エレン「学園都市だって?」上条「はい…」 (24)

上条「冷蔵庫の中身は全滅か、カードも踏んでしまうし不幸だ…」

上条「ま、まぁ気を取り直して布団でも干そうかなぁ…ハハハ」ガラッ

エレン「…」グッタリ

上条「なんでベランダに人が干されてんだろうか…(放って置く訳にもいかないよな…)」

上条「あの…すいませ~ん、大丈夫ですか?」ポンポン

エレン「はっ!…ウッウオオォッ!俺は巨人を一匹残らず駆逐してやるんだあぁッ!ガアァッ!」バタバタ

上条「ちょ!ちょっと落ち着いてくださいッ!巨人って何!?痛い痛い!不幸だあぁ!」

こうして私、上条当麻の不幸な夏休みが始まるのでありました。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1382686457

つい出来心で…

上条「それで…どうしてうちのベランダに引っかかってたんですか?」

エレン「記憶が無いんだ…どうしてここにいるのかも…」

上条「困ったな…自分の名前ぐらいは分かりますか?」

エレン「…エレン…エレン・イェーガー…」

上条「それでさっき巨人とか言ってましたけどなんなんですか?(外国の人かな?)」

エレン「巨人…そうだ…俺は奴らを皆殺しにするんだ…」

上条「落ち着いてください!何怖いこと言ってるんですか!」

エレン「あいつらは俺の…ぐ…」

上条「何か深い事情があるみたいですが少し落ち着いて…」

エレン「お前は巨人を見てないからそんなことが言えるんだ!」

上条「あの…だから落ち着いて…」

エレン「怒鳴ったりしてすまない…」

上条「いえいえ…その服は軍人さんか何かですか?」

エレン「…そうだ…思い出した…」スッ

上条「どうしたんですか?」

エレン「ミカサが…みんなが待ってる…」フラフラ

上条「…行っちまった…なんだったんだ?…不幸だ」ハァ

上条「それにミカサって…御坂のことか?まぁ…いいか…」


エレン「ミカサ…アルミン…何処だ…」フラフラ

「ねぇねぇあれ見てよ」「コスプレかな~」ザワザワ

エレン「見慣れないものがたくさんある…一体ここは…」

エレン「それにしても目線が痛い…」

エレン「どれだけ歩いても変わらない風景…みんな…何処に」

黒子「ジャッジメントですの!報告にあった不法入国者とは貴方のことですわね」

エレン「不法入国?待て、俺は調査兵団の者だ…」

黒子「調査兵団?知りませんわね…詳しい話は所のほうで伺いましょうか」

エレン「く…話し合いで解決はできないか…仕方ない…」スッ

黒子「大人しく捕まってくださいまし」シュンッ

エレン「なっ消えた!?」

黒子「こちらですわよ」ヒュン

エレン「いつの間に後ろに!?(なんだ…まるで瞬間移動…いやそんなはずは…)」

黒子「これで終わりですの…」カカカッ

エレン「なんだこれはッ!?鉄の棒…?お前…何者なんだ」

黒子「貴方こそその見かけない服…まるで軍服のようですわね」

エレン「だから俺は調査兵団のエレン・イェーガーだ…」

黒子「聞いたこともありませんわね」

エレン「お前は何故そんなに力がありながら巨人と戦わない…」

黒子「何を言っておりますの?巨人なんておとぎ話ですわよ」

エレン「俺は巨人と今日まで戦ってきたんだ…家族も…あいつらに…」

黒子「ドラッグでもやってますの?取りあえず所まで連行しますの」

エレン「お前らが平和ボケしてる間にも巨人の驚異はそこまで来てるんだ…」

黒子「だから何を言って…」

エレン「力がある者が弱い者を救わないでどうする…」ググッ

黒子「それ以上抵抗するなら怪我をしない保証はありませんのよ!」

エレン「俺は…仲間を探す…そして巨人を一匹残らず駆逐する…」フラッ

黒子「仕方ないですわね…」ヒュンッ

エレン「ッ!?(鉄の棒が刺さって…)」ブシュ

黒子「これ以上抵抗はしないでくださいですの」

エレン「俺は…こんなとこで…」ドサッ

上条「待てよ白井!」タタッ

黒子「貴方は…いつぞやの類人猿!仕事の邪魔をしないでくださいまし!」

エレン「お前は…」

上条「こいつは危険な奴には思えないんだ」

黒子「性懲りも無く何を言ってますの?」

上条「話だけでも聞いてやってくれないか」

エレン「すまない…」

上条「良いって、これも何かの縁だよ」

黒子「巨人とか理解し難いことを言っておりますが詳しく聞かせてもらいましょうか…」

エレン「ああ…俺の故郷はシガンシナ区…」

~一時間後~
黒子「……その話を信じろと…?」

エレン「俺も分からない…昨日までは仲間と居たはずなのに」

上条「嘘をついてるようにも見えないだろ」

黒子「しかし巨人とは…貴方はここを何処か理解してますの?」

エレン「そうだ…ここは一体何処なんだ」

上条「ここは学園都市だ…」

エレン「学園都市?」

黒子「人口二三○万人…その八割を学生が占め日々能力の開発をしている」

黒子「それが学園都市…大きな実験都市ですの」

エレン「待てよ…そしたら俺の言った…」

黒子「ええ…そんな国も軍もありませんの…」

エレン「う…嘘だろ…確かに昨日まで…」

上条「これはどういうことだ…まさか魔術師が絡んで…」

今日はここまでにします

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom