P「水瀬伊織…か…」 (192)

※伊織ssです
※このPは新任です
※IA、IUともに敗北して、竜宮小町が解散した後という設定です

それでは投下させていただきます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1386333244

P(今日は俺の初出勤の日だ…)

P(場所は765プロダクションとかいう事務所…正直、どんな職場だか分かっていない)

P(少し前まで俺が大学に通っていたとき、高木とかいう中年の男性に“ティンときた!!是非うちの事務所で働いてくれんかね!?”と言われた)

P(そのとき内定先が1つもなかった俺には良い知らせだった)

P(俺はそれを二つ返事で了解すると、その高木とやらは名刺を渡して、“じゃあ後日そこに書いてある住所の場所にきてくれたまえ!!”といって嬉しそうに帰っていってしまった…)

P(そして今日がその日だということだ)

P(そして今、自分は765プロダクション社長室とかかれた扉のまえにいる…)

P(どんなとこかはわからないが…ここまできた以上、引き下がるわけにはいかないな…)

P(身だしなみもバッチリだし…よしっ!!)

コンコン
P「失礼します」

高木「やぁやぁ!!来てくれたかねキミィ」

高木「いやぁ…本当にありがたいよ…前にいた彼は海外に遠出してしまってねぇ…」

P「早速失礼なのですが…こちらは一体どのような職場なんでしょうか…?」

高木「…そう言えばあのときは嬉しくてすぐ立ち去ってしまったから説明し損ねてしまったねぇ…」

高木「ウォッホン!!この765プロダクションは…分かりやすく言うならアイドル事務所というところかね」

P「…ということは、自分はそこの事務員ってことでよろしいんですか?」

高木「いやいやぁ…キミにはプロデューサーをやってもらおうと思ってね」

P「…はい?」

高木「では早速…君の担当したいアイドルをこの中から選んでくれたまえ!!」

P「ちょ…俺の話は…」

高木「いやぁ…助かったよ…君がいてくれなければうちの事務所は潰れてただろうなぁ…」

高木「君がうちの最後のホープなんだ!!がんばってくれたまえ!!」

P(断りづらいな…まぁ覚悟を決めるか…)

P「わかりました!!そのデータファイル見せていただけますか?」

P(えっと…おっ!?この水瀬伊織って娘…)

P(なんていうか…楽しそうだな…なんかこう、全身全霊でアイドルを楽しんでるって感じだな)

高木「…それは、半年前の水瀬君の写真だよ…今は別人のようになってしまったがねぇ…」

P「…どういうことですか?」

高木「…まぁ会って話してみればわかるだろう…話せるかどうかは別だかねぇ…」

高木「水瀬君は事務所のソファーに座ってるだろうから…声をかけてみると良いよ」

P「…わかりました」

P(社長のあの気になる態度…まぁ会ってみればわかるだろ…)

P(えっと…おっ!!あの娘かな?写真とも同じ服だし…)

P「ねぇ…君?」

伊織「……」

P「あの…俺、こういうものなんだけど…」
⊃メイシ

伊織「……」

P(…受け取りもしないか)

P「あのっ…今日から俺が君の担当プロデューサーに…」

伊織「……」

P(…ダメだ…今の伊織と会話するには色々足りない気がするな)

P(とりあえず社長に話を聞いてみようか…)

P「……」

高木「…どうだったかい?P君」

P「会話1つできませんでした…」

高木「やはりそうだったか…」

高木「…さっきは急かすような言い方をしてしまったが、別に担当アイドルはあせって決めなくてもかまわない」

高木「君も仕事でやっている以上、見込みがある娘を選んだ方が良い」

高木「それは君のためにもなるし、決して悪いことじゃない…」

P「…つまり、考え直せと?」

高木「…平たく言えばそういうことだね」

P「お言葉ですが、それは出来ません」

高木「…理由を聞かせてくれんかね?」

P「そりゃ写真のようにあんなに楽しそうにしてた娘があんな状態になったら放っておけないでしょう…」

P「それに彼女にも充分見込みがあります…なんせあんな顔が出来るんですからね」

P「とにかく…僕はあの娘、水瀬伊織が放って置けない!だから俺がプロデュースする」

P「…それではいけませんか?」

高木「…君のその言葉を待っていたよ」

高木「さぁ彼女について何でも聞いたまえ」

P「では…どうして伊織はあんな風に?」

高木「…水瀬君が以前、竜宮小町というユニットのリーダーをやっていたのは知ってるかね?」


P(それから俺は社長から伊織達竜宮小町がIA大賞を目指して頑張っていたがそれをとれなかったこと、そしてその悔しさを克服し、IU大賞を目指し再出発して…そして再び打ち砕かれてしまった事を聞いた)

高木「…それ以降、水瀬君は事務所にも来なくなってしまってねぇ…事務所に戻ってきたのはほんの最近なんだよ」

高木「…もっとも、今の状態じゃまともな活動はしてないがね」

P「そんなことがあったんですね…」

高木「…君には、昔の水瀬君を取り戻せるような気がするんだ」

高木「くれぐれもがんばってくれたまえ」

P「…わかりました、最善を尽くします」

高木「うむ、今日は書類を片付けたら帰ってもらって良いから…また明日から頼むよ」





翌日

P「おはようございます、社長」

高木「うむ、おはよう」

高木「水瀬君は事務所の会議室に呼んであるから…」

P「わかりました」

高木「P君」

P「はい?」

高木「……」

P「…なんですか?」

高木「うむ!!良い目をしている!!やはり若さとは良いねぇ…」

高木「じゃあ、がんばってくれたまえ」

P「はい!!」

>>10
P「とにかく、僕は?

P「とにかく、俺は?

>>12

>>9
P「とにかく、僕は?
P「とにかく、俺は?

上2つなんか色々違う

無視して下さい

会議室

ガチャ
P「失礼するよ」

伊織「……」

P「社長から聞いてると思うけど、今日から俺が君のプロデュースを担当する」

伊織「……」

P「…社長に色々聞いたよ、悔しかっただろうな」

伊織「…!!」

伊織「…あんたに…何がわかるのよ…」

伊織「たくさん努力して…それでも夢に手が届かなかったのよ!!悔しいなんてもんじゃないわよ!!」

伊織「…あんな思いは2度としたくない、だからもう良いの」

伊織「アイドルなんてもう諦めたわ」







P「…本当に良いのか?」

伊織「……え?」

P「…竜宮小町がオーデに合格したり、ライブやフェスで成功したとき…君はどんな気持ちだった?」

伊織「…それは嬉しかったに決まってるじゃない」

P「…竜宮小町のメンバーと一緒に、目標に向かって一生懸命にレッスンとかしてたとき…どんな気持ちだった?」

伊織「…楽しかったわ」

P「その気持ちがあれば、また一からやり直せるんじゃないか?前の自分を…なんというか…リライトしてさ」

伊織「……」

P「大丈夫だ、俺が力になってやる」

伊織「……!!」

P「君がなにか抱えて悩んでたら、俺も一緒に抱えて悩んでやる」

P「君が泣いていたら、俺も一緒に泣いてやる」

P「…俺がずっと君の側で見守っていくから!!」

伊織「…あんたそれ、私に告白してるみたいじゃない…」

P「べっ…別にそんなつもりじゃ…」

伊織「あんたから告白だなんて…屈辱的だわ…」

P「だからそんなつもりじゃ…」

伊織「冗談よ、まったくこんなんでうろたえちゃって…さきが思いやられるわ…」

P「先がって…それって?」

伊織「あんたの熱意に負けたわ…今日からよろしく」

伊織「本来ならあんたから私に頼む立場なんだから…光栄に思いなさいよね?にひひっ」

P「…!!」

P「ああ!!これからよろしくな」

P「…さて、早速今日の予定だが…君は何がしたい?」

伊織「ちょっと…その“君”ってのどうにかならないわけ?」

P「…じゃあなんて呼べばいいんだ?」

伊織「そうね…一応歳上でプロデューサーなんだし、普通に“伊織”で良いわよ」

伊織「なんなら“伊織様”とか“伊織姫”て呼ばせてあげても良いわよ?」

P「…伊織で呼ばせていただきます」

伊織「そうね…今からレッスンとかは出来ないし、今日は事務所でのんびりしましょう」

P「そうだな…俺も伊織と色々話したいしな」

伊織「私は別に結構よ…」

P「…はぁ」

伊織「冗談に決まってるじゃない…そこまで凹まなくてもいいでしょ…」

伊織「まぁ特別にあんたに質問させてやっても良いわよ?」

P「じゃあ、なんで伊織はアイドルになったんだ?」

伊織「…やっぱり最初はそれなのね」

伊織「…私が水瀬財閥の人だってのは知ってるわよね?」

P「え?水瀬財閥ってあの?あの水瀬財閥なのか!?」

伊織「あんた…それも知らないで私をプロデュースするとかいってたのね」

P「まぁ…伊織が水瀬財閥の人にしろそうでないにしろ俺からしたら伊織は伊織だからな」

伊織「…あんたはそういってくれるのね」

P「…ん?どうかしたか?」

伊織「…なんでもないわ」

伊織「話を本筋に戻すわよ」

伊織「私には水瀬財閥の当主のお父様とその跡継ぎのお兄様がいるの」

伊織「私はお兄様やお父様みたいに、大人数の人を操る力もなければ、大金を動かす力もない…私はお兄様やお父様に大きく劣る」

伊織「それだからさんざんお兄様やお父様には馬鹿にされたわ…」

伊織「だから私は私のやりかたであの二人を見返してやるためにアイドルになったのよ」

伊織「…でもこの前みたいに結果がだせなくて、また馬鹿にされた」




P「そうだったのか…」

P「…よしっ!!なら俺達でこれから頑張って見返してやろうじゃないか!!」

P「そのためにも明日から頑張ろうな!!」

伊織「まずあんたが頑張って仕事とらないと私の頑張る場さえ無いじゃない」

P「くっ…それもそうか…」

伊織「まぁ…言われなくても頑張るつもりよ」

伊織「だから明日からあんたも頑張りなさいよね?…あんたのこと、少しは信用してるんだから…」

P「…なんか後半がよく聞こえn…」

伊織「ああーっ!!何でもないのよ!!そんなこと気にしないでさっさと仕事とってきなさいよね!?」

P「はいはい頑張りますよ…」

夜事務所


P(今日は少しは仲良くなれたかな…?)


社長室

高木「それで…水瀬君の調子はどうかね?」

P「少しは馴染んでくれましたかね…所々辛辣ですけど」

高木「おお!!そうかそうか…本来の水瀬君に戻ってくれたかね!!」

P「…え?」

高木「所々辛辣なのは本来の水瀬君の事だから気にしないでくれたまえ」

高木「いやぁ…まさか今日一日でここまで…やっぱり君は私の見込み通りだった」

高木「明日はスタジオを借りてあるから、そこでレッスンをやってもらうからね」

P「はい!!わかりました」

高木「じゃあ、今日はお疲れ様
明日も頼むよ」

とりあえず一旦終わります
流石に書き溜め無いんでネタが…

明日は暇なので昼くらいから書きたいと

書き溜め無いので遅筆で、文章も酷いですが読んでくださっているかた(いるのか?)本当にありがとうございました

投下させていただきます
遅筆ですがよろしくお願いします


翌朝事務所



P「おはようございます」

小鳥「おはようございます、プロデューサーさん」

P「事務所は音無さんだけですか?」

小鳥「ええ、まだ誰も来てないですよ」

P「そうか…早く来すぎちまったかなぁ…」

小鳥「早く来すぎって…まだ6時前ですよ?律子さんさえ来てないと言うのに…」

P「ははっ…ちょっと張り切り過ぎちゃったかな」

P「…て言うかそういう音無さんも早いですよね?やっぱり事務員って忙しいんですか?」

小鳥「えっ!?ええ…そうなんですよ!!わかります!?ははは…」

小鳥(言えない…毎朝ここでプロデューサーさんやアイドル達の妄想にふけってるなんて…)

P「てか少し早く起きすぎて眠いな…確か事務所にソファーがあったし…少し寝かせてもらうか」

P「一時間…一時間だけ、7時位には起きよう」

P「Zzz」

午前8時
事務所


P「Zzz」

伊織「…全く、だらしない寝顔ね」

伊織「ホントあのときの顔とは大違いね…」

伊織「…あのときはいきなり力になってやるなんて言われてびっくりしたわ」

伊織「…でも少し、少しだけだけど嬉しかったわ…本当に少し」

伊織「…あんたのこと信じてるから、頑張りなさいよね?」ツン

P「ンンッ!!」


P「んー…よく寝た…って伊織!?」

P「ちょ…今何時…」

伊織「もう8時過ぎよ…全くなにやってんのよ」

伊織「ほらっ!!顔洗って、寝癖もなおしてくる!!」

伊織「この伊織ちゃんのプロデューサーなんだからそんなだらしない格好なんて許さないんだから」

P「あわっ!?わかったわかった」

伊織「ちゃっちゃとしてきなさいよね?」

P「…洗ってきたぞ」

伊織「まぁ…なかなかさっきよりはましなんじゃない?」

伊織「ていうかどうしてあんなとこで寝てたのよ…」

P「そ…それは…」

伊織「まぁ大体予想はつくわ…あんたが張り切って朝早く来たけど、早く来すぎて眠くなって、そこのソファーで寝てたら寝過ごしたってとこでしょ?」

P「…御察しの通りです」

伊織「早く来てもそれじゃ意味ないじゃない…」

P「本当にその通りです」

伊織「まったく…まぁそのやる気だけは認めないでもないわ…」

P「…!!」

伊織「でも、今回みたいなのは無しにしてよね?私も待つのは嫌いだから」

P「…それはほんと面目ない」

伊織「もういいのよ、あんたのやる気があったからこういうことになったんだし」

伊織(正直…私のために早く来てくれたのは嬉かったし…)

P「…どうかした?」

伊織「何でもないわよ!!」

伊織「さ、早く今日の予定を決めましょ?」

P「今日は社長がスタジオを借りて下さったから、そこでレッスンをするぞ」

伊織「わかったわ」

P「よしっ!!じゃあ準備したらすぐ行くぞ!!」

スタジオ


P「よしっ…じゃあこれから俺の指示でレッスンを始める」

P「そういえば…伊織のダンスを見るのは始めてだな…」

P「というわけで伊織の実力みさせてもらうぞ」

伊織「私もあんたの指導力見せてもらうわよ」

P「よしっ、じゃあ始めようか」


ーーーーー
ーーー


ーーー
ーーーーー


P「よしっ、今日はこんなもんだな」

P「今日はなかなか良いレッスンだったな」

P「伊織のダンスも本当にすごかったぞ」

伊織「トーゼン!!なんせこの私のダンスなんだから」

伊織「あんたも初めてにしては良かったじゃない、あのやる気は伊達じゃないってわけね」

P「おう…そうか」

伊織「何よ?この伊織ちゃんがお褒めの言葉をちょうだいしてるんだから

伊織「何よ?この伊織ちゃんがお褒めの言葉を頂戴してるのだから、もっと喜びなさいよね?」

P「はいはいそれはどーも」

伊織「むきー!!何なのよその態度は!!」

P「はいはい、事務所に戻るからさっさと支度しろよ」

伊織「ちょ…ちょっと待ちなさいよ!!まだ私の話は終わってないわよ!?」

P「ほらほら、早くしないと置いてくぞ?」

伊織「ううっ…わかったわよ…」

前任Pは他のユニットをプロデュースしてIA大賞を取ったので1年間のハリウッド留学に行きました

いわばアイマス2の設定です


事務所


P(今日のレッスンはなかなかだったな!!)


社長室

P「だだいま戻りました」

高木「お疲れ様、どうだい?調子は」

P「良かったですよ、伊織も元気が出てきたし」

高木「それは良かった…で次の予定なんだが」

高木「曲を決めて、三日後のオーディションに出てもらおう」

高木「これは水瀬君と君にとっての初めの大事な一歩となるだろう」

高木「今、水瀬君は自信を取り戻しつつある」

高木「そこで今回のオーディションで合格すれば水瀬君にとって、活動再開してからの大きな一歩となるだろう」

高木「…だが仮に水瀬君がそれに落ちてしまったら…恐らく、水瀬君はもう二度と立ち直れないだろう」

P「…つまりそれは…俺にかかってると?」

高木「そういうことだ」

高木「まぁ、君なら大丈夫だろうが…明日から頑張ってくれたまえよ」

P「はい、わかりました」

高木「うむ、…そうそう、明日ら私夜はが事務所

高木「うむ、…そうそう、明日から夜は私が事務所に顔を出すよ」

P「え?よろしいのですか?」

高木「良いんだよ、水瀬君の調子もこの目で見たいしね…」

P「わかりました、それでは失礼します」

やはりIA、IUの因縁の相手だったジュピターと
あと竜宮小町の元プロデューサーということで律子は出しますが、それ以外はとくに案にはありません

ジュピターとはそれなりに絡むつもりでいるので、ジュピター嫌いなかたはちょっと後半スルー推奨で…


とりあえず飯食いに行きます
時間開いたらまた再開しようと

補足
ジュピターと言っても961ジュピターじゃなく、独立したあとのジュピターです

あと他のアイドルに関しては名前だけとかならボチボチ出します

一応竜宮関係で律子出すなら亜美やあずささんも出してその二人はどんな状態なってるかとかも書いてほしいな

>>48
参考にさせていただきます


それでは投下します


事務所


P(時間は…8時少し前か…)

P(今日は丁度いい時間かな)

P「おはようございます」ガチャ

小鳥・律子「おはようございます」

P「まだ二人だけですか?」

小鳥「伊織ちゃんが休憩室にいると思いますよ?」

P「そういえば伊織って割と来るの早いですよね?まだ他のアイドルは誰も来てないのに…」

律子「なんでも最近事務所に来るのが楽しみみたいなんですよ」

律子「さっきなんて話してたら“これから伊織ちゃんの新しいアイドル生活が始まるのよ!!にひひっ”って言ってたわ」

律子「…あんな楽しそうな顔、竜宮小町でやってたとき以来です」

律子「プロデューサー殿には感謝してます、竜宮小町の元プロデューサーとして」

P「……」

律子「…ささっ、伊織が待ってますよ!!行った行った!!」

律子「…頑張って下さいね、プロデューサー殿のこと応援してますから」

P「は…はいッ!!頑張ります!!」


休憩室

P「おはよう、伊織」ガチャ

伊織「まったく私を待たせるなんていい度胸してるじゃない…」

P「す…すまん…伊織」

伊織「まぁいいわ、それで?今日の予定はなんなの?」

P「伊織には三日後のオークションに出てもらう、今日はそのための曲決めとレッスンだ」

伊織「あんたねぇ…それを言うならオーディションでしょ?私を売り物に出すつもりかしら?」

P「し…しまった…」

伊織「ほんと…この先が思いやられるわ…」

P「め…面目ない…」

伊織「まぁいいわ」

伊織「それより曲についてなんだけど…今回は私に決めさせてもらっていいかしら?」

P「あ…あぁ良いぞ、気に入った曲の方が伊織もやりやすいしな」

伊織「じゃあこれにするわ」

P「早いな…一回聴いてからじゃなくていいのか?」

伊織「良いのよ、よく知ってる曲だから」

P「ん?どれどれ…『SMOKY THRILL』?これって…」

伊織「そうよ、私達竜宮小町の一番最初の曲」

P「…どうして、これを?」

伊織「この曲が今一番気持ちを込めて歌える曲な気がするの」

伊織「この曲は竜宮小町にとって、私のアイドル活動の原点になった曲だわ」

伊織「また、私はこの曲とともに…再スタートしようって思ったの」

P「…わかった、伊織なりにかんがえて決めたんだな」

P「よしっ、曲が決まったとなれば三日後に向けて早速レッスンだ!!行くぞ伊織!!」

伊織「ちょっと、近くで大声出さないでよね…鼓膜破れるじゃないのよ…」

P「おおっと…すまん」

伊織「まぁ今日もやる気充分なのはわかったわ、一緒に頑張りましょ?」

P「お…おう!!頑張るぞ」



>>52
三日後→二日後で

計算も出来ないなんて…

>>53

P(なんやかんやで俺達はオーディション当日を迎えた)


事務所

P「今日はとうとう待ちに待ったオーディション当日だな」

伊織「あら?今度は間違えないでオーディションって言えたみたいね」

P「ふっ…俺も二日前から大きく進化したのさ」キリッ

伊織「う…あんたの決め顔なんて朝から見せられるこっちの身にもなりなさいよ…」

P「ウン、イツモノイオリダナ?」












高木「おはよう諸君、調子は良さそうだね」

伊織「良くないわよ、朝から気分悪いもの見せられて…」

P「おいおい…そこまで言うなよ…」

伊織「なによ!?ほんとの事じゃない!!」

高木「いやぁ…君も随分なつかれてるねぇ」

伊織「ちょ…私がコイツになついてるだなんて有るわけないじゃないのよ!!」

高木「はっはっは!!若いって良いねぇ」

晩飯食べて風呂入ってくる
終わったら再開します

誰かが見てるかはわからんがとりあえず…


明日はゲーセンにP4U2やりにいくから午前中か夜しか書けないかも

遅くなってすまん
ロフト行ってた


再開します

高木「まぁ君たち、今日は頑張ってきてくれたまえ」

P「は…はいッ!!行ってきます!!」

高木「あぁ…きみきみ、君はちょっと残ってくれたまえ、話があるからね」

高木「安心したまえ、あまり時間はとらないつもりだから」

P「は…はぁ」

P「と言うわけで、伊織は先に車に乗っといてくれないか?」

伊織「仕方ないわね…早く来なさいよ?」



社長室


P「それで…話というのはやはり今日の?」

高木「うむ…この前にも言った通り、今回のオーディションは水瀬君にとって大事なものとなる」

高木「それこそ、これからの水瀬君の命運を左右すると言っても過言ではない」

高木「そして…その水瀬君の命運を握るオーディションの命運を握るのは君なんだよ」

P「…なんか命運命運で重なっててよくわかりませんが、要は俺が大事な位置にいるってのはわかりました」

P「でも…確かに今まで最善は尽くしたつもりですが、本当にそれが伊織の力になっているんでしょうか…」

高木「大丈夫だ、水瀬君は君のことを信じて今までやってきたのだし、なにより君は私が見込んだ人間だからね」

高木「だから、もっと自信をもちたまえ」

高木「話は終わりだよ、さぁいきたまえ…水瀬君が待ってる」

P「はい、失礼します」

移動中車内

伊織「あんた、出るまえに社長と何話してたのよ?」

P「そ…それは…その…」

伊織「別に言いたくなきゃ無理に言わなくてもいいわよ、大体予想はつくし」

P「すまんな…」

伊織「……」

P「……」

P(ううっ…気まずい…何か話題を振らないと)

伊織「…心配しなくても、無理に話題なんて振らなくてもいいわよ?」

P「…!!」

伊織「あんたが今考えてたのってその事でしょ?」

P「…どうしてそれを」

伊織「あんたの事見てたら大体わかるわよ、あんた単純そうだもの」

P「…否定できない」

伊織「とにかくあんたはいつも通りで良いのよ


P「……」



伊織「…もしかしてあんた、ガラにもなく緊張してるのかしら?」

P「……そうかもな」

P「正直不安なんだ…俺は俺なりに今までやってきたつもりなんだけど、それが本当に伊織のためになってるのか」

伊織「……」

伊織「…大丈夫よ」

P「…!!」

伊織「短い間だけどあんたが今までやってきたこと…今日のオーディションで私が証明してあげる」

伊織「だからあんたは堂々と胸を張ってれば良いのよ」

伊織「それに…あんたがやる気ないと、私もなんか締まらないのよね

伊織「…だからもっと元気出しなさいよね?」

P「…ああ、少し元気出たよ…ありがとうな、伊織」

伊織「あんたに礼を言われる筋合いなんてないのよ」

P「くぅ…そこは変わらんのか…」

伊織「何いってんのよ…もうすぐつくわよ?もっとシャキッとする!!」

P「……」

伊織「返事!!」

P「…はいかしこまりました伊織さま」

伊織「…なんか気にくわないけど、まぁいいわ」


オーディション会場


P「…準備OKだな、オーディション頑張れよ?伊織」

伊織「あんたに言われなくても頑張るわよ」

P「そりゃそうか…なぁ…伊織」

伊織「…なによ?」

P「勝とうな、ゼッタイ」

伊織「トーゼン、なんせこの伊織ちゃんなんだから」

男「では次、三番の方お願いしまーす」

伊織「私の出番ね」

P「…よしっ!!行ってこい」

P(それから、長いような一瞬のような時間が過ぎていった)

男「お疲れ様でしたー」ツギヨンバンノカター

P(終わったか…)

伊織「ふぅ…久々にしてはなかなかだったわね」

P「お疲れ伊織、手応えはどうだった?」

伊織「まぁそこそこってとこね、トーゼン合格はするでしょうけど」

P「ははっ…それは良かった…」

P「……」

審査員「それでは、結果を発表するんで一番始めにきた部屋に集まってください」

P(きた…これで、これからの伊織の運命が…決まる…)





オーディション会場

審査員「…全員集まりましたね?」

審査員「それでは結果を発表します…」

審査員「公正な審査の末選ばれたのは…」

P「…ゴクッ……」

伊織「……」

審査員「…三番の方です!!おめでとうございます!!」

審査員「…名前の呼ばれなかった方は帰っていただいても結構です」

P「…や…やった…」

P「やったぞ伊織!!合格だ!!」

伊織「ちょっと!!大声で騒がないでよね!?」

P「いいじゃないか今くらい!!ほら伊織ももっと喜べ!!」

伊織「はぁ…やっぱあんた単純ね…」

伊織「まぁでも、今回はあんたの言う通り素直に喜んどいておくわ」

伊織(とはいえ…正直私も騒ぎたい位だわ…)

伊織(こんなこと…竜宮小町でやってたとき以来ね…)

伊織(恥ずかしくて口では言えないけど…本当にありがとう)

オーディション会場
ロビー


P「いやぁ…実に良かったなぁ…」

伊織「…プッ…ククッ…」

P「ん?どした?」

伊織「今の…なんか社長みたいね」

P「俺も言ってから思った」

ドン!!


???「いてっ…」

P「おっと…すみません」

???「…ったく…前見て歩けよな」

伊織「あっ!?…あんた確か…」

伊織「ジュピターの…」

伊織「鬼ヶ島羅刹!!」

冬馬「天ヶ瀬冬馬だっつの…ヶしかあってねぇし…」

冬馬「てかそういうあんたは竜宮小町の…」

冬馬「……なんだっけ?」

伊織「ムッキー!!この水瀬伊織ちゃんの名前を覚えてないって言うの?」

冬馬「…そうそれ!!水瀬伊織だ!!」

冬馬「て言うか何でお前がここにいるんだよ?確か竜宮小町は解散したって聞いたが…」

P「今伊織はソロでアイドル活動を再開したんだ」

P「…俺はそのプロデューサーだ」

P「そういう君こそどうしてここに?」

冬馬「ここに来る目的なんて決まってんだろ?あんた達と一緒だ」

P「ジュピターも別のオーディションを受けてたって訳か…結果はどうだったんだ?」

冬馬「聞くまでもねぇだろ?楽勝だ」

P「そうか…961プロから独立したとはいえ、さすがジュピターだな」

冬馬「ところであんた…」

P「…なんだ?人の顔をじっとみて…」

冬馬「いや…あんたの目が、あんときのあいつらの目にそっくりだと思ってな」

P「…どういうことだ?」

冬馬「そりゃ…」オーイトーマクーン

冬馬「…わりぃ、連れ待たしてたんだったわ」

冬馬「じゃあな…あんたらとはまた別のとこで会うかもしんねぇな」

P「……」

P(…あんときのあいつら?一体誰なんだ…)

P(…気になるな、とりあえず社長に聞いてみるか)

P「よしっ…そろそろ事務所に戻るぞ」


事務所

P(今日は合格できて良かった)



P「ただいま戻りました」

高木「やぁやぁ君たち!!おめでとう、結果は音無君に聞いたよ」

高木「まさか本当にやってくれるとは…」

高木「いやぁ…君は私の見込み以上の人間だよ…」

P「そんな大袈裟な…それに今回の合格は伊織の努力があってのことですよ」

高木「うむ…水瀬君もあの状態から、よくここまで頑張ったね」

伊織「私は当然のことをしたまでよ」

伊織「…て言うかコイツがこんなに熱心なんだから頑張らない訳にはいかないじゃない」

P「伊織…」

高木「ウオッフォン!!…この合格を機に君たちに頼みがあるんだ」

高木「…君たちには、今年のIA大賞を目指してもらいたい」

高木「水瀬君にとっては二度目の挑戦となるだろう…」

高木「当然、今年も強者が勢揃い…特に今年もあのジュピターがいる」

高木「…受けるか受けないかは君たち次第だ」

P「…どうする?伊織」

伊織「当たり前じゃない、やるに決まってるでしょ?」

P「…だそうです…俺も同じ気持ちです」

高木「そうか!!やってくれるかね」

高木「ではまずIA大賞について説明しようかね…音無君彼らに例の物を」

小鳥「はぁーい」


伊織「私は別に知ってるからいいわよ」

高木「まあまあそう言わずに、君も彼と一緒に聞いてやってくれんかね?」

伊織「…仕方ないわね」


P(俺達は社長と音無さんにIA大賞について説明をうけた)

高木「…というわけだ、大体は理解してくれたかね?」

P「ええ…」

高木「…大変な道程になると思うが…君たちなら出来ると信じているよ」

高木「それじゃ今日はもう遅いから帰っていいよ、明日もまた頑張ってくれたまえ」


伊織「じゃあ、明日からも頑張りましょ」

P「大丈夫か?良かったら俺が送って…」

伊織「大丈夫よ、車を出してあるから」

P「…そういえば伊織ってお嬢様だったな」

P「じゃあまたな」


社長室


高木(いやぁ…水瀬君もだんだんいい目をするようになったなぁ…)

コンコン

高木(おや?こんな時間に…)

高木「…入りたまえ」

P「失礼します」

高木「なんだ君だったかね、もう帰ってしまったと思ったよ」

高木「…で、なんの用かね?」

P「社長にうかがいたいことがあって来ました」

高木「…ほう君が…何でもききたまえ」

P「実は今日、ジュピターの天ヶ瀬冬馬に会ったんです」

高木「彼にか…それで」

P「彼と話してるときに妙な事をいってました」

P「“あんたの目があんときのあいつらの目にそっくりだ”って」

P「その“あんときのあいつら”って一体誰なんですか?」

P「社長なら何かご存じかと思いまして…」

A高木「…去年のIA大賞はうちの事務所から出たのを知ってるかね?」

P「…ええ、たしか『ナムコエンジェル』ってユニットでしたね」

高木「彼が言ってたのはそのメンバーの天海春香君、如月千早君、星井美希君、そしてそのプロデューサーのことだろう」

P「そのプロデューサーってのは海外に遠出したって言うあの?」

高木「ああ…間違いない」

P「でもどうして天ヶ瀬冬馬がその人たちを?」

高木「…当時、IA大賞をとると言われていたのは、うちの『ナムコエンジェル』か961プロの『ジュピター』のどっちかだと言われていた」

P「…そういえばそんな感じでしたね、どの音楽番組でもそう言ってましたし」

P「それがどうかしたんですか?」

高木「IA大賞発表の一週間前に、その二つがフェスで対決をしたんだ…」

高木「実質IA大賞を決める勝負といっても過言ではなかった」

高木「それ以前にも勝負したことはあったが、その時はアクシデントで流れてしまってね…」

高木「…正直その時はうちが圧倒的に劣勢だったねぇ…」



高木「それでもうちはその劣勢だったときから巻き返して、とうとうそのフェスで勝利出来たんだ」

高木「いやぁ…あのときの彼女たちの目は本当に輝いてたなぁ…」

高木「そのときの目が、今の君の目に似てるから彼はそんな事をいったんだろう…」

P「……」

P「…ところで今、そのメンバーは?」

高木「天海君は夢だったアイドルを続けて、如月君は世界的な歌手に、星井くんは確か…雑誌の専属モデルになったよ」

高木「…みんなそれぞれの夢に向かって羽ばたいていったよ」

P「…そうですか」

高木「うむ…話は以上…」

高木「そう言えば、まだ君には話して無いことがあったなぁ…」

高木「いやぁ…困ったもんだよ…歳はとりたく無いもんだねぇ…」

P「で…その話ってのは?」

高木「IAについての話なんだがね…IA大賞にノミネートされたユニットのプロデューサーは、その結果に関わらず一年間のハリウッド留学の権利をあたえられるんだよ」

P「でも…留学となると当然伊織とは…」

高木「うむ…そういうことになるね」

高木「まぁまだ先の話だから、頭の隅に置いとく程度でいいんだ」

高木「話は以上だよ、他に何か聞きたいことは
無いかね?」

P「いえ…充分です、ありがとうございました」

高木「うむ…明日からも頑張りたまえ」

P「はい、失礼します」

今日はネタ切れなのでこの辺で

実はまだ中盤の案がまったく固まってません…

明日はさっき書いた通り朝か夜しか書けないかもしれません


遅筆ですが読んで下さった方、ありがとうございました

補足

明日P4U2行くの中止になった
と言うわけで明日も書けます



もう眠いんで寝ます
お休みなさい

P「伊織には三日後のオークションに出てもらう、今日はそのための曲決めとレッスンだ」
どこでこのオークションはやってますか?言い値で買いますよ

あと海外留学していてAIとかに勝ったプロデューサーがいるなら765プロはかなり有名だし売れてるでしょ
なのにこの新任プロデューサーがいなかったら潰れてるっておかしいような…

>>94
そこは平行世界なのでご愛嬌で


今暇ないんで暇になったら再開します

>>94

やはり平行世界って解釈より
社長がPに辞めてほしくない為に吐いた嘘って解釈の方がいいかなと思いました


二次創作なんでお好きな解釈でどうぞ


もうすぐ再開します

すまんメシ食ってた
再開します



事務所


P「おはようございます」

小鳥・律子「おはようございます」

P「今日は伊織より早かったみたいですね」

小鳥「ええ、まだ私達だけですよ」

P「よし、伊織が来るまで今日のスケジュールを立てておくか」

10分後


伊織「あら?今日は早いじゃない」

P「伊織か、おはよう」

伊織「おはようございます、とでも言えば良いかしら?」

伊織「まぁなんにせよ、この伊織ちゃんが挨拶をしてあげてるのだから光栄に思いなさいよね?」

P「うん、いつも通りだな」

伊織「それで、今日の予定は何かしら?」

P「今日はスタジオを借りてあるから、そこでビジュアルレッスンだ」

伊織「あんたなにいってんのよ?このビジュアルクイーンの伊織ちゃんにビジュアルレッスンなんて必要ないわ」

P「そう言うなよ、それともあれか?“ビジュアルクイーン”の伊織ちゃんはレッスンの1つもこなせないのか?」

伊織「はぁ!?そんなことあるわけ無いじゃない!!」

P「無理するな、人には誰だって出来ないことはあるさ」

伊織「ふんっ!!あんたのチョロいレッスンなんて楽勝よ!!良いわやってやろうじゃない!!」

P「よし、じゃあ早速スタジオ行くぞ」

P(だんだん伊織の扱い方もわかってきたな…)

スタジオ


P「今日のレッスン、張り切っていくぞ」

伊織「あんたに言われなくてもしっかりやるわよ」

P「そうか?じゃあ始めようか」


ーーーーー
ーーー


ーーー
ーーーーー

P「よし、今日はここまでにしよう」

伊織「今日のレッスンはチョー完璧って感じね?」

伊織「まぁそれもトーゼン、なんせこの伊織ちゃんなんだから」

P(これにも慣れてきたな…)

伊織「ちょっと、なんか言いなさいよ」

P「…そろそろ事務所に戻るか」

P「伊織も早くしないと置いてくぞ」スタスタ

伊織「ちょ…待っ…待ちなさいよ!!」

P「……」スタスタ

伊織「……シュン…」

P(こういうとこはかわいらしいのにな…)




P「…ほらっ、待っててやるから早くしたくしろよ」

伊織「……!!」パァァ

伊織「わっ…わかったわよ…すぐに済ませてくるわ」

P「わかったから…とりあえずまずは着替えてこい」





伊織「……」

P「ん?どうかしたか?」

伊織「…覗いたら、[ピーーー]わよ」

P「んなことするかっ!!」

>>103
フィルター切るの忘れた

伊織「…覗いたら、殺すわよ」


事務所


P(今日のレッスンはなかなかだったな)


P「ただいま戻りました」

高木「お疲れ様諸君、そういえば以前IA大賞のノミネート基準の1つとして“どっとっぷTV”のランキングが影響するといったね」

P「そんなこともいってましたね」

P(正直…聞いてなかったぞ…)ヒソヒソ

伊織(この前、社長がIAの説明してたときいってたじゃないのよ)ヒソヒソ

高木「…ウオッフォン!!」

P・伊織(……!!)

高木「…痴話喧嘩は済んだかね?」

P「…はい」

高木「まぁ仲良くしてるみたいそれは良かったよ」

高木「それで、それについてなんだがね…」

高木「明日からは、その“どっとっぷTV”に目を通して欲しいんだ」

高木「これは、今君たちがIA大賞を目指す上でどの位置にいるか明確にを知ってもらいたいんだよ」

高木「“どっとっぷTV”は週末に放送されるから、見逃さないでくれたまえよ」

高木「…そうそう、今週から君たちがリリースした曲がランクインするからね」

高木「…良かったら、新曲などについての説明を聞くかい?」


P(俺達は社長から曲のリリースなどについての説明を聞いた)

高木「…というわけだ、大体理解できたかね?」

伊織(…今度はちゃんと聞いてたんでしょうね?)ヒソヒソ

P(問題ない、ちゃんと覚えた)ヒソヒソ

伊織(…あんたの鳥頭でいつまで持つのかしら?)ヒソヒソ

P(な…失礼な…こう見えて小学校のころはそろばんを3ヶ月間やってたんだから記憶力には自信が…)ヒソヒソ

伊織(とかいって、さっきも大事なこと忘れてたじゃない…)ヒソヒソ

P(…それはたまたm…)ヒソヒソ

高木「…ウオッフォン!!」




P・伊織「……!!」

高木「…話は以上だよ、今日は遅いからもう帰りたまえ」

P「はい…」



P「じゃあな伊織、明日もちゃんと事務所にこいよ」

伊織「…それ、なんか私がグレてる高校生みたいじゃない」

伊織「…まぁいいわ、明日も頑張りましょ」

P「良かったら、俺が送ってや…」

伊織「…あんた本当に鳥頭なのね…車を出してあるって前もいったでしょ?」

P「そうだった……」

P「…じゃあ、また明日な」

ちと用事が…
夜から書き始める予定だが、もしかしたら今日は書けないかも…


遅筆ですが読んで下さった方ありがとうございました

乙期待

所で>>1はP4U2は何使ってんだ?
クマは前作コンが使えなくなっててきちい…

>>113

前作ではサブだったザベスを今作メインで使ってます
前作メインだった直斗のハードル走が出来なくなったみたいなんで

あとはサブでお手軽の鳴上ですかね

そこまでガチって訳でもなく
PSRは300くらい、勝率は50%くらいです



話がそれそうなんでそろそろ投下していきます


事務所


P「…伊織も帰ったことだし、仕事再開するか」

P「……」カタカタ

P(だんだん事務所のデスクワークにも慣れてきたな…パソコンも人並みには使えるようになったし)

P「……」カタカタ

律子「……」

律子「あのっ…プロデューサー殿!!」

P「…!!!???」ガタッ

P「…なんだ律子か…どうしたんだ?」

律子「私で悪かったですね…」

律子「あの…今なんですけど…少しお時間いただいてもよろしいでしょうか…?」

P「あ…ああ、別に良いぞ、今の仕事もたいして急ぎじゃないからな」

律子「ありがとうございます…場所は事務所の会議室でも良いですか?」

P(…律子、どうしたんだ?)


事務所
会議室


P「それで…俺に何か…」

律子「実は…プロデューサー殿に謝らないといけないことがあるんです」

P「え…別に律子は俺に何もしてな…」

律子「とにかく!!これだけは謝っておかないと、私としてけじめがつかないんです!!」

P(…本当に何も心当たりがないんだが)




P「…謝るって、いったいなんのことを言ってたんだ?」

P「はっ!?…まさか冷蔵庫にあったゴージャスセレブプリン食べたの…あれ律子だったのか」

P「いやぁ?良いよ良いよ、あれ実はオーディションの前日に願掛けって伊織が買ってきたやつだから」

P「でも今度からは俺に一言言ってからにしてくれよな?」

律子「そんなことじゃありませんよ!!」

P「あ…あれ?じゃあ他に何が…」

律子「ちなみに、プロデューサー殿のゴージャスセレブプリン食べたのは社長です」

P「…oh……」

P(社長には、今度きつく言っておかないとな…)

律子「私が言いたいのはそんなことじゃないんですよ…」


P「…じゃあ一体なんなんだ…?」

律子「私は…私は…」

律子「プロデューサーを…利用しようとしたんです…」

P「…へ?」

P「…詳しく聞かせてくれないか?」

律子「……」

律子「…実は、IU大賞で負けてしばらくしてから…プロデューサーを再開してるんです」

律子「元竜宮小町だったあずささんと亜美を説得して今はその二人でユニットを組んで…私はそのプロデューサーをしているんです」

律子「…プロデューサー殿が来る少し前に私達3人で話したんですよ、このユニットに伊織を誘って…もう一度竜宮小町としてやっていけたらって」

律子「でもそのとき、伊織はプロデューサー殿と会ったばかりのときと同じ状態だったんです」

律子「そこでプロデューサー殿が来て…伊織をプロデュースするって聞いたときは、正直チャンスだと思いましたよ」

律子「プロデューサー殿が伊織を以前のように戻してくれれば、また私達竜宮小町としてやっていけるって」

律子「…私の予想通り、プロデューサー殿のおかげで伊織は以前の伊織に戻りました」

律子「…だから私は、伊織を引き抜こうとして…」グスッ

律子「…でも…今までの伊織とプロデューサー殿の様子をみて…それが出来なくて…」グスッ

P「…律子、一端落ち着こう…なっ?」

律子「…うっ…ううっ…」グスッ

律子「…うっ…」

律子「……」

P「…落ち着いたか?」

律子「…はい、取り乱してすいません」

律子「…とにかく、プロデューサー殿にも、伊織にも申し訳ない事を考えたと思います」

律子「本当に…すいませんでした…」

P「……」

P「…俺に関しては別にいいんだよ、俺はただ伊織の笑ってる姿が見たかっただけだから」

P「伊織に関しては…伊織本人も口に出さないだけで、本当は律子の言うように竜宮小町として再びやっていきたいと思ってるかも知れない」

P「それは伊織本人に聞いてみないとわからないだろうが…」

P「…今回は、わざわざ聞きに行く手間が省けたがな」

P「…なぁ、そうだろ!?伊織」

伊織「……」

律子「伊織!?どうして…帰ったんじゃなかったの?」

伊織「…忘れ物とりに事務所に戻ったら、あんた達の声が聞こえたから…その…」

P「立ち聞きしてたって訳か、どの辺から聞いてた?」

伊織「……ゴージャスセレブプリンのくだりからよ」

P「…そうか…なら俺の言いたいことはわかるな?」

P「…律子に自分の考えをはっきり話すんだ」

伊織「……」

P「別に俺のことは気にしないでいい、自分のありのままを律子に伝えるんだ」

伊織「……」

律子「……」

P「…そんじゃ俺は外すからな、あとは頼んだぞ」ガチャ

伊織「……」

律子「……」

P(…タバコでも吸ってくるか)

こっから先まったく展開決まって無いんで今日はここまで

途中、なんか臭い展開になってしまって本当に申し訳ありません

ここからPのもとを離れて終わりにするか、
それとも律子の誘いを蹴ってPと共にIA大賞を目指して行くか
よーく頭をひねって考えたいと思います


遅筆ですがここまで読んで下さった方ありがとうございました


今度は出来れば明日の午後から投下していきます




補足

どちらにしろしんみり系のハッピーエンドにするつもりなのでご安心を


また明日もよろしくお願いします

補足2

度々すみません

伊織が竜宮小町に戻るかPについてくかで物語の長さが決まります

竜宮小町についていくなら割と短めで
Pについていくなら割と長めになると思います

そのへんはあしからず




両方やってくれてもいいのよ?

流石に両方は無理だろ…
見たいけどさ

>>129
>>130

ありがとうございます
今回はどちらか片方になってしまうでしょうが、何とか別スレ立てるなりして両方書いてみたいと思います

大体どちらのシナリオも大筋は出来ました

見てくださっている方、今回はどちらがよろしいでしょうか?

ご意見よろしくお願いします

ご意見ありがとうございます
読んで下さった方にも、それぞれ違った取り方をしている方がいるんですね


今回は自分が決めた方を書いていきますが、
読者様の為にも近いうちに違う方のルートも書いてみたいと思います


結局自分が決めるんなら人に聞くなよと思う方もいらっしゃると思いますが、その件はすいませんでした


夕食の準備があるので、夜8時以降に投下させていただきます

追伸

別ルートの書き方については、別スレ立てるかシナリオ終わったあとこのスレに足す形で行くか…

どちらの方が良いのでしょうか?

付け足しでええんでない

>>138

そうさせていただきます



遅れてスマソ
投下していきます


伊織「……」

律子「…最近、調子はどう?」

伊織「充実してるわ…それなりに」

律子「そう…」

律子「……」

伊織「……」

伊織・律子「…あのっ!!…」

伊織「……」

律子「…伊織、先でいいわよ……」

伊織「そんな…律子から言ってよね…」

律子「……わかった」

律子「まず…伊織にも直接謝らないとね…」

律子「…本当に、ごめんなさい」

伊織「ちょっ…律子!?…」

伊織「…謝らないでちょうだい…私、律子が私に向かって頭下げてるのなんて見たくない」

伊織「…私は別にいいの、律子は何も悪くないわ」

律子「伊織……」

伊織「私こそ、律子やあずさ、亜美にも心配かけたわ…」

伊織「…ごめんなさい」

律子「……」

伊織「……」

律子「…伊織は、さっきの話きいてたのよね?」

伊織「……ええ」

律子「なら、言わなくてもわかると思うけど…」

律子「…もう一度私達、竜宮小町としてやり直さないかしら?」

伊織「……」

律子「こんなこと…自分勝手なのも分かってるし、謝ったそばから言っちゃいけないのもわかってる…」

律子「でも…これが私の、いや…私達の本音…正直な気持ちなの…」

伊織「……」

律子「返事を…聞かせてもらえるかしら…?」

伊織「……」

伊織「わ…私は…」

律子「別に今返事をくれなくてもい…」

伊織「…いいえ、今言うわ…」

伊織「…私………」

律子「……」

伊織「…私、律子の気持ちにはこたえられない」

律子「…!!」

伊織「確かに竜宮小町をやってる頃に…って思ったことはあるわ…」

伊織「…私がやつと再出発するときにあえてあの曲を選んだのも、もしかしたらその気持ちの表れなのかもしれない」

伊織「…竜宮小町は私にとって、私のアイドル生活の原点だって思う」

伊織「竜宮小町にいて得たものも沢山あったし、楽しいことも一杯あった…」

律子「…ならどうして……」

伊織「……」

伊織「…私が竜宮小町にいたら、またみんなに甘えてしまう気がする」

律子「別に…みんなで助け合っていくのは悪いことじゃ……」

伊織「助け合うのと、甘えるのは…私は違う気がする…」

伊織「それに…律子には悪いかもしれないけど…竜宮小町にいたら、私…これ以上変われない気がするのよ…」

律子「……」

伊織「…それは別に、律子達がどうこうって訳じゃないの」

伊織「私は…自分の力でどこまで登れるのか知りたい、自分の限界を知りたいの」

伊織「…奴となら、それが出来る気がするのよ」

律子「……それは、竜宮小町にいてはできないことなのね…?」

伊織「……」

律子「……それが、伊織の考えた結果なのね?」

伊織「……ええ」

律子「…わかった、竜宮小町の件は諦めることにするわ」

律子「…1年半前にはあんなに小さかった伊織が、今はこんなことまで考えてるとはね」

律子「…正直、驚いたわ」

伊織「……」

律子「…と言うことは、伊織とはこれからはライバル同士って訳ね」

伊織「えっ?…それってどういうことよ?」

律子「実は…私達も今年のIA大賞を目標にしているの」

律子「…こうなった以上、いずれフェスで対決する日が来るかも知れないわね」

律子「そのときは手加減しないわよ?伊織のこと、絶対負かしてあげるわ!!」

伊織「望む所じゃない、私も相手が律子達とはいえ負けるつもりなんてないわ…返り討ちにしてあげるわよ!!」

律子「負けてから、私達のユニットにれてくださいなんて言っても絶対きいてあげないからね!!」

伊織「あら…余計な忠告ありがとうございました」


律子「…こうやって伊織と話すのも、竜宮小町の時以来ね…」

伊織「何よ…水くさいこと言っちゃって、おんなじ事務所にいるんだからいつでも話せるじゃない」

律子「……それもそうね」

律子「さて…話も終わったことだし、残りの仕事片付けようかしら…」

律子「伊織はちゃんとプロデューサー殿にこの事報告しなさいよ?…多分まだ屋上にいるはずだから」

伊織「いいわよ、めんどくさい…どうせ明日からもいつも通りなんだから…」

律子「ダーメッ!!ちゃんと行きなさい」

伊織「わかったわよ…相変わらず律子は律子ね…」

律子「…聞こえてるわよ、いいからさっさと行く!!」

伊織「はーい…」


事務所屋上


P「……今夜の月は、曇ってて見えないな」

P(……伊織はどうしたもんかな)

P「ううっ…寒い寒い…この時期でも夜は冷えるな…」

???「まったく…だらしないわね…男なんだからもっとシャキッとしなさいよね?」

P「……伊織か」

伊織「あら?私じゃ何か悪かったかしら?」

P「…いや、むしろ伊織の事を考えてたところだよ」






P「で?律子とはどうだったんだ?」

伊織「断ったわ、ちゃんと話した上で」

P「そうか…本当にそれでいいんだな?変更するなら、今ならまだ間に合うぞ」

伊織「何よ?そんなに私にいってほしかったわけ?」

P「そういう訳じゃない、ただもし俺が失敗して律子達が成功したら、伊織は後悔することになる…」

P「伊織にはそうなって欲しくないだけだ…」

伊織「…大丈夫よ、私はこの判断を一生後悔するつもりはないわ、あんたが失敗しようがそれは変わらない」

伊織「…それにこの私がついてるんだから、絶対あんたに失敗なんてさせないんだからね!!にひひっ」

P「…そうか、それならいいんだ」

P「ううっ寒っ…夜も遅いしそろそろ帰るか、送ってくぞ」

伊織「…あんた、流石にそれは笑えないわよ」

P「今日のことなんだから流石に忘れるか…ただ、伊織とちょっとゆっくり話がしたいだけだ」

伊織「なんだ…そういう事ね、ちょっと待ちなさい」ケータイトリダシポパピプペ

伊織「…もしもし新条?その…カクカクシカジカ」

伊織「…わかったわ、じゃあ」ピッ

伊織「送迎の車は断っといたわ、さっさと行くわよ」

P「意外だな…“別に、私はあんたと話したくないから結構よ”とか言われると思ったのに…


伊織「今日は気分が良いのよ、ほらっさっさとする!!」スタスタ

P「……へいへい」スタスタ


ウッ…アンタタバコクサイワネ…

ソリャサッキマデスッテタカラナ



高木「いやぁ…若いってのは良いねぇ…そう思わんかね?音無くん」

小鳥「ええ…そうですね…」ニコッ




P(さて…明日からも頑張るかな!!)


とりあえず今回は続行ルートで行かせてもらいました

でもなんかこのまま閉めても違和感無さそうだな…
自分としては伊織の動機付けが少し弱かった気がしますが…そこは及第点で…


次の更新は未定ですが、出来れば明日には書ければと

遅筆ですが読んで下さった方本当にありがとうございました

新堂さん…

>>157
べっ…別に知ってたよ?
ツッコミ待ちよ?


嘘です
多分普通にミスかな
すいませんでした

おまたせしました


投下再開します


事務所



P「おはようございます」

小鳥・律子「おはようございます」

あずさ「あら?プロデューサーさん、おはようございます」

亜美「おっ!?おっはよ→兄(c)」

P「おお早いな…あずささんと…えっと…」

P「…真美か!?」

亜美「うあうあ→…そりゃないっしょ?亜美だよ、亜美!!」

あずさ「あらあら」

P「あれ…?違ったか…今日は合ってると思ったんだが…」

亜美「てか昔ならまだしも、今なら間違える要素ないっしょ…」

P「……面目ない」

亜美「いいかい兄(c)?チョンマゲが亜美でポニーテール真美…」



伊織「…無駄よ亜美、こいつにそんなん言っても三日と持たないわ」

亜美「いおりん!!ちょっとどうにかしてYO!!」

あずさ「おはよう伊織ちゃん」

P「…おはよう伊織」

伊織「おはよう、あずさ」

P「……俺は?」

亜美「いおりん、こんな猿尻がプロデューサー
ダイジョブ?」

あずさ「亜美ちゃん、鳥頭のことかしら?」

伊織「まぁ…スケジュールくらいなら覚えられるし、それにやるときはやれる奴なのよ?」

P(伊織……)

伊織「でも鳥頭なのは否定しないけどね」

P「ガクッ……」

亜美「おお!!これは今流行りの“上げて落とす”ってやつですな?」

律子「……そんなんいつ流行ったのよ?」

律子「て言うか亜美、あずささんもそろそろ出る時間よ、早く準備しちゃいなさい」

亜美「…あいあいさ→」

あずさ「それではロデューサーさん、失礼します」ペコッ

P「おう、頑張れよ二人とも」

亜美「…あいあいさ→」

あずさ「ふふっ、ありがとうございます」ニコッ

>>168


あずさ「それではロデューサーさん、失礼します」


あずさ「それではプロデューサーさん、失礼します」


脳内補完できるレベルだと思うが
すいませんでした


P「律子、もう行くのか?今日は早いんだな」

律子「それはそうですよ、これからは伊織達のライバルですから」

P「…律子たちもIAを目指してるってことか」

律子「察しがいいですね、…昨日は色々と迷惑かけてすみませんでした」

P「別にかまわんぞ?俺達は事務所の仲間なんだから、困ったらいつでも相談に乗るよ」

律子「ありがとうございます、伊織が信頼してるのも…少しわかる気がしますね…」

P「ん?後半なんかいっ…」

律子「何でもないですよ!!…そろそろ出発しますね」

アミーアソンデナイデハヤクジュンビシナサイ

ウアウアーオニグンソウノオデマシダヨォー

アラマァタイヘンネェー

伊織「……」

P「……伊織、もう一度確認するけど、本当に良いのか?」

伊織「…いいの、もう決めたことよ」

P「そうか、よしっ!!今日のスケジュールは…っと」

P「……しまった」

伊織「どうしたのよ?まさかあんたスケジュール忘れたなんて…」

P「……今日はオフの日だったわ」

伊織「……へ?」

P「と言うわけで、帰っていいぞ」

伊織「ちょっと待ちなさいよ!!それどういう事よ!?」

P「……すまん、伝え忘れてた」

伊織「まったく…あんたってやつは…」

P「…本当に申し訳ない」

伊織「…まぁ良いわ、今日は私の好きに過ごして良いってことね?」

P「そういう事になるな」

伊織「なら私は帰らせてもらうわ」
ケータイトリダシポパピプペ

伊織「もしもし新堂?…カクカクシカジカ」

伊織「わかったわ、それじゃ」ピッ

伊織「…と言うわけで、10分後には迎えがくるわ」

P「そうかじゃあまたな、気を付けろよ」

伊織「ちょっと待ちなさい」

P「…どったの?」

伊織「この伊織ちゃんが10分間暇だって言うのよ?何か私を楽しませてあげようとは思わないのかしら?」

今度は…今度は間違えんぞ


晩飯タイムです
終わったら戻ってきます

再開します

P「うん…思わんな、俺にだって仕事があるんだ」

伊織「何よ?そんなの後回しでいいじゃない、この伊織ちゃんが暇をもて余しているのよ?

P「何言ってるんだ、これは伊織のたためにやってるんだぞ?」

伊織「う…わかったわよ…じゃあ私も手伝ってあげるわ、これならいいでしょ?」

P「良いのか?せっかくのオフの日なんだから仕事のことを忘れて…」

伊織「良いのよ、あんたの仕事が早く終われば
あんたが私の暇つぶししてくれる時間が増えるじゃない」

P(……それって本末転倒じゃ?)

P(…でも伊織が満足するならそれでいいか)

伊織「…何考え込んでるのよ?この伊織ちゃんが手伝うって言ってるんだから遠慮なんて要らないのよ」

P「…わかった、じゃあまずこれを…」

伊織「えっと…こうね?」

P「そうそう、なかなかやるじゃないか」

伊織「トーゼンでしょ?なんせこの水瀬いおr…」

P「次は、これを…」

伊織「うう…わかったわよ」

???「失礼します、伊織お嬢様、お車到着致しました」

伊織「新堂、今はちょっと忙しいの、後にしてもらえる?」

新堂「かしこまりました、お迎えはいつに致しましょ…」

伊織「今日はもう良いわよ、帰ってゆっくり休んでなさい」

新堂「かしこまりました」

伊織「新堂、いつもありがとう」

新堂「ありがたきお言葉」



伊織「…さぁ、再開しましょ?」

P「あれが新堂さんか…思ったよりもご年配なんだな」

伊織「あら?あれでもあんたの100倍優秀よ」

P「それはたいそう優秀なこったな」



P「伊織、それはこうだ」

伊織「わかったわ、こうね?」




P(そんな感じで俺は伊織と二人で仕事を片付けた)

P「…よしっ、今日の分はこれで全部だ」

伊織「はぁ…とっても疲れたわ…」

P「だから良いのか?って聞いたのに」

伊織「いいのよ…それよりあんた、毎日こんな大変なことやってるの?」

P「まぁ日によるがな、今日はいつもよりは楽な方だ」

伊織「へぇ…あんたのこと少し見直したわ」

P「ならもっと普段から俺を労ってくれよな」

伊織「はいはい、検討しておくわ」

伊織「それより…今日は新堂遅いのね、いつもならもう迎えに来てる時間なのに」

P「…伊織、非常に言いにくいんだが」

P「お前、新堂さんのこと追い返してなかったか?」

伊織「う…そう言えば…」

伊織「あんたよく覚えてたじゃない」

P「まぁな、もう俺は鳥頭のおじさんじゃないんだ」

伊織「そうね…鳥頭から馬頭に格上げってとこかしら?」

P(…なんか変わったのか?)

P「と言うわけで、送っていこうか?」

伊織「不本意だけど仕方ないわね」

P「よし、じゃあ準備して出るか」

伊織「…ねぇ」

P「ん?どした?」

伊織「いっ…一度しか言わないから、よく聞いてなさいよね!?」

P「なんだいきなり…言ってみろ」

伊織「その…えっと…//」

伊織「いつも…ありがとう…//」

P「…今なんて?」

伊織「もう良いわ…さっさと帰りましょ…」

P「ちょ…なんだよ気になるな…」

伊織「明日からも頑張りましょって言ったの!!」

P「なんだ…そうだったのか…頑張ろうな」

P「伊織…お前の夢、絶対かなえてやるからな」

伊織「何よ?もっと大きな声で言いなさいよ」

P「何でもないよ、どういたしましてって言っただけだ」

伊織「ちょ…聞こえてたんじゃない!!」

P「んー?何のことだかさっぱりだな」


ナニトボケテンノヨ!?

ベツニトボケテナンカナイゾ?



高木「…仲睦まじきことは、よきことだねぇ…そう思わんかね?音無君」

小鳥「そうですね、社長」ニコッ

今日はネタギレだからこんなもんで


今全部見返したら割とミスが多いことに気づきました
本当に申し訳ありません

次回は明日か明後日に書きます

遅筆ですが読んで下さった方、本当にありがとうございました

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