男「やんでれな後輩に呼び出された」 (5)

後輩「私から誘ったというのに、待たせてしまって申し訳ありません」

後輩「もう焼くなり切るなり、先輩の気の済むよう滅茶苦茶にしてしまってください」

後輩「いや、それはそれでありのような……」

男「……僕も今来たところだよ。別に待ってない」

後輩「ああ、私の心に負荷をかけないようそのような気遣いをなさるとは、やはり先輩は素晴らしいお方です。生まれ持った器量が違います」

男「今来たところだってのは本当だよ。そうじゃなくても、待ち合わせには間に合ってるんだからそんなに謝らなくても」

後輩「いえ、しかし、先輩の時間をものの数分ながらでも無駄にしてしまったことには変わりありません」

後輩「そうです。待った秒数分だけ私を本気で殴ってください! それでおあいこということで……」

男「いやいや、色々おかしいから!」

後輩「足りませんでしたか? それなら私の上に乗って待った秒数分ジャンプするとか……」

男「も、もうそのことはいいからさ。それで、なんの用なんだい?」

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