恒一「好感度を調べる機械?」 (108)
恒一「インドに居る父さんが送って来たけど……」
恒一「幾らなんでも胡散臭いような」
恒一「でも『神秘の国インド』なんて言葉もあるし……もしかしたらということも」
恒一「まあ試しに怜子さん相手に使ってみれば本物かどうか分かるか」
恒一「怜子さんの僕に対する好感度はともかく、僕の怜子さんに対する好感度はどれくらいか自分で分かるしね」
恒一「どれどれ説明書は、と……」
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【操作方法】
1.メインユーザーを登録 ※一度登録したら変更出来ません※
2.サブユーザー(調べたい相手)に向けてボタンを押す
3.それぞれの数字が出る
恒一「なるほど、すごく分かりやすいな」
恒一「じゃあ早速……僕をメインユーザーに登録して」
恒一「よし、怜子さんで調べてみよう」
恒一(という訳でリビングにやってきた)
恒一(怜子さんは相変わらずだらしない格好でソファーに寝そべっている)
怜子「……恒一くん? どうしたの? あら、その手に持ってるのは……」
恒一「これはですね」
恒一(待てよ……正直に説明して変な結果が出たら気まずいな……ここは誤魔化しておこう)
恒一「実は父さんがインドから送ってくれた玩具で、表示される数字の大きさで勝負するっていう……」
怜子「こんなこと言うのもあれだけど、正直それやって面白いの?」
恒一「いえ、まあ僕もそう思いますけど、せっかく父さんが送ってくれたものなので」
怜子「そっか……まあ、うん。どうせ休みでやることないしね。いいわよ、やろっか」
恒一「ありがとうございます。では、早速……」
↓1 恒一→怜子
↓2 怜子→恒一
恒一「どれどれ……」
【診断結果】
恒一→怜子 62
怜子→恒一 61
恒一(62――説明書的には『どちらかと言えば好印象』だったかな)
恒一(僕に関しては当たってるし、多分だけど怜子さんの61も妥当な感じだ)
恒一(うーん、でも流石にこれだけだと本物かどうなのか判断に困るな)
怜子「どうだった?」
恒一「あ、はい。僕が62で怜子さんが61、なのでギリギリで僕の勝ちですね」
怜子「そっかぁ、負けちゃったかー」
恒一(仮に本物なら、だけど。家族としては理想的な関係性かな)
恒一「付き合ってもらってありがとうございました」
怜子「それは別に良いけど……」
恒一(よし、次はお爺ちゃんで試してみよう)タッタッタ
怜子「……あれ、面白かったのかしら」
お爺「可哀想になー可哀想に」ブツブツブツ
恒一(お爺ちゃんに対する僕の好感度は多分あれくらいだ)
恒一(あれくらいの数字が出たら、これは本物だと考えてもいいかも……)
恒一(お爺ちゃん、ごめんね)
↓1 恒一→お爺ちゃん
↓2 お爺ちゃん→恒一
【診断結果】
恒一→お爺ちゃん 76
お爺ちゃん→恒一 24
恒一(想定してた70超え……これは本物の可能性が高まったぞ)
お爺「可哀想になー」
恒一(今はもう余り意思疎通が図れないけど、子供の頃はよく優しくしてくれたからなあ)
お爺「可哀想や」
恒一(でも……お爺ちゃんはたった24。これってどちらかと言えば嫌いな部類だよな)
お爺「可哀想にーご飯はまだかー」
恒一「どうして」
レーチャン「ドーシテ! ドーシテ!」
恒一(何回話しても僕の年齢を間違えるし、お爺ちゃんにとって僕は子供のままで今の僕と結びつかないのかな)
恒一(だから嫌い、とか……まあ、考えてもしかたないか)
恒一(でもこれでかなり信憑性は高くなってきたな……)
恒一(あとは最後に出かけてるお婆ちゃんとでも調べられたら) ピンポーン>
恒一(誰だろう……お婆ちゃんは鍵持ってるし)
恒一(というか怜子さんは出られる格好じゃないし、僕が出るしかなさそうだ)
恒一「はい、どちらさまですか?」ガラガラガラ
沙苗「やっほー、ホラー少年♪」
恒一「水野さん? どうして……」
沙苗「ほら、前に病院まで検診に来た時に、今度貸すって言ってた小説あったじゃない?」
恒一「そういえば、そんな話も……」
沙苗「だから、今日持ってきた」
恒一「え、わざわざですか?」
沙苗「たまたま近くに寄る用事があったからね」
恒一「そうなんですか、そうだとしてもありがとうございます」
沙苗「ううん、別に気にしないで」
恒一(そうだ、最後に水野さんで試してみよう)
恒一(真偽の確認はこれで最後だ。水野さんであれくらいの数字が出たらこれは本物に違いないぞ)
沙苗「なにその機械? ふふっ、ホラー少年はハイテク少年に進化したのかな?」
恒一「ええ、まあそんなところです」
恒一(さて、どうなるか……)
↓1 恒一→沙苗
↓2 沙苗→恒一
【診断結果】
恒一→沙苗 31
沙苗→恒一 71
恒一(これは本物確定だ……)
恒一(水野さんは美人で優しくて、入院中も話相手になってくれて凄く感謝してるんだけど……)
沙苗「?」
恒一(……ちょっと、距離感が近い気がするんだよね)
恒一(規定の時間以外にも僕の病室に来たり)
恒一(いちいちボディタッチとかも多かったり)
恒一(食事の時も「あーん」とか言ってからかってくるし)
恒一(決して嫌いではないんだけど、ちょっと苦手意識がある、というか……)
沙苗「おーい、ホラー少年?」
恒一「あ、はい?」
沙苗「急に黙っちゃったから。それで、その機械で何が分かったのかな?」グイグイ
恒一「ち、近いですよ」
沙苗「31と71……何かの暗号? うーん……」
恒一「内緒です」
沙苗「えー」
沙苗「そう言われたら気になる……って、うわ、もうこんな時間かあ」
恒一「あ、用事ですか?」
沙苗「うん、本渡したらすぐ出る予定だったからね」
恒一「すみません、忙しいところをわざわざ」
沙苗「それは別に良いってば。好きでやったことだし、それよりも今度の検診の時に感想聞かせてね」
恒一「あっ、はい」
沙苗「それじゃあ三神さん達にもよろしくね」ガラガラガラ
恒一(やっぱり良い人だよね……うん。少しでも苦手意識を無くしていかないと)
~週明け~
恒一(さて、今日はいよいよ登校だけど……)
恒一(この機械、どうするかなあ……小型だし荷物にはならないけど)
恒一(クラスメイトでも調べてみたい、という気持ちはやっぱりあるんだよね)
恒一(でも、今更だけど流石にそれは止めておいた方がいい気もするし)
恒一(う~ん、どうするべきか)
↓コンマが50以上で前向きな動機、50以下で後ろ向きな動機
別にこの後の展開にはそこまで影響ないので気楽にどうぞ
恒一(前の学校と違って、今の学校は過ごしやすい)
恒一(こんなの、調べない方がいい)
恒一(でも……)
恒一(前の学校だって、仲が良いと思ってた相手が実は裏で苗字をネタにして笑ってたりとかあったしね)
恒一(……)
恒一(……)
恒一(とりあえず、持っていくだけ持っていこう)
恒一(別に持っていったからって絶対調べなくちゃいけない訳でもないし)
~学校~
恒一「おはよう」ガラガラガラ
勅使河原「おっす、サカキ!」
望月「おはよう、榊原くん。今日はいつもより遅いね、どうしたの?」
勅使河原「あはは、もしかして寝坊か?」
恒一「いや、うん。まあそんなところ……」
恒一(機械のことで悩んでて少し家を出るのが遅れたんだよね)
恒一(……やっぱり持ってくるんじゃなかったかも)
恒一(こうして実際にクラスメイトを前にすると、調べたい衝動に駆られる)
恒一(調べてスッキリした方がいいのか……それともやはり調べないままの方がいいのか……)
勅使河原「サカキ?」
望月「榊原くん?」
↓1が「勅使河原→恒一」、↓2が「望月→恒一」
【診断結果】
勅使河原→恒一 21
望月→恒一 72
恒一(……え?)ゴシゴシ
21『おっす!』
恒一「…………え?」ゴシゴシゴシ
21『何回見ても変わらねーぞ?』
望月「榊原くん、大丈夫? 少し顔色が――」ギュッ
恒一「望月……」
望月「さ、榊原くんっ!? ど、どうしたの急に抱き締めてきて……」
恒一「これからも、僕の友達でいてほしい。……望月がよければ、だけど」
望月「そ、それは、うん、勿論だよっ! でも急にこんな……皆が見てるよぉ……」(カァッ
勅使河原「あはは、どうしたんだ、サカキ? もしかして寝坊したのは青春モノのドラマでも見てたのか?」
恒一「ありがとう、望月」パッ
勅使河原「次は俺の番か? 仕方ないから俺も付き合ってやるよ。ほら、サカキ来い」
恒一「じゃあ席に戻るよ、望月。……それから勅使河原くんも、また後でね」
恒一(少し悲しいけど……やって良かった)
恒一(少なくとも望月は、僕のことを親友と思ってくれてるんだ)
恒一(家族でもない同性相手で70超えなんて、一生の親友だよ)
恒一(少し高い気がしなくもないけど、低いよりは全然いいし)
恒一(というか21ってなんだよ! 最低記録更新だよ!)
恒一(ボケちゃって僕を孫だと実感持ててないお爺ちゃんより低いよ!)
恒一(でも何かスッキリしたな)
恒一(さっきはついカッとなって勅使河原くんに少し露骨な態度取っちゃったけど)
恒一(相手がそうだと分かってさえいれば、こっちもそれに合わせて付き合っていけるだろうし)
恒一(逆にテンション上がってきたぞ……こうなったら調べられる限り調べよう)
恒一「もう何も怖くない!」
↓話しかけてきた相手
小椋「何が?」
恒一「あっ、小椋さん。おはよう」
小椋「おはよう、榊原くん……それで、朝っぱらからバカ騒ぎしてどうしたの?」
恒一(バカ騒ぎ……まあ言われてみれば確かに)
恒一「いや、ちょっとね。友情を確かめ合ってたというか」
小椋「ふーん? ああいう騒ぎは勅使河原が中心のイメージだったから、今日は榊原くんが中心で珍しいなって思った」
恒一「あ、うん……確かに、普段はそうかも」
小椋「?」
恒一(今の僕に怖い物は何もない、小椋さんでチェックだ!)
↓1 恒一→小椋
↓2 小椋→恒一
【診断結果】
恒一→小椋 87
小椋→恒一 84
1.小椋さんエンド
2.続ける
↓1、↓2、↓3 多かった方で
1.小椋さんエンド
ニア2.続ける
恒一「…………え?」
恒一(家族でもない異性同士の80超えって……えっ?)チラッ
小椋「なに?」
恒一(お互いに恋愛的な好きレベルの好感度?)ジーッ
小椋「な、なに……? 何で見つめてるの……?」ソワソワ
恒一(確かに小椋さんのことは好きだなーと思ってたけど)
恒一(それはクラスメイトの中でも、よく話しかけてくれたりして仲が良いからで)
恒一(親友的な好きだと思ってたのに……)
恒一「…………」ジーッ
小椋「な、なんなの? 黙って見つめるのやめてよ」プイッ
恒一(まあ東京ではずっと男子校育ちだったし、女の子を好きになるとかそういう経験無かったから)
恒一(自分の気持ちをちゃんと理解してなかった、として。……いや、そんなことよりも)
小椋「か、からかってるの? 怒るよ」カァッ
恒一(……84?)
恒一(……どこに84の要素が。よくてギリギリ60くらいとしか思えないんだけど)
恒一「小椋さん、ちょっと耳貸して貰ってもいい?」
小椋「は、はぁ? 何いきなり!? きょ、今日の榊原くんちょっと変だよ!?」
恒一「ごめん。どうしても聞きたいことがあって…………駄目かな」
小椋「…………聞けばいいじゃん」
恒一「ありがとう」クチヨセ
小椋「ちょ、息、くすぐったい……」
恒一「ごめん」ボソッ
小椋「だっ、だから、くすぐったいってば……」
望月「………………」
恒一「小椋さんってさ……」ボソッ
小椋「……う、うん」
恒一「僕のこと、好きなの?」
小椋「………………」
恒一「……」
小椋「…………」
恒一「……」
小椋「……は、はぁぁっ!? いっ、いきなり、な、何言ってんのっ!?」(カァッ
恒一「小椋さん、声大きいよ」
小椋「いや、だってっ! 急に榊原くんが変なこと言うからっ!」
恒一「違うの?」ジーッ
小椋「うっ……そ、それは……」
恒一「それは?」
小椋「ち、違うっ! 全然そんなことないからっ!!」タッタッタッ
恒一「あっ、ちょっと……小椋さんっ!? 教室出て行っちゃった」
恒一(今の僕にはあの小椋さんを表現すべき言葉が見つからないけど……)
恒一(あと10年もすればピッタリな言葉が生まれる気がするぞ、気の所為かも知れないけど)
↓声かけてきた人
赤沢「おはよう、恒一くん」
恒一「おはよう……赤沢さんにしては、今日は遅かったんだね」
赤沢「ええ、ちょっとね。朝食を摂る時にコーヒー豆を切らしてることに気付いちゃって」
恒一「うん」
赤沢「それで、まあ……色々と、ね」
恒一「そっか」
恒一(買いに行った、とかってことかな? 赤沢さんはコーヒー好きだし)
赤沢「そんなことより、恒一くん? さっき由美が顔真っ赤にして廊下に飛び出してきたんだけど、何か知ってる?」
恒一「えっと、それは……」
恒一(話しながら、スイッチオン)
↓1 恒一→赤沢
↓2 赤沢→恒一
【診断結果】
恒一→赤沢 91
赤沢→恒一 19
恒一(91? 小椋さん相手の時より高いぞ……)
恒一(自分で自分のことが分からなくなってきた)
恒一(確かに赤沢さんのことは好きだと思うけど、恋愛的な好きだったのか?)
恒一(じゃあ小椋さんは?)
恒一(まさかどっちも好きとか? それともやっぱりどっちも友情的な好きなのか?)
恒一(説明書によれば異性の80超えは恋愛的な好きのはずだけど……個人差があるとか?)
恒一(…………)
恒一(……)
恒一(ふぅ、考察がてらの現実逃避はこれくらいにして……)チラッ
19『こっち見ないでくれる?』
恒一(19……19……ひっくり返すと同じ数字だ、あはは……)
恒一(ははは……はぁ……)
赤沢「恒一くん、聞いてるの?」
恒一「……え?」
赤沢「ふぅ……やっぱり聞いてなかったんだ」
恒一「……ごめん」
赤沢「別にいいわ。それより由美のこと」
恒一「うん」
赤沢「由美は大事な演劇部の仲間なんだから……余り悲しませるようなことはしないで」
恒一「――っ、悲しませるなんて、そんなことしないよ!」
赤沢「…………」
恒一「小椋さんは僕にとっても、…………すごく、大事な相手なんだから」
赤沢「…………そう」
↓1 恒一→見崎
50以下 恒一「それに――――」
50以上 赤沢「だったら――――」
恒一「それに――――」
赤沢「…………」
恒一「赤沢さんのことも、大事だと思ってる」
赤沢「………………」
恒一「……」
赤沢「……」
恒一「……」
赤沢「……ふぅ。とりあえず、謝罪するわ」
恒一「え?」
赤沢「幾らここ最近イライラすることが重なっていたとは言っても……いえ、これは言い訳になるわね」
恒一「……」
赤沢「半ば八つ当たり気味に、恒一くんに突っかかってしまったのは事実だから。その、……ごめんなさい」
恒一「いや、別にいいよ」
赤沢「……ありがとう。――ふぅ。もう少し、頭を冷やしたいから風に当たってくるわね。まだ、始業ベルまでは十分に時間があるから」
恒一「分かった」
恒一(はぁぁ……緊張した)
恒一(それにしても……最近イライラすることが重なって、か)
恒一(よくよく考えれば、少なくとも先週末、学校で会った時の赤沢さんは普通だったような)
恒一(待てよ、勅使河原くん……いや、勅使河原だって先週は……)
恒一(勿論、二人とも実は隠してただけで、僕のことが嫌いだっただけかもしれないけど)
恒一(もしかしたら、金曜の放課後以降に二人に何かが起きたのか? 僕が知らないだけで……)
恒一(いや、考え過ぎか? やはり、そのまま素直に実は嫌いだったという解釈の方が……)
↓話しかけてきた人
多々良「おはようございます」
恒一「あっ、おはよう。多々良さんは今登校してきた……訳じゃなさそうだね、カバン持ってないし」
多々良「はい。吹奏楽部の朝の練習が終わったところです。もうじき発表が近いので……」
恒一「ああ、文化祭の……。なんか、大変そうだね。僕は部活入ってないから分からないけど」
多々良「いえ、でも自分が好きでやってることなので……。大変ですけど、楽しいですよ?」
恒一「そっか」ピッ
恒一(会話しつつ気付かれないよう操作するのに慣れてきた自分が……いや、考えるのはよそう)
↓1 恒一→多々良
↓2 多々良→恒一
【診断結果】
恒一→多々良 44
多々良→恒一 71
恒一(なんだろう……ここまでクラスメイトを調べた中で一番しっくりくる結果かもしれない)
恒一(多々良さんは凄く優しそうという印象だし、仮に僕以外が相手でもまず50は割らなさそうだしね)
恒一(71は……うん、想像より高かったけど。まあ、それだけ多々良さんが良い人ってことなのかも)
恒一(対する僕は44……)
恒一(小椋さんや赤沢さんと比べたら余り話す機会も無いからかな。今日みたいに挨拶程度に話したりはするけど)
恒一(それにしたって50割れか、幾らなんでもこれは……。自分が思ってる以上に勝手に距離作ってたのかな)
恒一(勅使河原や赤沢さんの数値にショック受けておいて、自分のは相手より低くていい、っていうのは流石に勝手だしね)
恒一「あの、多々良さん」
多々良「はい?」
恒一「その、文化祭での演奏……楽しみにしてるから。練習、頑張って」
多々良「…………はいっ! ふふっ、今以上に頑張りますね」
恒一(思わず見惚れそうになる笑顔だ。何だか少し心が洗われた気分)
恒一(……これから少しずつでも、僕の方からも打ち解けられたらいいんだけど)
恒一(始業ベルまでにはまだ時間がありそうだけど……)
恒一(さて、どうしようか……)
↓さらに調べる場合は生徒の名前
調べないなら個別エンドに進みます
上でやったのはただの展開判定コンマだったことにして再コンマ
↓1 恒一→鳴
↓2 鳴→恒一
恒一(学校に来てまだそれほど時間経ってないのに、何か精神的に疲れたな)
恒一(赤沢さんじゃないけど、僕も少し風に当たってリラックスしてこよう)
恒一(となると、問題は場所か……)
恒一(流石にさっきの今で、赤沢さんとはち合わせるのは気まずいし……)
恒一(赤沢さんが行くとしたら中庭かな、多分)
恒一(屋上にしよう)スタスタスタ
恒一「よし」ギイーッ
恒一「はぁ……生き返る――って、先客?」
恒一(赤沢さん……? じゃないよね……というか)
恒一「見崎?」
鳴「……榊原くん、か」
恒一(……僕は友達だって思ってるけど、見崎はどうだろうか)
恒一(あまり感情が読めないし、判断が難しいな……)
恒一(それに、多々良さんが誰に対しても高いレベルで安定してそうなら、逆に見崎は低いレベルで安定してそうというか)
恒一(とりあえず50超えてたら十分かな……)ピッ
【診断結果】
恒一→鳴 56
鳴→恒一 81
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