櫻子「安価で発明品を使ってみたい」(200)

【理科室】
西垣「おぉ、来てくれたか、大室」

櫻子「話があるって聞いたんですけど、なんですか?」

西垣「ちょっとした頼みごとがあるんだが、引き受けてくれると嬉しい」

櫻子「頼みごと……? 杉浦先輩や向日葵じゃダメなんですか?」

西垣「あいつらはなんというか、生真面目だから引き受けてくれない気がしてなぁ」

西垣「松本も私の不用意な発言で拗ねてしまっているし……」

西垣「その点、大室は柔軟な思考をしてそうだからな。もってこいだ」

櫻子「ふっふっふ。よくわかりませんが、そうでしょうそうでしょう」

櫻子「時期生徒会福会長の私におまかせください!」

西垣「ふっ、それは頼もしいな」

櫻子「はいっ! ……それで、なにをすればいいんです?」

西垣「まあ単純なことだ。私の発明品をいくつか使って感想を聞かせてほしい」

櫻子「おおっ! それは楽しそうですね!」

西垣「だろう? 杉浦たちでは面白そうな使い方をしてくれそうにないからな」

櫻子「わかりますわかります」ウンウン

西垣「まあ、発明品と言っても、偶然できてしまったものばかりだがな」

西垣「在庫はそこにあるものが全部だ。私が効果を調べた余りといったところか」

櫻子「あれ? 効果は調べてあるんですか? なら私が使う必要も無いんじゃ」

西垣「偶然とはいえ、せっかく作ったものだ。誰かに使ってみてほしいんだよ」

櫻子「へー。そういうものなんですか」

西垣「そういうものなのさ」

西垣「とりあえず気に入ったものを3つほど持っていくといい」

櫻子「はーい。えーっとどんなものがあるのかな?」

●発明品リスト
 1・透明になる薬(飲み薬、1回分。飲んだ者が透明になる。30分から1時間ほど持続する)

 2・惚れ薬(飲み薬、1回分。摂取後、飲んだ者が最初に見た相手に惚れる。30分~1時間ほど持続する)

 3・正直薬(錠剤、2錠。飲んだ者は嘘をつけなくなる。10~30分ほど持続する)

 4・命令遵守させる薬(錠剤、3錠。誰にも逆らえない命令を出すことができる。1錠につき1回)

 5・身体強化薬(錠剤、2錠。飲んだ者の身体能力が10倍以上になる。1時間ほど持続する)

 6・透視眼鏡(凝視したものが透けて見える。透け具合はツマミで調節可能。10~20分使用で壊れる)

 7・毛生え薬(塗薬、数回分。塗った箇所に毛が生える。塗れば塗るほど濃く長く生える)

 8・若返り・成長薬(粉薬、3袋。お湯で飲むと成長、水で飲むと若返る。30分~1時間ほど持続)

櫻子「うおぉ、想像してたよりすげー!」

櫻子「って、これマジですか?」

西垣「マジだ。まあ使ってみればわかるさ」

櫻子「そですね。んじゃ、えーっと……」

櫻子「>>7>>9>>11にしよっかな」

4

櫻子「正直薬と命令遵守させる薬と惚れ薬にしよっかな」

西垣「よし、じゃあこれがその薬だ」

西垣「どれも即効性となっているからな」

西垣「錠剤はラムネそっくりに、飲み薬のほうはジュースと同じ味に調整しておいた」

櫻子「おー! それはやりやすいです!」

西垣「わからないことがあったら携帯に連絡してくれ」

櫻子「はーい! それじゃいってきまーす!」タタタッ

【廊下】
櫻子「さて、どうやってつかおっかなぁ」

櫻子「惚れ薬使って恋のキューピッドになるのもいいかなぁ」

櫻子「逆に惚れさせてちやほやしてもらうのもいいかも……」

櫻子「正直薬で秘密の話を聞くのもいいし、命令薬で王様気分になるのもいいなぁ」

櫻子「うーん……」

櫻子「よしっ! まずはこれを試してみよう!」

※使う発明品とその使い方 >>19

惚れ薬 牛乳に入れて花子に飲ませる

櫻子「おっ! ひらめいたぞっ!」ピコーン

櫻子「ふっふっふ、惚れ薬を花子に飲ませれば……」

櫻子「いつも私をバカにしてる態度が一変! お姉ちゃんすきすきー、になるに違いない!」

櫻子「うぉぉ、想像しただけで気分いい!」

櫻子「家に帰るのめんどいけど超特急で行っちゃうよ!」バビューン

【大室家】
櫻子「花子ー! いるかー!」ゼェゼェ

花子「うるさい、いるし。……走ってきたし?」

櫻子「うん……、疲れた。何か飲み物」

花子「……牛乳は花子が今から飲むからダメだし!」

櫻子「う……、いいじゃんちょっとくらい」

花子「ダメ!」

櫻子「ちぇっ。じゃあさ、私の持ってるこのジュースと交換しない?」

花子「えー。それ見たこと無いラベルだし」

櫻子「新製品でむちゃくちゃうまいよ! フタ開けちゃったけど飲んでないから!」

花子「新製品……、まあ学校で話のタネになるからいいか」

櫻子「交渉成立ー! はい、これね」

花子「じゃ牛乳、はい」

花子「まずかったら怒るし……」ゴクゴク

櫻子(おお! 飲んでる飲んでる! いいぞー)

花子「美味しい! なにこれ、すっごい美味しいし!」テーレッテレー

櫻子「え! そんなに美味しいの!?」ジュルリ

花子「もう花子のものだし! 櫻子は牛乳飲んでればいいし」ゴクゴク

櫻子「ぐぬぬ」

櫻子(まあ飲むわけにもいかないからいいんだけどさ……、でもちょっと飲みたかった!)

花子「ふー、ほんと美味しかったし」

花子「あれ?」クラッ

櫻子「ちょっ……、だいじょぶか花子!」

花子「……あ///」ドキン

櫻子「ど、どした?」

花子「>>32

何だか具合が悪いから今日は早めに寝るし

無能「よくわからんから安価出しとこ」

無能「なんだこのクソ安価、読み手がゴミ」

花子「何だか具合が悪いから今日は早めに寝るし」

櫻子「え……」

櫻子(も、もしかしたら惚れ薬じゃなくて身体に悪い薬だったんじゃ……)

櫻子「わ、私がおんぶして連れてってやるから! ほら、背中に乗って」

花子「え……、あ、あの、別にいいし!」

櫻子「いいから、遠慮すんなって。な?」ニコ

花子「……!///」ドキーン

花子(今日の櫻子、なんかすごく優しいし……)

花子(あ、甘えちゃっても、笑われない、よね?)

花子「断るのもかわいそうだから、乗っかってやるし!」

櫻子「おう、そうしろそうしろ! じゃ櫻子号しゅっぱーつ!」タッタッタ

花子「走るな、危ないし!」ギュウ

花子(お、思わずしがみついちゃったし……///)

花子「いいにおい……」スンスン

櫻子「ほらついたぞー」

【花子の部屋】
櫻子「ほら、ベッドに横になって」

花子「う、うん」

櫻子「服はパジャマに着替えなくてだいじょぶ?」

花子「あ。着替えたいかも……」

櫻子「じゃ取って来てやるから待ってろよー」タッタッタ

花子(……気が利くし。なんでだろ。櫻子見てるとどきどきしてくるし///)

花子(櫻子がいつもより優しいから? ……それとも)

櫻子「ほら持って来たぞー」ホイッ

花子「あ、ありがとう、だし///」

櫻子「……」ポカーン

花子「な、なんだし!?」

櫻子「いやさ、素直に感謝されるのって嬉しいなって」ニコッ

花子「……!///」キュン

櫻子「それじゃ私、学校の先生に聞かなきゃいけないことがあるから、戻るね?」

花子「あ……! 櫻子、>>42

背中に抱きつく

花子「あ……、櫻子」ギュウ

櫻子「花子?」

花子「も、もう少し、その……、いてほしいし///」

花子(うわ、抱きついた上に言っちゃったし!/// 胸のどきどきが伝わってたらどうしよう)

花子(こんなのいつもの花子じゃないし……。櫻子、引いてないかな)チラ

櫻子「うん、いいよ。花子が具合が落ち着くまでいてあげる」ニコッ

花子「あ……、う、うん!」パァ

花子(いつもならニヤニヤしながらからかうところなのに……。なんか、嬉しい……)

櫻子「ほら、横になって。眠るまで見ててあげるから。具合はどんな感じ?」

花子「もう、大丈夫だし……。でも、もう少しいてほしいし///」

櫻子「よかった! 私のあげたジュースのせいで具合悪くなったんじゃないかって……」グス

櫻子「ほんとによかった……!」ギュウ

花子(うわ、抱きしめられちゃったし!)

花子(それに、涙ぐむほど心配してくれてたなんて……)

花子「ありがと、さ、櫻子お姉ちゃん……///」ボソ

櫻子「え? なにか言った?」

花子「な、なんでもないしっ!///」

花子(あれっ? な、なんだか眠気が……)クラッ

櫻子「大丈夫、花子?」

花子「大丈夫だし……、ちょっと眠く……」ウト

櫻子「そっか、じゃあしっかり寝て体調戻すんだぞ?」ポン…ポン…

花子(寝かしつけるようなポンポンするなし……、ほんとに寝ちゃう……)ウトウト

花子(今寝ちゃったら、なんだかこのあったかい時間が終わっちゃう気が……)

花子(せめて……寝ちゃう前に……な、にか……ひとつだけ……お願い、したい、し……)

櫻子「……」ポン…ポン…

花子「櫻子……、>>53

リビングで撫子おねえちゃんが・・・・死んでたし

花子「櫻子……、リビングで撫子おねえちゃんが・・・・死んでたし」

櫻子「え!? 嘘だろっ! 見てくる!!」ダダダッ

花子「……」

花子「行っちゃったし……」

花子「……」

花子「ああでも言わないと……、きっと、ものすごく恥ずかしいお願い……、しちゃうところ、だったし……」

花子「これでよかったような……、残念なような……」ウト

花子「櫻子、おねえちゃん……」ウトウト

花子「……」スゥスゥ

櫻子「おいっ! ねーちゃん生きてたぞっ!」ダダダッ

櫻子「あ……っと。もう寝ちゃったのか」クス

櫻子「うん……、熱も無いみたいだし、顔色もよさそう。大丈夫かな」ピト

櫻子「今日の花子、なんかかわいかったな」

櫻子「……」

櫻子「ほっぺにちゅーくらいしても怒られないよね?」
チュ

【歩道】
櫻子「とりあえず西垣先生に連絡!」ピッ

西垣『大室か、どうだ? 順調か?』

櫻子「あの薬大丈夫なんですか!? うちの妹に惚れ薬のませたら具合悪くなったっぽくて」

西垣『ああ、それは恐らく、恋による脈の乱れや顔の紅潮が発熱や動悸の乱れと勘違いしたんだろう』

櫻子「え! こ、恋!?」

西垣『ああ。惚れ薬飲ませたんだろう? 思い返してみろ。いつもより、いわゆるデレてなかったか?』

櫻子「あ……! そ、そういえばデレてたような」

櫻子「気のせいじゃない! あれはデレてた! うぉ、具合を心配してて気づかなかった!!」

櫻子「一生の不覚! 惚れ薬もう無いのに!!」

西垣『はっはっは、まあ楽しんでるようでなによりだ。じゃあまたな』ピッ

櫻子「くっそぉ……。こ、今度は失敗しない!」

櫻子「よし! 気を取り直して次行くぞ次!」

●発明品残数
 正直薬 残り2錠
 命令遵守させる薬 残り3錠

※使う発明品とその使い方 >>63

命令薬を西垣先生にこっそり飲ませて、
透明になる薬、身体強化薬、透視眼鏡を渡すように命令し
それらの薬・眼鏡を櫻子が貰う

櫻子「おっ、いいアイディア来た!」ピコーン

櫻子「もう二種類しかないのって寂しいよねー」

櫻子「西垣先生に命令薬でもうちょっと発明品くれるよう命令しちゃうとか!」

櫻子「おぉ……、すばらしいじゃん私! さえてるー」

櫻子「善は急げ! 理科室へれっつごー」バビューン

【理科室】
西垣「おお、どうした大室。飽きたのか?」

櫻子(ここに入る前に命令薬飲んできたんだもんねー。ごめんね先生)

櫻子「透明になる薬、身体強化薬、透視眼鏡をください!」

西垣「……わかった。ほら、持っていけ」

櫻子「やったー! これでいろんなことできちゃうぞ!」

西垣「む!? 大室……、命令薬使ったな?」ジロッ

櫻子「す、すみません! でも発明品もっと使いたくて……」

西垣「ふむ……。叱ったほうがいいのかもしれんが、
   私を出し抜こうとした心意気は気に入った。……今回だけだぞ?」

櫻子「ほんとっ!? ありがとう先生!」

●発明品残数
正直薬 残り2錠
命令遵守させる薬 残り2錠
透視眼鏡(未使用状態)
身体強化薬 残り2錠
透明になる薬 1回分

櫻子「おー、これはすごい! なんでもできちゃう気がする!」

西垣「学校外は面倒なことになるかもしれん。これからは私の手の届く範囲で頼むぞ?」

櫻子「はいっ! りょーかいしましたー!」

【廊下】
櫻子「さて今度はどうしよっかなぁ」

櫻子「うーん」

櫻子「いろいろ出来て迷うなぁ」

櫻子「……そうだ、これに決めた!」

※使う発明品とその使い方 >>73

>>62

櫻子「今度は向日葵に仕掛けるぞ!」

櫻子「正直薬と命令薬を組み合わせて面白いことやってやる」

櫻子「生徒会室にいるかな?」

櫻子「西垣先生の用事だから生徒会の仕事中断させても大丈夫だよね」

【生徒会室】
櫻子「こんちゃーっす」ガラッ

綾乃「あら大室さん、西垣先生の用事は済んだの?」

櫻子「いえ、まだでーす。それ絡みで向日葵借りていっていいですか?」

向日葵「私ですの? ……杉浦先輩」チラ

綾乃「ええ、いいわよ? 今日は仕事も忙しくないし。ね?」

千歳「そやね、こっちはだいじょぶやから、安心してええよ」

向日葵「すみません……それでは、行ってきます」ペコリ

櫻子「ありがとうございまっす! それじゃ向日葵借りていきますねー」

【1-2教室】
向日葵「それで、いったいなんの用ですの?」

櫻子「まあまあ、ほらオレンジジュースでも飲も?」

向日葵「あら、気が利きますのね。実は仕事に集中してて水分取って無かったんですの」

櫻子(ふっふっふ、そのジュースには正直薬と命令薬を入れてあるのだ)

向日葵「けっこう濃厚で美味しいですわね。これ高かったんじゃない?」

櫻子「いやいや、西垣先生に貰った奴だから」

櫻子「……あれ?」

櫻子(正直薬はともかく、命令薬は私が飲まなきゃダメじゃん!)

櫻子(うお、やばい、向日葵に命令されないようにしないと……!)

向日葵「どうしましたの、櫻子。さっきから顔色がおかしいようですけれど」

櫻子「い、いや、なんでもないよ? あはははは」

向日葵「そうですの?」

櫻子(向日葵に命令っぽいこと言わせないような流れにしないと……!)

櫻子(と、とりあえず、失敗する前に正直薬の効果だけでもしっかり有効活用しとかなきゃ!)

櫻子(なにか質問なにか質問……!)

向日葵「……櫻子?」

櫻子「>>80

昨日私のパンこっそり食べたでしょ

櫻子「昨日私のパンこっそり食べたでしょ」

向日葵「……? あなたじゃないんだから、かってに人のもの食べませんわよ」

櫻子「だ、だよねー」

櫻子(何言ってんの私!? テンパるにしてももうちょっとあるだろ!!)

櫻子(正直薬もう残り1個しかないよ……)

櫻子(ラムネとして食わせるか!? あーんとか言って)

櫻子(でもなー、残り1個となると惜しい!)

向日葵(……やっぱりさっきから様子がおかしいですわ)

向日葵「櫻子……、>>84

何か私に隠してますわね?
正直に吐け

向日葵「櫻子……、何か私に隠してますわね?」

櫻子「……!」ギクッ

向日葵「正直に吐きなさい!」

櫻子「わかった。カクカクシカジカで発明品を使いまくってるんだよ」

櫻子「さっきのオレンジジュースに正直になる薬と命令を強制する薬を入れたんだけどさぁ」

櫻子「命令薬は命令する側が飲まなきゃいけないのに混ぜちゃって……」

向日葵「……」ポカーン

櫻子「テンパって正直薬の効果もパン食ったかの質問で消えちゃったし、大失敗だよね」アハハ

向日葵「あ、あなた……」ブルブル

櫻子「あ! なんでしゃべってんの私!? ……命令薬の効果か!」

櫻子「こわっ……、こわー! なんの疑問もなくしゃべってたよ私」ガクブル

向日葵「櫻子……、発明品全部出しなさい」ゴゴゴゴ…

櫻子(うわ、めちゃくちゃ怒ってる……! ど、どうしよう、出したら絶対没収だよ……)

櫻子(なんとか切り抜けないと……。自信ないけど、これならいけるか?)

※発明品を使ってこの場を切り抜けるアイディア >>90

透明になって逃げる

あ、ほんとだ。1錠で1回のつもりだったけどミスだわ
向日葵はそのこと知らないからいいけど

櫻子(透明薬で透明になって逃げる!)

櫻子「……」ゴクゴクゴクッ

向日葵「ちょ、なにやってますの!?」

櫻子「うおっ、すげーうまい! 花子が言ったとおりだ!」

向日葵「え……、櫻子の姿が……、消え、た?」

櫻子「おぉ、すっげー! さっすが西垣先生!」サックリーン

櫻子「んじゃまたなー向日葵ー! あっかんべー!」スタコラ

向日葵「……そんなバカな」

向日葵「あ! よく見たら、いえよく見なくても制服は消えてませんわ!」

向日葵「待ちなさい櫻子!!」

櫻子「ほんとだ、消えてない!」

櫻子「制服が宙に浮いて移動するのって目立つよなぁ……」

櫻子「ぬ、脱ぐしかないのか!? でも発明品もどこかに隠さなきゃいけないし」

櫻子「ど、どうしよう!」

脱ぐ? それとも別の方法を使う? >>98

脱いだらお約束の「うそっ効果切れちゃう・・・」って事か

st

櫻子「さ、さすがに脱ぐのは無理無理」

櫻子「仕方ない、命令薬最後の一個を使って忘れさせるしか……!」

櫻子「もったいないけど……!」パクッゴクン

向日葵「逃げるのをやめるなんて、あなたにしては潔いですわね」

櫻子「向日葵っ、発明品に関することは全部忘れること!」

向日葵「……!」

櫻子「聞いたのかな……? おーい、向日葵ー?」

向日葵「……あ、櫻子。私は何を……」

櫻子「え、えーと、西垣先生の用事で教室にむかってるところだったろ?」

向日葵「せ、制服が……浮いてる? ひっ、ま、まさか幽霊!?」

櫻子(ああ、透明のままだったっけ)

向日葵「さ、櫻子!? さっき声が聞こえたはずなのに……。た、助けて」ガクガク

櫻子(なんだ、私を幽霊と間違えてビビってるのか。ちょっと驚かせちゃおっかなー)

櫻子「(低い声で)の・ろっ・て・や・るぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!」

向日葵「>>102

櫻子?

向日葵「櫻子?」

櫻子「え?」

向日葵「櫻子なんですのね? どうしてそんな姿に……」

向日葵「まさか……、どこかで事故にでもあって幽霊に……!?」ガクガク

向日葵「い、いやですわそんなの……」ウル

櫻子(なんだなんだ、私が死んだことになってんの?)

櫻子(いや泣いてくれるのはちょっと嬉しいけど、勘弁してよー)

櫻子「あー、向日葵さん。死んでないから。幽霊じゃないから」

向日葵「で、でも、呪ってやるって……」グス

櫻子「まああれはノリっていうか。私今ね、透明人間になってるの。わかる?」

向日葵「わかりましたけど、わかりませんわ。なぜそんなことに」

櫻子「いやー、西垣先生の発明品で。30分から1時間で戻るって言うから」

向日葵「そんなマンガみたいな……。で、でも実際、見えないけれどありますものね」ペタペタ

櫻子「ほっぺペタペタすんな。もう30分は超えるから、じきに戻るだろ」

向日葵「……なんにせよ、櫻子が無事でよかったですわ」グス

櫻子(マジ泣きされると罪悪感が……)

櫻子(さて、このまま向日葵になにか仕掛けるか)

櫻子(それとも別のことやるか……)

櫻子(うーん)

●発明品残数
 正直薬 残り1錠
 透視眼鏡(未使用状態)
 身体強化薬 残り2錠

櫻子(これで何が出来るんだろ……)

※次に使う発明品とその使い方 >>108

透視眼鏡であかりのお団子を視る

櫻子(よし! 前々から気になってたあかりちゃんのお団子を透視しよう!)

櫻子「まあ、とりあえず私は大丈夫だから、向日葵は生徒会に戻っててよ」

向日葵「え……、あの、西垣先生の用事は?」

櫻子「あー、もう済んじゃった。あはは」

向日葵「そ、そうなんですの? とりあえず、あなたも透明から戻ってから移動するんですのよ?」

櫻子「ああ、そりゃそうだな。あんがと」

櫻子(なんか向日葵には悪いことしちゃったな)

櫻子「よっしゃ、気を取り直して、ごらく部に行くぞー!」

【ごらく部】
あかり「あ、櫻子ちゃん」

京子「めずらしいね、どしたの?」

櫻子「え? えーと……、そうそう、みんなの顔が見たくなってさ!」

結衣(とってつけたっぷりがすごすぎてツッコミたい……)

ちなつ「で、ほんとはどんな用件なの?」

結衣(自然なツッコミだ、悪くないな、いいよ、ちなつちゃん)ウンウン

櫻子「いやー、イメチェンでメガネかけてみようと思ってさ。みんなに意見聞けたらなって」

スチャッ
櫻子「どうどう? けっこうイケてる?」

櫻子(じっと見たものが透けるんだったよね。お団子お団子)ジー

ちなつ「うん。だまってれば知的に見えるよ」

結衣「そうだね、そのまますましていれば知的に見えるね」

京子「うん、無口でいると効果抜群だよね」

櫻子「しゃべったら知的じゃないの!?」ガーン

あかり「しゃべってもかわいいよ、あかり似合ってと思うなぁ」

櫻子「あかりちゃーん!」ギュ

あかり「櫻子ちゃん、そんな強く握ったらお手手痛いよぉ」

櫻子「ごめんごめん」アハハ

櫻子(お、透けて見えてきた!)

櫻子(これは……、>>114

メロンパン入れ

櫻子(これは……、メロンパン入れ!?)

櫻子(……どうみてもメロンパン。スーパーで4つセットで売ってるミニメロンパンだ……)

櫻子(ちなみに私も小腹が減ったらよく食べる)

櫻子「あ、あかりちゃん……」

あかり「ん? なに、櫻子ちゃん」

櫻子「そのお団子ってさ……、メロンパン入れなの?」ボソボソ

あかり「!?」ビクゥ

あかり「ど、どうしてそれを……?」ボソボソ

櫻子「いやちょっとね……あ」グー

櫻子「あはは、おなかすいちゃった」

あかり「あとであげるから、内緒にしてね!? お願いだよぉ!」

櫻子「え、いいの!? わかった、内緒にするよ!」

櫻子(意外な秘密があるもんだなぁ。せっかくだから他のみんなも透視してみるかー)

京子を見た感想 >>120
結衣を見た感想 >>121
チーナを見た感想 >>122

人間に化けた異星人だ!

あかりちゃんと同じぱんつはいてる…

ブラックホールッ!?

櫻子(歳納先輩は……、え?)

京子「なになにちっぱいちゃん、そんなに見つめられたら照れちゃうよー」クネクネ

櫻子(……か、顔が、顔が爬虫類みたいなそうじゃないような……、これじゃまるで……)

櫻子「人間に化けた異星人だ!」

京子「……」

京子「よくわかったね……、そのとおりだよ」ベリベリ

あかり「京子ちゃんの顔がはがれて……! ひぃぃぃぃ」

ちなつ「え、う、嘘でしょ? なにこれ……、うわキモッ」

京子「くっくっく、ワーレーワーレーハーウーチューウージーンーダー」

結衣「そのへんにしとけ」ゴン

京子「ってー! なにすんだよ結衣ぃ」

結衣「その化け物フェイスもマスクだろ?」

櫻子「え?」

京子「ちぇー、結衣にはバレバレかー」ベリベリ

櫻子「うぉ、ほんとだ、化け物顔の下に歳納先輩の顔が!」

ちなつ「二重にマスクかぶってくるなんて……、どれだけ無駄にすごい技術なんですか」ハァ

京子「でもビビったっしょ? ね、ね?」

ちなつ「はいはいビビりましたよ」イラ

櫻子(私もびっくりしたけど、この隙に船見先輩も見てみよう)

櫻子(おおっ、すご、けっこうナイスバディってやつ?)

櫻子(向日葵ほど大きくないけど形のいいおっぱい……、あれ?)

櫻子「船見先輩、あかりちゃんと同じパンツはいてる……」

結あか「え!?」

ちなつ「ちょ、何言ってるの櫻子ちゃん!?」

櫻子「いやー、そんな気がしただけだよあはは」

櫻子(我ながら苦しすぎる言い訳だな……、問い詰められちゃうかなー?)

櫻子(よし、どうせバレるのが時間の問題ならちなつちゃんも見ちゃえ!)

櫻子(あのもふもふ、なんでも飲み込むってうわさなんだよねー)

櫻子(って、え……? マジで? これあれだよね、ブラックホールってやつ?)

櫻子(あ! いまひとつの星が飲み込まれた……!?)ゴクリ

櫻子(……うん。見なかった。私は何も見てない。っていうか怖!)

ちなつ「櫻子ちゃん、どういうこと!?」

櫻子「え? あ、ブラックホールのこと?」

ちなつ「そんな悪魔超人のことじゃなくて!」

ちなつ「結衣先輩があかりちゃんと同じパンツはいてるってやつ!」

櫻子「ああ……、あれね」

ちなつ「なにもなしにあんなこと言うわけないでしょ? ね、教えて?」

結衣「大室さんの気のせいだよ、ね?」

あかり「そうだよちなつちゃん。気にしないほうがいいんじゃないかなっ?」

ちなつ「二人とも黙ってて! 櫻子ちゃん説明して?」

櫻子(うわぁ、偶然なのかと思ったら、なんかわけありっぽい……)

京子「そのメガネで見ると透けて見えるんじゃね? なーんちゃって」

櫻子「なぜそれを!?」

京子「うそん」

ちなつ「そ、そうなの?」

櫻子「あはは、えーっとこれは西垣先生の発明で……」

ちなつ「貸して!」スチャ

結衣「ちょ! ちなつちゃん見ないでよ!」

ちなつ「あ、あああ、ほんとだ……」ガク

ちなつ「ど、どういうことなんですか……?」

あかり「た、ただの偶然だよぉ! ね?」

結衣「そ、そうそう、偶然だよ」

ちなつ「……」

櫻子(うわぁ……空気重っ。って言っても原因の一端は私だしなぁ)

櫻子(発明品でどうにかする?)

●発明品残数
 正直薬 残り1錠
 透視眼鏡
 身体強化薬 残り2錠

櫻子(と言っても正直薬くらいしか使いようが無い……)

櫻子(さてどうしよう)

この空気を発明品でどうにかする? >>132

身体強化薬をあかりに使ってマッシヴあかりにする

ちなつ「あーかーりーちゃーん、どういうことなのー?」ジリジリ

あかり「ひぃぃ、た、助けて」

櫻子(やばい! あかりちゃんがピンチだ)

櫻子「え、えーと、みんな落ち着いて?」

櫻子「ほら、あかりちゃんもラムネでもおたべよ」

あかり「え? あ、ありがと……」パク

ちなつ「もう逃げられないわよ……!」ジリジリ

あかり「……!?」ドクンッ

ちなつ「つーかまーえたー!」ガバッ

ちなつ「……あれ?」スカッ

ちなつ「あかりちゃんは……?」キョロキョロ

あかり「あかりはここだよ?」

京子「ゲェー! 一瞬のうちにあかりがちなつちゃんの背後に移動した、だと?」

櫻子「うわ、すっごい筋肉ムキムキ……」

ちなつ「きも……」

あかり「……」

あかり「……」ウル

あかり「あ、あかり……」ポロ

あかり「あかりきもくないもん……!」ポロポロ

京子「ドヤ顔だったあかりが瞬く間に泣き顔にーッ!? さすが地獄の腹黒話術士ちなつちゃんだーッ!」

結衣「お前はどんなキャラなんだよ」ペシ

ちなつ「い、いや、あの、ごめん、きもいっていうか、その……、マッシヴ。そうマッシヴ!」

結衣(それぜんぜんフォローになってないよ?)

結衣「大室さん、さっきあかりに食べさせたラムネ、あれももしかして……」

櫻子「はい……、発明品のひとつ、身体強化薬です。あかりちゃんがピンチだったからつい……」

結衣「そっか……。ふざけてじゃなくて、あかりのためなら仕方ない、か」

櫻子「まさかあんなにムキムキになるとは思って無くて」

あかり「うぅ……、うわーん!!」グワッ

結衣「うわっ、だだっ子みたいに暴れだした!!」

櫻子「ちょっとあかりちゃん! なんとかしないと! こうなったら>>144だっ」

正直薬を飲んで向日葵に告白しに行く

櫻子「ちょっとあかりちゃん! なんとかしないと!」

あかり「うわぁああああん!」ドカッ

あかり「あかりきもくないよぉぉぉ!」バギッ

あかり「おねえちゃああああん!!!」バゴンッ

櫻子「ひ、ひぃっ……、無理無理無理!」ガクブル

櫻子(こ、このままじゃ下手したら死んじゃ……)

~~~~~~~~~
 向日葵『まさか……、どこかで事故にでもあって幽霊に……!?』

 向日葵『い、いやですわそんなの……』
~~~~~~~~~

櫻子(向日葵……! こんなところで死ねない……!)

櫻子「こうなったら正直薬を飲んで向日葵に告白しに行く!」

櫻子「急用が出来たのでこれで失礼します!」

京子「ばいばーい、またねー」サッササッ

結衣「ちょっと、大室さん!? どうするんだよこの状況ー!」

櫻子「1時間も経てば戻りますからそれまで耐えてくださーい!」  エー

【廊下】
櫻子「な。なんとか脱出できた……」

櫻子「向日葵……、今行くぞ!」

櫻子「正直薬も飲んで……」ゴクン

櫻子「よし!」

【生徒会室】
櫻子「向日葵ー!」

向日葵「あら、どうしましたの?」

櫻子「向日葵に伝えたいことがあるんだ!」

向日葵「は、はぁ……」

櫻子「ついさっき、私、命の危機にさらされたんだ……、そのとき浮かんだのが」

櫻子「向日葵……、お前だったんだ」

向日葵「櫻子……」

櫻子「唐突だと思うだろうけど聞いてほしい」

向日葵「……わかりましたわ」

櫻子「>>155

結婚して

櫻子「結婚して」

向日葵「え……? あ、あの、もう一度」

櫻子「私と結婚してって言ったの!」

櫻子(え、ちょっと、私ってそこまで向日葵のこと想ってたの!?)

櫻子(好きだって言えればいいかと思ってたけど)

綾乃「い、いきなりすごいことになったわね……」ゴクリ

千歳「青春やねぇ」

向日葵「え、えっと、あの……、どう言っていいのか」

櫻子(あ……、そういや断られることとか考えてなかった)

櫻子(……いや、それでもいいんだ。あのとき浮かんだのが向日葵だったんだから!)

綾乃「……? なにか音が聞こえない?」

バキッ…

千歳「そう言われれば聞こえるなぁ。……しかも近づいてきてへん?」

ガゴンッ…パリパリパリンッ

櫻子「え……、まさか」

…チャーン

ガガガガガガッ

…ラコチャーン

ドシンドシンッ

櫻子「あ、ああ……」ガクガク

向日葵「この音……、櫻子、何か知ってますの?」

櫻子「に、逃げ……」

向日葵「え? 逃げ……、え?」

サクラコチャーン

櫻子「間に合わなかった……!」

あかり「櫻子ちゃん……、あかりを治してぇ……」ブンブンッ

バキバキッ

あかり「こんなマッシヴな身体、嫌だよぉ」クスン

向日葵「あ、赤座さん……なの?」

櫻子「っ! ……向日葵危ないっ!」バッ

ゴッ
櫻子「っ!」メキッ

ガンッ…ドサッ

櫻子「……ぅ、ぁ」

向日葵「櫻子! 私を庇うなんて……、どうして」グス

櫻子「……だって、プロポーズした相手がふっとばされちゃったら」

櫻子「私、誰に返事貰ったらいいんだよ……」ニコ

向日葵「櫻子……!」

櫻子「あと30分もすれば元に戻るんだろうけど……」ハァハァ

櫻子「今の……あかりちゃんの耳には、届かないよね……」

櫻子「私が時間を稼ぐから、向日葵は先輩たちといっしょに逃げて……」

向日葵「い、嫌です! 私も残りますわ!」

櫻子「ありがと……。でも、ここは私にかっこつけさせて?」

櫻子「ぜったい戻るから……」トンッ

向日葵「あっ……」ヨロッ

櫻子「勝負だよ、あかりちゃん……!」ゴクン

向日葵「さくらこぉー!」

櫻子「大好きだよ……向日葵」

千歳「はよ逃げな!」

綾乃「こっちよ古谷さん!」

向日葵「でも……! でも櫻子がっ!」

パシンッ

綾乃「大室さんの覚悟を無駄にしたいの!?」ウルッ

向日葵「……!」

向日葵「……」フルフル

綾乃「なら……行きましょう!」

向日葵「はいっ!」

向日葵(絶対、絶対に戻ってきてね……櫻子)

………
……


櫻子VSあかり……勝敗はッ!? >>176

ksk

あかり「フゥーフゥー」

櫻子「……」

あかり「櫻子ちゃん起きて? あかりを治してよぉ……」

櫻子「さすが……あかりちゃんだね……」

櫻子「もう……ぴくりとも……動けないよ」

あかり「どうしたらあかりを治してくれるのかなぁ?」グッ

あかり「力いっぱいお願いしたらいいのかなぁ」グググッ

櫻子(右手にすごい力が溜まっていく……あれを食らっちゃったら)

櫻子(ヤバいな……あはは)

あかり「サクラコチャーン!」グォォ

櫻子(っ! ごめん向日葵……!)

櫻子(……っ)

櫻子「あ……れ?」

櫻子「!」

向日葵「迎えに参りましたわ」ニコッ

櫻子「バカ! なにやってんだよ!!」

櫻子「今の一撃食らったら、強化されてない向日葵なんて一撃で死んじゃうんだぞ!?」

向日葵「大丈夫ですわ。ちゃんと船見先輩たちに、
     赤座さんが薬を飲んだ時刻を聞いてまいりましたから」

向日葵「薬の効果時間は1時間だそうね。ついさっきちょうど1時間経過といったところですわ」

向日葵「ほら見て、赤座さんの動きが止まっているでしょう?」

櫻子「ほんとだ……」

あかり「ち、力が……力が抜けていくよぉ」シュウウウ

櫻子「で、でも、1時間っていうのは大雑把に言っての話なんだぞ!?」

櫻子「誤差が出るってこと考えなかったのかよ!」

向日葵「……考えましたわ。当たり前でしょ?」

櫻子「じゃあなんで……」

向日葵「未来のお嫁さんがいなくなってしまったら……」

向日葵「私、結婚する前から未亡人になってしまいますもの」クス

向日葵「そんなのまっぴらごめんですわ」

櫻子「向日葵……!」ウル

向日葵「櫻子……」

櫻子「向日葵……」

さくひま「……」ンー

あかり「うわぁ……、キスしちゃうんだぁ」ドキドキ

向日葵「あ、赤座さん!?」

櫻子「あかりちゃん! し、正気に戻ったんだね」アハハ

あかり「あ! あかりお邪魔虫さんだったかな、ごめんねぇ」アセアセ

あかり「でもあかり、いったいどうしてたんだろう。このお部屋もめちゃくちゃ」

あかり「しかも櫻子ちゃんはムッキムキになってるし……」

オーイアカリー アカリチャーン アカリー

向日葵「船見先輩たちもいらっしゃったようですわね」

向日葵「赤座さんのことはまかせましょう」

櫻子「そだね」

櫻子「私はまだ動けそうに無いから……、あとちょっとだけいてくれると、嬉しい」

向日葵「あとちょっとだけでいいんですの?
     ……私はずっとあなたの傍にいるつもりですのに」

櫻子「向日葵……」

向日葵「それではあらためて、プロポーズの返事をしますわ」

櫻子「う、うん……」ゴクリ

向日葵「私を……、あなたの、お嫁さんにしてください」ニコ

櫻子「……」ウルッ

櫻子「うんっ! 喜んで!」

……これで、西垣先生の発明品に振り回されたお話はおしまい。
ただ遊ぶだけだったのに、どうしてこうなったのか、
きっと誰にもわからない。

終わり良ければ全て良し。
私は最後の最後に向日葵をゲットできたんだから、きっとこれでよかったのだ。

そして、私は今日という日に感謝しながら
この日記をひとつの言葉で締めくくる。


『発明品がひとつも爆発しなくて良かった』


と。


おわり

最後のほう自分でも何書いてるんだかわからなかった


付き合ってくれた人ありがとう

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