モバP「ロリ達と」 (99)
ロリコン紳士なモバPとロリアイドル達の会話を短編で綴っていきます
えっちぃのはありません
#capture1
ザァァァァァ……
成宮由愛「…」
モバP「…ゴメンなー由愛ー」
由愛「あ、雨は…Pさんの所為じゃ…無いです…」
モバP「せっかく写生しにいく約束したのになぁ」
由愛「また今度…お願いできますか…?」
モバP「おう。もちろんだ。ボートも乗ろうな」
由愛「あ、アヒルさんの…?」
モバP「…多分白鳥だと思うけど」
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モバP「さて、何しよっかなー」
由愛「…?」
モバP「由愛と遊びに行くからって、仕事はあらかた終わらせちゃったんだよなー」
由愛「ふふ…」
モバP「もう立派な春なのに、雨が降ったらまだ寒いなぁ……あ、由愛、ココア飲むか?」
由愛「あ…はい、お願いします」
モバP「おうよ」
モバP「はいどうぞ。熱いから気を付けろよ」
由愛「ありがとうございます…」
モバP「あとブランケット。体冷やしちゃまずいから膝に掛けとけ」
由愛「はい…ふふ」
モバP「…何ニコニコしてんの。可愛いなオイ」
由愛「えっ、あの、可愛い…ですか?」
モバP「うん」
由愛「あうあう……こ、ココア…頂きます…」フー フー
モバP「…」ジー
由愛「…そんなに…見つめられると、困っちゃいます…」フー フー
モバP「はっはっは」
由愛「…Pさん」
モバP「んー?」
由愛「Pさんを…描いても良いですか…?」
モバP「え?俺を?」
由愛「はい…ダメですか…?」
モバP「いや、別に良いけど…楽しいか?」
由愛「はい…」カキカキ
モバP「ふぅん…」
由愛「あ、動かないで下さい…」
モバP「え、はい」
由愛「…」シャッ シャッ
モバP「…」
ザァァァァァァ……
由愛「…」ケシケシ
モバP「ふわぁ…」
由愛「…ふふ…こういうのも、楽しいですね…」
モバP「そう?」
由愛「はい…」
モバP「なら良かった。でも次は晴れると良いな」
由愛「はいっ」
ザァァァァァァ……
#capture1『ただいま地球は、静かに寒い』
#capture2
ちひろ「…」カタカタ
モバP「…」ボーッ
ちひろ「…プロデューサーさん」カタカタ
モバP「はい何でしょ」
ちひろ「仕事して下さい」カタカタ カチカチッ
モバP「終わりました」
ちひろ「…でしょうね。分かってて言いました」カチッ カタカタ カチカチッ
モバP「そっち手伝いましょうか?」
ちひろ「いえ結構です。コレは私の分と最初に決めた物ですから」
モバP「じゃあコーヒー入れて来ます」
ちひろ「お願いします」
モバP「はいどうぞ」コトッ
ちひろ「あ、ありがとうございます」
モバP「ふわぁ……誰か来ないかなー…」
ちひろ「Pさんっていっつも、いつの間にか仕事終わらせてますよね」
モバP「ウチの子達と遊びたいですからね」
ちひろ「そればっかり…」
モバP「あ、誰か来たみたいですね」
ちひろ「ホントですね」
ガチャ
佐城雪美「…………」グッショリ
ちひろ「雪美ちゃん!?」
モバP「びしょ濡れじゃないか!」
雪美「雨……水溜まり……トラック……」
モバP「そうか、大変だったな。ちひろさん、タオルってどこですか?」
ちひろ「えっと、仮眠室の棚にあったと思いますけど…」
モバP「とってきます!」
モバP「見事にかけられてきたなぁホント」ワシャワシャ
雪美「うん……」
ちひろ「お洋服も乾かしましょうね~。プロデューサーさん。どっか行ってて下さい」
モバP「ひどい」
ちひろ「良いから応接室でボーッとしてて下さい!」
モバP「ファッキューチッヒ」ガサガサ ガチャ
ちひろ「子供の前でそんなこと言わない!」
雪美「………?」
ちひろ「気にしなくて良いからね雪美ちゃん。着替えましょうね」
ちひろ「プロデューサーさん、もう良いでs
モバP「雪美!」バーン
雪美「服……着替え………借りました…」(ワイシャツ装備)
モバP「」
ちひろ「服が乾くまで、プロデューサーさんの予備のシャツ着せておいたんですけど、良かったですよね?」
モバP「」
雪美「……Pの……におい………」
モバP「ちひろさんアレ写真撮って良いですか」
ちひろ「駄目です」
雪美「写真……思い出……残す………良いよ…?」
ちひろ「駄目です!」
ちひろ「全く……さ、お仕事お仕事」
モバP「雪美はびしょ濡れでも可愛いなー?」ナデナデ
雪美「……♪」
ちひろ「入力終わったら書類作成…あれ?」
モバP「日本が生んだ奇跡だなー?」ナデナデ
雪美「…♪」
ちひろ「書類終わってる…プロデューサーさんが?でもいつの間に?」
~
モバP『ファッキューチッヒ』ガサガサ
~
ちひろ「あ…っ」
モバP「あー雪美可愛い」ナデナデ
雪美「…♪」
ちひろ「…うふふ」
#capture2『しなやかに重い雨と黒髪は、この国の美しき連なり』
#capture3
高森藍子「ただいま戻りました~」
モバP「アイムカムバック」
ちひろ「お帰りなさい二人共。突然どこへ?」
モバP「電気屋とオモチャ屋の中間みたいな所です」
ちひろ「?」
藍子「Pさんが『俺もトイカメラが欲しい』って言い出すから、一緒に買いに言ってたんですよ~」
ちひろ「…なんか不純な思惑を感じるんですけど」
モバP「え~?そんな事無いですよ~?」カシャカシャ
ちひろ「あ、ちょっと、いきなり撮らないで下さいよ」パタパタ
モバP「あ、コレ100枚しか撮れないんだっけ。藍子、これどうやって写真集消すの?」
ちひろ「消さないで下さいよ!」
藍子「パソコンにデータ移すまで消せませんよ~?」
モバP「そっかぁ、じゃあ1枚ずつを貴重に利用していかないとな……ん?」
関裕美「ただいま…」
モバP「裕美だー!!」カシャカシャカシャカシャ
ちひろ「さっきの発言どこ行ったよおい!」
裕美「え!?なに!?」
藍子「パパラッチみたいな勢いでしたね~」
モバP「裕美、撮影どうだった?」
裕美「楽しかったよ?スタッフさんも皆優しかったし。でも『笑顔が硬い』っていっぱい言われちゃった…」
モバP「はっはっは!気にすんな!その稀に見せる笑顔が超絶魅力的だから裕美がモデルに抜擢されたんだぜ!?」
裕美「そ、そうかな…」
モバP「そうだとも。それが裕美の魅力さ」
裕美「…」
モバP「まだ何かあんのか?」
裕美「私…全然変われてない…」
モバP「…そうかな」
裕美「今でも自分が可愛いだなんて思えないし、目付き悪いって思ってるし…」
モバP「…」
裕美「ねぇ、私これからどうしたら良いのかな…?」
モバP「…『そのうち、どこかが、目的地』」
裕美「え…?」
モバP「裕美は今、楽しいか?」
裕美「え…うん。楽しいよ。皆と一緒にアイドル出来るのが」
モバP「ならそれで充分だ」
裕美「…」
モバP「自分がどうあるべきか、どうなりたいか、なんて、いつの間にか見付かってるモンだよ。だから、裕美は今を懸命に楽しめばそれで良い。それが『今の』裕美の魅力になるよ」
裕美「……ありがとう」ニコ
モバP「はいシャッターチャンス!」カシャカシャ
裕美「ちょ、ちょっと!」
#chapter3『この一瞬にしか 君はいやしない』
#chapter4
モバP「…」モフモフ
市原仁奈「わぷぷー」モフモフ
モバP「仁奈は色々と柔らかいなー」モフモフ
仁奈「そうでごぜーますか?」
片桐早苗「…」
モバP「セーフですよ」
早苗「何基準よ」
モバP「膝に乗せて撫でてるだけです。父親でも娘にしてますよ」
早苗「親子間でやって良い事がセーフなら、一緒にお風呂とか入れるよね」
モバP「…!!」
早苗「閃いたみたいな顔しない!」ゲシッ
モバP「痛い!早苗さん危ないですよ!仁奈が!!」
早苗「その状況で自分より仁奈ちゃんの身を案ずる精神だけは認めてあげる」
モバP「『ロリコンなら子供を守れ』」
早苗「はいはい」
仁奈「今の楽しかったでごぜーます」
モバP「え?そう?ほら」ヒョイッ
仁奈「うわー」ブラーン
モバP「はっはっは。仁奈は可愛いなぁ」
早苗「…」
モバP「セーフです」
早苗「だから何も言ってないって」
モバP「そんなに見つめられると気まずいんですよ」
早苗「…良いですよーだ。おねーさん帰っちゃうもんね」
モバP「はい。お疲れ様でした」
早苗「けっ」
モバP「…」
仁奈「うわーい」ブラーン
モバP(父親と娘ねぇ…)
モバP「仁奈、最近どうだ?」
仁奈「ん?それはどういう意味でごぜーますか??」
モバP「仁奈が一人でこの事務所に入って、今はお父さんともお母さんとも離れて暮らしてるじゃんか」
仁奈「仁奈は平気でやがりますよ?」
モバP「そうか?」
仁奈「はい!」
仁奈「仁奈にはおねーさまの皆も、仁奈を応援してくれる皆も、そんでPもいるでごぜーます」
仁奈「これで寂しいなんて言うほど、仁奈は子供じゃやがりません!」
モバP「…そうか」
仁奈「はい!仁奈はアイドルが出来て、とっても幸せでごぜーます!」
モバP「…でも、寂しい時はちゃんと誰かに言うんだぞ?」
仁奈「……じゃあ」
モバP「ん?」
仁奈「いま、ちょーっと寂しいので、ギューっとして欲しいでごぜーます…」
モバP「はは、了解」ギュッ
早苗「…」
モバP「セーフです」ギュッ
早苗「もういいってば」
モバP「送って行きますよ」
早苗「…はいはい、よろしくー」
#chapter4『幸福はここに。そしてすべてに』
#chapter5
モバP「…」カタカタ
ちひろ(…珍しく仕事してる)カタカタ
モバP「…っし、終わり!」ッターン
ちひろ「…まだ月の半分くらいですけど、もう今月中のスケジュールと企画組み終わったんですか?」
モバP「えぇまぁ。あー疲れた」
ちひろ「家まで仕事持ち帰って徹夜で半月で終わらせるなら、普通に勤務時間に仕事したらどうですか」
モバP「嫌ですよそんなの。子供達と遊べなくなるじゃないですか」
ちひろ「はぁ…全く…」
モバP「ちょっと寝てきます。小春を迎えに行く時間になっても起きなかったら呼んで下さい」
ちひろ「はーい」
モバP「くぁ…」ガチャ
モバP「…ん?」
双葉杏「ぐぅ…すぅ…」
モバP「なんだ。杏、いたのか」
杏「あぁん…?あ、ぷろでゅーさー…おはよ」
モバP「お前今日休みだろ」
杏「そうだけどさ。ここ、家より寝やすいから」
モバP「ふぅん……今から俺が寝るからどけ」
杏「却下だよ」
モバP「なんだと?」
杏「杏はココで寝るんだ。どうしても寝たかったら添い寝しなさい」ゴソゴソ
モバP「誰がするかね」
杏「なんだよー連れないなー」
杏「初めて会った時はあんなに情熱的で……杏、プロポーズされるかと思ったよ」
モバP「プロポーズ?してやろうか?」
杏「何?養ってくれんの?」
モバP「…やっぱヤダな」
杏「なんでさ。杏はそこらの幼女と違って、多分ずーっとこの体型だよ」
モバP「…………」
杏「っていうか、プロデューサーの年齢からしたら16も充分ロリの範疇だと思うけど」
モバP「何だお前は。そんなに俺の射程範囲に入りたいか」
杏「…うるさい。寝る」
杏「プロデューサー、寝るんじゃないの?」
モバP「ソファか自分のデスクで寝るよ」
杏「ココにこずえもいるけど」
モバP「それを早く言えそれを」ゴソゴソ
杏「なんだこいつ。なんだこいつ」
遊佐こずえ「…スゥ…スゥ…」
モバP「なんだ、マジでいるじゃん」
杏「可愛いでしょ」
モバP「可愛いな。妖精みたいだな」
こずえ「…スゥ…」
杏「なんかこずえってさ、明日になったら急に消えてなくなったりしそうだよね」
モバP「…やめろよ、そういうの」ウルッ
杏「マジ泣き!?」
モバP「はぁ~あったけ~」
杏「あったかいねぇ。生命の神秘だねぇ」
モバP「あとなんかさ、この重さも人間のそれじゃなくて、なんか別の何かとして腕にのしかかってくるよな」
杏「分かんないけど分かるよ」
モバP「魂の質量って言うの?なんか21グラムがどうとか言うじゃん」
杏「あーアレ迷信だよ。5人の死体を量って21グラム減ったのは一人だけだったらしいよ」
モバP「へぇ~」
こずえ「…ん~…?」
モバP「あ、悪い、起きちゃったか」
こずえ「何の…おはなしー…?」
杏「こずえは可愛いなって話だよ」
モバP「あぁ、そうだな」
こずえ「ふわぁ…?」
#chapter5『いのちに重さなんてない。でも何故か温かい』
また書き溜めて無いのに立てちゃったよ
続きは深夜か明日に
#chapter6
古賀小春「…」
ザァァァァァ……
小春「…あっ」
モバP「ようプリンセス。お迎えだぜ」
小春「お姫様のお迎えにしては~ちょっと王子様らしさが足りないです~」
モバP「そうか?なら…」
モバP「姫、お迎えに上がりました。どうぞ僕の馬に」
小春「わぁ~。合格です~えへへ~」
モバP「それは良かった。さぁ車に乗って、濡れない様にな」
小春「は~い」
ブロロロ…
モバP「結局寝られなかったな~」フワァ
小春「Pさん、おネムですか~?」
モバP「そうなのです~」
小春「なら小春がガムをあげます~」ガサゴソ
ヒョウくん「…」ゴソッ
小春「わわっ!ヒョウくん駄目です~」
モバP「ブレーキの下とか入っちゃダメだから、悪いけど車の中では出さないでくれよ」
小春「は~い。ごめんなさい~」
ヒョウくん「…(しょうがねぇな)」ゴソゴソ
小春「あ!ありました~。はいPさんどうぞ、あ~ん」
モバP「…なんと」パクッ
小春「えへへ~」
モバP(イチゴか…まぁ小春がブラックミントとか持っててもなんか嫌だけど)
小春「春ですね~」
モバP「雨だけど」
小春「最近続いてますね~」
モバP「小春は雨は好きか?」
小春「嫌いじゃないですけど~、晴れてる方があったかいから好きです~」
モバP「そうか、俺は結構雨好きだけどな」
小春「どうしてですか~?」
モバP「う~ん。俺がプロデューサーだから、とだけ言っておこう」
小春「小春には良くわかんないです~」
モバP「そうかそうか…ふわぁ…」
小春「Pさん、やっぱりおネムですね~」
モバP「そうだなー。もうすぐ事務所だし、頑張るよ」
小春「小春はおネムの時は~歌をうたいますよ~」
モバP「へぇ、そりゃ素敵だな」
小春「はい~」
モバP「…」
小春「…」
モバP「え、何?」
小春「歌わないんですか~?」
モバP「え~?俺は良いよ。得意じゃないし」
小春「え~」
小春「しょうがないです~。なら、小春が代わりに歌ってあげますよ~」
モバP「やったね!」
小春「…はーるが来たら~♪みんなーで笑って~♪」
モバP「…」
小春「日向ぼっこしながら~♪お話するんだ~♪」
モバP「…早く晴れると良いな」
小春「はい~」
#chapter6『きれいな音は 春の速度で僕に届く』
#chapter7
佐々木千枝「プロデューサーさんっ」
モバP「んー?どうした千枝」
千枝「ちょっと、千枝の宿題を手伝って欲しいんです!」
モバP「おぉ良かろう。算数か?国語か?」
千枝「プロデューサーさんは、恋をした事はありますか?」
モバP「おおういきなりどうしたちーちゃん」
モバP「『身近な大人のれんあいけいけん』…へー、ませた宿題が出るモンだな」
千枝「それでプロデューサーさんは、恋をした事はありますか?」
モバP「そりゃありまくりよ。恋多き男だから俺」
千枝「それを教えて下さい!」
モバP「ん~…初恋は確か幼稚園の時に、近所のお姉さんが好きだったなー…と言っても五つしか年上じゃなかったから、当時の彼女も小学生だったけど」
千枝「ほうほう」
モバP「そんで次が小三の時の同級生かな。転校しちゃった時は悲しかったな~」
神谷奈緒「なんだPさん。恋バナしてんの?」
千枝「千枝の宿題です!」
奈緒「へぇ…」
モバP「そんで中学から高校は一途だったな…斜向かいに住んでる小学生に」
奈緒「…」
モバP「…何も言うな」
奈緒「…射程範囲が小学生からブレないな」
モバP「言うなって」
モバP「んーこんなモンかな」
奈緒「結構多いモンだな」
モバP「そうだなー。『あの頃は、今よりずっと、恋をしていた』…だなぁ」
奈緒「…」
モバP「あ、お前元ネタ知ってる人間だな」
奈緒「有名じゃん」
モバP「そうかな」
千枝「??」
千枝「では、次は奈緒さん」
奈緒「えぇ!?わ、私も!?」
千枝「はい、お願いします!」
奈緒「私、別に恋愛とか沢山した事無いし…参考になんねぇぞ?」
千枝「大丈夫です。他にも質問がいくつかありますから」
奈緒「…Pさん、どっか行ってろ」
モバP「ひどい」
奈緒「仮眠室で幸子が熟睡してた」
モバP「じゃあな」ガチャ
奈緒「…」
奈緒「…それで、質問って何だよ」
千枝「奈緒さんは好きな人がいますか?」
奈緒「……」
千枝「いますか?」
奈緒「……はい」ボソッ
千枝「じゃあ、その人を好きになった理由は?」
奈緒「…知らねぇよ。ホント何でだろうなぁ」
千枝「それじゃ参考にならないですー」
奈緒「…アレだよ千枝ちゃん。恋愛ってのは何かを参考にするモンじゃないよ」
千枝「え?」
奈緒「恋愛ってのは大人になるにつれて自分で学ぶモンだ。だからそんな宿題なんかに囚われたらいけないぞ、うん」
千枝「えぇ~…」
奈緒「千枝ちゃんは、恋愛って分かる?」
千枝「んー…なんだかあんまり分かんないですー…」
奈緒「なんつーか、その人の事を考えると優しい気持ちになったり、たまに悲しくなったりするのが恋愛だよ。そんな感じの事書いとけ……うわぁ何か恥ずかしい。私帰るな」
千枝「え?はい…ありがとうございました」
千枝(その人の事を考えると、優しい気持ちに…)
モバP「はっはっは、さっちゃんは泣き虫だなぁ……お、千枝、終わった?」
千枝「…いいえ。私この宿題提出しません」ニコッ
#chapter7『ひとは、ひとりでに、恋を知る』
#chapter8
輿水幸子(フフーン!今日のラジオもバッチリでした!)
幸子(…プロデューサーさん、褒めてくれるかなぁ…?)
幸子「ふわ…」
奈緒「…お、さっちゃん。眠そうだな」
幸子「ふわ…そうですか…?」
奈緒「うん。プロデューサーまだ仕事中だし、寝たら?」
幸子「はい…じゃあそうしますー…」
~~~
モバP『じゃあな、幸子』
幸子『ん?突然何言ってるんですか?プロデューサーさん』
モバP『俺は遠い所に行く事になった。だからさよならだ』
幸子『え…?いきなりそんな事言われても、ボクはこれからどうしたら…』
白坂小梅『幸子さん…さよなら…』
星輝子『フヒ…さよなら…さっちん…』
『さよなら…』
幸子『皆!どこへ行くんですか!』
幸子『プロデューサーさん!まだボクのカワイさを世界に知らしめる仕事が残ってますよ!』
幸子『小梅ちゃんも!尚子ちゃんも!せっかく仲良くなれたのに!!』
『さよなら…』
幸子『いや!嫌だ!!待って!皆ぁ…っ!』
~~~
幸子「いや…いやです…」グスグス
モバP「…」ナデナデ
幸子「あ……」
モバP「…おはよう、幸子」
幸子「…ぷ、プロデューサーさんっ!」ガシッ
モバP「おう」
幸子「プロデューサーさん!どこ行っちゃうんですか!」
モバP「俺はここにいるよ。それは多分夢だ」
幸子「夢………?」
モバP「おう」
幸子「…~~~っ!!?////」バッ
モバP「なんだよ、離れちゃうのか」
幸子「いいい今のは忘れて下さい!!!」
モバP「こわい夢みて泣いちゃうなんてさっちゃんはカワイイなぁ」ナデナデ
幸子「やめてください!」バシッ
幸子「ボクは帰ります」ブスー
モバP「おう、じゃあな」
幸子「っ…」
モバP「…お?どうした?」
幸子「…プロデューサーさん、ホントにどこにも行かないですよね?」ウルウル
モバP「…はぁ…良いか幸子」ギュ
幸子「…」
モバP「俺も皆も、どこにも行かないよ」
幸子「で、でも、皆、『さよなら』って行って…どこかへ…」グスッ
モバP「大丈夫だって。ずっといるから」
幸子「ボクを子供扱いしないで下さい…ずっとなんて、有り得ないです…」ポロポロ
モバP「…ん~…」
モバP「そうだな。いつかは幸子と離れ離れになる時がくるだろう」
幸子「っ…」ポロポロ
モバP「でも、いつかは今日じゃない。その時が来るまでは、幸子と一緒だ」
幸子「…」ポロポロ
モバP「あと、その時はちゃんと言うよ。『さよなら』だなんて軽い言葉で、お前から離れたりしない」
幸子「…や、約束…」グスッ
モバP「はいはい。ゆーびきーりげーんまん」ブンブン
幸子「約束です…」
モバP「おう、じゃあ…えーっと、また明日な」
幸子「…はい!また明日!」ニコッ
#chapter8『さよならは、またあした』
#chapter9
TV『ギャアーーー!!!』グシャッ
白坂小梅「……」フンスフンス
モバP「……」
TV『オ"オ"オ"オ"オ"ア"ア"ア"ア"ッッ!!!!』
小梅「……!!」パタパタ
モバP「小梅ー、ゾンビでテンションアゲアゲなのは分かるけど、俺の膝で暴れないでくれるかな」
小梅「あ…ごめん…なさい…」
モバP「小梅はよい子だな」ナデナデ
小梅「あう…爆発…する…映画…見られないです、よ…?」
モバP(二人で一つのソファに座るのはセーフなんだな…無自覚かも知れないから黙っておこう)
小梅「あの…Pさんは…嫌じゃない、ですか……?」
モバP「ん?むしろご褒美だけど」
小梅「……?」
モバP「いや何でもない。なにが嫌かって?」
小梅「怖い映画…見ることです…」
モバP「あー……最初は苦手だと思ってたけどなー……」
小梅「ご、ごめん…なさい…」
モバP「でも最近はなー…なんか、命のあり方について考えさせられるんだよな……」
小梅「…?」
モバP「この人達にもそれぞれ人生があって、死んだ後も自分という存在を世間に知らしめてる訳じゃん…ゾンビにあんまり個性とかは無いけど」
小梅「はい……」
モバP「そう考えると、ゾンビも悪くないかなーって」
小梅「ほ…本当…っ?」
モバP「おう。あ、俺が死んだら、小梅が俺をゾンビにしてくれるか?」
小梅「ん……ネクロマンシー…難しいって……ネクロノミコンにも書いてありました……」
モバP「へぇ、小梅もネクロノミコン持ってんのか」
小梅「Pさんも…持ってるんですか…?」
モバP「多分小梅の持ってるのとは違うけどな。ハンス・ルドルフ・ギーガーって人の画集で……」
小梅「…」キラキラ
モバP「…読みたい?」
小梅「はい…っ」
モバP「多分後悔すると思うけど……俺は頭痛くなった……」
小梅「脳の汚染…本物の…魔導書…っ」
モバP(…まぁ、小梅が楽しそうだからそれで良いか)
小梅「あ、でも…Pさんがゾンビになっちゃったら…皆をプロデュース…出来なく…」
モバP「あー、そうだなぁ」
小梅「やっぱり死んじゃ、駄目……です」
モバP「了解。小梅もな」
小梅「私…私が死んだら…あの子と一緒に…Pさんの後ろに…」
モバP「それは心強いけど、死んじゃ駄目だぞ?さっちんが泣くから」
小梅「幸子さんが…?」
モバP「うん」
小梅「えへへ…じゃあ私も駄目…」
モバP「おう」
小梅「じゃあPさん…ずっと一緒に生きて……あ、今のは無し…爆発……」
#chapter9『死ぬのは怖くない。あなたと、いるから』
#chapter10
モバP「さて…くるみのLIVEバトル見守ってから、ありすを迎えに行かないと…結構ハードスケジュールだな…」
大沼くるみ「ぷろでゅーしゃー…じゅんび、出来たよー?」
モバP「オーケー、急ぐぞ」
くるみ「はぁい…」
~~~
くるみ「ぷ、ぷろでゅーしゃー…くるみ、ちゃんと出来るかなぁ…?」
モバP「安心しろ。お前なら絶対勝てるよ」
くるみ「で、でも…」
モバP「くるみ、お前、今日のライブの為に頑張ったレッスンの時間、覚えてるか?」
くるみ「え?えっとぉ、えーっとぉ……おぼえてないよぉ…くるみ、おバカだからぁ…」グスッ
モバP「それで良い。俺も覚えてないよ」
くるみ「ふぇ…?」
モバP「覚えきれないくらいの時間、くるみは頑張ってきた。落ち着いて、その成果を出せば、きっと結果が返ってくる」
くるみ「えへへ…うん…くるみ、頑張るよ…?」
モバP「おう、行ってこい」
『LIVEバトルです!』
横山千佳『ラブリーチカのマジカルパワーで…♪』
モバP(相手の子可愛いなぁ…)
くるみ『ふぇ…大沼…くるみでしゅ…』グスッ
モバP(やっぱり泣いちゃったか…まぁいいや)
『その判定は!?』
モバP「…」
『大沼くるみさんの大勝利~!』
くるみ『ふぇ…?』グスッ
モバP「…良かった」
~~~
モバP(…さて、くるみを連れて早くありすの所にいかなきゃ…)
「………」
モバP「?…お疲れ様です」
「…アンタ、大沼くるみのプロデューサーか?」
モバP「え?はい」
「…ふざけるなよ!」
モバP「………ん?」
「千佳はこれまでずっと頑張ってきたんだ!」
「レッスンも今日の為にこなしてきた!」
「それなのに何で!」
モバP「……っ」
「あんな馬鹿みたいなガキに……っ!!」
ドガンッッ!!!!!!
「…ってぇ!!」ドサッ
モバP「………頑張ってきた?当たり前だろう」
モバP「レッスンをこなした?当然だ…」
モバP「勝つ奴がいれば負ける奴がいるだろ……?それなのに何だお前は……」
モバP「このロリコンめ!恥を知れ!!!」
「あ、アンタ、今殴ったな!?アンタの事務所に電話して今日の事を…」
モバP「好きにしろよ…」ユラ…
「っ…」
モバP「でもな…俺じゃなくてウチのアイドルに直接今みたいな事言ってみろ…」
モバP「一生デスクになんか座れなくするからな」
モバP「…お待たせくるみ」ガチャ
くるみ「あ、ぷろでゅーしゃー!わたしね!勝っ、た……よ…」
モバP「…ん?おめでとう。どうした?」
くるみ「ぷろでゅーしゃー…なんでそんなに怖い顔…してるの…?」ウルウル
モバP「え…?あー…何でもない」ニコ
くるみ「う、うん…」
モバP「…よくやったなくるみ。本当におめでとう」
くるみ「うん…えへへ」ニコッ
モバP「…虹、みたいだな」
くるみ「ふぇ?」
モバP「くるみの泣き顔の後の笑顔。雨上がりの虹みたいだ」
くるみ「え?そんな、恥ずかしいよぉ…」
モバP「…」
モバP「…あのな、くるみ」
くるみ「ふぇ…?」
モバP「この業界には、キラキラしてる部分と同じくらい、ドス黒い部分もある」
くるみ「うん……?」
モバP「くるみの笑顔はな、そんな暗い部分に呑み込まれないくらい強いと、俺は思ってるんだ」
くるみ「そ、そんなの分かんないよぉ…」
モバP「…そっか、分かんねぇか」
くるみ「うん、くるみバカだからぁ…」ウルウル
モバP「いや、くるみは馬鹿なんかじゃないさ。だから泣くなよ、天気予報では今日か明日に晴れるって言ってたぞ?」
くるみ「…それ、お天気のはなしでしょ…?…えへへ…」
モバP「…よし、行くか」
くるみ「うん…」
モバP「…」
「……」
モバP「…」
くるみ「…あの…あ、ありがとう、ございました……」ニコ…
「っ!……あぁ……こちら、こそ……」
くるみ「……ぷろでゅーしゃー、時間だいじょうぶ…?」
モバP「…あ、やべ!走るぞくるみ!」
くるみ「…えへへ」
#chapter10『淀んだ世界を変えながら、小さな虹は今日も往く。』
#chapter11
ザァァァァァ……
橘ありす「………」
~
モバP『局のロビーで待っててくれ。迎えに行くからな』
~
ありす「……遅い」ボソッ
ありす(あの人はいっつも色んな事にルーズです)
ありす(名前で呼ぶなって言っても呼び続けるし…)
ありす(今日だって、スケジュールを上手く組めば収録中にこちらに来られた筈です)
ありす(今日という今日はちゃんと言っておかないと…!)
ザァァァァァ…
「あれ?CGプロの…」
ありす「…いつもお世話になってます」ペコ
「いえいえ。それより橘さん、帰らないの?」
ありす「…迎えを待ってるので…」
「あーそっか。でももう時間結構経ってるし、来ないと思ったらタクシー呼びなね?」
ありす「はい…ありがとうございます」
「うん。それじゃあ」
ザァァァァァ…
ありす(そんなの言われなくても分かってます…)
ありす(そうです。あの人なんかほっといてタクシーで帰れば…)
ザァァァァァ…
ありす(…待っててくれって、言ったのに…)
ザァァァァァ…
ありす(来てくれないんですか…?)
ザァァァァァ…
ザァァァァァ…
ザァァァァァァァァァ……
モバP「ありす!!」
ありす「っ!」
モバP「スマン!待たせた!」ゼェゼェ
ありす「…あ…」
モバP「…どうした…?」
ありす「…遅すぎです…」
モバP「スマン。さぁ帰ろう、くるみも車で待たせてる」
ありす「はい…」ギュ
#chapter11『言いたいこと、全部忘れた』
#chapter12
モバP「ふぅ…」ドサッ
櫻井桃華「Pチャマ、お疲れ様ですわ」スッ
モバP「おぅ桃華…これ紅茶か?」
桃華「コーヒーの方が宜しくて?」
モバP「いいや、せっかく桃華がいれてくれたんだ。いただくよ」コク…
桃華「…似合わないお顔を為さってますわね。お考え事?」
モバP「…失敬な…俺はいつも高尚な悩みに頭を抱え続けてるよ…」
桃華「それは知的ですわね。それで、何があったのですか?わたくしで良ければ相談にのりますわよ?」
モバP「…このおませさんめ」
桃華「レディの嗜みですわ」
モバP「そうかよ」
~~~
桃華「それは…御心苦しい事がありましたのね」
モバP「悪かったな。こんな愚痴聞いてもらって」
桃華「いえ、お話してくれて嬉しかったですわ…それよりPチャマ」
モバP「ん?」
桃華「わたくしの意見を言わせて頂くと…『悩みすぎ』ですわ」
モバP「…」
桃華「この業界の暗い部分なんて、嫌という程知ってますわ…なのにわたくし達が挫けずにアイドルを続けられる理由、貴方はご存知で?」
モバP「?」
桃華「貴方がいてくれたからですわ、Pチャマ」
モバP「…」
桃華「緊張したり、嫌な空気だったりしたら、わたくし達にどうしろと言ってますの?」
モバP「…深呼吸」
桃華「そうですわ。大きく息を吸って、吐いたら、嫌な事なんて乗り越えられますわ」
モバP「そうか…」
桃華「でもそれは、隣に無駄に元気な幼児性愛の紳士がいるからこそ出来る裏技ですわ」
モバP「…その呼び名、誰から教わった」
桃華「ちひろチャマですわ」
モバP「あのアマ…」
桃華「Pチャマ、ご安心して下さいまし。貴方が育てたアイドル達は、貴方が思っている以上に強い女の子でしてよ?」
モバP「…どうやらそのようだな」
桃華「ええ」
モバP「…ありがとう、桃華」
桃華「礼には及びませんわ」
モバP「まだ雨が強いな…送っていくよ」
桃華「ちゃんとエスコートお願いしますわよ?」
モバP「はいはい」
#chapter12
『こんな僕でも。
こんな世界が。
それでも楽園であることを。
君の深呼吸で知った。』
#chapter13
ブロロロロ……
モバP「あいにくの雨だなー…今日は晴れるって言ってたのに」
結城晴「…おい」
モバP「どうした晴」
晴「…オレの衣装がねぇんだけど」
モバP「そんな訳あるか、むしろお前の衣装しか乗せてないぞ」
晴「…このパステルピンクのフリフリワンピースがソレだなんて言わねぇよな…」
モバP「ご名答だよ晴ちん!」
晴「ちくしょう!」
晴「……」
モバP「どうしたパステル晴ちん」
晴「蹴るぞ」
モバP「運転中はよしなさい。危ないから」
晴「…見たところ、大丈夫そうだよな」
モバP「あん?俺の事か?」
晴「おう」
モバP「大丈夫に決まってるだろ。誰が俺の不調を吹聴してたんだ?」
晴「ちひろさん。フォローしてやってくれって」
モバP「全くあの人は…」
晴「何だかんだでアンタに甘いよな」
モバP「そうだな」
~~~
モバP「じゃ、頑張れよ」
晴「あれ?来ないの?」
モバP「何?着替えるトコ見てて欲しい?」
晴「…」ゲシッ
モバP「痛いよ」
晴「裏まで来ないのかって聞いてんだよ」
モバP「大丈夫。ちゃんと見てるから。安心しろ」
晴「なんだそれ」
モバP「ほら、早く着替えないと間に合わんぞ」
晴「…ちゃんと見とけよ?…アンタの育てたアイドルは、間違いなく『強い』ってトコ見せてやる」
モバP「…おう」
晴「じゃあな」タタッ
スタッフ「…あの、CGプロのプロデューサー。なんか暴力騒ぎで裏方の出入り禁止って言われてるんですけど」
モバP「…分かってるよ。客席なら問題ないだろ」
スタッフ「晴ちゃんにもお伝えした方が、後で合流しやすいと思うんですけど…」
モバP「…そんなダセェ真似出来るか。ロリコン舐めんな」カツ カツ
スタッフ「そ、そうですか…」
~~~
ワァァァァァァ
ハルチャーーーン
晴『皆ありがとう!短いコンサートだけど、楽しんでってくれよな!』
モバP「…」
晴『~~~♪』
ワァァァァァァ
ワァァァァァァ…
モバP「…っ」グシグシ
#chapter13『君は遠く輝く。僕は少し泣く』
#chapter14
ザァァァァァ…
モバP「ふぅ…」
ちひろ「お疲れ様でした、プロデューサーさん」
モバP「はい。ありがとうございます」
ちひろ「LIVE映像が届くのが楽しみですね。晴ちゃんどうでした?」
モバP「凄いキラキラしてましたよ。ファンの熱気も…まるで近くにいるみたいに感じられましたし」
ちひろ「ホントに良かったですねぇ」
モバP「えぇ」
ザァァァァァ…
モバP「……」
ガサゴソ
星輝子「フヒ…」ゴソゴソ
モバP「よう輝子。いたのか」
輝子「え、はい、ずっといましたけど……」
モバP「そうか。親友の調子はどうだ?」
輝子「雨が続いてるから…元気…ジメジメ…フヒ…」
モバP「そりゃあ良かった」
輝子「…もう一人の親友も、元気無いって聞いてたけど、そうでも無かった…安心…」
モバP「…そりゃあ良かった」
ザァァァァァ…
輝子「フヒ、雨…結構強い…」
モバP「…輝子は雨、好きか?」
輝子「フヒ…?…キノコが元気になるから嫌いじゃないけど…私としては…普通…」
モバP「へぇ、そうなのか」
輝子「気持ちが余計にジメジメする…外に遊びにいけないし……フヒ、まぁ、元々外でなんか遊ばないけど……ボッチだし…」
モバP「…『孤独をつぶやくな。沈黙を誇れ』」
輝子「フヒ…プロデューサーがたまに言う…名言みたいな言葉…知らないのばっかり…」
モバP「はっはっは、知らなくていいさ」ナデナデ
輝子「フヒ…」
モバP「あと、輝子はボッチじゃないだろ?」
輝子「…うん…プロデューサーも、小梅ちゃんも、さっちんも…みれいもお隣さんも…皆、友達…」
モバP「そうだ。学生時代の俺より友達多いぞ」
輝子「プロデューサー、友達、少なかった…?」
モバP「まぁ、性格、というか性癖がな…」ブツブツ
輝子「フヒ…?」
モバP「気にすんな」
ザァァァァァ…
モバP「俺は結構雨好きなんだよなー」
輝子「どうして…?」
モバP「良く聞いてみろ、輝子」
ザァァァァァ…
モバP「雨の音ってさ、ライブの時の、ファンの拍手に似てるんだよ」
輝子「あ…」
モバP「それだけの理由だけど、俺は結構雨が好きだ」
輝子「フヒ…良いと思う…」
モバP「ありがとう」
モバP「…でも俺も、今日は輝子の自論に従ってみようかなー」
輝子「フヒ…?」
モバP「俺の心がジメジメしてんのは、最近雨が続いてるからだわ、うん」
輝子「フヒ…それはいけない…心には…キノコも生えないし…」
モバP「そうだな。ジメジメしたって何も良い事無いわ」
輝子「うん…」
モバP「よし、じゃあもうジメジメ終わりだな」
輝子「フヒ…?」
モバP「輝子、窓の外見てみろ」
#chapter14『ほら、拍手が止んだ。』
お疲れ様ッス
ただのイチャラブ書こうと思ったのになんでこうなったんだろうね
書いてないロリっ子のプロデューサーさんゴメンなさい
このSSまとめへのコメント
各タイトルも良かった。
千佳ちゃんだけP含め残念