「……姉ちゃんが持ってるソレ」

友姉「ウィンチェスターM70……大丈夫、エアガンだから」

幼馴染「ぎゃぁあぁあ"!あ、足がぁ"あ"あ"!!」

男「足から血が出てるぞ…」

友姉「違った、ガスガン……こんにちわ」

男「こんにちわ。って!ガスでも血は出ないと思うんですけど」

友姉「……」

男「街中で発砲って、下手したら捕まりますよ?」

友姉「弟の命には替えられない、弟の為なら喜んで豚小屋に入る」

友「そ、そこまでしなくていいからさ……ま、まぁとりあえず、ありがとう」

友姉「お姉ちゃんは何時でも側に居るからね」スッ

男「……お前の姉ちゃんってさ、昔からあんなんだったっけ?」

友「3年前に傭兵部隊に入った頃からかな…去年帰ってきた時にはあんなんだったよ」

ヤン娘「……なぁー!誰だよこいつ」

男「ヤン娘?あぁ、そいつなら無視してていいぞ」

幼馴染「……」ムクッ

ヤン娘「!!おい、足ケガしてんじゃねーか!大丈夫かよ」

幼馴染「触んなゴミムシ」

ヤン娘「……あん?」

幼馴染「お前からもダーリンの匂いがする……だから殺してあげる、さっきの母乳みたいにね」

ヤン娘「母乳…?つーか、助けてやろうと思ったのになんだよその態度、売るなら買うぜ」

幼馴染「500円ね」

ヤン娘「安いな……はい」

幼馴染「!!(馬鹿が!ボディがガラ空きなんだよぉぉおぉ!!)」ブンッ

ヤン娘「だと思ったわ」ヒラッ

幼馴染「!?(嘘、躱された?)」

ヤン娘「あはは、俺さ、ちょっとだけ強いよ」

幼馴染「ふーん、ちょっとね…(この糞マンコが、調子に乗りやがって)」

ヤン娘「糞マンコで悪うござんした……ほら、掛かってこいよ」

幼馴染「……(右ストレートでぶっ飛ばす右ストレートでぶっ飛ばす右ストレートでぶっ飛ばす)」

ヤン娘「……(カウンターで合わせるか)」

幼馴染「えんだあぁぁああぁぁあ!!」ブンッ

ヤン娘「いや~っと」

バキィ‼

幼馴染「ぷふっ?!くふっ」

友「お~、さすが喧嘩最強のヤン娘」

男「凄いな、幼馴染の動きに合わせてカウンターって……俺でさえ受け身を取るだけで避けれないのに」

ヤン娘「ほらこいよ、口だけか?」

幼馴染「くっ、くっ……くっそがぁああぁぁああ!!(左アッパーと見せかけて右ハイキック!)」

ヤン娘「……」

ドカッボキッベキャ

幼馴染「……」ピクピク

ヤン娘「アンタ、早さは有るね。けど俺からしたらそれだけだ……相手が悪かったね」

男「ナイスだヤン娘ー!」タッタッタ

ヤン娘「おうわっ?!ち、近寄るんじゃねーよ馬鹿!」

男「ありがとう!本当にありがとう!」

ヤン娘「だあぁあ!顔近いから!な、殴るぞ!?」

友「やっぱあの二人ってお似合いだよな~、俺も早くいい感じの女の子作らないとなぁ」

ガサガサガサ

友姉「お姉ちゃんが居るからね」

友「うわっ!?きゅ、急に出てくるなよ、ビックリするだろ」

友姉「お姉ちゃんが居るからね」

友「いや、姉ちゃんとはちょっと」

友姉「……」ズバアァァアン‼

友「!?な、なんであの子を撃つんだよ!もう倒れてるだろ!」

友姉「ガスガンだから大丈夫………弟にはお姉ちゃんが居るからね」スッ

~屋上~

忍者娘「邪悪な気配が消えた…私の出番は必要無かった」

忍者娘「忍びの私が動くまでも無かったと言う事かな……ん?」

猫「にゃー」

忍者娘「……おいで」

猫「ふにゃー!」タッタッタ

忍者娘「逃げられた……」

忍者娘「……」ズーン

~グラウンド~

幼馴染「……ははっ…負けちゃった…」

幼馴染「悔しいなぁ、悔しいなぁ……悔しいのにさ、涙が流せないなんて……悔しいなぁ」

幼馴染「……力が欲しいよ、誰にも負けない力が…」ムクッ

幼馴染「……」スタスタスタ

~通学路~

男「やーっと終わったぁ!」

友「なんか今日は濃い一日だったよなぁ」

男「朝っぱらから本物の銃で委員長を撃つ奴が居たしな」

友「あ、あれはワザとじゃねーよ!それに委員長も許してくれたから良いだろ?!」

男「あはははは、確かに」

友「ったく、あんまからかうなよ」

男「それに、幼馴染もヤン娘がボコボコにしてくれたし。これで安心だな」

友「そういえばさ、巨乳ちゃん、正門前で殺されてたけど誰が殺ったんだろうな」

男「う~ん、DQNじゃね?」

DQN「俺じゃねーよ!俺は女に手を出した事無いんだよ!」

男「DQNなのに?」

DQN「かんけーねーだろ!」

友「ははははは」

~グラウンド~

巨乳娘「……」シーン

忍者娘「確か印はこうだった筈」

忍者娘「……穢土転生」

モワモワモワモワ

巨乳娘「う、ううん……あ、あれ?私、どうして」

忍者娘「大成功」

巨乳娘「あれ?もう夕方なんですかぁ?」

忍者娘「……」

巨乳娘「あっ、コスプレ忍者さん」

忍者娘「コスプレじゃない…」

巨乳娘「あのっ、私」

忍者娘「授業は終わった。あとは帰るだけ……またね」スゥッ

巨乳娘「ひっ!き、消えちゃいました……授業が終わった?なら帰らないと」タッタッタ

~男の部屋~

妹「お兄ちゃ~ん、勉強教え……なに読んでるの?」

男「ん?これだよ」

妹「誰でも出来る超能力?」

男「うん、俺も超能力が欲しいなって思ってさ」

妹「ふ~ん、別に超能力なんか無くったって大丈夫だと思うんだけどなぁ」

男「お前は何か持ってんのか?」

妹「うん、まぁ一応」

男「おぉ!どんな能力なんだ?!」

妹「秘密のアッコちゃん」

男「えええ、教えてくれよ」

妹「へへっ、やだよーだ!さぁさぁ、勉強教えてよお兄ちゃん」

男「ちぇっ、わーったよ」

~友姉の部屋~

友「姉ちゃん、今日借りたAK47、返しに来たよ」

友姉「そこに置いといて」カチャカチャ

友「うん……相変わらず部屋中にエアガンが有るね」

友姉「整備が大変…だけどエアガンは良い」

友姉「見ているだけで落ち着く、触るとその子の癖が分かるから堪らない」カチャカチャ

友「……あのさ姉ちゃん、姉ちゃんってやっぱり超能力持ってるの?」

友姉「超能力…?うん、持ってる」カチャカチャ

友「おぉ!ど、どんな能力なんだ!?」

友姉「……引かない?」コトッ

友「当たり前だろ?どんな能力なんだ!?早く教え

友姉「弟の半径10m以内に瞬間移動出来る能力」

友「……」

友姉「やっぱり引いた…」

~路地裏~

幼馴染「……」

幼馴染「私に足りない物…男を思う気持ち?違う」

幼馴染「男の持ってるパンツ?違う…もう150枚は持ってる」

幼馴染「……今日、あの糞マンコに負けて分かった…私、弱いんだ」

幼馴染「自分が思ってるよりずっと弱いんだ……私は弱い、弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い」

幼馴染「嫌だ……嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ……嫌だ!!」

幼馴染「このままじゃ男に私の気持ちは伝わらない!このままじゃ男が振り向いてくれない!このままじゃ……このままじゃ私、死ぬまで一人だ」

幼馴染「……ん?なにこの草」

幼馴染「一本だけ変な形してる……なんだろう、なんか、不思議な感じ」

幼馴染「………持って帰って調べてみよっと!」ブチッ

~翌朝~

友「えへへ」

男「またエアガン借りたのかよ」

友「おう!PGM ヘカートIIだぞ!!姉ちゃんが一緒に寝てくれたら貸してくれたんだ」

男「昨日のと比べで随分とデカイな…」

友「昨日のは対人狙撃銃だったけど今日のは対物狙撃銃だからな!今日はエアガンだから」ガチャガチャ

男「違いがよく分からないけど、お前が幸せそうで良かったよ」

友「へへっ、委員長を驚かせてやるぞ……おりゃっ!」ガチャ

ズドバァアアン!!

委員長「……」ピクピク

友「うわっ!?姉ちゃんまたエアガンじゃなくて本物渡しやがった!!委員長ー、大丈夫かー!」

男「いつか捕まるぞあいつ…」

委員長「もう!だからいきなり撃たないでって言いませんでした?!」

友「わ、悪い悪い…」

委員長「まったく、コンタクトレンズを付けて無かったら死んでたんですよ?」

友「ごめん、そのかわり今日は手を繋いで登校するから許してよ」

委員長「!?ま、まぁ貴方がそこまで言うなら……」スッ

友「なはは、本当にすまんな」ギュッ

男「……あいつ等めちゃくちゃお似合いなのになんで告白しないのか不思議でやれないわ」

ガサガサガサ

友姉「ターゲット確認、排除開始」ガチャ

男「!!や、やめてくださいよ!バズーカなんてぶっ放したら友まで木っ端微塵になっちゃいますから!」

友姉「……泣きそう」

男「そりゃ気持ちは分かりますけどここは堪えてください…」

お休みー!!

     幼馴染「さっきの採ってきた草調べてもなんも草かわからない」

     幼馴染「でもとりあえず食べてみるか」パクッ

    
    幼馴染「この草なんだかとても苦い...」ペッ

    幼馴染「あれなんだか体のそこからみるみる力が湧いてくる」グオー 

~放課後~

  担任の先生「これで帰りの会を終わります」

  担任の先生「気を付けて帰ってください」 

  男「ふぅ...友、帰りにゲーセン寄って行こうぜ」
  
  友「いいね、今日こそUFOキャッチャーでほむほむのフィギュア取るぞ」

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内


新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

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