れんげ「なっつんてめー受験生だろ? ウチと遊んでていいのかよ?」
夏海「いや~、たまには息抜きも必要じゃん?」アハハ
れんげ「その言葉、毎日聞いてるんが……」
夏海「うっ」
れんげ「これで落ちてウチのせいにされちゃたまったもんじゃねー。とっとと帰って勉強しな」
夏海(……れんちょんは変わってしまった。きっと中学に上がる頃には不良になっているだろう)
終わり
れんげ「おい、なっつん居るか?」ガラッ
夏海「お~、れんちょんいらっしゃい! 一緒にお菓子食う?」
れんげ「イラン、それよりてめーウチに隠れてひか姉と遊ぶとはどういうことだよ!」ギロリ
夏海「ひぃぃ!? だ、だって最近れんちょんウチにかまってくんないしさ……」
れんげ「そりゃなっつんが勉強しないからだ! とにかく、もう勝手にひか姉と遊ぶんじゃねーぞ!」
夏海「イエッサー……」
夏海(……ああ、あんなに可愛くてウチに懐いてくれたれんちょんはドコへ言ってしまったのか)
夏海(今のれんちょんを見る度に昔のれんちょんに想いをはせてしまう夏海ちゃんであった……)
終わり
れんげ「……」
夏海「お、れんちょんだ。学校帰りかな?」
夏海「お~い、れんちょ~ん! にゃんぱす~!」
れんげ「にゃんぱす~!」
れんげ「……何か用か?」
夏海「いや、見かけたから声かけただけなんだけど」
れんげ「そうか、道草食ってねーでちゃんと勉強しろよ。じゃあな」
夏海「う、うん……」
夏海(……れんちょんは毎日たった1人の学校へ行ってるんだよな。グレちゃうのも無理ないか)
夏海(もっといっぱいれんちょんに声をかけよう、それが今のウチに出来る唯一のことだから……)
終わり
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