休み時間

生徒「ねえウッソくんってどっからきたの？」
ウッソ「カサレリアです。」
生徒「なんでISが使えるの？」
ウッソ「わかりません。市場で見かけたISっていうんですか・・それを触ったら無理やり連れてこられたんです」
生徒「学園内に突然できたバラック小屋に彼女と住んでるってホント？」
ウッソ「シャクティは彼女とかではないです！無理やり連れてこられたからシャクティだけでも連れてきたんですよ！」
生徒「あ・・・ごめんね・・・」

ウッソ「ちょっと・・・トイレに」ｶﾞﾀｯ

ウッソ「はぁ・・・」

ウッソ「なんだってこんなことに」

箒「おい」

ウッソ「こんどはなんです？」

箒「・・・」

ウッソ「・・・黙っていられたら何もわかりませんよ」

箒「っ！？」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

ウッソ「・・・？なんなんだ、あのお姉さん」

ウッソ（こんなところいたらシャクティがいよいよ怒り出しちゃう。なんとかして脱出しないと）

放課後


ウッソ（ハロの奴どこ行ったんだ？早く戻らないとシャクティが・・・）

ﾊﾛﾊﾛ！ｳｯｿ！ｳｯｿ！

ウッソ「ん？あの部屋からハロの声が・・」

ｶﾞﾁｬｯ

ウッソ「見つけたぞハロ！勝手に出歩くなって！」

ﾊﾛ！ｳｯｿ！ｼﾉﾉﾉ！ｼﾉﾉﾉ！

ウッソ「何言ってんだハロ。ほら、ささっと帰らないとシャクt」

ｶﾞﾁｬｯ

箒「ふぅ」ﾎｶﾎｶ

ウッソ「ふぇ？」ｻｻｯ

箒「・・・・・・っ！？」

ウッソ「っ！？な、裸のお姉さん！？」

箒「き、貴様ぁぁぁぁぁ！！」ﾌﾞﾝｯ

ウッソ「うわっ！なにを！？」

箒「問答無用！！」ﾊﾞｷｯ

ウッソ「うわわっ！？」ﾋﾗﾘ

箒「女子の入浴を覗くなんて最低だ！！」ﾊﾞｷｯﾊﾞｷｯ

ウッソ「覗いてなんかない！」

箒「言い訳するな！！」ﾊﾞｷｯﾊﾞｷｯ

ウッソ「ルペ・シノさんといい、なんでボクは裸のお姉さんに追いかけられなくちゃいけないんだ！」 ﾄｳｿｳ

学園内に建てられたバラック小屋

シャクティ「ウッソ、大丈夫？」

ウッソ「何もされちゃいないよ。心配性だなぁシャクティは。」

千冬「それで？」

ウッソ「あぁ、すいません。ボクはハロを探していただけなんです。それでハロを見つけて部屋から出ようとしたらいきなり・・」

千冬「お前が覗いたと聞いたぞ？」

ウッソ「それはあのお姉さんがいきなり出てきたからですよ！こっちだっているとは思わなかったんです！ハロに残ってたメモリーご覧になったでしょ！？」

千冬「やれやれ・・・しかし、あの篠ノ乃の太刀を全て避けるとはな」

ウッソ「あれだけ殺気だっていれば誰だって避けることできますよ」

千冬「とりあえず今日は大人しくしてろ。明日はちゃんと授業に出るんだぞ」

シャクティ「そんな！織村さん、ウッソをこんな危ないところにいつまでいさせる気ですか！いい加減にしてください！」

千冬「シャクティさん、ウッソ君はISに唯一乗れる男性として・・」

シャクティ「そんなのどうでもいいじゃないですか！ウッソが危ない目に会うのはもう嫌なんです！」

ウッソ「あぁ、もう！シャクティ！ボクは大丈夫だから。ちょっと調査に協力すればカサレリアにずっと住めるよう手配してくれるんだからいいじゃないか」

シャクティ「でも・・・」

千冬「シャクティさん、ウッソ君の身の安全は私が責任をもって保証します。」

シャクティ「ウッソ・・・わかりました。」

千冬「ありがとうございます。では、また明日だ。ウッソ＝エヴィン」

次の日

生徒「ウッソくん昨日の騒ぎの原因ってホント？」
生徒「女の子に興味あるの？」

ウッソ「・・・ほっといてくださいよ」ﾑｽｯ

セシリア「あらあら、入学して一日でそれでは先が思いやられますわね」

ウッソ「誰です、あなた」

セシリア「誰ですって？今誰とおっしゃいましたの？このわたくしに向かって」

ウッソ「もう一度言わないとわかりません？」

セシリア「まさか代表候補生であるわたくしを知らないわけではありませんわね？」

ウッソ「知りませんよ、そんなの。わかったらボクは去りますね。」

セシリア「なっ・・・なんですのその態度は！」

ｶﾞﾗｯ

千冬「鐘が鳴ったら席につけ。次はないぞ」

セシリア「・・・覚えていなさい」

千冬「・・・というわけで、クラスから一人代表を決める。自薦他薦は問わん。誰かやりたいものはいるか？」

セシリア「はい！わたくしイギリスだいｈ」

生徒「ウッソくんがいいと思いまーす！」

生徒「わたしもウッソくんが！」

生徒「わたしもー！」

千冬「エヴィンか」

ウッソ「ちょ、ちょっと待ってくださいよ！おかしいですよ！そんなの！」

セシリア「お待ちなさい！わたくしが立候補すると言っているんですの！」

千冬「他に候補者は？」

千冬「・・・いないようだな。ではこの二人から」

ウッソ「おかしいって言ってるじゃないですか！そもそもやりたい人がやればいいだけのハナシでしょ！？ボクはそんな目立ちたがりやの仕事なんてゴメンです！」

セシリア「目立ちたがりや・・・？」ｶﾞﾀｯ

ﾂｶﾂｶﾂｶ

セシリア「あなた、先程からわたくしに対して敬意が足りないと思うのですが」ﾋﾞｼｯ

ウッソ「敬意？」

セシリア「わたくしはあなたみたいに偶然ISを動かせただけの素人とは違って、代表候補生ですのよ？」

ウッソ「だからなんなんですかそれ。ボクはやりたくないと言ってるんじゃないか」

セシリア「ではなく、あなたのその態度に対してわたくしは意見を言っているんですの！」

ウッソ「・・・気に障ったのなら謝りますよ。」

セシリア「・・・もういいですわ。所詮なにも知らない素人さんですものね」

セシリア「偶然でIS動かせちゃって舞い上がって、女の子連れてヘラヘラやって来たただのお子ちゃまなら社会の常識も知らなくて当然ですわよね。ふふんっ」

ウッソ「・・・シャクティは関係ないだろ・・！」 ｶﾞﾀｯ

セシリア「あら、気に障りましたの？」

千冬「エヴィン！」

セシリア「あの薄汚い小屋に住んでるガールフレンドが恋しいですの？」

ウッソ「だからシャクティは関係ないって言ってるじゃないか！！」ｼｷｭｳﾊﾟﾝﾁｯ！

セシリア「どぅふぇっ！？」ｶﾞｼｬｰﾝ!

「「「きゃー！！」」」

ウッソ「あなたもウーィッグのカテジナさんのお父さんたちと一緒で特権階級だからそんなこと平気に言えるんだ！」

セシリア「げふぉっ！ひゃ、やめっ」

千冬「やめろ、ウッソ！」ｶﾞｼｯ

ウッソ「放してください！」

千冬「いいからやめるんだ！シャクティさんに連絡するぞ！？」

ウッソ「うぐっ！！す、すいません・・・」ﾋﾞｸｯ

千冬「オルコットも年端もいかない子供相手に煽るな！」

千冬「お互い納得がいかないだろう。決着はISでつけろ。いいな？」

セシリア「」ﾁｰﾝ

ウッソ「ｼｬｸﾃｨｼｬｸﾃｨｼｬｸﾃｨ・・・・」ｶﾞｸｶﾞｸ

千冬「勝負は一週間後だ。一週間後にはウッソの機体が届く。それまで精々鍛えるんだな」

千冬「返事は」

ウッソ「・・・はい」

書き溜めがここまでしかない。
ご飯買いに行ってくる。

放課後

ウッソ（織村さんシャクティに言ってないだろうな・・・もしシャクティが昼間のこと知ってたら・・ｶﾞｸｶﾞｸ）ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ

ﾛｳｶ　ﾃﾞ　ﾊﾞｯﾀﾘ

箒「あっ」

ウッソ「昨日の・・お姉さん」

箒「き、貴様は・・・ 」

ウッソ「し、失礼します！」ｸﾙｯ

箒「お、おい！なんで逃げるんだ！」

ウッソ「逃げるわけじゃないです！さ、さようなら！」

箒「あ、あれはお前が悪いんだ！」

ウッソ「もうそれでいいですよ！放っておいてください！」ｽﾀｽﾀ

箒「おい、どこへ行く？」

ウッソ「帰るに決まってるじゃないですか！もう用はないでしょ！」

箒「待て！ウッソ！」

箒「ウッソ・・・」

次の日

山田「それで、この斥力が働くことによってISは」

ウッソ「・・・」

山田「あの、ウッソくん」

ウッソ「・・・はい？」

山田「わからないところはないですか？」

ウッソ「前に似たようなの動かしたことあるんで今のところはないですよ」

山田「わからないところがあったら聞いて下さいね」

ウッソ「どうも」ﾍﾟｺ

山田（この子12歳なのに似たようなの動かしたことあるって・・・どういう子なの？）

ウッソ「けどパーツを戦闘中にバラせないのは不便ですね。それから空中換装もオートじゃ無理そうだ。」

山田「え？」

ウッソ「いえ、そうしたら壊れたパーツ投げて相手にぶち当てたり出来るってハナシですよ。」

山田「え、えぇ・・・」（本当になんなのこの子・・・）

ウッソ「そうだ、お願いしたいことがあるんです」

山田「なんでしょう？出来ることなら伺いますよ」

ウッソ「同じクラスのシノノさん・・でしたっけ。あの人が昨晩じっとボクらの小屋を見張ってたんです」

山田「えぇ！？そ、それはどういう・・・」

ウッソ「ボクも知りませんよ。ただシャクティが怖がってるんでどうにかして欲しいんです。昼間に本人言おうとしたら走って逃げられちゃって・・」

山田「・・・じゃあ篠ノ乃さんにはわたしから言っておきますから。織村先生にも伝えておきますね」

ウッソ「ありがとうございます」



箒「・・・ウッソ・・・」ﾎﾟﾂﾝ

クラス代表決定戦 当日

昼休み

千冬「ウッソ、お前の専用機が届いたぞ。欧州からはるばるだ」


ウッソ「あれ、これヴィクトリーに似てる？」

千冬「なんだ、知ってるのか？型式　LM312V04IS リガ・ミリティアが密かに開発していたISだ。そういえばお前は一時リガミリティアの世話になっていたらしいな。」

ウッソ「また乗るのか・・・」

千冬「何か言ったか？」

ウッソ「いえ。見かけたことあるなぁと思ったんで。みんなはガンダムって呼んでましたけど。」

千冬「なんのことかは知らないが、お前の機体だ。大事にしろよ。」

ウッソ「・・・学園のISとは随分違うなぁ・・・。特にユニットの機構がまるで違う・・」ｶﾁｬｶﾁｬ

千冬「特別に午後の授業は出なくていい。精々無様な負け方はしないよう放課後までに調整しておけ」

代表決定戦開始

セシリア「怖じけづいたんですの？早く上がってきなさい！」

ウッソ「よし・・・ウッソ・エヴィン、いきます！」ﾋﾞｼｭｯ

BGM　http://www.youtube.com/watch?v=A1KeuFH_z6g

セシリア「手加減は致しませんわ。身の程というものを教えて差し上げます」

ウッソ「体がむき出しっていうのはやりづらいな・・・」

セシリア「怖くて声も出せませんか？」

ウッソ「怖さを感じないほうがおかしいよ！」

セシリア「・・・ふんっ。後悔しますわよ」

千冬『開始！』

セシリア「ブルーティアーズ！」ﾋﾞｼｭﾝｯ

セシリア「わたくしのビットからは誰も逃れられませんわ！」

ウッソ「こんなもの！漏斗がなんだっていうんだ！」ﾋﾟﾁｭｰﾝ！

山田「い、一撃で３機のビットを・・・！？」

セシリア「えっ」

セシリア「ちょっ、えっ」

ウッソ「これで漏斗は全部やっつけたぞ！」

セシリア「そ、そんなビットがあっという間に全滅だなんて・・・」

ウッソ「さぁどうする！まだ続けるの！」

セシリア「よ、余裕なのも今だけですわ！ぶ、ブルーティアーズ！」ﾄﾞｶﾞｯ！

ウッソ「うわ、あ、足のパーツが！」

セシリア「シールドも張っていないなんて！どんだけお粗末な機体なのかしら！ホラホラホラ！」ﾊﾞｼｭﾝﾊﾞｼｭﾝ！

ウッソ「シールドなんて張るもんか！パーツはこうやって使うんだ！」ﾌﾞｰﾂｱﾀｯｸ！

セシリア「へ！？・・あ、足がバラけ・・・ひゃぁぁっ！？」ﾄﾞｶﾞｰﾝ

ウッソ「こんくらいで驚いてどうすんのさ！」ｱｼ､ﾌﾟﾗﾌﾟﾗ

セシリア「ｹﾎｯ・・・な、どうなってるんですのあのIS・・・」

ウッソ「急いで次のブーツを・・・」ｶﾁｬｶﾁｬ

山田「お、織村先生・・・あれはISなのでしょうか・・？」

千冬「・・・・レジスタンスが独自の設計で作ったフレームだ。何が起きても動じまいとは思っていたが・・」

ウッソ「オートパイロット確認！Vモード軸合わせ！ブーツ射出！」

セシリア「こ、今度は何ですの！？」

入場口「ﾌﾞｰﾂﾄﾞﾋｭｰﾝ」

セシリア「」

ウッソ「ドッキングOK！さぁ、どんどん行きますよ！」

山田「」

千冬「どうりで大量にパーツが送られてきたわけだ・・・！」

セシリア「きゃあああああああああああ！！」ﾄﾞｶﾞｰﾝﾄﾞｶﾞｰﾝﾄﾞｶﾞｰﾝ！

ウッソ「ブーツにばかり気を取られてるから！」ﾄﾞｺﾞｫｯ!

セシリア「きゃああああああああああああああ！！」

＼ﾁｭﾄﾞｰﾝ!／


『勝者ウッソ・エヴィン！』

セシリア「うぐっ・・・・・・」ﾊﾟﾀﾝ

ウッソ「うーん！やっぱパーツは当てていかなくちゃ！」

千冬「ウッソの奴・・・パーツには限りがあるということをミッチリ教えなくてはいけないな」ﾊｧ

ウッソ「・・・」ｽﾀｯ

箒「・・・う、ウッソ・・。」

ウッソ「なんですか」ｽﾀｽﾀ

箒「強いんだな・・・見直したぞ。やっぱりお前は昔から」

ウッソ「昔・・？ボクは貴方のことなんて知りませんよ」ｽﾀｽﾀ

箒「ま、待ってくれ！こないだのことは、悪かった！すまない！」ﾍﾟｺｯ

ウッソ「その件はもういいんで。疲れてるんで、また今度にしてください。それじゃ！」



セシリア「ウッソ・エヴィンくん・・・」

セシリア「強くて・・・発想に長けていて・・・素敵な方ですわ」ﾎﾟｯ

─wwﾍ√ﾚvv～（この感じ！）─wwﾍ√ﾚvv～

シャクティ「ウッソに嫌な予感が・・・」

最終回後？

翌日

生徒ウッソくんおめでとー！」

生徒「すごいねーまさかセシリアに勝っちゃうなんて」

ウッソ「たまたまですよ」

生徒「たまたまであんな圧勝できないよねー。さすがスペシャル！」

生徒「ねー」

セシリア「あ、あの・・・」

ウッソ「あ、おはようございます・・・」