灼「安価で鷺森レーンを盛り立てる」(142)

ID:VdKSudj60

>>1
代行ありがとうございました

灼「さいきんなんだかお客さんの数が少な…」


灼「ボウリングとか流行らないのかな」

灼「でも聞けばお客の意見を取り入れて大繁盛したアミューズメント施設があるとか」

灼「なんらかのキャンペーンでもしてみよう」

灼「では早速…」

やるキャンペーン(グロ、物理的に不可能なのは安価下)
>>7

コスプレ

灼「コスプレか…安直なところでメイド服とか着てみようか」

灼「でもせっかくだし一般ウケするのがいいよね」

灼「私一人のセンスでは心許な…」

灼「しょうがないから部活の誰かに手伝ってもらおう」

灼「誰に電話しようかな…」

>>11
阿知賀部員で

ゆうねえ

灼「もしもし、あの…松実館さんでいらっしゃいますか」

玄「はい、ご予約のお電話でしょうか…って、その声は灼ちゃん?」

灼「うん…宥さん居る?携帯にかけても出なくって」

玄「ちょっと待っててね~」

玄「おねえちゃーん、電話だよー」

宥「もしもし、灼ちゃん?」

灼「あの、急な相談なんですが、宥さんはコスプレするとしたらどんなのがいいですか?」

宥「こすぷれ~?わたしが着るんだったら、あったかいのがいいな♪」

灼「あったかいのですか…わかりました。どうも」

宥「お役にたてたのならよかったよ~」


灼「さて…あったかいのといえば…着ぐるみ!」

灼「というわけで着ぐるみをレンタルしてみた」

灼「デパートで動物ショーがあるとかで残ったこれ一つだけ格安で借りられたよ」


灼「タヌキの着ぐるみ…」


灼「け、けっこうかわい…」

灼「さて、これを着て接客しよう」

灼「いらっしゃいませ…」

客「」ギョッ

客「うわあああお化けタヌキいいいいぃぃ」

灼「全身タイプじゃ駄目だったか…」

灼「頭の部分だけ脱いじゃえ」スポッ

灼「いらっしゃいませー」

DQN「お、なんかボウリング場にタヌキがいるぞ」

灼「ご来店ありがとうございます。こちらで受け付けをさせていただきます」

DQN「ぎゃははははははは、タヌキに接客されちゃってるよ俺ら!」

DQN「てかなんだこのちんちくりん」

灼「……」

DQN「こんな動物くせーところで遊んでらんねえよな、帰ろうぜ」


ゾロゾロ

灼「ダメだったか…こんな恥ずかしい思いをしてしかも客を逃した」

灼「次はどうしよう…」

>>23
コスプレを続けるなら知恵を借りる人物、やめるなら新しいキャンペーン

はやりんに相談だ

灼「そういえば、昔瑞原さんが来たことがあったっけ」

灼「なんか名刺ももらってたような…あった」

灼「電話してみよう」


トゥルルルルルル

はやり「もしもし?」

灼「あ…あの、瑞原プロですか?こ、こちら鷺森レーンの鷺森灼といいまして…」

はやり「あ~、昔いったボウリング場だっけ?インハイの解説してて久しぶりに思い出しました。それで何の御用?」

はやり「なるほど、客寄せのためにコスプレを」

灼「はい…どんなものがいいですかね」

はやり「そんなの…決まってるでしょ☆」

灼(急に声色が変わった)

はやり「牌のおねえさんの衣装に決まってるじゃない☆」

はやり「スペアを送っておいてあげるから、キャンペーン終わったら返してね。じゃ☆」

灼「さすがプロだ…親切すぎる」

数日後

灼「これが牌のおねえさんコスチューム…」

ゴソゴソ


灼「ぶかぶか…主に胸の部分が」ズーン

灼「でもこれなら知名度もあるし、お客さん増えそう」

灼「しょうがないからパッドを入れておこう」

玄「こんにちはー」

灼「ああ、玄…いらっしゃ」

玄「おもち!」シュバッ

灼「わっ……!」

玄「すばらしいおもちなのです」ワキワキ

灼「ちょ、玄、やめ」

玄「いただきますー」

グニュ

玄「……………」

玄「このおもちは偽物ですね」

灼「いや、私だって時点で気付いてよ」

灼(言ってて悲しくなってきた)

玄「えへへ、つい血が騒いでしまって」

玄「でもこれ本物のはやりさんの衣装?」

灼「うん、電話したら貸してくれた」

玄「へー…あ、粗相をしたお詫びにボウリングやっていきます」

灼「いや、そもそもやりに来たんでしょ…」

玄「バレちゃいましたか」

灼(今回のキャンペーンはまぁうまくいった)

灼(宣伝を玄が手伝ってくれたし)

灼(でも多くの人が衣装目当てで、写真だけとったら帰ってしまった)

灼(これじゃダメだ…)

灼「さて、次のキャンペーンを考えよう」

>>35

ターキーを取るごとにプレゼント

灼「ターキーを取るごとにプレゼント!」

灼「これはずいぶん建設的な意見……」

灼「絶妙な難易度だし、しかも集客効果は高そう」

灼「問題は何をプレゼントするかだけど…」

灼「何がいいかな?もらってうれしいもので、あんまり高くないもの」


>>41

あらたその生写真

灼「わ、私の生写真……」

灼「うーん、需要があるかどうかはともかく、安上がりでよさそうだね」

灼「さっそく玄に頼んでカメラやってもらおう」

灼「制服・私服・水着…ラインナップはこんな感じでいいかな」

灼「帰す前に牌のおねえさん衣装も撮っておこ」

灼「いらっしゃいませー」

内木一太「高校生、とりあえず1ゲームとシューズ」

灼「800円ですね」

灼「あと、今キャンペーンでターキー出すとプレゼントもらえるんで、頑張ってください」

一太「へー、何が貰えるんですか?」

灼「私の生写真です。これサンプル」

一太「……」

一太(アリかナシかで言えば……全然アリだ)

一太(ここに来るまでに忍び込んだあの阿知賀って学校の制服を着ている写真があるし)

一太(小柄な体…中等部の可能性が高いッ!)

太陽の橋

美子「この橋も結構好きな橋なんよね」

美子「タイル画のひまわりがオシャレやし」

美子(ただ……)





美子(このマカロニ星人はいったいなんなんやろーな)

一太「わかりました。全力でがんばります」

灼「ごゆっくり…」




3時間後

一太「はあ…はあ…1ゲーム追加で…」

灼「はい」

灼(もう5ゲーム目…)

灼(素人の学生じゃもう腕が限界にきてるはず)

灼(スコアも3ゲーム目からガタ落ち)

灼(儲かるのはいいけど肩を壊されても困る…)

灼「あの」

一太「は…はひ?」

灼「写真なら…あげますよ。ここまで頑張っていただけるなんてすごくうれしいです」スッ

一太「ああ…ありがとうございまひゅ…」

一太(ふおおおおお!手ちっちぇえ!やわらけぇ!うひょひょひょ!)

灼「息荒いですよ。これドリンク」

一太「は、はふ…」チュー

灼「気を付けて帰ってくださいね」

一太「い、いい思い出ができました…」


灼「ふう…あんなに喜んでくれるなんて」

灼「私も捨てたもんじゃないってことかな」

灼「写真全部あげちゃったし…次のキャンペーンを考えよう」

>>61

鷺森レーンでレジェンドと握手!

灼「そうだ、ハルちゃんの握手券を付けよう」

灼「ハルちゃんはちょっとした有名人」

灼「きっと集客効果バツグンなはず」

灼「じゃあさっそく電話…」

トゥルルルルルル

晴絵「もしもし?灼?」

灼「あ、ハルちゃん?悪いけど土日の間、うちのボウリング場に協力してほしい」

土曜日

晴絵「急な話だな…灼」

灼「それでも来てくれるハルちゃんが好き」

晴絵「まぁヒマだったからいいが……私は何をすればいいんだ?」

灼「ゲーム特典として握手をしてくれればいい」

晴絵「な、なんだそりゃ」

灼「きっと阿知賀のレジェンド目当てに多くの人が足を運ぶはず」

晴絵「ま、まあやるだけやってみるよ」

阿知賀生「こんにちはー」

灼「いらっしゃいませ」

阿知賀生「高校生4人~、ゲーム数は未定~」

灼「シューズはあちらです。ごゆっくり」

阿知賀生「あ、赤土先生何やってんの~」

晴絵「ゲーム特典の握手会だそうだ」

阿知賀生「えー、ほんとにー」

阿知賀生「じゃああたし握手しちゃおー」

阿知賀生「わたしもわたしもー」

晴絵「お、おい。毎日会ってる人間と握手して何が楽し…」

阿知賀生「え~、せっかくの特典だから貰わなきゃ損じゃん」

晴絵「ま、まったく…しょうがないな」


キャッキャッ




灼「」

灼「あの、お客様。なるべく早めにプレイしていただけると…」

晴絵「なんだよ灼……せっかくなんだからいいだろ?」

灼「ぐぬぬぬぬ……」




灼「ストレスで体に良くないので土曜日だけでこのキャンペーンは終了しました」

晴絵「もう…結構楽しかったんだけどなー」

灼「ハルちゃんのバカ!」

晴絵「なんだよ……急に怒り出しやがって」

灼「とりあえず次のキャンペーンを一緒に考えて!」

晴絵「はいはい」

晴絵「カラオケを併設するってのはどうだ?」

灼「うーん、結構いい案だけどそんなすぐにはムリ」

灼「儲かったらそれも考えることにするよ」

晴絵「そりゃそうだよなー」

晴絵「じゃあ>>83なんかどうだ?」

ドリンク一本無料

晴絵「ドリンク一本無料とか」

灼「それはもう前にやってるよ」

晴絵「やっぱりか…どっちかというとシューズ無料とか、1ゲーム半額とかのほうが気分的にはお得な気がするしな」

灼「そうだよね…あまりお客は増えなかった」

晴絵「じゃあ、思い切って>>91はどうだ?」

麻雀

灼「麻雀?」

晴絵「そ。麻雀とボウリングを合体させた新しいスポーツだ!」

灼「……具体的には?」

晴絵「ランダムで選出されるピンをボールで倒して、倒したピンに書いてある牌を使って手を進めていく」

灼「はあ」

晴絵「具体的に説明するとこうだ」

晴絵「1.ふつうに配牌する」

晴絵「2.27種類のうち10種類がレーンにセットされる」

晴絵「3.普通にボーリングする。ただし投げられるのは1ラウンド1回」

晴絵「4.倒したピンに書かれている牌が貰える」

晴絵「5.変えたいだけ変えて捨てる」

晴絵「6.手が出来ればツモ、捨てた牌の中に他人のあたり牌があればロンされる」

晴絵「なかなか面白そうじゃないか?」

>>104
○晴絵「2.34種類のうち10種類がレーンにセットされる」
×晴絵「2.27種類のうち10種類がレーンにセットされる」

灼「ふむ……実際の牌を使わなくても、スコア表のタッチパネルを使えばかなり手軽にできそう」

晴絵「だろ?なかなか現実的な案じゃないか」

灼「斬新すぎる……これは流行る」

灼「さっそく業者に掛け合ってみよう」

2014年、ボウリング麻雀は局所的ムーブメントを巻き起こした。


阿知賀生A「よっしゃ!ストライク!」

阿知賀生A(これでテンパイ…やったね)ジャラ

阿知賀生B「えっと、その東ロンです」

阿知賀生「うわあああ…」

灼「ふつうのボーリングと一緒に考えてはダメ。欲しい牌だけを狙って」

晴絵「ほらその手。ここは押すべきところじゃないだろ」

晴絵「わざとガターを狙う度胸も大事だぞ」


ハルちゃんは麻雀側から…私はボウリング側から。

ふたりで得意分野の指導をすることで、人気を獲得した鷺森レーンは今日も客が絶えない。



カランカラン


灼「あ…いらっしゃいませ。普通のボウリングですか?麻雀ボウリングですか?」

灼「え…取材?」

灼「わかりました。ちょっと準備してきます」





憧「あ…この雑誌、灼じゃん」

憧「大人気!麻雀ボウリング考案者 赤土灼さんの素顔に迫る!か」

カン

麻雀ボウリングは即興で考えた
こんなの思いつくと思わなかったよ

安価ってやっぱ大変だね

じゃあの

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