モバP「スカウトこそ我が生きがい」 (58)
千川ちひろ「もうウチは手一杯だからこれ以上は面倒見られないわよ、って私言いましたよね!?」
P「……すみません」
ちひろ「またこんなにスカウトしてきて……誰が面倒見ると思ってるんですか?」
P「それは俺が、責任を持って……」
ちひろ「この間もそう言ってましたけどね」
P「……はい」
ちひろ「どこの世界に、1人で50人ものアイドルを担当しているプロデューサーがいるんですか!?」
P「あ、でも今は写真を250種類集めたので、75人までなら!」
ちひろ「……」ジロリ
P「ごめんなさい……」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1386412342
ちひろ「だ、れ、が、面倒見ると思ってるんですか?」
P「それは……トレーナーさん達とかの協力を得ながら……」
ちひろ「そのトレーナーさん達までこんな色々な格好をさせて写真を撮ったのは、どういう意図があってのことなんですか?」
http://i.imgur.com/LQXZjnw.jpg
トレーナー
http://i.imgur.com/YYh4yHI.jpg
ベテラントレーナー
P「トレーナーさん達って魅力的じゃないですか! 機会があれば彼女達もアイドルとしてですね!」
ちひろ「……」ジロリ
P「申し訳ありません……」
ちひろ「とにかく。ウチではもう面倒みられないから、今スカウトしてきた娘は移籍させててらっしゃい」
P「そんな……せっかくスカウトしてきたのに」
ちひろ「今、担当されているアイドルの娘達だって、不安になるんじゃないですか? 自分のことをちゃんと見てもらえてるか、って」
P「それは大丈夫です。ちゃんと全員のスケジュールや状態も把握していますから」
ちひろ「本当ですか?」
P「はい!」
ちひろ「じゃあ友紀ちゃんは、今どうしてるかわかります?」
P「友紀なら今、球場で始球式をしてるはずですよ。ほら」
ポチッ
TV「ストラーイク! アイドルの姫川友紀さん、見事なストライクでした」
P「ね?」
ちひろ「確かにちゃんと把握できているみたいですけど……あれ? プロデューサーさん?」
P「ちょ、ちょっと待っててください。すぐに戻りますから」
バタン
ちひろ「え? あ、プロデューサーさん?」
~1時間後~
若林智香「あの? アタシがアイドルですかっ?」
P「そうだ。テレビにチラッと映った君を見てティンとキタ! 君こそ未来のトップアイドルだ!」
智香「よくわかりませんけど、本当にアイドルになったら今以上に色々な人を応援できるんですかっ?」
P「ああ! 俺を信じてくれ」
智香「わかりましたっ。アタシやります。アイドルになりますっ☆」
P「よし!」グッ
http://i.imgur.com/7C1xdQP.jpg
http://i.imgur.com/7qRjVa0.jpg
http://i.imgur.com/5e31NEg.jpg
http://i.imgur.com/hu6MvOL.jpg
若林智香
ちひろ「……よし、じゃありませんよプロデューサーさん! 言ってる側からまた、スカウトしてきて」
P「い、いやでも、この才能を見逃すわけには……」
ちひろ「プロデューサーさん!」バン
P「……はい」
ちひろ「私はプロデューサーさんの身体のことも心配してるんですよ。先月の残業、200時間を超えてるじゃないですか!」
P「そこはほら、ちひろさんのドリンクの力で」
ちひろ「あれは過労気味なプロデューサーさんを心配して用意したんです。それを頼ってこんなにガブ飲みして無茶をするってわかっていたら、私だって用意したりしませんでしたよ!」ウルウル
P「ちひろさん……」
ちひろ「会社から義務づけられているドックの検診、行ったんですか?」
P「……」
ちひろ「ね、今すぐ行ってください」
P「……ちひろさん?」
ちひろ「なんですか?」
P「こうして間近によく見ると、ちひろさん美人ですよね」
ちひろ「え?」
P「もしよかったら、ちひろさんもアイドルとして……」
ちひろ「さっさと人間ドッグへ行けえええぇぇぇーーーっっっ!!!」
~病院~
P「俺の身体を心配してくれるのはわかるけど、こんなことをしている間に仕事をしていた方が……ん?」
北条加蓮「ふう、毎月定期検診に通うのも大変だな」
ダッ! バッ!
P「君、アイドルにならないか?」
加蓮「誰アンタ? 新手のナンパ?」
P「君のその才能にティンとキタ。君は間違いなくトップアイドルになる娘だ」
加蓮「アイドル……そういうの夢見たこともあったけど……」
P「俺と一緒に、その夢を育ててみないか!?」
加蓮「アンタがアタシをアイドルにしてくれるの? でもアタシ特訓とか練習とか下積みとか努力とか気合いとか根性とか、なんかそーゆーキャラじゃないんだよね。体力ないし。それでもいい? ダメぇ?」
P「構わない。今日から君の夢は俺の夢だ。トップアイドルというその夢を、俺が叶えてやる」
加蓮「うん……いいよ。わかった」
P「よし、がんばっていこうな!!!」
柳清良「あの、もしもし~? 院内ではお静かにお願いしますね」
P「……キタ、ティンとキタ」
清良「?」
P「あなた、アイドルになりませんか? 私と一緒にトップアイドルに」
清良「あの~私は、ここの看護婦で……」
P「現代社会は病魔に冒されている。いや、現代社会そのものが病魔と言っていい。その病魔を救う、アイドルという特効薬が必要なんです」
清良「はあ」
P「あなたの笑顔が、病魔に苦しむ何万という人を救えるとしたら……それでもあなたはアイドルにならないとおっしゃいますか?」
清良「私にそんな力、あるかしら」
P「あります! あなたの力で、この社会そのものを治していきましょう」
清良「そこまでおっしゃるなら~」
P「というわけなんですよ」
ちひろ「……検診」
P「は?」
ちひろ「検診は?」
P「ま、まあ、大事の前の小事というか、なんというか」
ちひろ「もういいです」グスッ
P「あれ? ちひろさん?」
ちひろ「プロデューサーさんなんか、いつか過労で孤独死しちゃえばいいんです! プロデューサーさんの馬鹿、わからずや、廃課金兵!」
ダッ
P「あ、ちひろさん? ちひろさ……行っちゃった」
P「……」
P「ま、いいか。これで仕事に専念……」
P「……」
P「仕事しよ」
~翌日~
ちひろ「おはようございます……あれ? プロデューサーさんは?」
渋谷凛「それが今朝、急に連絡があって……」
島村卯月「一週間ほど休む、って」
ちひろ「えっ!? ま、まさか、本当に体調を崩したとか?」
城ヶ崎美嘉「うーん、そんな感じじゃなかったかな? むしろ元気そうだったよ★」
智香「有給ならありあまっているはずだから、この機会に使わせてもらってやりたいことをやるんだ、って言ってましたっ!」
ちひろ「そう……そうなんだ。へえ……」
ちひろ(良かった……プロデューサーさん、ちゃんと骨休めをする気になったんだ)
ちひろ(昨日はカッとなっちゃったけど、言って良かった……プロデューサーさんも、ちゃんと私の言うことわかってくれた……ふふっ)
凛「でも、いったいどこへ行ったのかな、プロデューサー」
三村かな子「なんでも山に行く、って聞いたよ」
卯月「山……プロデューサーさん、登山が趣味なのかな?」
ちひろ「なんにしても、都会の雑踏や日々の仕事から離れて大自然の中で過ごすなら、心身ともにリフレッシュできるかも知れないわね」
及川雫「わあー。私も行きたいですー!」
美嘉「ちょっとうらやましくなったね」
かな子「ねえ」
~同時刻 谷川岳~
P「はあ……はあ……はあ……」
大和亜季「もうヘバったのか!? 軟弱者! ついてこれない奴は、おいていくぞ」
P「なんの……これしき……」ググッ
パーン パパパパーン
P「!?」
亜季「敵襲だ! 銃は握れるか?」
P「ああ……言われた通り、指は冷やしていない」
亜季「よし。私が言ったこと、他にも覚えているか?」
P「……トリガーは引くんじゃない、絞るんだ」
亜季「いいだろう。いくぞ」
P「ああ、人生最高の十分間にしよう」
亜季「また会おう」
P「……地獄でな」
亜季・P「「うおおおぉぉぉーーーっっっ!!!」」
~一週間後~
亜季「……生きているか?」
P「ああ。残念なことに、な」
亜季「冬の雪山でのサバゲー、見事だった。貴様はやりとげた。もう私が教えることはない、貴様は実践でも一流の戦士だろう」
P「では、卒業ですか?」
亜季「そうだ。別れはつらいが……」
P「じゃあこれからも一緒に、アイドルをやろう!」
亜季「……なに?」
P「芸能界は、戦場だ。おそらく、ここ以上の」
亜季「ここ以上の……戦場? バカな!」
P「いや、間違いない。嘘だと思うなら……ついてきてくれ」
亜季「いいだろう。戦場のあるところ、この私はどこへでも行く」
P「というわけで、新人の大和亜季です」
ちひろ「……骨休みはできましたか?」
P「は?」
ちひろ「大自然の中で、くつろげましたか? って聞いてるんです」
P「2度、死にかけました」
ちひろ「……なんですって?」
P「1度は崖から落ちそうになり、2度目は本当に落ちました。2度目は死を覚悟しました」
亜季「死にかけたのは3度だ、P」
P「は? あ、いえ、雪崩にはキチンと対応できていましたよ。あのぐらいは……」
ちひろ「なにしに行ったんですか? 山へ?」
P「え?」
ちひろ「リフレッシュの為に行ったんじゃないですか?」
P「とんでもない! これも仕事の一環で」
ちひろ「この娘をスカウトするためですか! プロデューサーとして過労になるだけじゃあきたらず、山で死にそうになりながらスカウトを……」
P「……誤解です。ちひろさん」
ちひろ「え?」
P「いきなり山へ、何の連絡もせずに行った事はすみませんでした。しかし、亜季をスカウトしたのはたまたまで、その為に行ったんじゃありません」
ちひろ「ほんとう? 本当ですか?」
P「ええ。信じてください」
ちひろ「わかりました」
P「じゃあこれから、広島まで行ってきます」
ちひろ「え?」
P「そのために山で修行したんですから」
ちひろ「?」
~広島 村上組~
「オヤジぃ! 殴り込みじゃ!! 殴り込みが……ぐああっ!」
村上組長「広島じゃあ名の知れた、この村上組に殴り込んでくるとは……どこの組のもんじゃい?」
「わかりません。わかりませんが……」
村上組長「なんじゃい!?」
「相手は……一人です」
村上組長「なんじゃと?」
「たった一人で殴り込みをかけて、ここまで……ぐわあああ!」
P「……組長サンってのは……あなたですか?」
村上組長「そうじゃが……」スッ
パン
P「妙な動きは止めていただきたい。私は話があって来ました」
村上組長「にしちゃあ、ずいぶんと荒っぽいな」
P「安心してください、峰撃ちです」
村上組長「はあ?」
P「亜じこみの、銃術です」
村上組長「なんだか知らんが、ワシの負けじゃ。なんじゃ? 話とは」
P「あなたにはお嬢さんがいる。そうですね?」
村上組長「貴様……巴が狙いか!」
巴「オヤジ、やめてくれや!」
村上組長「巴……おまえ……」
巴「ウチがこの身を差し出せば、それでおさまる話じゃろ? さあ、ウチのこと煮るなり焼くなり好きにせんかい!」
P「よし、じゃあ今日から君はアイドルな」
巴「……は?」
P「いやー、たまたま見かけてさ。アイドルにしたいんだけど、ご実家がコレだって聞いたから銃の特訓受けてきた」
巴「……はあ」
P「今日から君は、アイドルだ!!!」
巴「……ええんか? オヤジ?」
村上組長「まあ……ええわい」
P「というわけで、村上巴です。よろしく!」
ちひろ「……」
P「どうしました? ちひろさん」
ちひろ「ヤクザの事務所に、単身乗り込んだって本当ですか?」
P「? ええ」
ちひろ「プロデューサーさん、あなた命が惜しくないんですか?」
P「惜しいですよ? だからこそ事前に特訓を」
ちひろ「発想がおかしいでしょ!? スカウトしたいなら、普通に交渉すればいいでしょう?」
P「……その方が話が早いと思って」
巴「あんだけの男気を見せられたら、ウチはもうそれだけで……////」
P「ね」
ちひろ「ね、じゃありません! ナンパじゃないんですよ。もっと普通にお仕事をしてください」
P「ちひろさん……わかりました。これからは普通にスカウトをします」
ちひろ「スカウト自体も、少し控えてくださいね」
P「わかりました」
~翌日~
ちひろ「あれ? プロデューサーさんは?」
智香「なんでもJAXAって所に行く、って言ってましたよ」
卯月「どこだろうね?」
ちひろ「JAXAって、まさか……」
凛「みんな、テレビにプロデューサーが出てる!」
かな子「え? あ、ほんとだ!」
ちひろ「えっと、5000倍の狭き門を突破して宇宙飛行士に選ばれた……?」
智香「ええっ!? プロデューサーさんがっ?」
卯月「す、すごいね」
凛「これってプロデューサーやめちゃうってことかな?」
かな子「え、そんな……」
ちひろ「もしもし!? もしもしプロデューサーさんですか!?」
~翌日~
ちひろ「……」
P「いやだから、断って来ましたって。すごい慰留されましたけど、拘束時間があんなにあるとは思わなかったですから」
ちひろ「そもそも、な・ん・で、宇宙飛行士になろうと思ったんですか?」
P「宇宙には、どこの事務所もまだ見つけていない新しいアイドルになれる娘がもしかしたら……」
ちひろ「いるわけないでしょう! 生物だっているかわからないのに!!」
P「いや、俺は宇宙人はいると思いますよ。な、菜々」
安部菜々「そーですよねえ! ウサミン星からやってきたこのナナ、ウサミンボイスで地球のみなさんに笑顔をお届けしちゃいますよ!」
ちひろ「誰です?」
P「駅前のコスプレ喫茶で見つけてきたアイドルです。いやー、宇宙とか目を向ける前に、もっと身近な場所を見るべきでしたよ」
ちひろ「まあ、宇宙まで行くのをやめたのなら……」
バタン
ちひろ「? どうしたんですか? ぷ、プロデューサーさん? ちょ、冗談ですよね? プロ、プロデューサーさあん!!!」
ピーポーピーポーピーポーピーポー
医者「大変危険な状態です」
凛「そんな……」
卯月「ぷ、プロデューサーさぁん……」
智香「ううっ……」
ちひろ「いつか……いつかこんなことになるりんじゃないか、そう思ってました」
医者「本人は意識不明の状態ですが、時折うわごとを」
かな子「ううっ……なんて言ってるんですか?」
医者「それが……『アイドルにならないか?』苦しい息でそう繰り返してまして」
ちひろ「ああ……」ガクッ
智香「ちひろさん……」
ちひろ「だから言ったのに……あの時、無理矢理にでも検診に行かせるんだった……」
卯月「ちひろさん、自分を責めないでください」
凛「そうだよ。ちひろさんのせいじゃないよ」
ちひろ「でも……でも……」
『やったあああぁぁぁーーーっっっ!!!』
医者「はて? 病室から大声が……おおおおっ!?」
P「やった! ついにやったぞ!! あの世系アイドルの誕生だ!!!」
ちひろ「ぷ、プロデューサーさん!?」
P「あ、ちひろさん、前々から幽体離脱してスカウトをしていた『あの子』からようやく色よい返事がもらえまして。実体を持つ娘を紹介してもらえたので、あの世系アイドルとして!」
ちひろ「体は?」
P「売り出しを……え?」
ちひろ「病気はどうなったんですか?」
P「いや別になんとも。交信の為に、病気になったつもりで幽体離脱していただけですけど?」
ちひろ「……」ワナワナワナ
智香「あ、あの……」
卯月「と、とりあえずほら」
凛「プロデューサーも無事だったことだし」
かな子「ここは音便に……」
ちひろ「このまま入院してしまえええぇぇぇーーーっっっ!!!」
P「ぎゃあああぁぁぁーーーっっっ!!!」
ちひろ(それからも、プロデューサーさんのスカウト癖は治まらなかった)
ちひろ(……いや)
ちひろ(悪化の一途をたどっていた)
~全盛期のプロデューサー伝説~
・1勧誘で3人スカウト成功は当たり前、1勧誘で8人スカウト成功も
・10年に1人のアイドルを、1日で10人スカウト成功させた
・担当アイドルがミリオンを連発するので、指示を狼煙に変更
・そのアイドルがビリオン達成
・さびれた寒村を丸ごとスカウト
・その村が翌日には政令指定都市に
・息を吸うと未来のアイドルが吸い寄せられる
・吐く息をアイドルの悪い所にかけると、たちまち長所に
・最近では視線が合っただけで、クールアイドルがデレる
・グッとガッツポーズしただけできらりの身長が1センチ伸びた
・現場から2000キロ離れた場所から匂いだけを頼りにスカウトに来た
・帰り道では迷子になる
・アッキーのスカウトには失敗したため、飼い主をスカウト
・もはや言葉を発することなく心を閉ざした女性をアイドルに目覚めさせる
・その女性がヘレン
・本人のアニメ化決定
・放送前から視聴率100パーセントを超える
・調子のいい時は、アイドルの動きが止まって見える
・調子が悪くてもスロー再生で見える
・何もない空間を指差しただけでアイドルが現れた
・木場さんをスカウトした時は思わず本気を出しかけて、スタッフ15人に力ずくで止められた
・礼子さんをスカウトした際、そのやり取りを聞いた女性全てが妊娠した
・スカウトのコツを関係者に聞かれ「僕はスカウトが下手です」と返答
ちひろ「もう……私が何を言っても無駄なのよね」
ちひろ(帰ろう……故郷に)
P「ちひろさーん!」
ちひろ「! プロデューサーさん? なんで……どうして?」
P「行かないでください! ちひろさんがいなくなったら、俺……俺……」
ちひろ「え? ええっ!?」
P「ちひろさんの為に、これまでがんばってきたんです! 今、ちひろさんがいなくなったら俺は……」
ちひろ「プロデューサーさん////」
P「今まで言えなかった、俺の本心をこれからちひろさんに言います」
ちひろ「……はい////」
P「ちひろさんは、天使です! 初めて会った時からそう思っていました」
ちひろ「そんな……////」
P「ちひろさん!」
ちひろ「は、はいっ////////」
P「改めてちひろさんにお願いします」
ちひろ「////////////」ゴクッ
P「ちひろさんをプロデュースさせてください!!!」
ちひろ「……は?」
P「天使をプロデュース。これは今まで誰も成し遂げたことのない、偉業だと思いませんか!?」
ちひろ「……は?」
P「さあ、これから俺と一緒にアイドルを……」
ちひろ「このHigh灰廃課金兵めえええぇぇぇーーーっっっ!!!」
P「ぎゃあああぁぁぁーーーっっっ!!!」
ちひろ「はあ……はあ……決めた! 私、決めました」
P「え?」ガクガク
ちひろ「そんなにお仕事が好きなら、これからはどんどん過酷なエリア、それからイベントを展開していきますからね! 覚悟してください!!」
P「私どもの業界ではご褒美です!」
ちひろ「絶対! 絶対後悔させて見せますからね!!! 一生かけてでも、あなたに後悔させ……ちゃうんですから……」
P「楽しみに待ってます!」
凛「……こう言うとあれだけど、あの二人お似合いだね」
智香「うらやましいですっ☆」
卯月「でもこれからが大変だよ」
かな子「きっと大丈夫だよ。あの二人なら、ね」
お わ り
以上で終わりです。
読んでくださった方、レスを下さった方、そして誤字の指摘を本当にありがとうございます。
失礼いたしました。
乙 楽しく読んだよ。それにしてもPの全盛期すごい。
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