レイ「家政婦の…綾波です…」シンジ「…え?」(142)

シンジ「あ、綾波?」

レイ「本日より家政婦として働かせていただきます。家政婦の綾波です…」

アスカ「誰よ!家政婦なんか雇ったのは!」

ミサト「私よ。シンちゃんに家政夫やらせてばかりもいられないから、プロの人を雇ったのよ~」

アスカ「家事のことなんかシンジで十分じゃない!」

シンジ「僕任せなのは確定なんだね…」

アスカ「とにかく私は絶対にイヤ!他人を家に入れるなんて絶対反対よ!」

ミサト「アスカ、これは業務命令よ。レイ、朝食お願いね?」

レイ「承知しました…」

レイ「…」(グツグツ)

シンジ「あの…綾波?なんか、手伝おうか?」(ウロウロ)

レイ「…結構です。」

シンジ「…でもあの、ホラ、鍋、吹きこぼれてるし。」(ウロチョロ)

レイ「…あの。」

レイ「後ろに立たないでもらえますか?」

シンジ「え、あ、ご、ごめん…」(スゴスゴ)

アスカ「…ムゥッ」

レイ「お待たせしました…」

シンジ「こ、これは…」

ミサト「予想外に…」

アスカ「なによこれ、鳥の餌?」

レイ「オムレツです…」

シンジ「」(モグ)

シンジ「!」(ウグ!)

アスカ「オエ~~!マッズーーー!!!!!信じらんない!!!」

ミサト「レイ、アナタご飯作ったこと…」

レイ「よく、わかりません…」

アスカ「冗談じゃないわよ!もう学校行く!行くわよバカシンジ!!」(ガタン)

シンジ「え、あ、待ってよアスカ!」

シンジ「…えーい!!!」(モグモグモグ一気に完食)

シンジ「ご、ごちそうさま!ウゲップ」(バタバタバタ)

レイ「…行ってらっしゃいませ。」

ミサト「じゃ、じゃあレイ。後のことはよろしくね?」

レイ「…承知しました。」

レイ「…」(掃除)

レイ「…」(洗濯)

レイ「…」(買い物)

レイ「…」(夕飯の支度)

シンジ「あの、ただいま…」(ガチャ)

レイ「…」(トットット)

レイ「おかえりなさいませ。」

シンジ「…あの、うん。ただいま////」

レイ「…シンジ様。宿題を、なさいませんと。」

シンジ「ああ、うん…そうだね…って、うわぁ!?なんだこの部屋!?」

(グッチャグチャ)

レイ「お掃除を、いたしました…」

シンジ「掃除ってこれ…朝よりひどいことになってるけd」

レイ「…」

シンジ「ああ、いや!なんていうか、個性的っていうか…」

シンジ「あのさ、僕、ちょっとこれから部屋ちからしちゃうけどいいかな?」

レイ「…構いません。」

シンジ「ありがとう。じゃあ、綾波は仕事の続きをしててよ。」

レイ「かしこまりました。」(トットット)

シンジ「よいしょっと。」(テキパキ片付け)

シンジ「ふう、こんなもんかな。」(ピカピカ)

アスカ「アイムホーム!あら、意外と掃除は綺麗に出来るじゃないあのバ家政婦。」

アスカ「バカシンジー、お腹すいたー。」

シンジ「僕に言うなよ…もうキッチンには入れないんだから。」

アスカ「はあ!?じゃあ私にあのゴミ食べて飢え死にしろってぇの!?アンタは!」

シンジ「だってしょうがないじゃないか。一生懸命作ってくれてるんだよ?」

アスカ「はあ~あッ、最悪!ミサトのやつ、さっさと諦めてクビにすりゃいいのに。」

レイ「…」(グツグツ)

レイ「(トントン)二番目の子さん…」

アスカ「なによ。」

レイ「洗濯物、たたみました。」

アスカ「入れば?」

レイ「失礼します。…ここに、置いておきます。」(トサ、バタン)

アスカ「…」(洗濯物チラ)

アスカ「…って、これの何処が畳んでんのよコルァ!!」(グッチャグチャ)

アスカ「しかもバカシンジのTシャツが混ざってんじゃない!!きったないわねぇぇぇ!!!」

アスカ「…」(Tシャツ、スンスン)

アスカ「…フン、臭ッい。私の服が全部シンジ臭くなったじゃない、最ッ悪!」

アスカ「ちょっと。」(仁王立ち)

レイ「…はい。」

アスカ「これもお願い。」(新しい洗濯物ドサドサ)

レイ「…はい。」

アスカ「バカシンジは洗濯するものないの?」

シンジ「え?まだお風呂に入ってないし、別に…」

アスカ「風呂に入るまで着替えないなんて不潔!!着替えなさいよ!」(無理やり脱がせ)

シンジ「うわああああ何するんだよ!!」

アスカ「バ家政婦、これも!」(ドサドサ)

レイ「…はい。」

シンジ「なんなんだよ…ハックション!」

アスカ「…フン////このマヌケな家政婦は私が教育しなきゃ駄目ね。」

シンジ「(チャポン)はぁ~あ。いい湯加減だな~ちょっと暑いけど。」

シンジ「ちょっとドジだけど、結構悪くないかもな…へへ。」

レイ「…失礼します。」(ガラ)

シンジ「くぁふじこ!!!」

シンジ「ななななななななんんんんn」

レイ「お背中を…」

シンジ「いいいいいいいよそそそんなことしなくても!!!!」

レイ「私は、家政婦ですから…お気になさらな…」

シンジ「そういう問題じゃないよ!!もういいから出てってよ!」

レイ「承知しました…」(ガラガラ)

シンジ「ハァハァ。」

シンジ「…最低だ、俺って…」(モッコリ)

シンジ「はあ、やっぱり落ち着かないや…女の子が家にいるって…」

レイ「碇君。失礼します。」(トントン)

シンジ「(ドキ!)あ、綾波!ど、どうぞ…あいてるよ(ドキドキドキドキ)」

レイ「…本日の超過料金の請求書です。」

シンジ「え、あ、ああ…はい。」

レイ「それでは、本日はこれで失礼します…」

シンジ「あ、あの!」

レイ「なんでしょうか…」

シンジ「綾波は、どうして家政婦なんか…」

レイ「ここでしか、生きられないからです…」

シンジ「家政婦って、どんなことしてきたの?」

レイ「ご主人様の望むこと、全てです。」

シンジ「全てって…じゃあ、家事以外にも、さっきみたいなことも?」

レイ「ご命令なら…」

シンジ「…。」

シンジ「あのさ、僕がいうのもなんだけど、そういうのって良くないと思うよ…」

レイ「…なぜ、ですか?」

シンジ「だって、そういうのって家政婦っていわないよ。」

レイ「家政婦じゃ、ない…?」

シンジ「綾波が嫌だって思うことはしなくてもいいんじゃないかな。」

レイ「…嫌だと思うこと…?」

シンジ「そうだよ、さっきみたいなことは…」

レイ「嫌じゃ、ありません。」

シンジ「え?」

レイ「嫌なことじゃ、なかった。」

シンジ「」

レイ「失礼します。(…「嫌」って、何?)」(帰宅)


(その夜)

シンジ「…ハァハァッ、うっ・・・ふう。」(レイ妄想)

アスカ「…ハァハァッ、アッンーーー・・・はぁ。」(シワシワのシンジTシャツ)

ミサト「グゴーーーーーーーーーーー」

カヲル「おはようございます。」

シンジ「あ、綾波、おは…あれ?カヲル君?なんで?」

アスカ「なんで朝からホモが…」

カヲル「今日はファーストがメンテナンスで来られないので、代わりに僕が。」(ニッコリ

シンジ「そ、そうなんだ…メンテナンスって?っていうか、なんでカヲル君まで家政婦に登録…」

カヲル「細かい話は気にしないに限るよ。さあ、食事の用意を。」

シンジ・アスカ「う」

「うんまーーーー!!!」


ミサト「グゴーーーーーーーーーーーーーーー」

カヲル「行ってらっしゃいませ。」(ニッコリ)

アスカ「…悪くないかも。エリートには支える主夫が必要よね…」(ブツブツ)

シンジ「…」

アスカ「なによ、黙りこくっちゃって。」

シンジ「綾波、どうしたのかな…。」

アスカ「知らないわよ。家政婦一人に何入れ込んでんのよ。」

シンジ「…」

カヲル「♪」(掃除)

カヲル「♪」(洗濯)

カヲル「♪」(買い物)

カヲル「♪」(夕飯の支度)

アスカ「アイムホーム♪」

カヲル「やあ、おかえりなさいませ。」(ニッコリ)

アスカ「フィフス、お腹減っちゃったーおやつお願ぁい。」

カヲル「承知しました。シンジ君は?」

アスカ「知らない。あのバ家政婦の所じゃないの?」(ムス)

シンジ「」(ピンポーン)

レイ「…はい。」

シンジ「あ、あの…僕、だけど。」

レイ「…」(ガチャ)

レイ「…何?」

シンジ「綾波、今日どうしたの?どこか具合でも悪いの?」

レイ「…それは、お答えできません。」

シンジ「そっか、でも無事で良かった…。」

シンジ「…あれ、綾波ちょっと顔赤いよ?」

レイ「…」

シンジ「綾波、熱があるじゃないか!」

カヲル「セカンド、失礼します。」(トントン)

アスカ「どーぞ♪」

カヲル「洗濯物です。」

アスカ「ありがと♪うっそ、ショップの新品みたいに綺麗ね。バカシンジよりすごいじゃない。」

アスカ「(でも、バカシンジの臭いがしない…)」

アスカ「ねえ、この洗濯物って、バカシンジのと一緒に洗った?」

カヲル「いいえ、個別に洗いましたよ。」

アスカ「そっか、そういうとこまで気を使えるのね。さすが。」

アスカ「(…)」

シンジ「綾波、大丈夫?」

レイ「…大丈夫、です。」

シンジ「いいよ、敬語じゃなくて。今は家政婦さんの時間じゃないんだから。」

シンジ「一応、おかゆ作ったよ。食欲はある?」

レイ「…」(部屋を見回し)

シンジ「ああ、部屋も少し掃除しちゃったけど…ごめん、勝手なことしちゃったね。」

レイ「…碇君が…」

シンジ「ん?」

レイ「今日は、碇君が、家政婦さん、みたい…」

シンジ「あは、そうだね。たまにはいいんじゃないかな。」

シンジ「はい、おかゆだよ。あーんして。」

レイ「…」(アーン)

アスカ「…ねえ、カヲル。」(フレンチカチャカチャ)

カヲル「なんでしょうか。」

アスカ「バカシンジのやつ、遅いわね。」

カヲル「気になりますか?」

アスカ「べ、別にそんなんじゃないわよ。それに、家政夫のくせに余計なこと聞かないで!おかわり!!」

カヲル「承知しました。」(ニッコリ)

シンジ「ただいまー」

カヲル「やあ、おかえりなさいませ。」

シンジ「うわ!!…あ、そっか。今日はカヲル君が来てくれてたんだっけ。」

カヲル「食事は?」

シンジ「ああ、うん。いいや、食べてきちゃったから。」

アスカ「どこで?」

シンジ「別に、どこでだっていいだろ。」

カヲル「承知しました。」(ニッコリ)

シンジ「(チャポン)…ハァ。綾波が家政婦がいないと…なんか変な感じだな…」

シンジ「(綾波、明日は来てくれるかな…)」

カヲル「失礼します。」(ガラ)

シンジ「くぁふじこぉぉぉぉぉ!!!!」

シンジ「何してんのさカヲル君!!!」

カヲル「お背中を流s

シンジ「いいいいいいいらないんだよだからそういうオプションは!!」

シンジ「どうなってんだよその家政婦協会って!!!」

カヲル「気になるかい?」

カヲル「それは…君のお父上が一番よく知っていると思うよ。」

シンジ「父…さんが!?」

カヲル「そう…君の父、家政婦協会会長がね…」

シンジ「…」

カヲル「…」

シンジ「…」

カヲル「…」(ゴシゴシ)

シンジ「…って何やってんッアーーーーー!!!!!!」


アスカ「?なによ、うっさいわね。」

シンジ「ハァ…なんで父さんが…」

シンジ「綾波にあんなことさせてんのは父さんなんだ…」

シンジ「…許せない。」

シンジ「明日、父さんの所に行ってこよう。」



(風呂場)

カヲル「お背中を(ガラッ

アスカ「いやああああああ変態!!!!!」

帰ってまだあったら書きまする

シンジ「明け方まで考えてたら、寝坊した…。お、おはよう。」

レイ「おはようございます。」

シンジ「あ、綾波!もう大丈夫なの?」

レイ「はい。」

シンジ「そう…よかった。」

アスカ「ムスッ」

シンジ「お、おはようアスカ。」

アスカ「(ギロッ)」

シンジ「(ビク)」

シンジ「ね、ねえ。アスカなんであんなに不機嫌なのかな?」

レイ「…わかりません。」

シンジ「そっか、そうだよね…。ねえ、アスカ」

アスカ「うるさい!!!あの変態男を派遣したのは誰よ!!訴えてやる!!!」

シンジ「変態男って、まさかカヲル君のこと?」

アスカ「なんなのよ家政婦協会ってのは!!乙女の裸をなんだと思ってんのよ!許せない!!」

シンジ「カヲル君、まさかあれをアスカにまで…」

アスカ「ちょっと、バ家政婦。協会の住所教えなさいよ!」

レイ「…ネルフ。」

アスカ「へッ?」

シンジ「…ったく、なんだよアスカのやつ。会長が父さんってだけで意気消沈しちゃってさ。」

シンジ「ほんと二重人格なんだから。」

レイ『いってらっしゃいませ。』

レイ『お背中を…』

レイ『ご命令なら…』

シンジ「…」

シンジ「僕だけでも絶対に父さんに訴えてやるんだ。」

シンジ「綾波をあんなことから解放させるんだ。」

レイ「あの…」

レイ「手を、離してもらえませんか?」

シンジ「え?うわ!!!」(バッ)

シンジ「ご、ごめん。つい勢いで綾波まで連れてきちゃったよ。」

レイ「…。」

ゲンドウ「久しぶりだな。シンジ。」

シンジ「…。父さん…」

シンジ「ってなんだよそのオカン系エプロン姿は!!」

ゲンドウ「今は家政婦協会会長だ。口を慎め。」

シンジ「なんなんだよもう…調子狂うな…」

ゲンドウ「シンジ。家政婦になれ。」

シンジ「は?」

ゲンドウ「家政婦名簿に登録しろ。」

シンジ「な、何を言ってるんだよいきなり。そんなこと出来るわけないだろ!」

ゲンドウ「できないのなら帰れ。」

シンジ「…」

シンジ「(ハッ!)って、危うく乗せられそうになった。」

シンジ「父さん!今日は綾波のことで文句を言いに来たんだよ!」

シンジ「父さんはなんでこんな、綾波に、ふ、風俗まがいのことをさせてんだよ!」

ゲンドウ「主人のためにはなんでもするのが家政婦の仕事だ。」

シンジ「何でもって…」(チラ)

レイ「…」

シンジ「…」(オッパイチラズーム)

レイ「…」

ゲンドウ「シンジ、常識を捨てろ。主人になれ。」

シンジ「…」(ゴキュリ)

レイ「…」

シンジ「こ、こんなのだめだぁ!!!」

シンジ「綾波だってこんなの嫌だろ!?人のために奴隷みたいに!」

レイ「…」

ゲンドウ「レイ、家政婦は嫌か。」

レイ「いいえ。」

シンジ「そんな…ッ」

ゲンドウ「家政婦として働くことは幸せか?」

レイ「はい、幸せです。」

レイ「碇君。夕食です。」(真っ黒焦げの鮭の塩焼き)

シンジ「…」

レイ「二番目の子さんは、本日お友達の家にお泊りに。」

シンジ「…」

レイ「葛城ミサトさんは、ネルフでお仕事を。」

シンジ「…なんでだよ」

シンジ「なんで家政婦として生きて幸せなんて言ったんだよ。」

レイ「…嫌ではないからです。」

シンジ「なんで、あんな、誰にでも身体を売るようなことしてるのに、嫌じゃないんだよ」

レイ「…命令だからです。」

シンジ「命令?…ふふ、そっか、命令か…。」

シンジ「じゃあ、もういいよ!」(料理ガッシャーン!)

シンジ「綾波、ヤらせてよ。」

シンジ「誰でもいいんだったら。誰でもいいんだろ!?」

レイ「…。」

レイ「承知しました。」

レイ「…」(パサ)

シンジ「…」

レイ「…」(スト)

シンジ「…!」

レイ「…」(ぎゅ)

シンジ「…」(ドックンドックンドックン)

今更だけど保守してくれてありがとう

シンジ「…」(チラ)

レイ「(ジ…)」(裸)

シンジ「…(うわッ)」(ドックン)

シンジ「いいの?本当に…」

レイ「はい…」

シンジ「…ハァ、ハァ…」(オッパイを触る)

レイ「ン…」

シンジ「綾波、顔上げて…(声が震える)」

レイ「…」(顔を上げる)

シンジ「…ン、チュ」

レイ「ハ、ア…ン、クチュ」

シンジ「…!(逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ)」(目が血走る)

シンジ「あ、綾波!」(ドサ!)

レイ「アッ…アッ!ン、…ィ!」(ズッチュズッチュ)

シンジ「ハァッハァッ!イイよ!綾波の中、すっごくあったかいよ!!」(パンパン)

レイ「ウッ、ンッ、ンッ」(手を伸ばしてシンジにすがり付く)

シンジ「(綾波、か、可愛い…)」

シンジ「ンチュ!レロレロレロ」(ディープキス)

レイ「レロ…ケホッ、ンチュ…ッ!?アウッヒ…!」

シンジ「…ウッ!」(ドピュ)

レイ「ハァ…ハァ」

シンジ「ハァハァ…」

シンジ「ご、ごめん…」

レイ「…何が、ですか?」(服を着る)

シンジ「だって、綾波のこと…」

シンジ「しかも、あんまり気持ちいいから中に出しちゃって…ほんと、最低だ、僕…」(蹲り)

レイ「…」

レイ「碇君…本日の、超過分の請求書です。」

シンジ「…」

レイ「本日は、これで失礼します。」

シンジ「待ってよ!」

レイ「…」

シンジ「こんなので帰らないでよ。…今日は、家にいてよ…。支払いなら、多分大丈夫だから…」

レイ「…」

レイ「承知しました…」

シンジ「…」(ムラムラ)

シンジ「あ、綾波!」(ドサッ)



(パンパンパンパン)

シンジ「こんなので帰らないでよ。…今日は、家にいてよ…。支払いなら、多分大丈夫だから…」

レイ「…」

レイ「承知しました…」

シンジ「…」(ムラムラ)

シンジ「あ、綾波!」(ドサッ)



(パンパンパンパン)

レイ「おはようございます。」

シンジ「お、おはよう…//////」

レイ「朝食の用意ができています。」

シンジ「あ、うん…」(ドロドロで無味の味噌汁)

レイ「…」

シンジ「…」

レイ「碇君。」

シンジ「(ドキ!)な、何?」

レイ「そろそろ出かけませんと。」

シンジ「う、うん…行ってきます…」

シンジ「(本当に…仕事なんだな…。綾波にとっては…)」

シンジ「あ、アスカ。昨日はなんで突然委員長の所に泊まったりしたんだよ。」

アスカ「フン。あんな家帰りたくない。」

シンジ「な、なんでだよ。」

アスカ「いつ襲われるかもわからないような家、誰が帰るかっての!」

シンジ「本当に何されたんだよ…」

アスカ「それより、昨日はあのバ家政婦と一晩お二人で過ごしたようね。無敵のシンジ様。」(ジロ)

シンジ「(ドッキー)な、なんでそんなこと…」

アスカ「さっき、渡しそびれたって超過分の請求書を持ってきたのよ。」(ペラッ)

シンジ「そ、それは」

アスカ「フケツ。」

アスカ「はあーあ。ただいまー」(ガチャ)

レイ「おかえりなさいませ。」

アスカ「…(ギロ)フンッ」

アスカ「あーあ!ヤダヤダこんな家!いやらしい!」

アスカ「こんな家壊れちゃえばいいのよ。そしたら私だって一人暮らしできるのに!」

レイ「…。」

アスカ「そーだ、アンタがめちゃくちゃにしたんだから、アンタが責任とってこの家壊してよ。」

アスカ「アンタのせいなんだから!」

レイ「…。」

レイ「承知しました。」

レイ「…」(灯油を部屋中にぶちまける)

アスカ「キャッ!!ちょっと…何やってんのよ!」

レイ「…」(ライター)

アスカ「やめなさいよ!!」(ドカッ)

レイ「…」(ドサッ)

アスカ「アンタバカ!?一体なんなのよ!!」(ライター取り上げ)

レイ「…」

アスカ「ハァッハァッ!もう嫌!嫌嫌嫌!!!出てってよ!もう来ないで!!!!!」

レイ「…」

レイ「承知しました…」

シンジ「ただい…な、なんだよ?この灯油臭い臭い。うわ!なんだこの部屋!!」

アスカ「…あのバ家政婦の仕業よ。」

シンジ「あ、綾波が!?なんでこんなこと…、綾波はどこ行ったの?」

アスカ「知らない。もう来るなって追い出したから。」

シンジ「追い出したって…」

シンジ「なんでそんなこと勝手にするんだよ!綾波には家政婦しかないのに、なんでそんな酷いことするんだよ!」

アスカ「冗談じゃないわよ!私、殺されかけたのよ!?」

アスカ「なによ!綾波綾波って、バ家政婦のことばっかり!!!!」

アスカ「もうこんな家出てってやるわよ!!」(飛び出し)

シンジ「アスカ!!」

シンジ「どうしちゃったんだ…綾波もアスカも…」(フキフキ)

(ピンポーン)

シンジ「(ガチャ)あ…」

カヲル「家政婦の渚です。」(ニコ)

カヲル「そう…それで僕がまたここへ派遣されてきたんだね。」

シンジ「ここを追い出されたら、綾波はこれからどうなるの?」

カヲル「どうもしないよ。再び別の場所へと派遣されるだけさ。」

シンジ「べ、別の場所?」

カヲル「別のご主人様の下へさ。」

シンジ「そんな…」

カヲル「元気少ないね?」

シンジ「…」

カヲル「彼女でないと嫌かい?」

シンジ「…」

カヲル「食事を用意し、掃除をし、洗濯をし…満足な生活を約束されるだけでは駄目なのかい?」

シンジ「カヲル君、僕は…」

カヲル「…ん?」(近い)

シンジ「(ドキッ)」

シンジ「ミサトさん…ミサトさん、早く帰ってきてよ…」

シンジ「何だか僕おかしいよ…このままじゃ自分を見失うよ…」

ミサト「ただいまぁ~☆彡」

シンジ「み、ミサトさん!」

シンジ「…」

レイ「…」

シンジ「あ、綾波!」

ミサト「違うわ、シンジ君。この人は『三番目レイ』さんよ。

シンジ「さ、三番目さん?」

ミサト「レイによく似ているけど、家政婦協会から来た人なの。」

シンジ「あれ、カヲル君は…」

ミサト「彼からの申し出よ。シンジ君を幸せにする為には自分では駄目、なのだそうよ。」

シンジ「か、カヲル君…」(きゅん)

シンジ「(カヲル君は、僕のことをよくわかってくれてる。)」

シンジ「(…っていっても、この人よく似てるだけで綾波じゃないんだよな…)」

レイ「…。」

シンジ「(どう見ても綾波なんだけど…)」(ドキドキ)

レイ「夕食の用意ができました。」(よくわからない黒い炭)

シンジ「(料理に関しては前よりひどくなってるような…)」

ミサト「そういえば、アスカはぁ~?」(ゴキュゴキュ)

シンジ「さあ…友達のところじゃないですか?」

ミサト「なぁ~に~?喧嘩したの?駄目よ、仲良くしなくちゃ。」

シンジ「アスカが勝手に出てっただけです。」

レイ「…」

シンジ「綾波。…じゃなかった。あの、三番目、さん…」

レイ「なんでしょうか。」

シンジ「綾波とは、双子なの?」

レイ「…いいえ。」

シンジ「でも、そっくりで…」

レイ「個人的な質問には…お答え、できません。」

シンジ「…ご、ごめん」

(シーン)

シンジ「…」(ガタッ)

シンジ「ごめん、僕、やっぱり…!」

シンジ「(違うんだ、やっぱり。)」

シンジ「(顔が同じとか、そういうことじゃなくて。)」

シンジ「(衣食住性を守ってくれるだけじゃなくて。)」

シンジ「(僕は…!)」

(ピーンポーン)

レイ「…はい。」(ガチャ)

シンジ「ハァハァ…」

レイ「碇、君…」

シンジ「わかったんだ。」

シンジ「僕は…綾波が好きなんだ!」

シンジ「綾波は家政婦として仕事をしただけかもしれないけど!」

シンジ「僕は、綾波じゃなきゃ駄目なんだ!」

レイ「…」

シンジ「…」

レイ「…ごめんなさい。」

レイ「こういう時、どういう顔をすればいいのかわからないの。」

シンジ「…」

シンジ「笑えば、いいと思うよ…」

レイ「…。」(シャキ)

レイ「申し訳ありませんが。」

レイ「それだけは出来ません。」

シンジ「え、え!?」

レイ「もしやれとおっしゃるのなら、お暇を…」

シンジ「え、わ、わかった!わかったよ!笑わなくてもいいよ…」

シンジ「笑わなくてもいいよ…綾波が帰ってきてくれるならそれでいいよ」(ぎゅ)

レイ「…」

(二人を見上げる人影)

アスカ「…」(ギュ)

ネタ切れた

終わりだよ!!

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