【怒り迸る】コンマでまどか☆マギカLite!【紅き幻影】3 (1000)

「やあ、良く来たね。このスレは魔法少女まどか☆マギカの安価スレだ」

「君は様々な魔法少女になり、物語を進めていかなければならない」

「その過程にどんな事が起こるのかは、このボクですら予測しきれない」

「君たちが、どんな祈りでその魂を輝かせるのか。それは、とても興味深い事柄だ」

「さあ、舞台へ上がるんだーーーー」

※前スレ
【駆け抜ける】コンマでまどか☆マギカLite!【紅色の槍】2
【駆け抜ける】コンマでまどか☆マギカLite!【紅色の槍】2 - SSまとめ速報
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ほむらが無敵な感ある人が多いですが、原作3話や10話、叛逆等を見るとマミさんには捕獲されてるんですよね。
さやかにも止められてるし、発動にラグはあるしで無敵では無いと思ってます。ネタが割れてれば対策も取られるかと。
確かに強力ですが、それ故頼りすぎるのも弱点だとは円環さんの言葉ですしね

テンコー

ーーーー招待された茶会

沙々「くっーーでも!」

体勢を立て直した彼女は、魔女に結界を張らせーー貴女達を呑み込む。

杏子「…………」

貴女は嘗ての師を見上げて、魂を冷たく燃え上がらせる。
こんなに怒りを感じているのに、酷く冷静になっていると感じた。

ほむら「杏子、このリボンをーー」

杏子「…………」


絡み付いた糸を、感じる。

※啓示発動中

1、リボンを切り裂く
(ほむらが解放されるが、足首にリボンが巻き付いてしまい時間停止を封じられてしまう。再度選択有り)

2、リボンを焼き払う
(ほむらが解放される。ほむら友好+1)

↓2

2

>>21

杏子「ん」

貴女が地面を踏みつけると、ほむらは強い火柱に包まれた。

ほむら「ひゃーー!?」

それは器用に魔女のリボンだけ焼き払う。

ほむら「あ……た、助かるわ」

※ほむら友好+1

沙々「(しまった、一番まずい奴が……なら!)」

魔女の使い魔が、沙々と貴女達の間に雪崩れてきた。

ほむら「ちっ……!」

時間を止めるが、回避するには些か隙間が足りない事に気付く。
ほむら以外の時間は止まっていて、助けを求める事は出来ない。

ほむら「……火力で吹き飛ばすしかないわね」



1、「任せろ」と声を掛ける
(戦闘+1)

2、「しゃがめ」と声を掛ける
(魔力+1)

↓2

1

>>29

杏子「任せろ」

ほむら「!?」

貴女は、ほむらに向かう使い魔を叩き切った。
動かないから、まるで薪割りだ。

ほむら「ーー貴女……?」

杏子「……多分、アタシは」

右手を見る。
薄い、油断すれば見失いそうな線が、貴女から彼女に繋がっていた。

杏子「アンタに、触ってると思う」

ほむらの時間停止が解けると、使い魔は衝撃で弾け飛ぶ。



杏子「……逃げたな」

ほむら「そんな、不可能よ! だって……」

使い魔の壁が割れると、そこに沙々は居なかった。

杏子「大方、結界を自分に都合の良いように作り替えたんだろ。一歩で結界から出られる、とかな」

確信は無いが、そうだと理解する。

ほむら「なら、早く私たちも結界から脱出してーー」


1、「倒した方が早いさ。弔おう」
(戦闘開始)

2、「そうだな。追うぞ」
(逃げる時間を与えてしまう)


↓2

>>38

ほむら「……分かったわ」

杏子「この魔女、使い魔が本当に狂暴だから気を付けろよ」

貴女はほむらに軽く笑って言う。



杏子「全く、誰に似たんだか」



※戦闘開始

佐倉杏子
【SG耐久】4/(4)
【SG状態】激昂

【戦闘】45(45)【C】
【魔力】31(81)【A】
【精神】60(115)【S】
【魅力】36(36)【D】
【幸運】42(92)【A】

【モラル】82

【スキル】
【紅き幻影】
系統:魔法
戦闘時、判定+2(3)
【紅蓮の聖女】
系統:強化専用
【魔力】【精神】【幸運】+50
【正義】
系統:アルカナ【B】
ランクアップ条件:モラル90以上
戦闘時、判定+1
SG状態【激昂】時、判定+1
絶望判定+1、即死無効
【信仰】
系統:通常【A】
ランクアップ条件:【魔力】91以上【精神】91以上【幸運】91以上
SG耐久+1
全判定+1
味方共闘時、判定+1
魔法スキル強化+1
【啓示】
系統:特殊【A】
EX条件:【全ステータス合計】400以上
【魔力】90以上【精神】90以上【幸運】90以上
【SG状態】【希望、激昂、愛】のいずれか
選択時、その効果が分かる。



おめかしの魔女
【SG耐久】8/(8)
【SG状態】魔女

【戦闘】89(109)【S】
【魔力】77(97)【A】
【精神】54(74)【B】
【魅力】81(101)【S】
【幸運】23(43)【C】

【モラル】0

【スキル】
【魔弾の舞踏】
系統:魔法
判定+3
【操りの魔女】
系統:強化
SG耐久+1
全ステータス+20
判定+1
【女帝】
系統:アルカナ【ー】
発動条件:【モラル】50以上
効果無し
【あかいろさん】
系統:通常
勝利値+1

【紅き幻影】+3
【正義】+2
【信仰】+1
ほむら援護+0(1)

【魔弾の舞踏】-3
【操りの魔女】-1

直後4連携
判定+3

>>50

杏子 4/4
魔女 4/8

ーーーー

使い魔が一斉に二人に飛び掛かる。
それらを爆発が飲み込み、ほむらが煙の中を走り抜ける。

ほむら「……ごめんなさい」

盾は時を止めた。
サブマシンガンを魔女に向けて掃射し、動き出すーー魔女に空いていく、弾痕。

使い魔を切り裂き、躍りながら、貴女は結界の中で舞う。
踏み込めば火の粉が揺らぐ。払えば木偶が焼けた。

一人の使い魔が槍を撃ち込もうと真正面から突っ込んできて、それを穿つ。

ーー脇から飛び込んできた他のソレが、貴女の両足を掴んだ。

杏子「む」

更にその隙に両腕にも飛び付き、押さえ込まれる。

使い魔が笑った。
もう一匹、自由なソイツが槍を高く掲げてーー貴女を拘束していた使い魔が、何もない空間を割いて現れた鎖に胸を抜かれて崩れ落ちーー解放された貴女の右腕が、それを降り下ろすより早く、使い魔の頭部を掴んだ。

使い魔は頭から全身、燃え上がって悲鳴を上げる。

貴女の進撃は止められずーー魔女の胴体に大穴を上げて、抉り抜く紅い槍。

魔女のリボンが悲鳴を伴って襲いかかるーー!

※直後、4連携
判定+3

>>58-61

杏子 4/4
魔女 0/8

ーーーー

魔女が伸ばしたリボンは、貴女に直撃して『空を切る』。

魔女「ーー!」

杏子「ああ、そりゃーー」

貴女は魔女の側面に滑り込み、地面を殴り付けーー

杏子「『ロッソ・ファンタズマ』、だったっけ。マミさん」

地面から生え穿つ槍の森が、魔女を貫きーー燃やして、清めていった。

※戦闘終了
※経験値20獲得、1レスにつき4点ずつ↓5まで割り振って下さい

魔翌力

>>63-67
【信仰】最大ランク
系統:通常【EX】
SG耐久+3
全判定+1
味方共闘時、判定+1
魔法スキル強化+1

ーーーー魔女は燃え、結界は消え

貴女達は消えていく結界を、居なくなる魔女をーー見送った。

マンションの廊下に降り立つ。
ここはーー随分と高い階層だ。
廊下は外に吹き抜けていて、その景色から気付く。

ドアが一斉に開く。

ほむら「なに……?」

中から、虚ろな目をした住人達が現れーー貴女達に襲いかかる。

ほむら「えっーーちょっと、止めなさい……!」

ほむらは時間を止めながらソレを避けている。
次々に部屋から這い出す住人達。

杏子「…………」

糸が、ズタズタになっているのが見える。

ほむら「何てこと……操られているのね」



1、ほむらを連れてここから撤退する
(ここから脱出できる)

2、住人達を倒しながら下の階を目指す
(足止めを受けてしまう)

3、飛び降りる
(沙々を殺す)


↓2

>>73

貴女は咄嗟に、廊下から飛んだ。

ほむら「杏子!?」

解るよ。

マンションの外で、逃げている沙々を見つける。

貴女は落ちながら、傍らに錬成した得物ーー逃げ道の先に鋭く神速の槍を撃ち込む。

眼前に突き刺さって、彼女は漸く顔を上げた。

沙々「ひーー!」

杏子「逃げてんじゃ、ねぇ!!」

貴女が一際強く造り上げ、投げた槍がーー背中に突き刺さって、沙々は地面に縫い付けられる。

奇しくも、最後まで目が合う、仰向けに。

沙々「いーーイヤだぁぁぁぁぁ!!」

貴女は最後の槍を持って、断頭台の刃の様にーー首を、落とした。

絶望の表情も、逃げたいと望むその体もーー

吹き出した血と共に灼熱に包まれて、消えた。




Days 8/10 終了



中断します。お疲れさまでした
GW終わりましたね。始まった時は長いと思っていたのに(白目)

足がー足が勝手にーで死んだら面白かったのにww

>>86
胸に7つの傷がある杏子さんですね

ヤルヨー




交わした約束、無くした。





Days 9/10



※SG状態【普通】に。【啓示】効果消失




1、織莉子を弔う

2、織莉子を弔わない


↓2

>>96

ーーーー空き邸宅、朝

杏子「……こんな事しか出来なくて、済まないな」

貴女は魔法で棺を作り、炎で彼女を焼いた。

『杏子さんーー』

杏子「…………」

杏子「……ああ」

杏子「今日はやけに降るなぁ」



※モラル+1
※SG状態【絶望】に

ーーーー

焼き終え、小さくなった骨を壺に入れていく。

杏子「なるほど。こりゃ一人でやるもんじゃねぇわ」

腹の奥が冷たくなって、どうにかなりそうだった。



ほむら「……終わったの?」

杏子「ああ。そっちは?」

ほむら「ビルに残ってた魔女は全て片付けたわ。人々は……魔女の束縛からは逃れられたけど、と言った所かしらね」

杏子「知らねぇよ、もう。死にたきゃ勝手に死んでくれ……」

ほむらが壺を指して言う。

ほむら「……それはどうするの?」



1、海に撒く

2、【廃教会】に持っていく

↓2

>>101

ーーーー廃教会、共同墓地、昼

ほむら「……敵とは言え、こうやって死なれると後味が悪いわ」

杏子「……お前は多分、根本的に魔法少女に向いてないよ」

墓石をずらして中に壺を入れて閉じる。
窮屈な場所でごめんな。

暫し祈りを捧げる。

ほむら「……貴女はこれからどうするの?」

杏子「…………」

1、分からない

2、自由安価

↓2

ワルプルギスの夜と戦う

>>106
地震やぁぁぁ

あれ、地震気のせいだった。
これ俺の動悸か。
>>106

ほむら「何故それを……!?」

杏子「織莉子が言ってたんだ。何れ来るソレを止めなきゃならないって」

杏子「でないと、まどか契約しちまうんだろ?」

ほむら「……ええ。だから、私の目的も奴の撃退よ」

ほむら「……なら、私と手を組んでほしい。二人なら、倒せる確率も上がるわ」

1、協力する

2、協力しない

↓2

1

>>115

ほむら「ありがとう……」

笑うと、年相応だ。

直後ほむら友好判定
【信仰】+1

2

>>118
※+4
ほむら【友好】に

ーーーー廃教会、昼

杏子「……さて。世間一般は休日だってのに、付き合わせて悪いな」

ほむら「別に構わないわ……今はその、まどかに着いていなくてもいいから」

杏子「あぁ……そうだな」

杏子「なーんか、空っぽになっちまったなぁ……」



1、教会の中で休んでいく

2、ほむらを連れてご飯にでも行く

↓2

2

よーしよしセカンドボス回避です
>>121

杏子「……なら、仲間になったし飯でも食うか?」

ほむら「……ハンバーガーかしら?」

杏子「良いね。作法を教えてやるよ」

ほむら「今日はシェイクとアイスでお昼にしたいわ」ホムッ

杏子「もうお前許されないよ」

ーーーーハンバーガー店

ほむら「多いのだけど」ムムゥ

杏子「ただのセットメニューじゃねぇか、こんなの」ガツガツ

ほむら「(ポテト多い……脂っこい)」モヒモヒモヒ

ほむら「ベーコンレタスバーガーのレタスだけとか無いかしら」

杏子「うさぎじゃあるまいし、ねぇよ」



※和やかに雑談した……
※魅力+1
※直後ほむら友好判定
【信仰】+1

>>127
※+2

ーーーー市街地、夕方

結局長く駄弁ってしまった……

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

>>131

杏子「適当に歩いて回るか?」

ほむら「パトロール、と言う訳ね?」

杏子「……お前は、どうする? マミが居なくなったとなりゃ、何も知らねぇ魔法少女どもが押し寄せて来るぜ?」

ほむら「……私は、そんなに縄張りとかには頓着しないのよ。良くも悪くも、あの人は魔法少女に向いていたわ」

杏子「アタシにも古巣があるからねぇ……」

杏子「とりあえずは、当面アタシらでやろうかね」

ほむら「適度にお願いするわ……」

※何処を回ろうか?

1、路地裏
2、公園
3、廃教会

4、市街地
5、古本屋
6、美術館
7、通学路
8、路地裏

↓2
※1と8の路地裏はイベントが違います

>>136

ーーーー美術館、夕方

ほむら「……これもパトロールかしら」

杏子「趣味と実益を兼ねてる」

ほむら「…………」

杏子「分かったからその目を止めてくれ」

貴女の目に付いたのは……

1、古代ローマの歪な竪琴

2、特に気になる物は無い

↓2

1

>>141

杏子「お、これ……変なの。ヘッタクソな奴が作ったに違いないぜ」

ほむら「同意するわ」



『何と……!? 余の美的センスは民草に伝えるには些か高尚過ぎたか……?』

『というか女狐! 女狐の声がしおる!! 余を侮辱しおって……そこになおれ、切り伏せてくれる!』



ほむら「ファッ!?」

※クロス☆マギカキャラ【ネロ・クラウディウス】を獲得しました
※魅力+3

ーーーー市街地、夜

杏子「堪能したなぁ……」

ほむら「変な声聞こえたんだけれど」

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

>>146

ーーーー夢見の丘

体の電源が落ちた様な錯覚と共に、貴女は見覚えのある場所に居た。

杏子「またここか……」



草原に誰か立っている。
黒髪の長髪に、黒いマント。


1、話し掛ける

2、引き返す


↓2

1

>>153

「……誰かな?」

杏子「誰だって良いじゃねぇか」

その少女は貴女を見て、羨ましそうに呟く。

「いいな、魔法少女って」

杏子「……やる気、って事で良いのか?」

「……はは」




「どこまで行っても、変わらないや」


※戦闘開始

得物はーー杖の様だ。

「一つ、悪い知らせ」

杏子「……?」

「【覚悟】も【激情】もなくして、【魔術回路】は消えてしまった……私は多分、とても弱いから、満足出来ないかもしれない……」

杏子「構わねぇよ。掛かってきな!」

「ーー行くよ!」

佐倉杏子
【SG耐久】4/(4)
【SG状態】絶望

【戦闘】45(45)【C】
【魔力】47(97)【A】
【精神】60(115)【S】
【魅力】40(40)【D】
【幸運】46(96)【A】

【モラル】83

【スキル】
【紅き幻影】
系統:魔法
戦闘時、判定+2(3)
【紅蓮の聖女】
系統:強化専用
【魔力】【精神】【幸運】+50
【正義】
系統:アルカナ【B】
ランクアップ条件:モラル90以上
戦闘時、判定+1
SG状態【激昂】時、判定+1
絶望判定+1、即死無効
【信仰】
系統:通常【EX】
SG耐久+3
全判定+1
味方共闘時、判定+1
魔法スキル強化+1
【啓示】
系統:特殊【A】
EX条件:【全ステータス合計】400以上
【魔力】90以上【精神】90以上【幸運】90以上
【SG状態】【希望、激昂、愛】のいずれか
選択時、その効果が分かる。

ーーーー

かずみ
【SG耐久】16/16
【SG状態】魔女

【戦闘】100(190)【EX】
【魔力】99(189)【EX】
【精神】100(190)【EX】
【魅力】72(72)【B】
【幸運】18(18)【E】

【モラル】60

【スキル】
【鈴の音/不屈の黒翼】
系統:魔法
戦闘時、判定+3
体力半分以下で更に+1
【ユウリの遺志】
系統:強化
【戦闘】【魔力】【精神】+90
【死神】
系統:アルカナ【EX】
勝利値+1
戦闘時、判定+【戦闘】/50
ダメージをSG最大値に与える
【生存本能】
系統:通常【EX】
死亡時、全回復して復活。
その後【激昂】し、全ステータス+50
【天真爛漫】
系統:通常【EX】
【友好】以上の関係のキャラとの友好判定時、判定+7

直後、4連携
【紅き幻影】+3
【正義】+1
【信仰】+1

【鈴の音】+3
【死神】+3

※判定-1

ほい

うまくいけば勝てるんじゃないですかねこれ
>>170

杏子 2/2
かずみ 13/16

ーーーー

杏子「最初から全開で行くぜーー!」

貴女が槍を投擲し、彼女はソレを容易く打ち払う。

「……!」

数十の貴女が、彼女に一斉に切りかかる。
彼女は鋭い動きでそれらを躱していくが、無限の刃が彼女をじわじわと刻んでいく。

杏子「よし、次はーー」

「うるさい」

分身が一太刀で空間もろとも切り裂かれて全て消滅し、神速で踏み込まれる。

杏子「(寄られた!?)」

彼女の鈴が振動し、魔力が注ぎ込まれて杖は剣と化す。

「リーミティーー」

光の刃が、咄嗟に防御結界を張り巡らせた貴女を包む。

「ーーエステールニ!!」



※直後4連携
判定-1

>>175

杏子 0/0
かずみ 13/16

ーーーー

杏子「かっは……」

防御結界が破れて、貴女の体を減衰しながらも強力な刃が通り抜ける。

「とった!」

ふらつく貴女の腹部を、彼女は蹴り上げる。
くの字に折れ曲がった体に、もう一撃ーー体が浮き上がる。

「だぁっーー!」

巨大な白刃が、地面を抉りながら、貴女を更に切り上げる。

空中で貴女は蔓に巻き取られーー何処からともなく現れた十字架に縛り付けられてしまった。

「イル・トリアンゴロぉぉぉぉ!!」

業火で火炙りになり、貴女は悲鳴を上げる。
最後に見たのは、貴女を切り裂くーー空より遠い切っ先、紅蓮に燃え上がる剣だった。

※戦闘終了

ーーーー

杏子「キレてたらアタシが勝ってる。多分」

「これでも私より上居るよー?」

杏子「ファッ!?」

「私はタフなだけだから……」

杏子「なにそれこわい」

寝ます。お疲れさまでした

            .. - :::::::::::::::::: z‐‐ .._
            ,≠´=斗二二二二ミヽ.:.:.:.:`丶.
          ///.:.:/.:.:./.:.:/.:.;ハ:.:.:.:`ヽ`.:、:.:.:'.
        /イ .:.:/.:/|/|/|/ }∧:ハト、虐厨:.:.:  ホビャアアアアwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
          i .:.;ハ/ ( >)  (<)  ∨:.:.:.:.:.:.:.i  もっと多くの人にほ虐を知ってもらうほむwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
         i.:/ ::::::⌒(__人__)⌒:::::  .|:.:.:.:.:厂}j
         |:{""    |r┬-|    ""|:.:.:./_,ノ:|
         .i `.      `ーU´.      ,|:.:/:.:.:|:.:.|
          ` ー .. __ ... -‐' j/ .:.:.:.|.:.:|

さやか「こどもたちのからあげだよ!召し上がれ!」 ほむほむ「ホビャアアアアアアアア!!」
さやか「こどもたちのからあげだよ!召し上がれ!」 ほむほむ「ホビャアアアアアアアア!!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1384713259/)

>>185
ほ虐は大昔に一本だけ書いたなー

テンコー

ノシ





Days 9/10 終了







Days 10/10



ーーーー?、朝

杏子「……んあ?」パチッ

杏子「…………どこだ、ここ」フワァ

ほむら「私の家よ」

杏子「……ほむら? 何で?」

ほむら「昨日貴女がいきなり意識を失ったから、驚いたわ。とりあえず連れて帰るしかなかったのよ」

杏子「……そりゃ迷惑をかけたな。すまない」

ほむら「今日も休みで良かったわ。ホントに」

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

2 ほむらに他に戦力のあてがないか聞く。

>>194

>>195

ほむら「戦……力……?」

杏子「そんなに悩むのかよ」

ほむら「……美樹さやか?」

杏子「よーしお前が役立たずなのは分かったからそこに直れ」

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

クレアとほむほむを引き合わせる

>>197

本格的に戦力不足ってことは明らかだからな。マミ、織莉子に死なれたのが痛い。

>>198

杏子「一応魔法少女の当ては有るんだ。当たってみるかい?」

ほむら「友好的なの?」

杏子「さてね。だけど、くそ真面目な印象はあったな」

ほむら「……あまりイレギュラーな事には手を出したくないのだけれど、そうも言ってられないわね」

杏子「一番のイレギュラーの癖にさ……」

杏子「ソイツの学校は知ってるんだけど、今日は休みだしな……明日辺りに行くか」

ほむら「休まざるを得ない流れに持ち込まれてしまった……」

杏子「へっへー」



※午前はほむらと雑談して過ごした……
直後ほむら友好判定
【信仰】+1

>>201

※+2

ーーーーほむら宅、昼

ほむら「カロリーメイトかカップラーメンしかないわ」

杏子「ラーメン一択」

※昼はどうしようか

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

まどさやにマミ捜索の結果報告

>>203

>>204

ーーーー公園、昼

杏子「……辛い結果だが、一部始終はそんな感じだよ」

さやか「くっ……!」

まどか「マミさぁん……」

二人はボロボロと大粒の涙を流して嗚咽している。

貴女の後ろのほむらも、表情は沈んでいる。

ほむら「でも、話を聞いた限りでは、貴女が魔女にならなかったのは奇跡に近いわ……それだけは、良かった」

杏子「悲しんでばかりも居られねぇ。マミが居なくなったって事は、この街はどうなる?」

まどか「……この辺りって、魔女が多かったんじゃ」

さやか「ーー魔女が増えてしまうってこと!?」

杏子「多少はあるだろうな。そして、ここの縄張りはがら空きだ」

杏子「アタシには風見野がある。ほむらはそもそもソレが出来るほどのフィジカルが無い」

杏子「居なくなって分かるけど、アイツはやっぱ凄かったんだよ……」

ーーーー公園、夕方

杏子「夕方か……」

1、ほむらと共にパトロール

2、今日はもう帰る

↓2

>>209

まどか「……パトロールに行くの?」

杏子「おう。当面はな」

さやか「……アタシたちが」

杏子「契約は止めとけって言ってるのに」

さやか「…………」

ほむら「私も、勧めはしないわ。碌な物じゃないもの」

杏子「あんま考え過ぎずにアタシらに任せときな」




「あら、これは……見覚えのある方がいます」

声に貴女が振り向くと、三人の少女が居た。
一人は、知っている。

杏子「クレア……か。ほむら、コイツが今朝話してた奴だよ」

ほむら「そうなの……都合が良いわ」

杏子「……後ろの二人は見ない顔だな」

ツインテールの少女と、ショートボブの少女。

こまち「アタシはこまち。こっちはひより」

ひより「よろしくお願いします」

大人しそうな方ーーひよりは深々と頭を下げる。

クレア「確か……佐倉、杏子さんでしたか? そちらの方は?」

こまち「ほむら……と聞こえたけど、まさかーー暁美ほむら?」

杏子「(ん?)」

ほむら「……そうだけれど、何故ーー?」

三人は目を一瞬合わせた後、黄色い声を上げた。

ほむら「?」

ひより「お噂は予々伝え聞いています……ほむらさん、よろしくお願いします」

さやか「な、何か憧れの先輩みたいな扱いだねほむら……何したのアンタ?」

ほむら「……身に覚えが無いわ」

まどか「(タジタジのほむらちゃんとか初めて見たかも……)」



こまち「わぁ……本物だぁ。あ、握手してください!」

ほむら「え、えぇ……?」

ほむらは差し出されたその手を、控えめに握ってーーーー

そうなるとホントに杏子独りでワルプルだな。想像しただけで絶望感凄すぎ。

こまち「ーーかかった!」

ほむら「えーー?」

三人の魔法少女が変身し臨戦体制を取る。
貴女は殆ど反射で衣を纏った。

さやか「なっ!?」

まどか「ほむらちゃん!?」

ほむら「は、離しなさい……このーー!」

ほむらも変身し、盾から得物を取り出そうとーー

ひより「すいません、お借りしますね」

ほむら「あっーー何を!?」

こまち「まんまと引っ掛かってくれたね、暁美ほむら!」

ほむら「く……!」




こまち「この考え抜かれた『暁美ほむらも実は年相応な女の子だし意外な事には本当弱いからそこを突けばなかなか乙女な暁美ほむらはイチコロ!と、ボクは思うよ』作戦に抜かりはない!」


さやか「(えぇー……)」

まどか「(確実にキュゥべえの差し金)」

杏子「(年相応なのはお前だよ)」

まぁ、この周のコンセプトが「レギュラーメンバーなしでワルプルに挑め」
っていうのならほむらが脱落しても構わない気がしてきたよ。

杏子「何やってんだよ……そんなんお前なら余裕だろ」

ほむら「打てる手のほぼ全てが持っていかれてしまったわ」

杏子「アホか」

ほむらは盾を奪われている上に片腕を拘束されている。
と言うのに、彼女は表面上でしか狼狽えていないようだった。



クレア「キュゥべえから話は聞いていますわ」

ほむら「どんな話かしら」

ひより「巴マミと言う魔法少女が居なくなり、縄張りが空いたと」

さやか「! ……お前ら……!」

こまち「そこが悪の魔法少女に占領されてるって聞いてね……お仕置きに来たのさ」

杏子「悪の魔法少女か。酷い言われようだな、ほむら」

ほむら「失礼ね。人相の悪さ的には貴女じゃないの」



クレア「お二人ですよ」

クレア「魔法少女の希望となるべくして生まれた、強大な力を持つ少女ーー鹿目まどかを封じ込めている、暁美ほむら」

ひより「魔法少女を殺して縄張りを奪った、佐倉杏子」

こまち「特に赤髪。アンタは、許されないよ」

杏子「うーん……」

まどか「そんな……誤解だよ!」

杏子「言うほど間違ってないのがまたニクいな」

さやか「杏子!」

貴女は軽口を言う様な雰囲気だ。
なるほど、確かに向こうの方がよっぽど魔法少女らしい。

油断でマミを放置して死なせてしまったってことの自責か。

杏子「いやさぁ、それは別に構わないんだけどさ。この街はなかなかに魔境だぜ?」

杏子「お前らに勤まるのかねぇ」

こまち「それは問題ない。私たちは三人でどんな魔女だって倒してきた」

こまち「巴マミは一人だった。それよりはずっと上手く街を守れるさ」

ほむら「ん」

クレア「誰にも頼らなかった……逆を返せば、独占していたと言うこと」

杏子「…………」

ひより「この街は開かれなきゃいけなかったんです。そういう意味ではーー」




「巴マミも悪だった」



まどか「ーーっ」

さやか「なーー訂正し、ろ?」



ひよりは壁に叩き付けられ、こまちは体を地面で強かに打撃させられた。

※貴女【激昂】

こまちの体がが跳ねる。
ほむらが鋭く体を入れ、背負い投げたのだ。

こまち「かっーーなっ!」

回し蹴りが、鈍い轟音を発ててソレを吹っ飛ばした。

ひよりは単純に、神速の槍に殴られた結果で。
血を吐瀉して、失言の釣りを払った。

杏子「何だ、体術もそこそこ出来んじゃねぇか」

ほむら「打てる手の殆どとは言ったけれど、それでも貴女くらいなら戦ってみせるわよ」

杏子「さいですか」

ほむらが変身を解くと、ひよりの傍らにあった盾も消えーーもう一度変身する頃には、何時ものソレがあった。

クレア「……しくじりましたね。少し見
誤っていました」

ひより「うう……あ、た、盾が……」

こまち「時間が止められちまう……かはっーー!」

ほむらが、珍しい表情をしていた。
頭が冴えてくる。
あぁ、これはあの時の感覚だーー



『この程度で、向かってくるの?』
『マミさんを侮辱しているの?』
『何も知らないくせに』
『魔法少女を、知らないくせに』
『マミさんがどんな人だったか、知りもしないで……!』


杏子「……ほむら」

ほむら「何かしら」

杏子「怒ってんのか?」

ほむら「別に……でも」

彼女は盾を放り投げて、さやかに渡した。

さやか「わっとと! ……ほむら?」



クレア「何のつもりですか?」

ほむら「時間なんて止めないわ」

ほむら「止まってる相手を殴ってもつまらないもの。ドラム缶と変わらないわ」

杏子「いいね……アタシも何かイライラしてる」

杏子「お前らが正義だってんなら、アタシらを倒してみせろ!!」

クレア「ーー二人とも!」

クレアの掛け声に合わせて、二人は真逆に飛んだ。

杏子「ナメてんじゃねぇぞ、オラァ!!」

※戦闘開始

佐倉杏子
【SG耐久】4/(4)
【SG状態】激昂

【戦闘】45(45)【C】
【魔力】47(97)【A】
【精神】60(115)【S】
【魅力】40(40)【D】
【幸運】46(96)【A】

【モラル】83

【スキル】
【紅き幻影】
系統:魔法
戦闘時、判定+2(3)
【紅蓮の聖女】
系統:強化専用
【魔力】【精神】【幸運】+50
【正義】
系統:アルカナ【B】
ランクアップ条件:モラル90以上
戦闘時、判定+1
SG状態【激昂】時、判定+1
絶望判定+1、即死無効
【信仰】
系統:通常【EX】
SG耐久+3
全判定+1
味方共闘時、判定+1
魔法スキル強化+1
【啓示】
系統:特殊【A】
EX条件:【全ステータス合計】400以上
【魔力】90以上【精神】90以上【幸運】90以上
【SG状態】【希望、激昂、愛】のいずれか
選択時、その効果が分かる。


こまち
【SG耐久】6/6
【SG状態】普通

【戦闘】18(23)【D】
【魔力】17(32)【D】
【精神】06(11)【E】
【魅力】25(30)【D】
【幸運】10(15)【E】

【モラル】75

【スキル】
【武装魔術】
系統:魔法
戦闘時、判定+1(+2)
【魔法少女】
系統:強化
全ステータス+5
【魔術師】
系統:アルカナ【E】
ランクアップ条件:【魔力】41以上
魔力+10
【系統:魔法】スキルの強化(小)
【心眼】
系統:通常【ー】
発動条件:【戦闘】50以上【精神】50以上
効果無し

しかし、小町のステータスが低いってのは聞いていたが…

キョンと大して変わらないじゃないか。

【戦闘】12(0)【E】
【魔翌力】11(0)【E】

モバマギでやるときは大変だな。マミにコバンザメするしかないか。

クレア「陣形通りに行きますよ」

ひより「うん……!」

こまち「泣いて謝っても許さないよ!」

三人が、何となく陣を組んでるんだな、くらいに前と後ろに別れてーー薙刀を持ってーーこまちが貴女に突っ込んできた。

こまち「長物なら、負けるつもりはないよ!」

杏子「そうか」

※直後6連携
【紅き幻影】+3
【正義】+2
【信仰】+1
ほむら援護+0(1)

【武装魔術】-2
ひより援護-1
クレア援護-1

判定+3

コンマなので連投いきます

>>244-249
杏子 3/4
こまち 1/5

ーーーーーーーー

ひより「これで……!」

クレア「裁きを……」

後衛の楽士が動きを阻害する音色を奏で、そこに修道女の雷が貴女の周囲を撃つ。

ほむら「やるじゃない……でも、そんなの」

ほむらは雷を容易く避けていた。
見てから体を動かしているのでは無く、魔力の籠め方から始動を見切っているだけで。

こまち「だぁぁっ!」

強く打ち込まれた薙刀を、貴女は片手で立て掛けた自慢の槍で軽く受け止める。

こまち「何だと!? なら、これでーー!」

顔面に向かって突き出される切っ先を、溜め息を吐きながら敢えて紙一重で躱した。

こまち「どうだ!」

杏子「!」

通り抜けた薙刀に魔力が流れ、パン、と軽い破裂音。
微弱な爆発が、貴女の頬を少しばかり裂いた。

杏子「…………」

普段なら何とも思わないだろう、ソレ。

だけど、今の貴女はあの時と同じで『どうかしている』。

目の前に見える『糸』を掴んで、怒りのままに握り潰した。

こまち「えーー?」



薙刀使いの胸に深々と爪跡。
霧吹きの様に舞う血飛沫。

頭が真っ白になるくらい『怒り』が全てだった。

『糸』? つまり【啓示】の効果ってこと?

クレア「こまちっ!?」

ひより「援護する……!」

楽士は竪琴を片手に貴女に接近し、至近で音波砲を見舞おうとして。

ーー鎖の雨に体を幾重にも貫かれた。

ひより「あーー?」

ほむら「ーー杏子?」

杏子「はぁあ……!」

息が熱い。
胸が熱い。
頭が熱い。
全身焼けそうだ。



クレア「ふっ……!」

修道女が稲妻もかくや、と言う速度でこまちを回収しようと■■■■

そこから先は必要ない。だってそこまで「分かるから」。

こまちに飛び付き、素早く抱き上げーー

貴女が降り下ろした手が、回りの因果毎、彼女らを捩じ伏せた。

クレア「がぁっ……!? な、何が……」

ほむら「ちょ、ちょっと貴女やり過ぎよ! どうしたの?」

ほむらに腕を掴まれる。
思いきり振り払う。

さやか「杏子……?」

まどか「どうしたの、杏子ちゃん?」

まどかが貴女を心配したのか、恐る恐る近寄ってきた。



1、「……来るな!」
(別の戦闘開始)

2、まどかならこの感情を抑えてくれるかもしれない
(まどか死亡)


↓2

>>260

「来るな!」

まどか「っ」

立ち止まってくれた。良かった。


視界が揺れる。
蜃気楼みたいにゆらゆらと、自分の体が自分じゃないみたいで。
ふらつく足、地を踏み締めて、炎を撒き散らしていく。

何で、こんなに、アタシはキレてんだ。

何で、こんなに、『自棄』になってるんだ。

父親に?
マミに?

誰だ。誰に向いてるんだ。

「ど、うなって?」

回りの景色が変わっていく。
糸が見える。

全ての物に、貴女が自由に手を加えられる、それが見えた。

まるで地獄だったし、もしかすると、彼処はそうだったのかもしれない。

そこから還ってきてはいけなかったというのか?

落雷が体の中で弾けているみたいだ。




奇しくも、魔女の結界がその憧憬を押し流した。

「ーーーーはは」

ほむら「魔女ーーこんなときに!」

見覚えがある。
コイツなら。


発散できるかもしれない。


麒麟が、貴女を見つめていた。

※戦闘開始

寝ますーん。
悪魔ほむらならぬ阿修羅杏子ちゃんって事で一つ。

>>259
どう見ても織莉子さんの書き込み

戦闘から開始するよ

佐倉杏子
【SG耐久】4/(4)
【SG状態】激昂

【戦闘】45(45)【C】
【魔力】47(97)【A】
【精神】60(115)【S】
【魅力】40(40)【D】
【幸運】46(96)【A】

【モラル】83

【スキル】
【紅き幻影】
系統:魔法
戦闘時、判定+2(3)
【紅蓮の聖女】
系統:強化専用
【魔力】【精神】【幸運】+50
【正義】
系統:アルカナ【B】
ランクアップ条件:モラル90以上
戦闘時、判定+1
SG状態【激昂】時、判定+1
絶望判定+1、即死無効
【信仰】
系統:通常【EX】
SG耐久+3
全判定+1
味方共闘時、判定+1
魔法スキル強化+1
【啓示】
系統:特殊【A】
EX条件:【全ステータス合計】400以上
【魔力】90以上【精神】90以上【幸運】90以上
【SG状態】【希望、激昂、愛】のいずれか
選択時、その効果が分かる。


麒麟の魔女
【SG耐久】15/15
【SG状態】魔女

【戦闘】95(155)【EX】
【魔力】86(146)【EX】
【精神】73(133)【EX】
【魅力】60(120)【S】
【幸運】99(159)【EX】

【モラル】100

【スキル】
【嘶き続ける紫電】
系統:魔法
戦闘時、判定+2
【神獣】
系統:強化
全ステータス+40
【星】
系統:アルカナ【EX】
二桁目が大成功以上の時、効果3倍
【天嘶轟雷】
系統:通常
攻撃成功時、敵仲間を一人、戦闘不能にする
【天衣無縫】
系統:通常【EX】
全ステータス+20
戦闘時判定+3
非戦闘時判定+3

杏子体力6だった

ーーーー荒野

貴女は本能的に魔女を敵と認識する。
周囲を、槍の雨が襲った。

直後、6連携
【紅き幻影】+3
【正義】+2
【信仰】+1
ほむら援護+0(1)

【嘶き続ける紫電】-2
【天衣無縫】-3

判定+2

↓6まで

>>287

杏子 5/6
魔女 10/15

ーーーー

貴女の槍が、空から那由多と降り注ぐ。
ソレは神獣の甲殻を叩き割り、その健脚を震えさせた。

嘶きと共に、稲妻が走る。

ほむら「っ!」

時間を止め、ほむらは貴女を助けようとしてーー貴女は止まった世界の中でも、魔女の因果を引き千切っていた。

ほむら「何て……何て事」

時間停止を解除すると、魔女が悲鳴を小さく上げながらも堪えている。

杏子「頑丈だなぁ、オイ!」

もう一度、魔女は全てを稲妻で薙ぎ払った。

ほむら「ーーしまった!」

ほむらは咄嗟にさやか、まどかの二人を抱き締め壁となりーー雷をその身に受けてしまう。

ほむら「うぁーー!」

まどか「ほ、ほむらちゃん……!」

さやか「や、ヤバイよこれ……!」


※ほむら援護消滅

直後5連携
判定+1

>>297
杏子 5/6
魔女 5/15

ーーーー

杏子「どぉしたよぉ!!」

突撃してきた魔女を見て、『手を払う』。

魔女は謎の力に横から押され、その剛力を持って踏み留まる。留まるがーー

魔女「ーーーー!?」

巨体は紙切れの様に吹き飛び、横倒しになった。

そこに、無数の貴女が飛び乗り、その槍で魔女の肉を解体していく。
潰す音が、結界の中に響いた。

ほむら「う……」

まどか「ほむらちゃん……しっかり!」



クレア「……心配、ありません。気絶しているだけです」

さやか「ーーお前ら」

こまち「何だよアレ……何なんだよ、アイツ!」

何とかこまちの治癒魔法で持ち直した三人が、遠巻きに貴女を見ていた。




ひより「…………化け物」

直後5連携
判定+1

>>299-303

杏子 4/6
魔女 1/15

ーーーー

貴女達が高く笑う。
各々が飛び去って回りを囲むように位置取り、贄を真ん中に周囲をーー槍を掲げながら歩き出す。

まるでサバトだ。

ぐちゃぐちゃになった麒麟が、弱々しくもーー必殺の電撃を拡散する。
それは瀕死の魔女のとっておきの一撃だった。


杏子「わかるよ」


1、前に踏み込む。
(杏子死亡)

2、左に避ける
(杏子死亡)

3、右に避ける
(杏子死亡)

4、後ろに避ける
(杏子死亡)

5、飛ぶ
(魔女死亡)

↓2

>>308

貴女は有り得ない程軽い体で、飛び上がった。
雷撃は掠める事すら無い。

杏子「終わりだよ!」

貴女が投げ放った大槍が魔女を貫いてーー魔女を押し潰して、爆発を起こした。

魔女の破片が、そこら中に散らばって、落ちた。


※戦闘終了
経験値25獲得
割り振って下さい
1レスにつき5点で↓5まて

戦闘

>>316まで

※スキル成長

【啓示】
系統:特殊【EX】
過程を無視して事象を理解できる



ーーーー

魔女を潰し終わり。

貴女は一際大きく空を嘲笑ってーー意識を失った。





狭間に浮かぶ貴女は、一つ上の段階に触れるだろう。







Days 10/10
『魔法少女の夜』終了



眠いので寝ます。明日も仕事でマジギルティ

ヽ(*゚д゚)ノ < テンコー

思いの外liteでサクサク進みますね。
とてもベネ。

ーーーー

ここは……?

「おはよう。キミに会うのは二度目だね」

お前は……あの丘の。

「そうだね、久しぶりと言えば確かにそうだ」

『お前は、誰だ?』

「あーあ、聞かれてしまった」

ーーーー夢見の丘

貴女に輪郭が灯る。
確固たる存在を獲得した貴女は、影から泥を払う様にーー身を震わせて這い上がった。

杏子「お前ーー?」

「どうしたんだい?」

その少女も、同じく。
靄が晴れて、姿がはっきりと認識出来た。

永い白髪にとても紅い瞳。
白のワンピース以外には飾るものを身に付けてはいないーーそんな儚げな少女がそこにいた。

「ボクの因果が見えているようだね……だけど、見えるだけではどうにもならない。いや、寧ろ苦痛だろうね」

「ヒトは運命から逃れられない。取るべき手段はただ一つ」

「滅びを受け入れるだけだ」





「キミは、何を知る?」





↓5

>>337

>>338

貴女に示される解答は、貴女に都合が良いとは限らない。
でも。



杏子「この世界に、もうアイツらの因果は無い……」

杏子「助ける為には、生き返らせなきゃ……」

「そうさ。そうするにはどうする?」

杏子「【魔女の肉詰め】は駄目だ……上手くいかない」

貴女の頭の中に、魔女の体で魔法少女を作成する方法が浮かび上がる。
こんなおぞましい方法がある事に驚きこそするが、声は平静を保っていた。

杏子「なら」

杏子「そもそもそんな事がなかった世界があればいい」

杏子「誰も悲しまない世界が再構成されればいい」

貴女は既に、ほむらが何の為にまどかを守りーーその先に何があるかを理解していた。



「そう。鹿目まどかの契約だ」







Days 1/10 「陽炎モラトリアム」








ーーーーほむらの家、朝

杏子「……手間をかけた」

ほむら「起きて早々謝られても困るのだけど」

杏子「昨日は気絶したアタシを運んでくれたみたいだな」

杏子「あの三人組は大丈夫みたいだな。こまちが治癒能力を持ってる」

杏子「アイツらも行動ほど悪いやつじゃねぇみたいだな」

杏子「インキュベーターはまどかの周辺で様子を伺ってるな」



ほむら「杏、子?」

杏子「分かるんだよ。何でか知らないけれどな」

杏子「アタシはきっと、もう魔法少女じゃ、無いのかもしれない」

杏子「アンタが繰り返し時間を巻き戻しているのも、インキュベーターが宇宙のエネルギーの為にアタシらを食い物にしてるのも、解ってる」

ほむら「……どういう事。それは貴女に伝えていない筈よ」

杏子「これだけーー」

貴女は彼女の体を見る。
拘束され歪んだソレを。

杏子「これだけ大量に見えればな」

杏子「ほむら」





杏子「ワルプルギスの夜を越えても、世界は何も変わらないんだよ」







眠いので寝ます。お疲れさまでした

あのほむらって何のほむらの事ですかね俺分からない(震え声)

やるか……

ーーーー見滝原、市街地、昼

杏子「…………」

街のざわめきが耳に障る。

貴女は過ぎ行く人混みを眺めて、溜め息を吐いた。

杏子「……やる気出ねぇな」

ーーーー回想

ほむら「何も変わらない……ですって?」

杏子「そうだ。ワルプルギスの夜を倒して、お前はどうする?」

ほむら「……私も何れは魔女になる。あの子の側には居られない。この街を去るつもりよ」

杏子「なら、まどかはその内契約するよ」

ほむら「ーー何故! 彼女は契約の愚かさを、もう十分に知っているわ」

杏子「それでも、誰かの為になるならアイツは契約するだろ」

杏子「まどかが契約しないのは、お前がいるからだよ」

杏子「ならどうする? まどかの側に居るか?」

杏子「ずっとまどかを守り続けなきゃ、今、ワルプルギスの夜を越えても何も変わらないだろうが」

ほむら「そんなの……! でも、それじゃあどうしろって言うのよ!」

杏子「グリーフシードを集め、生き続けるしかない」

ほむら「不可能よ! いずれ限界が来る!」

杏子「限界が来た時が、まどかの契約する瞬間だろうな」

ほむら「そんなの……ならどうすれば良いのよ! 何か他に名案があるとでも言うの!?」



杏子「無い」

ほむら「ーーっ」

杏子「全員が、全員の望む形を得るのは不可能だ」

杏子「……今思えば、誉められた物じゃねぇが……沙々のやった事は、このシステムへの回答だったのかもしれねぇな」

杏子「だから、キュゥべえもあいつを切ったんだろうな」

杏子「このシステムは、根本的にどうしようもない円環が組まれている」

杏子「アタシ達ではーー」

そう、知った。
自分では、何も変えられないのだと。

結局、貴女が手に入れた奇跡はーー貴女は所詮ちっぽけでどうしようも無いと言うことを再確認させてくれただけなのだから。



杏子「……可能性があるとすれば」

杏子「まどかが契約する事以外には無いんだよ」


ーーーー市街地、昼

だから、貴女はこの世界に失望しながら人混みを眺めていたのだ。

後10日後にはワルプルギスの夜が来る。
無力に憤る陽炎のモラトリアム。

やってられない、と貴女はひとりごちた。

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

>>382

>>383

ーーーー廃教会、昼

共同墓地の前に座り込んで、缶コーヒーのプルタブを開け、苦味が喉を抜ける。

杏子「……お前らは楽かも知れねぇな」

杏子「アタシらを解放するのは、もう死ぬ事しかない」

杏子「そんなのはどんな人間だって初めから持ってる。要は、それ以外無いって事が悪いんだ」

杏子「……お前らならどう言うんだよ」

失われた因果を見ることは叶わない。




直後、接触判定

カモン!?

>>385

※啓示発動

杏子「……ん、お前はーー」



1、クレア(クレアと出会う)
2、灰色の少女(神無あすみと出会う)


3、見るからに痴女(サイドテールのアイツ)
4、???(伊吹【紅】)


↓2

1

紅伊吹はまだ暫く取っておけそうで何よりです
>>390

クレア「……貴女でしたか」

杏子「お前か。今はやり合う気は無いぞ」

クレア「いえ……私たちも、貴女たちは静観することにしたのです」

杏子「へえ、そりゃどういう心変わりだ?」

クレア「単純ですよ」

クレア「何事も命有っての物種ですから」


自由安価
↓2

ワルプルギスの襲来を伝え、どうするか尋ねる。

>>396

クレア「ーーそれは誠ですか?」

杏子「ああ、間違いない。ワルプルギスの夜は、もうすぐ訪れる」

クレア「……私では太刀打ちできないでしょう。教会にて祈りを捧げますーー」



杏子「その教会はワルプルギスの夜の襲来で跡形も無く崩れるし、お前の学校の生徒は何人か死ぬ」

クレア「ーー貴女は、一体」



杏子「神様なんて何処にも居ない。居るとすればーー」

貴女は自分のソウルジェムを翳した。

杏子「ここだけさ」



直後クレア初期友好判定
【信仰】+1

クレアアアアアアアアア

>>403
※クレア【友好】を獲得

クレア「神がいるのは……ここ……?」

杏子「お前も自分の船を他人に漕がせてないで、たまにはオールを持ってみるのも悪くないと思うぜ」

杏子「きっと、疲れるけど楽しいさ」

杏子「……そうだな。精々、釣り銭を取り返すか」


貴女は、彼女に背を向けて、その場を離れた。
彼女はその背中を、大きく感じて。

ーーーー市街地、夕方

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

夢みの丘

>>407

ーーーー夢見の丘

杏子「どういう事だ、オイ……」

夢見の丘は、泥と砂だけの世界へと変わっていた。

その中で、一人の少女がーー幸せそうな笑みを浮かべながら、眠っていた。


1、起こす

2、そっとしておく

↓2

1

>>411

杏子「おいお前、起きろーー!?」

その姿は、とても良く【彼女】に似ていた。

「…………」

虚ろな目で、彼女は襲い掛かってきた……

※戦闘開始

佐倉杏子
【SG耐久】6/(6)
【SG状態】普通

【戦闘】55(55)【C】
【魔力】52(102)【S】
【精神】60(115)【S】
【魅力】45(45)【C】
【幸運】51(101)【S】

【モラル】83

【スキル】
【紅き幻影】
系統:魔法
戦闘時、判定+2(3)
【紅蓮の聖女】
系統:強化専用
【魔力】【精神】【幸運】+50
【正義】
系統:アルカナ【B】
ランクアップ条件:モラル90以上
戦闘時、判定+1
SG状態【激昂】時、判定+1
絶望判定+1、即死無効
【信仰】
系統:通常【EX】
SG耐久+3
全判定+1
味方共闘時、判定+1
魔法スキル強化+1
【啓示】
系統:特殊【EX】
過程を無視して事象を理解できる

残骸
【SG耐久】1/1
【SG状態】魔女

【戦闘】0(550)【EX】
【魔力】0(550)【EX】
【精神】0(50)【C】
【魅力】0(50)【C】
【幸運】0(50)【C】

【モラル】0

【スキル】
【魔力切れ】
系統:魔法
SG値が減少しない。
自由行動不可、魔法封印
【ワルプルギスの夜】
系統:強化
全ステータス+50
【世界】
系統:アルカナ【EX】
何でもできる
【戦闘経験】
系統:通常
【戦闘】【魔力】+500
戦闘時、判定+(【戦闘】+【魔力】)/100
【練達】
系統:通常【EX】
ありとあらゆる状況下での戦闘不利無効
勝利値3倍

※補正差-6につき判定で勝利できない
※【啓示】での逆転補正を【練達】【世界】で相殺されました。

ーーーー

気付けば、貴女は倒れていた。
何をされたのか分からない程の早さ。

泥の中に倒れた貴女を、彼女は満足げに眺めてーーその泥へと消えた

余りの懐かしさに眠くなったのて寝ます。お疲れさまでした。
昔の書いたの読むと所々叛逆に通じてて笑える

テンコー(小声)

>>405

ーーーー市街地、夜

貴女はゆっくりと目を開ける。

杏子「……バケモンめ」

体が無事なのを、暫し喜んだ。

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

>>430

ーーーー路地裏、夜

直後、接触判定
【信仰】+1

モラルを上げるか

>>432

※クリティカル

貴女の周囲を結界が覆う。
そこにいた魔女はーー

※魔女はどのくらい強い?

↓2

ーーーー光と影の結界

杏子「……ん」

白と黒のコントラストが、その結界の全てだった。
明るすぎて、回りが暗い。

真っ直ぐに崖が延びていて、その先に祈りを捧げる少女ーーの姿を象った魔女が居た。

杏子「趣味が悪い。けど、まぁ」

杏子「弔うぐらいはしてやるよ」

貴女は槍を一つ回し。
トン、と軽くーー鋭く跳ねた。

※戦闘開始

佐倉杏子
【SG耐久】6/(6)
【SG状態】普通

【戦闘】55(55)【C】
【魔力】52(102)【S】
【精神】60(115)【S】
【魅力】45(45)【C】
【幸運】51(101)【S】

【モラル】83

【スキル】
【紅き幻影】
系統:魔法
戦闘時、判定+2(3)
【紅蓮の聖女】
系統:強化専用
【魔力】【精神】【幸運】+50
【正義】
系統:アルカナ【B】
ランクアップ条件:モラル90以上
戦闘時、判定+1
SG状態【激昂】時、判定+1
絶望判定+1、即死無効
【信仰】
系統:通常【EX】
SG耐久+3
全判定+1
味方共闘時、判定+1
魔法スキル強化+1
【啓示】
系統:特殊【EX】
過程を無視して事象を理解できる

影の魔女
【SG耐久】6/6
【SG状態】魔女

【戦闘】43(43)【C】
【魔力】88(88)【A】
【精神】90(90)【A】
【魅力】71(71)【B】
【幸運】58(58)【C】

【モラル】0

【スキル】
【押し付ける独善】
系統:魔法
判定+2
【魔女】
系統:強化
効果無し
【法王】
系統:アルカナ【ー】
発動条件:【モラル】50以上
効果無し
【呪う祈り】
系統:通常
相手が絶望を知らなければ体力2倍

杏子 6/6
魔女 6/6

【紅き幻影】+3
【正義】+1
【信仰】+1

【押し付ける独善】-2

補正+3

直後6連携
↓6まで

>>441-446

杏子 6/6
魔女 0/6

ーーーー

魔女に静かに斬り込む。
それを護衛せんと涌き上がるのは影の蛇ーー使い魔だ。

杏子「ふむ」

貴女はそれを、草でも刈るかの様に鋤き払う。
地に音も無く足先を付けてーー

杏子「そい、っと」

ーー描いた螺旋がそれらを巻き込みながら、前進していった。

魔女の体から木の枝が生えて迸り、貴女を貫かんとする。する、が。

杏子「それはダメだな。なってないぜ」

貴女の目の前で先から燃えて炭屑と化した。
使い魔を一匹、踏み締める。

それと、それごと全てが、根から炎で炙られた。

次いで繋がりを持つ魔女の体も燃えてーー熱の苦しみを感じながら、首を撥ね飛ばされてーー魔女は
事切れた。

※戦闘終了
※モラル+2
※経験値2獲得

↓2まで割り振り

モラル
無理なら戦闘

>>449
モラルは無理

ーーーー路地裏、夜

魔女の結界が消える。
大抵の魔女には、もう負ける気がしない。

杏子「でも、それじゃあ何にもならないんだよなぁ」

貴女の一言は夜の冷たさに、少しだけ白くなってーーだけど、すぐに溶けてしまった。





Days 1/10 終了





中断します。お疲れさまでした。
明日は休みで寝れる……!

テンコー(小声)
今日はひっそり下げ進行。
何か住人の質が全体的に変わった気がする





Days 2/10




ーーーー路地裏、朝

杏子「……ん」

目を覚ます。
外で布にくるまって寝るのなんて、もうすっかりやっていなかった。

杏子「こういう夜の明かし方は久しぶりだな……毛布、しまうか」

手荷物に布を仕舞い込む。魔法で少し圧縮して、すっぽりと収まった。

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

4

>>461

【知らない路地裏に行く】

【夢見の丘へ行く】

↓2

>>465

ーーーー夢見の丘

いつかの現風景を、貴女は眺めていた。
草原を流れる風が、さらさらと音を発てる。

少女が一人、透き通った翠の装束の裾を靡かせてーーそこに存在していた。

柔らかな髪が空気の流れに泳いでいて、見た目はとても美しく見える。

しかしその目は、穏やかで無い。



1、声をかける

2、引き返す

↓2

>>468

「……あら、貴女は?」

杏子「そういうお前は?」

「私は……分かりません」

「自分がどういう世界で、どうやって生きていたのかーーそんな確証すら無い曖昧な世界で生きていましたから」

杏子「……難儀だな」

「だけどーーこの手に宿った『戦い』だけは、良く覚えています」

「この力を使っている時だけは、私が私でいられるのですわ」

「……お相手、願えますか?」

1、はい

2、いいえ

↓2

>>471

杏子「ああ、いいぜ。かかってきな!」

「ありがとうございますーーでは」

その魔法少女は、緑風を切り裂いてーー一気に貴女に肉薄してきた。

※戦闘開始

佐倉杏子
【SG耐久】6/(6)
【SG状態】普通

【戦闘】57(57)【C】
【魔力】52(102)【S】
【精神】60(115)【S】
【魅力】45(45)【C】
【幸運】51(101)【S】

【モラル】85

【スキル】
【紅き幻影】
系統:魔法
戦闘時、判定+2(3)
【紅蓮の聖女】
系統:強化専用
【魔力】【精神】【幸運】+50
【正義】
系統:アルカナ【B】
ランクアップ条件:モラル90以上
戦闘時、判定+1
SG状態【激昂】時、判定+1
絶望判定+1、即死無効
【信仰】
系統:通常【EX】
SG耐久+3
全判定+1
味方共闘時、判定+1
魔法スキル強化+1
【啓示】
系統:特殊【EX】
過程を無視して事象を理解できる


志築仁美
【SG耐久】7/7
【SG状態】普通

【戦闘】59(89)【A】
【魔力】46(46)【C】
【精神】35(35)【D】
【魅力】65(95)【A】
【幸運】49(49)【C】

【モラル】60

【スキル】
【乾坤一擲】
系統:魔法
戦闘時、判定+(SG最大値-SG現在値)
勝利判定お互いに+1
【舞姫】
系統:強化
【戦闘】【魅力】+30
【女教皇】
系統:アルカナ【E】
ランクアップ条件:【精神】40以上
開幕連携時、判定+1
【唯我独尊】
系統:特殊
相手に逃げられなくなる
【縮地】
系統:専用
連繋値がnターンの数値で固定される。

誤字
志築→志筑

杏子 6/6
仁美 7/7

【紅き幻影】+3
【正義】+1
【信仰】+1

【乾坤一擲】-0
【女教皇】-1

直後、1連繋

↓1まで

>>475

杏子 6/6
仁美 5/7

ーーーー

杏子「む」

懐に潜り込んできた彼女が顎を打ち抜こうと拳を振り上げてーー身を仰け反らし、槍で横殴りに、貴女は距離を再び開けた。

「まだまだ……!」

飛ばされながらも彼女は空中で器用に身を翻しーー先ほどよりも鋭い速さで貴女に打ち込んでくるーー!

【紅き幻影】+3
【正義】+1
【信仰】+1

【乾坤一擲】-2

直後2連繋

↓2まで

>>477-478

>>475

杏子 6/6
仁美 1/7

ーーーー

半身になってその抜き手を捌き、しなる槍が彼女の身を強打する。

「ちっ……!」

杏子「これは、どうかな?」

貴女の輪郭がぶれてーー三人に別れて、各々が彼女の死角を取るように斬りかかった。

咄嗟に身を固め防御を行うが、傷は確実に深く入る。

「がっ……!」

その体を地面から生えた鎖が縛って縫い付けた。

杏子「終わりだよ!」

【紅き幻影】+3
【正義】+1
【信仰】+1

【乾坤一擲】-6

直後3連繋

↓3まで

ほい

>>481-483

杏子 4/6
仁美 0/7

ーーーー

鎖が、砕けた。

一瞬の動揺で、貴女は彼女に触れられた。
頭部を掴まれーー

「っ!」

ーー地面に、それこそボールか何かの様に投げ付けられた。

杏子「ーー!?」

そこに、追い打ちの拳が迫り。

杏子「ーーっ、だぁっ!?」

貴女は手を地に翳す。
と、鎖が弾丸の様に拳士を打ち払い、捉えてーー貴女の幻影が彼女の胸を縦に切り払って。

そして漸く、彼女は膝を付いたのだ。

※戦闘終了
※経験値+10

↓10まで割り振って下さい

とりあえず戦闘

>>494まで

叛逆のサントラはCDじゃないか!
聞ける!
堪らねぇふへへふふ

何で気付いてなかったんや(迫真)

テンコー

ーーーー路地裏、昼

杏子「ふむ。なかなか危なかった」


1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

>>511

>>512

ーーーー市街地、昼

杏子「…………」

日差しが喧しい。

※何が気になりますか?
※啓示発動


1、工事現場(クロスキャラ)
2、草むらのベンチ(オリジナル【犬】)
3、スーパー(クロスキャラ)
4、借ビルの一角(クロスキャラ)
5、路地裏(クロスキャラ)

↓2

>>515

杏子「はぁー……」

貴女は手頃なベンチを見つけ、乱暴に腰を下ろす。
人が歩いていく風景、風の囁き声、日の焼ける音を感じながらーーそう、自分がとても疲れていると気付かされる。

「…………」

杏子「……ん? ……何だ、犬か」

貴女に向かって近付いてくる何かを確認する。
白くて大きめの、雑種の犬だ。

その犬は貴女の前で行儀良く座り込んだ。

杏子「何だよ。飯はねぇぞー?」

柔らかそうな毛並みで、つい頭を撫でてしまう。
自然と、頬が緩んだ。

犬は目を細めてそれを甘受し、貴女の手を舐める。




貴女のソウルジェムの穢れが消えた。




※SG状態【希望】になりました

杏子「ーー何だって?」

犬は満足気に、走り去って行った。
貴女は一瞬遅れ、一気に後を追い掛ける。

杏子「あの犬ーー!」

だが、影も形も、どこにも無くなっていて。

杏子「……魔法少女、だったのか?」

杏子「変身していた……?」



※オリジナル☆マギカキャラ【犬】解放されました

bbq規制死ね。マジで死ね

ーーーー市街地、夕方

杏子「あの犬は何者なんだよ……」

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

もうモラトリアムに入ってるからやることはイベント起こさなきゃ無い。
レベルや友好を上げるロスタイムみたいなもんです

>>523

ーーーー通学路、夕方

杏子「おう。揃ってんな」

まどか「杏子ちゃん……」

さやか「杏子……」

ほむら「……」

杏子「何だよ、どいつもこいつも湿気た面しやがってさ」



1、「パトロール行こうぜ、ほむら」
2、「……怖いか? まどか」
3、「元気無いなんて珍しいな、さやか」
4、自由安価

↓2

1

>>526

ほむら「……貴女に護衛が必要なのかしら?」

杏子「そのゴジラか何かを見るような目を止めろ」

ほむら「……」

さやか「ほむら?」

ほむら「……街を、守らなきゃいけないわね」

ほむら「私も行くわ」

まどか「ほむらちゃん……!」

杏子「おう。助かるわ」

※ほむらが同行します
※モラル+1
直後ほむら友好判定
【信仰】+1

ほむほむはひどいなー(棒)

>>528
※+3

ーーーー市街地、夜

ほむら「最近はあんまり魔女を見ないわね……」

杏子「例のマンションでぶち殺した分もあるし……アタシもどっか知らないとこで『引き千切ってる』かもしれない」

ほむら「何を?」

杏子「因果」

ほむら「…………」

杏子「その『何言ってんだ』みたいな顔も止めろ」

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

見回りをしつつ前にのされた時の仕返ししてもいいか冗談っぽく言ってみる

>>531

杏子「そういやお前と初めてあった時はボッコボコにされたなぁ、ははは」

見回りながら、貴女は少し前の遠い昔を思い出す。

ほむら「そうね……」

杏子「……そうだ。あの時の仕返し、その内してやらんといけないねぇ」

ほむら「……私は貴女とは戦わない」

ほむら「敵で無い限りね」

杏子「冗談さ」






と、貴女は「暁美ほむらと敵対する因果」を無視しながら笑った。

bbq酷いんで今日は寝ます。お疲れさまでした





Days 2/10 終了




???(??)

テンコーが文字化けとか





Days 3/10




昔は↓5でも凄い勢いだったような気が……いや気のせいだったわ

ーーーービルの屋上、朝

杏子「……寒い。寝る場所ミスったな」

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

3で処理するわ
>>549

杏子「…………」

※街のゴミ拾いをして回った。
※モラル+1

ーーーー市街地、昼

杏子「意外と少なかったな……」

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

まどかたちと飯を食う

>>554

ーーーーファミレス、昼

杏子「休みで良かった」

まどか「誰に話してるの?」

※他には誰がいる?

↓3くらいまで

さやか「ご飯おごってもらっちゃって、何だか悪いね」

杏子「別に良いってことよ」


1、適当に談話する

2、↓2について話す

↓2

1

>>564

※和やかに話した……

直後まどか友好判定
更に直後さやか友好判定
【信仰】+1

ほい

>>566-567
※+2
※+3

ーーーー市街地、夕方

杏子「久し振りにこんなに話した気がするな」

まどか「そうだね……あんまり、そういう感じになれなかったし」

さやか「なかなか、吹っ切れないよ……」

杏子「暗い顔やめろ。お前らはまだそっち側なんだからな」

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

ほむらを誘ってパトロール

これでモラル上がるか?

>>570

ーーーー路地裏、夕方

ほむら「ーーじゃあ二人は帰したのね?」

杏子「ああ。んじゃ、適当に回ろうぜ」

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

適当に談話しつつ魔女が居そうなところを探す

>>573

ーーーー路地裏、夕方

貴女たちは薄闇の立ち込める空間を二人、靴の鳴る音だけを輩に歩いていた。

杏子「……こういうのも悪くないよな」

ほむら「……そうかもしれないわね」

杏子「ずっと続けば、それ以上は何も要らないくらいだ」

ほむら「そうね」

杏子「でも、いつまでも逃げてはいられない」

ほむら「…………」

杏子「魔女を殺して回れば、確かに生き延びれる。でも、それで良いのかねぇ」

ほむら「……なら、他に案はあるの?」

杏子「考えてない」

ほむら「……何故?」

杏子「アタシは意味の分からねぇ力のお陰で、魔女に負けることは無いと思ってる」

杏子「アタシは無茶しなけりゃ何時までも戦える」

杏子「考えなきゃならないのはアンタだよ」

bbq来たので中断します

始める

ーーーー路地裏、夜

ほむら「…………」

杏子「…………」

ほむらは何かを考えているようだ……

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

ゴミ拾いしつつ引き続き魔女探し

>>589

ほむら「……何してるの?」

杏子「ゴミ拾い」

ほむら「…………」

杏子「下らないと思ったろ? でもきっともっと小さかった頃は正しいと思ってやっていた事だ」

杏子「……いつから、落ちたゴミを見ても何にも思わなくなったんだろうな?」

ほむら「…………」

ほむら「……そうね、もう分からないわ」

杏子「大体そんなもんなんだろうね」

※モラル+2

ーーーー路地裏、深夜

杏子「今日はこの辺で良いだろ」

ほむら「そうね。随分と遅くなってしまったし、体を休めたいわ」

杏子「休むんだな、お前」

ほむら「人を機械か何かと勘違いしていないかしら?」

杏子「機械だってメンテナンスが必要だろう。それは無いよ」

ほむら「……もう帰るわ」

杏子「ほむら」

ほむら「……何よ」

杏子「またな」

ほむら「…………」

ほむら「えぇ、また」

ーーーー

杏子「全く、儘ならないな」

杏子「どうするのが正解なのか……どの結末も納得がいかないから、分からない事をやろうとしている」

杏子「アタシが一番、きっとどうかしてるんだろうなぁ」

貴女は虚空の内に浮かぶ因果を撫でる。
ーー裂けてバラバラになる。



杏子「あぁ。人が話してる時は、邪魔しない方がいい」

杏子「ただの、マナーだよ」



潰れた魔女と、『出会わなかった』。





Days 3/10 終了




一回書き込む毎にbbqでスマホ再起動してる。
温厚な俺でもそろそろキレそう





Days 4/10




ーーーー公園、朝

杏子「寒いな……そろそろ寝床も考えるか」

杏子「……何でまだ、この街に固執してるんだろうな、アタシ」

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

ーーーー市街地、昼

杏子「…………」

薄汚れた道も、余計な物を取り除いてやれば打ち立ての様相を醸し出す。

貴女は歩きながら、菓子パンを頬張った。
清掃活動に勤しむ貴女の様子を見た老婆がくれた物だ。
勿論有り難く頂戴している。

杏子「……アイツからも、余分な物を取り除いてやらなきゃいけないな」



※モラル+1
※【正義】成長

【正義】
系統:アルカナ【A】
ランクアップ条件:モラル100
戦闘時、判定+1
友好判定+1
SG状態【激昂】時、判定+1
絶望判定+1、即死無効

ーーーー市街地、昼

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

まどほむさやと飯を食う

>>603

ーーーー学校、昼

杏子「飯をたかりに来た」

さやか「歯に衣着せないその姿勢は評価するよ……」

まどか「杏子ちゃん、こっちのオカズ食べる?」

杏子「美味そうだな……いただくよ!」

ほむら「…………」モグモグ

1、何か話題を出す
2、話題が出るまで黙っている
3、適当に談話する

↓2

2

>>607

まどか「そういえば、上条君はどうしてる?」

さやか「最近ますます元気が無くなっちゃってね……どうしようも無いよ」

……誰の話だ?

1、黙っている
2、聞いてみる

↓2

>>610

杏子「そりゃ誰の話だい?」

さやか「あ、あぁ。実はね……」

ーーーーーーーー

杏子「腕が思うように動かなくなったのか……事故で、ってのがまた嫌な話だな」

さやか「アタシが契約すれば、治りはするんだろうけどさ……」

杏子「……だけど?」

さやか「それだけじゃ、ダメな気がするんだよね……最悪な話、もう一回おんなじ事故が起きてまた手が動かなくなった時に、アタシはどうにもできない」

さやか「って事は、きっと根本的に解決してないと思うんだ」

まどか「……うーん。難しいね」

杏子「……意外だな。想像だけど、お前はもっと短絡的に考える奴だと思ってたよ」

さやか「そうも言ってられないよ……その」

さやか「先輩にも恵まれたしね」

杏子「ふむ……」

※貴女の魔法なら治せる可能性もありそうです

1、その件、預けな
2、まあ、しっかり向き合っていくしかないさ

↓2

1

>>614

杏子「その件、預けな」

さやか「えっ?」

杏子「その上条って奴の腕、魔法でどうにかならないか試してみても遅くは無いだろ?」

さやか「それはまぁ、願っても無いことだけどさ……良いの?」

杏子「気が向いた。暇だし、その潰しくらいにはなるだろ」

さやか「あ、ありがとう!」

杏子「気紛れに礼は要らないだろ」

ほむら「…………」

杏子「今日の夕方にでもやっちまうか。どこに行けばいい?」

さやか「えーとね、【病院】に来てくれたらいいかな。直接行く?」

1、直接行く
2、合流してから行く

↓2

>>617

さやか「うん、分かったよ。なら帰りに【通学路】で集合ね」

杏子「おう、了解」

直後、さやか友好判定
更に直後まどか友好判定
更に直後ほむら友好判定
【正義】+1
【信仰】+1

>>619-621
※+4
※+5
※+5

ーーーー市街地、夕方

杏子「そろそろかねぇ……」

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

通学路で合流

>>624
中断します。お疲れさまでした

第一章「佐倉杏子」 Days 1/3
第二章「魔法少女の死」 Days 1/7
第三章『魔法少女の夜』 Days 1/10
「陽炎モラトリアム」 Days 4/10
数えたら今24日目だった。だからどうしたってこともないけど

やるわ

>>624

ーーーー通学路、夕方

杏子「……はぁー」

ーーーー

杏子『暇だし、その潰しくらいにはなるだろ』

ーーーー

杏子「……暇なんかでは無いんだよなぁ。やるべき事が、何が正解なのか分からないだけでさ」

杏子「アタシはこのままでも良いんだけど……それで、アタシ以外は大丈夫なんだろうかーーいやいや」

杏子「アタシはアタシの事だけ考えてりゃ良いんだ……お節介がロクな事にならねぇのは、良く知ってるだろ」

杏子「…………」

杏子「……はぁー」







さやか「うわ、大きい溜め息。幸せ逃げるよ」

杏子「……逃げるほどねぇし、逃げたらまた捕まえれば良いさ」

杏子「さやかだけか?」

さやか「うん。あの二人は別行動だよ」

杏子「そっか……ま、ダラダラしてても仕方ない。行くか」

さやか「どうか宜しく頼みますよ杏子先生……!」

杏子「はっ、何だそりゃ」ハハハ



1、適当に談話しながら向かう
2、自由安価

↓2

1

>>645

杏子「所でどんな奴なんだい、ソイツは」

さやか「そうだねぇ……一言で言うなら」

杏子「言うなら?」

さやか「……バイオリンバカ?」

杏子「辛辣だなオイ」

ーーーー病院、恭介病室、夕方

さやか「恭介ー、来たよーー恭介?」

病室には夕暮れの橙が窓から射し込んで、薄暗い空気が立ち込めていた。
部屋の主だろう少年は、窓際に立って外を眺めている。
『物憂げな振り』をしていた。

さやか「あ、あれ? 動けるようになったの?」

恭介「……さやか」

窓は開いていて、外は少し、高い。

少年は貴女を見ているのに、何にも感じていないような様子で。

杏子「……魔女の口付けだ!」

さやか「へっーー?」


※【啓示】

1、窓を鎖で塞ぐ(恭介保護)

2、回りの様子を確認する(恭介落下)

↓2

1

>>649

貴女は魔力を床を通して窓から放つ。
鎖を絡めて格子の如く、その出口を塞いだ。

回りがぼんやりとした結界に捕らわれる。
この規模なら、使い魔だろうと推測した。
案の定、頭上高くを漂うのはーー子供の落書きみたいな巫山戯た使い魔。

さやか「つ、使い魔ーー!」

それは獲物を食い損なったと理解するや、一目散に逃げ出した。

その判断は、一番正しい。
でも。
結果は、全く変わらない。

杏子「逃げるなよ」

『使い魔の体の中から』鎖が飛び出す。
結果、その小さな体は捻れて切れた。
バラバラになったソレは、落ちながら燃えてーー跡は残らなかった。

さやか「や、やった!」

恭介「うーー」グラッ

杏子「おっと」ガシッ

さやか「きょ、恭介は大丈夫なの?」

杏子「問題無いだろ。口付けも消えた……ちょっと気をやってるだけさ」

さやか「良かった……あ、こっちに寝かせられる?」

杏子「あいよ」

※モラル+1

ーーーー病室、夜

恭介「う、ううん……」パチ

さやか「あっ、おはよ恭介。と言っても、もう夜だけど」

恭介「さやか……来てたのか」ムク

恭介「……そちらの人は?」

さやか「ああ、こっちはねーー」






杏子「さすらいの鍼師ブロッサムキョーコだ。よろしく」

さやか「」パッファ

恭介「(さやかが吹いた!?)」

さやか「何なのよそれ!?」ヒソヒソォ!

杏子「今から貴女を魔法で治します、とは言えねぇだろうが」ヒソヒソ

さやか「あー……でも良いのブロッサムキョーコ?」

杏子「正直今咄嗟に考えた」

さやか「ですよね」ヒソォ……



恭介「あ、あのー?」

杏子「お、おう。悪いな待たせて。この嬢ちゃんたっての頼みって事で、アタシがアンタの腕を治しに来たんだよ」

さやか「う、うんうん!」

恭介「……鍼で?」

杏子「鍼で」

恭介「…………」ジトー

杏子「見た目が同い年ぐらいとでも思ってんのかもしれねぇが、これでもハタチ越えてるからな」

恭介「えっ!? な、何歳になられるんですか……?」

杏子「女に歳聞いてんじゃないよ……よーく目を擦って見てみな」

恭介「……ん?」




杏子「ほら、どうした?(魅惑ボイス)」

恭介「(あれ……こんなスタイルの良い女の人だったっけ……?)」



さやか「(何したの?)」

杏子「(幻覚魔法をかけた。この方が早そうだしな)」

杏子「じゃ、さっさとやっちまうか。これ付けな」

恭介「アイマスク……?」

杏子「息を抜いてリラックスしてもらうのと、後は緊張しないようにな」

恭介「(余計緊張すると思うんだけど……)」

恭介「……今さらなんですけど、こういうの勝手にやっていいんでしょうか?」

杏子「主治医の先生には許可貰ってるよ。安心しな、坊主」

杏子「(大嘘だけど)」

恭介「わ、分かりました……」

杏子「付けたら横になって、深呼吸してな」

恭介「は、はい」

杏子「さて……」






さやか「(何とかなりそう?)」

杏子「(ちょっと待ってな)」

杏子「む……」

貴女は彼の左腕に意識を集中させる。
ぼんやりと、因果の綻びが見えた。
成る程、これでは動いたとしても、二度と達者に楽器などは弾けないだろう。

杏子「これか……」

その解れた端と端を持って、貴女は優しく、ソレを結び直した。
ちょっとした事で解ける事の無いように、固く。

少し捻れて不恰好ではあるが、確かにソレは繋がった。

杏子「……ふう」

さやか「え、終わった?」

杏子「多分な」

杏子「おい、もう良いぞ坊主」

恭介「えっ、何も感じなかったんですけれど……」

杏子「プロだからな」

恭介「は、はぁ……」

杏子「一日二日、様子見てみな。直ぐに動く訳じゃないからな」

恭介「え、えぇ……あの、ありがとうございます。確かに、何だか楽になったような気がします」

杏子「じゃあ、今日はもう」



杏子「寝な」

恭介「ーーーー」カクン

さやか「……魔法?」

杏子「無理矢理眠らした。アレコレ聞かれてボロが出る前にな」

さやか「で、何とかなった……?」

杏子「多分。しばらく様子見てくれ。アタシも、この魔法をこんな使い方したのは始めてだしな」

さやか「この魔法……?」

杏子「……何でもない。さ、帰るかね」

さやか「あ、待ってよーー」

ーーーーさやかと別れて、ビル屋上、深夜

杏子「…………」

杏子「運命……因果か? それを繋ぐ、なんかねぇ?」

杏子「この魔法は、もしかして……上手く使えば、或いは……」

杏子「何かを見るだけで、変えることは出来ない。でも」

杏子「『有った』『有る』モノを、その通りにすることは出来るのか……?」




杏子「……どうすりゃ良いんだろうな、マミ」







Days 4/10 終了




お疲れさまでした。
来週の休みは社員旅行で来れないかもです





Days 5/10




ーーーービル屋上、朝

杏子「……やっぱ寒いな、ここで寝ると」

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

1

>>673

杏子「今日は……どこをうろつこうかねぇ」

※どこに行く?

↓2

まどかの家へ朝食を集りに

ついでに道すがら町内清掃

>>676

今日は休みだろうし……飯を誰かに集りに行くか。
快く食わせてくれそうなのは……

ーーーーまどか宅、朝

まどか「それでウチに?」

杏子「ああ」モグモグ

まどか「来たときに担いでた袋一杯のゴミは?」

杏子「町内清掃の結果だ」

知久「偉いねぇ……ほら、もっとあるよ」

杏子「まどかのパパさんめっちゃ料理上手いな……」モグモグ

知久「あはは、ありがとう。ゆっくりしていってね」

杏子「お言葉に甘えます……まどか、ママさんはどうした?」

まどか「今日はお仕事。朝からバタバタしてたよー……」ハァ

杏子「世知辛いねぇ。何の為に神様が安息日を定めたのやら分からなくなる」

※モラル+1

※まどかとどう過ごそう?

1、適当に駄弁る
2、↓2の話題で話す
3、出かける
4、自由安価

↓2

↑+まどかを妹扱いする

>>681

まどか「お部屋に上がろっか」

杏子「おう」



タツヤ「はぁい!」

まどか「うん? たっくんも一緒?」

タツヤ「へぁーい!」

杏子「……そういや、随分離れた弟だな」

まどか「まぁねー」

ーーーーまどか私室、朝

杏子「ベッドぉ……」ドッサァ

まどか「あはは。ベッドが珍しい?」

杏子「まともな寝床が珍しいよ」

まどか「えっ」




タツヤ「まろかー!」

まどか「うんうん、上手に描けたね」ニヘッ

杏子「……随分と仲が良い、と言うより面倒見が良いな」

まどか「これだけ離れてるからね……ちょっとした息子の気分もあるかな」

杏子「成る程な」

まどか「こう見えて賢いんだよ。こないだなんかね、子供用ドリルみたいなの一冊あっと言う間に解いちゃったりして」ウェヒヒ

杏子「おう? そんなん普通じゃねぇの。アタシにも妹がいてな、そりゃあーー……」

まどか「……杏子ちゃん?」

杏子「……賢い子だったよ。いっつもアタシの心配ばかりしてたと思う」

まどか「……あっ……その、ごめんなさい」

杏子「あぁ、いや、悪い。そんなつもりじゃあない」

杏子「それに、今は手のかかる妹みたいなんもいるからね」ニヤ

まどか「へぇ……それって?」

杏子「お前だよ」

まどか「えぇ!? 手がかかってるかなぁ……?」

杏子「おう……マジよ……これマジでマジな」

まどか「……何かゴメンね」

タツヤ「キョーコ、おかし!」ハイ

杏子「わかってんじゃねぇか! まどか、コイツは大物になるぜ!」モグモグ

まどか「(チョロかわ)」

直後まどか友好判定
【正義】+1
【信仰】+1

>>686
※+3

まどか「お昼ごはんも食べてく?」

杏子「そうだな……」

1、「是非!」

2、「さすがに遠慮しとくよ」

↓2

>>690

杏子「旨い……!」モッシャモッシャ

知久「こんな作りがいのある友達なら歓迎だよまどか」ハハハ

まどか「ウチ皆あんまり食べないもんね」ウェヒヒ

タツヤ「…………」モッシャモッシャ

まどか「お昼からはどうしようか、杏子ちゃん」

※まどかとどう過ごそう?

1、適当に駄弁る
2、↓2の話題で話す
3、出かける
4、自由安価

↓2

1

>>693

※適当に談話を楽しんだ……

直後まどか友好判定
【正義】+1
【信仰】+1

はい

>>696
※+3
※まどかとの好感度が最大になりました。

ーーーーまどか私室、夕方

まどか「っと、もうこんな時間だね……杏子ちゃんと話してるとあっと言う間だよ」

杏子「おう、そうだな」

まどか「杏子ちゃん」

杏子「ん?」

まどか「『ありがとうね』」

彼女の笑顔が、とても暖かくてーー


※【啓示】発動

1、押し倒す(関係【恋人】になる)

2、ありがとう、と返す(関係【親友】になる)

3、礼なんていらない、と返す(関係【仲間】になる)

4、ああ、と返事して帰ろうとする(関係【家族】になる)

↓2

2

>>699

杏子「こっちこそ、ありがとよ」

まどか「……ふふ」

杏子「……へへ」

※まどかと【親友】になりました
※以後まどかと行動するとボーナスがあります



まどか「あ、そうだ……杏子ちゃん、ちょっと……」

杏子「何だ?」

まどか「ちょっと後ろ向いてね……はい、できた」

杏子「これは……リボン?」

まどか「杏子ちゃんのポニーテールにちょうどいいかなって……どう?」

杏子「悪くないな。もらって良いのか?」

まどか「うん。元からそのつもりだよー」

杏子「サンキュな。大事にするわ」

まどか「えへへ」

※【まどかのリボン】を手に入れました
※効果は未知数です


杏子「じゃ、そろそろ帰るわ……またな」

まどか「うん。杏子ちゃん」



まどか「またね」

杏子「ーーーー」

杏子「……おう!」

ーーーー市街地、展望塔、夜

杏子「……いい家族だったな」

杏子「この夜景の、どれかも、そんな家族の灯りなんだよな」

杏子「…………」

杏子「……親父。アタシ、まだやれるのかな」

杏子「いっそほむらみたいに、守るものを迷わず決められたなら楽なんだろうに」

杏子「ほんっと、アタシって単純で、欲張りだよな」

杏子「いっそ人間が皆クズで、助ける価値も無かったら、とまで思う」

杏子「……アタシ、どうしたいんだろ」





夜は更けていく。





Days 5/10 終了




お疲れさまでした。相変わらず最強の敵bbq。

刈り取る者とはどういう存在なんだ?

>>709
めっさ強いのに後半突如出てくるかもしれない魔女

始める。





Days 6/10




ーーーービル屋上、朝

朝日が昇り、貴女の顔を光が濡らしてーーそれがとても鬱陶しく感じられて、無意識に、貴女は意識を取り戻した。

杏子「……む」

火花の様に、小さく、然れど明るくーー貴女の脳裏に予感が駆け抜ける。

杏子「……もう、どれくらいも無いのか」

杏子「…………」

やり残した事は無いだろうか。
もう余り、猶予は無さそうだ。

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

織莉子屋敷とその周辺を清掃

ついでに寝床化

>>720

ーーーー空き邸宅、朝

人が居なくなってそんなに経っていないだろうに、もう廃墟の様に佇むソレ。

杏子「掃除でもやるかね……」



ーーーー

「魔法で何とかなれば素敵なんですが……」

「いや、手で消そう。アタシも手伝うから、お前が、やるんだ」

「ーー勿論です!」

ーーーー



杏子「…………」

一人でやるのに何の価値も意味も見出だせず、貴女は魔法て手早く邸宅を片付けてしまった。
庭も、建家も立派な物だ。

杏子「…………」

杏子「……くっそ」

ーーーー邸宅、昼

冷蔵庫の中の食材、生物はもう大分傷んでいた。
良い物だろうに、使ってやれなくて悪いと思う。

杏子「……飯も、食えねえんだよな」

ソファの柔らかさは変わっていない。
ただ音だけ、足りない。

ここは辛い。

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

傷んだ野菜でバーベキューっぷい

>>724

ーーーー邸宅庭園、昼

杏子「やっぱり捨てられねぇ……これ悪い癖だわ……」ジュー

杏子「…………」モシャモシャ

杏子「……食えるけど……旨くは無いな」

杏子「お前も食うか、とアタシはキメシャフ度でそう言った」シャキーン

キュゥべえ「化物語の話題はデリケートだから止めよう。ね?」







キュゥべえ「……栄養素ミジンコみたいに無くなってるんだけどこれ」モッシャモッシャ

杏子「残飯では無いんだから有り難く処理しやがれ」モシャモシャ

キュゥべえ「こんな事をしている、君が理解できない」モッシャモッシャ

杏子「なんでさ?」モッシャモッシャ

杏子「アタシがどうしようと、アタシの勝手だろ?」モシャ……

キュゥべえ「君には……上手く言語化できないが、ある程度の全てを知っている筈だ」モッシャモッシャ

キュゥべえ「その上で、君の行動は非合理に過ぎる」モシャ

杏子「お前だって、まどかに契約を進めてないじゃないか、ねぇ」モッシャモッシャ

キュゥべえ「彼女にはボクの言葉が届かないらしくてね。今は『押してダメなら引いてみろ』さ」モシャァ

キュゥべえ「ワルプルギスの夜が現れれば、嫌でも契約するだろうしね」モシャシャ

杏子「アタシとほむらで、潰しちまうよ……そんなのは、さ!」モッシャァ!

キュゥべえ「勝てないさ」キュップイ

杏子「何故そう言える?」





キュゥべえ「君の顔を見れば分かるさ」

杏子「…………」モシャ……

杏子「……食べるの止めてんじゃねぇよ。まだあるから処分しろ」

キュゥべえ「やれやれ」モッシャモッシャ

ーーーー邸宅、夕方

杏子「…………」

杏子「勝てるさ。ワルプルギスの夜には」

杏子「……勝てるだけなんだ」

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

魔女絡みの安価かぁ……

>>729

ーーーー

どこで魔女を探す?
※【啓示】

1、路地裏 (通常エンカウント)
2、海辺の道 (通常エンカウント)
3、市街地 (通常エンカウント)

4、【知らない路地裏】(特殊イベント)

↓2

>>732

ーーーー

貴女は街を歩く。
暗くなっていく空と、魔女を探しながら。

通り過ぎた、その路地裏に『何か居るぞ』と啓示が降りた。

振り返る。何もない。
振り返る。何かある。

杏子「……!」

貴女はそこだけ、不自然に因果が捩れて切れているのを見つけた。
ソコを、『掴んで』『剥がす』。




誰も知らない路地裏が、そこにあった。



1、入る

2、入らない

↓2

1

>>735



貴女は、その『結界』に足を踏み入れた。



※Extra daysに入る事が出来ます
※Extra days中は本編の時間が停止します
※Extra daysに入らなければイベントは起こりませんが、ルート短縮にはなります

1、入る

2、入らない

↓2

1

>>738




Extra days 「不思議の国のアリス」




ーーーー

貴女は結界の中を進んでいく。
気配は違うが、性質はそうーー魔女の結界に似ていた。
隠れる為のソレ。一つだけの違和感は、魔女のモノにしては大人しい事。

杏子「使い魔の一つも出てこないのか……どうなってんだ」

不思議な因果を感じての行動だったが、存外当たりかもしれない。
変わり者の魔女か、或いは。

結界は森の中。
森の中を歩く。


開けた場所に、ティーセットが用意された、切り株のテーブルがあった。

杏子「……?」

回りに一匹、使い魔が。
いや、一枚のーー手足の付いたトランプが佇んでいた。

杏子「何だ、居るじゃねぇか……痛め付けて、親玉まで案内させるかねぇーーっと?」

その物陰ーー背中から、いや裏面から体を覗かせる人の影があった。

少女だ。
金の髪に、ゴシックな衣装が良く映えてーー



ーーそんな事は、今、酷く、どうでもいい。



杏子「ーーな、何だよ、お前はーーどうなってんだよ、ソレぇ!?」

上擦った、恐怖の声。
貴女にしか見えないだろう、おぞましい姿。



アリス「わたし? わたしはアリス……」


少女の中で。

ズタズタに。
ぐるぐる巻きに。
解れ。
裂け。
くるまり。
絡まって。
塵綿のように。

なった、因果の糸屑。



アリス「あなたは、だぁれ?」

無邪気なその笑顔を、どうやって作っているのかーー貴女には理解できなかった。

キリもいいし中断します。
お疲れさまでした

相対的に原作5人がそれぞれ魔法少女の中では群を抜いてたって事なんですかね。

始める。

ーーーーアリスのお茶会

アリス「あなたは杏子っていうのね」

杏子「ああ……で、これは?」

アリス「それは紅茶よ。お茶会ではそれをの飲まなくちゃ」

杏子「……特に変な所はないな。そこのトランプが持ってきたから、と思ったんだが」

貴女の目の前にはティーカップ。
中には琥珀に透き通るソレーーと、少しばかりの茶菓子。

それらを持ち運んできたトランプは、静かに佇んでいた。

アリス「誰かが来るなんて初めてだから、あんまりお菓子もないけれど、食べて」

少女は無邪気な笑顔をこちらに向けていた。

紅茶を……

※啓示

1、飲む(喜ぶ)

2、飲まない(落ち込む)

↓2

1

>>752

飲む。

杏子「ーーこれは」

今までに体験した事の無い味だ。
美味しいーーと言うか、甘いと言うか。
そもそも、味自体が紅茶らしからぬ様で。

杏子「美味いな……」

アリス「よかったぁ。お気に入りなの、わたしも」

少女は満面の笑みだ。
他意は……無いのだろう。

……だが。

1、↓2が気になる

2、適当に談話する

↓2

>>755

※どこに重点を置いて質問しますか?

↓2

因果について
仮に質問してもわからないようなら読み取らせてもらう

>>759
すいません寝落ち。中断します

>>759

やはり、あれはおかしい。
何かが決定的におかしい。

杏子「お前は、その……一体何者なんだ?」

アリス「?」

アリス「わたしはアリスよ?」

少女は首を傾げるばかりだ。
貴女は質問を考え込む。

杏子「……なら、聞き方を変える。お前は、魔法少女かーー?」



アリス「!」

アリス「あなた、どうしてそれを知っているの?」

……どうやら当たりのようだ。

アリス「わたしは魔法少女。キュゥべえとけーやくした魔法少女なのっ!」

アリス「もしかして、杏子も?」

杏子「…………」

※啓示

1、そうだ(わぁ、素敵ね!)

2、違う(なんでうそつくの?)

↓2

>>764

杏子「ああ。アタシも魔法少女だよ」

アリス「わぁ……! それは素敵!」

アリス「初めてのお客さまが同じ魔法少女なんて、きっと何かいいことがあるよー……!」

少女は本当に嬉しそうにはしゃいでいる……

魔法少女だから、と言うだけではああも因果は捻れない。
何か理由があるはずだ。



キュゥべえ『杏子、少しいいかい?』

ーー!
結界の外からキュゥべえのテレパシーだ。

1、耳を傾ける(結界から出る)

2、今は忙しい(会話を続ける)

↓2

1

>>767

杏子『何だ?』

キュゥべえ『やはり……君は今、アリスの結界の中にいるんだね。よく見つけてくれたよ』

杏子『……何か一枚噛んでやがるのか?』

キュゥべえ『彼女は貴重なケースの魔法少女だからね。観察対象なのさ』

キュゥべえ『見つけてくれて助かったよ』

……色々問い質した方が早そうだ。

杏子「悪い。そろそろお暇するよ」

アリス「えー……また来てくれる?」

彼女は人形の様な無邪気さで目を向けた。

1、もう来ない

2、また来るよ

↓2

2

>>770



アリス「わぁ……! うん、待ってるね!」



結界は恐ろしく簡単に貴女を逃がした。

ーーーー市街地、夜

キュゥべえ「彼女はこんな所に隠れていたんだね。ようやく観察を再開できるよ」

杏子「アンタみたいなデタラメでも見逃すとかするんだね。あの子の魔法はそういうのかい?」

出てきた貴女を、キュゥべえが出迎えた。

キュゥべえ「魔法と言うよりは性質だね。ありがとう、君には感謝するよ」

直後キュゥべえ友好判定
【正義】+1
【信仰】+1

>>773
※+3

杏子「性質……?」

杏子「……アイツからは只ならない気配を感じた。ソレと、何か関係があるのか?」

キュゥべえ「君ほどの魔法少女になれば、違和感にも思えてしまうのも当然さ」

キュゥべえ「それは危険に対する本能的な反応だからね、君たち魔法少女にとっては」

杏子「どういう意味だ? 分かりやすく、シンプルに頼むよ……どうにもキュゥべえは冗長に過ぎる節があるだろ」

キュゥべえ「ここの所の君も大差無いさ。変に悟ったようにも見えるね。何かあったのかい?」

杏子「何も……ほら、本題から逸れてる」

キュゥべえ「おっと……そうだね。でも本当に、アリスの様な子はなかなか居ないんだ。初めてとも言っていい」






キュゥべえ「『魔女になりたい』なんて願う子はね」




中断します。おやすみなさい

始めます

ーーーービル屋上、朝

杏子「…………」



ーーーーーーーー

杏子「『魔女になりたい』……だと?」

杏子「ーーイカれてんのか」

キュゥべえ「ボクだって耳を疑ったさ」

キュゥべえ「魔女は魔法少女に倒される存在だとは説明したんだけれどね。『でも私は魔法少女になるのでしょ?』と言われれば、そうだね、としか言えないからね」

杏子「いやいやいや、そういう問題じゃねぇだろ!」

杏子「(……道理で。あの酷い因果はソレのせいか。訳が分からねー筈だ)」

キュゥべえ「まあボクとしては個人の願いに干渉する訳にいかないからね。その通りに叶えたよ」

キュゥべえ「どうなるか気になったのもあるけれどね。結果、魔法少女で在りながら魔女の性質を内包した存在と化した」

キュゥべえ「アレを何と呼べばいいのか、ボクと悩んでいるんだ」

杏子「……何で、そんなふざけた願いをしたんだ?」

キュゥべえ「それはボクには理解できない。君たち人間は時たま矛盾した行動を、それなりに度々繰り返すからね」

キュゥべえ「君たちの理解に苦しむ行動はもう慣れっこだけれど」

キュゥべえ「気になるなら本人に聞けばいいんじゃないかな?」

杏子「…………けっ」

ーーーー市街地、昼

歩いていく街は騒がしい。

杏子「…………」

杏子「……魔女になりたい、か」

杏子「理由があるにしても、突拍子も無いだろ……もっと他の願いでも良い筈だ」

杏子「……ただのバカか、そうでなけりゃーー」

杏子「ただのガキ……か?」

杏子「年は、アタシくらいに見えたんだけど、もしかして」



知らない、知っている路地裏の前で足を止めた。

1、会いに行く

2、会いに行かない

↓2

>>785

ーーーー不思議の国

アリス「わぁ……! 来てくれたのね!」

杏子「約束したしな」

金髪の少女の長い髪が、楽しそうに揺れていた。

紅茶を出すのは、例のトランプだーースペードのA。

一口、だけで甘さが体を包み込む。
そんな摩訶不思議な味わいだ。



※何か聞くべき事は無いだろうか……

↓2

紅茶の味について

>>788

杏子「この紅茶は……その、一体何なんだい?」

アリス「?」

アリス「何か?」

少女はキョトン、と。
首を傾げるばかり。

杏子「いや、味が紅茶っぽくないからさ……色とか見た目だけだ」

アリス「甘くて美味しいものが紅茶でしょ?」

杏子「いや、そうとも限らないが……」

アリス「そうなの? 杏子は物知りね!」

彼女は目を輝かせながら貴女を見ていた。

アリス「私が魔法少女になる前から飲んでいた、美味しいもの。私はソレを紅茶だと思っていたの」

杏子「いやぁ……多分別物だと思うぜ……?」

杏子「(紅茶を知らない……? いや、一般常識が無い、のか……?)」

杏子「(にしても、妙だが……)」

※まだ何か聞くべき事はあるだろうか……

↓2

>>791

杏子「家族はどうした? こんな所にいたら心配するんじゃないか?」

アリス「……パパもママも、今はいないの」

杏子「……悪い」

アリス「ううん、お出かけしてるだけだからきっと帰ってくるの」

アリス「そう、パパも言っていたわ」

杏子「(パパ……?)」

※啓示

1、掘り下げて聞く(詳細を知れる)

2、聞かないでおく(知らないままていられる)

↓2

1

>>794

杏子「パパって?」

アリス「パパはパパよ?」

アリス「ママがお出かけした時に、パパが来てくれたの」

杏子「お出かけ……?」

アリス「わたしの小さい頃は、パパが遠くにいたの」

アリス「ママはわたしが起きたときにはいなくて、眠くなると帰ってきてくれるの」

アリス「それから、ご本を読んでくれるわ。『不思議の国のアリス』。わたし、あのおはなしが大好き! 」

杏子「……だから、そんな格好をしているのか?」

アリス「?」

杏子「ほら、その洋風な格好だよ。まるで絵本そのままだ」

アリス「そうなの?」

杏子「そうなの……って。知ってんだろ?」






アリス「わたし、その頃は目が見えなかったの」




杏子「……!」

アリス「ある日、起きたらパパがわたしに声をかけたの」

アリス「ママはしばらくお出かけするけど、パパがそばにいるって」

アリス「それからは、パパといっしょ」

アリス「パパは優しくて、いっぱい遊んでくれた」

アリス「わたしは目が見えないから、外は危ないから出してもらえなかったけど、楽しかった」

アリス「パパもママと同じような時間に話しかけてくれたけど、パパはわたしが退屈しないように、遅くまでいっしょにいてくれたわ」

アリス「ママのおはなしと、パパのおあそび。最近、それがないからつまらなかったの」

アリス「だから、杏子が来てくれて嬉しいわ!」

杏子「……そりゃ良かった」

杏子「(目が見えなかった……?)」

※何か聞きたい事は無いだろうか?

↓2

なぜ目が見えなかったのか

>>798
寝落ちすいませんでした。中断します

>>798

アリス「生まれた時から、わたしはずぅっと見えなかったの」

アリス「だから、それが普通だと思っていたわ」

アリス「でも、ある日突然に見えるようになったのよ」

アリス「目を開けると、素敵なおとぎ話の世界が広がっていたの!」

アリス「それから、キュゥべえが現れて、わたしの目が見えるようになったのは『魔女』のおかげだって教えてくれたの」

アリス「素敵な世界を作っているのも魔女だって」




アリス「だからわたしも魔女になりたい、ってキュゥべえにお願いしたの!」




杏子「……そうか」

※何か聞きたい事は無いだろうか

↓2

その目を治してくれた魔女はどうした?

>>803

アリス「……分からないの」

アリス「契約した時に、わたし眠っちゃったみたいなの。起きたときには誰もいなかったわ」

杏子「そうか……」

杏子「(魔女がそんなプラスの働きかけをするとは思えない)」

杏子「(後でキュゥべえを問い詰めてみるか……)」

※何か聞きたい事は無いだろうか

↓2

両親はどうした?

>>806

杏子「……最近は、親父さんと遊ばないのか? お袋さんに物語を聞いたりとかは?」

杏子「どうにも、しばらく会ってないような言い方だったんでな」



アリス「そうよ?」

アリス「パパが来てくれた時から、ママはずっと帰ってこないし」

アリス「わたしが魔法少女になった日の夜からパパは帰ってこないの」

アリス「きっとご用事があるのね」

杏子「…………そうだな」

※何か聞くべき事はあるだろうか?

↓2

>>811

アリス「……?」

アリス「まほう?」

杏子「ん?」

少女はキョトンとした、本心からの表情だった。

杏子「いや、そりゃ魔法少女なんだからさ……この結界とかもソレだろ?」

アリス「……?? わたしは、何かしてるの?」

杏子「いや、だからーー」

アリス「何かしてるのなら、わたしにはわからないわ」

アリス「わたし、何もしていないもの」

杏子「……ふむ。そうか」

杏子「(無意識なのか……?)」

杏子「そこのトランプは使い魔だろう?」

アリス「この子はわたしが目を覚ましてからずっと一緒にいる子」

アリス「だから、きっとソレは関係無いと思うわ。この子以外に、ここで見た子もいない……だから、杏子は初めて」

杏子「そっか……」

※もう情報は十分引き出せたかもしれない……
※何か聞くべき事はあるだろうか?

↓2

アリスが話したいことはないか?
普通のお話でもなんでも。

>>816

アリス「わたし……?」

杏子「ああ。何でもいい」

アリス「……わたし、目が見えなかったから外に出してもらえなかった」

アリス「でも、今は見えるわ」

アリス「だけど、パパのお言いつけをやぶったら、パパはきっと怒るの」

アリス「……誰もいないのは、さびしいわ」

アリス「そう、わたし、さびしいのね」

※啓示

1、「別にいいんじゃねぇか?」(アリスが外に出始める)

2、「アタシと一緒に出かけりゃいいだろ」(アリスと外出できるようになる)

3、「待ってた方が良いかもな」(アリスは一生外に出ない)

↓2

2

>>819

アリス「ーーそうね、そうだわ!」

アリス「杏子といっしょなら、パパもきっと怒ったりしないわ!」

少女は声を大にして嬉しさを表現している。

※もう情報は十分引き出せたかもしれない……
※何か聞くべき事はあるだろうか?

↓2

>>821

>>822

アリス「分かったわ!」

アリス「……でも今日はもうおやすみしなくちゃ。眠くなってきちゃった」

どこからともなく、トランプは柔らかそうなベッドを運んできた。

1、そうだな。そろそろ帰るよ

2、自由安価

↓2

最後にSGでも見せてもらって(あるならば)結界を出る

>>825

アリス「ソウルジェム? えーと……」

アリス「これかしら?」





と言って、彼女は『グリーフシード』を貴女に見せた。

複雑な気分で、貴女は結界を抜ける。

ちょっと休憩

ーーーー市街地、深夜

杏子「……えらく暗いな。そんなに長居したつもりはないんだけれど」

1、寝床を探して休もう

2、自由安価(一回のみ)

↓2

1

>>832

ーーーーホテル、朝

杏子「やっぱり朝のシャワーはいいな。たまにはしっかり寝ないと疲れちまう」

杏子「さて、今日はどうするか……」

1、アリスに会いに行く

2、今日は別件で動く

↓2

1

>>835

杏子「約束したしなー……とりあえず様子を見に行くかね」

ーーーー知らない路地裏、朝

杏子「……待ちくたびれてんのか、これ」

結界が、何となく揺らめいている様な気がした。

1、入る(アリスと接触)

2、入らない(キュゥべえと接触)

↓2

2

>>838

杏子「ちっとマズいか……?」

貴女はその様子に少しばかり逡巡する。




キュゥべえ「行かないのかい?」

杏子「行ってほしそうだな」

キュゥべえ「それはそうさ。新たな観測の一足だからね」

1、行く

2、自由安価

↓2

その前にアリスの目を治した魔女とは何なのか詳しく聞く

>>841

キュゥべえ「……目を治した、だって?」

杏子「ああ、そう聞いたぜ?」

キュゥべえ「なるほど……だから彼女はあの時、そんな事を聞いたんだね」





キュゥべえ「魔女は彼女の目を治したりはさしていない。ただ幻覚を見せられていただけさ」





キュゥべえ「視覚情報に頼らないから、今まで何も見た事が無い子にとっては、見えたように思えたのかもしれないね」

杏子「……そうか。そりゃそうだよな」

1、もう行く

2、自由安価

↓2

QBと行く

>>844

キュゥべえ「おや、ボクを連れていってくれるのかい?」

杏子「……乗りな」

キュゥべえ「助かるよ。何せ一人で入るとなかなか出会えないからね」



ーーーーお茶会広場

アリス「わぁっ!今日はキュゥべえも一緒なのね」ムギュー

キュゥべえ「つぶっ……つぶれ…」

杏子「その辺にしとかなきゃ死ぬぞ」

※今日は何を話そうか?

1、自由安価

↓2

QBに紅茶の成分を分析してもらう

>>847

キュゥべえ「……なんだい、この得体の知れない液体は」

杏子「キュゥべえでも分からないのか?」

アリス「紅茶だってば。杏子ったらひどいわ」

少女は可愛らしく顔をしかめている。

キュゥべえ「彼女のオリジナルの様だけれど、何か元になる物が無いと産み出せない筈だ」

キュゥべえ「……ふむ」

※何を話そうか?

↓2

>>850



キュゥべえ「初めて会ったのは魔女の結界の中だね」



キュゥべえ「場所的には、ここ見滝原だね」

杏子「妙だな……アタシならともかく、マミなら見逃さないだろ」

キュゥべえ「アリスをかい? 彼女は性質的に隠れるのが得意のようだからね」

杏子「いや、そうじゃねぇ……その結界の魔女を、だ」

キュゥべえ「それはそうだろう」




キュゥべえ「アリスが契約した瞬間に、その結界ごと『喰われて』しまったからね」

杏子「……!」

アリス「?」

アリス「ふふっ、どうしたの杏子。変な顔!」

つまらない話が長く続いているな、と思った彼女はトランプと戯れていた。

だから話の流れを知らなくて、貴女の表情の理由も然り。

※啓示




※これ以上何かをこの子の前で聞いていいのだろうか……?

↓2

>>855

杏子「はは、変な顔ってなんだよ」

貴女は軽く笑って、自称紅茶を飲み干した。

杏子「まあでも、確かに退屈だな。おいキュゥべえ、踊れよ」

キュゥべえ「随分と無茶ぶりだね」スクッ

キュゥべえ「だが仕方ないね」ヨイヤサァ

杏子「迷いなく直立してどじょうすくいされるとは思ってなかったよ」

アリス「ぜつみょうな腰のひねりね!」

アリス「……腰? 腰かしら杏子?」

杏子「アタシに聞くな」

キュゥべえ「踊れと言ったからやったと言うのにこのドライな反応は流石に傷付くよ」

杏子「もういい、夢に出るから止めてくれ……」




アリス「あの、杏子……」

アリスは何かをねだるような声を貴女に掛けた。

この様子だと……

1、分からない振りをする

2、一緒に出掛けてやる

↓2

>>858

杏子「……外に出掛けるか?」

アリス「いいの!?」

杏子「ああ、約束だからな」

喜ぶ彼女の頭を撫でる。
ふと、妹の影が過った。

杏子「……さ、行くか」

アリス「うんっ!」

貴女は彼女の手を引き、結界を歩いて抜け出した。












キュゥべえ「連れ出してしまったね」

キュゥべえ「何が起こるんだろう。魔女が人を見て、何を感じるのか……ボクには分からない」

キュゥべえ「だからこそ、観測するんだけれど」

「…………」

一人ごちるキュゥべえの傍らで、トランプが一人、主の帰りを待っている。

キュゥべえ「キミは行かないのかいーーいや」





キュゥべえ「その姿では、もうどうにもならないか」

ーーーー市街地、昼

アリス「ふわぁ……!」

杏子「足元見ねぇと転んじまうぞー」

アリス「大丈夫!」

アリスは初めてばかりの街に興奮していた。

さて、どこに連れていってやろうか。



1、買い物をしにデパートへ

2、飯を食いがてらファミレスに

3、散歩を兼ねて公園に

↓2

>>863

ーーーー公園、昼

アリス「すごいわ杏子! 水がぶわぁーって!」

杏子「噴水って言うんだよ」

アリス「ふんすい……!」

本当に何も知らないんだな……
今までどうやって過ごしていたのだろう……箱入りに過ぎる。



直後接触判定
【信仰】+1

>>865



タツヤ「あーう! キョーコ!」



杏子「おう? まどかんとこの弟じゃねぇか……何してるんだ?」ナデリ

タツヤ「あそんでるー!」

杏子「そうかそうか……どっかに親父さんいるな」

アリス「…………」

杏子「……? どうした?」

アリス「こども」

杏子「お、おう。そうだな」





アリス「わたし、こども……きらい、かも」

杏子「……そうか? 悪くないぜ?」





空気が震えてる様な気がして、貴女は虚空に鎖を忍ばせる。
何かあってからでは遅いのだ。

タツヤ「あーう、しらないねーちゃ?」

杏子「お、おい!」

そんな中、無神経に幼児は近寄っていったーー彼女へと。

彼女は彼を抱き上げた。

タツヤ「へあーい!」

アリス「…………」

アリス「まるで、人間じゃないみたい」

それから、興味を無くして、降ろした。






知久「はぁ、はぁ……やっと見つけたよ」

杏子「お。親父さん、こんちわ」

知久「杏子ちゃんかい……? 良かった、タツヤを見ててくれてたんだね」

杏子「目を離すなんて、らしくないんじゃないの」

知久「いや、あはは……たちの悪いキャッチに捕まっちゃってね」

知久「しかし、本当に良かったよ。ありがとう」

杏子「何もしてないよ」

アリス「わぁ……」

杏子「どうした?」

知久「……僕の顔に何かついてる?」

アリス「……人間だぁ」

杏子「……そうだな」

知久「??……また、何だか不思議なお友だちだね」

杏子「あ、あっはは……そ、そうなんですよ……」




知久「ところで、君たちは平日のお昼に何でこんな所にいるんだい?」

杏子「(あっヤバ)」

知久「……なんてね。今回はそんな事は言わないでおくよ」

杏子「……助かります」

知久「あんまり無茶な遊びはしないようにね。それじゃ、またね」

知久「さ、帰ろうタツヤ」

タツヤ「はぁい……」





杏子「危ねぇ……面倒になるところだったよ……アリス?」

アリス「……杏子」

杏子「何だ……?」

アリス「あの人、男の人だわ」

杏子「知ってるよ……」

ーーーー市街地、夕方

アリス「…………」

彼女は何か考え事をしているような仕草を取っている。


1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

何を考え込んでるのか聞く

>>871

アリス「少し、パパの事を考えていたの」

アリス「でも、あんまり思い出せなかった。やっぱり目が見えないのって不便だったのね」

杏子「……あんま気にするなよ」


1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

>>874

杏子「そろそろ小腹が空いてきたな……アリスは?」

アリス「確かに、何だかいつもよりおおなかへってるわ」

アリス「外に出て歩いてるからかしら?」

杏子「運動して腹が減るのは健康な証拠だよ」

どこかに食べに行こうか……?

1、デパート内のフードコート

2、ファミレス

3、その他

↓2

1

>>878

ーーーーフードコート、夕方

杏子「流石に飯時だから、人多いな」

アリス「人間がたくさんね……杏子」

杏子「何だ?」

アリス「みんなこっちを見てるけれど、わたしたち何かしてしまったかしら?」

杏子「あー……気にすんな」

格好が目立ってしまっているようだが、物珍しい目線くらい、別に害はないだろう。

そう思いつつ、貴女はハンバーガーを上から一枚ずつ食べようとする少女を慌てて止めた。

杏子「美味いか?」

アリス「うーん、ちょっと濃いわ」

アリス「食べれなくはないけれど」

一応、飯は食えるのか……

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

>>882

休憩すら使って更新していくスタイル
>>883

アリス「ふわぁ……不思議なものがたくさんあるのね……」

彼女とテナントを見て回る。
言葉でこそ、物を物珍しく見ているがーー視線はその買い物客に向けられていた。

杏子「……人が気になるか?」

アリス「うん? うーん……」

アリス「よくわからないわ。背景とも思えないし」

杏子「……?」

たまに意味が分からない事を言う。
いや、彼女にとってはそうでないのだろうが。

※そろそろ夜だ……

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

>>888

杏子「そろそろお開きにするかね。大分遊んだろ」

アリス「うん、帰ってお茶会にしましょ!」

杏子「今日か? いや、今日はもう遅いしな……終いにしよう」

アリス「えー……むー、わかった」

少女の頬は膨れ、一目で不満そうと分かる。

彼女をあの路地裏まで送っていき、「じゃあ、またね」と貴女は別れた。

ーーーー公園、朝

杏子「……眠い。どっかに泊まれば良かった」

杏子「……どうするかねぇ」

※啓示

1、アリスの結界に向かう為、市街地へ(こまち達と合流)

2、まどかの家に朝ごはんをねだりに行く(まどかと合流)

3、自由安価

↓2

2

>>893

ーーーーまどか宅、朝

杏子「……まどか、居るか?」

まどか「朝起きてカーテンを開けて友達がそこにいたら誰だって驚くとわたし思うんだ」

杏子「アタシもそう思うよ」

ーーーー居間

知久「おはようまどか……アレ?」

杏子「お、お邪魔してます」

まどか「深い訳があるの……パパ、パンか何か無いかな?」

知久「ひょっとして、杏子ちゃんかい?」

まどか「まあ、うん……ゴメンね」

知久「ママが居なくて良かったね。もし居たら厄介になる所だったよ、はは」

杏子「(心が痛い)」

ーーーー

知久「はい、召し上がれ」

杏子「ありがとございます! いただきまっす!」

杏子「うめぇ……ありがてぇですマジで」

知久「このくらいなら構わないよ」

まどか「(理解のあるパパでほんとよかったよ……)」

まどか「……あ、そうだ。パパ、杏子ちゃんは誘っても?」

知久「ん? ……ああ。あの件だね、構わないよ」

杏子「?」

まどか「今度ね、パパがバーベキューをするの。だから、さやかちゃんとか誘って皆でご飯食べようって」

まどか「杏子ちゃんも来る?」

1、もちろんだ!

2、いや、止めとく

↓2

1



さやか「おーい杏子ー、バイト代入ったんだって?」

杏子「まあな、そんでゲーム機も買ったんだよ」

さやか「おおっ何のゲーム買ったの?」

杏子「何かマルチプレイってのができるやつ」

さやか「あーあれね、それじゃあこの後マミさんちで皆で一緒にやらない?」

杏子「おお!いいな!」

さやか「それじゃあ私、皆に電話するね」ピッ


まどか『うん分かった、マルチプレイって事はあれだね』


ほむら『まあいいわよ、マルチプレイね』


マミ『勿論いいわよ、紅茶とケーキも用意しておくわ』


さやか「ん、皆OKだってさ」

杏子「んじゃ一旦帰ってゲーム取ってくる」

さやか「私も、また後でね」

 ーーーーー

さやか「てな訳で集まったんだけど」モンハン4

まどか「えっと……」トウキデン

マミ「これは……」ゴッドイーター2

ほむら「……確認するのを忘れてたわね」ソウルサクリファイスデルタ

杏子「ん?何?何か違うのか?」フリーダムウォーズ

さやか「うん……何かゴメンねみんな」

まどか「いや気にしないで」

マミ「大丈夫よ」

ほむら「あなただけの責任という訳ではないわ」

杏子「?」

>>897

杏子「そりゃもちろん! そんな美味しいイベント逃すようじゃやってけないよ」

まどか「杏子ちゃんらしいや……楽しみだね」

杏子「おうよ!」

知久「ははは、材料は多めに用意しておくよ」

※日程はまだ不明なようだ

ーーーー市街地、昼

杏子「まどかは学校。流石に居座るのは図々しいしなー」

杏子「さて、どうすっかね」

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

>>908

1、『知らない路地裏へ行く』

2、『夢見の丘へ行く』

↓2

2

>>912

ーーーー夢見の丘

「ああ、君か。久し振りだね」

「近況はどうだい?」

どうもこうもないよ。

「そうかい。まぁ、よくあることだ」

「ところで、今日は何用だい?」

↓2

>>915

「彼女はまだここには来れないね」

「だから特には知ることが無い」

「そもそも、ここは君の内側だ。君が君以上にはなれないさ」

1、ここを去る

2、自由安価

↓2

>>918

ーーーー市街地、夕方

杏子「……うお、寝ちまってたか」

座っていたベンチは大分温まっている。
そこそこの時間、ここにいたようだ。

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

アイスでも買って路地裏に顔を出す

>>921

ーーーー不思議の国

アリス「杏子、来てくれたのね!」

杏子「暇だったからな」

貴女は棒アイスを一つ、彼女に差し出した。

杏子「食うかい?」

アリス「いただきます!」

アリス「冷たいわ杏子!」キーン

杏子「そりゃそうだ」ハハ

こうして見ると、本当にただの子供にしか見えない。
無邪気さに、少しーーささくれていた心が和らぐ。

※何か話そうか?

1、……特にないな

2、↓2

↓2

とりあえずGS(SG)でも見せてもらう。特に異常が無ければ、フロとかどうしてるの?と聞く

>>925

アリス「これが気になるの?」

杏子「ああ、少しな……また見せてもらっても構わないか?」

アリス「うん、わかったわ。はい、どうぞ」

彼女は驚くほどあっさりソウルジェムーーグリーフシードーーを貴女に手渡した。
信頼しているというよりは、大事さを理解していない風で。

杏子「ふむ……」

アリス「……?」

杏子「(普通のグリーフシード、だよなぁ)」

※啓示

1、砕く
(死ぬ)

2、穢れを吸わせてみる
(苦しむ)

3、返す
(>>925続行)

↓2

3

>>928

貴女は試しに、自分のソウルジェムの穢れを浄化しようとしてーー

ーー因果線が貴女の手を針鼠の用に突き刺した。

杏子「ぐっ、あっーー?」

痛い、錯覚。
と、少女の絶叫、の幻聴。




『ーーあ、あぁぁぁぁぁアァァ!!?』

『きょうこ、いや、やめてぇぇぇいたい、いたいこわい!!?』

『つらい、さみしい、こわいこわいこわいっ!!?』

『いやっ、やめ、やめてぇぇぇぇぇ!!!』





アリス「杏子?」

杏子「っ」

杏子「あ……いや、何でもない」

何でもない、は騙りすぎたか。
この魔法は、時たま知らなくていい様な事まで見せられてしまう。
全く、おちおち気も抜けやしない。

杏子「悪いな。ありがとう、返すよ」

アリス「はーい」

穢れを移すと言うことは、つまりそういう事……なのだろうか。

……今、談笑するに考える必要はない。
何気無い話題で良いんだ。

杏子「……そういや、風呂とかどうしてんだ?」

アリス「今は入っていないわ」

杏子「えー……」

アリス「だって、服も体も汚れないもの」

杏子「あー、なるほどな」

その辺りは、魔女らしい。

1、そろそろここを出る

2、自由安価

↓2

安価間違えてんぞこらしばくぞ

2 トランプについて他に何か知らないか聞く

>>934
間違えてないっす。啓示強すぎって話です。

>>935

アリス「前も言ったけれど、わたしは本当にこの子が知らない間に、ここに居たことしか知らないの」

トランプ「…………」

アリス「あなたはだぁれ?」

トランプ「…………」

アリス「ほらね、しゃべらないもの」

杏子「だよなぁ」

杏子「(順当に考えりゃ使い魔なんだろうけどな)」

※他に何か話すことは無いだろうか……?
※無いならそろそろ帰ろうか……

↓2

失礼しました
安価なら上

>>940

アリス「えっ……うーん。なんていうかね、『この子とはあそべないな』って思ったから」

杏子「う、うん? そうか……」

杏子「アタシは、そんな事無いのか?」

アリス「杏子? 杏子は……うーん」

アリス「思ったこともなかったかもしれないわ。だって魔法少女だもの」

アリス「……あれ、何でだろう?」

アリス「うーん……うーん?」

彼女は一人で頭をひねり出した。
……しかし、どういう意味だろうか。

※他に何か話すことは無いだろうか……?
※無いならそろそろ帰ろうか……

↓2

寝ますー

帰る

本能的なことかね。負の感情と無縁っぽい子に用はないみたいな

>>943

杏子「……さて、そろそろお暇するかね」

アリス「あっ……」

後ろ髪を引かれる。
何か言いたげな彼女を、振り返って見た。

杏子「どうした?」

アリス「……ううん」

アリス「またね」

杏子「お、おう」




貴女が居なくなった後も、彼女は一人でそこに座っていた。

ーーーー市街地、朝

杏子「……そろそろ朝方も暖かくなってきたねぇ」

朝の散策。
頬を撫でるそよ風が心地好い。

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

ほむらのところへ行ってみる

ほむら今何してるんだろ

>>950

杏子「ほむらは……今日は学校かねぇ。平日だし」

杏子「……昼間に邪魔してみるか?」

1、昼休みに学校へ

2、放課後に合流するようにする

↓2

>>954

ーーーー市街地、朝

杏子「昼に寄ってみるか……」

杏子「それまで暇でも潰すか」

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

QBを呼んでトランプの正体について聞く

>>957

ふと、気にかかる。

杏子「……キュゥべえ」

キュゥべえ「何だい?」

杏子「相変わらず、早いな」

キュゥべえ「遅いよりかは良い筈だよ」

杏子「……まあ、いい」

杏子「アリスの側にいる、トランプについて何か知らないか?」

キュゥべえ「何故それが気になるんだい?」

杏子「何となくさ……けど」

杏子「今、お前、『質問を質問で返した』。何かあるだろ」

キュゥべえ「……ボクはアレを一応、使い魔だと仮定しているよ」

キュゥべえ「何故ならば魔女に忠実で、追従しているからだ」

キュゥべえ「だが、ボクは彼女が使い魔を増やす所を見たことが無い。だから、アレが使い魔なのか、彼女の魔法少女としての魔法なのかは判別がつかない」

キュゥべえ「ボクにとっても彼女は研究中の一件だから、ハッキリとした結論は持っていない」

杏子「ふぅん……」

ーーーー学校屋上、昼

杏子「よう。揃ってんな」

まどか「杏子ちゃん」

さやか「あ、ブロッサムキョーコ」

ほむら「あら、こんにちはブロッサムキョーコ」

杏子「やめろ」

※三人は前より親しげに昼食を食べていた……

自由安価

↓2

4人で適当に談笑する
ついでに上条の腕の経過についても聞く

アイギス編を読み返す作業
>>961

※和やかに談笑している……

杏子「そういや、あの坊やの経過はどうだい?」

さやか「もうバッチリ。微妙に動く事が分かってからはリハビリの毎日だってさ」

杏子「そりゃあ上々だ」



まどか「ところで杏子ちゃん、バーベキューに誰か誘う子はいる?」

まどか「さやかちゃんとほむらちゃんは来るんだけど……」




まどか「他に誰かいる?」

※啓示

1、ああ、いる

2、いや、いない

↓2

1

アリスが出歩くようになると、トランプの数が増えていた気がする
ってか啓示仕事してなくね?選んだ後で何か見えるのか?

>>964

※啓示

杏子「そうだな、アリスとかーー、!?」

まどか「?」

貴女は口に出す。
だから、原因でーーそれは、もう取り返しの付かない結果を見る事になる。




ここでいないと答えると。

彼女は自殺する。
ぞっとする様な自傷のイメージが頭に刷り込まれていく。
首を吊る彼女が見えた。
それで死ねるかどうかは知らないが、しかし彼女は死ぬだろう。

ならばいると答えるか?

そうすれば、自分はきっと彼女を殺す。
彼女の胸を突き穿つ、生々しい槍の感触を覚えた。

杏子「……何でだよ……!」

貴女が見たのは結果だけ。

杏子「……ああ、いるよ」



だから貴女は、自分の意思で変えられる、方を選んだ。


ーーーー不思議の国

杏子「ーーと、言う訳だ。行くか?」

アリス「杏子が一緒なら、行くわ!」

ここまでは知っていた。
が、その後の因果は絡まって先が分からない。

一つ、気付いた事がある。
コイツの因果線は多数が集まっていれど、大きくはっきりとした物は二つしかない。

その一つは魔法少女らしいソレ。
その一つはそうでないソレ。

杏子「…………」



貴女が今、導いているのがどちらに繋がっているのかは、分からない。



杏子「また、時間が分かれば迎えに来るよ」

アリス「なら、ちゃんと待っているわ」

杏子「ん」

彼女の屈託の無い笑みは、いつ消えるのだろうか。

ーーーー路地裏、夕方

杏子「たまにはパトロールもしなきゃな……ホント、マメな仕事だ」

貴女は夕闇に暮れゆく街の、更に影の中で魔女の気配を追う。

ふと、背後に感覚。
魔法少女がーー三人ほど、だろうか。

1、振り返る

2、逃げる

↓2

1

>>977

杏子「何か用かい?」

貴女は首を、あおり気味にして視線だけを向けた。

ひより「こ、こんばんわ」

クレア「ごきげんよう」

こまち「…………」

例の三人だ。
殺気は無いようだから、面倒な事にはならなさそうだ。



こまち「……杏子『さん』」

杏子「……おう?」

呼ばれ方に若干、違和感。





こまち「アタシを、弟子にして下さい!!」



それは見事な土下座だった。
もう地球と一体化したような、そんな感じ。

杏子「…………はぁ?」

余りの唐突さに、脳が一瞬だけ馬鹿になってしまった。
自然と溜め息が出る。

杏子「はぁ……お前ら、ツレは選べよ」

杏子「マゾの友人とか嫌だろ」

ひより「ですよね」

クレア「分かります」

こまち「何気に身内が一番酷い!?」

杏子「……じゃあ何でだよ。ぶっ殺されかけたの忘れたんじゃねぇなら、さ」

語尾に力を込める。
鎖の檻が一瞬でこまちを閉じ込めた。

こまち「ーー!」

杏子「ーーからかいに来たのか?」

背後の二人はやはり、と言いたげな顔をしている。

クレア「……一応、止めようとはしたのですよ?」

ひより「あわわ……」



こまち「違います!」

杏子「何が違う」

こまち「アタシは、人々を守るために強くならなきゃならないんです!」

こまち「貴女の強さは本物だった……アタシなんか足元にも及ばない」

こまち「お願いです! アタシを……鍛えてください!」

杏子「断る」

こまち「そんな……!」

杏子「当たり前だよ。ソレに、アタシの得はどこさ?」

こまち「アタシに出来ることなら、何だってします!」

杏子「ほう……?」

鎖の檻の中から、彼女は真っ直ぐ貴女を見ている。
そういう目をした少女を、貴女は確かーー鏡の前で見たことが、あったような気がした。


静寂。


杏子「……今、アタシが」

こまち「…………」

杏子「アンタを、どうできるか、分かるか?」

こまち「…………いえ」

杏子「例えば、こうーー手を拳に握る」

杏子「お前の脳みそが弾け飛ぶ」

杏子「こう、線を千切る」

杏子「お前の全身がズタズタになる」

杏子「鎖がお前の中からお前を貫く」

杏子「鵙の速贄みたいに、地面から槍を生やしてお前を晒し者にだってできる」

杏子「そういうの、の前にお前はいるんだ」



こまち「分かって、います!」



ふむ。物怖じはない、か。

1、聞き入れる
(仲間が増える)

2、断る
(一人で戦わなければならない)

↓2

次スレ
【不思議の国の】コンマでまどか☆マギカLite!【佐倉杏子】4 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1404831220/)



杏子「……はあ」

杏子「好きにしろよ」

こまち「は、はい!」

杏子「だが、一つだけ言っておく」





杏子「アタシの強さは、偽物だ」





ーーーー市街地、夜

杏子「……ん。今日のパトロール終わり。帰っていいぞ」

こまち「了解です、お疲れさまでした!」

ひより「あ……待ってよこまち……私も失礼します」

面倒な事にはなったが、とりあえずパトロールに付き合わせた。
魔女は特に見つからなかったが。

二人はじきに見えなくなる。

クレア「……ありがとうございます」

杏子「礼を言われる事でもないだろ」

クレア「あの子は、人一倍こだわりますから……」

杏子「だろうな。バカだ」



杏子「ああいう奴ほど、油断して魔女に首を持っていかれたりするんだよ」



クレア「……愚か者はお嫌いですか?」

杏子「同胞相憐れむ、だよ」

クレア「あら、同胞と思ってくれているのですね」

杏子「……もう帰りな、アタシは寝床を探すんだ」

貴女は強く地面を蹴って、夜の街の空に消えた。
後には彼女だけ。



クレア「神様はーー」

クレア「ここに、ですね」

ダメだ眠い寝ます

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