異なる文明に彩られた国々の隣り合う、私たちのよく知るそれとは違う「日本」を舞台に、
世界に混乱と破壊をもたらす謎の「麻雀の魔王」の支配を防ぐべく、
四人の主人公が今、立ち上がる—
※4人の主人公を視点切り替えながら進める咲-saki-の安価スレです。
キュゥべえが出てきたり菫さんが魔法少女になれたりするけどクロススレってほどじゃない。
一つの世界だけど、ストーリーの始まる時点は主人公ごとに違ってるから、ある主人公の行動が別な主人公のいる過去未来に影響したりするよ。
主人公によっては世界設定が原作離れしてるけどそんなん考慮せんでええ。
最終的な目的は、どこかにいるらしい魔王をふつうの女の子に戻すこと!
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1353764107
4人の主人公について
※主人公ごとに活動地域がだいたい決まっていて、イベントはその中で起こる。
このスレには物理バトルと麻雀バトルの二種類のバトルがあります。どっちのバトルがメインでストーリーが進むかは主人公ごとに違う。
一人の主人公である程度ストーリーが進むと、視点切り替え安価が出て他の主人公に視点を移せるようになります。
【各主人公プロフィール】
主人公1:弘世 菫 Class :魔法少女
白糸台高校麻雀部の部長にして全国でも有数の打ち手。
可愛らしいものに憧れる一面を持ち、異星人キュゥべえと契約して魔法少女となり、人間たちを脅かす魔獣たちと戦う。
その過程で、部の後輩で新入生の大星淡が魔獣たちの支配者と関係していることを知ってしまう…。
主人公2:原村 和 Class :ディテクティブ
19世紀ロンドンの文化に浸された霧深い長野の町で次々と起こる怪事件。
麻雀部所属の女学生和は、インターミドル大会に向けて同級生の優希たちと一緒に腕を磨く一方、弁護士の父を持つ家庭背景から、一連の事件の背後を探るべく、自ら捜査に乗り出すことになる。
やがてその行く手に、破壊的な能力を秘めた謎の麻雀打ちが立ちふさがるのだが…。
主人公3:高鴨穏乃 Class :くのいち
京の幕府の弱体化に伴い、西国から南海道の地は群雄割拠する戦国の時代に突入していた。
阿知賀の里は小走やえの下でくのいちとしての修行を積んだ穏乃は、いよいよ全国各地への潜入任務を任されることになる。
その途上で、かつて里を指導する立場にありながら裏切り者として追われる身になった赤土晴絵の謎に巻き込まれてゆくのだった…。
主人公4:龍門渕透華 Class :プリンセス
長野の王国リューモンブルクは、剣と魔法の国。透華はこの王国の姫君にして名高い槍の使い手の一人。
城に封印されている魔物の蘇りが近いとの警告を受けた透華は、従者ハギヨシと共に魔物と対抗する力を得るための旅に出る。
それを阻止すべく放たれる元老院からの刺客、そして仲間たちとの出会い…透華の旅の果てに待つものとは?
【キャラクターのステータス】
1、物理バトル用のステータス
パワー(力):武器攻撃の威力
テクニック(技)命中回避の技量
ディフェンス(耐久):ダメージ軽減。また、累積でこの3倍に当たるダメージを受けると、そのキャラクターは戦闘不能になる
マインド(精神):魔法やスキルの威力に影響
スピード(速度):高いと1ターンに取れる行動が多くなる
2、麻雀バトル用のステータス
魔物ランク:打ち手としての格。高いと場を支配することができ、相手のあがりを防ぎ自分をあがらせるオカルト的な能力を発揮できる。
スキル:コンマにさまざまな補正を与える
※各主人公はさまざまな咲ーSakiーのキャラクターを仲間にできます。
どの主人公も仲間にできる人数に制限はありませんが、一人の主人公で仲間にしたキャラクターは、別な主人公では仲間にすることができなくなります。
キャラクターによっては物理バトルでの強さと麻雀バトルでの強さに極端な違いがあるので、特に穏乃や和など、片方のバトルをメインにストーリーが進むタイプの主人公で仲間を増やす時は気をつけてください。
ちなみに現在、各主人公の仲間となっているキャラクター
原村和:片岡優希
弘世菫:キュゥべえ(ただし物理バトルでの戦闘行動はとれない)
高鴨穏乃:新子憧
龍門渕透華:ストーリーがスタートしていません
【麻雀バトルのシステム】
麻雀バトルの勝敗はコンマ判定によって決まります。コンマ判定は三つのタイミングで行われます。
1、起家コンマ
半荘または東風の最初に、打ち手の席順を決めるためのコンマです。打ち手の人数ぶんコンマを振り、2桁を反転させた数値の高い者から東南西北の席につきます。全く同じ数値の者がいる場合は、レス番が上の打ち手を優先。
2、配牌コンマ
半荘または東風の一局ごとに、各打ち手がどんな配牌をもらったかを判定するコンマです。コンマ10の桁がその配牌から期待できる手の高さ、1の桁が和了までの手の速さを表します。コンマ2桁が00なら配牌和了となります。また反転した値が95以上ならばダブルリーチとなり、手の高さに+2の補正がつきます。
3、和了コンマ
一局の決着までに、各打ち手の手がどういう形になったかを判定するコンマです。コンマ10の桁が仕上がった手の高さ、1の桁がどれだけ手が進んだかを表します。コンマ1の桁が9か0になった打ち手はリーチし、手の高さに+1の補正がつきます。
4、和了が決まる仕組み
配牌コンマ手の速さと和了コンマ手の進みの合計にスキルによる補正を加えて、最も高い者があがりとなります。ただし、その者の合計値の1の桁が1となった場合には、その局は流局になります。流局時、手の速さと手の進みの合計が10以上の者はテンパイしています。
5、場の支配
各打ち手は一局での他家のあがりを妨害し、自分をあがりやすくする影響を、場に及ぼすことができます。配牌コンマ2桁の反転に、魔物ランクCの者を0として、1ランクあがるごとに+25の補正を加え、最も高い数値の者が、その局の場を支配したものとみなされます。
場の支配を握った者は、魔物ランクCの者を1として、1ランクあがるごとに+1の場に対する補正力を得ます。あがり判定の時、この補正力は手の速さと手の進みの双方に加算されることになります。
5、和了分類
あがった者の手の進みコンマの1の桁が3の倍数の場合には、その者のツモあがり。それ以外の場合は、配牌、和了の4つの桁のコンマ数値を全て合計し、補正を加えて、和了者以外で最も高い値の者が、ロンされたことになります。
6、打点計算
2と3の二回取った手の高さコンマと手の進みコンマの合計に補正を加えて、打点が決まります。
子の計算表は下の通り。親はこの1・5倍になります。(切り上げ満貫採用)
30以上 役満
29か28 三倍満
27〜25 倍満
24〜20 跳満
19〜14 満貫
13か12 6400
11か10 5200
9から7 3900
6か5 2000
4以下 1000
【麻雀バトルの経験値について】
麻雀バトルの経験値は、魔物ランクの上昇とスキルのレベル上昇の2つに蓄積されます。
麻雀バトルで得られる経験値を決めているのは、対戦した打ち手の魔物ランクです。コンビ打ちやチーム戦の場合は、味方打ち手からは経験値を得ることはできません。
※各魔物ランクの打ち手の所持する基礎経験値
C 1
B 2
A 4
S 7
SS 20
打ち手の各スキルには、対戦した全ての敵打ち手の基礎経験値を合計した数値が、蓄積されます。スキルレベル上昇まで必要な経験値はレベル×100となります。たとえばレベル1なら、上昇まで100の経験値が必要です。
魔物ランクには、それに加えてボーナス経験値が得られる可能性があります。
ウマオカなしの素点がプラスで終了した場合は通常の2倍、トップを取った場合はさらに3倍の経験値を獲得できます。
団体戦の形式でも素点プラスなら2倍、区間順位トップならさらに2倍の経験値を得られます。引き継いだ時点でトップ以外の順位からまくりトップになっても、2倍の経験値を得ることができます。合計8倍まで上昇する可能性があるわけです。
また、コンビ打ちのようなチーム戦形式では、勝者側の経験値が3倍になるというボーナスがあります。
魔物ランク上昇まで必要な経験値は、各ランクごとに違っていて、以下の通りです。
C(400)
B(1000)
A(5000)
S(2000)
SS(???)←たぶんSSSまで上がることはないのでまあ有名無実
【物理バトルのシステム】
物理バトルは、1ターンごとに各キャラクターが、スピードの値と同じだけの行動力を使って、何らかの行動コマンドを入力していくことで進行します。
1、行動のパラメータ
キャラクターのとれる行動コマンドは、それぞれ決められた行動力を消費します。たとえばアイテム使用なら1、攻撃なら3などです。その他、行動コマンドによっては、基本命中率や成功率が設定されていることがあります。
2、安価による行動コマンド入力
物理バトルでは、読者側は主人公とその仲間全員の行動コマンドを、早い者勝ちで安価入力していくことができます。入力された行動コマンドの合計消費行動力がキャラクターのスピードの値に達したら、そのターンでのキャラクターの行動は終了となります。
敵が複数いる状況で単体攻撃を使う場合などは、行動コマンドと同時にコマンドを実行する相手も安価で指定してもらう必要があります。
3、敵側の操作とタイミングの要素
主人公側の行動コマンド入力は早い者勝ちの安価ではありますが、>>1も敵側のキャラクターを操作して行動コマンドを入力していきます。
このため、強力な攻撃を受けるのに回復手段を取るための行動力が足りない…などということがないよう、強大な敵を相手にする時ほど、安価入力のタイミングを見極める必要が出てきます。
4、命中率・成功率の変動
基本命中率や成功率の設定されている行動コマンドは、実際はコマンド実行者と実行対象のテクニックの差によって、命中率や成功率が増減します。
基本命中率が80%でコマンド実行者が対象よりテクニックが4多い場合、実際の命中率は84%になります。逆に4少なければ、命中率は76%になります。
5、戦闘不能について
各キャラクターはディフェンスの3倍の値を累積してダメージとして受けることで戦闘不能になります。戦闘中に受けたダメージを回復させることもできますが、戦闘不能となったキャラクターは戦闘から離脱します。
ほとんどのバトルは敵全員か、そのうち何人かを戦闘不能にすれば勝利となります。逆に主人公側のキャラクターが全員戦闘不能となった場合、バトルに敗北します。
【物理バトルの経験値】
物理バトル、あるいはそれに関係したイベントで得た経験値は、各キャラクターの物理バトル向けのステータスを成長させるために使われます。
パラメータを初期値から1ポイントずつ上昇させていくごとに、一定の経験値が必要になります。
経験値の配分は1ポイントずつ、安価で各キャラクターごとに任意のパラメータに振り分けて行うことができます。あるキャラクターのたとえばテクニックだけを突出させて成長させるも、バランスよく成長させていくも安価次第です。
※最後に一般的なルール
人がいない時は連投してもらってもかまいません。
連続安価取得は、いちおう二回までで、三回目からは安価下にさせてもらいます。ただしコンマとかは別にかまいません。
麻雀バトルなど、コンマ1桁を使って判定する場合、0は10扱いになります。
ただしコンマ2桁の判定では0はふつうに0で、00のみ100扱いになります。分かりにくくてごめんなさい。
前スレはこちら
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1350986983
前スレ埋まったな。
>>1000は面白そうだからやってみようと思うが、ちょっと時間食うかもしれない。
その時はぺっこりん
(つーか戦国の舞台設定でナース服は無理があるな…
まあ何とかしよう)
穏乃「あの、色付き眼鏡をかけた細身の人が、用心棒をしてるのかな?」
憧「そうみたい」
穏乃「あんまり強そうに見えないんだけど…」
憧「まあ、戦うために来たわけじゃないから、そこはどっちでもいいよ」
憧「いざというときのことを考えたら、弱いほうがありがたいけどね」
穏乃「じゃ、さっそく頼みに行こうよ」
憧「待ちなさいってば」
憧「相手に信用してもらうことを考えたら、正面から頼みに行ったほうがいいだろうけど」
憧「それじゃ村人とかにもあたしらの動きがばれちゃうでしょ」
穏乃「うーん…そうかも」
憧「ここはまず、先に荒川と用心棒を引き離したほうがいいと思うんだよね」
穏乃「そんなことできるの?」
憧「ちょっとの間なら、あたしが注意を引き付けて、用心棒を外に誘き出せると思うから」
憧「その間にシズは屋根にとりついて、先に荒川と会ってくれないかな」
穏乃「私が?」
憧「たぶんシズなら、荒川は信用してくれるんじゃないかと思うんだよね」
憧「話をぜんぶ通す必要はないから。それは後で用心棒が家に戻った時に、あたしがその動きを押さえて、二人に聞かせるつもり」
憧「とりあえず最初の話だけはシズと荒川の間でしてほしいんだ」
穏乃「ふーん、よく分からないけど、分かったよ」
結局荒川さん連れて行って任務完了して漫ちゃん診てもらった後さらに奪い返すってことになったんだよね?
ばれたら里の信用問題とかにならね?
憧「じゃ、私が狸を使って用心棒を誘き出したら、作戦決行ね」
穏乃「うん、了解」
二人は村外れの荒川の家に近づいて、それぞれの配置に付いた。
憧が山から誘い寄せた狸が、うろうろと街道の脇をふらつき回った末、荒川家の戸板にぶつかって、大きな音を立てた。
???「ん…?」
家の中から声がして、荒川家の戸口の引き戸をそっとずらす。
隙間から覗いた眼は油断なく辺りを見回している。
憧が狸を意のままに操るよう、風上から匂袋の中身を振り撒いた。
???「妙な気配がする…」
引き戸はゆっくり、慎重に滑るように開いて行く。
現れた細身の少女は、荒川憩の用心棒をつとめている、百鬼藍子だった。
藍子「見失うとまずいよね…」
茂みを伝って風上へと動く狸の気配をはっきりと捉えた藍子は、それを追うべきかどうか一瞬、ためらった。
時刻は晩方。辺りはすっかり暗くなっている。
藍子「あまり離れさえしなければ、大丈夫かな…」
意を決して藍子が動き出したと同時に、穏乃が家の裏手から物陰に潜んで、素早く屋根に這い上がった。
穏乃(今だ…)
藍子のいないわずかな隙をついて、穏乃は荒川家の屋根裏の梁の上に身を落ち着けたのだった。
>>12 穏乃たちがするのはあくまで口約束だから。
実際にするつもりがあったかどうかは誰にも分からない。
憩ちゃんを奪い返すつもりなんてないのに約束だけしたとしたら、赤阪家の依頼で動いた仕事のやり方の範囲内。
後から実際に奪い返す仕事を引き受けてやったとしても、里は最初から赤阪家の家臣でも何でもないので、そういう仕事をすることもある、で片付く。
この時代、最初から信用なんてものはない。騙されるほうが悪い。だからこそ、憧も仕事を引き受けた立場なのに、赤阪家をあんまり信用してない。
穏乃(あれ…?)
それまで潜入することに集中して気づかずにいたが、穏乃の眼下の一室には、年の頃もほとんど変わらない女の子がいたのだった。
???「えーっと、それじゃあ…」
女の子はそう口にしたかと思うと、穏乃の目の前で、それまで身につけていた白い服を脱ぎ始めた。
穏乃(え!?え!?)
穏乃(ちょっと待って、これ何?)
女の子の髪は茶色く、長さは肩までくらいだろうか。
背の高さはふつうくらいだが、同年代の子と比べても特に背の低い穏乃から見ると、細身なこともあってすらりと高く見える。
顔立ちも含めた物腰にどことなく品があるのに、白い服の下から現れた桜色の肌をした肢体は、とても健康的に見えた。穏乃は思わず、その姿に見とれてしまった。
穏乃(か…かわいいっ!)
穏乃(なんか、私と同じくらいの年でこんな生き物がいるのが信じられないくらい…かわいい…)
穏乃(…)
穏乃(…はっ、いけないいけない!)
穏乃(降りて話をしないと!)
そう思って慌てた穏乃は、まだ女の子の着替えも終わっていないのに、梁の上からまっすぐに飛び下りた。
???「…え?」
穏乃「あ、あのっ!?」
穏乃台詞安価:
1、あなたをさらいに来ました!
2、どうしても診てほしい人がいるんですけどっ!
3、自由安価
↓3
私はあなたが欲しい!
1
このスレの住民にはかじゅの素質があるようだ。
個人的にもこの先、どう話を収めたものか気になるが、朝からわりと書き続けてきたので、さすがに今日はこの辺で休ませてもらいますわ。
つーか他のスレ見たりしたいしね。
みなさんお疲れさまでしたー
冷静に考えるとさ
着替え中にこのセリフって
けっこうなことだと思うんだよな……
女同士だからかろうじて当落線上だけど……
>>21 まあ基本的にこのスレは地雷っぽい安価はギャグで処理するからね。
無駄にシリアスになるのは避けたいところ。
ちょっといろいろ立て込んでいて、月末まで投下ペースが落ちるかもしれません。
ちょっとだけやります。
安価:>>18
東国では、医者や看護士の人たちはこういう白い服を着るものらしい。ということはこの子が荒川憩なのはほぼ、間違いないだろう。
穏乃(よし!)
穏乃「あなたをさらいに来ました!」
憩「…へ?」
穏乃「私、あなたが欲しいんです!あなたがいなきゃ、駄目なんです!」
一瞬の間があった。
憩(な…なんやのん?この子…)
憩(いきなり入って来て…)
憩(って、そうや、うちまだ着替え中やん!///)
憩「ご、ごめん、話がよう分からへんけど、ちょっと服着る間だけ、向こう向いててもらえる?」
穏乃「…あっ、そうですよね!ごめんなさい!」
慌てて穏乃は憩に背を向ける。
憩(いきなり飛び込んで来たわりには、礼儀正しい子やねんな)
憩(えーっと、それで、何て言うてたっけ?)
憩(うちが欲しいとか、さらってくとか何とか…)
憩(それって…)
憩(ええっ!?///)
憩(な、なんかの歌みたい…)
憩(そ、そんなこと言われたことないよ…///)
憩(そ、それに人が着替えてるとこにいきなり入って来てそんなこと言うって、この子…)
憩(大丈夫なんかな?気持ちを落ち着かせる薬とか、出したげたほうがええかも…)
憩(わ、悪い子ではないみたいやけど…)
憩(よ、よーし、着替え終わったよ)
憩「あ、あのー?もうこっち向いてもらってもええよ?」
穏乃「あっ、はい!」
穏乃「ごめんなさい、着替え中にお邪魔しちゃって」
憩「ううん、まあ悪気はなかったみたいやし、女の子同士やもんね、そんなに気にはしてへんよ」
憩「…」
憩(…どうしよう?)
穏乃「あっ、あの、さっきも言いましたけど、私、あなたをさらいに来たんです!」
憩「は、はぁ…うちを…さらいに…」
穏乃「あっ、私、高鴨穏乃って言います!よろしくお願いします!」
憩「あ、どうもご丁寧に…」
憩「…えっと、その様子だと穏乃ちゃんはうちのこと知ってるみたいやけど…」
憩「うちは荒川憩言うて、この辺の医者をしてますーぅ」
穏乃「はい!私とそんなに年も違わないみたいなのに、すごいですね!」
憩「ううん、そんなことないよー」
憩(ふつうに会話してもうてるけど…これでええんかな?)
短いけどここまでっす。
今月で穏乃編に区切りつけたい。
再開するっす。
その時ちょうど、家の表戸が開く音が聞こえ、穏乃はさっき出ていった色つき眼鏡の用心棒がどうやら戻って来たらしいことを知った。
???「いやーあはは、何だろうと思って追いかけてみたけど、ただの狸だったみたいね…」
苦笑混じりの声の主はそう漏らしたが、次の瞬間、障子一枚隔てた隣にある荒川憩の部屋から、憩以外の誰かの気配がすることに気がついたようだった。
???「…!?憩ちゃん?誰かいるの?大丈夫?」
憩が返事するより速く、用心棒は刀を構えて障子を引き、室内に穏乃の姿を認めてあっと声をあげかけた。
その首に後ろから腕がかかり、喉元にくないの鋭い刃が突きつけられる。
憧「動かないで。動いたり、大きな声を出したりしたら、容赦なくずぶりといくから」
憩「ナキリさん!?」
憧「ナキリ…そう、この人が百鬼藍子なの」
荒川憩の親しい豪の者の一人として百鬼藍子の名は憧たちも聞いたことがあった。
藍子(くのいちか…忍術を使う相手とは戦ったことがなかったとはいえ、こうやすやすと後ろを取られるとは…)
憩「ちょっと待ってな、うちの友達に危ないことせんでくれる?」
憧「大人しくしててくれたら、何もしないよ。あなたにも、あなたの友達にも」
憧「シズ、どこまで話してたのか分からないけど、そのまま続けて」
穏乃「うん、その…荒川さん、ごめんなさい。私たち、さっきも言ったけど、あなたをさらいに来たんです」
憧(その言い方もどうなのよ…)
憧(まあ、こっちはシズに任せたんだし、いいか)
憩「さらうって、こんな危ないことして!?あかんよ、そんなん!」
穏乃「ごめんなさい、でも私たち、本当に荒川さんもお友達も、傷つけるつもりはないんです」
穏乃「もともとは、ある大名の人に、荒川さんを城にさらって来いって頼まれたんですけど…」
憩「…」
穏乃「それだけじゃなくて、そのお城に、いろいろあって頭がおかしくなっちゃったって言うか、壊れちゃった人がいるんです」
穏乃「本人は何も悪くないのに、医者に診てもらうために城の外に出ることさえできなくって…」
穏乃「荒川さんにその人のこと、なんとかしてもらえないかと思ったんです」
憩「そんなことに、なってんの…」
穏乃「はい、なんとかしてもらえないでしょうか、お願いです!」
藍子「憩ちゃん、この子らの言うことに耳貸したりしちゃ駄目!」
憧「あんたは黙ってるの」
藍子「そんなの本当かどうか分からないし、だいたい本当だったとしても、憩ちゃんがその人を診に城まで行ったら、絶対戻ってこれなくなるよ?」
憧「黙ってなさいったら。落としてほしいの?」
憩「やめて、乱暴なことせんといて!」
憩「…ナキリさん、うちはこの子らの言うこと、ほんまや思います」
憩「たださらうだけなら、こんな手の込んだ嘘、つかんでもええもん」
憩(ほんまはナキリさんも分こてるはず。ただ、うちのことを心配して…)
藍子「でも、その子のためにわざわざ城まで行って、戻って来れなくなったら…」
藍子「だいたいこんなやり方で憩ちゃんをさらおうとする大名なんて、何するか分からないよ!」
穏乃台詞安価:
何と言う?
↓3
※ついにこのスレにも空から書き込む者が現れたか…
安価:>>32
穏乃「憩さんは、私が命にかえても連れて帰ります!」
藍子「な…!?」
憩「連れて帰る?…うちを?」
穏乃「はい!その大名さんに頼まれて引き受けた仕事ですけど、憩さんが頼んでくれるなら、後で私たちが城から無事に連れ出してみせます!」
藍子「それを信じろって言うの?…呆れた子たちだね…」
憧「…シズは誰も見捨てたくないんだよ。あたしが言うのも変だけど、分かってあげて」
藍子「そうは言っても…」
憩「…ナキリさん、この子らのこと、信じてあげたらあかんやろか?」
藍子「憩ちゃん?」
憩「うちは城におるっていうその患者さんを、何とかしたげたいんよ。そのためなら少しくらい危ない橋渡ってもかまへん思てるの」
藍子「少しじゃすまないかもしれないよ?」
憩「うん…ごめんなさいナキリさん、うちのこと心配してくれてんのに。でも、うちは…」
藍子「はぁ…」
藍子は溜め息をつき、穏乃に向かって呼びかけた。
藍子「あなた、ちょっとこっちに来て。とりあえず何もしないから、この刃物も下ろしてもらえる?」
憧が慎重に腕を放し、藍子の身体を解放する。
藍子「あたしの眼を見て、憩ちゃんを見捨てないって、必ず助け出すって言える?」
穏乃「はい!必ずもう一度、憩さんをさらってみせます!」
憩(な、なんか嬉しいような、恥ずかしいような…)
憩(///)
藍子「む…」
穏乃は藍子を説得できるか?判定
「あきらめるわけがない!」補正でマインドの2倍、24をコンマに加算
コンマ2桁で判定
01から50 腕を見てからだね(藍子とのバトル突入)
51から75 憩ちゃんは言い出したら利かないからね…(とりあえず説得成功)
76から00 なら、憩ちゃんを助けるの手伝ってもらおうかな(憩奪還時に藍子の協力が得られる)
↓1
こい
>>35 上々ですね。
もう穏乃編も残り少ないけど、とりあえず今日はここで中断して、視点切り替え安価だけ出しておきます。
1、原村和
2、龍門渕透華
※菫さんは直前の視点なので選べません。
いつものように多数決で、締め切りは明日の夕方7時くらいにしよう。というかそれまで投下するの難しいと思うので。
それではみなさんお疲れさまー
圧倒的2なので、次はとーか編のスタートですね。
というか自分少しやらかしてました。とーかと一ちゃんの出会いが中3の時なのに、ストーリー開始を高1時点にしてました。
まあ原作からいろいろと設定いじくってるからこの程度は大した問題じゃないかもしれないが、どうしても龍門渕仲間集めからストーリー始めたいので、開始時点をずらすかもしれません。
他の主人公に影響しなければいいが…
今日は再開は22時頃になる見込み。そこで穏乃編にいったん区切りをつけたい。
まあ中3の時のモンブチ勢が何してたのかって原作でもあんまり語られてないから、原作尊重してもわりと困ったりもするんですよね。
原作並みの仲の良さが再現できればいいか…
よーし、じゃあゆっくりと再開していきます。
まあ、あとは穏乃編第1話のエピローグみたいなものです。
判定:>>35
藍子は自分より頭一つぶんくらいは背の低い穏乃の眼を、確かめるようにじっと見つめた。
透き通った穏乃の瞳は、言い様のない目力をたたえて、真っ直ぐに藍子を見返してくる。
やがて藍子は溜め息をついてうなずいた。
藍子「…はあ」
藍子「本当はこんなんじゃ、用心棒失格なんだろうけど…」
藍子「今日会ったばかりのあなた達に、憩ちゃんのことを信じて任せるなんて…」
穏乃「…!じゃあ…!」
藍子「…でも、私だって憩ちゃんを守りたい気持ちは、誰にも負けないつもりだからね」
憩「ナキリさん…」
藍子「憩ちゃん本人が行きたいって言ってるんだから、その城にはあなた達に連れて行ってもらうけど…」
藍子「用が済んだら、必ず私の手で憩ちゃんを助けたいと思ってる」
藍子「その時、あなた達にも手伝ってもらおうかな」
藍子「…いい?」
穏乃「もちろんです!」
憧「あたしらも、そのつもりだから」
憩「ナキリさん…穏乃ちゃん…ほんま、おおきに…!」
憧(ふう…)
憧(任務のほうは、これでなんとかなりそうね)
憧(あとはこのナキリって人に、荒川を城から助ける依頼を出してもらって…)
憧(それにしても…)
穏乃「私たちに任せてくださいね、憩さん!」
憩「穏乃ちゃん…」
憧(シズの荒川を見る目と、それに対する荒川の反応が、なんか癪に触るんだよね…)イラッ
憧(そりゃ、確かに荒川は可愛い子だなーとは、あたしも思うけどさ…)
憧(なんて言うのかな…)
憧(その…あたしだって見た目なら、捨てたほうじゃないと思うし…)
憧(ここまで一緒にがんばってきたんだし…)
憧(今度の件でだって、シズのためにずいぶん世話焼いたりしたんだから…)
憧(もうちょっとくらい、何かあってもいいと思うんだけどなー)チラッ
穏乃「憧!」
憧「!!」ドキッ
穏乃「必ず憩さん助け出そうっ!」
憧「あ…うん、うん」
憧(そういうことじゃないんだけど…)
憧(…シズは鈍いなー、もう!)
憧(まあ、いいか)
穏乃編第1話「姫松城人体爆弾計画異聞」カン!
とりあえず短いけど今日はここまでにします。
とーか編は世界設定でいうと四人の主人公の中で一番好きかもしれない。もともとファンタジー好きだからね。
まあいろいろとやっていきますわ。
別にやってたスレが事実上挫折しました。
もともとシステムを軸に考えた安価スレとしてスタートしたのに人が集まらなくなった時点で運命は決まっていたのかもしれない…
このスレはそういうことのないように、再開しよう。
>>49
ちなみになんていうスレ?
空の青さがいちだんと深く澄んで見える春の朝。
山を覆う森の緑の木々から高く突き出た城壁は、昇ったばかりの陽に照らされて、白く眩しく輝いている。
尖塔から門までの間に連なる家々と広場には、早くも人々の姿が現れ、朝の市の賑わいが近づいて来ていた。
ここは長野の城市リューモンブルク。
リューモンブルク王国の首都、また長野でも有数の美しい城市として、近隣にも聞こえ高い場所である。
そのリューモンブルクの中心、王城のひときわ高い塔の城壁に立つ少女が一人。
髪は目の覚めるような美しい金髪で、純白の装いにその色がひときわ鮮やかに映えている。
この人こそ誰あろう、リューモンブルク国王の一人娘であり、国中にその名の聞こえた王女、龍門渕透華その人だった。
透華「いい朝の陽の光ですわ…」
透華「こんな日は、何となくふだんと違うことがしたくなりますわね」
透華「そう…たまには街に出て、王国の民の暮らしぶりを知るのも悪くないかもしれませんわね」
透華「書物でする学問とは違いますけど、これも立派な王女としての務めですわ」
透華「そうと決まれば…」
>>50
宇宙魔法少女キョウコ☆マギカで検索すれば分かるかと。
攻め落とされそうな……いや、まさかな
>>53風評被害よくない
>>52
あのスレか・・・むしろあの設定は安価でなくSSとして読みたいと思った
ちなみに犬になったりしませんよねトーカさん?
透華はすらりとした身体に軽やかな身のこなし、護身のために槍術の心得もあり、並みの兵士には引けをとらないほどの腕の持ち主である。
父の国王によって授けられた英才教育により才媛の誉れも高く、将来は国を託すに足る名君になるものと期待されていた。
しかし、その透華にはもう一つ、隠れて得意とする技能があった。
麻雀である。
麻雀は長野や日本のみならず、全世界的に見ても老若男女を問わず人気のある競技であり、リューモンブルク王族のように身分の高い人々の間でも、舞踏やブリッジのような社交上のたしなみとして、一通りは身につける者が多かった。
だが、透華は単なるたしなみとしてだけではなく、この競技に心底、自分ののめりこめる何かを感じていた。
透華(麻雀の中には、何か奥深いものがいろいろとある気がしますわ。たかが遊びと言って馬鹿にできませんわね)
透華(それに…麻雀は、勝ち方によってはとても目立てるというのも、いいところですわ)
透華(最近、海外や東国の技術で、インターネットというものを使えば、城に居ながらにして麻雀を打てるようになったとはいえ…)
透華(聞けば街では全く見知らぬ人と麻雀を打ったりもできるとか)
透華(それだけではありませんわ。私の年齢ではまだお酒を飲むことは許されておりませんけれど…)
透華(街の酒場には、たいそういろんな人間や、情報が集まってくるそうですわ)
透華(そういう冒険に出かけるのに、今日という日のこの日和は打ってつけ!)
透華(…問題は、一人で出かけることができるかどうか、ですわね)
透華には子供の時から、ハギヨシと呼ばれる従者のような者が付き従っていた。
黒髪で背が高く、執事としての手ほどきや騎士の修業も積んだ彼は、透華にとっては頼りになる兄のような存在だった。
もう一人、透華にとって近い存在と言えば、侍女の歩がいる。
身の回りの世話をしてはくれるのだが、性格的に引っ込み思案なところがあり、頼りがいという点ではハギヨシにはだいぶ劣る。
透華(まあ、歩には歩なりのいいところもあるのですけど…)
透華(どちらかを連れて行こうかしら?)
透華選択安価:
1、ハギヨシを連れて行く
2、歩を連れて行く
3、ここは一人で!
↓3
※まだ仲間にはならないよ
3
>>55あのスレ知ってる人がいたんだなー
安価了解。だが、しかし!果たしてそううまくいくかな?
安価:>>61
透華(ここはやはり一人で!)
透華(冒険というものは自分の足で歩いてこそですわ!)
透華(とは言うものの、ふつうに行動しては心配して付いてくるに決まっていますわよね)
透華(不本意ですが、ここは目立たないように変装でもして…)
透華(この東国風の眼鏡をかけて、ヴェールでもかぶることにしましょう)
透華(この金髪さえ見えなければ、まず私と気づかれることはないはず!)
成功判定コンマ2桁
01から40 ハギヨシに見つかる
41から55 歩に見つかる
56から75 二人に見つかる
76から00 成功!
ゾロ目ボーナスあり
↓2
ほい
判定:>>65、ハギヨシに見つかる
???「殿下…何をしていらっしゃるのですか?」
市街へと通じる城の通用門の一つに近づき、こっそりと抜け出そうとした透華の背から、聞き覚えのある声がした。
透華「ああもう、お父様のいらっしゃらない所ではその呼び方はおやめなさいと言ったでしょう、ハギヨシ!」
ハギヨシ「申し訳ありません、透華様」
透華「…って…ハギヨシ?」
ハギヨシ「はい、ここに控えております」
振り向くとそこにはいつもの微笑を浮かべた従者ハギヨシの姿があった。
透華にしてみれば、自分が助けを必要としている時に、全く神出鬼没の現れ方をすることもあって、ハギヨシの笑みにはどこか神秘的なものを感じないでもない。
だがこの時ばかりは正直、その神出鬼没ぶりが癪に触らないでもなかった。
透華「もう!ハギヨシ、なんでこんなところにいますの?」
ハギヨシ「恐れながら透華様、必要な時にいつでもお役に立てるように控えているのが私の務めですから…」
今日はここで中断します、お疲れさまでした。
街に出てからが本番なんだが見つかってしまったね。
ハギヨシでも歩でも、エトペンやらキュゥべえに相当するようなメタキャラで動かせる人がいたほうが話を進めやすいのは確かだけどさ。
眠くてしょうがないが中断はさみながら再開しよう。
透華「ハギヨシ、あなたのその心がけはとても立派だと思いますわ。でも、今は助けが必要な時ではありません」
透華「私はこれから城下の者たちの暮らしぶりを見てまいりたいと思っていますの」
透華「付いて来てはなりませんよ、よろしくて?」
ハギヨシ「透華様の仰せとあれば、仕方ありません」
透華「けっこう。じきに戻りますわ」
そう言って透華は足取りも軽やかに通用門を抜け、市街へと歩み出て行った。
ハギヨシ(…)
ハギヨシ(殿下の前ではああは申し上げたものの)
ハギヨシ(やはり一国の姫君が何かに巻き込まれては大事です)
ハギヨシ(ここは隠れてこっそり、殿下の御様子を見守ることにいたしましょう)
通用門の先の街路からは、遠くに大聖堂の丸屋根が霞んで見えていた。
透華(あれは…毎週のミサに行く寺院ですわね)
透華(そういえば、ミサの日以外の寺院の様子はどうなっているのか、見たことがありませんでしたわ…)
透華(ここも行き先の候補に加えておきましょう)
透華(さて…)
透華(そろそろこの街路を抜けて、広場に出ますわね)
広場には朝の市が開け、買い物に訪れる市民たち、城外からの王国民たちが群れをなし始めていた。
透華(この広場を南に下ると、酒場があるようですわね)
透華(麻雀の打てる、ジャン…ソウ?とかいう所は、聞くところでは…)
透華(もう少し城市の東寄りにあるそうですわ)
透華(寺院に行くなら西に…)
透華(あとは、広場の者たちの会話に耳を傾けてみるのもいいかもしれませんわ)
透華(どうしましょう)
透華行動安価:
1、酒場方面へ
2、雀荘方面へ
3、寺院方面へ
4、人々の会話を聴く
5、自由安価
↓3
5
酒場方面に行くがその際に人混みのない裏路地に入ってみる
すいません、この時間に寝落ちしてました。たっぷり寝たので以後は大丈夫です。
安価了解…何を狙ってるんですかねぇ…
安価:>>73
透華(まずは酒場に行ってみることにしましょう)
透華(でも、せっかくですし)
透華(こういう時くらい人通りの少ない裏路地を歩いてみたいですわね)
透華(あまり目立てないのが残念ですけど…)
透華(王都の真の姿は、案外そういう所で見られるのかもしれませんわ)
透華(さて…)
透華の出会う王都の真の姿とは!?
コンマ判定2桁反転
01から15 帽子をかぶった髭面の男
16から30 図体の大きな少女と背の高い女の二人組
31から45 酒場の裏口から飛び出してきた猫娘
46から60 少し年下の女学生らしい女の子と、それをナンパしている少年
61から75 いろいろな貼り紙を見つけた
76から90 屋根から飛び降りてきた薄着の女の子
91から00 壊された大量の箱があった
↓2
おまえは!?
>>77正統派裏路地系展開!?
ウィークリー麻雀TODAYの山口さん、そんなキャラにしちゃってごめんなさい。
他に人材がいなかったのよ。
再開しよう。
コンマ判定:>>77(2桁反転)
透華が入った裏路地では、ちょうど一人の中年がらみの男がドアを開けて現れ、街路へ降りて来たところだった。
人混みの少ない通りである。特に意識せずともその男の視線は透華の方に泳ぎ、まっすぐにその眼とぶつかった。
透華の方はと言えば、王都の真の姿がどうのと言って路地に入って来た以上、どうしてもその場にある目につくものを探してしまう。
対する男のほうにしてみると、もともと変装しているとはいえ、透華の外見はかなり人目を引くものだった。
そのうえ本人が目立ちたがりと来ているから、変装などと言ってもヴェールをかぶって眼鏡をかけた程度でしかない。
さて、リューモンブルクの王女、龍門渕透華が、この日その裏路地でどんな王都の真の姿を見るつもりだったにせよ、そこにいた男の風体は、彼女の期待を大きく裏切るものであった。
透華(何ですの、この者は…)
透華(妙な帽子をかぶって、口髭なんか生やして…)
透華(というか、まず!第一に!)
透華(どう見てもこのリューモンブルクの者じゃないじゃありませんの!)
透華(これでは王都の真の姿を見るという私の目的は、全く果たされませんわ!)
対する男のほうはと言えば、人並み外れた気品と、変装してはいるものの注目を集めるには十分な透華の美貌に、何かを考えついたようである。
???「ふむ…」
男はにこやかな笑みを浮かべてゆっくりと透華に近づいて来た。
???「やあ、お嬢ちゃん。この街のお人かな?」
透華(紹介を受けていない方とお話しするのは本来、失礼に当たるのですけど…)
透華(今日は変装して街に冒険しに来ているわけですし、それらしく振る舞わないと…)
透華「ええ、そうですわ。どうかしましたの?」
???「いやー、私は見ての通り、東からの旅行者なんだがね」
???「もしよかったら、この街のことを少し教えてもらいたいんだが…」
透華(…)
透華(旅行者には親切にしてあげたほうがよろしいですわね。王国の評判にも関わりますし)
透華(どうしましょう?)
透華台詞安価:
1、実は私も屋敷育ちなもので、街のことをあまりよく知っているわけではありませんの、とやんわり断る
2、そこの酒場なら、もっと詳しい方がいると思いますわ、と連れ込む
3、私に麻雀で勝てたら案内してさしあげますわ(雀荘でバトル。面子は…?)
4、お任せなさい!
5、自由安価
↓3
2
※わりとみんな慎重やな
安価:>>85
透華「そうですわね…」
透華「とは言うものの、私もそれほどこの街によく通じているわけではありませんし…」
透華「蛇の道は何とやらで、ここはもっと詳しそうな方々のいらっしゃるところに…」
透華「この酒場などうってつけだと思いますわ」
???「え…?」
透華「さあ、入りますわよ」
???「は、はいい?」
何となく計画が狂ったという表情の男を連れて、透華はあっさりと目的地の酒場に入って行く。
透華(まあ、何事も適材適所ですものね)
透華(それにこれなら、私の本来の目的も果たせますし、一石二鳥ですわ)
入った先の酒場は、何人もかけられる大きなテーブルが五つに、二、三人かけの小さなテーブルが幾つか。
奥にはカウンターもあり、天井は高く、全体として広々とした造りになっていた。
とはいえ朝のこの時間にいるのは、前日から飲み続けて酔い潰れた客と、情報交換に訪れる者たちが主である。
透華「さて…」
透華「まずは店の者を捕まえてたずねるのがいいでしょうね」
???2「ご注文は何かなー?」
入口で中を見回していた透華の所に近づいて来たのは、いつもにこやかに開いた口と、短めの髪、大きな目が特徴の少女である。
どうやらこの酒場で働いているらしい。
透華(店主…というわけではなさそうですわね)
透華「こちらの旅人が、王都を案内してくれる人を探しているそうですの。ええと…失礼ですけど、お名前は?」
???2「私か?私は智美でいいぞ。この店の主人の娘で、家の手伝いをしてるんだ」
透華「そうでしたの。年もそんなに離れていないみたいですし、私のことはその…とーかとお呼びなさい」
智美(妙に態度のでかいお客さんだな)
透華「それで、この方の案内をお願いできる人はいそう?」
智美「あー、それくらいならまかしとけー」ワハハ
そう行って智美はまず帽子と髭の男に話しかけ、連れ立って何人かの座っている大きなテーブルのほうに行った。
ほどなく戻って来た智美は透華にまた話しかけて来た。
智美「それで、とーかは何か飲んだりしないのかー?せっかくだからゆっくりしてきなよ」
透華「そうですわね…私としてはいろいろな人の話が聞ければいいのですけど」
透華(とりあえず、別にお酒を飲むために来たわけではありませんし…)
透華(私のような年頃の者が飲んでいても見咎められない、軽い飲み物を注文いたしましょう)
智美に幾つか質問をして注文を決めると、まず透華は店の中心近いカウンターの席に腰を下ろし、人々の様子を窺ってみる。
盗み聞きは行儀がよくないとされているが、隠すつもりのない噂話は、自然とこちらの耳に入って来るものだ。
「鍵開けなら何でもこいの、腕利きの盗賊がいるらしいな…」
「獣人たちが人間の住む場所を襲うようになって困ったもんだよ」
「修道院の規律が乱れに乱れているみたいだぞ」
「錬金術なんてもん信用できるか!」
「この城には、誰も立ち入ることを許されていない、地下の場所があるらしい…」
透華(何やら冒険の香りがする話ですわ)
透華(詳しく聞いてみたいですけど…)
透華(一度に全部聞くのは無理でしょうね。二つか三つくらい…)
透華(どの話にしましょう?)
透華選択安価:
1、腕利きの盗賊の話を聞く
2、人里に現れる獣人の話を聞く
3、修道院の乱れの話を聞く
4、錬金術のいかがわしさについての話を聞く
5、城の地下についての話を聞く
↓3まで、1レスで一つ、どの話を聞くか選べます
かぶったら安価下で
3
1
5
安価了解。
ちょっと中断するでー
再開しよう。
板全体で県名表示消えたみたいだね。まー荒れる原因にもなるけど、安価スレ的にはちょっと寂しいかな
安価:まず>>89
透華「ちょっとよろしくて?」
そう言って透華は飲み物を運び終えてカウンターに戻って来た智美を呼び止める。
透華「あの方たちの話をうかがってみたいのですけど…何とかなりませんの?」
智美「あー、それくらいなら何とかできるぞ。酒場は旅人たちの出会いと別れの場所だからなー」
智美「話しかけるのも話を切り上げるのも、気楽にすればいいんだ」
智美「とーかはまだそういう経験があんまりないみたいだから、今日は私が話を取り持ってあげるぞ」
透華「ありがとう。助かりますわ」
智美「あの人たちでいいんだな?」
そう言って智美と透華が連れ立って向かったのは、まずは窓の傍に置かれている小さなテーブル。
貴族の使用人風の服装をした男が、冒険者らしい出で立ちの若い女性と話し込んでいた。
透華(どこかの屋敷の使用人ですかしらね…)
二人もこちらに気づいたようで顔を上げる。
智美「このとーかさんが、あんたらの話に興味があるそうだぞー」
使用人「へえ、そうですか。なんだかどっかのお嬢様みたいですね」
女冒険者「あたしは今、盗賊を捕まえて盗まれた品を取り戻す依頼を受けてたとこなんだけどね…」
使用人「もうかれこれ十数件ですわ。どんな鍵の掛かったドアも戸棚も、そいつにかかっちゃまるで赤子の手をひねるように開けられてしまうんですからね」
透華「十数件?そんなに?」
女冒険者「しかもたったの一人でやってのけているらしいの。大したものね」
透華「なぜそんなことが分かりますの?それに、十数件も同じ一人の人間がやっているという証拠は?」
使用人「そりゃお嬢さん、あんな変な泥棒は他にいないからね。盗むものからして他のこそ泥とはわけが違うよ」
透華「何を盗むんですの?」
使用人「服だよ」
透華「服?」
使用人「王国中の美しい貴族の夫人や令嬢が、着ている洋服のたぐいを根こそぎ盗まれるんだ。もちろん貴族の御婦人方だから、半端な量じゃない」
透華「それだけの量を、一度に?」
使用人「まるで手品でも使ったかのように、煙のように消え失せてしまったんだよ。私がこの目で見たんだからね」
透華「でも、そんなにたくさんの服をいったいなぜ盗むんですの?」
透華「私も確かに庶民の者からすれば常識はずれな量の服を持っていますけど、もちろんその全部を一度に着るわけではありませんわ」
透華「ふだん、たくさん服を着替える生活をしていない者には、あれほどの服はあっても意味はないでしょうし…」
透華「逆にふだんからそういう生活をしている者なら、特別に何着かの服がほしいと思うことはあっても、他人の服を残らずほしいと思うはずはありませんわ」
使用人「そこらへんは私にはわかりませんね」
女冒険者「私が聞いた限りでは、盗まれた服はほとんど、異国の地で売りさばかれているそうよ」
女冒険者「ただ、金目当ての犯行にしては、服しか盗まないというのが気になる」
女冒険者「とりあえず、服を根こそぎ盗まれた御婦人方は、少なくとも数日間は、まるでサイズの合わない服を借りて着なければならず…」
女冒険者「その間は、まるで半裸のような恰好になるそうね」
女冒険者「それが面白くてやってるのかも…」
透華「…」
すみません、素で安価処理順番間違えました。
まあちゃんと話は全部聞けますのでご勘弁を。
ちょっと休憩します
犯人誰なんだろうね。咲キャラかな?
今日はけっこう書いた気がするけど安価処理順番ミスったから本来の>>89だけやっておやすみにしよう。
安価:>>90のつもりだったがこっちが本来の>>89
透華(なかなか気になる話ですわね)
透華(害意はないのだとしても、王国の治安に関わる話ですし…)
透華(心にとめておいたほうがいいかもしれませんわ)
透華「興味深い話が聞けましたわ、ありがとう」
使用人「こっちこそ、愚痴みたいな話に付き合ってもらってありがとう」
女冒険者「何か分かったら教えてもらえると助かるわ」
透華「承知しましたわ」
透華「さて…もう少し、頼んでもよろしいかしら?」
智美「どこでもどうぞー」
次に透華たちが向かったのは、店の入り口からもそう遠くない大きなテーブル。
修道僧らしき外見のいかつい大男が、何か大声でわめきたてているところだった。
智美「こういう時は会話に口を挟まずに黙って聞いておいて、話が止まったら自分の聞きたいことを聞いてみたほうがいいぞー」ヒソヒソ
透華「なるほど、庶民の知恵ですわね」
二人をよそに修道僧は周りの男たちを相手に怪気炎を上げていた。
修道僧「おお!まったく!嘆かわしいことだ!」
修道僧「祈り、そして働く!」
修道僧「これが神に仕え、信仰に生きる者のよすがというもの…」
修道僧「そのためには規律正しい生活をもって、心に濁ったもの、暗いもの、壊れたものが忍び入らないように勤めねばならない…」
修道僧「だが、人々の心から信仰が失われ、神のもたらす光が途絶えて久しい…」
修道僧「現に見よ、あのアクーカン修道院の体たらく!」
修道僧「僧も修道女も神への勤めを忘れ、日夜麻雀の賭け事に興じ、周辺の民から金を巻き上げてその日を暮らすありさま!」
修道僧「挙げ句の果てに、男女の交わりでも憚られる聖職の者が…」
修道僧「同性との恋愛に溺れて快楽にふけっているという!」
修道僧「これでは遠からず、神の怒りがかの修道院の者どもに下ることになるに違いない!」
そこまでまくし立てて、修道僧はいったん押し黙った。
その機を捉えて透華が修道僧に詳しい話をたずねてみる。
透華「そのアクーカン修道院とは、いったいどこにありますの?」
修道僧は首を振りながら答えた。
修道僧「この王都から見て北の山岳だよ、お嬢さん」
透華「それで…そんなに規律の乱れがひどいと?」
修道僧「そうともさ。くれぐれもあの修道院に近づいてはならんぞ」
修道僧「何しろ、あそこには今や、修道女の身でありながら、男のような僧衣を着た者までいてな」
修道僧「あろうことか多少見てくれがいいばかりに、貴族の娘さんに黄色い声援をかけられておる始末」
修道僧「当の本人は岩の上に胡座をかいて、麻雀の研究などをしておるという」
修道僧「麻雀などという遊戯の中に、神がこの宇宙に定めた真理が読み取れるとか抜かしてな」
修道僧「奴等はそれを流れとか読んでいるそうだが…」
修道僧「馬鹿な娘さんの目は誤魔化せても、まっとうな信仰に生きる者の眼まで欺けるものではないわ」
修道僧「おまけに僧侶の身でありながら体術で身体を鍛えるとかいうあたり…」
修道僧「まるで西国の僧兵ではないか」
修道僧「つくづく、嘆かわしい世になったものよ」
透華(また何やら、面白そうな話ですわね…)
今日はこれでお疲れさまー
けっこう書いたなーワハハ
今日は打って変わってだいぶさぼってた気がするが再開してみよう。
安価:>>91
智美「さて、まだ話を聞いてみたい人とかいるかなー?」
透華(今は人というより話の内容が聞いてみたいのですけど…)
透華(あと一度くらいなら聞けそうですわね)
透華「ええと…」
酒場を見渡した透華の眼が、ふと入る時に裏通りから連れ込んで来た髭面の男の前で止まった。
透華「あら?あなた、まだいらしたんですの?」
???「いやあ、まだというか何と言うか…」
透華「その様子だと、案内をしてくださる方が見つからなかったのね」
???「いや、そういうことでもないんだが…」
智美「そのテーブルの人たちならだいたいこの街に古くからいる人ばかりだから、頼めると思うぞー?」
智美「それとも遠慮してるのかー?」
傭兵風の男「なんだ、そんなことなら俺に任せときなよ、旦那」
傭兵風の男「自慢じゃないが俺はこの街に行ったことのない場所なんてほとんどないんだからな」
傭兵風の男「城に仕えてた時はお城の中にまで入ったこともあるんだぜ!」
透華(そういえばあの者の顔には少し見覚えがありますわね)
透華(私だと悟られないようにしなければ)
傭兵風の男「ああ、もっとも…さっき話に出てた、城の地下ってとこにだけは、さすがに俺も行ったことはないけどな」
???「城の地下?この城には地下に何かあるのか?」
傭兵風の男「おいおい、まさかそこに案内してくれなんて言うんじゃないだろうな」
傭兵風の男「怪談めいた話だけどね、この城には恐ろしい魔物が封印されてるって噂があるんだ」
透華(聞いたことがありませんわ、そんな話…)
傭兵風の男「城の西側に高い塔が見えるだろう、そら、あの窓の向こうだよ」
傭兵風の男「先代の王様の時に、元老院があの塔を立ち入り禁止にしてしまったんだが…」
傭兵風の男「何でもその奥には、城の地下にある祭壇と、その回りの迷宮へと通じる階段があるらしいんだ」
傭兵風の男「何でもその祭壇には、月の力を宿した魔物が祀られていて…」
傭兵風の男「数十年に一度、人間の子供の姿をしてこの世に現界し、さまざまな悪事を働いてまた眠りにつくんだとか」
透華(ずいぶんとおかしな話ですわね)
透華(誰が、いったい何のためにそんな手の込んだ祭壇を造ったのかしら)
???「なんだかうさんくさい話だなあ」
傭兵風の男「だが、先代の王様の時は、実際にそんな魔物が現れて、王国を混乱させたと言うぜ」
傭兵風の男「なんでもその魔物の子供は、えらく麻雀が強かったらしくてな」
???「麻雀が?」
傭兵風の男「道行く者に片っ端から麻雀の勝負を挑んで、負かしては頭から食べちまったらしいんだ」
透華(ずいぶん物騒な麻雀をしていたんですのね)
傭兵風の男「先代の王様がやっと麻雀でそいつを負かして、封印することに成功したらしいんだが…」
傭兵風の男「封印がいつ解けないとも限らないから、あの塔は立ち入り禁止だと、そういうことなんだ」
???「ふーん。そこまで来ると、なかなかネタになりそうな話かもしれないな」
???「実は俺は東の国から来た、雑誌のカメラマンというやつでね」
???「まあ今は休暇中なんだが、麻雀にからんだネタならヨタ話でも記事になるかもしれないしな」
???「ちょっと記者と連絡を取ってみるか…」
透華(あんなうさんくさい話を記事とかにしますの?)
透華(東の国の方はやることが変わっていますわね)
透華(さて…)
透華(このように酒場に来てみて、ふだん聞くことのできない話も聞けましたけど…)
透華(もう少し冒険がしてみたくはありますわね…)
透華(とは言っても、これ以上城を留守にしていましたら、ハギヨシにもお父様にも心配をかけてしまいますし)
透華(ここはひとまず引き上げることにしましょう)
透華(その上で、今日聞いた話のどれかについて、詳しく調べてみることにしましょうか)
透華(城の地下についての話は…書庫の文献や元老院の者に当たれば、いろいろと分かるかもしれませんわね)
透華(修道院の話は…直接にその場に行ってみるのが早そうですわ)
透華(盗賊については…どうしましょう)
透華(私にはちょっと心当たりがありませんわ)
透華(次にその盗賊がどこかで仕事をすることがあれば、何とかできるかもしれませんけど…)
透華(さしあたって、どの件から手を付けてみようかしら?)
透華選択安価:
1、城の地下について調べてみたい
2、修道院に行ってみたい
3、例の盗賊が事件を起こすのに備えて準備
↓3
3
安価:>>112
透華(やはり、その盗賊が気になりますわね…)
透華(王国の治安という意味でもそうですけど)
透華(何より、どんな鍵でも開けられるとか、服だけを根こそぎ盗んで行くとか)
透華(たくさんの服が煙のように消え失せてしまったとか、気になる話が多すぎますわ)
透華(いったいこの事件の犯人はどんな者なんでしょう?)
透華(まずは城に戻って対策を考えてみましょう)
透華「ご馳走さまでした。いろいろと世話になりましたわ」
智美「お、もう行くのかー?」
透華「ええ。また来れたらと思いますわ」
智美「うん、いつでも歓迎するぞー。またなー」ワハハ
別れの挨拶を済ませて、透華は再び街路に戻った。
いつも塔の上から見下ろす景色が今日はいくぶん違って見えたのは、ただ視点の位置のせいばかりではないだろう。
この街のどこかに、それまで自分の考えてもみなかったような不思議な盗賊がいると考えると、何となく見えるもの全てが、それまでとは別な意味を帯びて感じられてくるのだった。
腹減ってきたんでいったん中断するっす。
>>1的に麻雀でも物理でもいいからバトルがしたくなってきたんで、この後の話はそういう流れにしよう。
再開しよう。
城の中では、既に一足早く尾行を終えて戻って来ていたハギヨシが、透華の帰りを待ち構えていた。
透華「あらハギヨシ、今までずっと待っていましたの?」
ハギヨシ「…失礼ながら、透華様にもしものことがないよう、離れた場所から見守らせていただいておりました」
透華「…私は、ついて来てはなりませんと言ったはずですが?」
ハギヨシ「何かあってからでは、命令を守りたくともできない場合もございますので」
透華「…まあ、あなたについて来るなと命じても無駄ですわね」
ハギヨシ「申し訳ありません、透華様」
透華「今度はついて来ないというのなら、許してあげますわ…ありがとう、ハギヨシ」
ハギヨシ「透華様のお側をお任せできる者が別にいれば、私もこのような真似をせずとも良いのですが…」
透華(歩では当てになりませんものね…)
ハギヨシ「街の様子はいかがでしたか?」
透華「そうですわね…」
透華台詞安価:
1、例の盗賊について相談してみる
2、自分が盗賊の一件に当たる間、城の地下についての文献探しを任せる
3、自由安価
↓3
2
安価:>>119
透華「そういえばハギヨシ、この城の地下に祭壇だの迷宮だのがあるという噂については知ってまして?」
ハギヨシ「城の地下に…」
ハギヨシ「確かに、そのような噂を聞いたことはありますが…」
ハギヨシの端正な顔立ちが少し曇る。
ハギヨシ「城の西にある塔から、そこへと続く通路があると言われていますね」
透華「知っていましたのね」
ハギヨシ「ですが、あまり信憑性のある話ではありません」
透華「それは分かっています」
透華「でも、どこまで本当なのか、確かめてみないことには、何とも言えませんわ」
ハギヨシ「確かめる、とおっしゃいますと…」
透華「西の塔は立ち入り禁止だそうですから、すぐに調べるわけにはいきません」
透華「まずは書庫の文献に当たって、城の地下に本当は何があるのか、記述を探してみるのがいいと思いますの」
ハギヨシ「なるほど、それが物事の順序というものですね」
透華「ハギヨシ、あなたにその文献の調査を命じます。場合によっては私のところに直接、文献を届けなさい」
ハギヨシ「承知いたしました、透華様」
ハギヨシ「くれぐれもお一人で地下に入ろうなどとはお考えにならないでください」
透華「分かっていますわ」
ちょっと休憩します。
水分が足りない。
土曜日に書きすぎたせいかちょっと体調を崩していましたが今日は夕方から再開します。
あと、>>1のリンクから飛べるSSwikiを更新しておきました。
これであとは各キャラクターのデータを載せるくらいで完成します。
咲SSの作者さんは残念ながらこのwikiあんまり活用してないみたいですが、もしこのスレを見てる人で自分でSS書いてる方がいたら、便利なので使ってみてください。
まあ前に二ヶ月?くらい見れない状態になってたことがあるので、もしものことを考えたらバックアップは取ったほうがよさそうですが…
再開しよう。
透華(さて…例の盗賊のことがありますわね)
透華(ハギヨシに相談してみる手もありましたけれど、別なことを頼んでしまいましたし)
透華(ここは自分で考えてみなければ…)
透華(と言っても…どうすればいいのかしら?)
透華(…そういえばその盗賊は、王国中の貴婦人たちから服を盗んでいるそうですわね)
透華(まさかとは思いますが…私の所にも来たりはしないのかしら?)
透華(…)
透華(…やり方によっては、釣り出せるかもしれませんわね)
透華(他には…)
透華(…服が手品でも使ったように、煙のように消え失せてしまったということですけど)
透華(ひょっとすると本当に、犯人が手品か、あるいは魔法を使える者だという可能性もありますわね)
透華(そちらについて詳しい者から情報が得られないかしら…)
透華(これは釣り出すというより、犯人をこちらから追いかける仕事になりそうですわね)
透華(ふだんの生活とは違っていて、なんだかワクワクしてきますわ)
透華(とりあえず、この二つの方針は立てられそうですけれど…)
透華行動選択安価:
1、犯人にこちらを狙わせて釣り出す作戦をとる
2、犯人をこちらから探して追いかける作戦をとる
3、自由安価
↓3
みんな考えすぎちゃうかな。
これ正解とかないで。
どういう形でとーかと犯人を会わせたいか選ぶわけよ。
安価なら下
1
安価:>>129
透華(まずは、犯人にこちらを狙わせてみましょう)
透華(もし失敗しても、その後でもう一つの方法が取れそうですし)
透華(まあ、逆の順序でもうまくいかないことはないかもしれませんけど)
透華(…ちょうど三日後に、王宮に各地の貴族が集まる式典がありますわね)
透華(その時には私も、ふだんより目立つ恰好で市民の前に出ることになるはず…)
透華(目立ってなんぼですわ!)
透華(あえてその日、王宮の警備を手薄にして、市民が自由に立ち入りできるようにしておけば…)
透華(賊が現れる可能性は高いと思いますわ)
透華(捕まえられるかどうかは五分五分ですけれど…)
透華(万が一の時には、ハギヨシの助けが要るかもしれませんわね)
透華(そうと決まれば早速、お父様や王宮の近衛兵に会わなければなりませんわ)
透華(正直に理由を話すと危険だからとか反対されそうですし…)
透華(市民との壁を取り除くため、とでも言っておけば充分でしょう)
【王宮式典での盗賊捕縛作戦】が行われます。
次の日。
王女としての勤めと一通りの日課を終え、また父の国王や近衛隊長にも式典の時の警備についてのお願いを済ませた透華は、広々とした自室に戻って来ていた。
透華(式典まであと二日…)
透華(狩りをする前の時の気分のようで、なんだか落ち着きませんわね)
透華(このまま今日はゆっくり過ごすか、それとも…)
透華行動選択安価:
1、ネット麻雀というものをしてみる(麻雀バトルになります)
2、ハギヨシに地下の文献探しの報告を聞く※
3、盗賊を捕まえる時の計画に協力を頼む(現在、ハギヨシか歩が選べます。どちらか書いてね)
4、槍術の訓練をしてみる
5、自由安価(次の日までキンクリすることもできます)
↓3
すいません※の内容書くの忘れてた。
ハギヨシからは毎日、報告を聞く必要はありません。最終的にまとめて聞いたほうがコマンドの手間は少なくなります。
ただ、聞ける内容によってはその時に進めているイベントと関係するヒントが出ることもある。
安価なら下
了解しました。
1期放送は一通り見たけどもう忘れてるとこも多いので歩のキャラクターがぶれると思いますがご勘弁を。
風呂入ったりするのでちょっと中断します。
本当はここもコマンド安価3つとか取りたいんですが、とーか編は仲間が入ってからが本番だと思うので犯人捕縛イベントまでは駆け足気味でいきます。
安価:135
その時ちょうどドアをノックする音がし、透華に呼びかける声が聞こえた。
???「殿下…じゃなくて、透華様?お茶をお持ちいたしました…入ってよろしいですか?」
透華「ええ、どうぞ」
雲間に傾きながら空を薄紅色に染めていく西陽を背にして透華は振り返った。
入って来たのは、年の頃は透華と同じか少し下くらい、髪を両側に分けて束ねた少女だった。
背はふつうよりやや高いくらいだが、小柄な透華の前ではだいぶ高く見える。
控え目な表情をたたえたこの少女は、城の透華つきの侍女、杉乃歩だった。
歩が一礼してお茶の支度をしている間、ふと透華の頭に、明後日の計画のための協力を頼んでみようかという考えが浮かんだ。
透華(歩はハギヨシと違って、腕は全く立ちませんけれど…)
透華(忠実ですし、何より一人より二人のほうが、犯人を捕えるのも楽になるはずですわ)
透華(でも、何を頼めばいいのかしらね…)
少し考えた後、透華はようやく歩と協力して犯人を捕える方法を思いつき、歩に声をかけた。
透華「歩?」
歩「あ、はい?」
透華「これから言うことを、誰にも…そう、お父様やハギヨシにも口外しないと誓えまして?」
歩「ええっ!?ど、どうなさったんですか、いきなり…」
透華「聞いているのは私ですわ」
歩「あ、はい、申し訳ありません…ええと、へ、陛下にも、ですか…?」
透華「迷うことはありませんわ。確かにお父様はこのリューモンブルクの国王ですけれど、あなたの主人は私、そうでしょ?」
歩「あ、はい、そ、そうです…よね。で、でも、陛下にさえも申し上げてはいけないことって…」
透華「あなたが口外しないと誓ってくれさえすれば教えますわ」
歩「そ、そんな…うう…」
透華「さあ、どうしますの?」
歩「わ、分かりました…誓います…」
透華「けっこうですわ。実はね歩、二日後に式典があるでしょう?」
歩「はい、私も透華様のお召し物を選ぶ手伝いなどをさせていただいて…」
透華「その式典に、盗賊が忍び込んで来るかもしれませんの」
歩「ええっ?と、盗賊が、この王宮に、ですか?」
透華「ええ、それで、私、その盗賊を捕まえようと思っていますの。もちろん、他の者には内緒で」
歩ってこんなヘタレキャラでよかったっけ。個人的に、衣の代わりに大将戦に出ろ!→純「今日龍門渕で打つのは俺だけだ」のコンボがすごい印象に残ってるんで。
違くね?と思ったら突っ込みよろしく。
歩「ほ、他の者には内緒って…透華様お一人で、ですか!?」
透華「まあ、そうなりますわね」
歩「そんな!…もし透華様の身に何かあったら、どうなさるんですか!危険すぎます!」
透華「大丈夫、滅多なことでは遅れを取るつもりはありませんわ」
透華「それに…」
透華台詞安価:
1、歩が助けてくれたら、一人じゃなくなりますわ
2、あまりにも状況が不利な時は、後日別な方法を使うことにしますわ
3、自由安価
↓3
1
安価:>>143
透華「それに、歩が助けてくれたら、一人ではなくなりますわ」
透華がそう言うと、歩はぐっと言葉に詰まった様子をみせた。
歩「…ずるいです透華様、そんな風におっしゃられたら、お手伝いしないわけにいかなくなるじゃありませんか…」
透華「もちろん、そのつもりですもの」
歩「…うう…それで、私にいったい何をしろとおっしゃるのですか…」
透華「賊の相手は私がしますわ。でも、賊がどこから入り込んでどう逃げるのかは、正直予想がつきませんの」
透華「王宮の3階西側にある衣装部屋を狙わせるよう、できるだけ警備を薄くさせましたけど…」
透華「それでも何人かは兵士がいますし、これまでの賊の手口から見ると、警備とぶつかることなく忍び込んで来ている…」
透華「窓から侵入して逃走というのが一番ありそうですけど」
透華「廊下伝いにドアから入る可能性もないとは言えませんわ」
透華「歩には、ドア側から賊が入った時に、私に知らせる役目をしてほしいのです」
透華「式典の後のことも考えると、私自身は地上で、賊が窓から降りた所を待ち伏せているのが、一番よさそうに思えますわ」
歩「なるほど…さすが透華様…」
※>>1が書いた作戦をキャラに「さすが」とか言わせるのって自画自賛くさくてアホだけどそこはスルーでお願いします
透華「で、賊についてですけれど…」
透華は自分の捕えようとしている賊の特徴、つまり貴婦人の服しか狙わないこと、たくさんの服が煙のように消え失せてしまったということ、動機も手口もよく分かっていないことなどを説明した。
歩「変な盗賊もいたものですね…」
透華「そうですわね。手口が分からない以上、賊が衣装部屋に入ってから、どれくらいの時間で仕事をするのかも分かりませんわ」
透華「私は式典の後、王宮の庭園の東屋で、衣装部屋の窓の様子を見張っていようと思いますの」
透華「あなたは夕方早くから衣装部屋の向かいの部屋に詰めて…」
透華「もし衣装部屋のドアから入ってくる者がいたら、できるだけ速く」
透華「部屋の窓から灯りを外に出して、私に合図をなさい」
透華「その後のことは私がその場で考えながら動きますわ」
歩「は…はい…」
透華「間違っても賊に気取られてはなりませんわよ、人質に取られたりしても面倒ですしね」
展開遅くてすみません本当に。
明日こそ犯人を鎖で捕まえるミッション開始します。
みなさんお疲れさまでした。
乙ー
ここまで書くのは時間かかるだろうからねぇ・・・無理もない
次回も期待
>>147
他スレさんと比べてどうかは分からんけど、わりと文章は即興でサクサク書いてるんよ。
まだ安価参加してくれる人が安定してないから待ち時間がけっこうあるけど、今より速いペースになると他のことしたり他スレ見たりできなくなるから、それはそれで困るかな。
まあ麻雀バトルに困らない程度の定住者がいればスレとしては成立するかね。
再開してみよう。
翌日はいよいよ式典の前日。透華にとっては盗賊捕縛作戦の前夜でもある。
透華(歩の助けも得て、だいぶ見通しがついてきましたけど…)
透華(まだ何か、できることはありそうですわね)
透華(城から出るわけにはいきませんけれど、もう少し準備しておこうかしら?)
透華(あるいは今日は一日、平常心で過ごすという手も…)
透華(…)
透華(準備するとしたら…犯人逮捕に役立つものがないか、城の中を探してみることができそうですわね)
透華(城の構造は…だいたい把握していますから、改めて衣装部屋近くの下調べをする必要はなさそうですけど)
透華(ふだん通りに過ごすとすれば…)
透華(麻雀は…さすがに今夜はやめておきましょう)
透華(城の地下について、ハギヨシの報告を聞くとか…)
透華(槍術の訓練をする時間も、少しならありそうですわ)
透華(どうしましょう?)
透華行動安価:
1、犯人逮捕に役立つものがないか探す
2、ハギヨシの報告を聞く
3、槍術の訓練をする
4、もう一度、衣装部屋を見に行く
5、自由安価
↓3
※外れは別にないよ
2
安価:>>153
透華(少し、気持ちを落ち着かせるためにも…)
透華(一度、ハギヨシの報告を聞いておきましょう)
そう思い立って透華は、部屋の呼び鈴の紐に手を伸ばした。
が、歩を通してハギヨシを呼び寄せるのにかかるはずの時間よりもずっと速く、ハギヨシは透華の部屋の前に着いていた。
なぜそんなことができるのか誰もが不思議に思うところだろうが、透華自身は特に疑問を感じた様子もなく、ハギヨシがドアをノックして呼びかける声に答えた。
透華「お入りなさい」
ハギヨシ「失礼いたします」
透華「どう、ハギヨシ?城の地下についての文献探しに、何か進展はありまして?」
ハギヨシ「全てを調べ終えたわけではありませんが、記録からはっきりしてきた事実は幾つかあります。ご報告いたしましょうか?」
透華「ええ、どうぞ」
ハギヨシ「まず、このリューモンブルクの城は、元は先住の蛮族の土地を平定して、新しく築かれたということはご存じでしょうか?」
透華「それは確か、王国の歴史について学んだ時に、聞いた覚えがありますわね」
ハギヨシ「私たちが蛮族と呼んでいる先住の民には、人間以外の種族も含まれています。ウェアキャット…猫人間なども、その一つですね」
透華「王国の外れには、今でもウェアキャットの群れが暮らす里があるそうですわね」
ハギヨシ「はい。で、伝承によると、そうした先住の民の一種族に、月に住むウサギの血を引いた一族がいたそうなのです」
透華「月のウサギの?…でも、それって単なるおとぎ話のたぐいじゃありませんの?」
ハギヨシ「そこまでは、文献からだけでは何とも申し上げかねますが…」
透華「…いいわ、続けてください」
ハギヨシ「その月のウサギの一族は、海の潮の満ち引きを支配する力を持ち、かつてはこの長野の地を海の底に沈めてしまうほどの力を持っていたというのですが…」
透華「とほうもない話ですわね。ちゃんちゃら、おかしいですわ」
ハギヨシ「私も話の内容が信じられるとまでは思いません。透華様もご存じのように、今の長野に海はありませんし…」
透華「…で、その月のウサギが、城の地下と何の関係がありますの?」
ハギヨシ「月のウサギの一族は、蛮族たちの中でも指導的な地位にあり、やがてその族長の先祖代々の墓が、蛮族たちの守り神として祀られるようになったというのです」
透華「…その祭壇が、この地下にあるというわけですの?」
ハギヨシ「そのようです。ただ、その一族がリューモンブルクの建国の時にどうなったのかということははっきりしません」
ハギヨシ「透華様もおっしゃったように、私たちにとっては月のウサギなどというのはおとぎ話の上での存在ですし」
ハギヨシ「今では城の地下についての伝承は、月の力を持つ魔物がどうこうといった内容に変わってしまっています」
透華「どうして伝承の内容がそのように変わってしまったのかについては、まだ分かりませんの?」
ハギヨシ「申し訳ありません。それはまだ調べているところです」
透華「そう…仕方ありませんわね」
ハギヨシ「ただ、城の地下については、ごく最近、別な問題があるそうです」
透華「と言うと?」
ハギヨシ「地下に続く西の塔は厳重に封印され、何者も立ち入れないようになっているはずなのですが、最近になって塔内に誰かが侵入しているのではないかと言われているのです」
透華「封印を破って?」
ハギヨシ「封印そのものには破られた形跡がないそうです。ことによると、どこか別な場所に入り口があるのかもしれません」
ハギヨシ「もし実際に塔に立ち入っている人間がいて、入り口が別な所にあるのなら、その入り口は城の地下を通じて、市の全く別な場所につながっている可能性があります」
透華「たいそう、大事になってきましたわね」
ハギヨシ「これは警備の者から聞いた情報にすぎません。封印は元老院の許可なくして解くことができないので、警備の者も今のところ動きが取れないでいるのです」
透華「塔の中に入って調べるためには、まず元老院を動かさないといけないんですのね」
ハギヨシ「元老院の方々は保守的ですから、封印を解いて調べることには恐らく反対なさるでしょう」
透華(あんなロートルたちに邪魔されて、入ることができないなんて…)
透華「仕方ありませんわ、とりあえず引き続き調査を頼みますわ、ハギヨシ」
これでとりあえず前日まで終わり!
さて、残り余力で作戦当夜に入れるかどうか。
ちょっと休憩します。
やっぱり今日はここで区切らせてください!
遅く始まって早く終わって申し訳ない。
原作者もペン入れだけで原稿提出したらしいし許されるよね…(汗
お疲れさまでした。
ぶっちゃけリューモンブルクはただのだじゃれですからね。
龍門渕でもよかったんだけど、ついつい寒いネタを言いたい誘惑に負けてしまった。
再開すると思ったかッ!?
…するけどね。
【王宮式典での盗賊捕縛作戦】当日
一夜明けた王宮。
王国各地から列席した貴族たちの集う中に、ひときわ華やかなドレスに装いを凝らした透華の姿があった。
父の国王の傍らに寄り添い、挨拶に訪れる面々に、得意そうな笑顔を向けている。
王都の司教をはじめとする高位の聖職者たちも、国王とその娘に祝福を授けるために現れた。
市民に開かれた王宮は、警備の者たちの抑える向こうで、物見高い王国民や旅人が群れをなし、美貌で名高い姫君や国王諸侯の顔を一目見ようと集まって来ていた。
透華も優美に手を振りながら、市民たちの呼びかけや視線に応えていた。
この時ばかりはここ数日に巻き込まれていた騒ぎのことも忘れて市民に向けられていた透華の眼が、ほんの一瞬、その中にいた一人の女の子の上で止まった。
その子は小柄で髪は黒く、お世辞にも肉づき豊かとは言えない透華から見てもさらに細身で、ほとんど少年のようだった。
顔の左頬に、何かタトゥーのようなものがあるのが見える。
さらに透華の目を引いたのは、春先にも関わらず、その子がまるで真夏の室内でするような露出の多い服装をしていたということだった。
だが、その子を観察する間もなくすぐに、国王たち一行は王宮の別な側にいる市民たちの前に現れることになっていたため、透華も視線を移してそちらに赴かねばならなかった。
そして、式典の続く間、その子のことは頭から消えてしまった。
選択肢次第では戦闘にはならないけど、タイミング的にここらで透華のステータス出そうかなあ。
菫さん編としず編もそうだったけど、主人公はいちおうコンマ振ってもらって初期パラメータ決めてるんよ。
方法は、前スレ見た人なら分かるけど、コンマ3つ振ってもらって、それぞれの10の位の数と1の位の数で合計6つの数字を出す。
あと、その数を高い順にそれぞれ2つずつ足して、5つまで数を得る。
たとえば89、77、65とコンマが出たら
9+8=17
9+7=16
9+7=16
9+6=15
8+7=15
という5つの数が得られる。
これをキャラごとに決まった優先順位で各パラメータの初期値にする。
とーかの場合、一番優先順位が高いのはテクニック。次がマインド。次がスピード。それからディフェンス、パワーの順になる。
上の例だとテクニック17、マインドからディフェンスまで16、パワー15になる。
まあここまで高いことはあんまないとは思うが…
とりあえずとーかに「あってはならないことですわっ!」って怒られない程度のコンマを期待。
それじゃ↓3までコンマ振ってくれー
>>165の例はマインド、スピード16、ディフェンスとパワー15のミスでした。すみませぬ。
0は10扱いだから全体ではそこそこ高くなりそうかな。
とりあえず風呂入って来ます。出たら透華のステータス出して、式典後の夜のから再開します。
再開するので少々お待ちください。
【キャラクター】 龍門渕透華(プリンセス)
パワー:13
テクニック:19
マインド:17
ディフェンス:14
スピード:16
スキル及び行動
【ライトニング】電撃を纏わせて敵を突く槍の一撃。基本命中率は80%。ダメージはマインド+コンマ。消費行動力4。
【メイルシュトロム】槍の回転によって敵を切り刻む渦のごとき攻撃。全体攻撃。基本命中率は70%。ダメージはパワー+コンマ。消費行動力4。
【高貴】王女として生まれ、育てられた者にそなわる気品と教養。さまざまなコンマ判定に+35。マインドが成長すると効果が高くなる。
【いらっしゃいまし!】オートスキル。敵の直接攻撃を回避した際に反撃ができる。回避不可能。ダメージはそのコンマ+テクニック。
透華「さて…」
式典もとどこおりなく終わり、透華は早めに寝室に引き取るふりをして、城の中庭の東屋で、手早く服を着替えた。
ドレスを脱いで、軽装の革鎧と、女性でも扱えるお気に入りの槍を身につける。
この場所からは王宮の衣装部屋の窓が見やすく、しかも辺りからは気取られにくい。
透華(こうしていると、まるで逢い引きの約束でもしているようですわね…)
透華(ふふふ…)
透華(盗賊がいったい、どのような者だとしても)
透華(この槍の穂先で、じっくり味わってさしあげますわ!)
既に陽は落ちて空は暗く、星明かりと下の階の照明だけが盗賊の訪れを知らせる頼りとなっていた。
透華(警備も手薄、その上今日はとびきり目立つドレスを着ていましたし)
透華(餌は十分に撒いておいたはずですけれど)
透華(もし空振りに終わったら…今夜は遅くまで、ここで待ち続けなければならないことになりますわね)
だがその心配は無用だった。
ちょうど衣装部屋の窓が月の陰に入った頃、するすると中庭を動く何者かの黒い姿が、透華の目に止まった。
透華(あれは…?)
その黒い姿は、ちょうど衣装部屋の窓の真下に当たる位置で立ち止まると、王宮の警備の様子をうかがう素振りを見せた。
透華(不審者なのは間違いありませんわね)
次の瞬間、黒い姿は窓に向かって縄のようなものを鋭く投げ上げた。
縄に付いていた何かが、壁に引っ掛かって止まり、そのまま縄は地上に向かってだらりと垂れ下がる。
透華(ほぼ、狙いの賊に違いないでしょう)
透華(今すぐ取り押さえに行けば、万が一逃げられても、地上の警備の者と協力できそうですけれど…)
透華(賊が仕事を終えてからのほうが、賊の体の自由は利かなくなる気もしますわね)
透華(とはいえ、賊の仕事の手口が分からない以上、それはあまり当てにはなりませんわ)
透華(帰りも窓から降りてくるとは限りませんし)
透華(どうしようかしら?)
見れば、賊はもう縄に身をかけて壁を上り始めている。
透華行動安価:
1、今すぐ賊を取り押さえに行く
2、仕事を終えてから降りてくるのを待つ
3、自由安価
↓3
1
うおっと、よそ見してたら安価来てた。
再開します。
安価:>>176
透華(ここは…先手必勝!)
意を決して透華は身を隠していた東屋から飛び出ると、槍を構えて王宮の壁へと向かって突き進んだ。
???「…!?」
その足音と気配にいち早く感づいたらしい盗賊が、縄に身を寄せたまま、肩越しにこちらを振り返り、駆け寄ってくる透華の姿を目にする。
???「!…っやばっ!」
賊は壁を蹴りながら縄から身を離し、一跳びで宙から地上へと降り立つと、慌てて中庭の手前側へと逃げ出した。
透華「逃がしませんわよっ!」
すぐにその後を追う透華。
コンマ判定2桁反転
01から40 追いつくことに成功!
41から60 賊の前方に警備の者が!挟み撃ちで取り押さえる
61から90 見失うものの…?
91から00 残念!見失ってしまった!(今夜は作戦失敗、別なルートで再度捕縛に挑戦)
コンマ↓1です。すみません
目立ってナンボ!
>>180
いや、確かに目立ってるけど!
ワロタ
おお・・・他のスレなら大成功なんだが・・・
次からはクロチャーにしよう
※>>182 低コンマ成功にしたのはただの気分だったんで、残念やったね
透華「はぁっ…はぁっ…まさか…」
しばらくの間続いた追跡の後、警備の者を呼ばわりながら網の目をめぐらすようにして遠巻きに賊の逃げ道を断ち、取り囲むことができたはずだった。
透華「本当に、人間が煙のように消え失せてしまうなんて…」
だが、賊はその追跡をかわしきり、市街に出たすぐ外のあたりで、忽然と姿を消してしまったのだ。
透華「そんな馬鹿なこと…あり得ますの?夢でも見ているんじゃないかしら…」
大量の服が煙のように消え失せたという話からすると、確かに賊が何か人にはない力を持っていてもおかしくはない。
だが、その力の正体も分からない以上、賊の行方が知れなくなったという事実を前に、透華はとほうに暮れるばかりだった。
透華「悔しいですけれど、今回はまんまと裏をかかれてしまったようですわね…」
透華「ですが、この次はこうはいきませんわよ!」
透華「別な手を使って、なんとしてもこの盗賊を捕えてみせますわ!」
結局使わずにしまった槍を握りしめながら、透華は心に固く誓うのだった。
まあ仲間いないと話進まないし、一回失敗したから別なルートはわりと簡単に進むよ。
ちなみに盗賊の使うトリックは半分までは完全なネタだからあんまり真面目に考えないでや。
今日はここまでです。お疲れさまでした。
Wikiにとーかと憧穏のステータスを追加してみたが、やっぱり咲キャラ全員のキャラステータスを載せるにはwikiの容量がとうてい足りないみたいだ。
データのバックアップの上でも、外部wikiを使ったほうがいいかもしれない。が、使い方がよく分からない…
今後の検討課題だなー
↑みたいなことを書いたが、どうやら自分が勘違いしていたようだ。今まで自分がwiki自体の容量だと思ってたのは、携帯から一度に書き込める容量だったらしい。
編集の際にはどっちみち更新するセクション全部を一度に書き込む形で保存することにはなるが、wikiのセクション細分化の機能を使ってセクションごとの編集をすれば、wikiに残せるデータ容量は大幅に拡張される。
少なくとも当分の間は、wiki見ればどのキャラがどんなステータスでどれだけ経験値がたまってるか一発で分かるようになる。
よしよし。
今日は夕方から再開しよう。
いいかげん仲間作らないと。
そろっと再開します。
一夜明けたところから。
次の日。
昨夜の捕り物で警備の者たちの手を借りるたため、隠れて盗賊を捕える計画を立てていたことが露見してしまい、透華は父の国王にたっぷりと説教を受けることになってしまった。
ようやく透華が王の謁見の間を退出することを許された時には、時刻はもう昼近くになっていた。
透華「全く…お父様は心配性すぎますわ」
透華「ハギヨシあたりに言わせると、私も人のことに関してはそうらしいですけれど…」
透華「伊達や遊びで日頃から槍術を習っているわけではありませんわ」
透華「たかが盗賊一人も取り押さえられないようでは、何のために鍛錬しているのか分かりませんもの」
透華「…」
透華「とは言うものの…」
透華「歩を巻き込んでしまいましたし…」
透華「ハギヨシに何か言われて悄気込んでいないか心配ですわね」
透華「…探してみましょう」
ほどなく透華は、歩がいかにもどうしたらいいか分からないといった様子で、自分の部屋の前をうろうろしているのを見つけた。
透華「歩?…どうかしましたの?」
歩「ああ!…透華様!…もう本当に、無茶はお止めになってくださいませ…」
透華「ハギヨシに何か言われたんですのね?」
歩「…決して私を責めるようなことはおっしゃいませんでした」
歩「透華様に付き合わされたのだろうから、私には責任はないと思うと言ってくださって…」
歩「終始笑顔ではいらしたんですが、その笑顔が逆に怖くて…」
透華「…」
透華「…ごめんなさいね、歩。巻き込んでしまって」
歩「…いえそんな、私のことはいいんです」
歩「でも、次に同じようなことが起きた時に、私では透華様をお止めする力も、お守りする力もないというのは…」
歩「せめて萩原さん※とご相談なさってくださいまし…」
透華「…」
透華台詞安価:
1、考えておきますわ
2、そういえば、お昼がまだでしたわね
3、自由安価
↓3
※ハギヨシの名字なんだが、歩がこう呼んでたかは覚えてない。龍門渕の中堅はハギヨシをこう呼ぶ
2
安価もらったよー
風呂入ってくるので更新はちょっと後になります。
透華パートは推理メインじゃないから後はそれほどややこしくありません。
安価:>>194
歩に懇願されて透華はしばし、真面目な顔に腕組みをし、考える様子を見せたが、ややあってから、ふと視線をそらして言った。
透華「…そういえば、お昼がまだでしたわね」
歩「え?…は、はい…?」
透華「今日は久しぶりにお腹が空きましたわ。歩、あなたも疲れたでしょう。お昼をいただく用意をなさい」
歩「あ、はい…?」
透華「私も一度、部屋に戻りますわ」
歩「あ、あの…透華様…今後、昨夜のようなご無茶は…」
透華「心配してくれているのね、歩。ありがとう、でも大丈夫ですわ」
歩「ええと…大丈夫とおっしゃるのは…」
透華「また後でね、歩」ニッコリ
なんとか侍女の追及を煙に巻くと、透華は王宮の中を自室へと戻りながら、昨夜は失敗に終わった捕縛作戦について、再度考えをまとめだした。
透華(まんまと逃げられてしまいましたけど…)
透華(賊を追いかけているうちに、気づいたこともありますわ)
透華(まず…盗賊の年齢と性別)
透華(あの賊の体格は、私よりも小柄でしたわ)
透華(それだけでは断言できませんけれど、壁を上っていた時の軽やかな身のこなし…)
透華(さらに、私に発見された時に一瞬だけ出した声の高さ…)
透華(ぜんぶ合わせて考えると)
透華(賊は恐らく、私とそう年の離れていない女の子と見て間違いないように思えますわ)
透華(決め手にはなりませんけれど、賊の盗むものが貴婦人の服ばかりというのも、それを裏付けているような気がしますわ)
透華(年頃の女の子なら、綺麗なドレスには誰しも興味を持つもの)
透華(そのことだけで賊が女の子と決めるわけにもいかないでしょうけど)
透華(昨夜の賊のシルエットと声と来れば、これはもう間違いありませんわ)
透華(次に、賊の素性ですけれど…)
透華(縄を伝って壁を上るというあの手口)
透華(これは恐らく、手品でも使ったかのように服が煙のように消え失せたという話と関係がありますわね)
透華(つまり、賊には手品の心得がある!)
透華(手品の心得のある女の子と言えば…大人の奇術師が大がかりなトリックを使う時の助手をする少女を連想させますわ)
透華(そこで、賊について分かっていることをまとめると…)
透華(私とそれほど年の違わない小柄な女の子で)
透華(手品の心得があり、誰か大人から手ほどきを受けている可能性が高く)
透華(これまでの犯行場所からして、たぶん住んでいるのはリューモンブルク王国のどこか)
透華(少なくとも昨夜はこの王都に来ていた)
透華(さらに使える手品の中に、縄上りに関係したものがある…)
透華(…こうなりますわ)
透華(この条件で王都の奇術師ギルドに当たってみれば…)
透華(犯人の目星がつくかもしれませんわ)
透華(…早めに動くに越したことはありませんわね)
透華(万一に備えて、捕まえるための道具を持っていきましょう)
透華(大人の男ならいざ知らず、同じ年の女の子を槍で突き刺すのは忍びませんし…)
透華(…どうしようかしら?)
透華選択安価:
1、鎖を持っていく
2、網を持っていく
3、自由安価
↓3
※成功率には関係ない。捕えた時の二人の初期の関係がちょっと変わる
1
安価:>>201
透華(相手に手品の心得があるとなると、逃げられないように相応の用意がいりますわね)
透華(…ここは、両手を拘束する鎖を持っていきましょう)
透華(確か、城の牢近くで手に入ったはずですわ)
こうして万全に用意を整えた透華は、市街に出て、王都にある奇術師ギルドへと向かった。
透華(犯人が絞り切れない可能性もありますけれど…)
透華(ここから先はいつ犯人と出くわさないとも限りません。備えあれば憂いなしですわ)
自分の身分をそのまま名乗るわけにもいかないので、透華の親しい貴族の一人の家からの使いのような振りをし、奇術師ギルドで話を引き出すことにする。
ギルドの男「助手のいる手品師を探してるって?」
透華「ええ、できれば縄を使った奇術をお嬢様にご覧に入れたいんですの」
透華「何もない宙に縄を投げ上げたら、それがぴたりと空中で止まる奇術がありますわね?」
透華「子供がその縄を上って消えていくという…」
ギルドの男「ああ、ああいうのか。確かにできる者はいるが、数はそこまで多くないな」
透華「できれば、お嬢様の親しみやすい、女の子でお願いしたいんですけれど…」
ギルドの男「女の子ねえ。はじめちゃんなんかならできるんだが」
ギルドの男「つい昨日も式典の時に顔を見かけたばっかりだし」
透華「はじめちゃん?」
ギルドの男「国広一って子だよ。親父さんが奇術師だから、このギルドでも知ってる者が多くてね」
ギルドの男「年はあんたと同じくらいかな。背が低くて痩せっぽっちで、頬っぺたのところにタトゥーとか入れてるから、すぐ分かるはずさ」
ギルドの男「でもまだ今日は顔を見せてないみたいだな」
ギルドの男の説明を聞いた瞬間、透華の脳裏に、式典の最中に一瞬だけ目を止めた女の子の像が閃いた。
そして透華は、自分でもよく分からない根拠によって、その国広一という女の子が、昨日見たあの子のことであり、自分の探している盗賊であることを確信した。
透華(なぜかは分かりませんが…この勘に狂いはない気がしますわ)
透華(たとえネット麻雀の見たことのない打ち手でも、この勘を頼りに特定できそうな気がしますわ)
透華「その子が今、どこにいるか、教えてはいただけません?」
王都の南西に広がる下街。
貧民というほどではないほどにせよ、あまり裕福ではない暮らしをしている人たちが、互いに支え合って生活している地区である。
太陽も西に傾き始め、春を迎えたばかりのここに、暖かな風が吹き込んでいた。
街路を歩き、自分の家への帰り道を急ぐ女の子が一人。
頬には月のタトゥーがあり、小柄な身体に黒い髪、妙に露出の多い服装をしている。
どことなく悄気込んだ様子にも見えるその子が、家へと続く最後の曲がり角に差し掛かった時、その陰から現れた謎の人影が、銀色に輝く何かを女の子の手首にはめようとした。
「!!」
コンマ判定2桁反転!
01から60 失敗、バトル!
61から00 arrested!
↓1
逮捕!
つーことで今日はここまで。
お疲れさまでした。
これでようやくとーか編本格始動。
リアルが少々きつくなってきたので今後は更新ペースが落ちそうです。
今日も休みですが、可能な限り隔日くらいで更新したい。
今日もちょっと体調いまいちなのでスローペースになるかもだが投下していきます。
???「…っ!?」
自分の手首にはめられた枷を見て女の子が言葉を失った時、それまで角に隠れていた透華が姿を現した。
透華「…国広一さん、でしたわね」
一「…そうだけど…君は?ていうか、この手のやつなんなの!?」
一「いや、待って…」
一「もしかして君…昨日のお姫様!?」
透華「…覚えていていただいてたみたいで、嬉しいですわ」
透華「もっとも、あなたが覚えているのは、昼間のドレスを着ていた私のほうでしょうけれど」
透華「…夜にあなたが王宮に忍び込んだ時、追いかけたのも私でしたのよ」
一「ええっ!?あれ、お姫様だったの?」
一「って…あ…」
透華「どうやら、自分でお認めになったようね」
透華「国広一さん…あなたがここのところ王国中を騒がせている、貴婦人の服ばかりを盗んで回る盗賊ですのね」
一「うっ…!」
透華(さすがに自分から口を滑らせたせいで、もう二の句も接げないみたいですわね)
透華(さて…どうしようかしら?)
透華行動安価:
1、とりあえず、王宮にお持ち帰り
2、一の家に行き、なぜあんなことをしていたのか聞く
3、自由安価
↓3
1
安価いただきました。
話も聞かずにお持ち帰りって…
実はこのスレ、選択肢の中に>>1なりに考えた自分への鬼畜安価みたいなものがあって、それを選ばれると後の展開が難しくなるんですが、取られたからには仕方がない。風呂入って考えよう。
いったん中断します。
ゆっくり再開します。
ちょっと体調がいまいちっす。スローペース確定
安価:>>212
透華(捕まえはしたものの…その先どうするかは、正直あまり考えていませんでしたわ)
透華(本来なら、法の手に引き渡して裁きを受けさせるべきなのでしょうけれど…)
透華(この子とは何か、不思議な縁のようなものを感じます)
透華(ここはまず…)
透華(王宮に連れ帰ってみることにしましょう)
透華(さいわい、この子のお父様は今は地方に出かけていて、数日経たないと帰って来ないと、ギルドの者も言っていましたし)
透華(その間に話してみて、どうするかを決めることにしましょう)
透華「では、一さん?」
一「は、はい!」
一(やっぱり牢屋に入れられちゃうのかな…)
透華「とりあえず私と一緒に王宮に来て、そこで暮らしていただけません?」
一「…」
一「…え?」
透華「お父様や城の者には、街で雇い入れた新しいお付きの者だということにしておきますわ」
透華「最初は不審がられるでしょうけど、奇術師ギルドに身分の保証をしてもらえば、問題ないと思いますわ」
一「ちょ、ちょっと待ってよ!なんでボクがそんなことを!?」
透華(自分のことをボクと言うんですのね)
透華(少し変わってますけど、なかなか似合っていていい感じですわ)
透華「あなたに興味がある…というだけの理由では駄目かしら?」
透華「城には一つ下の、歩という名の侍女もいますし」
透華「分からないことがあったら、何でもあの子にお聞きなさい」
一(な、何?この強引な人!)
一(これで本当にお姫様なの?)
一(でも、もうボクが犯人だっていう証拠は揃っちゃってるみたいだし…)
一(断ったりできる立場じゃないのかな…?)
一「…お父さんには、何て言えばいいの?」
透華「確か数日の間はお帰りにならないそうですわね」
透華「…その間に、少しあなたとお話をしてみたいと思っていますの」
透華「…あなたのお父様がお帰りになる頃までには、どうするか決めるつもりですわ」
一「どうするかって…」
一(ボクを…ってことなのかな?)
透華「心配なさることはありませんわ、別に取って食べようというつもりではないですし」
透華「ことによったら、そのままお父様のところに帰してさしあげるかもしれませんわ」
一「…本当に?」
透華「まだ分かりませんけれど」
一「…分かった、言う通りにするよ」
透華「さて…王宮に戻って来ましたわね」
一「昨日も見に来たけど、本当にすごい広さだね…」
透華「中でいろいろな者が生活していますもの、当然ですわ」
透華(さて…一さんのことですけれど)
透華(お父様には後で事後承諾をいただくとして…)
透華(まずは、どうしようかしら?)
透華行動選択安価:
1、歩と一緒に侍女の服を着せてやる
2、なぜ盗賊をしていたのか聞いてみる
3、ハギヨシに紹介しながら、西の塔と城の地下について報告を聞く
4、一緒にネット麻雀でもどうでしょう
5、自由安価
↓3
※ぜんぶそれなりに展開がある
個人的にはネット麻雀今日やるのは体調がきついが、安価取られたらやるよ
2
安価:>>220
透華「…そういえば、なぜ盗賊なんてことをしていたのか、うかがっていませんでしたわね」
一「…言わなくちゃ、駄目なのかな」
透華「無理にとは言いませんわ」
透華「…でも、あなたの好みはきっと、今着ていらっしゃるような服なんでしょうけれど、盗まれた方たちは、そういう服は持っていませんし」
透華「酒場では盗んだ服を東の国で売り捌いているという噂も耳にしましたけれど、お金目当てにしては、服しか盗まないというのも変です」
透華「第一、あなたがそのお金で裕福な暮らしをしていらっしゃるようにも見えませんわ」
透華「…法に触れて、危険を犯してまで、盗賊をする必要がありましたの?」
一「…」
一「…お姫様には、分からないかもしれないけど」
一「…ボクの育った王都の南西地区には、おしゃれをしたくても、そんな余裕のない家の子がいっぱいいるんだ」
一「ボクはそれでも、自分の着たいものを着ているから、不満を感じたことはないんだけどね…」
一「ボクには何人か女の子の友達がいるんだけど、そういう子たちはいつも、貴族の令嬢や貴婦人が街を通る時の」
一「綺麗なドレスを見て、うらやましそうにため息をついてた」
一「…二年くらい前、お父さんと一緒に、貴族のお屋敷に呼ばれて、手品をした時に」
一「その家のお嬢さまが、ドレスに着替える前に着ていた、普段着が部屋にあるのを見つけたんだ」
一「普段着と言っても、ボクたちがふだん着ている服にくらべたら、とても贅沢な物だったんだけどね」
一「たまたま小間使いの人が片付け忘れたらしくて、部屋にその服があることに気づいてるのは、ボク以外誰もいなかった」
一「…見ているうちに、もしボクの友達が一度でもその服を着れたら、どんなに喜ぶだろうと思ったんだ」
一「…それが良いことか悪いことかなんて考えなくて…ボクは服を手品で使う小道具の中に隠して、そのまま部屋を出た」
一「…一夜明けて、屋敷を出る時にも、誰一人としてその服のことで騒ぐ人なんていなかったよ」
一「小間使いの人は、自分がなくしたんだと思って…ばれるのが恐かったんだろうし、お嬢さまは最初から、服の一着や二着のことで、騒いだりしないんだろうね」
透華「…」
一「…それがボクの最初にした泥棒なんだ」
一「友達の子には、お嬢さまにもらったんだって嘘を言って…」
一「ちょっとだけ試しに着てもらって、すごく喜んでもらえた」
一「でも、ばれたら困るから、あげるわけにはいかなかった」
一「お父さんと一緒に東の国に旅行に行った時に、つてを探して引き取ってもらったんだ」
一「お金が欲しかったわけじゃないから、どれだけ安く買い叩かれても、文句は言わなかった」
透華(恐らく相手も、後ろ暗いものだということは分かっていたんでしょうね…)
一「一回『仕事』…盗みのことだけど…をすると、どんどん抵抗がなくなっていったんだ」
一「おしゃれがしたくてもできない子がいるのに、服をあれだけたくさん持っていて、ほとんど着ない人がいるのを、おかしいと思うようにもなった」
一「別に世の中に文句を言うつもりじゃないんだけど…」
一「そういう人たちも、着る服がなくなるっていう気持ちを少し味わってほしかったんだよ」
一「それに、ボクはこういう露出の多い服を着ていて、それがおかしいとは全然思っていないけど…」
一「ふつうじゃない、おかしいって思う人もいるよね」
一「ボクが盗みに入った家の人たちは、みんなそれだけ服のある生活を、ふつうだと思ってた」
一「そういう人たちが、ある日突然ふつうじゃない生活をしなくちゃいけなくなったらどうするのか…」
一「気になったっていうか、そういう生活をしてみたらいいのにっていうか」
一「だから、服を根こそぎ盗むなんてことを考えついたんだよ」
一「服を売ってもらったお金は、こっそり南西地区の家に配ったりしてたんだけど…」
一「別に、自分が良いことをしてたなんて思ってはいないよ」
一「捕まったのは結局、罰が当たったみたいなものだろうし」
一「反省はしてる…かな」
透華「…」
透華台詞自由安価:
何と言う?
↓3
※別に地雷とか用意してないから思ったこと書くとよろし
三行で…憧…アカギ…チャンス△…うっ頭が
とりあえず今日はここまでです。
みなさんお疲れさまでした。
風呂入った後なので22時頃からになりそうですが更新します。
目安としては、土日まででとーか編にも一区切りつけたいですね。
当初の予定だと穏乃編もとーか編ももう少しバトル多くなる予定だったんですが予想外に平和。
でも一ちゃんを捕まえたのでとーかには後で経験値を入れる予定。
では再開します。
経験値分配は今日のラストか明朝くらいに安価出す予定。
安価:>>227
透華「…分かりましたわ!南西地区の件は、私からお父様に、なんとかしてくださるようにお願いしてみます。だからもうあなたは、盗みを働くのはお止めなさい!」
一「え…?」
透華「ああそれと、これからは私の侍女になってくださらない?」
一「じ、侍女…!?ボクが、お姫様の…?」
透華「事情は分かりましたけれど、あなたをそのままお父様の所に帰して、ふつうに暮らしてもらうというのも、国を治める者としては無責任でしょう?」
透華「こういう事件が起きたのも、たぶん私たち王家の者が、王国に暮らす人々全てにまでは、とうてい目が行き届かないせい…」
透華「これからも不十分ではあるでしょうけれど」
透華「せめて少しでも多くの者の生活に触れて、目を開いていけたらと思いますわ」
透華「あなたには、そのためのきっかけになってほしいんですの」
透華「私も、あなたとならうまくやっていけそうな気がしますし」
一「お姫様…」
一「…ボク…牢屋に入って、罪を償うことになるのかと思ってたよ」
透華「それも一つの償い方ではあるでしょうけれど、それが全てではありませんわ」
透華「あなたばかりのせいにしていては、私も王国の上に立つ者として失格ですもの」
透華「今度のこと…したこと自体は、褒めるわけにもいきませんけれど、誰にでもできることではないと思いますわ」
透華「どんな鍵でも開けてしまうという技、警備の者と一切戦闘を起こさずに済ますという巧みさ…」
透華「服ばかりを根こそぎ盗むという発想の大胆さ、ユーモアのセンス…」
透華「あなたには、私の眼から見ても、光るものがありますわ」
透華「いつかきっとその力が、何か別の事に役立つ時が来るはずです」
透華「私と一緒にその時を探してみませんこと?」
一「…!」
一(こんな風に言われたこと…ボク、初めてだな…)
一「…ボ、ボクなんかで本当に、お姫様の侍女がつとまるのかな…?」
透華「気にすることはありませんわ!」
透華「ここには他に、私より一つ年下の歩という子がいますけれど、いたっておとなしい子ですし」
透華「分からないことはきっと何でも教えてくれますわ」
透華「従者をしているハギヨシという者も、優しくて頼りになりますし」
透華「何より、私にとってあなたはただの侍女ではありませんもの」
透華「少々仕事ができなくても、そんなことは問題にはなりませんわ」
一「…あ…ありがとう…」
透華「さて、そうと決まれば、さっそくあなたの住む部屋を決めなければなりませんわね」
一(あれ?…ボクまだ返事してないんだけど…)
一(でもなんかこの人にはいやと言えない何かを感じる…)
一(…これがお姫様のオーラってやつ?)
透華「あなたのお父様の許可も取らなければいけませんし…」
透華「忙しくなりそうですわ!」
一「…ははっ、…うん、そうだね」
透華「…ところで、あなたのことを下の名前で呼んでもいいかしら?」
一「…へっ?あ、はい!」
透華「じゃあ、これからあなたのことは一と呼ぶことにしますわ」
透華「あなたも、私のことは透華とお呼びなさい」
透華「『お姫様』なんて、なんだかよそよそしいですし」
一「あ…うん、はい、透華…様」
透華(様もいらないのですけれど、いきなりは無理かしらね)
透華(さて…数日がかりの捕り物も、ようやく終わりましたわ)
透華(捕まえたのは…)
透華(盗賊…というよりもむしろ、友達、ですかしらね)
透華(これからこの子とどんな日々を過ごすことになるのか、考えると少し楽しみですわ)
盗賊、国広一を捕えました。
透華は5ポイントの経験値を獲得しました。
それから何日かして、一の父が王都に戻ると、透華は一を同伴してその家を訪れ、一を侍女として使いたいと正式に申し入れた。
王家の者からの思ってもみなかった申し出に、一の父も最初は驚くばかりだったが、奇術師としての稼ぎが順調にいっておらず、また国の者から広く慕われ、若年ながら信頼を集めている透華のたっての頼みということで、一が城で働くことを許したのだった。
城の中でも、透華が突然、奇術師ギルドの紹介を得ているとはいえ、新しい侍女を雇い入れたことに当初は困惑する者もいた。
だが、知的で気位が高く、ともするととっつきにくく見えもする透華に対し、一は忠実で控え目な友人として、城の者たちとの関係に気を配ってくれたので、その困惑も徐々に消えていった。
透華(…)
透華(もうすっかり一も、ハギヨシや歩と同じくらい、城に馴染んできたようですわね)
透華(さて、今日は…)
透華行動選択安価:
1、久しぶりにハギヨシの報告を聞く(一が同席します)
2、ネット麻雀をする(一も一緒にするか、後で選択できます)
3、城下に出てみる(ハギヨシか一、または両方を同伴できます)
4、王宮の中を散策(ハギヨシ、一、歩の中から同行者を選べます。複数選択可能)
5、自由安価
↓3
3
安価3ですね。了解。
明日は本編やれるかどうかちょっと分かりませんが、経験値分配安価は出します。いつものように先着5レスでポイント割り振る感じです。
では今日はこれにて。みなさんお疲れさまでした。
いちおう透華のステータスをコピペ
龍門渕透華(プリンセス)
パワー:13
テクニック:19
マインド:17
ディフェンス:14
スピード:16
スキル及び行動
【ライトニング】電撃を纏わせて敵を突く槍の一撃。基本命中率は80%。ダメージはマインド+コンマ。消費行動力4。
【メイルシュトロム】槍の回転によって敵を切り刻む渦のごとき攻撃。全体攻撃。基本命中率は70%。ダメージはパワー+コンマ。消費行動力4。
【高貴】王女として生まれ、育てられた者にそなわる気品と教養。さまざまなコンマ判定に+35。マインドが成長すると効果が高くなる。
【いらっしゃいまし!】オートスキル。敵の直接攻撃を回避した際に反撃ができる。回避不可能。ダメージはそのコンマ+テクニック。
いつものように、1レスにつき1ポイント、どこかのパラメータに経験値を割り振ることができます。
ぜんぶ同じパラメータに割り振ってもかまいませんし、バランスよく別々に割り振ってもかまいません。
1つのパラメータを1成長させるのに必要な経験値は今のところすべて10です。
では↓5まで経験値の配分をお願いします
おうよ!
ということでパワーに5ポイント経験値を入れて(5/10)となりました。
今日はこの後で勉強しなければならんので再開は難しい…と思います。
明日はなんとかやりたい。
再開は夕方くらいからになりそうですが、とりあえず安価:>>237で透華が城下に出る時に、一やハギヨシを同伴するかどうかの安価だけ投げておきます。
一は、ここで同伴を選んだら、正式に仲間になります。ふだんこのスレ見てくれてる人にはお分かりと思いますが、このスレには主人公が四人いて、一人の主人公で仲間にしたキャラは別な主人公の視点では仲間になりません。
各主人公で仲間にできるキャラクター人数に制限はありませんが、いちおう気をつけてください。
一は麻雀バトルでもそこそこの強さを発揮し、イカサマもできます。盗賊としての腕もあります。
ハギヨシは最初の外出時に同伴するルートを選ばなかったので、ここで同伴しても正式に仲間になるのはもう少し先になります。一はこれ以降はいつでも正式に仲間にできます。
↓3まで、ハギヨシと一のそれぞれを同伴するかどうか安価で指定してください。(例:ハギヨシ→同伴する、一→同伴する、など)
その結果の多数決で実際の同伴の有無を決めたいと思います。「する」「しない」のどちらかに2票入ったらそのキャラは確定ですね。
2票入ったので二人とも連れて行きますね。
再開は夕方以降の見込み。
この時期は他スレも忙しい方が多そうな。
眠くて仕方がないので風呂入った後まで再開がずれ込みそうです、すみません。
あと、同伴で一が正式に仲間に入ったので、再開時にステータス出しますね。
いつもより遅れた気がします…すみませぬ
再開していきます。
【キャラクター】国広一(トリックスター)
パワー:11
テクニック:19
マインド:16
ディフェンス:11
スピード:18
スキル及び行動
【指先技】トラップなどさまざまなギミックの感知と解除や鍵開けができる盗賊の技能。関係するコンマに+45の補正。テクニックで強化できる。
【ナイフレイン】投げナイフによる四方への攻撃。全体攻撃。基本命中率は80%。ダメージはスピード+コンマ。
【軽業】身軽な行動や空中での器用な動きが要求されるコンマに+40の補正。スピードで強化できる。
【まっすぐなボクでいく!】オートスキル。真似のできないファッションセンスは敵をも魅了する。戦闘中など、敵の何らかの行動のコンマ10の桁の値が1の時に、その行動をキャンセルできる。マインドで強化できる。
安価:>>237
透華「…今日は久しぶりに、自由な時間が取れそうですわね」
一「いつもはお姫様の仕事やら勉強やらで忙しいんだね」
一「お城の中の生活なんて全然知らなかったから、びっくりしちゃったよ」
透華「子供の頃からこうですから、さほど大変にも感じませんけれど」
透華「最近はだんだんとやりたいことが増えてきて、窮屈に感じることもありますわね…」
一「今日は何をするの?」
透華「そうね、城下に出てみますわ」
透華「あなたと会うきっかけになったのも、酒場で話を聞いたことでしたし」
透華「また何か新しい出来事が待ち構えているかもしれませんわ」
一「うん、面白そうだね」
一「萩原さんに断って行く?」
透華「…今日は、ハギヨシも連れていきましょう」
透華「いろいろと言われることもありますけれど、心配してくれてはいますし」
透華「いざというときのことを考えれば、二人の時より行動範囲が広がるかもしれませんわ」
一「分かった。じゃ、ボクが萩原さんに伝えてくるよ!」
透華「頼みましたわ」
ハギヨシ「仰せにしたがって参りました、透華様」
一が呼びに行ってからほどなくして、ハギヨシが一と共に透華の自室に現れた。
透華も既に城下を歩くための平装に着替えを済ませている。
透華「いつもながら速くて助かりますわ、ハギヨシ」
透華「さてと…」
透華(今日は空き時間がいつもより長く取れそうですし…)
透華(少しなら城の外にまで足を伸ばせるかもしれませんわね)
透華(でも、まずは王宮の外に出ましょう)
透華「行きましょう、ハギヨシ、一」
ハギヨシ「はっ!」
一「はい!」
通用門から城下へと歩み出た三人は、王都の西側の街並みを抜けて、ほどなくある広場に差し掛かった。
一「この近くには、武器や防具を鍛えてくれる鍛冶屋があるんだよね…」
透華「あら、そうでしたの?」
一「大鍛治さんっていうんだって。昔そこから分かれた分家で、小鍛治さんっていう家もあったらしいよ」
透華「どこかで聞いた名前ですわね」
ハギヨシ「東国の雀士、小鍛治健夜さんと同じ苗字ですね…血縁関係があるかは分かりませんが」
透華「さて、今日はまずどこに行ってみましょうか…」
透華行先選択安価:
1、雀荘をのぞいてみる
2、大鍛治さんの鍛冶屋を見てみる
3、酒場に行ってみる
4、ハギヨシと一に城外の地理を聞く
5、西の塔の様子を見に行く
6、自由安価
↓3
1
安価了解しました…
ほんと今日はなんか異常に眠いです。季節柄、冬眠モードなんだろうか
あんまりちゃんとできなかった気がするので明日もやりますね。
みなさんお疲れさまでしたー
なんだかんだでもうこんな時間になってしまった…
これもみんな政治がry
安価までだけでも進めます、すみません。
安価:>>258
透華「そういえばハギヨシ、私、城以外の場所ではあまり麻雀をしたことがないのですけれど…」
ハギヨシ「王宮にはネット麻雀の設備もございますからね」
透華「この機会に、城下の雀荘で麻雀をしてみたいですわ」
一「お姫様が雀荘で…うーん…」
透華「何か問題がありますの?あと、一、呼び方が違いますわよ」
一「あっ、ごめん透華。いや、雀荘はボクたちでも、入るにはけっこう勇気のいる所だからね」
透華「そうなんですの?」
ハギヨシ「低年齢の者が入るには物騒な所だとされていますね」
ハギヨシ「場所にもよりますが、治安が良くない地域にある場合もあります」
透華「この王都でも?」
ハギヨシ「王都はリューモンブルク全体で見ると、治安の良いほうですから、さほど問題はないと思います」
一「でも、気をつけたほうがいいのは確かだと思うよ」
そうこう話をするうちに、三人は石造りの頑丈な建物の前で足を止めることになった。
街路の路面からやや降った場所に、南向きのテラスが開けていて、丸い小さな木のテーブルが幾つか置かれている。
ハギヨシ「カフェのようにも見えますが、このテラスの奥が、雀荘になっているようです」
既に何人かが腰掛けているテーブルには、麻雀の匂いのするものは一切なかった。みんな思い思いにお茶を飲んだり、軽食をとったりしている。
一「この人たちは、対局の合間に休憩してるらしいよ」
ハギヨシ「ここのマスターがお茶や軽食を振る舞っているようですね」
透華(なるほど…)
テーブルの間を抜けてたどり着いたドアと、傍らの看板には、AT A KAINOUという文字が読み取れた。
透華(この店の名前のようですわね)
透華(…意味はよく分かりませんけれど)
ドアの向こうの空間は、テラスに面した側に大きな窓が開けていて、反対側には古ぼけた石造りの暖炉がある。
無表情な眼をしたいかつい男が、カウンターの奥からこちらを見上げてきた。
???「いらっしゃい」
透華と一が戸惑いながら挨拶する一方で、ハギヨシは店主らしいその男に話しかけた。
ハギヨシ「ここで打つのは初めてなんですが、気をつけておくことはありますか?」
???「そうだなあ…まず名乗っておくか」
???「俺はここのマスターをしている、戒能暖男(はるお)ってもんだ」
暖男「ひょっとしたらあんたらも、うちの娘の名前くらいは聞いたことあるかもしれないな」
透華「戒能…まさか、去年のインターハイで活躍された、戒能良子さんのお父様ですの?」
暖男「ほう、知ってたか。若いのに感心な娘っこだな」
暖男「その通り、あの子はうちの自慢の娘だよ」
暖男「まあ、強くなりすぎてリューモンブルクを出て行っちまったがね…」
暖男「さて、親馬鹿はこれくらいにしてだ」
暖男「うちはご覧の通り、未だに手積みで麻雀をやっている店なんだ」
透華(…!)
言われてみれば、店内に置かれている雀卓は、城に幾つかある自動卓とははっきり違っていた。
一「へー、ここもそうなんだ…」
透華「…!一は、手積みで麻雀をしたことがありますの?」
一「うん。お金なかったから、店に入ったことはあんまりないんだけどね」
一「お父さんの仕事仲間の人たちに教えてもらった時は、いつも手積みだったよ」
一「王都で友達ともしたけど、その時も、自動卓なんて話の中だけの存在だったなあ」
ハギヨシ「東国や、長野でも高遠原地方になると、自動卓の置かれた雀荘もあるらしいですね」
ハギヨシ「ですが全国的に見ると、まだまだあまり普及しているとは言えないのではないでしょうか」
ルーフトップは長野の中にはちゃんとあるよ。リューモンブルクではないけど
続けるでー
暖男「実は、この雀荘には幾つか特別なルールがあってだな…」
暖男「平打ち、つまりふつうに麻雀する以外にも、サマありの麻雀も打てるようになってるんだ」
暖男「レートのほうも、建前上はノーレートだが、客同士が賭けたりするのは自由になってる」
暖男「ただし、その結果何が起ころうと店側は一切責任は負わねぇからな」
暖男「サマありの麻雀や客同士が賭ける麻雀をするには、信用が第一になってくる」
暖男「早い話、来たばかりのぺーぺーじゃあ、そんな麻雀はさせてもらえないんだ」
暖男「信用を勝ち取るには、一にも二にも実力だな。こことかネット麻雀で勝ち星を重ねた奴は、それなりに認めてもらえる」
暖男「あとは、大会とかで好成績を出して名声を得ても、信用してもらえるようになるかな」
透華「…要は、目立てばいいんですのね!」
透華「それならお任せなさい!」
一「あはは…」
ハギヨシ「まあ、透華様にとっては願ったりかなったりの条件かもしれませんね」
暖男「ついでに言うと、そのサマありの賭け麻雀とかでは、とんでもないものを賭けることができるようになってるんだ」
暖男「よくは分からねぇけど、死んだ人間の魂とかな」
透華「!?」
一「そんなもの、賭けてどうするの?」
暖男「それを俺に聞かないでもらいたいね。とにかく、本当に何でもありの麻雀らしいから、覚えておいてくれ」
暖男「さて…」
暖男「今日は誰か打ってくのかい?」
透華打ち手選択安価:
↓4まで、任意の咲キャラを打ち手に指名することができます。
ただし、以下の点に気をつけてください。
※透華、ハギヨシ、一のうち一人が指名されなかった場合、その対局はキンクリされ、ストーリー上の影響はありません。
※選ばれたキャラクターが実際に登場するかどうかはコンマ判定になります。
※キャラクターによってはここで登場したことにより、以降のストーリー展開にフラグが立つことがあります。
ちなみに登場コンマ判定は、指名レスでコンマ2桁
魔物ランクCならコンマ25以上
ランクBならコンマ45以上
ランクAならコンマ65以上
ランクSならコンマ80以上
ランクSSならコンマ90以上必要
キャラクターによってはさらに補正がかかる場合があります。地域が遠いキャラクターなどはマイナス補正がかかりやすい。
とーかと一ちゃんはコンマ関係なく出せるとして、南浦さんはコンマ失敗扱いでモブが出てきますね。
もこちゃんは出ます。ただし、原作設定上、まだ麻雀のルール覚えてません。なんか面白そうな場所があったので来ちゃいました的な感じ。
ということで、今日はこのへんで。明日は本当に久しぶりに麻雀やりましょう。
お疲れさまでした。
また再開時間が遅れてしまった…
申し訳ない。
短くなりそうですが、もこちゃん卓入りくらいまでは書きたい。
本格的な対局は明日以降になりそうです。
透華「私は打っていくつもりですわ。一、ハギヨシ、あなたたちはどう?」
一「ええと…よかったら、ボクも打たせてほしいかな」
ハギヨシ「では、私はお二人の対局を見守らせていただきます」
透華「なら、私と一…この子に打たせていただけますかしら?」
暖男「あんたら二人だな。分かった」
暖男「今、空いてる卓は…と」
そう言って暖男は店内を見回し、見たところ誰も席についていない卓を見つけた。
暖男「あとは面子だな。誰か適当な奴はいねぇかな…」
その時、透華たちの背後のドアの開く音がして、誰かが中に入って来た。
振り返ると、そこにはなんとも風変わりな、おかしな格好をした女の子が立っていた。
年の頃は透華とさほど変わらないのだろうが、頭の半分をリボンのように結んだ布で覆っており、そのせいで片目が隠れて見えなくなってしまっている。
着ている服もふわふわと広がった独特なもので、少なくともこの地方でよく見かける格好ではない。
暖男「…いらっしゃい。あんたもここは初めてか?」
女の子は何も言わずに大きくうなずいた。
暖男「…そうか。ちょうどいいから、あんたら卓を囲んだらどうだい?」
???「…」モゴモゴ
それに対して奇妙な格好の女の子は何か言ったのだが、あまりに聞き取りにくかったため、誰もすぐにはその言っていることを理解できなかった。
本人の声が小さい上に、顔の半分を覆っている布のようなものが、余計に音をくぐもらせて聞こえさせているらしい。
暖男「ん?何だって?」
暖男は女の子に顔ごと耳を近づけながら聞き返した。
???「…」モゴモゴ
だが、それでもその子の言ったことが聞き取れなかったらしく、暖男の顔に途方に暮れたような表情が浮かぶ。
透華「仕方ありませんわね…ハギヨシ?」
ハギヨシ「はい。マスター、よろしいですか?」
暖男「ん?」
透華の一声で、ハギヨシが前に進み出て、女の子に向かって話しかけた。
ハギヨシ「…失礼します。私の主人に当たるお嬢様方と、麻雀を打ってはいただけませんか?」
???「…」パァァ
???「…」コクコク
透華(承諾してくれたようですわね)
???「…」モゴモゴ
ハギヨシ「ふむふむ…なるほど」
一(あれで言ってること分かるの?…萩原さんって…)
ハギヨシ「…どうやら、これまで麻雀をなさったことがないということらしいですね」
透華「あら、そうでしたの?」
???「…」コクコク
???「…」モゴモゴ
ハギヨシ「それで、透華様たちにご迷惑をかけることにならないか、心配なさっていたようです」
透華「そういうことでしたのね。大丈夫、何でも最初からできる人間なんていませんわ」
透華「私たちでなければ、いつか誰かがあなたの初めての相手をすることになっていたでしょうし…」
透華「むしろ、麻雀の楽しさを知らなかった方に教えることができる立場にいると思えば、嬉しいくらいですわ」
???「…///」モゴモゴ
ハギヨシ「ありがとう、とおっしゃっています」
一「とりあえず、基本的なことだけ教えるから、あとは実際に打ってみようよ」
透華「そうですわね。何も一日でぜんぶ覚える必要もないですし」
透華「そうと決まれば、まずはお互いの名前を知っておいたほうがいいですわね」
透華「私はとーか。こちらは一と申しますの」
透華「あなたは?…」
???「…///」
???「…もこ」
一(今のはちゃんと聞こえたな)
透華「もこさん、ですわね。よろしくお願いしますわ」
もこちゃんのステータスはこの一戦限定です。次に出る時、または安価で出した時にはステータス変わってます。
【打ち手データ】対木もこ
魔物ランク:C
スキル:
[初心者]レベル3
和了コンマの10の桁、1の桁のどちらかが4となった場合、その局はチョンボをしてしまい、罰符を払って終了。他のあらゆる補正に優先する。
[???]レベル3
初心者にありがちな強運。配牌コンマがゾロ目になった場合、その局は強制的に和了となる。この時、他の三人の和了コンマは振らずに、ロン判定は配牌コンマで代用する。ただし、本人の和了コンマがチョンボ扱いの場合、和了よりチョンボが優先される。
早くも眠くなってきたので今日はここらでお休みさせてください。
明日もやる予定です。透華と一ちゃんのステータス出して打ちます。
モブは魔物ランクのみコンマ判定するかもしれない。まあよほどのことがなければA以上にはなりません。
あと、現時点では透華は冷えませんのでその点はご注意を…
前スレで確か透華は一回ネット麻雀に登場してますが、システムを改変したのでスキルはちょっと変えてます。
お疲れさまでしたー
すみません、ちょっと今日は疲労と体調不良のため、やれそうにありません。
休むって大事だね。みなさんもこの季節、風邪とか引かないようにね。
ありがとでー
自分のは今日一日休んどけばたぶんなんとかなると思います。たぶん
みなさんも健康には気をつけてな
おう・・・気を付けてな もう治ったと思った時はまだ治ってないこれマメな
>>284
経験あるなあ…
自分も気をつけます
体調不良もさることながら勉強忙しくてちょい更新をサボってしまいました。申し訳ない。
今日はできると思いますー
風呂入ったりなんやしてから再開します。
とりあえずとーかと一の麻雀バトルステータスを出すとこからですね。
モブキャラどうしようかと考えたんですが、とりあえず今回はふつうのモブでいきます。そのうちどっかで見覚えのあるキャラとか出すかもしれません。
よーし、じゃあそろそろ。
某世界樹3スレに触発されて積みゲーになっていたエルミナージュに咲キャラの名前を入れてやってみようとしたが、すばら先輩の漢字が入らなくて泣いた。
【打ち手データ】龍門渕透華
魔物ランク:B
スキル:
[元祖デジタルアイドル]レベル2:下りる時はきっちり下り、和了は確実にものにする。ロン判定に−2の補正、配牌コンマ手の速さに+1の補正。また、目立ちたがりのために時々デジタルを捨てるので、焼き鳥時の和了できなかった局数−配牌コンマ手の高さ>0の場合、和了コンマ手の高さにその差が加算されてゆく。
[冷却]イベントにより解禁される謎のスキル。
【打ち手データ】国広一
魔物ランク:B
スキル:
[できる子]レベル2:その名の通りの実力。和了コンマ手の進みに+2の補正。
[手品]イベントにより解禁される謎のスキル。
透華「じゃあ、私と一、それにもこさんで、これで三人ですわね」
暖男「あと一人か。おう、ここの娘っこたちが打ちてぇらしいんだけど、誰か相手してやってくれねぇか」
暖男が店の中にいる客たちに声をかけると、卓を外れて手持ちぶさたにしていた者が何人か顔を見合わせ、やがてそのうちの一人が進み出て来た。
商人風の男「おれでよけりゃ、相手になるぜ」
透華「あら、ありがとう。よろしくお願いしますわ」
一「よろしくお願いします」
もこ「…」モゴモゴ
ハギヨシ「初めてなんですけど、よろしくとのことです」
一(本当によく聞こえるな…)
透華「では、まずは場決めですわね」
起家コンマ2桁反転
↓1 透華
↓2 商人
↓3 もこ
↓4 一
高い順に東南西北、同じ数ならレス順
商人踏んどく
寝落ちてしまいました。ごめんなさい。
それと、起家コンマの前に半荘か東風か安価取らないといけなかった…
とりあえず、コンマ自体は有効として、半荘か東風かを↓1で決定
過疎ってるスレなのでバトルやるのはきついかもねー
では東風で。
東 商人
南 一ちゃん
西 透華
北 もこ
の順になりました。
人どれくらいいるか分からないので展開は遅くなりそうですが、とりあえずやっていきたいと思います。
手の空いた時にのぞいてくくらいの気持ちでお付き合いください。
なお、商人の魔物ランクはC、スキルはありません。
東一局配牌コンマ
コンマ10の桁が手の高さ、1の桁が手の速さ
↓1 商人
↓2 透華(手の速さ+1)
↓3 一
↓4 もこ(ゾロ目なら和了)
同時にコンマ2桁反転で場の支配判定
ただし、透華と一は反転した値に+25
最大の者がこの局の場の支配を握る!
商人踏んどく
もこちゃん踏んでもいいか
ほれ
※場の支配は透華。手の速さと手の進みにそれぞれ+2の補正
商人「ふんふん」
透華(これは速い手ですわね)
透華(役牌だけでドラも絡みませんし、高さは期待できませんけど、親を蹴るにはちょうど手頃!)
透華(次は私の親番ですし、ここで和了って勢いをつけますわ!)
一(うーん、まあそこそこかなあ)
一(手なりに伸ばすとタンヤオドラ1くらい?)
一(東風だし、それで十分かな)
もこ「…」モゴモゴ
ハギヨシ(戸惑ってらっしゃるみたいですね)
東一局和了コンマ
10の桁が手の高さ、1の桁が手の進み
手の速さと手の進みに補正を加え、最も合計値の高い者が和了
↓1 商人
↓2 透華(手の速さに+3、手の進みに+2)
↓3 一(手の進みに+2)
↓4 もこ(コンマに4がつくとチョンボ!)
ロン、ツモの判定と打点判定はテンプレ参照
あなほり
モゴモゴ
商人「よっしゃーリーチだ!」
透華(役牌を鳴く前に親リー…)
一(ここはオリかなー)
もこ(…)アセ
透華(…あら?)
透華(赤ドラを引いてツモが縦に重なり出しましたわ)
透華(これなら…)チャッ
透華「いらっしゃいまし!」
透華「七対子ドラ1ツモで3200の1600いただきますわ!」
商人「あちゃー、起親蹴られちまったか…」
一「鮮やかにかわしたねー」
もこ「…」キョロキョロ
透華「あ、その点棒をこうやりとりすればいいんですのよ」
商人 20800
透華 32400
一 23400
もこ 23400
透華(いい感じで親番を迎えましたわ)
透華(ここを和了って波に乗りたいですわね)
東二局配牌コンマ
コンマ10の桁が手の高さ、1の桁が手の速さ
↓1 商人
↓2 透華(手の速さ+1)
↓3 一
↓4 もこ(ゾロ目なら和了)
同時にコンマ2桁反転で場の支配判定
ただし、透華と一は反転した値に+25
最大の者がこの局の場の支配を握る!
商人
ちょっと離席してました。すみません。
人があんまり多いスレじゃないので、少なかったら連投してもらってかまいません。
とりあえずここはレス有効でいきますね。
※場の支配ははじめちゃん。手の速さと手の進みに+2の補正がつきます。
商人「んーどうだかな…」
透華(かなりの好配牌ですわね)
透華(素直に横に伸ばしてタンピン系にまとめたいですわ)
一(これは来たかな?)
一(透華…せっかくの親番だけど、ここは蹴らせてもらうよっ!)
一(満貫くらいに育てて親かぶりさせれば、トップ目が見える!)
もこ「…」アセ
ハギヨシ(よくは分かっていらっしゃらないと思いますが…かなり高くなりそうな手ですね)
ハギヨシ(どなたがあがるのか、見ていても楽しみです)
東二局和了コンマ
10の桁が手の高さ、1の桁が手の進み
手の速さと手の進みに補正を加え、最も合計値の高い者が和了
↓1 商人
↓2 透華(手の速さに+1)
↓3 一(手の速さに+2、手の進みに+4)
↓4 もこ(コンマに4がつくとチョンボ!)
ロン、ツモの判定と打点判定はテンプレ参照
あきんど
もこ
透華(我ながら恐いくらいのツモの伸びですわ!)
透華(ここは押せ押せ!)
透華「リーチですわ!」
一「!?」
一(高そうでやな予感が…)
もこ「…」アセ
商人「うーん、親リーだねぇ」タン
透華「ふっふっふ…」チャッ
透華「いらっしゃいまし!ツモ!」パタン
透華「8000オールいただきますわ!」
一(うわぁ…)
商人「こりゃ持ってかれちまったかなあ」
ハギヨシ(たとえ初心者が同卓していようと、打ち筋に容赦がないあたり、さすが透華様ですね)
商人 12800
透華 56400
一 15400
もこ 15400
透華「さあ、連荘でしてよ!」
一(東風で4万点の差は逆転するには相当厳しいなぁ…)
一(最低でも一回は直撃を取るつもりでいかないと…)
東二局一本場配牌コンマ
コンマ10の桁が手の高さ、1の桁が手の速さ
↓1 商人
↓2 透華(手の速さ+1)
↓3 一
↓4 もこ(ゾロ目なら和了)
同時にコンマ2桁反転で場の支配判定
ただし、透華と一は反転した値に+25
最大の者がこの局の場の支配を握る!
さらに2ゴールドをみつけた
ゾロ目だからもこちゃん強制和了扱い
ただし、チョンボのほうが優先順位高いです
↓1でチョンボ判定、コンマに4がなければもこちゃんのあがり
初心者だからそんな打点じゃ逆転見込みないよとかは大目に見たって
※はじめちゃんのコンマ反転が95以上なのでダブルリーチですが…
一「…!」チャッ
一(配牌テンパイか…)
一(リスクはあるけど、ここは)
一「ダブルリーチ!」
透華「!」
もこ「…!」
商人「うーん、こりゃ駄目かなあ」
一(なんとかここはあがっておきたいけど…)チャッ
一(まだ来ないな…)タン
もこ「!」
もこ「えと、それ…」パタン
一「!?」
一(振り込んじゃった…)
透華「初あがりですわね、もこさん。5200点ですわ」
一「しょうがないなー。はい」
もこ「…」パアァ
ハギヨシ(こういうこともあるのが麻雀…)
ハギヨシ(一さんも気を落とさないよう)
商人 12800
透華 56300
一 9200
もこ 21700
※積み棒計算を間違えた気がするが細かいことを気にしてはいけない
一(ラス転落で迎えた親番…)
一(なんとかここで稼がないと…)
透華(局を流すことを優先したいですわね)
透華(点棒は少ないとはいえ、地力は一がこの中では一番ありそうですし)
東三局配牌コンマ
コンマ10の桁が手の高さ、1の桁が手の速さ
↓1 商人
↓2 透華(手の速さ+1)
↓3 一
↓4 もこ(ゾロ目なら和了)
同時にコンマ2桁反転で場の支配判定
ただし、透華と一は反転した値に+25
最大の者がこの局の場の支配を握る!
しょうにん
もこもこ
※場の支配は透華。手の速さと手の進みにそれぞれ+2の補正
商人「んー、いやあ」
透華(まずまず…平和に伸ばしてダマに構えるもよし、クイタンで速攻もよし)
透華(連荘されなければ、ほぼトップはいただきですわ!)
一(欲を言えばもう少し速い手のほうがよかったけど…)
一(高さはそこそこあるし、とりあえずあがれたら十分かな)
もこ(…)フム
ハギヨシ(一度あがりをものにして、もこさんにも少し余裕が出てきたみたいですね)
東二局和了コンマ
10の桁が手の高さ、1の桁が手の進み
手の速さと手の進みに補正を加え、最も合計値の高い者が和了
↓1 商人
↓2 透華(手の速さに+3、手の進みに+2)
↓3 一(手の進みに+2)
↓4 もこ(コンマに4がつくとチョンボ!)
ロン、ツモの判定と打点判定はテンプレ参照
電子辞書の電池が切れちまった…
おおごえで商人呼びたい
東三だよね?
>>340
東三ですね
コピペミスです、ごめんなさい
※もこちゃん、コンマに4があるので…
もこ「…」チャッ
一「あっ!」
透華「ごめんなさいもこさん、それをツモったら多牌ですわ…」
もこ「…!?」
ハギヨシ「つまり…」(説明中)
もこ「…」シュン
もこ「ごめんなさい…」
透華「いいえ、初めて打つんですもの、仕方ありませんわ」
一「とりあえず、チョンボだから…罰符を払わないといけないんだけど…」
商人「親に4000、子に2000の満貫払いだな」
商人 14800
透華 58400
一 13100
もこ 13700
一(思わぬチョンボのおかげで、さっきの振り込み前くらいまで点棒は戻したけど…)
一(透華との差はまだかなり大きい)
一(なんとかしないと…)
透華(仕切り直し、ですわね)
東三局配牌コンマ
コンマ10の桁が手の高さ、1の桁が手の速さ
↓1 商人
↓2 透華(手の速さ+1)
↓3 一
↓4 もこ(ゾロ目なら和了)
同時にコンマ2桁反転で場の支配判定
ただし、透華と一は反転した値に+25
最大の者がこの局の場の支配を握る!
※ふだん天○で麻雀やってた>>1はチョンボの処理の仕方がいまいちよく分かってません。積み棒はなしでいいのかな
あきんどー
積み棒はなしでいいと思う
>>348
ありがとです
※場の支配は一ちゃん。手の速さと手の進みにそれぞれ+2の補正
商人「ほっほう」
透華(これは少し厳しいかもしれませんわね)
透華(ドラが重なって高さは期待できそうですれど、ターツが端にかかって重い手ですわ)
一(速さはまずまず…)
一(親番だから、あとはできるだけ手を伸ばして…)
一(できれば透華から直撃を…)
もこ(…)
ハギヨシ(さて…どうなるでしょう)
東三局和了コンマ
10の桁が手の高さ、1の桁が手の進み
手の速さと手の進みに補正を加え、最も合計値の高い者が和了
↓1 商人
↓2 透華(手の速さに+1)
↓3 一(手の速さに+2、手の進みに+4)
↓4 もこ(コンマに4がつくとチョンボ!)
ロン、ツモの判定と打点判定はテンプレ参照
なんだかんだとーか編もけっこうやってるなー
ついでに。チョンボのときは積み棒は増えなかった気がする
>>352ー353詳しい説明ありがとうございます
一(来た、来た!)
一(本当は透華から直撃取りたいとこだけど、親番だし…)
一「ツモ!」パタン
透華「むっ…」
一「6000オール!」
透華(あの振り込みからここまで…)
透華(さすがと言う他ありませんわ)
透華(要注意、ですわね)
商人「いやー参ったなこりゃ」
もこ「…」ションボリ
ハギヨシ(負けることも洗礼のようなものです)
ハギヨシ(がんばってくださいね、もこさん)
商人 8800
透華 52400
一 31100
もこ 7700
一(親の間なら、あと一回跳ねツモか満貫直撃で逆転できるな…)
一(逆にこの親を蹴られると、ちょっとトップは厳しいかも)
一(連荘して少しでも点差を詰めないと…)
透華(この親を流せるかどうか、正念場ですわね)
もこ(…)
ハギヨシ(最後の親番が残っていることは分かっていらっしゃるみたいですね)
ハギヨシ(何としてもそこにつなぎたいという感じでしょうか)
東三局一本場配牌コンマ
コンマ10の桁が手の高さ、1の桁が手の速さ
↓1 商人
↓2 透華(手の速さ+1)
↓3 一
↓4 もこ(ゾロ目なら和了)
同時にコンマ2桁反転で場の支配判定
ただし、透華と一は反転した値に+25
最大の者がこの局の場の支配を握る!
ロン判定に強いとーかだからねー
※場の支配はもこちゃん!
なかなか充実した初戦ではないか
手の速さと手の進みにそれぞれ+1の補正
商人「うーん…うーん…」
透華(ここまで来たら打点は関係ありませんけれど…)
一(役牌…鳴いて速攻かな)
一(点差はほとんど変わらないけど、親番を失うよりは…)
もこ(…)ゴクリ
ハギヨシ(これはなかなかの好配牌ですね)
ハギヨシ(さて、どうなるでしょう)
東三局一本場和了コンマ
10の桁が手の高さ、1の桁が手の進み
手の速さと手の進みに補正を加え、最も合計値の高い者が和了
↓1 商人
↓2 透華(手の速さに+1)
↓3 一(手の進みに+2)
↓4 もこ(手の速さと手の進みにそれぞれ+1、コンマに4がつくとチョンボ!)
ロン、ツモの判定と打点判定はテンプレ参照
モブ
なおチョンボでもとぶ模様
※まあ半年で東海王者になるくらいだからね
透華(ツモの伸びがいいですわ!)
透華(この調子で一の親を…)
一(うーん、伸びない!)
一(手にならないよ…)
もこ(…)チャッ
もこ「…!」パアァ
もこ「ツモ、だよ」パタン
ハギヨシ「満貫ですね」
商人「うわぁ、すごいねぇ」
商人「俺だけ焼き鳥だよ…」
商人 6700
透華 50300
一 27000
もこ 16000
透華(1000点あがりトップ、一には満貫まで、この商人の方には倍満までなら振っても大丈夫)
透華(ふつうに考えれば、圧倒的に有利な条件のはずですわ)
一(一局でトップを取るなら、跳ね満直撃か倍満ツモが必要…)
一(よほど配牌に恵まれなきゃ厳しいよね)
一(二着狙いでも仕方ないか…)
もこ(…)
ハギヨシ(静かにやる気を燃やしていらっしゃるようですね)
東四局配牌コンマ
コンマ10の桁が手の高さ、1の桁が手の速さ
↓1 商人
↓2 透華(手の速さ+1)
↓3 一
↓4 もこ(ゾロ目なら和了)
同時にコンマ2桁反転で場の支配判定
ただし、透華と一は反転した値に+25
最大の者がこの局の場の支配を握る!
泣いても笑っても
どうでもいいが、倍満ツモっても変わらんだろ
>>369
長丁場で計算ミスっちまったよ
すみません
というか他にもミスしてるかもしれません
透華が場の支配取ったところで、ちょっと中断させてください。
参加してくれてる方もそうかもしれませんが、>>1に疲労出てきて、ミス連発しかねませんので。
22時頃に再開して、和了コンマ取りたいと思います。
その後で、視点変更安価を出す予定です。
本当はとーか編をもう少し進めたかったとこもあるのですが、レス数で見るとけっこうやってるので、たぶん和編と菫さん編の二択になるかと。
じゃあそろそろ再開するぞっと。
※場の支配は透華、手の速さと手の進みにそれぞれ+2の補正
商人「あー、どうにもこうにも」
透華(あがって勝てそうですわね)
透華(打点は関係ありませんし、鳴いても十分)
透華(横に伸ばしてクイタンか、ダマなら平和でも待てそうですわ)
一(この手であがっても2着確定止まりかな…)
一(まあ、親にまくられるよりはましだけど)
もこ(…!)
ハギヨシ(勝負手…というところでしょうか)
東四局和了コンマ
10の桁が手の高さ、1の桁が手の進み
手の速さと手の進みに補正を加え、最も合計値の高い者が和了
↓1 商人
↓2 透華(手の速さに+3、手の進みに+2)
↓3 一(手の進みに+2)
↓4 もこ(コンマに4がつくとチョンボ!)
ロン、ツモの判定と打点判定はテンプレ参照
燃える商魂グラブ
透華「…」チャッ
透華「!」
透華(三倍満も狙える手でテンパイ…)
透華(本来ならダマで十分ですけれど)
透華(それでは分かってくださるのは一部の玄人だけ!)
透華(ここは断然…)
透華「リーチしますわ!」
一「!?」
一(1000点あがりトップでリーチ?)
一(ありえない…けど)
一(それならボクにもまだチャンスが…)
一(跳ね満までは狙えそうなくらい手が伸びた)
一(リーチして直撃を取れば逆転トップもある…)
一「じゃあボクも、通らばリーチ!」
もこ(…)チャッ
もこ「…」ニコッ
もこ「リーチ…」
透華・一「!」
透華(こうなったら仕方ありませんわ)
透華(めくり合い、どんと来いですわ!)
一(まあ勝負に出た以上、親に振ってラス落ちしても仕方ないよね)
ハギヨシ(もこさんの手もかなりの高打点…)
ハギヨシ(これは透華様も安穏としていられませんね)
一(来ないな…)タン
透華「切りましたわね、一?」
一「え…まさか」
透華「ロン」
透華「メンタンピン三色一盃口一発、赤が一つに表が二つ、裏が一つ乗って」
透華「きっちり三倍満、24000いただきますわ!」
一「」
もこ「…」アセ
商人「ひゃー、馬鹿ヅキだねお嬢ちゃん」
ハギヨシ(透華様の持って生まれた強運…でしょうか)
ハギヨシ(まあ、裏目を引くことも多々あるのですが)
最終結果
商人 6700
透華 74300
一 2000
もこ 15000
よく考えたら席順的に一発あり得なかった。適当に脳内補完よろしく。すみません
とりあえず、経験値処理と透華編の第1話のエピローグは明日にでもやるとして、視点変更安価出しますね。
直前のしず視点を除き、二択です。
1、原村和
2、弘世菫
いつものように多数決で、いちおう制限時間は明日の昼くらいまでにしようかと。
あと、これで全主人公の視点を一巡したことになりますが、今後の視点切り替え安価を出すタイミングについて、もう少しそれぞれの主人公視点を長くやりたいとか、今のままでいいとか意見あったら安価のついでにお願いします。
今のところ1対1か。
あと、主人公一巡目は直前の視点は不可というルールでやってきましたが(今で言うとしずの視点が直前)
これも、直前の視点も選べるようにしてほしいとかいう意見あったら、それもお願いします。
今のままだと切り替え時には実質二択になっちゃうから、狭い気もするんだよね。
まあ直前視点選択可能にすると、一人の主人公だけえらくストーリーが進む可能性もないわけではないが。
ではそろそろ締め切らせてもらいます。
2対1で和編ですねー
安価スレとして成立してるのかどうか微妙なくらいの過疎ぶりですが、めげずにやっていきたいと思います。
待ってる間に阿知賀編の4巻読み直してたんですが、やっぱりクロチャーの倍直かっこいいですね。
SSだとアホの子扱いされることが多いクロチャーだけど、あれは阿知賀編でも屈指の名シーンだと個人的に思ってます。
このスレは二次創作のしかも安価スレですけど、できればそういう原作キャラの隠れた良さにもっと光を当てていきたい。
とりあえず透華編の経験値処理と第1話のエピローグから。
一「あーあ、まさかラス引くなんて思わなかったよー」
透華「めくり合いですもの、そういうこともありますわ」
商人「よくやった方だと思うぜ。俺なんか焼き鳥だからな」
透華「それにもこさんも、初戦で2着終了は立派でしたわ」
もこ「…///」
もこ「ありがとう…」
一「そうだね。振り込みもなかったし」
ハギヨシ「これで麻雀に興味を持たれたなら、また打ってみてくださいね」
透華「もこさんならきっと強くなれましてよ。私が保証しますわ」
もこ「…」
もこ「もし、もっと強くなったら…」
もこ「また私と麻雀してくれる?」
一「!」
一(もう、言ってることがふつうに聞き取れる…)
透華台詞自由安価:
↓2
安価:>>391
※どこのエステル・ブライトですか…まあいいけど
透華「モチのロンですわ!」
透華「その時もきっぱりはっきり、手抜きなしでお相手しますわよ!」
一「ボクも今度は負けないよ」
もこ「…ありがとう!」パアァ
ハギヨシ(すっかり仲良くなられたようですね)
ハギヨシ(透華様のおそばに仕える身としても、嬉しいことです)
暖男「ふっふっふ、じゃあ、今度打つ時もまたここをよろしくな」
もこの魔物ランク、スキルが解放されました。
今度登場する時には本来のステータスになります。
また、今回のように安価で呼び出す場合、透華編ならコンマが15、他の主人公なら5緩和されます。
透華、一はそれぞれ麻雀バトルの経験値を獲得しました。
透華 魔物ランク:B(24/1000)素点プラスとトップによるボーナス6倍
スキル:
元祖デジタルアイドル:レベル2(4/200)
一 魔物ランク:B(4/1000)
スキル:
できる子:レベル2(4/200)
透華「さて…私たちもそろそろお暇しなければいけませんわね」
透華「楽しい時間をありがとう、マスターさん」
一「お邪魔しましたー」
ハギヨシ「場代をお支払いしておきます」
暖男「おお、また来てくんな」
挨拶を交わし、卓を離れてドアから街路へと出ていく三人。
透華「なかなかいい体験でしたわね」
一「透華は大勝ちしたしねー」
透華「勝負のことはもういいじゃありませんの」
透華「でも、まだ今日は王宮の外で過ごす時間がありそうですわね…」
透華「そういえばハギヨシ、頼んでおいた調査は進んでいますの?」
ハギヨシ「もう少しで、城内の文献は調べ終わりそうです」
一「…えーと、何の話かな?」
透華「そういえば、調査を始めた時はまだ、一もいませんでしたのね」
透華「ハギヨシから報告を受け取る時にでも、一緒に話しますわ」
一「ふーん…」
一(何か面白そうだな)
ハギヨシ「さて、それでは次はどちらに…」
こうして、目立ちたがりの姫君のリューモンブルクお忍びの冒険はまだ続いてゆくのでした。
透華編第1話「謎の盗賊を捕えますわ!」カン!
とりあえずここで中断させてもらいます。
和編はギアが入ってからやりたいと思います。
一番遅くて、明日までずれ込むかもしれません。
まあ時間かけたら100速まで仕上がるらしいし…
お疲れさまでしたー
なんやら世間はクリスマスとからしいけどリア充じゃない>>1には関係ないよ。
でも安価に参加してくれる人にリア充がいるかもしれないので、今日の投下は短めになることも予想されます。
19時くらいからちょこちょこ再開していく予定。
ついついウトウトしてしまった…反省
じゃあ再開しよう。
まずは和編前回までのあらすじだー!
エトペン「おう、久しぶりだなみんな。俺様がいなくて寂しかっただろ?」
エトペン「そういえば、季節ネタってわけじゃないが…」
エトペン「俺様がのどっちの所に買われて来たのも、いつかのクリスマスプレゼントとしてだった気がするぜ」
エトペン「その時俺様を買ったのが誰かなんて無粋なことは聞かないでくれよ?」
エトペン「仮にも俺様はエトピリカになりたかったペンギンだぜ。長野のデパートとかそんな野暮な所の生まれなわけがないだろう」
エトペン「もちろん、サンタさんがとある北国で俺様を買ったのさ!」
エトペン「いい子にしてるのどっちへのご褒美だったってわけだな!」
エトペン「…と、前置きはそれくらいにして…」
エトペン「前回までののどっちの冒険がどんなもんだったか」
エトペン「確認するのがめんどくさいってみんなのために、俺様がちょっと解説しといてやろう」
エトペン「さて、前回なんだが」
エトペン「のどっちは高遠原中学の三年生。この話の中では高遠原中学は寄宿舎つきの私立中学になってるぜ」
エトペン「ルームメイトはご存じ、タコス娘の片岡優希だな」
エトペン「二人は一緒に麻雀部に所属してインターミドル制覇を目指してるんだ」
エトペン「さて、俺様はそんなのどっちのお気に入りのぬいぐるみだったわけだが…」
エトペン「ある日突然、麻雀の魔の力によって、こうして口がきけるようになっちまった」
エトペン「そこへ、弁護士やってるのどっちの親父さんが寮ののどっちを訪ねてきたわけだ」
エトペン「親父さんが昔担当した病院への放火事件のことで、最近また病院が脅迫されたりして」
エトペン「事件当時の警備記録を盗まれる事件が起きたんだな」
エトペン「親父さんの様子がおかしいことに気がついたのどっちは、タコス娘と一緒に捜査に乗り出して」
エトペン「推理と、中学の後輩ムロの親父さん室橋警部の証言で、のどっちの親父さんも脅迫を受けていることを突き止めた」
エトペン「病院から警備記録を盗んだ奴が、今度はのどっちの親父さんから捜査資料を手に入れようと脅しをかけてきたんだ」
エトペン「親父さんの法律事務所は警察が守ってくれてるが、果たしてこれで大丈夫なのか!?」
エトペン「…って感じだな」
エトペン「なに?長いから三行にまとめろって?」
エトペン「仕方ねぇな」
エトペン「のどっちの親父さんの法律事務所に、」
エトペン「昔担当した病院の不審火事件の捜査資料を狙って」
エトペン「脅迫をかけてきた奴がいるんだよ!」
エトペン「まあ、これはあくまで事件の本筋だ」
エトペン「実際ののどっちは、ネット麻雀で修行したり、インターミドルに出たり」
エトペン「女子会やったり、休みの時なら旅行だってできるぜ」
エトペン「将来清澄に集まることになる連中が、今どこにいるのか探すのも面白いかもな」
エトペン「ちなみに、特にアクションを起こさなければ、奴らとの出会いは高校に入ってからになる」
エトペン「アクションを起こして先に会ったら、原作とはまた違う展開になるだろうな」
エトペン「それじゃ、本編だ!」
和「…授業が終わりましたね」
優希「むー、さすがに午後もこの時間になるとだれてくるじょ…」
和「けっこう授業中も寝ていたじゃないですか…」
優希「私を眠くさせる数式が悪いんだじぇ!」
和「まったく、優希ときたら…」フゥ
優希「そういえばのどちゃん、今日は部活どうするんだじぇ?」
和「花田先輩が引退してからは、私が部長ですからね…」※
※いちおうこのスレではそういうことにさせてもらいます。
優希「私はちょっとタコス買ってから行くつもりだけど、のどちゃんはまっすぐ部室に行くのかー?」
和「そうですね…どうしましょう」
和行動選択安価:
1、まっすぐ部室へ(部室にはパソコンや麻雀卓などの設備があります)
2、優希と一緒に寄り道してから
3、ちょっと図書室でも
4、鞄の中のエトペンが気になるので、一人になれそうな場所へ
5、自由安価
↓2
2
安価了解でーす。
ちょっと風呂入ったりします。
今日は阿知賀編見たりする人もいるのかなあ。自分は見れませんが。
22時頃に再開できれば。
なーんか眠くなってきちまったよ。まあ19時頃にウトウトしてたくらいだからね。
ゆっくりながら少しは進めたいと思います。が、23時からの保証はできません。すまんな。
安価:>>403
和「そうですね、じゃあ私も一緒に行きましょうか」
優希「お?のどちゃんにもついに呪われたタコスの血が目覚めたのか!?」
和「それはありません」
優希「なーんだ。でも、付き合ってくれるのは嬉しいじょ。早く行こうじぇ」
和「そうしましょう」
二人は連れ立って高遠原中学の敷地のすぐ側で店を出しているメキシコ料理屋を訪れた。
タコスのテイクアウトができるようになっているこの店は、中学に入ってすぐに優希が見つけたお気に入りのスポットである。
優希「親父ー!いつもの2つ頼むじょー!」
威勢よく優希が注文しているのを横で見ながら、和はふとこの後の部活のことなどを考えていた。
和(団体戦の頭数はどうやら確保できましたけど…)
和(インターミドルを勝ち抜くには、後輩たちはまだまだ実力不足…)
和(部員全体の地力の底上げが必要ですね)
和「…それにしても優希、そんなに食べてその…ちょっと、ウエストが気になったりしませんか?」
優希「ぎくっ!」
優希「き、聞かなかったことにするじぇ!」
和(はぁ…気にしているところを突いてしまったみたいですね)
優希「ふーんだ。のどちゃんみたいに、いくら食べても脂肪が身体の一部にしかつかない便利な体質の人ばっかじゃないんだじょ!」
和「私だって別にそんなことは…気にしてるなら、少しは控えたらいいのに」
優希「それは無理。タコスが切れたら私は人の姿を保てないのだ!」
和「そんな人いるはずないでしょう」
優希「その返しは期待してないじぇ…あ、できたか親父!代を受け取れ!」
こうして今日もタコスを手にした一人ともう一人の少女が、校内の部室のある棟へと戻ってゆくのだった。
優希「そういえばのどちゃん、団体戦のオーダーはもう決まったのかー?」
和「まだ決めかねていますね…後輩たちの成長によっては、変える余地もありますし」
優希「まー、先鋒はこの私にどーんと任せておくといいじぇ!」
和「優希はそろそろ、点数計算を覚えて他の位置にも置けるようになってくれたほうが…」
優希「んー、計算は苦手なんだじょ…」
駄目だ、やっぱり眠い。
今日はここで中断させてもらいます。
みなさんお疲れさまでしたー
乙ー サンタさんがそちらに向かったぞ
>>409
ありがとうございます。
大相撲の関脇になって、某テレビ局の番組編成会議に出て、外人の先生のクラスでテスト受けて、そのテストの内容がなぜか海賊船のモンスター掃除だという、カオスな夢をプレゼントしてもらいました。
テストで航海日誌の在処を見つけたらボーナスがあるらしく、その在処の候補になってた船員が四人とも咲キャラだったから、このスレと全く関係ないわけじゃない…はず。
ちなみに自分は姉帯さんが航海日誌持ってるんじゃないかと思ったんですが、正解知る前に目が覚めました。
ひょっとしたらこの夢のネタを今後使うかも。
朝から風邪気味でグロッキーな>>1ですが、体調がよかったら22時頃には再開したいと思います。
阿知賀編のキャプをいろんなとこで見ましたが、なかなかの評判みたいですね。
うーむ見てみたかった。
すまん、やっぱりちょっと無理っぽいです。
みなさんもこの寒波で風邪など召しませぬよう。
昨日は結局できなくてすみませんでした。
今日は夜くらいに何とかやりたいと思います。
ところで、高遠原中学麻雀部の五人目の部員として、原作9巻の番外編とかに出てくる女の子を出す予定なんですけど、実はまだ設定とか考えてません。
できれば安価に参加してくれる人に愛されるキャラにしたいので、その女の子に付けてほしい設定(名前とか家族構成、実家の職業、性格、しゃべり方など何でもいいです)を安価で募集しようかと思います。
↓3くらいまで自由安価でお願いします。
1レスで何項目書いてもらってもかまいません。まあどれだけ採用できるかは>>1の最終的なバランス調整になってしまいますが…
再開時までに決めてもらえなかったら、>>1が適当に考えることにします。が、本当に適当になる可能性が高いです。できればご協力お願いします。
いきなり相当な無茶振りですね。まあがんばってやってみます。
勉強の合間に暇になったんですが、なんかまたVIPに立った京太郎主人公のスレが荒れたみたいなので、これを機会に「なぜ咲ーSakiーでは京太郎主人公をめぐる争いが絶えないのか」を考えてみたいと思います。
>>1はもともとこの板で最初に立てたスレが安価スレのシステム談義みたいなやつだったりするので、こういう考察にはわりと興味があるんですよね。
以下のレスで>>1のやつは基本的に安価下でお願いします。
このスレを見ている人は基本的には咲ーSakiーという作品を何らかご存じの方でしょうから、その内容についての知識をある程度、前提することは許されると思います。
須賀京太郎は咲という作品の中では数少ない男性キャラクターであると同時に、作中での男性という性の存在感を象徴するかのように、麻雀の実力も初心者程度で、ストーリー上での出番もあまりありません。
しかしこの板ではそのキャラクター性の薄さというか、自由に設定できるところが逆に受け入れられて、彼を主人公としたスレが多数立っています。
こうした風潮を好まない人たちに言わせると、SS速報には京太郎厨しかいないということになるそうです。
客観的に見ると、この意見は正しいとは言えません。この板には京太郎が主人公でもなければ登場すらしない咲ーSakiースレも多数ある(もしくは、立っていた)からです。
ただし、板で恒常的に目につくのは完結したらすぐhtml化されるSSではなく、安価スレのほうですし、安価スレに限って言えば京太郎主人公のスレのほうが数、人気ともそれ以外のスレより圧倒的に優位なのは間違いないので、その意味ではこういう意見が出てくるのも理解できると言えます。
さて、先日のVIPの某スレのケースもそうでしたが、咲ーSakiーという作品で須賀京太郎を主人公としたSS(安価スレも含む)の存在については、広い支持層がある一方で、根強い抵抗もあり、争いが跡を絶ちません。
ここではさしあたり、そのどちらかに肩入れするのではなく、なぜこうした対立が起こってくるのかの原因を、咲ーSakiーという作品と、それを取り巻く現代的な社会情勢にさかのぼって考えてみたいと思います。
そのためには、この対立をめぐる双方の言い分も、まずは聞いておく必要があるでしょう。
対立はたいてい、京太郎を主人公とする作品がまず書かれ、それに対して抵抗感や嫌悪を示すコメントが出てくるという形で起こってきます。
そのため、主張としては、後者のほうがより攻撃的になりやすいのは確かです。前者側、あるいはそれを擁護する側の主張はどちらかと言えば消極的で、「どんなSSでも書くのは自由である」「見たくないものにわざわざ文句をつけにくる必要はないはず」といった一般論に終始する傾向があります。
しかし、この一般論は、たとえどれほど正当に思われたとしても、「なぜ咲という作品で京太郎を主人公にするSSが書かれるのか」を解明するには不十分です。
逆に、攻撃側の主張は、「咲という作品はもともと百合作品で、そこに男性の欲望を持ち込むべきではない」といった明快さを持ってはいますが、それを根拠にしてSSの書き手を縛ることはまずできないでしょう。
京太郎主人公の作品を攻撃する側に言わせると、そうした作品には書き手が京太郎に自分を投影した結果として、書き手の欲望が強く反映されているということになります。
京太郎が原作と比べて異常に麻雀が強かったり、女性キャラクターに好意を寄せられていたり、原作にはない特別な設定を負っていたりするのは、書き手が咲ーSakiーという作品世界の中で、そういう位置づけをもって活躍したいという欲望があるからで、この欲望をSSの形で実現しているのだというのです。
この批判は果たして当たっているのでしょうか。幾つかの理由から、私はこの批判は短絡的にすぎ、不十分なのではないかと思っています。
第一に、このSS速報という板の例を見れば明らかなことですが、京太郎主人公のスレには、多くの安価スレが含まれています。こうした安価スレでは、書き手の欲望と主人公としての京太郎のあり方をそのままイコールと見なすことは、明らかにできません。安価スレの>>1自身が予期も期待もしていない方向にスレが進展し、主人公が変貌していくのは、こういうスレではむしろ当たり前のことです。
それでは、安価スレの参加者までを含めて、不特定多数の書き手として考えて、その全体の欲望が、京太郎主人公に反映されるとしたらどうでしょうか。
この場合、参加者相互の異なる、場合によっては矛盾しさえする欲望を、どうやって一つの全体と見なすことができるのかという問題が残ります。そうした全体性が全く存在しないというわけではないでしょうが、個々の参加者や書き手の腹をいくら探ってみても、彼らにしてみれば痛くもないのではないかと思います。
書いてるうちにけっこう時間が経ってた
勉強に戻る、続きはまた後日
自分が思ってたより歴史があるっていう感じやね。
関係ないけど、淡の能力がダブルリーチ絡み濃厚になったっぽい。これまじでこのスレで設定した通りの能力になるかも。それプラス絶対安全圏とか鬼畜ってレベルじゃないです。
さて、今のところ高遠原中学の例の子について決まったのはしゃべり方が平安貴族調だということだけですね。どちらかというとハードルを上げられた感じがしますが、22時頃までに平安貴族のしゃべり方を調べて再開してみようと思います。
他にも付けたい設定ある方は引き続きどうぞ。
>>421
考察の続きのじゃまになってしまったか?すまんな、そんなつもりじゃ無かったんだが
個人的には続き読みたいぜ
歴史的にはだいたい2007年頃が境目でないかな?あの辺りから野郎の影が薄くて女の子ばっかり出てきてキャッキャウフフな話が出てきて人気になってきた気がする
安価の特長としてはメモ魔
趣味 香道
>>422
ふーむ、なるほどなるほどry
邪魔にはなってないよ。いろいろと教えてくれてありがとう
続きは後日書くつもり
>>423…いいんだけど、こういう安価取る人ってやっぱりそっちに知識あったりするんだろうか
付け焼き刃のこと書いて気を悪くさせたらすまんな
所詮は知ったかだからね、安価スレの>>1なんて
古語辞典引っ張り出してきたけど予想以上に大変そうやね、平安貴族。
>>1は受験生だけど受けるのは大学院だから、古文はブランクが長いのです。まだ英語しゃべらせたほうが楽かも…
とりあえずスローペースにはなりそうだから今のうちに再開宣言しておきます。
※よく見たら原作9巻のコマではばっちり現代日本語しゃべってるっていう。
ずっと平安貴族風だとものすごく動かすのに時間かかるし、辻褄合わせるために「興奮した時とかだけ平安貴族風になる」っていう設定にしました。すまんな。
和と優希が鍵を持って高遠原中学の麻雀部部室前に着いた時、そこにはもう二人の後輩の姿があった。
一人は二年生の室橋裕子。先日、和たちと麻雀勝負を演じた警部の娘で、黒髪をおかっぱ風に切り揃え、細身でやや背の高い女の子である。
もう一人は一年生の夢乃マホ。明るい色の髪をリボンで結び、肩までくらいの長さにまとめている。小柄でどこか抜けた言動が、少し幼い感じを与える。
優希「およ?今日は藤原ちゃんまだか?」
藤原ちゃんとは、ここに姿の見えない、麻雀部五人目の部員、藤原彰子のことだ。
裕子「まだみたいですね…」
和「そうですか…何か用事があるのかもしれませんね」
和「とにかく、マホちゃんも、待たせてごめんなさい。今、部室を開けますから」
そう言って和が部室の入口の鍵を開けようとした時、その五人目の部員が息せき切って、部室前の廊下に現れた。
彰子「お、後れ馳せにて、はづかしくおぼゆ…」
優希(ま、毎度ながら興奮してる時の藤原ちゃんは、何言ってるのかよく分からないじぇ…)
和(確か、彰子さんはたいそう古い名門の出で、度を失うと古語になってしまうんでしたね)
和(ええと、古語のはづかしは現代語とは意味が違うはずですから…)
和「大丈夫ですよ、彰子さん。私たちもこれから、部室に入るところです」
和がそう言うと、彰子の顔にはほっとした表情が浮かんだ。
背は裕子よりもさらに高く、すらりとした長身と長い髪が上品な印象を与える。
彰子「そうだったんだ、よかった…」
優希「とりあえず今日も元気にがんばるじょ!高遠原中学麻雀部、インターミドルに向けて特訓開始だじぇ!」
和「ふふっ」
優希の景気のいい声を背に、和は部室の鍵を開けて、中へと足を踏み入れた。
部員数が少なく、実績もさほどないこの部の設備らしい設備と言えば、パソコンが一台と、全自動の麻雀卓があるきりだ。
和をはじめとする部員たちが、お茶を淹れるための道具やお菓子、本やぬいぐるみといったものを持ち込むため、殺風景とは言えないのんびりした雰囲気の部屋ではあるが、麻雀部の部室としては立派というわけでもなかった。
和「とりあえず、部のパソコンを立ち上げて、メールチェックをしておかないと…」
和「…おや?」
メール選択安価:
1、花田先輩から来ていますね(内容も指定できるよ。しなかったら>>1が書くよ)
2、他校から練習試合の申し込みが来ていますね(県を指定できるよ)
3、差出人不明の謎のメールが…(イベントフラグ)
4、インターミドルの出場案内ですか…(見なくてもかまいませんが、早めに戦略を練ることができます)
5、自由安価
↓2
これ県指定で安価出したほうがいいかな?
指定なければ>>1が決めちゃうよ
ただし相手は中学だから、原作で高校2年以上のキャラは出せないのよね
とりあえず県指定↓1
どこでもよければ「指定しない」とお願いします
大阪って言ったら、まああいつしかおらんわな。
了解。
和「…!」
和「この『血塗られた牌』の添付されたメールは…!」
和「そんな…まさか…」
優希「ん、のどちゃん、どうした?」
和「ありえません…実在していたなんて…!」
彰子「どうかしたんですか…?」
和「…堺会合衆・麻雀童子からの仕合申し込みだそうです…!」
彰子「…!…あな、おそろし…!」
裕子「麻雀童子って、まさか…」
堺会合衆・麻雀童子とは!
『自治都市堺を実質的に取り仕切っていた会合衆には、その意に背く者を成敗し、他地域の商売敵を闇討ちするための悪鬼を操る秘術があった。
その鍵となったのが、麻雀である。
宇宙の理を体現しているとされる麻雀での勝負に勝てば、どれほど凶悪な悪鬼も、意のままに従わせ使役することができるのだ。
そのため堺会合衆は、幼少の頃から麻雀に勝つことだけを目的に選り抜かれた一団の子供たちを、悪鬼たちとの勝負に挑ませるまでに鍛えあげていたのだと言う。
この子供たちを人々は、堺会合衆・麻雀童子と呼びならわしたのである…』
民明書房刊・『自治都市堺〜その暗部の歴史』より
わけの分からん設定をでっち上げたので少々疲れてしまいました。
申し訳ないが今日はこれで休ませてくだされ。
麻雀童子を率いるのはもちろんあの子ですね。
お疲れさまでしたー
咲キャラでエルミナージュやってるが、闘士(デビリッシュ)のてるてるがやっぱり強い。
なお後のメンバーは
しず盗賊(ホビット)
小走先輩が神女(人間)
憩ちゃん僧侶(ワービースト)
怜が司祭(フェアリー)
でー錬金術師(エルフ)
と阿知賀勢で固めました。
このスレ関係ないけどね。
今日は夜22時頃に再開したい。
すみません、ちょっと今日はまだこの後勉強したいので投下は無理そうです。
明日はできたらいいなあ。
今日はやるぞー
22時再開予定だぞー
ウトウトしていたが時刻通りに目を覚ましたぞ。うむ(ドヤ
メールからですね。再開
from:堺会合衆麻雀童子
sb:道場破りのお知らせ
——————————————
うちら堺会合衆麻雀童子は、今年度から麻雀のインターミドル大会に出場して、覇を競うことにしました。
ついては、全国のインターミドル出場権のある団体に、日頃の修行の成果を試すんを兼ねて、道場破りの行脚をさせてもろてます。
長野県高遠原中学。来る四月の○日に、麻雀童子を代表して、うち二条泉他数名が乗り込ませてもらいます。
都合がつかんかったら申し訳ない。うちらも全国行脚の途中やから、日程ずらす訳にはいかんねん。
麻雀童子 二条泉
添付ファイル:@血塗られた牌.xxx
裕子「確か…麻雀童子からのメールには、この血塗られた牌が必ず添付されて来るんでしたよね…」
優希「開いたら悪鬼が現れて、メンタル弱い人はそのままとりつかれてしまうらしいじぇ…」
和「そんなオカルト、あるわけないでしょう」
和「でも、ウイルスの危険もありますから、このファイルは開かないでおくことにします」
マホ「それがいいですよ!」
彰子「ひぇぇ…」
優希「でも、この道場破りとかいうのどーするんだ?」
裕子「その日はいちおういつも通り部活はありますね」
和「練習試合の機会だと考えれば、部員の実力の底上げにちょうどいいですし、対局してみるのもいいかもしれませんね」
マホ「でもでも、大丈夫なんでしょうか?」
彰子「何か変なことしてくるかも…」
和「そんな、気を回しすぎですよ」
和「誰が相手でも私たちはいつも通りの麻雀を打てばいいだけです」
優希「ま、大船に乗ったつもりでこの私にどーんと任せておくといいじょ!」
彰子「優希ちゃんも不安材料の一つなんだけど…」
優希「じょっ!?」
裕子「まあ、いくらなんでもアウェイですし、部内ならそれほどおかしなこともできないでしょう」
マホ「ふぇぇ…」
和「することはいつもと同じ麻雀ですから、心配する必要はありませんよ、マホちゃん」
裕子「メールの文面を見ると、何人かで来るみたいですけど、団体戦を想定した対局をするんでしょうか?」
優希「でも、二校だからどっちみち面子は足りないじぇ」
和「二対二での対局になるかもしれません」
和「なるべくこちらも万全の準備をしておきたいですね」
彰子「とりあえず、四月○日に麻雀童子が来校っと…」メモメモ
和「さて、今日の部活はどうしましょう」
部活内容選択安価:
1、対局などはキンクリして、誰かと話をする(相手一人と、話の内容を書いてね。指定なければ>>1が適当に進める)
2、対局などはキンクリして、みんなでお茶を飲む(振りたい話があれば書いてね。指定なければ>>1が適当に進める)
3、面子三人で打つ(三麻になります。相手を二人書いてね)
4、面子四人で打つ(四麻になります。相手を三人書いてね)
5、自由安価
↓2
※キンクリの場合、各人の獲得経験値はコンマで決まります。
打つ場合は、打った者の獲得経験値はふつうに処理。それ以外の者はコンマ判定。
了解。
とりあえずマホちゃんと彰子ちゃんのステータスを出してみます。
あと和と優希の調整後ステータスも。
少々お待ちください。
【打ち手データ】藤原彰子
魔物ランク:C
スキル:
[古都の香]レベル1
自分の配牌コンマ1の桁が1の場合、その局を流局にできる。和了コンマを振る前に宣言する必要がある。
【打ち手データ】夢乃マホ
魔物ランク:C
スキル:
[初心者]レベル9
和了コンマのどちらかに4がある場合、あらゆる補正に優先して、その局はチョンボで終了となる。このスキルは対局中一度しか発動しない。
[もほ]レベル5
対局中、今までに自分の知っている相手の打ち筋を、一人につき一局に限って真似することができ、スキル効果がその打ち手と同じになる(魔物ランクはマホのまま)。配牌コンマの前に宣言する必要がある。
ただし、優希の[スタートダッシュ]など、起家コンマに影響するスキルの場合、このコンマを振る前に発動を宣言しないといけない。
【打ち手データ】原村和
魔物ランク:C
スキル:
[デジタルの天使]レベル2
配牌コンマ手の速さに+1、和了コンマ手の進みに+1の補正。また他家のロンあがりとなった場合、自分の判定から−2。
【打ち手データ】片岡優希
魔物ランク:C
スキル:
[スタートダッシュ]レベル2
起家コンマに+20。
[タコス力]レベル2
東一局配牌コンマ手の速さと和了コンマ手の進みにそれぞれ+2の補正。
東二局配牌コンマ手の速さと和了コンマ手の進みにそれぞれ+1の補正。
東場の親番ではさらに配牌コンマ手の速さと和了コンマ手の進みにそれぞれ+1の補正。
あと、場の支配についてなんですが、前回があまりに高打点の叩き合いになってしまったので、今回から、魔物ランクB以上になって初めて、手の速さと手の進みに補正をかけることにします。
つまり、魔物ランクCのキャラクターには場の支配とかできないってことになります。凡人涙目。
まあこの局は全員Cだから関係ないよね。
それから、この局でいちおう>>1ではなく参加者(安価取る人)が動かしたいキャラクターを↓2くらいまでぜんぶ指定してください。和は強制的に参加者が動かすことになります(任意で発動できるスキルないけど)。
和以外のキャラクターは>>1に踏まれてもいいという場合は「なし」と書いてね。
マホ
今のところはなし、だけですね。
とりあえず今日はこのへんで中断しますが、特にマホを動かしたいという人がいたらこの後でもそう言ってください。
もし参加者側がマホを動かさないとすると、>>1が基本的にマホの安価踏んで、スキルの発動を宣言することになります。
ちなみにマホが今、なりきれる打ち手スキルは卓にいる三人(和、優希、彰子)だけです。
お疲れさまでしたー
>>452
リロード忘れてた
マホ了解しました
すばら先輩があまりにかわいいので今日も22時からやろう。
ちょっと遅れました。すみません
まずは半荘か東風を選択してください。
↓1で決定
了解しました
次に起家コンマだー!
コンマ2桁反転で大きい順に東南西北
↓1優希(+20)
↓2マホ
↓3和
↓4彰子
※ただし、マホを踏む人は優希のスキル「スタートダッシュ」を模倣で使えば、コンマに+20できる。
使う場合は踏む時に宣言してください。
たーこたーこすー
彰子ちゃん
※コンマ2桁反転に優希だけ補正+20なので、東北南西の順
優希「ふふんっ、起家はいただきだじぇ!」
和「私は…南家スタートですね」
彰子「西家からだけど…親番来る前に終わっちゃわないかな…」
マホ「マホが北家です!」
裕子「じゃあ私は観戦に回ります」
和「マホちゃんの打ち方で、アドバイスできることがあったら後で言ってあげてくださいね」
優希(ふっふっふ…タコス力の最も高まる東一局での親番!)
優希「この一戦に東二局は来ない!」
東一局配牌コンマ
コンマ10の桁が手の高さ、1の桁が手の速さ
今回は場の支配判定はありません!
↓1優希(手の速さ+2)
↓2和(手の速さ+1)
↓3彰子(手の速さが1なら流局に)
↓4マホ
※ただし、マホを踏む人は、優希、和、彰子のうち一人の名前を指定することで、この局でのみその一人のスキルを使用することができるようになる!
指定しないと発動しないので気をつけよう。
私がタコスだ!
ありがとう、最高のry
それと間違えた、タコスさらに補正+1ね。親だから
とりあえず彰子ちゃん踏み
踏めてねーし。
とりあえずマホは発動なしでいいかな
※すごいコンマが並んだなー
コンマ0の扱いはテンプレにもあるけど、基本的に麻雀バトルでは10扱いで最高になるよ
優希「ふっふっふ…来た来た来た!」
優希「ダブルリーチだじぇ!」
和「…!」チャッ
和(親のダブルリーチですけど…)
和(スタートダッシュの得意な優希が相手ですし、この親を蹴れなかったらどのみちトップは取れません)
和(ここは…)
和「ダブルリーチ」
優希「じぇっ!?」
彰子「いとおそろし…!」
マホ「ううっ、どうしよう…!」
東一局和了コンマ
コンマ10の桁が手の高さ、1の桁が手の進み
↓1優希(手の進みに合計+3の補正)
↓2和(手の進みに+1の補正)
↓3彰子
↓4マホ
※ダブルリーチのため、優希と和は手の高さにそれぞれ+2の補正
なお、和は自分以外がロンで和了った時に、自分の判定に−2してロンを回避できる
たこす
あ、フラグ立ったww
つーか地和だと思うんだが……
>>476
自分で付け加えたルール忘れてた…すみません
ちょっと修正します
※>>471はなかったことにしてください!お願いします!
優希「ふっふっふ…来た来た来た!」
優希「ダブルリーチだじぇ!」
和「…!」チャッ
和「え…」
彰子「…?どうかしたの?」
和「ええと…うん、間違いありません」
和「あがっていますね」
マホ「え!?」
和「地和。8000・16000です」
優希「じょっ!?」
マホ「や、役満ですか!?」
彰子「いとおそろし…!」
優希「わ、私の親番が…そんな馬鹿な…!!」
和「…まあ、こういうこともあります」
優希 8000
和 58000
彰子 17000
マホ 17000
優希「うう…東一局から、とんでもないビハインドになってしまったじょ…」
和(私の親番…)
和(運よくリードできたことですし、ここは無理をせず、守備重視のほうがいいかもしれません)
彰子「うーん、逆転できるのかな…」
マホ「自信がないです…」
東二局配牌コンマ
10の桁が手の高さ、1の桁が手の速さ
↓1優希(手の速さ+1)
↓2和(手の速さ+1)
↓3彰子
↓4マホ
※マホを踏む人はry
彰子ちゃん
>>484
親番で使うべきだったと思うんだ
※ゆーき使用了解
優希「…!」チャッ
優希「まだタコスの力は我を見放してはいなかったじぇ…!」
優希「再び、ダブルリーチ!」
和「!」
和(手の高さは分からないとは言え、ここは慎重に…)
彰子「うーん、大丈夫かな…」
マホ「…」
マホ「先輩、私にもそのタコス、一口もらえませんか?」
優希「お?」
優希「マホもタコスの力に目覚めたか?」
優希「よしよし、食べてくといいじょ!」
マホ「ありがとうございます!…」アーン
マホ「…」モグモグ
マホ「よしっ!」チャッ
>>485一理あるけどタコスがとぶ可能性もあるからね…
あくまでトップを狙うか、二着でもいいとするかだね
ちなみに自分なら東一局で使ってタコスの親蹴りに行くかも
あと、今気がついたんだけど、タコスの東一局の手をダブルリーチ扱いにするためには、スキル[タコス力]かダブルリーチのテキストどっちかを修正する必要があるなあ。
以前は手の速さコンマ9、0ならダブルリーチだから簡単だったんだけど。
ただ原作基準でタコスがダブルリーチとかしてるのは生かしたいので、ちょっと後でテキスト修正したいと思います。
とりあえず今日は配牌コンマ取ったところで中断させてもらいます
みなさんお疲れさまでしたー
今日も昼過ぎからやるでー
咲って漫画の隠れた良いところって、麻雀漫画としては珍しく、勝ち負けのレベルで盛り上がれるところだと思うのよね
むこうぶちとかアカギだと、最終的に勝つ側はだいたい決まってるし、あんまり相手側を応援する気にもなれないけど
咲は準決勝あたりまで来ると(本編では二回戦ですでに)どの高校にも勝ってほしいってファンがいた。
これはフランケンより竹井が好きとか、天より僧我が好きとか、そういうのともまた次元が違うよね。
個人的に、あの「どこも勝ってほしいし、どこも負けてほしくない」感は、天牌の新宿渋谷決戦くらいにしか比較できないなあ。
まあ賭けてるものの重さがだいぶ違ったりはするわけですが
五対五のチームバトルは盛り上がるのは小説では山田風太郎、マンガでは「風魔の小次郎」からの伝統だからなぁ、リッツは良いところに目をつけたと思う
>>490
麻雀漫画に取り入れたのがうまいとこですね
なかなかふつう思いつかない
ダブルリーチの扱いなんですが、なぜコンマ反転95以上なんて仕様にしたかと言うと、ダブルリーチの発生率と、発生した時の手が必ず2翻以上になることから
「もともとの手の高さが5あれば、補正+2を加え、さらに和了コンマで最低でも手の高さが1、手の進みが1あるから、合計で2翻にはなる」
という考えからでした。
しかしこのスレではコンマ単独での扱いは9より0のほうを上にしているので、コンマ反転95から99ならダブルリーチなのに、コンマ反転01から09だとそうならないというのもちょっとおかしな話です。
とりあえず、少しでも不都合をなくすために、今後はダブルリーチ発生率に影響する補正としない補正を分けることにしたいと思います。
タコスは発生率に影響する補正扱いで。
また、ダブルリーチが発生するコンマ1の桁の値は、9ではなく0にします。
補正がなければコンマ反転06から09で発生することにします。
迷走しまくって申し訳ない。とりあえず、点棒状況に変化はありません。
点棒状況に変化はないが、東二局の優希のダブルリーチは撤回して、ちょっと書き直します
優希(役牌が来たけど…これではのどちゃんをまくることはできないじぇ…)
優希(タコス力…切れちゃったのかな…)
和(…まずまず、でしょうか…)
彰子(うーん…和ちゃんは振り込まないからなあ…)
彰子(少しでも高い手に仕上げて、親かぶりを狙いたいんだけど…)
マホ「…」
マホ「先輩、私にもそのタコス、一口もらえませんか?」
優希「お?」
優希「マホもタコスの力に目覚めたか?」
優希「よしよし、食べてくといいじょ!」
マホ「ありがとうございます!…」アーン
マホ「…」モグモグ
マホ「よしっ!」チャッ
東二局和了コンマ
コンマ10の桁が手の高さ、コンマ1の桁が手の進み
↓1優希(手の速さ補正込み11、手の進みに+1)
↓2和(手の速さ補正込み8、手の進みに+1、他家ロン時判定−2)
↓3彰子(手の速さ5)
↓4マホ(優希のスキル使用、手の速さ補正込み10、手の進みに+1)
ゆーき
将棋の女流棋士になんとか彰子って人がいた気がする
しかし彰子ちゃん原作でこれから出番あるのかねぇ?
※>>497どうなんでしょう。再登場するには外見がモブっぽすぎるとかいう噂も
え、主人公もそうだって?何のことかな?
優希「…!」チャッ
優希「ツモだじぇ!2000・4000!」
和「!?」
和(さすがに得意の東風です。立ち直りが早い…)
彰子「うーん、けっこう高い手になりそうだったんだけどなあ」
マホ「先輩にあやかってタコス力をもらおうとしたんですが…本家にはかないませんでした…」
ムロ「最後はけっこういい勝負になってたと思うよ」
点棒状況
西 優希 16000
北 和 54000
東 彰子 15000
南 マホ 15000
和(親番は終わってしまいましたが…大きく振り込まなければ、十分に逃げ切りは可能です)
和(ここは早あがりを目指したいですが)
和(鳴くことには慎重になったほうがいいですね)
優希(うーん、そろそろ集中力が…)
彰子「親番ですね…」
マホ「マホ、くじけませんから!」
東三局配牌コンマ
10の桁が手の高さ、1の桁が手の速さ
↓1優希
↓2和(手の速さに+1)
↓3彰子(手の速さコンマが1なら流局)
↓4マホ
※マホを踏む人は、あと和と彰子のスキルを使用できるよ。
踏む時にどちらかの名前を指定したらその局限定でスキルを使えます。指定しないと発動しないので注意!
ほれ
あきこ
優希(うーん、この配牌だとそこそこの手にしかなりそうにないじぇ…)
和(さて…)
彰子(あ、けっこういい手!)
彰子(ありがたきこととおぼゆ…)
マホ(まだまだチャンスはこれからです!)
マホ(マホ、負けません!)
東三局和了コンマ
10の桁が手の高さ、1の桁が手の進み
↓1優希(手の速さ6)
↓2和(手の速さ補正込み7、手の進みに+1、他家のロン時判定−2)
↓3彰子(手の速さ8)
↓4マホ(手の速さ7)
よし
えい
マホ「うーん、まだですか…」トン
彰子「あ、ごめんねマホちゃん、それロン」
マホ「えぇっ!?」
彰子「満貫、12000だね」
優希「うおう…容赦ないじぇ…」
和(これでマホちゃんは3900の直撃でもとびますね)
和(連荘になるとまくられる可能性もありますし、少し前に出ましょうか)
ムロ「うーん、マホちょっと突っ張りすぎかな…」
マホ「そうですか…」
点棒状況
西 優希16000
北 和 54000
東 彰子27000
南 マホ3000
ちょっとここで中断して、続きはまた夜ということにしたいと思います。
ちなみに、このスレでは配牌コンマと和了コンマのそれぞれの値の合計が高くなればなるほど、他家のロンあがりになった時は振り込みやすくなってます。
実戦でもいい手が来てると心理的に降りにくいですからね。
そのせいで何度してやられたことか…
ひとまずお疲れさまでしたー
再開しよう(そうしよう)
東三局一本場からだな。
彰子(点差はまだ相当あるなあ…)
優希(ええと、計算できないじょ。満貫ツモったら二着まであがれるのか?)
マホ「親番まで諦めません!」
和(ここが正念場ですね)
東三局一本場配牌コンマ
10の桁が手の高さ、1の桁が手の速さ
↓1優希
↓2和(手の速さに補正+1)
↓3彰子(手の速さが1なら流局)
↓4マホ
※マホを踏む人は和か彰子のスキル模倣ができる!
踏む時に名前指定しないと発動しないので気をつけてね。
いくのだタコス!
タコスのつもりで踏んだけど細かいことを気にしてはry
なお、マホなら安価下にして
優希「うーん…」
優希(ここに来て手が重いじぇ…これではのどちゃんには勝てない…!)
和(!)
和(この配牌…かなり伸びそうですね)
和(打点はもうあまり関係ありませんが、決めに出ましょう)
彰子(間に合うかな…?)
マホ(今度は、藤原先輩みたいに打ってみます!)
東三局一本場和了コンマ
コンマ10の桁が手の高さ、コンマ1の桁が手の進み
↓1優希(手の速さ1)
↓2和(手の速さ補正込み10、和の補正はダブルリーチに影響しない。手の進みに+1、他家ロン時の判定−2)
↓3彰子(手の速さ6)
↓4マホ(手の速さ5)
※彰子ちゃんのスキルってただの九種倒牌じゃね?とか言わないように。スキルレベルが上がれば強化はされます
タコス
マホ「…!」チャッ
マホ「来ました!」
マホ「点棒あんまりないですけど、通らばリーチッ!」
和「…通しません」パタリ
優希「じょっ!」
マホ「ひぇぇ…!?」
和「12000ですね」
彰子「マホちゃんのトビ終了かあ…」
ムロ「あちゃー…」
マホ「うう…マホ、また箱ラスです…」
最終結果
1位 和 66000
2位 彰子29000
3位 優希16000
4位 マホ −9000
※考えてみたらこういう時はマホのチョンボ設定どうすればいいんだろ
今後の検討課題。まあ、今回はチョンボでもトビ終了で順位は変わらないね
経験値処理なんですが、Wikiがまた見れなくなっていて参照できないためちょっと厄介。
とりあえず、今回は全員でトップを目指して打ったので、相手打ち手三人の経験値がそのまま入ります。全員魔物ランク:Cだから基礎経験値は3。
和はトップなので魔物ランクの経験値は6倍になって18獲得。
彰子ちゃんは素点がプラス終了なので(30000点返しですが経験値獲得の基準は原点の25000のほう)魔物ランクの経験値は2倍になって6獲得。
優希とマホは3獲得。
スキル経験値は全員がすべてのスキルに3獲得。
で、まとめて表示したいんですが、Wikiに前スレでの和編の経験値を最終的にどう割り振りして書いたか思い出せない。
またWiki復活するのいつになるか分からないし、決め直したほうが早いかも。
とりあえず、ここはこのまま進行させてください。
ちょっと今日はいろいろと疲れてしまいましたので、短いですがここでお休みさせてください。
あと、このスレの麻雀での成長システムについて。
基本的に、強い相手と打てばそれだけで相当成長します。たとえ箱ラスになってもかなり経験値がもらえます。
ぶっちゃけ菫さんみたいな直撃能力があれば、強者二人に一人雑魚を入れて打って、その雑魚(いわゆるATM)を狙い撃ちにするだけで相当稼げます。
まあ、それがあるから強い打ち手はそう簡単にコンマで出せないようにしてるんですが…
あと、透華編と菫さん編見た人はお分かりのように、初期状態で各打ち手の魔物ランクが違います。菫さんは最初からAですが、まあ身近に魔物二人いるし、B以下から始めてもわりと簡単にAまでは上げられるんですよね。
あと、経験値は打つ以外にイベントでもらえることもあります。スキルの成長はこのほうが楽だったり。
それでは、お疲れさまでしたー
たぶん投下はこれで今年最後になります。
みなさまよいお年を
今日は再開するとしたら22時以降です!
新年あけましておめでとう、今年もよろしくです!
関係ないけどネット上の某咲キャラジェネレータをやると>>1はクロチャーに似ているらしいです。
一番相性がいいのがタコス、次いでともきー、モモの順だったかな
でも入ってないキャラクターがけっこういるんだよねえ。白糸台とか照だけだし、新道寺も姫松も宮守も永水もいなかった気がするし
みなさんはどんな結果なんでしょうかちょっと興味が。
自分は基本的にWizardry系のゲームやる時にはサブパーティー作らないのですが(育てるの面倒くさいから
エルミナージュはバランス的に転職全くなしでもいけないこともない気がするね。
現時点で転職したのは憩ちゃんのみ。
最初、いつもみたいに侍で魔術師呪文が覚えられると勘違いして僧侶呪文マスターで侍にしてみたら、
いつまでたっても魔術師呪文覚えず、装備も入手しづらくて微妙な感じに。
やむなく召喚師に再転職。
コスプレが好きだという説があるので、最終的には使用人(メイド)か巫にしよう。
ということでそろそろ再開します。
優希「得意の東風だったのに、あっさり負かされてしまったじぇ…」
彰子「起家で役満親かぶりから始まったこと考えれば、優希ちゃんはよくがんばったと思うよ」
マホ「すごかったです、あの地和…」
和「たまたまですよ」
和「あんなこと滅多に起こりませんし、狙ってできるものでもありません」
和「それよりも、リードをいかに守りきるかということのほうが大切です」
裕子「マホも振り込みさえしなければ、二着まではチャンスは十分あったんだからな?」
マホ「うぅっ、すみません…」
優希「よーし、私も負けていられないじぇ!」
優希「起家で天和をあがってのどちゃんに一矢報いてやるじょ!」
和「だから、そうそう起こることじゃありません」
彰子「優希ちゃんやる気だねー、私たちもがんばらなきゃ」
裕子「マホが入ってくれて、ようやくインターミドル団体戦の頭数がそろいましたからね」
和「さて、最初の対局が終わったところで、一息入れましょうか」
優希「じょ?私のリベンジマッチは?」
和「もちろんまだ練習はしますけど、牌譜の検討もしないといけません」
和「マホちゃんには、まだ教えたいこともたくさんありますし…」
彰子「じゃあ、少し卓上を片付けるね」
さっきの対局について会話を交わしたりしながら、ミーティングに向けた準備を進める部員たち。
部室の中を動き回っていた和の目に、ふとあるものが映った。
それは何?
1、彰子の持ち込んだ香炉
2、ティーポットのそばにあるお菓子
3、本棚に並べられていた科学雑誌
4、高遠原中学周辺の地図
5、自由安価
↓2
2
元旦でもこのスレ見てる人いるんだな。明けましておめでとうございます。
安価見てちょっと小腹が空いたのでミカン食べてから再開します。
安価:>>533
和「これは…誰かがお茶菓子を持って来てくれたんですね」
マホ「あ、はい、私です!」
マホ「みなさんと一緒に食べようと思って!」
優希「おお、偉いぞマホ!」
和「じゃあせっかくだから、お茶にしましょうか」
和「マホちゃんが持って来てくれたお菓子をつまみながら、みんなで話しましょう」
裕子「いいですね!」
彰子「めでたき心ばえにてはべる…」
麻雀部の部長である和が、お茶を淹れる担当にもなっていた。
ここでお茶を淹れる人はただのお茶汲みではなく、くつろぎの時間と場を取りしきる人だった。
お気に入りのティーポットから注がれるのは、和がその時々で選んだ紅茶。
優希に言わせると、どんな茶葉が使われても、タコスに合わないということはないらしい。
裕子「おいしいです…」
優希「いい気分だじぇ…」
マホ「お菓子もおいしいです!」モグモグ
彰子「食べながらしゃべっちゃ駄目だよ、マホちゃん」
和「ふふっ、今日のお茶も気に入ってもらえたようで何よりです」
優希「うむ!これでタコスさえ作れたら、のどちゃんは立派に私の嫁になれるな!」
優希「そういえば私たち、この間ムロのお父さんと会ったじょ」
裕子「え?どこでですか?」
和「外出許可をもらって街に出て行ったら、ばったり顔を合わせたんです」
和「お仕事中みたいでしたね」
裕子「そうだったんですか…」
裕子「お父さん、なんか最近忙しそうなんですよね」
マホ「恐い事件がいろいろ起こってるらしいです!」
彰子「直接は関係ないんだけど、やっぱり麻雀部員として、雀荘が荒らされてるとか聞くと気になっちゃうよねー」
優希「正体不明の魔物らしいじょ!」
和「またそんなオカルトみたいな話を…」
和「荒らされてるも何も、私たち雀荘なんて行ったことないじゃないですか」
裕子「ええと…実はその…」
優希「!?」
マホ「先輩、行ったことあるんですか?」
彰子「あな、おそろし!」
裕子「別に、お金を払って打ちに行ったわけじゃありませんよ」
裕子「お父さんが仕事で雀荘に立ち入り捜査してた時に、お母さんに頼まれた忘れ物を届けに行ったことがあって…」
優希「ムロ一人でか!?」
裕子「いえ、署に行ったら現場がすぐそこだと言われて」
裕子「届けてあげるって言ってくれたんですけど、興味本位でついて行きました」
優希「すごいな!私たち三年生をさしおいて既に雀荘デビューを果たしていたとは、ムロは将来大物になるじょ!」
裕子「いえ、ほんとただのぞきに行っただけですから」
裕子「もちろん打たせてなんかもらえませんでしたし」
彰子「どんなところだったの?」
裕子「卓は全自動でしたね。ここにあるのより大きく見えたけど、もしかしてその頃まだ私が小さかったからそう見えただけかも」
裕子「何台もあって、人がたくさん卓についついて、煙草の匂いがすごかったのを覚えてます」
マホ「なんか恐い人たちがたくさんいそうです…」
和「どんな時でも、誰が相手でも、ふだん通りの麻雀を打つことが大切です」
和「場の雰囲気に呑まれてはいけませんよ」
優希「うーん、でも恐そうな反面、一度行ってみたくはあるじぇ」
彰子「ムロちゃんの場合は子供で、付き添いに来てもらってたからともかく、ふつうに行こうとしたら絶対問題になるよ?」
和「インターミドル前に不祥事を起こす訳にもいきませんしね」
和「残念でしょうけど優希、ここは諦めてください」
優希「無念…」
とりあえず新年一発目はこんなもんで中断させてもらおうと思います
みなさんお疲れさまでしたー
1巻で雀荘にびびってるけど強がってるのどっちは可愛かったなー
咲さんの「こわいところかな?」もぐうかわ
にしても彰子ちゃんのガチの古語には毎度草生える
たぶん安価とった人もここまでガチの平安言葉は想定してなかったと思うんだ
かわいいからいいんだけどね
>>539
素直なびびりなのが咲
冷静そうに見えてびびりなのが和
って感じですね。県予選決勝で衣が停電起こした時はエトペン抱えこんでたしw
古文はブランクが長いだけに加減がよくわかってませんw
とりあえず現代語に直さなくても前後のつながりでなんとなく伝わる感じにしたいなと
今日はできるかちょっとわかりませんが、再開するなら22時以降
すみません、ここに来てちょっと日程が立て込んできてるので今日はお休みさせてもらいますー
ようやく少し余裕が出てきました。勉学の道はきついっす
遅くとも11日には再開できると思います。
みなさんもこの時期大変かもしれませんが、時間があったらご参加ください
論文の計画書もようやく上がったし、今日から再開していきたい。
しばらくは暖気運転になりそうですがご了解ください
22時再開の予定ですー
遅れた上に疲労がたまってるので短くなってしまいそうですが再開します。どうもすみません
すみれ「瑞原!私と勝負しろ!」
はやり「雀聖位は…いわば神!神が負けるようなことは、あってはならない…」
てる「すみれちゃんが麻雀を好きなように、私もすみれちゃんのことが好きだから…」
秋一郎「雀士には、月光の下が似合う」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
マホ「はぁー、やっぱり『月下の雀士すみれちゃん』、かっこかわいいです!」
和「またマホちゃんは、そんなオカルトっぽい漫画を読んで…」
裕子「すぐに影響されちゃうんですよね」
マホ「でもでも、すみれちゃんみたいな打ち方ができたら、マホももっと強くなれるって思いませんか?」
和「そんなことあるわけないでしょう」
優希「のどちゃんも夢がなさすぎだじぇ。この世にはタコス力もオカルトもちゃんとあると思うじょ?」
和「優希が東場に強いのは認めますが、それは実力があっても飽きっぽくて長続きしないからです」
和「まあ、好きな食べ物で集中力を維持していると考えたら、タコス力と呼んでもいいのかもしれませんけど」
彰子「すみれちゃんってどんな打ち方するの?」
マホ「よくぞ聞いてくれました!」
マホ「漫画の中だと、山に積まれている牌がぜんぶ見えたり、自分の願いの力でツモってくる牌を変えたりできちゃうんです!」
裕子「そんなことできたら麻雀にならないだろ」
優希「さすがの私も、それはちょっとチートすぎる気がするじょ」
和「牌がぜんぶ見えたら勝てるのは当然ですけど、なんですかツモってくる牌を変えるって」
マホ「うう…マホ袋叩きに合ってます…」
彰子「あはは…まあでも、マホちゃん人の打ち筋を真似るのうまいから、ひょっとして本当にすみれちゃんみたいな打ち方ができたりするかもね」
※マホの模倣できるスキルに、月下の雀士すみれちゃんが追加されました。
ただしここで言うほど強くはないので気をつけてください。
ドラゴンボールとか読ませるか
和「さて、今日はそろそろ部活動を切り上げましょうか」
裕子「遅くなるといろいろと物騒ですしね」
彰子「みんなで一緒に帰ろ?」
優希「寄宿舎に帰ってのんびりするじぇ!」
和「じゃあみんな、お茶の後片付けをお願いします」
マホ「はい!」
ポットとティーカップを洗って拭き、お茶菓子と一緒に元の場所に片付けると、和が最後に部室の中を一通り確認した。
和「みんな、忘れ物はないですか?それじゃ、部室を出て鍵をかけましょう」
五人はなおもいろいろと会話を交わしながら部室を出て行く。最後に鍵をかけて返しに行くのは部長である和の役目だ。
優希「今週はラテン語の課題が多くてユーウツだじぇ…」
彰子「ふだんからあの先生けっこう課題多いのにねー」
裕子「でも、先輩たちは原村先輩に協力してもらえるじゃないですか」
マホ「マホたちは部内には同学年の子がいないですからねー」
和「少しくらいなら、手伝ってあげられますよ?」
マホ「ほんとですか?マホ嬉しいです!」
和「これも先輩の務めですからね」
鍵を返しに行く和は、部室のある棟の外でいったん他の部員たちと別れることになる。
既に辺りには夕闇が迫っており、季節柄もあって近くの川から流れてきた靄がかかり、だいぶ視界が悪くなってきていた。
寄宿舎までの道にはところどころ街灯があり、ぼんやりと周囲を照らし出している。
彰子「じゃあ、ここで待ってるね」
和「ありがとう、すぐに来ますから」
優希「ふっふっふー、のどちゃんのいない間に幽霊が出てきたりしてな!」
和「…!そ、そんなことありえませんから。それじゃ!」
小走りに和は管理棟のほうへと駆け去って行く。
優希「オカルトは否定するのに意外と怖がりだからなーのどちゃんは」
裕子「まあでも、何か出そうな雰囲気の日ではありますね」
マホ「マ、マホそういうの苦手です…!」
優希「うむ。知ってるかマホ?」
マホ「え、何をですか…?」
優希「最近噂になってる雀荘荒らしは、こういう靄が深い霧に変わる夜に出るらしいじょ」
マホ「そ、そうなんですか?」
優希「そうだじぇ。雀荘の中で徹夜で打ってる客が、ふと窓の外を見ると、それまで誰もいなかった場所に、人影が立っている」
優希「しばらくするとその人影が窓から近づいて来て、雀荘のドアをノックするらしいじょ」
マホ「え、ええぇ…」
>>552
漫画で安価取ることは考えてなかったね。まあ自由安価で書いてくれたら対応しますよ。
ただやりすぎるとマホがあまりにチートになっちゃうから、ある程度は補正しますけど。
この後の展開は考えてるんですが、和が主人公である関係上、ちょっと文章構成が難しいので、今日はここで中断させてください。
明日もやる予定です。時間には余裕があるんですが、開始時刻は構成考えてからになるので、ちょっとまだ未定です
ひとまずお疲れさまでしたー
>>1の住んでる地域の問題でもあるんでしょうけど、今日は特別寒くてちょっとおなか痛い。
構成にはめどがついてきたので遅くとも22時には再開します。
そういえば、今ちょっと原作7巻読み返してみて思ったんだけど、例の宮永家の家族写真で咲と照の母親っぽく写ってる人のグローブが、藤田プロがコーチと話してる時にはめてたのに似てるんだよね。
それだけでどうとは言えないけど、一部では宮永母は麻雀プロだっていう説もあるみたいだし、ひょっとして長野にいた頃は佐久フェレッターズに所属してたのかもしれない。
原作でこの辺の事情がちゃんと分かるのはいつになることやら。
ガラスの仮面、最初のほうだけは知ってます。まさかこのスレで読者にお目にかかるとは
まあ生きてりゃ五年はそのうち経ちますよね、うん
じゃあそろそろ再開します。
ペースはゆっくりめです。
和「部室の鍵を返しに来ました、麻雀部です」
和がそう告げると、管理棟のカウンターに座っていた事務の女性がうなずき、壁にかかっていた時計を見ながら、管理記録帳を和に差し出した。
事務員「じゃあ、そこに記入してください」
返却時刻と責任者の和の名前を書き入れて記録帳を返すと、女性はちらりと内容を確認してからうなずいた。
事務員「受け取りました。気をつけてお帰りなさいね」
和「はい、失礼します」
カウンターを離れて管理棟のホールに向かう和の目に、ガラス張りのドア越しに一段と濃くなってきた靄が映った。
もう靄と言うより、霧と言ったほうがいいかもしれない。
和(時間も時間ですけど、これでは外に出たらあまり周りの様子がわかりませんね)
和(少し急いだほうがいいかもしれません)
ドアを開けて外に出ると、湿った空気の匂いが感じられてくる。
部室棟まではそれほど距離があるわけではないが、学校の敷地内の建物の陰になっていて、そこまでは見通せない。
和が構内の道を部室棟に向かって歩き始めた時、手にしていた学校鞄から、もぞもぞとした動きが伝わってきた。
和「…エトペン?」
幸い周りに人はいない。ぬいぐるみと話していても見とがめられることはなさそうだ。
エトペン「…おいのどっち、大丈夫か?」
和「大丈夫かって?それを聞きたいのは私ですよ。いつもは学校内で口を利いたり、動いたりしないのに」
和「どうかしたんですか?」
エトペン「…なんか、ちょっと嫌な感じがするんだ」
和「嫌な感じ?」
エトペン「俺様の気のせいならいいんだが…」
エトペンが言い終わらないうちに、一陣の生暖かい風が、校舎のほうから強く吹きつけてきた。
和は思わず腕で顔をかばい、もう片方の手で長い髪を押さえる。
そのせいで視線が部室棟の方向から逸れて、少し離れた位置にある街灯に照らし出された、構内に植わった樹のそばに泳いだ。
和「…?」
さっきまでは気がつかなかったが、今はよく見ると、その位置に誰かの人影が見える。
和(部の仲間ではなさそうですし…他の生徒でしょうか?)
和(…)
和行動選択安価:
1、人影の近くに寄ってみる
2、無視して仲間のところへ
3、自由安価
↓3
1
安価:>>566
和「…」
和(少し気になりますね)
和(近くに寄って見てみましょうか)
部室棟に向かう道から逸れて、和が樹のそばに一歩を踏み出すと、立ち込めている靄越しに、人影が動くのが見えた。
街灯の光を背に受けているその人影は、こちらからでは顔や服装まで窺い知ることができない。
ただ、シルエットの輪郭から見て、背があまり高くなく、髪を長く伸ばした女の子のように見える。
和(あのくらいの背格好なら…下級生でしょうか…)
和と人影を隔てて、ちょうど樹の周りをめぐるように、腰までくらいの高さの花壇があった。
そのせいで、人影の下半身は、完全に視界の外に隠れてしまっている。
和が近づいていくと、人影は、ちょうど向きを変えたかのように、少し揺れ動いた。それを見て和も立ち止まる。
和(…どうしましょう。話しかけてみてもいいですけど、どんな子かも分かりませんし…)
その時また、生暖かい風が、今度は人影の背後から、和のほうに向かって吹きつけた。
そのせいで人影の長い髪がふわりと広がり、街灯の明かりを受けて照らし出された。
髪は、美しい金色に輝いていた。
↓1で対オカルト抵抗判定
01から25 蜃気楼みたいなものかもしれません
26から50 ちょっと疲れているようですね
51から75 幻覚でも見たのでしょうか
76から00 もしかして、この世にはオカルト的なものがあるのかも…
和(綺麗な金髪…)
和が手で顔をかばいながら人影の揺れ動く髪を見ていると、人影が、何か不思議な笑い声を漏らした。
???「…ふふっ」
その直後に、凄まじい轟音が響いたかと思うと、眩しい光が、風を避けて顔の前に差し出したままの手を越えて、和の眼を射た。
和「…っ!」
何か禍々しい形をした巨大なものが、前方の人影の背後に現れた気がした。
和は一瞬、それが何か分からなかったが、次の瞬間、その巨大なものの中に、街灯の光に照らし出された自分自身の姿が映っていることに気づいた。
和(これは…)
和(鏡!?)
禍々しい形は、どうやらその巨大な鏡の縁をなしているようだった。
なぜ目の前に突然そんなものが現れたのかといぶかしむ暇もなく、和はさらに、次のおかしなことに気づいた。
背後に鏡を背負っているはずの人影が、鏡の中のどこにも映り込んでいないのだ。
和「…!!?」
どういうことなのかを考える間もなく、鏡は和に向かって、現れた時と同じような強烈な光を放ったかと思うと、消え失せてしまった。
それだけでなく、あの人影も跡形もなく消えてしまっていた。
和「…!!」
和「こ、こんなこと…そんな…!」
推理もののはずがいつの間にかホラーになっちゃってる件。
まーいちおう謎っぽいものはあるかなとは思うんだけど。
とりあえず今日はこのへんで区切らせてもらいます。
みなさんお疲れさまでしたー
なんかまだ疲れが残ってるっぽいので今日はお休みさせてもらいます。
みなさんも風邪とかには気をつけて。
咲アンテナさんから行ける某サイトに咲って登場人物全員男でも人気でそうという記事があってワロタ
まあ本当にそれでもついていけるファンが何割いるかはわかりませんが、自分は大丈夫という方で、まだ天牌読んでない人がもしいたら、新宿渋谷決戦あたりまで読んでみることをおすすめします。三國さんかっこいいよ。
今日でいろいろと面倒な手続きが一段落したので、明日からまた平常営業していきたいと思います。
咲ちゃんが四樌子あがるのは照との因縁に決着がつく時と信じています
ようやく時間取れたと思ったら昨日はアクセス不可で、今日も一身上の都合でまだ風呂に入ってないので更新時間が取れそうにありません。すみません。
明日こそは何とかしたい。
今日は早ければ夕方からやります。
それにしても世界樹3スレ見てると、3DダンジョンRPGって意外とまだやる人はいるんだろうか。
ぜんぜん違う要素で受けてると思うP3P4は別にしても、個人的にはWizardryBUSIN0とかはもっと評価されてもいいと思うんだが、同じアトラスゲーでも売れなかったのはやっぱり絵柄のせいなのか。
ゲームとしてのクオリティはエルミナージュより高いくらいだと思うんだけどねぇ。そのうち咲キャラでBUSIN攻略するスレでも立てようかしらん。
姫松の
絹ちゃんが
ボールは蹴りたし
ボールはなし
エトペンを紙袋に
押し込んで
ポンと蹴りゃ
ムギュと鳴く
ムギュがムギュと鳴く
ヨイヨイ
アホな替え歌作ってないでそろそろ再開します。
元ネタの歌は「山寺の和尚さん」ね。
自分がゲーム本格的にやりだした頃にはもうハードがPSになってたから、元祖Wizはリルサガからになりますね。当然オートマップ装備。
世界樹は曲がりなりにもマップを機能使って自分で描くらしいと聞いてけっこう興味が湧きました。
和(いったい…あれは何だったのでしょうか)
和(あの人影も、巨大な鏡も…まるで現実離れしていて、本当にあったこととは思えません)
和(でも、夢や幻覚だとしたら、今こうしている時間との境界がなさすぎます…)
和(あれが夢や幻覚だというなら、今この瞬間も私は…)
「—どちゃん」
和(いえ、さすがにそれはいくらなんでもありえませんね)
和(そうすると、私にはとうてい信じられないあの現象にも、何かちゃんとした説明がつけられるはずですが…)
和(あの時、私が見たものは本当のところ、いったい何だったのでしょう)
「のどちゃん!」
和「!」
気がつくと、すぐそばに優希が近寄って来ていて、椅子に腰かけた和の顔を下からまじまじとのぞき込んでいた。
優希「どうしたんだのどちゃん?なんかさっきからずっと変だじぇ」
和「え?そうですか?」
優希「うん。鍵を返しに行って、戻って来た時からなんか、あんまり口も利いてないじょ」
和「…そうかも、しれませんね」
鍵を返して帰る道すがら、眼前で起こったことの衝撃で、和はしばらくその場で腰を落として倒れこんでいた。
我に返ったのは、鞄の中でがさごそと音を立てながら呼びかけてくるエトペンの存在に気づいたからである。
エトペン「おいのどっち、どうした?大丈夫か!」
起こった出来事と今の自分の状況を結びつけるのに手間取って、和は少し首を横に振った。
それから鞄を抱え直し、エトペンの声に答える。
和「え、ええ。何とか。今のところ、別に何ともないです」
エトペン「は?…これから何かあるみたいな言い方だな。本当に大丈夫なのか?」
和「…はい。何が何だか、よく分からないことが起こって…でも、その話は後にしましょう。今はみんなの所に戻らないと」
エトペン「…うーん、まあのどっちがそう言うなら仕方ねぇ。何かあったら無理すんなよ」
和「ええ、ありがとうエトペン」
そんなやり取りもあって、部の仲間たちと合流した時には、ふだんの落ち着きを取り戻したつもりでいたのだが、一年来の付き合いの優希の目には、違いが分かったらしい。
優希「んー、のどちゃんが言いたくないなら無理には聞かないけど…何かあったのか?」
和「ええと…」
和台詞安価:
1、さっき見たことを話してみる(エトペンも聞きます)
2、信じてもらえそうにないですし、少し一人で気持ちを落ち着けましょう
3、自由安価
指定忘れた。↓2でお願いします
1
安価:>>587
和「実は、さっきとてもおかしなことが起こるのを見まして…」
優希「ふむ?」
和「自分でも何が何だかよく分かりませんし、信じてもらえそうにもない話なんですが…」
和「そう、エトペンにも聞いてもらいましょう。さっきあなたが鞄の中にいた時に、何が起こったのかです」
そして和は一人と一体の前で、管理棟の帰り道で背の低い女の子のような人影を見たこと、もっと近づくとその人影が長い金髪をしているのが見えたことを話した。
優希「ほほう。さては…出たんだな!」
エトペン「長い金髪の女の子と来たら、幽霊の定番だからな。フランス人形に宿った持ち主の貴族の霊とかだな」
和「二人とも、真面目に聞いてるんですか!?私が真剣に話してるのに…」
優希「もちろん大真面目だじぇ。この近くに本物の幽霊がいたなんてわくわくするじょ」
エトペン「なに、幽霊っていうのは呪いを解いてやればちゃんと除霊できたりもするんだぜ?」
和はあっけに取られた。どうやら、自分にとってはこれまで否定してきたオカルトの存在を承認すべきかどうかという一大事も、この二人にとってはさほどの意味を持たないらしい。
優希はふだんの言動から言っても、オカルトの存在を恐れるどころか、むしろ自分から探しに行きかねない子ではある。
エトペンに至っては存在そのものがオカルトのようなものだから、推して知るべしというところだろう。
和「その…もっと、私の話を疑ったり、夢でも見たんじゃないかと思ったり、しないんですか?」
優希「これがのどちゃんの話でなかったら、かついでるのかもしれないとちょっとは疑ったと思うじぇ。でも、さすがにのどちゃんにはそんな器用な真似はできないじぇ」
エトペン「まあ、本当のところ何が起こったのか分からないってのはのどっちも認めてるわけだし、とりあえずのどっちが見たってとこまでは信じてるぜ」
エトペン「まあ正体はこれから俺様が突き止めてやるからよ!」
優希「態度がでかいじょペンギン!それはこの私の台詞だじぇ!」
和「二人とも…」
和「…ふふっ」
これまで一人であれこれと思い悩んでいたことが馬鹿みたいに感じられてくるような時間。
和(私は…友達に恵まれていますね)
和(ありがとう、優希、エトペン…)
いったん中断
再開しますが寝落ちの危険がなくもない。
あまりに眠くなってきたらそこで今日は区切ります。
一人と一体の友達に勇気づけられて、和はさらに、眩しい光を放つ巨大な鏡のようなものが現れて消えたこと、鏡が消えた時には女の子もいなくなっていたことなどを話した。
優希「うーん、女の子だけなら幽霊でも良いのかもしれないけど、その鏡っていうのが気になるじぇ」
エトペン「鏡…なんだろ」
エトペン「…!もしかして、その女の子は鏡の精だったりするのか?」
和「鏡の…精?」
優希「それはいくらなんでもおかしいじぇ」
優希「鏡の精とか別に見たことないけど、そういうのって元からある鏡に宿ってるとかそういうんだじょ」
優希「いきなり鏡と一緒に出てきて、一緒にいなくなる鏡の精なんて聞いたことないじぇ」
和「…」
和「なるほど、幽霊も鏡の精も、存在するとはまだ信じられませんが…」
和「優希の言うことはなんとなく分かります。オカルト的な現象にも、それなりの法則があるんですね」
エトペン「それはそうだな。俺様も、いついかなる時でもかわいいという法則がある」
優希「もう突っ込まないじょ?」
エトペン「…ええと、鏡の精じゃないとしても、同時に消えたってことからすれば、その鏡と女の子に何らかの関係があるのは間違いないみたいだな」
和「…!そういえば、その女の子は、本来なら私から鏡の中に映り込んで見えるような位置にいたのに、鏡に映らなかったんですが…」
エトペン「そりゃまた、面白そうな話だな。どういうことだ?」
和は鏡が現れた時の様子について、詳しく話して聞かせた。
優希「ますますオカルトじみてきたじぇ。その鏡が何かの鍵になってるのは間違いないな!」
エトペン「うーん、鏡に映らなかったってのは気になる話だなあ」
エトペン「東京なんかのほうじゃ、幽霊が映った写真なんてのがふつうに話題になったりするらしいが…」
優希「心霊写真だな!」
和「今までは馬鹿にしてきましたけど…」
エトペン「逆にオカルトっぽいものは写真や記憶に残らないっていう考え方も、古くからあるにはあるんだ」
優希「ペンギン。なんでお前はそんなこと知ってるんだ?」
エトペン「そんなことは俺様自身も分からん。とにかく、鏡に映らないっていうのは、それだけでもこの世のものとは違う感じがするな」
和「やっぱり、幽霊のたぐいだと?」
エトペン「そこまでは言わないが…たとえば、ランプが俺様を照らしてる時は、こうして影ができるじゃないか」
和「はい」
エトペン「この影は、俺様がいて、光に照らされているからこそできるもんだ。つまり、俺様の模像とか現象みたいなもんだな」
エトペン「ちなみに、こういう話に興味がある奴は、プラトンっていう昔のギリシア人が、『国家』っていう長い本を書いてるから、それでも読むといい」
優希「めんどくさいから嫌だじぇ」
エトペン「間違っても誰もタコス娘が文学少女だなんて思ってねぇから安心しろ」
エトペン「とにかく、俺様というものがいるからこそ影ができるわけだ。けど逆に、光が当たってるのに俺様に影ができてないとしたらどうだ?」
和「…なるほど、想像してみると確かに不気味ですね」
和「影のないもの…この場合は鏡に映らないものですけど、そういうものはふつうの意味では存在していないんじゃないかという気がします」
優希「でも、その鏡もふつうの鏡だとは言えないじょ」
優希「のどちゃん以外に、その鏡にはどういうものが映ってたか覚えてないのか?」
和「そうですね…」
和はさっきの帰り道で起こった出来事をもう一度、はっきりと記憶に呼び戻してみようと努めた。
↓1で記憶呼び戻し成功判定
コンマ1桁、1が最低で0が最高
高いほど鏡に映っていたものが分かる
よ
安価:>>597
和(…あの時のことを…思い出してみなければ…)
和(…)
和はしばらく眼を閉じて、記憶に精神を集中させてみようとした。
だが、和以外に映っていたもののことははっきりとは思い出せないままだった。
それどころか、思い返してみると、なぜあの鏡に映っていたのが自分だとすぐに分かったのかさえはっきりしなくなるのだった。
自分が見た自分の姿は、たぶん今と同じ制服のままで、鞄を抱えていたはずだ。
しかし、本当に自分が鏡の中に見たのは、そういう自分自身だったのだろうか?
ひょっとして、あの鏡に映っていた自分とは、何か見た通りの自分そのままとは違う、もっと深い何かだったのではないだろうか?
でも、それならなぜそれを自分はすぐに自分自身だと分かったのだろう?
和「…駄目です」
和は首を振って言った。
和「思い出せません…」
優希「…そうか。まあ、あんまり無理しないほうがいいじぇ」
エトペン「この一件は簡単に片付きそうにないしな」
和「鏡と女の子の正体もよく分かりませんし…あれが、その…何かオカルト的な存在だとして」
和「今までもあんな風に現れていたのなら、学校の噂くらいにはなっているはずだと思うんです」
優希「そう言えばそうだな。でも、あんまりそういう話は聞かないじぇ」
エトペン「なら、今夜のこれが初めてだったとか?」
優希「ずいぶんフレッシュな幽霊だな!」
和「笑い事じゃないですよ…」
和「新しい幽霊なんてものがいるとしたら、最近に死者が出たということになりますし…」
そこまで言って和はぶるっと肩をすくませた。
優希「まあ、今日のところはあまり深く考えずに休んだらいいじょ」
エトペン「そうだな。のどっちには少しばかりきつい体験だったみたいだし」
和「ありがとう…」
和(…脅迫状の件に続いて、今度は私自身がオカルトじみたものに遭遇するなんて…)
和(エトペンのことといい、やはり長野の町には今、何かおかしなことが起こりつつあるように感じます…)
和(ばらばらに起こっている事件が、全部同じ一つの根から発しているような…)
和(私は…どうしたらいいのでしょう…)
とりあえず今日はここまでにしよう。
皆さんお疲れさまでしたー
明日もやる。はず。
再開するか?
よっしゃ再開します。
昨日中途半端なとこで切ったのは、和編どれくらいやってるのか確認して、ある程度長かったら視点変更安価出す意味もあったんだが、そこまでやってなかったね。
1月に入ってからちょっとサボってたからなあ。
スローペースながらやっていきます
次の日の朝、ベッドの上で和が目を覚ますと、窓の外から靄を通して、ぼんやりとした朝の陽が射し込んできていた。
室内の二段になっているベッドは、上を優希が使い、下を和が使って寝ることになっている。
エトペンは口を利くようになってからというもの、夜は和の枕になることをやめ、専用の小さな毛布にくるまって、他のぬいぐるみをベッド代わりにして眠ることになっていた。
和(優希は…上から気配がしません)
和(もう起きて洗面に行ったんでしょうか)
和(私もそろそろ起きたほうがよさそうですね)
目をこすりながら窓の前に立つと、昨夜よりはいくぶんマシになっているとは言うものの、外にはまだ濃い靄がかかっていて、景色はよく見えない。
エトペンは自分より大きなぬいぐるみの上で寝転んでいる。どういう理屈か分からないが、眠っているらしい。
和(エトペンには洗面も食事も必要ないみたいですし…そっとしておいてあげましょう)
二人の部屋のドアを開けて、パジャマ姿の優希が入って来た。
優希「おはようのどちゃん!今日はお寝坊さんだな!」
和「おはようございます、優希。元気ですね」
優希「おう!今日も快調バリバリだじぇ!」
優希「…にしても、なんか天気が悪くて、ちょっと空回りしてる気がするじょ」
和「ふふっ、まあ靄はそのうち晴れますよ」
和「私も洗面を済ませて来ないといけませんね…」
和たちのいつも使っている洗面所は、寄宿舎の建物のつくりから言って、主に三年生たちが使うことになっている。
その朝も、和が洗面所に行くと、顔見知りの三年生や同級生たちが何人か、姿を見せていた。
その中に、麻雀部の仲間、彰子の姿もあった。
彰子「あ、和ちゃん、おはよう」
和「おはようございます、彰子さん」
互いに挨拶を交わしたところで、彰子がふいに声をひそめて和に話しかけてきた。
彰子「ねぇ、今朝は何か下の階が騒がしいんだけど…何か聞いてる?」
和「…?いえ、起きたばかりですから私は何も…」
彰子「そうかー、和ちゃんは知らないか…メモメモっ…と」メモメモ
和「下の階と言えば、下級生たちの部屋があるところですね」
彰子「うん、後でムロに聞いてみようかな」
自分たちの部屋に戻ると、もう制服に着替えを済ませた優希の姿があった。
和「もう着替えたんですね」
優希「うむ、私にはこれからのどちゃんの生着替えを見届けるという大事な役目が待っているからな!」
優希「自分の着替えなんかに時間を食っているわけにはいかないんだじぇ!」
和「人の着替えを見ないでください、恥ずかしいですから」
優希「ふっふっふ…そうはいくものかー!」
二人のやり取りを耳にしながらエトペンもゆっくり目を覚ました。
エトペン「うーん。よく寝た…やっぱり愛されマスコットの俺様にとって寝顔は大事なチャームポイントだからな」
エトペン「…」
エトペン「昨日もそうだったけど、今日も靄か…なんかやな感じだな」
それに優希が気づいて、
優希「おろ?ぬいぐるみ、もう起きたのか?」
エトペン「おう。今朝はなんか調子がいま一つだけどな。タコス娘は元気そうだな」
優希「本調子が出てくるのは腹ごしらえをしてからだじぇ」
和(食堂に行けば、彰子さんの言っていた、下の階が騒がしいことの理由が分かるかもしれませんね…)キガエ
駄目だ、眠くてちょっと頭が働かない。
最近寝すぎのような気がしないでもないが、今日はここで中断させてください。
少し生活リズムを改善しつつ、明日もまたやりたいと思います。
お疲れさまでした。
前代未聞の21時台おやすみしちゃったよ…
今日はちゃんとやるよ!本当だよ!
みなさんごめんなさい
疲れてるならしゃーない
神姫スレみたく雪下ろしでもしたの?
>>610
そんな働き者ではありません…持病の薬の副作用とか勉強とかいろいろとあってですね。
まあでもしばらくの間は隔日ペースくらいなら安定して投下はできそうです。
>>612
そうか病気とは大変だな……
まあ無理せず続けてほしいぜ?
>>613
ありがとうございます
今日は22時スタート予定です
思ったより早く時間がとれたのでスローペースながらぼちぼち投下していきます。
と言うか22時まで他のことしてたらまた寝落ちとかになりかねないので。
なるべく22時までは重要安価は出さない方向で。
朝の食堂はいつも多くの生徒たちで賑わうものだが、今朝はやはりどことなく普段とは違う雰囲気が漂っていた。
和(どうしたんでしょうか…)
優希「おっと、ムロにマホだじぇ!」
優希の声に振り向くと、食堂の入口からそう遠くない場所に、麻雀部の下級生二人が立っていた。
脅えたような表情のマホに、裕子がなだめるように話しかけていたが、当の本人もいくぶん緊張で青ざめた顔色をしている。
裕子「あ、先輩!おはようございます」
マホ「あっ…おはようございます!」
優希「うむ、おはよう!」
和「二人ともおはよう…でも、どうかしたんですか?今日はみんな、何か様子が変ですよ?」
優希「そういえば確かにな!」
裕子「…そうですよね」
裕子は食堂の他の生徒たちにちらっと目をやってから、マホと和たちに視線を戻し、
裕子「私も、また聞きしただけなんですけど…昨日、この近くに、出たらしいんです」
優希「なに!?幽霊か?」
マホ「ふぇっ!?」
裕子「違いますよ、雀荘荒らしです」
和「!…とうとう、この近くにまで…」
優希「噂をすれば何とやらだじぇ。昨日、のどちゃんのいない時にその話をしてたばかりなんだけどな」
裕子「二年生の子で、ゆうべ外出許可をもらって家に帰ってた子がいたんですけど、今朝早く戻る時に、騒ぎになってるのを知ったらしくて」
和「夜のうちに事件の発生が分かったということでしょうか?」
裕子「たぶんそうだと思います。昨日襲われたの、私が前に行った雀荘らしいんですけど、警官の巡回ルート近くにあったみたいですから」
優希「パトロール中に犯人と遭遇したのか!」
マホ「ひぇぇ…!」
裕子「遭遇はしてないと思いますけど…何か様子がおかしいのに気がついたとか、そういうことだと思います」
和「あの雀荘は、この学校から見ると街との中間地点くらいにありますね」
和「さすがにこの学校にまで警官が聞き込みに来ることはないでしょうけど…」
優希「ふーむ。でも、行って様子を見てきたくなってきたな!」
和「ただでさえ立ち入りに年齢制限がある場所なのに、ましてや事件発生直後ですよ?」
裕子「たぶん、野次馬扱いされて追い払われちゃうと思いますけど…」
優希「まあ、野次馬なのは認めるじぇ」
和「得意気に言わないでください」
マホ「でも、麻雀部員として、一度は見ておきたい場所ですよね…」
優希「…!それだじぇ。麻雀部の活動の一環として、雀荘を見学するということにしたらいいじぇ」
和「どこの世界に、事件が起こったばかりで営業していない雀荘をわざわざ見学しに行く麻雀部がありますか」
優希「…だめ?」
和「事件前から計画していたのであれば、まだ言い訳も立ちますけど…今回は無理でしょうね」
裕子「でも、逆に言えばまだ襲われていない雀荘を見学する計画を立てておけば、ひょっとしたら雀荘荒らしにあった直後の所に行く機会があるかもしれませんね」
裕子「…って、あはは、これじゃなんだかそっちの方が目的みたいになっちゃいますね…」
裕子が笑いながら自分の発言を撤回しようとしていた時、和と優希はさっとお互いに目配せを交わし合った。
優希(その手があったか!でかしたぞムロ!)
和(うまくすれば、この方法で雀荘荒らしの手がかりをつかむことができるかもしれません…)
和(脅迫状の件に加えて昨夜の人影、それに雀荘荒らしと来ては、一度に抱え込む事件が多すぎのような気もしますが…)
和(ひょっとするとそのそれぞれが互いに関係し合っていないとも限りません)
和(ここは本当に麻雀部での雀荘見学の計画を立ててみましょうか)
和行動選択安価
1、雀荘見学計画を提案する
2、今はしない
3、自由安価
また指定忘れた。↓2でお願いします
安価了解。
ちょっと待って
安価:>>621
和(…いえ、ここは急いてはいけません)
和(昨夜襲撃があったということは、次の事件が起こるまでには、まだしばらく間があるはず…)
和(見学計画は立てるにしてももう少し先でかまいません)
和(今はそれより、起きたばかりのこの事件についての情報を集めたいですね…)
和(今日の放課後は優希と一緒に街中に出てみましょうか)
和(問題は他の麻雀部員たちにどう説明するかですが…)
和行動選択安価:
1、麻雀部員全員に情報集めに協力してもらう
2、部員全員に雀荘荒らしの情報を集めることは話すが、情報集め自体は優希と行う
3、情報集めは優希と行い、他の麻雀部員たちには雀荘荒らしの捜査をすることは伏せておく
4、単独で捜査する
5、自由安価
↓3
3
安価:>>626
和「そうですね、雀荘見学の計画というのはいいかもしれません。考えてみます」
和「でも、昨日の今日ですし、今日の放課後は部活動を自粛したほうがいいかもしれませんね」
優希「じょ?」
裕子「うーん…そうですね」
マホ「そうですか…マホ、残念です…」
和「マホちゃんは一年生ですし、その時間で勉強したり、他のことをしたりするのもいいと思います」
和「私たち…私と優希は、久しぶりに街にでも出ることにしましょう」
優希「タコスめぐりツアーだな!」
和「違います」
裕子「じゃあ、私も今日は、友達と一緒に過ごそうかな」
マホ「マホの勉強も見てもらえると嬉しいです!」
裕子「はいはい、分かった分かった」
優希「部活がないっていうのも、それはそれで楽しみだじぇ」
和「彰子さんには、後で私から伝えておきますね」
優希「それじゃさっそく、ご飯食べようじぇ!」
マホ「マホもお腹ぺこぺこです!」
和「行きましょうか」
四人は会話を交わしながら食堂のカウンターへと進んで行った。
和(警察が一通りの聞き込みはしていると思いますが…)
和(さて…私たちの手で、何か新しい情報が見つけ出せるでしょうか)
ちょっと今日はここで区切らせてください。
みなさんお疲れさまでしたー
明日はやるかどうかまだちょっと分かりません。
やるとしたら22時までにはアナウンスします。
体に気をつけて頑張ってください。
>>629
ありがとうございます
今日はちょっと無理そうです。すみません。
明日はなんとかやろう。
明日はなんとかやろう…のはずが、水曜に長時間雪道を歩いたせいか体調を崩してしまい、今日もできそうにありません。申し訳ない。
回復したらもうそろそろ試験シーズンも明けるし、安定して投下できるようになるはずですのでご容赦ください。
あれっすよ。
なんか久しぶりに雑談スレのぞいてみたら昨日このスレの名前が出てたみたいですが、日程上は来週にはもう投下可能になるはずです。
万一受験落ちてたりしようもんならメンタル回復にちょっと手間取るかもですが。
でも最近立った咲スレにけっこう面白そうなのあるし、みなさん大目に見て待っててください!
だいぶ間を空けて申し訳ありませんでした、>>1です。
試験はなんとか通ったのですがその後いろいろと面倒事がありまして、ようやく近日心身にも時間にも余裕ができるようになりました。
ということでやろうと思えば再開もできるんですが、このスレまだ需要はあるんでしょうか…もとからかなり>>1のやりたいことを需要度外視してやってきたスレではありますが。
特に反応がなかったら、いったんこのスレは放置して途中挫折した前作の再構成か、以前からやりたいと思っていた咲キャラでWizardry BUSIN0攻略するスレ(どちらも非安価)を先にやるつもりです。
この間ちょっとディクスン・カーの推理小説、具体的には『曲がった蝶番』『蝋人形館の殺人』『火刑法廷』といったところを読んでいたんですが、『火刑法廷』の構成の見事さと筆力には本当に圧倒されました。
カー自体、怪奇要素のあるミステリ作家だし、このスレを書く上で参考になるかなとも思っていたんですが、正直に言うと自分のやりたい方向とは必ずしも重ならないのであんまり参考にはなりませんでした。が、書く以上はこれくらいの出来のものを目指さないといけないなとは思わされる作品でした。
興味のある人は一読をお勧めします。個人的には自分はカーよりチェスタトンのほうが好きなんですけどね。『木曜の男』は推理小説という枠を外しても自分の今まで読んだ本の中でも上位に入る傑作だと思っています。
乙、まあ他のスレとは一風変わった独特のスレだから再開するなら参加するが他にしたい事ができたらそちらの方がいいんじゃないかな?
ちょっと老婆心だが新しいスレ立てるなら先ずはやりたいことを一度に出さずに分けて出した方がいいな
このスレはストーリーが四つもあるが正直一つ一つの焦点がぼやけてしまった感があるからな
東西で分けて東はとーか編で西はシズ編位でした方が良かったとは思う
あと参加者が少ないのは嫌だと言う場合は京ちゃんスレにすれば>>1なら集められるとは思う
>書く以上はこれくらいの出来のものを目指さないといけないなとは思わされる作品でした。
……いやカー位書けるなら作家で飯が食えるからね、目標高いなぁ
>>637
コメントありがとうございます。いろいろと参考になります。
ストーリー4つというのは確かにちょっと欲張りすぎたかもしれませんね。もともとSS書きとしては大して経験があるわけじゃないのに、ハードル上げすぎた感じです。
参加者はいるに越したことはないんですが、安価下1で進行していた某スレなんかはそれでも読んでて面白いという意味での盛り上がりはあったし、自分としてはそこまでこだわってはいません。が、視点変更安価というシステムを搭載した以上、このスレはある程度集めないとまずいかなとは思っています。
京ちゃんは嫌いではないし、VIP発祥のスレならまとめサイトで読んだりもするですが、この板では安価スレを中心に乱立状態だから、やるとしたらほとぼりが冷めた頃(五年後とかww)にしたい感じなんですよね。
カーみたいのを書くとかはまあ目標が高いというか、子供の頃は本当に作家になりたいとか思ってたから、その夢の名残みたいなもんですね。今はぜんぜん違う道に入っちゃってますが、やってることはともかく、書く志だけは高いままでいたいという。幼いだけとも言いますがww。
まず一人、ここにいる!
まあ京太郎スレなんかにしなくても(というか舞台を4つに分ける時点で無理だし)
再開すればレスぐらいつくよ、たぶん……
あと、SSは自分がやりたいことがあるからするってのでまったく問題ないと思う。
個人的にはこのスレが一番好きだし
てなわけで再開してください、お願いします
>>638
うん、四つは欲張り過ぎたと思うわ正直
以下勝手な感想
和編は非安価のSSとしては面白くなりそうだが安価には向いてないね……推理物ができる程参加者は頭良くないと考えておくべきだからね……
菫編はとーか編に吸収合併させた方が纏まると思う、正直同ネタ過剰供給で食傷ぎみ
とーか編はぶっちゃけモンプチメンバーは最初からいて水戸黄門が良かったかな?とーかはシリアスも良いけどコメディ(ギャグではない)でこそ真価を発揮すると個人的には思う
シズ編は……これだけ単独でスレでも良かったネタだとは思うんだな、世界忍者大戦しよう(ていあん)
コメントありがとうございます。
>>639
一番好きと言ってもらえると励みになります。安価スレとして当たり前と言えばそうなんだけど、自分一人で作ってるわけじゃないなって思うんですよね。
今日はまだちょっと準備不足で、月末も用事があるんですが、その間でも用意ができたら再開していこうかなと思っております。
>>640
正直な感想をありがとうございます。>>1として参加者の頭はどうこう言えませんけど、安価スレに推理ものが難しいのは確かにそうですよね。自分も読む側になったらあんまり頭使わないで、先を急ぎたくなりそう。
しず忍者大戦に限りませんが、このスレ見て面白そうなネタがあったら独自にスレ立ててやってもらってもいいかなという感じですね。自分は知識が広く浅いタイプで、一つのネタでやりこもうとするとどうしても限界があるので。自分が読んで面白そうなスレはどんどん増えてほしいです。
乙です
個人的には、頻繁に視点変更しない方がいいかなという感じ
ときどき参加するくらいだからだろうけども、いいところで話が終わって前の流れを覚えてない
その都度読み返せばいいと言われればそれまでですが…
和編が解決する→穏乃編へ……4人目が解決する→いざ決戦へ
という流れの方がすっきりするんじゃないかなと
今のまま再開しても、時間が合えば参加しますけどね
ところで、安価下1で進行していた某スレって何だろ?
>>642
主人公変更可能な周回仕様みたいな感じですね。もともとこのシステムにする前は、そういう流れにするつもりだったんだけど、なんでこうしたんだっけ…
とりあえず、前回の視点変更安価の時も考えたことですが、視点変更時に他の主人公がどういう話になってたかあらすじをつけようかなとは思ってます。視点変更のタイミング自体をもっと長くするかは、今後も考えてみます。
某スレは名前出していいのか分からないけど、「密告中」さんですね。今はスレが一段落してるみたいですが、前はけっこう見てました。
今夜から可能な限り毎日ペースで再開していこうと思います。
とりあえずだいぶ間が空いたので前回までのあらすじとか入れる予定
安価は下1か下2くらいで進めよう。
なんだかんだで一ヶ月くらい放置していたことに気づき驚愕。
さ、再開します
エトペン「おう、しばらくぶりだな。俺様に会えなくて寂しかっただろ?」
エトペン「…このスレでは今のところ、俺様以外にぺっこりんする役がいないからな」
エトペン「この前からだいぶ時間が経ってることだし、ちっとここまでの流れを振り返っとくぜ」
エトペン「のどっち編初回の話は、>>399辺りからのレスにあらすじが載ってるからな」
エトペン「…で、のどっちが三年生で部長をやってる高遠原中学麻雀部も、いよいよ本格始動ってわけだ」
エトペン「ちなみに部員はのどっちとタコス娘の他に、下級生のムロマホと、原作9巻に出てくる髪の長い子だな」
エトペン「このスレでは彰子ちゃんっていう名前がついてて、興奮した時に平安貴族調でしゃべったり、メモ魔だったり、趣味が香道だったりするらしいぜ」
エトペン「で、麻雀部の活動を終えた日の夕暮れ、部室の鍵を返しに行ったのどっちは、長い金髪をした謎の女の子が、突然現れたでっかい鏡とともに姿を消すのを目撃しちまう」
エトペン「わけが分からないまま、とりあえず俺様とタコス娘にその話をして、調べてみようって流れになったところで」
エトペン「一夜明けた高遠原中学の寄宿舎に、昨夜そう遠くない所にある雀荘が襲撃されたらしいって噂が飛び込んでくるわけだ」
エトペン「これからのどっちとタコス娘は、放課後を利用して、その事件の聞き込みに行くらしいぜ」
エトペン「もちろん、のどっちの鞄の中には俺様も一緒だぜ。それじゃ、まあ行くか!」
昨日から立ち込めている靄は、朝になってからも晴れる気配を見せず、街路を覆う空も灰色に閉ざされていた。
高遠原中学のある地区から市街へ真っ直ぐ続く街道を、だいたい半分ほど行った所、脇に入る小路の一つに沿って、昨夜襲われた雀荘があるということだった。
和「なんという名前の店ですか?」
優希「『太陽』っていうらしいじぇ」
和「分かるような分からないような名前ですね」
優希「雀荘の名前なんてだいたいそんなもんだじょ。角からそんなに離れてないらしいから、すぐに見つかると思うじぇ」
街道を探しながら歩いてほどなく、小路の舗道の右側に、物見高い何人かの野次馬をにらみすえて、警官が番をしているのが目に入った。
和「あれ…でしょうか」
優希「きっとそうだ!けど…」
和「当然と言えば当然ですが、店内には入れそうにありませんね」
優希「警官がしっかり見張ってるからなー」
和「今までの事件では、襲撃に居合わせた客は、みな精神的な打撃を受けて、病院に運び込まれたりもしているそうですが…」
優希「どの病院にいるのか、誰か知ってるかな?」
和「あるいは、近所に住む人たちの話を聞くか…ですね」
雀荘の看板が街路に張り出した建物の手前側には、ショーウィンドウの中に眩しく輝く金属やガラスでできたものが並べて置かれているようだった。
近寄ってみると、それは大小や形の様々な時計だった。懐中時計や置き時計、振り子時計。見ているとまるでそれらの数だけ時間というものがあるような不思議な気持ちになってくる。
振り返ると小路の反対側は人の住む建物のようである。いくつか開いている窓からは、ちょうど雀荘の一階の様子を見て取れるかもしれない。
雀荘の向こう側にはさらにカフェのような建物があって、街路から奥まったところまでの空間に、屋外テラスが開けている。
和(さて、どうしましょう)
和(どこの人が何を知っているかは、当たってみなければ何とも言えませんが)
和(私たちに知っていることを教えてくれるかどうかも問題ですね)
和行動選択安価:
1、時計屋の主人と話してみる
2、カフェの客と話してみる
3、野次馬と話してみる
4、向かいの建物に住んでいる人と話してみる
5、自由安価
↓2
※一部選択肢はコンマ判定で聞き出せる話が変わる。話を聞き出すのに自由安価が出る場合も
1
安価:>>651
和「…こんにちは」
頭髪のすっかり白くなった、大きな眼と曲がった鼻の特徴的な男が、カウンター越しにぎょろりとこちらを見た。
どうやら時計屋の主人らしい。
主人「…どうかしたかい」
いくぶん強面ではあるが、店全体から漂う雰囲気は、この主人がそれほど気難しい人間だと思わせるようなものではなかった。
和「少し、お話をうかがってもいいでしょうか?」
主人「隣のことか?」
優希「おっ、話がはやいな!」
主人「…ふん。あんたらもあんなのに興味があるのか?悪いことは言わねぇ、帰って勉強でもしてたほうがいいと思うがな」
優希「そこをなんとか頼むじぇ!」
和「私たち、こう見えても麻雀部員なんです」
主人は軽い驚きを示し、態度を緩ませた。
主人「なるほどね。あんなことに関わり合いにならないほうがいいとは思うが、まあ商売の片手間にでよければ、知ってることは話すぜ」
和「!…ありがとうございます!」
優希「話が分かるじぇ!」
主人「何から話したらいい?」
和質問内容安価:
55分までに書き込まれた内容はぜんぶ採用します。
ただし内容が多くなりすぎると、残り捜査時間に影響するので、重要かどうかは考えて。
時計屋ってどうやって生計を立ててるんだろうって聞きたいけど
隣とは普段から親交があったかとか
重要かどうか考えろって言うほどたくさんは来ないから書く必要なかったかも。
とりあえずこれだけでは質問が少なすぎるので追加で選択肢安価出しますね。
※ちなみに時計屋がどうやって生計立ててるのかは>>1も知らないけど世の中にはオルゴール屋とかもいるし意外となんとかなるんじゃないの(適当
安価:>>653
和「隣とはふだんからお付き合いがあったんですか?」
主人「ああ、俺も麻雀を打つからね。店をやってる間はもちろん行けないが、たまには隣に顔を出すこともあったな」
優希「そうなのか…」
主人「もちろん、近所で商売してるっていうよしみもある。それほど親しかったとも言えないが、顔馴染みには違いないな」
和「隣のマスターはどういった方なんでしょう?」
主人「年の頃は俺より少し下だな。麻雀と酒が何より好きな男だよ」
和「結婚はされていないんですか?」
主人「してなかったみたいだね。俺はもうかみさんに先立たれちまってるが、あいつは独り身だそうだ」
和「店の中のことは、何人くらいでやっていたんでしょう?」
主人「あいつの他に若いもん…メンバーっていうのか、ああいうのが三人いたはずだ」
優希「少ない気もするじぇ」
主人「中に入りゃ分かるが、大して大きい店じゃないんだよ」
和質問内容安価:
1、昨夜、主人の視点で何があったのか聞く
2、被害者の搬送された病院について知っているか聞く
3、警察の動きについて聞く
4、隣の雀荘の特徴について聞く
5、自由安価
↓2
※情報自体に外れはないけど、一部選択肢は頭を使わないとヒントにならない
1
安価了解。
寝落ちしかけてたよ!
明日はもう少し進めるつもりなのでお許しください。
みなさんお疲れさまでしたー
スローペースながら再開していこう。
継続は力なり
安価:>>657
和「…ゆうべ起こったことを、知っている限り教えてほしいんですが…」
そう切り出すと、時計屋の主人は疲れたような顔をしてうなずいた。
主人「まあ、朝からそれを聞かれてばっかりだからな」
和「面倒をおかけしてすみません」
主人「こんな騒ぎになったら、気にするなってほうが無理なんだろうよ。けど、俺も大したことを知ってるわけじゃないんだ」
主人は顔をしかめて横を見やり、昨夜の記憶をもう一度たどっているようだった。
主人「この店はいつも夜の七時に閉めるんだ。昨日もそれまで俺はずっと店にいて、いつもと同じように客の応対をしてた」
優希「この店は爺さん一人でやってるのか?」
主人「店は俺だけだな。かみさんに先立たれてからっていうもの、通いで家のことをしてくれる者を一人雇っちゃいるが、その女も店を閉める頃には帰る」
和「すると、その後ここはご主人だけになってしまうわけですね」
主人「そうだ。店を閉めた後は、いつものように二階へ上がって夕食をとるんだが、何しろこの年だからな、十一時にもなるともう寝室に引き取ることにしている」
優希「隣はその時間まで開いてるのか?」
主人「もちろんだ。大きな声じゃ言えないが、夜更け過ぎに目が覚めた時も、隣から客の声がする時はあるな」
和(確か、雀荘の営業時間は夜の十二時までと、法律で決まっていたはずですね)
和「昨日、隣はいつまで開いていたか分かりますか?」
主人「何時まで打ってたかなんてことは分からないな。はっきりしてるのは、一時頃に目を覚ました時には、隣が妙に静まり返ってたってことだけだ」
優希「それって珍しいことなのか?」
主人「店が閉まってても、たいていはその後までわいわい騒いでるのがふつうだからな。面倒事になることは滅多にないが」
時計屋の主人はショーウィンドウに飾られている壁掛け時計の一つを指さした。
主人「あれと同じのが、二階の廊下の壁の突き当たりにかかってるんだ。その側に窓が隣に向かって開いてて、まだこんな時間なのに隣が妙に静かだなと思ったのを覚えてる」
和「その時まで、隣の様子はどうだったんですか?」
主人「夕食から寝るまでは隣と反対側の端にある居間にいたから、よく分からねぇな。店を閉める時に小路に出た時には、いつも通り開いてるように見えたのは確かだ」
和「…その、時計の側にある窓からは、隣に灯りがついているかどうか分かりますか?」
主人「…どう言ったらいいかな。つまりだ、十二時過ぎても雀荘が店を開けてる場合は、あんまり堂々とやるわけにはいかないだろ?見たところ、営業中じゃないような様子をしてるもんなんだよ」
和「…つまり、十二時過ぎになったら、窓からは灯りの状態がよく分からないということでしょうか?」
主人「まあ、そう言っていいだろうな」
和(とりあえず、整理してみましょう)
和(時計屋が閉まったのが夜の七時。この時にはまだ雀荘『太陽』は、ふつうに営業中だったように見えた)
和(法律上の営業時間が十二時まで)
和(深夜一時、ご主人が窓から隣を見た時には、妙に静かだったという話です)
和(どれも決め手となる証言ではありませんが…)
和「隣で何かが起こったのを知ったのは、いつどうやってですか?」
主人「朝になって、警察の人間が来た時だよ」
主人「四時頃だったかな。また目が覚めて、窓から外を見たら、騒ぎになっててね」
主人「警官が入り込んで、隣の主人と客が運び出されたりしてた」
優希「なんでそんな時間に、雀荘が襲われたのが分かったんだろ?」
和「パトロール中の巡査が何かに気づいたんでしょうね」
主人「そうかもしれん。警察の人間は俺には、詳しいことは教えてくれなかった」
主人「ただ、隣の主人と客が意識不明の身になってて、原因を調べてると聞かされただけでね」
和(七時から一時まで…六時間)
和(その間に何かが隣の雀荘で起きて、客も主人もそんな状態にされてしまった)
和(問題はこの六時間のうち、実際にどれだけの時間が、この異常事態を引き起こすのに費やされたのかということです)
和(仮にこの事件に犯人と呼べる存在がいるとして、その犯人は、雀荘の主人と客を意識不明に追い込むのに、どのくらい時間がかかったのか?)
和(もう少し情報がないと何とも言えませんね)
和行動選択安価:
1、時計屋を離れ、別な人から聞き込みをする(カフェ、野次馬、向かい側の建物から選択)
2、時計屋の主人に、被害者の運び込まれた病院についてたずねる
3、時計屋の主人に、隣の雀荘の特徴についてたずねる
4、室橋警部から情報を引き出しに行く
5、自由安価
↓2
3
安価:>>667
和「隣の雀荘…どんな店なのか教えていただけますか?今は入れないみたいなので」
そうたずねると、時計屋の主人は口と目を大きく開け、指でカウンターを叩きながら、言葉を探していた。
主人「何を言えばいいんだね。場代とかじゃないよな?」
和「それも関係なくはないかもしれませんが、卓の数とか、昨夜…休日じゃない夜にどれくらいの客が訪れるのか…とか、そういったことですね」
主人「卓は六つくらいあるな。そんなに大きい店じゃないんだよ。客の数は、入る時はそれなりにいるんだが、近頃は…そうだな」
主人は少し考える素振りを見せた。
主人「雀荘にセットとフリーっていうのがあるのは知ってるな?」
優希「もちろんだじぇ」
和「客が決まった面子を揃えて打つのがセット、その場で客同士が面子を組んで打つのがフリーですね」
主人「隣は基本はフリーでやってるんだが、まあ時間にもよるが二十人くらいはだいたい集まってるはずだ。ゆうべいた人数の正確なところは知らねぇが、かなりの人間が運び出されてたのは間違いない」
和「それだけの数となると、警察も無視できないでしょうね…」
優希「その人たちのことが心配になってきたじぇ」
主人「なに、悪運の強い連中が多いから、大したことにはならんと思うがな」
和(二十人…それだけの数となると、かえって時間をかけて相手するのは難しい気がします)
和(一人に異変が起きたら、別な誰かがすぐに気がつくでしょうし…)
和(いったい昨夜、隣で何が起きたんでしょう?)
ちょっと眠気がきつくなってきたので今日はこれにて休ませてください。申し訳ない。
明日もやります。どこでどんな情報が出るかはだいたい決めてるんですが、このスレは時間を細かく管理してないので一ヶ所で聞き込みした後、取れる行動の制限をどうするかの調整が難しいのよね。
ともあれ、お疲れさまでしたー
和編はどうも動きが足りない気がするな。
エトペンなら優希と絡ますの簡単なんだけど半分オリキャラみたいなもんだし。
新しく仲間入れてもええんやで?
某最強さんとか
まだ再開しないけど、この安価だけ出しときます
和(さて、まだここで聞いておくべきことはあるでしょうか)
和行動選択安価:
1、もう少し時計屋の主人に話を聞く(内容書いてね)
2、外に出る
3、自由安価
※聞き込みが放課後スタートなのでそれなりに時間経ってる
安価先忘れた。このレスから↓2で
他の部員3人に協力を求める
これはなかなかのなかなかだね
ちょっと構成考えて、夕方か夜に再開します。
昨日より早く始められると思っていたが計算が甘かった。
とりあえず再開します。
安価:>>675
主人「さて、俺はそろそろ商売に戻らなきゃいけないが、まだ聞きたいことはあるかい?」
その声で我に返った和は、隣の優希の方を見やる。
和「私のほうからはこれくらいで…優希は、何かありますか?」
優希「うむ!」
と優希はカウンターの上にのしかかるように身を乗り出して、
優希「親爺、いや爺さん!隣でそんなことが起こって怖じ気づいてるかもしれんが、心配は無用だからな!」
主人「はぁ?」
時計屋の主人の呆気に取られた表情にも構わず、優希は続ける。
優希「この事件の犯人は必ず私たちが突き止めてくれる!大船に乗ったつもりでいるといいじぇ!」
和「優希…」
半ば呆れた様子でそれを見守っていた和の顔にも、じきに笑みが浮かぶ。
和「すみませんでした、お邪魔しまして。お話ありがとうございました」
そう挨拶された主人は、返答に困ったように額を撫でて言った。
主人「その、なんだ。麻雀部員かなにか知らないが、あんまり危ないことはするんじゃねぇぞ。親御さんもきっと心配するからな」
和「ご心配ありがとうございます、気をつけます。じゃ、行きましょう、優希」
そう言うと和は、なおも見得を切りたがっている様子の優希の手をうまく捉えて、店の外へ出て行った。
優希「うーん。昨日何があったのか、結局よく分からなかったじぇ」
和「…そうですね。いろいろと証言は得られましたが、情報としては不十分です」
優希「どうするのどちゃん?もっと聞き込みして回るのか?」
和「それも考えたんですが、このままでは少し情報源が心もとないですね」
和「いったん寮に戻って、麻雀部の仲間にこの事件について相談してみてはどうでしょう」
優希「お?手分けして捜査したりするのか?」
和「それもありますし、たとえばムロちゃんなら警察署内部にも少しは顔が利きます」
和「私たちが得られないような捜査情報を手に入れてくれたりするかもしれません」
優希「確かに、今のままだと警察に比べて情報が少なすぎる気がするじぇ」
和「別に手柄争いをしているわけじゃありませんけどね」
優希「それなら、寮に戻ることにしよう!ついでにタコスも買えて一石二鳥!」
和「…優希、少し体重を気にしたほうがいいんじゃないですか?」
優希「うっ…な、何も聞かなかったことにするじょ…」
夕闇が濃くなり、ぼんやりと靄越しに輝く街灯を頼りに二人が寄宿舎へと帰り着くと、マホと彰子が一階の電話の前にいるのが見えた。
優希「あれ?二人ともどうしたんだ?」
彰子「あ、お帰りなさい二人とも。さっきお母さんから電話がかかってきて…」
マホ「先輩の部屋で勉強を教えてもらってたんですけど、マホも一緒に降りて来たんです」
和「そういえばそんな話をしてましたね」
彰子「また近くで変な事件が起きたから、お母さんも心配してるの。あなたは麻雀部員だけど、危ないことしてないでしょうねって」
優希「別に麻雀部員だからって危ないわけじゃないじょ?」
和「…でも、ひょっとすると私たちがこれからする話は、危ないことをさせることになるかもしれませんね…」
彰子「え、どういう意味?」
そこで和と優希は手短に、放課後に事件の起きた雀荘の近くに聞き込みに行ったことと、そこで得た証言を話して聞かせた。
マホ「えーっ、二人はそんなことしてたんですか!?抜け駆け、ずるいです!マホも行きたかったです!」
和「マホちゃんは勉強を教えてもらってたんじゃないですか…」
マホ「でもでも、今度はマホもちゃんと連れて行ってほしいです!」
優希「まあ、また同じとこに行くとは限らないけどなー」
彰子「でも、確かにちょっと水くさいよ。ムロなら私たちの分からないようなこともいろいろ教えてくれるだろうし」
和「そうですね…二人だけで行動していたのは、悪いと思っています」
優希「後でムロにも教えといて、これからは何かあったら麻雀部の仲間にちゃんと知らせるようにするじぇ!」
ちょうどその時、四人の話しているすぐ側で、電話がけたたましく鳴った。
電話番を兼ねている寮の勤め人がすぐに受話器を取り、電話口の向こう側の人間と話し始める。
勤め人「はい、こちら高遠原中学の寄宿舎です…はい…はい…三年生の…」
勤め人はそこで顔を上げ、見知った仲の和の視線を捉えると、受話器を離して言った。
勤め人「原村さん、そこにいる?電話だよ…」
和「私に…?」
※今日は妙に面白そうなスレが立ったり動いたりしてて読みたい。が、このスレも進めなければ…
受話器越しに聞こえてきたのは、和の父の声だった。
和父「和?」
和「お父さん?…何か変わったことでも?」
和父「それを聞きたいのは私だよ。近くで事件が起きたそうだが、巻き込まれたりはしていないだろうね?」
和「…私は、大丈夫です」
和父「…お前は麻雀をするから、こういう事件をどう思っているのか分からないが…」
和はその先の言葉を待った。
和父「私としては、最近のこの地域の様子から言って、娘をここに置いておくことが心配ではあるんだ」
和父「お前ももう三年生になることだし…今年は高校受験や、進路について考えないといけないだろう」
和「はい…」
和父「ふつうに考えたら、このまま長野にいるよりは、東京に出て進学校に通った方が、お前の将来のためになると思うのだ」
和「…」
和父「そこに来てこの事件だ。…私の言いたいことは分かるだろう?」
和台詞選択肢安価:
1、はっきりおっしゃってください
2、高校は東京の進学校から選べ…ということでしょうか
3、自由安価
↓2
強く出たなー
了解しました。
ちょっと考えて、続きはまた明日の夜にやりますね。
みなさんお疲れさまでしたー
文章中では語りようのないメタ情報になってしまうんですが、この時点は原作1巻の和の回想(和父ともめてたやつ)よりは前ということになってます。
というかあれは明らかにインターミドル後だからね。
そろそろ再開します。
安価:>>684
和「何があろうと、私は長野から離れたくありません…!」
和の言葉は、電話の向こうの父にも、和の周囲に集まっていた麻雀部の仲間たちにもはっきりと響いて聞こえた。
驚き。動揺。不安。気遣い。そういった反応が自分を取り巻いているのを感じながら、和は平静に返ろうとつとめた。
父は一瞬、押し黙っていた。ふだん冷静で、むしろ優等生的に映る娘には、ふいにつよい感情をのぞかせる一面があることを、彼は経験から知っていた。
和父「…事件が起きているのに?そんなにこの土地が気に入ったのか?」
ややあってから父が口を開いた。
和「それも、ありますけど…」
そこでまた会話が途切れた。
和父「…分かった。どちらにしても、進路の話は、すぐに決められるものでもないだろう。今度の休みにでも、また話すとしよう」
和「…はい」
和父「それまでにお前も、自分の将来のことはよく考えておきなさい。それから、外に出る時には気をつけるように」
それだけ言って、電話は切れてしまった。和は少しの間、受話器を手にしたままで動かなかった。
自分の想いを聞いてもらうことなく、流されてしまった。そんな気がする。
和(…それが大人のずるさなんでしょうか)
なんとなく和は、父が今頃、自分を子供だなと感じているような気がして、悔しくてならなかった。
優希「…のどちゃん、みんなと上に行くか?」
そうたずねる声で和は我に返った。電話を戻しながら、麻雀部の仲間たちの顔を見やる。
和「…そうですね。すみません、待たせてしまって」
優希「なーに言ってるじぇ、私たちとのどちゃんの仲じゃないか!」
彰子とマホも、一番仲の良い優希にこの場を譲りこそすれ、和を受け入れるようにうなずいている。
和「ふふっ、ありがとう…ええ、ムロちゃんにも事件の話をしないといけませんしね」
マホ「じゃあ、私が先輩呼んで来ます!」
彰子「マホちゃんの勉強の続きもあるし、私の部屋で話そうか。ルームメイトも今は出てるから」
優希「よし!それじゃ行こう!」
四人は連れ立って寮の階段を上に上ってゆく。
和(…やっぱり、この仲間を失いたくない…)
和(もう三年生で、中学で一緒にいられるのは今年までと分かっていても…)
和(花田先輩も九州に行ってしまいましたし、高校ともなればみんなそれぞれの旅立ちがある…)
和(それでも…私はこのつながりをなくしたくない)
和(小学生の時も…中学に上がってからも…自分の意思とは関係ないところで、友達と離ればなれになってしまった…)
和(高校に上がることが、自分の人生を決めることだというなら…)
和(こうやって一緒に戦って勝つことを目指す友達のいる道を選んで、いけないはずはありません)
裕子「お邪魔します…」
彰子の部屋に三年生の三人が腰を落ち着けていると、マホに連れられて裕子がやって来た。
優希「うむ!よくぞ来た!」
和「優希の部屋じゃありませんよ」
彰子「ふふっ、ようこそ二人とも。お茶でも飲む?」
裕子「あ、私がやりますよ?」
彰子「いいから座ってて」
マホ「マホも勉強で疲れました…」
裕子「お前なあ、一年生なのに三年の先輩にお茶入れてもらうんだから、ちょっとくらい気を使えよ」
優希「なに、これくらいのほうが大物になれるじょ」
マホ「はい、マホがんばって大物目指します!」
和「それはいいですけど、マホちゃん、私たちが雀荘について調べていたことは言ってくれたんですか?」
裕子「あ、はいもう聞きました」
彰子「なら話は早いね」カポカポ
裕子「お父さん、直接事件を担当してるわけじゃないんですけど、心配してさっき電話してきたんですよ」
和「…どこの親も、考えることは同じなんですね」
裕子「っていうことは、先輩も?」
優希「第一回チキチキ!高遠原中学麻雀部特捜班、雀荘荒らし事件捜査会議!」
マホ「わー!」
和「遊びじゃないですよ。実際に意識不明になっている人が出てるんですから…」
裕子「今までの被害者は、麻雀を打てなくなる後遺症に悩まされたりしてますしね」
彰子「最初から麻雀打たない人なら別にどうってことないだろうけど、私たちみたいに大会を控えたりしてると大事だよね」
優希「そう考えたらますます放ってはおけないじぇ!」
和「悪意をもってやっている人間の仕業だとすると、何とかしなきゃいけませんね」
彰子「とりあえず、メモを出してっと…で、これからどうするの?」
裕子「手分けして情報を集めるのが捜査の基本だとは、よく聞かされてますけど…」
和「問題は分担をどうするかですね」
優希「ムロは警察担当で問題ないじょ」
マホ「マホ、こういうの初めてなんですけど…何をしたらいいんでしょうか?」
彰子「うーん、警察以外だと、被害者に話を聞いてみたりとか?」
和「これまでに襲撃を受けた雀荘で、もう入れるようになっているところもあるかもしれませんね」
優希「でもふつうの仕方じゃ入れないじょ?」
役割分担安価:
1、被害者との接触
2、雀荘回り
3、自由安価
↓2まで、キャラを指定して行動選択させることができます。
ただし、1レスにつき指定できるキャラは二人まで。
ムロは強制的に警察担当になるので指定不可。
優希「むー、ならのどちゃん、雀荘のほうは私に任せておけ。なんとかしてみるじぇ」
和「優希…?大丈夫なんですか?」
優希「もっちろん!我が信用できないか?あ、それからマホも借りていくじょ?」
マホ「わー!やったー!」
和「…」
和(なんでしょう、ものすごく不安をかきたてられる組み合わせなんですが…)
和(でも、ここは優希を信じてあげましょう)
和「じゃあ、そっちはよろしくお願いします」
彰子「じゃあ私と和ちゃんが被害者に接触するんだね」メモメモ
和「ムロちゃんからの情報も頼りながら、分かった被害者から当たっていくことにしましょう」
和「でも、後遺症を抱えたりしているわけですし、接触の仕方にも工夫が必要でしょうね」
和(そう言えば…阿知賀にいる頃にお世話になった方も、かつて里を代表してインターハイに出て、トラウマを負ったことがあったはずです)
和(接触するための何かの手がかりになるでしょうか…)
裕子「でも、部活のほうはどうするんですか?」
優希「うーん。ふつうにやりたいとこだけど、事件の後だし、少しお休みしてもいいかもしれないじょ」
彰子「練習試合とかは相手もあることだし、しないわけにもいかないけどね」
たぶんこっから先は一時的にダブル主人公状態になるので、とりあえず今日はここまでにさせてください。
タコスとマホはどうなるのか>>1も心配だ。
お疲れさまでしたー
ちょっと時間が厳しいので今日はお休みさせてもらいますー
明日はふつうにやる予定です。
某ブログで白糸台キャラがソード・ワールドやってるの見て、BUSINベースの咲キャラTRPGスレやりたくなってきた。
が、まずはこのスレしっかりやらないと。
優希と和どっちを先に動かすか安価取ろうかと思ったが、和は被害者の情報がないと動けないので、優希サイドを先にします。
ってことで再開ですー
優希「じゃあ今から、私たち雀荘聞き込み班だけでの捜査会議だ!」
マホ「はい、マホがんばります!」
優希「事件のあった雀荘は新聞にも載ってるから、調べたらすぐ分かるじぇ。でも、肝心の雀荘が、ふつう中学生は入れてもらえないことになってるじょ」
マホ「うーん、マホどうしたらいいかよく分かりません…」
優希「ふっふっふ…我に秘策あり!どんな頑固親父のマスターでもいちころの、確実に雀荘で聞き込みを成功させる方法がある!」
マホ「えっ、優希先輩何か考えがあるんですか?」
優希「おう!しかも二つ考えた作戦の中から、マホの好きなほうを選ばせてやるじょ?」
マホ「ほんとですか?マホ早く聞きたいです!」
優希「ふっふっふ…まずは作戦その一!どんな雀荘でも、場代を払って打ってる客は尊重しないわけにいかないじぇ。私たちが客になるのは無理でも…客に代打ちを頼ませて、雀荘に入り込めば問題なし!」
マホ「だ、代打ち!?代打ちってあの、漫画とかに出てくる?」
優希「麻雀勝負を請け負うプロの打ち手のことだじぇ。私たちはお金はいただかない代わりに、雀荘に入れてもらって聞き込みをさせてもらい、代わりに麻雀勝負に勝ってくる。名づけて『死ねば助かるのに』作戦!」
マホ「す、すごい!なんか怖いですけど、かっこいいです!」
優希「…が、当然勝負を請け負うからには、麻雀に勝たないといけないじぇ。しかも、遊びで麻雀を打ってるんじゃなくて、借金を背負い込んでて返さないといけないとか、そういうカモの客を捕まえられるかどうかが、問題と言えば問題だな」
マホ「うーん、大人って大変なんですね…」
優希「でもインターミドルに向けての特訓にもなるし、いい機会だとは思うじょ。で、もう一つの作戦は…」
マホ「もう一つ…」ゴクリッ
優希「女の子には誰でも、色気という武器があるじぇ。しかもここにいるのは高遠原中学でも指折りの美少女二人…これを利用しない手はない!」
優希「色仕掛けで搦め手から攻めて行く、名づけて『ほれ、パンチラ!』作戦!」
マホ「パ、パンチラ!?」
優希「慌てるな。何も本当にパンチラしなくてもいいじょ。そもそもパンチラのパンって何のことなのか、私たちはよく分からないしな!」
マホ「そうですね。いったい何なんでしょうか?」
優希「…とにかく、雀荘のマスターというのは、たいていいい年の親父がやってるもんだじぇ。私たちみたいな可愛い女の子が上目遣いでにゃあにゃあ言えば、たいていの奴はイチコロだじょ」
マホ「そ、そうなんですか?」
※キャラクターに不適切な発言がありましたことをお詫びいたします
優希「さあ、どうするマホ!」
マホ「ええと、私が決めるんですか?」
優希「どっちも面白そうだから私はどっちでもいいじぇ」
マホ「うーん、じゃあ…」
優希チーム作戦安価:
1、『死ねば助かるのに』作戦で行く
2、『ほれ、パンチラ!』作戦で行く
3、こういうのはどうでしょうか?と別な作戦を提案する(内容書いてね)
↓3
1
安価:>>708
マホ「マホ、『死ねば助かるのに』作戦がいいです!代打ちしてみたいです!」
優希「よし、じゃあそれで行くか。引き受けたからには、負けは許されないじょ?客のためにも、何としても勝たなきゃいけないじぇ」
マホ「はい、マホがんばります!」
優希「さて、問題は私たちに代打ちを頼むカモの大人をどうやって見つけるかだ」
マホ「漫画とかだと、深夜の雀荘に雨宿りしに行ったら、そういう裏勝負をしてるんですよね…」
優希「ふつうの大人なら、中学生に代打ちを頼んだりしないからな。よっぽどせっぱ詰まってて、麻雀を楽しむような余裕のない奴を探さないといけないじょ?」
マホ「雀荘の近くで探すのが、やっぱりいいんでしょうか?」
優希「麻雀で金を作ろうとか考えてて、しかもそれがうまくいってない人間だな。まあ、別に命を賭けるような大勝負でなくても、この際贅沢は言ってられないじぇ」
マホ「あんまり大勝負だと、マホ勝てるかどうかちょっと心配です…」
優希「なに、高遠原中学麻雀部の一員として、私たちも腕の見せどころだじょ。明日の放課後からさっそく、雀荘回りをうろついて、カモを捕まえにいくじぇ」
翌日の放課後、優希はマホと連れ立って、高遠原中学から見て市街とは反対側にある雀荘「鳳凰」の近くにやって来ていた。
外国人や風体の怪しい呼び込みなど、歓楽街に特有の危険な雰囲気に満ちた場所に、制服姿の女子中学生二人は場違いに見える。二人もそれを知ってか、路地の陰に身を隠し、なるべく人目につかないよう行動していた。
優希(うっかりすると人拐いに遭いかねないじょ…)
優希(…それどころか、あんなことやこんなことまでされてしまうかも…)
優希(うう、頑張れ私!タコスの力を信じるのだ!)ムシャムシャ
優希(にしても、こう見ると昨日言ってたカモに当てはまりそうな人間がけっこういるな…)
マホ「うーん、どの人なら代打ちを頼んでくれるでしょうか…」
優希「慌てるなマホ。こういうのは、こっちが代打ちを自分からやりたがってると知られたら駄目なんだじぇ」
マホ「そうなんですか?」
優希「遊び半分でやってると思われたら、頼むものも頼んでくれなくなるじょ。したいから代打ちをするというんじゃなく、私たちに打たせたら勝てると思わせるのがコツなんだじぇ」
優希(我ながらもっともらしいこと言ってるじぇ)
マホ「おおっ、すごいです!」
優希「さて…どのカモを狙う?」
優希チーム行動選択安価:
1、角の生えた娘がいそうな男
2、一人娘の親権を妻に渡して離婚した紳士
3、夫に内緒で高価なペットを買ってしまった婦人
4、キセルをくわえた女
5、自由安価
↓2
1
おーけー。じゃあ今日はここまでにします。
まあ4番を選ぶと代打ちっていうより協力関係みたいになる展開。
明日は麻雀バトルになるかな?
みなさんお疲れさまでしたー
和編もだいぶ長いことやってるが、ここで視点切り替えるのもキリが悪いからまだ少し続けるで。
そろそろ再開します。
安価:>>713
優希「…む、そうこう言ってるうちになんかそれっぽい奴がやって来たじぇ」
マホが優希の視線の先を追って振り返ると、今しも「鳳凰」の前には、中年にさしかかったばかりくらいに見える一人の男が現れたところだった。
細身の身体つきに眼鏡をかけており、髪は額の真ん中から分けている。
すぐに雀荘に入るわけでもなく、看板を見やりながら煙草をふかし、物思いにふけっている様子だ。
マホ「なんかちょっと暗い感じがしますね…」
優希「そのほうがこっちにとっては好都合。行くじょ、マホ!」
不安を打ち消すようにタコスを持っていないほうの拳をぎゅっと握りしめながらも、低く抑えた声を後輩にかけ、優希は路地の陰からずいと歩み出て行った。
優希「よう親父!不景気な顔をしているな!」
男「えっ…?」
突然声をかけられた男は振り向き、自分よりだいぶ低い位置にある優希の顔を見下ろした。
優希「なんか訳ありと見えるじぇ。運が良かったな親父、今日の私は心が広い。もし悩み事でもあるなら、話くらい聞いてやらんこともないじょ?」
男「はぁ?」
あまりと言えばあまりに唐突な話を持ちかけられて、男はわけが分からないといった様子で頭を掻いた。
マホも慌てて、優希の後を追って路地から駆け出して来る。タコスを片手に腕組みをする優希を見て、どうしたらいいのか戸惑いながらもその隣に並んだ。
その様子を見ていた男の脳裏にふと、ある少女の記憶がよぎった。
—私の名前とおんなじ!
—だからね、私も…みたいに…
男「…ふふっ」
優希「?」
男の笑いを見て自分が馬鹿にされたと感じたのか、優希はちょっとむっとしたが、そうした感情を表に出しては不利になると見て、かろうじてそれを抑え込む。
男「いや…俺にも娘が二人いるんだけどね…下の娘はちょうど君くらいの」
優希「ほう?」
男「まあ、上の娘とはもうあんまり会えなくなっちまったけどな…」
優希「そりゃまたどうして?」
男「家庭の事情ってやつさ。子供に聞かせるような話じゃないよ」
優希「…ふーむ。なら、無理にとは言わないじぇ。でも、そんな暗い顔して麻雀打つのはやめたほうがいいじょ?私もある中学の麻雀部員だけど、考え方が暗くなってる時は、ツキも自然と逃げてくと思うじぇ」
マホ「そういうものなんですか…」
男「…ふふっ、娘と同じくらいの年の子供に説教されてちゃ世話ないな」
優希「子供だからって甘く見てもらっちゃ困るじぇ」
男「…なんて言うか、上の娘がまだ一緒にいた頃は、家族で麻雀打ったりもしてたんだけどな」
そう言って男はまた雀荘のほうを眺めやった。
男「…今は打てなくなっちまったし。下の娘の前だと、ついつい平気な振りをしちまうんだが、…時々どうしても胸の中がもやもやしてきちまって」
優希「…」
優希(…な、なんか思ってたよりヘヴィな話になってきたじぇ…)
男「まあ、そんな気持ちで打ってたって、勝てるはずもないし、もやもやが晴れるわけでもないんだけどな」
優希「ふむ…」
優希「よし、ここで会ったも何かの縁」
優希「親父、私たちの麻雀を見て行く気はないか?」
男「はぁ?」
優希「上の娘さんの代わりはできないが、私たちが麻雀打ってるの見たら、少しは癒されるかもしれないじぇ」
男「…」
男「だけど君たち、中学生だろ?雀荘には入れてもらえないぞ?」
優希「ノープロブレム、親父が私たちに代打ちを頼めばいいのだ」
男「だ、代打ちだぁ?」
優希「もちろん、引き受けたからには決して損はさせないじぇ。こう見えても私たち、インターミドル目指して修行中の身、そこらの雀ゴロなんかに遅れは取らないじょ?」
男「…」
男「う、うーん…」
男「損得はともかく、君たちほんとにそんなことやってくれるのか?」
優希「もちろん!」
マホ「マホがんばります!」
男「…」
男「な、なら頼んでみるか…」
優希「よし!よくぞ言った親父!」
マホ「マホたちにお任せください!あ、こっちは優希先輩です!」
男「優希ちゃんにマホちゃんか。とりあえず、よろしく」
優希「時に親父、名は何と言う?」
男(…本名名乗るのも恥ずかしいな)
男「ええと、永宮だ」
優希「ナガミヤさんだな。よろしくだじぇ」
すみません、この代打ち戦限定で麻雀バトルのルールを少し考えないといけないので、今日はここまでにさせてください。
明日は代打ち戦から再開します。ということは麻雀バトルがあります。ので、コンマ取っていただけるとありがたい。
お疲れさまでしたー
すみません、昨日あんなことを言っておきながら、風呂から出るのがこの時間になってしまい、今日は投下時間が取れそうにありません。
いちおう代打ち戦のルールだけ説明させてもらいます。
・東風一戦、優希とマホは同卓。ただしコンビ打ちではない
・トビ終了なし
・オーラス後、優希とマホのトータル素点が他の二人の打ち手のトータルを上回れば優希チームの勝ちになり、ボーナス経験値が入ります
・トップ獲得のボーナス経験値は、優希チームが勝った時のみ、トップの打ち手に入ります
・オーラスで優希かマホが子であがった時に、そのあがりではチームの勝ちにならない場合は、見逃して勝ちを目指すかどうかの安価になります。
・見逃した場合の最終結果はコンマ判定になります。そこまでの配牌、和了コンマの値も影響します
こんな感じ。何か質問とかあればお願いします。
なかったら明日はもう少し早くやりますのでご容赦ください!
麻雀バトルをする前にはいろいろとデータをチェックしなければならない。
とりあえず打つ直前までだけ投下
続きはまた夜にでも
永宮と名乗った男を先頭にして優希たちはガラス張りのドアをくぐり、雀荘の中へと入った。
昼間ということもあってか照明はなく、やや採光の悪い店内で、マスターとおぼしき男がこちらを振り返る。
マスター「ああ、久しぶりだな」
永宮と名乗った男「久しぶり」
マスター「そっちは、娘さんか?こんな所に連れて来ていいのかな?」
そう言いながらマスターは制服姿の優希とマホのほうをじろりと見やる。
永宮と名乗った男「そのことでお願いなんだが…今日は俺の代わりに、この娘たちに打たせてやってくれないか」
マスター「はぁ?」
永宮と名乗った男「もちろん、場代や銭は俺が持つよ」
マスター「おいおい…正気か宮さん?なんだってこんな子供を雀荘に連れて来て、金を賭けて打たせるようなことをするんだよ」
永宮と名乗った男「これは俺のわがままなんだ。何も言わずに聞いてくれ、頼むよ」
マスター「…そうは言ってもなあ。こんな嬢ちゃんたち相手だと、だいたい相手をしてくれる奴もいるかどうか…うちはメイド雀荘じゃないんだぜ?」
案の定、そのやり取りを見守っていた客の幾人かは、露骨に不愉快そうな表情を浮かべている。
だが、そんな様子をよそに、一人の客が声をかけてきた。
客「いいじゃないか。どんな事情か知らないが、たまには子供が卓に入ったってかまわんだろ。何なら俺が相手するぜ?」
客2「はっ!お前、頭大丈夫か?俺はごめんだな、子供と同卓なんて。ガキに場を荒らされたくねぇし」
客「宮さんが場代持つって言ってるんだし全くの素人ってことはねぇだろ。最近は中学生でも全国大会で勝った奴なら、相当強いらしいぜ」
客2「娘か親戚に頼まれて連れて来ただけだろうが。ここはガキの遊び場じゃねぇんだよ」
優希「ほっほう…親父、もしかして私と打って負けるのが怖いのか?」
客2「あん!?」
マホ「ゆ、優希先輩!」
優希「まあ、麻雀は勝つも負けるも運次第。子供相手にボロ負けしたらかっこがつかないからな、気持ちは分かるじぇ」
客2「てっ、手前ェ…言わせておけば…」
マスター「おい、あんたら…」
客2「上等だぜ!そこまで言うんならもう一人は俺が卓に入ってやる!ガキに世の中の厳しさってもんを教えてやるよ!」
客「ムキになんなよお前…」
優希(安い挑発に乗ってくれて助かったじぇ)
永宮と名乗った男「…まあ、面子は揃ったみたいだから、あとは任せたぞ」
マホ「はい、ええと、よろしくお願いします!」
優希「ふっふっふ…よろしくな」
とりあえずここまでで、夜に麻雀バトルから再開します。
ここら辺、安価をはさんでも良かったかもしれないけど、本題が聞き込みだから、テンポ悪くなるかなと思ってオート進行にしました。
もし、今後は安価はさんでほしいとか意見あったらよろしくお願いします
はい。今日はやります。
データチェックするので少々お待ちを
【打ち手データ】片岡優希
魔物ランク:C
スキル:
[スタートダッシュ]レベル2
起家コンマに+20。
[タコス力]レベル2
東一局配牌コンマ手の速さと和了コンマ手の進みにそれぞれ+2の補正。
東二局配牌コンマ手の速さと和了コンマ手の進みにそれぞれ+1の補正。
東場の親番ではさらに配牌コンマ手の速さと和了コンマ手の進みにそれぞれ+1の補正。
【打ち手データ】夢乃マホ
魔物ランク:C
スキル:
[初心者]レベル9
和了コンマのどちらかに4がある場合、あらゆる補正に優先して、その局はチョンボで終了となる。このスキルは対局中一度しか発動しない。
[模倣]レベル5
対局中、今までに自分の知っている相手の打ち筋を、一人につき一局に限って真似することができ、スキル効果がその打ち手と同じになる(魔物ランクはマホのまま)。配牌コンマの前に宣言する必要がある。
ただし、優希の[スタートダッシュ]など、起家コンマに影響するスキルの場合、このコンマを振る前に発動を宣言しないといけない。
現在、マホの模倣できる打ち手一覧
・和
・優希
・彰子
・月下の雀士すみれちゃん
マホの模倣できる打ち手のスキルは>>448と>>449を参考にしてください。
すみれちゃんの効果は現時点では???。ただし起家コンマには影響しません
ちなみに客と客2はいずれも魔物ランクB、スキルはありません。
それでは起家コンマをどうぞ(コンマ2桁反転)。
↓1優希(+20)
↓2客2
↓3マホ
↓4客
※マホを踏む人は、東一局で優希のスキルを使う場合、発動をここで宣言してください(起家コンマ+20)。
客は>>1が踏むこともあるよ
優希「起家はいただきだじぇ」
客2「ふん」
マホ(さすがです、優希先輩)
席決めが終わり四人が卓につく。
客「じゃあいっちょ打つとするか」
東 優希
南 客2
西 客
北 マホ
東一局配牌コンマ
10の桁が手の高さ、1の桁が手の速さ
同時にコンマ2桁反転で場の支配を判定(客二人は魔物ランクが高いので補正あり)
↓1優希
↓2客2
↓3客
↓4マホ
マホを踏む人は、和、優希、彰子、すみれちゃんのうち誰かのスキル発動を宣言することができます。宣言しないと発動しないよ。
きゃくう
ややこしいから判定だけ先に書いとく。
コンマ0は10扱いだけど2桁では0扱いになる。
ので、優希はダブルリーチではなく、場の支配も取れません。手の速さは一番高いけど。
場の支配は西家の客(+25で61)ですね。
優希(…まずは先制できそうだじぇ)
客2(重いが満貫まである…見てろよ、直撃食らわしてやるぜ)
客(流れが来てる気がするぞ)
マホ(うん、いけそうです!)
東一局和了コンマ
10の桁が手の高さ、1の桁が手の進み
↓1優希(手の速さ13、手の進みに+3の補正)
↓2客2(手の速さ2)
↓3客(手の速さ3、場の支配でさらに+1。手の進みに+1)
↓4マホ(手の速さ6)
優希かなー
※ちょっとタコス強すぎんよー。まあ、魔物相手じゃないとこれくらいの力はあるかもね
優希「ドーン!!」
優希「まずは親満ツモの4000オールいただきだじぇ!」
客2「かぁっ!?」
客「ほほー、やるねぇ」
マホ「うう、やっぱり強いです優希先輩…」
優希「まだまだこれから!一本場!」
東 優希 37000
南 客2 21000
西 客 21000
北 マホ 21000
優希「このまま東一局で終わったりしてなー?」
客2「この、調子に乗りやがって…!」
客「はっはっは、さすがにそれはないだろー」
マホ(優希先輩ならひょっとして…)
東一局一本場配牌コンマ
10の桁が手の高さ、1の桁が手の速さ
同時にコンマ2桁反転で場の支配判定、客二人は+25の補正あり
↓1優希
↓2客2
↓3客
↓4マホ
※マホを踏む人はスキルを使う場合、発動を宣言してください
酉忘れてたよ…
マホ踏んじゃったけどいい?
問題あったら↓で
こりゃきついかな
※マホは>>751でいきます。リロード忘れすまん。
場の支配は客2。手の速さと手の進みに+1の補正
優希(…む、ちょっと勢いがないじょ)
客2(ここは絶対に親を蹴ってやる!)
客「ほうほう…」
マホ(うーん、どうなるでしょう?)
東一局一本場和了コンマ
10の桁が手の高さ、1の桁が手の進み
↓1優希(手の速さ6、手の進みに+3)
↓2客2(手の速さ3、手の速さと手の進みにそれぞれ+1の補正)
↓3客(手の速さ10)
↓4マホ(手の速さ5)
え
る
客(これは大物手…!あがって親番を流すッ!)タンッ
優希「ふっふっふ…」
客2「んだぁ?何かおかしいのか?」
優希「悪いが、そいつは通らないじょ」
客「う、打っちまったか…値段は?」
優希「大したことないじょ。親倍…24000だじぇ」
客「お、親倍だぁーっ!?」
マホ「うう、マホ、出る幕がありません…」
優希「どうする?トビ終了も悔しいだろうし、続けてもいいじょ?」
いちおう、ルール上はトビ終了なしにしたんですが、趣旨としては優希チームが差し込んでコンビ打ち展開になるのを防ぐためのトビ終了なしなので、ここで勝利にしてバトル終了とすることもできます。
経験値はちゃんと勝っただけもらえます。
本来続行を決めるのは客のほうだけど、いちおう安価取ります。
1、塵も残さない、むしれるだけむしる(東風終了までやる)
2、今日はこの辺にしといたる(ここで優希チーム勝利)
↓2
2
客がトビだし
おっけー。じゃあここで勝利にします。
ほんと瞬殺だったね。
麻雀バトル終了したところで今日はこの辺で。
みなさんお疲れさまでしたー
すみません、今日もちょっとお休みさせてまらいま
決して某スレの影響で世界樹3をやってるからでは…ゴニョゴニョ
和編は聞き込みが一段落した辺りでまた視点切り替えようかな。
あと、昨日思ったがSSwikiも少し更新しとかないといけませんね。
この時間で既に眠いので、寝落ちを避けるために早めに再開します。
短くなったらごめんなさい
安価:>>760
少しの間、雀荘『鳳凰』の中はしんと静まり返っていた。
開始わずか二局、起家を譲ることもなくついた決着。その結果には動揺とざわめきを見せた客たちも、さらに勝負を煽るような優希の言葉には、すぐに反応できなかったのだ。
ややあって、高圧的な態度を取っていた二人目の客が言った。
客2「…いや、精算してくれ」
優希「む?」
客2「…負けは負けだからな。こっちにもプライドってもんがある。トビ終了だ」
客「…振ったのは俺だから、勝手に決めるなって言いたいが…まあそうだな、負けたもんはしょうがない」
マスター「驚いたな…これがあるから麻雀は怖いんだ」
マホ「すごいです優希先輩!」
優希(まだまだ、私と打ちたい奴はどっからでもかかって来ーい!とか言いたいところだけど…)
優希(今日はそのために来たんじゃないから、打つのはこのくらいにしとかなきゃだな)
優希「分かってくれればそれでいいんだじぇ」
永宮と名乗った男「ただのバカヅキのようにも見えるけどな、はははっ」
打ち筋も、打つ時の表情や仕草も、男の会えなくなった娘と、優希たちとではまるで違っている。
それでも、大人たちに混じって卓を囲み、牌を模打していく少女の姿を見て、永宮と名乗った男の胸には何かこみ上げてくるものがあった。
この二年間というもの、男が麻雀に触れる時には、いつも東京に行ってしまった娘の影がちらついていた。
もう打てなくなってしまった家族麻雀のこと。
娘が東京の高校で麻雀を続け、自分とはかけ離れた舞台で活躍していること。
下の娘が姉から教えてもらった、特別に好きな役のこと…
山から牌をツモり、河に捨てていく度に、自分の家族が、どれほど麻雀と深い因縁で結びついて来たかを思い出すことになる。
良くも悪くも、男にとっての麻雀の中には、かつての家族がいたのだ。それを忘れて麻雀にのめり込むことはできなかったし、たとえ思い出すことが辛くても、かつての家族がそこにいたからこそ、雀荘に通ったりもしてきたのだ。
目の前で麻雀を打つ一人の女の子が彼に、そんな影を全く帯びていない麻雀というものを思い起こさせたのだった。
起親を取る。いきなり満貫をツモあがる。さらに高打点の直撃を取って、東二局が来る前に終了。
永宮と名乗った男(こんな麻雀があったのか…)
永宮と名乗った男(いや、あの娘のあれは特別だとしても、この子はそれとはまた違う意味で特別…)
自分の娘と対照的な優希の打ち筋が、逆に男を、過去の呪縛から解き放ったのかもしれなかった。
麻雀は、麻雀だ。それ以上でもそれ以下でもない。
麻雀の中にかつての家族がいるわけではない。
かつて自分の家族だった人たちと自分とをつなぐものとして麻雀があるだけ。
その麻雀は、今はこうして全く違う打ち手と、自分の間をつなぐものになった。
永宮と名乗った男(あの娘も、たぶん…)
プロの指導や、高校の先輩、後輩。ライバルたちとのしのぎを削る戦い。
そういったものに育てられて、今この瞬間を戦っているのだろうか。
永宮と名乗った男「…」
優希「む、どうした?」
永宮と名乗った男「…なんでもない。いいものを見せてもらったよ」
優希「そうかそうか!それは良かった!」
優希「お、ところで親父、親父がここのマスターか?」
マスター「ん?ああ、そうだが?」
優希「なんでも、ここは前に例の雀荘荒らしに遭ったと聞いたじょ?」
マスター「あん…嫌なこと思い出させやがって…」
マホ「ご、ごめんなさい!思い出すのも辛いんですか?」
マスター「いや、そこまでじゃねぇけどな。大の男が自分の店で客と一緒に意識不明になるだなんて、とんだ恥さらしだからな」
優希(…何とかそっちのほうに話題を持って行けたじぇ)
優希(時間はあるけど、あんまりしつこく根掘り葉堀り聞くのも変な感じだし、答えてくれなくなるかもしれないじょ)
優希(さて、何を聞く?)
優希チーム質問内容安価:
1、当日不審な人間が近くにいなかったか
2、事件後店内に変わったことはなかったか
3、常連客たちへの後遺症がなかったか
4、事件前後でマスターの状態に変わりはないか
5、その他自由安価
↓2
※目安としては3項目まで質問できます。自由安価は内容によっては項目数判定が多少変わります(2項目扱いになったりノーカウントになったり)
2
安価了解しました。
すまんが今日はここで寝させてください!明日もやりますから!
あと経験値獲得処理もしないといけないね。
ともかく、みなさんお疲れさまでしたー
予定より遅れてしまったが再開します。
遅れたので経験値獲得処理は次回にします。すみません
では再開ー
安価:>>772
優希(まずは事件で店内がどうにかならなかったのかを聞きたいとこだじぇ)
優希(自然に話題をそっちに持って行くには…)
優希「あの雀荘荒らしっていったい何なんだ?泥棒かなんかなのか?」
マスター「いや、他のことはともかく、盗られたものは何もなかったから、泥棒じゃあねぇだろ」
マスター「店にいる人間全員気絶してたんだからな。やろうと思えばいくらでも盗れたはずなのに、客の財布の中身も無事だったって言うし」
マスター「…最初は、うちの店に恨みでもある奴が、火をつけようとして失敗したのかと思ったんだが…」
優希「ほう?」
マホ「ほ、放火魔ってことですか?」
その言葉を聞いて、永宮の顔が少し曇った。
マスター「…それにしちゃ何も起きなかったしなあ」
優希「よく分からないじぇ。今見ても、店は大丈夫だったんじゃないのか?なんで火をつけようとしたなんて思ったんだ?」
マスター「…病院から店に戻って見たら、雀卓の幾つかに、焼け焦げたような跡がついててな」
永宮と名乗った男「…!そういや、そこの卓にもついてるな」
マスター「俺のいない間に店を片付けてくれたメンバーに話を聞いてみたら、事件の後、卓が煤や灰を被ってたって言うんだ」
マホ「雀卓を燃やそうとしたってことですか?」
優希「そんな簡単に燃えるものなのか、卓って?」
マスター「俺にはよく分からないが、犯人がもし雀卓を燃やしたり、店に火をつけるつもりだったんだとしたら、すぐに諦めたのは間違いないな。本気でやってたら、店の中がもっと酷いことになってたはずだ」
優希「店の中の全員気絶させるようなことしておいて、いざ火をつけるってなると、すぐに諦めて出て行ったのかー?わけが分からないじぇ」
マスター「放火が目的じゃなかったのかも知れないが、じゃあ何しに来たのかってのは、俺にはさっぱりだね」
優希「うーん。エニグマティックだじぇー」
マホ「え、えに…ぐま?」
永宮と名乗った男「謎めいてるとか、そういう意味」
マホ「そうなんですか、ありがとうございます」
優希(泥棒でもなく、放火魔でもなく…もしかしてただ客を気絶させるためだけに来たのか?)
優希(それにしたって、無防備の人間が転がってるなら、恨みがあるなら頭の一発も殴って行きそうな気がするじょ)
優希チーム質問内容安価(2項目目):
↓2
※前の選択肢安価の中から番号で選んでもよいし、自由安価でもOK
3
やばい、阿知賀編最終話のブログ記事とか読んでる間に安価が来ていた(汗
再開します。
安価:>>780
優希(そういえば、のどちゃんが阿知賀の里にいる間にお世話になった人がどうとか言ってたな…)
優希(被害者との接触はのどちゃんたちの担当になってるけど、私たちもここで聞けるだけのことは聞いておいたほうがいいかもしれないじょ)
優希「じゃあ、気絶させられた客たちはどうなんだ?大丈夫だったのか?」
マスター「うーん、…命とかには別状はなかったみたいだが」
マスター「実はあれから、その日来てた客は、常連さんも入れて、さっぱり来てくれなくなってな」
マホ「…危ない目に遭ったからですか?」
マスター「そういう話でもないみたいなんだよ。何でも、人づてに聞いた話だと、…あれ以来牌が触れなくなっちまったんだと」
永宮と名乗った男「牌が触れなくなる…?そういう話、聞いたことはあるが…」
永宮と名乗った男「何でも、凄まじい力を持った打ち手が、自分より格下の相手に全力でぶつかると、そういう結果になるらしいな」
優希「ってことは、気絶した客は、みんな犯人相手に麻雀打ってたのか?」
永宮と名乗った男「…確かに、麻雀を打つことで人間が気絶したり、発狂したり、酷い場合には死んでしまう場合もあるとも聞くが…」
マホ「そ、それって本当の話なんですか?」
マスター「まあ、大人だってそんな打ち手には滅多にお目にかかれるもんじゃないが、それだけの力のある打ち手がいることは確かだぜ」
マスター「あの有名な小鍛治プロな、嬢ちゃんたちも知ってるだろう」
マホ「もちろん!マホの憧れの人ですよ!」
優希「テレビの解説とかでもよく見るじぇ」
マスター「あの人はいろんなところで、かなりたくさんの打ち手を潰しちまったらしいぜ。それが嫌で、全力でなくてもやっていける地元に引っ込んじまったんだと」
マホ「ええっ、そうだったんですか?」
永宮と名乗った男「伝説に近いくらいの話だな。まあ、どこまで本当かはよく分からないが」
優希「でも、それじゃ今この辺の雀荘を荒らしてる人間は、プロ並みの実力があるのに、素人を潰して回ってることになるじょ?」
永宮と名乗った男「あまり考えたくない話だな…」
マスター「…少なくとも、俺は牌を握れなくなるなんてことはなかったから、その日来た客が今どうしてるのか、気になるし心配ではあるんだ」
永宮と名乗った男「ん、マスターは大丈夫だったのか。まあ、打つのが仕事じゃないし、見逃してもらえたのかな?」
優希チーム質問内容安価(3項目目):
↓2
前の選択肢安価から選んでもよいし(以下略)
1
安価了解しました。
明日もできたらやって、優希チームの聞き込み終了、和チームに移行していきたいと思います。
阿知賀編決着したねー
いろんな意見あるみたいやけど>>1はあれはあれで良かったと思うよ。
ともあれみなさんお疲れさまでしたー
今日は更新サボって寝ます!キッパリ
毎年この季節は花粉症で鼻をかみすぎて脱水症状になって体力が極端に低下します。
経験値獲得処理だけはやっておこう。その後は具合見て考える
スキルレベル上昇に必要な経験値がテンプレとwikiのキャラクター一覧で食い違っているというミスを発見。
とりあえずこの食い違いは後でバランス調整するとして、優希チームの獲得経験値は、魔物ランクについては相手の基礎経験値がBで2の×二人分、ボーナス入れて優希は6倍の24、マホは2倍の8ですね。
スキル経験値はそれぞれのスキルに4ずつ入ります。
とりあえずwikiの麻雀バトルステータスに準拠すると
片岡優希
魔物ランク:C(29/400)
スキル:
[スタートダッシュ]レベル1(9/40)
[タコス力]レベル1(9/40)
夢乃マホ
魔物ランク:C(11/400)
スキル:
[初心者]レベル9(7/400)
[模倣]レベル5(7/240)
※ちなみにこのスレに入ってからやった和編の麻雀バトルの成果をまだwikiに反映させてなかった。上の数字はちゃんと合計させてます
思うんだが優希のタコス力のレベルが1でマホの初心者のレベルが9ってのもよく分からんな。
レベルの高い初心者ってのもイマイチ意味不明だし。
とりあえずスキルレベルが高くなるとスキルの効果が高くなり、次に成長するまでに必要な経験値が多くなるというのを基本に、各キャラクターのスキルレベルを再調整しようと思います。
とりあえず明日、花粉症の薬買って来てから再開することにします。
同病の方はお大事に。
薬買って来たからもう大丈夫のはず(フラグ?
今夜>>785から再開します。
予定より遅れてしまったが再開します。
友人の書いた小説の評価を頼まれているんですが、なかなか難しいっすねー
安価:>>785
優希「それにしても、他の客を気絶させるくらいの麻雀打ってたなら、どんな奴だったのかとか覚えてないのか?」
マスター「…それを言われるとな…」
永宮と名乗った男「どうしたんだ、急に奥歯に物がはさまったみたいな話し方になって」
マスター「…どうしても思い出せないんだよ、あれだ、あるだろ?朝、起きる前に夢見てて、見てる間ははっきり何があったのか分かってたはずなのに、起きたら全然、思い出せないっていう」
マホ「あります!マホ、よく夢見るんですよね」
優希(ここは、夢乃だけに?…とか言ってられないじぇ)
マスター「そんな感じでな、あの日のことを思い出そうとしても、どうしても何かが引っかかって思い出せねぇ…何だか、あの日のことがぜんぶ、夢だったんじゃないかって気までしてきてさ」
優希「じゃあ、犯人が客として入って来たかどうかも分からないのか」
マスター「たぶん、客として入って来たんだとは思うんだが…」
永宮と名乗った男「俺はその日はいなかったけど…マスター、その日のこと、どれだけ覚えてるんだ?」
マスター「断片的になら、思い出せるとこはある。が、いつもと変わらない営業日だったとこだけでな…」
優希「でも、他の客がボコボコになるまで麻雀打ってたなら、いつもと同じってはずはないじょ」
マスター「そこのとこも、はっきり覚えてるわけじゃないんだよ。たぶん、そういうことがあったんだろってだけでな」
永宮と名乗った男「…でも、マスターはふだん、卓に入って打たないだろ?直接打ってたわけじゃないのに、一緒に気絶して、その時のことも思い出せないなんて、よく考えたらおかしいな」
永宮と名乗った男「世界タイトル戦でも、第三者にそこまで深刻な後遺症が出たことはないはずだ」
マスター「まあ、覚えてない以上、毒でも盛られたのかもしれないし、何があったのかはっきりとは言えないよ」
優希(麻雀が打てなくなるようになる毒とか…のどちゃんが聞いたら、ありえませんって言うに違いないじぇ)
マホ「本当に、犯人どんな人か分からないんですか…」
マスター「うーん…」
優希「ん?まだ何か隠してるな?」
マスターはためらいがちに顎に手を当てて、言おうかどうしようかと迷う様子を見せた。
マスター「…隠してるってわけじゃないが」
優希「はっきり言うんだ、この」
マスター「…夢みたいだった感じがするって、さっき言っただろ?本当に、妄想か何かのような気がしてな…現に警察も、まともに取り上げてくれなかったし」
優希「ふーん?でも私たちは別に警察じゃないし、馬鹿にしたりしないじょ?ふだんこうして雀荘に来る機会もあんまないし、せっかくだから教えてほしいじぇ」
マスター「うーん」
マスターは頭を一方に傾げ、懸命に記憶をたどろうとするような仕草を見せた。
野次馬のように現れた女の子たちのためと言うより、彼自身、意識を失ったまま、何が起きたのかを取り戻すことのできない今の自分に、もどかしさと薄気味の悪さを感じていたのだろうか。
マスター「…鏡を、見た気がするんだ」
優希「…鏡?」
マホ「鏡って、顔を映したりする、あの鏡のことですか?」
優希たちの反応の意味するものはそれぞれに違っていた。マホと違って優希は、和からあの長い金髪の女の子の消失の一件を聞かされて知っている。
マスター「…ああ。いつ見たのか、どこでどうやって見たのか、細かいところは記憶がぼやけて分からねぇ」
マスターは眉をしかめ、言葉を続けた。
マスター「店の外にあったのか、中で見たのか、それさえ覚えてないんだ。でも、ふつうじゃ考えられないくらいの大きさの鏡を、確かにあの日、どうかして見た気がするんだ」
それからマスターは話に耳を傾けている優希たちと、永宮と名乗った男を見、自嘲気味に笑って呟いた。
マスター「馬鹿馬鹿しい話だよな、本当。自分でもどうかしてると思うぜ」
だが聞いている者は誰一人として笑わなかった。
それからしばらくして、雀荘『鳳凰』の前には、靄の晴れ上がった空から西陽の射し込んでくる路上に、一人の大人と二人の少女の姿があった。
マホ「今日は本当に、ありがとうございました!」
大人は軽い驚きの表情を見せながら答える。
永宮と名乗った男「いや、お礼を言われるようなことは何もした覚えはないけど…逆に、勝たせてもらって、気分も晴れたし、こっちがお礼を言わなきゃいけないくらいだね」
優希「まあ、本当は私たちも雀荘の中に入りたくて代打ちさせてくれそうな人を探してたってとこだじぇ。ありがとうな!」
永宮と名乗った男「ああ、そんなことじゃないかとは思ったんだが…」
男はそこで言葉を切り、
永宮と名乗った男「インターミドルを目指してるとか言ってたっけ。今日みたいのも練習になるのかもしれないけど、やりすぎて出場停止とか食らわないようにね」
優希「う…そこは考えてなかった。き、気をつけるじぇ…」
永宮と名乗った男「ああ、応援させてもらうよ」
優希「え、下の娘さんとかはいいのか?確か私と同じくらいなんだろ?」
永宮と名乗った男「あの娘は、麻雀があんまり好きじゃないらしいからな…インターミドルどころか、最近は牌を触るところも見ないね」
マホ「そうなんですか…」
優希「それじゃ、その娘さんの代わりに、私たちが全国からこの長野にインターミドル制覇の栄冠を持ち帰って来てやるじょ!」
マホ「そうですね、マホがんばります!」
永宮と名乗った男「はっはっは…あれ、君たちどこの中学か言ってたっけ?」
優希「おっと、言い忘れてたかもしれないじぇ…いいか、私たちは高遠原中学麻雀部、私が三年にしてエースの片岡優希、こちらは一年生ながら期待の新人、夢乃マホだ。半年もすれば、この名前が日本中に知れ渡ることになるからな、楽しみにするといいじょ!」
永宮と名乗った男「期待させてもらおう。それじゃ、ここで」
優希「おう!またな、ナガミヤの親父!」
マホ「応援よろしくお願いします!」
別れの挨拶とともに、優希たちの心は早くも、ここで聞き込んだ話のこと、それを和たちに教えた時のことに向かい始めた。
優希(正直、まだ分からないことだらけだけど…)
優希(あの鏡の話…どう考えてものどちゃんの見た女の子とつながりがありそうだじぇ)
優希(まずは寮に戻って、のどちゃんたちと話してみないと)
今日は安価なしでここで区切っておきます。
みなさんお疲れさまでしたー
スキルレベルの再調整とかは、暇を見つけて投下に影響しない範囲でやる予定です。
自分はもともと淡「TRPGしよう!」みたいなスレが安価形式で立ってほしくて、立ったら真っ先にプレーヤーとして参加しようと待ち構えているのだが、なぜかそういうのとはほど遠い形のスレで、自分で>>1をやっているという。
正統派のTRPGスレとか、自分でうまく回せるとは思えないしなあ。変化球なら何とかやれるかもしれないが、そもそも自分はプレーヤーがやりたいんだよ、GMじゃねぇんだよ!
ということでこのスレ見てる有志の方で我こそはという人がいたらお願いします。
今日はまず、そろそろ視点変更するかしないかで安価取ります。
視点変更安価:
1、する
2、しない
↓2
する場合、各主人公ごとのストーリーをおさらいするあらすじ出した上で安価取ります。
安価了解しました。
じゃあ以下、各主人公のあらすじ書いてくでー
>>1の記憶に頼ってるから多少あやふやなところは堪忍な。携帯でログ漁るのけっこう大変なのよ。
【弘世 菫】
ご存じ白糸台高校麻雀部部長にして、照を擁するチーム虎姫の一員。
前にやった時から原作阿知賀編がだいぶ進んで完結までしてしまったので、設定を多少変えるかもしれません。
ストーリーの大筋は、菫さんが白糸台のレギュラー選抜をする一方、宇宙から来た生命体キュゥべえと接触し、人間たちを脅かす魔獣と戦うために魔法少女として契約するというもの。
なお、このキュゥべえはまどか☆マギカの時系列で言うと世界改変後の存在なので、原作ほど腹黒くありません。戦いが終わったらちゃんと契約を解除してくれるそうです。
キュゥべえは魔獣たちが最近、強大な力を持つ何者かを支配者として戴こうとしていると心配しています。この何者かは麻雀に縁が深く、麻雀部で菫さんの後輩に当たる大星淡とも関係があるようです。ただし、淡本人は自分が魔獣たちに影響を与えていることに気づいていません。
ストーリーは、レギュラー選抜を兼ねた戒能プロとの指導対局を経て、宮守女子との練習試合が終わったところ。両校の麻雀部員たちだけで打ち上げをするらしい。
【高鴨穏乃】
このスレでは大和国は阿知賀の里の新米くのいちで、里の長を務める小走やえを師に育てられ、現在は同じくのいちで幼友達の新子憧とコンビを組んで活動中。
関西から西は戦国時代のような群雄割拠の状況になっていて、永水の神代、摂州千里山の僧兵軍団、姫松城の赤阪家といった勢力が、京の都に入り、善野将軍の下で実権を握ろうと狙っています。
穏乃たちはどこの勢力の家臣でもなく、依頼された仕事をその時その時で請け負う忍群になっています。
ストーリーは、姫松城の赤阪が爆弾開発のために家臣の上重に人体実験を行おうとしたことから動き出します。結局、不発弾しかできないことが分かって実験は中止されたのですが、上重漫ちゃんはトラウマを負ってしまいます。
ちょうどその時、穏乃たちは赤阪から、村医者の荒川が敵将も分け隔てなく治療してしまうので困る、誘拐してほしいという依頼を請けます。
穏乃たちは荒川憩と、上重治療のために姫松城に誘拐されてほしい、後で救出して解放するから、という密約を交わします。
さて、この密約うまくいくのか…という感じ。
【龍門渕透華】
長野の王国リューモンブルクの姫君。
実はとーか編はあまり進んでない上に、ぜんぶこの2スレ目で起きたことだから、解説する意味があんまりなかったり…
とりあえず、一ちゃんが侍女として仲間になった。
あと、リューモンブルクの王都の地下には、迷宮があるらしい。
最近その迷宮の封印された西の塔に、誰かが立ち入っている形跡があるらしい。
原作者(りつべさん)がファンタジー好きだからなのか、このパートにはいろいろとキャラクターからのアイディアが湧きやすい。最近また一つ新しいのを思いついた。
ということで視点変更安価をいつものごとく取ろう。
視点変更安価:
1、弘世菫
2、高鴨穏乃
3、龍門渕透華
※いつものように多数決で
時間はとりあえず、明日いっぱいくらいまで取りたいと思います。
まあそんなに長く取ってもたくさん票が入って覆るなんてことはあまりないとは思うが…
黒い笑いのつもりだったけど、いくのん好きな人はごめんね
今のところシズが圧勝モードか
阿知賀編最終話効果かなー
とりあえず安価はまだ受け付けてるんでよろしく
どうせ安価待ちで暇だし、最近思いついた透華編の設定の一つを物語にして投下してみるで
風越の谷。
一年中雪の消えることのない高峰を望むこの小峡谷には、地下深くに眠る鉱脈へと通じる、暗く長い坑道が掘り抜かれていた。
坑道の付近には、あるいは金属を精錬し、あるいはそれを鍛え上げる仕事につく、屈強なドワーフたちの集落ができた。
鉱脈の底には大地の生命を宿す赤い燠のような宝石が見つかった。ドワーフたちの瞳と同じ色をしたその紅玉は、種族の象徴として珍重され、やがて種族が外敵に対する結束を固めて王国に変わった時に、支配者の冠に嵌め込まれるようになった。
ドワーフたちの王、紅玉の君主。
ある時、その君主のまだ若い息子の一人が、谷の北、ふだん一族の者は訪れない深い森の中に入り込んだ。
冒険心に富んだその若者は、森の中で誰かの争う音を聞き、そちらへと駆けつけた。
そこで彼は今まで見たことのない、細身で美しい貴族的な姿をした種族の娘が、ドワーフたちに忌み嫌われている妖魔に襲われているのを目にした。
迷うことなく愛用の鎚を振るい、妖魔を追い払った若者は、そこで初めて、襲われていたのが水晶のように青い眼をした、エルフの一族の娘だということに気づいたのである。
たいていの場所でそうだが、風越の谷でも、エルフとドワーフの間の仲は良くなかった。互いに敵視し合い、交流の全くない関係が続いていた。
助けられたエルフの娘はドワーフの若者の勇敢さに、若者は娘の清純さと優しさとに好意を持ったが、それぞれの種族のしがらみに囚われて、親しく付き合うことはできなかった。
若者と娘はそれぞれの種族には相手のことを隠したまま、森での会瀬を重ねていた。
だが、ついに娘が若者の子を身籠ることになり、二人は谷から逃れることを決めた。どこか自由な土地で自分たちだけで生活を営むことを夢見たのである。
若者の父、ドワーフの君主は、息子が種族に対する責務を忘れて、恋のために谷を捨てることを許さなかった。駆け落ちした恋人たちには追っ手が差し向けられることになった。
恋人たちは追っ手と、谷の外の野盗や妖魔たちとの挟撃にあい、ついに若者は命を落とし、娘も重傷を負ってドワーフの洞穴に連れ戻されることになった。
息子を失った悲嘆と後悔に暮れる君主に追い討ちをかけるように、エルフの娘も出産の苦しみの中で息を引き取った。
後に残された息子の忘れ形見は、エルフとドワーフの血をそれぞれ半分ずつ受け継いで、片方が青く、片方が真紅の眼をしていた。
髪も、ドワーフたちの間では決して生まれない、豊かな金色に光り輝いていた。美しい容貌に恵まれたこの娘は、秋の田園を思わせるその金髪にちなんで、美穂子と名づけられたのである。
この娘がやがて成長し、その運命を変えた一人の人間の少女の騎士と出会うのは、もう少し先の話になる。
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません