恒一「怜子さん夕飯は何がい…ごごごっ、ごめんなさい!」(243)

ピシャッ

恒一「………………ッ!!」

恒一「………………ッ!?」

恒一「…あ……あの、その…怜子さん、ぼ、僕、何も見てませんから…!」

恒一「ほ、ほんとに何も見てませんから…!!」

恒一「目にゴミが入って…それで…何も……」

恒一「………」

恒一「えっと、その、なんて言ったらいいか、あまり気にしないで、いや何言ってるんだ僕は…」

恒一「………えっと…」

恒一「あ、そそそうだ、怜子さん夕飯はナニが、いや何がいいですかねっ!?」

恒一「………」

恒一「……れ…れーこさん?」



ヨルヲー オオウー マブター ヒラケー マガキー カゲヲオソレルナカレー♪

恒一「…………っ?」

恒一「あ…あの、何笑ってるんですか?やめてください、なんか怖いですよ…」

恒一「え、もういいって何がですか?フッ切れた?そろそろ実行に移す?何の話ですか!?」

恒一「え、入ってこいって…」

恒一「いやいいですよ、ここでも声聞こえますし…」

恒一「自棄になっちゃいけませんよ怜子さん、その…」

恒一「あの、僕ほんと気にしてませんから…」

恒一「あ、気にしてないっていうか、何も見てないんだから気にする必要ないですよね、ははは…」

恒一「…って…なに言ってるんだ僕は…ごめんなさい…」

恒一「…………」

恒一「えっと、何が食べたいか聞きに来ただけですから、言ってくれれば僕作りま…」

恒一「え?なんですか?呼びました?」

恒一「いや僕が聞きたいのは晩のオカズで、いや、オカズの話ですよ!」

恒一「落ち着いてください怜子さん!僕は食べられませんよ!?」

恒一「え?ヤッてみないとわからない?いやなに言ってるんですか怜子さん!?もう勘弁してくださいよ!酔ってるんですか!?」

恒一「まったくもう…なにがそんなに可笑しいんですか…うう…」

恒一「え、いいから入って来いって…だから嫌ですよ…」

恒一「いや、そう言うわけじゃ…怜子さんが嫌いだからとかそういう事じゃなしに…」

恒一「だって怜子さん、その…あの…」

恒一「晩御飯はちゃんと相談して決めたいからって、そりゃまあそうですけど……」

恒一「えと、あの…怜子さん? その…」

恒一「……えっと…」

恒一「………」

恒一「下…もう…履いてますよね…?」

恒一「…ほんとですか?」

恒一「………」

恒一「じゃあ…えと、失礼します…」

ガラッ

恒一「ごめんなさい怜子さん僕これからはちゃんとノックしてうっわああああああああっ!?」

ピシャッ

恒一「ななな何考えてるんですか!履いてないじゃないですか!むしろ最後の一枚脱いじゃってるじゃないですか!」

恒一「ええ!?間違えちゃった!?どこをどうすれば脱ぐと履くを間違えるんですか!?いや、てへぺろ♪じゃなくて!!」

恒一「も、もういいですよ!今日のおかずはおしんこ盛り合わせだけですからね!」

恒一「いーえ、ダメです!もう決めました!今日の夕飯は質素にいきます!」

恒一「…………」

恒一「……そっ」

恒一「そんなこと言ったって、怜子さんが悪いんですよ?冗談でもしていいことと悪い事がありますよ…」

恒一「いくら家族だからって…ぱ…パンツまで…あうぅ…」

恒一「……」

恒一「……謝るくらいなら最初からしないでくださいよ…」

恒一「あぁ…びっくりした…」

恒一「…もう、ほんとにやめてくださいよ…こういう度が過ぎた冗談は…」

恒一「……ほんとに反省したんですか?」

恒一「………ホントのホントにですか?」

恒一「はぁ…わかりました。信じますよ…怜子さん、ちゃんと服着たんですね?」

恒一「もうたちの悪い冗談は終わりですよね?」

恒一「……じゃあ、今の事は水に流しましょう。僕も忘れますから」

恒一「まったくもう…子供だと思って…」

恒一「確か一昨日が鱒のムニエル、昨日が茶碗蒸しと混ぜご飯だったから今日は中華にしましょうか」

恒一「回鍋肉とかどうですか?あ、そういえば怜子さんダイエット中でしたっけ」

ガラッ

恒一「じゃあローカロリーのばんばんじぃぅうわああああああああっ!?」

ビターン!

恒一「うそつき!れーこさんのうそつき!うわあああん!!」

恒一「着てないじゃないか!履いてないじゃないか!いやそれはもういい!なんて恰好してるんですか!?」

恒一「見えた?じゃないですよ!見せつけてきたくせにぃ!!」

恒一「え!?実物で見たのは初めてかって!?そりゃ中学生ですからね!でもそういう問題じゃないでしょう!!」

恒一「不潔ですよ怜子さん!酷いよ!なんでそんなことするんですか!僕に何の恨みがあっての狼藉なんですか!?」

恒一「嫌ですもう聞きたくありません!信じてたのに…!見損ないましたよ!」

恒一「うっうぅ…怜子さんのバカ…怜子さんなんて嫌いです…」

恒一「今更謝っても遅いですよ…嘘つき…怜子さんなんて嫌いだ…うっうっ」

恒一「…………」

恒一「……え?何ですって?」

恒一「嘘ついたのは認める?ああそうですか。え?でも一つだけ?いいです聞きたくないです」

恒一「………不潔じゃない?何言って…え?純け……つ…?」

恒一「それってどういう…え…?」

恒一「…そんな、だって怜子さんくらいの年なら普通は一回や二回…」

恒一「あっ、ごめんなさいそういう意味で言ったんじゃなくて…」

恒一「そんなこと無いですよ、いいえ、怜子さんは美人です、十分若いです」

恒一「いやいやお世辞じゃないですから泣かないでくださいよ。泣くことないでしょうよ」

恒一「じゃあなんで彼氏ができないって、あー、うー、それはそのー、えーと」

恒一「あ、いやでもホラ、それは怜子さんの貞操観念がしっかりしてたからってことで…」

恒一「貞操観念?ん?あれぇ?ええっと、まあいいか」

恒一「いや分かりますよ、そりゃあ女性にだってそういう欲求があるってことくらい僕だって…」

恒一「溜まったリビドーをどうすればいいって、そりゃあ…」

恒一「…ごめんなさい、分かりません…」

恒一「でもだからって甥っ子に対してそんな…」

恒一「ち、ちがいますよ、そんな事思ってません!気持ち悪いだなんて…」

恒一「さ…さっきはその、いきなりだったから僕も混乱しちゃって…」

恒一「そんな理由があったなんて…思ってなくて…」

恒一「やっぱり僕、まだまだ子供なんだなぁ…」

恒一「…………」

恒一「あの、僕も言いすぎでした。ちょっと魔が差しただけなんですよね?なら仕方ないですよ…」

恒一「だから怜子さん、もう泣かないで…僕、怒ってないですから…」

恒一「………」

恒一「嫌いなんかじゃないです。僕、怜子さん好きですよ」

恒一「本当です。ちょっとだらしない時もあるけど、優しくて頑張り屋で、僕の事も親身になっ

ガラッ

恒一「ッ!?」

恒一「…………」

恒一「あの、怜子さん?大丈夫でしたか?」

恒一「いやいや、だって怜子さんがイキナリ扉開けるもんだから、思わず反射的に…ごめんなさい…」

恒一「思いっきり顔挟んじゃって、怪我ありませんでしたか?」

恒一「怪我は無い…よかった…。メガネが割れた?ごめんなさい、今度一緒に買いに行きましょう」

恒一「お金は僕が出しますから…」

恒一「………」

恒一「……………」

恒一「ねえ、怜子さん…」

恒一「今扉開けた時一瞬見えたんですけど、怜子さんまだパンツ履いてませんでしたよね?なんでですか?」

恒一「いえ、別に疑ってるわけじゃ……」

恒一「いや、正直に言います。実はちょっと疑惑が再燃してます」

恒一「服を着てなかったのはまあ、状況が状況ですからあるかもしれません」

恒一「話は最後まで聞いてください、僕が疑念を持ったのは…」

恒一「一瞬だったけど、怜子さんの目を見たとき……」

恒一「『まんまと騙くらかしてやったぜ』的な、邪な目だった気がしてならないんです」

恒一「………」

恒一「それに、よく考えたらおかしいんです」

恒一「溜りに溜まった性欲故の行動だとすると、怜子さんの発言と統合性がとれないんです」

恒一「怜子さん、最初に言いましたよね?」

恒一「『もういい』『フッきれた』…そして…」

恒一「『そろそろ実行に移す』…って。これ、どう言う意味だったんですか?満足のいく説明でき…」

恒一「え?今怜子さん舌打ちしましたよね?思いっきり「ちっ」って言いましたよね今確かに」

恒一「………」

恒一「…な……ッ!?」

恒一「なんで…笑ってるんですか?なんなんですかその高笑いは!」

恒一「やるな明智君じゃないですよ!酷い!やっぱり騙してたんだ!」

恒一「え!?純潔なのは本当!?そこは嘘であってほしかったですけど!」

恒一「て言うかもういい!裏切ったんだ!僕の心を裏切ったんだ!怜子さんなんて嫌いだ!」

恒一「ちくしょー!もう怜子さんなんて知りませ…」

ガラッ 

恒一「うわあっ!?」

恒一「えっ、うわっ、ちょっ、離して!離してください怜子さん!わっわっ、服着てくださ、ああっ脱がさないで!!」

恒一「わああっ!?あっという間に!?なんでそんなに手馴れて…えっ!?授業中もずっとイメトレしてた!?最低だ!!」

恒一「うわああ嫌だ!絶対嫌だ、あっ、だめ、れーこさん、そんな、とこ、吸っ、あっ、うあ…っ」

恒一「うわっ、待っ、あっ、何コレ、熱っ、あうぁ、そんな、舌が、ああ…うっ…あっ…」

恒一「う゛ぁッ!!」ビクンッ

・・・・・・・・・・
・・・・・・

恒一「はぁーっ、はぁーっ、あっあぁ、あう、ああぁ…」クテッ

恒一「こんなのって…ぼ、僕…ああ、僕…最低だ…」

恒一「ごめんなさい怜子さん…僕、怜子さんの口に…出しちゃっ…た……」

恒一「ごめんなさい…ごめんなさい怜子さん…」

恒一「……え…?」

恒一「やめてください、吐き出してください、何考えてるんですか怜子さん、なに喜んでるんですか」

恒一「いっぱい出たねって、よしてください…グスッ…もうやめてよ…ううぅ…」

恒一「怜子さん、お願いですからもう…いつまでも口の中でそんな…」

恒一「…?」

恒一「…え……えぇ…?」

恒一「の、飲んじゃったんですか?そんな…こ…濃くておいしいって、おかしいよ怜子さん!」

恒一「もう、もう嫌だ…お願い…もうやめてよ…夢…夢なら覚めて…」

恒一「うっうっ…」

恒一「うっうっ…ヒック……えぐっ…」

恒一「……ぐすっ」

恒一「なんですか、もう話しかけないでください…今頃謝ったって遅いですよ…」

恒一「やめてください、土下座したって許しませ…」

恒一「なんで僕のパンツ握りしめてるんですか。絶対反省してないでしょ怜子さん」

恒一「いや隠しても無駄です、今身体の下に隠したでしょ?おもいっきり見えてましたよ」

恒一「返してください、僕もう部屋に帰りますから、ほら頭あげて、パンツ返して…」

恒一「………?」

恒一「……あ、あれ?今確かに隠したところを見たのに……」

恒一「…………」

恒一「最低だ…」

恒一「最低だよ怜子さん…何頬張ってるんですか…」

恒一「なんでそんなことできるんですか…人の下着を…頭おかしいですよ…」

恒一「いや、なに言ってるのか解りません。もがもがとしか聞こえません。ていうかもういいです聞きたくありません…」

恒一「いやもう、ほんとマジでやめてください…触らないでください…」

恒一「何言ってるのか解りません。謝ってるんですか?パンツ頬張ったまま謝られても説得力無いですよ」

恒一「だからもういいですって…触らないでって言ったでしょう、しつこいですよ怜子さ…」

恒一「……何興奮してるんですか怜子さん…」

恒一「あの、ほんとそういうのやめてもらえませんか?て言うかもう話しかけないでください」

恒一「これからは怜子さんの事いない者として扱いますから、だからもう…」

恒一「………ッ」

恒一「…だからっ!離せって言ってるでしょ!しつこいな…って、うわっ、ちょっ」

恒一「れ、れーこさ、離して、離せっ、うぐっ、い、いいかげんに……わっ!?」

ドテッ

恒一「いたた…あっ怜子さん?は、離して…ちょ…えっ!?」

恒一「……待って…待って待って、怜子さん?怜子さん!?」

恒一「待って!待って!ダメですよ怜子さん!それだけは、それだけはいけません!待って、ダメだ、ああっ」

恒一「ご、ごめんなさい怜子さん!解りました!僕が言いすぎました!お願いですから、ほんとにダメですって!」

恒一「それだけは許して怜子さん!!ぐっ、うぐ…んぎぎぎ…は…離して…て、手を…離してよぉ…!」

恒一「お願いです怜子さん、怜子さん疲れてるんですよね?自分が何をしようとしてるのか解らなくなってるんですよね?」

恒一「そうなんでしょう?それなのに僕、気が付かないで酷いコトいっぱい言っちゃって、ごめんなさい怜子さん!ごめんなさい!!」

恒一「まだ間に合いますから、今ならまだ…ぼ、僕たち家族なんですよ!?落ち着いて、ねっ!?」

恒一「ああっ待って!待ってよ怜子さん!目を覚ましてっ!お願いだよ怜子さぁん!!」

恒一「あああダメダメダメ!!そんなっ!離して!!あああっダメ、あっ!だめ、あ、だめ……」

恒一「あうっ」ズッ

恒一「………ああぁ…」ズプ…

恒一「あ……だめ…だめです…あ…入っ…あっ」

恒一「………うああ……嘘だ…ぼく…今…れーこさんと……あ…あああ…ああぁ~……」

恒一「こ…こんな事って……こんな事って……」

恒一「もう…なにがなんだかわからない…あたまがどうにかなりそう…」

恒一「ねえ、ねえもういいでしょう?もう満足したでしょう?もう十分で……」

恒一「ッ!?」

恒一「怜子さん!!怜子さん!?待って!お願い怜子さん!!ダメだよ!!もうやめて!うわあああっ!!」

恒一「ダメだ!!ダメだ!!それだけは絶対に、うごっ、かっ、ないでっ!はあっはぁっ、あうっ!うっぎぎぎ…」

恒一「ひぃ!?は、激し…ッ、やめてとめて怜子さんダメ、動いちゃダメ、出ちゃう!出ちゃうから!!あああっ!」

恒一「うっぐぅ…!た…耐えろ…耐えなきゃ…もうそれしか…僕が…たたっ耐えれば……ひいっ、ひいい…し、締まるぅ………!!」

恒一「うぐうっ!かはっ!あっぐ!んあっぐ!耐えっ、たっ…たぇ……ぁ…ぁわあっ!わああああッ!!」

恒一「ひいいっ、ひっ、あああダメだもうダメ、もう、もう、あっ、ご…ごめ……」

恒一「ああああごめんなさい怜子さん!!出ちゃう!ごめんなさい!許してっ、僕っ、出っ!あああ!れーこさん!れーこさぁぁあああん!!」

恒一「うっぐあっ!!」

恒一「うあ゛ッあ゛――――――ッ!!」

恒一「うっうっ…ひっく…ぐしゅ…うえっえっ…」

恒一「こんなっ、ひっく、こんなことって…えぐっ、うえぐっ…」

恒一「ひどいよ…怜子さん…僕、やめてって、ひっく、いったのに…それなのに…」

恒一「僕、怜子さんに…怜子さんの中に…何回も…怜子さんのせいだよ…ごめんなさい…ごめんなさい怜子さぁん…」

恒一「ぼく…我慢できなかった…グシュ、怜子さんのバカ…怜子さん、ごめんなさい…」

恒一「えっぐ…ひっく……」

恒一「でも…僕…責任とりますから…ちゃんと、えっぐ、僕…男として…責任…」

恒一「…あ…」

恒一「離してください…僕、もう子供じゃないんだから…」

恒一「………」

恒一「怜子さん…あったかい…柔らか…い…」

恒一「…すぅ…すぅ…」zzz

ヒュゥゥ……

恒一「……………」トボトボ

恒一「はぁ……あれから一ヶ月か…」

恒一「幸い…っていう言い方は良くないけど、怜子さんが安全日でよかったなぁ…」

恒一「一応男としての責任を取る覚悟はしてたけど…やっぱりホッとしたよ」

恒一「でも…」

恒一「結局、あれからは怜子さんに迫られて、流されるまま何回も…」

恒一「流石に2回目以降は避妊してるけど…」

恒一「うう…日々回数を重ねるごとに拒めなくなってる…最低だ、僕は…」

恒一「それどころか、最近じゃ気が付くと自分から腰を振って…怜子さんを悦ばせる事に快感すら感じてる…」

恒一「やめなきゃいけないのは解ってるのに…続ければ続けるだけ…お互いに止めづらくなるって解ってるのに…」

恒一「ああっ…最低だ…最悪だ…自己嫌悪に押し潰されそうだよ…」トボトボ…

ヒュウウゥゥゥ…

ヒュウウゥゥ…

恒一「うう……死にたい…」トボトボ…

恒一「………」トボトボ

恒一「………そうだ、見崎に会いに行こう」

恒一「見崎のそっけなくて人を小馬鹿にしたような態度が、今は無性に恋しい…」

恒一「あの色気もへったくれもない棒っ切れみたいな、ちんちくりんの見崎を眺めて少しでも癒されたい…」

恒一「……………」

恒一「だんだん自分の性格がよく解らなくなってきたな…」

恒一「まあいいや、とにかく見崎んちに行ってみよう」

ヒュウウゥゥゥウ…

・・・・・・・・・・
・・・・・・

恒一「見崎、いるかなぁ」チンポーン

恒一「………」

ガチャ

恒一「あ、霧果さん、こんにちは」

恒一「見崎…じゃなくて、鳴さんはいますか?」

恒一「あ、いないならいいんです。別に大した用事でもないんで…」

恒一「え、いや、いいですよそんな…え?もう少ししたら帰ってくる…」

恒一「ああ、おつかいですか。近所に、へえ」

恒一「それじゃあ、お言葉に甘えて中で待たせてもらいますね」

恒一「おじゃまします」

パタン…





カチリ…

恒一「見崎の家、久しぶりだな…そういや玄関から入ったのって初めてだ」

恒一「………」

恒一「あ、霧果さん…ああ、そんなお構いなく…」

恒一「すみませんわざわざ…じゃあ、紅茶で…どうも」

恒一「………?」

恒一「え?あ…ええ、学校にも慣れましたよ」

恒一「みんな……仲良くしてくれるし…」

恒一「…………っ」

恒一「あの…霧果さん……?」

恒一「なんで…隣に座るんですか?」

恒一「なんで…そんなに密着するんですか…?」

恒一「そ、それは…確かにどこに座ろうが霧果さんの勝手ですけど、でも…」

恒一「い、嫌だとか嫌じゃないとかでなくて…いやっ、霧果さんは若々しくてきれいですけど…」

恒一「~~~~~っ」

恒一「あ、あのあのあの、ごめんなさいっ僕もう帰りま…」

恒一「あっ」

恒一「霧果さん?霧果さん!?ちょっ、霧果さん!?」

恒一「だめですよ霧果さん!やめて!おねがい!」

恒一「離してください!嫌だ!嫌だぁあ!!」

恒一「え、コッチは嫌がってない?うわああ違うんです!これは生理現象で…」

恒一「それに、もうすぐ鳴が帰ってくるんじゃ……!」

恒一「ちがっ、鳴が来なければOKって意味じゃなくて、んんっ!?」ムチュ

恒一「んっ、んん!?んっ…んぅ…」クチュル…

恒一「んっ…んんぅ……」チュ…クチュル…

恒一「ぷはっ……はぁ…はぁ…」クタッ

恒一「か…身体に力が…入らない…こんなのって…」

カチャカチャ

恒一「あ…ダメ…ズボン脱がしちゃ…だめ…」

恒一「霧果さんやめ…んっ…」チュク

チュゥウゥゥ…チュクチュク…レロレロレルルロルロ…プハッ ウメェ…

恒一「あ…あぁ…すご…動け…な…」クッタァー…

ズリッ ビヨンッ

恒一「だめ…きりかさ……だめ…やめ……」

恒一「ああ…見崎……たす…け…」

ノルュン☆

恒一「あ゛……っ」

・・・・・・・・・・
・・・・・・・

鳴「ただいま」

鳴「…あれ?」

鳴「鍵がかかってる…」

鳴「仕方ない、アトリエのエレベーターで…」

鳴「ん?」

鳴「この封筒、なんだろう…」

鳴「霧果の字…鳴へ…わたしあてだ…」カサカサ

鳴「ええっと…」

鳴「めいへ、このおかねで、なにか、おいしいものでも、たべてきなさい、きりかより…」

鳴「…いちまんえんだ…すごい…」キラキラ

鳴「…霧果みなおした……♪」ピュー



キリカサンッ! ソンナ、ハゲシ・・・アアッデチャウヨオオォオオ…

 
 

・・・・・・・・・・
・・・・・・・

恒一「うっうっうっ…」シクシク

恒一「なんてことだ…僕、霧果さんと…見崎のお母さんとこんな…」シクシクシク

恒一「え、出来ちゃう心配は無いって、そういう問題者じゃないです…酷いよ霧果さん…」

恒一「鳴と仲良くしてくれたお礼?」

恒一「僕、やめてってお願いしたのに…」

恒一「え、てのは建前で、旦那さんと長いコトご無沙汰で寂しかった…?」

恒一「…いや、だからって娘さんのクラスメイトを強姦していい理由には…」

恒一「…ほんとは家の前で見かけた時から狙ってた…?」

恒一「うう…はっきり言われるとそれはそれで…へこむ…」

恒一「僕…もう帰ります…」

恒一「またいつでもいらしてね…って…」

恒一「来るわけないでしょう…こんなことされて……いやだから、あれは生理現しょ…」

恒一「!?」

恒一「な…なんですかその写真は…!いつ撮ったんですか!?」

恒一「貸してください!ううっ!こんなもの…!」ビリビリ

恒一「え…他にもいっぱいある?動画も…?」

恒一「返して欲しかったら……」

恒一「そ…そんな…卑怯な…」

恒一「……わ…わかりました…言うとおりにします…しますから…」

恒一「でも、お願いですから見崎には、鳴にだけは内緒に…」

恒一「お願いします…お願いします…うっうっ…」

ビュウウゥウ…カサカサ…ビュウウウゥウゥゥゥウ…

恒一「今日は…風が騒がしいな…」トボトボ

恒一「………」

恒一「結局…あれから何回も霧果さんに呼び出されて…」

恒一「霧果さんに命じられるまま…何度も中に…」

恒一「僕は…最低だ…」

恒一「いくら妊娠の危険が無いからって…弱い立場で命令に逆らえないからって…」

恒一「霧果さんには心置きなく射精して、快楽に溺れる自分が確かにいるんだ…!」

恒一「主人より凄いって言われると、打ち付ける腰に力を込めてしまうクソ野郎なんだ、僕は…!」

恒一「ううっ、見崎に合わせる顔がない…家でも学校でも、僕は自己嫌悪に苛まれるのか…」

恒一「……………」

恒一「…そうだ、今日は気胸の検診の日だった……」

恒一「入院してた頃が懐かしいな…あの時は平穏で、まだ自分の事を好きでいられたっけ…」

恒一「もういこう…沙苗さん、元気にしてるかな…」トボトボ

ビュウウウウウゥゥ…ビュウウウウウゥウウウウゥ…

・・・・・・・・・・
・・・・・・・

恒一「うっうっ…うっ…」

恒一「なんで…なんでこんな事を…酷いよ沙苗さん、信じてたのに…」

恒一「検査の後、僕に何を飲ませたんですか?」

恒一「僕はどのくらい眠ってたんですか?」

恒一「なんで目を覚ましたらベッドに縛り付けられてるんですか?」

恒一「ここ、病院のどこなんですか…」

恒一「ねえ…答えてよ沙苗さん…」

恒一「ねえったらぁ…うっうっ…うぅ…」

恒一「…ぐすっ」

恒一「だれかー!!誰か助けてくださ―――い!!」

恒一「ベッドに縛り付けられてるんです!誰か!誰かいませんか―――!!!」

恒一「………」

恒一「…そんな気はしてましたよ…叫んでも無駄だってことくらい…」

恒一「でも、お願いだよ沙苗さん、紐を解いて…」

恒一「沙苗さん…僕、これ以上自分を嫌いになりたくない…」

恒一「………」

恒一「……その目…怜子さんや霧果さんと同じ…」

恒一「そうですか…もう、何を言っても無駄なんですね…」

カチャカチャ ビヨヨンッ

恒一「わかりました…でも、せめて避妊を……」

恒一「沙苗さん…?」

ギシッ…

恒一「沙苗さんッ!!??」

恒一「待って沙苗さん!ダメです!」

恒一「わかりました!逃げたりしないでちゃんと相手しますから!」

恒一「沙苗さんが満足するまで頑張ります!心を込めてご奉仕しますから!」

恒一「でもこの体勢じゃダメなんです!お願い沙苗さん、紐を解いて!」

恒一「逃げませんから!約束します!これじゃ万一の時中に…お願いだよ沙苗さああん!!」

ギシッ

恒一「お願い…沙苗…さ……?」

恒一「…ッ!?」

恒一「…う、うわああああっ!まさか!まさかそんなぁ!!やめて!やめてよ沙苗さん!!」

恒一「沙苗さんの考えは判ってます!どうせ僕に責任取らせる気なんだ!僕の性格を知ったうえで…」

恒一「いや、やるな明智君じゃないですよ!やっぱりそのつもりだったんだ!酷い!最低だ!うわああっ!!」

恒一「あああああああ……」

恒一「……え?」

恒一「大丈夫って…ちゃんと避妊はする…?」

恒一「そ、そうか…ここは病院だし、避妊薬も…」

恒一「い、いや…別にホッとしてるわけじゃ…一応強姦ですし、これ…」

恒一「そ…それに避妊薬って、たしか身体にあまり宜しくないって話で…沙苗さんが心配だし…」

恒一「え?知ってる?飲んでない?え?うん?あれ?じゃあ避妊って…」

恒一「さ、沙苗さん!?そっちは違う穴ですよ!?もしかして初めてなんですか?」

恒一「いや、きれいにしといたって、どういう…」

恒一「そんな…避妊って…まさか…冗談でしょ…」

恒一「狂ってる…沙苗さん狂ってるよ…何考えてるんだ…」

恒一「やめて…そこは違う…ダメですよ…無理ですよぉ…」

恒一「あっあっ、嘘だろ…何でっ?ほ、ホントに入ってく…あ、ああ…」

ズヌルン☆

恒一「熱っ!?」

恒一「うわっ!?うわわわわっ!?熱っ!沙苗さんの中熱い!あうぅう!!」

恒一「くあっ、それにし、締まる…!なんだこれ!なんだよこれ!?うああああっ!!」

恒一「ひいいいいっ!ダメだよ!こんな、こんなので、こんな狂った行為で…僕は…」

恒一「ぼくわ…!あっああああっ!?ああああ締まる!締まる締まるもうやめてぇえええ!!」

恒一「あああダメダメダメ見ないで!沙苗さん見ないで!あああああああ出ちゃう!出しちゃううう!!」

恒一「ダメだ耐えられない!こんなの…耐えられるわけ…あっ!」

恒一「ああああああああああっ!うあっああああああああああああッ!!!」

恒一「んお゛あッ!!」ピーン

恒一「~~~~~……っ」

恒一「がはぁ…ッ」グタッ

恒一「はぁーっはぁーっはぁーっ…」ヒクヒク

             /: : : /:〃: :./: :/:/:/  }八: : : :l: :l: :ト、: : : :|: :.|: : : :l: : :.∨  /
               /: : : :.l: :l:l: l:.l: :/l/l/    \: :ト、ト、{ \: :!: .:!: : : :!: : : :∨イ
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           |: l八Ν八:l:l ,  ==ミく`ヽ        __ ̄ ̄丶 |:l: : :「⌒: : : : ::.
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               八从ト从ヘ ゞ==゚ノ,       { {《或リ  }}〉: : : :/: : :リ: :i: :|
               \〈{  ´´ ̄       \ 、 ゞ==゚  ノ': : /:.イ〉: :/: /ルリ   ゴム無しだと怖い感染症に罹る可能性があるわ!
                -‐`ヘ        /       `ー=彡仏彡イ厶イ}:/
        __  -―- ´.:.:.:.:.:.:∧       l           / / ̄           下手したらanotherじゃなくても死ぬから!!
_ ---┬.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.∧      __  ヽ        /爪__
    〈.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.\:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.\     {厂 `ヽi        /.:.:.:∨(
    {.:.:.∨.:.:.\.:.:.:.:.:\.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\  込,_ノ     . イ.:.:.:./.:.:.:.:.:\
--‐   ̄`ヽ彡'^ー--、.:.:\.:.:.:.:.:.:.:.:.:l {\ `こ゚´   .   /.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\
              `丶{.:.:.:.:.:.:|.:.:| i  }≧==≦   /.:.:.:./.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\

ビュォオオォオォォォオオオオ……


恒一「風が…泣いている……僕の心が投影されたように…」ヨロヨロ

恒一「死にたい…」

恒一「あれから検査のたびに沙苗さんとあの部屋で…」

恒一「あの締め付けで何回も…何回も何回も…しかも…」

恒一「前のほうは初めてだからって言われて…」

恒一「僕の為に取っておいたって……欲しかったらいつでもあげるって言われて…」

恒一「僕は…その…なんというか…非常に…興奮してしまいまして…」

恒一「奪って欲しいならちゃんとお願いしなきゃ…とかなんとか言いだして、イニシアチブ握って…」

恒一「逆に沙苗さんを縛り上げて、焦らしながらどっちに欲しいか沙苗さんに選ばせたり…」

恒一「お尻にくださいって答えた沙苗さんを嘲笑して、さらに興奮させて涙ながらに懇願させたり…」

恒一「今じゃ沙苗さん…変態女って言うと泣いて喜ぶ、どこに出しても恥ずかしくない本物の変態女になってしまった…」

恒一「うう…ごめんなさい沙苗さん…」


ビュウォオオオオオォォオォォオォッ ビュゴオォオォォオオオオォオォオォ…

ゴォォオォオオ…ビュオオオォオオォォオオ…

恒一「死にたい…死んでしまいたい…」ヨロヨロ…

恒一「何が死にたいかってあんた、あれから怜子さんと霧果さんのお尻を開発しちゃった自分が信じられない…」ヨロヨロ…

恒一「怜子さんはすっかりお気に召して、もうゴムいらないとか、やっぱり直接撃ち込まれたほうがいいとかほざいてるし…」ヨロヨロ…

恒一「霧果さんは前のほうがいいって言うけど、お手製の振動する玩具をお尻に突っ込んでするのが癖になったとかのたまってるし…」ヨロヨロ…

恒一「もう嫌だ…心が凍てついてしまいそうだ…」

恒一「………」

恒一「あ…ここって…」

恒一「ちょうどいい、何か温かい物でも飲んでいこう…」

恒一「風が凄いし、雨も降りそうだし…なにより凍りついた心を熱いコーヒーで癒したい」

恒一「こんにちは」カランカラン

恒一「あ、智香さん、こんにちは」



[喫茶店 イノヤ]

 
 
 

恒一「コーヒーください。ホットで。」

恒一「………?」

恒一「…あれ…今日のBGMはジャズじゃないのか…どっかで聞いた曲だな…」

恒一「あ、どうも…頂きます」

恒一「……」ズズ…

恒一「…ん…苦い…」

恒一「………」

恒一「汚い社会…苦い味さえ…呑み込めるようになってしまうの……か…」

恒一「………」ズズズ…

恒一「温まるな…」

恒一「………」ズズズ…カチャ

恒一「ふぅ…ごちそうさ

ガラガラガラガラガラ…バターン

恒一「………」

恒一「ん?」

恒一「…………」

恒一「あの、智香さん…?」

恒一「僕、まだ店内にいるんですけど…」

恒一「………」

恒一「シャッター閉めちゃったら、出られないんですけど…」

恒一「………」

恒一「あの、智香さん…どうして服を……」

恒一「………」

恒一「………フッ」

恒一「……はいはい」

恒一「心得てますよ…どいつもこいつも……」カチャカチャ

 
 
 
  

  
 
 

ゴォオォオオオオォオオォォオッ!!ビュゴオォォオオォオオォオオッ!!

恒一「…………」バタバタバタバタ

恒一「………クッ」バタバタバタ

恒一「クックック…はっはっはっはっは…」

恒一「あーっはっはっはっは!あはっ、あははははははははチクショオオオオオオオオオオオオオオッ!!」

恒一「何が『あの人より凄い』だよ!!何が『強いオスの種が欲しい』だよッ!!!」

恒一「何が『夫には上手く誤魔化すから』だよッ!!」

恒一「この世にゃアホしかいないのかッ!?」

恒一「まともな人間はいないのかッ!?」

恒一「最低だ!!どいつもこいつも最低だよ!!」

恒一「ううっ…」ズシャ…

恒一「……………」

恒一「でも…一番最低なのは…………」

恒一「僕じゃないのか…ッ!?」

ザアァァアアァァァアッ!!ビュオォォオォオオオオオオッ!ゴオオオオオオオッ!!ドザザアアアアアアアッ!!

ビュゴォオォオオオオオオォオォオドザアアアアアアアアバシャバシャバシャバシャドシャブリブリ

恒一「……ふふふ…」ユラ…

恒一「ふふ…はははは……」バチャ…ビチャ…

恒一「ははははは…いいぞ、もっと吹け!!もっと降れ!!」ビシャビシャ

恒一「ふけよ風!呼べよ嵐!!暴風雨で薄汚い夜見山全てを洗い流せ!!」バシャバシャバシャ

恒一「フハハハハハ!!どうした!?そんなもんか!?その程度で


カッ ドォ―――――ン!!


恒一「うわっ!!」

恒一「………くッ」キッ

恒一「何処を狙っている!!僕はここだぞ!!ちゃんと当てろよ!!へたくそ!!」

恒一「当ててよ…当ててくれよ……一思いに殺してよ…うっ…」

恒一「ううぅぅ………ッ」ドシャッ




赤沢「だあああっ!!何なのよこの嵐はぁあああっ!?」バタバタビシャビシャ

:: .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::〃::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ト。
:: .::::::::::::::::::::::::::::::爪::::::::ハ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ハ|
::.:::::::::::::::::::::::::ト、:|‐‐\|ト、V::::::::::::::::;:::::::::::::::::::′ !    モグ _______

::::::::::::::::::::::::::::|_,ィf云芯ミ、`}::l!::::::::::/!:;イ::::::::::::|   |   /  モグ
::::::::::::::::::::::::::::|ヽ ,_):::rリ ヾ }ハ::i:::/.ノ'/:::::::::::: |   |  |
::::::::::::::::::::::::::圦 ゞ--'      lル'.: /イ::::::::::: |   | <     あなざぁー
:::::::::::::::::::::::::::ト。\___,..===、/ :_  /::::::::::::::|   |  |
:::::::::::::::::::::::::::|¨\__ ̄    ` ヽ-≠:::::::::::::::::i   |   \          モグ
:::::::::::::::::::::::::::| 、  ο ノ、__   'イ::::::::::::::::::}  |     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄モグ  ̄ ̄
::::::::::::::i::::::::::::|. \        .ノ:::::::::::::::::: ′ |     モグ
::::::l、:::::|\:::::::i   > __...-‐≦:;:::::::::::::::::: /    |
\:| \{  \:::{\__/ミ::::::ノ!::::::/乂:::::::::::: /    j!
_,...\´.ヾ.  \! /─\ノ'\{   〉:::イ/    〃


ちと休憩 30分から一時間ほどで戻ります

     ,    :.:.:./  .:.:.:.:.:.:.:/斗‐`  `´¨ー-}
    ′:.:.:.:.:.:.:.:.:′..:.:.:.:.:.:.:/          !:....

   /.:: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.|.::.:.:.:.:.:.:.:.|           |:.:.:i     .
   /.: .::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:.:.|           |:.:..i     :
  / :: .:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.|  ̄ ̄¨`‐-、.    マ.:l  :   i
.  ′.::.:.:.:.:.:.:.:.:.;:.:..}:. ! :.:.:.:.:::|≠圻示ミ、      Ⅴ:. .: / , :!
  ,:.:.:〃:.:.:.:.:.:./:.:..::l:.:|.:i:.:.:.:.:.!ヽ弋y::rソ`    /,__\:: l: {::.,′
 .':.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:::::|:ノ:}:.:.:i:.:.|  `゙¨´      ´ん斥:. i: l/
 l i:.:.|  :.:.:.:.l :.::::::イ.::}:.:.:|:丿           i 弋ソ冫::. {
 | l:.:.|: :. :.:.:.:|:、_彡'::!:.:.:};′         /     /人弋_, 帰るまで30分から一時間かかると言った場合
 | l!:.:l: ::. :.:.:.|: :.::: :: ::ノ:.:./               ,:::. |\、_,
 | |!:.:::: :::. :.:.{:. ::: ::/:.:./      丶 ニ ァ     /::::.Ⅶ   ̄  30分くらいで帰ってくる そういう人に私はなりたい
 ヾハ::.:::.::::. :.:';: ::: / , /. \        ¨   /::ハ:::|ヽ-  
  ハ::::::::::::.. :';:ー彡イ::|    、        ..::::ハ:l! ゝ:、       再開します
    ヽ:: :::::\ヽ::.  :|    > .    /:;イ/ l:|  ヾ、_ノ
    .:: ::::::  `:::::.   !      /::::≧-':::::/〃 弋__,
    / .:::::. :  ::::.  |¨ー- _ /_:::::::::::::::ノ
.   /  .:::::::. :.  :::::. :.!   /¨|i `ーi:::.';∧
.  ノ/ ..:::::::::::. :.  ゝ:::..|  / ∧ / |:::::.'.,∧

ドバシャシャシャシャシャシャザバザバザバザバザバッ

赤沢「くぅ…ここんとこやたら天気が悪い日が続くけど、今日はまた一段と荒ぶってるわね…」

赤沢「うぎぎぎ…雨で前が見えない…風で上手く歩けない……これも災厄なの…?」

赤沢「みんなは大丈夫かしら…心配だわ。早く帰って安否確認を取らないと…わっぷ!」

赤沢「くっ…舐めないでよね…この程度の嵐で……責任ある……対策係が………」

赤沢「…ッ!!」カッ

赤沢「務まりますかってぇーのぉ!!」

ゴォオォォォォォオオオオオッ!!

赤沢「きゃあああああっ」ベシャァッ

赤沢「あ…あいたたた…こ、こけた……あうぅ、パンツ濡れ…」

赤沢「ん?」



恒一「裂けよ天空!!轟け雷鳴!!次は当てろよ!!フハ、フハハハハハ、フゥーハハハハハハハァ!!」ビシャビシャビシャ



赤沢「な………何してるの…恒一くん…」

ドバシャシャシャシャシャシャザバザバザバダバダバダバダバ…

赤沢「ちょっと恒一くん!?何してるのよこんな嵐の中を一人で!」

恒一「フハハハハ!!フハ、フゥ――ハハハハハハハ!!!」

赤沢「恒一くん!恒一くんったら!ねえ!?」

恒一「フハ、フハハハハハ、ヒィーハァーッ!!」

赤沢「ちょっと!無視しないでよ!もおっ!ちゃんとこっち向きなさいよッ!!グイッ

恒一「ヒーハ……あぁ、赤沢さんか…」

赤沢「赤沢さんか、じゃないわよ…もう、ビショビショじゃない……胸元もこんなにはだけちゃって…風邪ひいちゃうわよ!?」

恒一「ふっ…赤沢さんこそ僕から離れたほうがいいよ…榊原菌がつくから…」

赤沢「え?何!?なんですって!?風が凄くてよく聞こえないわ!!」

恒一「僕は呪われてるんだ…僕が悪いんだ…悪性の榊原菌の仕業だ…」ブツブツ

赤沢「ええぇ…?」

恒一「榊原菌が移るぞ~ヒュ~逃げろ~逃げなきゃ赤沢さんも感染しちゃうぞ~おろろろろろ~」オロロロロ~

赤沢「なっ、何わけのわからない事言ってるのよ!?まあいいわ!こっち、着いて来て!」バチャバチャ

赤沢「もうちょっと行けば私の家に着くから!!そこで身体拭いて、天候が回復するの待ちましょう!?」バチャバチャ

赤沢「せ…せっかくだからコーヒーでも飲んでいきなさい!上質なハワイコナエクストラファ…」バチャ…

赤沢「…?」

赤沢「恒一くん!?」クルッ



恒一「さあ赤沢さんは行ったぞ!雷当てゲーム再開だ!汚物は焼却だ!爆・雷・砲!!爆・雷・砲!!」



赤沢「何なのよもおぉおお~~っ!!」バチャバチャ

赤沢「ほらっ!こっち!!」ギュッ

赤沢「ちゃんと歩きなさいよ!もうっ!シャキッとなさい!」バチャバチャバチャ

恒一「うっうっ…ほっといてよ…死なせてよ…」ヨタヨタ

・・・・・・・・・・
・・・・・・・

赤沢「やっと着いたぁ…あうう、もう全身ずぶ濡れ…」

赤沢「ただいま~!お母さーん!悪いんだけどタオル持ってきて~!二つねー」

赤沢「あ、お父さんが持ってきてくれたんだ、ありがと」

赤沢「えっと、彼はクラスメートの榊原恒一く…お、お父さん?」

赤沢「お父さん落ち着いて!なんでそんなに怯えてるのよ!腰抜かすことないでしょ!もうっ!」

赤沢「へ…?ちょ……か…彼氏って……」

赤沢「お、お父さんたら、そんな、やだもう、違うわよ、まだ、えへっ、そ、そんな言い方しないでよぉ~」

赤沢「えへへへ、ごめんね恒一くん、お父さん、えへ、何か勘違いしてるみたいで…うえへへへ…」

赤沢「/////////」コホン

赤沢「ほ、ほらお父さん、もういっこタオル持ってきてよ!」

赤沢「ほら急いで!恒一くんを遠巻きに威嚇してないで早く!風邪ひいちゃうでしょ!」

赤沢「まったくもー…ごめんね恒一くん」

赤沢「あ、お母さん…タオル持ってきてくれたんだ、ありがとう」

赤沢「えっと、彼は…か……く、クラスメイトの榊原恒一くん……」

赤沢「うん、ちょっと雨の中で立ち往生してたから連れて…わっ」

赤沢「こ、恒一くん?どうしたの?何を怖がってるの?」

赤沢「う、うん…なんだかわかんないけど、ちょっと…ううん、かなり辛い目にあったみたいで…」

赤沢「ずっとこんな調子なの…普段はもっと落ち着いてて、優しくて頼りが……」

赤沢「………んんっ…こほん…」

赤沢「そ、そういうわけだから、恒一くんが落ち着いたら、また改めて紹介するから…」

赤沢「え?今お父さんに命令してお風呂の用意させてる?さすがお母さん!ありがとう!」

・・・・・・・・・・
・・・・・・・

赤沢「よし、あらかた水気は拭き取れたわね」

赤沢「恒一くん、今お風呂焚けたから先に入って?」

赤沢「あの調子じゃずっと雨に打たれてたんでしょ?いいのよ遠慮しなくたって」

赤沢「私は濡れたって言っても、そんなに長く外にいたわけじゃないし…」

赤沢「え?自分が入るとお湯が穢れる?榊原菌で呪われる?なにバカな事言ってるのよ」

赤沢「もうっ、さっさと入っちゃって!じゃないと私が入れないでしょうが!」

赤沢「い・い・か・ら・は・い・る・の!お客様が先に入るのは当然でしょ!」

赤沢「さあ入った入った!しっかりあったまるのよ!」

赤沢「ふぅ……やれやれ」

赤沢「ママ、ママー!」ドタドタ

赤沢「ねえママ、コーヒーってどうやって淹れるの?おいしいコーヒーの淹れ方教えて!」

赤沢「ママがいつもやってるやつ、やり方教えて欲しいの!」

赤沢「うん…うんうん…かして、あたしやる」

赤沢「こう?これでいいの?で、このハンドルを…ふむふむ、おいしくなぁれ、おいしくなぁれ…」ゴリゴリ

赤沢「って、真面目に教えてよ!子供扱いしないでってば!」

赤沢「もう……なに笑ってるのよぅ、ママのいじわる…」

赤沢「で、挽いて粉にしたら次はどうするの?ふんふん、フィルターに移して…量はこれでいい?ねえママ、ちゃんと見ててよ!」

赤沢「このフラスコに乗せて…こう?後はお湯を少しづつ入れるのね?わかったわ!」

赤沢「……………」トポポポ…

赤沢「……………」ジワジワ…

赤沢「……………」トポトポ…

赤沢「おいしくなぁれ…おいしくなぁれ…」ジワジワ…

赤沢「おいしくなぁれ…おいしくなあれ…」トポポポ…

赤沢「おいし…っ」ピタ

赤沢「…………」

赤沢「な…なに見てるのよ、パパ…」トポトポ

赤沢「別にいいでしょ…そのうち淹れ方教わろうって、前から思ってたんだから…」

赤沢「なんなのよその顔はぁ……もうっ、あっちいっててよ!今集中してるんだから!」

赤沢「そ、そんなに落ち込むことないじゃない…」トポトポ

赤沢「…………」

赤沢「そ……そのうちパパにもご馳走してあげるから…」

赤沢「…………」

赤沢「ふふふ…」

赤沢「単純だなぁ、パパは…」トポトポ…

赤沢「っと…ママ、これで完成?ちゃんとできた?やったぁ♪」テーレッテレー

赤沢「そーだママ、カップカップ!いつものじゃなくって、ほら、あの素敵なやつどこに仕舞ったっけ?」

赤沢「え?後はママがやる?いいわよ、あたしやりた…え?」

赤沢「お……お背中流し…って………!」

赤沢「ば、ば、ばっ、バカな事言わないでよ、もう、出来るわけないじゃない!」

赤沢「無理無理やだやだ、ダメ絶対無理!」

赤沢「………」

赤沢「そりゃあ、おにぃにはよくやってたけど、おにぃは…おにぃだし…」

赤沢「……もう一度、おにぃの背中流してあげたいって泣いて、ママを困らせたこともあったけど…」

赤沢「でも…」

赤沢「……………」

赤沢「…恒一くんに…ふしだらな子って思われちゃったら………そんなのヤダもん…」

赤沢「………」

赤沢「…………えっ?」

赤沢「ちがっ…そんなんじゃ……」

赤沢「そんなんじゃ………」

赤沢「…………なくはない…けど…」

赤沢「……………」

赤沢「わかんないけど……そう…なのかも…」

赤沢「////////」

赤沢「………」

赤沢「だ、だから行かないってば…」

赤沢「えぇ…そうかなぁ…ど、どうしようかな…」テレテレ

ガチャン…

赤沢「………あっ」

赤沢「恒一くん、お風呂あがったみたい…」

赤沢「…ホッとしてなんかないわよ」

赤沢「な、なによ…別に残念だなんて思ってないんだから…もう」

赤沢「………コホン…」

ガチャッ

赤沢「あら、恒一くんあがったのね。服のサイズはまあまあ合ってるわね」

赤沢「パ…お父さんの部屋着だからちょっとおじさん臭いけど、我慢しなさい」

赤沢「じゃあ、次は私が入るから、座ってテレビでも見てなさい」

赤沢「ふんっ、い、言っておくけど、覗こうなんて思わないでよね…」

赤沢「…?」

赤沢「……っ!」

パタン

赤沢「もう…ママったらニヤニヤしちゃって…恒一くんに変な事吹き込まないでしょうね…」

・・・・・・・・・・
・・・・・・・

赤沢「……………」チャプ

赤沢「…………わ…」

赤沢「わわわ…ちょ、なにこれ…」

赤沢「凄い…恒一くん、今ウチにいるんだ…」

赤沢「あわわ、そういえばこのお湯も…恒一くんが浸かった…ひゃー…」

赤沢「………」

赤沢「……も、もうちょっと浸かってよう…」

赤沢「あ、でも早く出ないとコーヒー煮詰まっちゃったりしないかな…」

赤沢「あうう…名残惜しい…」ブクブク

赤沢「ふぅ…いいお湯だったわ…」

赤沢「いいお湯だった…うん…」

赤沢「………」

赤沢「……前髪、変じゃないよね…」クイクイ

赤沢「ふぅ…よしっ」

ガチャ

赤沢「恒一くん、お待たせ」

赤沢「あれ、お母さんは?」

赤沢「ふぅん…あの後すぐに用事があるって、ねぇ…」

赤沢「………♪」

赤沢「あ、そうだ恒一くん、コーヒーでも飲まない?さっき淹れたのよ。私が」

赤沢「私が淹れた上質なハワイコナエクストラファンシー、イノヤでも扱ってる香り高い……」

赤沢「……」

赤沢「な、なによその切なそうな顔は……」

赤沢「はい、恒一くん」カチャ

赤沢「…どうしたのよ、凄い汗だけど…」

赤沢「………」

赤沢「な、なんか変かな、このコーヒー…」

赤沢「じ…実は私、コーヒー入れたの今日が初めてなの」

赤沢「だから、もしかしたら美味しくないかも…ごめんね、恒一く…」ウル…

赤沢「…あ」

赤沢「え、美味しい?ほんと?」

赤沢「よかったぁ…えへへ…嬉しいな…」

赤沢「んっん、こほん……」

赤沢「ところで、一体何があって嵐の中を彷徨って……」

赤沢「あーごめん言いたくないならいいのよ、ウン無理に言う事ないわ、ウン言いたくない事もあるわよね、うん」

赤沢「………うん…………」

赤沢「…あるある…………」

赤沢「……………………」

赤沢「……………………」

赤沢「ご、ごめん恒一くん、ちょっと部屋に行ってくるわ。携帯充電してくる…」

パタン

赤沢「はぁっ……」

赤沢「…あう…どうしよう、全然間が持たない…」

赤沢「はぁ…」

赤沢「!」

赤沢「あっ、ママ…」

赤沢「え、恒一くんの事で話がある?なになに、どういうこと?」

赤沢「酷い人間不信、特に年上の女性に対する恐怖感…そして何より自分自身を憎悪してる?」

赤沢「恒一くんが?なんで?え、言えない?教えてよママ」

赤沢「恒一くんの名誉のため…じゃあ仕方ないか…」

赤沢「でも、なんで分かるの?恒一くんとお話ししたの?」

赤沢「会話したわけじゃないけど、恒一くんの容姿や状態、ママに怯える態度…それらを複合するとなんとなく解る?ママ凄い!」

赤沢「ねえママ、どうしよう。私、恒一くんを元気付けてあげたいの。なんとかならないかなぁ…」

赤沢「お願いママ、恒一くんを元気にするために力を貸して」

赤沢「ママじゃ無理?むしろ危険?どういう事なの?言えない…そんなー…」

赤沢「え、私にしかできない?でも、私どうしたらいいのか…」

赤沢「………」


赤沢「わかった、やってみる。ありのままの自分で接してみるわ」

赤沢「お待たせ、恒一くん」

赤沢「………」

赤沢「恒一くん、手を出して」

赤沢「…?」

赤沢「赤沢さんまでって、どういう意味よ…?」

赤沢「ちょ、なんて顔してるのよ……」

赤沢「んん…?」

赤沢「ほら、握手握手!初めて会った時もやったでしょ」

赤沢「そういう意味かって、他にどういう意味があるよ…変な恒一くん」

赤沢「ふん…さっさと出せばいいのよ」

赤沢「はい、握手」ニギ

赤沢「………」ジー…

赤沢「ふむ……」ニギニギ

赤沢「ん?別に手相を見てるわけじゃないわよ」

赤沢「んー…」コネコネ

赤沢「ふーん…」サワサワ

赤沢「…………うん…」

赤沢「ねえ、恒一くん」

赤沢「恒一くんが何を苦しんでるのか、私は知らない。だって恒一くん話してくれないし」

赤沢「ああ、いいのよ。言葉にするのも苦痛だっていうなら、私もあえて聞かないわ」

赤沢「でもね、どんなに自分を嫌っていても、恒一くんはやっぱり恒一くんよ」

赤沢「こうして触れると解るの。恒一くんの手は、初めて会った時と変わってないわ」

赤沢「それにね、私やっぱり思うの。恒一くんは自分で思うほど悪くないって」

赤沢「だって悪いヤツなら、今の恒一くんみたいに悩んだり苦しんだりなんてしないでしょ?」

赤沢「悪びれないでシラッとしてるもんよ、そういうヤツは。ほら、恒一くんとは違うでしょ?」

赤沢「恒一くんはいい子よ……私が保障します」

赤沢「だって、恒一くんの手に触れてると、私とっても落ち着くもの…こんなに心が休まるもの…」

赤沢「ふふ…ちょっと間が悪いけど、思いやりがあって、優しくてあったかい…私の好きな手…」

赤沢「いくら今の自分を嫌ってても、きっとまた好きになれるわ」

赤沢「今までよりもっと……きっと、想像もしてなかったくらい…好きになるから…」

赤沢「…………」

赤沢「……私が…保障するんだから…」ポッ

赤沢「…………」

赤沢「ねえ…やっぱり私達、ずっと前にどこかで一度会って……恒一くん?」

赤沢「ちょっと、泣くことないでしょ…やだ、もぅ、恒一くんたら……」ウルッ

・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・

赤沢「落ち着いた?恒一くん」

恒一「………うん…ごめんね赤沢さん…」

赤沢「ふふ、いいのよ」

恒一「僕、お蔭でなんとか立ち直ることができそうだよ。ありがとう、赤沢さん」

赤沢「えへへ…よかった…ホントに…」

恒一「それにしても、赤沢さんにはみっともないトコ見られちゃったな…」

赤沢「あら、気にしてるの?恒一くんも意外と男の子なのね」

恒一「そりゃあね…って、そんなに意外かなぁ…」

赤沢「うふふふ♪恒一くんの弱みを握っちゃった。どうやって付け込んでやろうかしら」

恒一「ははは…お手柔らかに頼むよ」

赤沢「そうねぇ……」

赤沢「うん、じゃあこうしましょう」

赤沢「私、今日の事は誰にも言わない。その代りに……」

恒一「そ…その代わり?」

赤沢「恒一くんも、今日の事は誰にも言わないって約束して欲しいの」

恒一「…あ、あれ?そんなんでいいの?」

赤沢「何よ、不服かしら?」

恒一「そんなことないけど……わかった、約束するよ」

赤沢「本当?約束だからね!?破ったら承知しないんだから!」

恒一「誰にも言わないよ。でもこんな事でいいの?お昼くらい奢らせたっていいのに」

赤沢「………いいのっ…と、とにかく…今日の事は、秘密にしておきましょう…」

恒一「うん…わかったよ」

赤沢「………二人だけの…約束……二人だけの秘密に……」///////

恒一「え?何か言った?」

赤沢「ななな、なんでもないわよぅ!あっ、み、見て恒一くん、雨が止んでるわ!」

恒一「え?あぁ…ほんとだ。いつの間に……」

赤沢「わぁ…さっきまでの嵐が嘘みたい…」

恒一「眩しい…なんだか久しぶりに陽の光に当たった気がするよ」

赤沢「きれいね…濡れた草木にお日様の光が降り注いで、世界が輝いて見えるわ…」

恒一「うん…こんなに綺麗だなんて…気が付かなかった…」チラリ

赤沢「わぁー……」

恒一「…本当に…あったかくて…きれいだ…どうして気が付かなかったんだろう…」ボソ

赤沢「え?」

恒一「あっ、いや……何でもないよ、うん……あ、虹が出てるよ赤沢さん」

赤沢「わぁ、ほんとだ……。ねえ恒一くん、コーヒーもう一杯どう?服が乾くまでまだ時間があるわ」

恒一「そうだね、じゃあ頂こうかな。赤沢さんのコーヒー、すごく美味しかったよ」

赤沢「当然よ!美味しくなるように淹れたんだから♪」


おし まい

その夜…


赤沢「あああああああああああああああああ!!!!」ボフッ

赤沢「うああああああああああああああああ!!!!」バタバタバタバタ

赤沢「ああああああああああああ…」ピタ

赤沢「…………」

『だって、恒一くんの手に触れてると、私とっても落ち着くもの…』
『ちょっと間が悪いけど、思いやりがあって、優しくてあったかい…私の好きな手…』
『いくら今の自分を嫌ってても、きっとまた好きになれるわ』
『今までよりもっと……きっと、想像もしてなかったくらい…好きになるから…』
『私が…保障するんだから…』

赤沢「あ………」プルプルプル

赤沢「ああぁぁぁ~~……ひゃああああああああああっ!?」バタバタバタバタ

赤沢「うそぉおおおおおおおお!!!ちょっとちょっと、えええーーーーーー!!??」ジタバタジタバタ

赤沢「デュフ、デュフフフフフフ、えへへへっ、うえっへっへっへっへぇ~~~~」ニヤニヤニヤニヤ

『ありがとう、赤沢さん』

赤沢「んにゃああああああああああああ!!!にゃああああああああああ!!」ゴロゴロゴロゴロ

『二人だけの秘密』

赤沢「ふんにゃあああああああああああああ!!はにゃああああああああああ!!」ゴロゴロジタバタ

赤沢「………」ピタ

『すごく美味しかったよ』

赤沢「~~~~~~~~~~~~っ♪」ニィィヤァァァ……

赤沢「イヤッホォオオオオオオオイ!!美味しいってキャッホーーーーい!!」

赤沢「そりゃもう込めましたから!愛情ドンドコ詰め込みましたからって何言ってんのよぉ~もお~~ヤダァ~♪」ゴロゴロゴ

 ガ ン ッ !!

赤沢「ぎゃっ!?」


 現象
(´・ω・`)ノ year

赤沢「………」

赤沢「………………」

 現象
(´・ω・`)ニヤリ

赤沢「……………………プッ」

 現象
(´・ω・`)…?

赤沢「……………プゥwwwwwwッ…プクフフフフゥ~~~~♪」プルプルプル

赤沢「あっひゃっひゃっひゃっひゃっひゃ!!あばばばばばばばばばばヒィーハァー!!」バタバタバタ

 現象
(´・ω・`)

赤沢「聞いた!?聞きまして奥様!?恒一くんまた遊びに来ていい?って!あたしの淹れたコーヒー飲みたいって!!」

赤沢「あとねあとね!今日のお礼にウチで夕ご飯振舞ってくれるって!!パパとママにも挨拶したいからって!!」

赤沢「やだこれ完全プロポーズじゃない!!ちがう?違わないわよねぇ!?ヤッホウ!イヤッホウ!!」ゴロゴロゴロ


 現象
(´・ω・`)…

赤沢「あー何この気持ち!なんか変な感じ!すんごいいい感じ!」

赤沢「居ても立っても居られない!何これ何これぇ!!」

赤沢「あーなんかくる!なんかくる!なんか、あっ」ゾクゾク

赤沢「んあはーーーーーーん!!」ビクンビクン

赤沢「…はっ…はぁ…っ?」

赤沢「は…ひぁぁ…な…なな…?」

赤沢「なに今の…なに今の気持ちいいの…す…凄いぃ…」

赤沢「ああ…きっとあれだわ…今ので…あたし…」

赤沢「妊娠したんだ…きっとそうだ…」

赤沢「恒一くんの赤ちゃん宿っ…ぁ…ああっ」ゾクゾクゾク

赤沢「はーーーーーーーん二人目ぇえええ!!!!」ビクンビクン


 現象
(´・ω・`)=3

 現象
(´・ω・`)アホクサ…コトシハモウイイヤ…

 現象
(´・ω:;.:...

 現
(´:;.:... 


(  オシアワセニネ…


おし まい

          ..,....::―:::....,
         /三三三三\

        .,.:゙三:x三三三三::`フ
       . ,'三::/ `¨ ー――‐,}
       {三ニ〉 , ‐ 、  , __ .リ
      ./、_}ニ{_/‐、。、',___,'。,.ハ

      { { }ニ|   `´/´ {`´ }.} 丁度いい時間に終わってよかったわい!
      ∧`'.|ニト,`ー‐.'ー,_,ノ-.イノ
       .',‐.ミミ{  ィ,'二二':, .リ   読んでくれてありがとよ!じゃあの!
       /, }    ´, ― ,`,'
       ,'ニ`:ト.、        ∨
     ./三三:::≧\    .,イ',

   .r‐/三三三三三`¨¨¨¨´三'、
__,..:≦三三三三三三三三三三三≧::....,
三三三三三三三三三三三三三三三三≧ー‐:::.....
三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三

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