咲「格闘技部?」(121)

京太郎「よぅ咲、咲って昔格闘技とかやってたか?」

咲「えっ...?昔少しやってたけど...、何で?」

京太郎「おぉ!そうかそうか、今はやってないのか?」

咲「...今は...ね、私格闘技ってあんまり好きじゃない...」

京太郎「...まぁいいや、ちょっと付き合ってもらうぜ」

咲「付き合ってもらうって...、って京ちゃん!どこいくの!?」

京太郎「へへ...ついて来れば分かるって」

京太郎「旧校舎の屋根裏に部室があるんだ」

咲「部室って何の...、『格闘技部』?」

京太郎「まま、とりあえず入れよ。ようこそお姫様」

咲「いや私、格闘技は嫌いだって...」

和「お客様...ですか?」

咲(ぅわ、きれいな子..)

和「原村和です。須賀くんこの方は?」

京太郎「あぁ新入部員の宮永咲、俺の幼なじみ」

咲(ポカーン)「...って新入部員!?、ちょちょっと京ちゃんどういう...」

久「あら、もう見つけて来たの?」

咲「生徒会長!?何で格闘技部に...」

久「正確には学生議会長ね。この様子...須賀くんちゃんと説明したの?」

京太郎「すまん、咲!一生のお願いだ!格闘技部に入ってくれ!!」

咲「えっ..?えっ..?、そんな急に言われても...」

京太郎「頼む咲!部長の為にも、他の部員の為にも、そして何より俺の格闘技部、信頼獲得のためにも!!」

咲(えーー)

久「...この部は去年まで、二人しか部員がいなかったの。でも今年三人も新入生が入っ
てくれたわ、だけど一人が男子...しかもマネージャー志望ときてるわ。このままじゃ...」

京太郎「このままじゃ、大会に出られないんだよー!!」

咲「大..会..?」

久「そう、毎年行われてる全国女子武道会よ!」

和「でも大会に出るには、必ず5人一チームじゃないといけないんです」

久「まっ、個人戦ってのもあるにはあるんだけど...」

京太郎「それでマネージャーの俺の初仕事が、新入部員の確保ってわけだ。てなわけで頼むー!咲!」

咲「...そんなこと、急に言われても、私..格闘技は...」

久「...そう..わかったわ」

京太郎「部長!」

久「それじゃあ、幽霊部員でもいいから入ってくれない?大会に出るためにもど
うしても5人必要なの。最悪、大会には須賀くんを出すから」

久「最悪の場合よ。時間はまだあるし他を当たってみましょう。だからそれまででもいいの、格闘技部に入ってくれない?」

咲「はぁ...まぁそれなら...」

久「ほんと!ありがとー!!」

咲「うわっ、そんな抱きつかなくても..」

咲(んっ..この人...)

久(あらっ、この子...)

京太郎「...?どうしたんですか?部長も、咲も」

久「...いえ、何でもないわ。それよりも、須賀くんは新入部員を探してきなさい。幼なじみなんて特権使わずにね。」

京太郎「...はーい..」 トボトボ

久「あー全国でもバリバリ戦える子ね。クマ倒せるくらいの」

京太郎「そんな子普通いませんよ!」

久「さて、それじゃあせっかく来てくれたんだし、このあと見学していかない?」

咲「...えっ?」

久「か・く・と・う・ぎ・ぶ」 ニコッ

咲「はいっ...(早く帰りたいんだけどなぁ)」

久「もうそろそろくると思うんだけど...、あっ、来たわ。」

まこ「いやーすまんのう、遅れてしもうて」

優希「優希ちゃん参上ー、だじぇ!あれ?見知らぬ顔がいるじょ」

まこ「おぉ、新入部員か?」

久「まぁ一応ね、それじゃあみんな着替えてきて」

和「分かりました」

グラップラー咲

久「ほらっ、宮永さんも」

咲「えっ!私もですか!?私は...」

久「一応よ、一応よ。昔はやってたんでしょ?みんなはそれように着替えると思うけど、宮永さんは取りあえずジャージでお願いね。」

咲「はい..(なーんか乗せられてる..)、かいち..部長は着替えないですか?」

久「私?私はいいのいいの」

咲(制服のままで練習するのかな?)

久「あっそうだ、一応聞くけど宮永さんは昔なんの格闘技をやってたの?」

咲「...私は...」

更衣室


コンコン
咲「お邪魔しま、あっ..す」

和「あっ、えっと..宮永さん、でしたよね?」

咲(ボーっと)「...あっ、はいぃ!宮永咲ですよろしくお願いします」ペコリ

咲(すごいよー、美人なだけじゃなくスタイルも抜群だよー、ボンキュッボンだよー、とくに胸なんか...)(やっぱりボーっと)

和「...あのぅ、宮永さん?...」

咲「...はっ!すっ、すいません!メロンとスイカのこと考えてたら...じゃなくて!」

優希「ほほぅ、そこに目をつけるとは、嬢ちゃんあんたできるね!」

まこ「またあんた..はいったい何を言うて...」

階級性やろ

ちょっと参考画像が必要ですね・・・

優希「おっと、自己紹介がまだだったな。私は片岡優希、咲ちゃんやのどちゃんと同じピッカピカの一年生だじぇ」

まこ「で、わしが二年の染谷まこじゃ。一応先輩ってことじゃな」

咲「...宮永咲です、よろしくお願いします。」

まこ「いやーでも、ほんまに助かったのお。これでわしら清澄格闘技部も、堂々と大会にでれるというわけじゃ」

和「染谷先輩、彼女は...」

久「みんなー、まーだー」

優希「部長がお呼びだじぇ」

まこ「それじゃ、急ぐかの」

>>21
探してみたら凄まじいものがあったwww
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和「あっ!、あの...」

咲「いいよ、原村さん自分で言うから」

和「宮永さん...、あの宮永さんはやっぱり格闘技部に入るのは...」

咲「うん...、ごめんなさい。私格闘技あんまり好きじゃないんです。」

和「そう..ですか...」

和(あんまり好きじゃない、っか...) グッ..

和「..私たちも急ぎましょうか」

咲「...はい」

咲(...自分のせいとはいえ気まずい。...そういえば、みんなは何の格闘技なんだろ?染谷先輩は柔道着を着てたけど、原村さんと片岡さんは...レオタード?)

部室

久「よしっ!それじゃあ、みんなそろったわね」

まこ「部長、それで今日の練習はどうするんじゃ?」

久「そうね...取りあえず、まこと和は新技の練習の続きよ」

和「よろしくお願いします」 ペコリ

まこ「てことはわしは受けかぁ、あれはかなり堪えるんじゃがの...、まっこれも先輩の仕事か...」

優希「部長ー、私わー?」

久「優希は咲と練習よ」

咲「?!」

咲「ぶっ、部長!私はっ..!」

久「あらー?いいじゃない?折角着替えたんだし?」

咲「これはっ!...でっでも、部長がいるじゃないですか!」

久「でも私着替えてないもの、制服のままじゃあ戦えないわ」 ニコッ

咲(ハッ、ハメられたーー!!)

久「でもこのままじゃ、優希は一人ぼっちで筋トレかしら」 パチパチ(アイコンタクト)

優希「...!、...ああ~このままじゃあ、私はぼっちだじぇ~。きっとこのまま一生ぼっちで、便所飯しながら生きる、寂しい人生なんだじぇ~(棒)」

咲「あっあぁ...、片岡さん...」

優希「...優希でいいじぇ」

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咲「あっ...あのぅ、ゆっ..優希ちゃん....」

優希「なんだじぇ!」 お目目キラキラ

咲「すっ、少しだけなら、練習..付き合って..あげ..」

優希「ほんとか!咲ちゃんはやさしいじぇ~!」

久(よっしゃ!)ガッツポ!

咲(はぁ~...何でこんな事に...)

久「それじゃあ早速だけど、実戦形式で行くわよ」

咲「実戦ですか!?」

久「そんなに強ばらないで、スパーリングみたいなもんよ。もしなにか危ないことがあったら、私がすぐに止めるわ」

咲「はぁ..(何かあってからじゃ、遅いじゃないのかな..?)」

久「まっ、取りあえず一度やって見ましょう。咲、ちなみに優希の格闘技は...」

優希「いくじぇ!咲ちゃん!私の格闘技はメキシコプロレス!それすなわち...ルチャリブレ!!」 トリャー!

咲「いっ!...、いきなり!?」

久「...あー優希?ちなみに咲の使う格闘技は...」

咲 スッ...

優希「えっ?」

クルッ バタン!!

優希「!?、っん~~!!」

久「...合気道よ」

久(...それにしてもすごいわ...向かってくる優希の足を払い、浮いたところから一回転して叩きつけた...、まさに達人技ね。あんなのマンガでしかみたことないわ)

優希「いった~い!!何が起こっただじぇ!?」

咲「...あっ!ごめんねっ!優希ちゃん!とっさのことでつい思いっきり...大丈夫!?けがしてない?ほんっとにごめん!!」 ペコペコリン

優希「だっ、大丈夫大丈夫!ちょっと驚いただけだじぇ。それに私の体は結構がんじょうなんじょ!」

優希「しか~し、このままじゃいかんじぇ!こうなったら奥の手をつかうじょ...」

咲「奥の手!?」

咲(優希ちゃんがレオタードの中をゴソゴソしてるよー。まさか凶器!?栓抜きとか、メリケンサックとか...どうしよーー!?)









咲「...タコス?」

優希「すぁわきちゃん!!これが何に見えるかな?」

咲「えっ...、タコス?」

優希「そうこれはタコス!でもただのタコスじゃないじぇ!これを





...頭からかぶる!!」

咲「えぇ!?(...あっ、なんだマスクか)」

優希「じゃきーーん!!タコスマン参上だじぇ!!!」

久(タコスウーマンではないのかしら?)

タコスマン「こうなった私の超人パワーは、53万道力だじぇ!!」

咲(ごちゃ混ぜだよぉ...)

久(道力なんてみんなおぼえているのかしら)

タコスマン「今の私は、完全なるルチャドーラ!いくぜ咲ちゃん、食らえローリングソバット!」

咲「!!」

久(さぁ次は、どうでる!?)

咲「くっ!」 ガード

久 タコスマン「!?」

久(何故?どうして、何故さっきのように投げないないのかしら?)

タコスマン「ふっふっふっ、咲ちゃん!どうやら私の本気に、ガードするのが精一杯のようだじぇ。一気にたたみかけるじぇ!!」

久(もう!スパーリングだって言ったのに、怪我でもしたらどうすんのよ!適当な所で止めなくちゃね...)

数分後

タコスマン「はあ、はぁ、はぁ、はあ..んくっ、はぁはぁ」 汗ダラダラ

咲「...」

久(あれから咲は優希の攻撃を捌くだけ、自分から攻撃にも行かない...合気道だから?それにしても...)

久「はい!そこまで!スパーリングしゅ~りょ~う!」

マスクポイッ 優希「つがれたじぇ~~」 はぁはぁ

咲「ありがとうごいました」 ペコリ

久「二人ともお疲れ様。だけど優希はもっとスタミナをつけなきゃだめよ」 ニコッ

優希「りょ、りょ、了解、だ、だっ、だじぇ~」 ぜぇぜぇ

和「....」

久「あらっ?そっちはどうしたの?」

まこ「いや~和の新技が、なかなか上手くいかんくての。ちょっと見てもらおうかと話しとって...」

和「宮永さんちょっと...」

咲「はっ!はいっ!」 スタスタ

まこ「?どうしたんじゃあの二人?」

久(和は気づいたようね)

久「...ちょっと私も行ってくるわ。優希のことよろしくね」

まこ「喧嘩やったらちゃんと、とめえや...さて、優希大丈夫か?」

優希「みみ、みみどぅ、みじゅぅ」 パタッ

更衣室


和「...さっきのは何ですか?」

咲「えっ…、優希ちゃんとのスパーリングのこと?...すっ、すごいよね!優希ちゃん。小さい体を目一杯使って、スピードもあるし、パワーもすごかったよ!私ガードするのが精一杯だったよぅ...」





壁ドンッ! 咲 ビクッ!


和「...そうじゃないですよね、宮永さんさっきのスパーリング、手を抜いていましたよね?」ギロッ


咲「わっ、私はっ、そのっ、あっ合気道って護身用のものだし、そもそも試合とかしないから、攻撃とかわかんなくって...」



久「だけじゃないわね」

咲「!?」

和「部長..」

久「これは、理由だけじゃないわ。あなたが手を抜いた理由いくつかあるんでしょうけど、それだけじゃない...。




.......あなた他の格闘技の心得もあるわね。」


咲 和「!?」


和「やはり、そうでしたか....!」 ギリッ..!

咲「...」

和「おかしかったんです、私がスパーリングを見たのは途中からでしたが、途中何度か、優希には大きな隙ができていたんです。けれど宮永さんは...」


久「攻撃しなかった」


和「...はい、そして見えたんです。宮永さんが、自分の体が反応してしまった攻撃を自ら止めているのを...!!」


咲「!!...」


和「動きにしてほんの数ミリ、でも私の目はごまかせません。宮永さんは出そうとした拳をもどした!!」

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咲「そんな..、見間違いじゃあ…」

和「絶対に見間違いなんてあり得ません!!」


久「私からもひとついいかしら。私さっきあなたに抱きついたわよね?その時思ったわ。これはそんじょそこらのスポーツ少女の体つきじゃない、って。




そう、あれはまさに鮮麗された格闘家の体よ!!」

咲「わっ...、私は...、」


和「部長、宮永さんと試合をさせてください

咲「!!」

久「試合?スパーリングじゃなくて?」

和「はい。お願いします」

咲「えっ!?ちゃんとま...」

和「宮永さん。私はあなたを許せない!!」

咲「!、ごっ、ごめんな..」 ペッ..

和「謝らなくて結構です!!あなたは私の友達を侮辱したんです!!
よりにもよって格闘技が好きでもないあなたに!
勝ったらあの子が気落ちするとでも思いましたか!!

優希はそんなヤワな子じゃありません!!!」

咲「...!!」

久「..和、少し落ち着きなさい。」

和「っ!...すいません取り乱しました...」 はぁはぁ

久「...いいわ。試合をしなさい。そのかわり無制限一本勝負よ。レフェリーは私がやるわ。咲もいいわね?」

咲「..はい...分かりました」

久「それじゃあ、リングに移動しましょう。ちょうど和の新技練習用にだしてあるし...」

和「私はあなたを絶対にゆるさない!」





咲(...格闘技が好きでもないあなたに、か....)

リング

まこ「いったいどうしたんじゃ?急に」

優希「部長、これって...」

久「えぇ、試合よ。正式なね」

咲「原村さん、私...」

和「戯れ言は結構です。ゴングお願いします!」

久「まこ、頼むわ」

まこ「全く後で説明しんさい。二人とも、怪我だけはしんように」

咲 和「....」


まこ「はぁ、全く...」 ゴング\カーン/

和 シュッ!

優希「おお!のどちゃんいきなりいったあ!」

まこ「さすがにスピードは天下一品じゃの。そのままラリアットか!」

咲 キュキュッ! ガバッ!

まこ「おお!そのまま投げた!」

咲 「!?くっ..」

優希「のどちゃん腕を捕まえてるじぇ!そのまま着地して投げ返した!咲ちゃんダウン!!」

和「一気に勝負をつけさせてもらいます!!」

まこ「あ、あれは!?」

まこ「ジャイアントスイングじゃ!!」

咲(..目がっ...!)

和「だりゃあ!!」

まこ「そのままロープに投げた!反動でかえってきてぇ...」

優希「かえってきた咲ちゃんを...、ラリアッーート!!」(他意はない)

咲「がはっ!」 バタッ!

和「はぁはぁ...まだです!!」

まこ「!?なん...じゃと...」

優希「二回目のジャイアントスイング...!」

残像だ

わろた

まこ「部長、これは危険すぎる!」

優希「そうだじぇ!咲ちゃん死んじゃうじぇ!」

久「二人は黙って見ていなさい!!」

まこ 優希「!?」ビクッ

久(咲...あなた...、私今あなたが少し...)

まこ「上空に投げた!」

和「行きます!私のフェイバリトホールド!!」

まこ「まさか、あれは!」





優希「SOA!」

そんなオカルトありえません!

ガシッ!!

優希「上空の咲ちゃんを掴んだ!!あれはまさにSOA!」

まこ「またの名を五所蹂躙絡み!!」

優希「そしてまたの名をキン肉..!!」
和「エスッ!オォー!!エエーーェー!!!」


久「決まるわ!!」

ドガアアンッ!!

咲「ぐうっ..!、がっ、はぁっ..!!」 バタン


和「はぁはぁ...、私の...はぁはぁ、

 勝ちっ...はぁはぁ、

 ですね...はぁはぁ」

久「.....そのようね..、勝者!原村のどっ..!!」

咲「...」 フラッ..ユラリ

和「そんな...はぁはぁ、SOAくらって立っているなんて...はぁはぁ」

まこ「嘘じゃろぉ...」

優希「化け物だじぇ...」ガクブル


久(...そして咲..、どうしてあなたはそんなにボロボロになりながらも...)





和 優希 久 まこ((((笑っているの?!))))
咲 ニコッ

咲「...あっ...ごめんなさい...、私今..笑ってましよね?...」 ボロッ..

和「あっ、あっ、あっ、あなたはいったい何なんですか!?」 ガクブル

咲「......原村さん...、私もね....ちっさい頃はね...格闘技が大好きだったの....」

和「!?...、それじゃあどうして...?」

咲「うん...私の家族はね、格闘技のせいでバラバラになっちゃったの。...特にお姉ちゃんとは、もう何年も会ってないし、会話さえしてない...」

和「...」

咲「そしたら、そんな家族をバラバラにした格闘技がどんどん嫌いになっちゃって...。

でもね今日気づいたの、原村さんや優希ちゃんと勝負して...、



私やっぱり格闘技が好きなの!!!」

和「宮永さん...」

ッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!

咲「原村さん私が攻撃しない言ってたよね?でもね、今まで自分で攻撃を我慢しようとなんて思ってなかった、今日言われて初めて気がついたんだ。


私...今闘いたいって、思ってる!勝ちたいって..!!

だからっ...だから私!...この勝負勝つよ!!!」

和「!!、...分かりました!私も..勝ちたいって思うこの気持ち....!

宮永さんに負けていません!私が勝ちます!!!」


久(熱いわねぇ~♪)ニコニコ

まこ(青春じゃの~) ぐすっ メガネクイッ

優希「....どういうとだじぇ?」 ポカーン


咲「原村さん!」
和「宮永さん!」



咲 和「いざっ...!


    勝負!!!」

数十分後


優希「二人とももう限界だじぇ...」

まこ「お互い死力尽くした闘いじゃのう...」

久(...恐らく次で決まる!)

優希「のどちゃんが、咲ちゃんを掴んだ!!」

まこ「そのままロープをつかって飛んだ!!」

久「!まさかっ、あれは!!



和「今度こそ、はぁ...決めます!!」 くわっ!!




優希 久 まこ「「「SOA!!!」」」

久「さっきよりも高いわ!!」


和「いきますよ!!エスゥ!オオォー!!エェ...」
咲「駄目だよ!!、原村さん!!」

和「宮永さん!?何をっ...!」

咲「...この技は...首のロックがあまい!!」

ガシュッ!!

優希「SOAが!」

まこ「破られた..!」



咲「いくよ!!原村さん!!!」

和「宮永さん!?ああぁっ!」

ガチッ!

ーーーーーーーーーーーーーーーー
回想

幼咲「咲く?おんなじだ!私の名前と!!」

照「そうだね、咲。お前もその花のようにーーーー」

照「強くーーーー」

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

咲「うおおぉぉぉーーー!!!」

和(くっ!抜けれない!!...)

咲(私も.....嶺に咲く.......花のように...ーーー)


咲「リンシャンカン!!エーーッジ!!!」

ドゴォオオオン!!


                     /  ⌒ヽ_ノ)_
                  {ーヒ三≧V/}∠三三≧_ノ
               、__ノ\三ミヽ>>∠彡イ三ノ三フ
                  `7彡三>'彡イ/ ト、ヽミ三ヽ三ミヽ__,
                /∠ //ノ/// ∧.トミヽミ三三≧( ̄´
              (ー<三彡イ// .//,/l//|l|ヽミ三≧、ミヽ} ,|
             >、// /_」LL」_{ { l/ |l|l/_」⊿」_ヽミ三ノ

             /イ / /イ/ノ//\l\|.u |/}l/ jノVミミ≧
              | {/| l //|/x==ミ\{ //彡=、.ムイ)}_,
              |/イト、l { ヽ ○ } `メ´ { ○ ノ|リノ彡′
.            `ー<彡仆ミ> ` ̄´  .::::::.. ` ̄´_ノイ{)}レ
            、_川ノリ{∧.     (_r ヽ)    ̄`7'トミリノ)
              ̄フ人_ヘ, U      `ニ′    /_ノK≦´
            、_ノイノ{. 「|ヽ,     ∠二>・   /|ミミ∧リノ
              ̄下、)ノl|  \   `ー' U /.|{{彡イ
.                _ノ彡イ|   \_   _/   |≦彡′
                ̄´ ノl|     :|  ̄ ̄  |:  ヘ_
                 //!    |      :|     \\
                //} }    ∨   /    廴| |\
        .-──<´| |_ノ,ノ.     ∨  ./     / /  `>──‐-、
      /         | |-────-、∨,/-───/ /           \
      /             \\        ̄    //                \

久「....決まったの...?」

まこ「今のフィニッシュホールドは、いったい...!?」

優希「のどちゃん...」


咲「はぁっはぁっはあはあ....、はーあはーあ...ぐっっ!」

咲(もうっ、限界っ...)



和 ムクッ


咲(!?まだっ....来るっていうの...!!) フッ...




和 フラフラッ  「あっ....」 バタン!

気絶

優希「のどちゃんが倒れた...」

まこ「ってことは....!」

久「勝者!みやながあっ!!.....あらっ?」


優希「咲ちゃんも気絶しちゃってるじぇ...」

まこ「部長、この場合どうするんじゃ?」

久「うーん...そうねぇ...、最後に技を決めたのは、咲だけどぉ、最後まで立っていたのは和だしぃ....この場合は...」

まこ 優希「この場合は!!」




久「.....引き分けでいいんじゃない?」 ニコッ

まこ 優希(えええええぇぇぇっーーーー!!)

約二時間後


咲「......はっ!、あれっ?私....、イッッ!」

久「あら、ようやくお目覚めね」

優希「咲ちゃんおっはよー!だじぇ!」 オーハー

まこ「全く..加減ってものを知らんかいのう..」 ヤレヤレ

和「宮永さん...」 ホッ

咲「....あっそっか...私、負けちゃったんだね」

和「いえ..最後に技を決められた私の負けです..」

咲「でっ、でも最初に倒れたのはわた....」

久「はーい!そこまで。勝負は引き分けよ。
 いいじゃないどうせ同じチームなんだし、どっちが強くっても。
 それより私お腹が空いてきたわ、みんなでラーメンでも食べに行きましょ。
 今日は私気分がいいから、おごっちゃうわよー」 ニコッ

優希「イエーイ!さすが部長、太っ腹だじぇ!」

まこ「ラーメンかぁ...、ワカメラーメンがあるとこがいいんじゃがのぉ...」

ワイワイガヤガヤ

咲「....」

和「...あのっ、宮永さん?...やっぱり、正式にうちの部に入りませんか?」

咲「えっ?」

和「今日宮永さんと闘っていて、私すっごく楽しかったんです。
 ...もちろんまたあんな手加減みたいな事をするのは絶対に嫌ですが、
 でも宮永さんにも色々事情があるみたいですし...(..私にも..)
 だからぁ!そのっ..私ぃ...もっと宮永さんと仲良くなりたいんです!!」 カッー!(赤面)

咲「原村さん....」 ポロッ

和「?!宮永さん!私なにかよからぬ...」

咲「...うんん..グスッ...私、原村さんにスッゴく嫌われちゃったと思ってたから...グスッ、
 だから...スッゴく嬉しくて...、これは嬉し涙だよ。ありがとう原村さん」ニコッ

ポッ 和「....いや、あの私は、そのっ、こっ、こちらこそありがとうございます」 カッー(赤面)

咲「?、それじゃあ..あの部長!」

久「んー?どうしたのー咲?」

咲「あの、私を正式にこの格闘技部に入れて下さい!!」

久「.....何を言っているのをあなたは?」




咲「えっ?!....」

優希「咲ちゃんはぁー、もう清澄格闘技部の部員だじぇ」

まこ「そうじゃ、咲がおらんかったら、大会にもでれんくなるしのぉ、5人目の清澄格闘技部の部員じゃ」

咲「えっ…、でも私ゆうれぇ...」

久「咲、あなたは今日ここにきて部活に入るといって、
 みんなと一緒に部活をしたわ。それでもあなたは自分が部員じゃないっていうの?」

和「...宮永さん...」 コクン

咲「原村さん...、みんなぁ...はい!よろしくお願いします!!」 ホロリ

優希「おかしな咲ちゃんだじぇ」

まこ「頭の打ちすぎかぁ?」



久(フフっ..)

優希「よーし!それじゃあ早速ラーメン食べにいこうじぇ~♪」

和「優希!ダメですよ先に部室を片付けないと!」

優希「ええぇ~そんなことしてたら、ラーメンが逃げちゃうじぇ...
   のどちゃんもお腹減ってるはずだじょ~」

和「ラーメンは逃げません!それに私はまだそんなにおなか..」 グウゥ~

まこ「...腹の虫は正直じゃの」 ククッ

(赤面)和「わわわわ、私だって人間ですお腹くらいなります!」

久「まぁまぁ明日は休みだし、また明日やればいいわ。ねっ?いいでしょ和?」

和「....今日だけですよ...」

優希「よーしそれじゃあ今度こそ出発だ~!....ん?どうしたんだ咲ちゃん?

咲「優希ちゃん..私今日、優希ちゃんと..」

優希「すぅわきちゅわん!!私からは一言だじぇ...次はまけないじぇ!」

咲「優希ちゃん...、うん!」


久「......よしっ!それじゃあみんな手を出して!!」

まこ「今度は何をするんじゃあ?」

久「いいからいいから、ほや早く早く!みんなも!」

まこ「んっ」

咲「はい」

優希「なんだじょ?」

和「...」

久「いい?私たちの目標は全国優勝よ!」 グッ

まこ「えらく大きくでたのぉ..」 グッ

優希「夢はでかい方がいいじぇ!」 グッ

和「やるからには全力です!」 グッ

咲「...でも私、この5人なら出来そう気がします!!」 グッ


久「..よく言ったわ咲、それじゃあ!私たちの目標は全国優勝よ!!いくぞーー!!えいえいおー!!」


「「「「えいえいおーーー!!!!!」」」」

まこ「ちょっとこっぱずかしいのう」 テレテレ

久「それくらいがちょうどいいのよ♪」ニコッ

久(まっ、当面の目標は県予選突破だけどね)


久「さぁラーメン食べにいくわよ~」

優希「のどちゃんはラーメンはじめてか?」

和「ラーメンくらい知ってます!」

咲「私もお腹空いてきた~何たべょっかな~?」



まこ「?、どうしたんじゃ?」


久「いや、なんか忘れてる気がするんだけど...気のせいね♪」

京太郎「くっそ~、クマを倒せる女子高生なんていねーよなー。
そもそも俺は女子格闘技なら、試合中にポ○リがあったりするんじゃないかっていう、
男の夢を追ってこの部に入ったのに~、このままじゃマネージャークビだぜ...
腹もへったし....あ~くそ早く部室帰りた~ぜぇ~!!」

                  完

夜遅くまで見てくださった方、代行スレの方、たくさんの保守本当にありがとうございます
初めてのスレ立て、初めてのssととても緊張しましたが、無事終わることが出来ました。
これから機会があればまた書いてみたいと思います。

それでは皆さんお疲れ様でした  ノシ

>>9
> 咲「うわっ、そんな抱きつかなくても..」
>
> 咲(んっ..この人...)



これはなんだったの?

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