苗木「セレスさんが餃子の食べすぎでデブになってしまった」 (29)

セレス「むぐ…山田君、早く次のお皿を持って来なさいな」ボッテリ

山田「セレス殿…今更いうのも何ですが食べすぎでは・・・」

セレス「いいから早く持って来なさい」

苗木「山田君、これは一体・・・」

山田「苗木誠殿・・・実はですな・・・」

山田「セレス殿は一ヶ月ほど前から、『苗木君が振り向いてくれない』などと呟くようになりまして」

山田「同時にストレスからか餃子のやけ食いをするようにもなりましてな」

山田「かくゆう拙者も毎日何百個と餃子を作らされている次第なんですな」

苗木「なるほど、変だと思ったんだ。だって今の山田君・・・」

苗木「すっごい痩せてるもの」

山田「はい・・・餃子作りとは意外に体力を使うもので体重が半分ぐらいになってしまいましたな」スラー

山田「ほら、お腹の皮もこんなに余って・・・」ビローン

苗木「グロっ」

セレス「いつまでダベってんだラードォ!!!早く餃子持って来いっていってるでしょうがああああ!!!」

山田「は、はいいい!」

苗木「どっちがラードだよ」

山田「セレス殿のご所望する餃子の量は半端無いので、普通に作ってたら間に合わないんですな。だから・・・」スッ

苗木(おや?テーブルの上に餃子の皮に餡を乗せたものを何十個も並べ始めた。握ればいいのに・・・)

山田「フンッッッ!」ドン!

苗木「テーブルを叩いて餃子の生地が一斉に空中に!」

山田「はあああああ!!!!」パシパシパシパシパシパシパシパシ

山田「・・・・・・・・・・・・」

苗木「空中に浮遊してたのを全て握り切った・・・」

山田「後は揚げるだけですな」

山田「できましたぞセレス殿」

苗木「山田君もう超高校級の餃子職人にでもなればいいんじゃないかな」

セレス「遅すぎですわ。では頂きます」サラモチアゲ

苗木「え」

セレス「ンガガガガガガガガガガ」ザザー

苗木「皿から餃子を飲むように・・・!?」

セレス「んぐんぐ・・・」ムシャムシャムシャ

セレス「ふー。お粗末様でしたわ」

セレス「では食後にミルクティーを」ゴキュゴキュ

苗木「バケツサイズのティーカップ・・・・・・!?暴食ってレベルじゃないよ!!!」

セレス「あら苗木君、御機嫌よう」ニコリ

苗木「セレスさん、率直に聞くけど太ったよね?」

セレス「あら、レディーに向かって失礼ですわね。苗木君じゃなかったら本気で怒ってましたわよ」ムワアア

苗木「げほっ!!!オエ!くっさ!ニンニクくっさ!公害レベルだよ!」

山田「ひどい時には1日中食べてますからなあ・・・歯磨きしてないのかもしれませんぞ」

セレス「私太ってませんわ。苗木君が痩せすぎなだけですわ。少なくとも山田の豚よりはマシでしょう?」

苗木「いや、山田君はむしろ痩せてセレスさんと体重が逆転してるようにすら見えるけど・・・」

セレス「いえいえ、少なくとも淑女の勤めとしてプロポーションは維持してますわ」

苗木「上から125・140・150ってとこかな・・・現実見た方がいいんじゃない?」

山田「苗木誠殿・・・なんとかできませんかな?流石の僕も見るに堪えませんぞ」

苗木「わかったよ。なんとかしよう」

苗木「ねえセレスさん」

セレス「何です苗木君?」

苗木「僕、スリムな女の子が好きなんだ」

セレス「!!!!!」

苗木「だからさ、ダイエットしよう。デブスティア=ルーデンデブクなセレスさんは嫌いだな」

セレス「そ、そんな!嫌ですわ!苗木く・・・わわ!」ドンガラガッシャーン

セレス「ふごご・・・!起き上がれない!山田君手伝いなさい!」ジタバタ

山田「はいはい・・・」

セレス「決めました!私、苗木君のためにダイエットしますわ!」

山田「77期生の先輩に協力を仰ぐことにしましたぞ」

花村「僕にどんな協力をして欲しいのかな?料理ならどんなものでも作れるし、なんなら性的な分野も・・・」

苗木「いや、花村君にはダイエット食を作って欲しいんだ。カロリーの低い料理を」

花村「はあ?超高校級のシェフである僕にそんなクズみたいなものを作らせる気かい?」

苗木「せっかくセレスさんのパンツがあるのに残念だなあ」

花村「どうぞ僕にお任せあれ!!!」

苗木(あげるとは言っていない)

苗木「豆腐、納豆、コンニャク、キュウリその他もろもろ・・・」

花村「いやー、久しぶりに腕を奮っちゃったよー!」

山田「これぐらい食事制限すればなんとか痩せられますかな・・・」

苗木「じゃあセレスさんが食べに来ると思うから花村君よろしく」

花村「パンツっ♪パンツっ♪」

セレス「おかわりですわ」

花村「な、苗木君・・・セレスさんもう5日分のダイエット食をおかわりしてるんだけど・・・」

苗木「いくらカロリーが低くても食べ過ぎたら意味ないじゃないか」

山田「失敗ですな」

セレス「ミルクティーおいしいですわ」ゴキュゴキュゴキュ

弐大「何!?セレスの奴を運動させて欲しいじゃと!?」

苗木「うん、セレスさんこの通り太っちゃって」

弐大「しょうがないのう。ワシの『アレ』にかかればたまらず意地でも痩せるわい!」

山田「何やら卑猥な匂いがしますな・・・」

弐大「何か言ったか?」

山田「い、いえいえ・・・お願いしますぞ弐大猫丸殿」

セレス「よろしくお願いしますわ先輩」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年09月03日 (日) 19:44:09   ID: X3hqk0ps

更新して頂ければ嬉しいでゴワス

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