タッタッタッタ……ガチャ
ちひろ「プロデューサーさん、重大ニュースです!」
ちひろ「なんと私たち、2周年を迎えました!」
ちひろ「プロデューサーさんががんばっていたので、私もたくさんプレゼント用意したんですよ!」
ちひろ「プロデューサーさんへ日ごろの感謝をこめて……」
P「ZZZ……」 スヤスヤ
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ちひろ「ってー! どうして寝てるんですかー!」 ムキー
ちひろ「起きてください、プロデューサーさん!」
ちひろ「2周年ですよ、2周年~!」 ユサユサ
P「ZZzZZz……」 スヤァ
ちひろ「ぐぬぬ……おきませんねぇ……」
ちひろ「こうなったら……えいっ、おはようのちゅーですよ!」 チュッ
P「……んが」 ピクッ
P「ふわ……おはようござ……おわあっ!?」 ビクッ
ちひろ「あっ、やっと起きましたねプロデューサーさん」
P「はー……なんだ、女神かと思ったらちひろさんか。びっくりしたなー」 フー
ちひろ「ふふっ、お上手ですね。それよりも、私たち今日で2周年なんですよ!」 フンス
P「え? あー、あー……そっか、2周年か! いやー、気づけばもうそんなになるんですねー」
ちひろ「そうですよ! いわゆるひとつの記念日ですよ!」
P「それで、俺の日ごろの行いがいいからプレゼントをくれるんですか?」
ちひろ「えっ。寝てたのに聞こえてたんですか? もしかして寝たふり……?」 ジト
P「いやいや。夢の中でちひろさんによく似た天使が、あなたにプレゼントを用意してますよ!って言ってたもんで」 ハハハ
P「それでもしかしたらーと思って聞いてみたんですよ。正解だったみたいですね」
ちひろ「まったくもう、本当に調子がいいんですから。でも、プレゼントがあるのは正解ですけどね」
P「それで、いったい何を?」 ワクワク
ちひろ「そうですね……まずは、プロデューサーさんの引き出しという名の倉庫に溜まりに溜まった友情ポイントがありますよね」
P「ええ。申し訳ないと思いつつ持ちきれないので2000個ばかり……」 ガラガラ……ズラッ
ちひろ「この友情ポイントを、今日からちひろの愛情ポイントに改名します!」 ドドーン
P「おお! そう言われると今までの上限を天元突破して持っておける気になりましたよ!」 スベテウケトルー
ちひろ「うふふ……そうでしょうとも! ついでに今日の分の出社ボーナスの愛情ポイント出しておきますね!」
ちひろ「失礼してっと……はぐはぐぎゅー」 ギュー チュー
P「はぁぁ……愛情ポイントいいわー。いくらでもローカルオーディションできるわー」 ハグハグチュッチュ
P「はー。なんかスタミナまで回復した気分ですよ」 ツヤツヤ
ちひろ「では次です! スタミナといえばこれ。マイスタドリンクですが……」 ゴトリ
ちひろ「ドリンクばっかりじゃ栄養が偏っちゃいますからね! 今日からログボで出るマイスタを、ちひろが作ったマイスタミナお弁当に変更します!」 ババーン
P「おお! これは……いかにも手作り弁当って感じだ! これ、ちひろさんが?」
ちひろ「当たり前じゃないですか。早起きして作ったんですよ、ほかの人にあげちゃイヤですからね?」 ウワメ
P「トレードだなんて、そんな罰当たりなことできませんよ! これはお昼のイベントのときにありがたくいただきますね!」
ちひろ「そしてさらに! イベントと言えば、攻コスが足りなくなったときのために、これを一緒にもっていってください!」 ゴトリ
P「この魔法瓶は?」
ちひろ「マイエナジードリンクに変わって今日からプロデューサーさんのためだけにお渡しする、ちひろが作ったマイエナジーお味噌汁です!」 ズドドエヤァー
P「お弁当のお供にお味噌汁! 職場の昼飯で手作りの味噌汁が飲める日が来るとは……ウッ、感動で前が見えねぇ」 グスッ
ちひろ「もちろんこれも……」
P「はい! 一滴たりとも他人になど飲ませてやるものですか!」
ちひろ「ふふっ、嬉しいです♪」
ちひろ「あっ、それと大したものじゃないですけど、こんなのも作ってみました」
P「これはハンコですか? ……おお、愛天使かと思ったらなんかデフォルメされたかわいいちひろさんのスタンプだった!」 ビックリ
P「あっ。天使や女神みたいにかわいくて素敵なちひろさんに混じって、鬼とか悪魔みたいな悪そうな顔したやつも混じってますね」
ちひろ「プロデューサーさん、前に好きなちひろは天使女神でも鬼悪魔でもかまいません!って叫んでたじゃないですか」
ちひろ「なので、せっかくなので悪い私も作ってみました!」 ドヤッ
P「当然でしょう。そりゃ普段の素敵なちひろさんも溜まらなく愛おしいですけど、たまーに見せる黒い笑顔とか……正直そそるわー」 ビクンビクン
ちひろ「やだ、プロデューサーさんったら! そんな人を鬼悪魔に対する風評被害みたいな言い方しても何にもなりませんよ☆」 コツン
ちひろ「それより、もらってくださいよ~。事務所の連絡ノートとか日誌にポンっと一押しするとかわいくなりますよ!」
P「ははっ。この前社長に日誌が恋人同士の交換日記みたいだねぇって嫌味言われたばっかりなのに、ちひろさんは懲りない人だなぁ」
ちひろ「てへぺろー☆」 キャッキャ
ちひろ「あ、そうそう。なんでもプレゼントしてばかりじゃダメだと思ったので、プロデューサーさんがイベントに頑張るともらえるご褒美も用意してみました!」
P「ほほう、してそれはいったい?」
ちひろ「じゃじゃーん! これです。ちひろの愛の囁きをたっぷり詰め込んだ目覚まし時計ですよ!」 パンパカパーン
ちひろ「次のイベントの上位に入賞しちゃうとこれをプレゼントしますよ! どうです? 頑張れそうですか?」 ソワソワ
P「うーん。それはいらないんじゃないですかねぇ?」
ちひろ「え、えっ……ど、どうしてですか?」 ショボン
P「だって目覚まし時計がなくても、ちひろさんがいつも起こしてくれるじゃないですか」
P「だいたいさっきみたいなおはようのちゅー、目覚まし時計にはできないじゃないですか」 キリッ
ちひろ「やだプロデューサーさんステキ……」 ドキーン
ちひろ「では最後にこれを……」 ドンッ
P「お、この見慣れたガチャは……」
ちひろ「はい! なななんと、3000MC分を無料で回せちゃう、ちひろの愛の特別10連ガチャですよ!」 バババババーン
P「おー! 久しぶりですねぇ、いよっお大臣! 太っ腹! 天使、女神、ちひろ!!」 ヨイショ
ちひろ「えへへ……そんなに褒めてもなにも出ませんよぉ」 テレテレ
ちひろ「じゃあプロデューサーさん。ガチャッと一気に、やっちゃいますか!?」 ズズイ
P「ええともー!」 ガッチャガッチャガッチャ
…………
フェイフェイダヨー
………
フェイフェイダヨー
……
フェイフェイダヨー
…
フェイフェイ! フェイフェイ! フェイフェイ!
フェイフェイ フェフェフェ フェイフェイ!!
P「あの……これはSRが出てくれるところじゃないんですかね……」 ○*10<フェイフェイダヨー
ちひろ「ですから、ちひろの愛のガチャって言ったじゃないですか!」
P「ドユコトー?」
ちひろ「もう、ですから……お付き合いを始めた2周年記念日くらい、アイドルのことじゃなくて私のこと見ててください、っていう意味をこめたんですよ」 ギュッ
P「ちひろさん……すみません、俺ってば鈍感なもんで……」 ギュッチュー
ちひろ「ふふ、いいんですよ。そんなところも大好きですから……」 チュッチュチュッチュ
P「ちひろさん、俺も愛してますよ……来年は付き合って3周年を祝いたいですね」 ハグハグチュッチュ
アハハハハウフフフキャッキャ
イチャコライチャコライチャコラ
チュッチュチュッチュ
卯月「………」
未央「………」
凛「……なんだこれ」
凛「なんだこれ!!!」
おわり
おわりです。本日はモバマス開始から2周年記念ですね、おめでとうございます!
シルエット以外のアイドルが一切出てこない今回のシンデレラ劇場は保存不可避ですね。
1コマ目のちひろさんの言い方だと、まるで俺とちひろさんが2周年を迎えたみたいに言ってるよね。だから何も間違ってない。
俺とちひろさんの2周年の軌跡は、過去作でほんの少しだけ垣間見ることができるのでよかったらどうぞ。
モバP「ちひろさんが鬼とか悪魔とかいう風潮」
http://elephant.2chblog.jp/archives/52021764.html
ちひろ「ポッキーゲーム!!」 モバP「イェェェーーーーイ!!」
http://elephant.2chblog.jp/archives/52058685.html
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