エレン「バイトはじめました」(31)



現パロ、104期メンバーが高校に入ったばかりの設定


キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン

エレン「あ~今日も終わった、終わった!」

ライナー「ようやくだな。やれやれ」

エレン「なんか、高校入ってから授業が急に難しくなってないか?」

ライナー「確かにそれはあるな…アルミンの奴は変わってないみたいだが」

エレン「あいつは別格だしな…」

ライナー「よし、じゃあ俺はアメフト部に行ってくるか…」

エレン「おう、がんばれよ」

ライナー「お前は、なんか部活入らないのか?」

エレン「今のところは考えてないな」

ライナー「運動神経いいのにもったいないな…どうだ、アメフト部」

エレン「遠慮しとく…なんか男臭そうだ」

ライナー「なんか別の意味にしてないよな?」

エレン「はあ?」

アニ「…お疲れ」

ライナー「よう、アニ。お疲れ」

エレン「あれ、アニは部活入ってないんだっけ?」

アニ「そうだね、入ってないよ」

エレン「そうなのか…」

アニ「あんたも、まだ入ってないんだろ」

エレン「まあな」

ガラ

アルミン「エレン、お待たせ。帰ろうか」

エレン「ようアルミン」

ライナー「よし、俺は行ってくるぜ」

アニ「私も帰るよ」

エレン「おう、じゃあ明日な」

アルミン「またね、アニ、ライナー」

エレン「ミカサの奴は?」

アルミン「生徒会の仕事が忙しくなるから、先に帰ってほしいってさ」

エレン「そっか、じゃあ帰るか」

アルミン「うん」


帰り道 国道14号沿い

エレン「しかし、ミカサの奴が生徒会に入るなんてな」

アルミン「うん、ちょっと驚いたよ」

エレン「あいつ中学の時、帰宅部だったもんな。もったいないぜホント」

アルミン(それは、エレンが帰宅部だったからなんだけどね…)

アルミン「君たち二人共、帰宅部だったのはもったいなさ過ぎるよ…」

アルミン「運動部に入ってたら、多分いいところまでいけたんじゃないかな~」

エレン「そんな簡単じゃないだろ」

アルミン「アニも中学の時、陸上部で全国に行ったんだからさ…」

エレン「あいつすごかったよな…もう高校ではしないのかな」

アルミン「どうだろうね…」

エレン「そういやさ、俺バイト決まってよ」

アルミン「前に行ってたレストランだっけ。決まってよかったね」

エレン「ああ。まあ、喫茶店に近いんだけどさ」

アルミン「でも、バイトなんていきなりだね」

エレン「社会勉強になるしな」

アルミン「うん、いいことだと思うよ」


エレン「ただ、みんなには言わないでくれよ。恥ずかしいからな」

アルミン「うん、わかった。でも、いつか見に行ってみたいな~」

エレン「おいおい…」

ユミル「よし、クリスタ。腕組んで帰ろうぜ」

クリスタ「女の子同士でそんなことしないの」

ユミル「ちぇ、つれねーなー」ブーブー

クリスタ「愛しの彼としたらいいのに…」

ユミル「そんな奴いねぇし」

クリスタ「この前、告白されたの知ってるよ」

ユミル「断ったしな」

クリスタ「そうなんだ」

ユミル「クリスタなんて、入学してから何回されてんだ~?」

クリスタ「え、えっと…」

ユミル「忘れるほどされてるんだな」

クリスタ「もう、ユミル!」

ユミル「ははは、しかし断られた方はしばらく立ち直れないだろうな」

クリスタ「私は…恋愛とかまだよくわからないし…」

ユミル「ま、まだ私達15だしな…これからだな」

クリスタ「そうだよ、これからだよこれから!」



クリスタ「あれ、エレンとアルミンじゃない?」

ユミル「あ、マジだ」


アルミン「あ、クリスタ!……とユミル」

ユミル「おい、私はついでかよ」

エレン「よう、二人共。帰りか?」

クリスタ「うん、そうだよ」

ユミル「ミカサの奴がいねぇな」

エレン「あいつは生徒会だな」

また近い内に書きます。

>>13すまん>>15の意味だ
伝わりにくかったな
ありがちにならんように願う

>>18ありがとう。sage進行でいきます。

更新していきます。

クリスタ「生徒会か~ミカサも頑張ってるんだね」

アルミン「うん、そうだと思うよ」

ユミル「で、お前らは特に何もせずにフラフラ帰宅部か?」

アルミン「あははは…まあ、そんなところかな」

エレン「なに言ってんだよ。アルミンはこれから勉強漬けなんだぜ」

クリスタ「勉強漬け?中間試験は終わったよ?」

エレン「そうじゃなくてさ、アルミンは国家公務員一種目指してるからな」

アルミン「ちょ、エレン…!」

クリ ユミ「国家公務員一種~~~!?」

エレン「ああ、といっても俺はどのくらい凄いのかはわかんねぇけど」

クリスタ「私もあんまりわからないけど…公務員の中で一番難しいんじゃないの?」

アルミン「うん…そうなんだよね。でも大したことないよ」

ユミル「大したことないだ?はあ?」

ユミル「確か一種て一流大学卒業じゃないとまずとってくれないんだろ?」

アルミン「うん…だから、まずそこから入る必要があるんだけどね…」

エレン「本当かよアルミン。大変だな…」

クリスタ「すご~い、アルミン…」

ユミル「まあ、凄いけどな…せっかくの青春を勉強漬けかよ…なんか悲しいな…」

アルミン「いやいや、まだ僕高校一年だしさ…まだ時間もあるし…そんなに勉強漬けにはならないよ」

エレン「なんだ、そうなのかよ。よかったじゃん」

アルミン「エレンが大げさなんだよ、まったく…」

ユミル「はあ~しかし、一度きりの人生なんだし、青春は謳歌したいよな」

クリスタ「うん、青春謳歌したいね」ワクワク

アルミン「青春か~あんまり僕らの中でも浮いた話ってないもんね」

エレン「そういや、中学の頃からみんな一緒なんだよな。ジャンとかもみんな同じ高校に入ったし…その割に何も聞かないな…」

クリスタ「そうだっけ?中学の頃に噂はあったよね」

ユミル「ああ、あったな」ニヤニヤ

アルミン「あったっけ?」

エレン「どうだろうな」

ユミル「エレンとアニは付き合ってるっていうな」

エレン「げふっ!!」

アルミン「え…?本当?それ…?」

クリスタ「う、うん…噂だけどさ…女子の一部では言われてたよ」

アルミン「僕はてっきり、エレンとミカサ、ライナーとベルトルトの疑惑が囁かれてたんだと思ってたけど…」

ユミル「あれは有名だからな…いつの間にかネタにしか使えなくなったじゃねぇか」

アルミン「だね…ははは」

エレン「そ、そんな噂があったのかよ……」

ユミル「お前のその動揺具合から見て、もしかして事実か?」

クリスタ「…」

エレン「それは……」

回想

エレン「ほら、スポーツドリンク」

アニ「ありがと…」

エレン「大丈夫か?大分辛そうだけど」

アニ「これくらいの走り込みは楽だよ。ていうか、あんたも参加することないのに」

エレン「俺だけ、見てるだけだと暇だしな」

アニ「あんた、私の専属マネージャと思われてるかも」

エレン「陸上部エースの専属か…格好いいじゃん」

アニ「はあ、だから妙な噂も立つんだね…」

エレン「なんか言った?」

アニ「なんでも…あ、そうだ」


エレン「ん?」

アニ「せっかく、マネージャーになってるんだし、いっその事付き合わない?」

エレン「え…お、俺とか…?」

アニ「いいじゃないか。中学のお付き合いなんて、遊びみたいなものだよ」

エレン「ま、まあ…そうかな…?」

アニ「じゃあ、いいんだね」


エレン「お、おう、よろしく…」

エレン「まあ…事実かな…」

クリスタ「ええ~~~初めて聞いた…」

ユミル「ほう、案外やるじゃねぇか、てめぇ」

アルミン「僕も初めて聞いたよ」

エレン(しかし、あの後あんまりマネージャーみたいなことはしなくなったし)

エレン(アニも全国大会行ったしで忙しくなったし、自然消滅した感じなのかね…)

エレン「でも、今は何でもないからな…」

クリスタ「別れたんだ…」

ユミル「なんだよ、つまんねぇな」

エレン「おもしろそうにしてんじゃねぇよ」

ユミル「でも、付き合うまでの馴れ初めとかあるんだろ?聞かせろよ」

エレン「ば、変なこと言うなよ…俺バイトあるから…もう行くな!」タタタ

ユミル「あ、行っちまいやがった…ん、バイト?」

クリスタ「アルバイト?」

アルミン「ああ…自分で言っちゃってるよ…エレン…」



エレンのバイト先

店長「えっと、今日からアルバイトとして働いてくれるエレン君だ」

エレン「あ、よ、よろしくお願いします」

一同「よろしく~」

店長「このレストランは喫茶店のような気軽さもある。両方のいいところを兼ね備えてる店なんだよ。君もがんばってくれ」

エレン「は、はい…」

店長「で、君と同じ仕事をしてくれるのは…ヒッチさんかな」

ヒッチ「あ、私ですか?」

店長「だね、年齢はエレン君と同じ年かな?4月から来てくれてるから少し先輩だね。色々教えてやってほしい」

ヒッチ「わかりました」

エレン「ヒッチ…さん?」

ヒッチ「呼び捨てでいいけど…エレン…よね?」

エレン「ああ」

ヒッチ「最初は皿洗いからだけど、すぐに接客の仕事させられるよ。できそう?」

エレン「別に人見知りはしないから…大丈夫だと思うけど…」

ヒッチ「ならいいじゃん、同じ年みたいだし。あんたも高1?よろしくね」


エレン「よろしくな」


夜 

「お疲れ様でした~~」

エレン「あ~初日終わった……けっこう忙しかったな…」

ヒッチ「お疲れ~~じゃ、またね~」

エレン「おう、お疲れ様」

エレン「…俺も帰るかな…」

こんなところで、また書きますね。

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