アルミン

――――― 2月28日


？？？「……」ｼﾞｰｯ

アニ「何だろう…視線を感じる」ｽﾀｽﾀ

？？？（角を曲がった！見失う！）ﾀﾀｯ

アニ「何か用？」

？？？「！！？」ﾄﾞｷｯ

アニ「さっきから視線を感じてたんだけど、どういうつもり？」

アルミン「い、いや…僕はただ…」

アニ「！？」ｸﾙｯ

アルミン「？」

アニ（また視線？しかも今度は複数…）

アルミン「アニ？」

アニ「ふん」ｽﾀｽﾀ…

ダズ「…」

クリスタ「…」

？？？「……」

ライナー「ん？」ｸﾙｯ

コニー「うぉっ！ライナー…急に何だ？？」ｱｾｱｾ

ライナー「あ、あぁスマン…後ろに汗かきな男が立ってる気がして」

コニー「お、俺は別に違うぞ」ｱｾｱｾ

ライナー「…あぁ。そうだな」


エレン「うわぁああ！！ライナアァアアア！！ 守ってくれぇ！！」


ライナー「おっと、またエレンが呼んでるみたいだ」

コニー「またか。最近、多いよな」

ライナー「2日前ぐらいからかな？行ってくる」ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ


ミカサ「私はただ、口の周りの食べカスを…」

エレン「イヤだ！俺はお前の息子でも弟でもねぇ！！」

ライナー「…」

エレン「ライナアァアアア！！ 守ってくれぇえ！！」

ミカサ「ライナー？何か用？」ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

ライナー「いや、別に…」

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ジャン「お、何だアイツ？凄い寝相だな…」

サムエル「マジかよ…」

ダズ(うぅ…こんなんじゃ全く眠れた気がしない)

――――　2日前

エレン「ベルトルトごっこか…なるほど。それは良いアイディアだ」

アルミン「でしょ？彼は決して目立つタイプじゃなかった。そんなに難しくないハズだ」

コニー「これしか無いって感じだな…とは言え卒業まで長いな」

ユミル「仕方ないさ…徐々にフェードアウトしていく形で頑張ろう」

ミーナ「まず、ベルトルトってどんな人？」

ダズ「ライナーの後ろで汗かいてるヤツとしか…」

クリスタ「気付けば、いつもアニを見てるよ」

サシャ「寝相が悪いらしいですね」

エレン「とりあえず、この3つか。よし皆、楽しんで行こう」

おう！

――――

――――― 2月29日

エレン「…」ﾁﾗｯ

ミカサ「エレン、食事中にチラチラとアニを見てるのは何故？」

エレン「い、いや別に見てないよ」ｱｾｱｾ

ミカサ「口調も変？」ﾁﾗｯ

アルミン「…」ｼﾞｰｯ

ミカサ「…アルミンまで？！」ｶﾞﾋﾞｰﾝ


アニ「どうしよう…落ち着かない」

サシャ「…」ｼﾞｰｯ

ユミル「…」ﾁﾗｯ

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エレン「ミカサ、いつかアルミンと3人で故郷に帰ろう」

ミカサ「エレン///」

アルミン「そうだよ！帰るんだ！」

ミカサ「？　アルミンまで…急にどうしたの？」

エレン「いや、ただ…ジャンの隣で食事しなきゃならないミカサが気の毒だと思っただけだ」

ジャン「ふざけんなよ テメエ！」

エレン「うわぁああ！！ライナアァアアア！！ 守ってくれぇ！！服が破けちゃうぅう！！」

ジャン「…」

ライナー「…」ﾊｧ

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サシャ「マルコ、座学の宿題を手伝って下さい！」

マルコ「またか…たまには自分で何とかしてよ…」

サシャ「っ！この悪魔の下僕め！種なしにしてやる！！」

マルコ「…えっ？」

サシャ「…あれ？ちょっと違いましたか？」

マルコ「サシャ？」

サシャ「悪魔の末裔め！根絶やしにしてやる！！」

マルコ「」

――――― 3月1日

エレン「なぁ…これで大丈夫なのか？」

ユミル「まだバレてない…大丈夫だろう」

アルミン「上手く行きすぎてて怖いよ」

ミーナ「もっとベルトルトっぽい要素を追加してみる？」

ダズ「あまり攻め過ぎると危険な気もする」

コニー「気付いてないなら、このまま止めようぜ」

サシャ「ベルトルトと言えば>>24な人でしたよね？」

うんこまみれで死んでる

エレン「サシャ…その話は…」

アルミン「忘れたの？僕たちは皆、共犯だ」

サシャ「…」

コニー「あいつが…あいつが悪いんだ…」

ユミル「巨人にウ○コ塗りたくったら死ぬ…か」

クリスタ「まさか本当だったなんて…」

ミーナ「でも、まさかベルトルトが…」

――――― ○月×日


「殺ってしまった…」

「大丈夫だ…幸いにもコイツは目立つタイプじゃなかった」

「でもよ…」

「そうだな、何かしら違和感を感じるヤツぐらいは出るかもしれない」

「だよな、やっぱヤバいよ」

「…俺達で、その違和感を消せば良い」

「！？」


「ベルトルトごっこだ！」


【完】