ミーナ「私がトロスト区を奪還する」(85)

私の名前はミーナ・カロライナ。
どこにでもいる普通の女の子。

訓練兵も今日で卒業し、エレンの演説の後押しもあって調査兵団に進むことにした。

あれだけ訓練してきたんだからきっと大丈夫。
皆だって死ぬわけはない。
私達が巨人を倒して人類を救うんだ。

そう信じてここまでやってきた。

「おいミーナ。ボーッとしてないで固定砲の整備しろよ」

エレンが私にそう呼びかけた。

「あ、ごめんごめん」

「おいおい。
今日で卒業だからって気を抜くなよ」

エレンは真面目だ。
駆逐駆逐と馬鹿みたいに言っていたが、やることはちゃんとやる。

本人曰く、どんな事でも全力でやらなきゃ巨人を駆逐することは出来ない。
一緒懸命生きていれば不思議な事に疲れない、だそうだ。

「そんな浮ついててどうすんだ!
お前、味のある人間って言われたことあるか?
中身のある人間って言われたことあるか?
イワナ見てみろよ!! イワナはなあ、余計な味付けいらねえんだよ 自分に中身がある。ダシが凄いついてるんだよ イワナ見習って生きろ!! 中身で勝負だ! これから!!ダシのある人間になれ!!」

何言ってんだこいつは。
相変わらず暑苦しい奴だ。
まぁ、そんなエレンに惹かれる人も少なくないんだけどね。

っていかイワナって何?

「シュッポシュッポ!ポッポー!!」

軽快に汽笛を鳴らしているのはトーマス。
今日も蒸気を吹かしてやる気満々。
たまに暴走したりするけど、皆を乗せてくれたり、荷物運びを率先してやってくれる優しい機関車だ。

「んめええええ!!ハムんめええええ!!!」

あそこでハムを丸かじりしているのはサシャ。
口いっぱいに頬張り過ぎてハムスターみたいだ。
あ、ハムじゃなくて豚を丸かじりしてた。
どっから獲ってきたんだろうね。

「こんにちわ!コニーだぜ!おはよう!」

あぁ、めんどくさい人が来た。
コニーだ。

「なぁ知っているか?」

「なぁに?」

「鎧の巨人っているじゃん。
あれの正体に気付いちまったんだよ」

「ふーん」

「驚くなよ。あれはな…」

キョロキョロと辺りを見回して誰も聞いていないことを確認している。
めんどくせぇ。

「…ライナーだ」

「それはなんで?」

「俺、見ちまったんだよ…。
風呂場でよ…あいつの鎧を被ったすげぇチ*ポをよ…」

「そいつぁすげぇや」

「多分な…巨人の正体ってのは人間のチ◯ポだと思う。
溜まりに溜まった性欲が形を成して出来たのが巨人だ」

「それは凄いね。
じゃあコニーはきっと3m級の巨人になれるよ」

「何をー!俺は超大型だぞ!
見てみろ!」

コニーがズボンを下ろすと現れた小人。
ポークビッツと呼ぶにも可哀想なイチモツであった。

っていうか半立ちしてるわ。

「ありがとう。
分かったからその立派な腹ペコ青虫さんはしまってあげてね」

「わかればいいんだよ!わかれば!」

「コニーの推測が正しいなら女型の巨人ってどうなるの?」

「え…」

コニーの表情が曇る。

「それは…えっと…あれだ」

「…あれ?」

突如背を向けて走り出すコニー。

「バーカバーカ!
ミーナのクサレマ◯コー!!」

誰がクサレだ。
短小エキノコックスが。

「コニー。ズボン履かないで走ると危ないよ」

と、言った時には盛大にズッコケて露わになったイチモツを抑えて転げ回っていた。

あとはあそこで地味に固定砲を弄っているのがサムエル。

多分、一生スポットライトを浴びることもないと思う。

私は軽く溜息をついて空を見上げた。

「今回のループも外れかなぁ…」

おい。はじめのシリアス感を見た私のワクワクを返せ。

>>7
こっからシリアスになるよ

期待している

突然だけど、あと2分と30秒後に超大型巨人が現れて壁が破壊されるの。

そして巨人が入ってしまい地獄が始まる。

私はエレンの班に所属して、巨人と交戦して死ぬ。

いとも簡単に。
何一つできずに。

壁に叩きつけられて顔を食われる。

それが一周目の死に方だった。

ドオン!

「あ…!」

巨人に打ち込んだワイヤーを引かれて壁に打ち付けられる。

「……う…あ」

痛い。
後頭部を強打して今にも気を失いそうだった。

体制を立て直して立体機動で建物上行かなきゃ。
そう考えても体が動かない。

嘘でしょ?

私の顔を覗き込む巨人と目が合う。

なんで?あんなに練習したのに。
あんなに頑張ったのに。

嫌だ。
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。
死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない死にたくない。

頭の中がその言葉で埋まった。

「いやああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」

ガリッ

「おいミーナ。
ボーッとしてないで固定砲の整備しろよ」

「…え?」

エレンだ。
目の前にエレンがいる。

足もある。
それどころか怪我一つしていない

おかしい。
F1でクラッシュした車みたいに派手にズッコケてたのに。

「エ、エレン…怪我は…?
巨人はどこに…」

「はぁ?寝ぼけてんのか?
立ちながら寝るなんて器用なやつだな」

夢…?
そんなバカな。

あれが夢なら何が現実なの?

痛みもあった。
記憶もはっきり残っている。
恐怖も、絶望さえも残っているのに。

「あ、ごめんごめん」

あれが夢ならそれに越したことはない。

あんなのおかしい。
私達があんな簡単に死ぬはずない。

あれはただの悪夢。
それでいい。

私は安堵して大きく溜息をついた。

カッ

「え?」

振り返ると超大型巨人がいる。

同じだ。

悪夢と一緒だ。



そして私は悪夢のリプレイをすることになった。

「おいミーナ。
ボーッとしてないで固定砲の整備しろよ」

なん…だと。

デジャヴなんかじゃない。
間違いなくさっきと同じだ。
なんで?さっきのも夢なの?
ならこれも夢?
ワケが分からない。

「寝ぼけてんならシャンとしろ!
壁から落ちちまうぞ!」

ダメだ!さっきと同じでこれが夢だとしてもこのままじゃまた…!

「逃げなきゃ!超大型巨人が来るんだよ!」

「はぁ!?おま、何言ってん…」

カッ

「あ、な…なんでこいつが…!」

エレンが呆気に取られている。

ダメ、このままじゃ蒸気で皆飛ばされちゃう…!

「皆、立体機動に移って!!!」

ここまで

続きが気になる。最後まで書ききってほしい。期待。

乙。

私は一目散に立体機動を使い、壁内側の壁に張り付いた。

とりあえずここにいれば蒸気に当たる事もない。

「皆は…?」

「うあああっ!」

蒸気が壁上を一掃し、皆がこっち側に落ちてくる。

「サムエル!」

そうだ…。
サムエルは頭をぶつけて気を失っている…は…ず………え?

「馬鹿野郎ミーナ!何やってんだよ!!」

エレンの怒号が響く。

そして私に何が降ってきた。
突然の出来事に私はアンカーを誤って外してしまう。

いったい何が。
落ち行く中で落下物に目を向けた。

気を失ったサムエルだった。

「」

そこで私の記憶は途絶えた。

おそらくそのまま地面に叩きつけられて死んだのだろう。

想像するだけで身が震えた。


そしてエレンのあのセリフから再び始まりを迎える。

夢にしては実感があり過ぎる。

いつかは覚めるのであろうと思っていてもいつまでも覚めない。

私はこの後10回ほど死んで夢ではないと確信する。

10回のループで私はいくつか実験をしてみた。

エレン達に前もって超大型の襲撃を知らせてみたが、誰も信じることはなかった。

超大型の出現の後ではどう対処しようもなく、侵入してきた巨人に様々な殺され方をした。

丸呑みにされる。
上半身食い千切られる。
生きたまま引き裂かれたりもした。

逃げ出すこともした。

ループが始まると同時に壁内に向かって全力で逃げた。

だけと死んだ。

何故?

一回は何故か立体機動が上手く起動せずに建物から落ちて死んだ。

馬を使って逃げよとしたら飛んできた破壊された飛来物が直撃して死んだ。

偶然だろうと思い違うルートへ逃げても同じく飛来物で死んだ。

いくらなんでも不自然過ぎる。

最後は走って逃げた。

飛来物にも細心の注意を払い、物陰を縫うように走っていた。

だご死んだ。

いや、殺されたんだ。

人の手によって。

だご→だが

内容は駐屯兵に射殺された。

最近多発さしている通り魔事件の犯人と間違えれたの。

おかしいよね。

なんでこのタイミングで?

私は確信した。

絶対に逃げることは出来ない。

戦うしかない、と。

迎えた11週目。

私は超大型を止めることが出来ない。

なら、侵入してきた巨人を殲滅して壁を塞ぐまでの時間を稼ぐ。

それが私にできる仕事だ。

今回が無理でもいい。

どうせループするなら何度でもやってあげる。

何度死んでも何度食われても何度だって繰り返してやる。

そう腹を括った。

ミーナ頑張れ。ヒロインだな。

とりあえず私は駐屯兵の指示に従って意味で通りの道を進んだ。


来た。巨人だ。

もう怖くない。
ここで死んでも次のループで必ず倒す。
私は10回の死を経てやっと巨人と向き合った。



ごめん、やっぱりちょっと怖い。

あっさり死んだ。

真正面から突っ込んだ結果、容易く捕まり握り潰された。

ダメだ。
もっと考えよう。

思い出せ。
訓練で教わったことを全部活かせ。
出来るまで何度も繰り返せ。
私ならできるはず。

12週目

市街地という絶好の立地を活かさなければ。
巨人ではなく建物にアンカーを打ち込み背後に回る。

訓練で習った基礎だった。

倒した。

討伐数1。

私は震えた。恐怖なんかじゃない。

巨人は倒せる。
訓練通りにやれば大丈夫。

これならいける。
そう思っていた。

13週目

ダメだった。
私が最初一匹を倒す間に私の班は全滅していたわ。
私も囲まれて食われることに。

今回は皆が生き残れるようにしなけば。
まずは、真っ先に突っ込んでやられるエレンを止めた。
出来るだけばらけないようにして一匹に対して数人で当たるように提案した。

ダメでしたー。

理由は一つ。

どこぞの駆逐馬鹿がでしゃばって恐怖に掴まれた。

それを助けようとしてトーマス達も死んだ。

とりあえず13週目のループが始まると同時に、目の前の駆逐野郎に腹パンしておいた。

ここまで

腹パンしたのは14週目のエレンだった


世界の修正力が殺しに掛かっとるww
ミーナよ、その駆逐野朗は喰われても覚醒復活するからとりあえずそっとしとけww

かれこれ20週目に突入していた。

恐ろしい事に、私は死ぬことに慣れ始めていた。

あまりいい傾向じゃない。

死ぬことに慣れたらただのゾンビだもん。

私は人間だ。ゾンビじゃない。

死ぬ最後の時まで諦めるな。

次のループに必ず活かせることがあるはずだから。

30週目

ついに最初の巨人の群れを全滅させた。

もちろん誰も死んでない。

やった!
これでループから抜けれるはず!

私は訓練兵ながら、すでに討伐数が2桁になっていた。

さすがに皆も驚いている。
でも、誰も笑っていない。

何故?
こんなに頑張ったのに。

エレンに理由を聞いてみた。

「いや…すげぇなとは思うけどよ…俺の獲物までとるのは良くねぇだろ…」

なにが獲物だ。この駆逐大馬鹿野郎。
お前のせいで何回せいで何回死んだと思ってんのよ。

私はとりあえず腹パンした。

お前のせいで何回せいで死んだと

お前のせいで何回死んだと

「え?え?」

と言いながらうずくまるエレン。
幾度と無く打ち込んできた腹パンはもはやゲイジュツ。
イッポ・マクノウチのリバーブローに負けず劣らずと言ったところね。

エレンを華麗にKOしたところでアルミンが声をかけてきた。

「…気に触ったらごめん。
あのさ…ミーナ、目付きが怖いよ…?
…何かあったの?」

…これか。
そういえばループが始まってから1度もも自分の顔を見てないな…。

どんな酷い顔をしてるんだろう。

おずおずしてるアルミンおいしいれす。

「ごめん、今日は女の子の日なの。
イラついたりしてるわけじゃないから」

とりあえず適当に答えた。
我ながら酷い理由ね。

「えっ、あ…ごめん。変なこと聞いて…」

アルミンが顔を赤くして俯く。

フヒッフヒヒ。
今なら露出狂の気持ちがわかる気がした。

「お前ら無事か!」

ライナーだ。

どうやらライナーの班も無事みたいね。
…よかった。

「こっちは大丈夫だよ。
まぁ…ミーナがほとんど1人で倒したんだけどね」

「ミーナが?
驚いたな。
お前、訓練中は本気出してなかったのか。
で、エレンはなんでうずくまってんだ?」

エレンがコヒュッコヒュッと息をしながら私を指差した。

とりあえず、

「トモダチ」

と言いながら、私も人差し指を出した。

「よく分からんが、お前らにも手伝ってもらいたいことがある」

「手伝ってもらいたいことだって?」

「…ガスの補給所の奪還だ。
補給所が巨人に囲まれてガスの補給ができん。
このままではジリ貧になる。
かといって増援は期待できない。
…俺たちでやるしかねぇ」

エレンがヨロヨロと立ち上がり、ライナーに近づく。

「へっ…次席のお前がビビってんのか…?ウプッ
…やってやろうぜ。
そんでもって皆で昇格だ…!」

この後、特に意味のないエレンのゲロがライナーを襲った。

ごめんライナー。

補給所に群がる巨人が見える。

…マズイわね。
予想以上に数が多い。
それにかなりデカイのまでいる。

「無理だ…俺らだけじゃあの数は…」

合流したジャンが俯いていた。

無理もないわね。
普通の訓練兵には一匹の巨人が脅威だろうし。

こっちも人数は多いけど、まともに戦えるのは何人いるのかな。

戦えそうなのはライナー、ベルトルト、アニ。

この状況下で落ち着いているなんて、さすが上位勢ね。

後はコニー、サシャ。
この2人はなんだかんだで死なない気がする。
放っておいても良さそうね。

ジャンとマルコは落ち着きさえすれば…。

……ここにミカサもいればよかったんだけどなぁ。

ここまで

完全に戦力外扱いのエレンェ……

対巨人格闘術は優れてるんだろうけど激情的だからね
実際怒りのせいで注意力散漫になって足食われたし

ミーナ強くなってる。

実績から見ても巨人討伐するより人間を討伐する方が向いてるんだよ。きっと

ミーナマジ主人公

「マズイな…。
補給所の連中を狙っている巨人が補給所をぶっ壊しちまいそうだ」

上半身裸のライナーが呟く。

ディ・モールト。
非常に素晴らしい肉体である。
アルミンと絡ませてみたいものだ。

さて、ここからは私も未知の領域になる。
もしループが終わったのなら絶対に死ねない。
誰も死なせたくない。

塔に張り付いてる巨人だけでも4体。
おそらく建物の影にもいるね。

とりあえずばらけない様にしながら注意を払って進むしかないかな。

アルミンと話し合ってーーー

「行くぞ!!
俺たち訓練兵の力を見せてやろうぜ!!」

ちょっ。

エレンが突如声をあげた。

待って。
この人は作戦というものを考えないの?

「人類の力を思いしれええええ!!!」

叫びながらエレンが立体機動で大きく跳んだ。

俺たちの戦いはこれからだ!
みたいな感じで次々と訓練兵達が跳んで行く。

このままじゃ本当にマズイ。

仮に何人か辿り着いても、大半は死んじゃう…!

私は先頭のエレンに追いつこうと立体機動に移った。

時すでに遅し。

巨人がドンドン集まってくる。

「うわあああ!!」

誰かが捕まった。

トムだ。

「くそっ…う…やめ…!」

「トムが捕まった!助けに行くぞ!!」

馬鹿野郎!
せめて足を止めないで補給所に突っ込んでよ!

「フッ!」

ザンッ

私はトムが巨人の口に収まる寸前でうなじを削ぐことに間に合った。

「す、すまないミーナ…」

「怪我は無い?
動けるならすぐに行って!
他の皆も止まっちゃダメ!
接近してきた巨人は私がどうにかするから絶対止まらないで!
早く!!」

一目散に補給所を目掛け走り出す。

「ミーナ…お前はいったい…?」

半裸イナーが歩み寄る。
鍛え抜かれた上半身は私の脳内に熱いパトスをぶち込む。
気が付くと涎が出ていた

「ライナー、アニ、べルトトーンは皆を守って。
私1人じゃ守りきれないと思うよ」

私が涎を啜りながらそう答えると、ライナーが驚いた顔をした。

「あ、ああ…。分かった」

…?
いつもなら「ああ、任せとけ」とか言うはずなんだけど…。

まぁこの状況でいつも通りにはできないのかな?

ライナーが立ち去ると同時に、私も立体機動で後を追いかけた。

ここまで

未知の展開だな。乙。

30周もしてるなら調査兵団基準でもちょっとした奴になりそうだしな

ループって、経験値はたまっていくと思うけど、筋力は鍛えても、又、元に戻るのかな?

たぶん立体機動による対巨人戦法は身体能力より身のこなしとかセンスのほうが重要じゃない?
訓練乗り越えたら身体能力の基礎は出来てて、そこから死なずに経験を積んで強くなるわけで
つまり死に覚えゲー状態でリトライできるミーナは強い

エレンが苦しむ殴り方も徐々にマスターしてってるんだろうな

「うおおおおおっ!!」

エレンが雄叫びをあげながら前進さている。
うおおおっじゃないわよ。

どうせ捕まるんで…

「くそおおお!離しやがれ!」

ほら見ろ!
この動く死亡フラグが!

「しっかりしやがれ死に急ぎ野朗!」

ジャンが巨人の手を切り落とした。
どうやら持ち直したみたいね。



「助けてくれなんて言ってねぇぞ!」
「あぁ!?」

…あの死に急ぎ野朗はいない方がいいのかもしれない。

「ほら、早!行く!
エレンも助けてもらったらありがとうでしょ?」

「はっ、誰がこんな馬面に…」

「…あ り が と う でしょ?」

「ひっ!?」

いけない、思わず睨んじゃった。
エレンが凄い顔してるわ。

「死に急ぎ野朗の礼なんざ…」

「サンキュージャン!
助かったぜ!」

「お、おう!?」

グッド!いい笑顔ね!

乙!続き楽しみにしてる

うんうん。
男の子は爽やかじゃなくっちゃね。

さて、お遊びはここまでみたい。
補給所は目の前。
まずはでかいの一匹削いでやろうかしら。

「エレン、先頭は私が行くよ。
エレンとジャンで他の人のサポートしてもらえるか」

「おうっ!」

いい返事ね。
若干ジャンが戸惑ってるけど。

「一点集中よ。
あの13m級をやるから、あそこの窓から突っ込んでね」

コクリと2人が頷くと後方の集団へと向かって行った。

「ハッ!」

ズバァン

よしっ。
上手い具合に倒せた。

後は皆がここの窓から入って行けば…。

「っ!?」

しまった!
人が集まりすぎてる!
塔にへばりついてた巨人がこっちに…!

「早く!!
他の巨人が来てるよ!!」

全速で皆が突っ込んでくる。
ダメだ!
これじゃ間に合わない…!

「残りの3体は私が引き付けるから行って!!」

私は立体機動を全速で動か群がるし巨人の前に躍り出た。

「くっ…!」

やっぱり大人数の方に…。

「んの…!
こっち向けええええええっ!!」

ズバァン

こっちに来ないから出向いて削いでやる!
私は残ったガスを精一杯吹かして巨人に向かった。

「はあああああっ!!」

「はぁっ…はぁっ…!」

あと一匹…!
この15m級さえ倒せば…

カスッ

…え?

カスッ カスッ

嘘…ガス…切れ…?
そんな…もう少しだったのに…

足下の私に気付いた15m級が迫ってくる。

まぁ…いいかな。
皆補給所に入れたみたいだし。

このループの皆、頑張って。
絶対に生き延びてね。

巨人の手に握られ徐々に体が潰れていく。
痛い…。
やっぱり痛いのには慣れない。

「くそっ」

「おいミーナ」

…ダメか。
またここからみたいね。

よし、次の作戦を練ろう。

前回のループの失敗はガス欠。
あとは…この目の前のエレン・イェーガーことボケナスが余計なことをし過ぎたことだ。

「なに笑ってんだよ?」

私はフフッと笑いながら左足を軸足に回転を効かせ、全体重を乗せたボディブローを非情なる角度から内臓目掛けて抉りこんだ。

エレンは泡吹いて気絶した。

よし、今回も頑張ろう。

絶対に皆死なせない。

私がトロスト区を奪還する。

そして生き延びて明日を迎えよう。

それがこのループの終わりと信じてーーーーー

最後の一レスが見えない

奪還するとこまで書いてほしかったけど。乙。

ごめん、寝むくて適当に書いてちゃったよ
第一章が完でござる…

次回「とんでもねぇ強え奴!女型巨人の襲来!
私、ワクワクしねぇわ」

からスタート

質問なんだけど、「」の前に名前つけた方が分かりやすいかな

ミーナ「臓物ぶち撒けろ!この駆逐野朗!」

みたいな感じで
ちょっと文章の書き方変わっちゃうけど

補足
>>57 >>58
ミーナのループは記憶と経験値のみ引き継がれるから筋力やダメージはリセットされます

『All You Need Is Kill』の設定と同じだよ

今のままでも読みやすいと思うよ
続き期待

待ってる

続き待ってる。作者に任せるよ。宿命の対決になるのかな。

ワクワクしないのか。そりゃそうだw
ミーナが生きてるならなんでもいいよ。>>74と同意見

「おいミーナ」

こんにちわ。
マジ殴りコスメランキング第一位のエレンさん。

「ごめん、すぐに作業に戻るね」

私はいつものように同じセリフをエレンに吐き捨て固定砲の整備に移った。

固定砲の整備し過ぎかな。
なんかこの固定砲が可愛く見えるんだよね。

この固定砲に「 ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲」と名付けて我が子のように整備し続けた。

あ、なんだかんだで50週目に突入したんだ。

前回の補給所でのミスから、私は極力ガスを使わないように戦い続けた。

これがなかなか難しいのよね。

ケチり過ぎると捕まる。
時間をかけすぎると班員が死ぬ。
使い過ぎるとガス欠。

さっきのループでコツは完璧に掴んだ。

次は行ける。
自身ではなく確信。

私は超大型の出現を待った。

続き待ってた。

50週目まで来ると超大型さんの身バレしそうで怖いわ。

保守

つづきまってる。

来ないかな。

>侵入してきた巨人を殲滅して壁を塞ぐまでの時間を稼ぐ。
このミーナは、何でそんな無茶苦茶な事が出来ると確信してるんだろうか?
どうやって、誰が何で塞ぐつもりなの?
生き延びるのが目的なら分かるけど

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