エレン「恐竜の復元に成功した?」(23)

書き溜めてないので遅いです

エレン「そもそも恐竜ってなんだ?」

アルミン「恐竜って言うのは太古の昔にこの地上をのし歩いていた巨人くらいかそれ以上に大きい生き物の事さ」

エレン「へぇ。そんな生き物が復元できたのか。すげぇな」

エレン「今どこにいるんだ?」

アルミン「ハンジ分隊長が手懐けてるらしいよ。でもその恐竜は凶暴な肉食恐竜だから手懐けるのは大変だと思うけど」

エレン「ハンジさんが…早速見にいこうぜ」

アルミン「うん!」

~どっかの広場~

エレン「これが恐竜か…」

アルミン「想像以上の迫力だね…」

ティラノサウルス「…」

ハンジ「やぁエレンにアルミン!最近やっとスゥが言うことを聞いてくれたんだよ!」

アルミン「スゥ?」

ハンジ「あぁスゥって言うのはこの子の名前ね」

エレン「なんか頭に機械みたいなのが着いてるんですが」

ハンジ「あああれはスゥの人を襲う野生の本能的なものをなくす機械さ」

アルミン「言うこときくんですか?」

ハンジ「もちろん!」

ハンジ「見ときなよ。スゥ!お手!」

ティラノ「」グシャ

アルミン「あ…」

ハンジ「お、おかわり…」ボロ

ティラノ「」グシャリ

ハンジ「おす…わり…」

ティラノ「」ズン

ハンジ「」ピクピク

エレン「だ、大丈夫ですか?」

ハンジ「全然大丈夫じゃないよ…」

アルミン「そ、そうですか…」

ハンジ「ま、まあスゥはちょっと乱暴なだけだから!次はとってこーいをやるよ!」

エレン「何だか犬みたいですね」

ハンジ「犬じゃなくて恐竜だよ!スゥ!このボールのにおいを覚えるんだ」

ハンジ「よーし。とってこおおおおおい!!」ポーイ

ティラノ「ギャオオ!」ズシンズシングシャ

ハンジ「」ペラン

アルミン「結構森の奥に入っちゃいましたね」

ハンジ「大丈夫。スゥは賢いから」

ティラノ「グルル」ズシンズシン

ハンジ「お!戻ってきた!」

ティラノ「…」ズシンズシン

パキィン

ティラノ「…!」ズゥン

ハンジ「あれ…?どうしたんだろう」

ハンジ「おーい!」タタタ

ハンジ「ど、どうしたの?」

エレン「あの…ハンジさん…」

ハンジ「な、なに?」

エレン「頭の機械…なくなってませんか…?」

ハンジ「へ……?」

ティラノ「…」

ハンジ「や、やべぇ!逃げろお!!」

ティラノ「グオオオオオオオオオ!!」

ティラノ「グルロロロロロ!」ドシンドシンドシン

アルミン「お、追ってくる!?」ダダダ

ハンジ「ティ、ティラノサウルスの最高速度は26kmと言われている!大人が全力で走って逃げれる速さだ!」ダダダ

ハンジ「でもスゥは巨人の細胞から復元している!!つまり巨人と同じで見た目に関わらず体重が軽いから普通のティラノサウルスよを速く走れるかも知れない!」ダダダ

エレン「き、巨人の細胞から!?一体どうやって…!?」ダダダ

ハンジ「エレンの体から!」

エレン「ええ!?」

アルミン「でもハンジさん、ちょっといいですか?」ダダダダダ

ハンジ「何だい?」ダダダダダ

アルミン「ティラノサウルスの走行速度については未だに決着はついていません・・・時速50kmとする説だってあるんですよ」

ハンジ「・・・え?」

アルミン「つまり、体が軽量化されているので、時速100kmを超えるかも・・・」

ハンジ「」

アルミン「と、とりあえず、繁みに隠れましょう!繁みならティラノサウルスは入ってこれません!」

ハンジ「あ、ああ!!」バッ

ババッ

ティラノ「GUAAAAAAAAAAAAAAAAA!!」ブキキキキキキ

ズン…

ティラノ「GURRRRRRRRRRRRRRRR・・・」

エレン「うお・・・止まっ・・・た・・・」ガサ

ハンジ「でもこんな至近距離にいられたらねェェ~・・・」

アルミン「ついでに言うと、ティラノサウルス科の恐竜はギガノトサウルスなどの他の肉食恐竜と違い、目が正面についているのが特徴です」

アルミン「目が正面にあることによって立体視が可能になり、獲物との距離を正確に測ることができると考えられています・・・」

エレン「おい、こんな時に絶望するような情報追加するな!!」

アルミン「ご、ごめん・・・」

ハンジ「いや、情報は多い方がいいからね・・・エレン君にも説明しよう」

ハンジ「それに、ティラノサウルスがこうして前にいるのなら、脱出できないんだから」

ハンジ「ティラノサウルス科はコエルロサウルス類から進化したグループで・・・恐竜の中では有名だ」

ハンジ「それまで猛威を振るっていたカルカロドントサウルス類の肉食恐竜が衰退したのをきっかけに、一気に栄華を極めたのさ」

ハンジ「アルバートサウルス、ダスプレトサウルスなどは北米大陸で繁栄、タルボサウルスやズケンティラヌスはアジア大陸で繁栄していたんだ」

アルミン「カルカロドントサウルス類と圧倒的に違うのは牙だ。ギガノトサウルスやマプサウルスの牙が薄いナイフのようになっているのに対し、ティラノサウルスは鈍器だ」

アルミン「ギガノトサウルスは肉を切り裂いて失血死させる捕食方法だけど、ティラノサウルスは骨ごと噛み砕いて仕留めるという方法で狩りをしていたんだ。つまりティラノサウルスはパワータイプってわけさ」

ハンジ「パワーと言えば、あの小さい腕。あれでも片腕200kgのパワーがあったと言われているんだ。人間3人を片腕で持ち上げられるくらいだね」

アルミン「そして、最も恐ろしいのは顎の力さ。エレン、ワニの咬む力は何kgだと思う?」

エレン「うーん・・・500kgくらいか?」

アルミン「1300kgさ。ちなみに、ライオンやトラは400kgくらいで、人間は100kgもないよ」

アルミン「それで、ティラノサウルスが一体どれくらいの力かというと―」

エレン「」ゴク…

アルミン「5 7 0 0 k g」

エレン「・・・」

エレン「・・・」

エレン「・・・は?」

ハンジ「確か、咬合力4トンでシミュレーションした実験映像があったね。牙は鋼鉄で代用されていたけど」

ハンジ「その映像では、牛の大腿骨を簡単に粉砕して、自動車さえグシャグシャに破壊していたよ・・・」

エレン「ぇ・・・」

アルミン「1700kg弱くてこれなんだ。本当ならどれだけ力が出るか・・・」

ハンジ「ゾッとするね」

エレン「」

進撃知らないから続きヨロ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年05月20日 (火) 21:31:48   ID: zZtUphJJ

ティラノ「GURRRRRRRRRRRR……」

エレン 「あ……」

ハンジ「……」

アルミン「ぁ……」

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