咲「全国決勝の人達とカップル麻雀??」(377)
久「さぁ!名目上は全国決勝四校合同タッグマッチトーナメントのペアを決める為にやっているフィーリングカップル!」
久「二巡目も元気出してやっていくわよー!」
和「な、なんでこんな中途半端なタイミングで気合いを入れ直したんですか」
久「何となく仕切り直しの気分だからよ。いやー糖分補給ってやっぱり大事よね」モグモグ
和「何で今バナナ食べてるんですか…」
穏乃「バナナ!?あのっ私にも一本貰えませんかっ!」キュピーン
久「良いわよ。はい」スッ
穏乃「やったー!」モグモグ
咲(…似合うなあ)
咲-saki-キャラ達が二人組を作るお話なのよー
前スレ
咲「全国決勝の人達とカップル麻雀?」 - SSまとめ速報
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長野編
咲「カップル麻雀?」 - SSまとめ速報
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咲「前回までのあらすじ」
咲「私達清澄高校(というか部長)の主催で再び行われる事になった。四校合同タッグマッチトーナメント」
咲「今回の参加校はインターハイ決勝戦で卓を囲んだ、清澄、阿知賀、姫松(仮)、白糸台の四校」
咲「今回もタッグを組む相手を決める為にフィーリングカップルが行われて」
咲「一巡目と二巡目の途中までで誕生したペアは以下の三組」
原村和(清澄)&高鴨穏乃(阿知賀)
竹井久(清澄)&松実宥(阿知賀)
新子憧(阿知賀)&弘世菫(白糸台)
咲「愛憎や脅しや駆け引き等諸々背景に含みながら、カップル決めは続きます」
末原「状況確認をすると、四校とも一人ずつ不参加になってるから今ここに居るんは全部で16人」
末原「一巡目で二組決まったから4人抜けて、二巡目でもさっき一組決まったから今残ってるのは10人っちゅー訳やな」
漫「?その通りですけど、何で今更そんな確認を?」
末原「何となくや」
洋榎「10人の内訳は清澄2阿知賀1白糸台3姫松4やからなー。早く抜ければええっちゅうもんでもないけど」
洋榎「ウチらだけ全員残ってるのは何かモテへんみたいで嫌やな」
末原「主将なら選り好みしなければ引く手数多やと思うんですけどね」
絹「全体的にクセの強い連中が多いから、普通に圧倒的に強いおねーちゃんとは」
絹「相性的に難しいトコがあるのかもしれませんね」
洋榎「ウチと組んだら簡単に勝ててまうからおもんないと思われてるんやろなぁ」ハハハ
久「それじゃあ二巡目の指名発表を再開するわね」
久「宮永さんの指名を見てみましょうか」ポチっとな
照「!」ドキドキ
ポンポンポンポンポン パーン!(宮永照→宮永咲)
久「想いは変わらず!一巡目に続いて宮永さんは姉妹カップル誕生を望みました!」
咲「…………」
照(一巡目。咲は何故か姫松のリボンの人を選んで、そしてリボンの人は私を選んだ)
照(だから結果的に私が咲の邪魔をしちゃったみたいになって、咲に睨まれちゃったけど…)シュン ずーん…
照(でもそんな疑惑はここで解消する!)
照(私が咲以外の人を選ぶ訳無いっていう事を咲に伝えれば、咲だってきっと私の事を…!)キラキラ
久「さぁ二度目の告白!姉の想いは妹へ届くのかー!」ポチっとな
NOT CONNECTED シューン… ピシィッ!
久「残念!成立は成りませんでした!」
照(…仕方無い。この巡目はまだ仕方無い。まだ傷付く様な時間じゃない)グスッ
菫「ドンマイ。次はきっと大丈夫さ」スッ(ハンカチ)
淡(サキは意外と場の空気読む子だから、戦力バランス的にテルを選ぶ事は無いと思うけどなー)
久「ではその咲と…大星さんがどなたを選んだのか見てみましょう」
咲「!」
淡「フッフッフ」ニヤリ
ポンポンポンポンポン パーン!(宮永咲&大星淡→末原恭子)
末原「…………」ダラダラ
久「今年のインハイを代表する一年生二人が選んだのは、共に姫松高校三年の末原恭子さん!」
久「この贅沢なラブコールにどんな答えを返すのでしょうか!」
漫「す、凄いやないですか末原先輩!」
末原「あ、あぁ………」
末原(本来私はこのタッグトーナメントを宮永咲へのリベンジの機会として捉えてた)
末原(でもそれは生半可な相棒とでは成す事の出来へん偉業。だから一巡目でチャンピオン宮永照を指名した)
末原(そのせいで酷い目にも遭ったが…)ずーん
末原(…ここで成立を引く為の肥やしになったんやとしたら、少しは気が晴れるかな)ハァ
淡(さっき私のコトをフった罰だよ、サキ)
淡(サキのお気に入り、私が横取りしちゃうからね~)フフフ
咲(私への当て付けかな。可愛い事するなぁ淡ちゃん)
咲(…でも私から玩具を奪おうなんて―――ちょっとおいたが過ぎるよ)ゴッ!!!!!
淡(…へー。そこまでムキになられると余計に欲しくなっちゃうな!)グォォォッ!!!!!
末原「がはっ!!」ゲホッゲホッ!
漫「吐血っ!?す、末原先輩どうしたんですか!?」
淡(私達がその気になれば、こんな機械の結果なんてどうにでも上書き出来る)
咲(末原さんを使った綱引きで勝負って訳だね。負けないよ!)ゴォォッ!!!!!
淡(星の引力の凄さを見せてあげる!)ギュオオオオッ!!!!!
末原「」ビクッ! ビクッ!
漫「末原先輩の体が宙に浮いたっ!?何でっ!?」
久「末原さんの返事はこちら!」
CONNECTED パアアアアーーーーーーッ!!!
咲「やった!私の勝ち!」
淡「くっそー!悔しい~~~っ!三回勝負にしよーよ!」
咲「千切れちゃうから無理だよ。勝ち逃げさせてもらうね♪」
淡「ちぇー勝ったと思ったのになぁ…」プクー
咲「プラマイゼロにするのは得意だからね」フフフ
末原「…で……チがこん……な目に………」ガクッ ズタボロ
第四成立ペア 宮永咲&末原恭子
照「」ずーん シクシク
照「…なるほど。そんな深くて悲しい理由が……」ジワッ
照「分かったよ咲。私が咲と戦う事で、その呪いから解放してみせる!」ギュルルル!!!
咲「―――うん。お姉ちゃんなら、出来るかもしれない。待ってるよ」ニコッ
咲(さて、次はっと……)
末原「」グデーン
咲「えい」ゴオオオオオッ!!!
末原「へぐっ!?」
咲「せい」ギュルオオオオッ!!!
末原「ぐぉふぉっ!?!?」
咲「とりゃー」ズドーーン!!!
末原「ぶぎゃああああああっ!!!!!」
咲「治りました?」
末原「殺す気かっ!!!」
源流が修羅の国だからな
咲「あはは。スミマセン、あんまり癒系はやった事無かったので」ポリポリ
末原「まぁ一応、楽にはなったけどな。原因の半分に言うのも癪やけど礼言うとくわ」
咲「…へぇ。見様見真似の我流のぶっつけ本番だったけどやってみるものだね」ボソッ
末原「ぶっつけ本番言うたか今っ!?」
咲「空耳ですよ。ありがとうございます、私を選んで下さって」ぺっこりん
咲「淡ちゃん相手に本当に書き換える事になってたら、ちょっと大変でしたから」
末原「どの口がそれを言うねん…後半は意味分からんし」
~指名直前の一幕~
末原(チャンピオンが駄目なら大星淡やな。決勝の記憶はあやふややけど)
末原(実力は宮永咲に引けを取らんと聞くし、ライバル心も持ってる様や。この子と組めば…!)ゾクッ
咲「…………」ニコニコ
末原(み、宮永…そ、そんな目で見ても私はアンタとは組まへんで!)
末原(ウチはお前を倒す為に参加してるんやから…)ぷいっ
咲「…………」ンー
咲「…………」チラリッ
照「!」ドキッ!
末原(?宮永がチャンピオンの方を見た?……………!!!)ゾクゾクゾクッ!!!
末原(ま、まさか……)ダラダラダラ
咲「…………」ニコニコ
その笑みは雄弁に物語る。曰く
『私と組んでくれないと、お姉ちゃんと組んで潰しちゃいますよ?』
その後も一応熟考して、勝算を探し、勇気を奮え立たせようと尽力した末原だったが、程なくして来た追撃により
カタカタと震える指でモニターの入力ボタンを押したのでした。
玄(よし…ここまでは順調に来てるね)
ここまでの二巡目の流れを見て、松実玄は内心で笑みを作る。
周りが殆どフィーリングと好みで組む相手を決めている中、彼女の指名基準は顔に似合わず至極理論的。
優先順位を明確に定めて、このフィーリングカップルに臨んでいた。
玄(最初に居た16名のおもちレベルをドラフトの指名風に言うとこうなる)
S(目玉。競合覚悟で特攻レベル)和ちゃん
A(ハズレ1位候補レベル)お姉ちゃん・愛宕絹恵さん
B(二~三位。即戦力候補レベル)渋谷さん・弘世さん・上重さん
C(四位以下。一人位ものになればいいかな?レベル)竹井さん・憧ちゃん
D(育成枠。僅かな将来性に掛けるレベル)大星さん・末原さん・愛宕洋榎さん
E(戦力外レベル)宮永姉妹さん・片岡さん・穏乃ちゃん
何の即戦力だ
でかいぞ
玄(AなのにEとはこれいかに。……ふふっこれちょっと面白いかも)メモメモ
玄(愛宕洋榎さんは三年生だし、本来ならEに置きたい所だけど)
玄(妹さんのDNAも入っている事を考えてDに。まぁ千里山の船久保さんが親戚らしいから)
玄(それを思えば絹恵さんが突然変異なだけという気もするけどね)
玄(まぁどっちにしても今の私にとってはどうでも良いです)ヤレヤレノポーズ
洋榎「!」ピクン
絹「?どうしたん?おねーちゃん」
洋榎「いや…何か今めっちゃ不愉快な事思われた気がして…」ムムム
咲(奇遇ですね…)ゴゴゴゴ
玄(残念ながら一巡目では和ちゃんにフられてしまって………)ずーん
玄(…再開した時、あまりの成長っぷりに動揺して「うわわ」とか言っちゃったのが駄目だったのかな…)
玄(……………………)グスッ
玄(そしておねーちゃんも取られてしまいました)
玄(Cランク以下は考慮に入れて無いので無視すると、二巡目に入った時点で残っていたのは)
玄(愛宕絹恵さん、渋谷さん、上重さん、弘世さんの4人)
玄(弘世さんは残念ながら憧ちゃんに取られちゃったけど、この殆どの人が指名を終えている状況でまだ三人も残っている!)
玄(これはまず大丈夫!私だってインハイでそれなりに活躍していたんだから悪い印象はそんなに無いハズだもん!)
玄(…とはいえ、油断は禁物)
玄(出来ればAランクの愛宕絹恵さんとペアになりたい所だけど、姫松の人とは決勝が初顔合わせだったからあまり接点が無いし)
玄(決勝では私はちょっと多めに失点してしまったから、組んで貰えない可能性もある)
玄(リスクを考えるなら、渋谷さんを指名するのがベターなのかもしれない)
玄(準決勝では私頑張ったし、実家が旅館を経営している私はお茶にだってちょっとは詳しい)
玄(渋谷さんならまず間違いなく私を指名してくれているハズ…!)キュピーン
尭深「?」ズズズー
久「えーと…じゃあ二巡目はこれがラストの指名になるわね」
久「松実玄さんの指名を見てみましょうか」
玄「!」ドキッ
玄(最後の指名と言って明かすって事は、成立している可能性は凄く高い…)ドキドキ
玄(二巡目の指名はすっごく悩んだ)
玄(夢を追って愛宕絹恵さんに行くのか、それともリスクを避けて安定の渋谷さんの方に行くのか)
玄(おもちを選ぶ様な真似は本当はしたくない…でも人生は時に決断しなきゃいけない時があるのです!)カッ!
玄(…そして、私が選んだ答えは………!!!)
久「じゃ、発表するわね」ポチっとな
ポンポンポンポンポン パーン!(松実玄→愛宕絹恵)
/ :/ ...:/:′::/ :.:.:.....:./.:/:!:.:.:.i:..!:.:.....:{:.:.:.:.:.:ハ
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絹「ウ、ウチ?」
久「松実姉妹の妹さんが選んだのは愛宕姉妹の妹さんでした!」
照「………」ピクリ
玄(待っていてくれたのにごめんなさい渋谷さん。私は夢を選びました)
玄(阿知賀の皆は次々に抜けてしまって、もう残っているのは私一人)
玄(このまま一人で残る事になるのは怖いけど…でも!少しでも大きい所を目指さない私は私じゃないから)
玄(諦めない!!!)どんっ!
久「では結果はっぴょー!」ポチっとな
NOT CONNECTED シューン… ピシィッ!
玄「」
久「残念成立ならずっ!二巡目で成立したカップルは新子憧&弘世菫と宮永咲&末原恭子の二組!」
久「8人を残して三巡目へと突入していきます!」
玄「うぅっ………」グスグス
絹「か、かんにんな。まさかウチを選んでくれとるとは思わんかったから…」
玄(リスクがあるのは分かってたけど、やっぱりショックです…)ナミダメ
尭深(…残念)ズズズー
まさかもまさかの事ではあるが、実は松実玄の予想は大方当たっていた。
この二巡目。渋谷尭深が選んでいた相手は―――松実玄
尭深(松実さんが卓に居てくれれば、周りの人の打点も低くなるから)
尭深(あまり点差を付けられずにオーラスを迎えられて、私としては助かると思っていたんだけど)
実は今回のフィーリングカップルにおいて松実玄がBランク以上の人とペアになるチャンスは一度しか存在せず
それがこの二巡目の渋谷尭深だった(ちなみに渋谷尭深が一巡目に指名したのは松実宥)
尭深(この感じでは望みは薄そう…。三巡目からは別の人に切り替える事にしよう)
玄(で、でも大丈夫。愛宕絹恵さんも渋谷さんも抜けた訳じゃないんだから、チャンスはまだまだある!)ぐっ
自らが千載一遇の機会を逃した事にも気付かぬまま、ドラゴンロードの戦いは続く
苦労したから
全国決勝四校合同タッグトーナメント ペア決めフィーリングカップル
二巡目終了時点での成立ペア
原村和(清澄)&高鴨穏乃(阿知賀)
竹井久(清澄)&松実宥(阿知賀)
弘世菫(白糸台)&新子憧(阿知賀)
宮永咲(清澄)&末原恭子(姫松)
残りメンバー
【清澄】片岡優希
【阿知賀】松実玄
【白糸台】宮永照・渋谷尭深・大星淡
【姫松】上重漫・愛宕洋榎・愛宕絹恵
~小休止中~
久「清澄と阿知賀が3人ずつ、白糸台と姫松が1人ずつか。意外と偏ったわね」
宥「玄ちゃん大丈夫かな…」
久「妹想いねぇ宥は。そんなに心配する事無いと思うわよ?さっきの巡でも妹さんを選んでいた人居たし」
宥「!ほ、本当ですか?竹井さん」
久「もう。久で良いって言ってるのに」トンッ ニコッ
宥「…………///」カアアッ
久(選り好みしなければ、という枕詞は付くけどね)フフフ
菫「…………」ギリギリ
憧「落ち着いて下さい弘世さん。…この借りは麻雀で返してやりましょう」ぽんっ
和「優希…大丈夫でしょうか。清澄では一人になってしまいましたが…」シンパイ
穏乃「…………」むっ
穏乃「大丈夫だって。まだ8人も残ってるんだし、片岡さんは可愛いからすぐに抜けるよ」
和「?…穏乃、何か怒ってます?」
穏乃「怒ってなんかないけどさ。折角和とペアになったのに、和清澄の人の方ばっかり見てるんだもん」イジイジ
和「…………フフッ」
穏乃「!な、何で笑うんだよ!」アタフタ
和「いえ、失礼しました。そうですね、折角の穏乃と二人で遊べる機会なのだから」
和「沢山お話をして、良い思い出にしないといけませんね」ニコッ
穏乃「!…わ、分かれば良いけどさ…///」カアアッ
憧「…………」メキメキメキメキィッ!!!
菫「落ちつけ新子。その怒りは麻雀でぶつけてやれば良い」ぽんっ
久「残り8人四組!そろそろ笑っていられないという気持ちになられているとは思いますが」
久「プラス思考で笑顔で元気にやっていきましょうね!」
洋榎「せやったら笑ってられんとか言うなっちゅーねん!」
漫(しかし残り8人…。最後の2人まで残されて余り者で組まされるとかは勘弁やで)ゾッ
尭深(選り好みはしていられない。…と言っても全国決勝に残った20名なのだから、弱い人なんて居ないけど)ズズズー
久「それでは質問タイムです!」
久「時間的にそんな事してる場合じゃないという感もありますが、先を見て走る事など私には出来ないのでやっちゃいますよー!」
久「では末原さん、カードを一枚引いて下さい!」
末原「ウチかいな。じゃあ>>85で」
※何かカップル決める上で良い感じの質問を書いて下さい。無理☆と思ったら安価下になりますが悪しからず
フェチズム
将来の夢
理想のタイプ
んースミマセン>>86の方でいきます
『理想のタイプは?』
久「おっ。オーソドックスな質問が出たわね」
照「な、何これ!麻雀と全然関係無…!」アタフタ
絹「タ、タッグで麻雀を打つ相方として理想的という意味ですか?」
久「…流石にその解釈は苦しいと思うわよ?」ニヤリ
久「普通に自分が付き合う上で理想の人物像を喋ってくれれば良いわ」
久「ガールズトークの定番でしょ?」フフフ
洋榎「んなトークした事無いんややけど…」ポリポリ
訂正
>>90
洋榎「んなトークした事無いんやけど…」ポリポリ
漫「基本的に麻雀漬けの毎日ですからね…」
久「じゃ、優希から順番にお願いするわね」
優希「オッケーだじぇ!」
優希「まぁこの私と釣り合う男となると地球上を探してもそうは居ないからな…」ククク
優希「身長ルックスお金持ちと色々条件はあるが、まず第一に美味いタコスを作れる事だじぇ!」
玄「わ、私はそんな望む事なんて全然思い付かないです」
久「理想の、なんだから何か一つ位あるでしょ?顔が良いとか背が高いとか麻雀が強いとか」
玄「そ、そうですね……。………大きければ、誰でも」カアアッ
皆(大きい………?)
宥「く、玄ちゃん。恥ずかしがってぼかす事で余計恥ずかしくなってるから訂正して」アセアセ
玄「あ!お、大きければ良いというものじゃなくて張りとか肌ツヤとかバランスとか勿論大z「そこじゃなくて!」
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┌─ 、 ○ o:.::./i ::.::i::.::.:〃 んuノハ \|\|\| んuノハ ∨|.::.::.リ.::.::i::.:.| ⊂ニ ⊃
 ̄)丿 {.::.:;.: i .::人 ::.:{i {::.. ..:::} {::.. ..:::} レ.::.::.::.i.::.::i::.:.| ( ○ |
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\> ゙っ) /::.::.::.::.:/ |:.::i::.::.::.::.i:|//// ′ ////|:! ::.:i.::.::i::.::.::.:、
'⌒ア.::.::.ノ ノ:.::i::.::.::.::从 从:: ノ.:: 八:.::.::.:\
照「…………こ、言葉では上手く説明出来ないけど」
照「目が合うと胸がドキッとしたり。笑顔を見るだけで凄く幸せな気持ちになったり……」
照「そういう事だと……思います…///」プシュー テレルテル
尭深「理想…。物静かで、隣に座ってゆっくりとお茶の味を楽しんでくれる人でしょうか」
淡「理想かぁ。頭で考える事でも無いかなーって思うけど…」フーム
淡「この人凄いっ!って思わせてくれる人かな。深みのあるミステリアスな人とかそんな感じかも!」
末原「目が合うとドキッ、かぁ……」
漫「ウチもあんまりピンと来ませんねぇ」
漫「ちゃんと私の事を見ててくれる人…かな。な、なんかこっ恥ずかしい事言ってもーた!」アタフタ
洋榎「おもろい奴やな。ウチのテンポに着いて来れへん奴はノーサンキューや」ハハハ
絹「…尊敬出来る人かな。いつか肩並べて一緒に歩きたいって思う様な…そういう」
久「なるほどなるほど。いやー皆さんの普段は見えない乙女な部分が見れる良い質問でしたね」フフッ
漫「これ何かペア決めに意味あったんですかね…恥かいただけの様な…」
洋榎「…無くは無かったと思うで」
咲「ちなみに末原さんの理想のタイプはどんな感じなんですか?」
末原「な、なんでそんな事言わなアカンねん。…見てて面白い子かな。それでこう、ちょっと苛めたくなるみたいな」
咲「あぁ、じゃあ私と同じですね」
末原「絶対ちゃうわっ!!!」
見とるでスズチャー
久「全員の指名が確認されました!それでは三巡目の指名発表をやっていきますね」
末原「当たり前やけど人が減る事に発表する回数も減る」
末原「この人数やと二回も見れば大体分かるやろな」
咲「ですね。半分以上は人知れずフられる形になりますから。末原さんは晒されてましたけど」アハハ
末原「うっさい!」
末原(宮永のリベンジは出来なくなったとはいえ、勝負は勝負)
末原(どうせなら優勝したいし、残りのペアは付け入る隙があるもんになってほしい所やな)
末原(特に…宮永照のペアは)
久「では三巡目最初の指名は~優希と宮永照さんのものを見てみましょうか」ポチっとな
末原「!」
ポンポンポンポンポン パーン!(片岡優希&宮永照→松実玄)
ざわざわざわざわ どよどよどよどよ イガイ…
優希「じぇ~咲ちゃんのお姉さんとカブってしまったか」タラリ
照「…………」
末原(………。理由は分からんけどこれは思わぬ僥倖やないか?)
末原(このペア決め。後にトーナメントが控えている以上、出来るだけ強い人と組みたい思うのが人情)
末原(なら全員の第一候補は間違い無くチャンピオン宮永照や。そのワリにここまであまり指名されてない印象やけど)
末原(それは『宮永照が自分を選ぶ訳が無い』という心理のもの。一巡目からあからさまに妹狙いやったしな)
末原(しかし妹が抜けたこの三巡目は事情が違う。宮永照の本命は既に居らず)
末原(ライバルは僅か6名。これならいける…と思うに十分な状況や。実際ウチやったら指名しとる)
末原(故に松実玄が宮永照を指名しとる可能性は高い。そして相性最悪のあの二人が組んでくr
NOT CONNECTED シューン… ピシィ!
玄「ゴメンなさい。お気持ちは大変嬉しいんですが…」ペコッ
玄(おモチ無き者に用は無いのです)
末原「」
咲(ホント、見てて飽きないなぁ)ニヤニヤ
ちょいと休憩がてらにシャワー浴びてきます
sssp://img.2ch.net/ico/kossorisan.gif
http://i.imgur.com/1z9ai.jpg
末原「松実玄自身も自分を選ぶという事は盲点やったんやろか…」ブツブツ
咲(盲点というか眼中に入って無いって感じですけどね。…よし、泣かせよう。五回)
憧「ま、何人から想われようとも自分の指名した人が振り向いてくれないと居残りになるんですから」
憧「言う程成立の難易度は皆変わらないんですよね」
菫「自分を選んでいるか否かの二分の一か。…たしかにな」
久「この状況で二人を袖にしたモテ子の松実玄さんが選んだのは誰なのか!」
玄(一度の失敗で私は諦めたりしない。振り向いてくれるって信じて…待ってる!)
久「見てみま…!っと………」
宥「?どうしたの、久さん」
久「いやちょっとね。予想外で……えー洋榎のも一緒に表示します」
絹「!」
久「こちらっ!」
ポンポンポンポンポン パーン!(松実玄&愛宕洋榎→愛宕絹恵)
ざわざわざわざわ どよどよめきめき
久「これは意外な展開!長野の時にはままあった同校選手の指名ですが」
久「今回の全国決勝verでは初めての事です!それも問題児がやらかしがちな一巡目ではなく」
久「二巡を終えたこの三巡目での指名!これはどういう意図があるんでしょうか」
洋榎「別にルール違反って訳じゃ無いんやろ?」
久「えぇルール上は問題無いわ。まぁマナーには少し抵触するかもしれないけどね」
洋榎「せやったら問題無いわ。ガキの頃からマナー破りの洋榎と恐れられたモンやしなぁ」ハッハッハ
久「それは感心しないけどねぇ。マナーは大事よ?」
皆(お前が言うな)
久「おぉう。何か今一斉に心の声が聞こえたわね」クスクス
久「そうだ。先に言っておくけど、この指名は―――成立するから」フフフッ
玄(!!!…………勝った)ニヤリ
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八| :ハ| .:.:{:.i xxx , xxx |:.:.:.:|_,}:.:.:..|: . .i .> / (__ __ ヽ __
(__) | .:. 八 |:.:.:.:}V:.:.:..:: . . { / 〃 | | ) } (_ ヽ
.イ i! .:.:| :i::.. 丶 ノ ,:.:.:./:i::.:.:. :i: . . { {____. | | (_ ノ ) }
〃{ .}: :.:.{ :|::::i:>... イ/.:.:/i:,′:.::.八 : .l 乂 ___ ) ._ノ (__ノ
{:i.:{ ハ:.:.:V :::|l:.:.:.}:.r } ̄ __ ノ/:.:./:./:.:.:.:. ::i{: . . {
. 八从 ,: .∧ :.{:::::リ::::::ノ 入_/'i{ /ィ /::/:.:.:.:. /::{:. . . .
∨ .:.:.:.\V‐≦ムイ /》___.ノイ 7:.:.:.:. /廴:.. . .八
/;..:.:.:.:.:./ \}! r‐〉ォ´ ̄ }ノ /::.:.:.:./ , ヽ: .∧
. /:/ .:.:::::/ ノ{{ '介′ i{ ./::.:.:.:./ / ∨. ∧
ノイ ..:.:.:./! く 廴. / .|乂 __人/::.:.:.:./ / i: : . .:.
__ノ/ ..:..::厶}/ \ ノ{ /j__ 斗-/::.:.:.. / i / {: : . ∧
玄(同校選手の愛宕洋榎さんと私が指名して、ペアが成立している)
玄(それは即ち、私と愛宕絹恵さんでペアが成立したという事に他ならない)ニヤリ
玄(小休止中に和ちゃんに聞いた話によると、長野四校20人でやった時も同校ペアは一つも無かったとのこと)
玄(当然だよね。親睦を深める事が目的の一つなのに、空気を読まずに同校の人と組もうとする人なんてそうはいない)
玄(一人ならまだしも、二人居てお互いに指名し合ってるなんて事はまず有り得ない事)
玄(だから同校ペアが誕生するパターンは、最後まで残った二人が同校だったというもの一択!)
玄(それに私はさっき絹恵さんを指名したから、そのお返しで指名してきてくれるというのは王道の展開。さっきの一巡は無駄じゃなかった)
玄(洋榎さんが何を考えているのか分からないけど、妹さんは私におまかせあれ!)ドヤッ
久「では愛宕絹恵さんの返事を表示します。松実玄さんか洋榎。赤い線が繋がった方がカップル成立です」
玄(画面を見るまでもないかなっ)フフン
久「結果は………こちらですっ!!!」
CONNECTED!!! パアアアアアアーーーーーッ!!!!
絹ちゃんの指名
>>138のコンマが98以下→愛宕洋榎 98以上→姫松の中堅
96ならクロチャーな
玄「ふっふっふ…」
玄「よろしくね愛宕さん。私、一生懸命頑張るよ」ニコッ スッ
絹「え?」
玄「?あ、名字で呼ぶと紛らわしいかな。じゃあ絹恵ちゃんって呼んでも良いですか?お近づきの印に…」
絹「あ、いや。それはかまへんのやけど…その」チラッ
「―――――画面をよう見いや。ドラ娘」
玄「?画面って………!?」
竜道の両の眼に映し出されたのは、鮮烈な赤色。
予想していた通りの赤色で、心臓の印が中央に灯っている。それも予想通り。
ただ一つ違うのは…繋がれた橋の位置。
対面に座る自分と愛宕絹恵との見事な大橋はそこに無く、あったのは隣り合う姉妹を繋ぐ小さな…しかし非常に頑強な橋だった。
玄「そ、そんな馬鹿な………」フラフラ
久(…なんだか凄く、バカだよねー!!!って言いたくなる絵面ね)ウズウズ
久「姉妹愛炸裂ーーーっ!!!五組のカップルは史上初の同校カップル!愛宕洋榎&愛宕絹恵に決定しました!!!」
照「…………良いなぁ」ウラヤミ
第五成立ペア 愛宕洋榎&愛宕絹恵
有り得へん事が起きた。
おねーちゃんの三巡目の指名発表は、私の所へランプが灯った。
夢や夢やと混乱している内に場は進んで、目の前の画面には当然の様に赤い糸とハートマークが写しだされて
そして今、五組目のカップル成立や言われて、二人で席を立って移動している
絹(と、とりあえず聞かな!そんで押し間違いやったらそう竹井さんに言うてやり直しせなアカンし…)
絹「お、おねーちゃん。………何で?」
洋榎「何でって何の事や?ウチと絹がお互いに指名し合ったからペアになった」
洋榎「それだけの事やろ?」フフッ
絹「せ、せやからそれが…。おねーちゃんやったら私なんかよりもっと強い人と…」
絹「それこそチャンピオンと組めたかもしれへんのに」
洋榎「自分の事をなんかとか言うな。絹はこの中の誰にも負けてへん。ウチに次いで最強や」
絹「そんな事…」
絹(無い。それは自分が一番よく分かってる。化け物揃いの16人の中で、ウチはあまりにも凡庸や)
絹(そんなウチと組んでも、おねーちゃんの足を引っ張る事にしか…)
洋榎「くどいで。…仮に絹の言う通りやったとしてもや、これはタッグマッチや」
洋榎「ウチの絹の絆をもってすれば、どんな化けモンやろうと即席ペアなんぞ敵やない」
洋榎「せやから………」クルッ
「愛宕洋榎とって最高のパートナーは愛宕絹恵。ウチの最愛の妹や」ニカッ!
絹「――――っ!!!」
ずっと憧れ続けて、一度はそのあまりの眩さに目を背けて逃げてしまった事もある、力強い笑顔。
一つの嘘も無いまっすぐな視線で、ウチがずっと欲しかったものを届けてくれる。あ、これヤバ…
洋榎「頼りにしてんでっ!」ドンッ!
続けて飛んできた言葉と、胸への衝撃でウチの防波堤はあっけなく崩壊した
絹「………ぇ…っぐ…」ボロボロ
洋榎「おいおい。泣くやつがあるかいな」ナデナデ
絹「な、泣いでべんっ!…れは……」グスグス
久(…良い話ねぇ)
玄「………………」
絹(最初にこのタッグマッチの話を聞いた時に思い浮かべたのは、おねーちゃんと組んで一緒に肩を並べて戦う自分の姿)
絹(そんな夢物語)
絹(実際にはまだまだ実力差があり過ぎて組もうなんておこがましいし、そもそも基本的には他校の選手と組むイベントとの事やった)
絹(せやからそんな願望は胸に隠して、普通にこのペア決めにも参加した)
絹(おねーちゃんはすぐに抜けるやろと思ったし、自分が最後まで残る事にならんよーにって事だけ考えてた)
絹(けど、二巡が過ぎて残り8人となってもおねーちゃんは隣に居て)
絹(魔が差した。とっくの昔に消してた希望が顔を出して…。この一度だけ、と内心で自分に呆れながらパネルを押した)
絹(ただの自己満足。勝手に傷付くだけの自傷行為)
絹「―――のハズやったのになぁ…」
トイレで顔を洗って、鏡に写るまだ目が赤い自分の顔を見る。
分かってる。さっきの言葉は嘘じゃないけど、おねーちゃんの気遣いで。ウチの夢を叶える為にやってくれた事
絹「だったらそれに応えへん訳にはいかんわなぁっ!!」パンッ!
張り手で気合いを入れて、絶対に優勝すると心に誓う。
『愛宕洋榎の最高のパートナーは愛宕絹恵』それを力尽くで真実に変えたるっ!!!
sssp://img.2ch.net/ico/kossorisan.gif
, -‐=f-: :、!ハ
/: : : : : : : : : : : :.`ヾ:. / ̄ ̄ ̄ ̄\
, ': : : : : : : : : : : : : : : : : :i / i
/: : : :/i :_」: : :,ハ:.」_:ハ:.:.`トi、 | す な. ま |
//: : : :7´「 ハ: : :| !:}.`メ;.: :.iミ \ | ば ん ぁ |
{:{ .{: :i: : :ト,x=テ \i テミ=x!: :;} :iヾ::}、 | ら. に .|
ゞ=:八: :.i .廴ノ .乂,ノ厶イ: :: ノノ: :. | や せ |
((i :| 、、 、、 i.:|;イ: : : : :.} <. で よ /
`'i ! 、 △ /!:! .|: : : :/i:i \____/
. リ ` ュ--‐t'" .リ i: : :/ リ
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/ || |フ / 丿∧ __|_
∠、 レ '´ ∧ 〈 ∧ 、/
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洋榎「…………」フゥー
久「ペア成立おめでとう、洋榎」フフッ
洋榎「一巡目でウチを無惨にフった奴がそれ言うかぁ?」
久「妹さんは?」
洋榎「トイレや」
洋榎「………………。ま、結果的に見れば礼を言うべきなんかもしれんな」
洋榎「フって下さってどーもありがとうございました」ペコッ
久「何よそれ」フフッ
洋榎「残されたお陰で、絹の気持ちに気付けたからな。遅過ぎかもしれんけど」
久「過ぎるなんて事は無いと思うわ。…結局、自分でどう思うかという話だしね」
洋榎「別に甘やかしてたつもりはなかったんやけどな」
洋榎「実際どんどん強なってると思ってるし。でも絹からしたら……がーっ!」ガシガシ
久「ま、今回のコレは切っ掛けとしては悪くないと思うわよ?」
洋榎「フン。もしかしてこれが目的やったりするんか?」
久「まさか、カードの事も含めて偶然も偶然よ。実際洋榎の指名を見た時は驚いたしね」
洋榎「どーだか。一応重ねて礼を言っとくで。おおきにー」
久「だから偶然だって言ってるのに…」クスクス
絹「戻りましたー。お待たせしてもうてスミマセン」
久「良いのよ。丁度須賀君がジュース持って戻って来てくれた所だったし」
絹「はぁ…。二人で何話してたんですか?」
久「同校ペアを組んだ場合のペナルティの話をね」
洋榎「初耳やでー。…ちなみに罰則は何なん?」
久「罰金一万八千円」
洋・絹「地味に高っ!!!」
久「息ピッタリね。その調子なら大丈夫よ。さ、じゃあ再開しましょうか」
久「では三巡目の指名発表を再開するわね」
玄(お、思わぬ異常事態だったけど、まだ大丈夫。問題無い)
玄(Aランクおもちが消えたとはいえ、まだBランクおもちの二人が居る)
玄(隠れおもちの渋谷さんかロリおもちの上重さん)
玄(まだこの二人から選ぶ事が出来るんだから、決して悪くは無い状況d
CONNECTED!!! パアアアアーーーーーッ!!!
玄「?誰と誰がせいり――― ピシィッ(石に)
久「コネクト成功!六組目のカップルは渋谷尭深&上重漫の二年生コンビとなりましたっ!!」
久「そしてコレが三巡目のラストでした」
久「三巡目で二組4人が抜けて、残りは4人!4人で四巡目へと突入する事になりました」
第六成立ペア 渋谷尭深&上重漫
全国決勝四校合同タッグトーナメント ペア決めフィーリングカップル
三巡目終了時点での成立ペア
原村和(清澄)&高鴨穏乃(阿知賀)
竹井久(清澄)&松実宥(阿知賀)
弘世菫(白糸台)&新子憧(阿知賀)
宮永咲(清澄)&末原恭子(姫松)
愛宕洋榎(姫松)&愛宕絹恵(姫松)
渋谷尭深(白糸台)&上重漫(姫松)
残りメンバー
【清澄】片岡優希
【阿知賀】松実玄
【白糸台】宮永照・大星淡
スミマセン、眠いっす…。
起きたら…昼過ぎには再開するので残しておいて頂けると嬉しいです。もうちょっとですので…
ノリでシリアスに走って自分の首締めるのはよくないね、うん
~小休止中~
尭深「選んで頂き、誠にありがとうございます」ペコリ
漫「いえいえ!お礼を言うのはウチの方や。ホンマ助かったわ~」
尭深「これお近づきの印のお茶…」スッ
漫「こらどうも」ズズズー
末原(漫ちゃんが無事相方見つかって良かった…)ほっ
咲「渋谷さんと上重さん。タイプ的には似た二人のコンビになりましたね」
末原「まぁそうやな。どっちも火力重視でハマれば強いってタイプや」
咲「最大火力は16人の中でも有数。強敵になるかもしれません」
咲(まぁ基本的には与し易い二人だけど)
咲「でもその事より今大問題なのは…
末原「せやな。いやーどんな戦いになるか今から楽しみやでー(棒)」
咲「末原さん。現実から目を逸らしちゃ駄目ですよ」グイッ(顔を捩じる)
末原「………………何で残り4人になって宮永照と大星淡が残っとんねん」カタカタ
咲「予想してない訳じゃ無かったですけど、驚きですよね」フム
末原(やばい…やばいで。もしあの化け物二人が組むなんて事になったら…)ブルブル
末原(確実に魔界大戦争にウチが巻き込まれる事になる………!!!)
末原(単品でも相手したくない二人が組むとか悪夢どころの話やないで…絶対そうなった時にコイツはウチを守らへんし)ジト
咲「?」ニコッ
末原(それにこのペア決めに於いても色々因縁があった二人だけに、私らとの試合になったら絶対異常に気合い入れてくるやろし…)
末原(是が非でもそれだけは避けてもらわなウチの命が……!)カタカタブルブル
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http://i.imgur.com/kaTMB.jpg
末原(しかし、実際そうなる確率はかなり高いと言わざるを得ない)
末原(残りの組み合わせのパターンは以下の三つ)
1『照&淡・優希&玄』 2『照&優希・淡&玄』 3『照&玄・優希&淡』
末原(たった三つしかあらへん…。単純に考えると三分の1で最悪のパターンになる…)
末原(加えて今迄の指名を見てると、片岡はずっと阿知賀ばかり指名していて三巡目では松実玄を指名)
末原(外したら即残り物になるこの状況を考えると、松実玄がお返しにそれを受ける公算は高い…)
末原(片岡&松実玄が成立したらその瞬間、最恐ペアの誕生も確定…)
末原(それにそもそも宮永照と大星が指名し合うという可能性もある)
末原(同校では組まんのが暗黙の了解とはいえ、それは既に主将と絹ちゃんが破ってもうてるし)
末原(どうせこの人数や。残り物同校ペアになる位なら、先に指名しあったれと思うのは十分あり得る)
末原(化け物同士仲も良い様やし………これらの事を諸々考えると)
末原(最悪のシナリオになる可能性は七割以上か……?)ガタガタガタガタ
咲(さて、これで両方へのフラグ立てが終わったから状況はほぼプラマイゼロかな)
咲(末原さんの不遇展開への引力と、末原さんの予想外しのパワーどちらが上か)
咲(仮に五分五分だとしたら別の因子によって決まるんだろうけど、それもまだ確定じゃないしね)
咲(お姉ちゃん&淡ちゃんコンビと戦うのは、私としては面倒半分楽しみ半分という所だけど…)フーム
咲「ま、後は運命に身を任せましょうか」
末原「お願いしますお願いしますお願いします………」カタカタ
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http://i.imgur.com/uH63L.jpg
久「よし、全員指名完了っと」
久「この人数なので質問タイムは飛ばしてちゃちゃっとやっちゃいますね~」
久「一組成立すればその時点で片方の組も決定しますので」
久「いつ全カップルが決定してもおかしくない四巡目の指名発表を始めます!」
優希(…なんか特に存在感を示す事もなくここまで残ってしまったじぇ)タラリ
優希(残りものにはなりたくない…頼むじぇ!)
玄(………あまりのショックにお姉ちゃんが起こしに来てくれるまで気を失ってしまいました)
玄(……………)チラリ ジー(おもちセンサー)
『片岡優希 ランクE』 『宮永照 ランクE』 『大星淡 ランクD』
玄(本当に…どうしてこんな事に)サメザメ
和「?玄さんどうしてあんなに暗い顔をしているんでしょう」
和「居残っているとはいえ、周りは強い人ばかりですから誰と組む事になっても良いと思いますけど」
穏乃「残り物に福があるどころの騒ぎじゃ無いよね…。なんて贅沢な」
憧「視点が違うって事なんだろうね。玄から見れば和とシズは最大の格差婚か」アハハ
和「?」
末原(あの中からあえてババを選ぶとしたら紛れも無く松実玄やろうな)
末原(基礎雀力もそうやけど、能力の相性が宮永照と片岡には悪過ぎる。あの二人にとってドラ制限は重い枷やからな)
末原(かといってドラを解放したら、今度は松実玄の方がポンコツになってまう)
末原(大星については記憶が不明瞭やからよく分からんけど、まだマシな方か…?)
久「では…宮永さんの指名を見せて貰いましょうか」
ポンポンポンポンポン パーン!(宮永照→松実玄)
末原「!」
末原(また松実玄を指名…?どういう事や?)
末原(宮永照ともあろう者が、自分と松実玄の相性の悪さを気付いて無い訳が無いのに)ウーン
末原(ハンデのつもりか…?)
照「…………」ドキドキ
末原(まぁええ。これでまず宮永照と大星淡が指名し合うというパターンは消えた)
末原(このまま成立してくれれば言う事無しや。決まってくれ……!!)オガミ
咲「何で末原さんがお姉ちゃん以上に成立を祈ってるんですか」アハハ
照(正直な事を言えば、咲が抜けてしまった時点ではもう誰でも良いと思ってたけど)
照(咲と勝負をする折角の機会なんだから、出来るだけ邪魔が入らない方が良い)
照(多分咲もそう思って、あのリボンの人を……選んだんだと思う…し)グスッ
照(その点で見ると、松実玄さんが一番都合が良い。準決勝・決勝と大体大人しくしててくれたし)
照(それに、妹らしいし)
久「チャンピオンからの二度目のラブコール!擬似姉妹コンビ誕生となるのでしょうか!」
照(二戦卓を共にした仲だし、選んでくれているはず。というかもうフられたく無いから選んでて!)ギュルルル!!!
久「結果はこちらっ!!!」
玄「ごめんなさいです」ペコッ
NOT CONNECTED シューン… ピシィ!
照「もうやだ…」ジワッ ガックシ
末原「ちぃっ…」ガックリ
穏乃「玄さん…凄いね」アセ
和「咲さん以外にお姉さんを袖にする人が居るとは思いませんでしたよ…それも二度も」
菫「ドラフトをすれば全監督から一位指名を受ける様な奴なんだがなぁ…。たしかに変なトコでツキの無い奴でもあるんだが」
憧「これが巡り合わせの恐ろしさって事ですね~」
久「ではでは続いて、松実玄さんと優希の指名を見てみます!こちらっ!」
咲(!その二人という事は…)
ポンポンポンポンポン パーン!(松実玄&片岡優希→大星淡)
咲「まぁ消去法でそうなりますよね」
末原「大星が宮永照を選んで無い限りはこれで決まる形…」ドキドキ
淡「…………」ポーカーフェイス
久「もし大星さんが優希を選んでいれば、優希&淡・玄&照に決定」
久「松実玄さんを選んでいれば、玄&淡・優希&照に決定いたします」
久「決まらないパターンは、大星さんが宮永さんを選んでいた場合ですが…」ウーム
久「同じ状況でもう一度やり直すのも面倒なので、その時は玄&優希・照&淡に決定する事にして良いですか?」
末原「!?」
ランチタイムですよー
久「4人はどう?」
優希「構わないじぇ」
淡「オッケーだよ」
玄「皆さんがそう言うなら…」
照「…………」コクリ
久「ありがとうございます。ではこれが正真正銘ラストの指名発表となります!」
末原(や、やばいやばいやばい!折角ここは安心して見てられると思ってたのに一転して大ピンチや!)アタフタ
末原(どうか照&玄!悪くとも照&優希になってくれ…!)イノリ
玄(焼け石に水かもしれないけど、少しでもおもちはおもち)
玄(それに大星さんは一年生だし、外人さんの血も入ってるらしいから将来性はあるはず!)
玄(未来を信じて青田買いを決めてみせる!)メラッ
久「残り二組のカップルは…どんな組み合わせになったのでしょうか!」ポチっとな
1
1
CONNNECTED!!! パアアーーーーーッ!!!
玄「」
久「赤い糸が灯りましたっ!繋がったのは大星さんと…優希!!」
久「片岡優希&大星淡が七つ目の成立カップルとなりましたーっ!」
優希「ふぅ…ギリギリの所で免れる事が出来たじぇ」ほっ
淡「よろしくねっユーキ!」
淡(テルとも迷ったけど、やっぱりそれでサキにリベンジするのはフェアじゃないし)
淡(それにテルと組んだらテルと戦えないしね♪)
末原「~~~~~~~っ!!!」グッ!グッ!グッ!
咲「おめでとうございます」パチパチパチパチ
第七成立ペア 片岡優希&大星淡
久「そして最後に成立したペアは松実玄&宮永照の先鋒擬似姉妹コンビでしたっ!」
和「擬似姉妹という言い方はどうかと…」
憧「考えてみれば16人中で6人も姉妹が居たんだね」
菫「しかし…まさか本当に照が残りものペアになるとはな」アセ
玄「よ、よろしくお願いします…」
照「う、うん。よろしくね…」
玄・照「…………………」
玄・照(き、気まずい………)
憧「うわちゃーまぁそんな空気になるよね。特に玄からしたら二度フってる訳だし…」
菫「やれやれ。仕方ない、フォローしに行ってやるか」スッ
宥「!弘世さんもあの二人の所へ?」
菫「!?あ、あぁ。ゆ、ゆ……松実さんもか?」
宥「はい。ちょっと玄ちゃんの無礼をお詫びしないとと思って…。では、一緒に行きましょうか」
菫「そ、そうだな。いやー手の掛かる友達を持つと苦労するよ」ギコチナイエミ
憧(弘世さん頑張れー)
※その後菫さんと宥姉の頑張りでどうにか打ち解けました
第八成立ペア 松実玄&宮永照
全国決勝四校合同タッグトーナメント ペア決めフィーリングカップル
フィーリングカップル終了時点での成立ペア
原村和(清澄)&高鴨穏乃(阿知賀)
竹井久(清澄)&松実宥(阿知賀)
弘世菫(白糸台)&新子憧(阿知賀)
宮永咲(清澄)&末原恭子(姫松)
愛宕洋榎(姫松)&愛宕絹恵(姫松)
渋谷尭深(白糸台)&上重漫(姫松)
片岡優希(清澄)&大星淡(白糸台)
宮永照(白糸台)&松実玄(阿知賀)
久「全八組のカップル全てが決定致しましたので、これでペア決めフィーリングカップルは終了です」
久「皆様お疲れ様でしたっ!」ペコッ!
ワーーーーーー!!! パチパチパチパチーーーーッ!! オツカレサマー! オツカレー! ホンマツカレタワ…
穏乃「色々あったけど、なかなか面白そうな組み合わせになってるよね」
和「そうですね。試合が今から楽しみです」
絹(絶対優勝したるで…!)メラメラ
憧(和をこの手で倒して…シズを振り向かせてみせる)
末原(最後は何だかんだで最高の結果になった。今ウチには風が吹いとるで!)
久「…皆さんそれぞれ意気込みや想いがある様ですが、それは全て麻雀にぶつけてもらう事として」
久「最強のカップルが誰かを決めちゃいましょう!」
皆「オーーーーーーーッ!!!」
咲「その後、8組が愛憎の入り乱れる、血と汗と涙の激しいバトルが繰り広げられ」
咲「大どんでん返しや病院送り等の様々なスペクタクルが展開されたのですが」
咲「それはまた別の機会にお話する事となるでしょう」ぺっこりん
カン!
相変わらず話の締め方が分からないですよー
今回も長時間お付き合い頂きありがとうございました。
中断を挟んだりしてしまいましたが、何とか終わって良かった…。
ちょっと用事で一時間くらい出掛けますが、残ってたらおまけで組み合わせ決定の様子書きたいです。
8人制のトナメのAAとかあったら貼って頂けると助かります
─┐
├─┐
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├─┘
─┘
スミマセン、遅くなりました
>>255
ありがとうございますー
おまけ
久「~~~という事」
久「試合のルールは以上よ。まぁオーソドックスなコンビ打ちのルールね」
優希「長野の時と同じだな!」
久「では、トーナメントの組み合わせ抽選を行うわね」
久「トーナメント表はこちらっ!」
① ─┐
├─┐
② ─┘ |
├─┐
③ ─┐ | |
├─┘ |
④ ─┘ |
├─
⑤ ─┐ |
├─┐ |
⑥ ─┘ | |
├─┘
⑦ ─┐ |
├─┘
⑧ ─┘
久「あれ?」テヘッ
洋榎「なんでそんなグシャグシャになっとるんや?」
菫「言わんとする事は大体分かるが。普通の八人制トーナメントをイメージすれば良いんだろ?」
久「その通り。今から皆さんには①~⑧の枠を早い物勝ちで取って行ってもらいます」キュピーン
穏乃「早い物勝ち?」グッグッ(屈伸)
和「文字通りの意味では無いですよ、穏乃」
和「クジ引きで順番を決めて、その順番でどんどん枠を埋めて行くという訳です」
久「そういう事。ま、今回はシードとか無いから前の時ほどの駆け引きの要素は無いけどね」
末原(なるほど…組み合わせは天に祈るしかないと思っとったけど)
末原(この方式なら順番次第である程度相手を選ぶ事が出来る)
末原(相性の悪い相手を避けて、強い者同士で潰し合いをさせる事が出来れば…!)
菫(…対戦相手を)ゴゴゴゴ
憧(選べる!)ゴゴゴ!
久「ちなみに折角トーナメントをするのに、特典が名誉しか無いというのもアレだから」
久「今回優勝賞品としてネズミの国のペアチケットを用意したわ。中のホテルで一泊付きよ」ピラッ
皆「!」
優希「ほほうそれはなかなか…」
淡「魅力的だね」
久「しかも二枚」ピラッ
咲「二枚?一枚で二人が入れるんじゃないんですか?」
久「そうだけど、もしかしたら今組んでるペアの人以外の人と行きたい人も居るかと思って」
久「優勝した二人に一枚ずつ渡す事にしたわ」シレッ
久「ネズミの国で一泊デート。仲を進展させるにこれ以上のシチュもそうは無いんじゃないかしら?」フフッ
菫「…………///」
憧「…………///」
照「…………///」
咲「なるほど。別に私達は一枚で良いですけどね、末原さん」
末原「何でウチがお前と遊園地なんぞ行かなアカンねん…」
久「後の賞品は『何でも一つ言う事を聞かせる権利』くらいね」
久「えーとそれじゃあクジ引きを…
洋榎「ちょ待てえっ!今さらっと何言うた!?」
久「?優勝賞品に、優勝ペア以外の14人には拒否権の無い命令権を与えるという話だけど」
淡「なにそれ面白そう」ワクワク
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咲さん末原先輩大好きやな
久「別に結構オーソドックスな賞品でしょ?」
久「例えばさっきのチケットとの合わせ技で『私と一緒にネズミの国デートしなさい』とかも出来る訳で」
菫「!」ドキィッ!!!
和(咲さんに何でも一つ言う事を…)ドキドキドキドキ
淡(くふふ。誰に何をしてもらおっかな~)ニヤリ
照(何でも一つ、何でも……///)カアアアアアッ
皆(この勝負―――絶対に負けられないっ!!!)メラメラメラメラ
久「命令には絶対に逆らえないから、身の危険を感じる人は死ぬ気で優勝を目指してね♪」
ゴゴゴゴゴゴゴ ピリッ
末原(ただのレクリエーションの空気では全く無くなってしもてるな…)タラリ
久「では、その運命を決めるクジ引きを始めるわね」ゴソゴソ
和(今回のトーナメントは全ペア全くの同条件。どの数字を選ぶのかは問題ではありません)
絹(ポイントは対戦相手の位置関係のみ。厄介な相手と逆のブロックに行けば決勝までは当たらへん)
漫(この順番決めのクジ引きは重要や。遅過ぎてもアカンけど早過ぎてもアカン)
末原(トップとか引いたら、全く選択の権利無しやからな)
末原(その後周りがどんな魔境になっても何も出来へん。狙い目は4~5番あたり…)
久「じゃ、ペアの代表者8名はこの割り箸を引いて。赤い印が入ってたペアが枠指名権ゲットよ」
憧「王様ゲームみたいですね…。じゃ、引きますよ~」
皆「せーのっ!」スッ
>>277のレスのコンマで当たり決め(9,0の場合は安価下)
(1→和穏 2→久宥 3→憧菫 4→咲末 5→洋絹 6→漫尭 7→淡優 8→照玄)
せい
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無難なコンビだな
漫「わっ当たり引いてもーた」
久「栄えあるトップバッターは、上重漫&渋谷尭深コンビですっ!」
久「①~⑧枠。全て空いていますのでお好きな所をお選び下さい」
漫「どこでも一緒やないですか…。渋谷さんは希望ある?」
尭深「そうですね…。⑧かな」
漫「⑧やね。じゃあウチらは⑧取らさせてもらいます」カキカキ
久「では残りの7人で二番目を決めるクジ引き!>>286よ」
むほ
淡「ありゃ。序盤で当たり引いちゃったね」
久「二番目は大星淡&片岡優希コンビね」
漫(片岡と大星…!火力の高い強敵やけどウチらと当たりに来るか…?)タラリ
淡「タカミと勝負っていうのも面白そうだけど…ここはこっちかな」
淡「良いよね?ユーキ」
優希「任せるじょ。私達が最強なんだから、枠がどこであろうと関係無いじぇ!」
大星淡が選んだのは上重・渋谷ペアとは真逆の①
両方のブロックに一つ目の名前が記される事となった
現在の状況
①大星・片岡ペア ⑧上重・渋谷ペア
久「では続いて三巡目!>>290よ」
ほい
晩御飯っす
ほ
宥「当たりです。あったかい色…」ポワー
菫「!」
久「それじゃあ三番目は私達ね。さぁて、どこの枠にしようかしら…」ニヤリ
久(空き枠は②から⑦の6つ。残りの面子を思えば⑦に入っておくのが無難な気がするけど…)
菫「…………」メラメラメラメラ じっ
久(あそこまで熱烈に見つめられちゃ、応えない訳にはいかないわよね)
久「宥、③④⑤⑥ならどれが良い?」
宥「?好きな数字なら⑤だけど…」
久「じゃあ決定ね」カキカキ
竹井久&松実宥が選んだのは相手未確定の⑤の枠。
一回戦の最初の組み合わせは未だ決まらない。
現在の状況
①大星・片岡ペア ⑤竹井・松実(宥)ペア ⑧上重・渋谷ペア
久「じゃ、次は折り返しの四番目ね。クジ(>>300)をどうぞ!」
菫「…私だ」ピッ
久(へぇ。即座にここで引いてくるとはやるわねぇ)
久「四番目を取ったのは弘世菫&新子憧コンビでした!」
菫(フン。わざわざ隣を開けて誘っているつもりか?)
菫(当たるまで勝ち進むつもりだったが…)
菫「新子、良いか?」
憧「えぇ、確実に当たれる方優先っていう約束ですからね。私は準決勝か決勝でオッケーですよ」アハハ
菫「…ありがとう。必ず勝とう」スタスタ
久「…………」ニヤリ
迷い無く弘世菫が名前を記した場所は―――――⑥
最初に決定した一回戦のカードは⑤竹井久&松実宥 vs ⑥弘世菫・新子憧
という因縁渦巻くものとなった。
現在の状況
①大星・片岡ペア ⑤竹井・松実(宥)ペア ⑥弘世・新子ペア ⑧上重・渋谷ペア
久「クジ引きも後半。五番目を勝ち取るのはどのペアなのか!>>308を引いて下さい」
はい
残り
(1→和穏 4→咲末 5→洋絹 8→照玄)
再引き。被った場合一番近い数字
咲「あ、引けました」ピッ
末原「よっしゃ!でかしたで宮永!」
久「五番目は宮永咲&末原恭子コンビね。じゃ、記入お願いするわ」
咲「私はべつにどこでも良いので、枠決めは末原さんにお任せしますね」ニコッ
末原(よっしゃ。ほぼ理想的な順番が回って来たで)
末原(宮永照の場所が未確定なのが不安と言えば不安やけど…⑦の枠を取れば何の問題も無い)
末原(それで右のブロックは全部埋まるから、化け物共と序盤で当てられる心配は無い)
末原(漫ちゃんと一緒に打てるし、二回戦で当たるどっちかもそれほどの脅威やない)
末原(考えれば考える程⑦以外の選択肢は有り得へんで…)ククク
咲「決まりました?末原さん」
末原「あぁ、⑦や」
咲「⑦ですね、分かりました。そうだ、ちなみに一番嫌なトコはどこです?」
末原「?そら②かな。初っ端から大星と戦るとか勘弁やで」
咲「なるほど。それじゃあ書いて来ますね」トテトテ
咲「書いて来ましたー」
末原「あぁおおきに…ん?」ゴシゴシ
末原「…………!?」ガタッ!
現在の状況
①大星・片岡ペア ②宮永(咲)・末原ペア ⑤竹井・松実(宥)ペア ⑥弘世・新子ペア ⑧上重・渋谷ペア
末原「なーにをしとんねんっ!!!」
咲「?」きょとん
末原「きょとんちゃうわっ!!ウチは⑦言うたやろ⑦って!!」
咲「?………あ、書いちゃいけない方が②でしたっけ。スミマセン、うっかりしてました」テヘッ
末原「絶対わざとやろ…!」ギリギリ(襟持ち上げ)
咲「あはは。止めて下さいよー」アハハ
久「残り枠は三つ。六番目を決めるクジ引きは>>325よ」(被った場合は一番近い数字)
咲さんに取っちゃチワワが甘噛みしてるような物
和「…ハズレです」
洋榎「だーっ!またハズレかいっ!」
照「…引いた」ピッ
久「六番目は宮永照&松実玄コンビ!残り三枠の内どこを取って来るのでしょうか」
久(というか当然の様に咲の次を引いて来たわね…)
玄「空いてる枠は③,④,⑦ですね。⑦だと上重さん&渋谷さんとで③,④だと和ちゃんペアか愛宕絹恵さんペアと…」
玄(二回戦のおもちを思えば、私は⑦に行きたいけど…)チラッ
照「松実さんは③と④どっちが良い?」
玄(それは宮永さんの選択肢に無かった様です…)シュン
現在の状況
①大星・片岡ペア ②宮永(咲)・末原ペア ③宮永(照)・松実(玄)ペア ⑤竹井・松実(宥)ペア ⑥弘世・新子ペア ⑧上重・渋谷ペア
末原「ほらっ!だから言うたやろぉっ!」ナミダメ
咲「まぁ良いじゃないですか(私が)楽しそうですし」ニコッ
久「次は七番目!八番目は残りの所に自動的に入るから、これがラストのクジ引きになるわね。>>338よ」
酷い偏りだな
洋榎「よっしゃ引いたあっ!全ハズシは免れたでっ!」
絹「流石おねーちゃん!」
和「ぐ………」ワナワナ
穏乃(和ってこんなにクジ運無かったっけ…?)
憧(和&穏乃が⑦に来てくれれば、私達の目的としてはベストな形だけど…)
洋榎「ま、一回戦から事実上の決勝っちゅーのも興醒めやろしな。ラッキーセブンもろうとくわ」カキカキ
憧「ま、だよね」ハァ
菫「済まないな新子…」
憧「良いんですよ。和とシズが決勝まで勝ち上がって来るかもしれませんしね」
久「洋榎達が⑦って事は、自動的に和達が④に決定したわね」カキカキ
久「これでトーナメント完成っと」
漫(主将と絹恵が一回戦の相手…。気合い入れていかなアカンな!)
穏乃「うわー…いきなりチャンピオンと…」アセ
和(ふぅ。④の方が残ってくれて助かりました)
和(お姉さん。どちらが咲さんへの想いが上か…勝負ですね)ギラッ
玄「…良し」グッ
久「全国決勝四校合同タッグマッチトーナメントの組み合わせはこうなりましたっ!」
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├─┐
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├─┐
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├─┘ |
─┘ |
├─
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├─┐ |
─┘ | |
├─┘
─┐ |
├─┘
─┘
①大星・片岡ペア ②宮永(咲)・末原ペア ③宮永(照)・松実(玄)ペア ④原村・高鴨ペア
⑤竹井・松実(宥)ペア ⑥弘世・新子ペア ⑦愛宕(洋)・愛宕(絹)ペア ⑧上重・渋谷ペア
久「では、一回戦を四試合一斉に行いますので、各々四つの卓に着いて下さい!」
一回戦第一試合 大星淡&片岡優希 vs 宮永咲&末原恭子
淡「トーナメント表を見た時は驚いたよ、まさか咲ちゃんの方から向かって来てくれるなんてね」フフフ
優希「緒戦から相手にとって不足無しだじぇ!」
咲「書く場所間違えただけなんだけどね」アハハ
末原「嘘つけ…」ずーん
咲(まぁ正直淡ちゃんとやりあうのは疲れるから、あんまりやりたくは無いんだけど)
咲(楽しむ為には多少の苦労はしないとね)ンーッ
一回戦第二試合 宮永照&松実玄 vs 原村和&高鴨穏乃
和「お姉さん。申し訳ありませんが、ここを勝って咲さんの所に行かせてもらいます」
照「…させない。私にとってここはただの通過点」
照「邪魔をするなら、容赦はしない」ギュルルル!!!
照・和「……………!!」バチバチバチバチ
穏乃(なんなんだろうこの空気…)アセ
玄(間近で見るとやっぱりすごいおもち…!)ワキワキ
一回戦第三試合 竹井久&松実宥 vs 新子憧&弘世菫
菫「挑戦を受けてくれた事に礼を言うべきかな?」
久「私は勝者の責務を果たしただけよ。お礼を言われる様な事じゃないわ」
久「それに…私達が今から貴方達を倒すのだしね。ね、宥」ニヤリ
宥「は、はい。全力で頑張らせて貰います」
菫「…すぐにその減らず口を叩けなくしてやるよ。なぁ新子」
憧「女の敵には天罰を!ですねっ」
久「嫌われたものね」カタヲスクメル
久「まぁ良いわ。私に勝てば潔く諦めてあげる。…楽しい勝負にしましょうね」ニィッ
一回戦第四試合 愛宕洋榎&愛宕絹恵 vs 上重漫&渋谷尭深
絹(お姉ちゃんとコンビを組んでの緒戦…絶対活躍するで!)メラメラ
洋榎「よう漫。ちっとは歯ごたえのある勝負になるんを期待しとるで」
漫「む…。油断してると足元掬われるかもしれませんよ?」
漫「これはタッグマッチ。二人の力の総合力が大事なんですから。ね、渋谷さん」
尭深「うん…豊作になる様に頑張るね」ズズズー
洋榎「ハッそんな事漫に言われるまでも無くガッテン承知や。な、絹!」
絹「えっ?う、うん」
洋榎「…あんまり気負うな。絹が持ってる実力をしっかり出せば絶対勝てる。な?」ボソッ ニヤリ
絹「!…うんっ!」
久「…それでは、どの卓も準備万端。今か今かと待ち構えているみたいですので」ニヤリ
久「全国決勝四校合同タッグマッチトーナメント一回戦―――――開始っ!!!」
もいっこカン!
おまけ終わりっすー
最後までお付き合い頂きありがとうございました。ぺっこりん
新しい組み合わせでやったら新鮮かなぁと見切り発車で始めてみましたが
題材的にちょっと難しかったですね。使い易さ抜群の末原先輩の台詞が増える増える
まぁでも最後まで書き切れて良かったです
長野編の麻雀パートについては各巡の間に結果と台詞集を入れる感じにするつもりでしたが…どうしようかな
とりあえず今日は疲れたのでこれで終わりにするですよー
麻雀パートはシーンの構想はあるんですが、具現化するのが凄い難しい…
カップル麻雀の次回作は未定っす
やるとすれば、今回出なかった永水・宮守・千里山・新道寺でやるのか
小走先輩や憩ちゃんも呼んでオールスター風でやるのか…うーん。まぁエイスリンちゃん出る事だけは確定ですが
玄「おもちドラフト!」か玄「おもちトーナメント!」の案もあるし色々未定ですねー
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