花子「櫻子のたまご粥また食べたいし…」(170)

花子「こうなったらわざと風邪ひいてやるし」

みたいなのはよ

早くするで御座る拙者顔をテカテカにして待っているで御座るよ

                .-─- 、
               . ´..:.:.:.:.:.: ´:. : .\
          /..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.ヽ_

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         /{.-┴- i i ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:///{'
       .´ 丶'   `ヽヽ.:.:./マァァ77////
.       ,′´   ヽヽ i i/  }廴////
      i       i i | !ヽ  { 廴/   はやく書いて下さいお願いします
.       ! li | |  li | | ト{_人  ,}_/
       jハ{ | |  !l !リ<¨ __ノ
       ゝミL辷jムノ<¨´

ガララッ

花子「・・・・・・」

ザバザバ ドポドポ

花子「・・・・・・っ!」チャプン

花子「・・・ゆっくりゆっくり」


ヒヤー


花子「~~~~~~っ!!」

花子「冷たっ・・・でも、これで確実に・・・」

花子「ほっ!」


ザパーン

~大室家・櫻子の部屋~

撫子「・・・いつまで寝てんの櫻子、ほら、遅刻するよ」

櫻子「すぴー」

撫子「ほら」グラグラ

櫻子「・・・んー。むふふ」

撫子「チッ」カコカコ



スッ


櫻子「・・・むにゃ。」

ドゴォアッ

櫻子「ぴぎゃーーーーっ!!!!」ガバァ

櫻子「・・・へっ?なになに!?ね、ねーちゃん!?」

撫子「下に餌、置いてあるから。勝手に食べな」

櫻子「っつー・・・。着メロ大音量で起こさないでよっていつもいってんじゃん・・・!」

撫子「起きないあんたが悪い。じゃ、私先に行くから」

櫻子「・・・あーはいはい、わかりましたよーだ」

~居間~

櫻子「・・・ったくさー、もっとやり方があるでしょーに」

花子「」もむもむ

櫻子「ふぁぁぁ・・・。おはよー」

花子「・・・おふぁよーふぁひ」

櫻子「ねぇ、聞いてよ花子様ぁ。お姉さまったらねー・・・」

花子「・・・どうせ桜子が悪いし」

櫻子「なっ!?」

花子「」ごくごく

花子「御馳走様。花子ももう行くし」スクッ

櫻子「えっ、もうそんな時間!?」

花子「・・・ん」スッ

櫻子「のわっ!?・・・ハムッハフハフッムシャッ!!!」ガツガツ

花子「うわぁ」

櫻子「んくんく・・・ぷはっ!よし、行くよ花子様!」ガタッ

花子「・・・う、うん。あ、櫻子、ほっぺ」スッ

櫻子「ん?ありがと」

~玄関~

櫻子「んしょ、よしっ。ほら、行くよっ」

花子「ち、ちょっと待つし・・・っ!へくちっ」

櫻子「お?風邪?」

花子「う、うん。少し・・・」

櫻子「そっかー。・・・ん」コツ

花子「あぅ」

櫻子「んー・・・少し熱いなぁ。大丈夫?」

花子「・・・・・・うん」

櫻子「ふむん・・・」

後は任せたで御座るよ

櫻子「熱はビミョーだけど・・・私なら・・・うーん」

花子「だ、大丈夫だし・・・学校いこ?遅刻しちゃうし」スクッ

ヨロッ

花子「・・・う」ペタン

櫻子「花子!?・・・今日は無理だなこりゃ」

花子「・・・うるさいし、行けるし」

櫻子「わーったわーった。ほら抱っこするよ?」

花子「・・・・・・」

櫻子「ほっ」

櫻子「・・・軽いなぁ、花子様は」

花子「・・・早く下ろすし」

櫻子「馬鹿言ってんなよ、こんな状態でお外出せますか」テコテコ

花子「さっきは、わかったって・・・」

櫻子「あれ?嘘」

花子「・・・なっ!」

櫻子「はいはい動かない動かない。運びにくいよー」

花子「・・・」

~花子の部屋~

櫻子「・・・向日葵?ごめん、今日休む。うん、うん、花子が風邪引いちゃってさー」

櫻子「ねーちゃん行っちゃったし、親も仕事だし」

櫻子「・・・ありがと、じゃあね」ピッ




花子「別に一人でも平気なのに・・・」

櫻子「ばーーーーか。着替えてな、ほらっ」パサ

花子「・・・む」

櫻子「学校連絡してくるから」

スタスタ

花子「・・・・・・」

花子「・・・・・・う、く」ヨロッ

プチ

プチ

プチ

・・・プチ

花子「・・・はぁっ」パタッ

花子「か、身体がダルくて上手く脱げない、し」ハァハァ

花子「やり、すぎた・・・し」

花子「絶対・・・熱、上がってるし・・・」

花子「・・・・・・う」



スタスタ



櫻子「おーい、薬持ってきたよー・・・・・・っとおわっ!?」

櫻子「だ、大丈夫か?」

花子「はぁ、はぁ・・・」

櫻子「あーあ・・・、こんな中途半端な脱ぎ方して・・・」イソイソ

櫻子「ほら、ばんざーい」

スッ

櫻子「そのままねー・・・はい、終わり。じゃあ下・・・はい、腰浮かして・・・」

スルッ

櫻子「パンツも取るからなー」

スルスルッ

櫻子「はい、腰浮かしてー・・・・・・・・・はいおしまーい」

櫻子「こっち向いて」

プチプチ

櫻子「ん。寝て良いよ」

書くの早い
素晴らしいと思います

櫻子「・・・寒くない?」

花子「・・・うん」

櫻子「そっか、良かった」

花子「・・・」

櫻子「・・・」

花子「へくちっ」

櫻子「はい、ティッシュ」

花子「あ、ありがとう、だし」チーン





ピピッ

花子「はぅ・・・」

櫻子「どれどれ・・・?ほら、高くなってきた。私の言う通りにして良かったろ?」ニカ

花子「・・・うん」

櫻子「これ、飲んで暫く寝てな。テレビ持ってこよっか?好きなの見なよ」

花子「・・・いいの?」

櫻子「病人特権病人特権っ」

ズルズル カチャカチャ

櫻子「おし、映った。何が見たい?」

花子「・・・え、えっと」

櫻子「おいおい、見たいのないのかい?櫻子様の細い腕が泣いているよ?」

花子「・・・・・・ャロ」

櫻子「?」

花子「リトル・チャロがいい・・・」

櫻子「教育?」

花子「・・・うん」

  , -‐‐‐ 、 、. ヽ

   r  (;;;;;;)   ` ゙ヽ、
    j        O  r‐.::、
   {  ,_       }:::::::ヽ

   ゙    `ー     {::::::::ノ
    `ヽ、,       イ` ̄
       l二`"_Qコ
   _rl  /_(:)   , } 
   ヽ_v'::) )  r" イ
     `‐-ゝヽJヽ-'

櫻子「えっとー・・・あ、これか。わぁ!すっごい可愛いじゃんっ」

花子「・・・・・・わぁ」

櫻子「・・・へぇー、花子様、結構可愛いのお好きなんだねぇ。教育なんて見ないし!って言ってそうなのに」

花子「う、うるさいし・・・」カァァ

櫻子「好きなの?」

花子「たまに、見るくらい、だし・・・」

櫻子「ふーん」ニヤニヤ

花子「・・・うー」

櫻子「それにしても・・・英語か・・・」

花子「馬鹿な櫻子にはうってつけだし。チャロに膝まづくがいいし」

櫻子「に、にゃにおう・・・」

花子「けほんっ・・・・・・ふんっ」

櫻子「・・・ま、いいや。じゃあ私行くね」スクッ

花子「・・・え?」

櫻子「一人の方が良いでしょ?」

花子「あ、いや・・・」

拙者、湯あみ故良かったら誰か後は任せたで御座るよ

落としてもらっても構わないで御座るよニンニン!

それではドロン!

汚いなさすが忍者きたない

撫子が出てこないのが不満

>>61
ミガワリ(゚∀゚)ハケーン

俺もそんな気がする
だけど信じてる

櫻子「んじゃ私部屋にいるから、なんかあったら呼んでねー」

花子「ま、待って!」グイ

櫻子「ん? もしかしてまだなんかしてほしいこととかあった?」

花子「ち、違! …わなくもないというか」

櫻子「?」

花子「えっと…えっと…」アセアセ

櫻子「…ははーん? 花子、お前もしかして…」

花子「な、なんだし」タジ

櫻子「一人じゃ寂しいから一緒にいてほしいんだろー?」ニヤニヤ

花子「は、はぁっ!? そんなわけないし!」

櫻子「そんなバレバレの嘘つくなよ。お姉さまにはまるっと全てお見通しなんだからさ」ニヤニヤ

花子「ぐぬぬ…」

櫻子「一緒にいてほしいならーいてやってもいいけどぉー」

およよ、変わってしまったで御座る・・・

とりあえず④

>>75
おう早くしろよ

櫻子「ちゃんとお願いしてほしいなー」ニヤニヤ

櫻子「『櫻子お姉さま、どうかこの私めと一緒にいてくださいませ』って具合にさー」ドヤァ

花子「む、むかつくし…!」

櫻子「嫌ならいいんだよ?」

花子「くっ…さ、櫻子お姉さま、どうかこの花子めと」

櫻子「……」ニヤニヤ

花子「い、一緒に…って言えるかー!」ウガー!

櫻子「うわっ!?」

花子「櫻子のバカ! アホ! マヌケ! 出てけ! 花子は一人でも大丈夫だし!」グイグイ

櫻子「ちょ引っ張るな服が伸びる!」

花子「そぉい!」ブン

櫻子「あたっ」ドサッ

花子「櫻子なんてもう知らないし! どっかいっちゃえ!」バタンッ

櫻子「いったた…なんだよ花子のヤツ、せっかくの私の厚意を…!」

櫻子「あーもう花子なんて知るか! あんなヤツ一人寂しく教育を見てればいいんだ!」ズカズカ…

花子「…行っちゃったし」

花子「! げほっごほっ、うー、動いたらさらにしんどくなったし…」

花子「うぅ…」モゾモゾ

花子「…さっき素直にお願いしていれば、櫻子とケンカせずに…」

花子「いやいや! あんなセリフ言ったら櫻子が調子付いちゃうだけだし!」

花子「そう、これでよかったんだし…」

花子「風邪が、治ったら…撫子おねえちゃんに頼んで…おしおき…」

花子(あ…たまご粥…)

花子(ケンカしちゃったから…櫻子、つくってくれないだろうな…)

花子(残念…だし…)スゥ

花子「すぅ…すぅ…」

――子、花子

櫻子「花子起きろ! お昼だぞ!」

花子「んぁ…?」

櫻子「やっと起きたな、調子はどう?」

花子「さ、くらこ? なんで…」

櫻子「なんでってなにが?」

花子「だってさっき…」

櫻子「? まあいいや。それよりもお昼ご飯だ! 花子、食べられる?」

花子「え、あ、うん。食べられるし」

櫻子「よし、じゃあ今持ってくるからちょっと待ってろ!」タタタ

花子「櫻子…」



櫻子「ほい、櫻子様特製たまご粥! たーんとお食べ!」ドーン

花子「前よりお鍋が小さいし」

櫻子「二回目だからね、加減の仕方もわかるよ。ほい、こんくらいでいいよね」

花子「うん…いただきます」パク

花子「…! 前のときよりおいしくなってる…」

櫻子「ふふーん♪ そうだろそうだろ、ほらほらもっと食べろ!」ドチャドチャ

花子「ちょ! まだ食べ終わってないのに入れるなし!」

櫻子「遠慮すんなし!」

花子「喋り方マネすんなし!」



花子「うぷ…た、食べ過ぎたし…」

櫻子「食べ過ぎちゃうほどお姉さまのお粥がおいしかったんだな? わかるわかる」ウンウン

花子「花子が食べ終わると同時にお粥を追加してきたくせによく言うし…! うっぷ」

花子「も、ダメ…ちょっと横になるし…」

櫻子「腹がいっぱいになったとたんに寝るとか赤ちゃんみたい」ニヤニヤ

花子「うぅ…横になってもお腹が苦しいし…」

櫻子「さすってやろうか?」

花子「別にいいし。 …それより」

櫻子「それより、なに?」

花子「…花子が寝るまで一緒に居てほしい」

櫻子「……」

花子「…ダメ?」

櫻子「…ダメじゃないよ、一緒にいてあげる」

櫻子「優しい優しい櫻子お姉さまに感謝しろよ?」ニヤニヤ

花子「うん、ありがとう櫻子」

櫻子「お、おう、わかればいいんだよわかれば」

花子「…ぷっ」クスクス

櫻子「な、何で笑うんだよ!」

花子「だって、いまの櫻子なんかおかしかったんだし」クスクス

櫻子「むう…」

花子「はぁ…」

櫻子「……」

花子「…花子、櫻子に謝らなきゃいけないし」

櫻子「謝らなきゃって…私、櫻子に何かされたっけ?」キョトン

花子「部屋から無理やり追い出しちゃったこととか」

櫻子「あーあれか、いいよ別に。寛大な私はあれくらいのことじゃ怒らないのだ」

花子(思いっきり怒ってたし)ボソ

櫻子「ん? なんか言った?」

花子「言ってないし。 …あと」

櫻子「まだ何かあるのか、さぁどんどん吐け。お粥の残りくらいなら出してやるぞ」

花子「いやもうお腹いっぱいだからいらないし」キッパリ

櫻子「お、おう」

花子「それで、もう一つ謝らなきゃいけないのが…えっと、じ、実は…」

櫻子「うん…」ゴクリ

花子「…は、花子、わざと風邪を引いたんだし!」

櫻子「えっ」

花子「だ、だから、花子はわざと風邪を引いたんだし」

櫻子「あ、うん。でもなんで?」

花子「え、と…い、言わなきゃダメ?」

櫻子「言わなきゃダメ」

花子「うー…さ、櫻子が」

櫻子「私が?」

花子「櫻子が作ったたまご粥を、もう一度食べたかったんだし…」

櫻子「は? それがわざと風邪を引いた理由?」

花子「そ、そうだし…」

櫻子「……」

花子「お、怒った…?」

櫻子「…はぁ、怒るわけないじゃん」ナデナデ

花子「あ…」

櫻子「まったく、頼めば作ってやったのに」

花子「…頼んだら調子に乗るからこういう方法をとったんだし」

櫻子「は? いつ私が調子に乗ったよ?」

花子「…『櫻子お姉さま、どうかこの私めと一緒にいてくださいませ』」

櫻子「う…いやあれは…」

花子「きっぱりと否定できないのが証拠だし」

櫻子「うぐ…」

花子「櫻子のたまご粥また食べたいし…」

花子「だから櫻子、材料よこせし」

櫻子「いやぁ…もう許してください…」

花子「今日はもも肉にするし」ザクッザクッ

櫻子「ぎゃああああ!痛い!痛い!」


こういうのを想像したし

花子「櫻子のたまご粥また食べたいし…」

花子「だから櫻子、材料よこせし」

櫻子「いやぁ…もう許してください…」

花子「早く卵産めし」クチュクチュ

櫻子「ああっ!卵でちゃうううううう!」ヌポンッ

花子「はぁ…櫻子と喋ってたらお腹がこなれて眠くなってきたし」

櫻子「そっか、じゃあ寝ちゃえ。起きたらきっと熱も下がってるだろ」

花子「うん…櫻子」

櫻子「ん?」

花子「部屋から追い出したときすごく怒ってたのに、何でたまご粥作ってくれたの?」

櫻子「あー…たしかに頭にはきたけどさ、病気の妹をほったらかしていい理由にはならないじゃん」

花子「…櫻子がこんなに優しいなら、花子一生病気でもいいし」

櫻子「いやいや、私はいつでも優しいでしょ?」

花子「いつも優しいなら人のものを勝手に飲み食いしないし」

櫻子「ぐぬぬ…」

花子「…いつでも優しいなら、花子のお願いなんでも聞いてくれるはずだし」

櫻子「いや、なんでもは…」

花子「え?」

櫻子「う…わ、わかったよ! お願い聞けばいいんだろ! さあ何でも言えー!」

花子「じゃあ、花子が寝付くまでずっと頭撫でてほしい」

櫻子「へ? そんなんでいいの?」

花子「そんなんでいいんだし。早くするし」

櫻子「お、おう…こんな感じ?」ナデナデ

花子「うん、その調子」

花子(櫻子の手、気持ちいい…)

櫻子「……」

花子(…もしかしたら)ウト

櫻子「……」ナデナデ

花子(櫻子のたまご粥が食べたかったんじゃなくて)ウトウト

花子(ただ、櫻子に、甘えたかった…だけ…だったの…か…も…)スゥ

櫻子「……」ナデ…

花子「くぅ…くぅ…」

櫻子「おやすみ、花子」

スタスタ

カチャ パタン

ここで終わらせてもスッキリだよ

ファイトで御座るよ忍者!

拙者もしもし故よくID変わってしまうので御座るよ


はよ

花子「えへへ、櫻子ー」ベタベタ

櫻子「花子、暑い…」

撫子「やけに花子と仲がいいね、櫻子」

櫻子「違う…花子が勝手にくっ付いてくるんだよ…」

櫻子「この前風邪引いてからずっとこんな調子で…撫子ねーちゃん、代わって…」

撫子「お断りします」

櫻子「そんなぁ…」

撫子「花子も、私より櫻子に甘えたいんだよね?」

花子「うん!」ニコニコ

撫子「…地味に傷ついた。ちょっと電話してくる…」

櫻子「ちょ、撫子ねーちゃん? ねーちゃーん!」

花子(櫻子お姉ちゃん、だーい好き!)



甘えんぼ花子様END

こんな時間までつき合わせてさーせんした
おやすみなさい

乙よくぞ最後まで・・・
感謝で御座るよ

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