兄「お餅バクバク食うからだよ」
妹「バクバクとか下品な食べ方してないです」
兄「両手に餅持って必死こいて食ってたじゃねーか」
妹「…」
兄「まあ喉には詰まらせんなよ」
妹「ダイエットします」
兄「そうか」
妹「確かに兄さんの言う通り、ここ数日で私の体重は増えました」
兄「成長期だしすぐ増えるんだな」
妹「…そんなに増えてはいませんが」
兄「で、何キロ増えたんだ?」
妹「え、言うんですか」
兄「いや別にいいけど」
妹「…兄さんそんなに妹の発育に興味あるんですか?気持ち悪いです」
兄「なんだよカリカリして」
妹「1.5キロです」
兄「はあ?」
妹「は、はあってなんですか」
兄「いや…俺はてっきり太ったっていうから4,5キロ増えたのかと」
妹「な、馬鹿にしないでください!」
兄「気にするほどじゃないじゃないか」
妹「兄さん新年からセクハラぶち込んできますね…性欲に支配でもされてるんですか?」
兄(俺今の会話でセクハラしてねーよ)
妹「ダイエットしなきゃですね…」
兄「んー」
妹「…」
兄「うわwwこの漫才おもれwww」ゲラゲラ
妹「…」
兄「wwwww」
妹「…」
兄「ん?」
兄「…アイスあるけど」
妹「本当ですか」
妹「なんですか」
兄「え、アイスあるけど」
妹「じゃなくて」
兄「?…あ、ああ、チェリオ」
妹「やたー!」
兄「俺はハーゲンダッツだけどな」
妹「ずるーい!」
兄「今とってきてやる」
妹「はやく!はやく!」
兄「ほら」
妹「へへへ…」
兄「…ダイエットは?」
妹「…」
兄「ねえ?…太るよ?」
妹「…っ、しょ」
兄「アイスってさ…ねえ?カロリーがさ…ねえ~??あーっ!太る太るぅ!」
妹「…太りませんよ」
兄「へへえ?」
妹「この位じゃ太りません。というか、変わりませんよたいして」
兄「へえ~???」
妹「…っ!」
兄「いいよ~?食べな?うん、確かにその一本じゃ変わらないかもね?そうさ、君の言う通りさ。でもどだろなー?もしね?もしだよ?そうやってどんどん太ってったら…きゃー!怖い!妹が豚さん!妹が豚さん!」
妹「…くーっ!」
兄「妹が豚さん!妹が豚さ」
妹「これしまってきてください!」
兄「お?いいのか?」
妹「いいもん!」
兄「マジで?」
妹「はやくしてよお!」
兄「…なあ」
妹「なにさーっ!」
兄「お前、可愛いよな」
妹「…ぇあっ??」
俺「えと、じゃあ妹借りてくよ?」
妹「借りられてきます、兄さん」
兄「んー、ほどほどになー」
兄「お前マジで可愛いよなあ」
妹「へ…?…どしたんですか?頭でもうった?」
兄「いやあ、ね?こういう時つくづく思うんだけどさ、兄の目から見てもお前は随分と整った容姿してるじゃん?」
妹「…と、当然です。兄さんとは違いますから」
兄「だろ?だからさ…体重が1キロ増えただとか、気にする必要ないと思うんだ。お前が可愛いのに変わりはないんだからさ。むしろ男って少しぽっちゃりしてる方が好きってこともあるんだぜ?」
妹「は、はあ…」
兄「食ったらいいじゃん。お前アイス好きだろ?我慢は体に毒だって」
妹「で、でも」
兄「…悪い。やっぱ体重は気になるよな。すまん、今のはナシだ」
妹「そんなバカな」
妹「た、食べます!やっぱり食べます!」
兄「え、あげねーよ。お前の意思は強固だ。その意思さえあれば将来もやっていけるさ、自信持て」
妹「食べますー!食べる食べる食べる」
兄「えー…やだよ…」
妹「お願いします…もう我慢できません…ください…なんでもしますから…」
兄「なんでもするのか!?」
妹「あっ」
兄「そんなこともあったなー」
兄「妹が死んでもう5年かー…」
妹「違うはずないよね、だってそうじゃないと好きになるなんかないもんね?」
妹「あはは」
妹「ねぇ、お兄ちゃん」
妹「私とエッチしようよ?」
兄「…っ!?」
妹「そしたらお兄ちゃん、私のこと好きになるよね?」
妹「なんだ…簡単じゃん、最初からこうすれば…」ヌギッ
妹「あはは…」
兄「や、やめろよっ…!」ドンッ
妹「…っ!」ドサッ
妹「…?えっ…?なんで…?」
兄「なんでもするのか!?」
妹「いや…今のは…」
兄「なんでもか!?」
妹「え…なにする気ですか…」
兄「エロいことに決まってんだろ!」
妹「…は?心底気持ち悪いんでやめてください、正気ですか?妹ですよ?実の妹ですよ?なんで欲情するんですか。あー気持ち悪い!クソ童貞拗らすとこうなるんですね、ファックユーです」
兄「照れるとお前饒舌になるよなあ」
妹「うるさい、死ね、消えろ、バーカバーカ!」
兄「…そうだなあ、分かった!エロいことはしない」
妹「分かりゃいいの!」
兄「ん?」
妹「…分かればいいんです」
妹「ね、ねぇ…?エッチしたいからきとか言うんだよね?」
妹「わ、私もさせてあげるよ…?」
妹「だから…」
兄「…俺、お前とは…できない…」
妹「!」
妹「な、なんで?なんで友ちゃんとはしたのに私とはできないの?」
兄「…」
兄「兄妹だし…」
妹「は…はは…また…それか」
妹「兄妹だから…」
妹「兄妹、だから」
兄「そのかわり物欲しそうな顔で『兄さあん…兄さんのアイスくださぁい…ペロペロしたいのぉ…兄さんのアイスをお口に突っ込んでお口の中ぐちょぐちょにしたいよぉ…おねがあい…』って心を込めて言ってくれないか」
妹「…」
兄「なあ」
妹「…兄さんってそんなに気持ち悪かったでしたっけ…?」
兄「ああ、実のところ俺の脳みそはもう焼かれちまってんだ。勘弁してくれ」
妹「…ぁ」
兄「?」
妹「兄さあん…兄さんのアイスくださぁい…ペロペロしたいのぉ…兄さんのアイスをお口に突っ込んでお口の中ぐちょぐちょにしたいよぉ…おねがあい…」
兄「…な、なんかごめん」
妹「う…うわあああああ!!」
兄「ほ、ほんとにやるとは…」
妹「忘れてよぉ!はやく忘れてえ!」
兄「そんなにアイス食いたいのか…?」
妹「はやくよこせぇ!もう!」
兄「ほ、ほら…」
妹「…うう…まったく…」
妹「てっ…」
兄&妹「溶けとるやないかーい」
完
急すぎワロタ
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