戦刃「ええと…盾子ちゃんの言ってたカラオケボックス…ここだ」
戦刃「カラオケって入るの初めて、かも」
戦刃(それにしても盾子ちゃんが遊びに誘ってくれるなんて…嬉しい…)
戦刃「一番奥の部屋だっけ…」
戦刃「盾子ちゃん、来たよー」ガチャ
戦刃「…!?」
江ノ島「おっそーいっ!約束の時間ピッタリに来るとか何考えてんの!?」
江ノ島「アタシも苗木もとっくに待ちくたびれちゃってるんですけどー!」
江ノ島「ねー苗木ー?」
苗木「うぅ…」
戦刃(…苗木くん!?)
戦刃(な、苗木くんが、)
戦刃(エプロンドレスに犬耳カチューシャつけて、)
戦刃(盾子ちゃんの靴を舐めてる…)
江ノ島「オラ犬、ご奉仕のセリフ忘れちゃったの?」ゲシ
苗木「はいぃ…ボクみたいなクズのド変態に盾子様のお靴を綺麗にさせていただけてるなんて最高の幸せです…」ペロペロ
江ノ島「ん!哀れっぽさが漂う今にも泣きだしそうな声色はナイス!」
江ノ島「でもただセリフを読み上げればいいってもんじゃねーんだよっ!」
江ノ島「もっとエロい息遣いで靴を嬉しそうにしゃぶりながらしゃべれ!やり直し!」
苗木「うぅ…ボクみたいなクズのド変態にぃ…」ペロペロ
戦刃「い、一体何が」
江ノ島「はーっ絶望的に察しが悪いねお姉ちゃん」
江ノ島「どっからどうみても『苗木の弱味を握って奴隷にしてる』って図でしょうが、言わせんな恥ずかしい」
戦刃「どうしてそんなことに…?」
江ノ島「ははーんそう来ると思ってたよ、ホントお決まりのセリフしか吐けないんだねぇ」
江ノ島「まぁそんな残念なお姉ちゃんの為に説明してあげるとねぇ…『かくかくしかじか』ってことだよ」
戦刃「えっと…全然わからない」
江ノ島「はぁ!?これ一語で伝わらないとかアンタホントにフィクションのキャラクター!?」
江ノ島「もういい、苗木、アンタが説明しな!」
苗木「うぅ…実は昨日…」
苗木(あ…あれ?)
苗木(教室にノートを忘れるなんて…今日の復習に必要だから取りに戻らないと)
ガラ
苗木「誰もいないな…まぁ当たり前だけど」
苗木「ええっとボクのノートは…あった!」
苗木「何だか誰もいない教室って不気味だな…早く戻ろ」
苗木「…!」
苗木「あ、アレは…!」
舞園「あれ…?体操服が見つからない…」
舞園「確かに持ってきたハズなんですが…教室に忘れてきたのかな…」
舞園「明日も使うし取りに戻らないと」
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