武内P「安価で…皆さんに笑顔を…」 (480)


武内P「…」

ちひろ「失礼します。プロデューサーさん、新企画の報告書なんですが、…どうかしましたか?」

武内P「…あぁ、いえ、すみません」

ちひろ「心ここに在らずみたいな感じでしたが、何か気になることでもあるんですか?」

武内P「…」

ちひろ「私で良ければ、何でも相談に乗りますよ?」

武内P「…実は」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1431088764


ちひろ「…なるほど、アイドルの皆と良い関係を築けているか、気になっていたんですね」

武内P「前よりは良くなっていると思いますが、本当にそうなのか…少し不安で」

ちひろ「…」

ちひろ「!」

ちひろ「でしたら、私に良い考えがあります」

武内P「本当ですか?」

ちひろ「はい、私に任せてください」ニコッ


武内P「…これは?」

ちひろ「新開発中のドリンク【perfect communication drink】、略してパフェドリです」

ちひろ「これを飲めば、思い浮かべた相手と仲良くなる方法を、頭の中で瞬時に理解することができます」

武内P「そんなものが…あるのですか」

ちひろ「まだ完成はしていませんが、ぜひプロデューサーさんも試してみてくれませんか?」

武内P「…」


武内P「…分かりました、飲んでみます」

ちひろ「はい、それではどうぞ」スッ

武内P「…」

ちひろ「まずは、美波ちゃんに対して使ってみましょうか」

ちひろ「美波ちゃんのことを思い浮かべながら、飲んでみてください」

武内P「…はい」

武内P「…」ゴクッ


【新田さんを、笑顔にする方法…】安価下3


武内P「!」

ちひろ「何か分かりましたか?」

武内P「はい、ケーキを作ってきます」

ちひろ「なるほど…え?」

武内P「後のことはお願いします」ダッ

ちひろ「…どういう、ことですか?」


彼は探した、アイドルでも満足できるほど食べられるケーキを

彼は求めた、可能な限り砂糖を使用しないケーキを

彼は作った、誰もが笑顔になるほどおいしいケーキを


――――そして、彼は完成させる


食べても太らない、幻のケーキバイキングを!!!


――――ガチャッ


美波「お疲れ様です」

ちひろ「あ、お疲れ様です」

美波「ちひろさん、プロデューサーさんを見ませんでしたか?」

ちひろ「…えっと、プロデューサーさんなら部屋で待っていると思いますよ」

美波「そうですか、ありがとうございます」

ちひろ「…それにしても、どうやって一日で用意したんでしょう…?」


美波「プロデューサーさ…!?」

武内P「お疲れ様です、新田さん」

美波「お、お疲れ様です…え?ここ、プロデューサーさんの部屋ですよね?」

武内P「はい、そうです」

美波「えっと、ならなんで…こんなにケーキが置いてあるんですか?」

武内P「実は…新田さんのために、今回作ってみました」

美波「…私の、ためですか?」


武内P「はい、最近多忙な日々が続いていますし、何か私に出来ることはないかと考えたのですが…」

武内P「その結果、こうしてケーキを作ってみることにしました」

美波「…プロデューサーさんが、私のために…」

武内P「…新田さん、どうかしましたか?」

美波「い、いえ!何でもないです。…ありがとうございます、早速いただきますね?」

武内P「はい、どうぞ召し上がってください」


美波「…」パクッ

美波「!」パァァァ

美波「プ、プロデューサーさん!これ、とってもおいしいです!」

武内P「喜んでもらえたなら、良かったです」

武内P「たくさんありますので、遠慮せずに食べてください」

武内P「カロリーや糖分の計算、今後の運動スケジュールの方は既に計画しているので、大丈夫です」

美波「はい!」


「この中から甘い匂いがします!!」

「え?…で、でも、プロデューサーさんのお部屋だよ?」

「…さては、杏達に隠れて美味しいお菓子を一人占めしてるのかなぁ」

「!」


―――ガチャッ

「ほっほーう、それは聞き捨てなりませんなぁ」

「美波…美波…どこですか?」

「…でも、一人じゃないみたい」スンスン

「うきゃー!秘密の会談だったりするぅ?」

「これは、中を確認しないといけないね!」バァン


―――ドンドンキャーキャーワーワー


ちひろ「…」

ちひろ「まぁ、とりあえず成功ですかね?プロデューサーさん?」


【パーフェクトコミュニケーション】


武内P「…」ペラッ

ちひろ「プロデューサーさん、調子はどうですか?」

武内P「はい、今はドーナッツ作りをしているのですが…なかなかカロリーの課題が大きいですね」

ちひろ「い、いえ…お菓子作りではなく、皆との関係は良くなったのかを聞いてみたのですが…」

武内P「!」

ちひろ「…もしかして、忘れてましたか?」

武内P「…すみません」


武内P「皆さんとはお菓子を通じて仲良くなれていると思いますが、まだ壁を感じることはあります」

ちひろ「なるほど、それだけでは足りないかもしれないと」

武内P「…はい、また別のアプローチが必要なのかもしれません」

ちひろ「…でしたら、また使ってみませんか?前回の結果で効果は実証されましたし」

武内P「…そうですね、私には必要なものかもしれません」


ちひろ「では、どうぞ。グビッといっちゃってください」

武内P「…あの、料金の方は?」

ちひろ「いえいえ、プロデューサーさんは貴重なテスターさんですから、もちろん無料ですよ」

武内P「そう、ですか。ありがとうございます」

ちひろ「今回は誰でいきますか?」


武内P「…アナスタシアさんにしようと思います」

ちひろ「一気にラブライカを攻略ですね」

武内P「アナスタシアさんとは、何かと話す機会も少なかったですし、これを機に良好な関係が築ければいいのですが」

ちひろ「きっとうまくいきますよ。ささ、どうぞ」

武内P「はい」グビッ


【アナスタシアさんを、笑顔にする方法…】安価下3


武内P「!」

ちひろ「分かりました?」

武内P「はい、星を見に行こうと思います」

ちひろ「いいですね、どこに行きますか?」

武内P「ロシアまで、3日ほど有休を取りたいと思います」

ちひろ「…え?」

武内P「もちろんアナスタシアさんの有休も、あと仕事の調整、ご両親や学校との連絡を今日中に行います」

ちひろ「」


アーニャ「…本当に、いいですか?」

武内P「はい、スケジュール管理は問題ありません。後はアナスタシアさんの意思を伺うだけです」

アーニャ「…ヤー…私も、行けるなら行ってみたいです。でも…」

武内P「…新田さんのことですか?」

アーニャ「…ダー」

武内P「…残念ながら、新田さんとのスケジュールはどうしても合わず、お二人が一緒に行くことはできません」

武内P「ただ、私から言えることは、一度、新田さんと話してみてくれませんか?」

武内P「それでも決意が変わらないようでしたら、この話は無かったことにしましょう」

アーニャ「…」


―――キィィィン


武内P「では、次に英語を開いてください。一通り終わった後、また数学を行います」

アーニャ「ダー、とても分かりやすいです」

武内P「まずは基礎、そして反復、数よりも質を大事にして下さい。きっと頭の中に残るので」

アーニャ「パニマーユ、あー…分かりました」


武内P「夜まで時間がありますが、どこか行きたい場所はありますか?」

アーニャ「…一つ、あります」

武内P「そうですか、どんな場所ですか?」

アーニャ「とても、大切な場所です」

武内P「…でしたら、必ず行かなければいけませんね」

アーニャ「…スパシーバ、プロデューサー」


アーニャ「ここ、です」

武内P「…ここが、アナスタシアさんの生まれ育った家、ですか」

アーニャ「…」

武内P「…」

アーニャ「…プロデューサー、私、分かりました」

アーニャ「これが、『懐かしい』という気持ちなのですね」


武内P「…ロシア語では、何というのですか?」

アーニャ「…дорогойだったと思います」

アーニャ「でも、少し意味が違いますね。心が動かされるという点では同じですが」

武内P「…アナスタシアさんの今の気持ちは、懐かしいという言葉が一番合うということでしょうね」

アーニャ「…ダー、本当に…来て良かったです」


ちひろ「…それで、肝心の天体観測はどうだったんですか?」

武内P「はい、せっかくだったのでオーロラを見に場所を移動して、最高の夜景を見ることが出来ました」

ちひろ(う、羨ましい…)

武内P「アナスタシアさんともたくさん会話ができたので、少しは仲良くなれたと思います」

ちひろ(…少し?あの顔で…?)

武内P「また、あのドリンクを用意して欲しいのですが…可能ですか?」

ちひろ「えぇ、まぁ…私もサンプルが増えるのは嬉しいですし」

武内P「では、またお願いします」

ちひろ「…はい、早急に」


蘭子「我が友よ。悠久の時を超え、舞い戻ったようだな」(あ、プロデューサー!戻ってたんですね)

武内P「はい、変わりはありませんでしたか?」

蘭子「問題ない。我が闇の力の前では、どんな困難も取るに足りぬ」(大丈夫です!でもちょっと寂しかったなぁ)

武内P「頼もしい言葉です。それでは、引き続きレッスン頑張って下さい」

蘭子「あ、あの…」(え、もう行っちゃうんですか…)

武内P「?、どうか…しましたか?」

蘭子「…い、いや何でもない。鍛錬を続けようぞ」(うあー恥ずかしくて会話が続かないよう)

武内P「はい、頑張ってください」

寝ます、続きは明日の朝にでも
よろしければこちらをどうぞ、過去作の中では頑張って作りました
武内P「一番好きなアイドルですか?」
武内P「一番好きなアイドルですか?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1430041690/)


蘭子「…」

ちひろ「蘭子ちゃん、まだ残ってたの?」

蘭子「あ、えと…」

ちひろ「…何か、悩み事ですか?」

蘭子「…」

ちひろ「私で良ければ、相談に乗りますよ」

蘭子「…あの、実は」


ちひろ「なるほど、プロデューサーさんとの意思疎通が上手くいってないような気がする…と」

蘭子「過去の栄光は薄れ、未知なる壁を超える時なのだが…」(もっと仲良くなりたいんですけど…)

ちひろ「…」

ちひろ「!」

ちひろ「蘭子ちゃん、私に良い考えがあります」

蘭子「本当ですか!」(真か!)

ちひろ「はい、私に任せてください」


ちひろ「というわけで、とりあえず飲んでください」

武内P「…あの、どういうわけなのか説明して頂けないでしょうか」

ちひろ「細かいことはいいんです、とにかく蘭子ちゃんに使ってみてください」

武内P「は、はぁ…」

ちひろ(今のところ変な行動や副作用は確認されてないし、たぶん大丈夫よね…)


【神崎さんを、笑顔にする方法…】安価下3


武内P「!」

ちひろ「どうですか?」

武内P「…ゲームを、作ろうと思います」

ちひろ「ゲームですか。…ちなみに、ジャンルは何を?」

武内P「ファンタジー系の、王道RPGにしようかと」

ちひろ(今回は普通ですね…良かった)

武内P「せっかくですので、VRマシンを使用したフルダイブ式のゲーム制作に取り掛かろうと思います」

ちひろ「その発想はありませんでした」


ちひろ「いやいや、そこはRPGツクールとかでいいんじゃ…」

武内P「いえ、やるからには全力で行います。幸い知り合いに量子物理学者がいるので、彼に手助けしてもらいます」

ちひろ「えぇー…それでも10年くらいかかるんじゃないですか?」

武内P「…それだと遅すぎるので、何とか1年以内に試作機だけでも作ってみせます」

ちひろ「そ、そうですか…頑張ってください」


武内P「…以上がこのゲームの概要です」

蘭子「…」ポカーン

武内P「神崎さんには、このゲームで使用するキャラクター、背景、技などを考えて頂きたいと考えています」

蘭子「う、うむ。良かろう」

武内P「今後は私と行動することが多くなりますが、一緒に最高のゲームを作り上げましょう」

蘭子「!」

蘭子「ククク、魂が猛るわ」(頑張ります♪)


蘭子「祝祭に相応しき舞台は真紅の月を裂く漆黒の尖塔!」(こういう衣装や舞台が良いと思います!)

武内P「…傷ついた悪姫、そして第二形態への覚醒」

武内P「世界はその漆黒のヴェールを称え、堕天使は真の魔王へと覚醒する」

武内P「…今言ったような、解釈でよろしいでしょうか?」

蘭子「フフッ…流石は『瞳』を持つ者、よくぞ理解した」(そうです!分かってくれて嬉しいなぁ)

武内P「なるほど、神崎さんらしさが出ていて、とても良いと思います」

武内P「では、この方向性でシナリオを私が制作します。演出や物語に意見があれば、遠慮なく言ってください」

蘭子「我らの魂の赴くままに!」

プロデューサー自ら脚本書くのか
あれ、おかしくないのか?


アーニャ「蘭子、最近とても調子、いいですね」

美波「そうだね、プロデューサーさんと一緒にいることが多いからかな」フフッ

アーニャ「…美波も、プロデューサーと一緒にいると、調子良いですか?」

美波「え!?えっと…そう、かな?ア、アーニャちゃんはどう?プロデューサーさんと仲良くなれてる?」

アーニャ「…ヤ ニ パニマーユ、よく…分かりません」

アーニャ「最近、プロデューサーと一緒にいると、とてもドキドキします」

アーニャ「…これは、緊張?…ううん、違う気がするけど、言葉が見つかりませんね」

美波「…アーニャちゃん、それって…」


蘭子「…」

武内P「…では、映します」

―――ピッ

蘭子「お、おお!」

武内P「どうですか?」

蘭子「漆黒の尖塔、妖艶な炎、まさに魔王が統べし城そのもの!」(すごいです!お城が目の前に!)

武内P「まだ外観だけですが、いずれは内装も作っていきます」

武内P「とりあえず、前に歩いてみてください」


蘭子「うむ」ピクッ

武内P「!、すみません、手に触りますね」

蘭子「え?…は、はい」

武内P「…触られている感覚はありますか?」

蘭子「…はえ//」

武内P「…フルダイブではないとはいえ、脳の信号を体が勝手に反応してしまっていますね」

武内P「これでは激しい動きなどはできませんし、要改善ですね」

蘭子「…」プシュー


武内P「…」

ちひろ「プロデューサーさん?」

武内P「!、すみません。気づきませんでした」

ちひろ「随分と集中されていましたが、例のゲーム制作を?」

武内P「…えぇ、シナリオの構成を考えていました」

ちひろ「あまり根を詰めないようにしてくださいね。プロデューサーさんの変わりはいないんですから」

武内P「はい、ありがとうございます」


ちひろ「…あ、忘れていました。実は杏ちゃんのことで相談が」

武内P「双葉さんが、どうかしましたか?」

ちひろ「実は、最近忙しくて疲れたから有休休暇を取りたいと言っていまして…」

武内P「…」カチッ

武内P「…」

武内P「今月は重要なイベントが多いですし、厳しいですね」

ちひろ「そうですか…どうします?」

武内P「…」


武内P「…ここは、何とか双葉さんの機嫌を取り、頑張ってもらいます」

ちひろ「…なら、またいっときますか?」

武内P「お願いします」

ちひろ「はい、どうぞ」

ちひろ(ゲーム開発といい、明らかに飲用者の様々な能力を引き上げる効果があるのは確か)

ちひろ(これは、面白くなってきましたね)


【双葉さんを、笑顔にする方法…】安価下3


―――ガチャッ


杏「あ、プロデューサー。有休休暇の話、聞いてくれた?」

武内P「双葉さん」ズイッ

杏「な、なに?」

武内P「キャンディ工場へ行きましょう」

杏「…は?」

武内P「時間がないのでこのまま連れていきます」

杏「ちょ、ま」グイッ


―――ストップストッププロデューサァァァ…


杏「…で、ここどこ?」

武内P「ま○あめ工房です」

杏「まい○め工房!?あの名古屋にある!?」

武内P「はい、切っても切っても同じ絵柄がでてくる"組み飴"の製法でオリジナルデザインの飴をオーダーメイドで作れるあのまいあ○工房です」

杏「職人技で60年、世界が絶賛する芸術飴を作ることで有名なあのまいあめ○房!?」

武内P「はい、今回はそのまいあめ工○で飴が作られる工程を見学して、最後にその飴を試食してもらいます」

杏「やったぜ」


―――伝統の職人芸鑑賞中


武内P「これが100%手作り、完全オーダーメイドのキャンディー作り…」

杏「職人が一釜分ずつ組み上げて制作してるよ、すごいね」

武内P「このため、一時期に受注・生産できる数は限られています。毎月申し込み数がいっぱいになるのもうなづけますね」

杏「よく予約がとれたね」

武内P「少しだけ汚いことをしました」

杏「そっかぁ」


武内P「これが…伝統と職人が作り上げた、ま○あめ」

杏「杏、こんな美味しそうな飴見たことないよ…」

武内P「…では、食べてみてください」

杏「いいの?杏が食べていいの?」

武内P「はい、まいあ○も双葉さんに食べて欲しいと思っているでしょう」

杏「…それじゃあ」パクッ

杏「!!!」


杏「こ、これは…口に入った瞬間に広がる砂糖の甘味」

杏「でも決して甘過ぎず、しつこいというわけでもない…」

杏「絶妙なバランスで作られたま○あめ、これは文句の付け所もなく…」

杏「おいC!!!!」

武内P「まいあめ工房…」

杏「最高!!」


武内P「満足していただけましたか?」

杏「うん!」

武内P「明日からの仕事、頑張れそうですか?」

杏「うん!杏頑張る!」

杏「ってなんでやねん!!」


武内P「…満足して頂けなかったのですか?」

杏「違うよ、飴は美味しかったよ。でも杏が欲しいのは休暇…」

武内P「分かりました、では次は京都に向かいましょう」

杏「え」

武内P「安心してください、私たちの満足はこれからです」

杏「」


武内P「そうして双葉さんに納得してもらえるまで歩き回り、今は真面目に仕事をしてもらっています」

ちひろ「そ、そうなんですか」

武内P「今なら、三村さんにも満足してもらえることができそうな気がします」

ちひろ「え?まさか…」


【三村さんを、笑顔にする方法…】安価下3


杏「あー…」

かな子「だ、大丈夫?」

杏「大丈夫じゃないよ…くたくたで、疲れが取れない~」

智絵里「最近お仕事大変だもんね…」

杏「いやぁ、それだけじゃなくて…」

かな子「うーん、疲れてるときは甘いものを食べるといいと思うよ。はい、どうぞ?」

杏「んー…」


―――ガチャッ


武内P「三村さん、ここにいましたか」

杏「」シャキ

かな子「あ、わわっ…」サッ

武内P「…」

かな子「…」ダラダラ


武内P「…先日トレーナーの方から、お菓子を控えるよう言われていたと思いますが」

かな子「…」ダラダラ

武内P「三村さん」

かな子「ご、ごめんなさい!」

武内P「このレシピを、試してみてくれませんか?」


かな子「…へ?」

武内P「これは、私が研究して砂糖やカロリー等を計算し、まとめたお菓子のレシピです」

武内P「トレーナーの方にも確認してもらい、量に気を付ければ作って食べてもいいと了解を得ました」

かな子「ほ、本当ですか!」

武内P「はい。しばらくは私が管理させてもらいますが、その後は好きに作っても構いません」

武内P「三村さんにとって、お菓子は大切な存在だと思うので」

かな子「ありがとうございます!私、本当に嬉しいです!」

智絵里「良かったね、かな子ちゃん」

かな子「うん!」


杏「…杏がわがまま言ったらあんなことになったのに、この差は…」

武内P「何か、話されましたか?」

杏「…別にー」

武内P「…?」


武内P「…」

ちひろ(ドリンクの効果がどれだけ続くのか未だに良く分かっていませんが、二人に効果を現したのは初めてですね)

ちひろ(…もしかして、既にプロデューサーさんは)

武内P「千川さん、少しいいですか?」

ちひろ「あ、はい。なんですか?」

武内P「緒方さんにもあのドリンクを使用してみたいのですが、よろしいでしょうか?」

ちひろ「…はい、問題ないと思いますよ。どうぞ」

武内P「…そうですか、ありがとうございます」


武内P「…」グビッ

ちひろ「…」

ちひろ(依存性や中毒性のある成分は含まれていませんが…さて)

ちひろ(プロデューサーさんは、まだ大丈夫ですよね?)


【緒方さんを、笑顔にする方法…】安価下3


武内P「…アクセサリーを、プレゼントしようと思います」

ちひろ「あぁ、良いですね。来月は誕生日ですし、ちょうどいいんじゃないですか?」

武内P「はい、問題は…何のアクセサリーを送るかですが」

ちひろ「それで、どこを掘りに行くんです?」

武内P「え?」


ちひろ「ダイヤですか?エメラルドですか?」

武内P「い、いえ…宝石は流石に」

ちひろ「では、指輪ですか?甘い言葉を耳元で囁きながら薬指にはめるんですよね?」

武内P「そんなことはしません」

ちひろ「じゃあどうするんですか?まさか普通にお店で買って渡したりしませんよね?」

武内P「…」


武内P「…」カチャカチャ


時計職人A「おい…あの新人何者だ?」

時計職人B「さぁ?いつの間にか工房でずっと作ってるけど、すごい腕だな」

時計職人A「きっと名のある職人に違いない、技術を少しでも得られるよう、よく観察しないとな」


武内P「…」


武内P「…というわけで、この時計に幸運のエンチャントをして欲しいのですが」

宗一郎「私からも頼む」

キャスター「…宗一郎様がおっしゃるなら、分かりました」

宗一郎「だが、ほどほどで良い。以前のような事が起きては緒方も困るだろう」

キャスター「は、はい。その節はすみませんでした…」

武内P「?」


未央「ちえりん、誕生日おめでとー!」

一同「「「おめでとー」」」

智絵里「ありがとうございます」ニコッ

未央「ではでは、プロデューサーとみむっちのケーキは後にして、恒例のプレゼントコーナー!誰からいくー?」

武内P「…では、私から」

未央「おお!プロデューサーからだね」


武内P「…気に入って頂けると、いいのですが」スッ

智絵里「あ、ありがとうございます」

智絵里「…開けてもいいですか?」

武内P「はい、どうぞ」

智絵里「…」パカッ

智絵里「これ、時計ですか?」

蘭子「おお、禍々しき霊気を感じる」(クローバーの針がかわいいですね!)

智絵里「ま、禍々しい…かはよく分からないけど、とっても可愛らしいです。大切にしますね」

武内P「はい、気に入って頂けたなら幸いです」


武内P「…」

ちひろ「プロデューサーさん…って、何ですかこの荷物は」

武内P「全て、緒方さん宛のプレゼントですが…」

ちひろ「まだ、向こうからトラックが来ていますね」

武内P「…」


智絵里「ぷ、プロデューサーさん!」

武内P「!、緒方さん。どうかしましたか?」

智絵里「あ、あの…さっき部長さんが来て、ドラマの主演が決まったって連絡が」

武内P「ほ、本当ですか?」

智絵里「は、はい。私が、そんな大役を任されてもいいんでしょうか…」

武内P「…きっと、緒方さんの頑張りを認めてくれた方がいるから、そのような話が挙がったのだと思います」

武内P「ですが、そのチャンスを活かせるかどうかは、これからの緒方さんに掛かっています」

武内P「これからも、頑張れそうですか?」

智絵里「…」


智絵里「…まだ、人前に立つと不安でいっぱいになりますけど…」

智絵理「それでも、シンデレラプロジェクトの皆と頑張るって、決めたから」

智絵里「私、頑張ります!」

武内P「…良い返事です。これからも、頑張っていきましょう」

智絵里「はい!」


キャスター『いいえ、せいぜい怪我や事故に巻き込まれなくなる程度のものよ。周りの人間に直接影響を与えるレベルじゃないわ』

武内P「…そうですか、分かりました。では、葛木さんによろしくお伝えください」


―――ピッ


武内P「…」

きらり「あれ?こんなところでPちゃんどうしたの?」

武内P「…友人に、電話をしていました。諸星さんはどうしてここに?」

きらり「んっとねぇ、杏ちゃんを探してたんだけど、ロッカーの中で見つかったって電話があったから戻るところなの!」

武内P「そうですか、では…一緒に、っ!」ズキッ


【諸星さんを…笑顔に】安価下3

武内P「教えてさしあげましょう──これが、モノを殺すという事です」

武内P「弔毘八仙、無情に服す……!」

武内P「フランシスコ…ザビ…!?」

ふむ


きらり「Pちゃん?どうしたのぉー?」

武内P「…い、いえ。何でもありません」

きらり「そう?ちょっとだけ怖い顔してたけど、大丈夫?」

武内P「…はい、心配かけてすみません」

きらり「うぇへへ!なら良かった!」


ちひろ「無意識に何をするべきか頭に浮かんだ…ですか」

武内P「はい、今まで意識的に理解することはありましたが、今回のケースは初めてです」

ちひろ「…それで、身体が勝手に動いたり、意識が飛んだりしましたか?」

武内P「…いえ、そのような症状はありませんが」

ちひろ「なら、問題ないと思いますよ。前の薬が残っていただけでしょう」

武内P「…そう、ですか」


きらり「見て見てPちゃん!似合う?」

武内P「はい、とても似合っています」

きらり「うきゃー☆ありがとー!!」

カメラマン「では、撮影開始します」

きらり「あ、はーい!Pちゃん、行ってくるね☆」

武内P「頑張ってください」


カメラマン「あーいいっすねぇ、輝いているよきらりちゃん!」パシャパシャ

きらり「なら…こうとか☆これとか!」

カメラマン「最ッ高!!」パシャパシャ


武内P「…」


カメラマン「よし、じゃあ次のシーンを…え?何?」

カメラマン「男性モデルが急用で来れなくなった!?もう許せんぞオイ!!」

カメラマン「あーどうっすかなぁ…お?ちょっといいっすか?」

武内P「…え?私ですか?」

カメラマン「…うん、うんうん、君良い身体してるねぇ」

カメラマン「物は相談なんだけどさぁ…モデル、やってみない?」

武内P「…構いませんが、一つお願いがあります」

カメラマン「ん?…ふんふん、いいっすねぇ。それ採用!」


きらり「ね、ねぇPちゃん…きらり、重くない?」

武内P「いえ、大丈夫です。諸星さんは、苦しくないですか?」

きらり「うん、大丈夫!…うぇへへ」

きらり「…きらりね、こうして抱きかかえられるの夢だったんだぁ」

きらり「ありがと、Pちゃん。きらり、今とっても幸せだよ☆」

武内P「…」


きらり「…Pちゃん、もしかして照れてる?」

武内P「え?い、いや…その…」

きらり「うっぴゃー!Pちゃんかっわいいー☆」バタバタ

武内P「も、諸星さん!落ち着いて…」ズルッ

武内P「!」グイッ

きらり「あっ…」


武内P「っ!す、すみません!」バッ

きらり「…」

武内P「…諸星さん、大丈夫ですか?」

きらり「…い、今…」

武内P「…」

きらり「……にょ、にょわぁぁぁ//」ダッ


武内P「諸星さん!待ってください!諸星さん!」ダッ


カメラマン「…」

カメラマン「いやー若いっていいっすね」


ちひろ「…」


武内P「…」

莉嘉「あ!Pくん見つけたー!」

武内P「城ヶ崎さん…どうか、しましたか?」

莉嘉「あのね!きらりちゃんとPくんの話してたら、顔を真っ赤にして突然走り出したの!Pくん何か知らない?」

武内P「…い、いえ。心当たりは…ないですね」

莉嘉「ほ ん と に~?」

武内P「…」キィィン


【城ヶ崎さんの気を紛らわさなければ…何か方法は?】安価下3


莉嘉「あれ?Pくん目の色が…」

武内P「城ヶ崎さん」スッ

莉嘉「え?」

武内P「…」ちぅ

莉嘉「!?」


武内P「…その件については、内緒にして頂けないでしょうか?」

莉嘉「あ…え?今、手にキスしたよね?え、なんで?」

武内P「お願いします」ズイッ

莉嘉「えと、その…//」

武内P「…」

莉嘉「……!、あれ、お姉ちゃん?」


美嘉「」


美嘉「…あ、アンタ何してんの!?」

武内P「…お願いを、していました」

美嘉「そんなことを聞いてるんじゃない!い、いい今!莉嘉にき、キキ…キッ」

武内P「…」

美嘉「り、莉嘉も!何か言いなさいよ!」

莉嘉「…//」

美嘉「あーもう!何よこの空気!」


武内P「…では、こうしましょう」スッ

美嘉「へ?」

武内P「…」ちぅ

美嘉「…」

美嘉「!?//」ボンッ


武内P「それでは、私は諸星さんと話をしてくるので、このことは内密にお願いします」

莉嘉「う、うん…」

武内P「失礼します」


莉嘉「…」

莉嘉(なんだろう、すごいドキドキする…)ギュッ


美嘉「」プスプス


ちひろ「プロデューサーさん、見ましたよ?」

武内P「…千川さん」

ちひろ「まさかとは思いましたが、本当に完全適応者だったんですね」

ちひろ「そろそろドリンクの適用を止めるべきかと思いましたが、安心しました」

武内P「…」

ちひろ「今のプロデューサーさんは限りなく『完成』に近いです。後少しで馴染み終わると思います」

ちひろ「その調子で、頑張ってください」

武内P「…はい」


みく「…ねぇ、李衣菜ちゃん」

李衣菜「何?」

みく「最近の事務所の雰囲気、何かふわふわしてない?」

李衣菜「…ふわふわって表現が良く分からないんだけど」

みく「ふわふわはふわふわにゃ、何かこう…ぽけーみたいな?」

李衣菜「いや、分からな…いこともないかも」

みく「でしょ?絶対なにか起きてるにゃ」


李衣菜「何かって、何?」

みく「それは分からないけど…だから、それを今から調べるの!」

李衣菜「えー、どうやって?」

みく「んー、とりあえずみくはPチャンに聞いてみるにゃ。李衣菜ちゃんは皆に聞いてみて」

李衣菜「…まぁ、私も気になってたし、別にいいけど」

みく「それじゃ、調査開始にゃ!」


―――コンコン


武内P「どうぞ」

みく「お邪魔するにゃ」ガチャッ

武内P「前川さん、どうかしましたか?」

みく「えっと、最近事務所の雰囲気が何だかぽわーっとしてる気がするんだけど、Pチャン何か知らないかにゃ?」

武内P「…」

武内P「そう、ですね…」


【前川さんを放置するわけにはいきませんね、何か対策を】安価下3


武内P「!?」ズキッ

みく「Pチャン?」

武内P「…」

みく「ぴ、Pちゃん!?どうしたにゃ!?」

武内P「…ぐ」


【良心フィルター発動 一度のみ選択肢を開示します】安価下2

①仕方ありませんね(無言の腹パン)

②ノーカン!ノーカン!


武内P「はぁ…はぁ」

みく「Pチャン、大丈夫?」

武内P「……はい、ありがとうございます」

みく「いったいどうしたの?何かの病気なの?」

武内P「いえ…その…」

武内P「…昨晩、付き合いで飲み過ぎてしまい、二日酔いが酷くて…」

みく「…」


みく「…嘘」

武内P「!」

みく「Pチャンが付き合いでも体調管理を怠るわけないもん。みく知ってるよ」

武内P「…」

みく「ねぇ、Pチャン。今何が起きているの?皆とPチャンの体調に、何か関係はあるの?」

武内P「…そ、それは」


ちひろ「関係ないですよね?プロデューサーさん?」


武内P「…」

みく「え?ちひろさん?」

ちひろ「プロデューサーさんがアルコールで体調不良なのは本当ですよ?私が保証します」

みく「で、でも…」

ちひろ「それと、今皆さんが色々と不安定なのは、新しいライブの噂が広まったからかと」

みく「…ライブ?」

ちひろ「はい、未央ちゃん達が話していたと思います。確認してみては?」

みく「…」

ちひろ「…」ニコッ

みく「」ゾクッ


みく「…」

李衣菜「あ、みく探したよ、もう。なんでこんなところにいんの?」

みく「…ちょっと考え事」

李衣菜「ふぅん…ってそれより、未央ちゃんから聞いたんだけど!皆で…」

みく「ライブが出来るかもしれない…でしょ?」

李衣菜「あれ?なんだ、プロデューサーから聞いたんだ」

李衣菜「何でもちひろさんと部長さんが話してるのを偶然聞いたらしくてさ、それで皆そわそわしてたんだね」

みく「…」


李衣菜「…あれ?なんかあんまり嬉しそうじゃないね」

みく「…ううん、とっても嬉しいよ。でも、今は他のことで頭がいっぱいで…」

李衣菜「他のこと?何かあったの?」

みく「…」

みく「李衣菜ちゃん、お願いがあるの」


武内P「…」


―――コンコン


武内P「!、…はい」

みく「失礼します。Pチャン、ちょっといい?」

武内P「……なんでしょうか?」

みく「近いうちに行われるライブは、本当?」

武内P「…」

武内P「まだ、正式には決まっていませんが…そのような話が挙がったのは聞きました」


みく「それは、Pチャンが準備したものじゃないの?」

武内P「…いいえ」

みく「なら、いつ誰がその話を作ったの?」

武内P「…」

みく「…」

武内P「…すみません、まだ企画中の話なので、詳しくは知りません」


みく「…質問を変えるね」

みく「Pチャンは、さっきみくに何をしようとしたの?」

武内P「」

みく「…」

武内P「…」


【前川さんに、真相を話すべきなのか…】コンマ判定↓

1~6:後ろの正面

7~9:全てを打ち明ける(みくEND)


ちひろ「駄目じゃないですか、そういうこと聞いちゃ」

みく「…え?」

武内P「!?」

ちひろ「おやすみなさい」プスッ


―――ドサッ


武内P「前川さん!!」ガタッ

ちひろ「危なかったですね、プロデューサーさん。もう少しで話していたでしょう?」

武内P「前川さん!!しっかりしてください」


ちひろ「大丈夫ですよ、ちょっと記憶が混濁するくらいです」

武内P「…」

ちひろ「私の邪魔をしていた李衣菜ちゃんにも同様の薬を打ちましたから、もう心配はありません」

ちひろ「これからも頑張ってくださいね?プロデューサーさん」

武内P「…」


みく「……あれ、ここは?」

武内P「目が、覚めましたか?」

みく「Pチャン?…ここ、事務所かにゃ?」

武内P「…はい。前川さんは、貧血で倒れたのですが…大丈夫ですか?」

みく「貧血…?」

みく「…」


武内P「何か、して欲しいことはありますか?」

みく「…」

みく「…Pチャンは、何をしてくれるにゃ?」

武内P「!」

みく「Pチャンに任せるにゃ」

武内P「…」

武内P「っ!」


【前川さんに、今するべきことは…】安価下3

元からこんな感じの話にする気だったんだろうか?


…申し訳ありません。どうしてもこの後の展開的に事情を話して協力してもらうのは難しいので、安価を改変させて頂きます

また、安価とは関係なしに話が飛躍していることを重ねてお詫び申し上げます

その他の謝罪は後書きでまとめて行いますので、よろしければ最後までお付き合いください


武内P「…前川さんに、お伝えしなければいけないことが」


――――♪


武内P「!」ビクッ

みく「…Pチャン、携帯鳴ってるよ?」

武内P「…」


みく「…」

李衣菜「うーん…」

みく「あ、李衣菜ちゃん…どうしたの?」

李衣菜「いや、何か忘れているような気がするんだけど…思い出せなくて」

みく「李衣菜ちゃんも?」

李衣菜「李衣菜ちゃんもって、みくも何か忘れているような気がするの?」

みく「…うん」

李衣菜「…まぁ、思い出せないってことは大したことじゃないだろうし、気にしなくてもいいんじゃない?」

みく「…そう、かな?」

李衣菜「そうそう、気にしない気にしない」

みく「…」


ちひろ『私はプロデューサーさんのために動いているだけですよ?』

ちひろ『皆さんと仲良くなりたいというプロデューサーさんの願いを叶えただけです』

ちひろ『それに、あと少しでプロデューサーさんは、誰に対しても常に最適の行動を取るが出来るようになります』

ちひろ『前のように突然暴力や破壊衝動に襲われることは無くなるんです』

ちひろ『もう少し、頑張ってみませんか?』


武内P「…本田さん、少しよろしいでしょうか?」

未央「あ、プロデューサー!何々?ライブの話?」

武内P「いえ、それとはまた別の件なのですが…」

未央「も、もしかして…徹○の部屋に呼ばれちゃったとか!?」

武内P「…そのような話でもありません」

未央「えー…ちぇっ、それじゃあ何だろう?」


【本田さんと、何をしましょうか?】安価下3


武内P「私と、食事にいきませんか?」

未央「…へ?」

武内P「近くに美味しそうな洋食屋を見つけたので、宜しければ一緒にどうかと思いまして」

未央「えっ…と、それってもしかして…」

未央「い、いやいやいや、どうせしまむーとしぶりんも一緒とかってオチなんでしょ?」

未央「もープロデューサーってば人が悪いなー、このこのっ!」

武内P「いえ、食事は私と本田さんだけです。島村さんや渋谷さんには、内緒ということで」

未央「…え」


武内P「では、このドレスに着替えてください」

未央「ちょ、そんな高そうな服着て行くとこってどこ!?どう考えてもホテルの屋上的な場所だよね!?」

武内P「大丈夫です、本田さんにとても似合っていると思います」

未央「あ、ありがとう…って、問題はそっちじゃなくて!!」

武内P「では、お願いします」

スタイリスト「おっけぃ」ズドンッ

未央「ちょ待っ」


―――ウワァァァァァ


未央「…」

武内P「本田さん、味の方はどうでしょうか?」

未央「…すごく美味しいんだろうけど、き、緊張して…よく分かんない」

武内P「…それは、困りましたね」

武内P「…」

武内P「では、こうしましょう」


武内P「どうぞ」スッ

未央「え?」

武内P「口を開けて下さい」

未央「!?」

武内P「あーん」

未央「」


未央「む、無理無理!恥ずかしくて出来ないよ//」

武内P「大丈夫です、堂々としていれば意外とばれません」

未央「いやばれるよ!絶対白い目で見られるって!」

武内P「そうですか…」シュン

未央「あっ…えと…」

武内P「…」

未央「うっ…うう…」

未央「…あむ」パクッ

武内P「…」ニコッ

未央「…//」


武内P「では、今日もお疲れ様でした。また明日もよろしくお願いします」

未央「う、うん…」

武内P「おやすみなさい」

未央「…おやすみ」


未央「…あーもう、明日からどんな顔して会えばいいんだろ」

未央「…っ//」

未央「うあー!!」

弟「姉ちゃんうるさい!」ガチャッ


ちひろ『いい感じですね、後3人くらいで完全に馴染むと思います』

ちひろ『明日は、李衣菜ちゃんにアプローチをして下さいね』

武内P「…分かりました」


―――ピッ


武内P「…」


【多田さんと、何をしましょうか?】安価下3


李衣菜「プロデューサー、呼びましたか?」

武内P「はい、少しお話があってお呼びしました」

武内P「…前川さんは、一緒ではありませんね?」

李衣菜「?、みくちゃんならレッスンに行ってると思いますけど」

武内P「…そうですか、分かりました。話というのは、多田さんの音楽性について聞きたいことがあります」

武内P「多田さんにとって、ロックとは何ですか?」

李衣菜「ロックが何か、ですか?えーっと…」

武内P「…」


李衣菜「…で、それで…えっと…」

武内P「…ありがとうございます、もう結構です」

李衣菜「そ、そうですか?いやーまだ語り足りないんですけど…」

武内P「多田さん、ロックのライブコンサートに行きましょう」

李衣菜「な、なんでいきなりその話になるんですか!?」

武内P「先ほどの話を聞く限り、多田さんのロックに対する感覚は少しずれています」

武内P「今一度、本物のロックに触れて頂き、その本質に触れていただきます」

武内P「幸いロックフェスのチケットが手に入ったので、このフェスで多くのことを得てください」

李衣菜「う、うう…わ、分かりました」


―――ウォォォォォォォォォォォォォォォォ


武内P「FOOOOOOOOO!!!」

李衣菜「イエーイ!!」

武内P「PPPH!PPPH!」

李衣菜「ロックサイコー!!」


武内P「…ロックは、反社会的であったり、政治に対する糾弾を現したものもあります」

武内P「しかし、多田さんが目指すロックは、それらではないですよね?」

李衣菜「はい!上手く言葉で説明できませんけど…」

李衣菜「誰にでも受け入れられて、世界中の人を熱狂させるような」

李衣菜「そんなロックを目指したいです!!」

武内P「…良い目です。一緒に、探していきましょう」

李衣菜「はい!!」


凛「…それで、声を張り過ぎて喉を傷めたんだ」

武内P「は”い…んんっ、すみません」

凛「はぁ…別にいいけど。それより、プロデューサーなんか雰囲気変わった?」

武内P「そ、そうでしょうか?」

凛「…うん、見た目が変わったってわけじゃないけど、何となくそう思ったから」

武内P「…」


凛「後、未央と何かあったでしょ?」

武内P「…どうしてそう思われるのですか?」

凛「質問してるのはこっちなんだけど」

武内P「…渋谷さんに、隠し事はできませんね」

武内P「ですが、その件については話すことは出来ません」

凛「…ふーん」

武内P「代わりと言っては何ですが、私と…」


【渋谷さんと、何をしましょうか?】安価下3


「ハハッ」


凛「…」

武内P「撮ります、ハイッチーズ」


―――カシャッ


武内P「では、この時間帯はあのアトラクションが空いている可能性が高いので、そちらに向かいましょう」

凛「…ねぇ、私達どうしてここにいるんだっけ?」

武内P「?、もちろんデートですが」

凛「…あのさぁ、プロデューサーとアイドルがこんなことしても良いの?」


武内P「渋谷さんは、嫌だったのですか?」

凛「…」

凛「嫌だったら、来てないと思うけど」

武内P「そうですか、安心しました」

凛「…時間もったいないし、早くいこ」


―――ヘビノ、ヘビーキュウ!!


武内P「…」

凛「…」

??「プッ、っくく、ふふ…」


武内P「…高校の修学旅行の時は、友人たちと回りました。いかに効率よく回れるか、何度も調査しましたね」

凛「友達いたんだ…良かった」クスッ

武内P「…」

凛「じょ、冗談だよ…本気にしないで」

武内P「…」

凛「ちょ、ごめんってば!ねぇ!」


武内P「パレードはここから見るのが良いですね」

凛「そうなの?あまり良さそうには見えないけど」

武内P「トイレも近いですし、終わった後の移動を考えれば、ここが最適だと思います」

凛「そっか、帰りが一番混むもんね」

武内P「はい、事前にルートを確認して、集合場所なども考えておけば、より安全だと思います」


「ハハッ」フリフリ


凛「…終わっちゃったね」

武内P「はい、今日は…楽しんでいただけましたか?」

凛「…」

凛「うん、悪く無かったかな」

武内P「…なら、良かったです」


―――ミンナドコダー!ハムゾー!


凛「分かってはいたけど、すごい人ごみ…」

武内P「…そうですね、では」スッ

凛「…何、その手?」

武内P「はぐれては大変なので、その対策を」

凛「…」

凛「…まぁ、仕方ないよね」

凛「うん…」


―――ギュ


武内P「…」


―――ズズッ


武内P「…」


―――ズズズッ


卯月「えぇ!?凛ちゃんプロデューサーさんとディズ…」

凛「ちょ、卯月!声が大きい…」

卯月「あっ!ご、ごめんなさい」

凛「うぅ…」

卯月「でも良いなぁ…私も凜ちゃんや未央ちゃんみたいに、どこか連れて行って欲しいなぁ」

凛「…ん?未央みたいに?」

卯月「あ」

凛「…ねぇ卯月、その話を詳しく聞きたいんだけど」

卯月「…」ダッ

凛「卯月ィ!!」ダッ


卯月「はぁ…はぁ…」

卯月「何とか逃げきれました…あれ?」

卯月「プロデューサーさん!」


武内P「…島村さん、どうかしましたか?」

卯月「え、あーえっと、そのぉ…」

武内P「…」


【島村さんと、何をしましょうか?】安価下3

何が馴染むんだろう


武内P「島村さん、前に新しい振り付けで分からない所があると話されていましたが…その後、どうですか?」

卯月「え!?えっと…まだ、完璧には出来ていません。…ごめんなさい」

武内P「そうですか。では、今日は特別レッスンを行いたいと思います」

卯月「特別レッスン…ですか?」


武内P「ワン、ツ、スリー、フォー」タンッタンッ

卯月「はっ…はっ…」キュッキュッ

武内P「ワン、ツ、スリー、フォー」ダンッダンッ

卯月「はぁ…はぁ…わわっ!?」ヨロッ

武内P「…ここですね、もう一度初めからいきましょう」

卯月「は、はい!」


武内P「…では、休憩です。しっかり休んでください」

卯月「は、はいぃ…」ヘナヘナ

武内P「かなり良くなってきました。この分なら今日中にマスターできると思います」

卯月「ほ、本当ですか!?」

武内P「はい、私の言う通りにして頂ければ、間違いありません」

卯月「…えへへ」

武内P「…?」


卯月「…なんだか、いつものプロデューサーさんじゃないみたいですね」

武内P「…」

卯月「あ、おかしいという意味じゃないんですけど」

武内P「…具体的には、どう違うと思いますか?」

卯月「えーっと…いつもより、自信たっぷり!みたいな感じで、別人みたいです」

武内P「…」

武内P「…島村さんは、今の私をどう思いますか?」

卯月「え?」

卯月「そう、ですね…」


卯月「…私は前のプロデューサーさんも、今のプロデューサーさんも、どちらも好きですよ?」

武内P「…」

卯月「プロデューサーさんは、たくさんの人の中から私を選んでくれた、大切な人です」

卯月「なので、プロデューサーさんがどんな風になっても、私の想いは変わりません」

卯月「プロデューサーさんのこと、信じてますから!」


武内P「…」


――――ピシッ


武内P「…ありがとうございます。これからも、よろしくお願いします」

卯月「はいっ!」

武内P「それでは、レッスンを再開しましょうか」

卯月「そうですね、頑張り…あ、あれ?」クラッ

武内P「…島村さん?」

卯月「す、すみません…ちょっと、眩暈が…」フラッ


――――ドサッ


武内P「…」


卯月「う、う~ん…」パチッ

卯月「…あれ?私…」

武内P「…島村さん、大丈夫ですか?」

卯月「プロデューサーさん?」

卯月「…」

卯月「!?」


卯月「プ、プロデューサーさん!?えっ…えええ!?」

卯月(ふあ!?プ、プロデューサーさんに膝枕されてるぅ!?)

武内P「落ち着いてください、まだ本調子ではないはずですので…」

卯月「も、もしかして私、倒れちゃいました?」

武内P「…はい、軽い熱中症だと思います。申し訳ありません…私の監督不足で、島村さんに無理をさせてしまったようで…」

卯月「い、いいえ!私の方こそ、ちゃんと休憩しないで倒れちゃって…ごめんなさい」

武内P「いえ、元はといえば私が…」

卯月「いいえ私が!」

武内P「…」

卯月「…」


卯月「…ふふっ」

武内P「…では、お互いに反省ということで、よろしいでしょうか?」

卯月「はい、…ってあぁ!」ガバッ

武内P「もう、大丈夫ですか?まだ休んだ方が…」

卯月「いいっ、いえ!これ以上休んでたら、また倒れそうなので!」

武内P「…?」

卯月「ううっ…//」


武内P「…」


――――ズズズ、ズ…


ちひろ「…おかしいですね、予想ではもう覚醒していてもいい頃ですが」

武内P「…」

ちひろ「次にするべきことや、何かの予兆のようなものはありませんか?」

武内P「…いえ」

ちひろ「そうですか、まぁ時間の問題だと思います」

ちひろ「明日はみりあちゃんが帰ってきますし、彼女と接してみて下さい」

ちひろ「そのあと、反応を見てみましょう」


みりあ「蘭子ちゃん、ただいま!」

蘭子「我が同胞よ、よく舞い戻った(みりあちゃん、おかえりなさい!)」

みりあ「はい、お土産のニワトコの杖だよ!」

蘭子「おぉ、宿命の杖!フフフッ…感謝する(素敵なお土産、ありがとう!)」

みりあ「うん!どういたしまして」

みりあ「そうだ蘭子ちゃん、プロデューサーがどこにいるか知らない?」

蘭子「我が友の行方?自らの旅立ちの地にて、約束を果たしているはずだが?(プロデューサーなら、自分のお部屋でお仕事してるよ?)」

みりあ「プロデューサーのお部屋?うん、ありがとう蘭子ちゃん!」


みりあ「プロデューサー!」バタンッ

武内P「…赤城さん、戻られていたんですね」

みりあ「うん!プロデューサーにもお土産…」

みりあ「…?」

武内P「…どうか、されましたか?」

みりあ「…」


みりあ「―――誰?」


武内P「!」


――――ビキッ


みりあ「…あ」

みりあ「ご、ごめんなさい…私、今変なこと言っちゃった」

武内P「い、いえ…」

みりあ「プロデューサーの目を見た時、ちょっと変な気分になっちゃって、それで…」

武内P「…」


【赤城さんが私を不審に思っている…何か、何か対策を】


武内P「…」

武内P「…」

武内P「…」


【…何も、思い浮かばない?】


みりあ「…プロデューサー?」

武内P「…」

みりあ「…」

武内P「…」

みりあ「プロデューサー!」

武内P「!」


武内P「す、すみません…少し、気分が悪くて…」

みりあ「え!?大丈夫?」

武内P「はい、すぐに良くなると思います。少し…休憩を取りますね」

みりあ「う、うん…ゆっくり休んでね?」

武内P「…ありがとうございます」


いつからだっただろうか、自分で皆さんとどう接するべきか、考えるのを止めたのは

いつからだっただろうか、皆さんと上手く接することだけを、考えるようになったのは


――――いつからだっただろうか、皆さんの笑顔を、気にしなくなったのは


みく「…Pチャン?」

李衣菜「ん、どうしたの?」

みく「今、Pチャンが通ったような…」

李衣菜「…気のせいじゃない?誰もいなかったと思うけど」

みく「…」


武内P「…」バシャバシャ

武内P「…」キュッ

武内P「…」

武内P「…」クイッ

武内P「…」


――――私は、どうするべきなのだろうか


【ED分岐選択肢】安価下1~5、多数決


①『それでも私は、完璧を目指す』(理想のプロデューサーEND)

②『自らの手で…皆さんに笑顔を…』(皆のプロデューサーEND)


――――考えるまでもない、答えは決まっている


武内P「…」


――――ダッ


ちひろ「…本当に、良いんですか?」

武内P「はい」

ちひろ「では、これが解毒剤です。これを飲めば、おそらく回復すると思いますが…効果の保証はできません」

武内P「それで大丈夫です。後は自分でなんとかします」

ちひろ「…分かりました。どうぞ」スッ

武内P「…」ゴクッ


ちひろ「…残念ですね、あと少しで貴重な成功例を出すことが出来たんですが」

謎の女性『――――』

ちひろ「きっかけはみくちゃんや卯月ちゃんでしたが、決め手はみりあちゃんではないかと」

謎の女性『――――』

ちひろ「そうですね」

ちひろ「これ以上逮捕者を出しても、事後処理が大変ですし、ここで一旦手を引きます」

謎の女性『――――』

ちひろ「はい。次のプロデューサーさんは、きっと上手くやってくれるでしょう」


みりあ「あっ!プロデューサー!!」

莉嘉「えっ、Pくん!?どこどこ?」

武内P「…皆さん、どうしてここに?」

きらり「Pちゃんが具合悪そうだったってみりあちゃんに聞いて、探しにきたんだよ?」

武内P「…そうだったのですか、ご心配をかけて申し訳ありません」

莉嘉「Pくんもう大丈夫なの?」

武内P「はい、薬を飲んだのでもう大丈夫です」

みりあ「…!」

きらり「そっかぁ、良かったにぃ☆」


武内P「赤城さん、先ほどは失礼しました」

武内P「…今の私は、もう怖くありませんか?」

みりあ「…」

みりあ「うん!いつものプロデューサーに戻ってる!」

武内P「…そうですか、良かったです」


きらり「にょわ?なんのお話ー?」

武内P「いえ、大した話ではありません。それより、どこか昼食に行きませんか?」

莉嘉「あっ!それさんせーい!」

みりあ「私もー!」

武内P「では、行きましょうか。諸星さんも行きましょう」

きらり「あ、待ってPちゃん!」


――――プルルルルル、ピッ


武内P『…こんな時間に、申し訳ありません』

武内P『今、お時間よろしいでしょうか?』

武内P『…実は、どうしてもお話しておきたいことがあり、電話させていただきました』

武内P『今、女子寮を出ることは出来ますか?』

武内P『もし、可能でしたら…』


以上です。

至らぬ点ばかりだったと思いますが、久しぶりの安価スレ?といえるかどうかすら怪しい作品ですが、楽しかったです。

最後まで見て頂き、ありがとうございました。


以下、今作の謝罪及び補足を兼ねた反省会を行います。

上に書かれている疑問、全体の質問にもお答えするので、よろしければご覧ください。

やっぱりスレタイってユートの台詞を文字って言わせたのかな?


>>5

アニメ版ちひろさんの美波に対する呼称は、「新田さん」ですね

ゲームではちょっと分かりませんでした、すみません


>>123

武内Pの豊富な知識でシナリオを書いて欲しいと思ったのですが、蘭子に任せるべき場面でしたかね?

蘭子が小説や詩を書いているイメージが少なかったので…うーむ、反論等あればご意見下さい

乙、急展開にびっくりしたけど面白かったよー
みくエンド逃したのはちょっと残念だったけどその後続いたおかげで未央とか可愛かったし


>>187

改めて見ると、流石に他作品のキャラを出すのはまずかったですね

Fateを知らないからすれば置いてけぼりでしょうし

どこかの開発者みたくぼかして入れるべきでした、謝罪致します


>>192

あああああああああああああああああああああああああああああああああああ

ごめんよ智絵里ぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいぃぃぃぃ

許して許して許して許して許して許して許して許して許して許して許して許して

あああああああああああああああああああああああああああああああああああ

許してほしくば続きを書くのだ!


>>312

そうですね。このスレを考えた段階で、シリアス展開を入れたいと考えていました

ただ、皆さんの需要としてそんなものは必要なかったようで…

見直してみれば、安価スレにも関わらず、私の独断で話を転がしたのはまずかったと思います

申し訳ありませんでした




>>382

考えないでください、感じてください

…まぁ、たぶんドリンクの成分だと思います

細かい設定は考えてないので、皆様のご想像にお任せします


>>445

ばれてしまいましたか、実はそうなんです


>>448

実はあの安価の後、すぐにみくには退場してもらう予定でした

しかし、予想以上にみくの出番終了を悲しむ声が多かったため、急遽内容を変更してコンマ判定もろもろの内容をを入れた感じです

みくEND…もし成功していたら、どんなラストになっていたのやらw


>>413

もし完璧なプロデューサーが選ばれていれば、みくとみりあを除くメンバーとかなり親密になっている描写を入れて終わるつもりでした

文字通り失言や配慮不足などありえない理想のプロデューサー、ですがそれはもう武内Pではありません

みくは武内Pが感じる罪悪感から仲良くなりきれず、ギリギリな関係になりつつもちひろさんの補助もあり何とか

みりあはどんな言葉で取り繕うと、持ち前の特別な感覚で違和感を感じてしまい、微妙な関係

そんな話だったと思います

退場……ちひろさんに[ピー]されるんです?


>>451

続き…ですか、急展開という名のぐだぐだで終わったにも関わらずそう言っていただけるとは、感謝の極みです

では、後日談の方を少しだけ

まだ改変して処理しきってない安価が残っていますし、その話を書きます


>>457

ちひろさんは素敵な女性です、そんなことするわけないじゃないですか)ガチャガチャ

…まぁ、もし暴力やえっちぃ安価が採用されていれば、ちっひにもっとあくどい役を押し付けていましたが


①悪魔に脅されたプロデューサー、自分の意思で安価遂行

②薬で狂化されたプロデューサー、本能で安価遂行


たぶんこの2択で安価処理したと思います

ごめんね、ちっひ

とりあえず乙

みく辺りからの展開に関してはタイミングが悪かったってのもあるだろうね
腹パン安価突っ込まれてざわざわしてた時じゃなかったらまだ急展開でも受け入れられたかも

あと安価に関係なく展開が決まってるんだとしても>>316みたいにぶっちゃけないほうがいいと思う
言われなきゃ見てる側にはわからないもんだし


みく「あっ、Pチャン!」

武内P「…」ペコッ

みく「どうしたの?大事な話って…何かにゃ?」

武内P「…はい、これから説明します」

武内P「どうか、最後までしっかりと聞いてください」

みく「?」

武内P「…始まりは、私があるドリンクを受け取ったことからでした」


武内P「…以上が、前川さんを含め、多くの方を巻き込んでしまった、事の顛末です」

みく「…」

武内P「全ては、私の心の弱さが招いたことです。本当に、申し訳ありませんでした」

武内P「…前川さんにこの話をしたのは、今後の私の転身を決めてもらおうと思ったからです」

みく「え?」

武内P「…前川さんが望むなら、私は、プロデューサーを…」


みく「えいっ」ポスッ

武内P「…前川さん?」

みく「ねこぱんち☆特に意味はないにゃ」

武内P「は、はぁ」

みく「…Pチャンは、皆のためになると思ってやったんでしょ?だったら謝ることなんてないよ」

みく「だから、転身なんて考える必要ないし、これ以上謝る必要もない…それでOKにゃ!」

武内P「し、しかし…」


みく「みくが良いって言ってるからいいの!」

みく「…でもまぁ、どうしてもって言うならお願いでも聞いてもらおうかにゃあ」

武内P「!、はい。私に出来ることであれば、何でも言ってください」

みく「そうにゃー…」

みく「…ん?」


みく「今、何でも言ってくださいって言ったよね?」

武内P「…え、えぇ。私に出来ることなら」

みく「なら、今まで皆にしたことを、全部みくのためにして貰おっかにゃあ♪」

武内P「…全部、ですか?」

みく「もちろん男に二言はないにゃ~?」

武内P「は、はい…」


みく「それじゃあまずは…有休で大阪に帰ろうかにゃあ」

みく「もちろんPチャンも一緒にゃ!」

武内P「…早急にスケジュールを見直します」

みく「うんうん、それからそれからぁ…」


「「…」」ジー


みく「うにゃ!?」

武内P「…?どうしましたか、前川さん」

みく「い、いや…何でもないにゃ」

みく「…あはは」


後日談終わり。期待したものと違ったならすみません

>>461でもご意見頂きましたが、やっぱ途中で私のつぶやきを入れるのはNGですね

次回があれば、シリアス・>>1コメ・安価通り(あれば)の武内Pスレをあげたいと思います

その時はよろしくお願いします

では、お疲れ様でした

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