「貴様は何をしにここに来た!」
「人類の勝利の役に立つ為です!!」
「それは素晴らしいな!貴様には巨人のエサになってもらおう!次、3列目後ろを向け!」
(…今年もやってるな)
(しかしみんな12歳くらいか…たまらんな)
(あのあどけなさ!キースにびくびくしてる感じがたまらん)
(…!?)
(めっちゃかわええのがおる!)
(派手すぎない整った顔!漆黒の烏の濡れた羽のような黒髪!白い肌!あの若干つまらなそうな子供みたいな表情がまたそそる!!)
「貴様だ貴様に言っている!貴様は何者なんだ」
「ウォールローゼ南区ダウパー村出身!サシャ・ブラウスです」
(…今年も変なのが数人いるようだな)
(そんなことよりあの子は…!)
(…寝てる。天使のようだ)
(オルゴールの音色が聴こえてくるようだ)
(ハッ!)
(しかしいかん。このままではキースにどやされてしまう)
(私が優しく脇腹をつついて起こしてやらなくては)
(あ、起きた)
(何だ、陽の光が眩しいのか?私の掌で覆ってやってもいいが…)
(すまんな、私にも立場というものがあってだな)
「本日はここで解散とする!!」
「「「はっ!!」」」
(こっちに来る!こっちに来るぞ!)
(姿勢が丸まってない!素晴らしい)
(胸部はまだ成長途中か…実に素晴らしい)
(近くにくると意外と背が高いな…まぁいい)
(名前だ…まずは名前を聞かなくては)
(特別に私が目をかけてやろう)
「お、おおおい!貴様、名前は何だ」
「ミカサ・アッカーマンです」ビシッ
(なんだこの声は!)
(想像より少し低いが…大人しそうな外見とマッチしている!何より近距離で見ると肌のきめ細やかさが一段と凄い)
「そうか。いや、もう敬礼は解いていいぞ」
「はっ!」
(…!?)
「…いや、もう一度してみろ」
(やはり!)
(無いように見えたが…着痩せしていただけか!)
(抑えられた胸部が若干へこんでいる!)
(眼福だ)
「いや、すまない。先ほど貴様は名を聞かれていなかったからな」
「私もここの教官の一人だ。座学で会うだろう」
「教官!自分はエレン・イェーガーです」
(ミカサ・アッカーマンか)
(なかなかいい名だ…覚えたぞ)
「では」
「はっ!」
「それからアッカーマン、人と話すときはきちんと目を合わせるように」
「はっ!」
(…上目遣い可愛い)
(背が高くて良かった!)
ここは第104期訓練兵ミカサ・アッカーマンちゃん(12)と変態教官が明るく楽しい訓練生活を送るスレです。
ではまた!
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