咲・照「そうだ!旅行に・・・」憩・智葉「・・・行こう?」 (85)

咲「暇だね~、お姉ちゃん」

照「うん」

咲「なにかしようよ」

照「なにしよう・・・」

咲「う~ん・・・長期休みと言われてもやることないよね・・・」

照「・・・どっか行く?」

咲「遠くに二人で行くのは危ない気が・・・」

照「そっか・・・」

咲「誰かと一緒に行く?」

照「咲と二人で行きたい・・・」

咲「といっても私たちじゃ迷子になっちゃうし・・・」

照「どうしよう・・・」

TV「最近若者の間でダブルデートというものが流行っているそうですね~」

咲・照「!?」

TV「いつもと違う雰囲気を楽しめると話題になってるそうです」

咲・照「これだ!」

咲「これだよお姉ちゃん!これなら迷子にならず旅行にいけるよ!」

照「便利な時代になったね」

咲「時代は関係ないと思うけど・・・」

照「でも誰と行こう?」

咲「うーん・・・私の仲良い人だと・・・うーん・・・いるけど、ちょうど良い人いないなぁ・・・」

照「うーん・・・憩と智葉くらいかな・・・咲も面識あったよね?」

咲「憩ちゃんとは結構話したけど智葉さんとはあんまり話せなかったなぁ~」

照「まぁ憩は誰とでも話せるからね、智葉も見た目怖いけど優しいから少し話せば仲良くなれると思うよ、怖いけど」

咲「二回言ったよお姉ちゃん?」

照「連絡してみる?」

咲「うん!」

照「じゃあ憩にメール入れとく」

咲「楽しみだね、お姉ちゃん!」

照「そうだね」

咲「どこ行こう?」

照「うーん・・・いざ聞かれるとないなぁ・・・」

咲「だよね~・・・」

照「こっちで決めても向こうの意見もあるから・・・」

咲「こっちである程度案出しといたほうが向こうも楽じゃない?」

照「それもそうか」

咲「憩ちゃん達は今どこにいるの?」

照「東京、割と近所」

咲「そっか~、憩ちゃんは大阪出身で智葉さんは?」

照「分かんないけど・・・東京かな?」

咲「私たちは長野で・・・どうせなら言ったことないとこ行きたいよね?」

照「甘いもの・・・」

咲「色々調べてみようか」

照「うん」

~~~

照「あ、憩からメール着てる」

咲「なんて?」

照「〝うちらはおっけーです~〟だって」

咲「どこか行きたいとこあるか聞いてみて~」

照「わかった」

咲「・・・」

照「〝特にないけどそっちは行きたいとこあんの?〟だって」

咲「まぁ何個か意見は出たけど・・・どうやって決めよう?」

照「一回集まって話する?」

咲「そうだね~、それがいいよ!さすがお姉ちゃん!」

照「それほどでもない」ドヤッ

咲「いつなら会えるって?」

照「〝今から智葉連れてそっち行きます~〟だって」

咲「適当に片付けしないと」

照「そうだね」


~~~


憩「おじゃまします~!」

智葉「じゃまするぞ~」

照「久しぶり」

咲「お久しぶりです、どうぞ上がってください」

憩「いや~やっぱ咲はええ子やな~どっかの誰かと違って」

智葉「は?」

照「咲は天使だから」

憩「いや、あんたらのことちゃうし~」

咲「あ、とりあえずあがりましょう!」

憩「せやな~」


~~~


智葉「それでなんで呼ばれたんだ?」

咲「え?」

憩「あぁ、ダブルデートで旅行行こうやって~」

咲「行ってなかったんですか・・・?」

憩「いや~、メールとか苦手やからとりあえず会ってからと思てな~」

智葉「まぁ・・・しばらく長期休みで暇だから大丈夫だがどこ行くんだ?」

咲「それを決めるため集まってもらったんですよ」

智葉「そうだったのか、案とかは出てるのか?」

咲「京都、北海道、香川、奈良あたりですかね、メジャーどこですけど」

憩「香川は別にメジャーやないと思うんやけど・・・」

智葉「北海道はこの前行ったからパス」

咲「京都が第一候補ですね、私たちの意見だと」

智葉「まぁいいじゃないか?」

憩「うちもええと思うで~」

照「和菓子いっぱい食べられる」

憩・智葉「やっぱりお前か・・・」


~~~


咲「これで大体決まりましたかね?」

智葉「宿もとったし行くとこは北海道と違って豊富だし大丈夫だろ」

咲「北海道でなにがあったんですか・・・」

憩「電車は当日とればええかな?」

照「休日は混むかも」

憩「長期休みやしとっとこか~」

智葉「あんま値段も変わらないみたいだしな」

咲「これで大体決まりましたかね?」

照「大丈夫だと思う」

憩「まぁ抜けててもどうにかなるやろ」

智葉「そうだな」

咲「そんな投げ槍な・・・」

憩「さて~つまらん話も決まったところで飯でも食べいきます~?」

咲「こういうの決めるのって楽しくないですか?」

憩「いや、そういう意味でつまらん言うたんじゃなくてな?」

咲「?」キョトン

憩「方言てきな・・・もうええわ!飯食い行こうや~!」

智葉「もうそんな時間か」

咲「私ご飯つくりますよ」

憩「お~咲の手料理か!美味しそうやな~」

智葉「それじゃあお言葉に甘えさせてもらうか」

照「咲の手料理は世界一」

咲「も~、お姉ちゃんは言いすぎだよ~」


~~~

智葉「そろそろ帰るか」

憩「え~もうちょっといようや~」

智葉「四回目だぞそれ!いい加減帰るぞ」

憩「は~い、じゃあな~ご馳走様~」

照「じゃっ」ビシッ

智葉「じゃあな」

咲「もう暗いんで気をつけてくださいね」ニコッ

憩「やっぱ咲ちゃんはええ子やな~誰かさんらと大違いや」

照「咲は天使だから」

智葉「まぁ・・・あながち間違ってもいないな」

咲「て、てんし?」

憩「そんじゃあな~」


~~~


咲「洗いものしようかな~」ジャー

照「私も手伝うよ」

咲「いつもの倍だからありがたいけど・・・割らないでよ?」

照「もう大丈夫」

咲「ならいいんだけど・・・」

照「明後日楽しみだね」

咲「お姉ちゃんが楽しみって言うなんて珍しいね」

照「言わないだけで大体楽しみにしてる」

咲「楽しみにしてるのは顔見れば分かるよ」クスッ

照「あっ」ガシャン

咲「も~、今のガラス製だったら割れてたよ~」

照「ごめん」

咲「慣れるまではちょっと辛いかもしれないけど出来るだけ皿を浮かせないように洗えば落としても割れないよ?」

照「確かに」

咲「なにか買っとくものってあるかな?」

照「おやつ」

咲「そういうのじゃなくて旅行先で必要になりそうな生活用品」

照「薬以外なら旅行先で買えばいい」

咲「それもそうだね、じゃあ終わったしお風呂入ろっか!」

照「うん」

~旅行当日~


咲「お姉ちゃ~ん、迎え来たよ~」

照「ん~」トボトボ

咲「おまたせしました~」ガチャッ

照「朝はやすぎ・・・」ショボショボ

憩「うちは慣れ取るけどな~」

智葉「嘘言うな、全然出てこないから私が叩き起こしたんだろ」

憩「てへっ☆」

智葉「また殴るぞ」

憩「勘弁して~や、まだ若干痛いねんから~」

咲「じゃあ時間もありますし行きましょうか」

照「お腹すいた・・・」

憩「お腹すいた・・・」

咲「駅弁でも買う?」

照「あれまずい」

憩「あれマズイ」

咲「じゃあコンビニ寄る?」

照「メロンパンとドーナツどっちにしよう」

憩「うちはおにぎりでええわ」

照「じゃあメロンパンにしよ」

照・憩「智葉よろしく」

智葉「ちゃんと受身とれよ?」ガッ

照・憩「す、すいません冗談ですぅ・・・」カタカタ

咲「私が買ってくるよ」

照・憩「だめ、自分で行く」ダッシュ

智葉「なんなんだあいつら・・・」

咲「いいじゃないですか面白くて」クスッ

智葉「先が思いやられる・・・」

~京都~

憩「とりあえず着いたな~」

智葉「荷物置きに宿行くか」

照「そうだね」モグモグ

咲(もう団子食べてる・・・)

照「智葉、これ持ってって」

智葉「自分で持ってけ」

咲(もう八つ橋買ってる・・・)

憩「こっちやな~、迷子ならんでついてきてな~」

咲「は~い」


~宿~

憩「お~、ほんとに自動卓セットされとる」

照「んなもんいいからはやく行こ」モグモグ

智葉「ほんと甘いものに目がないな・・・」

憩「じゃあさっそく錦市場いきますか~!」

咲「お腹すいちゃったよ」

智葉「そうだな、さっさと行くか」

~綿市場~

憩「さて、何食べましょうか~」

智葉「京都って言うとやっぱり和食だよな」

咲「蕎麦とかですかね?」

憩「天ぷらやって~」

咲「美味しそうな匂いですね~」

智葉「じゃあ入るか」

憩「せやな~」


~~~

憩「食ったなぁ~」

照「まだ足りない」モグモグ

智葉「見てるほうが気持ち悪くなってくるんだが・・・」

咲「金平糖だって!お姉ちゃん!」

照「良くやった咲」

咲「私もたべよっかな~」

憩「咲も結構食べとるよな・・・?」

智葉「地味にな」

憩「ほら、いい加減次行くで~」

照「またね天国・・・」ウルッ

智葉「大げさすぎるだろ・・・」

~京都タワー~

憩「ほら行くで~」

咲「わ、わたしは待って・・・」

憩「なにいうとんの~ほら行こうや」グイグイ

咲「へ?あ、あうっ・・・」

智葉「ほら、照もいくぞ、お前らはほっとくとどこ行くか分からんからな」


~展望台~

憩「お~、高いな~、ほら咲と照もこっち来てみ~」

咲・照「」カタカタ

智葉「どうしたお前ら」

咲・照「た、たかいのこわい・・・」カタカタ

憩「ほんとこの姉妹は似とるなぁ・・・」

智葉「まぁ、高所恐怖症なら仕方ない、てきとうに楽しんでさっさと降りるか」

憩「はいな~」

咲「お、おねえちゃ~ん・・・」ギュー

照「だ、大丈夫だよ咲・・・」カタカタ

憩(ぶっちゃけあっちの二人見てたほうがおもろい・・・)カシャッ

智葉「・・・可哀想だしそろそろ降りるか」

憩「あの二人窓辺まで引きずってみたいなぁ」

智葉「・・・やりたいのは山々だがダメだろ」

憩「動画もとっとこ」ピピッ

智葉「はぁ・・・」

憩「ちょっと撮っといてな~?」

智葉「なにする気だお前」

憩「まぁまぁ」

憩「なぁ、二人とも?」

咲・照「は、はいぃ・・・?」フルフル

憩(あっかん可愛すぎる・・・)

憩「ちょっとだけ外見てみいひんか?せっかくやし」

咲「や、やだよぉ・・・」フルフル

照「そ、それだけはやめてくださいぃ・・・なんでもするからそれだけは許して・・・」フルフル

憩(もっと苛めたい・・・!)ゾクゾク

智葉「そこらへんにしとけ」ペシッ

憩「え~」

智葉「ほら、降りるぞ」

咲・照「」カタカタ

憩「しゃあないな~」

~宿~

憩「ただいま~」

咲「ただいま・・・?」

照「ただいま」

智葉「ただいまって言うべきなのか?」

憩「うちはなんとなく言っただけだけど」

照「二泊もお世話になるんだから言うべき」

智葉「信じられない礼儀の良さだな」

咲「私も今度からはちゃんと言うようにしよ」

憩「温泉行こか~」

咲「財布いるかな?」

智葉「多分コインロッカーじゃないから飲み物買いたかったらもってけばいいだろ」

咲「は~い」

照「コーヒー牛乳・・・」

~露天風呂~

憩「ふー・・・やっぱ温泉っていったら露天やな~」

智葉「まぁ確かにな」

咲「温泉なんて久しぶりだねお姉ちゃん」

照「うん~」

憩「・・・」キョロキョロ

智葉「・・・?」

咲「~♪」

照「・・・」チャパチャパ

憩「・・・なんか安心したわ」

智葉「どうした?」

憩「みんなぺったんやな思て」

智葉「・・・」

咲「・・・」シュン

照「・・・」ギュルルルルルル

憩「ちょっ、照すとっぷ、それはあかんて洗濯機みたいなっとる」

照「ちっ」

咲「晩御飯楽しみだね」

憩「茶碗蒸し食べたい」

智葉「私は美味しければいいが」

照「咲の手料理が食べたい・・・」カタカタ

智葉「発作起こしてるやつがいるぞ・・・」

咲「お姉ちゃん!身体洗いに行こうよ」

照「ん~」

バシャバシャキャッキャッアライッコ

憩「な、なぁ智葉!うちらも」キラキラ

智葉「あいつらは姉妹なんだから別だろ」

憩「なんでや・・・」

眠いというか寝なきゃなので落ちます、明日続きあげます

~晩飯~

智葉「飯きたぞ~」

憩「いぇ~い」

咲「わ~、美味しそう」

一同「いただきま~す」

憩「智葉!茶碗蒸しや!」

智葉「報告せんでいい」

咲「この炊き込みご飯美味しいねお姉ちゃん!」

照「天ぷらも美味しい」モグモグ

智葉(発作どうした・・・)

咲「はい、お姉ちゃんあ~ん」テンプラホイ

照「ん~」モグモグ

照「ん~」テンプラホイ

咲「あ~ん」もぐもぐ

憩「・・・」キラキラ

智葉「はいはい」ミソシルホイ

憩「ずー・・・」ゴクゴク

憩「・・・なんか違う気がすんねんけど」

智葉「気にするな」

~食後~

智葉「せっかく卓あるんだし麻雀するか」

憩「こわいな~」

照「まぁ気楽に」

咲「浴衣の裾あげないと・・・」


~~~

智葉「結局照が一番トップ率高かったが後は五分五分って感じか」

憩「咲ちゃよくわからんけどうちと智葉は同じようなもんやからな~」

照「お腹すいた・・・」モグモグ

智葉「食いながら言うな」

咲「お姉ちゃん八つ橋頂戴~」

照「はいあ~ん」ピロピロ

咲「ん~♪」モグモグ

憩「うちも食べたい」

照「はいあ~ん」

憩「ん~」モグモグ

咲「・・・」ジッー

憩(さ、寒気が・・・)ブルッ

照「はい、咲あ~ん」

咲「ん~」モグモグ

照「美味しい咲?」

咲「美味しいよ、お姉ちゃん!」ニコッ

憩(き、気のせい・・・やんな?)

智葉(珍しく憩が戸惑ってるな・・・)

智葉「っていうかその八つ橋お土産じゃなかったのか?」

照「お土産は明日も明後日も買えるけど今の分はもう買えない」

智葉「我慢しろよ・・・」

照「なんで?」

智葉「・・・まぁ、特に理由もないか」

憩「智葉が言い負けた!?」

智葉「いや、何を言っても無駄な気がした」

照「完全勝利」

憩「いや~楽しかったな~みんな何が楽しかった~?」

照「食べ歩き」

咲「う~ん・・・食べ歩きかな?美味しいものいっぱい食べれたし」

咲「憩ちゃんと智葉さんは?」

憩・智葉「京都タワー」

咲・照「・・・」

憩「今度スカイツリー行かへん?」

咲・照「やだ」

憩「東京タワーは?」

咲・照「やだ」

憩「通天閣は?」

咲・照「やだ」

智葉「そこらにしとけ」

憩「へ~い」



~~~


咲・照「・・・」カクッ

憩「めっちゃ眠そうやねんけど」バサバサ

智葉「明日もあるしそろそろ寝るか」

憩「せやな~」

咲・照「おやすみ・・・」モゾモゾスースー

憩「ほんと姉妹やな・・・」

智葉「電気消すぞ~」

憩「はいな~」

智葉「・・・」フトンハイリー

憩「~♪」ダキツキー

智葉「・・・」

~~~

咲「ん・・・ふあぁ・・・」ムクッ

智葉「お、はやいな」

智葉(あの角ってワックスとか使ってるわけじゃないのか・・・)

咲「ん~・・・おはようございます・・・」

智葉「おはよう」

咲「・・・何時ですか?」

智葉「八時くらいだ」

咲「・・・ふあぁ~」トボトボ

ジャーバシャバシャ

咲「お姉ちゃんと憩ちゃんいつ起こします?」

智葉「別にいつでもいいんだがあんまり幸せそうに寝てるから起こし難いんだよ」

咲「ですね~、まぁ後30分くらいは寝かせときますか」

智葉「そうだな」

咲「・・・」

智葉「しっかりした妹だな」

咲「えっ?」

智葉「姉と妹の立場が逆転してる気がしてな」

咲「あ~・・・」

智葉「ん?」

咲「確かに料理とか掃除とかは私の方が得意ですけど・・・」

智葉「ああ」

咲「いつもお姉ちゃんは私のことを助けてくれるんです」

智葉「そうか」

咲「この前二人で外出して迷子になった時も・・・」

智葉(そもそも迷子になるなよ・・・)

咲「怖がってる私を慰めてくれたんです・・・お姉ちゃんも怯えてたのに・・・それでちゃんと家までの道も警察に聞いてくれて・・・」

智葉「IH会場で迷子になってたあいつからは想像も出来ないな」

咲「それでも結局菫さんがいなかったら家まで帰れませんでしたけど・・・」

智葉(警察に道きいたのになんで迷子になるんだよ・・・)

咲「お姉ちゃんはやっぱり最高のお姉ちゃんです!」ニコッ

智葉「そ、そうか・・・」

咲「智葉さんは憩ちゃんとはどういう流れで付き合い始めたんですか?」

智葉「ん~・・・成り行きでこうなったとしかな~・・・」

咲「成り行き?」

智葉「いつの間にか好きになってたとか・・・そんな感じだ」

咲「そんなものですかね?」

智葉「お前だって照のことをいつから恋愛として好きになったかと言われると答え難いだろ」

咲「・・・確かにそうです」

智葉「多分憩にきけばもっとそれっぽく話してくれるんじゃないかな」

咲「後で聞いてみますね」

智葉「・・・そろそろ起こすか」

咲「そうですね、お姉ちゃ~ん!」

照「ん~・・・」

咲「そろそろ起きて~」

照「咲・・・」

咲「おはようお姉ちゃん」

照「・・・おはよう」モゾモゾ

咲「?」

照「・・・」フトンニヒキコム

咲「お、お姉ちゃん?」

照「・・・ちょっとだけ」

咲「・・・うん」

智葉「・・・ラブラブだな」

憩「ん~・・・」スースー

智葉「ほらお前も起きろ」ユサユサ

憩「zzz」

智葉「起きろよ」ユサユサ

憩「ん・・・」スースー

智葉「相変わらず全然起きないなこいつは・・・」

憩「zzz」

智葉「さっさと起きろ」ゲシゲシ

憩「ん・・・んぅ・・・」ショボショボ

智葉「起きろ」

憩「・・・や~」フトンコモル

智葉「こいつは・・・」イライラ

憩「・・・」

智葉「起きろ!」ドスッ

憩「うっ!?」

智葉「・・・」フトンハギー

憩「脇腹がぁ・・・智葉が虐待するぅ・・・」ウルウル

智葉「虐待って言うか暴力だろ」

憩「DV反対・・・」

智葉「さっさと起きろ」

憩「うぅ・・・起こして」

智葉「もう一発くらいたいか?」

憩「やめて~な」

智葉「だったら自分で起きろ」

憩「へ~へ~」ムクリ

咲「お姉ちゃんそろそろ起きよう?」

照「ん~・・・」ムクリ

憩「智葉も咲みたいに優しく起こして~や」

智葉「さっさと顔洗って来い」

憩「なぁ、照?」

照「ん?」

憩「咲頂戴」

照「嫌だ」

憩「・・・」

ジャーバシャバシャ

智葉(照の角も素でああなってるのか・・・)

憩「朝風呂行こか~」

~~~

憩「飯食ったしそろそろ出かけよか~」

照「今日はどこ行くの?」

咲「地味な名所めぐり」

智葉「有名どこは修学旅行で行ったからな」

照「また綿市場でも・・・」

憩「まぁ時間あまったらな~」

智葉「それじゃ行こうか」

~鞍馬寺の地下~

咲・照「くらい・・・こわい・・・」カタカタ

智葉「またか・・・」

憩「さとはぁ・・・うちもくらいのこわい・・・」フルフル

智葉「嘘付け」

憩「なんでや!」

智葉「お前のことなんだから分からないわけないだろ」

憩「智葉///」ドキッ

咲・照「は、はやくででようよぉ・・・」フルフル

憩「わっ!!」バッ

咲・照「きゃああああああああああああああ!!」

智葉「わざとらしいレベルのリアクションだな」フッ

憩「ほんとやなww」

咲・照「や、やめてくださいぃ・・・」カタカタ



~愛宕神社~

憩「愛宕だったから選んだだけなんやけどな」

咲「恋愛、結婚、縁結びにご利益があるみたいだよお姉ちゃん!」

照「咲と結婚できますように咲と結婚できますように咲と結婚できますように咲と結婚できますように咲と結婚できますように咲と結婚できますように咲と結婚できますように咲と結婚できますように咲と結婚できますように咲と結婚できますように・・・・」

智葉(無理だろ・・・)

憩「智葉がもっと優しくなりますように」

智葉「は?」

憩「智葉もお願いしいや~」

智葉「ん、あ、あぁ」

智葉(憩と幸せに暮らせますように・・・)

憩「なにお願いしたん?」

智葉「こういうのは言ったら叶わないっていうだろ」

憩「ま~たそうやって~」

咲(お姉ちゃんと幸せな未来を築けますように・・・)

憩「滝見に行こうや~」

照「行こう」モグモグ

智葉「なんか食ってる・・・ってかここまでに屋台あったか・・・?」

~滝~

咲「滝だ~!」

憩「滝や~」

智葉「相変わらず滝好きだな」

憩「~♪」

咲「~♪」

照「~♪」

智葉(・・・全員黙ったな)

~~~

智葉「そろそろいいだろ」

咲「そうですね~」

照「お菓子食べたい」

憩「~♪」

智葉「ほら憩行くぞ」

憩「さとは~?」

智葉「なんだ?」

憩「将来滝の近くに住もうな~」

智葉「どんだけ好きなんだよ・・・」

憩「じゃあ行こっか」

智葉「爽やかだな・・・」

~上津屋橋~

咲「長いねお姉ちゃん」

照「奥がうやむや・・・」

憩「よっしゃ!智葉向こう岸まで勝負や!」ダッ

智葉「なんでだよ!?」ダッ

咲「行っちゃったね」

照「歩いていこう」

咲「うん!」

~~~

憩「も、もう無理・・・」ハァハァ

智葉「全長350くらいだからまだ200も行ってないぞ・・・」

憩「い、インドアには辛い・・・」ハァハァ

智葉「だったら走りだすなよ・・・」

~鈴虫寺~

憩「一年中鈴虫が鳴いとるらしいです~」

咲「不思議だね~」

照「ほんとに鳴いてる」

智葉「なんでだろうな」

~~~

憩「めっさ鈴虫いるやん!」

咲「28年の研究のすえだって~凄いねお姉ちゃん!」

照「秋だけでいい気もするけど」

智葉「それも一理あるな」

~~~

憩「たった一つだけ願いを叶えてくれるんやて~」

照「咲と結婚できますように!」

咲「お姉ちゃんのお願いが叶いますように!」

智葉「ブレないな・・・」

憩「一つだけって言われるとほんとに叶っちゃう気ぃするな~」

~千本鳥居~

憩「修学旅行で来たけど改めてここは過ぎな~」

咲「神秘を感じるよ」

照「一周する?」

智葉「大分時間かかるよな・・・」

憩「重軽石のとこまで行って引きかえそか~」

咲「軽いと感じたら願いが叶うんだっけ?」

智葉「そうだな」

照「コークスクリューで破壊すればただの小石・・・」

智葉「やめとけ・・・罰あたるぞ」

憩「さてと・・・じゃあいってみよか~」

憩「・・・」

憩「軽かったわ」

智葉「持ち上がってすらいなかっただろ」

咲「お、重い・・・」

照「咲!弱気になっちゃだめ!」

智葉「文学少女に無茶言うなよ」

智葉「・・・照はやらないのか?」

照「勝負は見えてる、やるまでもない」

智葉「そうか・・・じゃあ私が」カタテデモチアゲー

咲・照・憩「!?」

咲「大きさてきに片手じゃ無理な気が・・・」

智葉「相手にもならんな」ドスッ


~比叡山延暦寺~

照「鬼門封じの・・・」

咲「猿・・・」

憩「厄介やったな~」

智葉(めっちゃ失礼だなこいつら・・・)

~~~

智葉「そろそろ宿もどるか?」

憩「だいぶ回ったしな~」

照「綿市場・・・」

智葉「行ってもいいが晩飯食えなくなるぞ」

照「別腹」

智葉「まぁそこまで言うなら行くか」

憩「金平糖食べたいわ~」

智葉「お前も食べるのか・・・」

咲「大福も食べたいですね~」

智葉「・・・」

~宿~

智葉「お前ら飯食えるのか?」

咲・照・憩「・・・」

智葉「はぁ・・・」

智葉「とりあえず持ってきてもらうのギリギリの時間にしとくか・・・」

憩「どうしたらお腹空くやろ・・・」

智葉「4,5時間あるから動けば空くかもしれんが・・・」

憩「智葉、えっちしよう」

智葉「あほか、普通に身体動かせ」

憩「運動嫌い・・・」

智葉「一応遊戯場で卓球出来たと思うが」

咲・照「運動嫌い・・・」

智葉「こいつら・・・」

照「麻雀やれば空く」

憩「せやな~やりましょか~」

智葉「便利だな・・・麻雀って・・・」

~~~

憩「腹減った・・・死にそう・・・」グー

照「ご飯まだ来ない・・・」グー

咲「うぅ・・・」グー

智葉「お前らが食えないって言ったから遅くしてもらったんだろ・・・」グー

憩「今すぐ持ってくるように言ってや・・・」グー

智葉「自分でやれ」グー



~~~

憩「飯来たで~・・・」

照「いただ」モグモグ

咲「いただきます」モグモグ

憩「最後までいいや~」モグモグ

智葉「お前はそもそも言ってないだろ」モグモグ

憩「あっ、いただいてます~」モグモグ

~~~

咲「ごちそうさまでした」

照「ごちそうさま」

憩「ごちです~」

智葉「ごちそうさま」

憩「お、ホラー映画やっとるで」

咲・照「!?」ビクッ

智葉「どれどれ」

TV「バンッガラガラガラバシャーン」

咲・照「ひっ」バッ

憩「智葉、照抑えろ!私は咲抑える」バッ

智葉「了解」バッ

咲「な、ちょっ!?や、やめてください!!」バタバタ

憩「大人しくしてな~、咲と一緒にテレビみたいねん」ニヤニヤ

照「や、やめて・・・」バタバタ

智葉「久々に心が躍るな」グイグイ

咲・照「ひっ」ビクッ

憩「ほら、見てみ咲ちゃん幽霊系かこれ」

咲「うぅ~・・・」フルフル

憩「ほ~、目瞑って乗り切る気か、頑張りや~」

憩「そういや智葉、コークスクリュー気をつけ~や」

智葉「とりあえず布団で包んどいた」

照「くうぅ・・・」バタバタ

智葉「ほら、照一緒に見ようぜ」

TV「バーーーローー!!助けて!!」

咲・照「ひうっ」フルフル

智葉「やっと暴れなくなったか」

憩「なかなかおもろいなぁ咲?」ニヤニヤ

咲・照「ミエナイキコエナイミエナイキコエナイミエナイキコエナイミエナイキコエナイミエナイキコエナイミエナイキコエナイミエナイキコエナイミエナイキコエナイミエナイキコエナイミエナイキコエナイミエナイキコエナイミエナイキコエナイ・・・」カタカタ

智葉「なんでここまで行動が一致するんだ・・・」

TV「ウナジュウ・・・ウナジュウ・・・ウナジュウカエセ・・・」

咲「ひっぅぅ・・・えっぐ・・・もうゆるしてくださぃ・・・」ナミダメ

憩「みえないきこえない~♪」

照「さ、さきだけでもはなしてあげて・・・」フルフル

智葉「ほぅ、良い姉だな」

咲「わ、わたしだけにげるなんてできないよぉ・・・」カタカタ

憩「安心してや~、二人とも逃がさへんから~」

TV「ピリリリリリリリリ・・・ピリリリリリリリリリ・・・」デンワコール

咲「こ、このくらぃよゆぅだよぉ・・・」カタカタ

照「ぁぃてにならなぃ・・・」カタカタ

智葉「いきなり強気になり始めたな」

憩「・・・」ニヤニヤ

ピリリリリリリリリリリ・・・ピリリリリリリリリリ

咲・照「きゃああああぁぁぁぁぁぁぁ!!」バタバタ

憩「すまんなぁ、うちの携帯やったわ~」

智葉「ついに絶叫したな」

咲「と、といれぇ・・・」フルフル

憩「ん?」

咲「といれいかせてくださいぃ・・・」フルフル

憩「しゃあないなぁ・・・さっさと済ませてな~」

憩「~♪・・・いったぁ!!」ナンカモノフム

咲「ひっ!?え、憩ちゃん!?な、何があったんですか!!」トイレノナカカラ

憩「・・・ふっ」トイレバンッ

咲「きゃあああぁぁぁぁぁぁああ!!」トイレノナカカラ

智葉「安置もないな・・・なぁ照?」

照「さ、さきぃ・・・えぅぅ・・・」フルフル

智葉「妹いなくなったら更に弱気になったな」

憩「冗談やて~、咲はやく出てきて~な~」

咲「ほ、ほんとですかぁ・・・」カタカタ

憩「ほんとやから~」

ガラッ

憩「じゃあ一緒に続き見よな~」ガシッ

咲「うぅ・・・」ズルズル

智葉「ほら、愛しの妹が帰ってきたぞ」

照「さ、さきぃ・・・」カタカタ

咲「お、お姉ちゃ~ん・・・」フルフル

TV「お前のせいでっ!!バンッ」

咲・照「ひっ!!」ビクッ

憩「姉妹愛ってええな~」シミジミ

照「さきぃ・・・結婚しようぅ・・・」フルフル

咲「もちろんだよお姉ちゃん・・・」フルフル

智葉「壊れたか・・・?」

TV「らあぁぁぁぁぁぁぁあああん!!」

咲・照「うぅ・・・」ナミダメ

憩「なんか普通にストーリーで泣きそうになってんけど」

智葉「泣くほど感動するシーンだったか・・・?」

TV「ねくすとさえのひーんと、中国製!」

憩「終わったな~」

智葉「そうだな~」

憩「どうする?」

智葉「まぁ温泉行かなきゃいかんが・・・照がこわいんだが」

照「・・・」

憩「・・・適当に縛って逃げればええんちゃう?」

智葉「そうだな」ギュッギュッ

憩「じゃあ咲ちゃん照のサルベージよろしゅうな~」ダッ

智葉「温泉行ってるから鍵かけてこいよ」ダッ

咲「お、お姉ちゃん大丈夫!?」ウルウル

照「だ、大丈夫だよ咲・・・」フルフル

咲「・・・お風呂行く?」

照「うん、だけどその前に・・・」

咲「ん?」

照「抱きしめさせて」ギュッ

咲「お姉ちゃん・・・」ギュッ

~~~

憩「あいつら遅いな~」

智葉「まぁ、復讐の計画を練ってるか泣いてるか迷子になってるかってとこだろ」

憩「迷子にはならんやろ・・・もう三回もここまで来たんやから」

智葉「照の復讐がこわいな」

憩「それは大丈夫です~」

智葉「なんで?」

憩「怯える咲を動画で撮影して照の携帯に送っておいた」

智葉「気づくか?」

憩「縛る時小声で言っときました~」

智葉「万全だな」

憩「仕返しなんてされたくないです~」

咲・照「・・・」

憩「お、来たな~ずいぶんと遅かったな~?」

咲・照「・・・迷子になってた」

憩・智葉「・・・」

~~~

憩「なんだかんだもうええ時間やな~」

智葉「麻雀やってTV見てたからな」

憩「帰りの新幹線って何時やっけ~」

智葉「夜になってからだな」

憩「どういう予定やっけ~?」

照「憩が提案した気がする・・・」

憩「そうでしたっけ~」

智葉「昼までゆっくりしたいって言ったんだろ」

憩「せやったな~」

照「綿市場いきたい・・・」

智葉「何回行くんだよ・・・」

咲「私とお姉ちゃんだけで・・・」

智葉「なんのために私らよんだんだよ」

照「二回も通ったから大丈夫」

憩「三回目の温泉すら迷ったてたやん・・・」

智葉「この自信が迷子の理由かもな・・・」

憩「智葉と照で行ってくれば~」

照「え゙っ・・・」

智葉「なんだその露骨な反応は」

憩「うちは咲とお留守番しとるから~」

咲「へっ?」

智葉「お留守番ってほっとけば昼まで寝てるだろお前・・・」

憩「それでも寂しいです~」

智葉「・・・どうする照?」

照「行きたい・・・でも咲が・・・」

咲「私は大丈夫だよお姉ちゃん!」ニコッ

照「で、でも・・・」

咲「憩ちゃんとお話もしたいし」

憩「へっ?」

照「憩、咲に手出したら・・・」ギロッ

憩「出さへんがな!っていうかお前こそうちの智葉に手ぇ出すなよ?」

照「誰がこんな暴力女・・・」ボソッ

智葉「なんか言ったか?」

照「いいや~」

智葉「はぁ・・・それで行くのか?」

照「行く」

智葉「散々悪態こいて行くのか・・・」

憩「やった~ゆっくり寝れる~智葉に殴られずに済む~」

智葉「・・・一発入れてくか」

憩「なんでや・・・」

~~~

憩「じゃあそろそろ寝よか~」バサバサ

咲「・・・なにやってるんですか?」

憩「二枚の布団を日の字形にしてるんです~」

咲「・・・なんでですか?」

憩「間に溝あるのって嫌やん?・・・てか昨日もやってたんやけどな」

咲「!!お姉ちゃん私たちもやろう!」

照「は~い」バサバサ

咲「これは良いこと聞いたよ!ありがとう憩ちゃん!」

憩「ど、どういたしまして?」

智葉「電気消すぞ~」

咲・憩「は~い」

~朝~

咲「・・・ふあぁ~」ゴシゴシ

智葉「よう」

咲「また智葉さんが先ですか、はやいですね」

智葉「まぁ・・・習慣みたいなもんだからな」

咲「早起きには自信があったんですけど・・・」

智葉「まぁ爺婆はもっとはやいよ」

咲「とりあえず顔洗ってきますね」

ジャーバシャバシャ

咲「・・・何時頃出るつもりなんですか?」

智葉「とくに考えてないが9時くらいでいいんじゃないか?」

咲「まぁ、お任せしますね」

~~~

咲「お姉ちゃん~おきて~」モゾモゾ

照「んん・・・」

咲「お菓子食べにいくんでしょ?」

照「・・・」バサッ

智葉「はやっ・・・」

ジャーバシャバシャ

照「じゃあ智葉行こうか」

智葉「はや・・・」

咲「じゃあお姉ちゃんのことお願いします~」

智葉「ほんの二時間程度で大袈裟だな・・・」

~~~

咲「さてと・・・どうしようかな・・・」

憩「ん~・・・」スースー

咲「憩ちゃんも可愛いなぁ・・・」フニフニ

憩「んむぅ・・・」スースー

咲「・・・」ニヤニヤ

憩「・・・さとはぁ・・・んぅ・・・」スースー

咲「ほんとに好きなんだな~・・・」

憩「zzz」

咲「起こそうかなぁ・・・」

憩「・・・」スースー

咲「幸せそうに寝てるな~・・・」ナゴミ

咲「智葉さんが起こし難いっていうのも納得だなぁ・・・」

咲「このまま寝顔見てるのもいいけど話もしたいなぁ~」

憩「んっ・・・」ピクッ

咲「起きたのかな?」

憩「・・・」スースー

咲「・・・よし、起こそう」

咲「憩ちゃ~ん、起きて~」モゾモゾ

憩「んん・・・」スースー

咲「ほんとに起きない・・・」

咲「どうしよう・・・流石に暴力はしたくないし・・・」

咲「憩ちゃん起きてください~」モゾモゾ

憩「・・・」スースー

咲「微動だにしない・・・」

咲「布団剥ごうかな」バサッ

憩「ん~・・・」グルッ

咲「下の方の布団に包まった!?」

咲「ほんとはおきてるんじゃ・・・」

憩「・・・」スースー

咲「こうなったら意地でも起こす・・・!」バサッ

憩「・・・うぅ~」ショボショボ

咲「起きてください~!」

憩「・・・咲か・・・寝かせてぇな~・・・」

咲「憩ちゃんの我侭で残されたんだから話相手くらいになってよ~!」

憩「・・・うぅ・・・」スー・・・

咲「いい加減起きてください~!」

憩「うぅ・・・咲も行かせればよかったなぁ・・・」

咲「今更そんなこと言わないでください・・・」

憩「ん~・・・じゃあ起きてあげよか~」

咲「はい、タオルです」

憩「ん~」

ジャーバシャバシャ

憩「・・・ふあぁ~・・・どうせだし温泉でも行こか~」

咲「いいですね!行きましょ!」


~~~

咲「この温泉とも今日でお別れと思うとさびしいですね~・・・」チャパチャパ

憩「さびしいというほどでもないと思うけどなぁ・・・」

咲「~♪」

憩「~♪」

咲「憩ちゃんは智葉さんのどこが好きなんですか?」

憩「なんや、智葉に魅力がないみたいな言い方やな?」

咲「いや、そういうわけではなく・・・」

憩「まぁ、ええけど・・・どこが好きかね~・・・」

咲「・・・」

憩「ようわからんけど・・・あえていうと・・・わからんなぁ・・・」

咲「そうですか・・・」

憩「・・・すまんなぁ」

咲「大丈夫ですよ、智葉さんも同じこと言ってましたから」

憩「なんや聞いとったんか」

咲「えへへ~」

憩「咲は照とはじめてアレした時どんなんやった?」ニヤニヤ

咲「ふへっ!?」ビクッ

憩「どんなんやったんですか~?」

咲「い、いあ・・・その・・・」モジモジ

憩「わざわざ起こされたんやから話してもらうで~?」

咲「あ、あぅ・・・」

~~~

照「ただいま~」

智葉「ただいま」

憩「おかえりな~」

咲「お、おかえり・・・」

照「・・・咲、どうしたの?」

咲「ふひぇ!?な、なんでもないよ///」

照「顔が赤いけど」ピトッ

咲「えぃぅぅ・・・///」

照「おい憩!咲になにしたテメェ!!」

憩「いや~別になんもしとらんよ~ちょっと昔話をきいただけやんな~咲~?」ニヤニヤ

咲「///」コクコク

照「あ゙あ゙!?」

智葉「おい、憩、人様の女に手ぇ出したのか?」ギロッ

憩「いや、ほんとに昔話をきいただけです~!」

咲「ほ、ほんとだから二人とも落ち着いて!!」アセアセ

照「ほんとだろうなあ?」ギュルルルルルル

智葉「あとで首が飛んでも知らないぞ?」チャキリ

憩「ほんとですぅ・・・」カタカタ

咲「ほんとに話してただけです、ちょっと恥ずかしい話したから赤くなってただけです!」

照「ほんと?」

智葉「逆に怪しいな」ギロッ

咲「ひっ・・・」カタカタ

智葉「嘘ついてないだろうなあ」チャキリ

咲「ほ、ほんとです・・・」フルフル

智葉「・・・まぁ嘘はついてないっぽいな・・・憩はまだ怪しいが」

憩「なんでや・・・」

智葉「咲が嘘ついてないなら憩も嘘はついてないんだろう・・・」

照「・・・分かった」

憩「じゃ、じゃあチェックアウトして飯食べ行きましょか~・・・」

智葉「そうだな」

照「・・・」

咲「お姉ちゃん充電器忘れてるよ~!」

照「ありがと」

憩「うちも忘れてたわ~」

智葉「忘れやすいから気をつけないとな」

~~~

憩「いや~、楽しかったな~」

照「お菓子いっぱい買った」

咲「買いすぎだよお姉ちゃん・・・」

憩「そんな買ってくいきれるんです~?」

照「余裕」

咲「一日にセーブ効かせるほうが大変だよ・・・」

智葉「なんの苦労だ・・・」

憩「ご飯も京都で食べたしこれでばいばいやな~」

咲「じゃ、さよなら~」

照「じゃ~」

智葉「じゃあな」

憩「また遊ぼうな~」

咲「はい、楽しみですっ!」

憩「じゃあな~」

~~~

咲「楽しかったねお姉ちゃん」

照「うん、お菓子もいっぱい」モグモグ

咲「そうそうに・・・」

照「咲も食べる?」モグモグ

咲「いや、私はいいよ」

照「じゃあ食べていい?」

咲「・・・私もして欲しい///」

照「じゃあこっちおいで」

咲「うん!」


カン


ここまで見てくれたやつありがとうございます、とにかく自己満で書きました、暇だったんです・・・ちなみに話の中で出てきた観光地は千本鳥居以外行ったことない

感想くれれば嬉しいです、ちなみに咲照が怯えてるところが一番書いてて楽しかったです

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom