絵里「こほっ……こほっ…」にこ「長引いてるね、風邪」 (50)

にこ「水ここに置いとくよ、絵里ちゃん」

絵里「ありがとう、にこ……こほっ」

にこ「熱は大分引いたみたいだけど」

絵里「えぇ……なんか喉が渇いてる感じ」

にこ「たまにはゆっくりしろってことだね」

絵里「……学校の方はどんな感じ?」

にこ「相変わらず賑やかなもんだよ」

絵里「そう……こほっ…こほっ」

にこ「絵里ちゃんいなくて穂乃果ちゃんの元気がちょっとないくらいかな」

絵里「」

絵里「練習の方は順調?」

にこ「もちろん。絵里ちゃんがいなくてもちゃんとやってるよー」

絵里「……ホントかしらね」

にこ「……多少は休憩も多めかもしれないけど」

絵里「まぁそれくらいならね……こほっ」

にこ「とにかく絵里ちゃんは早く風邪を治しなさい」

絵里「はぁーい」

にこ「じゃあ今日もお粥でいーい?」

絵里「むしろお粥がいい」

にこ「にー♪もしかして、にこのお粥がないと生きていけない身体なのかなー?」

絵里「んー……そうかもねー」

にこ「………」

絵里「毎日楽しみにしてるわー」

にこ「……絵里ちゃん、風邪引いたら甘えん坊になるね」

絵里「にこお姉ちゃんが優しく介抱してくれるからねー」

にこ「はいはい。調子いいんだから」

絵里「お願いねー、にこー………こほっこほっ」

にこ「ちょっとかかるから寝てていいよー」

絵里「はーい……こほっ」

にこ「かんせー」

にこ「でも最近毎日絵里ちゃん家でお粥作ってるなー」

希「まるで通い妻やね」

にこ「…………」

希「おー、おいしそーやん」

にこ「もうあんたの神出鬼没っぷりには驚かない」

希「んっふっふー♪スピリチュアルやろ?」

にこ「はいはい。運ぶの手伝って」

希「任されたしっ!」

にこ「それで?今日のお土産はー?」

希「穂むらのおまんじゅうー」

にこ「そりゃ楽しみだ」

希「やろ?ウチ、できる女やしな」

にこ「料理は一切手伝わないけどね」

希「それはどうしようもないしー」

にこ「はいはい。絵里ちゃーん、入るよー?」


シーン…


希「寝とるん?」

にこ「まぁいいや。入っちゃえ」

希「ほやねー」

絵里「……すぅ……すぅ」zzz

にこ「やっぱり寝てる」

希「熱は……もうないんやね」

にこ「咳が続くみたい」

希「乾燥しとるからなー。少し湿度上げた方がいいんと違う?」

にこ「そうか。じゃあ、お湯わかしてこよう」

希「ついでにお茶もー」

にこ「分かったわよ。あんたは絵里ちゃん看てて」

希「了解したでー」

絵里「……」zzz

希「とは言われても寝とるし」

絵里「んん………」zzz

希「ほっぺでもつつこうか?」

絵里「………」zzz

希「…えーりーちー?」

絵里「……んー」zzz

希「……キュアエリチー」

絵里「なによー……ぞみ……」zzz

希「おぉ。おもろいな、これ」

絵里「………んんー」zzz

希「なぁ、エリチー」

絵里「………んー」zzz

希「ウチの生徒会の仕事減らしたりせぇへん?」

絵里「………すぅ」zzz

希「やっぱし減らしといた方がえぇと思わん?」

絵里「………」zzz

希「なー?」

にこ「何やってんの、希」

希「あー、にこっちー」

にこ「全く……寝てる相手に何を吹き込んでるんだか」

希「いやぁ……それほどでもー」

にこ「とりあえずお茶、どーぞ」コトッ

希「ありがとなー」

|  |
|  |∧_∧
|_|´・ω・`) そ~~・・・

|桃|o旦 o
| ̄|―u'
""""""""""

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|  |∧∧
|_|・ω・`)

|桃|o旦o.
| ̄|―u'
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|  | ∧∧
|_|(´・ω・`)

|桃|o   ヾ
| ̄|―u'   旦 <コトッ
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|_|  ピャッ!
|桃| ミ
| ̄|     旦
""""""""""""""""

にこ「絵里ちゃん、まだ起きないの?」

希「ぐっすりやでー」

にこ「どうしようか……お粥冷めちゃうよ」

希「そんときは暖め直すしかないやない?」

にこ「そだねー」

絵里「………すぅ」zzz

希「それにしてもにこっち、ほんまに料理上手やねー」

にこ「……あんたの前ではあんまり作ってないつもりだけど」

希「手際を見とればわかるってー」ズズッ

にこ「まったく……いつから見てたのよ」

希「お茶もおいしいしー♪」

にこ「はいはい」

ズズッ

にこ「あちっ……!」

希「照れとるからって焦っちゃいかんよー?」

にこ「うっさい!」

絵里「んんー……」

希「おっ。キュアエリチのお目覚めやでー」

絵里「んー……誰がプリキュアよー」ゴシゴシ

にこ「あんまし目を擦らない」

希「おぉ!ここにはキュアニコニーもおるやん!二人はプリキュアやー」

にこ「希、あんたちょっと静かにしてなさい」

希「あれー?」

絵里「……にこのお粥のにおい」クンクン

にこ「その通り!ちょうど時間が経っていい具合のあったかさになってるからすぐ食べれるよっ!」

絵里「えー?にこお姉ちゃんのふーふーはー?」

にこ「うっさい!」

絵里「仕方ない……一人で食べよう」

希「エリチ、そんなに にこっちにあーんしてほしかったん?」

絵里「してほしかったー」

にこ「なっ!?」

絵里「たまには頼れって言うから頼らないとねー」

希「あー。本人が言ったんやったなー」

にこ「……あんたたち、後輩がいないからってにこをいじって楽しい?」

絵里「いやいや。先輩後輩は禁止ですし?」

希「にこっちをいじるのは楽しいけどなー♪」

にこ「むー……」

にこ「わかったよ!にこがあーんしたげればいいんでしょ!?」

希「おぉー」

絵里「さすが、にこお姉ちゃん」

にこ「ほらっ!早くしなさい!」

絵里「はぁーい」

希「ほんま、にこっちはいいお姉さんやなー」

絵里「ホント頼りになるわねー」

にこ「もうっ!食べるのっ?食べないのっ?」

絵里「そうカッカッしない」

希「イライラはよくないでー」

にこ「むー!」

にこ「はい!あーんっ!」

絵里「ちょっ……にこ、多い………」

にこ「絵里ちゃん、あーんっ!」

絵里「む………あ、あーん」

にこ「ったく……人をからかって」

希「まぁまぁ。これも普段は見せられんやり取りやしなー」

絵里「はふっ………!はふい……!」

にこ「おー。あまりの熱さに絵里ちゃん涙目ー」

希「ほんまやー」

絵里「んんっ!……ごくっ」

絵里「ちょっと!にこっ!」

にこ「にこをおちょくった罰だよーだ♪」

絵里「……ぐっ」

絵里「ていうか!全然冷めてない!」

にこ「そりゃ土鍋ですし?」

希「寝起きやからって油断したらあかんでー。ましてや相手はにこっちやしー」

絵里「むむ………じゃ、じゃあにこお姉ちゃんのふーふーを要求します!」

にこ「ダメですー。もうしませんー」

絵里「なんでよっ!」

にこ「特に理由はありませんーだっ」

絵里「ケチー!」

にこ「ケチで結構!」

希「……子どもみたいやな」

絵里「頼れって言ったのはにこでしょ!」

にこ「あんまり依存されてもー♪にこがいないと生きていけない身体になっても困るしー♪」

絵里「心配しなくてもにこがいなくても大丈夫ですぅー!」

にこ「へー?ここ最近絵里ちゃんの看病してたのはにこなのにそんなこと言っちゃうんだー?」

絵里「別ににこがいなくても平気でしたー!」

にこ「じゃあ、にこがふーふーしなくても平気じゃんかー」

絵里「それとこれとは話が別ですよーだっ」

にこ「なにさっ!!」

絵里「なによっ!!」

希「二人ともー、穂むらのおまんじゅうがあるんやけどー?」

えりにこ「「ちょうだいっ!」」

希「いやいや。仲良しやねー」

えりにこ「「誰がっ!」」

絵里「大体にこはねっ!いつも生意気なのっ!!」

にこ「絵里ちゃんだって!いつも偉そうにしてるじゃん!!」

にこ「このクソ真面目絵里ちゃん!!」

絵里「生意気にこっ!!」

えりにこ「「ふんっ!!」」


希「漫才みたいやんな」



めでたしめでたし

にこ「むー!」

絵里「むー!……こほっこほっ」

にこ「あっ。絵里ちゃん、大丈夫?」

絵里「ん……こほっこほっ………平気」

にこ「もー……あんまり無理しちゃダメだよー?」

希「無理させたのはにこっちやん」

にこ「………ごめん」

絵里「いやいや。それに乗っかった私も悪い……こほっ」

にこ「とりあえず絵里ちゃんはお粥食べちゃいなよ。ホントに冷めちゃうから」

絵里「はーい。では、いただきます」

にこ「どうぞー」

絵里「はふっ……はふっ…」

希「いやぁ。それにしてもさっきのやり取りは他のメンバーには見せられんなー」

にこ「ねー。まさか絵里ちゃんがあそこまでねー」

希「先輩後輩禁止って言っても下級生相手には遠慮しとるゆうことやね」

にこ「同級生……とりわけにこ相手には遠慮がない!」

希「割りとウチにも遠慮はないけどなー。いつも怒られとるし」

絵里「ん……ほれは」

にこ「絵里ちゃん、お口にものを入れたまま喋らない」

絵里「む………」ゴクッ

絵里「……ごめんなさい」

にこ「よろしー♪」

希「でー?それは……何ー?」

絵里「それは希が仕事ほっぽり投げてるから」

にこ「何?あんたまた生徒会サボってたの?」

希「いやぁー。ウチとしてはやっとるつもりなんやけどなー」

絵里「やれμ'sの動画が。やれμ'sの衣装が……ってね」

にこ「その辺りはちゃんと役割決めたんだから、希は生徒会でするべきことをしなさい」

希「にこっちにも怒られた……」

にこ「確かに動画とか手伝ってくれるのは助かってるけどさ」

絵里「私がいない間はちゃんとやってるの?」

希「……海未ちゃんと真姫ちゃんに見張られながら」

絵里「また二人に手伝ってもらってるの?」

にこ「なるほど。最近二人が希と一緒に部室に来てたのはそういうことか」

絵里「まったく……こほっ」

希「いや!でもちゃんとやっとるよっ?」

絵里「当たり前よ」

希「………むー」

∧_∧
( ´・ω・) みなさん、お茶が入りましたよ・・・・。
( つ旦O
と_)_) 旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦旦

希「んー。もうこんな時間なんやなー」

絵里「帰るの?」

希「海未ちゃんと真姫ちゃんに宿題出されたからなー」

絵里「……仕事をやろうとするだけマシになったじゃない」

希「ウチもやるときはやるんよっ」

絵里「いつもやってほしいものね」

希「あっ、おまんじゅう置いとくからウチのも食べといてえぇでー」

にこ「ホントにっ?やりぃ!!」

絵里「じゃあ気を付けてねー」

希「エリチもお大事になー」

絵里「にこはまだいるの?」

にこ「何よ、いちゃダメなの?」

絵里「あんまり長居すると妹さんにも悪いし」

にこ「大丈夫大丈夫。最近ママ」

絵里「……ママ」ボソッ

にこ「……母さんも仕事切り上げやすくなったって…」

絵里「………ママ」ププッ

にこ「絵里ちゃん!!」

絵里「ごめっ………ぷっ!あははは♪」

にこ「ー!!///」カァーッ

ごめんなさい
21時くらいまで戻れない

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