両津「叛逆の物語だと…?」キュウべぇ「そうだよ両津!」 (78)

以前ニュー速VIP板で公開した本人です
誤字脱字が多かったのと最後のオチをもう少し弄りたいのでここで投下します

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1386238517

話はマミさんと戦った後でまどかとお話して別れた後の出来事で

三滝原派出所

両津「1週間だけの出張とはいえ見慣れない町は慣れんもんだな…」

ボルボ「まあそういうな両津、顔なじみの面々で勤務なんだ、細かい事は気にせず楽しくいこうじゃないか」

左近寺「それに下町と比べればだいぶ都会だし、俺には何時も側に沙織が居るし」

本田「まあ1週間だけの辛抱ですよ~先輩~」

両津「ふう、亀有が恋しいぞ…」

両津「ふう、今日の勤務も終わりだ」

ボルボ「両津、帰る前に一応日報と亀有派出所に業務連絡しなきゃだぞ」

両津「ワシらの行いを信用していない部長のおかげで余計な仕事がふえまくりだ…ったく」

本田「まあ先輩は信用する以前の問題ですからね~」

ガン!

両津「やかましい!さて、電話するぞ…」

両津「あれおかしいな…電話番号を入力しても亀有の派出所につながらないぞ?」

左近寺「電話番号間違えたんじゃないのか?」

両津「そんなはずはない。だってこの電話に番号登録されてるんだぞ?」

ボルボ「ふむ、なら電話が故障したのだろう。俺が携帯でかけてみよう…」

ボルボ「む…つながらん…それどころか音声ひとつないのも変だな…」

両津「寺井あたりが電話の受話器をかけわすれたりでもしたんだろ?」

本田「先輩…実はこの三滝原意外の町、全てが無かったりして…」

両津「んなわけあるか!怖い事いうんじゃない!ただの電話の故障くらいで」

ほむら「今なんていったの!?貴方達!?」

両津「って誰だよお前?」

左近寺「こんな時間に女の子が一人で危ないぞ。さぁ早く帰れ」

ほむら「私は暁美ほむらよ。そんなことよりおまわりさん。今貴方、そとの世界が無いかもっていったわね?」

本田「あ、いやその、今のは冗談でして…あはは」

両津「まったくくだらん冗談を言いやがって」

ほむら「いいえ、冗談ではないわ…しかも私たち意外でそれに気づくなんて…貴方達なにもの?」

両津「ただの電話の故障だ!大体お前いきなり何なんだ!その魔法少女みたいなコスプレは!あと額血まみれだぞ!」

ゴシゴシ

ほむら「あ…ありがとう…ゴリラ…」

両津「だれがゴリラだ!」

ゴツン!

ほむら「っ・・・!」

ボルボ「こら両津!女の子に拳骨はないだろ!」


両津「こんな時間に血のりを使ってミリタリーごっこで夜更かしている少女を叱ってあげたのだよ。すこしは反省したまえ、ほむら君」

ほむら(さっき巴マミと戦ってきたのよ…血のりではなく本物なのだけれど…)

ちょっとなべに掛けてたおでんが沸騰して大変なので席外します。
すぐ戻って再開します

ちょっとなべに掛けてたおでんが沸騰して大変なので席外します。
すぐ戻って再開します

ほむら(魔法少女でもないのに何なのよ…この威力…!まさかこいつ…この偽りの三滝原を支配してる魔女じゃ…!)

ほむら「貴方…この世界を操ってる魔女ね?」

両津「あん?何訳のわからないことを言ってるんだ…?魔女だかなんだか知らんが、ワシは生まれもって性別は男だ」

ほむら「なら…どうしてこの世界に閉ざされていると言う事を察することができたのよ?説明して!」

両津「ああやかましい!だから本当に知らんって言ってるだろうが!ワシはプラモデルを組み立てる!本田!このガキの相手をしてやれ!」

本田「ええ!?そんなぁ…酷いですよ先輩~~~!」

両津「そいつの相手が終わったらワシも仕事をあがる。頼んだぞ…」

カチャカチャ

いつも誤字等の指摘ありがとうございます

ほむら「それ、マスターグレードのウイングガンダムゼロでしょ…?貴方プラモデル好きなの?」

両津「ん?お前プラモデル好きなのか?」

ほむら「え?ええまぁ…私前まで病弱で、インドアな生活が多かったから…そういうの好きなのよ」

両津「そうなのか。最近テレビ版のウイングゼロも発売されたからな。EW版のこっちも欲しくなったんだよ」

ほむら「テレビ版の方…プロトゼロよね…羽の可動範囲が低いのよねあれ…」

両津「お前も同じ不満を思っていたのか…あれは改造すれば何とかなるが素人にはどうも出来ないからな…ロボット魂の方が可動範囲は上だな」

ほむら「でもあれはバーニアの再現が省略されてて羽を開くと微妙なのよ…」

両津「なんだよお前!話わかるじゃねーか!」

ほむら「…貴方こそ…!」


ボルボ「何か気があってるな…」

本田「でも何しにきたんでしょうね、あの子…」

左近寺「可愛いが年齢的にアウトだ…沙織ぃぃぃぃぃぃ!!!!」

数分後


ほむら「と…言う訳なのよ…信じてくれる…?」

両津「ふーん、魔法少女なあ…まあ信じなくもないが…」

本田「過去にも神様とかと対決したり地獄から舞い戻ったりしましたもんね先輩」

ボルボ「身体能力だけで言えば神をも凌駕するからなこいつは」

左近寺「金が絡めば…だがな」

ほむら「でね、これが…」

ゴソゴソ

左近時「綺麗な宝石だな。アクセサリーか?」


ほむら「これはソウルジェムって言って私達魔法少女の…」

両津「お?飴玉か?美味そうじゃねーか。貰うぞ」

ゴックン

ほむら「?!!??!!?ちょ…何してるのよ!!!!」

両津「何か味しないな…美味しく無いぞ…?」

ほむら「飴玉じゃない!それはソウルジェムって言って私の心臓と一緒なの!魔法少女はこのソウルジェムが無いと生きていけないの!」

両津「なんだとー!!!!」

本田「あーあー先輩女の子泣かせちゃだめですよー」

両津「う…うるさい!腹が減っていた状態であんなもの見せられれば食べ物だっておもうだろうが!」

ボルボ「誰がどう見てあれを食べ物だと思うんだ…」

ほむら「半径100m以上離れちゃうと私は動けなくなっちゃう…両津勘吉…貴方、この事件が解決するまで私と一緒に行動してもらうわよ…!」

両津「なんでワシが…」

ほむら「私のソウルジェムを飲み込んだからよ!私が貴方のそばを離れれば私は動けなくなってしまう!だから責任を取るの…いい?」

両津「なんでワシがこんな時間に子供の世話せにゃいかんのだ!給料が出るわけでもないのに!」

ほむら「お金?お金がほしいの?無事事がすんだら100万円でも200万円でも払うけど?」

両津「ふん!子供にそんな経済力あるわけねーだろっ!馬鹿馬鹿しい…帰る!」

ほむら「だからまって…!ほら…まず前金としてこれを…」

両津「!?じゅ…十万円!?」

ほむら「私、お金だけはあるのよ。幼い頃から病弱で使い道もなかったしね。」

両津(どうやらこいつの言っている事は本当らしいな…うまくいけば本当に金ががぽがぽ入ってくるかもしれん…)

両津「しかたがあるまい。この両津勘吉、責任を持って暁美ほむらと事件解決に挑もうではないか」

本田「と言うか子供から報酬貰うってどうなんでしょう…」

ボルボ「あいつは金の事になると人が変わるからな」

左近寺「おい両津、俺らも協力するから報酬をだな…」

両津「あん?ほむらに聞いてくれ」

ほむら「別に構わないわよ?金銭欲なんて私には皆無だし」

左近寺「本当か…!これでまた沙織グッズが買える…うおおおおお沙織ぃぃぃぃ!」

本田「変な事にならないと良いけどなぁ…」


数分後



ほむら「以上が魔法少女のメカニズムの説明とこの町の異変よ」

両津「なんと言うかSFチックでいまいち信憑性に掛ける内容だな…」

ほむら「実際いまこうやって変身してみせたでしょう?」

チャキ! ←時間停止魔法で両津の背後に回るほむら

ほむら「これが私の能力、時間を停止したりできる魔法よ」

両津「んな!?いきなり後ろに回りこんで…驚かすんじゃねー!」

ごつん!

ほむら「っ…!今魔法を披露しただけよ…叩かないでっ(汗)」

ボルボ「本当に魔法少女なんて存在するんだな…それにその銃、トカレフじゃないか。子供がどうしてそんな代物を…」

ほむら「私は他の魔法少女と違って攻撃に特化した魔法が無いのよ…だから武器を用意して戦っているの」

両津「銃や爆弾を使って戦う魔法少女なんて聞いたことが無いぞ…?」

本田「それに僕達が偽りの見滝原にいると言うのも…なんというか…」

ほむら「これから少し実験をしてみたいと思うの…」

両津「実験?銃の的になれとかそう言うのならお断りだぞ?」

ほむら「いいえ、もっと簡単な事よ。両津勘吉、貴方は私のソウルジェムを飲み込んだ、だから貴方と私が距離を開け離れたらどうなるか試してみたいの…」

両津「そんなもんお前、パタンと倒れるのがオチだ。やめとけやめとけ」

ほむら「そうなれば良いのだけどね…でもどうしても気になるのよ…」

両津「そこまで言うならじゃあやってみるか。本田。バイクにほむらを乗せて1キロ位離れてみろ。ほむらが意識を失ったら正常ってことだな?」

ほむら「ええ…」

近くの公園にて


本田「じゃあいこっか、ほむらちゃん」

バイクにまたがる本田

本田「よっしゃー!飛ばすぜ!振り落とされんなよ嬢ちゃん!」

ほむら「え!?きゃああああ!何よ…人格が変わってるの!?」

両津「ふむ、あっという間にほむらが見えなくなってしまった」

ボルボ「こんな実験してどうするんだ?」

両津「ワシが知るか。あいつが満足した所で報酬を頂いて家まで送って万事解決だ。あと部長には内緒だぞ」

左近寺「沙織も魔法少女になったらきっと誰よりも可愛い…うう…沙織ぃぃぃぃい!!!!」


そして数分後

ほむら「…」

両津「で?どうだったんだよ」

本田「いや~それがあまりにスピードを出しすぎちゃって、それでびっくりして気絶しちゃったみたいです」

ほむらは目を回しながら気を失っていた

両津「ありゃ…これじゃあソウルジェムが切り離されて意識を失ったのかビビッて失神したのかわからんな…」

ほむら「えっと…その時の私、息してました?本田さん…」

本田「あ、うん。うなされてたけどね…」

しばらくしてほむらは意識を取り戻し…

ほむら「やっぱりそう…全てわかったわ…」

両津「満足したか…?」

ほむら「ええ…もう私…魔法少女ですらないのかもしれない…」

両津「だから全然意味が解らん…それにお前のソウルジェムだっけか?たぶんだがもう消化されてると思うぞ…?」

ほむら「んな!?」

ボルボ「両津の胃液は鋼鉄だろうとダイヤモンドだろうと平気で消化吸収するからな」

両津「さっきトイレにいったばかりだ間違いない」

ほむら「なによそれ…じゃあ私は…いつから魔女になってたのよ!?!?!??!?」

両津「魔女ってお前の言っていた魔法少女の成れの果てか…」


QB「そこは僕が説明するよ。両津勘吉」


両津「なんだこの奇妙なたぬきは!」

本田「どっちかっていうとうさぎじゃ…」

ボルボ「捕獲してみるか?」

左近寺「噛み付いて毒でも流されたりしないか?」

QB「初対面でいきなりぼろくそに言われたよ…」



ほむら「インキュベーター…やはり貴方の仕業だったのね…」


QB「そう、どうしていま君達が偽りの見滝原に居るのかを教えてあげる」

QB「このモニターを見てごらん。このモニター越しに見える世界が本来の君達の世界だ」

うつされたのは物凄い剣幕で鎧兜で刀を振り回す大原部長のアップだった

部長「両津の大馬鹿者めが!!!!」

ほむら「ぶっ!誰よこれ…!」

両津「げー!部長!やばい…電話で日報の報告をいれなかったから現実世界で怒りくるってやがんだ!おいそこの白いタヌキ!俺を現実の世界に戻しやがれ!」

QB「まあおちついてよ両津。ちゃんと説明するからさ」

両津「おちつけるかーーー!」

暴れる両津を押さえるほむらやボルボ達

それをみてQBが再び説明を再開した。

QB「円環の理というシステムを遮断する装置を、僕たちインキュベーターは、表世界の暁美ほむらに施した。簡単に言えばソウルジェムの中に暁美ほむらを閉じ込めたと言う事になる


両津「それとワシといったい何の関係があるんだ!ワシまで巻き込むな!」

ほむら「良いから黙って聞きなさい…!私より貴方が取り乱してどうするのよ(汗)」

QB「それでね、円環の理が行き届かない世界で閉じ込めた君のソウルジェムはどうなるか…非常に興味深い内容なんだよ」

両津「まったく興味が無い…」

QB「このシステムは僕が細工をしていてね、部外者を外から中に入る事はできないけど中からなら引き込む事ができるんだ」

両津「でほむらが余計な事をしてワシらを引き込んだっていうのか!お前なぁ!!!!」ぶおんぶおん!

切れた両津はほむらの肩を掴んで思い切り揺さぶった

ほむら「わわわ私しらなひわひょ!…」ぶおんぶおん!

QB「君達は運が悪くこの町に出張にきたがために巻き込まれたに過ぎない。被害者なのさ」

両津「つべこべ言わず脱出する方法を教えやがれこのボケダヌキ!」

ほむら「凄い言われ様ねインキュベーター…」

QB「ボケダヌキって…君は本当に口が悪いね両津…ほむらが鹿目まどかという存在に助けを求めれば全て解決するはずだったんだけど…」

ほむら「けど何よ…まどかの秘密を探ろうと言うのなら私はここで魔女になるわ…」

QB「いやそれもそうなんだけど…円環の理の正体であるまどかも、そしてソウルジェムに閉じ込められた被害者ももう脱出不可能になってしまったんだよ」

本田「そんなああああ!?どうして!?」

左近寺「うおおおお!一生表の世界で沙織に会えないなんて俺は生きていけえええん!」

ボルボ「ジョディぃぃぃぃ!!」

QB「両津が暁美ほむらのソウルジェムを食べたから」

一同「!?」

ギロ

両津「そんな怖い目でワシを睨むなお前ら!ほむらのソウルジェムを食ったから何だって言うんだ!円環の理とか言うのとぜんぜん関係ないだろ!」

QB「両津、君の金銭欲は宇宙一つ多い尽くしても飽き足らないほどのすごい力だ。そんな力を持つ両津がほむらのソウルジェムをたやすく吸収してしまうのは簡単だよね。
それが一体どういう結末を迎えるのか、凄く興味深いじゃないかっていうか君は本当に人間かい?」

両津「余計なお世話だ!」

ほむら「じゃあ私達はどうなるのよ?」

QB「円環の理と呼ばれる鹿目まどかたちでもこの両津勘吉という金の亡者の前ではどうにもならないんだよ。一生ここで暮らすか魔女化して死ぬしかないね君も被害者たちも…」

ほむら「そんな…そんなのイヤよ…嫌…いやあああああああああああああああああああああ!!!」

ほむらの体がうねり始め巨大な魔物へと変化し始めた

本田「わわわわ!?ほ…ほむらちゃん!?!?!?」

両津「なんだよ…こいつ急に変化しはじめたぞ!?!?!?どーなってんだ!?」

QB「両津、よく見ておくと良い。これが魔女と言う存在だ…ってあれ…デザインがなんか君ににてるね…」



魔女名~ホムリョウツ~




今度は新聞の集金払ってきます。
再開まで少々おまちを…

両津「余計なお世話だ!」

ほむら「じゃあ私達はどうなるのよ?」

QB「円環の理と呼ばれる鹿目まどかたちでもこの両津勘吉という金の亡者の前ではどうにもならないんだよ。一生ここで暮らすか魔女化して死ぬしかないね君も被害者たちも…」

ほむら「そんな…そんなのイヤよ…嫌…いやあああああああああああああああああああああ!!!」

ほむらの体がうねり始め巨大な魔物へと変化し始めた

本田「わわわわ!?ほ…ほむらちゃん!?!?!?」

両津「なんだよ…こいつ急に変化しはじめたぞ!?!?!?どーなってんだ!?」

QB「両津、よく見ておくと良い。これが魔女と言う存在だ…ってあれ…デザインがなんか君ににてるね…」



魔女名~ホムリョウツ~

二重失礼しましたorz

ほむら(これが魔女…なんか私の姿が両津勘吉に見える…死にたい…)

ボルボ「なんか巨大な両津だな」

QB「きっと両津がほむらのソウルジェムを消化した影響だろうね、君の責任だよ両津勘吉」

両津「わ…わしは知らん!」

ほむら(ごめんねまどか…こんな姿になっちゃって…私しぬわ…)

ホムリョウツがのしのし歩き始めた。
その先には巨大なギロチンがある。

本田「先輩たいへんですよ!きっとほむらちゃんあんな姿になったから自殺しようとしてるんです!」

両津「あんな姿とはなんだ!一応ワシの姿を模しているんだ!失礼な!」

両津「くっそー!このまま死なれても後味が悪い…本田!ボルボ!左近寺!ワシらでほむらを助けるぞ!」

ボルボ「お…おう!でも確かにあの姿は不気味だ…」

左近寺「報酬を貰って沙織とデートするんだ…俺はこんな所で死なんぞ…!!!」

本田「でもどうするんですか!?僕たち生身の人間ですよ~!?あんな巨大なゴリラみたいになったほむらちゃんを相手になんて…」

???「私達でよかったら協力させてもらうわよ!」

両津「ん?誰だお前達?」

さやか「私たちは、かつて希望を運び、いつか絶望を振りまいたものたち。」

なぎさ「今は円環の理と呼ばれる存在の一部なのです」

マミ「私は状況はよくわかってないけど…あのゴリラが暁美さんなのよね…」

まどか「酷いよ…ほむらちゃんがあんな醜い姿に…」

杏子「よくわかんねーけどあいつを止めれば良いんだよな…っていうかゴリラだな」

さやか「そう言ってやらないで、あー見えて一番つらいのはあいつなんだから」

両津以外の一同「うんそれはまったくその通りだと思う」

両津「なんかわからんがお前らムカツクな!!まあとにかく行くぞ!皆突撃だ!」

ご飯食べてきます 続きは今日中にまたあとで!

一同「おー!!!!」

挿入歌 misterioso

本田「オラオラーーーー!てめーら邪魔だどけーーーー!!!!」

バイクでほむらの使い魔を蹴散らす本田
後ろの席には杏子が乗っていた


杏子「あんたバイクに乗ると性格かわんのな…でもアンタみたいなやつ嫌いじゃないぜ!」

本田「煽て上手だな嬢ちゃん!!振り落とされんじゃねーぞ!!!オラーーーー!」

杏子「おぅ!」

さやか「一人で溜め込むなってーの!」

さやかがホムリョウツに切りかかる

ばちん!

さやか「ぎゃ!」

張り手で地面にたたきつけられるさやか

なぎさ「あれ。両津の影響であの魔女かなり強くなってるのです」

さやか「あれま…でも…諦めないよ!」

両津「200万円が掛かってるんだ!こんな所でしんでられーん!」

素手でホムリョウツの使い魔を倒していく両津

さやか「あの人本当に人間?下手すれば…ううん下手しなくても私らよりつよいんじゃ…」

左近寺「余所見して油断するなよ!」

さやかを狙う使い魔に柔道技を使いどんどん追い詰めていく

そしてボルボはは使い魔にバズーカをお見舞いした

なぎさ「なぎさ。お腹すいたのです…」

ボルボ「ほら。携帯食のチーズでよかったら食べろ。腹が減っては戦ができないからな」

なぎさ「わー!ボルボありがとうなのです!」

ボルボ「ぶーーーー!!!!(鼻血)」

なぎさに抱きつかれて鼻血を出して失神するボルボ

マミ「私達もいくわよ!鹿目さん!!」

まどか「はい…マミさん…!」

まどか&マミ「ティロ…デュエット!!!!」

そして使い魔の半分を蹴散らし…

マミ「鹿目さん…!暁美さんの下へ!!!!」

まどかは頷くと、ホムリョウツ本体へ急いでかけよるが使い魔が再び邪魔をしてきた。

ドガバキ!

両津「こんな所でもたもたするな!ほれいくぞ!」

まどか「え?あっきゃっ!」

両津はまどかを抱っこすると使い魔を薙ぎ払いながらホムリョウツの元へ駆け寄った

まどか「ほむらちゃん…一人ぼっちになったらだめだよ…そんなの絶対だめだよ…!」

ほむら(まどか…私…)

両津「馬鹿野郎!何でもかんでも一人で抱え込みやがって…!おまえにゃこんないい奴が友達でいるんだろーが!戻って来いほむら!」

ほむら(両津…さん…)

ほむら「ぐす…ごめんなさい…私…弱くて…私のせいで…!まどか…両津さん…!」←元のほむらの姿にもどる。

両津「ったく世話焼かせやがって…」

まどか「ほむらちゃん…両津さん…」

両津「この空間を破るぞ…お前ら…全力でいけよ…」

ほむら&まどか「こくん」

まどかとほむらが二人同時に弓矢を構える

足元には金色の翼が広がり両津達を包んだ

そしてまどかとほむらが同時に弓を放つ

すると見事インキュベーターに当たり天井にひびが生えた。

キュウべぇ『わけがわからないよ!!!』

本田「あともうすこしですよ!」

ボルボ「いけ!両津!」

両津「おうよ!てりゃあああああああああ!」

両津が下駄を思い切り天井に投げつけると…

天井が音を立てて崩れ落ちた

杏子「やったのかよ…!」

さやか「うん、これで元の世界に…本当のまどかに会えるよ…ほむら」

左近寺「俺も本当の沙織に会いたいぃぃぃぃ…沙織ぃぃぃぃぃ!」

さやか「誰だよそれ…(汗)」

マミ「両津さんて男前で素敵ね////」

杏子「何言ってるんだあんた…(汗)」

なぎさ「なぎさはチーズをくれるボルボが好きなのです!」

ボルボ「ブーーー!(鼻血で再び気絶)」

偽りの見滝原は音を立てて崩れ…

元居た世界にもどった

目の前には目を閉じて眠っているほむらが。

杏子「さやかたちは行っちまったのか…それにあのおっさんたちも…」

マミ「彼らはどうか知らないけど…そろそろ暁美さんを迎えに来るはずよ…円環の理が…ほら…」

あたり一面が綺麗な花に包まれる。そして天井から道が現れ、ゾウのような馬車のような物にに乗ったさやかとなぎさ

さやか「色々大変だったけど…」

なぎさ「一件落着なのです♪」

そして道の奥から明るい光が現れ…

白いドレスを着た羽の生えた少女があらわれた。

マミ「あれが円環の理…」

その少女は横たわるほむらのもとへ近づき…

アルティメットまどか「やっと会えたねほむらちゃん…今まで一人でずっと頑張ってきたんだよね…」

とほむらに手を伸ばした瞬間…

ほむら「このときを待っていた…(にたぁ…」

ほむらは薄気味悪い笑みを浮かべアルティメットまどかの両腕を強引に掴んだ

アルまど「ほ…ほむらちゃん!?」

どす黒い風がまどかとほむらを覆う

さやか「な…!?なによこれ!?暁美ほむら…あんたいったい何を…」

ほむら「もう離さない…まどか…」

とその時

ガラガラガラ!!!!

瓦礫の中から突如何者かが現れ更にアルティメットまどかの腕を掴んだ

ガシ

アルまど「え!??え!?!?!??!」

こち亀:あのBGM


両津「ほむら!!!この円環の理っていうやつから金を受け取ってたんだなぁ!自分だけ抜け駆けしやがって!!絶対逃がさねーぞ!!!報酬払いやがれ!!」

ほむら「ちょ…両津勘吉!?あなた何処から!!!???」

ガラガラガラ!!!!

更に瓦礫の中から何者かの手が伸びてまどかを掴みだす

ガシ

本田「自分だけお金貰うなんてずるいですよ先輩~~~~!僕にも壊れないバイクをください円環様ぁぁぁぁああ!!!」

アルまど「ちょ…!」

ほむら「あ、貴方達!?こんな時に邪魔しないで!!」

ガラガラガラ!!!!

ガシ!

ボルボ「俺だってここまで頑張ったんだ!!!だからせめてその力で俺の女性恐怖症を治すくらいしてくれ!!!!」

アルまど「何…何なのこれ!?」

ほむら「」←白目

ガラガラガラ!!!

ガシ!

左近寺「お前らばかりずるいぞ!女神様…!沙織を…沙織を現実世界に存在させて俺の嫁にしてくれえええええ!!!」

ほむら「何を訳のわからないことを言ってるの貴方達…!離しなさいっ!!!」←泣き顔

アルまど「ちょ…私が…裂けちゃう!!!!!!」

ほむら「ぬううううううう!!!!!!」←大泣き


周りは光に包まれ…ほむらや両津たち5人は宇宙のような空間にいた

QB「君たちは因果をデタラメにしてしまった…一体何を考えているんだ!!!!」

ほむら「円環の理の一部から人間だった頃のまどかを剥ぎ取った筈…なのだけど…うぅ…」

両津「おい…そんな事より報酬は?!ほむら!金払え!」

ぶおんぶおん!とほむらを揺さぶる両津

ほむら「いやその…さっきの光に包まれた際の暴風でそんなもの吹き飛んだわよ…」

両津「大体そんな黒い翼生やしてレオタードみたいな服きて誘惑してもガキなんぞにときめくか!!!」

ほむら「人の事言う前に自分の姿を見てみなさい…あなたも同じ格好してるわよ!!!!」

QB「残念だったね…両津」

左近寺「沙織…沙織はもらえないのか!!!!」

QB「そんなことできるわけないじゃないか。君は魔法少女じゃないんだし願いをかなえられる器じゃないよ。黒い翼にレオタードが両津以上に不気味だよ。左近寺竜之介」

ボルボ「俺の女性恐怖症を治してくれるんじゃ…?」

QB「そんなもの君自身の気の持ちようでなんとでもなるだろう?」

本田「僕のバイクは?」

QB「本田速人。物は使ってればいつか壊れるんだ。それは避けられない宿命なんだ。諦めるべきだよ」

両津「結局願いが叶ったのはほむらだけか…ギロ…」←キュウべぇを睨む両津

キュウべぇ「ひ!?そ…そんな怖い顔しないでよ両津。僕は今回の件で君たちから手を引くことにしたよ両津…君たちの欲の力は恐ろしすぎる…それじゃ…」

両津「待ちなさいキュウべぇ君…」

ガシ

キュウべぇ「な…なにかな?」

両津「ワシらは円環の理と呼ばれる因果に叛逆したもの…」

ボルボ「それに反するもの…」

本田「そうですね…例えるなら…」

左近寺「悪魔…だな…」

キュウべぇ「な…何が言いたいんだい…?」

左近寺&本田&ボルボ&両津『全部お前のせーだインキュベーター!!!!』

ボカスカボカスカボカスカ

キュウべぇ「ぎゃーーー!僕はなにもしてないじゃないかあああ!」

ほむら「あ…あの」(唖然)

あれからしばらくして、私達は普通の世界に戻れた。

私は円環の理からまどかが生きていた頃の部分だけを剥ぎ取り現実世界に存在させたつもりだったのだけど

両津さんたちの邪魔があったおかげで因果がすこしデタラメになったらしく。円環の理だった事や今までの事を記憶に残したまま、まどかは生き返ったのだった

私は円環の理を傷つけた悪魔。

とまどかに説明したけど、それでもまどかは私を大事な友達だと言ってくれた…

両津さん…ありがとう…なんだかんだで貴方のおかげよ…

と言う訳で私とまどかは亀有公園前派出所へお礼を言いに向かった。

ほむら「こんにちは…あのすみません。両津さんたちはいますか?」

麗子「あら?両ちゃんのお知り合いにしてはずいぶん可愛らしい子たちね…」

まどか「私達、両津さんにお世話になって…お礼にきたんです!」

麗子「そうなのね。わざわざ遠い所からありがとう。あら?そのイヤリング…両ちゃん達とおそろいじゃない?」

麗子はほむらに問いかける…

ほむら「え…?私のソウルジェムと同じ…まさか…」

麗子「貴方みたいな可愛い女の子がつけると凄く似合うわね。両ちゃん達にプレゼントしたの貴女かしら?」

笑顔で答える麗子に対して、ほむらの表情が一気に青ざめて怯えて汗だくになった

麗子「両ちゃん達、居るにはいるけど…」

中川「なんというか…」

中川は派出所の奥を指差した。

すると…

BGM:こち亀のオチのあの音楽

派出所内

両津「おい、インキュベーター…酒が切れたぞ…悪魔からの命令だ…買って来い…」

キュウべぇ「さ…さっき飲んだばかりじゃないか…それに警官が勤務中に飲酒なんてわけがわからないよ!」

両津 「今のワシは魔なるもの。警官とは似て非なるこの世の調和を乱すものだ。さぁ早く狩って来いボケダヌキ!」

キュウべぇ「そ…そんなぁ…!」

そこに居たのは黒と紫の宝石?のようなイヤリングをつけ目つきの悪い男達が4人テーブルに座っていた

本田「はぁ…全然綺麗になってないんだけど…バイクの掃除やり直し、真面目にやりましょうねインキュベーター…」

キュウべぇ「何回も洗ったってば!」

ボルボ「おいインキュベーター…新しい武器の性能を試したいから的になってくれ…」

キュウべぇ「毎日腹いせに僕の固体を銃の的にするのやめてくれないかな…」

左近寺「う…うぅ沙織ぃぃぃぃ悪魔になっても俺はお前を愛しつづける!沙織ぃぃぃぃいい!!!」



まどか&ほむら「」

麗子「なんか出張から帰ってきたら急に皆目つきが悪くなって皆耳にイヤリングして…何なのかしら…」

中川「あれって俗に言う中二病ってやつじゃないんでしょうか(汗)」

まどか&ほむら「…(汗だく)」

麗子「貴女たち何かしらない?」



まどか「ご…」

ほむら「ご…」

まどか&ほむら「ごめんなさいーーーーーーーーー!」

たたたたたた!


両津「早く酒かって来い!魔獣と同じ目にあわせるぞ!」

キュウべぇ「ちょ…だれか以前の世界にもどしてーーーー!」

帰り道

まどか「なんかあっけない終わり方だけど…これはこれでよかったのかなって思っちゃう」

ほむら「まどか…私はみんなの心を踏みにじって自分の欲望を優先してしまった…そんな私が友達でいいの?」

まどか「何言ってるの…ほむらちゃん。結局ほむらちゃんは結果的に皆を見捨てなかったじゃない…私は…これで良いと思うんだ…」

ほむら「まどか…グス…うん…」

まどか「それに中川さんたちが言ってたけど、両津さんて欲望のために相手を踏みにじったレベルはほむらちゃんの比じゃないって言ってたよ…?」

ほむら「え…そ…そうなの?」

まどか「それと…ほむらちゃん…」

ほむら「なあに?」

まどか「ほむらちゃんて両津さんの事すきなんでしょ?」

ほむら「な!?何言ってるのよまどか!私はあんなゴリラなんて…////」

まどか「えへへ、ほむらちゃん照れてる~。マミさんもね、両津さんに惚れたんだって~」

ほむら「な!?そ…それは駄目よ!両津勘吉は私の…!」

まどか「恋のライバルだね♪」

ほむら「私は巴マミには負けないけどね…」ファサッ

まどか「ケーキでも食べてかえろっか、ほむらちゃん」

ほむら「うん…!」


EDテーマ:君の銀の庭~CV:両津バージョン~

ED後

見滝原裏山の花園のにて

両津「それでは…」

まどか「無事に平和を取り戻してくれた両津さんに…」

ほむら「かんぱい…!」

一同「乾杯!!!!!」

戦いが終わりしばらくしてほむらやまどかの提案で、両津へのお礼として魔法少女吸湿のお祝い会をしていた

さやか「私は複雑かなぁ…あいつら円環の理と対をなす関係…悪魔だから…でもさ…悪い奴らじゃないから複雑な気持ちだよ」

杏子「まあいいんじゃねーの?何はともあれバランスの取れた世界になったんだから」

マミ「両津さんにお酌してくるわ…////」

ほむら「巴マミ…彼へのお酌は私がする…邪魔しないで…」

マミ「何よ…邪魔するき?」

二人は火花を散らしながらにらみ合う

まどか「あのほむらちゃん…マミさん?仲良くしようよ???」

オロオロするまどか

だがそのとき

ガチャン…ガチャン…

重量感のある足音が周囲を揺らした

中川「あれ…あそこにいるのは…!」

麗子「まさか!」

本田「ふふふ…今の僕達は悪魔ですよ?怖いものなんて・・・・って…ひぃぃぃぃぃ!?」

一同はあっけに取られて白目になった

悪魔になったほむらや両津たちのしているイヤリングは一つずつ。
しかしそこに立っている存在はそのイヤリングを二つも耳につけておりさらに…

鎧武者のような姿で完全武装し、悪魔をも凌駕した凄まじい形相で両津を睨んでいた…

両津「ま…まさか…(汗)」

アルティメット悪魔部長「両津…とんでもない事をしてくれたな…」

悪魔翌両津「ぶぶぶぶぶ…部長!!!!!!!!」

アルティメット悪魔部長「見滝原派出所付近の公園でで中学生くらいの女の子を連れまわしている警官がいると通報が入った…」

悪魔翌両津「ちちちち、違います!誤解であります!!!」

アルティメット悪魔部長「しかもその女の子から金品を受け取っている姿も目撃されたそうだ…」

悪魔ほむら「ちちち、ちがうんです両津さんの上司さんこれには深いわけが…!」

アルティメット悪魔部長「おお、君がその女の子か。君にもしっかり指導教育せんとな?(ニコ」

悪魔ほむら「ひぃぃぃぃぃ!」

アルティメット悪魔部長「このぶぁっっっかもんーーーーーーーーーーーーーー!!!」

両津&ほむら&ボルボ&本田&左近寺「ひぃいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」


キュウべぇ「わけがわからないよ…ぐすん」←酒や食料のパシリ



おしまい

昨日投下したSSは、オチに部長を出していなかったので、ちゃんとSSを完結させたい理由もあり

再度書き込ませていただきました。

最後までみてくれたかたはありがとうございました。

それでは!

最後の最後で酷い誤字すみませんでした

悪魔翌翌翌両津×
悪魔翌両津○

でした
しつれいします!

酔っ払ってひどい事に

悪魔翌翌翌両津×

悪魔翌両津○

です。

ご迷惑をおかけして本気でごめんなさいでした!

そうなのですね…失礼しました

悪 魔 両 津○

悪 魔 翌 両 津×

何度もすみません本当に

初心者にもかかわらず色々と教えていただきありがとうございました!
これにて本当に失礼いたします!

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