ミーナ「恋をしました」(76)

訓練庁舎 食堂

アニ「…」パクパク

ミーナ「…」

アニ「ねえ、ミーナ」

ミーナ「なに~?」

アニ「さっきから、食事が進んでないよ…」

ミーナ「そうかな~」

アニ「なに?疲れたの?」

アニ「今日の訓練も面倒だったしね」

ミーナ「疲れたのは事実だけど…」

ミーナ「はあ…アニがうらやましい…」

アニ「うらやましいって…何が?」

ミーナ「色々…成績もそうだけど…」

アニ「はあ…」

ジャン「この死に急ぎがーーー!」

エレン「てめぇ!」


ジャン「この前は、変な足技でやられたが、今日はそうはいかねぇぞ!」

エレン「言ってくれるじゃねぇか!」

ザワザワ

アニ「また、やってるね」

ミーナ「うん、名物みたいなものよね…」

ハンナ「またやってるわね、あの二人…」

フランツ「うん、そうだね」

ミカサ「やめなさい、エレン」グイ

エレン「ぐわ…苦しい…!離せ…ミカサ…!」

ミカサ「離したらまた喧嘩をする」ズルズル

ジャン「けっ…!」


ミーナ「ミカサ、エレンを引っ張って行った…」

アニ「…」

サシャ「ミカサとエレンの分のご飯が残ってますよね」

サシャ「これは私に食べろってことですかね!?」

ユミル「好きにしろよ芋女」

クリスタ「え、サシャ、駄目だよ~~~」

ユミル「しかし、ジャンとエレンの奴は相変わらずだが…」

ユミル「ミカサとエレンの奴も相変わらずだな」

クリスタ「そうだよね、もうミカサが止めるのが当たり前になってるよ」

ユミル「ああいうのを、夫婦漫才って言うのか?」

サシャ「ハグハグハグ」

クリスタ「あ…結局サシャ、二人の分食べてるよ…」

夜 女子寮

ミーナ「……」ポケ~~

アニ「…」

アニ「どうしたんだい?」

ミーナ「え、何が?」

アニ「いつもは暑苦しいくらい、声かけてくるくせに…」

アニ「今日は元気ないじゃないか…」

ミーナ「暑苦しいって…迷惑だった?」

アニ「そんなことないけどさ」

ミーナ「よかった」

アニ「なにかあったの?」


ミーナ「ううん、別に辛いことがあったわけじゃなくて…」

ミーナ「むしろいいことって言うか…」

アニ「ふ~ん」

回想 本日 昼

ミーナ「はあ…重い…」

エレン「ミーナ、これで資材運びもラストだし、がんばろうぜ」

ミーナ「うん」

スタスタ

ミーナ「エレン、そんなに資材持って、平気なの?」

エレン「重いけどさ…まあなんとか」

ミーナ「そっか…そういえば鍛えてるんだよね」

エレン「自主練のことか?まあ…」

ミーナ「アニが参加してることもあるでしょ?」

エレン「そうだな…あいつ無愛想だから、来てくれないと思ったけど…」

ミーナ「意外に来てくれると」クスクス

エレン「そうそう、意外だったな」ハハハ

エレン「ミーナはアニと仲良いんだっけ?」

ミーナ「うん、だと思うよ。アニはあんまりグループに入らない方だから…」

ミーナ「私と話してるのが一番多いかな~」

エレン「そっか」

ガタガタ


エレン「よし、これで終了だな。おつかれさん!」

ミーナ「おつかれさま!」

ミーナ「ごめんね、私の分もけっこう運んでもらって…」

エレン「いいって、気にするなよ」

エレン「同じ班だし、助け合いだろ?」

ミーナ「助け合いか~~~」

ミーナ「じゃあ、今度お弁当作ろうか?」

ミーナ「休みの日なら、調理場も使えるし…」

エレン「ミーナ、料理得意なのか?」

ミーナ「うん、実はね、それなりに」

エレン「へ~意外でもないけどな…」

ミーナ「せっかくだし、アニも呼んで3人でお弁当食べない?」

エレン「食堂とかで?」

ミーナ「うん」


エレン「いいな、楽しそうだ…!」

エレン「手料理とか、いつ以来だろ…」

ミーナ「…?」

ガタン

ミーナ「え…?資材が!」

ミーナ「きゃあ!」

エレン「あぶねぇ!」ガタガタ

エレン「平気か?ミーナ!」

ミーナ「う、うん…私は大丈夫だけど…エレンは大丈夫!?」

エレン「これくらい大丈夫だよ」

ミーナ「なら、いいんだけど…」

ギュウ

ミーナ「あ、あの…」

エレン「ん…?」

ミーナ「み、密着してるといいますか…」

エレン「あ、わ、悪い…!」パッ

ミーナ「あ、うん、いいんだけど…」

ミーナ「えっと…助けてくれてありがとう…エレン」

エレン「お、おう…どういたしまして」

ミーナ(ていうことがあったわけだけど…)

ミーナ(アニに話すことでもないよね~)

ミーナ「ねえ、アニ」

アニ「ん?」

ミーナ「今度さ、お弁当作るんだけど…」

ミーナ「よかったら食べない?」

アニ「別にいいよ」

ミーナ「よかった」

アニ「ところで…あっちのクリスタ達が楽しんでるみたいだね」


ユミル「男子の中でいいって思う奴か…?」

クリスタ「うん」

サシャ「う~~ん、そうですね~~~」

アニ「まったく…ああいうのを定番っていうのかい?」

ミーナ「でも、私ああいう会話好きだな~」

アニ「あんたも物好きだね」

ミーナ「参加しよ!」

アニ「あ、ちょっとミーナ…」

クリスタ「えっと…候補に挙がる人って誰かな…?」

ハンナ「そうね…フランツかな」

ユミル「そりゃ、当たり前だろ…ていうか彼氏じゃねぇか」

ハンナ「でも、いいところいっぱいあるのよ」

サシャ「彼氏は色々美化とかも入りますし、とりあえず除外で…」

ハンナ「う~ん、わかったわ」

サシャ「目立つところだと、ライナー&ベルトルトですかね」

ユミル「あの二人か…」

クリスタ「成績は男子ではツートップだよね」

ハンナ「確かにあの二人は…格好いいかもしれないわね」

クリスタ「ライナーは男子のお兄さん的な立ち位置なのかな…?」

クリスタ「頼りがいもすごくあるし…」

クリスタ「ベルトルトは…背も高いし、2枚目かも」

クリスタ「でもあまり話したところ、見たことないな~」

ミーナ「ちょっと寡黙なイメージあるよね」

クリスタ「うん」

アニ「…」

ミーナ「アニはどう思う?」

アニ「私は…さして興味ないね」

ユミル「そりゃ、あの二人には興味ねぇだろうな」ニヤニヤ

アニ「…どういう意味だい?」

ユミル「他に気になる奴がいるもんな?」ニヤニヤ

アニ「…」

ミーナ「え…アニ?」

ハンナ「アニが?すごく興味あるわ!」

クリスタ「だ、誰なの?」

アニ「そいつが勝手に言ってるだけさ…そんなのいないよ」

ユミル「へえ~~~」ニヤニヤ

アニ「…」

ミーナ「…」

サシャ「話戻しますけど、あの二人はホモ疑惑もありますからね…」

ユミル「な…!」

クリスタ「え~~ほんとに!?」

ハンナ「あらら…二人一緒にいることが多いと思ってたけど…」

サシャ「あくまでも疑惑ですけどね」

クリスタ「でも、ちょっと幻滅かな…」

ユミル「待てって…ライナーはそうだろうけど…」

ミーナ「ん?」

ユミル「ベルトルさんは違うだろ?」

クリスタ「え?」

ハンナ「ん?」

アニ「へえ…」

サシャ「地雷踏みましたね、ユミル」

では、また更新します。

>>1です。レスありがとうございます。

もう少し更新します。

ユミル「な、なんだよ、お前ら…その顔は…!」

ハンナ「ふふふ」ニヤニヤ

クリスタ「いいから、続けて」ワクワク

ユミル「つ、続けるって…ベルトルさんはホモじゃないだろってだけだけど…」

アニ「…」ニヤ

アニ「なんで、そう思うんだい?」

ユミル「な、なんでって…」タジタジ

アニ「あの二人は仲がいいよね。良い男同志なら、互いに惹かれてもおかしくないんじゃない?」


ミーナ「なるほど…禁断の恋ってやつ?」

クリスタ「キャーーー!」

ユミル「そ、そんなわけねぇだろ…」

ハンナ「つまり願望かしら?大好きなベルトルトは女好きであってほしいっていう…」

ユミル「な、なに言い出すんだよ…!」

サシャ「ベルトルさんてあだ名で呼ぶの、ユミルだけですもんね」

ユミル「く…!」

アニ「認めればいいじゃないか。恥ずかしいことじゃないよ」

ユミル「アニ、てめぇ…!」

ミーナ(ユミル、すっごい動揺してる…)

ユミル「…」

ユミル「ベルトルさんはアニの方見てるだろ?」

ユミル「だから、女好きと思ったんだよ!」

アニ「…!」

アニ「…そう切り替えしてきたか…」

クリスタ「あ~言われてみれば確かに…」

ハンナ「え…じゃあ、アニのこと?」

ユミル(くそ…!)

アニ(そういえば、あいつとよく目があうね…)

アニ(そういうことか…)

アニ「まあ、私は興味ないから、早く告白した方がいいよ」

ユミル「な、なんのことだよ…?」アセアセ

クリスタ「ユミル…かわいい」クスクス

ユミル「クリスタ~~~!」

ハンナ「でも、もったいないわね。ベルトルト振るなんて…」

アニ「そうかい?」

ハンナ「まあ、あなたは…美人だしスタイルもいいしね」

ミーナ「そうそう。アニ顔だけじゃなくて、スタイルもいいから…」

アニ「あんたがさっき、うらやましいって言ってたのはスタイル?」

アニ「どうでもいいじゃないか、そんなの」

ミーナ「どうでもよくないよ~~~」

アニ「性格とかの方がずっと重要だと思うけどね」

ミーナ「どうなんだろう…そうかな…」

ハンナ「それは、確かにそうかもしれないわね」

ハンナ「身体だけの関係だと…本当の恋愛ではないだろうし…」

アニ「…」

ミーナ「やっぱり、ハンナは説得力あるね」

ハンナ「みんなより、少しだけ先輩だし…ふふ」


クリスタ「えっと、話戻しまして…次の候補を挙げましょう!」

ミーナ「なんでクリスタが司会みたいになってるの?」

アニ「さあ…」

サシャ「あと候補といえば…」

サシャ「コニーとかはどうですか?」

クリスタ「…」

クリスタ「はい、他にいませんか?」

サシャ「ええ!?いきなり除外ですか!?」

ユミル「そりゃいるだろ…」チラ

アニ「…」

ミーナ「え、エレンとか…は?」

クリスタ「…」ピタ

クリスタ「エレンか~」

ハンナ「エレン…ね。よく喧嘩してる恐い印象しかないけど…」

ミーナ(優しいんだけどな~~)


ハンナ「それなら、ジャンも入るんじゃない?」

クリスタ「ジャンか~」

サシャ「あの二人は、嫌でも目立ちますよね…」

サシャ「顔だけなら2枚目ですし…悪人顔ですけど…」

ミーナ「そんなに悪人顔かな~?」

アニ「見方は人それぞれだからね…」

ミーナ「エレンは資材運びとかで、色々お世話になってるし…」

ミーナ「通常の訓練でもアドバイスとかもくれるし…頼りになるかな~」

ハンナ「う~ん、私にはわからないわね…」

ユミル「私もどうでもいいな…喧嘩とかして餓鬼みたいだし…」

ハンナ「確かに子供っぽいところもあるわね」

ミーナ「あ、あれは…!」

アニ「ストップ、ミーナ」

ミーナ「アニ…?」

アニ「クリスタとサシャの意見は?」

クリスタ「私はあんまり親しくないから、何とも言えないかな」

サシャ「私は好きですよ。年齢相応じゃないですか」

サシャ「自分に正直っていうのは重要じゃないですかね」

サシャ「そういうなら、ジャンも好きですけど」

アニ「ふ~ん」

ミーナ「色んな見方があるんだね…」

ユミル「じゃあ、アニはどうなんだよ?」ニヤニヤ

アニ「……」

クリスタ「そういえば、訓練とかも一緒にしてるんだよね?」

ハンナ「なるほど、興味あるわね」

アニ「あいつは…」

アニ「馬鹿だし、喧嘩腰だろうけど…」

アニ「ジャンの奴とは別の意味で、正直者じゃないかな…」

アニ「自分に正直っていうか、欲望に正直っていうか…」

アニ「ウソをつくのはへたくそだろうね…」

ユミル「ふ~ん」ニヤニヤ

クリスタ「へえ~」

ハンナ「なるほど…」


アニ「…」



ミーナ(凄いな~アニ…エレンのことよく見てるのかな…)

ユミル「いや、もうわかったぜ。ごちそうさまですってな感じだ」

アニ「なにが?」

ユミル「いやいや、みなまで言うなよ。もうわかってるって」

アニ「…」

ミーナ「なんか怖いよアニ…」

ハンナ「つ、次いきましょうか!」

サシャ「他に誰かいますかね?」

ハンナ「ダズ…とか?」

ユミル「誰かいねぇかな~」

サシャ「どうでしょうかね~」

ハンナ「…」

クリスタ「え、えっと…」

クリスタ「あ、アルミン…はどうかな?」テレテレ

ユミル「アルミン~~~?」

ハンナ「アルミン…ねぇ」

ミーナ「座学がトップなんだよね、アルミンは」

クリスタ「う、うん」

クリスタ「座学でわかんないところとか教えてもらってて…」

クリスタ「なんだか、頼りがいが出てきちゃって…」

ユミル「は?」

アニ「ん?」

ミーナ「これは…」

サシャ「恋の予感…」

ハンナ「アルミンはかわいらしい感じだけど…いい男ってイメージはないわね」

サシャ「そうかもしれませんね」

クリスタ「で、でも努力家だよ…」

アニ「根性はありそうだね」

ユミル「あいつ確か、シガンシナ区出身だろ?」

ユミル「両親とか亡くしてるんじゃねぇのか…?」

クリスタ「あ…それ聞いたことある…確かエレンもお母さん亡くしたって…」

アニ「…」

ミーナ「そうなんだ…」

ミーナ(確か、手料理なんて何時振りだろって言ってたよね…そういうことか…)

ユミル「まあ、根性とかはあるんだろうな」

今はここまでにしておきますね。

>>1です 更新します。

サシャ「それで、クリスタはアルミンが気になるということですね」フムフム

クリスタ「え、えっと、気になるっていうか…」

ミーナ「好きなんだ?」

クリスタ「うう~~~」

ユミル「く、クリスタ…ウソだろ…?」フルフル

アニ「あんたには、ベルトルトがいるからいいじゃないか」

ユミル「んな…!なんのことだよ…!」

サシャ「なんだか、好きな人暴露会になってますよね…」

ハンナ「そんな感じね…」

ハンナ「でも、告白はしておいた方がいいんじゃないかな…」

ハンナ「いつまた、巨人がくるともわからない世の中だし…」

クリスタ「うん、そうだよね…」

ユミル「巨人…か…」

アニ「…」

ミーナ「告白か~~」

ミカサ「そう、告白は大事」

ユミル「うお、ミカサかよ!驚かせるなよ!」


サシャ「おや、エレンLOVEな、ミカサも参加ですか?」

ミカサ「うん」

アニ「エレンLOVEて…もう暴露してるじゃないか…」

ミカサ「というより、もう告白は済ましてある」

クリスタ「えっ!?」

ミーナ「え~~~!?」

ハンナ「本当に?」

ミカサ「うん」

ユミル「で、結果はどうだったんだよ?」

ミカサ「家族として見てたから、恋人としては見れないと言われた」

クリスタ「そ、そうなんだ…」

アニ「…」

ミーナ「ミカサ…」

ミカサ「だから、私は家族としてエレンを一生愛していこうと思う」

アニ「何の宣言だい、それは?」

ミカサ「つまり、エレンに告白するなら、まず私を通してほしい」

アニ「…」

ミーナ「…」

アニ「家族の承諾がなければ、付き合えないなんてルールはないと思うけど…」

ミーナ「そ、そうだよ…!」

ミカサ「…」ジロ

ミーナ「ひっ!」

アニ「ミーナを睨んでも意味ないよ」

ミカサ「…どういう意味?」

アニ「そんなことする暇があるなら、もう一度エレンを振り向かせることを考えたら?」

ミカサ「…」

ミーナ「アニ…言い過ぎだよ」

アニ「そうかい?」

ミカサ「…」

アニ「あんたもがんばんなよ」

ミーナ「う、うん…??」

クリスタ「告白…」

ユミル「告白ね…」

ハンナ「告白…フランツとのことが、思い出されるな~」

ハンナ「初めてエッチしたとき…」

サシャ「それ、話ずれてますね」

一方 男子寮

ベルトルト「そんなことが、許されると思ってるのか…?」

ライナー「ああ、許されはしないだろうな…」

ベルトルト「…ライナー、僕は君を見損なったよ…」

ライナー「…」

ベルトルト「力ずくでも、わからせないといけないみたいだね…」

ライナー「ベルトルト、わかってくれないのか?」

ベルトルト「わかるわけないだろ?」

ベルトルト「よりにもよって…」

ベルトルト「訓練兵男子の女神である、クリスタに告白しようだなんて…」

ライナー「…すまん」

ライナー「お前もクリスタが好きなのか?」

ベルトルト「いや…僕はアニが好きだったよ…」

ライナー「ああ、そういうことか」

ベルトルト「でも、相手にされてない印象があるからさ…」

ライナー「だな」

ベルトルト「フォローしてよ…」


ベルトルト「でさ、そんな時クリスタファンクラブの存在を知って…」

ベルトルト「だんだん、クリスタの可愛さに目覚めてきちゃってさ…」

ライナー「ベルトルト、お前……」

ベルトルト「しかし、君の恋の邪魔をするのはよろしくないね…」

ライナー「…」

ベルトルト「いつ告白するんだい?」

ライナー「まだ、わからないな…うまくいくといいんだが…」

すいません、今日はこのくらいで

更新します

男子寮 別の部屋


ジャン「俺はミカサが好きなんだよ!」

エレン「お前はホントそればっかだな…」

ジャン「てめぇがうらやまし過ぎるんだよ!」

エレン「なにが羨ましいんだよ?別に付き合ってるとかねぇぞ」

エレン「好きなら、さっさと告白しろよな」

ジャン「マジで言ってんのか?」

エレン「家族としては大好きだけどよ…」

エレン「長く居すぎたかな…恋愛対象としては見れないんだよな…」

ジャン「そうなのかよ…なんか悲しいな…」

アルミン「あれ?なにか共感してない?」

ジャン「安心しろよ!ミカサは俺が幸せにしてみせるからな!」

エレン「何言ってんだ、お前…?」

アルミン「ある意味すごい発言だけど…絶対徒労に終わると思うよ…」

エレン「でも、みんな恋愛とかの話好きだよな…」

アルミン「あれ?エレンも興味あるでしょ?」

エレン「ま、まああるけど…」ポリポリ

アルミン「だよね…だってエレンは既に…」

エレン「やめろよ、アルミン。あれは間違いだったんだよ…」

アルミン「ホントに?まだ関係持ってるんじゃないの?」

エレン「持ってないっての…今のところは…」

アルミン「なんか含みがあるよね…」ハハハ


エレン「あ、アルミンの方はどうなんだよ?好きな子とかさ」

アルミン「そうだね…クリスタが好きだよ」

ジャン「マジか、アルミン?」

エレン「クリスタかよ…俺はあんまり知らないけど…」

エレン「かなり人気者なんだろ?」

アルミン「うん…難しいかな、やっぱり…」

エレン「がんばれ、アルミン。戦わなきゃ勝てないぞ」

アルミン「うん、そうだね」


女子寮

ユミル「こ、告白ってもよ…どうやりゃいいのかわかんねぇよ…」

クリスタ「だ、だよね…」

ミーナ「あ、考えあるよ」

クリスタ「どんな?」

ミーナ「今度、アニとお弁当作って食べることにしたんだけど…」

ミーナ「そこに、エレンも呼ぶことになってるんだ」

アニ「そんなことしてたのかい?」

ミーナ「う、うん」

ミカサ「…」ピク

ミーナ「だから、手料理作ってあげたら、きっかけになるんじゃないかな?」

ミーナ「同じ日に食堂で振る舞えばいいんじゃない?」

クリスタ「手料理…」

ユミル「…」

ミカサ「それは、いい考え。ぜひ参加させて」


ミーナ「うん…」

アニ(ミカサが難敵だね…こりゃ…)

次の日の格闘訓練

エレン「くく…抜けだせない…」ギリギリ

アニ「どうしたの?早く抜けだしてみなよ」

エレン「く…!」

アニ「…」

アニ「そういえばさ」

エレン「な、なんだよ…?」

アニ「ミーナから、お弁当誘われたんだって?」

エレン「ああ…そういや誘われたな…」

エレン「お前も来るとか聞いたが…」

アニ「まあね…」ギリギリ

エレン「ぐわ、きつく絞めんなっての…!」

アニ「お弁当誘われて鼻の下伸びてる馬鹿に制裁をね…」

エレン「ぐわわわ…!」




クリスタ「ああ…エレン苦しそう…」

ミーナ「なんだかあの二人の雰囲気…」

クリスタ「どうしたの?」

ミーナ「ううん、なんでも…」

また近い内に

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年12月17日 (火) 22:00:24   ID: fOFGAn_V

あるくりいいいい期待

2 :  SS好きの774さん   2013年12月25日 (水) 18:19:47   ID: F4xjsi8h

かなり面白いです。続きヨロシク

3 :  SS好きの774さん   2015年05月24日 (日) 20:24:39   ID: N4rK658C

「」









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