両津 「 なに!ホグワーツ魔法魔術学校だと!?」 (112)

両津 「 いきなりふくろうがワシに手紙を届けてきた。『両津様、あなたをホグワーツ魔法魔術学校に招待します』だとよ。バカバカしい!誰の仕掛けたイタズラだ?」


本田 「でもせんぱーい、噂では魔法使いを育てる学校があるそうですよ~」


両津 「 バカ!漫画や小説の読みすぎだ!・・・しかしイタズラの犯人を探すという名目で仕事はサボれるか・・ふむ、いっちょ付き合ってやるかな」


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本田(バイク搭乗モード)「ダンナ、着いたぜ!成田空港だ」ブロロ

両津 「 ええと、指定の待ち合わせ場所は成田空港の9と、、、馬鹿な!9と4分の3番ゲートだと!?そんな場所は存在せん!」


本田(通常モード) 「 ひとまず9番ゲートと10番ゲートの間で待ってればどうですか?」

そして時は過ぎ、、、


両津 「 指定の時刻なのに誰も姿を現さんな、、くそっ、イタズラならイタズラで、ネタばらしに顔くらい見せろってんだ!
大事な勤務時間中に付き合ってやったのに!」


本田 「さっきは喜んでたような、、」

その時何者かが2人の背後から語りかけた


謎の男 「リョーツ・カンキチ氏ですね」


両津 「!キサマ何者だ!?この手紙の送り主か!?」


本田 「 どこから現れたんだこの人! 僕たちの背後には柱しか無かったのに!」

謎の男 「 私の正体が知りたければついて来て下さい」スッ


男は柱の中に消えていった


本田 「 ひいい!?柱の中に消えましたよ!?まさか本当に魔法使いなんでしょーか?」


両津 「ふん!何か細工があるに決まってる!だが面白い、乗ってやろう!ワシらもいくぞ、本田!」


本田 「 へ?招待されたのは先輩1人じゃ、、」


両津 「 うるさい!乗りかかった船だ!」


グイッ


本田 「うわーーー僕は行きたくないーーーーー!!」ズルズル

そこは今まで見たこともない空間が広がっていた


両津 「なんだここは、、?成田空港にこんな場所はないハズだ!」


本田 「せ、せんぱーい、、至る所にローブと杖を持った人たちが居ますよ、、やっぱり魔法使いは実在したんだ!」


謎の男 ( 1人余計なやつがついてきたか、、)「急げ!あの飛行機が今日のホグワーツ直通便の最終便だ!」

本田 「 僕たちを連れていってどうする気ですか!?」


謎の男 「今は時間がない。大事な方の為の仕事を頼みたい、と言っておこう」


両津 「良いだろう、行こう!」


本田 「先輩!?」


両津 (クク、、魔法が本当にあるなら、ワシも学んで大儲けしてやる!!)

―ホグワーツー


ロン 「君もグリフィンドールかあ、これからよろしくねハリー!」


ハリー 「僕、友達って初めてだ!よろしく、ロン!」


ハーマイオニー 「 あなたたち、ダンブルドア先生のお話の最中よ!新入りの1年生なんだから大人しくしましょうよ」


ダンブルドア 「 、、であるからして、それでは、最後に新任の先生の紹介をしよう」

ザワザワ 
生徒たち「新任の先生? どんな人だろう?」


ダンブルドア「はるばる極東の島国からおいでなさった、リョーツ・カンキチ先生と助手のホンダ先生じゃ!」


ザワザワ 
生徒たち「誰だ? 知らない人だ」

両津「えー、ウホン」


シーン


両津 「ワタクシが新任教師の両津です!皆さんにはビシバシ教えて行くつもりなので、どーぞヨロシク!」


本田 「助手の本田でえす。よ、よろしくお願いしまぁす」 (本当に魔法学校に来てしまった、、しかもなぜ僕達が先生に!?)

ダンブルドア 「 リョーツ先生にはマグル学を担当して頂く。とはいえ、最初はホグワーツの授業のやり方に慣れてもらう為に、他の授業の見学も行ってもらうがのう」


ロン 「へえ、あのいかつい人が先生なのか~」


ハリー 「凄い眉毛だね、つながってるよ」


ハーマイオニー 「でも新任のマグル学の先生がいらっしゃるなんて、上級生の誰も知らなかったみたいね、、」

マクゴナガル 「なぜ突然あの素姓も知れぬ男を教師として採用なさったのです?」


ダンブルドア 「ある人物の推薦じゃよ。彼を警戒しておるのかね?」


マクゴナガル 「あの風体では当然です」


ダンブルドア 「ふぉふぉ、ならば存分に目を光らせておくれ。彼らはあなたの授業にも見学に行くはずじゃよ、ミネルバ」

―変身術の授業―


マクゴナガル 「一年生のみなさん、これより変身術の授業を行います。なお、今回のみグリフィンドールとスリザリンの合同での授業と致します」


ハリー 「変身の呪文って難しいね」


ロン 「うん、、僕これ苦手だな」


ハーマイオニー 「あら、きちんと教科書通りにやればそんなに難しくないわ、あなただって出来る筈よ」


ロン 「ちぇっ、嫌味なやつ」

マルフォイ 「ロングボトム、お前の変身術は最低だな。よくホグワーツに入学できたものだよ」


ネビル 「うう、、、」シュン


両津と本田は教室の後ろで授業の様子を見学している


両津 「変身術か、、石ころをダイヤに変えることができれば大儲けは確実!」


本田 「みーんな魔法を使ってますよ先輩!僕達ここにいていいんでしょうか~?」


マクゴナガル 「皆さん、今日はカエルを金魚に変身させることが出来るまで居残りですよ」


本田 「ひゃー、どこの学校でも居残りってあるんですねえ」

ネビル 「 あ、あの、」


両津 「ん?何だ、ぼうず」


ネビル 「僕、ネビルロングボトムっていいます、、あの、少しでいいので、僕の呪文を見て貰えませんか?僕のカエル、ちっとも金魚に変身してくれなくて、、、」


リョーツ 「それは無理な相談だ。ワシは魔法が使えんし、杖すら持っていない」キッパリ


ネビル 「ええ!?それなのにホグワーツの教師になるなんて!、、ある意味すごい、、」

両津「鈍くさい奴だな。そんなもん変身が上手くいったやつから金魚を貰ってくれば済む話だろ。ココを使わにゃイカンぞ、ココを」頭コンコン


本田「何教えてるんですか先輩!ダメですよぉ!」


両津「む、そうか?ワシがガキの頃は宿題はデキるやつのを全部写してたからなあ~」鼻ホジホジ


本田 「教師のセリフじゃないですよぉ、先輩。
ごめんね、あそこの女の子は凄く上手みたいだから、彼女に教えて貰うのはどうかな?」


ネビル「あ、ありがとうございます、、先生!」タタタタ

本田「先生って呼ばれちゃいましたよ~なんかいいですねぇ」ニコニコ


両津「お前は助手だぞ」


マルフォイ 「 はは!ロングボトム、呪文ができないからってそんな怪しい原人に教えを乞うとはねえ」ニヤニヤ


両津 (!)

ハリー 「おい、黙れ、マルフォイ!」


ハーマイオニー 「あなたの呪文だって褒められたものじゃないわ。カエルがメダカになってるじゃない!」


ロン 「ぷーっ!」


マルフォイ 「 おや、グレンジャー、マグル生まれの女はロングボトムみたいなダメな魔法使いに惹かれるのかな?
それなら付きっきりで見てあげるといい。出来損ない同士で丁度いい!」

グイッ


マルフォイ 「ん?なんだ!?うわああ!」


両津がマルフォイの襟元を掴んで持ち上げた


両津 「 おいガキ、さっきワシのことを怪しい原人とか言いやがったよな?」

ハリー 「 リョーツ先生!?」


マルフォイ 「は、離せ!僕に手をあげれば父上がお前をクビにするぞ!」ジタバタ


ゴン!


マルフォイ 「あひっ!」


両津 「やかましい!何がクビだ!生徒が馬鹿をやれば拳骨で正す!それが教師ってもんだ!」

生徒たち「お、おい、マルフォイが殴られたぞ」ザワザワ
    「なんだ、あの先生!?」


本田(だ、大丈夫かな~?)


両津「いいか、よく聞け!一人前の魔法使いになる前に、一人前の人間でなければどんな魔法が使えても意味はない!」

ネビル「!」


マルフォイ「くそぅ・・・」グス


両津「ワシは魔法は使えんがそれでもここの教師になった!」ドン!!


シーン


生徒たち(か、かっこいい!)

saga入力を忘れてました。申し訳ないです・・

マクゴナガル 「ミスター・リョーツ!?そこで何を騒いでいるのです!?皆さん、授業は終っていません、見てないで早く課題を提出しなさい!」


両津 「 あ、これは失礼、先生。お気になさらず、はは」


本田 「 す、すみませーん、、」

―授業後―


両津 「いやあ、つい手が出ちまった」


本田 「 短気過ぎですよぉ、せんぱーい。あの副校長の先生に目付けられちゃいましたよ、、」


ネビル 「あの、リョーツ先生、さっきはありがとうございました!」ペコリ


両津 「 おお、ネビルか、なーに当然のことをしただけだ」


ロン 「 先生、僕マルフォイが殴られてスッキリしたよ!」


ハリー 「 先生の言葉、カッコ良かったです!」


ハーマイオニー 「 騒ぎになって、マクゴナガル先生には少し申し訳ないけど、、先生ありがとうございました!」

両津 「ははは!礼には及ばんよ君たち!」


本田 「 すぐ調子にのるんだから、、」


この出来事を機に両津は生徒達の心を掴んだ。

決して人気科目ではないマグル学の授業でも、両津の講義には多くの生徒が詰めかけた。


マクゴナガル「マグル学の教室に生徒が入りきらない!?」


ダンブルドア「信じられぬな、、、」

休み時間には生徒と一緒になって遊んだ


ロン「リョーツ先生の番だよ」


両津「ナイト、前進しろ」


ナイト「ワタシよリ、クイーンを動カスべキダ」


クイーン「ワタシでハナク、ポーンを動カセ」

両津「おい、駒がワシに意見するんじゃない!ワシの指示に従え!」


ルーク「お前ハ、チェスが下手ダ」


ビショップ「我々の言ウコトを聞ケ」


両津「なんだとぉ~こいつら、、」プルプル


ロン「僕のチェスセットの駒たちは初めてのプレーヤーにはなかなか従わないんだよ」


両津「うーむ、プレーヤー『に』命令するチェスがあるとは、、」


ロン「それじゃあ、次は将棋ってゲームを教えてよ!」

しかし、ホグワーツでも相変わらずの破天荒ぶりは健在だった。


両津「さあさあ!1人につき1シックルだ!友達を連れてくると1人につき20クヌートにまけてやるぞ!」  
※1シックル=29クヌート


本田「せんぱぁい、自分の授業だからって勝手に受講料を取るのはまずいですよぉ~!」


両津「ワシの授業はそこらの教師のそれとは人気が違う!
生徒だって金を払ってでも聞きに来ているだろ!何が悪い!」


?「では、ここに1シックル入れれば授業を聞けるのかな?」

両津「そうだ!もう始まっちまうから急げ、、、あれ?」


ダンブルドア「いつからこのような制度をとっておるのかな」ジロリ


両津「校長!ご、誤解です!無論全額貧しい家の子に奨学金として寄付するつもりでして、、」


本田(絶対嘘だ、、、)


生徒「リョーツ先生ぇー、はやくミツゾウシュの作り方教えてくれよ!」
生徒「俺はミツリョウのやり方がもっと聞きたい!」
生徒「俺はミュウツーの捕まえ方が知りたい!」


両津「ギクリ・・」


ダンブルドア「ずいぶん幅広い題目を教えておられるようじゃ」ピキピキ


両津「あはは、たくさんのマグルの文化を知ってもらいたくて~」


―魔法薬学の時間―


スネイプ「魔法も使えぬ者がホグワーツの教鞭をとるとは嘆かわしい、、我輩の授業を見学する意味があるのかね?」クック


両津「ほう」ギロリ


ハリー「リョーツ先生、スネイプはああいうやつだ。自分を抑えてください!」ボソリ


両津「そういうスネイプ先生は、いかにもクィディッチは下手で、陰気で、
学生時代はさぞ女の子におモテになったのでしょうな~」ニヤリ

酒はわざわざ造らなくてもお前ら魔法で増やせるじゃないか

スネイプ(うっ、、リリーとの苦い思い出が、、)
「おのれ貴様、、決闘だ!!」


両津「上等だ!お前なんぞに負けん!」ダンッ


ロン「リョーツ先生、相手は魔法が使えるんだ!無茶だよ!」


スネイプ「馬鹿め!ステューピファイ!!」ビュンッ


両津「効くかあ!そんなもん!」バチン

>>34
コメントうれしいです!
たぶんアウトローな感じがウケてるのかと。

スネイプ「馬鹿な!呪文が効かぬだと!?」


ロン「ひゃあ!おったまげー!」


両津「喰らえスネイプ!ワシの必殺、『原爆落とし』!!」ガバッ


スネイプ「ぐおお!!」バタンッ


ハーマイオニー「もう滅茶苦茶よ!マクゴナガル先生を呼んでくる!」

―箒に乗る授業―


生徒たち「すごい!ハリーがネビルの思い出し玉をダイビングキャッチした!」


両津「あとはお前だ!今日こそは許さんぞ!マルフォイ!」ヒュー


マルフォイ「な、、何でマグルのお前が箒に乗れるんだよ!?」

両津「ワシは自転車から戦車まで乗りこなす男!箒とて同じだ!」ヒュー


マルフォイ「よせ、ち、近寄るな!」


ゴン!


マルフォイ「あへっ!」

―城の中の自室―


両津「しめしめ、ハグリッドから珍しい魔法生物の卵を分けてもらったぞ。
ここでこっそり育ててダイアゴン横丁で高く売るんだ!」ニンマリ


両津「なにせワシは、マグロ、ウナギ、金魚、メダカ、コイ、と育てた経験があるし、
ハトに言葉を覚えさせたこともあるくらいだ、魔法生物の飼育も必ず成功させる!」


ガラッ


フリットウィック「ミスター・リョーツ!異臭がするので部屋を覗かせて頂きましたが、
それは危険魔法生物に指定されている種ですぞ!」キーキー

両津「フリットウィック先生!まあまあ、硬いこと言わないで!これくらいの副業は目を瞑っても罰は、、、」


ヌッ


マクゴナガル「あなたという人はこんなところでまで校則違反を、、」プルプル


両津「は、はは、、、副校長もおいででしたか、、」

―その頃、亀有公園前派出所―


中川「音信不通の先輩と本田さんから手紙が届きました!」


麗子「もう、両ちゃんったら!もっと早く寄越しなさいよ!心配したじゃない!」


大原部長「中川、どんな内容だ、見せてみろ」

中川「あ、、部長」


何か言いたげな中川から手紙を取って読む部長



『ちゃお!
ワシと本田は今、ホグワーツ魔法学校で教師をやりつつ魔法界のことを学んでいる。
1年くらい帰らないから、そのつもりでいてくれたまえ!ばいび~

追伸  部長の石頭には上手く言い訳しておいてくれよな!よろぴく!』



大原部長「何を考えとるんだあのバカは!」プルプル

―再びホグワーツ―


ダンブルドア 「リョーツ先生、それは何かな?」


両津 「いやあ~フレッドとジョージのやつにマグルの駄菓子やおもちゃを見せて欲しいとせがまれまして、、
なに、決して危険なものじゃありませんよ」


ダンブルドア 「 そのおもちゃの箱には取扱注意、火気厳禁などと書いてあるがのう、、」ビキビキ


両津 「お、おかしいな~、あはは!」

ハリー 「 リョーツ先生だ。またダンブルドアに手荷物を没収されてるよ」


ロン 「あの先生破天荒だよな~、この前スネイプに決闘を申し込んだ時なんてクラス中が青ざめたぜ」


ハーマイオニー 「 あれは危険過ぎたわ!スネイプは杖を持っているのにリョーツ先生は丸腰で向かっていったじゃない!」


ハリー 「 でもリョーツ先生にはスネイプの呪文が全く効いていなかったけどね」


ロン 「 ああ。スネイプのやつ、びっくりしてたよな」


ハーマイオニー ( もしかしたらハリーが例のあの人を打ち破った力のように、リョーツ先生にも何か特別な力があるのかもしれない、、)

両津 「 うーむホグワーツの生活は悪くないが、相変わらずワシは魔法が使えん、、これでは金にならんなあ、、」


本田 「せんぱーい、さっきダンブルドア校長とマクゴナガル副校長が深刻な顔で話し込んでいましたよ」


両津 「 なに?どんな内容か聞いたか?」


本田 「 えーと、確か賢者の石がどうのこうのって言ってました」


両津 「 なんだよそりゃ?それより何か儲かるアイデアを出せ」

その時、闇から一人の男が現れた


謎の男 「 ずいぶんホグワーツに馴染んだようだね」


両津 「お前は!」


本田「僕らをホグワーツに送り込んだ、、」


謎の男「ふふ、しばらく君たちを遠目に観察させてもらったよ。」


両津「ずいぶん久しぶりに話し掛けてきたじゃないか、、、クィレル教授!」

本田 「ま、前から聞きたかったんですけど、 一体どうして僕らをホグワーツの教師にしたんですか!?」


クィレル 「 君たちもさっき話していただろう?目的は賢者の石、、それを盗むことだ」


両津  「なんだと?」


本田 「せんぱーい、多分賢者の石って大事なものですよ。それを盗むってことは、クィレル先生って悪い人なんじゃ、、、?」

両津「やいクィレル!お前ワシらに悪事をさせようって魂胆なのか!?」


クィレル 「クク、悪事か、そんなことあのお方の復活の為なら、、おっと喋りすぎた。
とにかく君たちには協力してもらう。そうすれば賢者の石の恩恵を分け与えてあげなくもないがね?」


両津「ふてぶてしい奴め!賢者の石ってそもそも何なんだ!?」


クィレル 「 賢者の石とは飲めば不死の命が得られ、また、いかなる金属をもを黄金に変える力を持つ石だ」


両津 「黄金!?そ、そんな素晴らしいものがあるのか、、、?」ゴクリ


本田 「道理で狙うわけだ~」

クィレル 「 この城のどこかに賢者の石は隠されている。私1人では出来ないこともある。
そこで魔法が効かない体質の君を仲間にするためにホグワーツに招いた。その体質はきっと役に立つと思ってね」


本田 「魔法が効かない体質!?そういえば以前、先輩はスネイプ先生の呪文を弾き飛ばしてたっけ、、」


両津 「 なるほどな。で、ワシは何をすればいいんだ?」


本田 「ちょっ、せんぱい!協力する気ですか!?」ボソリ


両津 「バカ!油断させてこいつの仲間ごと捕えるんだ!さっき『あのお方』って言ってたろ。
クィレルには他にも仲間がいるんだよ」ボソリ


本田「な、なるほど」ボソリ

クィレル 「 今夜、 ハロウィーンパーティの際に私が騒ぎを起こす。その騒動に乗じて4階の右側の廊下に行ってくれ」


本田 「 そこって立ち入り禁止の場所じゃないですか!」


両津 「 成る程、そこに賢者の石が隠されていると睨んでいるんだな?」


本田「あ、そういうことか!」


クィレル「察しがいいね。その通りだ」


両津「いいだろう、ワシに任せろ!」


本田 「でも、大丈夫かな、、?」


両津 (ふふ、賢者の石はワシが頂く!やっと大儲けのチャンスが巡ってきたぞ!)

―ハロウィーンパーティー


クィレル 「 トロールが侵入しました!校内は危険です!」


本田 「 先輩、トロールってまずいんじゃないですか!?」


両津 「 ばか、騒ぎを起こすための嘘だよ!4階に行くぞ本田!」ダッ

―4階の右側の廊下―


フラッフィー「ワンワンワン!!」


両津 「何だこの犬は!頭が3つもあるぞ!」


本田 「 あわわわわ、、、に、逃げましょう!せんぱーい!」ガタガタ


両津 「 あの犬の足元を見ろ!扉があるぞ。きっとあの中に賢者の石があるんだ!」

その時、2人とは別の声がした


スネイプ 「おや誰かと思えば忌まわしきマグルの野人君ではないか」


両津 「スネイプ!今何といいやがった!?」


スネイプ 「忌まわしきマグルの野人だ。それより、なぜ貴様が賢者の石について知ってる!?誰の差し金だ!?」

両津 ( マズイ!もしや、こいつも賢者の石を狙っていたのか?)
「さあ、何でだろうな~?僕忘れちゃったな~」テヘッ


スネイプ 「おのれ、貴様!」プルプル


その時、騒がしくされて不機嫌になった三頭犬のフラッフィーはスネイプの脚に噛み付いた


スネイプ 「 ぐおお!!」


両津 「 わはは、いいぞ!」


本田 「 笑ってないで逃げましょうよ!」

クィレル 「 そうか、三頭犬の足元に賢者の石へと続く仕掛け扉があるのか」


両津 「 あの犬を何とかせんと無理だ」


クィレル 「 猛獣の扱いなら、ハグリッドが知っているな」

両津 「 よし、早速聞いてくる」クルッ


クィレル 「 待ちたまえ。いくら奴が抜けていても大事な秘密を簡単には話すまい。
何か奴の欲するものがないか調べてくれ」


両津 「なるほど、それをエサにして喋らせるわけか」

―次の日―


両津 「 うーむ、ハグリッドの喜びそうなものか、、やっぱり珍獣かな?」


ハリー 「 あ、リョーツ先生」


両津 「 おお、ハリーか」 (1人で考えていても埒があかんし、生徒に聞いてみるか)


ロン 「先生、僕たちと魔法のチェスをしない?」


両津 「 あれは駒がワシに生意気な口を利くからなあ、、それよりお前たち、何か面白い魔法生物を知らんか?」

ハリー 「 うーん、狼人間とか?」


両津 「 もう少し可愛気があるといいな」


ロン 「 可愛いかは知らないけど、ドラゴンは?兄のチャーリーがドラゴン関係の仕事をしているんだ」


両津 (ドラゴン、それだ!!)
「悪いな2人とも、急用を思い出した!」ダッ


ロン 「せんせー、今度将棋のルールの分からないところを教えてよ!」


両津 「 おう!ルールブックを取り寄せておいてやるよ!ありがとな!」

クィレル 「 ドラゴンか、、確かにハグリッドが欲しがりそうだな、、それを使ってハグリッドから情報を引き出してみよう」


両津 「わはは、賢者の石は目前だな!」


本田「あの、クィレル先生、、ローブに赤い染みが付いてますけど、まさか血ですか?」ゾワ~


クィレル「ああ、ユニコーンの血がかかってね、、このことは他言しないでくれ」

そしてついに、その時は来た―――


クィレル 「三頭犬の対処法は聞き出した。今夜ダンブルドアを外部へおびき出し、その隙に賢者の石を頂く」


両津「よし!」


本田(こんなことがもしバレたら、、)ハラハラ

クィレル「ミスター・リョーツはスネイプの地下牢へ奴の様子を見に行ってくれ。やつの妨害が入らなさそうなら決行だ」


両津「任せろ」


クィレル「ミスター・ホンダはグリフィンドールの談話室の入り口を見張ってくれ。
怪しい動きをしている生徒がいるのでね」


本田「はあ、了解です」

―スネイプの地下牢―


両津「さーて、スネイプはちゃんと地下牢にいるかな?」ソローリ


スネイプ「貴様、我輩の部屋の前で何をしている?」ヌッ


両津「のわっ!びっくりした!、、いや、今夜は教員たちでクィディッチの名試合の鑑賞会をやろうと思ってね。
親愛なるスネイプ教授だけ仲間ハズレは可哀想だとおもいまして」


スネイプ「結構だ。今夜は期末課題の採点をする」

両津 「生徒が提出した魔法薬の採点か?」


スネイプ 「どれも酷い出来だ、 ロングボトムのものなど一目で失敗作とわかる、、
これでは使用者がどんな危険に晒されるか、、こんなものは君にくれてやろう」ポイッ


両津 「うわっ、薬を投げつけるな! それじゃ今夜は地下牢に缶詰か?」


スネイプ「お陰様で、まだ脚が癒えておらぬのでね」ギロリ


両津(脚がまだ痛むのか!これならワシらの邪魔はできまい!)
「いやぁー、それは残念だなあー。ではまた次の機会に、ごきげんよう」

スネイプ「待て。貴様、近ごろクィレルと居ることが多いな?奴と関わることは止めた方がいい、、、
利用されて悲惨な目に会いたくないのならね」


両津「むっ!先を越されそうで嫌味を言うしかないってわけか?」


スネイプ「何の話だ?」


両津「とぼけるな!賢者の石だ!お前が狙っていることはわかっている!」


スネイプ 「 貴様は我輩が賢者の石を狙っていると思っているのか?
いいか、我輩はクィレルが闇の帝王に石を渡すことを阻止しようとしているのだ!」

両津 「 なんだと?クィレルは石を手に入れたら財産はワシと山分けすると、、」


スネイプ 「それは嘘だ。クィレルがユニコーンの血を集めていることは知っているか?
あれは弱り切った闇の帝王の命を繋ぐためだ。賢者の石も闇の帝王の為に使うつもりだろう」


両津 「 あいつ、ワシを騙したのか!?こうしちゃおれん!!石は渡さんぞ!!」ダッ





スネイプ 「ふん、愚か者め!石の守りは誰にも破れぬ!まして魔法を使えぬあやつなど、、、だが念のためダンブルドアに知らせておくか」 エクスペクトパトローナム

両津 「 本田!クィレルの奴はどこだ!? 」


本田 「 それがさっきからどこにも見当たらないんですよ~」


両津 「 くそ、本当に裏切って抜け駆けしやがったか!」


本田 「 それに少し前に、確かにハリー君達の声が4階の例の廊下から聞こえました」


両津 「 あいつらも賢者の石を狙っているのか!?」


本田 「 わかりません、けどグリフィンドールの談話室から誰かが出ていったのは確かです。姿がなぜか見えなかったけど、、」


両津「とにかくワシらも後を追うぞ!」

―4階、例の廊下―


両津 「問題はこの三頭犬をどうするかだ、、クィレルのやつはワシらに教えずに行きやがったからな」


本田 「せんぱーい!無理ですよぉ!ほら、こっちを見て睨んでますし!」ブルブル


本田の言う通り、フラッフィーはクィレルとハリーたちに出し抜かれたことで既に機嫌が悪く、両津と本田に噛み付いた

本田 「痛っ!!痛いーーー!!」


両さん 「いだだだだ!!くそう、やりやがったな!!」


両津は、本田をフラッフィーから引き剥がし、自身を噛んでいる頭を掴んで振り回した


両さん 「ぬおおおお!!ワシに噛み付いたこと後悔させてやる!!本田!先に行け!」ブンブンブン


本田 「 痛たた、、先輩は相変わらず無茶苦茶だ、、」

―仕掛け扉の先―


両津 「 仕掛け扉に入ったが、ここはどこだ?真っ暗で何も見えんぞ!しかも何か体に巻き付いてくる!」


本田 「せんぱーい!僕たち植物の上にいるんですよ!これはスプラウト先生がいってた『悪魔の罠』っていう食人植物ですよ!」


両津 「何!?どうすればいいんだ!?」


本田 「 た、確か悪魔の罠は火が苦手です!でもこの状態でどうやって火を起こせばいいんだ~!?」

悪魔の罠のつるはどんどん両津たちを締め付けた


両津 「 ぐおお、、まずい、息ができない、、、っ!」


本田「こんなとこで死ぬなんて嫌だー!!奈々ちゃんー!!」


両津「くそっ!万事休すか、、?、、、あちち!尻が熱い!!」

本田 「ぜえ、ぜえ、せんぱーい!お尻から火がついてますよ!」


両津のお尻から点いた火は悪魔の罠を焼き尽くした


本田 「 た、助かった~!どうやって火を点けたんですか、先輩?」


両津 「ワシが持っていたネビルの調合した魔法薬のビンが割れたんだ!あいつの魔法薬作りが下手で助かった、、」

―箒と鳥の部屋―


両津 「何だこの部屋は!そこら中を鳥が飛んでいるぞ!」


本田 「先輩、ここに箒がありますよ!」


両津 「 恐らくこの鳥の中に扉の鍵が紛れているハズだ。本田、お前が探せ!」


本田 「 僕ですか!?」

両津 「大丈夫!箒で飛ぶのはお前の方が上手い、そら乗った乗った!」ズイズイ


本田は箒に乗せられた瞬間、雰囲気が変わった


本田(箒搭乗モード) 「うおおーーー!鍵なんて速攻で見つけてやるよダンナ!」


両津 (バイクと同じで箒に乗ると人格が変わるんだよな、しめしめ)


本田はあっという間に鍵を見つけ、両津たちは次の部屋に進んだ

―巨大チェスの部屋―


両津 「この部屋は、見たところチェスをしなければならないようだな」


本田 「僕チェスなんてできませんよ~」


両津 「ワシも将棋の方が得意だが、、、
そうだ!おい、チェスの駒たち、ワシらはチェスのルールを知らんから将棋で勝負しろ!」


本田 「チェスの駒になんて要求だ、、」

チェスの駒 「ココはチェスでタタカウのがルールダ」


両津 「ワシらは日本人だ!チェスなんぞ知らん!お前たちは逆に将棋を知らんのか? ちょうど手元にルールブックがあるから貸してやるよ」スッ


チェスの駒 「何をバカナ、、、ムム!このゲーム、ナカナカ面白ソウダナ、、」


両津 「そうだろ?キングは王将、ルークは飛車、ビショップは角、クイーンは金、ナイトは桂馬、ポーンは歩に置き換えて勝負しようじゃないか!」

チェスの駒たち
「ドウスル?」
「イヤ、ダメだろ」
「デモ今日はモウさっき子供タチに負ケタからナー」
「確カニ」
「またチェスの試合スルノだルイよナ」
「将棋って楽しソウダナ」
「確カニ」



チェスの駒 「仕方ナイ。将棋で戦っテヤロウ」


両津 「 いよーし!」グッ


本田 「本当に認めさせてしまった、、」

そして両津たちはチェスの駒たちと将棋の勝負をし、勝利した


両津 「 王手! これで詰みだ!わはは!勝ったぞ!」


チェスの駒 「我々の負ケダ。シカシ、楽しカッタ。さあ通るガ良イ」ゴゴゴ


本田 「奥に続く扉が開きましたよ!あれ?あの子は、、」


ハーマイオニー 「リョーツ先生!?この先にハリーがいるの!早く行ってあげて!」

両津 「なに!?あいつ1人か、それは急がねば!本田、さっきの部屋の箒に乗れ!それで残りの部屋は強行突破だ!」


本田 「了解だダンナ!後ろに乗れ!」


ハーマイオニー 「リョーツ先生、ハリーを助けて!」


両津 「任せろ!ワシはホグワーツの教師だ!行け、本田!」


本田 「 うおおおおーーーー!!」ビュンッ




両津と本田は残りの数部屋を箒の勢いで突破し、最後の部屋の扉の直前で柱にぶつかった


両津 「うぐぐ、、大丈夫か本田?」


本田 「、、、、」


両津 「気絶しているな。しかし、ここが最後の部屋だ、待ってろよハリー!賢者の石!」







―最期の部屋―


両津 「 ハリー!無事か!?ん、そこに居るのはクィレルか!お前、よくもワシを騙したな!」


ハリー 「 リョーツ先生!」


クィレル 「 おや、君か。魔法も使えぬ者がよくここまで辿り着いたものだ」


両津 「散々ワシを利用しておいて美味しいところを一人占めするつもりだったのか!賢者の石は渡さん!」






ヴォルデモート 「黙れ、、穢れた血のマグルよ、、クィレル、早く賢者の石を手にいれるのだ!」


クィレル 「 ひっ、しょ、承知致しました、ご主人様!」


両津 「なんだあれは!?クィレルの頭から違う顔が生えている!」


ハリー 「リョーツ先生、あれがヴォルデモートだよ、そして賢者の石は僕が持っている」ボソリ


両津 「やつが『あのお方』の正体か!だが、石があるなら後はここからズラかるだけだな」ボソリ





ヴォルデモート 「わかったぞ!賢者の石はあの小僧が持っているのだ!クィレル、捕まえろ!」


クィレル 「は、はい、ご主人様!インペディメンタ、妨害せよ!」ビュン


ハリー 「 うわっ!上手く歩けない!?」ヨロヨロ


両津 「 おのれクィレル!ワシの生徒に何をする!」ダッ


両津はクィレルに突進し、体当たりをした




ヴォルデモート 「 くっ、おのれマグル!クィレル、この男から殺すのだ!」


クィレル 「 し、しかしご主人様、この男には魔法が通じませぬ!」


両津 「 そういうことだ、ヴォルちゃんよ。さあ、ハリーに掛けた呪いを解け!」


ヴォルデモート 「 この俺様に向かってそのような口を!、、、クィレル、やつらを呼ぶのだ!」


クィレル 「 は、はい、ご主人様!」




突如、部屋の中に暗く薄汚いローブを纏ったゴーストの様なものが数体入ってきた


両津 「 なんだ、こいつらは?」


ヴォルデモート 「そやつらはディメンターといってな、魔法が使えぬ限り倒すことはできぬ、、
そしてそやつらはお前の魂を奪うのだ!」ニヤリ


ディメンターが一斉に両津に覆い被さった


両津 「 な、なんだこれは!暗く、寒く、、幸せが無くなっていくようだ、、、」




ハリー 「 リョーツ先生!逃げて!」


ヴォルデモート 「フハハ!それは不可能だ。ディメンターは魂の吸収の際に、
対象の幸福感を奪い、恐怖の記憶を呼び覚ます、、まともな人間では絶望して、動くことすらままならぬ!」


両津 「 うう、、ワシもここまでか、、、恐ろしい記憶を思い出しそうだ、、」




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大原部長 「 両津!!この大馬鹿もんがァ!!!」


両津 「 すっ、すみません!部長~!!」




爆竜大佐 「 両津、ピンポンをやるぞ!それっ」


両津 「待て、爆竜!その球は手榴弾だ!殺す気か!!」

ドカーン!!



磯鷲剣之介(早矢の父) 「素振り5万回!組手50試合!腕立て伏せ10万回!川の遊泳15キロ!崖の頂上まで岩登りだ!! 」


両津 「無茶苦茶な特訓だ!!いくらワシでも死んでしまう~!!」



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両津 「 はっ!!ワシは一体!?」




ヴォルデモート 「 なに!?正気を取り戻しただと!?あらゆる幸福感を吸い取られたというのにか!?」


両津 「 このディメンターとやらの絶望感を上回る恐怖を思い出したんでな!皮肉にも復活できたぜ!」


ヴォルデモート 「 馬鹿な、、こやつ本当に人間か、、?」


両津 「 人間なんてとっくに失格してるんだよ!!うおおーーーー!!」


復活した両津はディメンターを薙ぎ払い始めた!




ヴォルデモート「なぜディメンターが生身の人間に蹴散らされるのだ!?こやつの体質のせいか!?」


クィレル 「 うぎゃああああ!!」


ヴォルデモート 「 クィレル!今度は何だというのだ!?」


クィレル 「 ハリー・ポッターに触れた私の手が、、ただれていく!」ドロッ




ハリー 「僕に触れないようだな!それならこっちから触れてやる!」


クィレル 「 ぐおおおおお!!!」ジュワ~


ヴォルデモート 「 おのれ、、ここまでか!だが、必ず俺様は復活する、、覚えていろ!!」


こうして、クィレルは死に、ハリーは気絶し、両津は疲れて寝てしまった




ー翌日ー


ダンブルドア 「 リョーツ先生、ホンダ先生、この度は悪の手から賢者の石を、そして私の大切な生徒達を守って頂き、深く感謝致しますぞ」


両津 「 はは、あんな奴らワシにかかればイチコロよ!」


本田 「 本当に怖かったですよ~!」


両津 「 しかし、クィレルの奴が悪の親玉の手引きをしていたとは驚いた!」


本田 「教師の中に密通者がいたとは、、、心中お察しします、校長先生」




ダンブルドア 「 いや、始めからクィレルを怪しいとは思っておった。ただ、確証が無かったのでな、あなた方がいれば何か証拠を掴めるかと思っておったのじゃ」


両津 「 つまり、あんたがワシらをホグワーツの教師として雇ったのはクィレルの奴をしょっぴくためだったのか!」


本田 「ええ!?そうだったんですか!?」


ダンブルドア 「 最初はそのつもりじゃったよ。しかし、想像以上に助けられたのう。おかげであの子たちは無事じゃった」


両津 「へへ、教師としちゃ当然のことをしたまでよ」




ダンブルドア 「 ふぉふぉ、来年もここで子供たちを教えてみるかね?、、、おっと、そろそろあの子たちが目覚めたかもしれん。しばし様子を見に行ってくるでの」


両津 「 おう、考えておくよ。あいつら目覚めてたらよろしく言っといてくれ」





両津 「 ふー、しかし恐ろしい爺さんだな。全てお見通しだったとは」


本田 「 先輩、最後はハリー君の為に体を張って戦ったらしいじゃないですか~、見直しましたよ~」




両津 「 へへ、これで賢者の石が手に入れば言うことなしだけどな、、、おや?これ、賢者の石じゃないか?」

キラリ

本田 「うわー、本当ですねえ!もしかしてダンブルドア校長が忘れていったんですかね~?」


両津 「 、、、、」


本田 「これ砕いちゃうんですよね~、少し勿体無い気もしますけど、その方がいいですよねえ」


両津 「 、、、、、」


本田 「せ、せんぱーい?」




ガチャ


ダンブルドア 「 ふう、まだハリーは寝ておったよ。おや、リョーツ先生?」


シーン


マクゴナガル 「 部屋はもぬけの殻ですね、、」


ダンブルドア 「ハッ、ここに置いていった賢者の石が無くなっておる、、」


フーチ先生 「 校長!物置から箒が無くなっています!」


ダンブルドア 「 ま、まさか」




―上空―


本田 「 せんぱーい!やっぱりダメですよー!これじゃ例のあの人とやってることが同じですよー!」


両津 「うるさい!魔法界のピンチを救ったんだ!この位の報酬はあって然るべきだ!」


本田 「 これじゃその魔法界からお尋ね者になっちゃいますよ~!!」


両津 「 わはは!!これでワシは億万長者だーーーー!!!」ビューン




―亀有公園前派出所―


中川 「 先輩と本田さんが姿を消してからもうすぐ一年ですね」


麗子 「 魔法学校に行ったなんて本当かしら?」


大原部長 「 放っておけ。どうせバカをやっているに決まっておる」




その時、派出所内の灯りが消え、一瞬で真っ暗になった


大原部長 「なんだ!?停電か!?」


中川 「違います!まだ昼間なのに窓からも光が入っていません!」


麗子 「 見て!入り口の扉が!」


ボウッ!!


中川「扉が炎に包まれた!?」
麗子「きゃあ!」




ゴゴゴゴゴ


大原部長「ひとりでに扉が開いているだと!?、、、、だ、誰かが入ってくる!」ゴクリ



『その』人物は、派出所に入り、憤怒の表情で叫んだ






ダンブルドア 「 リョーツの大馬鹿野郎はどこじゃ!!!!」



おしまい




おまけ


ダンブルドア「ミスター・リョーツには“暴れ柳”の原生林に材木を仕入れに行って貰っておりますよ、構いませぬかな?」


大原部長「ええ、あんな奴で良ければ好きなだけコキ使ってください」




両津「なんでこの木たちは殴りかかってくるんだ!!これじゃ『例のあの人』と戦う方がましだ~!!部長―!!校長―!!」


この板で初めてのスレ立てでしたが、楽しく読んでもらえたら良かったです。
途中でコメントくれた人、ありがとうございました!

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