エレン「俺の好きになった相手は…」(221)
とある小屋の前
エレン(俺、一体なにやってんだろ…)
エレン(小屋の窓から二人の行為だけ見てるなんて…)
エレン(最高に情けなくないか…?)
アニ「ばか…手つきがいやらしいって…!」
ベルトルト「アニのお尻やわらかい」モミモミ
アニ「な、バカバカ…あん…!」
ベルトルト「ねえ、まだ本番させてくれないのかい?」
アニ「今日はだめだよ…!」
エレン「……」
ユミル「……」
ユミル「ていうかあの二人、こんな関係だったのかよ…」
エレン「…ああ…みたいだな」
ユミル「とにかく離れた方がよくないか?」
アニ「ちょ…あ、あ…」
ベルトルト「アニ、舌も出して」
エレン「くっ…」
ユミル「おい、来いっての…!」グイ
男子寮
ユミル「おい、一人で歩けよ…!けっこう重いんだからな!」グイグイ
エレン「…」
ユミル「あ~疲れた…じゃあ、またな」スタスタ
エレン「…」
翌朝
ガヤガヤ
クリスタ「ユミル~おはよう」
ユミル「おう、クリスタ。今日も可愛いな」
クリスタ「もう…やめてよ」
ユミル「ははは、冗談じゃねぇけどな」
クリスタ「ところで…昨日見に行ったの?」
クリスタ「ハンナがよく行ってるていう小屋…」
ユミル「う~ん、まあな…」
クリスタ「そ、それで…どうだったの…?」ドキドキ
ユミル「まあ、フランツとハンナじゃなかったけどな」
クリスタ「別のひと…?」
ユミル「まあ、とにかくクリスタは行ったら駄目だかんな」
ユミル「刺激が強すぎるし」
クリスタ「私子供じゃないもん!」
ユミル(おもしろ半分で行ったのに…あいつと出くわすとはね)
ユミル(しかも、ベルトルさんとアニがねぇ…)
ユミル(エレンの奴大丈夫かよ…?)
アルミン「エレン、食べないの?」
エレン「ああ…食べるって…」
アルミン「でも、驚いたよ…」
アルミン「エレンがアニのこと好きだなんて言い出して」
エレン「…」
アルミン「ミカサもビックリしてたしさ…」
エレン「そうだっけ…」
ミカサ「うん、アニを削ごうかと思ったくらい」
アルミン「あはは…まあ、一緒に格闘訓練もしてたし、自然の流れなのかな」
ミカサ「エレン、アニに告白はできた?」
エレン「いや…」
アルミン「昨日、会いにいったんじゃないの?」
エレン「…」
エレン「悪い…その話、また今度にしてくれるか?」ガタ
ミカサ「エレン?」
アルミン「行っちゃった…」
外
エレン「……」
エレン「こういうのが、失恋っていうのか…?」
エレン「いや、違うか。告白まだだったしな…」
エレン「アニ…」
スタスタ
ユミル「おい」
エレン「今日も、格闘訓練あるよな…どうしようか…」
ユミル「おい…!」
エレン「もう、あいつの顔見れないのか…」シュン
男子寮
エレン「そうだ、俺にはアニよりも好きな相手がいた。なんで気づけなかったんだ」
エレン「アルミン…結婚しよ」
アルミン「エレン。…もう友達でいるのはやめよう。もうこの関係はおしまいにしよう」
エレン「…はあ?なんでだよ!ふざけんなよ!アルミン…お前がいてくれたからオレは今日まで…オレは…お前が大好きだったのに明日からどうやって生きていけば…」ポロポロ
アルミン「エレン!泣かないでよ、最後まで聞いてくれ」
エレン「…」
アルミン「僕も、いつも守ってくれるエレンのことが好きだ。だから、友達という関係をやめて恋人という関係になろう」
エレン「なんだよ、驚かせやがって…罰として今夜色々してやる、寝かせないからな?覚悟しろよ。お前の亀を可愛がりまくるからな。あとアニが好きな気がしたが気のせいだったぜ」
アルミン「もう、エレンったら///優しくしてね?」
エレン「ったく…しかたねーな」
ユミル「おい!無視すんな!」
エレン「うお!ユミルかよ…!」
ユミル「ユミルかよ、じゃねぇよ!何回呼ばせんだ」
エレン「な、なにか用かよ?」
ユミル「別に用なんかねぇけど…」
エレン「じゃあ、なんで声かけたんだよ…」
ユミル「昨日あんなことあったろ」
ユミル「一応声かけてやったんだよ」
エレン「…おもしろがってるんじゃねぇのか?」
ユミル「お前がまさか、アニを好きだとは思わなかったぜ」
ユミル「普段、巨人巨人行ってる奴がな…」
, ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;_─ ̄ ─二____
, ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;_─ _─ ̄ |__|__|_
, ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; _─ _─ .|_|__.|_|__
; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;_─ _─ ______|____.|__|_
; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; _─ _─ _-i-´|__|__|__|_|__.|_|__
; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; _─ _─ _-´ i_-´ ̄ .|_|__|__|__|____.|__|_
; ; ; ; ; ; _─ _─ __ィ-‐二_!-‐|__,-‐i‐´|__|__|_.|_|__.|_|__
; ; |∠二_ェi二二|二|コ_,-‐´´´_|,-‐┬´|__|__|_|__|__|_|__
; ; ; ; ; ;|_ィコ二コ二コ.|_,-!-‐i´´__,-┴´|_|__|__|__.|__|_ エレンとアルミンは
; ; ; ; ; ;|二|コ二エニ|__!-┬´´´__|┌─┐|__|__|_|_|_|_|__
; ; ; ; ; ;|┴|‐┬┴┬|i─i ̄コ___.| ● | .|_|__|__|__.|__|_ 滅茶苦茶セックスした。
; ; ; ; ; ;|ェ.|二二|二コ|●|エ__|_| ▼ |.┤___|__|_|_|_|_|__
; ; ; ;|エ|二|二二|_|▲|__|___└─┘|_|__|__|__.|__|_
; ; ;;|┬|┴┬┴┼┬┴┬─┴‐┬‐┤__.|__|_|_|_|_|__
, , , ; |二|ニエ二ココ二 ̄| ̄─┬‐┴--|_|__|__|__.|__|_
; ; ; ; ; ;|二|‐┬┴┬|__|二 ̄| ̄ ̄ ̄T‐-|__|__|_|_|__.|_|__
; ; ; ; ; ;|┴|二コ二コ__| ̄ ̄T ─┴-.|_|__|__|__|__|_
; ; ; ; ; ;|エ.|‐┴┬┴|┴-t_ニ|二 ̄─t-__|__|__|_|_|__.|_|__
; ; ; `─_``━━━┥┬、|__ T─┴-.|_|__|__|__|__|_
; ; ; ; ; ; ; ;─-_ ゙゙゙゙iiiii,,,,,,,|  ̄`─-_.|__|__|_|_|__.|_|__
; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ─-__ ゙゙゙゙゙゙゙iiiiiiii,,,,| |_|__|__|__|__|_
; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;─-__ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙|_|__.|_|__
; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ─-_ |__|__|_
その後アニはベルトルトと幸せなスカトロプレイをして終了
完
エレン「うっせーよ…」
ユミル「そういや、格闘訓練がどうとか言ってたよな」
エレン「今日あるじゃねぇか…アニと組みづらい…」
ユミル「ま、そうだろうな…」
エレン「…」
ユミル「しょうがねぇな」
またやられたよ…
ベルトルトが糞まみれで死んでる人?
格闘訓練
クリスタ「ユミル~~今日も一緒に組んでくれない?」
ユミル「あ、悪いなクリスタ。今日は別の奴と組むわ」
クリスタ「え、そうなの?」
ユミル「ごめんな」
クリスタ「う、うん…いいんだけど…」
ミカサ「アルミン、一緒に組もう」
アルミン「エレンはいいの?」
ミカサ「多分今日もアニと組むだろうから」
>>15違うかと
エレン「おらっ!」ブン
ユミル「うお、あぶねぇ!」サッ
アルミン「エレン…アニと組んでないみたいだよ…」
ミカサ「…」
アルミン「ユミルと組むなんて…どういう風の吹き回しだろう…」
ミカサ「アニは誰と組むんだろう」チラ
ミーナ「アニ~今日はエレンと組まないんだ?」
アニ「…」
ミーナ「アニ…?」
アニ「そうだね」
ミーナ「そっか、じゃあ一緒にやらない?」
アニ「いいよ、やろうか」
ライナー「ふん!」ブオン
ベルトルト「うぐ…!」バシ
ライナー「次はお前の番だな」
ベルトルト「ああ」
ライナー「そうだ、ベルトルト」
ベルトルト「なんだい?」
ライナー「お前、昨日帰ってくるの遅くなかったか?」
ベルトルト「うん…まあね」
ベルトルト「僕はもう待たないことにしたんだ」
ライナー「ん?」
ベルトルト「ぐずぐずしてると、訓練兵もすぐ卒業してしまうしね」
ベルトルト「だから、君も早くクリスタに告白した方がいいんじゃない?」
ライナー「な…!」
ベルトルト「彼女を狙ってるのは、君だけじゃないだろうし…」
ライナー「お前の口から、そんな言葉が出るとはな…」
エレン「次、ユミルが暴漢役か…」ポイ
ユミル「だな」パシ
エレン「…」チラ
ユミル「…?どうした?」
エレン「いや…なんでもねぇ」
ユミル「…アニの奴がベルトルさんと組んでで安心したんじゃねぇの?」
エレン「……」
ユミル「お前…今日も見に行く気か?」
エレン「……」
ユミル「なんとか言え」
エレン「…わかんねぇ」
ユミル「…アニの奴がベルトルさんと組んでなくて安心したんじゃねぇの?」
の間違いです
夜 小屋の外
エレン「……」
ユミル「……」
エレン「なんで、お前もいんの?」
ユミル「まあ、流れだな」
エレン「流れって…」
ユミル「来ると思うか?」
エレン「わかんねぇけど…」
ユミル「昨日のあれはもう、決定的だろ…」
ユミル「まだ信じたくねぇのかよ」
エレン「うっせ…」
スタスタ
ユミル「おい、来たみたいだぞ…!」
エレン「あれは…アニにベルトルト…」
ユミル「もう少ししゃがめって!」サッ
ガチャ バタン
アニ「…どうするんだい?」
ベルトルト「そうだな…」
ベルトルト「アニは何がしたい?」
アニ「あんたの身長がほしい」
ベルトルト「それは無理だけどさ」
アニ「…じゃあ、キスとかかい?」
ベルトルト「ん…」チュ
アニ「んむ…」チュウ
エレン「…」
ユミル「…」
エレン「アニ…」
ユミル「おい、震えてるぞ。大丈夫か?」
エレン「ふ、震えてねぇよ…」
ベルトルト「やっぱりアニは柔らかいな」ナデナデ
アニ「ん…あんたは…」
サワサワ
アニ「んあ…!そ、そこは…」
ユミル「お~ドキドキするな、これは…」
エレン「…」
アニ「あ…ベルトルト…だめだってば…!」
ベルトルト「そんなこと言ってもだめだよ」
アニ「あん…!」
ユミル「おいおい、アニの奴、服ぬがされ始めたぞ!」
エレン「……」
ユミル「どんどんエスカレートしていきそうだし、行ったほうがいいんじゃねぇか?」
エレン「ああ…」
ユミル「んじゃ、行くか」
寮の近く
エレン「…」フラフラ
ユミル「…」
ユミル「私はいいもん見させてもらったけどよ…」
エレン「俺は…」
ユミル「元気ねぇな、シャキっとしろよ」
エレン「簡単にはな…」
ユミル「そんなに好きだったのかよ?」
エレン「うん…まあな」
ユミル「しかしよ、あの様子見る限り…もう付き合ってるだろ」
ユミル「諦めるしかないだろ」
エレン「……わかってるっての」
ユミル「ホントかよ…」
エレン「気持ちの整理がまだなだけだ…」
ユミル「ふ~ん」
1週間経過
エレン「うりゃ!」ブン
アニ「…」バシ
ヒュン バシ バシ
アルミン「ここ何日かで、エレンとアニがまた組むようになったね」
ミカサ「うん、腹立たしいけど」
ユミル「…」
クリスタ「ユミル?どうしたの?」
ユミル「いや、なんでもねえ」
ユミル(エレンの奴…やっと整理つけやがったかな)
ライナー「あの二人、またペア組むようになったな」ヨカッタ
ライナー「最近ペアから離れてたからな」
ベルトルト「うん…ところでライナーはどうなんだい?」
ライナー「何がだ?」
ベルトルト「クリスタとのことだよ」
ライナー「クリスタか…う、うーむ…」
ベルトルト「まったく…そんなにでかい図体して…情けないよ」
ライナー「大きなお世話だ…!」
ライナー「大体お前はどうなんだ!?」
ベルトルト「僕かい?僕はもう手に入れたよ」
ライナー「な…アニか?」
ベルトルト「うん、まだ肉体関係にはなってないけど」
ライナー「生々しいな…」
ライナー「しかし、あそこでエレンとペア組んでるぞ」
ベルトルト「うん、でもアニを信用してるしね」
ライナー「な、ならいいんだが」
ベルトルト「でも、今夜辺り問い詰める必要があるかもね」
ライナー「だから、生々しいぞ、お前…」
ユミル「…」
ユミル(今夜問い詰める…か)
ユミル(こりゃ、まずいな)
夕方
ユミル「おい、エレン」
エレン「ユミル…なんだ?」
ユミル「お前さ…また見にいくとか考えてるか?」
エレン「いや…どうしたんだよ?」
ユミル「今夜はやめとけ」
また、時間おいて書きます。
>>1です レスありがとうございます
エレン「な、なんでだよ…?」
ユミル「さっき小耳に挟んだんだけどな」
カクガクシカジカ
ユミル「てなことで、ベルトルさんが問い詰めるとかなんとか…」
エレン「アニに俺のことをどう思ってるかを…?」
ユミル「まあ、そうだろうな」
エレン「…」
ユミル「まあ十中八九いい結果にはならないだろうしな…今夜はやめとけよ」
エレン「…」
ユミル「聞いてるか?エレン」
エレン「聞いてる」
ユミル「わかったな?行くなよ?」
エレン「……」
夕方 食堂
ミーナ「アニはまた、エレンと組みはじめたね」
アニ「だから?」
ミーナ「お熱いんだから」
アニ「何のこと?」
ミーナ「あれ、違うの?」
アニ「何が違うのか知らないけど、あんたの勘違いだね」
ミーナ「じゃあ、私がもらってもいいんだ?」
アニ「え?」
ミーナ「もらってもいいんだ?」
アニ「あんた、あいつのこと好きだったの?」
ミーナ「うん、まだよくわかんないけど…好きかな」
アニ「……」
アニ「好きにすれば?」
エレン「…」パクパク
ミカサ「エレン、大丈夫?元気がないように見える」
エレン「だ、大丈夫だよ」ハグハグ
アルミン(なにか色々起きてるんじゃないかな…)
夜 小屋の側
スタスタ
エレン「はあ…」
エレン「結局来てしまった…ユミルに悪いことしたかな」
ユミル「そう思うなら、なんか奢ってもらうか」
エレン「おお、ユミル!な、なんでいるんだよ!?」
ユミル「どうせお前のことだから、来ると思ったんだよ」
ユミル「乗りかかった船だし…私も行ってやろうかと思ってさ」
エレン「……ユミル…お前ホントに本物のユミルか?」
ユミル「なんだ?その失礼な言い方は…!」
エレン「い、いやすまん…案外優しいんだな、お前…面倒見がいいっていうか…」
エレン「クリスタが慕うのもわかる気がする…」
ユミル「真顔でそんなこと言えるのは、お前くらいだな…」
ユミル「恥ずかしいからやめてくれ…」
リーリー
ユミル「あいつら、来るかね」
エレン「どうかな…場所がこことは限らないだろうしな」
ユミル「…」
ユミル「しかし、お前も一途っていうか、諦めが悪いっていうか…」
ユミル「女なんか他にもたくさんいるじゃねぇか」
エレン「いや、まあ…そうだけど…」
ユミル「ミカサと付き合ってると思ってたんだけどな…」
エレン「あいつは、家族だからな…そういうんじゃない」
ユミル「そうか」
ユミル(そういやこいつ、意外とモテるんじゃなかったか?)
ユミル(ミーナとかが付き合いたいとか言ってたっけ?)
ユミル(成績もかなり高いしな。頼りがいって意味ではまあ…わからなくもないな)
ユミル(クリスタに近づくなって言ってた、私が言うのもなんだけど…)
エレン「でも、不思議な感じだな…」
ユミル「ん?何がだよ」
エレン「ユミルとヒョンなことから、秘密の共有みたいな関係になるなんて」
ユミル「ああ…そうだな…」
エレン「正直俺ひとりで見てたら、耐えられなかったかも…」
ユミル「今日のお前も弱気だな…」
エレン「感謝してるぜ」
ユミル「なら、今度飯奢れって」
エレン「わかってるって」
エレン「しかし、そんなことでいいのか?」
ユミル「そうだな…なら、試しに私と付き合って…」
エレン「おい、誰か来た…!」
ガチャ バタン
ベルトルト「…」
アニ「話ってなに?」
ベルトルト「君に聞きたいことがあるんだ」
アニ「うん、なに?」
ベルトルト「エレンのことだけど…」
アニ「…」
エレン「…」
ユミル「…」
アニ「エレンがどうしたの?」
ベルトルト「君はエレンをどう思ってるの?」
アニ「…」
アニ「好きだね」
エレン「!!」
ユミル「んな…!」
ユミル(アニの野郎…)
ベルトルト「そうだったんだ…」
アニ「悪いね」
ベルトルト「僕のことは?」
アニ「もちろん好きだよ」
アニ「じゃなきゃ、身体を許したりしないさ」
ベルトルト「でも、エレンの方が好きなんだね…」
アニ「安心して。私はあんたから、離れるつもりはないから」
ベルトルト「…」
アニ「それに、私たちは幸せになる資格なんかないだろ?」
アニ「あいつと一緒になる資格なんかないさ…」
ベルトルト「使命は頓挫したはずだけど…」
アニ「それでも過去の過ちが消えたりはしないさ」
エレン「なんの話してるんだ…あいつら」
ユミル「さあな」
アニ「私達の関係に言葉はあんまりいらないだろ?」
アニ「あとは…身体に聞いて」
ベルトルト「そうだね、そうさせてもらう」
ベルトルト「処女は?」
アニ「駄目」
ベルトルト「ケチ」
アニ「文句言うんなら、帰るよ」
ベルトルト「もう言わない」
ユミル「うわ…!また始めやがった…!」
エレン「アニ…」スタスタ
ユミル「エレン…?」タタタ
小屋から離れた場所
ユミル「おい」
エレン「……」
ユミル「もうアニのことなんか忘れろよ?」
ユミル「どんな奴か、わかったじゃねぇか」
エレン「……」
ユミル「アニの野郎…ベルトルトと関係築いてながら、エレンのことも好きだってな…!」
ユミル「なんて奴だ…!」
ユミル「お前も、さすがに冷めただろ?」
エレン「…」
ユミル「お前も、もっとマシな奴と付き合えよ?」
ユミル「…」
ユミル「候補とかいないんだったら、わ、私が立候補してやっても…」
エレン「ユミル」
ユミル「な、なんだ…」
エレン「俺、明日アニに告白してくる…」
ユミル「…」(こいつ私の話聞いてなかったかな…まあ、いいけど…)
エレン「アニが、ユミルがさっき言ってたようなことをできるとは思えないんだよな」
ユミル「さっきてなんだ?」
エレン「浮気?的なことかな…まあ、俺まだ、告白してないし、浮気も何もないんだが…」
ユミル「お前の気持ち踏みにじってるだろ」
エレン「いや、告白してないしな…アニが自分の中でどう考えようと自由じゃねーか」
ユミル「あいつ、エレンのこと好きで、ベルトルトと関係持ってるんだぜ?」
ユミル「その時点でおかしいだろ?そんな女と付き合うのか?」
エレン「意外だな…」
ユミル「なにが…?」
エレン「ユミルなら、そういう複雑な気持ちは考えないと思ってたんだけど…」
ユミル「お前の為を思って言ってんだよ…!」
ユミル「なんであんな複雑そうな女なんだよ…?もっと普通の女選べよ!」
エレン「いや…惚れた弱みかな…」ポリポリ
ユミル「……」
ユミル「あ~そうですか…これ以上言っても駄目そうだな」
ユミル「行ってこいよ、行って玉砕されてこい!!」
エレン「ひでぇな…応援してくれよ…」
ユミル「馬鹿…」
今はここまでで。また書きます。
遅れて申し訳ないです。>>1です。
次の日
クリスタ「ねえ、ユミル、ユミル~~」
ユミル(エレンの奴…どうしてっかな…)
ユミル(まじで告白しに行ったのか…?)
クリスタ「ユミルってば~~」ユサユサ
ユミル(今までああいう現場見てて告白って…)
ユミル(本当に馬鹿な奴だな…)
クリスタ「ユミル…」グス
ユミル「ん?…ああ、クリスタ。悪い、どした?」
クリスタ「大丈夫?今日の訓練中も上の空って感じだったけど…」
ユミル「あ、ああ…平気だよ。問題ねぇ」
クリスタ「…あの小屋に行ってからだよね。ユミルが考え事するようになったの」
ユミル「そうか?」
クリスタ「なにかあったの?」
クリスタ「ユミルが考え事なんて…変だよ」
ユミル「…」
ユミル「それは、私が無神経だって解釈でいいのかな?」
クリスタ「え…そ、そうじゃないよ…アハハ」
ユミル「どもってるなクリスタちゃん」
クリスタ「恐いよ…ユミル…」
アルミン「エレン」
エレン「アルミンか」
ミカサ「私もいる」
エレン「なんだよ、二人して」
アルミン「あのさ…」
アルミン「この話題は避けてきたけど…アニとはどうなの?」
ミカサ「告白の件…どうなったのか教えてほしい」
エレン「そのことか…」
エレン「今日改めて、告白しに行くことになったんだよ」
アルミン「あ、そうだったんだ…」
ミカサ「そう…わかった…」
エレン「ミカサ…ごめんな、なんか色々…」
ミカサ「ううん、心配しなくていい」
ミカサ「まだ、アニに振られる可能性だってある」
エレン「なんだよそれ…」
アルミン「がんばってね、エレン」
エレン「おう」
訓練庁舎の裏辺り
アニ「…」
エレン「アニ、待ったか?」
アニ「別に」
エレン「そうか、ならいいんだけど…」
アニ「で、話っていうのは?」
エレン「…」
エレン「俺さお前のこと好きなんだ」
アニ「…」
アニ「そうだったんだ…」
アニ「あんたもね…」
エレン「あんたも…か」
アニ「うれしいよ、エレン」
アニ「ホントに…訓練兵になって一番うれしいことかもしれない」
エレン「アニ…ならさ…」
アニ「でも、駄目…」
エレン「……」
アニ「あんたと一緒にはなれないんだ…」
エレン「理由は聞けないのか?」
アニ「ごめん…言えない…」
エレン「そっか…」
アニ「うん…」
アニ「私にあんたと一緒になる資格はない…」
エレン(昨日も言ってたよな…)
アニ「…」
エレン「…わかったよ…」
アニ「エレン…」
エレン「すげぇ残念だけど、納得する」
エレン「お前に迷惑かけたくねぇし…」
アニ「悪いね。そう言ってもらえると助かる…」
エレン「でも…いつか言ってくれる時って…来ないか?」
アニ「…わからない…」
エレン「そうか…わかった…」
アニ「話はそれだけ?」
エレン「ああ、それだけだ。悪いな、時間とらせて」
アニ「……」
エレン「じゃな、アニ」
エレン「あ、できれば、明日以降も普通に接してくれるとうれしいな」
アニ「え…う、うん…わかったよ」
エレン「ありがとな、じゃ」スタスタ
アニ「エレン…」
今はここまでで
>>1です 更新
別の場所
ユミル「おい、エレン」
エレン「あ…ユミルか…」
ユミル「…
ユミル「告白…してきたんだろ?」
エレン「ああ…」
ユミル「…どうだったんだ?」
エレン「振られた」
ユミル「やっぱりか…」
エレン「…」
ユミル「ベルトルトとあんなことにもなってるし、当たり前じゃねぇか」
エレン「まあ…そうかもな…」
ユミル「吹っ切れたのか?」
エレン「わかんね」
ユミル「はっきりしねぇ奴だな…」
エレン「ま、少し時間はかかりそうだな…」
ユミル「…」
ユミル「そうかよ…」
エレン「心配してくれてたのか?」
ユミル「…別に心配なんかしてねぇよ」
エレン「そうだよな、それでこそユミルだよな」
ユミル「殴り殺すぞ、てめぇ」
エレン「いや、待て…落ち着け…」
ユミル「ふん、馬鹿野郎…」
エレン「あははは」
エレン「でも、少しすっきりしたかな」
ユミル「へえ」
エレン「やらずに後悔するより、やってから後悔した方がいいってのがわかった」
ユミル「それ時と場合によると思うけどな…」
エレン「そうか?」
ユミル「やっぱお前鳥頭だよな…」
エレン「なんだよ、それ…」
ユミル「そのまんまの意味だよ」
エレン「言ってろ…」
ユミル「…」
エレン「なあ、ユミル」
ユミル「ん?」
エレン「改めて言うけど…」
ユミル「ああ」
エレン「その…ありがとな…色々」
ユミル「……ああ、いいって」
エレン「前も言ったけど…お礼とかいらないか?」
ユミル「それか…そうだな…なら…」
数日経過
ミカサ「…」
アルミン「…」
ミカサ「アルミン」
アルミン「なに?ミカサ…?」
ミカサ「おかしい…エレンはアニに告白をしたはず」
アルミン「うん」
ミカサ「それなのに、エレンはクリスタとユミルと一緒にご飯を食べてる」
アルミン「そうだね…何があったんだろう」
アルミン(別に付き合ってるわけでもないはずだけど…)
アルミン「ミカサ的には納得できないか」
アニ「…」チラ チラ
ベルトルト「アニ?どうしたの?」
アニ「…なんでもないよ」
ライナー「ふふふ」ニヤニヤ
アニ「…」
ベルトルト「アニ…今日も体に聞かなきゃ駄目みたいだね…」
アニ「な…何言ってんだい?」
ライナー「生々しいって、お前ら…」
クリスタ「でも、驚いたよ。エレンと急にご飯食べることになるなんて」
エレン「悪い、迷惑じゃないか?」
クリスタ「全然そんなことないよ!」
エレン「ならよかった」
ユミル「ま、こういうのも悪くないだろ」
エレン「ていうか、お礼が一緒に飯食べることって…」
エレン「意味わかんねーよ…」
ユミル「いいんだよ」
クリスタ「お礼がなんのことかわからないけど…」
クリスタ「エレン、本当にわかってないの?」
エレン「なにが?」
ユミル「…」
クリスタ「駄目だよ、女心もっと学ばないと」
エレン「お、おう…」
ユミル「そんなことはいいから、さっさと食べようぜ」
エレン「ああ」
エレン「それより、ホントにこれだけでいいのか?」
ユミル「今のところはなー」
エレン「今のところって…ゆする気か…」
ユミル「人聞きの悪いこと言うんじゃねぇよ」
ユミル「追々考えていくっての」
エレン「なんだよそれは…ま、いいけどな」
クリスタ「…」ジー
ユミル「どした、クリスタ?」
クリスタ「ユミル、楽しそう」クスクス
ユミル「ああ、楽しいぜ。意外なところで充実した感じだな」
エレン「ふ~ん、充実か…」
ユミル「変なところでお前との関係深くなっちまったし…」
ユミル「これからも、色々付き合ってもらうぜ、エレン」ニヤ
エレン「ち…わかったよ…」
エレン(ユミルのやつといるのも楽しいしな…)
エレン(…)
エレン(もしかして、俺…いや、まさかな…)
エレン(でも、ここ最近色々あったし…)
エレン(もしかして、俺の好きになった相手は…)
終わり
終了しました、ありがとうございました。
もしかしたら、続きを書くかもしれないですが…
続き書きます!
アニとユミルとミカサが中心です。
エレンに告白されてからもう随分たった。今でもベルトルトとの関係は続いていた。肉体関係に近い事はしていたが、処女だけは今の今まで守っている。望んではいけないけとだけど好きなやつにもらって欲しかったから。でも、今となってはもう叶わないけどね。
そんなことを考えながら、ユミルと談笑するエレンを見つめていた。
アニ「なに考えてんだろ、バカだな私は」
ベルトルト「アニ、どうかしたの?ってあ、エレンの方見てるんでしょ?これは今夜も体で聞かないとね」
ライナー「突っ込む気もなくした‥」
アニ(ベルトルトと夜に会ってると胸が痛むんだよな。あいつの顔が思い浮かぶ)
アニ「今日は調子が悪いからやめておくよ」
ベルトルト「残念だなぁ、また今度ね」
アニ「あぁ」
ベルトルト「とりあえず訓練に集中しよう」
アニ「そうだね」
アニ(そういえば今日は対人格闘だったっけ?いい機会だしあいつに聞いてみようかな)
対人格闘訓練場
エレン「アニー!組んでくれ、頼む!」
アニ「あぁ、あんたも懲りないね」
エレン「うっせえ、今日は負けねぇよ!」
アニ「無理だね。それよりさぁ気になってたんだけど、あんたってユミルと付き合ってるの?
エレン「は?何言ってんだよ。あいつとは仲はいいけどそんなんじゃねぇよ」
アニ「そうかい、それよりあん他、いの間にそんなに仲良くなったんだい?」
一番聞きたかったことを聞くとエレンはうつむいたままだまりこんだ。結局教えてくれなかった。
女子寮
アニ「ねぇあんた、あんたってあいつとあんなに仲良かったっけ」
クリスタと就寝前のお喋りをしている時、不意に声をかけられた。こいつに。しかも内容が内容だ。どうごまかそう、いやいっそここまで来たらエレンには悪いがーー
ユミル「あんたには関係ないだろ?二股尻軽ビッチ」
アニ「何のことだい?それで私を挑発してるととっていいんだな?」
ユミル「とぼけんじゃねぇよ!毎晩毎晩ベルトるさんと小屋で逢瀬して、しまいにはベルトるさんよりもエレンの方が好きだって?ふざけんのもいい加減にしやがれ!エレンがどういう気持ちでお前らの行為を見てたか考えてみろよ、このクソビッチ」
アニ「いい加減にするのはあんただろ?人の行為を盗み見やがって!それに私はもうエレンのことはーー
ミカサ「いい加減にするのはあなたの方」
ミカサの低い声が二人の喧嘩を遮った。
ミカサ「あなたとベルトルトが逢瀬してるだとかそんなことはこの際関係ない。」
アニ「じゃあ、あんたは口を挟まないでくれないか?」
ミカサ「黙って聞いていてくれないかしら女狐。私が怒っているのはあなだがエレンを悲しませるようなことをしたことであってあなたとそこの女との喧嘩なんて、エレンのことがない限り興味もわかない。ただ、あなたはどんな理由があってかは知らないけど、あなたはエレンを傷つけた。これだけは揺るぎない事実であり、私はあなたを許すことはできないと思う」
アニ「うるさい!こっちの気持ちも考えてくれよ」
ユミル「ハッ、二股ビッチの考えなんて私みたいなブスな性悪には理解できねぇし、したくねぇよ。お前は氷の女のくせに少し顔がいいからっていい身分だな?あ?羨ましいこった」
アニ「私だって!本当は」
後日談
ユミル「いつまで悩んでんだよ、さっさと選べよ」
エレン「ちょっと待ってくれよ、俺こういうのあんまり買わないんだよ」
ユミル「それにしても悩み過ぎだっての、女子かお前は」
クリスタ「ユミル、エレンに悪いよ」
ユミル「いいんだよ、こいつは。こいつが言葉でへこむタイプかよ」
エレン「たく、お前は…アルミン、もう買ったのか?」
アルミン「うん、僕はもう買ってあるよ」
クリスタ「でも、もうすぐクリスマスだね~」
アルミン「うん、そうだね。クリスマスは地方によって色々種類があるみたいだけど…」
アルミン「この辺りは親しい人にプレゼントを贈るみたいだね」
ユミル「私はそんな行事があったことすら知らなかったよ」
クリスタ「でもすっごい良い行事だと思うんだ!」キラキラ
アルミン(なんだか乙女の目をしてる、かわいい)
ユミル「しかしなんでこんな面子でプレゼント買にきてるんだか…」
クリスタ「元々はユミルがエレンを誘ったんでしょ?」ニコ
アルミン「あ、やっぱりそうなんだ」ニヤ
ユミル「な、べ、別によ…!」
アル クリ「」クスクス
ユミル「ちっ…!」
アルミン「それで、エレンが僕を誘って…」
クリスタ「ユミルが私を誘ってくれたんだよね」
ユミル「くそ…ところでクリスタは誰にプレゼントあげるんだ?」
クリスタ「えっと、ユミルは確定で…」
ユミル「さすが私のクリスタ!」ダキ
クリスタ「苦しいよ、ユミル~~!」ジタバタ
アルミン「あははは」
クリスタ「もう…あとは…」チラ
アルミン「?」
クリスタ「アルミン」
アルミン「え、僕も…!?」
クリスタ「う、うん…エレンもだけど…アルミンはその…」
アルミン「え、え?」
ユミル「おい、そこまでだ!」
ユミル「要するに、クリスタは今日一緒に来た手前、エレンやアルミンにプレゼントするって考えなわけだ!」
ユミル「わかったな?それだけだかんな?」
アルミン「う、うん…わかってるよ…あははは」
アルミン(さっきのクリスタの態度はひょっとして…期待してもいいのかな?)ワクワク
エレン「悪い悪い、待たせたか」
ユミル「やっと終わったのかよ」
アルミン「良いもの、選べたかい?」
エレン「そうだな」
ユミル「……」
ユミル「どんなの買ったんだよ…?」
エレン「え…それ言っちゃうとクリスマスプレゼントおもしろくないだろ?」
ユミル「じゃ、じゃあ誰に渡すんだよ…」チラチラ
エレン「えっと…さすがにみんなに渡すわけにもいかないからな~」
アルミン「金銭的な問題もあるもんね」
エレン「まずミカサだな」
クリスタ「今日、ミカサは?」
アルミン「エレンからのプレゼントを楽しみにしたいからとかで、今日は断腸の思いで来なかったんだ」
クリスタ「へぇ~~」
ユミル「…」
エレン「あと、ユミルだな」
ユミル「!!」
アルミン「あ、やっぱり」
クリスタ「うん、やっぱりだね」クスクス
ユミル「アルミン、後で覚えとけよ…」
エレン「なんだよ、やっぱりって…」
クリスタ「ううん、最近仲良かったからさ」
エレン「ああ、そういうことか…」
ユミル「ふん、まあせっかくだし、もらってやるよ」
エレン「ああ、ミカサよりも悩んだんだからな」
ユミル「お前…ここでそういうことを…!」
エレン「ん?」
クリスタ「あやしいね~~」クスクス
アルミン「あはは、まったくだね」ニヤニヤ
エレン「あとは…」
ユミル「ん?まだあんのか?」
ユミル「アルミンにプレゼントしたら、そっち系に思われるぞ」
エレン「いや、ここのメンバーじゃなくてさ…」
ユミル「え…おいまさか」
エレン「アニにもさ…」
今はこんなところで
よかったら>>1の同時進行のもう片方のスレの名前教えてほしい
>>135タイトルはアルミン「掘りごたつを設置する」ですね。
>>1です 書いて行きます
訓練庁舎 女子寮
クリスタ「ね、ねえ…ユミル」
ユミル「ん~なんだ、クリスタ」
クリスタ「やっぱり、あれから機嫌悪いよね…」
ユミル「…」
クリスタ「エレンがアニにもプレゼント渡すって言った後から…」
ユミル「そんなことねぇよ…」
訓練庁舎 女子寮
クリスタ「ね、ねえ…ユミル」
ユミル「ん~なんだ、クリスタ」
クリスタ「やっぱり、あれから機嫌悪いよね…」
ユミル「…」
クリスタ「エレンがアニにもプレゼント渡すって言った後から…」
ユミル「そんなことねぇよ…」
クリスタ「エレン…まだ、諦めきれてないのかな…」
ユミル「わかんねぇ」
アニ「…」
ユミル「ん?アニじゃねぇか…なんか用かよ」
アニ「別に…なんでもないさ」
ユミル「…お前は今日もお散歩かよ?」
アニ「悪いかい?」
ユミル「別に、しかしいいご身分だよな~」
アニ「どういう意味だい?」
ユミル「さあな…自分の胸にでも聞いてみろよ」
アニ「…」
クリスタ「ゆ、ユミル駄目だよ…!アニもごめんね」
アニ「いいさ、気にしてないよ」ガチャ バタン
クリスタ「今日もベルトルトと会うのかな…」
ユミル「だろうな…」
クリスタ「アニはエレンとそういう関係になるんだと思ってたから…」
クリスタ「すごく意外だったかな」
ユミル「まあな…」
ユミル「エレンの奴が不憫で仕方ねぇ」
ライナー「なあ、ベルトルト」
ベルトルト「なに?」
ライナー「今日もアニとか?」
ベルトルト「うん、その約束なんだけど」
ライナー「上手くいってるのか?」
ベルトルト「そうだね、上手くいってると思うよ」
ライナー「うらやましいな…俺も彼女がほしい」
ベルトルト「だから早くクリスタを手に入れたらって言ってるのに…」
ベルトルト「彼女、ライバルたくさんいるだろうし」
ライナー「ぬうう…そういえば、もうすぐクリスマスイベントか」
ベルトルト「だね、丁度いいんじゃないかな、がんばりなよ」
ライナー(ベルトルトの奴…こんなに積極的だったか?)
別の場所
ミカサ「エレン、クリスマスの日を楽しみにしている」
エレン「ああ、もちろん期待しててくれよな」
アルミン「もうすぐクリスマスなんだね」
ミカサ「アルミンはクリスタに告白をするんでしょう?」
エレン「え…!?」
アルミン「み、ミカサ…!」
ミカサ「言っては駄目だった?」
アルミン「そんなことないけどさ…」
エレン「アルミン、それマジか?」
アルミン「えっと…機会があればね…」アハハハハ
アルミン「え、エレンの方こそしないの?」
エレン「なにを?」
アルミン「告白だよ、告白…ほら、アニにさ」
ミカサ「……」
エレン「ああ、そういうことか」
アルミン(この話題はまずかったかな…?振られたらしいし…)
エレン「振られたってのは言ったよな」
アルミン「うん、聞いてる」
エレン「振られたけどさ、まだ脈はないわけじゃなさそうなんだよな」
ミカサ「エレンはまだ未練が残ってるの?」
エレン「さあな…」
ミカサ「彼女はベルトルトと付き合ってるっていう噂もある」
エレン「なんだ、そんな噂あったのかよ」
アルミン「知ってたの?二人があやしいって」
エレン「ああ、現場見たこともあるしな。それでも告白だけはしたんだよ」
アルミン(うわ~これは思ったよりも複雑そうだな~)
ミカサ「よくわかった」
エレン「本当か?」
ミカサ「エレン、アニの様子はあれからも見てきたけれど…」
エレン「うん」
ミカサ「あなたのことをじっと見てた印象がある」
エレン「それは…俺のこと好きだとは言ってくれてたからな」
エレン「でも、ある理由から付き合えないって」
アルミン(ああ…そんなところは初めて聞いたよ…)
アルミン(状況が全然わからないけど…アニは、ベルトルトよりもエレンの方がより好きなんじゃないかな…)
アルミン(これは…どうなるんだろう…ややこしいことになりそうだ…)
ミカサ「エレン、私は応援している」
エレン「ああ…」
ミカサ「アニと付き合うのなら、私はまだ認める」
エレン「?お前は俺の母親かよ」
ミカサ「違う、エレンの母親はカルラおばさん」
エレン「はは、わかってるっての。しかし、懐かしい響きだよな…」
ミカサ「うん…」
すみません、今日はここまでで
>>1です。少し更新します。
基本的に進撃ss同時進行で書いてるので、これは遅れるかもしれないです。
次の日 格闘訓練
アニ「…またあんたとか」
エレン「まずいのか?」
アニ「いや、そうじゃないけど…」
ベルトルト「………」
アニ「変なのが一人覗いてるからね…」
エレン「ベルトルトか?」
アニ「!…意外だね、ミカサって言うかと思った」
エレン「ということは、正解なんだな」
アニ「…気づいてたの?」
エレン「何のことを言ってるかにもよるけど…そうだな」
アニ「…ひょっとして、見てた?」
エレン「……」
アニ「それは、イエスってことだね」
エレン「すまん」
アニ「はあ……」
エレン「あんまり、俺としては気分がいいもんじゃないな」
アニ「何言ってんだい、あんたは」
エレン「寝技に持ち込んで、見せつけてやりたい」
アニ「なな…ば、バカ…!」
エレン「行くぞ、アニ!」
アニ「くっ!」
ベルトルト「アニ…」
ライナー「おお~、あれは恋のライバル誕生って感じか」
ベルトルト「まさか、そんなわけないじゃないか」ハハハ
ライナー「しかし、エレンの奴もやるな。あのアニ相手に寝技に持ち込めるとは…」
ベルトルト「これは、今夜はお仕置きかな」
ライナー「身体に聞くから、お仕置きに変わった…」
休憩時間
ユミル「エレン」
エレン「ユミル…どうした?」
ユミル「相変わらず、アニとは普通に接してるんだな」
エレン「ああ、まあな」
ユミル「…お前が辛くないんならそれでいいけどさ…」
ユミル「こんなことしてても、あいつが振り向くと思ってんのか?」
エレン「難しいかもな…」
時間なくてここまでで。明日も更新できるかと思います。
>>1です。 少し更新しますね
エレン「でも、告白のときのもだけど、アニは言ってくれたんだよ…」
エレン「俺が告白したのが、嬉しいってさ…」
ユミル「……」
エレン「断られた理由はまだ聞いてないけど、ベルトルトと付き合ってるから断られたわけじゃないだろうしな」
ユミル「それが理由だったら、もう付き合ってる人がいるからで終わるしな」
エレン「ああ…だから、今度のクリスマスにまた聞いてみようかなって思ってんだよ」
ユミル「ふ~ん」
エレン「なんだよ?」
ユミル「なんていうか…お前のその一途さは呆れるというか…」
ユミル「そういや、巨人駆逐も一途に貫いてるもんな」
エレン「それ、褒め言葉か?」
ユミル「誰が褒めてるって言ったよ」
エレン「そうだな」
ユミル「…しかし、恋敵がベルトルトとはな…意外っていうか…あいつあんな積極的だったんだな…」
エレン「だな…単純に負けたくないってのもあるぜ」
ユミル「…かなりリードされてるけどな…」
エレン「言うなよ…」
ユミル「ひとつ、いい方法があるぜ」
エレン「なんだよ?」
その頃
ベルトルト「アニ」
アニ「ベルトルト…なんだい?」
ベルトルト「ん…」チュウ
アニ「む…ん…んん」
ベルトルト「ふう…」
アニ「いきなり、なにするんだい…キスとか…」
ベルトルト「さっき、エレンとイチャイチャしていたみたいだから、一応ね」
アニ「…」
ベルトルト「どんな話してたの?」
アニ「どうも、私たちの行為見られてたみたいだね…」
ベルトルト「じゃあ、使命に関する会話も?」
アニ「さあそこまでは…まあ、そっちは聞かれても大丈夫だとして、頓挫したし…」
ベルトルト「うん…」
アニ「……///」カアア
ベルトルト「アニのあられもない姿とかエレンに見られてたのか…」
ベルトルト「最近だとフェラとかも、見られてた可能性も」
アニ「言うな…恥ずかしくなる…」
ベルトルト「アニがいつまでたっても、処女くれないのが悪いんじゃないか」
ベルトルト「せめてフェラくらいしてもらわないと、僕も我慢できないよ…」
ベルトルト「まあ、君の身体を好きに弄れるだけでも満足ではあるんだけど、抑えるのが大変なんだよ…」
アニ「わかってるよ…」
ベルトルト「僕らは同じ罪を背負ってる者同士…」
アニ「うん」
ベルトルト「そこに、エレンが入れる余地はないし、僕らの関係に適わないよ」
アニ「私が今さら、許してほしいなんて言えたものじゃないからね…」
エレン「嫉妬させる…?」
ユミル「ああ、アニの奴にな。それで、アニの奴を振り回すんだよ」
ユミル「あいつまだ、ベルトルトに処女渡してないみたいだしな」
エレン「ああ、そう言ってたのは聞いたけど…まだ、ユミルは見に行ってるのか?」
ユミル「まあ、たまにな…とにかく嫉妬させてクリスマスを迎えろ!」
エレン「まあ、それはいいとしてさ…相手がいるじゃねぇか、その作戦」
ユミル「ここにいるだろ」
エレン「ユミルが?いいのかよ?」
ユミル「色々事情の知ってる私以外に適任者なんていねぇだろ」
エレン「まあ、そうだけどさ…」
ユミル「よし、決まりだな!」
ユミル(よし、このままエレンを奪ってやるからな…覚悟しとけよエレン!)
今日はここまでです。それではまた近いうちに
>>1です 遅くなりました。 更新しますね
次の日
ユミル「よう、エレン」
エレン「あ、ユミルか」
ユミル「手筈はわかってるだろ?今日から、早速やるぜ」
エレン「わかってるっての…しかし、うまくいくかね…」
ユミル「そんなもん、やってみなきゃわかんねぇだろ。やる前から諦めんじゃねぇよ」
エレン「そうだな」
馬術訓練
ユミル「エレン、組もうぜ!」
エレン「お、おう今日の馬術は楽しめ…そうだな」
ユミル「よし、決まりだな!」
アルミン「あれ?エレン、ユミルと馬術組むみたいだよ」
ミカサ「最近仲がいいとは思っていたけども…」
アルミン「アニとはあんなことがあるわけだし、ユミルと組んでも不思議ではないんだけど…クリスタといつも組んでるのにね」
アニ「……」
午後 格闘訓練
ユミル「よし、エレン!組むぞ!」
エレン「馬鹿…お前、そんな大声で…!」
ユミル「これくらいしないと、アピールにならないだろ」
エレン「ま、まあ、そうかもしれないけど…」
ユミル「とにかく組もうぜ!」
アニ「…」
ミーナ「アニ?どうしたの?」
アニ「エレンの奴、ユミルと組んでるね」
ミーナ「…なんだか、最近仲いいもんね」
アニ「あんた、以前あいつのこと好きとか言ってなかった?」
ミーナ「うん、言ってたけど…」
アニ「あいつも、罪作りな男だね…まったく」
ミーナ「アニは…いいの?」
アニ「え?どういう意味だい?」
ミーナ「とぼけても駄目よ。エレンのことずっと見てるじゃない」
アニ「それは…」
ミーナ「好きなんでしょ?」
アニ「…」
ミーナ「でも、アニはベルトルトと一緒にいること多いよね」
アニ「…バレてるか…」
ミーナ「付き合ってるの?ベルトルトと」
アニ「……付き合ってるよ」
ミーナ「本当に?」
アニ「…」
ミーナ「私には、付き合ってるっていう噂は事実じゃない気がするんだけど…」
ミーナ「よかったら、話聞かせてくれないかな…?」
アニ「…あんたには適わないね…」
夕食
ユミル「よしよし、今日みたいなことを続けて行こうぜ」
エレン「お、おう…」
クリスタ「ねえ…二人は今日ずっと一緒にいなかった?」
ユミル「ああ、いたぜ」
クリスタ「ちょっとした噂になってたよ、あれは本当だったんだって」
エレン「あれって?」
クリスタ「二人が付き合ってるって言う噂…」
エレン「な…!」
ユミル「へえ…そんな噂流れてんのか…」
ユミル「でも、あいつに意識させるには効果的なんじゃねぇか?」
エレン「い、いや…でもな…」
ユミル(まさかそんな噂立ってるとはな…まあエレンと一緒に行動してる時間も長くなってるし当然か…)
………
ミーナ「じゃあ、つまりアニがエレンに想いを言えないのは、その罪のせいなんだ…」
アニ「だね。あいつは告白してくれたけど、一緒にいる資格なんて私にはないからね」
ミーナ(その罪の内容については教えてくれなかったけど…よっぽど大きいんだろうな…)
ミーナ(例えば、アニがエレンの母親を殺しちゃったとかかな?)
ミーナ「じゃあ、ベルトルトと一緒にいるのは罪を背負う者同士だからってこと?」
アニ「まあ端的にいえば…ベルトルトは私が欲しいみたいだし、私も別に嫌いじゃないし…」
ミーナ(思ったよりも重い話よね…)
ミーナ(本当なら、その罪背負ってでもエレンと一緒になれば?って言いたいけど…)
ミーナ(ここは誰かに相談しようかな…アルミンとか…?)
数日後
格闘訓練
アニ「ねえ、エレン」
エレン「アニ?」
アニ「今日は私と組まない?」
エレン「え…えっと…」
アニ「最近ユミルとばっかりじゃないか。格闘訓練に限らず」
エレン「た、確かにそうだけどさ」
アニ「…あんた、あいつと付き合ってるの?」
エレン「え…!?」
アニ「だから、付き合ってるのかい?」
エレン「い、いや…それは…」カアアアア
アニ「………」イラ
アニ(ったく…こいつ私のこと好きって言ってくれてたのに…)イライラ
アニ(いや、駄目だね…振ったのは私だし、そもそも私が文句なんか言えないね…)
ベルトルト「アニ…またエレンと仲良くしてる…」
ベルトルト「これはまた、今夜も…」
ライナー「ベルトルト、お前も気づいてるんじゃないか?」
ベルトルト「何がだい?」
ライナー「お前とアニが身体だけの関係でしかないことだよ」
ベルトルト「………」
その夜、女子寮
アニ「…あんたさ」
ユミル「ああ、なんだよ?」
アニ「あんたって…あのバカ…エレンと付き合ってるの?」
ユミル「はあ?お前の知ったことじゃねぇだろ」
アニ「…」
ユミル「付き合ってたとしても、それがなんなんだ?」
アニ「なんだってことはないけどさ」
ユミル「そもそも、あの小屋でベルトルトとちちくり合ってるお前には、関係ないだろ」
アニ「……」
ユミル(こりゃ、作戦成功か?)
続きは夜更新します。そろそろ終わります。
ミカサ「アニ」
アニ「ミカサかい…」
ミカサ「私は、あなたが好きではない」
アニ「なに?急に…」
ミカサ「しかし、エレンは好きだと言う…」
アニ「…」
ミカサ「私は、それを理解したいと思ってる…」
ミカサ「でも、今の話は…ベルトルトとは本当?」
アニ「付き合ってないよ、別にあいつとは」
ミカサ「向こうはそう思ってないかも」
アニ「身体だけの関係は理解してるさ。処女も渡してないしね」
ミカサ「……」
アニ「あんたがエレンをどれだけ大切かはわかってるつもり」
アニ「私も、エレンのことは大好きだからね」
ミカサ「ならそれを証明して。今のままの関係は私が許さない」
アニ「…」
ユミル「おい…これ、どうなるんだよ…」
小屋
ベルトルト「身体だけの関係…そんなことはわかってたけどね」
ベルトルト「そもそも、アニは僕のことを恋愛の対象にはしてないし…」
ベルトルト「同じ罪を背負ってるから、僕が告白した時に身体だけ許してくれたんだしね」
アニ「あんた、さっきから何言ってんの?」
ベルトルト「何でもないよ」
アニ「そう…で、するのかい?」
ベルトルト「いや…君はもう覚悟を決めてるんだろ?」
ベルトルト「なら、こんなこと意味ないよ…」
アニ「悪いね…あんたの傍を離れないって言ってたけど…」
アニ「やっぱり、自分の気持ちに素直にならないと、後悔しそうだし…」
ベルトルト「アニ…」
アニ「でもさ、今夜はいいよ。あんたの好きなことしても」
ベルトルト「なら…」
ガバ
アニ「きゃ…!」
ベルトルト「………」ポロポロ
アニ「あんた…泣いてるよね…」
ベルトルト「そりゃね…振られたんだから…」ポロポロ
アニ「男が泣くもんじゃないよ」
ベルトルト「偏見だよ、それは…」
ベルトルト「悔しいから、エレンに見せつけてやろうかな…」
アニ「なんだいそれ…」
それから少し経過
ユミル「おい、エレン」
エレン「ユミル…どうした?」
ユミル「うまくアニを嫉妬させられたみたいだな」
エレン「ん…まあ…」
エレン「なんか、今夜呼び出されたんだけど…」
ユミル「ほう、こりゃひょっとするんじゃねぇか?」
エレン「………」
ユミル「えっとな…一応言っておくけど…」
エレン「なんだ?」
ユミル「私と付き合ってくれないかな…なんてな」
エレン「んなっ!?」
ユミル「なんだよ…そんな驚くなよ…!」
エレン「いや……驚くだろう…」
ユミル「どうだ…?」
エレン「ごめん、ユミル」
ユミル「だよな…まあ、わかってたよ」
エレン「すまねぇ…」
ユミル「いいって…じゃあもう行くからな…」タタ
エレン「ユミル…」
ユミル「ったく、アニの野郎…まさかこんな簡単に心変わりするとは…」
ユミル「くそ…!」
ミーナ「ねえ、アルミン」
アルミン「なに?」
ミーナ「ユミルがかわいそうだったかな?」
アルミン「とは言っても、僕らがしたのは、アニを説得したことだけだし…」
ミーナ「罪を背負ってでも告白した方が、後悔しないよって言っただけだもんね」
アルミン「あとはもう、当事者たちの問題になると思うよ」
ミーナ「うん、そうよね…アニ、がんばってね」
今日は終了します。次で終わりますかね。見てくれてる方、感謝です
>>1です 遅くなりました、すんません
訓練庁舎の端
エレン「アニ…!」タッタッタ
アニ「エレン、悪いね。いきなり呼び出して」
エレン「いや、いいって…そんなの」
アニ「…」
エレン「それよりも、用件はなんだ?」
エレン「その…色々と期待してしまうんだが…」
アニ「なんだい、それ…」
エレン「……」
アニ「私さエレン…やっぱり、あんたのことが大好きだよ」
エレン「アニ…」
アニ「私には罪があったから、断ってたけど…」
アニ「やっぱり、あんたのことは忘れられないんだ…」
エレン「ほ、本当なのかよ…嘘じゃないよな…?」
アニ「もちろんさ…」
アニ「あんたはどうなんだい?」
エレン「どうって…」
アニ「ユミルのこととかさ…私の想いとか…変わってるんじゃないかい?」
エレン「……」
アニ「もしもその…あんたがいいなら…」
アニ「私と…付き合ってくれないかい?」
エレン「アニ……」
エレン「ユミルに告白されたんだけどさ…」
アニ「ああ、そうなんだ」
エレン「でも、断ったんだ」
エレン「考えたら、ユミルにはお世話になったのに、悪いことしちゃったかな…」
アニ「ああ、悪いことしてるね。私なんかを選んだんだから」
エレン「まだ選んだとは言ってないけどな」
アニ「凄い恥ずかしいこと言ってるじゃないか、私…」
エレン「冗談だよ」
アニ「後で蹴るから」
エレン「うぐ…」
アニ「ベルトルトにも悪いことしちゃってさ…」
エレン「別れたのか?」
アニ「まあ、付き合ってもなかったし…同じ罪を背負った者の慣れあいだよ」
エレン「その罪ってのは、なんなんだ?」
アニ「……」
エレン「いや、無理には聞かねぇよ。言えるときに言ってくれ」
アニ「うん…ありがとう…」
エレン「あ~あとさ…これ…」
アニ「なんだいそれは?」
エレン「マフラーだよ。この前買ったんだ」
アニ「それを私に?」
エレン「俺とお揃いって感じなんだけどさ…嫌じゃなければ…」
アニ「嫌なわけないじゃないか…」
エレン「本当はクリスマスに渡そうかと思ってたんだけどな」
アニ「まあ、もうすぐだしね、クリスマス…」
エレン「どうだよ?」
アニ「暖かいね。あんたとお揃いというのが特にいいよ」
エレン「そっか、ならよかった…」
アニ「エレン…」
エレン「ん?」
アニ「色々ややこしいことになったけど…よろしくね…」ギュウ
エレン「こんな風にくっつくとか、アニでもやるんだな…」
アニ「うるさいよ」ポカ
エレン「いてっ」
ベルトルト「…うまくいっちゃったか…」シュン
ライナー「まあ、ベルトルト涙を拭けよ」
ベルトルト「君はどうするの?」
ライナー「今度のクリスマスにデートの約束を頼んでるんだが」
ベルトルト「君にしては上出来だね」
ユミル「はあ…」
クリスタ「ユミル…ため息ばっかり…大丈夫?」
ユミル「大丈夫だって…またすぐ元気なユミルさんに戻るからよ」
クリスタ「ならいいけど…」
クリスタ「ねえねえ、ところでさ、私デートに誘われたんだ」
ユミル「はあ?誰にだよ」
クリスタ「アルミンと…ライナー」
ユミル「あいつら…」
クリスタ「二人共クリスマスだから、どっちかにしないと駄目だよね…」
ユミル「どっちにするんだよ?」
クリスタ「えへへ、アルミン…かな」
アルミン「ん?…今すごくいいことが起こったような」
ミカサ「アルミン、それはよかった」
アルミン「ミカサはクリスマスどうするの?」
ミカサ「エレンとアニの邪魔ををしてくる。それだけ」
アルミン「だめだよ、絶対…」
ミカサ「残念」
エレン「それで…ベルトルトとはどんなことしてたんだよ?」
アニ「う…言わなきゃ駄目かい?」
エレン「当たり前だろ」
アニ「あんたは、見てたんだろ…?」
エレン「アニの口から聞かないとな…」
アニ「いじわるだね…」
エレン「ほら、アニ」サワサワ
アニ「うあ…バカ、スケベ」
エレン「処女くれるのか?」
アニ「ああ、もちろんだよ。あんたにならなんでもあげる」
完
これで終了です。どうもありがとうございました!
このSSまとめへのコメント
はよ次!!
期待
おー続ききたー!!
やっぱり面白い続き期待
よく好きでもない男のをくわえてるやつを好きでいつづけられるな頭おかしいだろ
確かにな
でも最後は結ばれたからありだろ!
ユミルが残念だな…
ベルトルト…(T ^ T)
アニもエレンもきもすぎ
罪がどうのこうのとかそんなんで普通体許すか普通
↑エレアニ嫌いですか!(`Δ´)私はー死ぬほど嫌いですエレンはミカサと結婚すると良い
きも
エレアニかよ
エレユミかと思って期待してたのに
注意書きしとけよ
ええーエレアニマジ嫌いだわーやだわー
まだエレユミとかの方がいいかも。てなわけで次回作はエレユミかエレミカでよろしくたのんだ!!
エレアニか...
エレミカは基本的にミカサの妄想の思って見てる。
エレアニは好きだけど、ちゃんと注意書きはしないとね。
これじゃあエレユミ好きに失礼だよ。
個人的にエレアニとベルアニ、ライクリが好きだね。
アルアニ?論外。