【駆け抜ける】コンマでまどか☆マギカLite!【紅色の槍】2 (1000)

「やあ、良く来たね。このスレは魔法少女まどか☆マギカの安価スレだ」

「君は様々な魔法少女になり、物語を進めていかなければならない」

「その過程にどんな事が起こるのかは、このボクですら予測しきれない」

「君たちが、どんな祈りでその魂を輝かせるのか。それは、とても興味深い事柄だ」

「さあ、舞台へ上がるんだーーーー」

※前スレ
【再始動】コンマでまどか☆マギカLite!【驚きの軽さ】1
【再始動】コンマでまどか☆マギカLite!【驚きの軽さ】1 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1394194826/)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1397397662

ーーーー残る結界

杏子「やったか……助かった、のか」

体が寒い。
簡易の止血ではこれが限界のようだ。

織莉子「大丈夫ですか……!?」

杏子「あまりそうとは思えないな……」

キリカ「何だい、この子。知り合いかい、織莉子」

織莉子「少なくとも、貴女よりは」

キリカ「がーん。わりと深刻に凹むけどそれは時間が埋めてくれると信じる!」

喧しいと言う余裕すらない……が、この二人のお陰で助かったのも事実だ。
冷える。

さやか「も、もう大丈夫なの……?」

使い魔から目立たないように隠れていたのか、物影からさやかが顔を出した。
寒い。

織莉子「あら、一般人もいたのですね」

杏子「マミはどうした?」

さやか「それが……」

まどかがマミを支えながら、姿を見せた。

まどか「マミさん、気を失ったみたいで……」





隣で、息を呑む音が聞こえて、貴女は織莉子の肩から投げ出される。

次いで、宝珠と盾がぶつかり合う衝撃が肌に伝わった。

それは単純な事。

織莉子がまどかに向かって殺意を向け。
その殺意をほむらが防いだまでの事だった。

杏子「織莉子……!? 何をやってる……!」

織莉子「何故こんな所に……鹿目まどかが。事情は後で、今はあの者を」

織莉子「始末しなければ」

まどか「ひっ……!?」

ほむら「させないわ」

マミの魔法が解けたのか、ほむらは音も無く立ち塞がっていた。

織莉子「……暁美ほむらね」

ほむら「…………」

さやか「な、何だよお前ら!……ま、まさか縄張りを奪いにきた……?」

キリカ「お、お。アイツを殺すのかい? なら手伝おう。君のやることが私の全てで、それ以外は存在しないからね」

爪を研ぎながら、黒は彼女らに近付いていく。
貴女は、冷えて動かない体を横たえるだけ。



何が、起こっているんだ。

織莉子は、多分あっち側なんだろう。
自分の知らない所で、自分が何かに巻き込まれている。



まどか「や、やめてよ……!」

織莉子「私が、この世界を救うのです。その為に」

ほむら「動けば、撃つわ。下がりなさい」



どいつも、こいつも。

勝手な奴らだよ。

1、この場を収める(ソウルジェム-1)
2、目を閉じる

↓2

織莉子「なっーー!」

ほむら「……!」

キリカ「何だぁ!?」

貴女の魔力が、強く地を覆い、槍の森を作り上げる。
ソレは各人の間を縫うようにして、切り分けた。



杏子「やめろ」

杏子「アタシ抜きで、話を進めてんじゃねぇよ」



織莉子「杏子さん……しかし」

結界も消えていき、病院の外壁が日常に戻ってきたのを告げる。

ほむら「……!」

ほむらは地面に何かを投げつけた。
それは濃い煙を放つ。

織莉子「煙幕……」

煙が晴れる頃には、二人はいなくなっていた。

さやか「い、一体何がどうなってーー杏子!?」

織莉子「ーー杏子さん!」



体の維持に回す魔力すら使った貴女の、意識は遂に落ちた。

※SG耐久-1

ーーーー病院、屋上、夜

「うーん、狙いは違いましたが、一人敵を痛め付けれたのでヨシ、ですね」

キュゥべえ「君だったのか、もう一人の侵入者は」

「あら、キュゥべえ。ご無沙汰してます」

キュゥべえ「久しぶりだね」



キュゥべえ「沙々」



沙々「巴マミを取り除くのはできませんでした……残念です」

キュゥべえ「しかし、君の行動が、マミや杏子の戦力低下を招いた」

沙々「それなら、ここの縄張りももうすぐ空きますね!」

キュゥべえ「いや、ここにはまだ候補が沢山いるからね。その必要は無いよ」

沙々「そんなの関係ありません。要は私が彼女たちより強く、魔女を効率的に狩れるなら、キュゥべえはそれでいいのでしょう?」

キュゥべえ「まあ、ボクとしてはどちらでも構わないけれど」

沙々「ようし……ではでは頑張って」




沙々「この優木沙々が、見滝原をいただいちゃいます!」







第二章「魔法少女の死」
Days 7/7 終了



※振り分けポイントを5獲得しました。
各ステータスに割り振ってください
↓5まで

幸運

>>19-23

※幸運が【D】に上昇

佐倉杏子
【SG耐久】3/3
【SG状態】普通

【戦闘】42(67)【B】
【魔力】25(50)【C】
【精神】59(84)【A】
【魅力】32(32)【D】
【幸運】21(21)【D】

【モラル】52

【スキル】
【代わりの魔法】
系統:魔法
戦闘時、判定+1
敗北時、死亡する場合SG耐久-1する事で勝利する
【ベテラン】
系統:強化
【戦闘】【魔力】【精神】+25
【正義】
系統:アルカナ【E】
ランクアップ条件:モラル60以上
戦闘時、判定+1
【信仰】
系統:通常【ー】
発動条件:【魔力】41以上【精神】41以上【幸運】41以上【モラル】75以上
効果無し

今日はとりあえずここまでで。
疲れました寝ます。
三章からは行動が増える予定です。

お疲れさまでした

乙です
コテ付で他の安価スレに書き込んだ>>1を私は心から応援している

>>32
ヤメロォォォォォ

昨日がんばり過ぎたんで今日はお休みです(迫真)

おりキリが出てくるssNOほむらはどこもアホ設定やのう
手がかりである犯行現場の職員室から名簿漁ればキリカはほぼ確実に契約前に殺れるだろうに

>>41
ほむらはあくまでメガネの頃からの延長線ってのを意識してるんです(震え声)
ほら、まだ原作の時間軸やし、多少はね?(白目)

点呼を取る!
今日は目新しい物が多いからね!

25分くらいからやるね

スキル絡みのイベントは予告します

ーーーー夢見の丘

ここは……?

「ここはどこでもない」

なんだって?
それじゃあ、ここはどこだ?

「回りを見ればわかるよ」

わからない。
遠くまで、草原が続いている……夜だ。

「わかるじゃないか。そして月明かりも綺麗だね」

確かにそうだ。
夜だと言うのに、ここはとても穏やかに明るい。

「君は運命を書き換えてしまった。ここは因果の狭間に過ぎない」

「迷子と、迷子じゃない子が、しばしば此処に来る」

お前は……?

「僕もまた、ここに囚われた者だよ」

「出られたら、良いのになぁ。そう思うよ」

「君はどうだい?」

「今を楽しんでいるかい?」

わからない。

「それもそうだ。君は自分に気付いていない」

「君には隠された一面がある。ソレを知らないからさ」

「君には力がある。強すぎる力は身を滅ぼすが……」

「ソレはーー」



1、敵を打ち破り、他人を破壊する「戦闘力」
2、人を繋ぎ、他者を狂わせる「魅力」
3、未来を切り開き、秩序を穢す「運命力」




43分以降の
↓5



3

人の少なさ実感するからこの安価方式は止めよう(戒め)

>>66

「君には、運命を切り開く力がある」

「今は気付いてないかもしれないが、確かに持っている」



直後、スキルの強さ判定
※強いほど発動条件も厳しいです

おるよ

>>69


貴女が持つ力は……

1、【機転】
失敗を巻き返す為のスキル

2、【第六感】
強力な直感力のスキル

3、【啓示】
霊的なまでの感覚を得るスキル

弱1→2→3強


7分以降の
↓3

3

>>77

※【啓示】を獲得しました


佐倉杏子
【SG耐久】3/3
【SG状態】普通

【戦闘】42(67)【B】
【魔力】25(50)【C】
【精神】59(84)【A】
【魅力】32(32)【D】
【幸運】21(21)【D】

【モラル】52

【スキル】
【代わりの魔法】
系統:魔法
戦闘時、判定+1
敗北時、死亡する場合SG耐久-1する事で勝利する
【ベテラン】
系統:強化
【戦闘】【魔力】【精神】+25
【正義】
系統:アルカナ【E】
ランクアップ条件:モラル60以上
戦闘時、判定+1
【信仰】
系統:通常【ー】
発動条件:【魔力】41以上【精神】41以上【幸運】41以上【モラル】75以上
効果無し
【啓示】
系統:特殊【ー】
発動条件:【全ステータス合計】300以上
【魔力】70以上【精神】70以上【幸運】70以上
【SG状態】【希望、激昂、愛】のいずれか
効果無し

「君は何かと繋がっているみたいだ」

「それを君は知らない」

「知っていたけど、忘れてしまったのかな?」

わからない。
何故、お前はわかる?

「僕にだってはっきりとは分からないさ」

「ただ、今までに沢山の迷子を見てきたから、君にも何となくシンパシーを感じるだけさ」

「それから、君の毎日を良くする為に、これをあげよう」

※簡易行動が可能になりました!
※時間消費の行動選択時に「戦闘力を上げる」「魅力を上げる」などを書き込むと、それに最適な行動を取ります
※しかしイベントは発生しません

「ここには、君の先輩も良く来ているよ」

「たまにでいいから、遊びに来てみるといい。稽古を付けてくれるかもね」

「なに、目を閉じればーーいつでも来られるよ」

※特殊行動【夢見の丘へ行く】が選択出来るようになりました。自由安価から入力してください。



「そして君は、この世界で、まだ見つけていない因果を束ねる事もできる」

※クロスマギカの未開放キャラを見つけた場合、クリア後に解禁されます
※1つのシナリオで出会うと、同じシナリオ内で同一人物には出会えなくなります

「君に絡んだ因果の糸は解れた」

「思うだけ、やってみるといい」




そうして、アタシの意識は深くに落ちた。


って事で冒頭終わり。こっから本番

ちょっと休憩

再開

ーーーー織莉子邸、朝

杏子「……ん」

目を覚ますと、そこは見覚えのある場所。
体を起こそうとして思い出す。

左腕と右足が無い。

杏子「弱ったな……こりゃ」



織莉子「起きましたか……杏子さん?」

杏子「……おう。また世話になったみたいだな」

杏子「……昨日はあれからどうなったんだ?」

杏子「事と次第によっちゃあ、ただじゃ済まさねぇぞ」




キリカ「その体で何をどうするって言うんだい? 芋虫の方がきっとまだ器用に動くよ」



ーーーー

さやか「杏子ーーしっかりして!」

さやかは気絶した貴女に駆け寄った。
痛々しい傷痕に、見る影は無い。

織莉子「いけない……早く手当てをしなければ。キリカ、手伝ってくれるの?」

キリカ「君の言うことなら何だって。嫌かどうかは後から考えるよ」

織莉子「貴女とも後で話さなければーーいや、『視えた』……?」

織莉子「なるほど……キリカ、貴女はーー」

キリカ「何だい?」

織莉子「いえ。それより、早くーー」



織莉子「何のつもりかしら」

貴女を庇うように、美樹さやかは立ち塞がった。



さやか「杏子を連れていって、どうするつもりよ!」

織莉子「治療と、『ソウルジェムの浄化』よ。でなければ、彼女はもう目覚めない」

さやか「い、嫌だ! アンタたちはまどかを傷付けようとするような奴らだ……そんな奴らの言うことを、信じる訳ーー」

キリカ「信じる信じないの決定権は君には無いよ」

さやか「っ」

キリカの爪がさやかの喉を僅かに裂く。

キリカ「状況分かってる? 逃がしてやるからさっさとそこで寝てるナマクラ連れて失せれば?」

彼女は爪でマミを指差した。

さやか「ぐ……う……」

さやかは何かを言いかけて、黙り、マミの肩を担ぎ上げ……ノロノロとその場を離れていく。

その姿はとても、滑稽だった。

ーーーー

織莉子「昨日は概ねそんな所ね」

杏子「そうか……」

昨日は色々ありすぎて頭がグチャグチャだ。

1、織莉子を問い詰める
2、マミの様子を見がてら、体を治してもらう
3、まどかとほむらが気になるので探す
4、さやかのその後が心配だ
5、自由安価

↓2



可能なら+4

>>99
すいません寝落ち寸前です
中断します、お疲れ様でした

SSって書いてるときのBGMで雰囲気変わりますよね
やるよー!

>>99

貴女は無くなった足に魔法を掛ける。
赤色の菱形がその形を象り、空洞の義足になった。

キリカ「へぇ、小器用だね」

杏子「このくらいしか取り柄がないんでね」

貴女は手荷物の肩掛け袋から、裾の長い靴下ーー所謂ニーソックスを取り出す。
足を通せば、切断部分から下は隠れた。

織莉子「まさか、その体で出ていくつもりですか?」

杏子「気になってる事がある。お前らは後回しだ……っ!」

キリカの爪を、地面から生えた槍襖が受け止める。

織莉子「やめなさい、キリカ」

キリカ「コイツムカつくんだもの、仕方ないさ。仕方ない」

貴女の息は浅く激しかった。
魔力をそこら中に分散し続けなければならない状況が、集中力を保っていなければ今にも吹き出しそうな血液が、貴女の精神を削っている。

杏子「今余裕無いんだ……加減できねぇぞ」

キリカ「良く吠える犬だ。首輪は何処にお忘れだい?」

織莉子「キリカ!」

キリカ「はいはいよ。止めるさ、そうしかない」

爪が消えるのと同時に槍も失せる。
脱力感もそこそこに、貴女はパーカーを片手で羽織った。

片腕までは、流石に象れないようだ。

杏子「織莉子……勝手な事してみやがれ……アタシはアンタを許さねぇぞ……分かったな?」

直後織莉子判定
【友好】±0

えいっ

>>112

織莉子「それは、承諾しかねます」

杏子「何だと……?」

彼女の強い思いが、視線に現れた。

織莉子「私には、私の成すべき事が漸く予知(わか)ったのです」

織莉子「だから、ソレを邪魔するのであれば、例え貴女が相手だろうとーー私は」

杏子「そのやりたい事がさ、何でまどかなんだよ」

織莉子「お答えは出来ません」

杏子「……くそが」




杏子「どいつも、こいつも」

貴女は、窓から街へと飛び出した。





第三章『魔法少女の夜』
Days 1/10



多分あいつらーーまどか、さやか、ほむらーーは学校に行くはずだ。


1、朝から押し掛けて、通学路で捕まえる
2、昼まで時間を潰す。

↓2

1

>>118

ーーーー通学路、朝

直後、接触判定

>>120

杏子「アイツら、見当たらないな……」

回りの一般生徒の視線が痛いのは分かるが、気に掛ける余裕が無い。



直後、特殊接触判定

>>122

※誰とも出会わない

集中するんだ。傷を押し殺せ……

※精神+1

今日もう既にファンブル3回なんですが(震え声)

ーーーー学校、昼休み

まどか「どうしよう……」

さやか「アタシ達にできる事って……」

二人は俯きがちになりながら、屋上へと上がっていく。
彼女たちにも、問題は山積みだ。



杏子「よう、待ったぞ」



屋上の扉の先には、不自由になった少女がーー得意気に、座っていた。

ーーーー情報交換

杏子「まどかは、昨日はどうなったんだ?」

まどか「昨日はほむらちゃんに連れられて……家に送ってもらったの」

まどか「何でほむらちゃんが、わたしをそうしたのかは……わからないけど」

杏子「(ほむらはまどかを守っている……?)」

杏子「(ただ契約して欲しくないだけじゃないみたいだな……)」

さやか「アタシは、マミさんが心配だよ……昨日途中で目を覚ましたんだけど、何も喋ってくれなくて」

さやか「とりあえず送って……どうにも出来ないから、帰ってきたんだけど……」

さやか「あんなマミさん、初めて見た……」

杏子「マミも弱ってるのか……そりゃそうかもな……」

杏子「(アタシだって、初めてだよ……)」



直後、ほむら乱入判定

っぽい

>>127

ほむら「佐倉杏子」

気付けば、背後に彼女がいた。

杏子「……何だよ」

彼女はまどかの肩を抱え、その軽い体を引き寄せる。

まどか「ほ、ほむらちゃん……?」



ほむら「私たちに、極力、接触(さわ)らないで」



さやか「な、何を意味の分からない事を……!」

杏子「随分な変わり様だな、事情が変わったんかねぇ?」

ほむら「知る必要は無いわ」

彼女は頑なだ。
織莉子の件が関係しているのか?



ほむら「……貴女、体を治さなきゃ、そのうち死ぬわよ」

ほむら「巴マミくらいしか当ては無い。何とかした方が良いわよ」

杏子「……わかってんよ」



ーーーー

ほむらはまどかを連れて屋上を離れた……

さやか「…………」

杏子「良いのか、アイツに任せて」




さやか「……アタシはさ、悔しいんだ」




さやか「マミさんはボロボロ」

さやか「敵の魔法少女には見逃され」

さやか「アタシは……っ、何にも……何にもできなくて……!」

辛さに彼女は肩を震わせていた。

さやか「契約したい……! アタシも、皆を助けられる力が欲しい……!」

さやか「……今はアタシに力は無い。転校生だとしても、アタシよりはまどかを守れるよ」

さやか「……アタシがマミさんと一緒に戦えるようになってれば、こんなことには……!」

嗚咽混じりの叫びが虚空に吸い込まれて消えていく。


1、止めとけ。アタシに任せな
2、アンタが望むなら、それもいいかもな

↓2

>>135

杏子「止めとけ」

さやか「ならーー!」

貴女は彼女の叫びを遮る。



杏子「アタシが何とかする。任せとけ」



貴女は精一杯、彼女に笑顔を見せた。

さやか「ーーーー!」



直後、さやか友好判定

ほい

>>139

※+3

さやか「……うん。アンタなら、信用するよ」

杏子「へっ、ありがとよ」

杏子「ほら、鐘も鳴った。行きな」

さやか「うん……お願い」




杏子「さて」



自由安価
↓2

まどかかさやかマミが今どうしてるか聞いてから
マミのところへ

>>145

マミは学校にも来てないと言っていたな……

……行ってみるか。

ーーーーマミ宅、夕方

杏子「片腕無いからバランスが取りにくいな……歩くのも一苦労だよ」

杏子「……ん?」

マミの家の中からは、誰かの話し声が聞こえる。

1、ドアを開ける
2、引き返す

↓2

>>150

ドアを開けようとして、そのドアは先に勝手に開く。





「あ、杏子……杏子も心配して来てくれたんだ」





誰だーーと言う言葉は、掻き、消され、てーーーー




杏子「沙々じゃねぇか! お前も来てたのか……良かった、助かるぜ!」

沙々「心配でしたし」

彼女は、馴染みのある屈託の無い笑みでそう言った。

※沙々【頼れる親友】を獲得しました





貴女は、自然に彼女を受け入れた。

寝ます。お疲れさまでした

やるぞぉぉぉぉ

やりたいけどバイトだよクソがー

>>162
俺も今日仕事だったよチクショウー


ーーーーマミの家、夕方

杏子「で」

貴女はテーブルーー沙々の隣に腰を下ろして、コップに入った水を一口飲み下した。

紅茶を入れてくれる彼女は、部屋から出てこない。

杏子「様子はどんな感じだ?」

沙々「ひどく落ち込んでますねぇ……あれだけ手酷くやられれば、確かに気持ちは分からなくも無いですけど」

沙々はやれやれ、と言った感じで首を振った。
柔らかな髪が、ふわりと空気を咥える。

杏子「にしたってさ、凹み過ぎだろ……ま、アタシの体も治してもらわなきゃならんからな」

杏子「さっさと持ち直してもらわないとな」

沙々「そうですねぇ……ホントに」

※マミは自室から出てこない……

1、普通に開けてみる
2、蹴り破る
3、少し時間を置いて出直す
4、自由安価

↓2

2

>>167

杏子「……ふー」

沙々「きょ、杏子?」

義足を下げ、腰を落として構える。
右手は体を捻る動きに合わせ、左腕が入るはずの袖が靡いた。

杏子「ーーっせいっ!」

義足でドアにぶち抜く。
轟音とドアと義足の破片ーーと一緒に、勢いを殺し切れなかった貴女が部屋に転がり込んだ。

沙々「はぁー!?」

杏子「いってて……強度に問題アリだな、この義足」

後ろで騒ぐ声には無視を決め込み、顔を上げて部屋の様子を伺う。
布団に身をくるませたマミが、キョトンとした顔でこちらを見ていた。



1、「よう。早速だがご覧の有り様だ、治してくれ」
2、「何やってんだよ。みんな心配してんぞ」


↓2

1

>>170

マミ「……い」

杏子「い?」

マミ「ーー嫌よ! もう嫌! 私に関わらないでーー!」

杏子「はぁーん?」

急に喚きだしたマミ。
これがヒステリーって奴なんですかね。

マミ「そうやって私に頼ってばっかり……私、そんなんじゃないのに……!」

そう言って布団に隠れるマミ。
なんと言うかまぁ、これが。

杏子「(本音なんだろうなぁ)」

と、貴女は苦笑して、少し息を抜いた。

沙々「(杏子。杏子さん、ソフトにお願いしますよぉー?)」

背後から怖々と見守る親友その一。
首肯を返した。

杏子「分かってる」



1、だ が 断 る
2、少し時間を置こう


↓2

>>173

杏子「だが断る」

沙々「ちょっとぉー!?」

貴女は片足と片手で床を這いずり、ベッドに苦心しながらも身を投げる。
スプリングが軋む音に布団の塊は震えた。

杏子「いいから出てこい……!」

マミ「いや、いや……! 乱暴しないで!」

貴女は片手で身をお越しながら、布団の端を噛んで引き剥がそうとする。
が、予想以上に抵抗が強い。
ならばと片手を浮かせ、一気に掴みーー海老の様に身を反らせて、剥がしきる。

マミ「きゃっ」

マミが中身から転がり出た。
貴女は仰向けにひっくり返るが、素早く身を翻してマミにマウントする。
また潜られては叶わない。

マミ「しまっーー」

杏子「魔法、使うのか?」

マミ「っ」

言葉に一瞬、彼女は怯む。
だから、貴女は彼女を仰向けにして、馬乗りになるのも容易かった。

杏子「う、お?」

マミの左腕を、貴女の右腕が押さえている。
しかし貴女には左腕が無いので、自然と体はそちらに倒れーーその豊満な胸に顔を埋める羽目になった。

咄嗟に、倒れてしまわないように貴女の頭を支えたのも、彼女。

マミ「…………」

杏子「……見ろよ。お前のせいでこのザマだ」

マミ「…………」

杏子「誰でも失敗はするだろ。別に気にしやしないさ。アタシも、アイツらも」

杏子「アンタがどう思ってたのかは、知らなかった。けど、今日良く分かった」

マミ「……なら」

杏子「でも」

マミ「……………」

杏子「言ってくれていいんだ、そういう事は」

杏子「アタシだって言うさ。たまにはさ、我慢しなくてもいいと思うよ」

杏子「アタシはね」

直後マミ友好判定

はい

>>176
※+3、マミ持ち直し

マミ「……ごめんなさい」

杏子「何が?」

マミ「私……あの時、とても怖くなって……訳が分からなくなってーーそれで……」

杏子「ああ。死んでたらスゲー怒ってた所だ」

マミ「っ」

杏子「でも」

貴女は小さく自嘲気味に笑いながら言った。

杏子「この通り、何とか生きてる。出来たらさっさと治してくれるとありがたい」

マミ「ーー任せて!」



※治療します。今日は移動できません

※モラル+3
※魅力+1
※幸運+1

沙々「……どうやら、よさそうですねぇ」

マミ「あ……優木さんも、ありがとう」

沙々「良いですよ。マミさん。わたしもマミさんが元気になって嬉しいです!」

沙々「(杏子、後は任せますね)」

杏子「(おう。ありがとな、沙々)」

安心したのか、少し溜め息をついて立ち上がった後、彼女は笑顔を一つ置いてマミの家を立ち去った。





杏子「さて、治るか?」

マミ「ちょっと厳しいかも……」

杏子「おぉい!?」

ーーーーマミの家、夜、治療中

アタシはベッドに横になり、マミは必死にアタシの体を治している。
リボンを脚の形に巻いていた。
その中ではきっと肉が再生してるんだろうと思う。
割りとグロテスクなマジカルだ。

杏子「(暇だな……)」


1、少し眠る
2、自由安価

↓2

2マミへ
生きててくれてありがと。一人ぼっちにならずに済んだ。と礼を言う。

>>181

マミ「ーーそんな、こっちこそ、それは」

杏子「よそ見しない。聞くだけでいいよ」

マミ「…………」

杏子「ほむらの奴から、アンタが死ぬと聞いた時にはまさか、と思っていたが」

杏子「今思えば、あれが無ければアンタは多分死んでいた……」

杏子「マミさ、アンタは……まだここに居ろよ?」

彼女は頷いた。

杏子「ありがと……よ……」

緊張の糸が切れ、貴女は意識を手放した。
傷口が開いていく。
命が零れていく。

貴女の魔力はとうに限界だったのだ。

マミ「……私こそ」

マミ「絶対助ける……!」



直後マミ治癒判定
【ベテラン】+1
覚悟+1

更に直後マミ友好判定

不屈

来い

>>186
※完治。SG状態【希望】に
>>187
※+2

※魔力+1
※モラル+1

ーーーー

沙々「巴マミは存外チョロそうですねぇ。これは楽そうです」

沙々「それよりも……」

彼女が思い浮かべるのは。

沙々「……佐倉杏子は弱っちぃ癖に厄介ですねぇ……さっさとしまつしたいです」

沙々「美国織莉子、呉キリカ……障害は多いですけど」




沙々「【私より優れているなら】、容易いです。くふふっ」







Days 1/10 終了



中断します。お疲れさまでした

人を呼ぶには賑わいがいる。
一人で賑わってる様に見せるには更新頻度を上げるしかない。
面白くなくとも、ここは努力で補える

点呼ー





Days 2/10



ーーーーマミの家、朝

マミ「な、治ったわよ……!」

杏子「おー……マジだ。流石マミだぜ」グーパー

マミ「ちょっと寝るわ……おやすみ」

徹夜で治していたみたいで、マミはベッドに寝転がり、あっと言う間に寝息を発て始めた。



杏子「腕も足も好調だね」

※今日はどうしようか?

1、出掛ける
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

マミさんのために朝飯作る

>>205

杏子「朝飯でも作っといてやるかな、たまには」

直後杏子料理判定

けけけ、産廃にしてやるぜ

>>207

杏子「やらかしたわ」

何だか良く分からないものが出来上がった……
魔法で何とかしようとしたらますますカオスなクッキングと化した。

杏子「…………」

貴女は無かった事にしてコンビニに行き、起きてきたマミと何食わぬ顔で朝食を済ませた。

※モラル+1

ーーーーマミの家、昼

マミ「……努力は認めるわ」

残骸が見つかってしまった。
もう色からしてヤバい。

昼はどうしようか?

1、出掛ける
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

>>213

>>214

ーーーー夢見の丘

杏子「……あれ?」

貴女は瞬きすると、全く違う空の下に立っていた。

杏子「……あー、途中で寝ちまったか?」

回りを見回す。明るい夜の草原ばかり。



いや、遠くに一人。
ポニーテールの女の子が気持ち良さそうに草むらに寝そべっていた。


1、近寄る
2、目覚める

↓2

>>217

貴女はその少女に近寄る。
不思議な雰囲気のする子だ。

「何だ、アンタも昼寝か? ここは良いぞ、何より快適極まりないしな」

飄々とした様子で、彼女は言う。
胸にソウルジェムが、チラリと見えた。



1、手合わせ願う
2、目覚める

↓2

1

>>221

「そうかい」

杏子「…………」

貴女は魔法装束を纏い、槍を前に構えた。
相手の魔法少女も、ゆっくりと体を起こしーーポニーテールを結んでいたリボンが少しばかり派手になる。

「やれやれ、面倒な事になった」



※戦闘開始

佐倉杏子
【SG耐久】3/3
【SG状態】希望

【戦闘】42(0)【E】
【魔力】26(0)【E】
【精神】60(0)【E】
【魅力】33(0)【E】
【幸運】22(0)【E】

【モラル】57

【スキル】
【代わりの魔法】
系統:魔法
戦闘時、判定+1
敗北時、死亡する場合SG耐久-1する事で勝利する
【ベテラン】
系統:強化
【戦闘】【魔力】【精神】+25
【正義】
系統:アルカナ【E】
ランクアップ条件:モラル60以上
戦闘時、判定+1
【信仰】
系統:通常【ー】
発動条件:【魔力】41以上【精神】41以上【幸運】41以上【モラル】75以上
効果無し
【啓示】
系統:特殊【ー】
発動条件:【全ステータス合計】300以上
【魔力】70以上【精神】70以上【幸運】70以上
【SG状態】【希望、激昂、愛】のいずれか
効果無し



キョン
【SG耐久】3/3
【SG状態】普通

【戦闘】12(0)【E】
【魔力】11(0)【E】
【精神】98(0)【E】
【魅力】100(0)【E】
【幸運】92(0)【E】

【モラル】95

【スキル】
【平穏】
系統:魔法
全ステータス0
自分以外のありとあらゆる魔法無効
補正無効
【MM部雑用】
系統:強化
【魅力】【幸運】+75
友好判定発生率激増
【隠者】
系統:アルカナ【EX】
接触判定+5
判定の+値を-に置き換えれる
【臨機応変】
系統:通常【EX】
戦闘時、連携数+3
【くわばらくわばら】
系統:通常
逃走時、判定+9

ーーーー夢見の丘、臨戦

杏子「ーーっ?」

貴女は異変を感じた。
貴女の自慢の槍は溶けて消える。

杏子「魔法が……!?」

「そんな非日常染みたもんは、お断りなんでね」

杏子「ーー上等!」


直後、6連携
補正±0

>>225-230

杏子 2/3
キョン 0/3

ーーーー

杏子「なら、魔法なんて使わねぇよ!」

「うぉ、っと」

貴女は徒手空拳で魔法少女に戦いを挑んだ。
鋭く打ち込んでいく。
相手も何発かは避けるが、どうやら戦闘向けの魔法少女で無いらしく、徐々に被弾が増えーー

「キョン・パンチ!」

頬を掠める拳に口笛を思わず吹く。
返しざま、その腕を取って投げ飛ばした。
背中から落ちた魔法少女は、溜め息を吐いて後、面倒になったのかーー

「参った参った、降参だ」

と、あっさり負けを認めた。

※戦闘終了

ーーーー夢見の丘

「やっぱりベテランは違うな」

杏子「……何処かで会ったか?」

「さてね。アタシは何も知らんぞ」

少女はこちらに笑いかけて、言う。




「頑張れよ」




※経験値を5獲得しました
※ステータスに割り振って下さい

↓5まで

寝ます、お疲れさまでした
↓5まで割り振っておいてください

ヽ(*゚д゚)ノ<テンコー

そういや夢見の丘では一度出たキャラがまた出てくることはあるの?

>>245
無いです。

ーーーーマミの家、夕方

マミ「……あら、おはよう。やっぱり疲れているのね。ぐっすり眠っていたわよ」

変な夢を見たな……

1、出掛ける
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

2 おりっちん家いくかどうか考える(安価かコンマ)

寝落ちごめんなさい。
そのまま寝ます

うぉぉぉお燃え尽きろ俺の小宇宙(コスモ)ォォォォ

ヽ(*゚д゚)ノ テンコー

夢見の丘にマッスルタッくん(cv.緑川)出すかどうか迷うけど出てきても勝てない(確信)
>>249

ーーーーマミの家、夕方

織莉子の動向も気になる……体も元通りに動くようになってきた。

1、織莉子に会いに行く
2、別件が気になる

↓2

2

>>262

杏子「一段落は付いたが、↓2は気になるな」

1、織莉子の目的
2、キリカとは?
3、まどかの様子
4、さやかの様子
5、ほむらの現状
6、マミの体調
7、沙々の様子
8、クレアの件
9、特殊【知らない路地裏】
10、特殊【夢見の丘】
11、その他自由安価

↓2

3+1

合成安価は吐くから止めろとあれほど
>>266

ーーーー

杏子「織莉子がまどかを殺そうとしたのは事実だ……だが理由は何だ?」

杏子「ほむらの立ち位置がはっきりしたくらいしか収穫がねぇ……」

1、織莉子に合う
2、まどかの様子を見に行く
3、今は体を休める

↓2



で織莉子について意見交換
知ってる事は極力話す

安価スレってよりTRPGの方が近いと思う今日この頃
>>269

ーーーー

杏子「……ちょっとまどかの様子見てくるわ、心配だ」

マミ「そうね……私も、呆けてばかりではいけないわ」

マミ「敵から身を、仲間を守らなきゃ……!」

杏子「…………」

貴女からすれば、以前の彼女を知っている分だけ複雑だ。
事態は急を要するだろう。

杏子「まぁ、とりあえずアタシが出るわ。マミは休んでろ」

ーーーー通学路、夕方

杏子「お」

貴女は建物の屋根を跳び移りながら移動していた。
とても体が軽く、まどかを見つけるのも容易い。

ほむらとさやかも一緒だ。

1、接触する
2、接触しないでおく

↓2



ほむほむ情報欲しい
目的を話して仲間になってもらう

>>274

貴女は空中からひらりと地面に降り立った。

さやか「あ、杏子」

杏子「よ。ちょっといいかーー?」



直後ほむら戦闘判定
【時間停止】+5
【代わりの魔法】-1

えいっ

>>276
あっ、正義で更に-1だけど無理。

ーーーー

話し掛けた時には、貴女の顎下程度にまでほむらが接近していた。

杏子「なっ!?」

掌底がソコを打ち抜き、視界が揺れる。

ほむら「ふっ!」

貴女の襟を掴んで引き倒し、彼女は拳銃を突き付けた。

さやか「ーーほむら、アンタ何を!」

まどか「ほむらちゃん、ダメだよ!?」

ほむら「…………さわらないで、と言った筈よ」

圧倒されながらも、貴女はーー

1、「余裕が無いんだな、ほむら」
2、「分かったから離してくれ……」

↓2

1

>>280

杏子「随分と、余裕が無いんだな。ほむら」

ほむら「だったら何?」

ほむら「貴女が美国織莉子と関わりを持っているのは知っているわよ」

さやか「そ、それはそうだけどさ……」

まどか「杏子ちゃんは敵じゃないよ……! そんな事、あるわけない……」

まどか「無いよね……?」

1、ああ。敵ではない
2、それは、分からない……

↓2

1

>>283

杏子「アタシがまどかの敵な訳無いだろって」

杏子「ほむらもいい加減、自棄になるのを止めろ」

ほむら「……確かに、頭に血が上っていたかもしれないわ」

ほむらは銃を下ろし、貴女の手を掴んで立ち上がらせた。

ほむら「悪く思わないで」

杏子「本気具合が見れたし、構わない」

まどか「ほっとしたよ……」



※モラル+1

直後三人友好判定

仲良し!

>>285
※各+3
さやか【友好】に
ほむら【普通】獲得

ーーーー

杏子「なるほど、まどかを一人にしないようにしてるのか」

ほむら「ええ。夜はーー」チラッ

まどか「?」

ほむら「ちょっと大声では」

さやか「えっ」

杏子「(実際どうしてるんだよ?)」ヒソヒソ

ほむら「(スナイパーライフルで遠距離から監視してるわ。本人には内緒よ)」ヒソヒソ

杏子「アタシはアンタの体も心配だよ」

杏子「あ、それはそうと」

杏子「↓2」

※特に話すことがないなら「いや、何でもない」と入力してください

織莉子について話そうと思ったんだ

斯々然々(織莉子について、数日居候してたとか、説明)

そんな訳で、どうしてあんなことするのかアタシなりに考えてた

三人の意見も聞かせて欲しい

>>289

まどか「聞く限りでは、悪い人には思えないんだけど……」

さやか「何かいきなり過ぎない? 魔法少女ってまどかに関わらなきゃ死ぬ病気にでもかかってるの?」

ほむら「結果が全てよ。過程に興味は無いわ」

やはり皆、意味が分からないようだ。
織莉子の行動は突発的過ぎる。
やはり理由を問いたださねば。




まどか「そろそろパパも心配しちゃうし、帰るね?」

杏子「おう、気を付けろよ」


※三人と別れました

ーーーー市街地、夜

杏子「どうすっかねぇ……」

1、出掛ける
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

2 織莉子宅を訪問。そろそろ放置はまずいだろ。友人とみなされなくなりそう。

>>293

ーーーー織莉子邸、夜

織莉子「治りましたのね」

杏子「ああ、完全復活だよ」

キリカ「織莉子、良いのかい? コイツは鹿目まどかと繋がってるのに。さっきまで話してたんだろう?」



杏子「ーー何で知ってやがる」

織莉子「私の魔法は、未来予知ですからーー杏子がどう動くかも、私は把握しています」

織莉子「だからこそ、鹿目まどかは断たなくてはならない」

杏子「…………」

1,「何でだよ」
2、黙っている

↓2

1

>>297

織莉子「……鹿目まどかは魔法少女になり、力尽きて魔女になる」



織莉子「驚かないで下さい……魔法少女は、魔法少女はーー!」







「やがて、魔女になるのですーー」





Days 2/10 終了



寝ます、おつかれー
ようやくだね

>>301
ドゴォ

>>304
俺だったかwww





何で殺したと問われれば、知らなかったとだけ。

知らなければ殺して良かったのかと言えば、そうでもなく。

だけどそれでも、正しかったと思い。



振り返り見る自分の影は、確かに。





Days 3/10



※直後絶望判定

ほい

>>310

※何とかSG状態【普通】を維持

ーーーー昨日の夜

杏子「何だとーーどういう事だよ!?」

杏子「冗談も休み休み言えよ……魔女ってのはアタシらが狩ってるーー」

織莉子「…………」

杏子「……マジ……なのかよ」

織莉子「……私は未来を見る魔法を使うことが出来るようになりました」

織莉子「私が最初に予知したのは、『ワルプルギスの夜』がこの街を襲うこと」

杏子「はぁ……!? そんな事まで……! どうなってんだよ、ここは!」

杏子「アタシは……何に巻き込まれてるんだよ……!」

織莉子「……続けます。その魔女は、契約し、強大な力を得た鹿目まどかに容易く討伐されます」

織莉子「ですが、力を使い切った鹿目まどかは、その強大さそのままにーー世界を滅ぼす魔女になります」

織莉子「ワルプルギスの夜は……最悪私達でも退ける程度ならば敵う筈です」

織莉子「ですが、あの絶望だけは……アレは、どうにも、どうにも、ならない」

杏子「ーー織莉子、お前」

彼女は震えていた。
純粋に恐怖から。

キリカ「だから種の内に摘み取るんだ。生えてしまえば刈り取れなくやる」

杏子「いや、待てよーーおかしいだろ……」



杏子「お前らは、まどかを殺してーーその後どうするんだよ……」

杏子「ジェムが濁れば魔女になるんだろ……? これは、どうするんだよ……なあ!」

織莉子「…………」

杏子「織莉子!」





織莉子「もう」

織莉子「どうにもなりません」

織莉子「どうすることも、出来ないんです……」



ーーーービルの屋上、朝

風が酷く冷たい。
今にも死んでしまいそうな感じさえする。

杏子「お前が」

貴女は自分のソウルジェムに語りかけた。
紅くて、とても、とても綺麗な。

杏子「やった事が」

こんな、物が。



杏子「これだよ」



1、ソウルジェムを砕く

2、ビルから立ち去る


55分以降の↓3

2

この団結力
>>317

ーーーー

『私たちはいらないんだ』

『だから、それは杏子が食べなさい』



杏子「…………」

貴女のソウルジェムが指輪に戻る。
頭も、一日風に当たって冷えた。

杏子「死んでなんて、やらねぇ」

杏子「……ほむらも、知ってるんだったな。これを」

杏子「マミには、とてもじゃねぇが言えねぇ……アイツにとっての、全否定だ」



1、自分だけは、絶対に生き残ってみせる。その為になら……!
2、どうにかしなければ、皆死んじまう。何とかしなきゃ……!
3、自由安価

↓2

2

>>321

杏子「この事は、大半の奴等が知らない……どいつもこいつも、キュゥべえに騙されてんだ」

杏子「何か手を打たなきゃ、アタシら皆無駄死にだ……」

杏子「キュゥべえは、何でこんな事をアタシらに……チクショウが」



※モラル+3
※【正義】ランクアップ

【正義】
系統:アルカナ【D】
ランクアップ条件:モラル70以上
戦闘時、判定+1
絶望判定+1

ーーーー市街地、昼

杏子「どうすりゃいいんだ……」

貴女は街を当てもなく徘徊している。


1、このまま歩きながら考えをまとめる
2、どこかに移動する
3、自由安価

↓2

>>326

情報を整理しよう。
前提として、『魔法少女は魔力を使ってジェムが濁りきると魔女になる』。

これを知っているのが

アタシ
織莉子
キリカ
キュゥべえ

そして織莉子情報でほむらだ。

ならキュゥべえの行動は謎だ。
魔女を倒すために魔法少女を増やしているのに、それは意味がない。

ーー意味がない、のか?
そもそもアタシらと契約する理由が他にあるのかもしれない。

織莉子とキリカがまどかを殺そうとする理由は、納得は出来ないが理解はした。

ほむらは……まどかを契約させないようにしていた。
それが理由なんだろうな。
しかし、多分命を奪うほど非情にはなれないんだ。



杏子「ふむ……」

直後接触判定

ゆま

>>328

1、キリカ
2、沙々
3、その他

↓2

>>332

沙々「あ、杏子。やっと見つけました……」

杏子「……沙々か。どうした?」

沙々「昨日から足取りが分からないって聞いて、探してたんですよぉ?」

沙々は頬を膨らませて言った。
年相応の可愛らしさに少し微笑んでしまう。

※今日は……
1、休日
2、平日

↓2


>>336

杏子「学校はどうしたんだよ」

沙々「そんなの、杏子が心配で行けるわけないでしょう?」

杏子「……はは、これは悪い。ありがとな」

※魅力+1
※好感度最大ボーナス、幸運+1

杏子「沙々に会ったら、何か元気出てきたよ」

沙々「悩みがあるなら聞きますよぉ……?」

杏子「……おう」

1、打ち明ける
2、黙っている

↓2





※原作通りになるとは限りませんよ

1

>>340

杏子「……聞いてくれるか?」

沙々「ええ、もちろん!」


ーーーー公園、夕方

それから貴女は、不安を掻き消す様に彼女に詳細を話した。
彼女の様子がだんだんと変わっていく。

杏子「……大丈夫か? ショックかもしれないが、事実なんだ。アタシたちは知らなきゃならない……」

沙々「…………………………」





沙々「ふふ」





杏子「ーー沙々?」

貴女は一瞬だけだがーー彼女がとても恐ろしく見えて、問い掛けた。
彼女は力無く、しかし何時もの笑顔を返してくれて。

だから気付かなかった。

沙々「ああ、良かったぁ」

沙々「今で良かった。それを知ったのが」

沙々「大丈夫、大丈夫。大丈夫よ杏子、沙々は大丈夫です」

杏子「大丈夫そうに見えないぞ……」

沙々「ちょっとしたギャグですよぉー」

杏子「……そっか」

心配させまいと笑っているだろう彼女に対しての、心配は失礼だろう。
そう思って、貴女は彼女の強さに安堵した。

沙々「(……なら、まだまだ、まだまだまだまだまだまだまだまだ、やれることは、たぁくさん、ありますねぇ)」

沙々「さて、よいしょっ、と」

杏子「どこかに行くのか?」

沙々「私も何とかするために動きますから、ね。杏子も、負けないで」

杏子「……やっぱ」



杏子「お前は頼りになるよ」

沙々は貴女に軽く手を振って、公園を早足で離れていった……


※好感度ボーナス、幸運+1
※モラル+1

なぜ原作どおりにならないかの説明くらいは欲しいな
オリキャラ鋼メンタル化?

今日はこの辺りで。お疲れさまでした

>>344
冷静な状況で聞いたからと言うのが一つ。
杏子より優位に立っていたと言うのがもう一つ。
自分の能力が誰にも割れてないのが更に一つ。
餌に出来そうな魔法少女が生存しているのがオマケで一つです

後はまあ



杏子「実は魔女はかくしか」

沙々「はぁーんもう死ぬぅ」パリーン

杏子「は?」




これただのギャグですよぉー!?(迫真)

7g制限キッツ……

ヽ(*゚д゚)ノ テンコー

ーーーー公園、夜

夜風が冷たい……
ソウルジェムに影響は無いか心配になって、怯え過ぎている自分に苦笑する。

杏子「…………」

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

寝て明日頑張る

>>355

杏子「今日はもう休むかねぇ……さて」

1、適当な寝床(自由安価)を見つける
2、誰かの家に転がり込む
3、自由安価

↓2

>>358

ーーーーマミの家、夜

杏子「ちゃんと休んでたみたいだな」

マミ「ええ、何とかやれそうよ」

杏子「頼むぜ」

マミ「……あの人達の件はどうなったの?」

杏子「織莉子か?」

マミ「ええ。昨日は帰って来なかったから、少し心配していたけれど……」

杏子「…………」

杏子「なかなか意思は固いらしい。だけど、話し合う余地はあるから、アタシが何とかしてる最中さ」

杏子「難しいんだけどな」

マミ「一応、私も鹿目さんの傍には付いているんだけど、彼女らの気配は無かったわ」

杏子「ん。りょーかい」



もう夜も深い。
明日に備えて寝よう……

※魔力+1




Days 3/10 終了





大切な物は、いつも知らない内に取り零して無くなっている。

今までも、そしてこれからも。

全ての生きとし生けるものが、無くすまで気付かない。

君が生まれて持っていた物を確認してご覧?

ほら、もう幾つか無くなっていてーー




Days 4/10


ーーーーマミの家、朝

杏子「……行ってんのか」

貴女が朝起きると、やはりと言うかマミはいなかった。
学校に言って元気な姿を後輩に見せて安心させているのだろうか。

そう言えば、彼女らの様子もあれから見ていない。

目下の目標は……

1、魔法少女が魔女になる事への対策
2、織莉子とまどかの和解
3、まどかの魔法少女化阻止
4、今まで通り魔法少女生活
5、自由安価
↓2

2

>>366

杏子「まどかが例え契約して、魔女になったとしてもーー殺しちゃならねぇだろ」

杏子「そこを何とか分かってもらわないとな」

※モラル+1

※朝はどうしようか?

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

お礼の手紙書いてから街ぶらぶら

>>370

杏子「今日の書き置きは……」

1、一味凝ってる
2、堂々とした文字
3、達筆
4、丸っこい字
5、思ったより上手く書けた

↓2

2

>>373

杏子「ドン、とな」

※戦闘+1
※モラル+1
※マミ友好+1



杏子「さて、出掛けるか」



どの辺りをうろつこうか?

↓2

>>375

>>376

ーーーー廃工場、朝

この辺りはあまり人気がない……
……しかし、隠れて何かをするには好都合だろう。

1、自由安価
2、簡易行動
3、特殊行動

↓2

修行

>>379

杏子「ちょっと体を慣らそうかね」

1、地味な戦闘練習(戦闘+1)
2、豪快な戦闘練習(コンマで戦闘+0~2)
3、地味な魔法練習(魔力+1)
4、派手な魔法練習(コンマで魔力+0~2)

↓2

>>382

杏子「鎖を応用して何か出来るかも……」

直後練習判定

ヒャア!

>>384

杏子「鎖で捕まえて……槍の先端だけ分離させて斬りかかる」

杏子「うーん……デカブツには厳しいな」

※魔力+1

ーーーー廃工場、昼

大分特訓を行った。
大分動きが冴えた気がする。

※昼からはどうしようか?

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

SG耐久を上げる特訓 存在するならぜひやりたいけど。

>>388
※SG耐久は特訓できません

中断してまたここから再開します。
お疲れさまでした

休みフゥー!

ヽ(*゚д゚)ノ テンコー

>>386再安価

↓2

>>389

>>397

杏子「……うーん」

魔法少女が魔女になるのは、まあ分かった。
頭が痛くなるような事実だが、理解はした。

だけど織莉子の理解は不完全な様にも思う。
事実、何故キュゥべえがそういう事をしているかと言う理由には言及していない。
実は知っているのかもしれないが、それは置いてもだ。

ならほむらはどうやって知ったんだ?
アタシも、マミも知らないような事を知る為には、魔法かーー

杏子「ーー実際に、経験するしかない」

目の前で魔法少女が魔女になる瞬間を見る、とかだろう。
どちらかでなければおかしい、が。

杏子「まどかに関しての、知識があるとするなら……それは妙だぞ。魔法でなければ知り得ない情報だしな」

アイツは、アタシら以上にまだ何かを知っているかもしれない。

杏子「聞きに行ってみようかねぇ」

ーーーー学校、屋上、昼

杏子「よっす。揃ってーーねぇな」

さやか「あ、杏子」ヨッス

マミ「何かあったの?」

杏子「何か、って訳じゃないが……まどかは?」

さやか「ほむらとべったりさ……アイツまどかから離れやしない」ヤレヤレ

マミ「一応、今は味方の様だから任せているのだけれど……まるで私たちも敵みたい」フゥ



なるほど。
ここに居ても話は聞けなさそうだ。

※どうする?
自由安価
↓2

>>400

>>401

杏子「いないなら仕方ねぇな……おいさやか、弁当分けやがれ」

さやか「唐突に恐喝されたんですけどマミさん」

マミ「いつもの事よ」

さやか「ですよね」

※二人との雑談を楽しんだ……
※モラル+1

直後さやか友好判定
更に直後マミ友好判定

>>403
※+3
>>404
※+4

キンコーン

杏子「ん、鐘か。アタシはトンズラするわ」

マミ「今日は?」

杏子「わかんね。んじゃな」






さやか「マミさん、今のって」

マミ「『今晩はウチに泊まるの?』って聞いたのよ」

さやか「おぉう……」

杏子「どこで時間潰そうかなー……おっ、あそこはいい感じだ」

1、市街地
2、古本屋
3、神社
4、美術館
5、通学路

↓2

3

>>410

ーーーー神社、夕方

杏子「こんな都会に神社なんてのもあるもんだ」

貴女は普通に感じれば違和感のあるその場所に『違和感無く』降り立った。

ぽっかりと開いた穴のように、街を切り取ったソコ。

杏子「んー……」

深呼吸を一つ。ここの空気は澄んでいるようだ。



直後特殊接触判定

>>413

「……ん。アンタ……あー、なるほど」

杏子「うん?」

背後から声を掛けられて、貴女は振り向いた。
声の主は少女ーー見てくれを鑑みるに巫女のようだが。

杏子「……巫女さん、にしてはへんてこな格好って良く言われないか?」

「うん? うん、まぁ。でもこの方が可愛いし」

前言撤回。不良巫女だ。
衣装を改造するなんて聞いた事が無い。
シスターで例えるならスリット入れて背面全開みたいなのだ。ちょっとネジ外れてないと無理、と貴女は感じた。

「で?」

杏子「はい?」

「はい? じゃないのよ。神社に来て賽銭の一つも入れずに帰るつもりなの?」

「もしそうなら、大した根性ね」

アンタには負ける。

1、大人しく賽銭を入れる
2、お断りだ

↓2

1

>>416

「毎度ありー♪」

巫女はそういう仕事じゃないと思うんだが。

「それはそれ、これはこれ」

都合の良いやつ……
変に疲れてしまった。

杏子「帰ろ……」

「賽銭入れに来るなら歓迎するわよー」

出来ればもう来たくない……



※クロス☆マギカキャラ【博麗霊夢】(東方Project)を獲得しました。次回から選択できます。

※戦闘+1
※魔力+1

ーーーー市街地、夜

変な奴に時間を食ってしまった。
もう薄暗くなってきている。

1、移動する
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

>>419

>>420

ーーーーマミの家、夜

杏子「あん……? 開いてねぇ」

マミ「今帰った所だからよ」

杏子「うお。驚かせるなよ……心臓に悪いな」

ーーーー



マミ「何か飲む?」

杏子「何でもいいー」ゴロゴロ

マミ「はいはい」クスッ

※何をしよう?

↓2



織莉子について相談

>>423

杏子「どーすりゃ良いのかねー……?」モグモグ

マミ「何が?」

杏子「織莉子の件だよ。ちょっと前に進まなくてな……」

杏子「織莉子にも織莉子なりの理由があったしな……」

マミ「それは……鹿目さんを傷付けるに値する事なの?」

杏子「…………」

杏子「難しい、話だよ」

杏子「ダメだとは思うけどな」

マミ「……何か隠してるでしょ」



1、(魔女の件はマミには言えねぇ)
2、実は……

↓2

>>426

杏子「実は……」

※魔法少女が魔女になるという一部始終を話した……

直後マミ絶望判定
信じたモノ-1

ウッ(野太い声)

>>428

※マミのSG微減少

マミ「…………」

マミは余りの事に声が出ない様子だが……

1、見守る
2、手を握る
3、自由安価

↓2

ファンブルだとSG状態【魔女】になってましたね。なのでそのまた放って置くと魔女化します。
駅のホームのさやかちゃんぐらいです。

>>432

貴女は彼女の手を、自分の両の掌で包み込む。
息を飲む音と、目が合う。

マミ「佐倉さん……」

杏子「大丈夫だよ。アタシがついてる」

杏子「マミはーー」




「↓3じゃないよ」



※適切な言葉を当て嵌めると好感度ボーナス

438

お、お、うーん……まあいいか。
判定良で。

>>439

マミ「……!」

杏子「アタシも怖いさ。でも、二人ならきっと大丈夫だよ」

マミ「そう……ね。二人なら、二人なら怖くないわ……」

杏子「マミが魔女になりそうになったら、死ぬ気で何とかする。絶対、約束する」

マミ「私だって、佐倉さんを助けるわ。だから安心して」

杏子「……はは」

マミ「……ふふっ」

きっと嘘だ。
お互いがお互いに、怖くてどうしようもないんだ。

だけど、そんなのを忘れる程に、強く握ってーーその手は確かに暖かかった。

※モラル+5
※マミ友好+5

※スキル成長
【正義】
系統:アルカナ【C】
ランクアップ条件:モラル80以上
戦闘時、判定+1
SG状態【激昂】時、判定+1
絶望判定+1




Days 4/10 終了


お疲れ様です。
ボチボチ土台が揃ってきましたね。
マミさんも健在ですしさやかは未契約。原作ルートは回避したようなモノですね。
書き甲斐があります(迫真)

点呼。やるよ




Days 5/10

ーーーーマミの家、朝

杏子「……朝の弱さは直らんのかねぇ」

マミは既に出掛けていた……
用意してあった朝ごはんに舌鼓を打ちつつ、貴女は今日の予定を考える。

※朝はどうしようか?

1、出掛ける
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

この時間は人おらんよねそりゃ。
↓1

2 魔法書を読んで勉強する

>>456

杏子「ふう、ごちそうさま」

杏子「さて、腹拵えも済んだし……ん?」

杏子「何だあのハードカバーの本……いや、ノート?」

貴女は本棚に、良く見なければ気にも止めない様な無地の本を手に取った。

杏子「マミの魔法研究ノート……か?」


中身は……

1、痛々しい内容
2、ベテランの魔法考察研究

↓1

2

>>459

杏子「お、おぉ……確かに……なるほど」

そのノートでは魔法を可能な限り応用する方法について様々な考察が行われていた。

杏子「こ、こうかな?」

貴女が手を掲げると、虚空から鎖が凄まじい速度で飛び出した。

杏子「で、こう?」

その弾丸は窓ガラスに当たる寸前で直角に曲がり、方向を変える。

テーブルの下を潜り、テレビの背後を通り抜けて、鎖自身で作った輪の中をすり抜けた。

杏子「こ、これは中々……流石と言うか、何と言うか」



※しばらく練習を続けた……
※魔力+2
※幸運+2

ーーーーマミの家、昼

杏子「今度魔女にでも試してみるか……」

※昼はどうしようか?

1、出掛ける
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

↓1ね

1

>>464

杏子「出掛けるか……さて」


1、織莉子邸
2、学校
3、市街地


4、市街地
5、古本屋
6、美術館
7、通学路
8、路地裏

↓1

1

>>466

ーーーー織莉子邸、昼

杏子「正門から建屋まで遠いのが難点だよな……」

「むっ」ガサッ

キリカ「何だ、キミか」

杏子「お前か。織莉子は居るか?」

キリカ「中にいるよ」

キリカ「……………」ジーッ

杏子「……何だ?」

直後、キリカ初期友好判定

>>468

※キリカ【普通】を獲得

キリカ「うんにゃ、特には何も」

キリカ「ああ、でも君には一応感謝すべきだったんだよ」

杏子「はぁ……? アタシ何かしたっけ?」

キリカ「織莉子から色々聞いた。君は織莉子の支えになってくれたようだ」

キリカ「織莉子を愛して止まない私も、流石に織莉子に出会う前にそうするのは些か不可能だからね」

キリカ「まあ、お陰で私も織莉子と仲良くなれた件もある。かくしかでね」

杏子「お、おう……まあ、それは何よりだねぇ……?」

キリカ「織莉子は中だ。案内しよう」

ーーーー織莉子邸、居間

織莉子「タイムセールが五時から。幼稚園に蝶の大群。井戸端の噂話、今日は新居ビル」

織莉子「浮気がバレて赤いシャツ。雷神の右腕。カブトムシ。夕暮れの賢者。カブトムシ。カブトムシ」

織莉子「キリカが杏子さんを連れてやってくる」パァッ

杏子「その予知のカブトムシ推しは一体何なんだよ……」

織莉子「あれっ、お早いのですね」

キリカ「夏休み前の自由研究セールがホームセンターであるみたい」チラシー

杏子「幼虫かよ!?」



織莉子「で、用件は何でしょうか?」

自由安価
↓1

まさか、このあたりに
守備力の高い魔女が?

>>471

織莉子「この辺りにはもう居ませんね。この間、杏子さんが倒してくれたのが一番の大物だったようですよ」

杏子「ならいいが……」

再安価
↓1

今日は新居ビル、ってなに?

>>473

織莉子「ああ、何でも新しくビルが立ったのですが……入居する人達が個性的な方たちらしいですよ」

織莉子「どう言いますか……現代的と言うか、愛想が無いとか、暗いとか挨拶しないとか、そう言う主婦の噂です」

杏子「ふーん……」

1、大した予知じゃないんだな
2、少し気になるな

↓2

↓1

2

>>476

杏子「……何か、引っ掛かるな」

織莉子「そうですか? 取るに足らない噂話だと思いますが……」

杏子「直感だけどね」

※幸運+5

ーーーー織莉子邸、夕方

話し込んでいる内に日が落ちてきたようだ。

織莉子「あら、もうこんな時間ですね」

キリカ「空が紅いね」

※夕方はどうしようか?

1、出掛ける
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓1

1 自宅へ帰る

>>479

どこへ帰ろうか?

↓1

マミ宅

>>481

ーーーーマミの家に帰りながら

杏子「織莉子たちも一応踏み留まってはくれてるんだよな……」

杏子「どうするか……キュゥべえを締め上げて解決するならそれが一番なんだがね……」

直後、接触判定

それっ

>>483

※特に何も起こらない
※幸運+1

ーーーーマミの家、夕方

まだマミは帰っていない……
ゆっくりさせてもらおう。

※何して時間を潰そうか?

自由安価
↓1

掃除

>>485

杏子「世話んなってるし、ちょっと片付けといてやるかな……」

※簡単な掃除を始めた……
※魅力+1
※モラル+1





直後、マミ帰宅判定

ほい

>>487

ーーーーマミの家、夜

杏子「よーし、掃除完了! ちっとはマミも驚くだろ」

杏子「しかし、遅いな……」







その日、巴マミが帰る事はなかった。








Days 5/10 終了


佐倉杏子
【SG耐久】3/3
【SG状態】普通

【戦闘】44(69)【B】
【魔力】31(56)【C】
【精神】60(85)【A】
【魅力】35(35)【D】
【幸運】37(37)【D】

【モラル】71

【スキル】
【代わりの魔法】
系統:魔法
戦闘時、判定+1
敗北時、死亡する場合SG耐久-1する事で勝利する
【ベテラン】
系統:強化
【戦闘】【魔力】【精神】+25
【正義】
系統:アルカナ【C】
ランクアップ条件:モラル80以上
戦闘時、判定+1
SG状態【激昂】時、判定+1
絶望判定+1
【信仰】
系統:通常【ー】
発動条件:【魔力】41以上【精神】41以上【幸運】41以上【モラル】75以上
効果無し
【啓示】
系統:特殊【ー】
発動条件:【全ステータス合計】300以上
【魔力】70以上【精神】70以上【幸運】70以上
【SG状態】【希望、激昂、愛】のいずれか
効果無し

Days 5/10

マミ【友好】
キュゥべえ【友好】
まどか【友好・大】
さやか【友好】
織莉子【友好】
沙々【頼れる親友】
ほむら【普通】
キリカ【普通】

ストーリー分岐になります。
マミを捜索するルートを取るとextraシナリオに入り、本筋から独立した日々を過ごす事になります。
クリア後に6日目から再開になります。

マミを捜索しないルートでは、このまま継続です。

重要な安価ですので休憩して夜にまたやります。
お疲れ様でした。

件の安価やるよー





帰ってこないマミを……

1、探す

2、放って置く



15分以降の↓3

2

>>503

ではマミを探さないルートで。




Days 6/10



ーーーーマミの家、朝

杏子「……結局、アイツは帰ってこなかったな」

杏子「何かあったのか……? いや、マミに限ってやられるなんて事はないだろ」

杏子「どっかに泊まったのかねぇ……」

※朝はどうしようか?

1、出掛ける
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

1

>>508

杏子「出掛けようか……」

0、自由安価

1、市街地
2、古本屋
3、美術館
4、通学路
5、路地裏

↓2

>>513

ーーーー美術館、朝

杏子「柄じゃ無いが、たまにはこういう息抜きも良いかねぇ……」

様々な美術品が飾ってある……
歴史的な物も多いようだ。
良くは分からないが。


直後、特殊発見判定

凱旋門

>>515

杏子「お、これは……?」

貴女が目を奪われた物は……



1、古代ローマの歪な竪琴

2、古代メソポタミアの装飾



↓2

2

>>518

杏子「ここは……美術館だよな……?」

杏子「何でこんな物が……どちらかって言えば博物館にあるべきだと思うけど」

回りの客はこの違和感に気付いていないようだ。

杏子「……しかし、綺麗だな。これ」




『ふむ。雑種にもこの程度くらいに為れば格の一つも理解出来ようか』




杏子「!?」

杏子「……気のせいか」

貴女は不信に思いながらも、その場を離れた。


※クロス☆マギカキャラ【ギルガメッシュ】(Type-Moon)を獲得しました
※次回から選択出来ます

※幸運+2

ーーーー美術館、昼

杏子「何だかんだで堪能したわ……」

※昼からはどうしようか?

1、出掛ける
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

成る程、メソポタミアだからメソポタミア所縁の英雄王か

ローマを選んでいたら誰が現れたんだ? 


安価は任せた㊦

>>522

ーーーー織莉子邸、昼

杏子「急に邪魔して悪いな」モグモク

織莉子「いえ、構いませんよ」

杏子「……そういや、今日は居ないんだな」

織莉子「キリカですか? 今日は朝から出掛けているみたいで」

織莉子「何か用事でしたか?」

杏子「いや、特には何も無いんだけどね」

1、織莉子と談話する
2、自由安価

↓2

>>509

>>524
ネロ・クラウディウス・アエグストゥス・ゲルマニクス

>>527

織莉子「うーん……」

杏子「どうだ?」

織莉子「そこまでピンポイントに予知出来るわけではないですから、少し難しいですね……」

織莉子「直近の事でも無いので尚更です……修行が必要ですね」

杏子「そうか。ま、分かればってぐらいだったし、構わんよ」

杏子「(って事は、織莉子はこっちを四六時中把握してるって訳でもねぇのか)」

直後織莉子友好判定

>>530
※+3

ーーーー織莉子邸、夕方

大分日が傾いてきた。

※夕方はどうしようか?

1、出掛ける
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

織莉子といっしょに狩りに行こう

>>534

織莉子「お誘いは嬉しいのですが、私はここでキリカを待たなければいけないので……」

杏子「随分と仲良くなったんだな」

織莉子「えぇ……まだ付き合いは短いですが、あの子はとても私を思ってくれています」

織莉子「理由はまだ、聞けていませんが……その時がくれば、私も彼女と歩みたいとーーそう伝えたい」クスッ

杏子「……良かったな」

織莉子「へっ?」

杏子「『お前』を見てくれる奴が居てさ」ニッ

織莉子「ーーはい」

※魅力+1

※どうしようか?
再安価
↓2

宜しい、ならばキリカを待つ間教育してあげよう

織莉子と模擬戦

>>537

織莉子「模擬戦……ですか?」

杏子「ああ、特訓も兼ねてな。少し揉んでやるぜ」

織莉子「それは、有難いですね。では、表に出ましょうか」フフ

※織莉子と模擬戦を行った……
※経験値+1

1ポイントをステータスに割り振って下さい

↓1

戦闘

>>540
※戦闘+1

ーーーー織莉子邸、夜

杏子「ふーむ。遠隔攻撃主体なのは分かった。近寄られた時の対応は課題だねぇ」

織莉子「そうですね……キリカとバディを組めば弱点も補えそうです」

杏子「……頼むからその力を妙な事には使うなよ」

織莉子「それは約束できかねます」

杏子「頼むぞ……ホントにな」


※もう夜だ……

1、出掛ける
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

マミ宅へ戻る

>>543

ーーーーマミの家、夜

杏子「……どうしちまったんかね」

人が入った形跡は無い。
マミは帰って、きてはいない。



自由安価
↓2

QBを呼んで、マミの情報を聞く

>>546

杏子「……癪だが、アイツに聞くしかねぇか」

杏子「……キュゥべえ、居るか?」

呼ぶと、ソイツは影の中から滑る様に現れた。

キュゥべえ「何だい? 君から呼び出すなんて珍しいじゃないか」

杏子「あのさぁ、マミが帰ってきてないんだけど、アンタ何か知らない?」

キュゥべえ「ああ、彼女か。ボクはあの子が魔女になってからは観測していない。今はどうしているのか分からないよ」

杏子「そうだよな、アンタに聞いたところでーー」









「ーーーーえ?」



※マミ【友好】を失いました
※直後、キリカ帰宅判定

>>550
※何事も無く帰宅




Days 6/10 終了



お疲れ様でした。お休みなさい

「ひとりぼっちじゃないよ(大嘘)」
とても愉悦ですね吐きそう

伸び方に驚いた。

テンコー(AA略





死は不意に来る狩人に非ず。



ーーーー空き家、朝

杏子「…………」

貴女は昨日のキュゥべえの言葉を……

1、信じる
2、信じない

↓2

2

>>588

貴女は嫌な可能性を振り払う。
これも自分を絶望させようとした虚偽だと、そう信じる事にした。

※絶望判定無し。

杏子「…………」

※今日は……どうしよう……?

1、出掛ける
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

>>590

>>591

ーーーー公園、朝

沙々「杏子ー!」

杏子「おう、来てくれたか。朝から済まないな」

背後から聞こえた声に振り返る。
息を切らせながら、貴女の親友は現れた。

沙々「マミさんが行方不明と聞いて驚きましたよぉ……」

杏子「その様子だと、そっちにも行ってないのか……」

沙々「ええ……どうしてしまったんでしょうね」

杏子「とにかく色々当たってみたい。手伝ってくれるか?」

沙々「もちろんですよ!」

※沙々が協力者になりました




Days 7/10



ーーーー市街地、昼

杏子「沙々と手分けして探してるから、今日の暮れには見つかるさ……そうに決まってる」

※昼はどうしよう?

1、出掛ける
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

まどさやに魔女化を伝え、警告。マミの行方不明も伝える。

>>597

ーーーー学校、屋上、昼

杏子「……揃って、ねぇな」

さやか「あっ……杏子!」

杏子「一人か?」

さやか「うん……マミさん、何か休んでるみたいでさ。マミさんの様子、どうなの?」

杏子「っ……」

さやか「……杏子?」

貴女は彼女の目を見れなかった。

杏子「……ここで待ってる。まどかを呼んで来てくれないか」

さやか「え。無理無理、ほむらが許さないよ……ホントにアイツはーー」



杏子「アタシから、スゲー大事な用事があるって伝えてくれりゃいい」


ーーーー

ほむら「……何の用かしら?」

まどか「ほむらちゃん、杏子ちゃんはわたしに用があったんだよ……?」

ほむら「知っているわ」

さやか「そうじゃなくて……まぁいいか。杏子、連れてきたよ」

杏子「そうか。ありがとう、さやか」

さやか「どういたしましてよー」

とても気軽な声が、現実感を奪っていくような錯覚を覚えた。



杏子「なあ、ほむら」

ほむら「何かしら?」






杏子「何故黙っていた?」


ほむら「……何の話かしら?」

杏子「惚けんなよ……笑っちまう様な話の事だよ」



杏子「魔法少女が、最後の最後にゃ魔女になっちまうって言うーー笑えねぇ話の事だ」

まどか「えっ?」

さやか「ーーーー!?」

ほむら「……知ってしまったのね」

まどか「え、えっ、それってつまりーー?」

さやか「ちょ、ちょっと待って二人して納得したみたいな雰囲気だけど、可笑しいでしょそれ!」

さやか「だってそれならーー!」



杏子「ああ、考えてる通りさ」

ほむら「巴マミは、真実に耐えられないと思っていた。貴女にも伝えなかったのは、貴女から伝わるのを防ぎたかったからよ」

杏子「ハッ! お前でも読み違えるんだな……マミはもう知っていたぞ」

ほむら「ーー何ですって?」

杏子「アタシが伝えた……だけど、アタシたちはそんな事では絶望しなかった」

ほむら「ーー本当に?」

ほむら「そ、それなら……!」

杏子「……?」

彼女の様子が変わる。
普段の冷えた雰囲気が一転して、そうーー例えるなら、喜んでいる?

ほむら「それはとても良い傾向ね……で、その巴マミは? ここ二日程見ていないけれど」

杏子「…………」




杏子「マミは……少し前から、家にも帰ってきてない」

まどさや「!?」

ほむら「……どういう事?」

杏子「分からねぇ……ホントに、分からないんだ」

杏子「いきなり、帰って来なくなった……原因なんて思い当たらない」

杏子「もう、魔女に遅れを取ることもないだろうし、魔法少女相手にアイツが負ける絵面なんか想像もつかない」

杏子「魔女にだって、なるはず、ない。だって、アイツにはアタシが居てーーアタシにはアイツが居たはずなんだ」

だから、絶対信じない。
絶対、信じない。



さやか「何でよ……!」

怒気の籠った声。
貴女はさやかに肩を掴まれる。

さやか「何でーー何で!」

さやか「何でそんな事になってんのよ! アンタが、アンタが言ったのにーー!」

さやか「ーー任せろって、言ったのに!」

杏子「ーーうるせぇ!!」

さやか「なにを……って、アンタ……」

杏子「うるせぇよ……チクショウ……チクショウ……」

ほむら「…………」

まどか「杏子ちゃん……」



泣いていい場所じゃないのに。

ーーーー

さやか「つまりまとめると」

さやか「魔法少女はソウルジェムが濁ると魔女になる」

ほむら「ええ」

さやか「マジ意味不。でも、これでほむらがまどかを契約させない理由が分かった。成る程ね」

ほむら「貴女は……正直すぐ契約すると思っていたのだけれど……その、上条恭介の件で」

さやか「それはまあ……」チラ

杏子「…………」

さやか「運良く、あそこで凹んでる奴が止めてくれたらかな」

杏子「凹んでない」

さやか「はいはい。で、キュゥべえは」

ほむら「害意を持った獣よ」

まどか「まさか、とは思うんだけれど」

さやか「目的がハッキリしないけれど、やってる事は……許せないね」

さやか「その上で、マミさんが失踪か……」

……………………

ほむら「正直、最悪の場合もあるかもしれないわ。魔法少女って、そういうモノだから」

さやか「皆言わなかったのに!?」ガーン

さやか「…………」

杏子「……何考えてやがる」

さやか「願い」

杏子「ーーテメェ話聞いてたのかよ!? お前の頭の中にはスポンジでも詰まってんのか!!」

さやか「怒らないでよ。これでも真剣に考えてる」

ほむら「……ここまで聞いて、それでも奴と契約すると言うの?」

さやか「じゃあさ、アンタは」ピッ

さやか「あんな状態のアイツをほっとくの?」

杏子「なっーー調子に乗るんじゃ」

ほむら「……杏子」

杏子「……何さ、改まって」

ほむら「巴マミの件、私も協力するわ。生きていれば、それは心強い」

杏子「……すまねぇ」

まどか「ほむらちゃん……!」

ほむら「……満足かしら?」ファサ

さやか「65点」

ほむら「張り倒すわよ」

ーーーー予鈴の音

ほむら「さ、なら今日の放課後集まりましょう。手の掛かる先輩を探すならね」

ほむら「行きましょう、まどか。授業が始まってしまうわ」

まどか「う、うん」

ほむらは、まどかと連れ立って屋上の出口へと歩いていく。

さやか「しかし、ほむらもマミさんとは仲が悪かったのに、よく手伝ってくれる気になったと思うよ」

と、小声のさやか。
それが聞こえたのか、彼女は立ち止まりーー背中を向けたまま、盾だけを腕に現した。

杏子「ーー!」

ほむらが手を鳴らすとーー小さなマスケット銃が錬成されて、パン、と軽い発砲音を発てる。

ほむら「豆鉄砲ね」

それだけ言って、二人は屋上を後にした。

さやか「ん……? 何か驚いてるみたいだけど、今の何?」

杏子「アレは……」

貴女は魔力を練って錬成するのは、奇しくも同じマスケット銃。

さやか「あれ、杏子も出来るの?」

杏子「マミが……教えてくれた魔法だ」

杏子「適正、ってか、あんなにバシバシモノを作れるのなんてマミぐらいだから、アタシにはこれが限界だった」

杏子「何でアイツが……?」

さやか「……うーん?」

※直後、三人友好判定

えいや

>>622
※全員+2
経験値+1

どのステータスに割り振りますか?

↓1

幸運

>>625
幸運+1

ーーーー市街地、夕方

杏子「そろそろ時間だな……」

1、出掛ける
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

QBを呼んで沙々の能力と願いの内容を聞く
またマミと最後まで一緒にいた奴は誰かなども

>>631
沙々の能力や願いの内容を聞く切っ掛けを提示して下さい。

↓2

沙々が魔法少女となった理由

>>635
沙々が魔法少女になった理由を信頼している本人で無く敵であるキュゥべえに聞く理由を提示して下さい。
※キャンセルして再安価ならその旨を記入して下さい

↓2

>>636

>>642
※good!

直後、判定

そい

あっ、これ別の判定なんです
>>649
??成功

ーーーー公園、夕方

杏子「…………」

貴女はまどかたちとの待ち合わせの指定通りに公園に来ていた。

この街には、色んな場所に思い出が残っている。
マミと出会ってから、こっちに来るようになって。
沢山鍛練して、魔女を倒して、お茶したりして。

杏子「ああ……居なくなってから気付くなんて。無くしそうになったってのに、間抜けめ」

こんな時、沙々なら…………

…………

杏子「……ん?」

ふと、思う。
今の思い出の中には、親友の姿が無かった。
しかし、沙々は自分やマミと親密な関係だった筈。

ーー何時から?

杏子「……健忘か? まさか、ソウルジェムがダメにーー!?」

杏子「……キュゥべえ、いるか?」

キュゥべえ「何だい? 最近は、随分とボクに頼るじゃないか」

杏子「……沙々との記憶が思い出せない。もしかして、アタシはもう、ダメなのか?」

キュゥべえは呆れる様に言った。



キュゥべえ「それは当然だよ。だって君は沙々と出会ってまだ間も無いじゃないか」

なにを、いっているのか、わからなかった。

キュゥべえ「成る程、彼女の魔法のせいだね。沙々の魔法は他人の認識を操作する」

キュゥべえ「俗に言う、洗脳だね。彼女の祈りは『自分より優れたモノを従わせたい』」

キュゥべえ「ここまで強力に作用する、ということはーー君が十二分に優れている証拠だろう」

キュゥべえ「【君が優れていれば優れている程、彼女の魔法は強くなる】のかもしれないね」

声が揺れる。

ーー違う!
コイツはアタシを揺さぶっているだけだ!




キュゥべえが穴だらけになって。

ーーーー

杏子「ーーほむら、か?」

ほむら「何だか貴女の様子がおかしかったから、とりあえず粉微塵にしておいたわ」

さやか「ほむらー、早いよ……って、ヴぇっ!?」ウワ

まどか「うわぁ……気持ち悪い」

キュゥべえ「殺しておいてその言い種は酷いね。もっしゃ、代わりはモグモグ、幾らでも有るけど、ゲーフィ、勿体無いじゃないきゅっぷい……」ケップ

さやか「食ってから喋れよ」

ほむら「そんなのに構っている暇は無いわ。早く巴マミの捜索に向かいましょう」

キュゥべえ「? 何故そんな無駄なーー」

杏子「黙って失せろ。早く」

キュゥべえ「……やれやれ、呼んだと思ったら帰れと言ったり、わけがわからないよ」

まどか「……消えちゃった」

さやか「アイツに抱いてたファンシー感台無しだわ」



ほむら「とりあえず二人一組で動きましょう。美樹さやかは杏子と」

さやか「了解ー」

杏子「おう」

まどか「(いつもと変わらないなんて言えない)」

…このほむら怪しくね?
マミが未確認の魔女か魔法少女にやられた可能性もあるのに
まどか連れて行くつもりなんだろ?

安価下

ーーーー市街地、夜

さやか「しっかし、マミさんの居そうな所ってどこなんだろう……杏子は何か思い当たる?」テクテク

杏子「…………」

さやか「ん? おーい、杏子さーん」ヒラヒラ

杏子「うぉっ……何だよ?」

さやか「何か考え事?」

杏子「いや、ちょっとな……」

1、沙々の事を知っているか話してみる
2、余計な心配はかけない方がいい

↓2

1

>>666
志村ー、織莉子織莉子ー
安価下

>>669

杏子「なあ、さやか。優木沙々って魔法少女を知ってるか?」



さやか「誰それ……いや、知らないけどさ」


杏子「だよなぁ……アタシの親友なんだが」

杏子「……多分」

さやか「多分って!?」

※さやかと街を探しながら歩いた……
※モラル+1
※幸運+1
直後さやか友好判定

1

>>675
※+3

ーーーー

さやか「今日は進展無しかー……」

杏子「……仕方ねぇよ」

ほむら「また明日も行いましょう」

さやか「大丈夫だったまどか!? ほむらにあんな事やこんな事されてない?」

ほむら「何よそれ」

まどか「ほむらちゃんは無抵抗なのを良いことに私を路地裏に連れ込んで……」ヨヨヨ

ほむら「マドカァー!?」

さやか「重罪だわー……」

ほむら「誤解よ!?」





杏子「…………」

何だ。お前、全然一人じゃなかったじゃないか。
皆、お前のために集まってくれてる。

アタシは……

ーーーー深夜、どこかのビル

「はっーーはっ、はぁっーー!」

まだ小さな女の子が、マンションの廊下を走っていた。
息も絶え絶えに、おおよそ子供の限界を越える速さで。
それは、死に瀕した者特有のそれ。

階層は不運にも5階。逃げるにはエレベーターか、階段しか無い。

追ってくるのは、刃物を携えた母親。

「ひ、ひいっ」

少女はエレベーターのボタンに飛び付いた。
上がってくる方が早い。
母親は遠くから駆けてきている。

エレベーターが到着して扉が開く。
その中には先客が居た。
優木沙々だ。

沙々「あらぁ、どうしたんですかぁ?」

「し、しめっ、閉めてっ!」

乱暴に飛び乗ってきた少女を柔らかに抱き止めて、沙々はのんびりと語りかける。
沙々はパニックになった少女の代わりにボタンを押した。





開。

「えーーなんで、何で、早く閉めてーー!」

沙々「知ってますよぉ」

「ひぃーー」

沙々がボタンを『正しく』押したせいで、ドアは開いたまま、エレベーターは母親を迎え入れた。

沙々「大丈夫ですよぉ……だって」




沙々「これは、夢ですから」




恍惚すらした笑みで、彼女は少女に言う。

「やめて、おかあさんーーゆま、何もわるいことしてなーー!」

沙々は少女に背を預けられる様に抱き抱えていた。

沙々「えーと、千歳さんとこでしたっけ」

母親は娘の腹部に刃物を突き入れる。

「かっーー」

ぬぶり、と抉り。
粘る音と共に其れを前後させる。

孔が広がって、体液が際限無く溢れ出した。

沙々「あー、大分錆びてますね。こっちのナイフ、使います?」

沙々は母親に新品のソレを差し出した。
違和感も感じず、母親は娘の凌辱を続けた。

「ーー、ーー」

もう虫の息の少女の口の中を、沙々は人差し指で掻き回す。
刃物が体を犯す度に震える感触。
舌の柔らかさ。
未成熟の体。

沙々「ふふ、弱さは罪ですねぇ」

やがて母親は殺しに満足したのか、自分の借り部屋へと帰っていった。

沙々「この後あの人は父親に首を閉められながらセックスして死ぬ」

沙々「父親は首吊りでしたっけねぇ……」

「ーー、ーー」

沙々「あら、まだ息がありますか。しぶといですねぇ」

エレベーター内部は真っ赤に染まり、下の階にまで血が滴り落ちていく程だ。

光を失い、濁りつつある瞳。
欲望のままに、唇を奪う。

支配、支配するのは心地好い。

裂けた腸に素手を突っ込んで、滅茶苦茶に掻き回す。
激しく蠢動する小さな肢体を抱き締めて押さえ付けて、内蔵の、体液の、命の暖かさを手に感じる。

沙々「あっ、あっあっ、くふふっ」

まるで手が性器になったような感覚。
病み付きになるし、なっていた。



やがて、少女は息絶えた。



沙々「ああ……良かったぁ……」

蕩ける様な体感に身を震わせて、彼女は少女の頭を撫でた。

沙々「お休みなさい、良い夢を」




そして明日、少女は紛れもない悪夢(げんじつ)から目覚めーーそしてまた、母親に殺されるのだ。


※キリカ【普通】を失いました
※織莉子【友好】を失いました




Days 7/10 終了



テンコー




Days 8/10



ーーーー空き家、朝

眠い目を擦る。
やはり、彼女は帰ってこない。

杏子「…………」

※今日はどうする……?

1、出掛ける
2、自由安価
3、簡易行動
4、特殊行動

↓2

>>718

キュゥべえ「ここと閑散とした様な錯覚を覚えるね」

杏子「うるせぇよ……」

キュゥべえ「ボクに聞きたいことがあるんだろう? それは何だい?」

杏子「……↓2」

マミを最後に見かけた場所、様子、誰かと一緒だったらそれも教えてくれ。

>>721

キュゥべえ「マミを最後に見かけたのは、最近建った大型の住宅マンションの敷地内だね」

キュゥべえ「様子としては、友に会いに行く様な気軽さだったよ」

キュゥべえ「それもそうさ。だって彼女は優木沙々に会いに行ったんだからね」

杏子「…………」

杏子「……お前の話が本当なら、沙々の行動に辻褄が合わない」

キュゥべえ「それすら、君は洗脳されている事に気付けないなんてね。全く、人間は脳や精神に縛られ過ぎる。熟、理解に苦しむよ」

杏子「…………」

まだだ。まだ材料が足りない。
アイツを疑う要素が無いんだ……

キュゥべえが嘘を吐いている可能性だって十分にあるじゃないか。

杏子「……いや、キュゥべえ、お前ーー!」



※貴女はキュゥべえの会話から何か【キュゥべえらしからぬ要素】を感じ取りそうです。
※それが何かを答え、回答に近ければ情報を手に入れられるかもしれません。

それはーー

↓3

>>723

類似回答、判定可
>>725

杏子「キュゥべえ……お前、まさかーー怒ってる、のか?」

キュゥべえ「まさか。ボクには感情といった機構が備わっていないんだ」

杏子「いや、でも……お前は【魔法少女同士の争いには中立】だった筈だ。それが、アタシにこうして情報をくれている」

杏子「だからこそ、アタシはアンタを信用しきれないんだ」

キュゥべえ「ふむ。なら、こうは考えられないかい?」





キュゥべえ「彼女、優木沙々はボクにとって、必要が無くなってしまったと」

杏子「っ」

キュゥべえ「だから、始末してくれると有り難いんだ」

キュゥべえ「引き裂いたっていい。破裂させたっていい。溺死でもいいし、火葬なんてお洒落だね」

キュゥべえ「とにかく消滅させるんだ。契約した事を後悔するくらいならなお良いね。肉片を一ミリずつ刻んで悲鳴を楽しんだって構わない」

キュゥべえ「強姦に次ぐ強姦を味あわせてやってもいいね。絶望なんて生温く感じる程なら尚良しだ」

杏子「お前……やっぱり」

キュゥべえ「まさか! だってボクには感情が無いからね」

キュゥべえ「しかし、彼女は処分すべきなんだよ。うん」



キュゥべえ「それでもまだ迷うと言うならば、織莉子の家に行くと良い」

杏子「……何があるってんだよ」

キュゥべえ「君を焚き付けるモノさ」

織莉子の家に…………


1、行く

2、行かない


↓2

>>732

杏子「……行きゃあいいんだろ」

キュゥべえ「ボクも行こう。もうこの辺りでボクの話を受け止めてくれそうなのは君くらいだからね」

杏子「けっ、自業自得だっての」

※直後、キュゥべえ友好判定

そいや

>>736
※+2

ーーーー空き物件、昼

いやに静かだった。
何も居ないような、そう、初めてここに来たときの雰囲気だ。

ざわついた心を抑え、貴女は広い庭を歩いていく。

キリカがこの辺りで出迎えに出る筈だが、今日は声もない。

玄関から居間に入る。

居た。織莉子は、ソファに座って居眠りしているようだ。

自由安価
↓2

生きているか
ソウルジェムあるか確認する

>>739

杏子「ーー織莉子?」

貴女は彼女の様子に違和感を感じる。
近寄ってみればーー

杏子「ーー息、してない」

脈も無い。
体は、冷たい。

ソウルジェムは、砕けて殻だけになっていて。

杏子「…………」

杏子「キリカは、どうなった?」

キュゥべえ「彼女も、魔女になったよ」

杏子「そうかよ……」

杏子「(無理もねぇ……織莉子が死んじまったら、アイツは絶対耐えられねぇ)」

杏子「これも、沙々の仕業なのか……?」

キュゥべえ「そうさ。彼女の目的はこの縄張りだからね」

杏子「…………」

1、沙々と、話をつける。
2、キュゥべえを信じず、今まで通りに過ごす

↓2

1

>>744

キュゥべえ「そうするといい」

杏子「お前は?」

キュゥべえ「ボクは行かないよ。まどかに契約を勧める良い機会だからね」

杏子「バーカ、もう無理だって」

キュゥべえ「存外、そうとも限らないさ」

杏子「あっ、待てーー、って、いっちまったか」

杏子「……ん。ま、あっちはほむらに任せて……」

ーーーー公園、夕方

貴女は公園のベンチに腰掛けて、何気も無く噴水を眺めていた。

水の落ちる音だけが、響いてずっと耳に入ってくる。

沙々は呼び出した。もうすぐ来るだろう。
例えば、キュゥべえの話が本当ならーー

杏子「アタシは、アイツをーー」



1、殺す

2、許す


↓2

1

>>750

杏子「殺すだろうな」

自嘲気味に笑いながら、当てにならない自分の記憶を貶す。

そんな時に、貴女の背後から誰かが近寄り、貴女の両目を手で塞いだ。

?「だーれだっ!」

※誰?

↓2

>>754

すまぬ、まどかで

>>756

杏子「まどかか?」

まどか「あー、声はね……」

さやか「正解はー、残念! さやかちゃんでした!」

ほむら「確かに残念さやかね」

さやか「区切りに悪意を感じる」

杏子「お前ら……どうしてここに?」



さやか「いや、何かキュゥべえが来てさ」

ほむら「杏子に力を貸してやってほしいと……あんな台詞も言えるのね、アイツ」

まどか「契約以外で話しかけてくるキュゥべえってなかなかないよね」

杏子「な……? だってアイツーーいや、そうか」

杏子「こりゃ、いよいよ……かもな」






沙々「あらぁ、皆さんお集まりですねぇ」




杏子「沙々か、そっちの首尾はどうだ?」

沙々「芳しくないですねぇ……」




ほむら「あら、沙々も一緒に探してたのなら言ってくれれば良いのに」

まどか「沙々ちゃんがいるなら、安心……かな」

沙々「相変わらずまどかは可愛い事を言ってくれますねぇ……和みます」

まどか「か、可愛いなんて照れるよぅ……」

和気藹々とした雰囲気だ。
これが、嘘や幻覚だって言うのか……?

まさか、あり得ない。














さやか「えっ、その人……誰?」

沙々「っ……?」

まどか「? 沙々ちゃんだよ。さやかちゃんだって知ってるでしょ?」

さやか「えっ、いや……それ多分違う人じゃない? 少なくともアタシは知らないけど……」

杏子「ーー何だと?」

おかしいのはさやかだ。
【さやかだと思わされている】。

ほむら「何を言ってるのよ……遂に虚言癖まで発症したのかしら?」

さやか「ほむらまで……」

沙々「ま、まぁまぁ私、影薄いから仕方ないかもですねぇ……」

まどか「そんな事無いよ! だって沙々ちゃんはわたしの理想の魔法少女だもん!」

ほむら「巴マミの危機を救えたのも、沙々が居たお陰じゃない」

さやか「ーー!」

さやか「……杏、子?」

さやかは震える声で、貴女を見た。
希望を持って、望みを託して。



杏子「そうだぜ。大体アタシたちがこうやって集まれてるのも、そもそも沙々がいなけりゃ出来なかった事だぜ?」

さやか「ーーーー。」



さやか「そ、そうだったね! ごめん、沙々」

沙々「……ほっ。まぁ、思い出してくれたなら幸いです」

さやか「でもさ、何かいつもよりほむらとのスキンシップ甘くなーい? 出会った頃は超ベタベタラブラブだったじゃーん」

さやか「だから、分かんなかったのかも……あの時の印象強かったからなぁ……」

沙々「そ、そんな事は無いですよ。ねぇほむら?」

ほむら「そうよ。ほらこんな風に……」

沙々「んふふ……ほむら、頬擦りはくすぐったいですよぉ……」

ほむら「うにゃーん……」

まどか「あ、ズルい! わたしもー!」

少女たちが三人で頬を摺り合っている。
見た目はとても可愛らしい。

杏子「やれやれ……って、どうしたさやか?」

さやかは沙々に近寄って。

沙々「さやか? どうしーー」




その頬を引き剥がして、張り倒した。




沙々「なっーー?」

まどか「ひっ?!」

ほむら「貴女ーー一体何を!」

ほむらがさやかを締め上げようとして、咄嗟に貴女は間に割り込んだ。

杏子「ど、どうどう。さやかも、いきなりどうしーー」





次に張り倒されたのは貴女だった。








※沙々【頼れる親友】を消失しました


さやか「はぁ……はぁ……!」

さやか「こんなんで覚めないなら、契約するしか無いけどさ……!」

ほむら「美樹さやか……貴女一体……?」

肩で息をしながら、彼女は震える足を抑えて立っていた。



沙々「……弱っちぃ奴ほど無謀に吠えるんですよねぇ」

沙々「ホントに味方だったらどうするんですかぁ?」

まどか「沙々ちゃん……?」

さやか「アンタ、嘘吐いてたから。分かっちゃうんだよねぇ、そういうのさ」

ほむら「沙々……どうしたの?」

沙々はゆらりと立ち上がり、変身する。

沙々「そんな直感に邪魔されたんですねぇ……」

さやか「あとね」

さやか「ほむらは『うにゃーん』とか言わないから」





杏子「そりゃ確かに決め手だな」

沙々「っーーがっ、はぁ!?」

貴女が薙ぎ払った鎖が彼女を吹き飛ばす。

さやか「杏子!」

杏子「……あぁ。最悪の気分だ。最悪だよ……おら、二人とも。気付けだ」

貴女が指を鳴らすと、二人はハッとした表情を取り戻した。

ほむら「あっ……あっ、あっ、あうぅ……」

杏子「恥ずかしがるのは後でやれ。今はーー」




沙々「いたた……酷いですねぇ、杏子」

杏子「敵をヤる事だけ考えろ」

ーーーー夕暮れの公園

沙々「あーあ、せっかくの魔法がパァです」

杏子「アタシら全員をペテンに掛けた事は誉めてやるよ」

沙々「なかなか楽しかったんですけどねぇ……杏子たちとの友達ごっこは」

杏子「マミを何処にやった……」

沙々「今ではこうして槍を向けられる始末……きっと私たちは仲良く出来ると思うんですよね……」

杏子「余計な事を喋るな……! 答えろ……答えやがれ沙々ぁ!!」

貴女の足元が圧力で軋み上がる。
体が焼けるような、熱い魔力の奔流を感じていた。



沙々「では、一つはこれを」



さやか「っ」

まどか「きゃあっーー!?」

ほむら「ちっ……」

公園は、モノクロの庭園に飲み込まれた。

ーーーー主無しのモノクロ庭園。

貴女たちの前に現れたのは、女の体をいくつも繋ぎ合わせたーー複数の鋭い鎌の様な爪を持った魔女だった。

杏子「魔女……だと!?」

沙々「私は魔女を操れるんですよぉ……」

沙々「今まで、この魔法で何で人間も操れるのかは疑問だったんですけれどねぇ……魔女の出生を知った今では納得です」

魔女が鎌を振り払う。
ほむらは一般人二人を脇に抱えて飛んだ。

ほむら「厄介ね……!」

杏子「任せな!」

貴女は魔女の爪全てを鎖で拘束し、一太刀に両断しようとして、




沙々「あら、呉キリカは簡単に殺してしまうのですか?」




手を止めざるを得なかった。

杏子「…………まさか、お前」

沙々「そうですよぉ。今明かされる驚愕の真実なんですが、その魔女は、彼女ですよぉ……くふふっ」




沙々「今の貴女、あの時の織莉子さんと同じ顔ですよ」

沙々「この木偶に殺される寸前のね」



杏子「…………」

沙々「あの人もバカなんですよぉ。急に抵抗を止めちゃって。魔女に自我なんか有るわけ無いのに」

沙々「『キリカに殺されるなら本望』ー、とでも言うんでしょうかねぇ。バカですねぇ、お人好しですねぇ」




杏子「お前はーー絶対に、殺す」

沙々「そう簡単には、いきません」

沙々「では、私はこれにてサヨナラです」

杏子「ま、待ちやがれーーっ!」

貴女の行方を阻むのは、かつての。

ソレを撃ち穿つ無数の銃弾。

杏子「ほむら!」

ほむら「ここは任せて、追いなさい! 今逃がせば、次は無いかもしれないわよ!」

杏子「し、しかし……!」

ほむら「こうなったら、御仕舞いなの! 止めを、貴女は刺せるの?」

杏子「くっ……」




1、ここはほむらに任せて、沙々を追う
2、残って、ほむらと共に戦う

↓2

1

>>792

杏子「……死ぬなよ」

貴女はほむらを背に、結界の外へと駆け出した。

ほむら「誰に言っているのかしら」

少しだけ、彼女がマミの様に見えて。





ほむら「柄じゃないけど、離れないで」

まどか「うん!」

さやか「わ、分かった!」

今日はここまでにしておきます。
お疲れさまでした。
一日に二回やるとかキツいね死ぬ。

談義スレで然り気無くディスられてて吹いたwww

ヽ(*゚д゚)ノ< テンコー

ちょっごめ1sttake凄いちょっと待って

おっしゃやるわ見終わった

ーーーー市街地、高空、夜

貴女は高いビルの屋上から屋上へと、逃走する沙々を追い続けていた。

杏子「待ちーーやがれっ!」

貴女が虚空から伸ばし絡め取らんとする鎖が、彼女を狙う。
無数の金属音が、雪崩の如く襲いかかった。

沙々「はぁい、行ってくださぁい」

醜いマネキンの様な使い魔がそれらから身を呈して、望まぬ主を庇う。
鎖に貫かれ、霧散した。

杏子「そうやって手下に戦わせて、自分は安全な所から、かよ!」

沙々「賢いですよねぇ。これだけは魔女をバカに出来ない所です」

アイススケートを穿いた使い魔が蹴りかかってくる。
貴女は槍を煌めかせて、其れらを一度に薙ぎ払って吹き飛ばす。

沙々「わぁ……使い魔じゃあ相手になりませんね……」

沙々「(もう一人の方は……着いてきてないですねぇ。キュゥべえがイレギュラーだと言っていたから警戒していたのに拍子抜けです)」

沙々「なら……」

沙々はビルから大きく虚空に飛び込みーー現れた、蝶の様な使い魔の飛び石を走り出した。

杏子「待ちやがれ!」

貴女は槍をアンカーの様に伸ばし、ビル郡に突き刺しながら追い掛ける。
弧を描いて、体は宙を滑っていった。


1、このまま全力で追い掛ける

2、一旦追うのを止める

↓2

>>818

ーーーーマンション、夜

風を切りながら、沙々はマンションのーー自分の領域に激しく着地した。
地面を蹴って軽く跳ね、身を翻してふわりと一つ。

一拍遅れて貴女の足音。
静かに降り立ち、息も荒く槍を構え。

杏子「……どうした、もう追いかけっこは終わりか?」

沙々「終わりーーと言うか、これ以上に逃げ場が無いんですよねぇ」

杏子「何だと……?」

沙々「つまり、ここが私が手塩に掛けて突貫で作った巣になるわけですよぉ。実際に稼働し始めてますから、後は結果を待つだけなんですよねぇ」

杏子「……?」

彼女は魔女を呼び出すでもなく、手を広げてーーまるで演説でもしているかの様だ。


1、油断している? 先制攻撃だ!

2、何を企んでやがる……? 慎重に様子を伺う。

↓2

2

>>825

※幸運+1

何かを企んでいるかもしれない……
それに、さっきアイツはこの場所を『巣』と表現した。
罠があることを想定しなければ。

静かに聴く貴女に気分を良くしたのか、彼女は舞台俳優の

ミス
>>825

※幸運+1

何かを企んでいるかもしれない……
それに、さっきアイツはこの場所を『巣』と表現した。
罠があることを想定しなければ。

静かに聴く貴女に気分を良くしたのか、彼女は舞台俳優の様にーー月明かりで照らされた屋上を練り歩きながら、言葉を続けた。



沙々「大体、巴マミも含め、貴女たちは変人ですよぉ」

杏子「……どういう意味だ」

沙々「魔法少女は魔女になる」

沙々は指折り、課題を示し始めた。

沙々「魔女になるのは遠慮したいですねぇ。狩られる側になっちゃいますし、自我も無さそうだし、何より詰まらないと思います」

沙々「ならどうするか?」

沙々「沙々は不思議でなりませんよぉ……だって貴女たちはそれを知っても、ただ受け入れている様に見えましたし」

杏子「そんな訳ーー無いだろ」

沙々「なら何故、生きるために手を打たないのか。私には理解出来ませんが……私より優れた貴女なら何か考え有っての、事なんでしょうねぇ……くふふっ」

杏子「ーー何が言いたい!」

沙々「ふふ」

月に雲が掛かって、明かりがすぅ、と動く。

沙々「魔女にはなりたくない。でも人間に戻ることは出来ない。ならーー」

沙々「やれる事は一つだけ。魔法少女であり続ける事」

沙々「その為にはソウルジェムが濁ってはいけない。ならば必要になるのはーー」

貴女と沙々の声が被る。

「「グリーフシード」」

杏子「だからどうした。そんなのはアタシでも知ってんだよ!」

沙々「グリーフシードを手に入れる方法は二つ。魔女を倒すかーー持ってる奴から奪うか」

沙々「私の魔法はこの辺り不便なんですよねぇ……理性のある相手に掛けても仲良くなれるだけですから」

沙々「洗脳して大人しく渡してくれれば楽なんですけどぉ……そうもいかないので、隙を突いて一度は攻撃しなきゃならないし……そしたら魔法が解けるから、一撃で倒せない相手には反撃を受けてしまいます」

沙々「どっちにせよ、沙々自体は余り強くないので危険なんですよねぇ……安全第一、です」

杏子「どの口が……!」

沙々「となれば、どうしますか?」

沙々「比較的安全に、手間を掛けず、その上恒久的にグリーフシードを得るには?」

沙々「そう。産み出せば良いんです」

杏子「産み出す……?」

沙々「ええーー」





沙々「ここは牧場なんですよ」


杏子「ーー牧場、だと?」

牧場と言ったならば。
家畜は何だーー魔女だろう。
なら、その餌はーー!

杏子「ーーまさか、テメェッ!?」

沙々「そのまさかでしょうねぇ……いやぁ、ここまで人を集めるのも大変ーーいや、集めたのは私の魔女達ですから、私は疲れてませんねぇ」

沙々「餌の選定も大変なんですよぉ?」

沙々「まずは、この魔女」

沙々が指を鳴らすと、その掌の上にミニチュアサイズの魔女が現れた。
テレビに羽が生えた様な姿をしていて、ふわふわと浮かんでいる。

沙々「この子は人のトラウマを掘り起こして見せつけ、精神を病ませていきます」

沙々「人々を絶望に追い込んで殺す事で、この子は生きているんですねぇ……この子に人を食わせてグリーフシードを孕ませてるんですよぉ」

沙々「ふふ。形は違えど、この子も嘗ては愛らしい女の子だったと思うと……堪らない優越感ですねぇ」

杏子「……ゲスが。お前はただの人殺しに過ぎない」

沙々「くふ。まぁ、ですがそんな悠長に食べてもらってはなかなか孕まないんですよ。だから、予めに絶望しやすい餌を選びます」



沙々「ここにいる人間はクズばかりですよ」

沙々「子供を虐待して殺す家族、殺される子供」

沙々「外に怯え、殻に閉じ籠もる奴」

沙々「女を薬で漬けて売り飛ばす男」

沙々「会話の無い家族」

沙々「愛人を連れ込む人」

沙々「親を省みない子供」

沙々「子供を愛さない親」

沙々「クズクズクズクズクズクズクズクズクズばかり」

沙々「沙々以上に劣等の人達、更に言えばーー」



沙々「ーーもう死んでいる人達です」







杏子「ーーどういう、意味だ」

沙々「そのままの意味ですよぉ。ここにいる人達は、既に死んでいるんです」



沙々「或いは一家心中で」

沙々「或いは子供だけ。或いは大人が」

沙々「自殺したり、殺されたり、殺したりしそうな人を集めたんですよ」

沙々「案の定でした。精神が既にイカれてるから、簡単に殺す、死ぬ」



沙々「バカですよねぇ。死ぬのが怖くないなんて、きっと頭のネジが一本足りないんですよ」



杏子「…………」

沙々「……ふふ」

沙々「もちろん、それでは餌が無くなっちゃいますよね? 集める手間も辛いんです」

沙々「これには手を焼きました。餌にも限界がありますから……しかし!」

杏子「っ!」

急に出された大声に、貴女は咄嗟に身構える。
得意気に、沙々は話を続けた。

沙々「ここで私に幸運の女神が囁いたんですよ」

沙々「話が逸れますが、私はそこで一旦満足したんです。当面は凌げそうだと」

沙々「なら、次にしなきゃいけないのは自衛です」

沙々「沙々がせっせと集めたグリーフシードが、他の魔法少女に奪われないようにしなきゃあいけません」

沙々「私の魔法なら問題は無いですが、それでも自力を上げるに越したことはありません」



沙々「ですから、私は次に強力な魔女を欲しました」


杏子「ーーおい」

貴女の遮りも聞かずに、彼女は語り続けた。

沙々「かと言って、野生の魔女には当たり外れがあって効率が悪い」

杏子「ーーおい」

沙々「なら簡単です。強い魔法少女を絶望させればいい」

杏子「やめろ!!」

沙々「幸い、このテレビちゃんが居ますしねぇーーだから」





沙々「私はまず、巴マミを」

周囲が結界にーー変に懐かしいーー包まれる。
沙々の背後には、小さな魔女。
黄色を基調とした、両手がリボンで出来ているーー知っているモノ。



沙々「ーー魔女にしたんですよぉ」

※直後、貴女絶望判定
【正義】+1

そい

>>845
※SG状態【絶望】に

ーーーー招待された結界

杏子「ーーふざけてんじゃねぇぞオラぁぁぁぁ!!」

貴女は怒号を上げて沙々に突きかかるーーが、それは奇しくもーー同じ槍に阻まれた。

杏子「なっーー!?」

使い魔の槍だ。
赤いポニーテールに、西洋の小間使いの服を着た、ソレ。

沙々「彼女、可愛らしいですよねぇ……魔女になっても、お友達が守ってくれるのですから」

杏子「マミ……!」

貴女は一旦魔女から距離を取り、構え直す。
周囲には【貴女】が沢山だ。

杏子「はっ……はぁっ……!」

動悸が激しい。
集中出来てないのが自分でも分かる。

沙々「ああ、話の続きなんですけどぉ……この子を手に入れた際に嬉しい副産物が有ったんですよぉ」

沙々「さっきの話に戻ると、この魔女は面白いんです」

沙々「自分の結界に入って来た人間が傷付くと、修復するんですよ」

沙々「まぁ、出鱈目に治しますから普通だと激痛でショック死しますけどーー」



沙々「既に死んでれば、何の問題もありませんよねぇ……」



杏子「ーーそれって、オイ」

沙々「そうですよぉ! 餌が殺しあって、魔女がソレを生き返らせる!」

沙々「後は、その間に魂が消えてしまわない様に精神を仮死状態にします。ここは私が、このマンション全てに魔法を掛けました」

沙々「大仕事でしたが、巴マミが所持していたグリーフシードを全て頂いて完成させたんですよぉ……これで永久機関が完成したのです!」

沙々「これで私は魔女にはならず生き続けられるんですよぉ! アハハハハッ!」

使い魔はジリジリと構えて動かない。
貴女が動けば、一斉に襲いかかってくるだろう。

杏子「……御託は済んだか?」

沙々「ええ、一通りは」

語りきって満足そうな彼女が、とても不快だった。

沙々「どうですか? 貴女も頭を下げて頼むなら、もう一度洗脳して使ってあげますよ。特別に魔法少女のままでね」

※沙々を……

1、肯定する
2、否定する

↓2

>>857

杏子「ふざけんじゃねぇ! どんな御託をぬかそうと、テメェのやってる事はただの殺人に過ぎない!」

沙々「酷いですねぇ……でも、貴女にも覚えがありませんか?」



沙々「生きててもしょうがない奴」

沙々「生きてる事が他人の害になる奴」

沙々「そういうのを、私は再利用してるんですよぉ」

沙々「謂わばエコ。人の世を掃除する魔法少女の鏡だとは思いませんか?」



杏子「それは……」





『何で誰も、親父の言う事を聞いてくれないのさ』

『立ち止まって聞いてくれれば、正しいって分かるはずなのに』

『アタシたちが、何で、こんな目に……』

『チクショウ……!』



頭に浮かんだ言葉を……

1、振り払う

2、聞き入れる


↓2

>>866

貴女は頭を振って、迷いを取り払う。

杏子「……アタシも、考え方は寧ろアンタに近いさ」

沙々「へえ?」

杏子「使い魔は狩らない。だってグリーフシードも落とさないからな、やる意味が無い」

沙々「うんうん、分かりますよぉ」

ニコニコとした顔が鼻に、とても、つく。

杏子「でもな」

杏子「最近は、宗旨変えをしてな」

沙々「っ」

杏子「そういうのに成りたかったってのを、思い出した所だ!」

貴女は槍を神速で薙ぎ払う。
周囲の『あかいろさん』が殴打されて地面を跳ねた。

沙々「……ふーん。やっぱりバカなんですねぇ」

沙々「ですが私はこの、巴マミをけしかけますよ? 貴女は……この子を倒せるんでしょうかねぇ?」



1、倒す

2、それは……

↓2

>>870

杏子「倒すさ」

沙々「ふぅん。強がって」

杏子「強がりだって良いさ……今は」



杏子「アンタの言い分は分かったよ。アタシが戦う理由はな」

貴女の魂を、絶望が支配していく。

杏子「ーー気に入らないから、だっ!!」

貴女は、襲ってきた魔女に斬りかかるーー!

※戦闘開始

佐倉杏子
【SG耐久】3/3
【SG状態】絶望

【戦闘】45(70)【B】
【魔力】31(56)【C】
【精神】60(85)【A】
【魅力】36(36)【D】
【幸運】42(42)【D】

【モラル】72

【スキル】
【代わりの魔法】
系統:魔法
戦闘時、判定+1
敗北時、死亡する場合SG耐久-1する事で勝利する
【ベテラン】
系統:強化
【戦闘】【魔力】【精神】+25
【正義】
系統:アルカナ【C】
ランクアップ条件:モラル80以上
戦闘時、判定+1
SG状態【激昂】時、判定+1
絶望判定+1
【信仰】
系統:通常【ー】
発動条件:【魔力】41以上【精神】41以上【幸運】41以上【モラル】75以上
効果無し
【啓示】
系統:特殊【ー】
発動条件:【全ステータス合計】300以上
【魔力】70以上【精神】70以上【幸運】70以上
【SG状態】【希望、激昂、愛】のいずれか
効果無し


おめかしの魔女
【SG耐久】8/(8)
【SG状態】魔女

【戦闘】89(109)【S】
【魔力】77(97)【A】
【精神】54(74)【B】
【魅力】81(101)【S】
【幸運】23(43)【C】

【モラル】0

【スキル】
【魔弾の舞踏】
系統:魔法
判定+3
【操りの魔女】
系統:強化
SG耐久+1
全ステータス+20
判定+1
【女帝】
系統:アルカナ【ー】
発動条件:【モラル】50以上
効果無し
【あかいろさん】
系統:通常
勝利値+1

ーーーー臨戦、弔う為に

使い魔が一斉に飛び込んでくる。

杏子「退いてろぉ!」

得物を自在に振り回して、順番に叩き落とす。
飛び上がって残りを躱し、鎖だけを手に錬成して鞭の様に薙ぐ。

余裕は無い、本体だけを狙うーー!

魔女「…………」

※直後、3連携
↓3まで

1

>>879-881
【代わりの魔法】+1
【正義】+1
【魔弾の舞踏】-3
【操りの魔女】-1
※【あかいろさん】で被害+1

杏子 1/3
魔女 6/8

ーーーー

本体に飛び込む貴女に、使い魔が地上から槍を投げて応戦した。
鎖を放ち、そこら中の障害物に巻き付けてジグザグに動いてそれらを回避する。

魔女がリボンを伸ばしてきてーーソレを紙一重、身を反らしてすり抜ける。

杏子「悪い……!」

まずは片方のリボンを裂き落とした。
返す刃先で胴体を切り裂く。

魔女「!」

杏子「っ!」

足元に巻き付いたーーどこからともなく現れたリボンでぐらつく身体。

杏子「しまっーー」

鋏の様に、貴女の身体を使い魔の槍が二つ交差した。

貴女の背と胸に赤い線が描かれる。

杏子「ーーくそっ、まだだ!」

リボンに槍を突き立て、自由になってーー

※魔女優勢
直後、3連携

>>886-888

杏子 0/3
魔女 6/8

ーーーー

顔を上げた先に見たものはーー

杏子「ーーそんな所まで同じかよ」

ーー良く知った、必殺の大砲だった。

衝撃が、貴女を通り抜けてーー!

※戦闘終了

ーーーー拍手喝采の、生者

沙々「くふふっ! いやぁ、この魔女は流石ですねぇ……使い魔まで行き渡る強さ、下僕にしては惚れ惚れします」

杏子「く……そ……っ!」

貴女は身体を起こそうとするが、自由が効かずに崩れ落ちる。
痛みが無いだけで、きっと身体は滅茶苦茶になっていた。

沙々「私の話を聞かないからこうなるんですよぉ……さて」

沙々は動けない貴女に歩み寄る。

杏子「くそ……ここまでか……よ」




沙々「違いますよぉ、これからです」



杏子「なに……?」

沙々は貴女を仰向けに寝かせ直す。
身体は傷だらけで、しかしーー



沙々「ーー綺麗」

杏子「っ!?」



沙々「何か勘違いしているようですけど、私は貴女を殺すつもりはありませんよぉ……?」

貴女の身体を適当にまさぐりながら、彼女は続ける。

杏子「なら、どうする気だよーーって」

沙々「私、なかなか貴女を気に入ってるんですよぉ?」

沙々「だ、か、らぁ……」

杏子「ーーよせ、止めろ!」

魔女が貴女を掴み、『別の魔女の領域』に叩き込む。
心を殺す魔女の領域へと。




沙々「貴女も、私のナイトになってもらいますよぉ……」

沙々「大丈夫……一日もしないうちに、新しい貴女に出会えますから」

沙々「くふっ、くふふふふっ!」

ーーーー記憶の中で

貴女は、真っ暗で、上も下も分からない空間に囚われていた。

何処までも空間があるのに、まるで簀巻きにされたような動きにくさを感じる。

「ここは……何だ?」

目の前に明かりが点る。
それは小さなテレビだった。



首吊りの男。



1、目を背ける

2、ぼんやりと見る



↓3

2

>>914



「あ、あぁ、あぁぁぁぁ……」



血塗れの少女。母。
燃える家。


1、ぼんやりと見る

2、はっきりと見る



↓3

1

>>919

貴女は、その出来事を、何処か遠い世界の事の様に見ていた。

「何で、こんな事になったんだろうな……」

『それはな』

「っ」

貴女の目の前には、貴女。

「アタシーー?」

『ち、が、う。アタシは杏子』

『アンタは魔女?』

『もうすぐな』

「アタシは……魔女」

『何でこうなったか?』



『アンタのせいだよ、佐倉杏子』

直後、絶望判定
【正義】+1

1

>>925
※SG状態【絶望】で踏み留まる



「そうかもしれない……でも、それは」

『人の為に祈ったから、許される』

『そう思えば、どんなに楽か』

「アタシは……皆を助けたくて」

『その結果が、これだよ』

『アンタさえいなければ、こんなことにはならなかったんだ』

その『貴女』は形を変える。

ーー巴マミに。

『ねえ、佐倉さん。私、貴女がいれば、何も怖くないわ』

「マ、ミ……」

『だから、大丈夫』

『きっと信じてるわ。貴女が助けに来てくれる』

『だって』

『約束したから』

『約束』

『したのに』




直後絶望判定
【正義】+1

1

>>932
※SG状態【魔女】で踏み留まる

「アタシが……守れなかった」

辛くて、苦しくて、情けない。

何も出来なかったから。



テレビは写り変わり、貴女を蝕んでいく。

1、ぼんやりと見る

2、はっきりと見る

↓3

1

>>940




貴女は、ただぼんやりと、その画面を見続けた。

そして、貴女の魂は溶けていくーー




※ここまでの道中にてクリティカル判定有り、ルート分岐

ーーーー魂の海

自分が自分で無くなっていく、そんな感覚。

逆さまに落ちていくーーそれは奈落へ。

深層の意識の中へ、そこを越えてーー



貴女は、その空間に解れを見た。



1、掴む

2、じっとしている


↓2

>>950

解れを、咄嗟に掴むーー掴める、手がある。

『どうして、こんな事に』

未練がましい、自分の声だ……

誰も、因果を理解できはしない。
物事がどうなるかは、誰にも分からない。
だから、仕方ないんだ……

例え、それが理解できるなら。
それはこの世界へのーー叛逆だろう。



溶けていく貴女、それは少しだけーー世界の真実で。



「ーーーー!」

空間が、解れでいっぱいになっていくーー!?

1、解れを掴む

2、怖くて踞る

↓2

>>956

「なんだ、これ」

既に貴女は実体を取り戻し始めていた。
明確に境界が生まれだす。



『たすけて』

『しにたくない』

『ころさないで』

その無数の一つ一つが、怨念。

殺され、蘇り、因果を何度も弄ばれてーーだから解れた、その命の線。

だから見える、傷付いた魂たちの声。

『たすけて』

『たすけて』

『たすけて』

「や、やめてくれ……!」

貴女は耳を塞ぐ。
他人を助ける余裕なんか、有りはしないんだ。

この一つ一つが、世界を構成していて、そして、特にこの辺りは、最低だ。

『たすけて』

「!」

聞こえた声は、知っていた。
まだ聞こえる。

マミ。キリカ。織莉子もだ。




貴女は、底に辿り着く。

そこにはーー

「こんな、とこにまで。かよ。ほむら、まどか」

その糸で磔にされた、二人。
とても、良く知っていた。

貴女から出ていく糸も、彼女らに絡み付いている。



『たすけて』

『たすけてよ』

「うるせぇ! アタシはーーもう自分の為にしかやらないって決めたんだ!」

「決めたんだよ……!」



『そうか。ならアタシは行くよ』

「えっーー?」

貴女が見たのは、貴女。

『何で行かないんだよ?』

「アタシは……」

『アタシはね』

「…………」

『ブチキレてんだよ』

『マミを殺られて、キリカも殺られて、織莉子も殺られて』

『こんな風に人を殺すのも、全部キちまってんだよ』

『ちっぽけな正義感かもしれねぇ。でも、腸が煮えくり返ってんだよ』

『だって、それが』



『そうしたい、アタシだろ』



1、肯定する

2、否定する


↓2

>>962

「…………」

「……そう、だよな」

貴女は、二人に絡む因果を掴んでーー引き千切れる分だけ取って、持っていく。

『たすけて』

「ああーーそれが、アタシだったんだから」

「許さねぇーー許さねぇからな……!」




※SG状態【激昂】に
※モラル+10
※スキル発動



【信仰】発動
系統:通常【E】
ランクアップ条件:【魔力】51以上【精神】51以上【幸運】51以上
SG耐久+1

【正義】ランク上昇
系統:アルカナ【B】
ランクアップ条件:モラル90以上
戦闘時、判定+1
SG状態【激昂】時、判定+1
絶望判定+1、即死無効

※【信仰】発動にて【代わりの魔法】→【紅き幻影】に変化

【紅き幻影】
系統:魔法
戦闘時、判定+2


【信仰】獲得にて強化スキル【聖女】【紅蓮の聖女】獲得可能

【聖女】
系統:強化
【魔力】【精神】【幸運】+30

【紅蓮の聖女】
系統:強化専用
【魔力】【精神】【幸運】+50

※獲得条件、直後コンマ成功以上で【紅蓮の聖女】獲得及び失敗以下でSG最大-1で獲得
※失敗以下で【聖女】獲得

↓1

破ァ!

>>965
※【紅蓮の聖女】獲得

【ベテラン】
系統:強化
【戦闘】【魔力】【精神】+25

【紅蓮の聖女】
系統:強化
【魔力】【精神】【幸運】+50



どちらを装備しますか?
選択しなかった物は失われます

↓2

【紅蓮の聖女】

>>969
ステータス更新

佐倉杏子
【SG耐久】4/(4)
【SG状態】激昂

【戦闘】45(45)【C】
【魔力】31(81)【A】
【精神】60(115)【S】
【魅力】36(36)【D】
【幸運】42(92)【A】

【モラル】82

【スキル】
【紅き幻影】
系統:魔法
戦闘時、判定+2(3)
【紅蓮の聖女】
系統:強化専用
【魔力】【精神】【幸運】+50
【正義】
系統:アルカナ【B】
ランクアップ条件:モラル90以上
戦闘時、判定+1
SG状態【激昂】時、判定+1
絶望判定+1、即死無効
【信仰】
系統:通常【A】
ランクアップ条件:【魔力】91以上【精神】91以上【幸運】91以上
SG耐久+1
全判定+1
味方共闘時、判定+1
魔法スキル強化+1
【啓示】
系統:特殊【A】
EX条件:【全ステータス合計】400以上
【魔力】90以上【精神】90以上【幸運】90以上
【SG状態】【希望、激昂、愛】のいずれか
選択時、その効果が分かる。

ーーーー公園、夜、※視点交代

ほむら「時間操作系の魔女とは……くっ、少し時間を掛けすぎたわ」

消えていく結界を眺めながら、ほむらは守りきった二人に向き直った。

ほむら「無事ね?」

まどか「う、うん」

さやか「そ、それより早くしなきゃ杏子が!」

ほむら「分かっているわ……でも」

ほむら「(美国織莉子が死んだ……? 確証があれば、まどかをさやかに任せていけるけれど……)」

確証を得るには……

↓2

QBに聞く

>>974

キュゥべえ「確かに、美国織莉子は死んでいる」

キュゥべえ「杏子は【マンション】に向かったよ。どうやらあそこが沙々の拠点のようだ……だが、彼女一人では厳しいかもしれない」

ほむら「ーー分かったわ。美樹さやか」

さやか「まどかは任せて……杏子を助けてあげて!」

まどか「ほむらちゃん、お願い!」

ほむらは黙って頷いてーー次の瞬間には消えていた。

ーーーーマンション、深夜

ほむら「ーーここね」

ほむらはマンションの廊下に突然現れた。

沙々「そうですよぉ」

声に反射して、振り向き様にほむらは拳銃の引き金を引いた。
銃弾は盾になった使い魔に当たる。

ほむら「貴女……」

沙々「おっと、私を殺すと杏子がどうなるか分かりませんよぉ……」

ほむら「(時間を止めれば、何時でも倒せる。情報を引き出したら、貴女は用済みよ)」

ほむら「……銃を下ろしたわ。これで良いわね?」

沙々「はい、ありがとうございますーーでも」

ほむらの足元からリボンが生え上がる。
奇しくも、経験のある拘束だった。

ほむら「これはーー!?」

沙々「時間停止と言えども、そうなってしまえば意味がありませんねぇ……」

現れた魔女を見て、ほむらは絶句する。

ほむら「ーーこの、外道……!」

明確な怒りを露に、ほむらは罵声を浴びせる位しか出来なかったが。

沙々「まあまあそう言わず。もうすぐ、杏子にも会えますから」

ほむら「そ、んな……」

沙々「ああ、その顔も良いですねぇ。貴女はどんな魔女になるんでしょうかーー!?」

高笑いする彼女に、驚き。
マンション全体が揺れていた。

ほむら「地震ーーいや」



沙々「なっーー結界が割れる……!?」





貴女は目を覚ます。
そこはまた、真っ暗なあの空間だ。

闇に縛られた身体を突き動かすーーそれは怒り。

右腕が震えてーー何かの拘束を引きちぎる。
結界の虚空を掴み取りーー

杏子「ここ、からーー出しやが、れ!!」

ーー思いきり破り捨てた。

ーーーー臨戦

貴女は、熱の揺らぎと共にーー帰ってきた。

ほむら「ーー杏子!」

沙々「そんなバカな……何であの結界から抜け出せるんですかぁ!」

声は荒く、無理もなかった。
あれだけ弱らせたのだから、普通の魂が耐えられる道理はないはずだから。

沙々「魂が絶望して、今頃は魔女になってるはずなのに、どうしてーー!」

貴女が一歩足を踏み出す度に、地面を火の粉が走る。
紅い装束は熱を孕み、体現するのは『怒り』。

杏子「お前は人間の感情が、希望と絶望だけで分けられるとでも思ってんのか?」

杏子「アタシのソウルジェムを今、輝かせてるのはそんなんじゃねぇ……!」

槍は薄く炎を纏い、髪の毛すら蜃気楼の如し。

「希望より滾り、絶望より迸るもの」

空間が震えていて、激しさを物語る。



「『怒り』だよ」



貴女の言葉が圧を持って、沙々に衝撃波となって吹き荒んだーー

寝ます。お疲れさまでした。
ほむらの余裕とか言うけど、杏子をどうしたのか聞き出さなきゃいけないですよね。

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