渋谷凛「例えば、私がアイドルになってなかったとするでしょ」(690)

http://i.imgur.com/iku5Ny4.jpg

P「え……?」

凛「プロデューサーもプロデューサーじゃなくて……」

P「え、ど、どうしたんだ凛? まさか、アイドル辞めたくなったとかか!?」

凛「違うよ。最初に例えばって言ったでしょ?」

P「あ、あぁ、そうだったか……?」

凛「そうなの」

凛「それでね、プロデューサーはプロデューサーじゃなくて」

P「俺、プロデューサーじゃなかったら何やってたんだろうなぁ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1369237540

凛「冴えないサラリーマン」

P「なん、だと……」

凛「営業部なんだけど、しょっちゅう仕事サボって街ぶらついてるの」

P「……凛は俺のこと嫌いなんだな」

凛「細かいことは気にしなくて良いよ」

P「……うん」ショボン

凛「それで、よくうちの花屋に来てるの」

P「……うん?」

凛「私もアイドルやってないから、よく店番に出てて、なんとなく顔なじみになって」

P「ほう」

凛「たまに、ハナコの散歩中にもばったり会ったりして、そのまま少し一緒に歩いてみたり」

P「……」

凛「それでね、ある時ふと気になるの」

P「何に?」

凛「いつも同じ花を買って行くから、なんでかな、って」

P「へぇ、何を買っていくんだ?」

凛「菊」

P「えっ」

凛「菊」

P「菊って……ほとんど答え出てるんじゃ……」

凛「趣味が生け花かもしれないでしょ?」

P「あぁうん……」

凛「だから、あとをつけてもしょうがないよね」

P「しょうがないかー」

凛「そしたら、案の定霊園に向かうプロデューサー」

P「あぁ、やっぱり……」

凛「あるお墓に花を手向けて一言」

凛『なんで俺を置いて逝ってしまったんだ、加蓮……』

P「待てコラ」

凛「何?」

P「なぜ加蓮を殺した」

凛「殺してないよ? 病弱だった加蓮が死んじゃっただけ」

P「だから友達を妄想の中でとは言え死なせんなっつーの」

凛「細かいなぁ。じゃあP子(仮)で」

P「お、おぅ……」


北条加蓮
http://i.imgur.com/Ca7LzXy.jpg

凛「で、そこでハナコが吠えちゃって」

P「ハナコ居たんだ……」

凛「見つかっちゃっても散歩の途中って言い訳出来るかなって」

凛「プロデューサーにばれちゃったから、私も言うんだよ」

凛『ごめん、聞くつもりはなかったんだけど……つい……』

凛「って」

P「はぁ……」

凛「そのまま、ポツリポツリと話をして――」

―――
――――――

P『……大切な、人だったんだ』

凛『そうなんだ……』

P『もともと体の強い人じゃなかったんだけど』

P『ちょうど半年前、かな……拗らせた風邪を切っ掛けに、ね』

凛『半年前……うちに来始めた頃だね』

P『そうだね。たまたま目に留まった花屋が、君のところだった』

P『ただひたすら、忘れたくなくて、毎日のようにここに通ったんだ』

P『そうしたら、そのうち、彼女に会えるんじゃないか、なんて思って……』

凛『……』

P『そんな訳ないのにな』

凛『……』

P『ごめんな、こんな話して』

凛『ううん……』フルフル

凛『……ねぇ』

P『うん?』

凛『私じゃ、ダメかな』

P『え?』

凛『その人の代わりでも良いから、私を、Pさんの隣に……い、居させてよ』

P『代わりなんてそんな、失礼なこと出来ないよ』

凛『……やっぱり、ダメなんだ』

P『ああ……代わりじゃなければ――』

凛『……え?』

――――――
―――

凛「こうして、2人は付き合い始めるの」

P「」

凛「どう?」

P「――ぁー、えーっと、そんな移り気な人と付き合うのはどうかと思うぞ?」

凛「……そっか」

凛「じゃあ、プロデューサーの心の傷が癒えるまで、そばで支え続ければ良いよね?」

P「えっ」

凛「えっ」


渋谷凛編 終わり

荒木比奈「例えばアタシがアイドルになってなかったとして――」
http://i.imgur.com/QvYKCRI.jpg

P「えっ、比奈まで……?」

比奈「プロデューサーもプロデューサーじゃないんでスよ」

P「へ、へぇ……」

比奈「プロデューサーは漫画雑誌の編集さんなんでス」

P「ふむ?」

比奈「アタシは漫画を持ち込むんスけど、その度にダメ出しされ続けて」

比奈「それでもめげずに持ち込み続けて、たまに食ってかかって」

比奈「そんなこんなで信頼関係を築いて、ようやく読み切りデビュー、さらに連載デビューを果たしまス」

P「デビュー出来るんだ」

比奈「するんスよ! 失礼ッスよ!!」

P「ああ、悪い悪い」

―――
――――――

P『いやー、とうとう連載まで漕ぎ着けたな』

比奈『うっ……ぐすっ……今まで、ありがとうございました……ッス』

P『おいおい、これからが本番だろう? 泣くには早いぞ』

比奈『そう言われましても……夢だったんスよ』

P『これからは〆切に泣くんだ、今からそんなに泣いてたらコミックス1冊分すら描けずに打ち切られちまうぞ』

比奈『ちょっ! たまには優しい言葉をかけてくれても良いんじゃないッスか!?』

P『ハハハ、それでこそ荒木先生だな!』

比奈『もぅ……』

比奈『Pさんには、ホントに感謝はしてるんスよ』

比奈『色んな先生方のアシもやらせて貰えましたし、色々勉強になったッス』

P『ま、俺はこれからは担当編集として、荒木先生を支えていく訳だが』

比奈『えぇ!? 担当は別の人だって言ってたじゃないッスか!!』

P『無理矢理上に認めさせた』

比奈『……ふぇ?』

P『連載、おめでとう、比奈』チュッ

比奈『んっ――』

――――――
―――

比奈「――にへへ」タラー

P「比奈、比奈、ヨダレ」

比奈「おっと」ジュル

P「……なぁ?」

比奈「なんでスか?」

P「俺、やってることプロデューサーとあまり変わってなくね?」

比奈「……そうッスねぇ」

比奈「じゃあ、キスもしてくれるんスよね?」ンー

P「やらねーよ!?」

比奈「ちぇー」


荒木比奈編 終わり

とりあえず今日はこれだけ

こんな感じで思い付いたら書いていきます
ひとまずの目標はアイドル10人くらい

わくわくさんが真剣に求婚するのを(小声)

何かレスがいっぱいでビビった

2人分書き溜めたので投下しますね

姉御がキャラ崩壊してる気もしますが勘弁してください

向井拓海「おい、P」

P「ん? 拓海か、どうした?」

拓海「例えば、例えばだ……アタシがアイドルにならなかったとしてだな」

P「拓海まで……!?」

P「なんなの!? 流行ってんの!?」

拓海「イイから聞け!!」

P「お、押忍」

拓海「まぁ、アタシはまだ特攻隊長やってるよな」

P「……もったいないよなぁ」

拓海「っ~~~!? も、もったいねーとか言うんじゃねーよ!」

P「ああうん。それで?」

あ、やべ
画像準備すんの忘れた

改めまして……

向井拓海「おい、P」
http://i.imgur.com/R2hTcuy.jpg

P「ん? 拓海か、どうした?」

拓海「例えば、例えばだ……アタシがアイドルにならなかったとしてだな」

P「拓海まで……!?」

P「なんなの!? 流行ってんの!?」

拓海「イイから聞け!!」

P「お、押忍」

拓海「まぁ、アタシはまだ特攻隊長やってるよな」

P「……もったいないよなぁ」

拓海「っ~~~!? も、もったいねーとか言うんじゃねーよ!」

P「ああうん。それで?」

拓海「アンタはさ、白バイ隊員なんだよ」

P「――ハイ?」

拓海「んで、検問突破したアタシらを追いかけてくるんだ」

拓海「早苗と一緒によ」

P「ああ、早苗さんもアイドルやってないのか」

拓海「ったりめーだろ、アンタがプロデューサーじゃねーんだし」

拓海「アイツをスカウトするような物好き、アンタしかいねーよ」

P「ひどい言われようだな……」

拓海「――って、早苗の話はどうでも良いんだよ!」

拓海「んで、何度もやりあうんだよ」

P「何を?」

拓海「何って……そっちは警察でこっちは族だ、やることは決まってんだろ?」

P「あぁ、俺はお前らを止めようとしてるんだな」

拓海「そういうこった」

拓海「走りでも喧嘩でも勝てなくてよ、調べてみたらアンタは伝説のチームの元総長」

P「……とうとう経歴まで捏造され始めたぞオイ」ボソ

P(身体は確かに人よりちょ~~~~っと頑丈かもしれんが、腕っぷしはそんなじゃないんだけどな……)

拓海「そんな奴がなんで警察に居るのかわからねぇ」

拓海「ただ、公僕に成り下がったような奴に負けるのが気に食わなくて、アタシは何度もアンタに挑むんだ」

P「大人しくなれよ……」

拓海「で、ある日、いつものようにアンタに追われてる訳だ――」

―――
――――――

 ファンファンファンファン

P『……』

拓海『ちっきしょう、振り切れねぇっ!』

拓海『なんなんだよ! なんであんな奴に勝てねぇんだよ!!』

P『……』

拓海『まだだ……まだ、この先で――!!』グォンッ

P『っ!!』

拓海『ここでっ!!』ギャギャギャッ

 ズリッ

拓海『!?』

拓海《ここでスリップかよ……ダメだ、このスピードじゃ、もう――》

P『っ……』グォォォォオンッ

 ガシッ

拓海『ぐっ!?』

 ギャリリリリリリリリリッ

 ズシャァッ

P『はぁ、はぁ……あっぶね……』

拓海《マジか……》

拓海《あのスピードの中、片腕でアタシをキャッチして、転けずに止まった、だと……》

 ドサッ

拓海『いてっ』

P『ったく、このバカが……』

拓海『……っせーな』

―――

P『どうだ、落ち着いたか?』

拓海『……ふんっ』

P『……はぁ』

拓海『……テメェ、なんでアタシを助けた』

拓海『あんなの、テメェだって巻き込まれて転ける可能性のがデカいだろ』

P『……もう、目の前で人が死ぬのは見たくないんだよ』

拓海『……あの噂、本当だったのか』

P『ん?』

拓海『アンタの女が、チーム同士の抗争に巻き込まれて、死んだって……』

P『っ――知ってたのか』

P『ああ、そうだよ。俺は惚れた女を守れなかった。だからチームも解散した』

P『それだけの話さ』

拓海『だからって、あんな無茶する意味なんかあんのかよ』

P『意味なんて考えてねーよ』

P『ただ、あのまま何もしなかったら俺は俺を許せなかっただけだ』

拓海『……』

P『命は一つだ。それをどう使うのも勝手だけどな』

P『望んでも生きられないヤツもいる』

拓海『説教すんな、バカ』

P『あぁ、そうかよ』

拓海『アタシは……別にいつ死んでも構わないって思ってた』

P『ん?』

拓海『だ、だから、さ――アンタが無理矢理拾った命』

拓海『最後まで……』

P『あぁ?』

拓海『最後まで面倒見ろよ!!』

P『はぁっ!? 何言ってんだお前!?』

拓海『っ~~~~~~~!! うっせぇ!!』

拓海『これからはアンタにつきまとってやるからな! 覚悟しとけよ!!』

――――――
―――

拓海「っ~~~~~~~~!!」バシッバシッ

P「痛い! 痛いって!!」

P「自分で語っておいて照れて俺を叩くな!!」

拓海「るっせぇ!!」

拓海「……さ、最後まで……面倒、見ろよなっ……」カァッ

P「」


向井拓海編 終わり

片桐早苗「例えばさ、あたしがアイドルになってなかったとするじゃない?」
http://i.imgur.com/7ELrglG.jpg

P「」

P(早苗さんまでだと!? なんなんだ!?)

早苗「とーぜん、まだ警察官やってるわよねぇ」

P「はぁ……」

早苗「プロデューサー君は、交通課の後輩なのよ」

P「……ん?」

早苗「白バイ隊員でね♪」

P(あれ? なにこれデジャヴ?)

早苗「あとねあとね――」

早苗「あたしの弟なの♪」

P「なん……だと……」

P「イヤいくら何でも属性付けすぎでしょ」

早苗「今時これくらい属性なきゃ、埋もれちゃうぞ♪」

P「……埋もれてもいいですよ、元々裏方ですし」

P(あぁでも、姉弟って事なら変なことにはならないか)

早苗「そんなこと言う子は、お姉さん嫌いだなー」

P「はぁ、それで?」

早苗「お姉さん想いの弟であるプロデューサー君は、お姉さんが心配なあまり警官になったのよ」

P「……どれだけシスコンなんですか、俺」

P「って言うか、そんな弟、気持ち悪くないですか?」

早苗「そんなこと無いよー。むしろ嬉しい?」

P「嬉しいんですか?」

早苗「だってお姉さん、弟大好きだもん」

P「」

早苗「それでそれで」

P「はい……」

早苗「それでプロデューサー君はお姉さんのことをなんて呼びたいかな?」

P「えー……」

早苗「お姉さん的には、『お姉ちゃん』が一押しなんだけど」

P「……じゃあ」

早苗「お、何々?」

P「『姉貴』で」

早苗「えー、可愛くないなー」

P「……十分可愛いでしょ(年齢と比較して)」

早苗「……えっ」

―――
――――――

P「ただいまー」

早苗「おっかえりー」

P「姉貴ー、向井のヤツ何とかしてくれよ」

早苗「あー、拓海ちゃん? まーしょうがないよ、そう言うお年頃なんだし」

P「そんな思春期みたいな……」

早苗「そんなもんだってー」

早苗「それよりP、晩酌に付き合いなさいよー」

P「姉貴、飲み過ぎだろ。どれだけ空けたんだ、酒……」

早苗「いいでしょー、明日も非番だし~」

P「ったく、しょうがねーな」

P「……って、つまみもねーじゃねーか」

早苗「イカ! イカ焼いて!!」

P「どれだけイカ好きなんだよ!!」

早苗「はぁ~、いーきもち~」ヒック

P「はぁ……もう寝ろ」

早苗「布団につれてって~」

P「子供じゃあるまいし……」

早苗「……え~……」

P「……」

早苗「……」

P「姉貴?」

早苗「すぅ……すぅ……」

P「……しょうがねぇな」ヒョイッ

P「……しょ、っと」トサ

早苗「むにゃ……ぴぃ……」

P「……今の、俺の名前読んだか?」

P「……んな訳ないか」

P「んじゃ、おやすみ、姉貴」

 ガシッ

P「っ!?」

早苗「んっふっふー」トローン

P「……オイ、何してる」

早苗「おねーちゃんを布団に連れ込んで、何しようとしたのかなー?」

P「何言ってやがる酔っぱらい!!」

早苗「逃がさないよー?」

P「や、やめっ! ちょ、シャレにならないから!!」

――――――
―――

早苗「完璧な姉萌え環境ね!」

P「……いやぁ」

早苗「何か文句がある?」

P「とりあえず、全国に一握り居るかも知れない姉萌え属性の人に謝った方が良いと思いますよ」

早苗「まったまたー♪」

早苗「ほらほら、お姉ちゃんと一緒に寝ましょうねー」

P「やめて!!」


片桐早苗編 終わり

今回は以上です

色々悩んだ結果、姉御と早苗さんは微妙にリンクさせてみました


Co、Pa、と来たので、出来れば次はCuアイドルにしたい(願望)

色々リクエスト頂きましたが、
一つ言えることは、わくわくさんはなんとなく考えていますが>>44の様なことにはならない可能性が大です


それにしてもPの過去の女はよく死ぬなー

>>72
訂正

×P「……今の、俺の名前読んだか?」
○P「……今の、俺の名前呼んだか?」

やっぱアルコール入ってるとダメだな……


>>77
はい、俺も思いました
バイクつながりで今回のその役をなつきちに担当させかけましたが流石に思い止まりました

寝ようと思いつつ見直してて気付いた
早苗さんの妄想パートのカギ括弧が全部「」じゃないですかー、やだー

きらりがPに会ってなかったら・・・

奇行と図体のせいで社会に馴染めずかわいい子を見つけると襲い掛かる変質者として通報されて警察か精神病院のご厄介になってそうだな
そしてきらりんはアイドルなんだにぃこれは夢なんだにぃと誰も見舞いにこない病室の壁に向かってブツブツとつぶやき続ける毎日を・・・

>>103-104
すいません、そう言うネタをやるつもりはないのでやめて貰えませんか

すいませんでした
普段は書き溜めて一気に投下して終わりってパターンでやってるので、こんなにレスが付いて結構浮き足立ってます


昼間考えてたのを丸ごとボツにしたり、フェスだったりで1人分しか書き溜められていませんが、ひとまず投下します

島村卯月「例えば私がアイドルになってなかったとするじゃないですか」
http://i.imgur.com/1X5xvpc.jpg

P「今度は卯月か」

P(いい加減このやりとりも慣れて来たな……)

卯月「今度?」

P「ああ、こっちの話だ、気にしないでくれ」

卯月「はい! それでですね、アイドルやってないと、私ってただの高校生じゃないですか」

P「んー、まぁそうだな」

卯月「それで、プロデューサーさんは駅員なんですよ」

P「駅員?」

卯月「そうなんです!」

卯月「私が線路に携帯を落としちゃったのを拾って貰ったのがきっかけで知り合うんです」

P「ふんふん」

卯月「毎日の登下校の時に、探して挨拶するようになって」

卯月「だんだん、少しだけお話しするようになるんです」

P「ま、駅員は仕事中だしな」

卯月「仕方ないですよね」

卯月「それである日の夕方に――」

―――
――――――

P『あれ、今帰り?』

卯月『え……っと?』

P『ああ、私服だと分からないかな』

卯月『あ、駅員さん!? こんにちはー……じゃなくて、こんばんは、かな?』

P『はは、確かに微妙な時間だね』

卯月『えへへ。お帰りですかー?』

P『ああ、今日はもうね』

卯月『えーっと、ご苦労様でした!』

P『あはは、うん、ありがとう』

P『ところでさ、少し時間、ある?』

卯月『はい、大丈夫ですけど?』

P『そっか。じゃあ少しお茶でも付き合ってよ。奢るからさ』ニコッ

卯月『えぇ!? え、えっと、はい! よろしくお願いします!』ペコッ

P『……ぷっ』

卯月『あっ……』カァッ

P『ごめんごめん、普段あまりゆっくり話出来ないしさ、たまにはと思ってね』

卯月『いえ、ありがとうございます!』

卯月『ケーキまですみません……』

P『良いよ良いよ、気にしないで。付き合ってもらってるんだしさ』

卯月『つ、つきっ――』

P『?』

卯月『あ、いえ、気にしないで下さい!』

P『そう? ……ま、いっか』ズズッ

P『あぁ~、仕事終わりのコーヒー、美味いなぁ……』

卯月『コーヒー、ブラックで飲むんですね?』

P『うん、普段はね』

卯月『大人、って感じですね!』

P『そうかな?』

P『俺は卯月ちゃんくらいの時にはブラックで飲んでたけど』

卯月『私は苦いの苦手で……』

P『そっか。ま、ブラックで飲めたら偉いって訳じゃないし、気にすることはないんじゃないかな?』

P『へぇ、卯月ちゃんは長電話が趣味なのか』

卯月『そうなんです』

卯月『でも、電話しすぎって親に怒られちゃって』

P『あらら。今時、通話無料とかじゃないの?』

卯月『金額じゃなくて、電話のしすぎで良く寝不足になっちゃいまして』テヘヘ

P『あっはは、なるほど、それじゃダメだね』

卯月『あ、あの!』

P『ん?』

卯月『こ、今度、お電話しても良いですか!?』

P『ああ、良いよ』

卯月『そ、それじゃ、電話番号を――』

卯月『今日はごちそうさまでした!!』ペコッ

P『うん、じゃ、また明日、だね』

卯月『は、はい! 失礼します!』クルッ

P『あっ!!』

 ガシッ

卯月『きゃっ!?』

 ブロロロロロロ パッパーッ

卯月『ひっ!』

卯月《振り返った目の前を、車が……》

 ギュッ

P『卯月ちゃん、大丈夫?』

卯月『は、ははははい! ああありがとうございます!』

P『うん、無事で良かった……』

P『まったく、危なっかしいね』

卯月『う……ごめんなさい』

P『危なっかしいから、これから近くで見守っていて良いかな?』

卯月『えっ』

――――――
―――

卯月「って言うの、どうですか!?」

P「どうって、お前は俺に何を求めてるんだ?」

卯月「えっと……」

P「……」

卯月「これからもずーっと、近くで見守っていて欲しいです!」

P「」

P「――そ、そうか。まぁ、俺が見守れる限りは、な」

卯月「はい!」


島村卯月編 終わり

sage消すの忘れてた……

今日中は以上です
一応これから次を書き溜め始めますが、寝る前に投下出来るかどうか

寝る前に書けたよ!!

と言うことで行きます

櫻井桃華「例えばわたくしがアイドルになってなかったとしますわ」
http://i.imgur.com/fEyqsLj.jpg

P「うん」

桃華「やけに冷静ですわね?」

P「そうか?」

桃華「ま、まぁ良いですわ」

桃華「Pちゃまは、とある旧家の御曹司ですの」

P「えー、そんな柄じゃないけど、俺」

桃華「そして、わたくしとPちゃまは許嫁なのですわ!」

P「そう来たかー」

桃華「? Pちゃまはお嫌ですの?」

P「歳の差ありすぎだろ」

P「桃華はイヤじゃないのか?」

桃華「今時、一回り程度の歳の差婚なんて珍しくもありませんわよ?」

P「まぁ、そうかも知れないけどな」

桃華「とりあえず、お茶でも飲みながら、聞いてくださいまし」

―――
――――――

桃華『初めまして、櫻井桃華と申します』

P『……』

桃華『どうかしまして?』

P『っ、失礼、思っていた以上にお若かったもので』

桃華『ウフ、正直に仰ってもよろしくてよ?』

P『では、思っていた以上に幼いですね』

桃華『ガッカリしまして? それとも――』

P『そうですね。ガッカリが少し、ですが安堵の方が大きいですかね』

桃華『? そう言う趣味の方ですの?』

P『はは、違いますよ』

P『今日は顔合わせと言われて引っ張り出されたのですが』

P『正直、このまま式まで執り行われるのではないかと思っていたもので』

桃華『はぁ……』

P『ですが、流石にそれは無さそうなので、安堵、と言うことです』

P『あー、ただ、実際に結婚する頃には、私はだいぶいい歳かと思いますが、良いのですか?』

桃華『――そうですわね』

P『では、断りを入れるなら、今の内かと思――』

桃華『ですが――』

桃華『決定権はわたくしにはありませんもの』

P『……』

桃華『家の為ならば、わたくしは構いませんわ』

P『なるほど……』

P『ならば、こちらから断りましょう』

桃華『っ!? どういう事ですの!?』

桃華『わたくしの気持ちを……覚悟を、無下にすると仰いますの!?』

P『はぁ……』

P『いいか良く聞けよ』

桃華『!?』

P『お前の覚悟は、お門違いなんだよ』

桃華『な、なんですの! その言葉遣い、先ほどまでとは……』

P『あ、俺、こっちが素なんだ』

桃華『』

P『それでさ、何? 家の為? そんな気持ちの嫁なんざ、こっちが願い下げだよ』

P『大体、許嫁なんて時代錯誤も甚だしい』

P『しかも、相手がこんなガキなんて、興が冷めるってもんだ』

桃華『……』

P『……ガキならガキらしく、自分の気持ちをもうちょっと素直に言えよ』

桃華『? 何を……』

P『家柄とか何とかはさ、いずれは付いて回っちまうだろう』

P『……俺がそうだったように、な』

桃華『――え?』

P『だから……ガキのうちはそんなもん意識するんじゃねーよ』

桃華『……』

P『ともかく、許嫁のことは、こっちからなんとかして無かったことにしておく』

桃華『お、お待ちになって!!』

P『あん?』

桃華『気に入りましたわ!』

P『おい、何を言って――』

桃華『わたくしの夫となる方は、貴方を置いて他には居ませんわ!!』

P『お、おい……』

桃華『さあ、式の準備を!!』ムフー

P『あ、あるぇー?』

――――――
―――

桃華「こうして、わたくしとPちゃまは結ばれますの!!」ムフー

P「」

桃華「さぁPちゃま! 式の準備を致しますわよ!!」

P「あ、いや、待ちなさい、待って、ねぇ桃華、ねぇって!!!」


櫻井桃華編 終わり

ちょっと昼間にしてた妄想がかなりブッ飛びすぎたの

リセットの意味を込めて普通な卯月と割とデフォルトな設定で妄想出来そうな桃華を書きました
3日目にしてリセットってなんだ、早すぎ

和久井留美「例えば……私がアイドルになってなかったとしたら」
http://i.imgur.com/QbWFBlT.jpg

P「あ、留美さんお疲れ様です」

留美「私は秘書ね……解雇されたけど」

P(無視された……しかも重い……)

留美「貴方は、そうね……社長かしら」

P「偉く出世しましたね、俺」

留美「私は、秘書だから……」

P「? はい」

留美「社長である貴方の命令には、絶対服従なのよ」

P「はぁ……」

P「……」

留美「……」ジッ

P「へ?」

―――
――――――

 ガチャッ

P『おはよう、和久井君』

留美『おはようございます、社長』

P『今日も……』

留美『……はい?』

P『あ、いや……今日もキレイだと思ってね』ニコッ

留美『そ、そんなこと……』

P『はは、じゃ、今日もよろしく頼むよ』

留美『はい……』

 コンコンッ

留美『お呼びでしょうか……』

P『あぁ、ま、いつもの、だよ』

留美『っ』ビクッ

P『……』ジッ

留美『……』スルッ

P『ほぅ……今日は赤か……』

留美『……』ギリッ

P『……良いね、美しい』

留美『あ、ありがとう、ございます……』

P『しかし……』クイッ

留美『っ!?』

P『その表情はいただけないな』チュッ

留美『んっ……』

P『……』

留美『……っはぁっ』

P『そうそう、そう言う表情の方が良いな』

P『じゃないと……』

P『酷いことを、してしまいそうだから』

――――――
―――

留美「はぁ……はぁ……社長になら、どんなことでも……」

P「留美さーん、おーい?」

留美「あぁっ、そ、そんなこと……」

P「あかん、留美さんが帰ってこない……」


和久井留美編 終わり

割と早い段階から思い付いてた割にいざ書いてみたら短かかったわくわくさんでした

塩見周子「例えばさ、あたしがアイドルになってなかったら」
http://i.imgur.com/nDiiJPN.jpg

P「ほいほい」

周子「プロデューサーはさー、近所のお兄ちゃんだね」

P「ん、お兄ちゃん?」

周子「あ、ホントのじゃないよ? 隣の家のーとか、そんな感じの」

P「ふむ、隣のお姉さんとか、そんなノリか」

周子「……今、AVとか想像した?」

P「!? し、してないぞ!?」

周子「どうだかなー」ジトー

P「ホントにしてないって!!」

P「――って言うか、その発言をしてるお前がどうなんだ!」

周子「あはは、まぁいいや」フイッ

P「おい」

周子「それでさ、昔からの付き合いで良くプロデューサーの部屋に突撃するんだー」

P「……仮にも男の部屋に突撃するのはどうかと思うぞ」

周子「そうかなー? 感覚的にはやっぱ兄妹みたいな感じなんだと思うんだよねー」

P「ふむ」

周子「そんな感じだからさ、お父さんとケンカしちゃったらさ――」

―――
――――――

周子「P! Pさーん!」

P「ん、どうした周子?」

周子「きいてよー、お父さんがまたさぁ……」

P「まーたやり合ったのか」

周子「だーってさー」

P「んで、またうちに家出してきたのか?」

周子「……うん」

P「ふーん、ま、良いけどな」

周子「……フフ、ありがと、Pさん」ボソッ

ああ、またやらかした

>>163は訂正しまス

―――
――――――

周子『P! Pさーん!』

P『ん、どうした周子?』

周子『きいてよー、お父さんがまたさぁ……』

P『まーたやり合ったのか』

周子『だーってさー』

P『んで、またうちに家出してきたのか?』

周子『……うん』

P『ふーん、ま、良いけどな』

周子『……フフ、ありがと、Pさん』ボソッ

周子『お風呂沸いたよー』

P『おぅ。先入るか?』

周子『良いよ、先に入りなよ』

P『ん、分かった』


 カポーン

P『ふぅ……良い湯だな』

 ガチャッ

周子『やっほー♪ 湯加減どお?』

P『ぶっふぅっ!?』

P『な、ななな何してんだ、周子!?』

周子『たまにはいーじゃん。昔は良く一緒に入ってたんだしさぁ』

P『歳を考えろ、歳を!』

 カポーン

周子『こっち向かないのー?』ツンツン

P『向かない。つーか、ツンツンすな』

周子『ちぇー』

周子《Pさんの背中……!》ピコーン

 ツツー

P『っ!?』ゾワッ

P『こら、周子!!』バシャンッ

周子『あはは! Pさんが怒ったー』

P『……』ジッ

周子『……Pさん』

P『あ、わり』

周子『いいよ、Pさんなら……』

P『周子……』

――――――
―――

周子「どう? そそる?」

P「そう言う発言やめろ」ポコッ

周子「あ痛っ」

P「まぁ、可愛いんじゃないか?」

周子「……ま、それでいっか♪」

塩見周子編 終わり

シューコ初めて書いたけど、思ってた以上に難しいね
飄々とした雰囲気ガガガガガ

兵頭レナ「例えば、私がアイドルになってなかったとすると」
http://i.imgur.com/4L1SqM6.jpg

P「レナさんですか……」

レナ「私はやっぱりディーラーやってるかなー?」

P「そうでしょうねぇ」

レナ「プロデューサーはお客かしら」

P「ふんふん」

レナ「それで私と勝負するの」

―――
――――――

レナ『あら、見ない顔ね。ここへは初めて?』

P『いや、だいぶ前に一度だけ』

レナ『あら、失礼』

P『いえいえ、その時も大して遊ばなかったですから』

レナ『それじゃ、どうしてまたここへ?』

P『取引先の人に誘われてしまいまして』

レナ『あら、放っておいて良いのかしら?』

P『十分付き合いましたよ』

P『今は向こうで大勝負するんだって息巻いてましたが』

レナ『それはご愁傷様ねぇ』

P『……そんなこと、俺の前で言って良いんですか?』

レナ『ふふ、口が滑ったわ♪』

P『つまりは、彼は絶対に勝てないと?』

レナ『ただの勘だけどね。無茶をする人は大概勝てないものよ』

P『イカサマとかじゃ?』

レナ『まっさか。うちは合法カジノだもの、100%運勝負よ?』

レナ『さっきのはただのジンクス』

P『ま、そうですね。実際にお金が返ってくるわけじゃないから、俺もそんなに熱くなることはありませんし』

レナ『ギャンブルなんて熱くなったら負けよ』

P『言えてます』

レナ『でも……』

P『どうかしました?』

レナ『こういう場であまり冷めてるのもどうかと思うわね』

P『そうですかね……』

レナ『そうね、わざわざ卓に座ったんだし、一勝負しましょ!』

P『? 良いですけど……』

P『急にどうしたんです?』

レナ『その冷めた顔を崩してみたくなったわ』

P『はい?』

レナ『貴方が勝ったら、私を貴方の自由にして構わないわ』

P『!?』

レナ『私が勝ったら――私が貴方を自由にする』

レナ『どう?』

――――――
―――

P「どっちもあまり変わらなそうですが……」

レナ「ふーん、プロデューサーは私をどうしたいの?」

P「」

レナ「なんて、ね」

P「っ、やめて下さいよ、もう……」

レナ「それじゃ勝負しましょ!」

P「なっ!? しない! しません! だからそのカード仕舞って下さい!!」


兵藤レナ編 終わり

兵藤さんって、セリフ見てると結構テンション高いね
今回はほぼディーラーモードって事で、落ち着いた感じになっちゃいました

レナ『私の誘いがフラれるなんて、初めてだわ。悔しい!』
って感じのセリフも入れたかったんだけど、カットカット

兵藤さんの前にこの人を描こうと思ってたのに、いつの間にか逆になってた
何を言ってるか分からないと思うが俺も(ry

と言うわけで10人目は一度も名前が挙がらなかったちゃんみおです
ちゃんみおは泣いて良いと思う

本田未央「例えば私がアイドルになってなかったらさ!」
http://i.imgur.com/kCikIzY.jpg

P「うぉ!?」

未央「プロデューサー驚きすぎー」

P「いきなり背後からそんな叫ばれたらなぁ……」

未央「えへへ、ごめんごめん」

P「で、未央はどんなパターンだ?」

未央「多分どっかでバイトやってると思うだよねー」

P「あぁ、バイトか」

P「……凛に似たパターンだな」ボソ

未央「なにー?」

P「なんでもない」

P「で、どこでバイトするんだ?」

未央「うーん」

P「……」

未央「うーーん」

P「……」

未央「コンビニ?」

P「散々悩んでそれか!?」

未央「てへへ。考えてみたらバイトってしたことなかった」

P「まぁ、高校1年生でここに所属してたら、バイトする暇もないか」

未央「仕事がなければレッスンしてたしねー」

未央「あ、そうそう、それでね、プロデューサーはお客ね」

P「おう」

未央「毎晩、お弁当を買いに来るんだよ」

P「……」

未央「どうかした?」

P「いや、何というかな、どこで見てたのかなー、と……」

未央「ありゃ、ホントにダメダメだなぁ、プロデューサーは」

P「面目次第もございません」

未央「それでさ――」

―――
――――――

未央『329円のお返しです』

P『どーも、っと……』

P『また、10円多いね?』

未央『あ、ごめんなさーい!』

P『はは、相変わらずだね。はい』

未央『すいません、ありがとうございます!』

店長『本田さーん? いい加減にしないと時給減らすよー?』

未央『え、えぇ!? ごごごごめんなさいてんちょー!』

P『ははは、頑張って』

未央『はははい! 失礼しました!!』

 トボトボ

未央『うぅ、また怒られちゃった』ショボーン

P『あれ、君は――』

未央『え!? あ、お兄さん!』

P『ん? お兄さん?』

未央『あ! なんでもないです!!』

P『ああ、そう?』

未央『……こんなところで何やってるんですか?』

P『いや、星空が綺麗だったから、眺めてた』

未央『で、こんなところでコンビニのお総菜と弁当並べて1人宴会?』

P『はは、厳しいね』

未央『少し、隣良い?』

P『ん? ああ』

未央『ほぁー……言われてみれば綺麗だね』

P『だろ?』

未央『……』ンアー

P『……』ポイッ

未央『もがっ!?』

P『唐揚げ一つあげる』

未央『……あいあおー』モグモグ

P『……少しは、元気出た?』

未央『ふぇ?』

P『歩いてる時、何か落ち込んで見えたからさ』

未央『……うん』

未央『お釣りの事で怒られちゃって』

P『あー……』

未央『いっつも勢いばっかりだからさ、私……』

P『俺さ……』

未央『……』

P『いつもコンビニで元気に挨拶してくれる本田さんの声聞くの楽しみなんだよね』

未央『……え?』

P『なんか元気が貰えてる気がして、さ。これからも、元気が貰えたら、なんて――』

未央『って言うか、なんで名前……』ハッ

未央『もしかしてストーカー!?』

P『違うよ!?』

P『名前はほら、店じゃ名札付けてるじゃん!』

未央『あー、そうだねー?』ジトー

P『その目は信じてないな!?』

未央『……ぷぷっ、あんまり大声出すと近所迷惑だよ?』

P『』

未央『うん、元気出た!』

P『』

未央『おーい?』

P『ハッ』

未央『さっきのアレって、告白って事でいいのかな? ねぇ?』

――――――
―――

未央「もー、プロデューサーってくっさいこと言うよねー!」ペシペシ

P「オレ、イッテナイヨ」

未央「なんでそんな棒読みなのさー、照れてるのー? うりうりー」

P「照れてないわ!」

P「て言うかもういい加減にしろよお前らー!!」


本田未央編 終わり

という訳で、ひとまずの目標である10人終わりです
今後は不定期に思いついたら投下すると思います

長い期間書けなくなるか、ネタが出なくなったらhtml化依頼出しますので

双葉杏「プロデューサー……」
http://i.imgur.com/qBu2axN.jpg

P「杏か、どうした……?」カタカタ

杏「もし杏がアイドルになってなかったらさ」

P「うん……?」カタカタ

杏「平和にニートしてたよね」

P「……」カタカタ

杏「……ふぁー」

P「……」カタ……

P「え、それだけ?」

杏「え、他にある?」

P「えっ」

杏「えっ」


双葉杏編 終わり?

真面目にAnzuChang考えたらこんな事になった
どうしたものか……


ついでに、三船さん妄想しようかとNのセリフ調べたら、もの凄くヤバいんですが
三船さんのアイドル前って不明だよね?

うん、杏はいずれフォローします
たぶん、きっと

三船さんはゆっくり考えます

あと、今現在、次に誰を書くかは特定してません
ネタ的なストックもあまりありません
あべななさんじゅうななさいのハードルが凄い上がっててツライです

>>187
忘れてた訂正

× 未央「多分どっかでバイトやってると思うだよねー」
○ 未央「多分どっかでバイトやってると思うんだよねー」

ぜんぜん不定期じゃない不具合

白坂小梅「た、例えば……私、が、ア、アイドルに、なって、な、なかったら……」
http://i.imgur.com/qkGJMAi.jpg

P「うん」

小梅「き、きっと、夜、1人で……で、出歩き、ます……」

P「おいおい、アイドルじゃなかったとしても、夜に出歩くのは危ないぞ?」

P「小梅は可愛いんだから」ナデナデ

小梅「わ、わ……えへ、へ」

小梅「……多分、だ、大丈夫……です」

P「うん? なんでだ?」

小梅「きっと、途中で……プロデューサー、さん、と……あ、会える、から」

P「そっか」

―――
――――――

P『……やあ、また会ったね』

小梅『こ、こ、今晩、は……』

P『いつも1人だね、お家の人は迎えに来ないのかい?』

小梅『だ、大丈、夫……』

P『この辺りは危ないから、こんな時間にあまり出歩いちゃダメだよ』

小梅『う、うん……はい……き、気をつけ、ます』

P『うんうん、良い子だ』ナデナデ

小梅『え、えへへ……』

P『そうそう、この間もそこのカーブで事故が――』

小梅『……』

P『――』

P『……やあ、また会ったね』

小梅『こ、今晩、は……』

小梅《ま、また……ループ、しちゃった》

P『いつも1人だね、お家の人は心配しないのかい?』

小梅『だ、大丈、夫……』

小梅《ど、どうすれば……終わるの、かな……》

P『この辺りは危ないから、こんな時間にあまり出歩いちゃダメだよ』

小梅『う……はい……き、気をつけ、ます』

小梅《う、うぅ……わ、わからない》

P『うんうん、良い子だ』ナデナデ

小梅『え、えへへ……』

小梅《! ……そ、そ、そうだ》

P『そうそう、この間もそこのカーブで事故が――』

小梅『……』タタッ

P『っ!?』

P『君! 待つんだ! 車が来る!!』ダッ


 タタタッ ピタッ


P『そんなところで立ち止まったら!!』


 ダダッ ドンッ

P『はぁ、はぁ……無事かい?』

小梅『だ、大丈夫……く、車、きてない、です』

P『え……?』

P『でも……確か……あの時――』

小梅『……』ジッ

P『車が来て、俺は……あの子を助けようと』


P『――道路に飛び出したんだ――』


小梅『う、うん……道路に、と、飛び出した、あなたは』

小梅『く、車に――』


P『ああ、そうか』


P『俺は、あの時……』


P『死んだんだ』

小梅『ま、まだ!』

P『え?』

小梅『まだ、あなたは……死んで、ない』

P『どういう事だ?』

小梅『今は、意識不明、の……じゅ、重体』

P『……』

小梅『あなたは、生き霊……だ、だから、今、戻れば……だ、大丈夫』

P『……あぁ、そう、ナノ、カ……』スゥッ

小梅『……』

小梅『……』キョロキョロ

小梅『……か、帰れた……かな?』


小梅『す、少し……さみしい……な……』

―――

小梅『……』テクテク

P『……やあ、また会ったね』

小梅『……え、え?』

P『久しぶり、今度は生身だよ』

P『まだ松葉杖は必要だけどね』

小梅『あ、あの――』

P『うん?』

小梅『わ、私の、事……覚え、て……?』

P『うん、君のおかげで、助かった』

P『ありがとう』

小梅『……』フルフル

小梅『こ、ここ、は……近く、に、あの世の、入り口が、ある、から……』

小梅『もし……く、口が開いて、たら、生き霊でも、引っ張られて――』

小梅『た、助からな、かった』

P『……』

小梅『で、でも、あなたは……私の、と、と、友達、助けて、くれた……から』

小梅『なんとか……したくて』

P『そうか……本当に助けてもらったんだな』

小梅『し、信じて……くれる、の?』

P『あんな体験しちゃったからね。記憶も残ってるし』

P『さて、と。そろそろ病院に戻らないと……』

 ギュッ

P『おわっ、とと……?』

小梅『つ、ついて、いきます』

P『良いのかい?』

小梅『まだ、危ない、から』

P『そっか、ありがとう』

小梅『そ、それに、病院……いっぱい、た、楽し、そう』キラキラ

P『』

――――――
―――

小梅「い、生き霊の、プロデューサーさん……」キラキラ

P「そんな良い目をしながら口走る言葉じゃないな……」

小梅「す、素敵……」キラキラ

P(……小梅が楽しそうだから、良い、のか?)


白坂小梅編 終わり

最初の予定では、プロデューサーが成仏するはずだった

小梅『い、良いこと、した、人は……て、天国、行けます』

みたいな感じで

ちひろ「例えば私がアイドル達のいる前で実家に帰らせていただきますと言ったとするでしょう?」

>>247
P「祝杯だー!」

アイドルたち「yeahー!」

北条加蓮「例えば、さ……私がアイドルじゃなかったら」
http://i.imgur.com/HoHbCvh.jpg
http://i.imgur.com/9nv6ANy.jpg

P「んあ?」

加蓮「多分、根性無しのダメダメなままだったよね?」

P「……そうか?」

P「確かに最初の頃の加蓮は、そんなことを言ってたけど」

P「なんだかんだで自分の出来る限り全力で、食らいついてきたじゃないか」

加蓮「そ、そうかな……?」

P「体力のあるなしはしょうがないからな」

加蓮「そっか、ありがと」ポソ

P「ん?」

加蓮「何でもない!」

P「とは言え、アイドルやってなかったら、加蓮は体力ないんだろうなぁ」

加蓮「うん、そうだよね」

加蓮「だから、たまにやっぱり風邪とかひいちゃうんだよ」

P「やっぱりそうなるのか」

P(凛の妄想で一瞬死んでたのは黙ってよう……)

加蓮「そうそう、それでプロデューサーはさ」

P「俺は?」

加蓮「お医者さんね」

P「ほう」

加蓮「うちの近所の町医者の息子でさ」

加蓮「自分も医者になっちゃうの」

P「そんなに優秀かな、俺……」

加蓮「プロデューサーがそれを言う?」

P「え?」

―――
――――――

『北条さん、どうぞー』

加蓮『はーい、お願いしまーす』

P『今日はどうしました?』

加蓮『……えっと、ちょっと喉が痛くて』

P『ふむ、じゃあちょっと喉見てみましょうか』

加蓮『……』アーン

P『あぁ、ちょっと腫れてるね』

P『じゃあ、薬出しておきますね』

加蓮『……ちょっと』

P『はい?』

加蓮『それだけしか診ないの?』

加蓮『いつもの先生はもっと丁寧に診てくれるよ』

加蓮『で、いつもの先生は?』

P『今ちょっと往診に出ててね、私は代理ですよ』

P『これでも総合病院の内科勤務してるから、経験はそこそこありますよ?』

加蓮『で?』

P『はい?』

加蓮『そんな偉いお医者さんがこんなところで油売ってていいの?』

P『別に総合病院勤務が町医者より偉いなんて思ってませんけどね』

P『今日は非番なので、実家にこき使われてるだけですよ』

加蓮『……じっか?』

P『はい』

加蓮『……』ジー

P『どうかしましたか?』

加蓮『P、さん?』

P『はい? 確かに私はPですが……』

加蓮『私、加蓮だよ』

P『かれん? ……北条?』

P『……加蓮ちゃん!?』

加蓮『そうだよ』

P『いや、見違えたよ……すっかり綺麗になって』

加蓮『えっ、なっ、何言って……もうっ』プクー

P『だってなぁ……俺が知ってるの、まだ小さかった頃だし』

加蓮『そうかも知れないけどさ……』

加蓮『こっちだって、Pさんが白衣着て澄まし顔で話してて、気付かなかったよ』

P『そりゃ仕事だし』

加蓮『それはそうと、もっとしっかり診てよ』

加蓮『こんないい加減な診察してたら医者辞めさせられちゃうよ?』

P『いや別にいい加減に診てたわけじゃ……』

P『それになぁ……』

加蓮『なに?』

P『加蓮ちゃんって知ったら余計に診づらい』

加蓮『なんでよー』プクー

P『だってさ、知ってる娘をきちんと診るってのは、何かな……』ポリポリ

加蓮『なっ……』カァッ

加蓮『医者のくせに……スケベ……』

P『仕事モードから引きずり下ろしたのはそっちだろ』

加蓮『う……』

P『……』

加蓮『ねぇ、小学生の時、私が倒れた時のこと、覚えてる?』

P『……あぁ』

加蓮『そうなんだ』

P『忘れられないよ』

P『あれが、俺が医者を目指すきっかけだったんだから』

加蓮『……え?』

P『あの時は、たまたま学校帰りに俺の前を加蓮ちゃんが歩いてたんだよな』

加蓮『そうだったんだ。そこまでは知らなかったな』

P『目の前で、急に加蓮ちゃんが苦しみだしてさ』

P『幸い家の近くだって、運び込んだのは良いものの、親父は往診に出てたし、俺はただの高校生だし』

加蓮『……』

P『診察どころか、まともに看病らしいことも大して出来なくて』

P『すげー歯痒くてさ、それが多分、医者を目指すきっかけだったんだろう、って思う』

加蓮『私は、凄く心強かったよ?』

P『そうか? そう言って貰えると、救われる気分だな』

加蓮『あの時、急に胸が苦しくなってさ』

加蓮『そのまま死んじゃうのかと思った』

P『……』

加蓮『そしたら、どこからともなく現れた人が抱え上げてくれたんだよ』

加蓮『お医者さんに連れて行ってくれて、額にタオルあててくれて』

加蓮『それで……ずっと、私の手を握っててくれたよね?』

P『そ、そうだったかな』フイッ

加蓮『王子様ってこんな人のことなんだろうなって、子供心に思ったの』

P『何言ってんの……』

加蓮『だからね――私のこと、隅々まで診てよ、王子様?』

――――――
―――

加蓮「ふふっ、良いでしょ?」

P「なにがだよ」

加蓮「お、お医者さんごっこ?」

P「何言ってんの!?」


北条加蓮編 終わり

加蓮書いてたらガチャに加蓮が来てビビりました
とりあえず画像は本スレから拾ってきました
引いてませんよ

星輝子「フヒ……私がアイドルに、なってないとしたら……」
http://i.imgur.com/Gcd2KLD.jpg

P「輝子かー」

輝子「……ボッチ」

P「言うと思ったよ……」

輝子「キノコーキノコーボッチノコー♪」ブツブツ

P(何で妄想でネガティブに突っ走るんだ、コイツは……)

輝子「ボッチノコは……週末にキノコ栽培農家に、あ、遊びに行くよ……フヒヒ」

P「……うん? 遊びに?」

輝子「そ、そう……お手伝い、しつつ、トモダチと触れあえる――」

輝子「素晴らしい、仕事……フヒ」

P「お、おぅ……」

―――
――――――

 ※季節は秋頃

P『おーい、輝子ちゃん、少し休憩にしよう』

輝子『あ、はい……』

P『はい、お茶』

輝子『フヒ……あ、ありがとう』

 ズズッ

輝子『シイタケ茶……美味しい、ね?』

P『うん、美味いなぁ』

P『輝子ちゃんは、友達と遊んだりしなくて良いのかい?』

輝子『フ、フヒ……Pさんは、私が居ると、迷惑……?』

P『いや、いつも助かってるよ』

輝子『私も、ここに来ると、大好きなキノコに囲まれて、し、幸せ……フヒヒ』

P『輝子ちゃんは下手な農家より茸について詳しいし』

P『こっちの方が教えられることもあるしね』

輝子『や、役に立てて……嬉しい』

P『でも、友達と遊ぶのも、大事なんじゃないかな?』

輝子『私のトモダチは、キ、キノコだから……それに……』

P『それに?』

輝子『Pさんも……トモダチ……フヒ』

P『そ、そっか……』

P『ああ、そうだ』

輝子『?』

P『ちょっと、裏の山に行ってみるかい?』

輝子『フヒ……?』

P『多分、採れると思うんだ』


 ザクザク

輝子『こ、これ、赤松林……?』

P『よく分かるね』

輝子『と、言うことは、マツタケ?』

P『御名答』パチパチ

輝子『マツタケまで……すごい、ね』

P『流石に栽培は出来ないから量は不安定だけどね』

P『そろそろ出てきてると思うから、収穫、手伝ってくれるかな?』

輝子『フヒ……お、おっけー』

輝子『結構、り、立派なのが採れた、よ……フヒ』

P『おぉ……こりゃ凄い』

輝子『こ、これとか……』サワサワ

P『!?』

P《そ、その触り方は……》

輝子『フ、フヒヒ……』スリスリ

P《頬ずりまで……ふぉぉ》

輝子『……フヒ』ピタ

P『?』

輝子『Pさんにも……立派なマツタケ……』ジッ

P『っ!?』サッ

輝子『フヒッ』

――――――
―――

輝子「ヒャッハアァァァァァァアアア!!」

P「」

輝子「ゴートゥーヘェーーーールッ!!!」

P「うるせぇ!!」

輝子「あ、はい」


星輝子編 終わり

キノコ初めて書いたんだけど口調とか大丈夫かな……
大変不安です

そう言えばぜんぜん大人組書いてないな……

ああいや、立てた頃の予想だともっと大人組ばかりになるだろうなと思ってたので

卯月辺りで学生組の逃げ道思い付いたら割とそっち方面が多くなったなーと思った次第です、ハイ

大人組は経歴不詳な人は多少作り込んでも問題ないかなと思ってたのよね
設定上無理のない範囲であれば、だから難しいけど

それ以外にもサーファーとか看護師とかCAとか保母さんとかスタジオボーカリストとか居るじゃない


なんて話をしつつ、ヤツのフォローを投下

―――
――――――

 ガチャ

P『ただいまー』

P『えーと、酒、酒……』

P『今日もやっすい酎ハイかぁ、たまにはビールでも飲みたいもんだな』

P『今日も一日お疲れさま、っと』カシュッ

 ブーッ ブーッ

P『ん?』ゴクゴク

P『メールか……』

P『今日は起きてたのか、油断したなぁ』

P『ふざけんな、そんなに欲しけりゃ、こっちに来い、と……』メルメル

 ブーッ ブーッ

P『早いなオイ!』

P『……』

P『だったら、飢えてろ……と』メルメル

P『……』ゴクゴク

 バンッ

P『!?』ビクッ

杏『ひどいじゃんか!』

P『んっぐっ……げほっげほっ』

P『脅かすなよ、吹きそうだったわ』

杏『そんなの良いから! 飴!』

P『そんな元気があるなら自分で買ってこいよ……』

杏『ここに来るのが精一杯だよ』

P『アパートの隣の部屋に来るだけだろーが』

杏『……』ポテッ

P『ん? おい……?』

杏『もう無理……飴……飴……』グデー

P『……しょうがねぇな』

 ゴソゴソ

P『あれ、飴も残り少ないな』

杏『……えー、買ってきてよ』

P『なんでたまたま隣に住んでたヒキコモリにそこまでしてやらなきゃならねーんだ……ほれ』

杏『あーん……』

P『……』ポイ

杏『あむっ……んまー』

P『……そりゃよかったな』ゴクゴク

杏『んふー』コロコロ

P『あー、飯作るか……』

P『ほれ、飯だ』

杏『え……杏の分もあるの?』

P『要らないなら良いけどな』

杏『要る! 食べるよ!』

P『なら食え』

杏『ん、いただきまーす』モグモグ

杏『んへへー』

P『なんだ、気持ち悪い笑いかたして』

杏『このまま杏を養っても良いんだよー、17歳の女子高生を養えるなんて羨ましいねぇ』

P『寝言は寝てから言えよ幼児体型ニート』

杏『ひどくない!?』

P『女子高生名乗りたいならちゃんと学校行けよ。せっかく良い学校に入学してるのに』

杏『……知らないよ。杏の気持ちも知らないくせに、説教しないでよ』

P『え、あ……なんか学校で嫌なことでもあったのか?』

杏『ただ学校行くのが怠いだけだけどね』ドヤッ

P『』イラッ

杏『あ、何? 頭撫でてくれ痛たたた痛い痛いっ』

杏『やめろ縮む!』

――――――
―――

 ピンポーン

杏「……んぐっ……いた……」

 ピンピンピンピンピンピンピンポーン

杏「……痛いってばっ」ガバッ

杏「……あれ、夢……? 何だ、夢かぁ……」

 カチ

杏「――でも、プロデューサーと……んふふ、悪くないかなぁ」ニヘラ

 ガチャッ

P「おい! いい加減に起きろ!! 仕事だ!」

杏「っ!? ちょ、今ダメ! 今ダメだから!!」

P「うん? お、おい、顔が真っ赤じゃないか、風邪か!?」

杏「え、う、うん、そうだから、今日無理だから」

P「よし、医者行くぞ!!」ガシッ

杏「えぇぇぇぇ!? こ、小脇に抱えるなー!」


双葉杏編 終わり

ってことで、杏のフォローでした

そろそろ妄想が壊れはじめても良いかな……

すぐさま妄想が壊れる訳じゃないんです
と言うか壊せるか怪しくなってきたよチキンだからさ

行きます

三船美優「もしも、私がアイドルになってなかったとしたら……」
http://i.imgur.com/e64LcYF.jpg

P「おぉう、美優さんまで……」

美優「変、ですか?」

P「いえ、聞きましょう」

美優「これは……楓さんや、惠ちゃん、芽衣子ちゃん、美里ちゃんたちの話を聞いていて思っただけなので――」

美優「実際にアイドルになってなかったら無理かとは思うんですが……」

P(さすが美優さん、真面目だなぁ……)

P「もしもの話なんてそんなもんですよ。多かれ少なかれ、今の自分も混ざりますって」

美優「そうなんでしょうか」

P「で、どんな話なんですか?」

美優「一人旅に行ってみたい、なんて思うんです」

P「ほう……」


高垣楓
http://i.imgur.com/o9jqdhr.jpg

伊集院惠
http://i.imgur.com/He7qQg9.jpg

並木芽衣子
http://i.imgur.com/KolWXjr.jpg

間中美里
http://i.imgur.com/O3p6XXt.jpg

―――
――――――

 シト シト……

美優《……うん、霧雨に紫陽花。とっても映える……》

美優《雨のおかげで、人も少なくて……》

美優《風情が……》

美優《……》

美優《思い切って、旅に来て……良かった、かな?》

美優《紫陽花……》

美優《今度、紫陽花のアロマオイル、探してみようかな……》

 チリン……

美優『……え?』

美優『……』キョロキョロ

美優《今の……鈴の音……》

美優《まさか、そんなはず……》

「……」スタスタ


美優《あ、あの人……?》


美優『……あ、あの……』

P『はい……?』

美優『っ』ビクッ

P『……? どうかしましたか?』

美優『あ、あの……その……』オドオド

P『えっと……なにか用でしょうか?』

美優『ご、ごめんなさいっ、なんでもないんですっ』タタッ

P『あっ……』

美優『はぁ……』

美優《なに……やってるんだろ……》

美優《聞き間違い……そう……》

美優《鈴の音なんて、どれもそう変わらないもの……》


 チリン……


美優『っ!?』ビクッ


P『あぁ……やっと見付けました』


美優『ぁ……』


P『えーと……』

美優『……』

P『とりあえず、お茶でもどうですか?』

美優《……どうして私……こんなところに居るんだろう……》

美優《こんな、見ず知らずの……男の人と……》

P『それで……』

美優『……はい』

P『何か、用があったんじゃないですか?』

美優『――いえ……良いんです……きっと、勘違い……ですから』

P『ふぅん、勘違い、ですか……』

P『もしかしてその勘違い、と言うのは……』ゴソ

P『これですか?』

 チリリン

美優『っ!!』

美優『この鈴……』

P『はい?』

美優《これ……間違いない……でも、どうして……?》

美優『この鈴……どちらで……?』

P『先週、拾ったんですよ』

美優『え……?』

P『道を歩いてたら、蹴っ飛ばしちゃいましてね』

P『ただ、そんな鈴、普段なら無視すると思うんですが』

P『何でしょうかね。妙にこの鈴の音が気になってしまいまして……』

美優『はぁ……』

P『それで、ですね――』

P『これを拾ってから、夢を、見るんです』

美優『夢……ですか……?』

P『ええ。その夢で、いつも、猫に会うんです』

美優『……』

P『……まるで、ついて来い、とでも言うかのような仕草をするんですよ』

P『ついて行くと……いつも色々な道を歩かされるのですが』

P『最後には、同じ場所に辿りつくんです』

美優『……』

P『そこは、紫陽花が咲き誇っていて』

P『その真ん中で、傘を差して立っている女性が居るんです』

美優『……その……それって……』

P『ええ――貴女です』

P『聞いて良いのか分かりませんが……この鈴は……』

美優『……ひとつ……聞いて良いですか……?』

P『はい』

美優『その……猫は、どんな……?』

P『トラ猫、ですね』

美優『あぁ、やっぱり……』

美優『……昔、まだ幼い頃、猫を飼っていたんです』

美優『その子の、首輪に付けていた、鈴なんです……』

P『……不思議な話もあるものですね』

美優『ホントに……』ニコ

P『』ドキンッ

P『この鈴は……貴女にお返しします』

 チリン

P『きっと、それを望んでいたんだと思いますから』

美優『……はい、ありがとう、ございます』

P『それで、その……』

美優『……はい?』

P『こういう言い方をするのは、卑怯な気もするのですが』

美優『……?』

P『その替わり、と言うかですね……』

P『このあと、一緒に食事でも、どうでしょうか?』

美優『あ……私なんかと、ですか……?』

P『貴女と、食事したいんです』

美優『は……はいっ』

P『それで、そのあとは――』

――――――
―――

P「何というか……不思議な話ですね」

美優「……」ポー

P「あれ? ……美優さん?」

美優「……」

P「留美さんに引き続き、美優さんも帰ってこないぞ……」


三船美優編 終わり

やっと書けたよ三船さん
何だこのプレッシャー

情景的にはもろに今回のアイプロですね
そしてトラ猫で練ってたらゴールデンレトリバーが出てきて、どうしようか悩みました
猫の方が話的に合うと思って、結局そのままに

昨日、壊せるか怪しいと言ったな?


すいませんウソ吐きました

やらかしたよ!
先に謝っておきます、ごめんなさい

太田優「例えばあたしがアイドルになってなかったら―!」
http://i.imgur.com/eYrrKrY.jpg

P「ぅわっ!? ビックリしたー……」

優「あはっ☆ ごめんね?」

P「おう、優か」

優「Pくんはね、アッキーなんだよ♪」

P「すいません人間にしてください」

優「Pくんのアッキーだから、名前はPッキーね☆」

P「聞けよ!」

―――
――――――

 ※プレイではありません

Pッキー《俺の名はPッキー。ハードボイルドな――》

Pッキー《犬だ》

優『Pッキー!』

Pッキー《この女性はマイ・スイート・ご主人、優だ》

Pッキー《とても愛らしい》

優『Pッキー! ほら、おいでー☆』

Pッキー《とても俺を可愛がってくれる》

Pッキー『きゃん!』

優『やーん、もう! Pッキーカワイイー♪』

優『Pッキー、お手っ☆』

Pッキー『わふんっ』サッ

優『Pッキー、お座りー☆』

Pッキー『きゃうん』サッ

優『そしてー、伏せっ☆』

Pッキー『くぅん』サッ

Pッキー《ご主人の望みに沿うのも、俺の仕事だ》

優『良い子良い子ー♪』ナデナデ

Pッキー《労働には報酬が付きものだろう》

Pッキー《撫でてもらうのも、その一つだ。実に心地良い》

Pッキー《さて、もう一仕事するとしよう――》

 ※プレイではありません!!

Pッキー『あぉんっ!』バッ

優『きゃっ!?』

Pッキー『……』ゴソゴソ

優『やぁん! Pッキーってば、どこに頭……あんっ☆』

Pッキー『はふはふっ』

優『スカートの中……ぁっ……ダメだってばぁ……』

優『んっ……ふぅん……♪』


Pッキー《俺はの名はPッキー。犬だ》

Pッキー《俺たちの仕事は、ご主人を癒し、満足させることだ》

Pッキー《今日も良い仕事をした》

――――――
―――

P「やめて差し上げなさい!!」

優「えー、カワイイのにー☆」

P(まさかとは思うけど、アッキーにそんなことさせてないだろうな……)

アッキー「くぅん……」

P「……うん、今度、アッキーにご飯買ってくるか」

優「えっ、あたしにはー?」


太田優編 終わり

実は卯月書く前にボツにしたネタでした

なんで書いちゃったかな……

雑談スレでネタバレされた気分

……偶然なんですけどね

優と平行して、やっぱり卯月の前に考えたネタです




にゃ

前川みく「PチャンPチャン」
http://i.imgur.com/Tx0TzS8.jpg

P「んー?」

みく「みくがアイドルじゃなかったらどう思うにゃ?」

P「イタい女子高生」

みく「イタいって言うにゃ! ひどいにゃ!」

P「えー、割と真っ当な意見だと思うんだが……」

みく「そんなカワイソウなPチャンに教えてあげるにゃ!」

P「えぇー、いいよぉ」

みく「黙って聞くにゃ!」

みく「みくがアイドルじゃなかったら――」

みく「パーフェクトみくになるにゃ!!」

P「……はい?」

みく「フフ~ン♪」

P「いや……得意顔なところ済まないんだが、全く意味が分からないんだけど」

みく「しょうがにゃいにゃ~、ダメなPちゃんに教えてあげるにゃ!」

P「」イラッ

P「まぁ待て、ちょっとくらい考えてやろう」

みく「じゃ~、時間あげるにゃ」

P「パーフェクト……つまり完璧だ」

みく「うんうん♪」

P「アイドルじゃなければ、みくは完璧になれるんだな?」

みく「うんう……え?」

P「そうかー、みくはそんなにアイドル辞めたいのかぁ……」

みく「ちっ、ちがうにゃ!」

みく「答えを教えるから聞くにゃ!」

みく「パーフェクトみくとは……」

P「……」

みく「純度100%な猫チャンにゃ!!」

P「……えっ」

みく「カワイイカワイイ猫チャンにゃ」

P「前川、人類辞めるってよ」

みく「そう言う言い方やめるにゃ!」

みく「そして飼い主はPチャンにゃー」

P「」

―――
――――――

P『……ぅ……おも……あつ……』

P『あつおもっ!』ガバッ

ミク『ふにゃぁっ!?』

P『うわっ!?』

ミク『にゃー……』

P『……まーた布団の中で俺の上に乗ってたのか、ミク……』

P『しょうがないヤツだなー』ナデナデ

ミク『……』ゴロゴロ

P『ほら、ゴハンだぞー』

ミク『……』プイッ

P『ん……? 今日はご機嫌斜めか?』

P『カリカリじゃダメかー』

P『はぁ、しょうがないな』ゴソゴソ

 パカッ

ミク『っ!!』ピクンッ

P『こっちならどうだー?』

ミク『にゃ~ぅ♪』スリスリ

P『現金なヤツめ』

P『またネコ缶買っておかないとな……』

P『ごちそうさまでした、と』

ミク『~~♪』ノソノソ

P『おぉい、早速脚の上に乗るのか』

ミク『ふにゃ~♪』

P『……動けねぇ』

ミク『……』ヌクヌク

P『しょうがないか……』ナデナデ

ミク『……』ゴロゴロ

――――――
―――

P「あれ? 思いの外平和だ……」

みく「失礼にゃ! みくのことなんだと思ってるにゃ!?」

P「カワイイ猫アイドル?」

みく「なっ……にゃっ!?」

みく「――さらっとそんなこと言うのは卑怯にゃ~~っ!!」


前川みく編 終わり

一応猫なので、カタカナ表記にして差別化しました

雑談スレ見ながらリアルに震えちゃった……

イヴ・サンタクロース「例えば、プロデューサーがプロデューサーじゃなかったとしたら――」
http://i.imgur.com/8A35eej.jpg

P「ふぇ?」

イヴ「私はあの夜、拾われてなかったんですよねぇ」

P「うーん、出会ってればそんなことはないと思うけど……」

イヴ「ホントですかぁ~♪ うれしいです~」

P「出会ってれば……」

P(いやどうだろう?)

P(素っ裸で段ボールにくるまってる女の子に、普通は関わり合いになりたくないんじゃないだろうか……)

P「俺がプロデューサーじゃなかったら、イヴは普通のサンタクロースだったのかな?」

イヴ「どうでしょうね~? プレゼント全部盗られちゃいましたし……」

―――
――――――

イヴ『あのぉ……』

P『あぁ、目が覚めた? 風邪ひいてない?』

イヴ『あ、それは大丈夫です~。こう見えて頑丈なので~』

P『それは良かった』

イヴ『昨日は泊めて頂いてありがとうございました~』

P『うんまぁ……俺も一回逃げちゃったから……』

P『それにしても……君がサンタクロースとはね』

イヴ『はいっ!』

P『……これからどうするかねぇ?』

イヴ『プレゼント全部盗られちゃいました……』

イヴ『このままじゃ、国に帰ることもで来ませんっ!』

イヴ『――ブリッツェンも見つかりませんし……』

P『トナカイ、だっけ』

イヴ『はい~』

イヴ『なので、しばらくはこの辺りで仕事をしてプレゼントを買うお金を貯めたいと思うんですけど……』

P『ふぅん……』

イヴ『その、ですね……』

P『ん?』

イヴ『あの、ここに住まわせて頂くわけにはいかないでしょうかぁ?』

P『』

P『……まぁ、アパートを借りるにしてもお金かかるしなぁ――』

P『乗りかかった船、だよなぁ』

 1ヶ月後

 チャリーン

イヴ『うぅっ……ぜんぜん足りない……』ウルウル

P『……』

イヴ『ど、どうしましょう~』オロオロ

P『あ~、イヴさんや』

イヴ『はい~?』グスッ

P『これ、使って』スッ

イヴ『え……? こ、こんなに!?』

P『この1ヶ月、イヴさんが必死に働いてたのは知ってるしね』

P『その努力報われても良いんじゃないかな……』

イヴ『Pさん……』

P『それに、サンタクロースを待ってる子供達も居るんでしょ?』

イヴ『は、はいっ! このお金は必ず返しますからぁ!』

>>350
訂正

× P『その努力報われても良いんじゃないかな……』
○ P『その努力は報われても良いんじゃないかな?』


アカン眠い

P『そうだよなぁ……』

P『プレゼント、うちに置くしかないよなぁ』

P『ギリギリ1人寝るスペースしか残ってないぞ』

P『しかも、どうやって運ぶんだ、これ……』

イヴ『Pさぁ~ん!』

P『あ、どうかした?』

イヴ『ブリッツェンが見つかったんです~!』

P『おぉ!?』

ブリッツェン『ブモッ』

イヴ『これでプレゼントを配れますよぉ~♪』

P『良かったね』

イヴ『はいっ♪』

P『そうか……寂しくなるなぁ』

イヴ『どうしてですかぁ~?』

P『だって、ブリッツェンも見つかって、プレゼントも配り終わったら――』

P『イヴさんも国に帰るわけでしょ?』

イヴ『え、私、まだ帰れませんよ?』

P『……へ?』

イヴ『だって、Pさんにお金返さないとじゃないですか~』

P『いや、そんな無理なんてしなくても……』

イヴ『無理なんかじゃありません』

イヴ『サンタクロースに不可能はないんですよぉ♪』

P『……身ぐるみ剥がされたのに?』

イヴ『うっ……ブリッツェン、Pさんが苛めます……』クスン

ブリッツェン『ブモッ』ツンッ

P『いてっ、角で突かないでっ!?』

 1年後

 チャリーン

イヴ『うぅ……今年のプレゼント買ったら、またお金が……』

イヴ『これじゃ、Pさんにお金をお返しできません……』グスッ

P『ま、まぁまぁ、イヴ、落ち着いて。また頑張れば良いんだよ』

イヴ『そ、そうですねっ!』


 更に3年後

 チャリーン

イヴ『こ、今年も……』ガックリ

イヴ『うわぁ~ん! Pさん、ごめんなさぁい~!!』ダキッ

P『ほらほら、サンタクロースが泣いてちゃ、クリスマスが始まらないだろ?』ナデナデ

イヴ『うぅ、ありがとう、Pさん……』

P『……それにさ』

イヴ『?』

P『今年は、俺からイヴにプレゼントがあるんだ』

イヴ『えぇ!? サンタクロースがプレゼントを貰うなんて、そんなぁ!』

P『良いから良いから』

P『……はい、これ』

イヴ『これ、開けても……?』

P『どうぞ』

イヴ『……ゆびわ?』

イヴ『えっ、ええっ?』

P『俺と結婚、してくれませんか?』

イヴ『――はいっ!』

――――――
―――

P「えっ」

P「サンタクロースって結婚出来るの……?」

イヴ「結婚出来なかったら、私、産まれてませんよ~?」

P「Oh……確かに」

イヴ「やっぱりサンタクロースも幸せじゃないと、皆さんを幸せには出来ないですよねぇ~♪」

P「」

イヴ「うふふ~♪」


イヴ・サンタクロース編 終わり

以上、イヴさんでした

まだどこか間違えてるかも知れない……


果たして何処まで行けるんだろう

友達が帰ってから書き溜めてたらこんな時間ですよチクショウ

森久保乃々「アイドル、辞めたいんですけど……」
http://i.imgur.com/YzMDGX4.jpg

P「またか、乃々……」

乃々「ちょっと、間違えました……」

P「……ん?」

乃々「私が、アイドルになってなかったとしたら……」

P「そっちかー」

乃々「むしろ、なりたくなかったんですけど……」

P「なっちゃったものは仕方ないな」

乃々「うぅ……」

P「んー……もし、なってなかったら、乃々は何したかったんだ?」

乃々「お部屋で、少女漫画読んでいたかったんですけど……」

P「ふーん……そう言えば、好きな漫画家さんとか居るのか?」

乃々「はい、何人か……」

―――
――――――

編集『先生ー、お客さん連れてきましたよー』

P『はーい、毎度どうも、編集さん』

編集『ハイ、それじゃよろしくお願いしますね』

P『はいはい、っと』

P『あなたが、森久保、乃々さん?』

乃々『は、はい、もりくぼですけど……』

P『この度は、懸賞の漫画家の仕事場訪問に当選おめでとう』

乃々『ありがとうございます……』

P『それじゃ、簡単にだけど案内するから、上がってね』

アシA『あ、あれっ!? トーンが無いッス!』

アシB『ベタが塗り終わらないんだじぇ……』

P『はい、ここが俺の仕事場です』

乃々『ひっ……』

P『絶賛修羅場中だね』

乃々『あ、あの、大丈夫なんですか……?』

P『うん、俺が今日やらなきゃいけない分はもう済ませてあるからね』

アシA『先生~、なんでトーンがないんでスか~!』

P『トーンの管理は君の担当でしょう? 足りないなら買ってきなさい』

アシA『先生暇そうじゃないでスか!!』

P『なにを言う。今は接客中だ』

乃々『お邪魔してるんですけど……』

P『じゃ、そう言うことで、がんばってねー』

 パタン

\おにー! あくまー!/

乃々『あれで、大丈夫なんですか……?』

P『まぁ、いつもの光景だしね』

P『さすがに普段は多少手を貸すけど、こっちも仕事だしね』

乃々『ごめんなさい……』

P『良いから良いから、はい、深呼吸』

乃々『えっ……すぅー、はぁー』

P『はい、少しはリラックス出来たかな~?』

乃々『少しだけですけど……』

P『上出来上出来。さて、何かやりたいことはあるかな?』

乃々『えと、単行本にサイン欲しいんですけど』スッ

P『あれ、そんなんで良いの?』サラサラ

乃々『先生が男の人だとは思ってなかったんですけど……』

P『あはは、ペンネームはどっちともとれる名前だしねぇ……はい』

乃々『ありがとうございます……』

P『そうだ、もし良かったら、漫画の仕事とか体験してみるかい?』

乃々『絵とか、むーりぃー……』

P『ありゃ、そうかぁ……じゃあ、ベタだけでもやってみるかい?』

乃々『ベタって、あの、黒いところ……?』

P『そうそう』

乃々『じゃ、じゃあ、それだけなら……』

P『よし、じゃあちょっと待ってて』

 カタッ パサ サラサラ

乃々『描くの、速いんですけど……』

P『うん、他の人と比べても、俺は速いらしいんだよね……――こんなもんかな』

乃々『……? このキャラ……』

P『俺なりに描いた、乃々さんだよ』

乃々『……嬉しいんですけど』

P『じゃ、塗ってみようか』

乃々『えっと……』オロオロ

P『落ち着いて』

P『この×印が描いてある所の、線の中を塗れば大丈夫だから』

乃々『……こんな感じ、ですか?』

P『良いね、そんな感じで』

乃々『――』ヌリヌリ

P『うんうん、上手い上手い』

乃々『――♪』ヌリヌリ

乃々『で、出来た……』

P『凄いね、初めてでホワイト要らずとは』

乃々『あはは……』

P『……うん、良い笑顔だ』ニコッ

乃々『っ』カアッ

P『しかしこのまま帰すには惜しいね……』

乃々『えっ』

P『いっそのこと、今日の仕事手伝っていかないかな!』

乃々『……むーりぃー』

P『アシBーっ! 助っ人が出来たぞー!!』ズルズル

乃々『いーやーあー』

――――――
―――

友情出演・アシスタンツ
荒木比奈
http://i.imgur.com/ZOVSAPX.jpg

大西由里子
http://i.imgur.com/dF2b1pc.jpg

乃々「あの……帰っても良いですか……」

P「良いよ」

乃々「そうですか、ダメで……えっ」

P「今日はもう、仕事もレッスンも入ってないし」

乃々「じゃあ、アイドルやめ――」

P「そっちは無理」


森久保乃々編 終わり

さすがにポエム作りに焦点を当てるのは無理でした


話は少し逸れるけど、姉御と早苗さんの妄想を流用してSS書いたら面白いかもと思い始めてしまったうごごご

乃々編のPはあくまで少女漫画家でBL作家じゃないですよ、と

書き溜めてる間に昼寝したら寝過ぎますた

新田美波「例えば……例えば私がアイドルになってなかったとしたら」
http://i.imgur.com/obFNun2.jpg

P「うん」

美波「私は普通の大学生ですよね?」

P「そうかな?」

美波「……え?」

P「美波は凄いからな、アイドルじゃなかったとしても普通ではなかったかもな」

美波「そ、そうでしょうか……なんだか、恥ずかしいです」

P(色気が……とは言えない)

美波「……こほん、話を戻します」

P「お、おぅ……」

美波「大学生ですし、電車で通学するわけですよ」

P「うんうん」

美波「その、昔から……よく遭うんですよ」モジモジ

P「ふんふ――ん?」

P「遭うって、何に?」

美波「その……」カァッ

―――
――――――

 カタタン カタタン

美波『~~♪』

 サワッ

美波『っ!?』ビクッ

 サワッ サワッ

美波《や、やだ……また……》

 スッ

美波《離れた……?》

 サワサワッ

美波『っ……』

 ガシッ

P『おい、何やってるんだ!』

痴漢『っ!?』

P『お前、痴漢やってたな!?』

 ザワッ

『やだ、痴漢?』

痴漢『くっ、クソッ』ダダッ

『逃げたぞ!』

『捕まえろ!!』

P『大丈夫ですか?』

美波『はぁ、はぁ……だ、大丈夫です。ありがとうございます』ニコリ

P『っ……』ドキン

美波『あの、お礼、と言っては何ですが、お食事を奢らせてください』

P『いや、そんな……』

美波『お願いします、何か、お礼がしたいんです』キュッ

P『っ、わ、わかりました! わかりましたから!』

美波『良かった……』

P『……?』

 夜

美波『本当にファミレスで良いんですか?』

P『ええ、好きなんですよ、ファミレス』

美波『そう、ですか』

美波『もしかして、気を使われてます?』

P『えっ、い、いや、そんなことはないですじょ?』

美波『……ぷっ』

P『すいません、かみまみた』

美波『ふふっ、面白い人なんですね、Pさん』

P『そうかなぁ』

美波『私としては、もうちょっと雰囲気のある場所を考えていたんですけど』

P『だって、高いでしょ?』

美波『そんなこと、気にされていたんですね?』

P『あ……はは、まぁ』

P『ところで――』

美波『はい?』

P『どうして、あんなに必死に、俺にお礼をしたがったんですか?』

美波『ぁ……えっと』

美波『私、昔からよく、痴漢に遭うんです……』

P『……そっか、つらかったね』

美波『……』フルフル

美波『今まで、気付いて、助けてくれた人、居ませんでした』

美波『助けてもらった時、とても嬉しくて、それで……』

P『そっか。俺で良ければ、これからも助けますよ』

美波『えっ……』

P『だから、今度は雰囲気の良いお店で、俺が奢るから、さ』

美波『……はい』ポッ

P『お酒でも飲みながら……』

美波『えっ』

P『えっ』

美波『それは、ダメですかね』

P『』

美波『私、まだ未成年なので』ニコッ

P『ウソ!?』

――――――
―――

P「なぁ美波」

美波「はい?」

P「これからは送迎するから、電車には乗らないでくれ!」

美波「えっ」

美波「それは無茶じゃ――」

P「無茶を押し通すのがプロデューサーだ!」

美波「もう、無茶しちゃダメですってば。めっ♪」


新田美波編 終わり

以上、○クロスさんでした
個人的にセ○ロスさんと伏せるのは間違いだと思うの

痴漢役であつみん出そうとか一瞬思ったり、最終的にP限定で痴漢プレイを求めるとか思い付いたけど自重しますた

あ、忘れてた
新田ちゃんで20人目でした

結構書いたなぁ……

そろそろ体育会系のアイドルにも手を出そうかと考えてたら、ちょっと悩みすぎました

そして内容があらぬ方向に

愛野渚「私がアイドルになってたかったらッ!」
http://i.imgur.com/Nxtotjh.jpg

P「だいぶ分かりやすいのが来たな」

渚「酷ッ、と思ったけど、否定出来ないなァ」

P「今以上に部活に打ち込んでる様子が目に浮かぶよ」

渚「それはもうッ!」

渚「インターハイに向けて猛特訓だよ!」

P「部員も大変だなー」

渚「他人事じゃないよ?」

P「……え?」

渚「へへッ☆」

P「え、どういう……?」

渚「ご指導、よろしくお願いします、監督!!」

P「」

―――
――――――

 ダンッ

部員『あっ!?』

渚『こらーッ!! 今のパス取れなきゃダメでしょ!?』

部員『ハイッ!!』

渚『今のパターン、もう一回行くよッ!』

部員『お願いします!!』

 ダンッダンッ

渚『……』シュッ

 バシィッ

部員『きゃっ!!』ズダンッ

渚『さっきから何やってんのッ!』

部員『くぅっ』

渚『そんなのでインハイ勝ち抜けると思ってるのッ!?』

P『待て! そこまでだ、愛野!!』

渚『ッ――!?』

P『やりすぎだ、愛野』

渚『監督!? でもッ――』

P『大丈夫か?』

部員『……はい』

P『脚、少し捻ったな?』

渚『ッ!?』

部員『いえ、大丈夫ですから……』

P『そうは行くか、もう大会まで時間もないんだ』

P『今日の練習はここまでだ。保健室に連れて行くから、誰か着いてきてくれ』

渚『だったら私がッ』

P『お前は頭を冷やしてろ』

渚『ッ』

 パタン

P『ふぅ……』

渚『監督ッ、あの娘は……?』

P『……ああ、そんなに酷くはなかった』

P『2~3日もすれば回復するだろう』

渚『……』ホッ

P『なぁ、愛野……』

P『何をそんなに焦ってるんだ?』

渚『……』

P『……』

渚『勝ちたいんです……』

渚『今年で最後なんですッ!』

渚『私はッ……優勝したいんですッ!!』

P『そうか……』

P『監督の俺がこんな事を言うのは間違っているかもしれない』

P『だが、あえて言う』

P『仲間を潰してまで勝ち進むことに意味があるのか?』

渚『ッ……それは……』

P『あいつだって、大会には出たいだろう、勝ちたいだろう』

P『だが、今日、あのまま続けていれば、大会に出ることは出来なかった』

渚『……ごめんなさい』

渚『ごめんなさい、ごめんなさい……』

P『分かってくれれば、良いんだ』

渚『いえ……』

P『愛野……?』

渚『罰を……ください』

P『……はぁ、しょうがないヤツだな』

P『ほら、俺の膝の上に腹這いになれ、渚』ポンポン

渚『はッ、はいッ』

P『んー、そうだな、20回、かな』ナデナデ

渚『んッ……』

渚《お、お尻……撫でられて、る……》

P『行くぞ、数えろよ』スッ

 パシーンッ

渚『ひッ!』

P『ちゃんと数えろ!』

渚『いッ、1ッ――』

P『反省してるか!?』

 パシーンッ

渚『2ッ――はいッ、反省していますッ!!』

P『ちゃんと本人にも謝るんだぞ!!』

 パシーンッ

渚『3んッ――はいッ、誤りますッ!!』

 パシーンッ

渚『はッぁッ、よ、4ッ』

 パシーンッ

渚『ひぃんッ――』ビクビクッ

P『どうした!? もうダメか!』

渚『5ぉッ!! まだッもっとッお願いしますッ』

P『よしっ!』

 パシーンッ パシーンッ……

P『これでラストだ!!』

 パシーーンッ

渚『ぁひッ、やッ』ビクビクビクビクッ

P『はぁ……はぁ……』

P『大丈夫か、渚?』

渚『に、に、じゅぅ……』グッタリ

P『よく頑張ったな、痛かったろ?』ナデナデ

渚『あッ、おし、り、なでちゃッ!』ビククッ

渚『やぁッ、まだびん、かんッ、なのォ!』

――――――
―――

P「待て!! これアウト! アウトだから!!」

渚「ね、プロデューサー」

P「な、なんだよ!?」

渚「本当に失敗したらさ、罰、頂戴?」

P「」


愛野渚編 終わり

スポーツ選手にはMが多いってばっちゃが言ってた(嘘
いや、どこかで聞いたことある気はするけど、気のせいかも知れないんですが、
脳裏のどこかに残ってたので


ネタがないと若干愚痴っぽい事書いてたら、少し沸いてきたわーい
ま、明日以降に

>>416
訂正
× 渚『3んッ――はいッ、誤りますッ!!』
○ 渚『3んッ――はいッ、謝りますッ!!』

>>410
>愛野渚「私がアイドルになってたかったらッ!」
なってたかったら?

>>423
おぉ……マジだ

>>410
訂正

× 愛野渚「私がアイドルになってたかったらッ!」
○ 愛野渚「私がアイドルになってなかったらッ!」

手書きか、って言うようなミスだな、何やってたんだ
そしてsageたままだったから、一回age

春菜「まぁまぁ皆さん、とりあえず眼鏡をどうぞ」

※今日ははるにゃんは出ません

伊集院惠「私がアイドルになってなかったら……」
http://i.imgur.com/He7qQg9.jpg

P「ふむ」

惠「大学に行って、バイトして、たまに1人で旅行に行って――」

惠「そんな感じかしら?」

P「はぁ、良いなぁ旅行」

惠「あら、仕事であちこち行ってるのに」

P「仕事だからなー、旅行って感じじゃないよ」

惠「プロデューサーと一緒に行くといつもせわしないものね」

P「のんびり行きたいけど、日帰りしか出来ないしなぁ」

惠「だったら――」

―――
――――――

 ガラッ

P『いらっしゃい!』

惠『こんばんは。1人なんだけど、良いかしら?』

P『どうぞ』

P『お姉さん見ない顔だね。旅行かい?』

惠『まあね』

P『なるほどね、どおりでこの辺りじゃそう見ない美人だと思った』

惠『あら、上手いわね』

P『美味い不味いは、料理食べてから言ってね、と。ハイお通し』

惠『ずいぶん早いわね、まだ何も頼んでないけど』

P『お客さんは逃がせないからね』

惠『ずいぶん強引、ね……』

客『おいおい、Pちゃん、ナンパしてねーでこっちの料理作ってくれや』

P『へーい』

P『で、お姉さん何頼むんだい?』

惠『そうね、地のものでお勧めあるかしら』

P『地のもの、ねぇ?』

惠『旅先では一つくらい、その土地で取れたものを食べることにしてるの』

惠『別にB級グルメ的なものじゃなくても、普通の料理でも良いわよ?』

客『アレで良いんじゃねぇか?』

P『アレ? あー、地のものって言えば地のものだな』

P『お姉さん、モツは大丈夫かい?』

惠『問題ないわ』

P『了解。あと飲み物は?』

惠『……地酒、あるかしら?』

P『……あるよぉ』

惠『ふふっ、それ、あのドラマのマネ?』

P『へへ、わかったかい?』

P『はい、おまちどおさま』

惠『……モツ煮?』

P『うちの自慢の逸品だ』

惠『ふぅん……』モグ

惠『あら、美味しい』

P『だろ?』

惠『この辺、豚が有名なの?』

P『あぁ、全国的までは行かないけど、ブランド豚が居るよ。これはそのモツ使ってんの』

惠『――そんなこと聞いたら、お肉も食べたくなっちゃうわね』

P『よしきたっ』

惠『……』チビ

惠『お酒も飲みやすくていいわね』

P『お姉さーん、閉店だよー?』

惠『う、ん……』スヤ

P『ダメだなこりゃ……』

客『だいぶ飲んでたからなぁ』

P『おっちゃん、飲ませすぎだっつーの』

客『良い飲みっぷりだったもんだから、ついなぁ』

P『しかし、参ったな』

客『Pちゃんのとこに泊めてやりゃ良いだろ』

P『そんなわけに行かないでしょ』

客『って言ったって、宿も分からないんじゃなぁ……』

P『……しょうがないか』

 チュン チュン

惠『……』モゾ

惠『うぅ……頭いたぁ……』ボー

惠『……あら?』

惠『どこ、ここ……』キョロ


P『すぅ……すぅ……』


惠『っ!?』ビクッ

惠《この人、昨日の……》

惠『え、あれ……――えっ?』

P『ん……ふあぁぁぁ』ガバッ

惠『』ビクッ

P『んー……あ、お姉さん起きた?』

惠『あの、私……』

P『お姉さん、お店で寝ちゃったんだよ』

惠『あ……ごめんなさい』

P『いやまぁ、文句はいっぱい飲ませたおっちゃんに言っておいたから』

惠『……』

P『あー、宿とってたなら送るけど?』

惠『いえ、良いわ』

P『あらそ……』

P『じゃあ、シャワーでも浴びるかい?』

P『昨日は着の身着のまま寝かせちまったし』

惠『ぁ……』

惠《そうか……っと、流石に服もグチャグチャね》

惠『じゃあ、借りようかしら』

P『じゃあ、そっちが風呂場だから』

惠『……ねぇ、一緒に、どう?』

P『――へ?』

P『い、いい、良いの!?』

惠『ぷっ……』

P『……?』

惠『冗談、よ』

P『は、はは、ですよねー』

 ザー

惠『うん……なんともない、みたいね』


惠『シャワー、ありがとう』

P『あぁ、軽くだけど朝食作っておいたよ』

惠『あら、そんな、悪いわ』

P『もう作っちゃったしさ』

惠『そう……じゃあ、いただこうかしら』

P『ほいほい、どうぞ』

惠『お粥なの……』モグモグ

惠『……あぁ、美味しい。胃が落ち着くわ』

P『だいぶ飲んでたからね』

P『そう言えば、こっちには観光で?』

惠『観光と言えば観光、かな』

惠『綺麗な景色が見たいだけなんだけど、特にどこと決めてはいないの』

P『へぇ……』

惠『ふふっ』

P『どうかした?』

惠『ううん、下手な宿に泊まるより、よっぽど素敵な朝な気がして、ね』

P『そうかな?』

惠『そう言えば、昨日の代金も払ってないわね、宿代も含めて請求してちょうだい?』

P『あぁ……イヤ、宿代は……』

惠『払った方が、私の気持ちも落ち着くの。変な後腐れもないし――ね』

P『……うーん、じゃあ、今日一日、付き合ってくれないかな?』

惠『え?』

P『今日は店休みだし、俺も適当にブラブラしたい気分なんだ』

P『それで宿代はチャラって事で、どう?』

惠『なんか、話がおかしい気がするけど……』

P『ダメかぁ……』シュン

惠『でも、良いわ。貴方のことは信用出来るみたいだし』

惠『私が、付き合ってあげる』

――――――
―――

惠「こんな休日はどうかしら」

P「俺、料理出来ないんだけど、なんで料理してるの……」

惠「まぁ良いじゃない。適当なんだし」

P「適当かい」

惠「じゃあ、そう言う訳だから」

P「ん?」

惠「次の休みは、付き合ってあげる」


伊集院惠編 終わり

唐突に珍しい人が書きたくなったので伊集院さんです
ちなみに大学生設定は公式では今のところ無いはず

一人旅の一言から広げたらこうなったんだけど、正直、楓さんにも使えるシチュだと途中で思った

安斎都「例えば、私がアイドルでなかったならば――」
http://i.imgur.com/eo228tj.jpg

P「……」

都「名探偵の誕生ですね!!」

P「あ、はい」

都「おやおや~? いつもと様子が違いますねぇ、プロデューサーさん」

都「なにか悩み事ですか?」

P「いや、悩みって程の事じゃないよ」

都「そうですか? 何かあれば私に言ってください! 何でも解決しちゃいますよ!」

P「おう」

都「名探偵の手に掛かれば、こんな事件だって解決です!!」

P(あ、冷やしタヌキ食いてぇ)

―――
――――――

 ヒュゴォォォォォ……

都『すっごい吹雪ですねぇ』

P『そうだなぁ……』ズズッ

東郷あい『お二人とも、コーヒーのお代わりはどうかな?』
http://i.imgur.com/hpXEfQ6.jpg

都『私は……これ以上飲むと眠れなくなりそうなので遠慮しておきます』

P『俺はいただこうかな』

あい『はい、どうぞ』

P『ありがとうございます』

P『しかし、メイドさんが居るペンションというのも、乙なものですね』

都『Pさん、最初は結構引いてたクセに……』

P『いや、普通驚くって』

P『まさかペンションのオーナーさんとは思いませんでした』

あい『おや、私はオーナーではないよ?』

P『あれ? そうなんですか?』

あい『訳あって、管理しているだけでね』

あい『本業はメイドの方なんだ』

都『それはそれで凄いですね!』

P『しかしメイドさんが何でまた』

あい『ここの持ち主が私の雇い主でね』

あい『本来は別荘なんだが、管理のついでにペンションとして客を取れば、管理費も浮くだろうと言うことらしい』

P『豪気なのか、みみっちいのか……』

都『ちょっとPさん?』

P『あ、これは失言でしたね』

あい『ハハ、構わないよ』

あい『ただまぁ、今はその雇い主のご令嬢も滞在されているので、あまり大きな声で言わない方が良いかな』

都『ご令嬢、って、一緒に夕飯を食べた方ですか?』

P『ん? あー、あの小さな……』

あい『そうだね』

都『そう言えば、夕飯のあと、見かけませんね』

あい『部屋にいらっしゃると思うよ』

あい『お嬢様はここがいたくお気に入りのようでね』

あい『たまに静養に来るんだ』


 ガターンッ!!


都『』ビクッ

P『今のは!?』

あい『多分だけど、お嬢様の部屋だ!』

 ガチャガチャ

P『くっ、鍵が!』

あい『マスターキーを取ってくるよ!』

P『いえ、一刻を争う自体かも知れない!』

都『Pさん!』

P『ああ、分かってる!』

P・都『せーのっ!!』ドゴォッ

あい『お嬢様!』

白坂小梅『』
http://i.imgur.com/suUuRAi.jpg

あい『そんな、お嬢様!?』

P『入らないで!!』

あい『!?』

都『現場を荒らさないでください』

あい『……現場?』

都『吹雪の夜、ペンション、密室……舞台は整いました』

都『これは密室殺人ですね!!』

都『犯人はこの中にいます!』

あい『な、なんだって!?』

P『勝手に殺すんじゃない』ペシッ

都『』

P『どうやら無事なようです』

あい『本当かい?』

P『ただ、気絶しているようです』

都『口元の血は!?』

P『ケチャップだな』

都『そうでしたか、失礼しました』

あい『君たちは、一体……』

P『失礼、俺は刑事なんです』

あい『刑事さん……と言うことは……』

P『あ、コイツは違いますよ』

都『私は高校生探偵、安斎都です!!』

あい『そうか刑事さんにしては小さいと思ったが、高校生……探偵?』

都『はい! この事件は私が解決します!』

あい『いや、事件って……』

P『まぁ一応、けが人もいますし』

P『どうやら頭を打って意識を失ったようですね。たんこぶが出来てます』

P『念のため、別の部屋で看ていてあげてください』

あい『ああ、了解した』

都『ふむふむ……』

都『大量のDVD……内容は、うひっ……ホラー、スプラッタばっかり』

都『好きなんだねー』

都『床には散らばったトルティアチップスとケチャップ』

都『……これが口元のケチャップの正体かな』

都『他にはマグカップ、と、飛び散ったその中身』

都『うーん……』

都『あれ、デッキにDVDが入ったままのようですね』

都『さっきのDVDの中の一つかと思うと、あまり観たくないけど』ピッ

都『……おやおや、なるほど』ピッ

都『えっと、後は――』

P『おい、あまり勝手に漁るなよ』

都『あ、Pさん、遅いですよ! 私の助手なんですから!』

P『助手じゃねーよ』

P『それで、何か分かったか?』

都『そうねですね、ちょっとピースが足りないような……』

P『ピース、ね』

P『まぁ椅子にでも座って――』

都『……?』

P『どうした?』

都『Pさん、椅子の背もたれに着いたコレ、なんだと思います?』

P『うん? 糸くず、か?』

都『なるほど――見えてきましたよ!』

あい『それで、何か分かったかな?』

都『一つ確認したいことがあります』

都『お嬢様はあまり運動されない方ですか?』

あい『そうだね、身体を動かすのはそれほど得意じゃないようだよ』

都『分かりました、ありがとうございます』

都『それでは、この部屋で何が起きたのか――説明しましょう』


都『まず、お嬢様はあるDVDを観ていました』ピッ

P『これは……カー○ィーダンス?』

都『意図は分かりませんが、恐らくこれを観てダンスをしていたのでしょう』

都『まさかダイエットと言うことはないと思いますので、純粋に運動として、ですかね』

都『そして私たちが踏み込んだ時には、DVDは停止していました』

あい『それが?』

都『お嬢様は、DVDを交換、あるいは取り出す為にデッキに向かいます』スタスタ

都『ところが、その時に思いがけないことが起きました』

都『お嬢様はずいぶん袖の長い服を着ていましたね?』

あい『そうだね』

都『それが、椅子の背もたれに引っかかってしましました』ガシッ

都『ですがお嬢様の身体はデッキへと向かっている』

都『そうするとどうなるか……突然後ろに手を引っ張られたような形になりますね』

都『すると、脚を軸に身体が回転してしまいます』クルリ

都『この時、もう片方の袖が、マグカップを払い落とし――』ブン

都『お嬢様は転倒します』

都『きっと、ダンスを踊った後で疲れていたことでしょうから、踏ん張ることも出来なかったでしょうね』

都『頭のこぶは、運悪く払い落としたマグカップにぶつかった痕でしょう』

都『これが、この部屋で起きたことです』

あい『つまり――』

都『はい、これは不幸な偶然が重なった――事故です』

P『なるほど、さすが都だな』ナデナデ

都『あ、ちょっと、撫でないでください!』

P『ところで、このダンスってそんな疲れるのか?』

都『あ、なめてますね!』

都『結構疲れるんですよ、これ!』

P『ふむ、つまり都はこれ、踊ったことがあるんだな?』

都『』

P『なに? ダイエットなの?』

都『』

――――――
―――

都「どうです、私の名推理!!」

P「あのさ」

都「はい、悩み事を打ち明けてくれますか!?」

P「小梅、じゃなかった、お嬢様が目を覚ましてから聞けば良いんじゃないか?」

都「えっ」

P「えっ」


安斎都編 終わり

都のネタを練ってたら新SRが来ました
舞台と探偵都と刑事P、小梅が気絶まで考えて後1人で悩んでた所だったので、背景にいたあいさんに決定しました
早苗さんまでは出せなかったよ……

推理部分こんなんでわかるかなー

なぜこんなにスラスラと推理出来たか

それは都の妄想だからです

喜多見柚「もしもアタシがアイドルじゃなかったら!」
http://i.imgur.com/3EUkIM7.jpg

P「柚は、部活でもやってたかな?」

柚「どうかな? バドミントンは好きだけど、部活やるほど本気って訳じゃないしなー」

P「あれ、そうなのか?」

柚「スポ根タイプじゃないからねー、アタシ」

柚「楽しくやれないなら、やらないと思うよ」

P「なるほどな」

柚「でも――」

P「ん?」

柚「例えばちょっと強引に誘われたら、部活入っちゃうかもね!」

P「えー、良いのかそれで?」

柚「もちろん誰からでも良いって訳じゃないよー♪」

柚「ねっ、P先輩?」

P「俺若返った!?」

―――
――――――

柚『いよいよ大会だね、先輩』

P『1年でいきなり大会に出させて、悪いな』

柚『ここまで来ちゃったんだし、もう良いって!』

P『よし、行くか!』

柚『うん!』


 シュンッ

P『喜多見! 頼む!』

柚『はい!』パシィン!


 ヒュンッ

柚『先輩!』

P『おうっ!!』シュパンッ!

柚『いやぁ~、勝ったね!』スッ

P『おう、喜多見のおかげだ』スッ

 パァーン!

P『念願の1勝だ』

柚『去年までは一回戦敗退でしたっけ?』

P『ホント、ぜんぜん勝てなかったよ』

柚『大会で勝つって気持ちいーね!』

P『まったくだ』

P『ホント、あの時、喜多見に声を掛けて良かった』

柚『先輩強引だったもんねー』

P『いや、なんかゴメン』

柚『えへへっ、でもさっ』

P『うん?』

柚『最初は、とりあえず入部だけしてサボっちゃおうかなーなんて思ってたんだよ?』

P『え、マジで……?』

柚『でも、先輩とバドミントンするの楽しくって』

柚『気付いたら先輩とダブルス組んで、大会まで出ちゃってさっ』

柚『人生って何が起きるか分からないね!』

P『そんな大層なものか?』

柚『部活がこんなに楽しいって思えたのは、先輩のおかげだよ?』

P『そうなのか?』

柚『元々バドミントンは好きだったけど、こんなに本気になったのは初めてだよ!』

柚『先輩と一緒なら、ちょっとくらい辛くても楽しいって言うか?』

P『そっか、そう言って貰えると俺も嬉しいな』

P『うちの連中がもうちょっと強かったら、喜多見に無理させなくても良いんだけどな』

柚『むぅー』プクー

P『……ん、どうした?』

柚『先輩、柚の話聞いてた?』

P『え、おう』

柚『改めて言うからねっ』

P『うん』

柚『アタシは、P先輩と言うパートナーに巡り会えて幸せだよ!』

P『あ、ありがとう……?』

柚『……ぷっ、何それー?』

P『イヤ、ゴメン、どう答えていいか分からなくて……』

柚『しょうがないなぁ先輩は』

P『え、なんで攻められてるの、俺?』

柚『これからもよろしく、先輩♪』

――――――
―――

P「青春……かなぁ?」

柚「青春でしょー♪」

P「まぁ、楽しそうだからいいか」

柚「高校の大会で男女混合ダブルス無いんだけどねっ」

P「無いんかい!」

柚「てへっ♪」

柚「……ね、プロデューサー?」

P「ん?」

柚「これからもパートナーとして、よろしく~♪」


喜多見柚編 終わり

と言う訳で柚でした

意外とアイドル以外の情報が少なくて悩みました(粉ミカン

ゆずこかわいいなぁ
>>482は攻められてるじゃなくて責められてるじゃない? ある意味攻められてるけれども

神谷奈緒「な、なぁ……」
http://i.imgur.com/3rxAa0o.jpg

P「うん、奈緒か。どうかしたのか?」

奈緒「えっと、その、あの……」

P「なんだ、乃々のマネか?」

奈緒「ちっ、ちげーよ!!」

P「お、おう……」

奈緒「凛とか加蓮から、何か変な話聞かなかったか?」

P「あー、そっちの話か」

奈緒「アタシも考えてみたんだけど、聞いてくれるか?」

P「……そうだな、気になるし」

―――
――――――

P『ククク、さあ、決着を付けようか、シルフィード・ナオ』

奈緒『Pさん! もうやめてよ!』

P『フン、お前の言うPはもう居ない……』

P『ここにいるのは、ドラグネル・Pだ!』

奈緒『クッ――だったら、アタシがPさんの正気を取り戻す!!』

P『無駄なあがきを!!』

 ブワッ

奈緒『うぁっ!?』

 ズガーンッ

奈緒『ぐっ……つぅ……』

※リン&カレンは妖精的な何かです

リン『まずいよ、奈緒。今の力じゃ、あいつに敵わない』
http://i.imgur.com/4FxjsuT.jpg

カレン『私達の力を使って! きっと何とかなるから!』
http://i.imgur.com/sDREvD6.jpg

リン『そうだね、それしか方法が……』

奈緒『リン、カレン……分かった、アタシに力を貸して!』

リン『良いんだね、カレン』

カレン『これしか方法がないんじゃ、しょうがないでしょ?』

奈緒『行くよ、2人とも!』

 ザァッ

P『ほう、まだ立つか』

奈緒『Pさんは返してもらうまで、諦めないよ!!』

奈緒『2人とも、頼む、アタシに力を!!』

 キラキラキラ

リン『奈緒、必ず勝って』

カレン『Pさんと幸せになんなよ』

奈緒『って、うぉい! ななななななに言って――』

 カッ

P『ヌゥ!?』

奈緒『これは……』

リン《パワーアップしたんだよ》

奈緒『リン?』

カレン《今の奈緒は、シルフィード改め、シャイニング・ナオ》

リン・カレン《さぁ、行って!!》

奈緒『行くぞ、ドラグネル・P!!』

P『かかってこいやぁー!!』

奈緒『シャイニングアロー!!』

P『そんなもの!!』

P『グッ、この力は……ぬぅ!?』

 カッ

P『ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!』

 ドーンッ


奈緒『はぁ、はぁ……』

奈緒『あっ!? Pさん! Pさんは!?』

P『』

P『――んっ』

奈緒『Pさん!!』

P『……奈緒、か?』

奈緒『あぁ、そうだよ』

P『すまん、助けられたみたいだな』

奈緒『ううん……』

P『奈緒……』

奈緒『ん……?』

P『愛してる』

奈緒『なっ!? ……あ、アタシも……その――』

P『ん?』

――――――
―――

P「待て待て待て待て!」

奈緒「な、なんだよ!」

P「奈緒は、なに? アイドルになってなかったら魔法少女的なものになりたかったの?」

P「千佳みたいに」

奈緒「えっ」

P「えっ」

奈緒「だって、妄想を話すんだろ?」

P「いや、俺も細かいことが分からないんだが」

P「みんなはあくまで、『アイドルになってなかったら』って話だったぞ」

奈緒「えっ」


横山千佳
http://i.imgur.com/hWC72xk.jpg

P「そもそも、なんだってみんなこんな事を……」

奈緒「……」ボッ

P「奈緒?」

奈緒「忘れろ忘れろ忘れろ、わすれろぉ!!」ボフボフボフボフッ

P「分かった、忘れるから!!」

P(クッションで必死に殴ってくる奈緒、かわいい)


神谷奈緒編 終わり

いやー、今回のは書いてて背中がかゆかった
途中でギャグに逃げかけました
加蓮辺りを書いてた頃には軽く構想はしてたんだけど……

あ、それぞれの名前はやっつけで決めました

なんとなくNGシーン(ギャグバージョン)

奈緒『死ね!』

P『えっ』

奈緒『ひっさーつっ!』

P『あの、俺死んじゃうとPも死ぬんだけど……』

奈緒『スーパーウルトラエクストリーム――』

P『技名なげーな!!』


おそまつ

>>492
忘れてました、正解です
昨日始める前に訂正しようと思ったのに

>>482
× P『え、なんで攻められてるの、俺?』
○ P『え、なんで責められてるの、俺?』

日野茜「私がアイドルになってないとすると!!」
http://i.imgur.com/dKBGQFo.jpg

P「相変わらずだな……」キーン

茜「やっぱりラグビー観戦ですねっ!」

P「……正直、今とあんまり変わらない気がするんだが」

茜「行ける時は行ってますけど、仕事してるとなかなか行けないんですよっ!!」

P「そっか、ゴメンな」

茜「それでプロデューサーはラグビー選手なんです!」

P「……はい?」

茜「私の推しメンですっ!!」

P「その言葉そこで使うの!?」

―――
――――――

茜『あの!』

P『ん?』

茜『ももももしかして、P選手ですか!?』

P『ああ、そうだけど?』

茜『やっぱり! 握手してもらっても良いですか!?』

P『うん、それくらいなら』スッ

茜『ありがとうございますっ!!』ギューッ

P『おっ!? 女の子にしては大した力だね』ギュッ

茜『あっ!? ごめんなさい!! P選手が好きすぎて力がっ、って……』

茜『ちち違うんですっ! ってちが、違わないけどあわわわわわわっ!!』

P『ははは、ありがとう』

茜『っ~~~~!! 失礼しますっ!』ダッ

P『あっ』

茜『ボンバ―――――――――っ!!!』ダダダッ


P『面白い子だな』

P『んで、ハンカチ落としていったな……』

P『しゃーない、追いかけるかっ』ドンッ



茜『あー、ビックリした!』

茜『なんであんなこと言っちゃったかな』

茜『思い出すだけで顔が熱い!』ボッ

 ドドドドドド

茜『?』クルッ


P『お――――――いっ!!』

茜『えっ!!!?』

P『やっとっ見付けた!』

茜『……』ダッ

P『って、なんで逃げる!?』

 ドドドドドドドド

 5km地点

P『待ってくれーっ!!』

茜『今は無理です―――っ!!!!』


 10km地点

P『止まれーっ!!』

茜『おぉぉぉぉ―――!!!』


 15km地点

P『そろそろ県境越えちゃうぞっ!!』

茜『来ないでくださ――――いっ!!』


 20km地点

茜『なんでまだ追いかけてくるんですかっ!?』

P『だったら止まってくれーっ!!』

 25km地点

茜『ぜっ……はっ……』ドテッ

P『やっと……止まった……』

茜『なんで……っ!』

P『あー……なんだっけ?』

茜『知りませんよっ!?』

P『あはは、まぁなんだ、これで汗でも――あっ』

茜『あっ!? 私のハンカチ!!』

P『そうだ、これ届けようとしたんだっけ』

茜『……ぷふっ』

P『はは……』

 アハハハハハハハハッ

茜『何やってるんでしょう、私たち』

P『なんだろうね』

P『でもまぁ……』

茜『?』

P『こんなに可愛い子をつかまえられて、ラッキーだったかな』

茜『へっ!?』

P『惚れました! 俺と付き合ってくれ!!』

茜『ハイッ!! ……ハイ?』

茜『えぇぇぇぇぇぇ!? 私と!?!?』

P『ダメ?』

茜『ダメなんてそんなこと!!』

P『ははは、良かった』

茜『うぅぅぅぅ~~~!! 走ってゴールまで行きましょう! Pさん!!!』

P『おう!!』

 ドドドドドドドド

 茜宅

P『お嬢さんを俺にください!』

茜父『茜と結婚したくば、俺を倒していけ!!』

P『はいっ!!』

 ドーンッ

茜父『娘をよろしく、たのむ……』チーン

茜『お父さんありがとうっ!!』


 P宅

P『お袋! 俺結婚するから!!』

P母『何ですって!?』

茜『茜と言います! よろしくお願いします!!』

P母『あら元気な子ね、Pのことお願いね』

 リーンゴーン

『おい、P! 急に結婚するって、無茶言いやがって!』

『いつの間にあんな可愛い子と付き合ってやがったんだ!!』

P『え?』


『ちょっと茜!! 急に集まれって言うから何かと思ったら……』

『あんた結婚って早すぎでしょ!』

『しかもあんなに格好いい人、いつから付き合ってたのよ!!』

茜『え?』


P・茜『今日から!!』

『『早すぎだ――――!!』』

――――――
―――

P「なんだこれ!?」

茜「変ですか!!?」

P「勢いだけじゃねーか!!」


日野茜編 終わり

はい、勢いだけで書き上げました、茜ちんです

茜ちん、部活のマネージャーだったことに今日気付きましたが反映されませんでした

キャラ崩壊というか、言葉遣いが変かも知れませんがご容赦を

奥山沙織「わ、わだずがもしもアイドルになってながったら……」
http://i.imgur.com/vhVGKvG.jpg

P「おう、沙織か」

沙織「きっと、まだ田舎にいんじゃないかと」

P「……そっか」

沙織「夢がなかったら……わだすには東京は合わねーですから」

P「田舎かぁ。田舎の暮らしってのも良いかもなー」

沙織「プロデューサーは、都会の生活に疲れて流れてきた人、です」

P「あ、やっぱり俺出るんだ」

P「って言うか、ちょっとリアリティがありすぎないか、ソレ……」

沙織「行き倒れてるところを、うちのおどが拾って来るんです」

P「人を落とし物みたいに言わないで」

―――
――――――

沙織『Pさーん!』

P『おー、沙織ちゃん、どしたー?』

沙織『おべんとう持って来たから、お昼にさねすか?』

P『おお、もうそんな時間かー。じゃあお昼にするか』

沙織『そんじゃ、どうぞ』

P『うん、ありがと』モグモグ

P『相変わらず美味いなー』

沙織『そ、そうですか……?』

P『もしかして、これ、沙織ちゃんが?』

沙織『はい……』

P『はは、こんな美味い飯が作れるなら、いつでもお嫁に行けるなぁ』

沙織『そ、そんなっ、お嫁なんてっ、わだすっ』ワタワタ

P『あはは』

沙織『Pさん、畑仕事はどうですか?』

P『うん、楽しいよ』

沙織『そですか?』

P『なんて言うのかな』

P『自分たちが食べる物を自分で育てるって言うのも新鮮だから、かな』

P『俺は街生まれの街育ちだから、あまりやったことがなかったから』

P『出来ることなら、ずっとここで暮らしていきたいかな』

沙織『ほほほほんどに!?』

P『えっ? うん、出来るならね』

沙織『出来ない理由があるんですか?』

P『うーん、特にはないかな』

沙織『……』ホッ

P『でも、いつまでも沙織ちゃんの家にやっかいになってるのもね』

沙織『えっ』

P『親父さんも、一応給料としていくらか払ってくれてるけど、さ』

P『結構無理してるんじゃないかな、とかね、色々考えちゃって』

沙織『うちのことなら気にしなぐても!』

P『そうも行かないよ。これでも大人だからさ』

沙織『わだす、Pさんがどこかに行っちゃうの、イヤです』

P『え……』

沙織『あんちゃが居たらこんな感じなのがなって、Pさんが来てからずっと思ってました』

沙織『だから……だからどこにも行がねーでくだせー!』

P『んー、実は、さ』

沙織『はい?』

P『親父さんから、家に入らないかって、言われたんだよね……』

沙織『……はぁ』

P『……』

沙織『……え? え、ぇ、えぇぇぇ!? そっそれってっ!』

P『流石に冗談として流したけど』

沙織『……』ショボン

P『……あー、沙織ちゃんが良ければ、それもありかな、なんて思ってもみたんだけど』

沙織『……ふぇ?』

P『ま、お兄ちゃんじゃ無理だな』

沙織『んなこと無いです!!』

P『え?』

沙織『Pさんなら、わ、わだすも――』

――――――
―――

沙織「こうして、末永く2人は……」ポヤー

P「あ、うん」

P(ここ数人ちょっとぶっ飛んでた分、なんかホッとするんだけど――)

P「俺も毒されてきたなぁ」ボソッ

沙織「わだす、毒ですか!?」

P「あ、毒じゃない、沙織の事じゃないから!!」


奥山沙織編 終わり

なんかイベントの方に奥山さんが来てたので、ぼんやり考えてた奥山さんを書いてみました

ネットで秋田弁調べつつ改めてセリフ見てたら、そんなに訛ってないじゃん、とか思ってしまいました
毒されてます

なので、あまり方言っぽくは変換はしませんでした
父(おど)
兄(あんちゃ)
くらいかな?

>>540
訂正

× 沙織『んなこと無いです!!』
○ 沙織『んなことねーです!!』

放置しようかとも思ったのですが、ここだけ妙に気になったので


ここは煩悩の多いインターネッツですね

川島瑞樹「例えばーぁ、私がアイドルじゃなかったとするでしょーぉ?」キャルーン
http://i.imgur.com/JxnBO4w.jpg

P「……」ポチッ

 ブブーッ

瑞樹「ちょっと!? それCDの時のブザーじゃない! なんで持ってるの!?」

瑞樹「ううん、そりよりもなんで今鳴らしたの!?」

P「いえ、思わず……」

瑞樹「もうっ」プクーッ

P(年甲斐もなく頬をふくらませる瑞樹さん……アリだな)

瑞樹「……まあいいわ。今日は別の話だものね」

P「はいはい。えーっと、瑞樹さんはまだアナウンサーやってますかね?」

瑞樹「そうね、やっぱり他は考えられないわね」

P(わかるわ)

瑞樹「――どうして若干ドヤ顔なのかしら?」

P「気にしないでください」

瑞樹「ふーん……それで、プロデューサーは大学時代の後輩で、今はフリーのジャーナリストって所かしら」

P「わからないわ」

瑞樹「えー、なんでよー?」

P「いや、年齢の差で考えると、大学時代が被るか被らない……か……」

瑞樹「……」ジワッ

P「ごごごごめんなさいっ」

瑞樹「……なーんて、ねっ」ケロリ

P「――今度、ドラマの仕事でもとってきますかね」

―――
――――――

 ピンポーン

瑞樹『はーい、いらっしゃーい!』

P『お招きいただき、ありがとうございます、先輩』

瑞樹『そんな堅苦しい挨拶は良いから、上がって上がって!』

P『はいはい』

P『……それで、急に俺なんか呼び出してどうしたんですか?』

瑞樹『んー? なんか、パーッと飲みたくなっちゃったから』

P『それで俺ですか……だったら先輩の家じゃなくても――』

瑞樹『なに言ってるの! 準備は万端なんだから、ほらほら!!』

P『えーっと、枝豆サラダに刺身唐揚げ串焼き揚げ出し豆腐と厚焼き卵、と』

P『見事な居酒屋メニューで』

瑞樹『ガッツリ飲むつもりで作ったから、食材はまだあるから足りなければまだ作れるけど』

P『どれだけ飲む気ですか』

P『……って、自分で作ったんですか』

瑞樹『そうよ? 意外かしら?』

P『いえ、単純に凄いなと思っただけですよ』

瑞樹『そう?』


瑞樹『それじゃ、かんぱーい!』

P『はい、かんぱい』

瑞樹『勢いがないわね!』

瑞樹『ほら、どんどん飲みなさい!』

P『ガキじゃないんですから、自分のペースで飲みますよ』

瑞樹『むぅー、つっまんないわねぇー』

P《って、もう出来上がってるのか……》

瑞樹『Pくぅ~ん、ツマミ足りてるぅ~?』トローン

P『足りてますよ』

P『って言うかくっつき過ぎです、先輩』

瑞樹『くっついてるのよ』

P『はぁ……で、何かあったんですか?』

瑞樹『気付かれちゃったかぁー』

P『長い付き合いですからね……』

瑞樹『そうねぇ、うーん……』

P『……先輩?』

瑞樹『あーっ!! 思い出すだけでむかつく! あのハゲ親父が!!』ドンッ

P『』ビクッ

P『えっと、ハゲ親父って言うのは?』

瑞樹『うちの部長よ! 報道部長!!』

P『あー、あの人ですか……』

瑞樹『人のこと行き遅れ扱いしやがってぇー!!』

P『……先輩、時間も時間ですから、トーン落として』

瑞樹『聞いてよぉー』クスン

P『はいはい』ポンポン

瑞樹『うぅ……』

P『で、その愚痴を言う相手が、なんで俺なんですか』

瑞樹『だって、もうみんな結婚しちゃってるんだもん』

P《もん、て……》

瑞樹『独り者仲間はもうP君だけよ!』

P『そんな仲間になった記憶はありませんが……』

P『えーっと、つまりはその報道部長を見返したい、と?』

瑞樹『んー、はき出したらちょっとスッキリしたから、良いわ』

瑞樹『って言うか、もう思い出させないで』

P『畏まりました、女王様』

瑞樹『ちょっと! お嬢様の間違いじゃないの!?』

P『これは失礼しました――お姫様』

瑞樹『へっ!?』

P『よっ、と』スッ

瑞樹『や、ちょっと、なにこれ、降ろしてっ』

P『お姫様ですから、お姫様抱っこで良いですよね?』

瑞樹『もうっ、そうやってまた私をからかっ――』

 チュッ

P『さ、寝室に行きますよー』

瑞樹『え、ちょ、P君? ねぇ、冗談よね?』

P『あんなに身体すり寄せてて、今更怖じ気づかないでくださいよ』

P『今夜は、寝かせませんからね』

――――――
―――

瑞樹「ホント、女たらしよね、うちのプロデューサーは」

P「冤罪過ぎる」

瑞樹「はぁ、それ本気で言ってるの?」

P「えっ」

瑞樹「じゃあ今夜飲みに行くから、開けておいてね?」

P「なんで!?」

瑞樹「貴方がどれだけ女たらしなのか――」


 ―― 教えてあげるわ ――


川島瑞樹編 終わり

なんだか荒ぶる川島さんを書きたくなったの

冒頭、CD聞いてない人には分かりづらいネタでゴメンナサイ

あ、しまった


瑞樹『P君は今はフリーなの?』

P『相変わらずフリーでやらせてもらってますよ』

瑞樹『仕事の話じゃなくて、彼女の方よ』

P『あー、そっちもフリーですね』

瑞樹《よしっ……!》グッ


って言うのをどこかに挟み込もうと思ってて忘れました
フリーのジャーナリストとか、この為だけの仕込みだったのに……

速水奏「私がもしもアイドルになってなかったら」
http://i.imgur.com/IzQiH9W.jpg

P「うん」

奏「プロデューサーは従兄がいいな」

P「……奏のか?」

奏「そうだよ」

P「なんでまた」

奏「従兄なら結婚も出来るじゃない?」

P「」

奏「ふふっ♪」

―――
――――――

奏『Pさん、お久しぶり』

P『ん? えっと……』

奏『私、奏だよ』

P『おー、奏ちゃんか! 綺麗になったなぁ』

奏『ふふっ、そう?』

P『ホントホント、彼女だったら自慢出来るくらいだ』

奏『っ……ホントに?』

P『え……うん?』

奏『へー、そうなんだー』

P『え、何? なんか不穏な空気な気が……』

奏『Pさんだって、彼女居るんでしょ? そんなこと言っちゃって良いのかなー?』

P『はぁ? 居ない居ない』

奏『……え? ウソ、居ないの?』

P『居ないよ! そこまで言われると傷付くぞ!?』

奏『だって、ここ何年かお爺ちゃんちに来てもPさんに会えなかったからさ』

P『あぁ……仕事で忙しいだけだよ』

奏『連休中も仕事なの?』

P『サービス業だからね、なかなか休めないよ』

P『いつもは少し時期はずして爺ちゃんちには顔出してるよ』

奏『その時期知ってれば……』

P『ん?』

奏『なんでもない』

奏『それで、今年は居るって事はクビになったとか?』

P『縁起でもないこと言うなよ! 今回はたまたま休めただけ』

奏『そっか、じゃあ次に来ても居ないんだ』

P『うーん、多分ね』

奏『そう言えば、Pさんってどの辺りで仕事してるの?』

P『あれ、知らないのか。東京だよ』

奏『えっ!?』

奏『なんで言ってくれないの!』

P『えー、言う必要あった?』

奏『っ……もう、知らない』

P『そう言えば、東京出た頃に、奏ちゃんちにも行ったんだけどな』

奏『ウソ!?』

P『あの時は叔母さんしか居なかったな』

奏『もう、お母さん、なんで黙ってるかな……』

奏『じゃあ、今度Pさんとこ遊びに行こうかな』

P『はい?』

奏『良いよね?』

P『んー、まぁ構わないけど、家汚いぞ?』

奏『そこはがんばって欲しいなー』

P『くっ、努力します……』

奏『ふふっ、がんばってね』

 チュッ

P『ふぇっ?』

奏『ぁ……しまった、思わず』

P『なにしてんの……』

奏『ふふふっ、良いじゃない、女子高生からのキスなんて』

P『いやいやいや……』

P『誰彼構わずしてるんじゃないだろうな』

奏『してないよ、失礼だなー』

P『そんなこと言ったってな……』

奏『初めてなのに』プクッ

P『ああ、そうなのか……?』

奏『でもこれ、クセになりそ……』ウットリ

P『おいおい、また俺怒られる……あれ?』

奏『ん?』

P『――あ、思い出した』

奏『なに?』

P『初めてじゃないわ、キス』

奏『えー、誰としたのよー』

P『奏ちゃんと』

奏『え……?』

P『あれ、いつ頃だっけな』

P『奏ちゃんが幼稚園行ってた頃か、行く前かな?』

P『一緒に遊んでたら、奏ちゃんが転んじゃって』

奏『ふんふん』

P『で、その時に、ぶちゅっと』

奏『えー、それだけ?』

奏『だったら事故で――』

P『その時に母さんや叔母さんがそれ見て笑ってさ』

P『面白かったから、何度もしちゃった』

奏『』

P『その後、親父に拳骨喰らったんだよなー』

奏『ひ、ひ、人のファーストキスをなんだと思ってるの!!』

P『その時は意味なんて分かってなかったんだって!!』

――――――
―――

P「」

奏「そう言う訳で、キスがクセになっちゃったのはプロデューサーのせいだから」

奏「責任、取ってよね?」

P「妄想の責任まで取れるかぁ!!」


速水奏編 終わり

はい、キス魔さんでした

ちょっと妄想力が枯渇しかけてんよ……


一覧張り出しましょうか

一つ言っておきますが、リクエストは元々受け付けてないですよ
切っ掛けになる事はありますが、書く約束まではできませんから

ここまでの一覧(書いた順)

渋谷凛
荒木比奈
向井拓海
片桐早苗
島村卯月
櫻井桃華
和久井留美
塩見周子
兵藤レナ
本田未央

双葉杏
白坂小梅
北条加蓮
星輝子
(双葉杏)
三船美優
太田優
前川みく
イヴ・サンタクロース
森久保乃々
新田美波

愛野渚
伊集院惠
安斎都
喜多見柚
神谷奈緒
日野茜
奥山沙織
川島瑞樹
速水奏

>>460
だいぶ前のだけど訂正

× P『いえ、一刻を争う自体かも知れない!』
○ P『いえ、一刻を争う事態かも知れない!』

誤字多すぎぃ

安部菜々「例えばナナがアイドルになってなかったら……」
http://i.imgur.com/yEwSqgX.jpg

P「菜々がまだアイドルじゃない……」グスッ

菜々「なななななんでいきなり泣くんですかっ!?」

P「ごめんごめん、ちょっと色々考えちゃって」

菜々「ひどいですよ、プロデューサー!!」

P「それで、菜々さ――菜々がアイドルになってなかったら?」

菜々「なんで今言い直したんですか!?」

P「まぁまぁ」

菜々「むぅ……まあいいです」

菜々「もちろんナナはアイドル目指して頑張ってますよ」

P「だよなー」

菜々「実は、プロデューサーに拾ってもらう前に、一つの計画があったんですよ」

P「ほう?」

菜々「ナナがいたメイドカフェで、ミニFMを開局する計画がありまして」

P「ミニFM?」

菜々「ものっすごい狭い範囲だけに送信するFMラジオですよ」

菜々「ナナはそれのメインパーソナリティーになる予定だったんです」

P「へー、初めて聞いたな」

菜々「うちのメイドカフェは商店街の中にある割と異色なお店だったので、お店やその地区の情報発信が主な目的でしたけど」

菜々「放送時間もかなり短いものでしたしね」

P「なるほど、それでまずは地域密着型アイドルになろうと」

菜々「えへへ、バレちゃいましたね」テヘッ

P(色々考えてたんだなぁ)

P「じゃあ、今頃はそのラジオで喋ってたのかもね」

菜々「あ、プロデューサーはそのラジオのスタッフさんですよ?」

P「あ、やっぱり?」

―――
――――――

菜々『ハイッ! 皆さんおはよーございます!!』

菜々『みんなのアイドル、安部菜々でーす! キャハッ!』

菜々『それでは今日も元気に頑張っていきましょう!』

菜々『まずは――』


P『はい、お疲れ様でした、菜々さん』

菜々『あ、Pさん、さん付けはやめてくださいってばー』

P『あはは、うちの大事なタレントさんですから』

菜々『ナナはタレントじゃなくてアイドルなんです!』

P『おっと、そうでしたね』

菜々『ホントーに分かってるんですかー?』

P『分かってますって』

P『そんな大事なアイドルに、はい、自家製はちみつレモンです』

P『ノドに良いですよ』

菜々『あ! ありがとうございます!』

 ゴクゴク

菜々『ぷはぁー』

P『相変わらず良い飲みっぷりで』

菜々『あぁっ!? みみみ見ちゃダメですよ!!』

P『いや、こんなのでもそんなに美味しそうに飲んで貰えると、嬉しいんですよ』

菜々『ナナは好きですよ?』

P『っ!? ――あっ、ああ、そうですか?』

菜々『あれ? Pさん顔赤いですよ? 風邪ですか?』

P『いえいえ、大丈夫ですからっ』

菜々『そうですか? 無理しちゃダメですからね?』

P『大丈夫ですって! それじゃお互い、本業に励みましょう』

菜々『そうですね。ナナはメイドに、Pさんは八百屋さんに、メルヘンチェンジ! です!』

 夕方

菜々『それでは本日はこの辺で』

菜々『お相手は、私、安部菜々でした!!』


P『お疲れ様でしたー』

菜々『お疲れ様でしたー!』

菜々『1日3回、短い時間でも大変ですねー、ラジオって』

P『イヤでも、日に日に喋りも美味くなってますよ』

菜々『Pさんにそう言って貰えると嬉しいです!!』ニパッ

P『』ズキュンッ

菜々『? Pさん、また顔が……』

P『だ、大丈夫ですっ』

P『あ、は、はい、はちみつレモンです』

菜々『Pさん、誤魔化さないでください。ナナに何か隠してるんですか?』

P『っ――』

菜々『Pさんとナナはパートナーなんですよ? 隠し事はナシでお願いします!』

P『あー、その……』

菜々『なんですか?』

P『最近、菜々さんが、可愛すぎて、ですね……』

菜々『へっ!? ……えっ!?』

P『あ、いや! 元々可愛いんですよ!? って何言ってるんだ俺!!』

菜々『……えへへ』

P『菜々さん?』

菜々『あ、ヤダなー、不意打ちすぎますよ、Pさん……ナナも顔が熱くなってきちゃいました』パタパタ

P『菜々さん……』

――――――
―――

菜々『これからも……ずっと一緒に、パートナーで居てくれますよね?』

P「安部さん、それはどっちの発言ですか?」

菜々「あ! 苗字はやめて! やめてください!!」

P「あはは、まあ冗談はともかく」

菜々(うぅ……目が笑ってない)

P「じゃあ、悪いタイミングでうちに来てもらったのかな?」

菜々「あ、そこは大丈夫です! ナナの替わりにパーソナリティー出来る子はいっぱい居ましたから!」

P「そっか、それは良かった」

菜々「それに、なんだか結構人気が出ちゃったらしくて」

P「うん?」

菜々「店長も色々良い機材を揃えて、結構な距離まで電波が飛ぶようになったらしいんですよ」

菜々「一応その辺の法律なんかもあるらしいんですけど、色々難しいので省きますね」

菜々「最初は半径500mくらいの範囲しか届かなかった電波が、今じゃ倍以上の範囲をカバーしてるらしいんですよ!」

P「そりゃ凄いなぁ」

菜々「ですよね!?」

菜々「それに、今は大学生や高校生の放送部とかも番組持ってるんですよ!!」

P「菜々、もしかして、そのラジオに出たいのか?」

菜々「うっ……でも、特に大きなスポンサーがついてる訳じゃないですし、ギャラとか流石にキツイと思うんです……」

P「ふむ……」

P「あくまで、こっちの仕事優先になるけどさ」

菜々「……え?」

P「菜々の空いた時間を使って出る分には、構わないよ」

菜々「良いんですか?」

P「狭い範囲だけなんだろ? だったら良いよ。俺の権限で許可する」

P「ただし、あくまで菜々のオフの時間を使っての事だし、問題があるようならすぐ止めるからな?」

菜々「ハイ! プロデューサー、ありがとうございます!」

 その後、とあるミニFM局にて「ウサミン星人のぶらりラジオジャック」言う番組が不定期に放送されることとなった。
 これが口コミで広がり、一部マニアに大受けして人気を博したと言う。


安部菜々編 終わり

という訳で、悩みに悩んだウサミンでしたハイ

メイドカフェの立地とかミニFMとかの設定は勝手に作りました

>>591
早速脱字だよもん

×  その後、とあるミニFM局にて「ウサミン星人のぶらりラジオジャック」言う番組が不定期に放送されることとなった。
○  その後、とあるミニFM局にて「ウサミン星人のぶらりラジオジャック」と言う番組が不定期に放送されることとなった。

なんか勢いで書いちゃったので、今日は久々の2本立てです

龍崎薫「せんせぇ!」
http://i.imgur.com/waryKNv.jpg

P「どうしたー、薫?」ナデナデ

薫「えへへ。かおるがアイドルになってなかったらね」

P「oh……とうとう桃華以外の小学生組にまで……」

薫「せんせぇは、かおるのせんせぇね!」

P「ん? それって学校の?」

薫「うん!」

―――
――――――

 ピンポーン

P『……』

 トタトタトタ

 ガチャ

薫『せんせぇ……』

P『お、龍崎、こんばんは。えっと、家の人は?』

薫『せんせぇ、ごめんなさい。お母さん出かけちゃったの』

P『ありゃ、そうなのか。すぐ戻ってくるのかな?』

薫『うん、多分』

P『うーん、今日の家庭訪問は龍崎の家で最後だな』

P『じゃあ少し待たせてもらっても良いかな?』

薫『うん!』

薫『せんせぇ、はい、お茶だよ!』

P『おぉ、ありがとうな、龍崎』

薫『あと、これ!』

P『ん? これは、芋ようかんか?』

薫『お母さんと作ったんだよ!』

P『へぇ、凄いな』

P『龍崎は良いお嫁さんになりそうだなぁ』

薫『ホントッ!?』

P『あぁ、本当だ』

薫『えへへっ!』

P『お母さん、遅いな』

薫『ごめんなさい……』

P『いや、構わないよ』グゥー

P『あ……』

薫『せんせぇ、お腹すいたの?』

P『あ、あぁ、あちこちでお茶貰ったはずなのになぁ』

薫『あ……お茶、もういらなかった?』

P『あ、済まん。そういう意味で言ったんじゃないんだ』

薫『せんせぇ、ごはん食べる?』

P『え……?』

薫『かおるがごはん、作るよ!』

P『え、大丈夫なのか?』

薫『うん!』

薫『えっと、おにぎりとー』

P『なんか手伝えることあるか?』

薫『かおるが作るから、せんせぇは見ててー』

P『ん、そっか。分かった』

 コンコン パカッ シャカシャカシャカ

P『手際良いなー』

薫『いつもお母さんのお手伝いしてるから!』

P『龍崎は偉いな』

薫『……』テレテレ

 カチッ ボッ ジューッ

P『火を使っても大丈夫なのか?』

薫『おとながいない時はダメーって言われてるよ!』

薫『今日はせんせぇがいるからだいじょーぶ!』

薫『はい、せんせぇ!』

P『お、おにぎりと卵焼きか』

薫『せんせぇ、食べて食べて!』

P『それじゃ、頂きます』パンッ

 モグモグ

薫『おいしい?』

P『うん、美味しいぞ?』

薫『かおる、おヨメさんになれる?』

P『ああ、先生が太鼓判押してやる』

薫『やったー!』

薫母『ただいまー!』ドタドタドタ

薫『あ、お母さんだ! おかえりなさー!』

薫母『ゴメンね薫、すっかり遅くなっちゃ……あ』

P『お邪魔しています』ペコリ

薫母『ごめんなさい、先生! ちょっと夕飯のお買い物のつもりがすっかり話し込んじゃって!』

P『いえ、大丈夫ですよ。今日はこちらが最後でしたから』

薫『かおるがせんせぇをおもてなししてたから、だいじょーぶだよ!』

薫母『ありがとー、薫!』ギューッ

P《仲の良い親子で良かったな》

薫『あのね、あのね!』

薫母『どうしたの?』

薫『せんせぇがかおるのこと、おヨメさんにしてくれるって!!』ニパーッ

P『』

薫母『――あらあら~』

P『りゅ、龍崎っ!? 何言って――』

薫母『これはじっくりとお話して頂く必要がありそうですね、先生?』

――――――
―――

薫「かおる、せんせぇの奥さんになる!」

P「薫、それは妄想の話だよな? な!?」

薫「えへへっ!!」


龍崎薫編 終わり

輿水幸子「例えば、ボクがアイドルになってなかったとすると」
http://i.imgur.com/AMnB57n.jpg

P「幸子ねぇ?」

幸子「まぁアイドルになってなくてもボクのカワイさは変わりませんけどね!」

P「あ、うん」

幸子「実際問題としては、ボクは中学生ですね」

P「そうだな」

幸子「プロデューサーさんは、ボクの学校にある図書室の司書ですよ!」

P「司書、ねぇ」

幸子「イヤなんですか?」

P「んー、なんだか暇そうだな、と思って」

幸子「そうですか? うちの学校は結構利用者が居ますけど」

P「良いとこの学校は違うのか……」

幸子「……でも、あまり人が来ない図書室も良いかも知れませんね」ボソッ

―――
――――――

P『……輿水さん?』

幸子『なんですか?』

P『いや、今日もせいが出るな、と思って』

幸子『そんなことを言う為に、ボクの勉強を邪魔したんですか』

P『あ、いや、ゴメン』

幸子『……許してあげます。ボクは優しいですから』

P『うん、ありがとう』

P『あ、邪魔ついでに、はい、お茶』

幸子『……ありがとうございます』

 ズズーッ

幸子『ふぅ……』

P『放課後はいつもここで宿題してるね』

幸子『ここは人があまり来ませんからね、集中するのに丁度良いんですよ』

幸子『たまに邪魔されますが』

P『はは……許してくれたんじゃなかったっけ?』

幸子『許してますよ?』

P『そっか、よかった』

P『輿水さんは貴重な図書室利用者だから、嫌われたらやりきれないよ』

幸子『……』

P『もうちょっと利用者が増えると、やり甲斐も増すんだろうけどなぁ』

幸子『……じゃ………んですか?』

P『え?』

幸子『ボクじゃ不満なんですか!?』

P『い、いや、不満とかそういう事じゃ……』

幸子『ボクは……司書さんと2人きりで居られるこの図書室、好きですよ』

P『……へ?』

幸子『で、ですから……っ』ポロ

P『え、輿水さん……泣いて……?』

幸子『な、泣いてなんて、いません』ゴシゴシ

幸子『ただ、ボクはここにいる時間、幸せでした』

P『……』

幸子『司書さんも同じように感じていてくれたら良いな、なんて……』

幸子『頭ではそんなこと有り得ないって……分かってましたけど……』

幸子『それでも、やっぱり、微塵もそんな風に思われてなかったって、分かったら――』グスッ

P『輿水さん』ギュッ

幸子『っ!?』

P『ごめん』

幸子『な、なんで謝るんですか』

P『俺も――』

幸子『え……』

P『真剣にノートに向き合う輿水さんを眺めながらお茶を飲むのが、毎日楽しみだったよ』

幸子『なっ、何言ってるんですか!? 変態っぽいですよ!!』

P『あー、変態なのかなぁ』

幸子『え、ちょっ――』

 ギューッ

P『だって、こんなに輿水さんが愛おしいんだから』

――――――
―――

幸子「やっぱりボクのカワイさの前では、妄想の中のプロデューサーさんもイチコロですね!」

P「おい」

幸子「何ですか?」

P「勝手に人を変態扱いして言いたいことはそれだけか?」ゴゴゴゴ

幸子「あ、や、まっ」

 スパーンッ

幸子「痛いじゃないですか! って言うか、どこからそのハリセン出したんですか!?」


輿水幸子編 終わり

P先生は誰で出そうかとずっと悩んでいたんですが、やっぱり薫にしました
最初はさっちゃんにしようかとも思っていたのですけどねー

で、先生から司書に変えてさっちゃんも書いちゃえ、と思って勢いで書きました


そろそろダレて来たので、あと数名書いたら締めようかと思います
ネタ的にも流石にきつくなってきましたし

佐久間まゆ「もしも、まゆがプロデューサーさんに会ってなかったら……」
http://i.imgur.com/P5o2Gzj.jpg

P「お、おう……まゆか……」

まゆ「はい、貴方のまゆですよぉ」

P「俺のじゃないよな」

まゆ「もぅ、つれないですよねぇ、プロデューサーさんは」プー

P「それでまゆは、やっぱり読者モデルやってたのか?」

まゆ「そうですねぇ、惰性でやってたかも知れません」

P「そんな、惰性って……」

まゆ「まゆはもう、プロデューサーさんと出会っちゃいましたから……」

まゆ「もう、プロデューサーさんが居ない生活なんて考えられませんからねぇ」

P「うーん、そうかぁ」

まゆ「不満そうですねぇ」

P「読者モデルとしてのまゆのファンだって居たはずだと思うとな」

P「まゆにはそんな風に言って欲しくないな、と思ったんだ」

まゆ「さすが、プロデューサーさんですねぇ」

P「これでもお前達のプロデューサーだしな」

まゆ「でも……まゆだって、仕事を離れればただの女の子、女子高生なんですよ?」

P「ま、まぁ、そうなんだが……」

まゆ「ですから、プロデューサーさんとも、別の形で出会ってれば良いんですよぉ」

P「うん、やっぱりそうなるよねー」

まゆ「はい♪ プロデューサーさんは保険医とか、良いんじゃないかと思います」

―――
――――――

 ガララッ

まゆ『こんにちはぁ』

P『佐久間、また来たのか』

まゆ『はい、来ちゃいましたぁ』

P『ここは憩いの場じゃないんだが』

まゆ『良いじゃないですかぁ、保健室が平和なのは良いことですよぉ』

P『……ま、一理あるな』

まゆ『それじゃコーヒーお入れしますねぇ』

P『別にそんなことしなくて良いんだぞ?』

まゆ『まゆがしたいからしてるんですよぉ』

P『そうなんだろうが、な』

まゆ『どうかしたんですか?』

P『いや、なんでもないんだ』

まゆ『本当ですか?』

P『……はぁ』

P『最近、教員の間である噂があってな』

まゆ『噂?』

P『この学校の保険医が生徒といかがわしい行為を行っている』

まゆ『その生徒って、もしかして……』

P『ま、そうだな』

まゆ『うーん、まゆとしては実際にそんな行為をして欲しいんですけどねぇ』

P『おい』

まゆ『それはともかく、まゆの先生を貶めるような噂を流すなんて、許せません』

まゆ『誰ですかぁ? そんな噂を流してる人は』

P『ま、当事者である俺の耳に届くくらいだからな、もう広がっていて発信源は分からないな』

P『問題は、そんな噂が立って、それが信じられてしまう状況にあると思うんだが?』

まゆ『イヤですよ?』

P『まだ何も言ってないんだけどな』

まゆ『先生はつまり、まゆにもう二度と保健室に近づくなと言ってるんですよね?』

P『……大体そんな感じではあるが、二度と、までは言う気はないぞ』

まゆ『来ても良いんですか?』

P『怪我したり体調が悪いんだったらな』

まゆ『優しいところは相変わらずなんですねぇ』

P『そりゃ、保険医だからさ』

まゆ『あの時、いち早くまゆの元に駆け寄ってくれたのも、保険医だから、ですか?』

P『ま、これでも生徒の健康には気を配ってるつもりだしな』

P『ただ、あの時はたまたまだ』

まゆ『たまたま、ですかぁ』

P『たまたま、佐久間の顔色が悪いのに気が付いた』

P『そして、たまたま見ていた佐久間がふらついた』

P『そして駆けだしてすぐに、佐久間が貧血で倒れた』

P『ただ、それだけだよ』

まゆ『……まゆにとっては、それだけでも十分なんですよ?』

P『ん?』

まゆ『十分、運命なんですよ?』

P『そんな大げさな』

まゆ『そして、まゆは運命は自分の手で切り開くものだと信じてますから』

 ゴソ

まゆ『これ、プレゼントです』

P『それ、ずっとここで編んでた……』

まゆ『はい、マフラーです』

P『いや、もう夏……』

 ファサッ

P『……やけに長いな』

まゆ『まゆも一緒に巻きますから』

まゆ『赤い糸よりも丈夫な、赤いマフラーですよぉ』

P『そ、そう……』ダラダラ

まゆ『ずいぶん汗をかいてますね。今拭いてあげますからねぇ』

P『そりゃ、アレだよ。こ、こんな時期にマフラーなんかしたら、あああ暑いに決まってるだろ?』

まゆ『そうそう、噂については、まゆの方で【処理】しておきますから――』


まゆ『安心してくださいねぇ?』

――――――
―――

P「」ダラダラ

P(あれ、ホントに汗かいてきた?)

まゆ「えっとぉ、こうして、こうして、こう……」

P「ん? あれ? 動けないんだけど、まゆ何かした?」

まゆ「はい、運命の赤いリボンでプロデューサーさんを縛ってみましたぁ」

P「え、ちょ、なんで!?」


佐久間まゆ編 終わり

出来れば今日で終わりにしたかったんですが、無理ですた

ひとまず今日も2人分です

黒川千秋「例えば、私がアイドルになってなかったら」
http://i.imgur.com/B3sH1oS.jpg

P「うん」

千秋「私は大学生ね」

P「そうだね」

千秋「きっと、アルバイトでもしていたんじゃないかしら」

P「うん? ちょっと意外だな」

千秋「そう?」

P「お金に困るように思えないしな」

千秋「……あのね、何もお金が欲しいだけでやる訳ではないのよ?」

P「そうなのか?」

千秋「一つの社会勉強ね。お金を稼ぐと言うことを身をもって経験するという意味もあるけれど」

P「なるほどな」

P「それで、千秋はどんなところでバイトするんだ?」

千秋「そうね、名曲喫茶なんかで働くのに憧れるわ」

P「名曲喫茶?」

千秋「あら、知らない? クラシックを流してくれる喫茶店よ」

P「なるほどね」

千秋「拘っているお店によっては、もの凄い音響装置を置いているところもあるわね」

P「クラシックが流れてればいいってもんでもないのか」

千秋「喫茶よりも音楽に重きを置いている、そんなイメージかしらね」

―――
――――――

千秋『お待たせ致しました、ブレンドです』

P『……』

千秋『ごゆっくりどうぞ』

 ズズッ

P『……』サラサラ

千秋《また始まったわね》

P『……』スッ

千秋《……『相変わらずおいしいよ』、ね》

千秋《『ありがとうございます』、と……なんだか普通になっちゃったわ》スッ

千秋《いつも人が少ない時間に来て、その度にこんな遣り取りをして……変な人》

千秋《それに慣れちゃった私も、変なのかしらね》

P『……』スッ

千秋《……『今日の選曲は、どなたが?』》

千秋《『私ですけど』……何かしら?》スッ

P『……』スッ

千秋《『良い選曲だ。とっても落ち着くよ、ありがとう』》

千秋《ふぅん……こういう曲が好きなのね》

千秋《『気に入って頂けて、何よりです』……うーん》

千秋《『普段は誰の曲を聴くんですか?』》スッ

P『……』スッ

千秋《『割と適当と言うか、気分次第かな』》

千秋《『今日は丁度、今日のようなゆったりした曲が聴きたい気分だったんだ』》

千秋《なるほどね……この際、いつも気になってた事、聞いてみようかしら》

千秋《えーと……『前から気になっていたんですが、なんでこんな方法で会話をするんですか?』、と》スッ

P『……』スッ

千秋《『何となく、話し声で曲の邪魔をしたくないから、かな? あと』……?》

千秋《あと……なに? どうしてこんな中途半端に……気になるじゃない》

P『……』スッ

千秋《あら、続き? ……『学生時代の授業中の手紙廻しを思い出して楽しいから』》

千秋《ふふ、意外とお茶目なところがあるのね》

千秋《少し意地悪してみようかしら……》

千秋《『面倒くさい人ね』》スッ

P『っ!?』

千秋《動揺したわね、珍しい》

P『……』スッ

千秋《『ごめんなさい』……あ、え? 本当に若干涙目になってないかしら》

千秋《そんなにダメージだったなんて……いけないいけない》

千秋《『こちらこそごめんなさい、冗談よ』》スッ

P『……』

P『……』スッ

千秋《『いや、もうこんな事はやめるよ』》

千秋《『こんなやり方をあっさり受け入れてくれたのは君が初めてだった』》

千秋《『感謝している。ありがとう』》

千秋《え……もう、やめてしまう? もしかして、もうこの店にも来なく……?》

P『……』

千秋《――この人が、来ない……もう、会えない……》

千秋《『それは嫌。これからも、お願いしますね?』》スッ

P『……』スッ

千秋《……『ごめん。ありがとう』》

千秋《よかった……》

千秋《? ……下の方に何か……》

千秋《『もし良かったら、仕事の後に食事でもどうですか』……?》

千秋《……》

千秋《…………》

千秋『っ!?』ガタッ

 ガツンッ

千秋『~~~~~~~っ!!!!!!』

千秋《つま先……打った……》

P『だ、大丈夫っ!?』

千秋『……は、初めて、ちゃんと、声を聞いた、気がする、わ』ウルウル

P『……あ』

――――――
―――

千秋「実は学校の近くにお気に入りの名曲喫茶があるの」

P「へぇ」

千秋「内装もノスタルジックで良いお店よ」

千秋「今度一緒に、行ってみない?」


黒川千秋編 終わり

木場真奈美「プロデューサー君」
http://i.imgur.com/pFLpjlu.jpg

P「真奈美さん? 何かありました?」

真奈美「私がアイドルになってなかったら、君はどう思う?」

P「……また、意外な人が来ましたね」

P「そうですね……正直、真奈美さんは何をやってても驚かない気がしますが」

真奈美「そうかい?」

P「ええ」

P(自衛官やってても納得しそう……なんて言ったら、早苗さんよろしくシメられそうだけど)

真奈美「こんな事を聞いておいてなんだが、私はやはりスタジオボーカリストをやっていたのではないかと思うんだ」

P「ふむ……」

―――
――――――

P『それじゃ、今回もよろしくお願いしますね』

真奈美『ああ、こちらこそ、だ』

P『はは、木場さんになら大概の仕事は安心して任せられるので、こちらとしても助かってますから』

真奈美『そう言って頂けるのはありがたいんだが、君はたまに変な仕事を持ってくるからな』

P『それでも完璧にやってくれるじゃないですか』

真奈美『こちらもプロなのでね、それなりに矜持もあるのさ』

P『それじゃ、今日はこれをお願いします』

真奈美『うん? これは台本かな?』

真奈美『さすがにこれは、プロの声優を使った方が良いんじゃないのかい?』

真奈美『演技までは自信はないよ?』

P『そうは言っても、今回は木場さんに指名の仕事なので……』

真奈美『む……そう言われては私も弱いな』

真奈美『ひとまず読んでみるか』

P『お願いします』

真奈美『……っ!? ちょ、ちょっと待ちたまえ! なんだこれは!!』

P『なんですか?』

真奈美『この内容はなんなんだ!』

P『あくまでイメージ音声ですから、大丈夫ですよ?』

真奈美『大丈夫って……そんな話をしてるんじゃない!』

P『何が問題なんですか』

真奈美『何がって……君はこれを読んでないのか!?』

P『読んでますよ』

真奈美『ッ……もう君では話にならない!』

真奈美『クライアントは誰なんだ、私が直接話を付ける!!』

P『俺ですよ』

真奈美『……何?』

P『俺のリクエストです』

真奈美『ほぅ……』

真奈美『つまり君がこれを聞きたいと?』

P『ええ』

真奈美『……すまない、少し落ち着く時間をくれないか』

P『良いですよ』


真奈美『……はぁ、しかし参ったな』

 ペラ

真奈美『彼が、これを……』

 ペラ

真奈美『私に……か』

 パサ

真奈美『やってみるか……』

真奈美『待たせたね、やってみるよ』

P『そうですか、良かった』

真奈美『最初にも言ったが、演技力にはあまり期待しないでくれよ?』

P『良いですよ』

―――

真奈美《ふぅ……》

真奈美『ま、待ってくれ、何をするんだ!』

真奈美『だ、ダメだ……あ、イヤ、嫌という訳じゃないんだが……』

真奈美『その、せめてシャワーを浴びさせてくれないか?』

真奈美『んっ……そんな、こら、嗅ぐんじゃない』

真奈美『頼む……あっ、そんな、強引な……』

真奈美『や、やめ、んっ……い、言わないでくれ』

真奈美『ひぅっ、まて、まって、強すぎる……優しく、して……』

真奈美『ふぅ……はぁ……』

真奈美『ん……いいよ……来て……』

真奈美『あ、ぁ……あぁぁぁぁ!』

真奈美『あぁ、好きだ……あ、愛して、る……』

真奈美『くっ……似合わないとか思ってるんだろう?』

真奈美『だったらその下卑た笑みをやめてぇっ、そんな急にっ!』

真奈美『も、もっと、強く……そんな意地悪、言わないでくれ……』

真奈美『んぁ、んっ、いいよ……ああ、来て、来てっ……!!』

真奈美『はぁ、はぁ……え、またかい? 良いよ、ああ、愛してる』

真奈美『え……? ちょ、ちょっと待て、そっちはちがっ、あ、や、やめっ』

真奈美『普通にっ、してっ! やだ、そんなところっ!! ひぃ! ち、ちが……感じてなんて!!』

―――

真奈美『ふぅ……その、どうだったかな?』

P『ええ、完璧です』

P《若干、棒読み気味なところが、また》

真奈美『君じゃなければ、殴っているところだ』

P『良いですよ、貴女に殴られるなら本望です』

真奈美『ほぅ、良いんだな?』

P『……はい』

真奈美『なら、目を瞑れ』

P『……』ギュッ

 チュッ

P『へ……?』

真奈美『今日は、こ、これくらいで勘弁してやるっ』フイッ

――――――
―――

真奈美「まったく、ろくでもないプロデューサーだね」

P「いや、ですから妄想の中まで責任持てませんからね!?」

真奈美「そんなに私の嬌声が聞きたいなら、夜を共にしてくれればいくらでも聞かせてやるのに」

P「しませんからね!?」

P「なんでそうやって、現実の俺に当てはめようとするんですか!」


木場真奈美編 終わり

黒川さんのネタは、名曲喫茶をググったら、おしゃべり禁止の店もあると言うところから思い付きました
行ったことはありません
オチらしいオチも思い付きませんでした

木場さんは雰囲気を壊すのがたまらなく楽しいです

っと、誠に勝手ながら、次回でラストとします

休み明けから忙しくなってしまうため、できれば明日中には投下したいと思います
数々のリクエストに応えられず申し訳ありません

誰を書くかは決まっています

ラスト行きまーす

喜多日菜子「むふふっ、プロデューサーさん?」
http://i.imgur.com/MMVyI8W.jpg

P「……日菜子。何か用事か?」

日菜子「皆さんの妄想は楽しかったですか?」

P「……そうか、お前の差し金か」

日菜子「驚かないんですねぇ?」

P「いや、ちょっとだけ、そうじゃないかなー、とは思っては居たんだけどな」

P「さすがに確証まではなかったから、言わなかったけど」

日菜子「むふ、さすが日菜子の王子様ですねぇ」

P「……それで、どうしてこんな事を……いや、どうやって、と聞いた方が良いのかな」

日菜子「日菜子は大したことはしてないんですけどねぇ」

日菜子「最初は、凛ちゃんがこぼした『アイドルにならなければ良かった』と言う一言でした」

P「やっぱり、凛はアイドル嫌なのか……」

日菜子「……あんまりとぼけてると、そのうち刺されちゃいますよ?」

P「やめて怖い」

日菜子「凛ちゃんがアイドルを辞めたい訳ないじゃないですかぁ」

日菜子「それでも、凛ちゃんに限らず、プロデューサーとアイドルと言う関係に――」

日菜子「歯がゆい思いをしている人が沢山居ると言うことですよ?」

P「……うん」

日菜子「かと言って、実際にその関係がなくなったら、プロデューサーさんとの繋がりもなくなっちゃいます」

日菜子「皆さん、そんな二律背反な思いを抱えて居るんですよ?」

P「それで、妄想か?」

日菜子「はい♪」

日菜子「妄想だったら、そんな関係とか簡単に壊せますからねぇ」

日菜子「自分はアイドルにならず、それでもプロデューサーさんと親密になる」

日菜子「現実には有り得ないそんな状況も、簡単に作り出せちゃうんですよぉ?」

P「はは、まぁそうだな」

P「で、日菜子は、どんなのを考えたんだ?」

日菜子「そうですねぇ、レパートリーはそれなりにありますけど」

日菜子「……むふ、日菜子は、暗殺者です」

P「え……」

日菜子「そして、プロデューサーさんは日菜子を狙う、殺し屋です……」

P「……ふむ」

―――
――――――

日菜子『むふふ……とうとうバレちゃいましたねぇ』

P『そうか、お前が……』

日菜子『はい、日菜子が貴方の狙う暗殺者ですよ?』

P『なぜだ、日菜子……なんで暗殺者なんて……』

日菜子『それを言ったら、どうして貴方も殺し屋さんなんですか? Pさん』

日菜子『望んでなった訳でもない、ですよね?』

P『……そうだな』

P『俺たちは似ているのかも知れない』

P『だからこそ……』

日菜子『惹かれ合いました』

日菜子『だけど、お互い……大切なのは任務』

P『……ああ』

日菜子『日菜子は……正体を知られたら、対象を殺さなくちゃいけません』チャキッ

P『そんなナイフで、俺に……俺の銃に勝てるのか?』チャッ

日菜子『やってみないと分かりません――よっ』ヒュッ

P『っ!?』ドンッ

 ギンッ

P《ナイフは弾いたが――》

 フッ

P《後ろかっ!》

 ドンッ

日菜子『きゃっ……!』

P『くっ……』

 ドササッ

P『――日菜子、お前なら避けられたんじゃないのか』

日菜子『Pさんこそ……』

P『そうだな』

P『お前になら、殺されるのも悪くない……そう思っていたのかもしれん』

日菜子『日菜子も、です』

P『そうか……』

日菜子『あぁ……死んじゃうん、ですね、日菜子』

P『……そうだな』

P『俺も、これダメだろ……』

日菜子『ごめんなさい、日菜子の、ナイフには、毒が仕込んで、あるので』

P『構わないさ、こんなに可愛い道連れが居るなら』

日菜子『P、さん……』

P『ん?』

日菜子『手、握っても……良いですか……?』

P『ああ……』

 ギュッ

P『冷たいな』

日菜子『暖かい……です』

P『知ってるか? 手が冷たいヤツは心が温かい、らしいぞ』

日菜子『そう……ですか………』

P『おやすみ……日菜子……』

日菜子『……』

P『次……目覚めたら……ずっと…………』

日菜子『』

P『』

――――――
―――

P「おい、死んじゃったよ!?」

日菜子「こんな悲恋も燃えますよねぇ?」

P「……さすが、妄想上級者は違うな」

日菜子「産まれた時は違いますけど、死ぬ時は一緒……良いですねぇ」

P「それ桃園の誓いだよ! 義兄弟の契りだよ!」

日菜子「それじゃ夫婦の契りにしましょうね? ね? むふふっ♪」



喜多日菜子編 終わり

 エピローグ

P「……」カタカタ

比奈「プロデューサー、プロデューサー」

P「ん? どうした?」

P「まさか、また妄想か? お前のはもう聞いただろ?」

比奈「違うッスよー」

比奈「ここに、皆さんの妄想を描いた薄い本があるんでスけど、どうでスか?」

P「なんだとっ!?」

比奈「1人1冊ずつで、語られてないところまで補完した完全版でス」

比奈「個人的には留美さんのなんてお勧めッスけど」

比奈「夜のお供的な意味で」ボソ

P「なぁ比奈。それに奈緒のは……」

比奈「当然あるッス」グッ

P「よくやった」グッ

奈緒「ちょっ、比奈さん!?」

凛「諦めなよ、奈緒」ガシッ

加蓮「そうそう、プロデューサーも見たそうだし?」ガシッ

奈緒「お、お前らっ!? 離せ! は~な~せぇ~!!」ジタバタ

凛「ほら、レッスン行くよ」ズルズル

奈緒「お、お前ら、覚えてろーっ!」

比奈「どうするッスか? ちなみにプロデューサー特別価格で1人300MCになるッス」

P「おぉう、金取るのか……」

比奈「そりゃ、多少は元手が掛かってるので……」

P「よし、一部ずつくれ、比奈」

比奈「誰と誰ッスか?」

P「何言ってる! 全員分だ!」

比奈「さすがッス、まいどッスー」


日菜子「むふふ、今日も妄想日和ですねぇ♪」

 終わり

目次っぽい一覧の様なもの(書いた順)

>>1 渋谷凛
>>9 荒木比奈
>>57 向井拓海
>>67 片桐早苗
>>115 島村卯月
>>132 櫻井桃華
>>148 和久井留美
>>161 塩見周子
>>177 兵藤レナ
>>187 本田未央

>>209 双葉杏
>>228 白坂小梅
>>249 北条加蓮
>>267 星輝子
>>292 (双葉杏)
>>306 三船美優
>>322 太田優
>>333 前川みく
>>347 イヴ・サンタクロース
>>372 森久保乃々
>>387 新田美波

>>410 愛野渚
>>439 伊集院惠
>>456 安斎都
>>478 喜多見柚
>>495 神谷奈緒
>>516 日野茜
>>536 奥山沙織
>>553 川島瑞樹
>>568 速水奏
>>584 安部菜々

>>598 龍崎薫
>>606 輿水幸子
>>625 佐久間まゆ
>>638 黒川千秋
>>646 木場真奈美
>>661 喜多日菜子

以上で終わりです

思えば、凛編を練習スレに投下するつもりで書いてみたのが始まりでした
書いたらさすがに長すぎたのと、これ、同じパターンで何人か書けるんじゃね?と思いスレを立てました
まさかこんなに書くとは思いませんでしたが

正直、毎度導入部に悩みました
もう無くてもいいんじゃね?と何度か思いましたが、これがないのもねぇ


長々とおつきあい、ありがとうございました

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