①:櫻子「向日葵、誕生日おめでとう♪」
櫻子(イチャイチャイチャイチャしたい!)
櫻子(だからといって、向日葵とイチャイチャなんかしたくねーし!)
櫻子(それに、私から要求するのは負けた気がした嫌!)
櫻子「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ!」
櫻子(そうだ!今日は向日葵の誕生日…)
櫻子「待っていろ向日葵!今日は徹底的に祝ってやるからな!」
…………………………………
櫻子「向日葵、誕生日おめでとう♪」
綾乃「古谷さん、お誕生日おめでとうー♪」
千歳「おめでとうな~♪」
松本「♪」
西垣「松本もおめでとうと言ってるぞ」
向日葵「皆さん…私の為にわざわざ…時間をとって頂いて本当にすいません」
綾乃「いいの。これも普段から頑張ってる古谷さんの為なんだから」
千歳「せやでー。それにこういう時は『すいません』じゃなくて、『ありがとう』でええんよ~」
向日葵「先輩方々…はい!今日はありがとうございます!」
櫻子「それはもういいからケーキ食べよっケーキ♪」
向日葵「はぁ…あなたは本当に…」
綾乃「ふふっ。大室さんらしくていいじゃない」
向日葵「杉浦先輩がそう言われるなら…」
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ワックワク
………
櫻子「いっただっきま~す♪」
櫻子「もぐしっもぐしっ!うめぇ!」
向日葵「って、なんで私の皿のケーキを食べてますの!?」
櫻子(ふふふふふふふふふ)
櫻子(罠にかかったな!向日葵め!)
櫻子(私が向日葵のケーキを食べてしまえば、向日葵は私のケーキを食べることになる!)
櫻子(そうすると、自然に私が向日葵に『あーん』をすることに!)
櫻子(そして、向日葵に『あーん』で使ったフォークを私が使えば…)
櫻子(その…か、かかかかかかかか)
櫻子(間接チューに…)
櫻子(//)カァー
櫻子(さあ、向日葵!私のケーキが食べたいと言え!)
向日葵「…」ジー
櫻子「もぐもぐ」
向日葵「はぁ…仕方ありませんわね」
櫻子(キタ!!)
チュッ
向日葵「ん…ふ…ちゅっ…ちゅるっ」
櫻子「んっ!?」
向日葵「ぴちゃ…れるっ……」
向日葵「ぷはぁ」
向日葵「櫻子の中の私のケーキは全部頂きましたわ♪」
櫻子「あふぅ…//」
綾乃「∵」
① 終わり
②:櫻子「向日葵、誕生日おめでとう!」
櫻子(イチャイチャイチャイチャしたい!)
櫻子(だからといって、向日葵とイチャイチャなんかしたくねーし!)
櫻子(それに、私から要求するのは負けた気がした嫌!)
櫻子「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ!」
櫻子(そうだ!今日は向日葵の誕生日…)
櫻子「待っていろ向日葵!今日は徹底的に祝ってやるからな!」
…………………………………
櫻子「向日葵、誕生日おめでとう!」
向日葵「ありがとう、櫻子」
櫻子「誕生日祝いにこれをあげる」
向日葵「え?」
櫻子「んっ」
向日葵「?」
櫻子「早く」
向日葵(櫻子が…目を閉じて、こっちを見てますわ…)
向日葵(…)
向日葵(ぷ、ぷぷぷぷぷぷぷプレゼントって)
向日葵(櫻子のファーストキス!?)
向日葵(ちょ、ちょっと落ちついて私!)
向日葵(そ、そもそも櫻子のファーストキスの相手は撫子さんか花子ちゃんで)
向日葵(いや、でももしかしたら、小さい頃の私の可能性も…)
向日葵(って、私!?)
向日葵(…)
向日葵(いや、冷静になるのよ。大室向日葵…あれ?古谷でしたっけ?)
向日葵(まぁ、大室向日葵でいいですわよね)
向日葵(えーと…)
向日葵(とにかく、これは試練ですわ。いかに上手にキスするか…)
櫻子「はやく」
向日葵「っ~//」
向日葵(あああああああああああああああああああああああああああああ)
向日葵(目を閉じて、身を任せてる櫻子可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い)
櫻子「…」
向日葵(あーーーーーーーーーーーーーーーーーー//)
櫻子(早くナデナデしてくれないかな?)
向日葵(覚悟を決めますわよ!!)
チュッ
櫻子「へ?」
櫻子(え?いま、何があったの?)
向日葵「そ、その…ディープキスっていうんでしたっけ?」
向日葵「そういうのは私達には、まだ早いと思うんですの。だから…はぅ//」
櫻子(ディープ…『キス』!?)
櫻子「っ//」カァー
向日葵「えーと、その…順番が無茶苦茶になったかもですが…」
向日葵「私、櫻子の事が…」
櫻子「ひ」
向日葵「す…」
櫻子「向日葵のバーカバーカバーカバーカバーカバーカバーカ」
櫻子「ばーーーーーーーーーか!!」
向日葵「き………………え?」
ダダダダダダダッ
向日葵「行ってしまいましたわ…な、なんなんですの…もうっ」
櫻子「嬉しくなんか嬉しくなんか嬉しくなんか」
櫻子「嬉しくなんかないんだからな!ばーーーーーか!」
② 終わり
■②捕捉
向日葵「って、なんでナデナデがプレゼントですのよ!?」
櫻子「はぁ!?櫻子様の綺麗な髪が触れるんだぞ!」
向日葵「はぁ!?意味が分かりませんわ!」
櫻子「サラサラヘアーが触れるんだぞ!嬉しがれよ!」
向日葵「…」
向日葵「ま、まぁ…たしかに嬉しくない事もないですが…」
櫻子「っ!?」
「なに赤くなってんだよ!ばーーーーか!」
「あなたの方が真っ赤ですわよ!!」
③:櫻子「向日葵、誕生日おめでとう!!」
櫻子(イチャイチャイチャイチャしたい!)
櫻子(だからといって、向日葵とイチャイチャなんかしたくねーし!)
櫻子(それに、私から要求するのは負けた気がした嫌!)
櫻子「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ!」
櫻子(そうだ!今日は向日葵の誕生日…)
櫻子「待っていろ向日葵!今日は徹底的に祝ってやるからな!」
…………………………………
櫻子「向日葵、誕生日おめでとう!!」
向日葵「…」
櫻子「ほら、櫻子様が祝ってやってるんだぞ。もっと喜べ、うまやえ…やまうえ?」
向日葵「敬えですわ」
櫻子「そう。それそれ」
向日葵「ちなみに、今何時だと思ってますの?」
櫻子「え?6月16日ちょうどだけど?」
向日葵「そう、ちょうど0時よね?」
櫻子「一番目に祝ってあげるなんて、さすが櫻子様ですわ!」
向日葵「その口調…とってもムカつきますわね」
櫻子「ムカつきますわー♪」
櫻子「やべぇ!楽しくなってきた!」
櫻子「うーですのー♪」
向日葵「…」
バキッ
向日葵「おやすみなさい。櫻子」
櫻子「ちょ、ちょっと待って!」
向日葵「はあ?なんですの?」
櫻子「お腹ペコいからラーメン作って」
向日葵「消えろ」
………
向日葵「はぁ。なんであんなに頭が残念なのかしら…」
向日葵「ったく、こんな時間にお腹が減るなんて…」
向日葵「はぁ…」
向日葵「…」
向日葵「ラーメン------」
「やっぱり、向日葵もお腹減ってたんじゃん」
「あなたに合わせたんですわよ!」
「もぐしっ!うめぇ!うめぇ!」ズルズル
「まぁ、たまにはこういうのもいいですわね…」
「?」
「ほら、早く食べて帰りなさい。明日も…今日も学校なんですから」
「って、なんで私のラーメンも食べてるのよ!?」
「だって、向日葵のラーメンも美味しそうだったんだもん!」
「同じラーメンなんだから、味は一緒でしょ!このバカ!」
「向日葵のバカ!バカって言った方がバカだもんね!」
「ぐぬぬぬぬぬぬ」バチバチ
「ぎぎぎぎっぎぎぎ」バチバチ
③ 終わり
,: : : : ; : : : : : : : : : ;____ヽ、__
, ': : : ; ': : : : : : : : :,ィ_;_;_;_; ` ; : :ヽ
/: : : ; ': : : : : : : : : :,  ̄ ̄¨~ヾ、; : :ハ
/: : : ;' : : : : : : ; : /{: : : : : ! : : : ヾ : ハ
,';': : :,': : : : : : :ィ:∠_.!: : : : ;!: : : : : :ハ : }
,.';': : :.{ : : : : : /!/ !、: : :ノ!: : : : : : :ハ: !
,';': : : : !: : : : : {===z、ヾ: ソ .}: ;.i|: : : ; :ハ:}
,';': : : : :ヘ: : : : :!{ツヒ.メソ ゙' !;'!ノ}: : ;' : :.,!
{:{: : : : : :ハ: : :ハ{ `ーtっ '- }: イ : ノ;!
i:ヘ: : : : : : :、: {ヘ ' ' ' _,,,,,,、'´イ;'ィ : ;!
. 弋:ヽ: : : : : : トゝ , (ヾ.,' : : ;': ;'リ 素晴らしいスレですわー!
ヽ:`、: : : : : ト、 ` - ' '冫.ヽ ノjツ/
, -─‐'^ ´`!`:ヽ: :ノ:バ 、 _ . . . イ (ヽ>' _.ヽ、
. , ' :.. . i: : : :ヽ;': : }. { ニ: : : -: 、r' : :`{_(´,- ヽ.
.. / ::. .ヽ: : : : :} ノ`イ、 ヽ_:: : : :}: : ィヽ`'、,j. ハ
,' :.、 `ヾ ;,;,;' ;' { ヽ、{: : `:、{: :ハ ヽ、ヽ i
| }. ,': : : :ヽ ヘ ヘ: : : :ヾ: :ノヽ | }
④:櫻子「向日葵、誕生日おめでとう♪♪」
櫻子(イチャイチャイチャイチャしたい!)
櫻子(だからといって、向日葵とイチャイチャなんかしたくねーし!)
櫻子(それに、私から要求するのは負けた気がした嫌!)
櫻子「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ!」
櫻子(そうだ!今日は向日葵の誕生日…)
櫻子「待っていろ向日葵!今日は徹底的に祝ってやるからな!」
…………………………………
櫻子「向日葵、誕生日おめでとう♪♪」
向日葵「ありがとう櫻子」
櫻子「ケーキ食べさせてっ♪」
向日葵「さようなら櫻子」
櫻子「ちょ、ちょちょちょっと待って!」
向日葵「なんですの?私は忙しいんですのよ?」
櫻子(くっ。さすが私の永遠のライバル!向日葵!)
櫻子「私の『あーん』でイチャイチャ大作戦を見破るなんて!」
櫻子(で、でもどうしよう…)
櫻子「そ、そうだ!だったら、私がケーキを買ってくれば!」
櫻子「…」
櫻子「でも、今月のお小遣い使っちゃった…」
櫻子「はぁ…『あーん』したかったなぁ…」
向日葵「え、えーと…//」
櫻子(ん?向日葵が真っ赤になってる?)
櫻子「どうかしたの?向日葵?」
向日葵「お、お小遣いがないなら仕方ありませんわね」
向日葵「どうせケーキも余ってますし…やっぱり、食べていきます?」
櫻子(ようやく私の存在価値がわかったか下僕め!)
櫻子「やったぁー♪食べる食べるー食べさせてー♪」
向日葵「っ//」
楓「さっきから、櫻子お姉ちゃんの心の声がダダ漏れなの」
櫻子「…へ?」
向日葵「//」
櫻子「え?」
向日葵「ま、まぁ、私も嫌いじゃありませんわよ//」
櫻子「っ//」ボンッ
「ち、ちげーーーーし!変なこと、考えてんじゃねーーーバーーーカ//」
「顔を真っ赤にして言っても説得力ないですわよ!」
「っ!?」
「って、ちょっと物を投げないでくださる!?」
④ 終わり
⑤:櫻子「ひまわり、誕生日おめでとう」
櫻子(イチャイチャイチャイチャしたい!)
櫻子(だからといって、向日葵とイチャイチャなんかしたくねーし!)
櫻子(それに、私から要求するのは負けた気がした嫌!)
櫻子「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ!」
櫻子(そうだ!今日は向日葵の誕生日…)
櫻子「待っていろ向日葵!今日は徹底的に祝ってやるからな!」
櫻子「その為にはまずプレゼント!」
…………………………………
櫻子「ねーちゃんは向日葵の誕生日プレゼントどうするの?」
撫子「イヤホンのちょっといいやつ。最近ひま子、音楽を良く聴いてるしね」
櫻子「じゃあ、それ頂戴」
撫子「ごめん。私のわかる言語で喋ってくれる?」
櫻子「ねーちゃんのプレゼントを私に頂戴って言ってんの!」
撫子「櫻子…」
花子(撫子お姉ちゃんが心底可愛そうな目で櫻子を見ているし)
………
向日葵「…で、なんですの?」
櫻子「ねーちゃんからプレゼント貰ったんだろ!早く見せろ!」
向日葵「まぁ…いいですが…」
櫻子「おぉー。高級イヤホン!さっそく音楽を聴いてみよう!」
~♪
向日葵(…聴いてますわね…)
櫻子「~♪」
向日葵(すごく機嫌がよさそうですわ…どうでもいいですけど)
櫻子「おぉぉぉぉ!」
向日葵「ほら、もう終わり。早く返して」
櫻子「ほら、この音楽を向日葵も聴いてみて!」
向日葵「へ?」
………
櫻子「~♪」
向日葵(イヤホンの片方を櫻子が…あと片方を私が装着して…)
向日葵(って、櫻子!?)
向日葵(近い!近い近い近い!!!)
櫻子「ふんふ~ん♪」
向日葵(櫻子が音楽にあわせて、頭を揺らして…たまに私の肩に!?)
櫻子「ふんふ~ん♪」
向日葵(…あわわわわわわわ//)
櫻子「~♪」
向日葵(し、しかもすっごい笑顔)
向日葵(うぅ…隣でこんな顔されたら…)
向日葵(不覚にも…本当に不覚ですが、ドキドキしてしまいますわ//)
櫻子「向日葵?」
向日葵「ひゃいっ!?」
櫻子「今のところ聴いてなかったでしょ?」
向日葵「え、えーと…」
向日葵(あなたが可愛すぎて聴く所じゃありませんわよ!)
櫻子「ほら、もう一回聴こっ」
ピトッ
向日葵「へ?」
向日葵(きゃああああああああああああああああああ//)
向日葵(櫻子が完全に横にくっついてーーーーーーーー///)
向日葵(うぅ…//)
櫻子(ん?)
櫻子(向日葵め…また聴いてないな)
櫻子(ったく、これだからおっぱいなんだよ!)
櫻子(…)
櫻子(…おっぱい?)
櫻子(そういえば、向日葵のおっぱいが近いような…)
櫻子(!?)
バッ
向日葵「え?櫻子?」
櫻子「っ~//」カァー
向日葵「さ、櫻子?」
櫻子「な、ななななななんで、こんなに近くにいるんだよ!」
向日葵「あなたが近付いてきたんでしょ!何を言ってるのよ!」
櫻子「顔真っ赤だったくせに!キッモ!!」
向日葵「あなただって、りんごのように真っ赤ですわよ!」
櫻子「なってないもんね!向日葵のバカ!」
向日葵「なんですって!」
櫻子「なんだと!」
向日葵「ぐぬぬぬぬぬ」バチバチ
櫻子「んぎぎぎぎぎぎ」バチバチ
⑤ 終わり
⑥:櫻子「おっぱい誕生日おめでとーおめでーと~♪」
櫻子(イチャイチャイチャイチャしたい!)
櫻子(だからといって、向日葵とイチャイチャなんかしたくねーし!)
櫻子(それに、私から要求するのは負けた気がした嫌!)
櫻子「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ!」
櫻子(そうだ!今日は向日葵の誕生日…)
櫻子「待っていろ向日葵!今日は徹底的に祝ってやるからな!」
…………………………………
櫻子「というわけで歌をつくりました」
向日葵「は?」
櫻子「おっぱい誕生日おめでとーおめでーと~♪」
櫻子「ふんふんふーん♪」
櫻子「ぼいーんぼいぼいーん♪」
櫻子「ふんふんふーん♪」
櫻子「あなたは櫻子様に和牛の牛の豚バラをたべさせたくなーる」
櫻子「はいはい!はい!わっしょい!」
向日葵「…」
櫻子「どうだ!?おっぱい!」
向日葵「ええ、あなたがバカという事が改めてわかりましたわ」ニコッ
櫻子「なんだと!?」
向日葵「ついでに、あなたってとても歌が下手なんですのね?」
櫻子「いーや!私の方が歌が上手だもんね!」
向日葵「じゃあ、私が『きらじゃないもーん』を歌いますわ」
櫻子「!?」
向日葵「これで、あなたより上手ということを証明してさしあげますわ!」
櫻子「じゃ、じゃあ、私は『それは恋ではないですの?』を歌うもんね!」
向日葵「なっ!?」
………
ちなつ「…私達なんで呼ばれたんだっけ?」
あかり「え、えーと…櫻子ちゃんと向日葵ちゃんの歌を聴いて、どっちが上手か判定する為…だと思うよ?」
櫻子「ぐぬぬぬぬぬ」
向日葵「さ、櫻子も中々やりますわね」
櫻子「じゃあ次は『恋のダブルパンチ』を歌うもんね!」
向日葵「じゃあ、私も一緒に『恋のダブルパンチ』を歌いますわ!」
櫻子「今度こそどっちが上手か決めるんだから!」
向日葵「私が櫻子に劣るなんてありえませんけどね!」
櫻子「なんだと!?」
向日葵「なによ!」
櫻子「んぎぎぎぎぎぎ」バチバチ
向日葵「ぐぬぬぬぬぬ」バチバチ
ちなつ「デュエット曲を一緒に歌うとか…イチャイチャするなら二人っきりでやってよ」
櫻子「ちなつちゃん!?」
向日葵「よ、吉川さん!これはイチャイチャじゃなく、あくまでも勝負して…」
ちなつ「はいはい。勝負ね。勝負」
~♪
あかり「あっ、そろそろ曲が始まるよぉ~」
櫻子「よ、よーーーし!向日葵!負けないんだからね!」
向日葵「も、もちろんですわ!」
ちなつ「はいはい。二人ともニヤニヤしながら言っても説得力ないから」
櫻子「ち、ちなつちゃん!?」
向日葵「に、ニヤニヤなんてしてませんわ!」
ちなつ「はいはい」
櫻子「これも向日葵のせいだぞ!」
向日葵「あなたのせいよ!」
ちなつ「はいはい」
向日葵「吉川さん信じてください!!」
櫻子「あーーーーーーもうっ!ちげーーーーーしーーーーーーーー」
⑥ 終わり
⑦:櫻子「向日葵、誕生日おめでとう」
櫻子「…」
櫻子「…………」
櫻子「…………………」
櫻子「!!」
櫻子(あれ!?あまり誕生日を祝ってない!?)
櫻子(そ、それにイチャイチャも全然してない気が…)
櫻子「って、別にイチャイチャなんかしたくねーし!」
向日葵「」ビクッ
向日葵「び、びっくりしましたわ…急に大声を出さないでくださる?」
櫻子「うーん…」
向日葵「って、私の話…聞いてませんわね」
櫻子「やっぱりプレゼント…」ブツブツ
向日葵「!?」
向日葵(も、もしかして、私の誕生日を覚えてくれて!?)
櫻子「喜ぶものは…」ブツブツ
向日葵(ふふっ。あんなに真剣に悩んでくれて…素直に嬉しいですわね)
櫻子「うーん…」
向日葵(櫻子ー。何でもいいですわー。あなたがそんなに真剣に選んでくれたものなら、何でも嬉しいですわよー♪)
櫻子「やっぱり牛乳か!」クワワッ
向日葵「なんでよ!!!」
櫻子「って、向日葵いたの!?」
向日葵「ずっといましたわよ!」
櫻子「はい、牛乳あげるね」
向日葵「って、それあなたの飲みかけでしょ!?そ、そそんなの貰えませんわ!」
櫻子「はぁ?この牛乳はとっても栄養があるんだぞ。いいから飲め」
向日葵「い、いえ、そういう意味じゃなくて…」
櫻子「じゃあ、どういう意味だよ?」
向日葵「そ、それを飲んだら…その…………間接…キス…で…その…」
櫻子「なっ!?」
櫻子「い、今までは気にせず飲んでただろ!何意識してるんだよ!バカっ!」
向日葵「わかりましたわよ!じゃあ普通に飲みますわよ!」
櫻子「や、やっぱり飲んじゃだめ!!」
向日葵「え?」
櫻子「え?あ、あの…その…」
櫻子「//」カァー
向日葵「も、もしかして…その…」
向日葵「意識してる?」
櫻子「なっなななななななななななな//」
「きゃぁぁぁ!牛乳を投げないで!」
「違うもんね!違うもんね!違うもんね!」
「わかった、わかったから、わかりましたからーーーーー」
⑦ 終わり
⑧:さくらこ「ひーまーちゃん、お誕生日おめでとう♪」
■幼少期
さくらこ「ひーまーちゃん、お誕生日おめでとう♪」
ひまわり「ありがとう。さーちゃん♪」
さくらこ「はい、プレゼント♪」
ひまわり「わぁっ。花で作った指輪だぁー♪」
さくらこ「うん。お母さんに手伝って貰って一生懸命作ったのー」
ひまわり「ありがとう。さーちゃん。大切にするねっ♪」
さくらこ「えへへ~。大切にしてくれて嬉しいな~」
ひまわり「わたしもさーちゃんからの指輪嬉しいなぁ~」
ひまわり・さくらこ「えへへ~」
■現在
櫻子(イチャイチャイチャイチャしたい!)
櫻子(だからといって、向日葵とイチャイチャなんかしたくねーし!)
櫻子(それに、私から要求するのは負けた気がした嫌!)
櫻子「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ!」
櫻子(そうだ!今日は向日葵の誕生日…)
櫻子「待っていろ向日葵!今日は徹底的に祝ってやるからな!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
撫子「はぁ…なんでこうひねくれちゃったんだか…」
櫻子「ね、ねーちゃん、盗撮禁止//」
向日葵「うぅ…//」
⑧ 終わり
⑨:櫻子「向日葵、13歳の誕生日おめでとう♪」
櫻子「イチャイチャイチャイチャしたい!」
櫻子「だからといって、向日葵とイチャイチャなんかしたくねーし!」
櫻子「それに、私から要求するのは負けた気がした嫌!」
櫻子「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ!」
櫻子「そうだ!今日は向日葵の誕生日…」
櫻子「待っていろ向日葵!今日は徹底的に祝ってやるからな!」
向日葵「あ、あの…」
櫻子「って、向日葵いたの!?」
向日葵「その…私から要求すれば、えーと…イチャイチャしてくれますの?」
櫻子「!?」
■次の日の朝
チュンチュン
向日葵「…」
櫻子「…」
向日葵「ふぅ…世の中は摩訶不思議ですわね」
向日葵「だって、なぜか裸の櫻子が隣で寝て…」
櫻子「って、不思議ってなんだよ!」
向日葵「あら?起きてた?」
櫻子「あたりまえだし!それにこんなのイチャイチャじゃないし!
向日葵「ごめんなさい。櫻子が嫌な事をしちゃって…」
櫻子「あっ…その…嫌ってわけじゃないけど…もうちょっと優しくしてほしかったかなって…」
向日葵「…」ムラッ
櫻子「ひ、向日葵?」
向日葵「櫻子…可愛すぎですわ…」
櫻子「え?」
向日葵「ね?櫻子?もう一回…ね?」ゴゴゴゴゴ
櫻子「え?え?向日葵……さん?」
「きゃあああああああああああああああああ」
⑨ 終わり
⑩:櫻子「向日葵の誕生日なんて祝ってあげない事もないんだからねっ」
櫻子「あれ!?今日、向日葵の誕生日じゃん!?」
撫子「え?今更?」
櫻子「プレゼント用意してなかった…」
撫子「ったく、ひま子の誕生日を忘れるなんて…」
櫻子「違うもんね!月曜日に生まれる向日葵がいけないんだ!」
櫻子「月曜日は憂鬱な日だから忘れやすいだけだし!」
花子「…ちなみに去年の6月16日は日曜日だったし…」
櫻子「え?どういうこと?」
撫子「とりあえず、その話は置いておこっか」
櫻子「??」
撫子「えーとじゃあ、櫻子にリボン巻いて『プレゼントは私♪』って言えばひま子喜ぶと思うよ」
櫻子「それやったら向日葵に襲われた………」
撫子「そ、そう」
………
櫻子(ねーちゃんに『ちゃんと自分で考えな』って言われた…)
櫻子(う~ん)
櫻子(何をあげたら向日葵は喜ぶかな…)
櫻子「って、なんで私が向日葵の為に悩まなきゃいけないの!?」
櫻子「あーもうっ。やめやめ!面倒!」
櫻子「…」
櫻子「うーん…」
あかり「あっ、櫻子ちゃん。偶然だね~。デパートでお買い物?」
櫻子「…」ジー
あかり「さ、櫻子ちゃん?」
櫻子「お団子とか喜ぶかな?」
あかり「え?」
………
ガララッ
櫻子「喜べっ向日葵っ」
向日葵「はぁ…家に来る時はベルを鳴らして欲しいですわ…」
向日葵「…で、なんの用ですの?」
櫻子「えへへ~。じゃーーーん」
向日葵「え?花束?」
櫻子「ふふーん。綺麗でしょ?」
櫻子「『花より団子』って事で、綺麗な花ばかりを選んだの」
向日葵「え?団子?えーと、何これ?」
櫻子「はぁ?プレゼント!プレゼントに決まってるじゃん!」
向日葵「え?櫻子が?私に?」
櫻子「あたりまえじゃん!ったく、頭までおっぱいになったか!?このおっぱいヘッド!頭ぼいーん!」
向日葵「はぁ…相変わらず意味がわかりませんわ…」
櫻子「なんだと!!」
向日葵「でも、ありがとう櫻子」
向日葵「こんなに綺麗な花束…。ふふっ。櫻子がこんな女の子らしいプレゼントを…ふふっ♪」
櫻子「なんだよ…文句あるの?」
向日葵「いいえ。素直に嬉しいんですのよ」
櫻子「ふふん。まぁ、さすが櫻子様ってところだよね」
向日葵「ふふっ。そうですわね」
櫻子「…なんかムカつく」
向日葵「まぁ、それよりご馳走を作りましたの。食べます?」
櫻子「食べる♪いやー向日葵が黒毛和牛の焼き肉を作ってくれるなんて、太っ腹だなー」
向日葵「乙女にむかって『太っ腹』とかー櫻子ったらー♪」
櫻子「あははははははー♪」
向日葵「次は容赦しませんわよ?」
櫻子「…はい」
向日葵「まぁ焼き肉ではありませんが、ほら家にあがって」
櫻子「おっけー」
スタスタスタ
櫻子「あっ、そうだ」
向日葵「ん?どうかしましたの?」
櫻子「向日葵!誕生日おめでとう!」
向日葵「ふふっ。ありがとう櫻子」
櫻子「私の誕生日も忘れず祝えよっ」
向日葵「はいはい」
向日葵(ったく、私があなたの誕生日を忘れるなんてありえないですわ)
「ハッピバースデー トゥーユー」
「ハッピバースデー ディア ひまわりー」
「ハッピバースデー トゥーユー」
\パーンパーン/
\パーンパーン/
「向日葵ー誕生日おめでとーーー♪」
終わり
これにて終わりになります。
読んでくれてありがとうございました!
また、機会があればよろしくおねがいします!
あと、向日葵ちゃんお誕生日おめでとう!
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