シロ「ふたなりとか………めんど……」(204)
シロ「……なんか生えてるし」
シロ「誰かにばれたら面倒だし、学校は休もう…」
ドンドン!
エイスリン「シロー!がっこうイコー!」
シロ「………」
わくわく
バンッ
シロ「!?」
エイスリン「シロ! がっこう!」
シロ「ちょ、いきなり入ってこないで」
エイスリン〔制服〕
シロ「着替えろって?」
エイスリン「……」コクコク
シロ「だるいから手伝って」
エイスリン「」コクコク
……
エイスリン「!? シロ、これなに?」
シロ「しまった。生えてるの忘れてた」
エイスリン「なに?」
シロ「んー。ちょいタンマ」
エイスリン「」キラキラ
シロ「んー」
……
シロ「ちくわ?」
エイスリン「チクワ?」
シロ「日本の食べ物」
エイスリン「食べれる?」キラキラ
シロ「うん」
エイスリン「」ガブッ
シロ「……痛い」
エイスリン「かたい!」
シロ「ほら、なめるやつだから」
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シロ(あー、血が出てる……)
エイスリン「フシギなニオイ!」
シロ「ちくわ小さくなっちゃったからまた今度にしよう」
エイスリン「小さくなった! フシギ!」
シロ「とりあえず学校いこう」
ゴメンナサイデシタ……ッ!
戻ったけどー
教室
キーンコーンカーンコーン
シロ「やっと放課後かぁ」
シロ「クラスメイトにはバレずに済んだ……。今日は部活やらずに帰ろう」
胡桃「シロ! 部室いくよー」
シロ「胡桃……」
シロ「いや、今日は休む」
胡桃「充電終わったら帰ってもいいから」
シロ「そう言って毎日帰してくれない……」
胡桃「とりあえず行こー」パシッ
シロ「……」
……
ガララ
胡桃「一番乗りっ!」
胡桃「トンー……シャー……ナンー……ペー…ペー…ペーどこー?」
シロ「……」
胡桃「あった! シロ、場所決め!」
シロ「ん。東」
シロ「ふー」ギッ
胡桃「充電するよー」
胡桃「充電! じゅうで…ん?」
シロ(しまった……)
胡桃「なんか当たってるような」
シロ「ご、ごぼうだよ」
胡桃「え?」
シロ「ごぼうを股間に巻いておくと新陳代謝が良くなるらしい」
胡桃「バカみたい」サッ
シロ「あ」
胡桃「」ムニムニ
シロ「……」
胡桃「」ムニムニ
シロ「……」
胡桃「おおきく…しかも、かた…くなってきてる…?」
胡桃「えい」バッ
シロ「あ」
胡桃「!?」
シロ「あー」
胡桃「下着の上からでも分かるけどこれって」
シロ「よくできたオモチャ…」
胡桃「そーゆーのいーからちゃんと見せて!」
胡桃「よいしょ」ズリッ
胡桃「うわぁ、こんなふうになってるんだ」サワサワ
シロ(抵抗は無駄だろうなぁ)
胡桃「くわえてみようかな!」
シロ「え…」
廊下
エイスリン「」♪カキカキ
ドンッ
エイスリン「!! ゴ、ゴメンナサイデス」
トシ「こちらこそごめんなさいね……ってエイちゃんじゃないの」
エイスリン「トシ!」
トシ「歩いているときに絵を描くのはあぶないねぇ」
エイスリン「ゴメンナサイ…」
トシ「で、なにを描いていたんだい?」
エイスリン「これ!」バッ
トシ「! これは…」
エイスリン「チクワ!」
トシ「え…」
トシ(ちくわ? 何言ってるのかねぇこの子は)
トシ「これをどこで見たの?」
エイスリン「シロがもってた!」
トシ「え…」
エイスリン「ワスレラレナイ味!」
トシ「……とりあえず部室に行こうかねぇ」
シロ「はぁ…気持ちよかった」
胡桃「うう…顔にかけるなんて」
シロ「なんか出そうって言ったら胡桃が顔を離したんじゃ…」
ガラッ
シロ・胡桃「!?」
トシ「すごいにおいだねぇ」
シロ「トシ…」
胡桃「……」
エイスリン「シロー!」タッタッ
エイスリン「! …クルミ、かおシロイ!」
胡桃「エイちゃーん、シロが…」
エイスリン「!! シロのチクワからデタノ!?」
シロ(先っぽから垂れてるので分かったのか? もう一度出せなんて言われたらダルい…)
エイスリン「モウイッカイ!」
シロ「もう無理。疲れた……」
胡桃「シロ体力ないねー」
エイスリン「モウイッカイ!」
シロ「また今度」
エイスリン「あした?」
シロ「いや、今日うち来て」
胡桃「わたしもいきたいなっ」
シロ「胡桃はまた別の日に」
胡桃「明日?」
シロ「うん」
トシ「若いねえ」
……
トシ「なるほどねぇ…朝おきたら生えていた、と」
シロ「うん」
トシ「もちろん元に戻したいんだろう?」
シロ「んー、ちょいタンマ」
トシ(なんで悩むのかねぇ。そんなに良いものなのかねぇ)
遠野だし妖怪の仕業か。これは永水のみなさんにお祓いしてもらわんと
シロ「ちょっと変だけどこのままで」
トシ「ええっ!?」
シロ「だめかな」
トシ「ま、まあシロがいいと言うならいいのかもね」
シロ「うん」
トシ「この現象についてはいちおう調べておくから」
>>100 エスパーかよ
エイスリン「タダイマー!」
胡桃「ただいま」
トシ「おかえり。さっぱりしたかい?」
胡桃(シャワーあてちゃった///)
スレ立てた甲斐があった
トシ「今日はもう疲れたろう。帰ったほうがいいよ」
胡桃「そうだねー」
シロ「うん」
エイスリン「えー! マージャン!」
トシ「豊音や塞にシロのことがバレても面倒だしね」
シロ「うちでちくわ食べよ」
エイスリン「…」コク
シロ宅
シロ「ただいま。とりあえずあがって」
エイスリン「オジャマシマス」
……
シロ「疲れた」バタッ
エイスリン「シロ! チクワ!」
シロ「あー、チクワはお風呂入ってからにしよ」
エイスリン「じゃーオフロ!」
シロ「お風呂の前に夕飯をとろう」
エイスリン「…」カキカキ
エイスリン〔手のひら〕バッ
シロ「んー、待ってろってこと?」
エイスリン「」コクコク
エイスリン「マッテロ!」ダッ
……
シロ「なんか良い匂いがしてきた」
ダッダッダッ
エイスリン「シロ! ユーハン!」
シロ「おー」
……
シロ「ごちそうさま」
エイスリン「…」カキカキ
エイスリン〔?〕バッ
シロ「どうだったってこと? おいしかった」
エイスリン「…」パァァ
エイスリン「オフロ!」
シロ「うん」
……
廊下
エイスリン「キモチヨカッタ!」
シロ「うん、いい湯だったね」
シロ(それにしても…エイスリンの裸で興奮するとはなぁ。こいつが原因かぁ)
エイスリン「」テクテク
シロ(んー、裸もいいけどバスタオル巻いてる姿もいいなあ)
シロの部屋
エイスリン「シロ! チクワ!」
シロ「うん」パサ
エイスリン「…」ジー
シロ(見られてるだけなのに…)
エイスリン「! オオキクナッタ!」
シロ「さわってもいいよ」
エイスリン「…」サワサワ
エイスリン「!? ミズ?」ペロッ
http://i.imgur.com/Da9H2.jpg
すばらっすばらっ
シロ「それ水じゃな――なめちゃった……」
エイスリン「ンー、ショッパイ!」
エイスリン「ドーシタラシロイノデル?」
シロ「んー羊の乳搾りみたいに」
エイスリン「…」コクコク
エイスリン「…」ギューッギューッ
シロ「もっとすばやく」
エイスリン「…」シコシコ
シロ「くわえて」
エイスリン「…」コクッ
シロ「口で乳絞りみたいな感じで」
なにやってんだ俺……死にたくなってくる
シロ(でそう……)
シロ(エイスリンの口に出したいなぁ。よしこのまま黙っておこう)
エイスリン「…」ジュッジュポ
シロ「あー」
エイスリン「??」
エイスリン「!?」
シロ「ふぅ…出ちゃった」
>>130ありがとう
シロ「白いの出たよ…」
エイスリン「…」デロー
シロ(手に出して確認してる…エロいなぁ。口に出してよかった)
エイスリン「…」ジーッ
シロ「?」
エイスリン「…」ジュル
エイスリン「…」ゴクンッ
シロ「何…?」
シロ(飲んだ…)
シロ(ん? …エイスリン顔が赤い)
エイスリン「シロォ」
シロ(いままでの行為で発情した?)
シロ(騙しているようで最後までするつもりはなかったんだけどなぁ)
エイスリン「シロォ」
シロ(エイスリンかわいいなぁ)バッ
翌朝
エイスリン「シロ! オキテ!」
シロ「あー」
エイスリン「ガッコウ!」
シロ「ダルい…」
エイスリン「チコク!」
シロ「一日5回も出したから今日は動けない」
エイスリン「ガンバル!」
シロ「…」
昼休み
シロ「…いつも以上にダルい」
ガラッ
胡桃「シロー」タッタッタ
シロ「胡桃…」
胡桃「充電! きて!」パッ
シロ「え…場所移す必要はないんじゃ」
胡桃「いいから」
シロ「部室…?」
胡桃「卓の前で充電するのが一番なの」
シロ「初耳だなぁ」ストン
胡桃「前にも言ったよ?」ストン
胡桃「充電! 充電!」グリグリ
シロ「ん?」
胡桃「…」ニヤリ
シロ「胡桃…」
胡桃「なにー」
シロ「グリグリしないで」
胡桃「なんで?」
シロ「反応するから」
胡桃「いいよー。私がなんとかするから」
シロ「んー」
胡桃「昨日顔にかけられてからシロのごぼうが頭から離れないよぉ」
シロ「そうかぁ」
シロ(んーこっちもムラムラしてきちゃったしな)スッ
胡桃「! んっ」
……
シロ(胡桃のはさすがにキツかったなぁ)
胡桃「じゅう…でん……すごかった」
シロ「…疲れた」
放課後
トシ「呼び出してすまないね」
シロ「いや…なにか分かったの?」
トシ「心当たりがひとつだけあるんだよねぇ」
シロ「うん」
トシ「全国大会の2回戦、あんた神代小蒔の対面にいたろう?」
シロ「それが?」
トシ「それがねえ、あのとき無謀にも彼女を狙う弱い鬼がいたらしくてね」
シロ「…」
トシ「その鬼は、オーラスで九面のひとつが降りた際に怖気づき、彼女をねらうことを諦めた」
トシ「でもその鬼にも目的があったんだね。なんとしても人間に入ることが必要だった」
トシ「そこで目をつけたのがアンタだ。ダルいとか試合中にも言っていたから『こいつには覇気が感じられない、操ることも可能だ』と思ったんだろうね。弱い鬼だから言動からしかその人間の強さを測ることができなかった」
シロ「鬼とか…ダルい」
トシ(言ってるそばから…)
トシ「でも実際アンタはなかなかできるやつだ。鬼はアンタを操ることができなかった。でも少しは影響を及ぼした」
シロ「それがこれ…?」
トシ「そう。アンタに生えてきたそれが鬼の執念ってわけだ。その鬼は人間に対する色欲の強いやつだったらしい」
シロ「らしいって…。心当たりがあるって言うからトシの意見だと思って関心しながら聞いてたのに…。誰かの考えを自分のものにしようとしたの?」
トシ「そ、そんなことはどうっでもいいだろう…」
シロ「なんで永水の人が狙われたの?」
トシ「前提として、神代は女仙に近い存在でいろいろなモノを引き寄せるらしい。それにもかかわらず普段はただの人間だ」
トシ「しかも彼女に従うべき女が周りに複数いるから操ることができれば後が楽になる、そう思ったんだろう」
シロ「ふうん」
※つっこみ禁止でお願いします
シロ「ここまでの話は永水の人から?」
トシ「…そうだよ。科学的な分野ではどうにもならないだろうと思ってダメモトで連絡してみたんだ」
シロ「しかし放っておくなんて永水の人もひどいなぁ」
トシ「言ったろう、弱い鬼だって。入ろうとする時に消滅すると思ったらしい」
シロ「…」
トシ「まあ永水の方々も責任を感じているんだ。鬼を祓ってくれるとさ」
トシ「しかしあっち側の理由で岩手には来れないと言っていた」
シロ「…」
トシ「交通費を出すから鹿児島まで来てくれとのことだけどどうする?」
シロ「ダルい…」
トシ「まあ体の一部に変化があるというだけでそれ以外の悪影響はないからゆっくり考えればいいよ」
トシ「それにアンタ昨日から少しだけ行動的になっているだろう」
シロ「んーそうかなぁ」
シロ「今日、家でゆっくり考えることにする」
トシ「はいよ」
……
シロ宅
シロ「ただいま」
エイスリン「シロ! オカエリ!」タッタッタ
シロ「なんでいるの?」
エイスリン「チクワ!」
シロ「はぁ…今日も?」
シロ(すでにいい匂いがするし…)
エイスリン「オフロもデキテル!」
シロ「んー敵わないなぁ」
シロ「じゃあいただきます」
エイスリン「マダ!」
シロ「?」
ピンポーン
エイスリン「キタ!」タッタッタ
シロ「??」
胡桃「きたよー」
シロ「胡桃…」
エイスリン「クルミもチクワがスキ!」
シロ「…さすがにしんどい」
胡桃「まずはお腹の充電だね! いただきます」
エイスリン「イタダキマス」
シロ「はぁ…いただきます」
翌朝
シロ(けっきょくお祓いの件について何も考えることができなかった…)
……
校門
トシ「あら、シロ。早いわね。おはよう」
シロ「おはようございます。早いのはあの二人が急かすから…もっとゆっくりできる時間なのに…」
トシ「それであの件について考えは纏まった?」
胡桃「エイちゃんあの鳥描いてー」
エイスリン「ワカリマシタッ」
シロ「…」
シロ「んー…ちょいタンマ」
おわり
初めてSSを書いたので至らない部分が多かったと思いますが、なんとか終わることができました
みなさんの支援のおかげです
ありがとうございました
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