モバP「結婚の華」 (329)
P「まだ犯人は捕まってないのか?」
晶葉「うむ。まあラボに被害は無いし、ウサちゃんロボの誤認だった可能性もあるからな。だが」
P「だが?」
晶葉「最近ちょくちょく監視カメラに赤いリボンが映るんだ。何なんだろうなあれ」
P「おいおい。まだ幽霊の季節には早いぞ?」
晶葉「また非科学的なものを。どこかで見た覚えがあるような気もするんだが……」
P「あの子じゃない?」
晶葉「あの子はリボンをしてるのか?」
P「知らんけど。まあまた小梅に聞いてみるよ」
晶葉「ああ、頼む」
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モバP「結婚の末」
モバP「結婚の後」
モバP「結婚の夢」
の続きです。
今回もまったりお付き合いくだせぇ。
P「で?」
晶葉「ん?」
P「またそのソフト使う気か?」
晶葉「ははは。何を言ってる」
P「はは、だよなー」
晶葉「無論だ」
P「お前前回の忘れたのかよ。あんな一触即発な空気二度とごめんなんだけど」
晶葉「案ずるな。今回はそうならないようなアイドルを選ぶさ。たぶん」
P「たぶんやめい。不確定要素は科学者の敵じゃないのか」
晶葉「敵であり味方だ。万物に確定された要素などある訳なく、それを紐解くのもまた科学者なのだからな」
P「なんかそれっぽい事言ってるけどただ使いたいだけだろお前」
晶葉「さあ?」
晶葉「にしても何故この時間に誰も居ない。もう夕方だぞ」
P「みんな収録に出掛けてるからな。まあレッスン予定してるのが何人かいるからぼちぼち来ると思うけ――」
藍子「おはようございます」
茜「おはようございます!」
P「――噂をすればなんとか、ってやつだな」
晶葉「タイミングが良い」
藍子「はい?」
茜「どうかしましたか!?」
晶葉「あと1人欲しいな」
P「あと来るのは――」
「おはよー」
晶葉「む?」
美嘉「晶葉じゃん。やっほ★」
P「チェンジ」
美嘉「ハアッ!?」
美嘉「ちょ、ちょっとプロデューサー! 出会い頭にチェンジってなんのつもり!?」
P「いやだって。藍子、茜ときたらあと1人はあいつだと思うじゃん?」
美嘉「アタシじゃなんか不満なの!?」
P「いや不満じゃないけど。ここでハブしたら後であいつに俺が怒られそうな気がして」
晶葉「まあまあ落ち着け。ちょうど3人揃ったんだからいいじゃないか」
P「いい、のか?」
晶葉「悪いのはタイミングだけさ。とにかく、3人に頼みたい事があるんだが」
3人「?」
かくかくしかじか
美嘉「ぷ、プロデューサーとの結婚生活!?」
藍子「な、なんだか恥ずかしそうですね」
茜「……? よく分かりませんがいいですよっ!」
晶葉「そうか。なら順番にこれを被ってくれ」
茜「トライッ!」
晶葉「そんなに力強く被らんでも。よし、次」
藍子「こうですか?」
美嘉「ううー……」
P「恥ずかしいのか?」
美嘉「な、なワケないじゃん! アタシがハズカシがるなんてそんな……えっと。ううー……」
藍子「はい、美嘉さん」
美嘉「う、うん」
晶葉「よし。入力も完了したし始めるとするか」
P「順番はいつも通りの五十音順?」
晶葉「ああ」
美嘉「えっ。あ、アタシから?」
晶葉「都合が悪いなら後にするが、どうする?」
P「後より先の方が気持ち的には楽だぞ」
美嘉「そ、そう、かな? じゃあ最初で……」
晶葉「よし、じゃあ再生するぞ」
茜「おおっ! ウエディングドレスですか!」
P「美嘉は白が似合うよな」
藍子「ふふ。幸せそう」
美嘉「うう。やっぱり後にすればよかったかも……」
P
愛情 100
不満 0
浮気度 0
城ヶ崎美嘉
愛情 100
不満 0
浮気度 0
1年後
美嘉『ふーっ。どう?』
P『上手い上手い。やっぱり美嘉は歌唱力あるな』
美嘉『へへっ★ ありがと』
P『にしても、さ』
美嘉『んー?』
P『いや、なんかほら。カラオケボックスって狭いじゃん』
美嘉『まあ大体はね』
P『そんな密閉された状況下で2人だけじゃん』
美嘉『うん』
P『なんかこう……。いかがわしい気持ちにならない?』
美嘉『な、なに言ってんの?』
P『例えばこう……』
美嘉『ぴ、Pさん? だ、ダメだって。そんな近づいちゃ……あ。アタシ拒めないんだから――』
P
愛情 100
不満 0
浮気度 0
城ヶ崎美嘉
愛情 100
不満 0
浮気度 0
晶葉「おい」
P「」
美嘉「」
藍子「あ、あはは……」
茜「仲良しですね!」
晶葉「うん。仲が良いのは素晴らしいな。だが場所は弁えろ」
P「さーせん……」
美嘉「」
藍子「だ、大丈夫?」
茜「風邪ですか!? 顔真っ赤ですよ!?」
美嘉「……はっ。だ、大丈夫大丈夫。ちょっと頭が追いつかなかっただけだから」
P「ほんとに何やってんだよ俺……」
藍子「美嘉さんもされるがままって感じですね」
晶葉「恋愛経験の疎い生娘でもあるまいし」
美嘉「へっ!? あ、あのその……ゴメン」
5年後
美嘉『p(娘)、美味しい?』
p『うん!』
美嘉『ふふ。そっかそっか★』
p『ママはたべないの?』
美嘉『ママはパパが帰ってきてから食べるよ』
p『いっしょ?』
美嘉『うん、一緒に』
p『pもまつー!』
美嘉『ダーメ。パパいつ帰ってくるかわかんないし。早くご飯食べてお風呂入って寝ないと、幼稚園に行けないぞー?』
p『うん……』
美嘉『明日は早く帰れるって言ってたから、pもパパと一緒に食べようね』
p『うん!』
P
愛情 100
不満 0
浮気度 0
城ヶ崎美嘉
愛情 100
不満 0
浮気度 0
茜「いいお母さんですね!」
藍子「健気だなぁ」
P「妹がいるからか、子供の接し方も完璧だな」
美嘉「と、とーぜんじゃん? アタシだよ?」
晶葉「同じ状況で寂しがるアイドルが何人かいたが、美嘉は数値に変動が無いな」
藍子「それだけPさんの事を信頼してるんじゃないかな?」
P「そうなの?」
美嘉「さ、さーねー★」
茜「私もプロデューサーの事を信頼してますよっ!」
P「はは、ありがとう」
晶葉「他のアイドルも信頼はしてると思うが、ふむ。興味深いな」
10年後
P『寝ちゃった?』
美嘉『うん。あれだけハシャいでたから疲れちゃったんだね。ふふ、カワイー★』
P『美嘉もハシャいでたくせに』
美嘉『し、仕方ないじゃん。遊園地とか久しぶりだったんだし』
P『はは。美嘉は相変わらずだな』
美嘉『むーっ。どういう意味?』
P『可愛いって意味』
美嘉『……えへへ★ ね、PクンPクン』
P『ん?』
美嘉『帰ったらもっと可愛がってくれていいんだぞー★ な、なんちゃって』
P『……ほう』
美嘉『あ、あれ? パパ? なんか目がマジに』
P
愛情 100
不満 0
浮気度 0
城ヶ崎美嘉
愛情 100
不満 0
浮気度 0
晶葉「それにしてもこの夫婦、甘々である」
茜「羨ましいです!」
藍子「ねっ。とっても幸せそう」
美嘉「ううー……」
晶葉「数値も完璧なままか。ウサミン並とは恐れ入る」
P「まあ面倒見もいいし、美嘉はいいお嫁さんになれると思うよ。こんな嫁さん憧れるな」
美嘉「ふぇっ!?」
茜「おお! さらに顔が真っ赤に!」
藍子「Pさんもさり気なく恥ずかしい事言っちゃメッ! ですよ」
P「へ?」
晶葉「この唐変木め。いつか痛い目見るから気をつけろ」
P「お、おう……?」
20年後
美嘉『p、お弁当! q(娘)も早くしないとお姉ちゃん行っちゃうよ』
q『お姉ちゃん待ってー!』
p『はいはい。待ってるから早くしなー』
q『よっしょ。オッケ☆ お姉ちゃんお待たせ!』
P『行ってらっしゃーい』
美嘉『気を付けてね』
子供『はーい★☆』
P『相変わらず賑やかだなぁ、我が家は』
美嘉『ふふっ。退屈しなくて済むっしょ?』
P『まあな』
美嘉『ね、Pさん』
P『ん?』
美嘉『ありがと、ね。アタシをこんなに幸せにしてくれて』
P『どうした急に』
美嘉『た、たまにはお礼言ったっていいじゃん!』
P『お礼を言うのは俺の方だよ。いつもありがとな』
美嘉『ん……。大好きだよ、あなた』
P『俺も大好きだよ――』
P
愛情 100
不満 0
浮気度 0
城ヶ崎美嘉
愛情 100
不満 0
浮気度 0
ハッピーエンド!
美嘉「」
茜「大丈夫ですかー!?」
P「美嘉にキスシーンは刺激が強すぎたか……」
晶葉「2人目のオールパーフェクトか。凄いな」
藍子「羨ましいけど、次の私にプレッシャーが……」
茜「大丈夫ですよ! 藍子さんも絶対幸せです!」
藍子「あはは、ありがとう」
美嘉「」
P「おーい」
美嘉「ひゃっ!? あ、ああ! ゴメンゴメン!」
P「いやそんなに後ずさらなくても」
美嘉「べ、別に!? 恥ずかしくなんてないしっ!?」
晶葉「ほら、必要あるのかは知らんが総括見るからこっちに来い」
美嘉「う、うん……」
総括
お互いの事を理解し、愛し合える理想的な夫婦です。
末永くお幸せに。
注意点
Pさん
愛する故につい悪戯する子供っぽい面があります。
可愛さ余っての事ですが度が過ぎれば不快に思われます。
くれぐれも常識の範疇で。
城ヶ崎美嘉さん
結婚生活に対して多少夢見がちです。
現実と理想のギャップが大きい場合は不満を溜め込んでしまい、押し潰されてしまう可能性もありますので注意するように。
藍子「あー……。なんとなく分かるかも」
美嘉「そ、そう?」
晶葉「常識の範疇で、だとさ」
P「すいません……」
茜「じゃあ次は藍子さんですね!」
藍子「美嘉さんみたいになれたらいいなぁ」
美嘉「あ、ありがと」
P「藍子は問題無い思うけどな」
藍子「そうですか? ふふ、そうならいいな♪」
茜「優しい人ですから! 大丈夫ですよ!」
晶葉「フラグな気がしなくも無い」
美嘉「へ?」
P「やめろ。藍子なら不安は無い……はずだろ?」
藍子「なんでいきなり弱気になっちゃうんですか!」
晶葉「色々見てきたからな、私達は。まあいい、始めるぞ」
P
愛情 100
不満 0
浮気度 0
高森藍子
愛情 100
不満 0
浮気度 0
ここで一旦タイムアップ。
途中居眠りしてすません…。
今日の夕方頃から再開予定ですので少々お待ちを。
>>76
1年後
P『お、ツクシの卵和えか。春らしいな』
藍子『ふふ、昨日散歩してたら見つけたんですよ』
P『……あれ? この辺にツクシ生えるような場所ってあったっけ?』
藍子『意外とあるんですよ? 普段は気付かないような場所にも実は……だったり♪』
P『はは、藍子はそういうのを見つける天才だな』
藍子『えへへ。そうだ! 今度のお休みは一緒に散歩しましょう! この前見つけた秘密の場所も教えてあげます♪』
P『そうだな。そうしよっか』
藍子『ふふ、楽しみが出来ちゃった♪』
P『だな。さて……ん? いかん! 遅刻する!』
藍子『ほえ? あ、もうこんな時間!?』
P
愛情 100
不満 0
浮気度 0
高森藍子
愛情 100
不満 0
浮気度 0
P「仕事前にゆるふわ空間発動されたら焦るわな」
美嘉「仕事中でもね。ラジオの時とかいきなりまいてってカンペ出て、えっ!? ってなったし」
茜「藍子さんは時間を操れるんですか!?」
P「違う、そうじゃない」
藍子「ご、ごめんなさい」
P「あ、別に藍子が悪い訳じゃないからな?」
晶葉「まあ数値的には幸先いいスタートだな」
美嘉「藍子ちゃんが不満持つようなイメージ湧かないけどなぁ」
茜「猟砕剣墓ですね! 分かります!」
P「……ん?」
藍子「なんだか違和感が……」
5年後
藍子『いい陽気ですね』
P『だな。あー……、芝生に寝転がって日向ぼっことか幸せだ……』
藍子『すっかりPさんもここを気に入っちゃいましたね』
P『静かでゆっくり出来るからな。普段の疲れが取れるよ』
藍子『……Pさん』
P『ん?』
藍子『ここ、頭置いてください』
P『嬉しい申し出だけど、それじゃあ藍子が痛いだろ?』
藍子『大丈夫ですよ。芝生がクッションになってくれてますから』
P『そう? なら遠慮なく』
藍子『はい♪』
P『……本当に幸せだ』
藍子『ふふ、ほんと。このまま時が止まればいいのに……』
P
愛情 100
不満 0
浮気度 0
高森藍子
愛情 100
不満 5
浮気度 0
藍子「あ、あれ?」
晶葉「不満上昇したな」
美嘉「セリフからして寂しいんじゃない?」
藍子「そうなの……かな?」
晶葉「不満の理由はっと……」
不満の理由
藍子『もっと一緒にお出掛けできたらなぁ……』
晶葉「もうPは結婚したら違う職に就いた方がいい気がしてきた」
P「確かに現状だとあまり休み取れないからなぁ……」
美嘉「アタシの場合はこ、子供が産まれてたから上がらなかったのかな?」
晶葉「かもしれんな」
茜「不安な時は走るに限ります! 藍子さんも今度一緒に走りましょう!」
藍子「は、走るのはちょっと……」
10年後
P『p(息子)、走ると転ぶぞー』
p『もみじー!』
藍子『綺麗ですね♪ ふふ、Pさんがこんな場所知ってるなんて、ちょっと意外かも』
P『前にここで撮影した事があってな。ちょっと遠いけど来る価値はあっただろ?』
藍子『はい! ありがとう、Pさん♪』
P『よせやい』
p『もみはぶっ!』
藍子『p!?』
P『言わんこっちゃない。大丈夫か?』
p『えへへー。ころんじゃった』
P『おーおー。服にいっぱい落ち葉付けちゃって。じっとしてろよ』
藍子『よかったぁ……。あ、そうだ』
――パシャッ
藍子『……ふふ♪ これも思い出、かな』
P
愛情 100
不満 0
浮気度 0
高森藍子
愛情 100
不満 0
浮気度 0
美嘉「あ、戻った」
晶葉「子供が出来て寂しさが解消されたのかもしれんな」
茜「元気なお子さんですね! わんぱくって感じです!」
藍子「ふふ、こんな子供がいたら毎日大変かも」
美嘉「と言いつつ嬉しそうだね」
藍子「だって、なんだか楽しそうじゃないですか。そんな生活も」
P「これ京都か。あのイベントの時は藍子行ってないもんな」
藍子「良かったら連れて行ってくださいね。とっても素敵な場所ですし♪」
美嘉「ア、アタシもー!」
茜「私も行ってみたいです!」
P「はは、考えとくよ」
20年後
P『最近pは散歩に付き合ってくれなくなったな』
藍子『あの子も部活で忙しいですから、仕方ないですよ』
P『散歩仲間が減って寂しいんじゃないか?』
藍子『……それは、そうですけど。あの子が元気なら、それでいいです』
P『……本当に良いお母さんだな、藍子は』
藍子『そんな事ないですよ。それに、ほらっ』
P『ん?』
藍子『大好きなあなたと手を繋いでお散歩出来るんですから、これ以上は望みませんよ』
P『そっか』
藍子『離しちゃメッ! ですからね』
P『離す訳ないさ――』
藍子『――ん。えへへ。じゃあこれからも2人で、秘密の場所、いっぱい作りましょ♪』
P
愛情 100
不満 0
浮気度 0
高森藍子
愛情 100
不満 0
浮気度 0
ハッピーエンド!
晶葉「ほとんどパーフェクトだな。藍子にしろ美嘉にしろ、ここまで良妻の素質があるとは」
P「まあ予想通りって気もするけどな」
茜「お2人とも素晴らしいです! 参考になります!」
藍子「あはは、そう言われるとちょっと恥ずかしいかも」
美嘉「あ、アタシはほら。男の扱い知ってるし? みたいな?」
晶葉「へー」
P「へー」
美嘉「な、なんか文句あるの!?」
藍子「まあまあ……」
茜「私も負けてられません! お2人に負けないような妻になりますよ!」
晶葉「意気込んでるところ悪いが、まだ総括が残ってるからな?」
茜「あ! す、すいません……」
総括
相手の事を考え、実践出来る素晴らしい夫婦です。
末永くお幸せに。
注意点
Pさん
男性に仕事より家庭を優先しろ、とは言いませんが少し疎かな部分があります。
妻が寂しいと感じてしまう理由。その辺りをもう一度考えてみて下さい。
高森藍子さん
不満を口に出すのが苦手な節があります。
趣味で上手く発散してますが、何年も続くとどうしても蓄積していきます。
夫婦とはいえ感情まで完全に把握するのは不可能ですので、ちゃんと相談するように。
晶葉「藍子も不満を出さないタイプだからな」
藍子「そ、そうかな?」
P「仕事でも辛い事があったら言ってくれよ」
藍子「ふふ、分かりました」
茜「いよいよ私の番ですね! 興奮してきましたー!」
美嘉「茜ちゃんはどんな結果になるかな?」
藍子「いいお嫁さんになれると思いますよ。とっても明るい家庭になりそう」
P「ただ俺が過労死する可能性が極めて高いという危険性もあるがな」
晶葉「Pは貧弱過ぎるんだよ。なんならトレーニングロボ作ってやろうか?」
P「勘弁してくれ。洒落にならんロボ作りそうな気がするし」
茜「なら私と一緒に走りましょう! 朝や夕方に走るのは気持ちいいですよ!」
P「あー……。まあ機会があれば、な」
P
愛情 100
不満 0
浮気度 0
日野茜
愛情 100
不満 0
浮気度 0
ここでタイムアップ。
昨日は残業にて遅くなり申し訳ない…。
昼には再開出来ると思うので最後まで書き上げます。
もう少しだけお待ち下さい。
でわ。
1年後
P『はあ……はあ……』
茜『んーっ! 気持ちいいですねー!』
P『や、茜……ちょっと……』
茜『ほらっ、Pさん! いっちに、いっちに!』
P『いっち、に……いっち……に』
茜『見てください! 朝日が上ってきてますよ! 夜明けの街は綺麗ですね!』
P『…………げほっ』
茜『いっちに! さんしっ! ごーろく! ほらPさんも一緒に! ……あれ?』
P『こひゅ……こひゅー……』
茜『Pさん!? 大丈夫ですか!?』
P『む、むーりぃ……』
P
愛情 100
不満 10
浮気度 0
日野茜
愛情 100
不満 0
浮気度 0
P「やはり過労死の可能性が浮上したか」
美嘉「乃々ちゃんの真似してる辺り、まだ余裕はありそうだね」
藍子「あはは……」
茜「ううっ。ごめんなさいです……」
P「……まあ茜なりに俺の健康を考えてくれての事だと思うから気にすんな」
晶葉「にしても初年度から10は高いな。どれどれ……」
不満の理由
P『毎朝10kmはキツい』
P「ですよねー」
美嘉「じゅっ、10km?」
茜「そのくらい走らないとマラソンになりませんよ!」
藍子「さ、さすがに仕事前にその距離は可哀想じゃないかな?」
P「仕事前じゃなくてもキツいわ」
5年後
茜『ふはーっ! 美味しいお茶ですね!』
P『だろ? p(息子)も団子美味しいか?』
p『おいしー!』
茜『こんなお店があるなんて知りませんでした! また連れて来てください!』
P『はは、もちろん。気に入ってくれたならなによりだよ』
茜『……ふーっ。お腹がいっぱいになると体を動かしたくなりますね!』
p『かけっこしよー!』
茜『お! じゃあp、車まで競争しよっか!』
p『うん! よーい、どん!』
茜『あはは! pは速いなー! ママも負けないぞー!』
P『あ、こら! まだ会計済んでないって!』
P
愛情 100
不満 5
浮気度 0
日野茜
愛情 100
不満 5
浮気度 0
茜「」
P「おろっ」
美嘉「茜ちゃんも不満上がったね」
藍子「そういう風には見えないけどなぁ」
晶葉「ふむ。ちょっと待てよ……っと」
不満の理由
P『もう少し大人しくなってくれたらなぁ……』
茜『ウズウズします!』
美嘉「……欲求不満?」
藍子「子育てがあるから思うように運動出来ないのかもしれませんね」
茜「」
P「茜? どうかしたか?」
茜「あ、あの! この子は私とプロデューサーの子……ですか?」
晶葉「まあ架空とはいえそうだな」
茜「あ、あうう……」
P「……もしかしていまいちこのソフトを理解してなかった?」
美嘉「かも。子供出来て急にハズカシくなったんじゃない?」
藍子「茜さんも乙女ですからね、ふふっ♪」
5年後ですでに子持ちとは
朝の運動も激しければ 夜の運動も激しいんですかね…
10年後
茜『じゃあ行ってきますね! q(娘)をお願いします!』
P『おう。気をつけてな』
茜『はい! じゃあ行くよ! p!』
p『うん!』
茜『じゃあ! ヨーイ、ドン!』
P『……相変わらず元気だなぁ』
q『qもいきたーい!』
P『qはもう少し大きくなってからな。まだあの2人のペースには着いていけないから』
q『じゃあパパ! あれやろ!』
P『あれか。よしこい!』
q『トラーイ!』
P『ごふっ。qも体当たり強くなってきたな……』
q『えへへー』
P『……俺の体、いつまで持つかな』
P
愛情 100
不満 10
浮気度 0
日野茜
愛情 100
不満 5
浮気度 0
美嘉「ついに一緒に走るのは諦めちゃったか」
P「三十路越えたおっさんに茜のペースは無理」
藍子「それにしてもPさん、良いお父さんですね♪」
晶葉「Pは子供好きだからな」
P「言葉は選んでくれ。その発言だと俺変態みたいじゃん」
藍子「でも子供好きな男の人っていいと思いますよ?」
晶葉「まあ子育てを妻に任せっきりにする男よりかは幾分有利にはなるからな」
美嘉「で」
P「うん」
茜「うあああああ!?」
藍子「美嘉さんより顔真っ赤になってますね」
晶葉「処理出来る容量を超えたのかもしれんな」
>>202訂正
誤
藍子「茜さんも乙女ですからね、ふふっ♪」
正
藍子「茜ちゃんも乙女ですからね、ふふっ♪」
20年後
茜『走れpー! そのままトラーイッ!』
P『さすが小さい頃から茜に鍛えられただけあって足が速いな』
茜『pが頑張ったからですよ! 私はその手助けをしたに過ぎません!』
P『謙遜すんなよ。な、q』
q『うん! お兄ちゃんもママのおかげって言ってたよ!』
茜『――っ。あ、あはは。そう言ってくれると嬉しいですね! ……でも』
P『ん?』
茜『私が頑張れるのは、そばにあなたが居てくれるからです! あなたが、その……私の元気の源です!』
P『……ありがとう』
茜『こちらこそ!』
P
愛情 100
不満 5
浮気度 0
日野茜
愛情 100
不満 0
浮気度 0
ハッピーエンド!
茜「…………」
P「一周回って静かになったな」
美嘉「気持ちは分からなくもないけどね」
藍子「Pさんの不満、最後まで解消出来ませんでしたね」
晶葉「大人しくなってくれとかそんな感じだろう」
不満の理由
P『家族の体力についていけない』
美嘉「あー……、うん。そうだよね」
P「この時点で40越えたおっさんだからな……」
藍子「あはは……」
晶葉「だらしない。そんなんじゃメタボになるぞ」
P「なら晶葉、今度茜と一緒にマラソンしてみるか?」
晶葉「さあ総括を見るか」
P「おい」
総括
相性的な問題があります。
今一度話し合い、もう少しお互いの主張を知った上で結婚されるのが無難です。
注意点
Pさん
性格の不一致から、若干妻を避けてしまう場合があります。
今回の場合、子供に助けられた面が強いです。
共に歩む相手を避けては結婚生活が成り立ちません。
最悪不倫をする可能性もありますので注意するように。
日野茜さん
猪突猛進とまではいきませんが、思い込んだら突っ走る傾向にあります。
相手の事を考えて行動しているつもりでも、それが必ずしも相手の為になっているとは限りません。
まずは相手の意見を聞くように。
その上で貴女の思う最善の方法を取るようにして下さい。
総括見てると同じ相手に連続で五回くらいやったら結果がバラつくんじゃないかって思う時がある
晶葉「おいP」
美嘉「不倫の可能性があるって……」
藍子「……Pさん?」
P「オカシイナー……」
茜「……決めました!」
藍子「ひゃっ!?」
美嘉「ど、どったの?」
茜「プロデューサー! あの! 私こんなんだからご迷惑をかけてしまうかもしれません!」
P「いや、どちらかと言えば俺の方が……」
茜「でも! 出来るだけプロデューサーの希望に応えられるよう頑張りますので! だ、だから! あの、不束者ですが! お嫁にもらってください!」
P「え」
美嘉「え?」
晶葉「ぬ?」
藍子「わー……」
>>217
幾多のルートが存在し、その中で一番確率の高いのを結果として出している。
だから何回やっても結果は同じ。
ただその他のルートの中に浮気度が上がったり愛情が下がったりするケースもあるので、それを注意点として挙げている。
ていうのが個人的な設定なんで許してくだせぇ。
P「待て! なんでそんな結論に至った!?」
茜「だって! pやqが未来で待ってるじゃないですか!」
P「いやそれ架空だからな!?」
茜「プロデューサーは私の事嫌いですか!?」
P「嫌いならプロデュースなんかしないわ! でもそんな問題じゃないのちょっと落ち着け!」
茜「落ち着いてます!」
P「どこがだ!」
藍子「ふ、2人ともぉ……」
美嘉「……どうする?」
晶葉「どうするも何も、茜が落ち着くのを待つしかあるまい」
「やっほー。ありゃ、なんか騒がしいね」
晶葉「ん?」
早苗「お姉さんの出番?」
P「チェーンジ!」
早苗「あ?」
池袋晶葉(14)
http://i.imgur.com/cMGBSbg.jpg
http://i.imgur.com/W4u2xZg.jpg
高森藍子(16)
http://i.imgur.com/UMgnJN5.jpg
http://i.imgur.com/V41kyEx.jpg
日野茜(17)
http://i.imgur.com/NX3is9D.jpg
http://i.imgur.com/AbYhBde.jpg
城ヶ崎美嘉(17)
http://i.imgur.com/UIvVdwm.jpg
http://i.imgur.com/Re1NCjX.jpg
片桐早苗(28)
http://i.imgur.com/REZsymJ.jpg
http://i.imgur.com/GrVkZPk.jpg
P「ごめんなさい違うんですそんなつもりで言った訳じゃないんです腕ががががが」
早苗「じゃあどんなつもりで言ったのかなーっ!?」
茜「あう……」
晶葉「何はともあれ落ち着いたようで良かったよ」
茜「面目ないです……」
美嘉「プロデューサーは落ち着くどころかオチそうだけどね」
藍子「早苗さん、Pさんも悪気があった訳じゃないですから、ね?」
早苗「……藍子ちゃんに免じて許してあげるけど、覚えておきなさい? ある年齢を越えた女性にその台詞は暴行罪と同じくらい罪があるからね」
P「肝に銘じておきます……」
早苗「で、何やってんの?」
晶葉「え? あ、ああ。実はな――」
かくかくしかじか
早苗「へー。最近のコンピューターってそんな事も出来るのねぇ」
P「晶葉だから可能なだけな気もするけどな」
晶葉「あくまで試験段階だがな。試してみるか?」
早苗「いいの?」
晶葉「ああ。年齢のいっ……ごふん。大人びた女性のデータがまだ少ないしな」
早苗「……なーんか引っ掛かる言い方だけど、まあいいわ。面白そうだし」
晶葉「じゃあこれを被ってくれ。脳波のデータを取らなければならないからな」
早苗「……本当に科学は進歩してるのね」
P「年寄り臭いですよへぶっ!?」
早苗「どーしてそう一言多いかなぁ君は」
晶葉「完了だ。じゃあ再生するぞ」
P
愛情 100
不満 0
浮気度 0
片桐早苗
愛情 100
不満 0
浮気度 0
1年後
早苗『おっかえりー。お疲れ様ー』
P『ああ、ただいま』
早苗『ちょーっち待ってて。まだ夕飯の途中なのよね』
P『なんだ。夕飯くらい俺が作るぞ?』
早苗『いいのよ。家事くらいしかやる事ないし』
P『つってもなぁ……』
早苗『大丈夫だってば。この前みたいにすっぱくならないようには気をつけてるから』
P『いや、まあそれも不安だけどそれ以上にだな』
早苗『なによー? 妊婦はじっとしてろって言うの?』
P『そうは言わないけど、もうすぐ予定日なんだからほどほどにな』
早苗『分かってるわよ。ほら、そう思うなら食器用意してて』
P『はいはい』
P
愛情 100
不満 0
浮気度 0
片桐早苗
愛情 100
不満 5
浮気度 0
美嘉「えっ」
P「」
早苗「あちゃー」
晶葉「は、早すぎないか?」
茜「まだ1年目ですよね!?」
藍子「もうすぐ予定日なら、結婚してすぐ……?」
早苗「まあなんとなく予想してたけどね」
美嘉「そ、そうなの?」
P「ほ、ほら。あんまり悠長にしてたら高齢出産に」
早苗「P君?」
P「すみませんナンデモナイデス」
晶葉「……にしても不満も上昇か。どれどれ」
不満の理由
早苗『暇』
P「かつてここまでストレートな不満があったろうか」
早苗「悪かったわね!」
5年後
早苗『あたたたっ……! そ、そこ優しく……!』
P『いくら幼稚園の運動会とはいえ張り切り過ぎだって』
早苗『だ、だってぇ。p(息子)の母親として恥ずかしい姿見せる訳にはいかないで痛い痛い!』
P『それでこうなってたら世話無いっての』
早苗『こ、こんな格好他の人に見せる訳無いでしょ? ふ、ふふふ。喜びなさいP君。こんなあられもない姿見れるのはP君だけいひゃいっ!?』
P『もう少し色気のあるシーンで聞きたいな、その台詞。はい、終わったよ』
早苗『もうちょい優しくしてよー……』
P『してるってば』
P
愛情 100
不満 0
浮気度 0
片桐早苗
愛情 100
不満 0
浮気度 0
1年後(29)
5年後(33)
10年後(38)
20年後(48)
美嘉「おかしいな。まだ5年のはずなのに熟年夫婦のそれと同じ空気を感じちゃう」
藍子「あはは……」
茜「流石ですね!」
早苗「何が流石なのか気になるわね」
P「そりゃ年のこごぶっ!」
早苗「ちょっと肩と胴体分離してみよっか?」
P「ハンマーロックはあかん! あかん!」
早苗「逮捕術の1つだからねーっ! あたしの得意技よー?」
晶葉「何してるんださっきから……」
美嘉「なんか、かかあ天下な夫婦生活が垣間見れた気がするよ」
藍子「勉強になるね」
晶葉「参考になるかは不明だがな」
10年後
早苗『罪状を述べよ』
P『待って。帰って早々そんな事言われても分かんない』
早苗『検察側、証拠を』
p『はい。この名刺が被告人のスーツから』
P『あ、pこんにゃろ! お菓子買ってやっただろ!』
p『このように賄賂も行っていました』
早苗『なるほど』
P『あの、早苗さん? 違うんよ。得意先のね? 接待にね? 下心とかは無くてね?』
早苗『検察側の要求は?』
p『P氏のお小遣い減額と関節ぽきぽきの刑を要求します!』
早苗『よろしい』
P『無実だ! 冤罪だ!』
p『謝った方がいいんじゃない?』
P『覚えとけよpあだだだだだだッ!?』
早苗『キャバクラなんか行きやがってーっ! そんなに若い子がいいかー!?』
P
愛情 95
不満 10
浮気度 0
片桐早苗
愛情 95
不満 10
浮気度 0
藍子「数値は下がったけど微笑ましい光景だね」
P「どこが?」
美嘉「まあこれはプロデューサーが悪いよ」
茜「浮気ですか!? ダメですよ!」
晶葉「浮気度が上昇してないし、恐らくPの証言通り接待だろうけどな」
早苗「えらくマセたガキんちょになってるわね、あたしらの子」
美嘉「常日頃こんな光景見せられてると思ったら……」
晶葉「仕方ないかもな。とりあえず不満は……と」
不満の理由
P『勝てない』
早苗『やっぱり若い子の方がいいの?』
藍子「Pさんから哀愁が……っ!」
茜「早苗さんは寂しいんですか!?」
早苗「え。あー……、かもね」
20年後
P『……静かになったなぁ』
早苗『子供が巣立ったらこんなものよ。それともなに? あたしだけじゃ不満?』
P『まさか。不満ならとっくに若い子に手を出してるって』
早苗『へえー……。こんなおっさんに唾つけられる子が可哀想』
P『ひでぇ。否定はしないけどさ』
早苗『P君が犯罪を犯さないようにあたしがそばで監視しなきゃね』
P『今更脱走する気はないよ。こんな居心地の良い牢獄』
早苗『そっ。それならよろしい』
P『これからもしっかり手錠かけててくれよ?』
早苗『お生憎様。もう鍵無くしちゃったわよ』
P『そうかい』
P
愛情 100
不満 0
浮気度 0
片桐早苗
愛情 100
不満 0
浮気度 0
ハッピーエンド!
晶葉「今日はやたらとパーフェクトが多いな」
P「あの状況から巻き返したか……」
早苗「なに? 不満?」
P「滅相も無い」
茜「私も皆さんに負けないよう精進しますね!」
藍子「茜ちゃんは今のままでも充分だよ」
美嘉「そうそう。悪いのは体力無いプロデューサーだし★」
P「ぐっ。まだ言うか」
晶葉「どちらかと言えば今回はPの欠点が目立ったケースが多かったしな」
早苗「ちゃんと女を喜ばせる男にならなきゃだめよー?」
P「はーい……」
晶葉「さて、最後に総括だな」
総括
良くも悪くも安定しています。
余程の事が無ければ幸せな結婚生活を送れるでしょう。
注意点
Pさん
気を許せる相手とはいえ、言葉使いに気を配って下さい。
貴方は冗談のつもりでも、相手が傷付いてしまう言葉もあります。
特にコンプレックスを抱く相手なら尚更です。
片桐早苗さん
少々自身の年齢を気にしがちです。
年相応にこうであろう。年上なんだからこうしようなど、そこまで深く考える必要はありません。
寧ろ考えれば考えるほど不安になり、相手の事を信用出来なくなってしまいます。
貴女は貴女の良さがあります。
まずはそこに気付いて下さい。
申し訳ない。ほんの少し野暮用が出来たのでちょっと止めます。
19時頃には再開しますので少々お待ちを。
P「やっぱり年齢気にしてるんじゃたわばっ!?」
早苗「そーゆー余計な事を言うのがだめだって書かれてなかったかなー?」
P「」
晶葉「逝ったか」
茜「幸せそうだったのに結構注意点があるんですね!」
藍子「で、でもハッピーエンドで良かったじゃないですか」
早苗「んー? あたしは別にバッドでもよかったけどね」
美嘉「え?」
茜「な、なんでですか!?」
藍子「まさかPさんの事嫌いなんですか?」
早苗「あー違う違う。こんなんだけど面白い夢見させてもらってるし割と好きよ?」
こんなん「」
早苗「晶葉ちゃんが作ったこれ、とっても役に立つと思うわよ? でもね、仮に相性最悪! って書かれても気にしないかな」
晶葉「何故だ? 短い人生の不要な時間を削れるんだぞ?」
早苗「そこが大きな間違いね」
晶葉「なに?」
早苗「結婚って、お互いが愛し合ってるからするものでしょ? まあ例外もあるけど。でも大半は前者。大好きで、ずっと一緒に居たいと思うからするの」
晶葉「……」
早苗「不要な時間なんてないの。例えいつか辛い未来が来ても、愛し合って、幸せだった時間は必ずあるんだから」
早苗「2人で乗り越えようと頑張ったなら、どんな結末だったっていいじゃない。それが経験となって、糧となって。自分も相手も育てるものになるんだから。ま、離婚しないに越した事は無いんだけどね」
晶葉「だ、だがこれを使えば前もって自分や相手の欠点が分かるんだぞ?」
早苗「だーかーらー。その欠点も全部ひっくるめて好きになる努力をするのが夫婦ってもんでしょ。嫌なところがまったく無い人間なんていないんだから」
晶葉「むう……」
早苗「あ、もちろんあたしの持論だからね? 他人の指図は受けないのだー」
早苗「先の見えた結婚生活なんて面白くないでしょ? それに機械が導き出した未来に左右されて、結婚なんて出来ないっての」
茜「ふあぁ……!」
藍子「格好いい……」
美嘉「初めて早苗さんが大人っぽく見える……」
早苗「おいそこ」
晶葉「……私が、間違ってたのか?」
P「間違っては無いさ」
早苗「あ、復活した」
P「やかましい。ごほんっ。晶葉のように前もって悲劇を回避しようとするのも良し。早苗さんのように出たとこ勝負でも良し。人それぞれだよ」
早苗「言い方」
P「だってそうじゃあでで!」
P「ま、先が見えない楽しみってのは早苗さんに同意かな。夫婦生活って自分たちで作り上げるから楽しいんだし」
晶葉「そんなもの、か?」
早苗「そーよー? まあそんな相手を見つけるのが難しいんだけどね……」
P「……ふっ」
早苗「覚悟はいいわね?」
P「ごめんなさいごめんなさい!」
美嘉「懲りないなぁ」
藍子「自分たちで作り上げるから楽しい……か。ふふ、そうかもしれませんね」
茜「私にはまだ難しいです……」
晶葉「……ああ、私にもな。いつか分かる日が来るのかもしれんが――」
……………
………
…
「ママー」
「ん? なんだ、遊びに来たのか」
「日和も良いし、散歩のお誘いにな」
「ママもいこー!」
「素敵な誘いだが次の学会までに論文を……いや、素敵な誘いだ。付き合うよ」
「あ、忙しいなら無理しなくていいんだぞ?」
「論文を書くより、愛する人達と散歩する方が大切だろう?」
「そっか? じゃあ行こうか」
「ママー! おててつなごー」
「よし。ほら、あなたも」
「ああ」
「……ふふ、離さないでくれよ? あなた」
「当たり前さ」
「これからもずっと一緒に、隣を歩いていってくれ」
おわりん
シリーズ通して約1ヶ月。
長い間お付き合いありがとうございました!
ちーっと最後支離滅裂になってる感もあるが許してくだせぇ。
各属性をある程度均等に出せたのでこれにてこのシリーズは終了です。
たぶんこれ以上はグダったり似た展開が増えると思うので。
内容が内容だけに叩かれ覚悟で書き始めましたが、暖かく見守って頂き本当にありがとうございます。
またどこかで見掛けたらお付き合いくだせぇ。
でわ。
このSSまとめへのコメント
シリーズ通しておもしろかったです!