ラブライブSSです。
絵里「えりちかほの会議するの!」
海未「思わず誘ってしまったのです」
絵里「今週の土曜日は空いてる?」
絵里「なんとかして穂乃果の裸がみたいのよ」
上記SSの続きとなります。
まったり更新していきます。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1399903421
海未「…おや?絵里と凛だけですか?珍しいですね」
凛「海未ちゃん!みてみてー!凛と海未ちゃん、とっても仲良しにゃ~♪」
海未「なんですか?ああ、こないだの凛と私が抱き合ってる悪質なコラ画像ですね」
絵里「悪質とはなによ、失礼ね…」
海未「作成に到った動機が不純すぎます。トラブルにならないうちに削除をお願いします」
凛「凛もハマってるんだぁ!いま、アプリで簡単にこういうのできちゃうんだよ?」
海未「あの…この画像、なぜ私が真姫にキスをしてるんですか?」
絵里「ふふっ♪私が言ったのよ!たまにはそういう組み合わせもいいんじゃないかって!」
海未「そんな下らない助言をする位なら、ダンスの助言をしてください…」
ことり「あれー?まだ3人だけ?」
海未「ことり!?」
凛「ことりちゃん!みてみてー!」
海未「凛!?ストップです!」
絵里(あ、これはまずいちか。嫌な感じがするちか。一刻も早く逃げるちか…!)
ことり「んー?なになにー?……んー?」
凛「ね!凄いでしょー!いまねーアプリで……え?」
ことり「…うぅ、ぐすっ…なにこれ…ひどい…!海未ちゃん…」
海未「ことり!落ち着いて下さい!それは合成です!絵里が悪戯半分でつくった……」
ことり「…私、帰るね…ぐすっ…ごめん!」
海未「あ、ことり!?」
凛「あ…ことりちゃん…!いっちゃった……。海未ちゃん!ごめんにゃ…凛、ことりちゃんがあんなになっちゃうなんて予想出来なかったよ…。ホントにごめんなさい…」
海未「…大丈夫ですよ、凛。ことりは落ち着いてから、ゆっくり事情を説明すれば大丈夫ですから…。凛が気にすることはないです」
凛「海未ちゃん!」
凛(さっすが、lily whiteのリーダーにゃ!優しいにゃ~…。凛も反省して、もう少し相手の気持ち考えられるようになるにゃ!)
海未「で、どこですかね?諸悪の根源は…。いや、その前にことりを探しにいかなくては」
凛(絵里ちゃん…きっと今日は引っ叩かれるだけじゃすまないにゃ…。ごめんね…)
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ことり「…はぁ…。やっちゃったなぁ…。ことりやっちゃった…!ついカーッとなっちゃったなぁ…。あーあ!やっちゃった!」
ことり(あれって絶対、穂乃果ちゃんが言ってたアプリだよ…!すごく上手に合成画像が作れるってやつ!あー……。ことり、海未ちゃんのことになるとホントに…)
ことり「……はぁ…凛ちゃんも悪気があったわけじゃないだろうし…。学校、戻ろうかな?」
「あらら?お嬢さんどうしたん?浮かない顔して…。可愛い顔が台無しやん?」
ことり「…希ちゃん…?あ!」
ことり(…希ちゃんじゃない。似てるけど、違う人だ。まず、高校生じゃないもん…)
ことり「ごめんなさい、知り合いと似ていたので…」
ことり(それに、希ちゃんはこんな黒い服はきなさそうだもんなぁ。魔女っぽいのはありかもだけど。やっぱり巫女服みたいな、白!イメージカラーの紫が似合うよね♪)
女性「ああ、ええんよええんよ。…なにか、お悩みのようやったし」
ことり「あはは、悩み…ですか。そうですね、そんなところです。今の、弱い自分は嫌だなぁ、なんて思っちゃって…」
女性「そうなん?」
ことり「そうなんです。私、好きな人がいるのですが、その人のことになるとつい、周りが見えなくなっちゃうというか、なんというか…」
女性「ふーん…」
ことり「あ、ごめんなさい。初対面の方にこんなこと…」
女性「ええんよええんよ。それだったらうちが解決してあげる!」
ことり「え!?どうやって、ですか?」
女性「伊達や酔狂で魔女みたいな格好してないやん?この2つの薬をあげるね。赤いほうを飲むといい感じになるやん?」
ことり「この…青いほうは…?」
女性「元に戻るやん?」
ことり「…あの、いい感じって…?」
女性「人によって効果がちがうんよ。ことりちゃん次第、ということやね。おっと、時間やん?うち行かなくちゃ。いらなかったら捨てちゃってねー♪」
ことり「え、あ、ちょっと…!…行っちゃった…」
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ことり(はぁ…結局学校には戻れなかったな…。海未ちゃんから着信もらってたけど、それもすれ違いにすれ違いを重ねて…。メール入れておこうかな…)
『ことりちゃん次第、ということやね』
ことり(これ…飲んだら、いまより強いことりになれるかな?……うん、飲もう!なんか勇気もらえそうな気がする…。飲んでからメールしよう!)
ゴクンッ。
ことり(んー…すぐには変化が……あ、体がポカポカしてきた!これがいい感じってことなのかな?……そういえば、あの人。なんで、ことりのなま……え……?)
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海未(…昨日は結局、ことりと連絡がつきませんでした…。なんだか、今朝の待ち合わせにも遅い気がしますし…大丈夫なのでしょうか?)
海未「おや、電話です…。ことりの自宅から、ですか?」
海未「はい、海未です」
ことり母『海未ちゃん?おはようございます』
海未「おかあさん、おはようございます」
ことり母『いま、学校に向かうところ?』
海未「はい。穂乃果とことりを待っているのですが…」
ことり母『じゃあ、そんなに遠くないわね。申し訳ないんだけど、穂乃果ちゃんと一緒に家まで来てくれない?』
海未「それは大丈夫ですが…ことりになにかあったのですか?」
ことり母『あー、うん…大事、ではないんだけど。とにかく来て。直接見たほうが話がはやいとおもうから』
海未「はぁ?わかりました。穂乃果と合流したらすぐに向かいます」
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ピンポーン。
ことり母『はいー』
海未「あ、お母さんですか?海未です。穂乃果も連れてきました」
ことり母『ああ、ごめんね…ちょっとまってて…』
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穂乃果「えと、ことりちゃんの部屋でよかったんだよね?開けるよ?」
海未「はい、ことりのお母さんがそういってましたから…」
ガチャ。
ことり「あっ!ほのかちゃん!ほのかちゃーん!ぎゅー!」
穂乃果「わっ!?ことりちゃん?この小さい子がことりちゃん!?」
海未「…え!?そんなわけ…」
海未(…うーん、疲れてるんですかね。幼くなったことりが穂乃果にもぎゅっとLoveで急接近してるんですが…)
海未「あの…ことり…?」
ことり「あっ!…うー…。ほのかちゃん助けて…」
穂乃果「え、怯えてるの?なんで?ことりちゃん、この人のことわかる?」
ことり「…わかる…ことりを虐める人!」
穂乃果「え!?」
海未「…え…嘘ですよね?」
ことり「…ぷいっ!」
穂乃果「い、一体何がどうなってるんだろう…」
海未「夢ですよ!こんなの夢に決まってます!ことりがいきなりこんなに幼くなるなんて…ありえません!」
穂乃果「え!?い、いたっ!痛いようみひゃん!ほにょかのほっへたつねんひゃいで!」
海未「大体!ことりに嫌われたら、私はいきていけません!夢だと言ってください!」
ことり「ほのかちゃんをいじめないで!」
海未「こ、ことり!?」
穂乃果「こ、ことりちゃん…?」
ことり「うみちゃん、ほのかちゃんにあやまって!」
海未「え、あ……ごめんなさい、穂乃果」
穂乃果「…うん、大丈夫だよ!気が動転しちゃってたんだよね?」
海未「ええ…。すみません…」
ことり「…なかなおりした?」
穂乃果「うん!小さいことりちゃんのおかげでね!」
ことり「よかったぁ♪これでみんなにこにこえがおだねっ♪」
海未(…なんですかね、『あり』なんじゃないですかね、これは…!連れて帰ってもいいんですかね!)
穂乃果(なんだろう…海未ちゃんから不穏な気配を感じる…!なんだかわかりたくないけど『凄味』を感じる!)
海未「そ、それでことりはどうして…」
ことり「うー…ぷいっ!」
海未(あ、穂乃果のほうへ行ってしまいました…)
穂乃果「わっ!」
ことり「えへへー♪ことりほのかおねえちゃんがいい!」
穂乃果「ほ、ほのか…!?」
海未「おねえちゃん!?………ほう?」
穂乃果(…あー、やばいよー…海未ちゃんのあの感じやばいよ…久しぶり…)
海未「穂乃果ばっかり…ずるいです…!ずるい…!……ずるすぎます…!私もことりに……!」
穂乃果(あー、やっぱり…。いままでもたまにあったんだよね…。嫉妬に狂う海未ちゃん…)
ことり母「穂乃果ちゃん、海未ちゃん?こういうことなのよ…」
穂乃果「あ、おばさん…」
海未「おかあさん、ことりが私にぜんっぜん懐かないのですが!」
おかあさん「そう言われても…。とりあえず、2人にはことりを学校に連れてってほしいんだけど…」
海未「それは構いません。なんなら、頂いてしまってもよろしいですか?」
穂乃果「海未ちゃん、ちょっとだけ静かにしてて…」
ことり母「9人で代わりばんこに見ればなんとかなると思わない?ほら?アイドル研究部の部室には、ことりの好きそうなDVDとかあるでしょ?」
海未「おかあさんはどうされるのですか?」
ことり母「私は知り合いのお医者様に相談しくるわ。…ことがことだから、直接会って話してくるわね」
海未「わかりました…。なんなら夜も面倒をみますよ!いえ!一生面倒をみます!」
穂乃果「ちょっと海未ちゃん!?おばさん、ごめんなさい…海未ちゃん、今日壊れちゃってて…」
ことり母「そうなの?海未ちゃん、家にお泊りする時は大体こんなことばっかり言ってるわよ?」
穂乃果(海未ちゃんなにやってんの!?マジで!)
ことり「おかーさん、ことりほのかちゃんちがいい!」
ことり母「あらあら、穂乃果ちゃんも隅に置けないわねぇ…♪ことり、好きな方のご自宅に泊めてもらいなさいね!じゃあ、お母さんいくから、鍵はいつものとこね」
ことり「はぁい♪」
穂乃果「えー…じゃあ、とりあえず学校に…」
海未「……どうして…穂乃果ばっかりなのです…!」
穂乃果「ひっ!…う、海未ちゃん落ち着いて!そ、そうだ!海未ちゃんも家に泊まればいいんじゃない?昔みたいに3人でお泊りしようよ…」
海未「……わかりました…」
穂乃果(やばい!もしかして、今日1日こんな感じなのかな!?穂乃果、ストレスでランチパック食べられないかも!)
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穂乃果「とりあえず部室に行こうか?先生はおばさんがなんとかしてくれるっていってたもんね!」
ことり「ことりアイドル好きー♪」
海未(……穂乃果ばっかり手をつないでぇぇぇ…!)
ガチャッ。
絵里「え?」
穂乃果「え?」
海未「絵里?なにをしてるのですか?」
絵里「……な、なんでもないの!」
穂乃果(あ、絵里ちゃん凄い勢いで自分のノートPC閉じた。…また穂乃果の写真整理してたのかな///)
絵里(……い、いえない!部室で穂乃果のお宝画像の整理を行っていたなんて…!海未にばれたらデータを全部消されてしまうかもしれないちか!)
海未「ちょうどよかった!」
絵里「え?……あ、あら?この子…ことりに妹なんていたのね?」
ことり「えりちゃん、ことりだよ!」
絵里「…へ?」
海未「ことり!?この人が誰かわかるのですか?」
ことり「う……うんー…」
穂乃果「そうなの?」
ことり「うん!かしこい、かわいい!えりぃちかぁ!」
穂乃果「かわいいー///よく出来ました!」
ことり「えへへー///」
海未(かわいい…///けど、もう少し私にもなついてくれてもいいんじゃないですかね…?学校に到着するまでに、すこーしは話をしてくれるようになりましたが…。ことりがこんな風に私のことを遠ざけることって…なかった気がするのですが…)
絵里「はらしょー…!」
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海未「と、いうわけなんです…」
にこ「うそぉ…うちのチビ達と同じくらい、かしら?」
花陽「小さいことりお姉様!可愛すぎます!写真とってもいいですかぁ!?」
凛「凛は一緒に遊びたいにゃー!かくれんぼするにゃー♪」
真姫「えー…これがことりなの?意味わかんない」
希「小さくなってもことりちゃんはかわいいなぁ///」
穂乃果「ことりちゃん、みんなのことわかる?」
ことり「うん!…あっ!希おねえちゃん!」
希「んー?なになにー?」
ことり「きのうはおくすりありがとう!おかげさまで、ことりとってもいい気分だよ♪」
希「えー?お薬ー?」
海未「希?なにかことりに渡したのですか?」
希「うーん。うち、ことりちゃんにそんなものあげたかなぁ?そもそも、昨日は会ってへんし…」
絵里「そう、よね…。凛のせいでことり、泣きながら帰っちゃったから…」
海未「絵里?懲りてないようですね?」
絵里「いや、私のせい!私の!」
ことり「うーん、よく考えたらのぞみおねえちゃんじゃなかったかも!」
花陽「そうなのぉ?」
にこ「ことり…ちゃんはそのお薬を飲んで小さくなっちゃったの?」
ことり「うん!いいかんじになるやん?っていわれて!」
海未「つまり、その希に似た女性が…今回ことりを幼くしてしまった原因ということですね」
穂乃果「そしたら、その人を探しに行こうよ!」
真姫「ちょっと!落ち着きなさいよ。学校もあるし、いまはことりの面倒をみんなでみるのが先でしょ?」
希「そのうちに似た美人でナイスバデェの女性を探すのは放課後やね」
ことり「うん!美人だったー♪」
にこ「みんなごめん!私、今日はチビ達のご飯作らなきゃだから…放課後はあまり付き合えないかも!」
ことり「そう、なんだ…」
にこ「ごめんね、ことりちゃん。出来る限り手伝うからね…」
ことり「ううん、にこおねえちゃんむりしないで。ことりよりもかぞくのそばにいてあげて!」
にこ「ことり…」
ことり「にっこにっこにー♪にこおねえちゃんに教えてもらったにっこにっこにー♪でことりはいつも笑顔だからっ!」
海未「…か…!」
穂乃果「…かわいい……!」
μ's『かわいい!』
にこ「悔しいけど…私よりかわいい…!」
ことり「それに…だいじょーぶです!ことりにはまもってくれるひとがいるから…」
海未「…ことり…!」
穂乃果「…ことりちゃん?」
穂乃果(…海未ちゃんのこと見てる?うーん、海未ちゃんのこと嫌いではないのかな…?)
海未「しかしその、希に似た輩…!どうしてくれましょうか?」
希「ひっ!」
凛「こ、こわいにゃー!ユニット練習の時と同んなじ顔してるにゃー…!」
海未(こんなに可愛いことりに会わせてくれて…!ものすごく感謝しています…。菓子折でも渡したほうがよいのでしょうか…?)
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
コメントありがとうございます。
書き溜め終わったので、今日はここまでです。
乙コメありがとうございます。
14ことり母のセリフ、
×9人
??8人です。
失礼しました。
ご指摘いただいた方、ありがとうございました。
では、更新再開します。
目標、本日完結でのんびりいきます。
ことり「ことりのどかわいちゃった、おみずのみたいなぁ」
海未「はい、どうぞ?」
ことり「あ…ありがとう…」
穂乃果「徐々に慣れてきたね」
海未「そうですね…もう少しで普通くらいですかね…」
穂乃果「授業はまあ、あとでノート見せてもらえばいいよね?」
海未「いまは状況が状況です。ことりの安息に比べたら授業など、どうということはありません」
穂乃果「そう、だね…。あ、穂乃果ちょっと買い物行ってくるね。ことりちゃん、何か食べたいものはある?」
ことり「くっきー!」
穂乃果「了解っ!海未ちゃんは?」
海未「私は…のど飴をお願いします」
穂乃果「おっけー!サクッといってくるねっ♪」
海未「ランチパックの買い占めはダメですよー!…ん?」
ことり「……じーっ」
海未「…ことり?どうしたのです?」
ことり「…体調悪いの?」
海未「…いえ、そんなことはないですよ?」
ことり「でも、のど飴…」
海未「ああ、ちょっと喉をスッキリさせたかっただけですよ?」
ことり「…そうなんだ。…ことり、これみたい!」
海未「…おや、μ'sのライブPVですね。一緒に見ましょうか?」
ことり「…うん…」
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ことり「…すごーい!これ、ことり?」
海未「そうですよー。この衣装を作ったのもことりなのですから!」
海未(どうやら、μ'sでの活動のことは覚えていないようですね…。けど、メンバーのことは覚えてる…。ことりの頭の中で整理が出来ていないだけなのでしょうか?)
ことり「えー!ことりすごーい!かのうせいかんじる…」
海未「…難しい言葉を知っていますね…」
ことり「あ…」
海未「あ…///」
『そして~♪わたしたちはめーぐーりあーうー♪』
海未(試しにとったソロPV…こう、まじまじと見ると恥ずかしいですね…)
ことり「わー…!これって、うみちゃん?」
海未「はい、そうですよ…。あの、飛ばしませんか?」
ことり「やっ!ことりみたいっ!」
海未「そ、そうですか…」
ガチャッ。
穂乃果「海未ちゃんお待たせー!真姫ちゃんと花陽ちゃんが来てくれたよ。交代だってっ♪」
海未「穂乃果、おかえりなさい」
真姫「ソロPVみてたの?珍しいわね…」
海未「…私はみたくなかったのですが…///」
花陽「はぅぅ…///また会えましたね、小さいことりお姉様…///」
穂乃果「…このPV、好きなの?」
ことり「…え、いや…あの…///」
真姫「さっ、交代しましょ?海未も穂乃果も…はやく教室に戻って、授業の準備しなきゃじゃない?」
海未「そう…ですね。穂乃果?行きましょうか?」
ことり「…え!?どこかいっちゃうの?」
海未「私と穂乃果もお勉強をしなければなりません…。穂乃果と離れるのは寂しいかと思いますが…おとなしくまっていて下さいね?次の休み時間になったら、またきますから…」
海未(なにか、自分でいってて寂しくなってきましたね…。はぁ、どうして私は嫌われているのでしょうか…)
ことり「ちが…まって…!」
穂乃果(んー?あれー?PVをみてる時の反応…。私と海未ちゃんの離席の時の反応…。もしかして…)
穂乃果「ねえ、ことりちゃん!この人だれ?」
海未「穂乃果?急にどうしたのです?」
ことり「う、うみちゃん!」
穂乃果「海未ちゃんってどんな人?」
ことり「ことりをいじめるの!」
海未「…それは今朝聞きました…。聞きましたが、改められるとショックが…」
真姫「ちょ、海未!?大丈夫?」
花陽「穂乃果ちゃん?」
穂乃果「じゃあさ、海未ちゃんのこと好き?」
俺「好き!」
>>32
主「おれも」
ことり「えっ…えと…///あの…///」
海未「穂乃果?なんでそういうこと本人のいる前で聞くんですか?そういうことすると醜い争いに発展するとか考えないんですか?」
真姫「そうよ!海未お姉ちゃんが震えてるじゃない!やめさせて…」
花陽「真姫ちゃんまって!」
真姫「…花陽?」
花陽「…大丈夫だよ…。穂乃果ちゃんを信じて任せてみよう…。もし、穂乃果ちゃんを信じられないなら花陽を信じて!穂乃果ちゃんを信じる花陽を信じて!」
真姫「…花陽…?///」
真姫(やだ、花陽…急に凛々しい眼差しになって!すごいギャップ…!素敵///いや、ダメよ真姫…私にはにこちゃんという心に決めた人が…!)
花陽「多分、穂乃果ちゃんは気付いたんだ…お姉様の気持ちに…!」
海未「ことりの、気持ち…?」
ことり「うんと…ほのかちゃん、ないしょだよ?」
穂乃果「うん!内緒!」
ことり「ぜったいぜったい!だよ!」
穂乃果「うん、約束!」
ことり「あのね、みみかして……ちゅんちゅんちゅん…」
穂乃果「あー!やっぱり!」
海未(あー!近い!近いですよ穂乃果!羨ましい…!)
ことり「ほのかちゃん、ないしょだよ?ないしょ///」
穂乃果「じゃあさ、こうしたらどうかな?ごにょごにょ…ごにょ…」
ことり「えー!できるかなぁ?」
穂乃果「うん!応援してるから!やってごらんよ!絶対大丈夫だよ!」
ことり「うー、わかった!///」
とてとて。
海未(おや?こちらに来ましたね?小さいことりにしては珍しい…)
ことり「あのね!うみちゃん、じゅぎょーにはでないでことりといっしょにいて?おねがいっ♪///」
海未「…なっ…!」
真姫(かわいい…///)
花陽(こ、これは!穂乃果ちゃんの助言により、小さいお姉様が伝家の宝刀を抜いたということですね! 素晴らしいです!あざとさが微塵もなく、天然の『おねがいっ』…!無論、いつものお姉様も天然なのですが、やはり高校生という見た目、そして経験が海未ちゃんに余計な情報を与えてしまい、『あざとく』見えてしまうこともある…。しかし、今の『おねがいっ』はどうでしょう!?おそらく…海未ちゃんは近頃の『おねがいっ』の何倍もの衝撃を受けたに違いありません…!このお姉様の『おねがいっ』は…
。小さいお姉様の『おねがいっ』は!海未ちゃんの全てを掌握する!)
穂乃果「…う、海未ちゃん?」
海未(………なんですかね…!私にも生きる意味がありました…!ふとしたことでことりを不安にさせてしまうこんな私にも!生きる意味が!理由が!)
海未「…ことり…。当たり前です!あなたが望めば私はいつだってことりの隣にいます!例えそれが地獄であろうと!あ、言葉の例えです。あなたのような天使が地獄に落ちるなど、ありませんしあり得ません。ちゃんちゃらおかしいです!私が生きる場所はことりの隣だけだという、熱い想いを伝えるためだけにあえて地獄という言葉を選びました。ことり、悲しみも喜びも全て分かち合いましょう。ことりの目が私の目で、私の目がことりの目で、そうやって色々な景色を見て、共に生きましょう!」
ことり「…ふぇぇ…///うみちゃんこわいよぉ…///」
穂乃果「ふふっ♪よかったね、ことりちゃん!」
ことり「ほのかちゃんのいったとおりだったー!ありがとう!」
穂乃果「あははっ♪じゃあ今日は1日中海未ちゃんと遊んで貰おうね!」
ことり「…えー…///いいのかなぁ…///」
海未「いいんですか!?」
穂乃果「うん!海未ちゃん以外のみんなはかわりばんこにくるから!2人で仲良くね!」
海未「ふふっ…♪えりち会議がはじまって以来、あなたのことをよく思わない日もありましたが…。今日の穂乃果は天使です!ありがとうございます!」
穂乃果「あははっ♪ありがとう!」
穂乃果(…ていうかさ、さっきまでずっと穂乃果のこと睨んでなかった?それこそ、親の仇のように…。まあ、単純な海未ちゃんも嫌いじゃないけど、この手のひら返しは釈然としない…)
花陽「よかったねー!仲良くなれて!」
真姫「ええ…でも、なんで虐める人っていう認識なのかしら?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ことり「うみちゃん、つぎこれみたい」
海未「はい、すぐに用意しますね」
ことり「わくわく!わくわく!」
海未「どうぞ」
ことり「わー!すごいすごーい!みーんないしょうがかわいいね♪」
海未「ええ、そうですね…。ことりの作る衣装も可愛いですよ♪」
ことり「ことり、いしょうつくるの?」
海未「はい!μ'sの衣装は全部ことりが作っているのですから!」
ことり「ふえー!ことりすごいねぇー!」
海未「それはもう、すごいですよ!」
ことり「ことり、すごーーい!」
海未「ただ、最近ちょっとスカートが短くなったような気がして…少し恥ずかしいです///」
ことり「はずかしい…?」
海未「けど!ステージでは堂々と踊れるのです!」
ことり「はずかしいのに?なんで?」
ガチャッ。
穂乃果「海未ちゃん、そろそろお昼にいこうよ!」
海未「あ…ええ、わかりました」
ことり「…あ、うみちゃん、お話は?」
海未「ふふっ♪穂乃果達に聞かれるのは…少し恥ずかしいのです。また、2人の時にしましょうか?」
ことり「うんっ♪…うみちゃんはずかしがりなところはかわんないんだね」
海未「それは、言わないで下さい…///さ、手を繋いで行きましょう?」
ことり「…えー///…いいのかなぁ…///」
海未「校内は不審な輩が潜伏している可能性がありますから!」
穂乃果「仲良くなったみたいでよかった!いやー、微笑ましいねー」
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穂乃果「はい、ことりちゃんあーん」
ことり「あーん、もぐもぐ…おいしー!」
海未「ふふっ♪沢山食べて下さいねお茶も飲みますか?」
ことり「のむー!つめたいの、つめたいのがいい!」
海未「はいはい♪」
花陽「ほ、穂乃果ちゃん!次は花陽があげてもいい?」
凛「みんなでお昼なんて珍しーにゃー♪真姫ちゃん、卵焼きちょーだい!はぐっ、んー!おいしー!」
真姫「えぇ!?ちょっと凛!勝手に食べないでよ!」
にこ「し、仕方ないわねー!真姫ちゃんにはにこが愛を込めて作った、『にこにー特製唐揚げ』を食べさせてあ?げ?るっ♪///」
絵里「これ全部手作りなの?さすがにこね!」
希「ぷぷっ。にこっちも真姫ちゃんも顔真っ赤やん?」
にこまき『真っ赤じゃない!///』
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ことり「お腹いっぱーい♪」
花陽「あぁー、かわいい…///写真1枚いいですか?///」
穂乃果「いやー、今日もパンがうまかった!」
海未「毎日毎日パンばかり…体に良くないような気が…」
絵里「毎日パンなの?栄養が偏るといけないわね…私が作ってこようかしら?」
凛「あ、あれ?にこちゃんと真姫ちゃんどこいったにゃー?」
希「凛ちゃん!それは気にしちゃダメなやつやでー♪」
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海未「さて、またアイドルDVDでもみましょうか?」
ことり「うん…ことりはそれでいいよ…」
海未「ふふっ。ちょっと飽きちゃったっ♪顔にそう書いてありますよ?」
ことり「…えへへー///ばれちゃった!」
ガチャッ。
海未「おや、希?どうしたのです?」
ことり「のぞみちゃん!」
希「いま、2人だけ?」
海未「ええ、ことりが飽きてきたようなので、散歩でもしようかと思っていたところです。希は、どうしたのですか?」
希「…うちな、聞きたいことあってきたんやー。少しだけ話してもいい?」
海未「ええ、全然構いませんよ?」
ことり「おはなしー♪」
希「じゃあ、紙とペンかしてー」
海未「…紙とペンですか…?はい、どうぞ…」
希「ありがとう。うーん……出来た!」
海未「なんですか、これ?」
ことり「…あー!」
希「ことりちゃんが貰った薬ってこれやろ?」
ことり「そう!」
海未「へっ?」
希「うーん…やっぱりかぁ…。飲むといい感じになるやん?」
ことり「うん!ぽかぽかして!いいかんじー♪」
海未「ど、どうして希が知っているのです!?」
希「どうもこうも、うちがつくった薬やん?」
海未「えぇ!?そんな!私が菓子折を渡す相手が希だったなんて!…ん?まって下さい…。希は体が幼くなる薬を作っているのですか?」
希「ちょっとちゃうんよ。これ、人によって色んな効果がでる、いい感じになる薬やん?まだ、試作品で効果は出ないはずだったんけど…」
ことり「そうなの?」
海未「え、でも…。そもそも、希は渡してないって…あれ?…なんだか、頭が混乱してきました…」
希「こういうことや!」
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
希「いやー、今日もμ'sの練習しんどかったー」
希「ことりちゃん…大丈夫かな…」
希「ま!カードが大丈夫って告げてるやん?明日になったら大丈夫!きっと!」
希「さて!今日は例の薬に『いい感じ』になるスピリチュアルパワーをこめなくちゃ!」
希「薬自体は完成してても、スピリチュアルパワー込めないと効果がでーへんからなぁー。……どこおいたっけ…?あー、なんかこのラボも散らかってきて…うわ!にこっちのお宝画像こんなとこにあったんかい!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
希「うーん、めっちゃ探したけどないやん?盗まれたんかな?いや、あれだけ盗んでもしゃーないやん?スピリチュアルパワー込めないと意味ないやん?…あ!間違えて捨てちゃったんや!そうだ…。えりちと穂乃果ちゃんがいい感じになったことを知った時に、もう必要がないから捨てたんだった…!なんや骨折り損やん!」
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
希「以上や!」
海未「なるほど…」
希「つまりうちが捨てた薬を拾って、スピリチュアルパワーを込めて、ことりちゃんにあげた可能性が高い!うちはそう睨んでる…!」
海未「そ、そうなんですか…」
海未(この際、希が怪しいことをしているのは置いておきましょう…。大切なのは、これからどうするか!ことりをもとに戻せるのかです!)
希「で、肝心のもとに戻る方法だけど…」
ことり「………やっ!」
海未「ことり?どうしたのです?」
ことり「……ことりはことりだもん…」
海未「そ、それはそうですが…。ことり?みんなが心配しますし…」
ことり「……うみちゃんなんて、きらい!だいっきらい!しらないっ!」
海未「…き、きらいっ!?そんな…………」
希「う、海未ちゃん!?大丈夫?」
ガシッ!
希(…嫌いって言われて倒れるとこやった…。海未ちゃんもことりちゃんのことになるとあかんね…いや、小さいことりちゃんからだから余計にダメージが大きかったんかな?小さい子は純粋やから…)
海未「…す、すみません希…!ことりは…?」
希「でて行っちゃったよ…」
海未「…っ!はやく追いかけないと…!」
希「……穂乃果ちゃん達にはうちから伝えとくから、海未ちゃんはいって!それから、これだけは聞いて欲しいんだけど………」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ことり(…うみちゃんのばかぁ…!ことりはこのままでいいんだもん!このままだったら…ちいさいことりだったら!)
「…一人占め、出来るもんね?」
ことり「うわっ!」
女性「昨日振りやんなぁ?公園なんかでなにしてるん?」
ことり「…きのうのおねえさん!」
女性「怖い顔してどうしたん?望みが叶ったんやし、もっと笑ってたらええやん?」
ことり「…かなってないもん。うみちゃんが、もとにもどれって…ことりはことりなのに…」
女性「…えー?海未ちゃんのこと一人占めできたやん?今回はそれでええんちゃうの?」
ことり「…いまのことりにとってはこのすがたがことりだもん。もどるとかないもん…」
女性「ふーん。でも、このままやったら、ことりちゃん消えちゃうかもしれんよ?」
ことり「え!?そうなの?」
女性「うん。いまのことりちゃんってね、この時間軸に本来なら存在できない『幼いことり』ちゃんやん?それってことりちゃんにとってはええんかもしれないけど、周囲にとってはイレギュラーやん?時間がきたら、『ことり』は消える…。効果が切れる前に、素敵な未来を掴むための経験をして、青い薬を飲んでもとのことりちゃんに戻る。これが正しい流れなんやけど…。いまのまま、青い薬を飲まなかったら…」
ことり「えー!のんだあとにそんなこといわれてもぉ…よくわかんないし…」
女性「消えちゃったら、μ'sのみんなとも会えへんよ?一緒に踊ることも。穂乃果ちゃんと一緒に海未ちゃんを困らせることも、海未ちゃんと手を繋いで歩くことも出来なくなっちゃうよ?」
ことり「…でも、ことり…。こんなにつらいなら、きえちゃってもいいかも…」
女性「どうして?」
ことり「ことりはいやな子、だから…。いっつもやきもちやいて。きにいらないことがあるとわがままいって。…ぐすっ…『小さなことり』だったらうみちゃんとずっといっしょだとおもったの。おけいこだって、おべんきょうだってしないで……うぅっ…ことりのわがままきいてくれるとおもったの。だけど!……グスッ………うっ……うみちゃんのことをこまらせちゃうわるいことりなんか………きえちゃってもいいよ…!」
「…いいわけ…ないでしょう?」
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海未(ことり!どこですか…!まだそんなに遠くへは行っていないはず。危ない目にあってなければよいのですが…)
『それからこれだけは聞いて欲しいんだけど……多分、ことりちゃんはいつでももとに戻れると思うよ』
海未(ここにも…いない…!どこですか…ことり…)
『あの薬には、戻るための青い薬があんねん。それを飲めばすぐに…』
海未「……あ、あの小さい女の子みませんでしたか?こう、髪が長くて、こんな感じの……そう、ですか…。ありがとうございます…」
『けどね、あの子がそれを飲むかは海未ちゃん次第だと思う。もしかしたら、戻らない選択をするかもしれない』
海未(…あとは…どこに…っ!いつもの公園…!)
『あの薬は赤と青で対なんよ。ちゃんとどちらも服用せんと…。もし、使わなかった場合…最悪、ことりちゃんは……』
海未(まだいって、ませんでしたね…!)
『ことりちゃんはうちらにとっても大切な仲間やん?だから……』
海未(…ことり…いなくなるなんて許しませんよ……!)
『……頼んだよ……』
海未(………みつけた…!私達の…)
海未(……私の、大切な人……)
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海未「…いいわけ…ないでしょう?消える、なんて…!」
ことり「…うみ、ちゃん…?グスッ…」
海未「はぁ、はぁ…。走り疲れました…。まだまだ練習が、たり…ませね……はぁ…。携帯…希に連絡しないと…」
女性「ありゃー、ナイト様のお出ましやん?相変わらず、真っ直ぐな人やんなぁ?」
海未「……この人が…?」
海未(…たしかに、希ににてますね…。しかし、何か…スピリチュアルな何かが違います…)
ピッ。
海未「希ですか?はい…見つけました。ええ、いつもの公園で…はい、お願いします。必ず連れて帰ります」
ピッ。
海未「あの、あなたは…?」
女性「ふふっ。…誰かに似てる?」
海未「…ええ、知り合いに…。今回の件は全てあなたの仕業、なのでしょうか?」
女性「うちはきっかけを与えただけやん?勘違いせんといて。そもそもあの薬は、使った人が素敵な未来を掴むための薬なんよ。うちはこの子の悩みをなんとかしてあげたかっただけ。ホントに消えて欲しかったら、青い薬はあげないやん?」
海未「…たしかにそうですね…。失礼しました。ですが、なぜあなたが希の薬を持っていて、その『薬』のことを知っているのですか?」
女性「それは…乙女の秘密やん?」
海未「…え?秘密って…」
女性「…うーん、もしまた出会うことがあれば教えてあげるよ!じゃあ、うちはそろそろ行こうかな?ことりちゃん…少しこの人と話ししててみたら?」
ことり「…で、でも…」
女性「……ひそひそ…海未ちゃんのためなら、消えてもいい、それくらい大事に思ってるんやろ?だったら、ちょっとくらい、いいやん?」
ことり「…ひっ///そ、そんな…///」
海未「…何をひそひそしてるんですか…?」
女性「ありゃ、くっつきすぎると怒られそうだし、うちもう行くね?」
ことり「あ、まって……!」
女性「…ことりちゃん。これだけは忘れんといてな?μ'sは9人でμ'sなんやで?」
ことり「…え?」
海未(……いまのっ!?いや、たまたま…?何者なんでしょうこの方は…。希の血縁者?)
女性「ほんならねーっ♪」
海未「…行ってしまいましたね…。謎です…」
ことり「…うん」
海未「ことり、先程はごめんなさい。あなたの気持ちも考えずに…少し、話しませんか?」
ことり「……のど、かわいちゃったなぁ…。えへへ///うみちゃん、ことりこうちゃのみたいなぁ…///」
海未「……ふふっ♪ありがとうございます。少し待っててくださいね?」
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海未「…お待たせしました」
ことり「ありがとう!…こくこくっ。おいしい…」
海未「……ふふっ♪紅茶、好きなんですね…?」
ことり「うん…」
海未「…覚えていますか?この公園で遊んだこと…」
ことり「……うん。せいかくには、だんだんとおもいだしてきた、かな…」
海未「そう、ですか…」
ことり「まもってもらったきおくしか、ないんだけどね…。ことりがないてるときはすぐにかけつけてくれて、ことりのことをたすけてくれるスーパーヒーロー!…それがうみちゃん…」
海未「…そう、なんですか?なんだか恥ずかしいですね…」
ことり「そうだよ…。だからことりはうみちゃんのことがちいさいころからだいすきで…。だいすきだったから、ずっとちからになりたいとおもってた…」
海未「ことりは私の力の源ですよ…?」
ことり「そんなことないよ!…ことりじゃうみちゃんのことまもりたいのにまもれないんだもん…。まもれないくせにいつもいっしょにいたいだなんて、どくせんよくがつよくて…。そうしてじぶんがいっぱいいっぱいになって…。また、うみちゃんにしんぱいをかけちゃう…。うみちゃんにとっておにもつになっちゃうくらいだったら、いっそのこと…!」
海未「いっそのこと?…いっそのことなんですか…消えてしまいたい、などと言うつもりですか…!?」
ことり「……だって!ことりはっ!………あっ……」
ことり(…うみちゃん、ないて…るの?…)
海未「…あなたがいなくなってしまったら、私は…どうしたらよいのですか…?私はこれからもことりと一緒にいたいです!心配だって、沢山かけてくれていいです…。私もかけますし…。穂乃果と一緒に…私を困らせてもいいです…。『おねがい』ってもっともっと言ってください…。私の隣で……。すぐに手が届く範囲で……私と一緒に笑って下さい…!」
ことり「……うみちゃん……」
海未「…先程の話の続きです…」
『ただ、最近ちょっとスカートが短くなったような気がして…少し恥ずかしいです///』
『けど!ステージでは堂々と踊れるのです!』
ことり「……うん…」
海未「…私は、ことりが作ってくれた衣装を着ると落ち着くのです。ステージに立つ前、恥ずかしくて、不安でどうしようもない私に勇気をくれるのです…。『きっと、ことりが護ってているのですね』そう考えたら、ステージの上で…いつも以上の力がだせるのです…」
ことり「…ことり、うみちゃんのちからになれてるの…?」
海未「…ことりは私を護りたいといってくれましたが、すでに私のことを護ってくれているのです。あなたが作った衣装でなければ、スクールアイドルとして歌ったり踊ったりなんて…きっと私には出来ません♪……ことり…手を、握ってもいいですか?」
ことり「…う、うん…///」
ギュッ。
海未「…ことりは、十二分すぎる程に、私に力をくれているのです。ことりがいなくなったら、誰を護ればいいのですか?…誰が私を護ってくれるのですか?…誰もかわりになんてなりません。だから、ずっと隣にいさせて下さい。その愛くるしい笑顔で…その優しさで。私に力を下さい…私にはことりが必要なんです…。いままでも、これからも…」
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ことり(…海未ちゃんと手を繋いで、ぼーっと夕日を眺めている)
ことり(今のことりは小さな子供の姿だけど、記憶は徐々に高校生のことりに戻ってきていて…。自分が馬鹿な事を言っていたことに恥ずかしくなっていて…。海未ちゃんの真っ赤に腫れた眼に罪悪感を感じたりして…)
ことり(そんな海未ちゃんをみていると、すっかりことりの悩みなんて、どこかに行ってしまいました。だって、海未ちゃんが握ってくれている左手…。握る強さ、手の温度…海未ちゃんの右手から伝わってくる全てが、『ことりが必要です』そう言っている気がして…。それだけでことりはもう、充分だったんだ…)
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ことり「…海未ちゃん、ごめんなさい…」
海未「…謝ることなんか、ないですよ?」
ことり「ことり…きっとこれからも勘違いして、明後日の方に行っちゃったりするよ?」
海未「…はい」
ことり「ヤキモチ妬いて急に機嫌悪かったりするよ?」
海未「…私も似たようなことはありますよ…」
ことり「今回みたいに、海未ちゃんに心配かけたりするよ?」
海未「その都度、お互い乗り越えていきましょう?1人で背負うよりも2人で背負った方が、きっといいです」
ことり「…海未ちゃんのこと一生好きだよ?」
海未「…私も…。私もことりのことが大好きです。いいとか悪いとかではなく、あなたでなければだめなのです…」
ことり「……うみちゃん!ことりも……。ことりもなの!…グスッ……」
ギュッ。
海未「…でしたら、一緒にいましょう?……ことりはあったかいですね…。こうして抱きしめるとよくわかります。この温もりを手放すなんて…私には出来ません」
ことり「うん……」
海未「流石に四六時中…は無理ですが、せめて今日だけは一緒にいさせて下さい。…それくらいはいいでしょう?」
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ことり(…こうして、ことりはもとのことりに戻って、また海未ちゃん達とμ'sの活動をはじめました)
ことり(ことりはずっと、海未ちゃんはすっごい強い人だと思っていました。けれど、海未ちゃんが思っていることを話してくれて…。涙を見せてくれて…。こんなことりでも海未ちゃんの力になれるのだと知って…。はじめてわかりました、ことりと海未ちゃんはお互いが足りない部分を補っていたんだって)
ことり(…それに気付けただけでも、少しはことりも強くなれたかもしれない。…そう思ってしまうのは、少し自信過剰なのかな?)
ことり(それでも、例え自信過剰でも、自分が前向きになれるなら。いいんじゃないかなって、いまは思うの…)
ことり(…結局素性がわからなかったあのお姉さんも、ことりが前向きになれる手助けをしてくれたのだと思います。いつかまた、会えることがあったら…お礼、言いたいな…)
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ことり「じゃあ、海未ちゃんの衣装…仕上げだけしちゃうから待っててねっ♪」
海未「はい。でもあの日の夜、ことりのお母さんが帰ってこないとは思いませんでしたね…」
ことり「真姫ちゃんのお母さんに私のことを相談しにいって、んしょっ…盛り上がっちゃって……」
海未「そのまま、子供のアイドル活動の話を肴に朝まで…なんて…さすがお母さんです…!」
ことり「ことりは恥ずかしいよ…あの時の自分も含めて…///」
海未「そんなことはありませんよ?そのおかげで、今回またライブが出来るのですから…」
ことり「そうだね!ことりも嬉しいっ♪…出来たっ!お待たせー、試着してみてねっ♪」
海未「はい、ありがとうござ…い……あ、あの…?」
ことり「…何か?」
海未「この衣装…スカート短くないですか?やけにひらひらしてますし…露出も多いような…」
ことり「…海未ちゃん!気のせいだよ!さっ!はやく着て!はやくことりにやんやんさせて!」
海未「ことり!?いまので確信しました!明らかに短いです!いつもよりさらに短いなんて無理です!恥ずかしすぎますっ!」
ことり「大丈夫だよ!いつもの公式に当てはめたから!」
海未「公式!?な、なんですかそれ?」
ことり「スカートの丈×海未ちゃんの恥ずかしさ÷73+ことり力=ライブ衣装似合度、なんだよ!」
海未「なんですかそれ!?はじめて聞きましたよ!?ていうかなんで73だけ具体的な数字なんですか?」
ことり「え?海未ちゃんのスリーサイズの平均値だよ?」
海未「…意味がわかりません…。ことりがなにを言っているのかわかりません!」
ことり「もう…強情だなぁ…。一回着てから考えようよ!自分から一歩踏み出してみて、わかることってあると思うなっ♪ね?海未ちゃん、『おねがいっ』!」
海未「……うっ……ズルいですよ…ことり…?」
ことり「えへへ…♪」
海未「…一度着てあまりにも短いと感じたら、直して下さいね?」
ことり「…うんっ♪」
海未(…ですが、いまはこうして…ことりの『おねがいっ』をきけることが、とても幸せに感じられます。…私はことりが言うような強い人間ではありません。やっぱり、ことりが付いていてくれないと、ステージに上がることだって出来ないのですから)
海未(…だから、もっともっと強くなって。ことりと一緒に素敵な未来へ…歩んで行きたいです…)
海未(…………着替え終わりました……んー……)
ことり「…どうかな?♪」
海未「…やっぱりこれ、スカート短すぎじゃないですか?///」
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【ラブライブ!】海未「ことりがいきなりこんなに幼くなるなんて…ありえません!」
おしまい
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おまけ
海未「…やっぱりこれ、スカート短すぎじゃないですか?///」
ことり「海未ちゃん!」
ギュッ!
海未「わっ!急に抱きつかないで下さいっ///」
ことり「やっぱりことりの思った通り!ばっちり!ギリギリのライン!今の長さで海未ちゃんに合ってるよ!ドンピシャッ!最高にやんやんだよ…!これじゃあ、また海未ちゃんのファンが増えちゃうなー♪えへへ…///ライブの日が楽しみになっちゃったっ♪」
海未「え、そ、そんなに似合いますか?///」
ことり「うん!もし、この場に絵里ちゃんがいたらはらしょーしか言えなくなっちゃう位!」
海未「そ、そうですか?ことりがそういうなら…きっとそうなんですね…///」
ことり「そうだよ!この位の短さと海未ちゃんの清楚さが合わさってはじめて拡がるWonder zone!もう、お客様もμ'sのメンバーも海未ちゃんにメロメロだよ!」
海未「そ、そうなんですね…///」
ことり「うんっ♪だから、このままで行こうね!」
海未「…は、はい///わかり…ました…///」
ことり(…やったー!海未ちゃん丸め込み作戦大成功!)
海未「あ、あの…///」
ことり「んー?なぁに?」
海未「ことりも…///」
ことり「…え?」
海未「ことりも、メロメロですか?///」
ことり「ちゅん!?////////////」
ことり(はうぅ~///上目遣いで真っ赤になりながらことりを見ないで~///海未ちゃんかわいすぎるちゅん///もう、メロメロちゅん///)
ことり「う、海未ちゃん!ズルイよ!///不意打ちの上目遣いはズルイよ!///」
海未「え、はぁ…ご、ごめんなさい…?」
ことり「もう…!いますぐことりのおやつにしちゃうぞっ!///」
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【ラブライブ!】海未「ことりがいきなりこんなに幼くなるなんて…ありえません!」
ほんとにおしまい
終わりです!
見てくださった方、コメントくれた方ありがとうございました!
後日html依頼かけます。
乙コメありがとうございます。
次回またよろしくお願いします。
ごめんなさい、脱字訂正です。
>>63 『きっと、ことりが護ってているのですね』
→『きっと、ことりが護ってくれているのですね』
このSSまとめへのコメント
14の ことり母「9人で代わりばんこに見れば…… はミスですか?
ここで言っても書き手が見てるか怪しいから
元スレで書きなよ