【不思議の国の】コンマでまどか☆マギカLite!【佐倉杏子】4 (1000)

「やあ、良く来たね。このスレは魔法少女まどか☆マギカの安価スレだ」

「君は様々な魔法少女になり、物語を進めていかなければならない」

「その過程にどんな事が起こるのかは、このボクですら予測しきれない」

「君たちが、どんな祈りでその魂を輝かせるのか。それは、とても興味深い事柄だ」

「さあ、舞台へ上がるんだーーーー」

※前スレ
【怒り迸る】コンマでまどか☆マギカLite!【紅き幻影】3
【怒り迸る】コンマでまどか☆マギカLite!【紅き幻影】3 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1399309397/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1399309397

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1404831220

テンコー

ーーーー市街地、朝

杏子「野宿にも慣れちまったな……」

※自由時間

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

今何曜だっけか…

突撃ほむらの朝ご飯

曜日の概念もliteなのでノリでやってます
>>10

ーーーーほむら宅、朝

杏子「飯をくれぇぇぇ!」バタァン!

ほむら「うっひゃあ!?」ビックゥ!






ほむら「連絡してから来なさいよ」モグモグ

杏子「正直すまんかった」モグモグ

ほむら「食パンだけで大丈夫?」

杏子「無いよりは」ゴクン

ほむら「ドアは」

杏子「直します」

ほむら「よろしい」

ほむら「……私は学校があるのだけれど、戸締まりだけお願いしていいかしら?」

杏子「ん」

ほむら「じゃ……あんまり荒らさないでよ」

杏子「要らない心配だよ」



直後ほむら友好判定
【正義】+1
【信仰】+1

へへい

>>12
※+3

ーーーーほむら宅、昼

杏子「なんという事でしょう……匠の手により生まれ変わったほむらん家のドア」

杏子「金剛石を惜しみ無く散りばめた匠の拘りが感じられる物になりました……!」

杏子「……バカやってないで元に戻しとくか」



※自由時間

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

>>15

杏子「何か無いかな……」

杏子「ん、これは……眼鏡か」

杏子「こんなんかけてるの見たことたいけどな」

※まだ手に入れられません

ーーーー市街地、夕方

杏子「さて……今晩の飯を調達しなきゃあな」

貴女は日の落ちる空と共に、何気も無く街を歩いていた。

ふと、鼻に付くーー糸屑。

杏子「……魔女か」

路地を覗き込む。
恐らく、近い。

1、魔女を倒しに行く

2、放っておく

↓2

1

>>19

ーーーー魔女の結界

杏子「……もう誰か戦ってるのか」

貴女が結界を滑るように潜っていくと、既に先客がいた。
三人の魔法少女が、見事な連携で魔女を制圧している。

1、乱入する

2、黙って見ている

3、自由安価

↓2

2

>>22

少し様子を見るか。
お手並み拝見といこう。

?「ーー動きを止めた! 今よ、かずみ!」

かずみ「カオル、サポート!」

カオル「おう! しっかり押さえてろよ、海香!」

海香「分かってるわ!」

鳥人型の魔女が魔法の網に捕らわれてもがいている。
カオル、と呼ばれた少女がその魔女の顎を飛び込んで蹴り抜いた。

魔女の体が大きく揺れる。

かずみ「リーミティーー」

一際大きな魔力を集める、少女。

杏子「ーー、アイツは」



かずみ「ーーエステールニ!」

錫杖から放たれた閃光は、魔女を消し飛ばした。

ーーーー路地裏、夕方

かずみ「やったね!」

カオル「グリーフシードも、どうやら持っていたみたいだな」

海香「やはり、何処にでも居るものね……魔女」




杏子「やるじゃねぇか、お見事お見事」

「っ」

貴女は軽く拍手しつつ、彼女らに姿を見せた。
向こうの警戒が、少しだけ見える。

杏子「で、ここいらの縄張りがどういう事情か知ってる手合いかねぇ?」

海香「…………」

カオル「こら。どうも普通の魔法少女らしい、海香。やめろ」

かずみ「あー、ゴメンね……そんなつもりは無かったんだけれど……早く倒しとかないと、誰かが犠牲になっちゃうし」

杏子「手間をかけさせたが、相変わらずだな。ミチル」

漸く、名前が腹から出てきた。
過去に一度、会っていたような気はしていたんだ。
変に正義感のある、面倒な奴だったよ。

かずみ「ーー!」

カオル「待て、何故お前がその名前を知っている?」

杏子「随分昔に顔を合わせた事があった、よな?」

杏子「ーーん?」

因果の線がちらつく。
貴女に、一つの回答。

杏子「……何だ、全然別人か。悪いな」

貴女は興味を無くして、彼女らに背を向ける。

杏子「ま、ここはアタシともう一人でやってる場所だから、適当に引き上げてよ。じゃーー」

海香「待ちなさい」

カオル「『ロッソ・ファンタズマ』」

杏子「……何の真似だい?」

貴女を、カオルと言った少女の幻影が取り囲む。
どうやら、自分に興味があるらしい。

カオル「少し、話を聞かせてくれないか?」

杏子「何だ、こりゃあ……脅しのつもりかい?」

かずみ「ちょ、ちょっと二人とも! いくらなんでもやり過ぎ!」

海香「ダメよかずみ……また何かあってからでは遅いのだから」

カオル「聞きたい事があるだけなんだ。素直に話してくれたら、アタシは何もしないよ」

カオルの表情が苦笑気味になる。
どうやらこちらの警戒を解こうとしているようだが、そりゃあどうかしてる。

杏子「あのな。そういうやり方はさ、自分より弱い相手にしか意味が無いんじゃないか?」

杏子「その魔法はーー」



カオルの幻影が、貴女の幻影に惨殺された。
ものの、一秒にも満たず。



カオル「なっーー」

杏子「ーーこう使うんだよ」



貴女は彼女の顔を下から覗き上げ、額をぶつけて睨み付けるーー幻覚を見せた。

海香「っ!?」

かずみ「カオル!?」

ソレはすぐに消して、鼻で笑う。

杏子「今度こそ、じゃあな」

踵も、かえる。

カオル「ーー待ってくれ、君は……君は何者だ?」



杏子「佐倉杏子。魔法少女みたいな何かだよ」


ーーーー市街地、夜

杏子「さっきの奴らはどうしてこっちに来たのかねぇ……」

※自由時間

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

>>36

杏子「キュゥべえ!」

キュゥべえ「何だい?」パタパタパタ

杏子「……」

キュゥべえ「どうしたんだい?」

杏子「その耳、飛ぶのに使えるとは思わなくてさ」



※話す内容
↓2

かずみ海香カオルといいう魔法少女について
さっきヨソ者に会ったんだが、ありゃ一体どーいうワケだい?

台詞がとても杏子ちゃんらしくてベネ
>>39

キュゥべえ「彼女らはあすなろ市から来たようだね」

キュゥべえ「あすなろの魔女はあらかた彼女達が片付けてしまってね。それが原因のようだ」

キュゥべえ「無力な人々を助ける為に、日々魔女を倒している」

杏子「……『分かってんのか』?」

キュゥべえ「彼女達かい? 知っているよ」

杏子「そうか……」

彼女達は魔法少女の仕組みを知っているようだ……

杏子「……もしかすると、使えるかもしれねぇな」

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

眠気来たんでゆっくり寝ます。お疲れさまでした

モバ組呼んでパトロール

ぶっはwww
昔のデータ整理してたら刈り取る魔女夜バージョンのステータス発掘したwww
こんなん勝てるかwww

(アイギスが勝てなかった魔女よ)

アイギス引き継ぎはこの魔女倒す所からです

テンコー

>>43

ーーーー市街地、夜

こまち「こ、こんな夜に召集ですか?」

クレア「明日に疲労を残さない様にしなければなりませんね」

杏子「夜の方が魔女多いだろうが。ひよりは?」

こまち「あー……ひよりは家庭の事情で、あんまり遅くまでは無理かと」

杏子「…………」

こまち「お、怒ってますか?」

杏子「いや」

杏子「……羨ましい、かな」

※どこへ行こうか?

↓2

>>59

ーーーー不思議の国

アリス「あ、杏子! いらっしゃーー後ろの人はだぁれ?」

杏子「連れだ」

こまち「凄いや……こんな広く複雑な空間を作る魔法がーー」

クレア「あの子はただ者では無いようですね」

※二人は詳細を知りません



アリス「アリスだよっ!」

こまち「こまちだ。よろしく」

クレア「クレアと言います。良き出合いに感謝を」

杏子「…………」

そうだよな、と貴女は小さく息づいた。
見た目はただの少女にしか見えないから。

こまち「しかし杏子さん。ところで魔女探しは今日はしない感じなんでしょうか?」

杏子「ちょっとな」

自由安価
↓2

>>62

こまち『何でわざわざテレパシーで……?』

こまち『いや、普通の子に見えましたけれど。少し洋風ですが』

クレア『お人形さんの様で可愛らしい、と思いましたが……何か気掛かりが?』

杏子『いや、なら良いんだ』

杏子「(感じ取れるのはアタシくらいか……)」

アリス「杏子、紅茶はいるかしら?」

杏子「ああ、頼むよ」


1、適当に談話する

2、自由安価

↓2

>>68

杏子「ちょっといいか?」

トランプ「…………」

貴女はスペードのエースに近付いて彼の体を調べる。
とても平べったい。

杏子「……?」

使い魔の割りには何だか感じる魔力が少ないような気がした。

杏子「(強度が低いのか……?)」


1、適当に談話する

2、自由安価

↓2

1

>>74

※茶会を楽しんだ……
※魅力+1

こまち「う……ん……」コックリコックリ

杏子「眠いか?」

こまち「少し……」

クレア「夜も遅いですし、そろそろお邪魔した方がよろしいのでは?」

杏子「そうだな。悪い、帰るわ」

アリス「残念……お休みなさい、みんな」

結界から引き上げる。
船をこいでいたこまちは、クレアが連れて帰った。

杏子「……その気になれば眠気なんて消せるんだけどねぇ」

杏子「さ、アタシもどっかで寝るか」




1、路地裏で野宿



2、公園で野宿



↓2

啓示の機能どうなってんの

>>82
あぁゴメン再安価






1、路地裏で野宿(魔女倒して経験値プラス)



2、公園で野宿(例の奴出現)




↓2

1

華麗にスルーされるサイドテールのアイツ
>>85

ーーーー路地裏、夜中

杏子「今日は……ここでいいか。風もない」

杏子「悪いな。『退いてくれ』」



どんなにズタズタに裂いても、片付けなくて良いのは楽だった。



※経験値+3
↓3まで割り振って下さい

魔翌翌翌力

なんで啓示あんのに例のやつとか言って濁されなきゃアカンねん

>>87-89
魔力+3
>>90
杏子さんは奴が誰か知らないから……


ーーーー路地裏、朝



※今日は週末だ……



杏子「眠いな……」

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

公園を散歩

>>93
直後接触判定
【信仰】+1

はい

クーリーティーカールー
>>97

ーーーー公園、朝

する事の当てもなく、貴女は公園にやってきた。
何だか、変な縁を感じる。

杏子「…………ん?」

奥のベンチに人が座っていた……が、何かちぐはぐだ。

その空間に、取って付けたような、そんな感覚を覚えた。

ーー少女だ。白いワンピースを来た少女がいる。

1、話しかける(伊吹と出会う)

2、関わらない(移動する)

↓2

>>100

貴女は何気なく、彼女に声をかけてしまった。

杏子「こんな朝に、人がいるとは思わなかったな」

「……君は?」

「……ああ、魔法少女だね」

さらり、と彼女は当たり前の様にそう言う。
柔和な微笑みと共に、優しい言葉を。

伊吹「こんにちは。僕は伊吹」

伊吹「君はーー」



※掲示



こいつーー

杏子「ーー壊れてる」

伊吹「? 何がだい?」

彼女の肌は病的に白い。
ソレを修飾する銀の髪、そして。

血の色の、『両目』。





※魂が紅いようだ。




ーーーー公園、朝

伊吹「君の名前は?」

杏子「あ、あぁ……佐倉。佐倉、杏子だ」

伊吹「さくらきょうこ、か」

伊吹「いい名前だね」

彼女は微笑みを絶やさない。
気持ち悪い。
見る人が『不快感を感じなさ過ぎて』酷く、変だ。

自由安価
↓2

ここでなにをしているのか聞く

>>106

伊吹「誰かの役に立てないか、待っているんだ」

伊吹「世界の全ての人たちに、幸せのお裾分けをしているんだよ、僕は」

伊吹「僕の限りある力で、出来るだけの幸福を、他でもない誰かの知らない人に、教えてあげたいんだ」

伊吹「……そうだ。君も、幸せになってほしいな」

そう言うと、彼女は貴女の手を柔らかく握った。
触れたと言った方が正しいかもしれない。



※ソウルジェム最大値+1



何だか、少し体が軽くなったようだ。

伊吹「どうかな?」

杏子「……調子が良くなった気がするよ。一体何を?」





伊吹「僕の魔力を少しだけあげたんだ」



笑っている。

1、そろそろここを離れる

2、自由安価

↓2

>>113

コイツの因果線は……酷い物だ。
もう解れて途切れそうになっている。
壊れてしまっているんだ。

そこを掴んでも、見えるのは光輝く世界だった。
平和で、優しく、楽しくて、苦痛の無い景色を彼女は見ている。



唯一その切れ端に触れて見たのは、『ワルプルギスの夜』に敗北し、全滅した仲間たちの亡骸を茫然と瞳に写している彼女。
ソレが彼女の、どうやら最後の『まとも』らしい。

杏子「…………」

伊吹「? どしたの?」

1、そろそろここを離れる

2、自由安価

↓2

1

これワルプルのこと伝えたら逆にやばそう
なんというか、謎のオリキャラとかRSには啓示って身近な危機の回避以外には大して意味ないのな
因果見えないやつ多すぎ

>>118

杏子「さて、ちと用があるから、もう行くわ」

伊吹「そう……なら、またね」

杏子「おう、縁があればな」

伊吹「うん」





※『伊吹』は貴女が求める限り、彼女に可能な範囲で貴女を『幸せ』にします。

ねーるぅー
(一人称間違えてたなんて口が裂けても言えないけどレッドソウルだし良いよね)

普通の伊吹→オッドアイ
紅伊吹→赤目
特異点伊吹→青目

とても見分けやすい(迫真)

ーーーー市街地、昼

少女と別れて暫くした後、ほむらからテレパシーが送られてきた。

ほむら『杏子。まどかが例の件の話をしていたわ』

ほむら『今日の夕方に始めると、確かに伝えたわよ』

杏子『何だい、伝言係かい?』

ほむら『そんな物ね』

※夕方からまどかの家でバーベキューだ……

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

アリスを連れ出しに行く

>>130

ーーーー不思議の国

杏子「ーーと言うわけで、今晩だな」

アリス「わかったわ! 杏子とお出かけ、楽しみにしていたのよ?」

杏子「飯食いに行くだけだろうに」ハハ

※アリスと合流した……
※外は昼だろうか

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

1 まどかの家

>>134

ーーーーまどかの家、昼

杏子「着いたぜ、ここだ」

アリス「大きいおうちね。何だか落ち着かないかも」

貴女が玄関の門を開けると、奥の菜園に屈み込む背中が見えた。

杏子「こんちゃーす」

知久「ん? おや、杏子ちゃんだね。それと……この間の子か。こんにちは」

アリス「この前の男の人! どうしてここに居るの、杏子?」

杏子「そりゃあ、まどかのパパさんだからとしか言えないんだが」

アリス「パパ?」

少女の、知久を見る目が一転した様に見えた。

アリス「貴女はパパなの?」

知久「ああ。僕はまどかの父親だよ……そんなに珍しいかな?」

好奇の視線を感じたのか、彼はそう返す。

アリス「?? 貴方は私のパパじゃなくてまどかのパパ?」

アリス「どういう事かしら、杏子。もしかしてパパはたくさんいるのかしら?」

杏子「↓2」

>>138

アリス「そうなのね……それは素敵だわ! パパがたくさんね!」

知久「はは、僕は一人だけだけどね……そうだ、折角だから上がって待つといいよ。何か飲み物でも出すさ」

杏子「ども」



ーーーー居間、昼

アリス「今日は大発見をしたわ」

杏子「そ、そうか……まあ、良かったな?」

アリス「杏子にもパパがいたの?」

杏子「アタシにはーー」

杏子「↓2」

いたよ。もう死んじまったけどな

>>141

アリス「……それは悲しいわ。だってパパが帰ってこないもの」

アリス「ゴメンなさい、杏子」

杏子「あー、いやいいって。こっちこそ悪かったよ」



※少しだけ時間があるが……

自由安価
↓2

>>144

杏子「準備があるなら手伝いますか?」

知久「うん。なら、テーブルを外に出したいからそっちを持ってくれないかな?」

杏子「はーい」

アリス「私もお手伝いするわ!」

知久「じゃあアリスちゃんはーー」

※準備が進んでいった……



知久「杏子ちゃん。すまないんだけど、タツヤの様子を見てきてくれないかい?」

知久「部屋でお昼寝してるだろうけど、一応何か無いかだけ」

杏子「わかりましたー」





杏子「……良く寝てるな」

アリスは、まどかの父親にすっかりなついてしまったようだ。
和気藹々と話している辺り、知久は面倒見が良過ぎるのだろう。



※そろそろ夕方だ……

まどかが準備を手伝ってないのは何か不自然だなぁ

寝ます。お疲れさまでした

>>149
(平日です)

ーーーーまどか宅、夕方

まどか「ただいまー……って、杏子ちゃん?」

杏子「おう。邪魔してるぜ」

アリス「……!」

アリスはまどかを見るなり、貴女の後ろに身を隠した。
何だか、怖がっているようだが……?

まどか「その子が言ってた子?」

杏子「あ、あぁ。アリスだ……どうかしたか、アリス?」

アリス「あなたは、ジャバウォック?」

まどか「?? 私は、鹿目まどかだよ。よろしくね、アリスちゃん」

アリス「よろしく……」

まどかが差し出した手を、怖々掴むーー握手する。
拍子、彼女の表情から強ばりが消えた。

アリス「人間ーーなのね」

まどか「そ、そうだよ?」

杏子「(ジャバウォックって何だよ……?)」


※掲示



杏子「(とんでもない化物の事か……しかし、まどかを見て問い掛けるには不自然に過ぎるぞ?)」



知久「他の子はいつ頃来るんだい?」

まどか「もうすぐかな。タッくん見てくるね」

知久「まだ寝てるようなら起こしてね」

まどか「わかったー」



アリス「…………」

ーーーーまどか宅、夜

さやか「こんばんわー!」

ほむら「こんばんは……」

知久「やあ、こんばんは。ちょうど焼き始めた所だよ」

さやか「ゴチになりまーす!」

ほむら「……杏子、その子は?」

杏子「例の奴だよ。アリスだ」

アリス「……あなたは、ウサギ?」

ほむら「…………」

ほむら「(どう返せば良いのかしら?)」

杏子「(語尾にピョンでも付けたらどうだ?)」

ほむら「(恥ずかしいピョン)」

杏子「(お前のそういうとこ嫌いじゃないよ)」

ほむら「……暁美ほむら。よろしく」

アリス「魔法少女なのね。わたしはアリス、よろしくねー!」

タツヤ「はーい!」

まどか「あ、皆来てるね。よかったぁ」

およそ全員が揃った所で、知久の携帯電話が震える。
相手は稼ぎ頭の母親だ。

知久「えっ、帰ってこれないのかい?」

知久「うん、分かった。僕たちでやっておくよ。じゃあ頑張って、ママ」

携帯電話を使い終わり、折り畳む。

まどか「ママは帰ってこないの?」

知久「そうだね……忙しいみたいだ」

タツヤ「マーマ……」




杏子「っ」

貴女は、今、何かを取り逃したような錯覚に襲われたがーーそれが何かはわからなかった。

さやか「めちゃウマっすよ!」

ほむら「美味しい……」

知久「そういってくれると、用意した甲斐があるね」



まどか「パパー、タッくんの焼けたよー」

知久「了解だよ。ほら、お肉食べようねー」

タツヤ「にくー!」



アリス「…………」

アリスは一人、少しだけ離れ気味だ……

※誰と話ながら食べる?

↓2

アリス

>>171

杏子「どうした? 食べてないみたいだけどさ」

アリス「杏子……」

知久が焼いて皆に一本ずつ配った串焼きが、まるまる残っているようだった。
……いや、野菜だけ器用に食べていたようで、肉だけが串に刺さったままだ。

杏子「肉、食わないのか?」

アリス「……何だか、食べるのが怖いわ。だって、これは生き物なのに」

杏子「う、うん? ベジタリアンなんだな」

アリス「ううん。きっと私が子供だった時はたくさん食べてた」

アリス「それはきっと、とても残酷な事だったのじゃないのかしら……?」

アリスは串を前にして考え込んでいる……



知久「おや、アリスちゃんはお肉が嫌いだったかな?」

アリス「パパ……ううん、わからないの」

知久「じゃあ、まずは食べてみるといい。そういうのって、口にしてみると美味しかったりするものさ」

知久「しかも、このお肉はちょっと奮発してるからね! きっと、口に合うはずさ」

アリス「パパがそういうなら……」

アリスは一口、それを食んだ。





アリス「ーー美味しい」

知久「だろう? 良かった」

彼女もようやく普通に食べ始めた。
その様子に安心したのか、彼は焼き網の側に戻って串を作っている。




アリス「美味しい……美味しいわ、杏子」

杏子「はは、そんながっつくなよ。逃げやしないさ」

アリス「だって美味しいんだもの!」





アリス「美味しい……これが生き物の味なのね……」

まどか「これは私が焼いたんだよー。ほむらちゃん、食べてみてーー」

ほむら「美味ね」

さやか「食べても無いのに!?」

ほむら「時間を止めてマッハで食べたわ」

さやか「そういう無駄な所に気合い入れなくても……」

知久「まどかー、新しいのが焼けたよ。皆に配ってくれないかー?」

まどか「はーい、パパ」






アリス「…………」

杏子「今度はどうした?」

アリス「……まどかにはパパがいるわ」

アリス「……私のパパは、いつ、お出かけから戻ってくるのかしら?」

アリス「ねえ、杏子はわかる?」



杏子「↓2」

チェシャーキャットに聞いてみたら?

>>179

杏子「そうだな……」

どう返したものかと、貴女は折り畳み式の椅子に腰掛けながら。
皆の賑やかさを背景に、考える。

杏子「……チェシャ猫にでも聞きゃあ、分かるかもなぁ」

アリス「チェシャ猫?」

アリスはキョトンとして、首を傾げた?

アリス「チェシャ猫はいつも笑いながら、私に何かを教えてくれるわ」




アリス「杏子は、猫さんではないの?」




↓2

ハンバーグ

>>187

杏子「……はは。アタシはそんなんじゃないよ」

杏子「知ってる事しか知らないし、分かった所でどうにもならない事だって良くある」

アリス「そうなの……?」

杏子「ああ。さっきのも軽い冗談だ。忘れてくれ。アリスの親父さんはーー」

杏子「もうすぐ、会えるさ」

ーーもうすぐ、会える?

今、何故かそうーー感じた。

アリス「もうすぐ会えるのね!」

杏子「あ、待て、今のはちがーー」




知久「おーい、二人ともー! パパ特性鉄板焼きハンバーグ、名付けてパパスペシャルが出来たよ。おいでー!」

さやか「こ、こいつぁグレートですぜまどかさん……」

まどか「下ごしらえしたミンチにミキサーにかけた玉ねぎを混ぜ混んで作った種をキャッチボールし空気を取り除いて平たく伸ばしたのに薄く油を引いた鉄板に落としこみ」

まどか「あふれでる肉汁すら油の役割を果たし火を通しトロトロ具合も絶品と言った段階で、予め凹ませておいた中央の窪みに卵を落とし、蓋を被せて蒸し焼く」

まどか「軽く塩を振っておき、若干の味付け。この段階でごま油を鉄板に少しだけ投入」

まどか「焼き上がりには仄かなごまの香りが食欲を引き立たせる逸品になる」

まどか「パパスペシャルだからね!」ドヤー!

ほむら「(美味しい)」モグモグ



アリス「わぁ、素敵! 杏子も行きましょう!」

杏子「お、おいちょっと待てーー」


結局、この違和感はそのままになって。
終わる頃にはすっかり薄れてしまっていた。

ーーーーまどか宅、夜

一頻り食べて飲んで、もう後片付けの時間だ。
余った食材を冷蔵庫に戻したり、皿を運んだり、バーベキューセットを折り畳んだり、各々が役割を分担していた。

アリスもその中にいる。
慣れないながらも、皆と一緒だから何とかやれていた。

少し離れて、貴女はそれを見守っている。
こうして見ると、ただの少女だ。

……彼女は決して魔女になることがない。
これは、魔法少女としては完成していると言えるのでは無いのだろうか。
もし、自分が同じ願いを叶えて貰っていれば、こんなに思い悩む事もなかったのかもしれない。



さやか「おや、杏子さん。おサボりであらせられますかー?」

杏子「アタシは監視人だよ」

さやか「さいで」

呑気な声だ。
『努めてそう聞こえるように』話している。

杏子「どうしたよ」

さやか「こう、さ」

一転して、無表情だ。

さやか「色んな事が立て続けに起きてさ、もしかすると全部自分の妄想なんじゃないか」

さやか「そう思うくらい、今」

さやか「でも、普通にしてなきゃ回りに心配かけちゃうから」

さやか「きっとまどかも、過ごしてる今に『現実』ってのを感じれてないんだと思うよ」

空の星を見上げて、一言。

さやか「アタシたち、おかしくなっちゃったのかなぁ……?」

ーーーーまどか宅、夜

ほむら「お邪魔しました」

さやか「ごちそうさまでした!」

知久「うん。気を付けて帰ってね」

アリス「…………」

帰る頃になって、アリスの表情も夜の様に落ち込んだ。

知久「……どうしたんだい?」

アリス「……帰りたくないわ、パパ」

杏子「おいおい、ワガママを言うんじゃないよ。さ、帰ろう」

まどか「また遊びに来ればいいよ。ね、パパ」

知久「そうだね」

彼は、彼女の頭をそっと撫でた。
俯いていたアリスが顔を上げるーー目が合う。

知久「良かったら、またいつでも遊びにおいで。ね?」

アリス「ーーわかったわ! また、遊びに来るわ。きっと来る!」

知久「うんうん。なら、今日は遅くならない内に帰ろう?」

アリスは満面の笑みで、貴女の側。

杏子「じゃ、お休みなさい」

知久「ああ。またね」



鹿目家は居心地が良すぎる、と貴女は思うばかりだった。

ーーーー帰り道、夜中

二人分の足音だけが街の壁に跳ね返って木霊していた。
楽しそうな、貴女でない足音。
少し沈みがちな、貴女の足音。

杏子「…………」

まどかもさやかも、巻き込まれた口だった。
そうなったのは、きっとアタシらのせいで。
因果は繋がっていて、避けられないとしてもーーこの『魔法少女』の世界に連れてきたのは。

アリス「楽しみね、杏子!」

アリス「きっと明日も明後日も、楽しい事が待っているのよ!」

アリス「この世界は、不思議でいっぱいなのね!」

彼女は月明かりを浴びて、クルクルと踊る。

貴女はそれを眺めていて。
だけど背中合わせだったのだろう。

きっと、歩く場所から、そもそも違っていて。
其故に羨ましかったのかも、しれない。

月は明るい癖に、嫌になるほど遠かった。

ようやくここまでかー。
寝ます。おやすみなさい

ーーーー市街地、朝

杏子「世間はお休み様ですか……はぁ」

※自由時間

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

そのコマンドの有用性を知ってる勢かな?(震え声)
>>199



「なぁ見た? さっきの子」

「喧しい。今日日ゴスロリなんぞ珍しくないだろ。痛々しいけど」

「かぁー! 分かってねぇなぁー、おい!」




「あの道、今工事中よ」

「えー、マジ死ね。困るんですけどぉー」




※ゴスロリ……?
※【工事現場】……?


1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

【工事現場】へゴスロリを探しにいく

普通に出歩いてるな

>>202

ーーーー工事現場、朝

杏子「おー、やってるやってる。邪魔くせー」

杏子「……お?」

工事現場と言えば年のいった男が働いているイメージなのだが、だからこそ貴女の目を引いた。

?「よいしょ……よっと」

どう見ても少女?の工員がいる。
赤い髪に親近感を覚えた。

自由安価↓2

啓示さんお願いします

>>207

杏子「ん……?」

貴女は因果の糸を掴む。
どうやら魔法少女のようだ。

【貴女やまどかの様な因果】だ……
悪意は感じない。

自由安価↓2

挨拶する

寝るところだった。

>>211

?「ん、君は誰……? 」

?「ここは関係者以外は立ち入り禁止なんだけれど……危ないし」

作業着の袖で汗を拭いながら、彼女は小さな声でそう言った。

杏子「魔法少女が何を汗だくになって働いてるのか、と思ってね」

?「! 君はーー?」



「おぉーい、『シモン』! こっち掘ってくれやぁ!!」

シモン「はい、親方ぁ! ……見ての通りだから……早く行った方がいいよ」

シモン「見つかったら叱られるよ……さ、早く……」

杏子「……つまんない奴だな」

シモン「はは、よく言われる」

杏子「ふん。言われなくてもとっとと居なくなるさ」



※クロスマギカ【下村洋子(シモン)】(天元突破グレンラガン)を発見しました
※次回からキャラ選択できます



ーーーー市街地、昼

杏子「魔法少女だってのに、良くやるな」

※自由時間

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

ゴスロリ追ってみるか 地雷くさいけど

>>224

噂をしていた街の住人を捕まえて話を聞き出した。
聞き出せたなら、そこから因果を辿るだけだから、存外楽だった。



ーーーーまどか宅、昼

杏子「ここって事は……まさか」

1、お邪魔する

2、立ち去る

↓2

1

>>228

ピンポーン

まどか「はーい、今出ます……って杏子ちゃん?」

杏子「よっす。もしかして、アリス来てないか?」

まどか「うん、来てるよー。パパとタッくんと一緒に遊んでるみたい」

杏子「上がっていいか?」

まどか「うん。どうぞどうぞだよー」





居間にチョコン、と座っていた。

アリス「あら、杏子も来たのね!」

杏子「↓2」

>>232

アリス「パパに会いたかったからよ! パパもいつでも来なさいって言ってくれたわ!」

知久「まさか昨日の今日で来るとは思ってなかったから、何のおもてなしも出来てなくてゴメンね」

アリス「ううん、そんなのはあっても無くてもどっちでもいいの」

アリス「ねぇ、次はどのご本を読むのかしら?」

タツヤ「かしらー!」


思ったより、和やかな雰囲気だ……

自由安価
↓2

>>236

知久「(はは……そうだね。でも、何て言うのかな。この子は寂しがりやなんだと思う)」

杏子「(そういう問題じゃなくてですね……)」

知久「(もちろん、度が過ぎる様なら考えるさ。この子がどんな境遇かを含めてね)」

知久「(子供を寂しがらせてるんだ。親の顔を見てみたいとも、思っているよ )」

小さく、回りには聞こえない程度のトーンに混じる、微かな怒り。
それはアリスに向けられた物ではないことだけは確かだった。

知久「(純粋で良い子だと思うよ)」

杏子「(……何かあったらすぐ引き上げに来るんで、そん時はまどか伝に連絡してください)」

知久「(うん。ありがとう)」



※とりあえずこの場は問題無さそうだ……

※自由時間

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

まどか、タツヤ、知久の体に何か異常がないかさりげなくチェックする

>>240

※特に魔力などは感じない……
※今の所は異常は無い。


1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

試しに少しだけまどかの因果を自分に集中させてみる

>>243

杏子「まどか、ちょっと良いか?」

まどか「? なにかな? 」

杏子「大人しくしてろよ……?」

まどかを覆う因果の糸を一つだけ、慎重に掴んで、傷付けないようにゆっくりと引き抜く。

それは貴女の髪を結っているリボンに集まって、貴女に絡み付いた。

杏子「おお」

まどか「?」

だが、僅かだ。
一気にむしり取ってしまえば早いが、これが傷付いてしまった状態で生きていけるのかどうかの確証がなかった。

杏子「……一本一本じゃ日も暮れるよ」

まどか「??」

ーーーーまどか宅、夕方

杏子「そろそろ遅くなってきたな」

※自由時間

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

外に出てQBからアリスの親父の行方について聞く

>>247

ーーーー市街地、夜

明かりがやけに眩しい夜の街で、貴女はベンチに座ってーー道行く人を眺めていた。

杏子「おい、いるか?」

キュゥべえ「いるよ。何か用事かな?」

杏子「ちょっと、アリスの件で聞きたい事があってな」

キュゥべえ「僕に分かる範囲でなら答えよう」

杏子「……アイツの親父はどこに居るんだ? そもそも、生きてるのか?」

キュゥべえ「親父、と言うのは父親の事だね」




キュゥべえ「生きているよ。彼女の父親は遠くの街にいる。これは確かだ」




杏子「ーーどのくらいだ?」

キュゥべえ「往復にかかる時間かい? おおよそ二日かな」

杏子「(なら、引っ張ってこれる距離だな……っ!?)」

その時、貴女の精神に刻み込まれるーー誰かの啓示。

貴女が今、二日ほど街を開けるだけで。

杏子「(……まどか、契約するのか)」



キュゥべえ「何なら移動は僕が手配しようか?」

1、頼む
(まどかが契約し、魔女が生まれる)

2、かまわない
(現状維持)

↓2

2

>>251

杏子「その間に何を企むつもりやら」

キュゥべえ「企んでなんかいないさ」

※今日は体を休めよう……

ーーーー市街地、朝

杏子「休みだから知らないが、何か朝から人がいるな……」

※自由時間

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

街の噂に耳を傾ける

>>257

街を歩くと、嫌でも噂が耳に付く。



「おい、またあの子いたな」

「あー、あれが例の。確かに目立つなー」





「見た? さっきの子」

「見た見た。弓矢にバイクってどういう組み合わせかしらね」

「見た感じ、制服だし学生……? でも、この辺りの学校じゃないわよね…… 」



※自由時間

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

話を聞いてバイクの子を探してみる

>>261

噂をしていた中年のおばさんから聞き出して、その辺りを探してみた。
……いた。妙に厳ついバイク、腰に矢筒と確かに浮いている。
バイクを押して歩いている……どうやら街並みを見て回っているようだ。

男物の学生服を着崩していたが、顔立ちは確かに女に見えた。

杏子「おい、待てよ」

?「……何だ?」

杏子「アンタ、魔法少女だな」

?「魔法少女、か。その呼び方は嫌いだ」

?「この街は、お前が見てるのか?」

色の薄い髪は短く、目付きは年の割りに鋭い。

杏子「縄張りって意味なら、そうとしか言えないねぇ……」

?「なら、早々と出ていくよ。ここに『メロスの戦士』は必要ない」

杏子「……あん?」

?「行こう、アイバー」

勝手にエンジンがかかったバイクに跨がり、彼女は通りを一気に抜けてーーあっと言う間にいなくなってしまった。

杏子「……なんだぁ、ありゃ」




※クロスマギカキャラ『芹名ボッカ』(忘却の旋律)を発見しました
※次回から選択できます

ーーーー市街地、昼

杏子「まさかバイクに乗りながら矢を撃つのか……?」

※自由時間

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

先ほどの>>259もう片方の噂の人物を追う

>>265

ーーーーまどか宅、昼

杏子「今日も来てんのかよ……」

アリス「あら、杏子も来たのね!」

知久「やあ、いらっしゃい」

タツヤ「いらっさーい!」

まどか「あ……杏子ちゃん」

案の定、アリスは鹿目家に来ていた。
どうも昨日と比べると、まどかの様子がおかしい。

1、まどかの部屋でまどかと話す。

2、アリスと知久と交流する

3、タツヤの面倒を見る

4、自由安価

↓2

1

>>269

ーーーーまどかの部屋、昼

まどか「まぁ座って。ジュースもあるから」

杏子「悪いな……で、何かあったのか?」

まどか「……正直な話していいかな?」

杏子「お、おう」

まどか「アリスちゃん、着すぎじゃないかなって……」

杏子「でーすよねーぇ……」

まどか「しかも割りと朝から来るんだよ……」

まどか「パパはパパであんなだし……ママが知ったらどうなるか……」

杏子「そういや、お袋さんの方を見ないな。どうしたんだ?」

まどか「……ウチはパパじゃなくてママが働いてるんだけどね」

杏子「おう」

まどか「最近は何だか大きなお仕事が入ったみたいで忙しいの」

まどか「昨日も遅く帰ってきて、今日も早く出ていって……そろそろ片付きそうらしいんだけれど、だからお休みまで使って追い込みしてるんだって」

杏子「早い話が、お袋さんは知らないと」

まどか「そう……」

まどか「アリスちゃんが嫌いって訳じゃないんだけれど……ちょっと」

まどか「やたらパパの事パパって言うし」

杏子「お、嫉妬だ」

まどか「そんなんじゃないけど、何だかモヤッとするよ……」


なるほど……

自由安価
↓2

分かった。一度知久さんと話をしてくる

と言って知久の下へ

>>274

まどか「あんまりおおげさにはしなあいでね……?」

杏子「…………おう」




ーーーー居間、昼



知久「ん? まどかとのお話しは終わったのかい?」

アリス「杏子もパパのお話し聞く?」

杏子「後でな」

杏子「(さて、とは言ったものの……どう
するか)」



自由安価
↓2

知久を連れ出して、まどかの悩み>>>272を抱いてることを話してキッパリという

知久さんが優しい人だということは分かります
ですが、あなたが一番に考えるべきなのは自分の家族のことだと思うんです。あなたにはその責任がある
悪い言い方かもしれませんが、他所の子のために、自分の家族に不満を抱かせたり、心配かけるのは父親として違うと思います
アリスとは一線をひいてはいただけませんか?

>>277

杏子「悪いアリス。ちょっと親父さん借りるぜ」

アリス「えー……わかったわ、早く返してね!」

杏子「はいよ。ちょっと良いですかね?」

知久「僕かい?」


ーーーーーーーー



杏子「ーーって訳なんです」

知久「はは、まどかも友達に不満を言えるようになったのか……安心したよ」

知久「その件については分かっているよ。まぁ、僕からやんわりと言っておくよ。ありがとう」

杏子「…………」

子供扱いをされている、と感じた。

杏子「……アンタ、分かってないだろ。父親なら、家族を第一に考えろよ」

知久「……考えているさ。僕なりにね」

杏子「そんなんーー! どいつもこいつも親父ってのは!」

彼は少しだけ、貴女を見た。

知久「……確かに、杏子ちゃんの言うことは分かる。正しい父親とは、そうあるべきだ」

知久「杏子ちゃんは僕に、そうあれと言っているんだね」

杏子「そうだよ! 最初っから言ってんだろ!」






知久「なら悪いんだけれど、あの子を連れて出ていってくれないか」

知久「そして、出来れば金輪際、君もウチのまどかと会わないでくれ」






杏子「えっ……?」

知久「身元もわからない。学校も言ってない。そんな子がウチのまどかと付き合ってる?」

知久「冗談じゃない。ウチの子に何かあったらどうするんだ」

知久「そういう子に巻き込まれて、何が起こるか分からない。関わらないに限るよ」

杏子「あ、アタシはアイツの友達でーー」

知久「君みたいな友達なんて、まどかには必要ない」

杏子「っーーアンタに、アタシらの何が分かるって言うんだ!」




知久「何も分からない。でも君にも事情があるんだろう? それぐらいは分かるさ」

知久「だから、僕は正しい父親を、その時は止めるようにしているんだ」




杏子「っ」






知久「……ごめんね。強い言い方になってしまったかもしれない」

知久「でも、それと同じさ。僕はあの子にも何か事情があると思っている」

知久「まぁ、まどかが不満がってるのは確かにいただけないけどね。ははは」

知久「正しい父親である。というのは実はとても簡単だ」

知久「でも、それがまどかの妨げになってしまうとも考えているし」

知久「まどかには、困っている人を……踏みしめて歩いていく様な子には育ってほしくないんだ」

知久「……だから、僕としてはまどかの反応は意外なんだ。そういう子じゃないと思っていたんだけれど……これもまた成長なのかな」

杏子「……!」

杏子「(まどかの不満は、もしかして『アリスが来ている事』ではなく、『アリス』自体に何かを感じてるって事なのか?)」

知久「……まぁ、僕も昔は堅物な考え方をしていたんだけれど。それは間違いだって教えてもらったからさ」

知久「『男なら気前良く間違えろ。失格だって立派なもんだ』ってね」

杏子「……ちなみに、それって誰です?」




知久「実は僕の奥さんでね」

知久「アリスちゃんの件は追い追い何とかしようと思ってるよ」

知久「大丈夫さ。一応、僕だって大人だから……間違えていいラインの分別はつくさ」

知久「何でもかんでも受け入れてあげるのが優しさではないのも、知っているよ」

杏子「……じゃ、任せます、けど」

知久「なんだい?」

杏子「……いや、何でもないです」




『魔女なんで気を付けて下さい』なんて、言えるわけが無かった。

寝ますー。

(忘却の旋律とか今の若い子絶対知らんやろ……)

今日は寝る。おやすみ

時間でも指定すればいいのかね。
今日は22時からやるつもり。

この周が終わったらクロスマギカをやっていきたいと思ってる

ーーーーまどか宅、夕方

杏子「アリス、楽しそうだな……」

※自由時間

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

まどかに結果報告し謝罪しつつ
本当はアリス自体に何かを感じているのか?+いつからそう思うようになったのかの確認

>>317

まどか「そんな、謝らないで。ありがとうね、杏子ちゃん」

まどか「アリスちゃんに何かを感じる……? そう言われても、何となくとしか」

まどか「……多分だけれど」

杏子「けれど……何だ?」

まどか「私とアリスちゃんは、単純に合わないのかも……私、嫌な子だね」

杏子「いやまぁ、合う合わねぇは人それぞれだしなぁ……」





※啓示

杏子「……!?」

契約したまどかが、アリスを殺す映像が見えた。
冷たく、異常な怒りを湛えた彼女がーー光の矢の雨を降らせ、大量の使い魔と共に葬る姿が。

まどか「杏子ちゃん?」

これは、回避しなければならない。
こんな下らない場面で契約させてはならない。

なるほど、だからアタシがーー殺すのか?




アリスの無邪気な笑い声が、遠くに聞こえた。

ーーーー市街地、夜

アリス「ああ、楽しかったわ……すっかり暗くなってしまったけれど」

杏子「お前が帰るって言い出した時は耳を疑ったよ」

アリス「夜は帰る時間でしょう?」

※自由時間

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

アリスと結界まで行く+↑を伝えるとどうなるか考える

あぁなるほど! スマホに変わってからずっと気付かなかったけれど、記号ーーじゃなくて――か!
恥ずかしー、昔の書き方に戻れるわー
>>322

――――不思議の国

アリス「帰ってきたら眠くなって……きちゃったわ……」

アリスは椅子に座って船を漕ぎ始めた。

……もし、この子に「お前の親父は遠くの街に居る」と伝えたらどうなるだろうか――?

※啓示

何故帰ってきてくれないのだろう。
そうさめざめと泣きながら、ここで待ち続ける彼女が見えた。


――目には深い黒。




1、今日は引き上げる

2、自由安価

↓2

>>326

※啓示

二人寄り添って眠る映像が流れ込んできた……
だが、目覚めた時の時間がいつになるかは分からない……



1、引き上げる

2、今日はここで眠る。

↓2

1

>>330

杏子「……さて、アタシも帰るとするよ」

アリス「うん。またね杏子」

杏子「おう」

結界を抜ける時間が――いつもより早かったような気がした。

ーーーー市街地、朝

杏子「……何だか、今日は」

寝覚めが酷く悪かった。

杏子「何だろうな……ったく」



1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓3

>>334と↓
それと道中ほむらに、今日はまどかのことを特に注意深く見守って欲しいと念話しておく

>>336

今日は休み明けの平日だ。
忙しない人々の足跡が、やけに街の中で響いている。

杏子『ほむら』

ほむら『何かしら?』

念話を飛ばすと、すぐに返事が帰ってきた。

杏子『嫌な予感がする。よくまどかを見ていてくれ』

ほむら『……何かあったの? まどかは今こっち――学校にいるけれど、別段変わった様子は無いわよ』

杏子『それで今日一日が過ぎればそれに越したことは無いよ。ま、頼むわ』

ほむら『ええ、了解したわ』



杏子「……これで良し、と。さて、親父さんの様子でも見に行くか」

――――まどか宅、昼

杏子「……お?」

アリスの気配は無い。
今日は流石に来ていないのだろうか。


1、ここを離れる

2、訪問する

3、自由安価

↓3

2

アリスの気配がないってことは知久の気配はあるのか?

>>342

知久「……やあ、君か」

何だか元気が無い。

知久「別に、そんな事はないよ」

所で、アリスは今日は来ていないのだろうか。

知久「……今朝、来ていたよ。けれど、帰ってしまった」

知久「杏子ちゃんに、少し聞きたい事があるんだけれど――あの子のご両親を、見たことがあるかい?」

いいや。無いけれど……?

知久「なら良いんだ……なら……」

何かあったのか?





1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓3

何があったのか話を聞く

>>349

知久「いや、何も無かったよ……君に話せるような事はね……」

彼は何だか考え込んでいるようにも見えた。

※情報はこれ以上得られなさそうだ。


1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

↓3

因果をたどりアリスを探すとどうなるかを啓示で調べる(ここを離れることの危険性)

アリスは引きこもって、使い魔だけ送り込む。杏子と使い魔はすれ違い
そんな可能性もないとはいえないからな……

寝ます、お休みなさい

>>354

杏子「ちっ、頼むぞ……?」

貴女は水を掬う様に、周囲の空間を手でなぞる。
そこから溢れ落ちる情報を獲得しようと試みた。



※啓示

※アリスを探しに行く
アリスと接触する場合→現状維持
アリスと接触する場合→知久とトランプ接触

※アリスを探しにいかない
→アリスが行方不明になる

※アリス現在位置
知らない路地裏→不思議の国

※探しに行ける猶予時間
皆無



杏子「……よっし、言うことを割りと聞いてくれたか」

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓3

アリスを探しに行ってアリスと接触すると
現状を維持しつつ知久さんとトランプが接触するのか?

てか猶予なしって…

>>361
ごめーん!?

※アリスを探しに行く
アリスと接触する場合→現状維持
アリスと接触しない場合→知久とトランプ接触

最近でもかなりヤバイ誤字。

再安価↓3

トモヒサの護衛で

俺の書き方が悪かったのか……?
日本語難しいね
>>367

杏子「(どうする……?)」

杏子「(今行かなければ、多分もうアリスとは会えない。会えたとしても、良くは無い)」

杏子「(だけど、直感的に『この人を守った方がいい』と感じた )」

杏子「(これはどういう事だ……?)」

杏子「(アリスが親父さんに危害を加えるのか……? だとしても、だとしたら)」




杏子「(アタシは、いつまでお守りをしてりゃ良いんだ……?)」

杏子「(アリスは何をしているんだ――?)」



※啓示

1、このままここに残って護衛
(知久の安全は確保できる)

2、あの路地裏へ
(アリスと接触する)

↓1

2 猶予がない=今すぐいかないとだめ と解釈して…違ったら皆ごめん
マミさんの二の舞は勘弁

>>370

――――不思議の国

貴女はワンダーランドの茶室に、乱暴に乗り込んだ。

それもそうだ。
『結界が驚くほど広大』だったから。

杏子「おーい! アリス、どこだ!?」

結界があるのだから、ここにいるはずだが……



アリス「……杏子?」

草むらに踞る少女。傍らにはスペードのエース。
貴女はとりあえず、一息吐いた。

杏子「良かった……まだ居たか」

彼女の顔色は酷いものだった。
跡が付くほど、泣いていたのだろうか。


どう声をかけるか……?

↓3

>>376

啓示どおりならこの時点でトランプは接触しないことになったのかな

>>378

杏子「ほら、酷い顔だよ……貸しな」

アリス「ん……」

貴女は魔法で布を織り、優しくその頬を拭った。
幾分かはましになる。

杏子「何があったんだ?」

アリス「……今日は、朝にまどかのパパの所に行ったの」

アリス「パパとタツヤしかいなかったわ。タツヤは寝ていたの」

アリス「お話を読むのも飽きてきちゃったから、パパと一緒に遊ぼうと思ったの」




アリス「でも、パパは……!」

また泣きじゃくりだした。
慌てて涙を拭いてやる。

アリス「パパは……っ、遊ばないって……アリスと遊んで、くれないって……」

杏子「親父さんがか?」

杏子「(流石に三日連続だけど……それにしたって急に突き放し過ぎじゃあないか?)」

アリス「だから、わたしとってもさみしくなって、そこから逃げ出したわ」

アリス「つらくて、居ても立ってもいられなかったんだもの……」

杏子「それは、確かにまどかの親父さんがそう言ったのか?」

アリス「うん……『君とは遊べない』って言ったわ……」

杏子「…………」



とりあえず、そういう事らしいが……

1、慰める
(若干持ち直す)

2、放っておく
(結界が広がる)

↓3

1

>>382

杏子「まあ、その。泣くなよ」

アリス「……何で?」

杏子「ん?」

アリス「何でパパはアリスと遊んでくれないの?」

アリス「アリスのパパじゃないから?」

アリス「じゃあなんで、アリスのパパは帰ってきてくれないの?」

アリス「なんで……なんで……!」

その小さな背中を、貴女は何も言わず撫でた。
本当に、小さかった。

アリス「……もしかして、みんなはアリスと遊びたくないだけなのかも」

杏子「そんな事無いって……ほら、楽しい事を考えるんだよ」

アリス「楽しい事……」



貴女は暫く彼女と居る事にした。
今は夜だろうか……?






ふと、テレパシーが聞こえてきた。



カオル『悪い。今、構わないか?』

カオル『構わないなら、会って話したい案件がある』

カオル『この街での魔女の狩り方についてなんだけれど、詳しくは会って話すよ』

1、行く

2、行かない

↓3

さすがに今離れるのは

>>387

カオル『そうか……分かった、仕方ないな』

カオル『アタシたちはそろそろこの街を離れようと思う。君が居るなら、ここは問題無いだろう』

カオル『気が向いたら声をかけてくれ。「あと一日」はこっちにいるからさ』

……テレパシーは切れた。

杏子「――っ、ぐっ!?」

頭に激痛が走る。
『強烈な啓示』を貴女は受け取った。

※啓示

※明日までに会わなければ彼女らはあすなろに帰るようだ
※会えば、風見野の魔女狩りを任せる事が出来るようだ

※アリスから目を離すと、彼女は暫くいなくなった後、すぐに帰ってくるようだ。

戦っている自分が見える……何とだろうか?

※アリスから明日一日の間に目を離さなければ、彼女は消え、『この日々が終わる』。

――――――――

杏子「……どういう、事だ?」

断片は与えられた。
判断は貴女がくれる。



外は夕方だろうか……

自由安価
↓3

ん?もう夕方?時間の経過早いな
>>384の夜から一気に夕方まで飛んだ?

>>392
ミス




今は夜だろうか……

自由安価
↓3

アリスと結界の外のホテルなどで外泊しても問題は発生しないか啓示で確認
問題ないようならアリスと結界の外で宿泊する

結界の中で寝るといつ目覚めるかわからないってあったよな>>328。単に行動を封じたかったのかもしれないけど
目を離すとアリスがいなくなって帰ってくるってのは、普通に考えてQBに何か吹き込まれて
本当の親父に会いに行くってことなんだろうけど。でも杏子が親父の件を伝えたら引き篭もるようだし訳がわからんな

>>396

杏子「もういっちょ、頼むよ……!」

貴女の魔法が貴女の中で、破裂しそうな程迸る。

※啓示



杏子「――――!」

貴女が振り向いた先に、剣のエースが佇んでいた。

杏子「……お前、何なんだよ」

※ここから離れると、彼は動き出すようだ……
※使い魔が何を考えているのかは分からない……本能に従っているのだとしたら、何も考えていない可能性もある。

※彼が動き出す事によって何が起こるかは……普通に考えれば知久の件だ。



頭が熱い。

自由安価
↓3

>>399

>>401

アリスは大人しく、暗い表情のまま――茶会の席に座っていた。
傍らには付かず離れず、札の使い魔。

貴女は、これでは身動きも儘ならない――と、一人溜め息を吐く。
何せ爆弾を処理しないまま持ち歩いているようなものだ。

せめて、彼女に絡んだ導火線――因果――の火を消せるなら、まだやり様もあるだろうに。

ふと、何気無しに、アリスの絡まった因果に触れた。

杏子「うっ、ぷ」





吐き気がする。
頭痛が酷い。
灼けるようだ――何が――腸が?





生臭い物を頬張り。
粘る液体を飲み下し。
けぷりと一つ、胡乱な?気。

微笑む。
誉められて、金色の髪の毛を撫でられて。

掴まれて、それから――――







アリス「杏子?」

杏子「っ」

とても、近くから、呼び掛けられたような気さえした。

頭痛が酷い……!
痛い……!

※啓示

※知らなくてもいい事柄の様だ
※知った所で自分には関係の無い事だ
※知ったとしても、どうにもならない事だった



1、話しかける
(見えた因果に付いて、>>401を行う)

2、目をそらす
(知らないまま、後々アリスと別れられる)

↓3

曖気

>>401

アリスは大人しく、暗い表情のまま――茶会の席に座っていた。
傍らには付かず離れず、札の使い魔。

貴女は、これでは身動きも儘ならない――と、一人溜め息を吐く。
何せ爆弾を処理しないまま持ち歩いているようなものだ。

せめて、彼女に絡んだ導火線――因果――の火を消せるなら、まだやり様もあるだろうに。

ふと、何気無しに、アリスの絡まった因果に触れた。

杏子「うっ、ぷ」





吐き気がする。
頭痛が酷い。
灼けるようだ――何が――腸が?





生臭い物を頬張り。
粘る液体を飲み下し。
けぷりと一つ、胡乱な曖気。

微笑む。
誉められて、金色の髪の毛を撫でられて。

掴まれて、それから――――







アリス「杏子?」

杏子「っ」

とても、近くから、呼び掛けられたような気さえした。

頭痛が酷い……!
痛い……!

※啓示

※知らなくてもいい事柄の様だ
※知った所で自分には関係の無い事だ
※知ったとしても、どうにもならない事だった



1、話しかける
(見えた因果に付いて、>>401を行う)

2、目をそらす
(知らないまま、後々アリスと別れられる)

↓3

>>408

貴女は、ぞっとする様な泥を掴み取った。
鬼胎。だけれども。

貴女は生唾を呑み込んで、彼女に話しかけた。
努めて、優しい声で。

杏子「よく聞いてくれ、アリス」

アリス「?」

杏子「人の好みっていうのは色々だ。人それぞれで違う」

杏子「アリスが遊びたくても、まどかの親父さんは気分じゃなかったのかもしれねぇ。嫌いなら尚更だ」

杏子「だから、ちょっと聞きたいんだけどさ。親父さんと、一体何をしようとしたんだい?」

アリス「何って……どういう意味?」

アリス「『遊びたかった』だけよ……それは杏子にだって、わかるはずでしょう」

杏子「いいや、分からない事だってあるさ」

杏子「だから、教えてほしい」






杏子「アリスにとって『遊ぶ』事とは、何なんだ?」





「遊ぶこと?」

「――杏子はそんな事が知りたかったのね……そうよね、私のパパと会った事がないから当然ね」

底から冷えた様な感覚。
今度は、寒い。

「まずは紅茶をのむの」

「甘くて素敵な味よ」

「体があたたかくなって、ふんわりするまで少しだけ」

「目は見えないけれど、パパが近くにいるのがわかるわ」

「汗をたくさんかいちゃうから、お洋服とパンツを先にぬぐの。まあ、ぬぐ前にいつもパンツはびしょぬれになってしまうけれど」

「そうしたら、パパは私の中を指でなでてくれるの」

『中』と言いながら、彼女は下腹部を擦った。

「そうしてる間は、私はパパの――ええと、何だったかなぁ……男の人にしか付いていないモノ?」

「それをかまないように口にいれるの。これがむつかしいのよ……」

「だって、すごく大きいもの」

「お腹のおくがふるえてきたら、おしまい」

「それから、大きいぼうを指のかわりに入れていくの。ここからがすごいのよ!」

「色々動かすのだけれど、そうするとせなかがふわふわして、自分がどこかにとんでるような感じになれるの」

「パパはわたしが落ちないように、近くにいてくれるから、怖くなくて、とっても楽しい事」

「おなかを中から持ち上げたり、私が逆さまになったり」

「目が見えなくても、楽しく遊べるんだって――パパは教えてくれた」





「おなかのおくをトントン、ってパパがしだしたら、お休みのあいず」



「そこから、トントンッ」

「トントンがトントントントンッ、になって」



「もーっとふわふわして――ごめんね、この辺りからわからなくなるの」



「トントンがグリグリー、になってきて、えーと」

「グリグリが強くなって、おしまい」



「わたしも、ゆっくりかえってくるの」

「そしたら、もう一回トントンがはじまって、あとは似たようなくりかえし」




「パパは毎日遊んでくれたわ……」

ひとしきり、聞いた。

アリス「――わかったわ! きっとまどかのパパは運動が苦手なのよ」

アリス「だから恥ずかったのね……違うかしら? ……杏子?」

杏子「……ああ、そうかもしれねぇなぁ」



つまり、そういう事だろう。
あまりに突拍子も無い事だ、上手く整理できない……

※もう朝だろう



1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓3

お願いしたいことと、会わせたい奴がいる。すまないがきてくれないか?
とかずみ達を呼ぶ

そういえば今ここを離れたらトランプ動くんだよな。面倒な

熱くスルーされる啓示さん
おやすみ

(啓示も所詮成功レベルのスキルやし正直最初から目立つような仕事してないなんて言えない)

えっ、これのどこが悲劇なんですか?

>>412

アリス「だから恥ずかったのね」誤
アリス「だから恥ずかしかったのね」正

>>415

カオル『そうか。分かった、準備ができ次第そっちに向かおう』

カオル『誘導を頼むよ』

杏子『分かってる』

念話を切りながら、貴女は彼女に目を向けた。
あれから、やっぱり黙り込んで――ずっと何かを考えている様子で。



トランプ「…………」

杏子「……厄介だなぁ、お前」




1、トランプを鎖で封じて、かずみ達を迎えに出る

2、トランプを鎖で封じ、アリスと共にかずみ達と合流する

3、このままここで待つ

4、『啓示の魔法』を使って結果を見る



↓1

また選択しないとダメなのかよ
まじつかえねー4

>>437

貴女はいくつかの打開策を思い浮かべるが、どれが安全か――保証はなかった。
以前の貴女なら、経験などから導いていた――今は最適な魔法がある。

杏子「どれが正解かねぇ……と」

別れていく因果線を掴み、魔力を籠めて――




――頭が焼ける。




杏子「――!!?」

――ような、気がして。
貴女はその力を霧散させた。

いや、一瞬だが――確かに、回路のような物が焼灼していただろう。

杏子「……何だったんだ?」

結果は、分かる。
そこは問題無い。

だけど、少しの疑念だけ。
得た力の使い方を探るばかりで影に隠れていた事。




――この魔法は、何だ?




1、トランプを鎖で封じて、かずみ達を迎えに出る
(アリスがいなくなる。知久は無事)

2、トランプを鎖で封じ、アリスと共にかずみ達と合流する
(皆で会食しつつ情報交換。知久はやはり無事)

3、このままここで待つ
(かずみ達は入ってこない)

↓1

2

>>441

杏子「さて……なあ、アリス。ちょっと人に会う用事があるんだが、着いてきてくれないか?」

アリス「……楽しい?」

杏子「飯食うから、多分な」

アリス「……じゃあ、行くわ」

杏子「オーケー」

念話を、送り先は件の魔法少女へ。

杏子『どっかで飯でも食いながら話すかねぇ?』

カオル『ああ、悪くないな。なら――――』



行き先はショッピングモール内のレストランに決まった。

杏子「……よし。行くか?」

アリス「うん」

手を繋いで、結界の外へと二人で歩き出した。
横目で、半身で、貴女はほんの少しまけトランプを見る。

トランプ「?」

それだけで、彼は鎖で地面に縫い付けられる事になった。

杏子「(大人しくしてな)」



アリスは気付かない。

――貴女も。


――――レストラン、昼

連れて歩くとやはりと言うか、アリスは周囲の目を多少に関わらず惹くようだ。
格好も物珍しい。ある程度は仕方の無い事だ。

入り口に立つと一人手に開くドアにも驚かなくなった少女と共に、空調の聞いた中へと入る。

杏子「ツレが来てるはずなんだけど」

と、ぶっきらぼうに店員に告げた。
店員も、愛想の一つも見せない様子で奥の席を指しただけだからお相子だろうか。

邪魔な他の客の声を掻き分けながら、そこの席へと辿り着く。
なるほど、確かにこれは連れを待っていると思われても仕方ない。

かずみ「こんにちは!」

海香「……その子は?」

杏子「アタシのツレだ。まあ気にすんな」

アリス「…………」

貴女は先にテーブル席の奥へと入り、隣にアリスを座らせた。

カオル「……落ち着いた所で本題に入るが――」

杏子「あー、ちょっと待て」

これは最近見覚えがあるが――誰に言ったんだったか。




杏子「……とりあえず注文しろよお前ら」



言って、ようやく思い出して、少し笑った。

寝る

読み返すと誤字多すぎぃ!

――――

テーブルに並んだ各々の好みの食べ物を、軽くつまみながら漸く一息を吐ける。

杏子「んで、話ってのは何さ?」

カオル「魔女狩りについてさ」

彼女は指を立てた。一つ。

カオル「この街は、君がいるなら問題は無いだろうと思う」

海香「私たちは、この近辺の魔法少女事情を探りに来たのもあるのよ」

杏子「探り、って何さ。字面だけなら気分が悪くなる」

カオル「いや、そう大した事じゃない。ほら……いるだろう? 良からぬ輩だって憚るのがアタシらの界隈だ」

杏子「要はここの魔法少女の善し悪しを計りに来たって事だろ。まるで自分達が『善し』の側に居るとでも思ってそうだな」

かずみ「『悪し』だよ」

杏子「…………」

かずみ「だから分かるんだ」

杏子「ふん、どーだか。少なくとも、お前らの目が節穴なのは理解したよ」

カオル「……続けるが、そういう意味で君は大丈夫だと判断した」

カオル「次だ。この周辺の街で、気になる所は無いか?」

カオル「誉められない魔法少女が住み着いてる、とか――そもそも魔法少女が居ない街」

カオル「心当たりがあれば聞きたいが……」

杏子「そうだな……」

杏子「↓3」

隣町の風見野だな
もともとあたしの縄張りだったんだが、見滝原で守りたいものが出来ちまってね。いまちょうど空いてるんだ

>>456

カオル「――それは良くないな」

杏子「アタシも見回りに行きたいのは山々なんだが……」

海香「この街が魔女を多く有しているのは聞き及んでいるわ。忙しい、と言うか――休む暇も無さそうなのかしら?」

杏子「そりゃまぁ……」

視線を右に落とす。
アリスはパフェをぼんやりと食べていて、心はここに在らず。
パフェにも向いていないようで、少し不気味だった。

杏子「そこそこな」

かずみ「だったら、次は風見野だね!」

カオル「そうだな……情報をありがとう、助かるよ」

カオル「それじゃ、次だ。君はどうして、ミチルを知っていた?」

杏子「……変な奴だったからなー。魔法少女同士で協力し合って魔女を倒す、グループみたいなのを作りたがってた」

杏子「どうにも、魔法少女同士が争う事に納得がいってなかったみたいだけれど……まぁアタシもさっさとあすなろからは離れたんで、それっきりさ」

カオル「そうか……」

杏子「……? 何で嬉しそうなんだよ」

カオル「いや、やはり昔から変わらないな――と、思っただけさ」

杏子「……? ま、いいけどさ」

――――ショッピングモール、夕方

アイツらはもう発つようで、別れ際にそれなりの言葉を残していった。

きっともう、会う事も無いだろう。

アリス「…………」

杏子「…………」

もうすぐ一日が終わる。
何だかアリスの口数も少ないようだ。



1、アイスクリームでも買ってきてやる
(目を離す)

2、このまま彼女の手を引いて帰る
(目を離さない)


↓3

2

>>462

杏子「……帰るか」

アリス「うん……」

杏子「…………」

『あの魔法』を信じるなら、コイツとは今日でお別れだ……
目を離せば何が起こるか分からない。

消える……と、感じた。
それがどういう意味かは――

1、わかっている

2、わかっていない

↓3

安価取る速度おかしくないですか(震え声)

>>466

……わかる訳がない。
この魔法は不安定だ。
啓示する事柄も一様ではない。

だが、それでも見逃す訳にはいかない。
それだけは――はっきりしている。



だから解らないまま、貴女は札を引いた。

――――市街地、夕方

杏子「寒いな……」

アリス「…………」

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓3

2アリスの観察

>>472

アリスは大人しい……
何だか元気が無いようだ。
ぼんやりとしている。


1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓3

1.コンビニ

>>477

――――コンビニ、夕方

相変わらずアリスは大人しい……
自動ドアが開くと、良く効いた空調が出迎えてくれた。

自由安価↓3

アリスになにを考えてるのか聞く

>>481

杏子「……どうしたんだ? 何か考え事か?」

アリス「…………」

杏子「アリス?」

アリス「――? なぁに、杏子」

杏子「いや、さっきからボーッとしてるからさ。何か考えてんのかと」

アリス「別に何も考えてない……でも何だかしずむの」

アリス「だから、パパのことをかんがえてる……?」

杏子「そうか……腹へって無いか?」

アリス「大丈夫」


※そろそろ夜だ……


1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓3

>>483

中断

>>485

――――結界

杏子「……?」

帰ってきた感想として、閑散。
どう、変わったのかは分かりかねるが、茶会のテーブルも簡素になった様な気がする。

アリス「……疲れたかも」

杏子「あぁ……出歩いたからかもな」

アリス「そうかも……」

トランプの鎖は解いておいた。
存外、大人しい。

※そろそろ一日が終わる……

自由安価
↓3

見守る

>>492

――――

――暫くして、彼女は落ちるように眠った。
そこに表情は無い。

紅茶は目の前にあったが、飲む気はしなかった。

杏子「……どんなもん、飲まされてたんかねぇ」

色だけは、相も変わらず透き通る。







――透き通った、『啓示』。

頭痛なんてしない。
嘘みたいに明瞭で、馬鹿みたいに単純で。

何故痛みもなく、また願ってもいないのに――それが降って湧いたのか理解する、暇も無い。




『そこから出ろ』




反動も何も無い。
ただ精神を焦燥と混乱が支配していた。



1、結界から出る
(死なない)

2、ここに留まる
(死ぬ)


↓3

1

>>498

――体が勝手に動いた。
刺激しないように、そっと――何を?
とにかく離れなければ、ここから。

でなければ――――



心臓が寒気を帯びるような。

そう、貴女は結界が小さくなっているように感じた。

杏子「――何が、起こってる……アリス?」

気付く、少女がいない――掻き消えている。

どこにもいない。

結界も――

杏子「――潰れる」

貴女は疾風の如く装束を身に付け、得物で壁を無理矢理抉じ開ける。
悠長に歩いて出口から帰途に着く――そんな隙は無かった。

因果線を掴んで引き裂き、壁は外界と化す。

杏子「――っ」

そこ目掛けて身を翻し、貴女は結界の外に出た。
普段通りの、少し冷えた夜の空気。




そのまま、不思議の国は縮退して――捻り潰れて小さく爆ぜた。




杏子「はっ……はぁっ……な、何だよ……今の――?」

杏子「アリス――アリスはどうなった……?」








――結局、その日を最後に。
貴女が、彼女に会うことは無かった。


――――

キュゥべえ「やあ、元気が無いね」

胸騒ぎが止まらず、眠れぬ夜を徘徊し、翌朝の朝日に恨み言を漏らしながら、放課後に出会ったまどか達に様子を心配され、今日のパトロールは中止する事をこまちに伝えた後、一息付こうと夜の電波搭から夜景を眺めている――そんな時に、いきなり獣が話しかけてきたのだから、溜め息の一つも疲れと共に出ても仕方ないだろう。

杏子「ならよっぽどなんだな、アタシ」

キュゥべえ「アリスが消滅したようだね」

お構い無しに、ソイツはそう言った。

キュゥべえ「まさかこんな風になるとは思っていなかったけれども、これもイレギュラーの一つとして、有用な記録になるよ」

杏子「……何で、こうなったんだ?」

キュゥべえ「それはボクにも分からない。だが、幾つかの仮説を立てる事は出来る」

キュゥべえ「だがまぁ、それも君たち魔法少女の性質を考慮すれば容易く導ける物だ」

キュゥべえ「ボクたちが予想するに、彼女は――」




キュゥべえ「飢えたんじゃあないかい?」



杏子「飢える……? アイツはちゃんと――っ!?」

キュゥべえ「君たち魔法少女に食物摂取の必要性は比較的薄い」

キュゥべえ「彼女は、どうやら一度もグリーフシードを使用していなかったようだね」

キュゥべえ「それでは、魔法少女としては消滅もやむを得ない事だ」

杏子「で、でもアイツは魔女だったろ……」

キュゥべえ「それも同じ事だと予想するよ。彼女は人を食べたかい? 口づけを刻み、人々を陥れる――そういう、魔女的な事はしていないはずだ」




キュゥべえ「そして君たち(ソウルジェム)は、感情の振れによって消耗していく。この結果から導かれるこの予測はほぼ必然さ」




杏子「そんな……」

キュゥべえ「彼女は魔法少女としても魔女としても活動をしていなかったからね」

キュゥべえ「君は気付かなかったのかい?」

杏子「アタシは……」

……断片的に、どうなるかを知ってただけだ。



キュゥべえ「まぁ、君は彼女を敵視していたようだからね。彼女が消滅したこの状況はとても好ましいのだろう」

杏子「何だと……?」

キュゥべえ「腫れ物を扱う、と表現するんだったかな?」

キュゥべえ「彼女も、それを感じ取っていたのかもしれないね」

キュゥべえ「身近にいる者が、自分をどう始末しようかいつも考えている。生命本能に則るなら、とても落ち着ける状況では無いね」

杏子「アタシはそんなつもりじゃ……!」

キュゥべえ「そうなのかい? 君たちの行動は時々合理的でないから、僕たちの理論に当てはまらない時もままある。今回もそうなのだろうね」

キュゥべえ「君の、件の魔法で全てを理解していたんじゃあないのかい?」

杏子「いや……そんなに便利じゃない」

杏子「今回だって、こんな風にいなくなるなんて思っていなかったんだ……!」



キュゥべえ「ふむ。ではある程度は理解していたと」

キュゥべえ「……君は変わってしまったようだ」

杏子「……何だと?」

キュゥべえ「君はマミと同じ性質を持つ、変わり種の方の魔法少女だと認識していたんだけれど」





キュゥべえ「よくいるタイプの魔法少女に落ち着いたんだね」

キュゥべえ「得てして御しやすい――」

鎖が、キュゥべえを縛る。

杏子「――喧嘩、売りに来たのかよ?」

キュゥべえ「ボクは事実を述べただけさ」

キュゥべえ「以前の君なら、困っている他人に手を差し出す事を忌避する、それその物を考えすらしなかった筈だ」

キュゥべえ「しかし今は自己の損得と保身と気まぐれだけが君を支配しているように見える」

キュゥべえ「その魔法が、君に語りかけているのかは観測できないが」





キュゥべえ「君はもう、何も為すことは無いのだろうね」

キュゥべえ「ボクも長くこの人類という種族を観測してきたけれど、何か変わった事を始めるのはいつも客観的には愚かな個体だった」




キュゥべえ「おめでとう。君はようやく、特別な平凡だ」

なぜQBが杏子の魔法を知っているのやら
どの描写でも話したことはなかったはずだがww

>>511
前スレの726の時点でキュゥべえは察してる
それを疑問に思って質問してないのは参加者

杏子「…………」

実は残っていた。
一握りの、か細い糸を、捨てられずに持っている。
アリス――彼女が『バラけた』時の破片。

キュゥべえ「さて。ボクは来るべき時に備えて、まどかに契約を進めないとね」

杏子「……ほむらの機嫌が悪くなるぞ」

キュゥべえ「多少の犠牲は仕方無いさ。それだけのリターンがあるからね」

キュゥべえ「人間はすぐに忘れる生き物だからね。前回断られたとしても、二回目も同じだとは限らない」

キュゥべえ「グリーフシードを処分するとか、そういう必要があるなら――またいつでも呼ぶといいよ」

キュゥべえ「じゃあね」



夜の闇に白が溶けた。
一人、風を感じて。



この因果を読み取れば、アリスが最後に残した何かに繋がるのだろうか。

声は――聞こえない。
また、頭痛に苛まれるのやも――しれない。



1、因果を読み取る

2、手を放す

3、選択の結果どうなるか、魔法を使う

↓3

1

誰も取らんか

>>523

糸に魔力を流して、それを読み取る。
指先から神経が寸刻みに焼けるようだった。

杏子「……っ、はぁ……『図書館』?」

淡い糸は真っ直ぐ、どこかへ繋がっている。
貴女はそれを追いかけた。

あまり縁の無い、街の図書館の中へとそれは案内した。
魔法で鍵を開き、足音を消して、監視カメラを誤認させる。

それは、古い新聞を纏めたコーナーでか細くなって消えていた。

誘われるままにある一冊を手に取り、小さな灯りを掌に点して記事を読む。

本当に小さな話題だったが、確かに糸はソコを示していた。





『見滝原幼児誘拐事件、家政婦無罪に』




杏子「どういう事だ……?」



単純な誘拐事件だった。
身代金の要求などは無く、目撃者もいない事から捜査は難航する。

少女の家には定期的に雇われの家政婦が訪れて、盲目の少女の世話をしていたらしい。
決まった時間に来て決まった時間に帰る、それは仕事としては当然だ。

だが、母親は誘拐された子の管理責任を問い、家政婦が所属する団体を起訴する。
それが始まりだった。

その家政婦にも問題はあった。
家庭環境を気にせず、淡々と仕事のみをこなす姿勢は、人と触れ合う仕事にしては些か冷た過ぎた。

しかし、咎められる謂れは無く、また誘拐が発生したのは勤務時間から大きく外れている。

そこから明らかになったのは、母親の育児放棄だった。
最低限の世話は家政婦に任せ、若い彼女は外で行楽に勤しんでいた。
彼女には家系から小金があり、不自由はしない。
そんな折に、ある男と子を成した。

男はゆきずれのアバズレとの子供など求めておらず、当然の様に蒸発する。
女の方も半分は遊びだったので仕方無いと諦めたが、お腹の子供は既に下ろし難い時期に入っていた。

多少の情もあったのか、女は少女を産み落とす。

着せ替え人形を手にいれた様な心持ちは、しかし一月と持たなかった。

日本という国では非常識だろう、ゴシックな服が似合う人形を育てるのも悪くない――そう思っていたのは確かだった。

結局、少女は幼い頃から家政婦に育てられる事になる。

そんな母親が家政婦を起訴したのは、怒りからなどでは無く小金欲しさからだった。

背景が調べられ、母親は敗訴。
その後も特に何かが変わる事は無かった。




少女は未だに見つからないまま。

杏子「…………」

これだけが事実だ。
これ以外は、何を考えようと全て憶測の域を出ない。

杏子「……ただ、何となく分かった」

きっと彼女に足りなかったのは、教養でも何でもない。

ただの、愛情だったのではないのだろうか。

杏子「でも」

そう思っても、もうどうにもならないし。
きっと知っていても。

杏子「アタシにはどうにも、出来なかったんだろうな……」





糸は溶けて、最初から何も無かった様に静かになった。






Extra days 「不思議の国のアリス」 終了




眠い寝るおやすみ





Days 7/10




――――ホテル、朝

杏子「ん……」

カーテンから射し込む朝日が眩しくて、貴女は目を覚ました。

杏子「…………」

杏子「……起きるか」



1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓3

ねーるー。安価↓

1 まどかの家

明日ちょっと仕事キツいんで寝ます(震え声)

>>542

――――まどか宅、朝

杏子「まどかは……学校か」

勝手知ったる他人の家。
庭の外からまどかの父親を呼んでみた。

杏子「おはようございますー」

知久「うん……? あぁ、杏子ちゃんか。いらっしゃい」

知久「……今日もアリスちゃんは一緒かい?」

1、いや……今日はいません

2、遠縁の親戚に引き取られて……

3、自由安価

↓3

2

>>558

知久「――そう、か」

杏子「優しそーなじいさんばあさんでしたよ。とりあえず、安心です」

知久「それなら――うん、良かった」

杏子「…………」

嘘でいい。ここはそれで良いんだ。



詢子「パパー? 誰と話してるんだい?」

知久「あぁ、ママ。まどかの友達だよ」

詢子「はぁ? 今日は皆学こ――ふうん」

テラスから顔を出したのは初めて見る顔。
恐らくは、まどかの母親だろう。

1、挨拶して立ち去る

2、自由安価

↓3

2.まどかの母親を口説く

>>562

詢子「……なんだい、ジロジロ見て」

杏子「↓3」

ヘイ、彼女!ミーと一緒にティーしない☆

>>566

詢子「…………」

杏子「…………」

詢子「…………」

知久「……ははは、いやぁ、面白いよ」

杏子「……あの、すんまっせんした」

詢子「……まどかに変なこと教えんなよ」

杏子「っす。マジすんませんす」

この空気である。



自由安価
↓3

この場から逃げる

あぁ駄目だ眠い寝ます

>>571

杏子「じゃああの通りがかっただけなんでそれじゃー!!」

知久「あっ……行っちゃったね」

詢子「何なんだい、あの子」

空気に耐えられずに、逃げるようにソコを後にした……

――――市街地、昼

杏子「まどかのお袋怖ぇなぁ……」

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓3

夢見の丘

>>591

――――夢見の丘

目を開けると、そこはスズランの花畑。
月明かりがとても穏やかだ。

「やぁ、君か。今回は何用かな?」

いつもの奴も、いつも。

自由安価
↓3

とりあえず殴る

sslって下げれないの? 良く知らんけど

下げれるんなら上げないでくれ。

マナーは守ってくれ。出来ないなら半年romれ。

始める。
あ、後みんな知ってると思うけど安価スレって基本連投はダメだからね

>>595

鈍い音がした。
自分の拳が透明な壁にぶち当たって届いていない。女に。

杏子「……ふうん」

「どういうつもりかな?」

杏子「お前に干渉すれば、ちっとはルールが変わるんじゃあないかと思ってね」

「うーん。それはきっと無理だ。だって君には――」

「――そう、ボクが誰だか……何者であるかすら知らないのだから」



1、ここを出る

2、自由安価

↓3

>>623

杏子「へえ、でも。そういうのに掛けては自信があるんだ――これならどうだい?」

杏子「……ん?」

因果を掬い取ろうと、違和感。
水を掻き回したような感覚しかない。
掴もうとしても、抜けていくどころか――――

「ここに君が触れられるボクはいない」

「この世界にボクはまだ『ない』」

「いや、言い方を変えるべきかもしれないね。君はまだボクを観測していない」

「観測していないから、存在が確定しない。いるかもしれないが、いないかもしれない」

「ボクはそういう存在なんだよ」

「実際、ここで出会った彼女たちは、君の知る彼女とは違う者もいただろう? 」

杏子「……確かにな」


1、ここを出る

2、自由安価

↓3

1

>>627

――――夕方、市街地

目を開けると、もう日が落ちそうだった。

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓3

マミの部屋へ行く

>>632

――――マンションの空き部屋、夕方

杏子「……人が住まなくなると、何でこんなに荒れたようになるんだろうな」

人の香りが希薄になっていて、気分が悪い。

自由安価
↓3

実はこれ全部夢であり、たった今夢から覚める

>>637

杏子「……何だか、疲れたな」

汚れた部屋、傍らの壁に体を預ける。
ここが、かつての居場所だったと思い知らされて――腹の底が冷たくなっていった。
別に涙は出やしないが、中身が縮むような感触は身近にある。

少しだけ、眠ろうとして――

「どうしたの、そんな風にしょげてしまって」

――懐かしい、声を聞いた。

杏子「――っ!?」

杏子「――マミ?」



顔を上げて、絶句する。
『自分が本当に良く知っている』、確かに彼女がそこにいた。


「とりあえず、お茶でも淹れようかしら? 紅茶でいい?」

杏子「あ、ああ」

回りを見渡せば、汚れた部屋なんてまるで最初から存在していなかったかの様で。
いい香りと、穏やかな灯りが部屋を彩っていた。

「はい、召し上がれ」

彼女はカップに紅茶、盆に茶菓子を乗せて――テーブル、貴女だけの前に置く。

一口。風味が広がって、心と体を暖めていった。

杏子「……うまいよ」

「そう、よかった」

懐かしささえ感じる笑顔だ。

杏子「…………」

「どうしたの?」

杏子「いや、何か……悪い夢を見ていたみたいでさ」

「なぁに、それ」

クスクスと可愛らしく笑う彼女。
こういう所が年相応だったと『思ったのを覚えている』。

杏子「お」

紅茶を飲み干してしまった。




1、立ち上がって紅茶のポットに手を伸ばす

2、寝転んで伸びをする

3、テーブルの上のクッキーを取ろうとする



↓3

1

>>643

杏子「おっと……空になっちまったか」

ポットの位置は少し遠く、立ち上がらないと届きそうにない。

杏子「よっと――――っつ……?」

体を起こそうと手を床に付き――鈍い痛み。


恐る恐る手を見ると、それは――この部屋に似つかわしくない、小さな砂利だった。



恐る恐る手を見ると、それは――この部屋に似つかわしい、小さな砂利だったのだ。



日は沈み、閉められる事の無いカーテンからは街灯の灯りしか差し込まない。
薄暗い無機質な部屋で、寒い。
テーブルは埃を被り、ティーセットは流し台で水垢を作っていて。
クッキーは戸棚で痛みを待っている。

誰も貴女の為にソレを用意したりはしない。

結局の所、さっきのはただの幻覚だ。
殊更に質が悪いのは。

杏子「……これじゃ、アリスと変わらないじゃねぇかよ……はは、ははは」

この幻覚は自分が産み出した都合の良い夢だって事ぐらいだろうか。



愚か者に救いは無い。
諦めた者にはガラクタを。
無知な者には後悔を。

諭き者には絶望を。
努力家には敗北を。
賢き者には停滞を。



死者は蘇らないし、命はそれでも有限だし、いつも世界は思い通りにはならないし。

どうにもならない事はどうにもならないし。

得てして一人の力では何も変えられないし。
自分が居なくてもこの世は生きていく。

世界とはそういうものだと、久し振りに思い出した。



小さな虫が絨毯に沸いていた。
まるで死体のようだった。

※SG状態【絶望】に





Days 7/10 終了




寝ます。おやすみ。





Days 8/10




――――マンションの空き部屋、朝

杏子「…………」

気絶する様に眠っていたようだ。
体がだるい……

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓3

ソウルジェムを破壊する

斬り込んでくる良い安価だ。
>>655

徐に、自らの魂を手に取った。
こんな世界に、何の未練があったのかも――もう思い出せなくなっていて。


それを砕こうと力を入れた瞬間に、貴女の魔法が――貴女に透き通る様な感覚を与えた。

杏子「……そりゃ、そうだな」



1、ソウルジェムを砕く
(死亡する)

2、手を下ろす
(生存する)



↓3

1

>>660

再度それを砕こうと力を入れた瞬間に、貴女の魔法が――貴女に透き通る様な感覚を与えた。



1、ソウルジェムを砕く
(死亡する)

2、手を下ろす
(生存する)



↓3

1

>>664


再度それを砕こうと力を入れた瞬間に、貴女の魔法が――貴女に透き通る様な感覚を与えた。



1、ソウルジェムを砕く
(死亡する)

2、手を下ろす
(生存する)



↓5

1

>>670

再度それを砕こうと力を入れた瞬間に、貴女の魔法が――貴女に透き通る様な感覚を与えた。



1、ソウルジェムを砕く
(死亡する)

2、手を下ろす
(生存する)



↓7

1

>>678


再度それを砕こうと力を入れた瞬間に、貴女の魔法が――貴女に透き通る様な感覚を与えた。



1、ソウルジェムを砕く
(死亡する)

2、手を下ろす
(生存する)



↓10

2

えっ、諦めちゃうんすか

>>690

……止めておこう。
さっきから『魔法』が煩いし――

杏子「……ん?」

杏子「いや、何でもないか……」













1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓3

こまちたちとパトロール

>>695

今日は……アイツらも暇だろうかねぇ……

こまち『暇ですよー。休みですから、多分クレアとひよりも集まれます。呼びますか?』

1、呼んでもらう

2、こまち一人で構わない

↓3

1

中断します

スマブラが童心に帰れ過ぎてヤバい

>>700

――――市街地、昼

杏子「…………」

ベンチ一つを占領し、両手を大きく広げて縁に腕を預け、足を組んで空を見上げていた。

こまち「帝王か何かのポーズですかね?」

杏子「お前がそう思うんならそうなんじゃあないか?」

クレア「ごきげんよう」

ひより「こんにちは……杏子さん」

どうやら確かに全員揃ったようだが……

さて、どうしようか?

↓3

>>705

>>707

杏子「……今日、集まってもらったのは少し事情があってな」

こまち「なんですか? 改まって」

杏子「こっちだ。着いてきな」



――――廃教会、昼

クレア「ここは、お気に入りなのですね」

杏子「――ここには」

ひより「……杏子さん?」

杏子「……ここには、楽しかった事も――それを台無しにした事も、全部詰まってるからな」

杏子「アタシが忘れても、ここは代わりに覚えててくれて嫌になるよ」

こまち「……で、話って何ですか?」

杏子「ああ……まぁ、座れ。お前らと一緒にやるに当たって、一つだけ意識統一しときたくてな」





杏子「今から質の悪い冗談を話すからな、リラックスして聞いてくれよ」




――――

こまち「…………!?」

クレア「それは……」

ひより「な、何を二人とも……きょ、杏子さんは始めに『冗談』って――」

杏子「…………」

ひより「――『冗談』って言いましたよね!?」

杏子「あぁ、言った。これは冗談だ。お伽噺みたいなもんさ」

ひより「は、はは……で、ですよね。驚いちゃいました」



ひより「『魔法少女が魔女になる』なんて、そんな事が本当にあるはずないですよね……」




クレア「……して、そのジョークとやらを私たちに聞かせた、意図とは?」

杏子「好きに捉えろ。一番都合の良いようにね」

こまち「…………」

杏子「震えるほど怖いのか?」

こまち「……怖がってはいけませんか?」

杏子「アタシもこの冗談を伝え聞いた時には怖かったが、今はそうでもない。でなきゃ戦えない」

杏子「割り切る事も、また必要って事だな」

こまち「なら、割り切ります」

杏子「受け流せよ」

小さく、笑ってしまった。
三人も釣られて笑う。

その意味は皆、違っていた。

参加はありがたい。
だが下げろ。出来ないならromってろ。

――――市街地、夕方

適当に街をパトロールした後、自然と別れる事になった。
各々に思う所があるのかもしれない。


1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓3

マミの部屋を掃除して今晩の寝床にする。

>>714

――――マンション、空き部屋、夕方

杏子「……適当に片付けるか」

貴女はまた、ここに帰ってきた。
塵や埃を払って、記憶を頼りにあの頃に近付けようとしている。

まだ騒ぎにすらなってない、のか。
学校を無断欠席して、そろそろ教師辺りが来そうなものだが……

いや、もしかしたらもう来ていて、誰もいないから仕方なしに引き上げたか。

こうなると、もうどうしようも無いだろう。
警察に連絡するとしても、大事にするかどうかをまず図りかねるはずだろうし……

杏子「……はあ」

溜め息とは裏腹に、何とか部屋は体裁を守れるくらいには整った。



自由安価
↓3

夢見の丘

>>720

――――夢見の丘

杏子「…………また寝たか? こうなるとただの夢かどうか見分けがつかないな」

「……ん。おや、また君か。今日は何用だい?」

少女は月明かりの中、草原に腰掛けて風を浴びていた。


自由安価
↓3

人生相談を持ちかける。

>>724

杏子「今日はな……ちょっと色々吐き出したくてな……」

「そ、そうかい。でも何でまたボクに?」

杏子「何話しても後腐れ無さそうだからなぁ……」

「あ、そう」

遠くでさらさら、草の葉が鳴っている。



何を話そうか……

杏子「↓3」

力を得たが、誰一人守ってやれなかった。
手遅れになって、怒りをぶちまけることの繰り返しだ。
無力感に苛まれてつらい。

>>728

「それは難儀だね。無力感か」

「ならば、君は今までにそれを感じた事が無くて、解消方法が分からない、と言った所かな?」

杏子「……いや、そんな事はない」

「なら、その時にどうやって自分を持ち直したのかを思い出せばいい」

杏子「あの時……?」



家族が死んだ時にも、同じ事を感じた……その時は、どうやってあの頃の自分になれたんだろうか。

「それに、気にする事はないよ」





「人は誰しも、概ね無力だからね」








Days 8/10 終了








Days 9/10




――――マンションの空き部屋、朝

杏子「…………」

目を開ければもう朝だ。
体がだるい……

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓3

モバマギ組の様子を見に行く。

>>737

杏子「…………」

昨日の今日だし、流石に気にかかる。
様子を見に行くか……


1、こまちの様子を見に行く
2、ひよりの様子を見に行く
3、クレアの様子を見に行く

↓3

2

>>742

今日は……

1、休日

2、平日

↓3

>>746

杏子「……一番危なそうな奴の様子を見ておこうかねぇ」

さて、どうやって会いに行こうか?



自由安価
↓3

こまちにテレパシーして居場所を聞く。可能なら同行を求める。

俺が書きたい時に書きたい物を書きたいだけ書くのは今に始まった話じゃないんですがソレは。
大体読んでる人がいるかどうかも怪しいこれをマイペースでやるのってダメなんかな……?
必要とされてない物だし別に構わないとは思うんだけど。

「安価取ってやってんのに何言ってんだコイツ」と思うんだったら、そんな負担になるような事はしなくていいよ。俺は↓3が例え一月埋まらなくても別に構わないんだから。
だから他の面白いSSでも読んでおいで。その方がよっぽど有意義に時間を使ってるだろうからさ。

鯖の負担?(目そらし)

>>750

こまち『私ですか……? 今は病院の近くに』

杏子『……気分転換に、ちょっと付き合えよ』

こまち『はい、すぐに行きますよ』





――――公園、朝

杏子「……来たか」

こまち「何かありましたか?」

杏子「これと言った用があるわけじゃないよ。ま、ちょっと付き合え」

こまち「りょ、了解です」



1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓3

>>757

>>758

こまち「ひよりですか?」

こまち「ぼちぼち日も高くなるし、学校でしょうか。音楽室にいると思います……ちょっと歩きますけど」

こまち「ハープの練習してると思います。私はよく知らないんですけど」

杏子「どうせ今も散歩がてらだよ。ちょうどいいし、何曲か聴かせてもらうのもいいかもな」



――――

ひより「それで忍び込んで来たんですか……?」

杏子「おう」

ひより「……困った人です」

こまち「まあそう言わずに。杏子さんがフリーダムなのは今に始まった事じゃない」

杏子「おい」




自由安価
↓3

タイマン張らせてもらうぜ

>>762

ひより「えっ……ちょっと、冗談なら止めてくださいよ……殺人予告か何かですか……?」

杏子「そんな大袈裟な。最近鈍っててな、適当に身体を動かしたいんだ」

ひより「それで消し炭にされたら元も子も無いんですから……」

杏子「ぬーん」

結構本気で嫌がっているようだ……



――――進学校、昼

こまち「おや、もうこんなに日が高いですよ。杏子さん」

杏子「大分歩いてきたからな……」

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓3

今度はクレアの様子を見に行く。

>>769

杏子「クレアの顔も見に行くか」

こまち「そうですね……ですけど、どこにいるか」

杏子「あぁ、アイツは当てがあるよ」


――――廃教会、昼

クレア「…………」






杏子「ほらな?」

こまち「本当だ……」

※祈りを捧げているようだ……

自由安価
↓3

>>771

>>774

貴女はそっと彼女の隣で跪き、祈った。
貴女が救えなかった全てに、せめてもの救済があればと。

クレア「…………」

クレア「……貴女も、迷っているのですか? それとも――後悔を?」

杏子「どちらかって言えば……そうだな、後者だよ」

杏子「世の中って儘ならないからね……」

こまち「杏子さん……」

※魔力+5


1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓3

>>776

>>778

こまち「……わかりました」

杏子「頼むよ。みんな、怖いんだ」

クレア「それは……貴女も、ですか?」

杏子「…………」

杏子「……そうだなぁ」







杏子「――死ぬのは、怖いよ。きっと」





――――廃教会、夕方

二人とは別れた……

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓3

>>787

誰もいなくなると、途端に空っぽになったような――物悲しさを覚える。

沈み行く夕焼けが、あの時の赤を思い出させた。

ここは、とても息が詰まる――まるで水中でもがき、酸素を求めるが如く。

貴女は自然に、貴女の魂に手を伸ばした。


冷えきった、未来。




1、ソウルジェムを砕く(死亡する)

2、手を下ろす(生存する)



↓3

噛み砕く

>>791

それを砕こうと力を入れた瞬間に、貴女の魔法が――貴女に透き通る様な感覚を与えた。

杏子「…………?」




1、ソウルジェムを砕く
(死亡する)

2、手を下ろす
(生存する)



↓3

1

>>795

それを砕こうと力を入れた瞬間に、貴女の魔法が――貴女に透き通る様な感覚を与えた。

杏子「………………?」




1、ソウルジェムを砕く
(死亡する)

2、手を下ろす
(生存する)



↓5

1

>>802

それを砕こうと力を入れた瞬間に、貴女の魔法が――貴女に透き通る様な感覚を与えた。

杏子「…………」




この差は、何だ?




1、強い意思でソウルジェムを砕く
(死亡する)

2、手を下ろす
(生存する)



↓5

>>808

それを砕こうと力を入れた瞬間に、貴女の魔法が――貴女に透き通る様な感覚を与えた。

杏子「――!?」

怖いから――死ねない。
そう思っていた筈だった。

手に力が入らない。
そんな気も、起こせない。

杏子「どう、なってんだ――――」






1、ソウルジェムを砕く
(死亡する)

2、手を下ろす
(生存する)

3、自由安価



↓5

>>812

>>814

貴女の魔法が、貴女に教えてくれる。
それはいつも最適解だった筈だ。



――何にとっての?



杏子「――――!」

ここに、『自分』の意思は無い。
いや――そんな筈はない。




1、強い意思でソウルジェムを思いきり地面に叩きつける。

(生存する)

2、強い意思でソウルジェムを踏み潰そうとする。

(生存する)

3、自由安価

(生存する)



↓3

2

>>818

杏子「……まさかな」

貴女は自分のソウルジェムを地面に転がし、重力に任せて踏み潰そうとした。

――その足が空を踏む。

杏子「えっ」

見れば、小さなネズミが飛び出してきたようで――貴女のソウルジェムは彼の体に当たって転がって。

だからすんでの所で、ソウルジェムが割れる事は無かった。

杏子「…………偶然、だよな」

立ち上がり、再度砕こうとして――彼は貴女の赤いイシを持って、転がしていった。

杏子「ちょっ、待てっ!!」







待った。





自由安価

↓3

>>820

>>822

ゾッとする。
何をやっても、聞こえてくる事は同じで。

杏子「足は……動くよな」

貴女は、その建物から飛び出した。
ソウルジェムを置き去りにして。

杏子「――――っあ……!」

一息で、100メートル先の死まで駆け抜けて――身体の全てが呼吸を止める感覚を瞬きの間に感じて――





――――。




目を開けると、さっきのネズミが目の前にいた。
貴女の魂を器用に運びながら。

――――市街地、夜

ネズミからソウルジェムを取り返し、貴女は街を歩いていた。

杏子「…………」

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓3

3 魔女を狩る。

>>827

直後魔女接触判定
夜+1
【信仰】+1

>>829

直後魔女の強さ判定
クリティカル以外で【啓示】発動

>>831

※【啓示】

――――魔女の結界

貴女が気配を感じて路地裏を進むと、案の定魔女の結界――その入り口を見つけた。

杏子「…………中身に興味は無いよ」

装束を纏い、槍を地面に突き翳す。
結界を覆う様に、血走りが縫っていった。
小さな結界で、きっと中に居る魔女も脆弱で。

一息吐いて、若干の疲れ。

杏子「それじゃあな」

――その魔女の世界丸ごとを、貴女は捻り潰した。


※経験値+2
↓2まで割り振って下さい

佐倉杏子
【SG耐久】7/(7)
【SG状態】希望

【戦闘】67(67)【B】
【魔力】60(110)【S】
【精神】60(110)【S】
【魅力】46(46)【C】
【幸運】51(101)【S】

【モラル】91

【スキル】
【紅き幻影】
系統:魔法
戦闘時、判定+2(3)
【紅蓮の聖女】
系統:強化専用
【魔力】【精神】【幸運】+50
【正義】
系統:アルカナ【A】
ランクアップ条件:モラル100
戦闘時、判定+1
友好判定+1
SG状態【激昂】時、判定+1
絶望判定+1、即死無効
【信仰】
系統:通常【EX】
SG耐久+3
全判定+1
味方共闘時、判定+1
魔法スキル強化+1
【啓示】
系統:特殊【EX】
過程を無視して事象を理解できる




※モラルは上げられない

↓2

※戦闘+2

もう夜も更ける……

1、そろそろ休もう……

2、もう少し……

↓3

2

>>846

――――市街地、深夜

人は夜の闇を叡智で掻き消した。
でも寂しさは取り除けなかった。

杏子「……寒いな」

今日は何だか冷え込む……



自由安価
↓3

>>851

杏子「…………」

こんな日は運動でもして暖まりたいものだ。

適当にうろつこう。



直後、接触判定

>>853

――――路地裏、深夜

先ほどの魔女を倒してしまったからか、この辺りは随分と穏やかだった。

杏子「散歩も悪くないが……ん」

暗がりで良く見えないが、誰かが奥で座り込んでいるようだ。



1、話し掛ける

2、静かに立ち去る

↓3

1

>>857

杏子「よぉ、いい夜だな」

?「…………」

返事は無かった。
良く見れば――

伊吹「…………」

――知っている顔だった。
こんな所で寝息をたてている。



1、放っておく

2、自由安価

↓3

>>861

放っておこう……そろそろ眠くなってきたというのに厄介事に巻き込まれてはゴメンだ。

貴女は、そこから静かに立ち去った。











伊吹「…………んぅ? 寝てたみたい」

伊吹「んー、公園にでも行こ……」





Days 9/10 終了








Days 10/10




――――市街地、朝

「ねぇ君、こんな所で寝てると風邪を引くよ」

杏子「ん……あぁ、お構い無く」



親切な通行人の声を目覚ましにして、貴女は簡素なベンチから体を起こした。

風邪など引くような体じゃない。



1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓3

>>869

1、夢見の丘へ

2、やめておく

↓3

>>874

――――夢見の丘

「おや。最近はよく来るね本当に」

杏子「暇なんでな」


自由安価
↓3

>>878

「あー……うん。いない事は無いよ。いない事は無いけれど……」

何だか歯切れが悪い。

「あの黒髪の子も言っていただろうけれど、彼女よりよほど強大な魔法少女なら」

「……起きるかどうかは別としてね」

杏子「どういうわけだい?」

「眠っているんだ。狭間で苦しんでいる」

彼女は草原の先を指差す。
そこは唐突に海に面していて、砂の一本道が真っ直ぐ――【離れ小島】へと繋がっていた。

「向こうに居ると思うよ」



1、【離れ小島】へ向かう

2、やめておく

↓3

1

>>882

貴女はゆっくり、指された方へと歩き出した。

草原が唐突に海岸線に触れる。
不自然さすら波音に掻き消された。

杏子「…………」

貴女は、島へ続く砂の道を進む。
程なくして、そこに辿り着いた。

小さな島だ。
遠目から見ても中央に目立つのは、大きな枯木。

きっとあそこに何かある。
そういう、言い知れぬ思いを感じて更に奥へ。

進むのに苦は無い。
ここには障害が何も無かった。



やがて、貴女は大木の根に凭れ掛かる少女を見つける事ができた。

黒く短い髪に、所々くすんだ――金属の体。
彼女は眠っているようだった。

傍らに突き刺さった剣は、とても酷く錆び付いている。



自由安価
↓3

>>884

>>886

――――錆び付いた小島

杏子「起きてんだろ――腕試しに付き合ってくれ」

貴女は低く槍を構えた。
話の割には力を感じないが、それは彼女に戦う意思が無いからなのか。

「…………」

ギシリ、と少女が目を開く。
光は亡く――心も何処か遠くにあるようで。

「――戦う……戦う、戦わなくては……」

砂利が擦れる様な悲鳴を身体の節々から上げながら、彼女は錆び付いた剣を取った。

糸の切れた人形が必死に身を起こしている、そんな様子で。

杏子「……相手になるのかねぇ」

「戦わなくては……戦わなくては……ならない……」

彼女は、その魂を駈って貴女に肉薄する――!




※戦闘開始

佐倉杏子
【SG耐久】7/(7)
【SG状態】希望

【戦闘】69(69)【B】
【魔力】60(110)【S】
【精神】60(110)【S】
【魅力】46(46)【C】
【幸運】51(101)【S】

【モラル】91

【スキル】
【紅き幻影】
系統:魔法
戦闘時、判定+2(3)
【紅蓮の聖女】
系統:強化専用
【魔力】【精神】【幸運】+50
【正義】
系統:アルカナ【A】
ランクアップ条件:モラル100
戦闘時、判定+1
友好判定+1
SG状態【激昂】時、判定+1
絶望判定+1、即死無効
【信仰】
系統:通常【EX】
SG耐久+3
全判定+1
味方共闘時、判定+1
魔法スキル強化+1
【啓示】
系統:特殊【EX】
過程を無視して事象を理解できる



ガラクタ
【SG耐久】3/15
【SG状態】虚無

【戦闘】100(100)【A】
【魔力】75(75)【B】
【精神】98(98)【A】
【魅力】65(65)【B】
【幸運】29(29)【D】

【モラル】90

【スキル】
【ナノブレード】
系統:魔法
■■■■■■■
【錆び付いた魂】
系統:強化
絶望しない
強化スキル以外発動不全
【戦車】
系統:アルカナ【EX】
■■■■■■■
【リミッター開放】
系統:通常【EX】
■■■■■■■
【誇り】
系統:通常【EX】
■■■■■■■

※修正、現在の杏子SG状態は絶望です

杏子「さて、どの程度だい?」

「倒す……倒さなければ……」

直後3連携
【紅き幻影】+3
【正義】+1
【信仰】+1

判定+5
↓3まで

よし

22時程度から始める

始める

>>891-893

杏子 7/7
? 0/15

揺らめく様に、錆びた剣を叩き付けてくる少女。
だがその切っ先は遅く、重い。
貴女は難なく躱し、振り向き様に斬りかかろうとする彼女の頭部を槍の柄で殴り飛ばした。

「――――!?」

杏子「それだけか?」

そのままクルリと縦に描いた円が、彼女のふらついた身体を地面に叩き付ける。

金属が欠ける音。

「あ――?」

金属を貫く音。



倒れた彼女の肢体に楔の如く槍を打ち込み――

杏子「……何だ、大した事ねぇの」

――そのまま、貴女は彼女を暫し、業火で包んだ。

声無き悲鳴と共に、吐くのは溜め息で。



※戦闘終了

杏子「やれやれ……」

貴女が手を払うと、炎は掻き消えた。
後には、体の端々まで黒く焼けたボディになってしまった少女だけ。

「…………」

上手く喋る事すらできないようで、憐れですらある。

「――わ……た、し」

杏子「――まだ余力があるってのか。いいね」

再び貴女は得物を構えるが、彼女が発する言葉はうわ言ばかりに聞こえて。

「たたかう……たたかう……」





「なんのために――?」





1、無視して去る

2、誰かの名前をつぶやく

3、自由安価

↓3

>>905




杏子「……興醒めだなぁ……こんなんじゃあ――」




杏子「――『ほむら』と特訓した方がよっぽどいいぜ」






と、貴女は彼女に背を向け――去って。

行こうとして、出来なかった。

――――新緑の孤島

世界に色が灯る。

荒れ果てた島だった、はずだ。
それがどうだ、今や一面は穏やかな緑と澄んだ空と海。
そしてただ静かな小波の音。

それから、その周囲を取り囲む紅い天空と稲妻の雨。

杏子「ど、どうなって――っ!?」

周りの景色の変化に気を取られ、貴女は背後の気配に気付くのに一瞬、手間取る。

振り替えれば、少女が立っていた。

きっとあれが――

杏子「……やっと本気か?」

剣は輝きを放ち、彼女の装束は穏やかに周囲の色を映し出す――ヒヒイロカネの如く。

「私は……戦わなくては……戦わなくては、ならない!!」

杏子「それしか言えないのか?」

しかしその姿にも綻びは見えた。
目は未だ虚ろで、こちらを捉えられてすらいないのだろう。



杏子「なんだか知らねぇがな――」

杏子「――義務感で戦ってんじゃねぇよ!」

「――!」

※戦闘開始

佐倉杏子
【SG耐久】7/(7)
【SG状態】絶望

【戦闘】69(69)【B】
【魔力】60(110)【S】
【精神】60(110)【S】
【魅力】46(46)【C】
【幸運】51(101)【S】

【モラル】91

【スキル】
【紅き幻影】
系統:魔法
戦闘時、判定+2(3)
【紅蓮の聖女】
系統:強化専用
【魔力】【精神】【幸運】+50
【正義】
系統:アルカナ【A】
ランクアップ条件:モラル100
戦闘時、判定+1
友好判定+1
SG状態【激昂】時、判定+1
絶望判定+1、即死無効
【信仰】
系統:通常【EX】
SG耐久+3
全判定+1
味方共闘時、判定+1
魔法スキル強化+1
【啓示】
系統:特殊【EX】
過程を無視して事象を理解できる



アイギス
【SG耐久】12/15
【SG状態】

【戦闘】100(100)【A】
【魔力】75(75)【B】
【精神】98(98)【A】
【魅力】65(65)【B】
【幸運】29(29)【D】

【モラル】90

【スキル】
【ナノブレード】
系統:魔法
戦闘時、判定+9
攻撃成功の度、ステータス上昇
【鋼の魂】
系統:強化
絶望しない
精神攻撃緩和(大)
【戦車】
系統:アルカナ【EX】
戦闘時、判定+3
勝利判定2倍
【リミッター開放】
系統:通常【EX】
SG状態【激昂】時、勝利判定+(体力値)
対魔女の場合、更に勝利判定+無限
【誇り】
系統:通常【EX】
SG状態【激昂】時、判定値2倍

直後7連携
【紅き幻影】+3
【正義】+1
【信仰】+1

【ナノブレード】-9
【戦車】-3

-7
※相手が不安定の為、クリティカル時は貴女の攻撃成功

↓7まで

強いな。

>>912-918
杏子 1/7
アイギス 12/15
※【正義】で即死無効



見えなかった。
最初の斬撃の感想がそれだった。
次いで。

止めた。重い。無理だと続いて--貴女は吹き飛んだ。

杏子「ガッ--っっ!!」

そうしている筈の貴女が、横から地上に向かって切り伏せられた。
槍は絶叫も上げずに粉々になる。

杏子「この!」

柔らかな地面に打ち付けられた身体を飛び起こし、瞬時に朱色の結界でお互いを遮断した。

水を裂く様な容易さで突き抜けた剣は貴女の肩を深く抉る。

ならばとばかりに再錬成した機械槍をハラワタ目掛けて穿とうとして。

独楽もかくやと言わんばかりの舞は、ソレを容易く弾き--貴女の腹部深々と突き刺さるは彼女の魂。

「――――!」

杏子「かはっ――?!」

地面を強く踏み鳴らす。
巨大な紅槍が壁を作り、彼女は貴女から得物を引き抜いて飛び下がった。

壁が目の前で両断される。

降り注ぐ破片の中、貴女が見たのは剣を前に構え『銃口を突き付けている』彼女だった。



「『ティロ――――』」

杏子「!!」



直後、貴女激昂判定
【信仰】+1

>>920
※激昂

杏子「――!」

貴女の魔法が、貴女に冷たい感覚を伝えていく。

「――――フィナーレ!!」

魔法の弾丸が近付いてくるのが、酷くスローに見えた。





1、避けない(敗北する)

2、右に避ける(敗北する)

3、左に避ける(敗北する)

4、通り抜ける様に突っ込む(生存する)

↓3

4

(昨日は案の定寝落ちです)

22時目処に始めます

開始

>>924

「っ!?」

貴女はその撃鉄の音をすり抜けて、ただ真っ直ぐに槍を突いた。

それは彼女の装甲に皹を入れる。

――瞬間に、剣先が額の真上に降りてきた。



1、大きく飛び退く(敗北する)

2、寸前で僅かに躱す(敗北する)

3、幻影を作り切らせる(生存する)


↓3

3

>>931

「――む」

杏子「そっちは――」

暴風を伴うような斬撃が、強く空を切って地面を割る。

杏子「――はずれだよ!」

貴女は彼女の視界の外から、その腹部を蹴り抜いた。
衝撃をまともに受けて、彼女は吹き飛び地に伏せる。

杏子「へっ!」



1、巨大な槍を生み出し、貫く(敗北する)

2、因果を絡めて焼き焦がす(勝利する)



↓3

2

>>936

杏子「じゃあな……!」

貴女は水を掻くように空間を緩やかに薙いだ。
蜘蛛の糸の様に、彼女の身体に粘つき絡んだ因果の線を。

「――――!」

――爆ぜて焼き尽くすのは、只の業火で。

周囲の緑も、紅から黒へと豹変する程に。
貴女は酷く簡単に、そうした。

「――――あ」

杏子「……っぶねー。やられる所だったな」

所々炭化したその身が横たわり、貴女は一息、吐いた。







一息。

※勝利しました

直後、【彼女】激昂判定

>>939
※【アイギス】激昂

――――何処か

何故、倒れているのか。
そこから分からなかった。
何をしていたのか。

「――――」

遠くで、誰かの音が聞こえる。
知らない――何かの。

次に、全身の痛みを理解した。
そうか。たたかっていた。

何の為に――そう。



ほむら『――――』

あの時の命令が、今も生きている。
ここで。『私』の中で。

だとすれば、私は……まだ、立ち上がらなければならない――!



■■「――――!?」

軋む身体を起こし、目の前の敵を見る。
視界はぼやけるが、気配――纏う輪郭で、【貴女】は判断した。

「――魔女……魔女ならば、また、貴女ですか……!」

さあ、戦おう。
ここは幾度目の夜だ? そんなのは、分からなくなった。

貴女は、自慢の一振りを携えて――!

※戦闘開始

アイギス
【SG耐久】15/15
【SG状態】激昂

【戦闘】100(100)【A】
【魔力】75(75)【B】
【精神】98(98)【A】
【魅力】65(65)【B】
【幸運】29(29)【D】

【モラル】90

【スキル】
【ナノブレード】
系統:魔法
戦闘時、判定+9
攻撃成功の度、ステータス上昇
【鋼の魂】
系統:強化
絶望しない
精神攻撃緩和(大)
【戦車】
系統:アルカナ【EX】
戦闘時、判定+3
勝利判定2倍
【リミッター開放】
系統:通常【EX】
SG状態【激昂】時、勝利判定+(体力値)
対魔女の場合、更に勝利判定+無限
【誇り】
系統:通常【EX】
SG状態【激昂】時、判定値2倍


ワルプルギスの夜?
【SG耐久】7/(7)
【SG状態】激昂

【戦闘】69(69)【B】
【魔力】60(110)【S】
【精神】60(110)【S】
【魅力】46(46)【C】
【幸運】51(101)【S】

【モラル】91

【スキル】
【紅き幻影】
系統:魔法
戦闘時、判定+2(3)
【紅蓮の聖女】
系統:強化専用
【魔力】【精神】【幸運】+50
【正義】
系統:アルカナ【A】
ランクアップ条件:モラル100
戦闘時、判定+1
友好判定+1
SG状態【激昂】時、判定+1
絶望判定+1、即死無効
【信仰】
系統:通常【EX】
SG耐久+3
全判定+1
味方共闘時、判定+1
魔法スキル強化+1
【啓示】
系統:特殊【EX】
過程を無視して事象を理解できる

直後、1連携

【ナノブレード】+9
【戦車】+3
【誇り】×2

【紅き幻影】―3
【正義】―2
【信仰】―1

+6
×2

>>944

アイギス 15/15
ワルプルギスの夜? 1/7

まず、突き刺した。
踏み込んで、斬り払う。
斬り抜けた勢いで構え直し、右腕付近に剣を走らせた。

首を掴み、地面に小さな身体を叩き付け――踵を落とすと跳ね上がった。
それを軽く勢いを付けて跳び、捻りを加えて蹴り抜いた。

翻って宙を舞い――斬撃を振り下ろして、両断する。

寸前。




直後、【啓示】対抗判定
※クリティカルでのみ貫通

a

>>948

目の前の存在が、変わる。

「――これは、っ。しまっ――!?」

自分の内臓が灼ける、血が沸騰する――そんな予感を覚えて。

■■「――――!」

空間を斬る事はできる。
だが、あのように――削り取る事は出来ない。

薙ぎ払われた貴女は、木っ端の様に空を舞った。
糸が絡み付き、宙吊りになって――剣も取り落とす。

「――あぁ、でも」

空には巨大な槍の影。




「まだ、負けている訳ではありませんから――」




貴女は、貫かれた。

※敗北しました

――――夢見の丘

杏子「ふー……」

「あ、帰ってきた。どうだった?」

杏子「あー、良い運動にはなったよ。確かに強かった」






杏子「……でも、それだけだったな」

杏子「強いだけだったよ」





※経験値50を獲得しました。

10ポイントずつ、ステータスに割り振って下さい

↓5まで

戦闘

>>956まで

※モラルには割り振れません
↓1

※割り振りました
※杏子SG状態【普通】に

中断します、お疲れさまでした

開始

――――市街地、昼

杏子「……ん。寝てたな」

杏子「ベンチがあったまっちまってら」



1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓3

1 廃教会に行ってみる。

23時から始める

>>967

――――廃教会、昼

直後、接触判定
【信仰】+1

私だ

>>972

杏子「ん、先客か……?」

※誰がいる?

↓3

ワルプルギスの夜

>>976
わーお。7時からやります

>>976

杏子「……アイツ――?」

※そこに居たのは……



1、伊吹

2、夢で会った、ような――?

3、ほむらに見える……

4、黒いドレスの少女

5、虚ろな目の鎧姿の魔法少女



↓3

2

>>984

廃教会に淡く射し込む光の中、そこに少女はぼんやりと存在していた。

虚空を見上げながら、床に可愛らしく座り込んで。

白い長髪に紅い瞳、そしてゴシックな――透き通る黒のドレス。

杏子「――!」

明らかだった。




自由安価
↓3

挨拶

>>990

杏子「よぉ。『見ない顔』だが、ここに何か用事かい?」

杏子「……もしもーし」


少女は何も聞こえてないかの如く、そこに居るだけだった。




自由安価
↓3

啓示で正体を探る

>>994

杏子「…………」

貴女は眼に力を込める。
すると、彼女の周りに因果の線が見えた。









真っ黒な繭になって少女が見えない程に。





杏子「なっ――いっつ……!」

鋭い痛みが頭に走る。
この使い方は、『こっち』か。

痛みを堪えながら、ざわめく一つの因果を掴もうとして。





少女の瞳がこちらを捉えた。


1、続ける

2、逃げる


↓3

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom