P「俺の過去が知りたい?」 (474)
SS初心者なのであしからず…
ただ思いついた内容を書くだけなので、面白いかどうかは微妙です…
夜、事務所で残った仕事を片付けているとふと、音無さんが俺に聞いてきた
P「…何でですか?」
小鳥「んー…プロデューサーさんって、あんまり自分の事喋らないじゃないですか」
喋れるわけがない…
P「そうですか?」
小鳥「そうです!自分の事以外は沢山話すのに」
当たり前だ…俺の事を話したら皆俺を軽蔑するだろ…
P「まぁ、自分の事で話す事なんか無いですからね」
小鳥「またそんな事を言う!」
P「だって、事実ですから。ははっ…」
小鳥「もう……」
おっ、諦めたか?
小鳥「……じゃあ、小さい頃の話しだけでも!」
しつこいな…仕方ない
P「音無さん…もしかして、俺の事好きなんですか?」
コレでどうだ!
小鳥「?!なっ、何言って…「だって、俺の事しつこく聞いてくるじゃないですか」
よしよし!効いてるな
P「そりゃあ俺だって男ですよ?ここまでしつこく聞いて来れば勘違いしちゃいますよ」
小鳥「うっ……」
よしっ!後いっ「好きですよ」へ?
小鳥「あっ、いやっ、そっ…そのぉ…」
ん?
P「へ?」
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小鳥「だっ、だから好きですよ!プロデューサーさんの事!!」
P「……理解出来ない…」
小鳥「???」
分からない…俺の事が好き?頭がおかしいのか?
小鳥「プロデューサーさん?どうかしたんですか?」
P「…音無さん、無理して言ってませんか?」
小鳥「むっ、無理なんかしてません!私は…いえ、この事務所の皆がプロデューサーさんの事が大好きです!!」
……やっぱりおかしい
P「あり得ない…俺は生まれてこのかた今まで人から好かれた事は無い…そんなの、天地がひっくり返ってもあり得ない…」
小鳥「自分の事をそんなに卑下しないで下さい!プロデューサーさんは自分の事を過小評価し過ぎです!」
ちがう…おれがひとからすかれるはずがない…
小鳥「貴方は、どれだけ辛くても、しんどくても、傷ついても、絶対に私たちの前では笑顔で居てくれました!その笑顔だけで私たちは今日まで頑張る事が出来たんです!!」
チガウ…ソレハオレジャナイ…
P「…………」
小鳥「……今は信じられないかもしれませんけど、いつか分かりますよ」
ヤメロ…
小鳥「私が、765プロの皆が…」
ヤメテクレ…
小鳥「貴方の事が大好きだって事が…」
P「……もし、」
小鳥「?」
なに考えてるんだ俺は…
P「もし、俺の過去が…」
辞めるんだ
P「醜くて…歪んでいたとしたら、貴女はそれを受け入れてくれますか?」
あぁ…言っちゃった…
小鳥「…もちろんです!過去の貴方がいるからこそ、今の貴方がいるんですから!」
P「音無さん…」
あぁ…俺もう無理だ…
P「俺…昔に……」
小鳥「………」
P「俺…昔に……」
小鳥「………」
P「万引きを…したんですよ…」
小鳥「………は?」
ダメだ…言える訳ないじゃないか…
小鳥「…………」
P「ん?どうかしましたか?」
小鳥「いっ、いえ…何でも無いですよ!あははっ…」
P「?変な音無さん…」
これでいいんだ…
P「おっ!時間ですね…帰りますか!」
小鳥「そっ、そうですね…」
その後は、お互いあまり話さずに駅まで歩いた
P「…それじゃあ音無さん、お疲れ様でした」
小鳥「…はい、お疲れ様でした」
そう言って別れる時、彼女が後ろで何か言ったような気がした…
小鳥「…嘘つき」
電車に揺られながらさっきの会話を思い出す…
P「…多分、気付いてるよな…」
音無さんは普段の行動からは想像出来ないが、大分頭がキレる。俺が嘘をついた事も直ぐに見破っただろう…
P「まぁ、いいさ…」
俺は考える事を止め、目を閉じた
ガタンガタンガタン……
???「止めて!良い子だからお母さんの言う事を聞いて!!」
???「うるさい!お前がこんな事しなけりゃ俺の世界は壊れずにすんだんだ!!」
???「止めるんだ○○○君!こんな事をして何になる!」
???「うるさい!おまえが居なきゃ、お前さえ居なければこんな事にならなかったんだ!」
???「○○○君…今の君には分からないかも知れないが、僕は○○○さんを愛しているんだ!」
???「黙れ!黙れ黙れ黙れだまれダマレ!!人の世界に勝手に入り込みやがって…人の母親を勝手に寝取りやがって…クソォ…クソォ!!」
???「○○○!ダメぇ!!」
P「はっ…?!」
ガタンガタン…
P「夢か…」
○○○駅、○○○駅です…
久しぶりに見た『あの夢』は、今だに俺を苦しめる…
P「まぁ、自業自得だな…」
そう自分に言い聞かせ、唇を噛みしめる…
昼休みだし寝る
次の日の朝5時、俺は仕事を休んで出かける仕度をしていた
P「……よし」
一人そう呟き仕度を終える
今から行く目的地は自宅から電車で片道三時間もかかる場所にある山の中
P「はぁ…明日は筋肉痛で動けないな」
そう嘆きつつ、玄関を後にする
ブーッブーッブーッ…
携帯がなるがあえて無視をする
P「今頃事務所は大慌てだろうな…ははっ」
だって、事務所に連絡してないんだから
だって、事務所に連絡してないんだから
P「ふぅ…やっと着いたか」
電車を降り、一人呟く
都心から大分離れた田舎に俺の故郷がある
P「全然変わらないな…」
昔と変わらぬ風景を眺めつつ、実家があった場所に俺は向かっていた
駅から三十分、俺は実家があった場所に着いた
P「…デカいマンションだな」
実家があった場所に今はデカいマンションが建っていた
P「…過去に縛られるな…か」
過去に恩師から言われた言葉だ。今の俺は…未だに過去に縛られてるな…
P「………」
暫くデカいマンションを眺めた後、俺は本来の目的地に向かった
40分後俺は目的地に着く
P「はぁ…はぁ…っ、着いたぁ…!」
山の頂上にポツンと存在する俺の目的地…
P「はぁ…はぁ………たっ、ただいまっ…はぁ…母さん…」
昔…平凡で、ごく一般的な家庭があった…
父「それじゃあ、行ってきます!」
P「行ってらっしゃい父さん」
母「貴方、気を付けてね!」
父「ああ、ありがとう!」
朝、いつものように父を見送り朝食をたべる
母「P!早くご飯食べないと遅刻するよ!」
P「ああ、分かってるよ母さん」
いつものように母に急かされ、口に朝食を詰め込む
P「むぐっ…ご馳走様!行ってきます!!」
母「行ってらっしゃい!」
そしていつものように、学校に行った…
いつもの日常が当たり前のように流れる…
そう…当たり前のように…
夕方、今日は部活が無く、いつもより早く俺はいつもの帰り道を歩いていた
P「はぁ…疲れた…」
一人そう呟く…
ブロロロロロ…
P「ん?あの人は…」
走り去る車を見送りながら俺は車を運転していた人物の名前を思い出そうとしていた
P「誰だったけ?」
10分後…家まで後少しの時、家の前に先ほど通り過ぎて行った車が止まっているのを見つけた
P「何だ?また母さんに用事か?」
その時はまだ深く考えてなかった
P「まぁいいか…」
家に着き玄関を開ける…
P「ずいぶん静かだな…」
客が来ているのに話し声すらしない…
P「……まさかな」
一瞬、悪い予感がした
P「……ん?」
微かに聞こえる…
P「……嘘だろ?」
微かに聞こえるその声は、色目かしい熱っぽい声だった…
P「ここか?」
声のする方へと近づく…
母「んっ…んん…!」
???「○○さん!」
俺は声のする部屋の前に辿り着いた…
P「…………」
静かにドアを開け、中を覗く
P「……最悪だ」
俺は愕然とした…目の前で行われてる光景が信じられなかった…
P「……お前ら…何やってんの?」
その言葉に二人が反応する
母「○○!」
???「○○君!!」
P「ふ…ふざけんなぁ!!」
俺の世界はこの時壊れた…
その後の事はよく覚えていない…
でも、ハッキリ分かる…
俺が母さんを殺したんだ…
夢の内容はおそらく、俺が消した記憶だと思う…
やり直し
その後の事はよく覚えていない…
でも、ハッキリ分かる…
俺が母さんを殺したんだ…
そして、相手の男の名前を
P「高木…」
苗字だけしか知らないが、確かに覚えてる…
俺は、恩師から話を聞き高木がいる765プロに入った
俺の…俺たち家族の世界を壊したヤツに復讐する為に…
P「………涼しいな」
汗をかき、火照った身体に風が吹く
季節はまだ夏だが少し肌寒い
P「……母さん、俺今悩み事があるんだ…」
母の墓の前で自身の心情を吐露する
そう…昨日音無さんに聞かれた事によって改めて自覚してしまった事があった…
P「俺…アイツらのプロデューサーやってて良いのかな…」
暫く静寂が訪れる
勿論、答えてくれる訳が無い
P「ははっ…何言ってんだ俺…墓石が答えるわけが無いだろ」
自身にツッコミを入れた後、墓石を綺麗にし、お供え物を置いてその場を後にした
P「結局何がしたかったんだ?」
帰り道、自身に問いかける
???「…久しぶりだな」
P「!?くっ、黒井社長!!」
俺は久しぶりに会ったこの人に頭を下げた
黒井「頭を上げろ…貴様などに頭を下げられる筋合いは無い!」
俺は頭を上げ、黒井社長に問いかける
P「何故貴方ががここに?」
黒井社長は少し不思議そうな顔をして答えた
黒井「貴様何を言ってる?今日は貴様の母親の命日だじゃないか」
P「えっ?」
俺は驚いた…
他人である俺の母親の命日を覚えていてくれた事に…
P「っ…!ありがとうございます!!」
俺は泣きながら頭を下げた…
やっぱりこの人は優しすぎるな…
その後、黒井社長と少し話をし別れた
最後に気になる言葉を残して…
P「『ジュピター』には気をつけろ…か」
俺はその言葉の意味を考えながら、故郷を後にした…
4時間後、自宅に着いた
玄関を開け、携帯の電源を入れる
画面がつき、メニュー画面がついた
P「うげ!」
画面には着信40軒以上、メールに関しては60軒以上入っていた
P「はぁ…これはヤバイな」
明日はどうするかなと悩みつつ、俺は鳴り始めた携帯を無視して風呂に入った
風呂に入ってる最中も携帯が鳴り止む事はなかった
一応マナーモードだが、うるさくて仕方なかった
P「たまには休ませて下さいなー♪」
鼻歌混じりに愚痴をこぼす
風呂を上がり、携帯の電源を切る
P「……アイドルか」
身体を拭き終わり、冷蔵庫から水を取り出す
水を飲み、一息ついでにテレビをつける
丁度ニュースがやっており、俺はそれを音楽の代わりにして夕飯を作っていた
テレビ「続いてのニュースです。今日、961プロから新たなるユニットを出す事が発表されました」
その瞬間、俺の手が止まる
テレビ「全容は発表されていませんが、近々何らかのイベントにて登場する予定です」
そうか…これがジュピターか…
P「…765プロとやり合うつもりですか…貴方は」
再開する
翌日、俺は痛む身体を酷使して事務所に向かった
P「おはようございます」
小鳥「プロデューサーさん!連絡も無しで何やってたんですか!!」
一同「「………」」
事務所にはすでに全員がいた
P「…………」
周りからの視線が痛い
視線だけで死んでしまいそうだ
だが、こんな四面楚歌をも打破も打破してくれる人間がいた
高木「うぉっほん!!君たち、P君とは後で私が話をする」
高木「今は961プロの新しいアイドルについてだ」
そう一喝し、高木は話を進めた
勿論、961プロがこれから発表するアイドルについてだ
だが、俺が考えるにアイドル達にこの話をしたところで余計な混乱を招くだけだと思う
P「やっぱり高木の考える事は分からんな…」
高木「…何か言ったかね?」
P「いっ…いえ、別に…」
焦った…思わず口に出してたなんて…
暫くして話は終わり、俺は社長室に呼ばれた
P「失礼します!」
高木「…入りたまえ」
高木「…君が真面目なのは知っている。いつも無理をさして申し訳ないとも思っている」
『思っている』…か
思うだけじゃなく、行動で示して欲しいもんだな
俺は内心悪態をつく。
いくら高木が本気でそう思っていたとしても、こいつがやった事は俺にとって許される事ではない
だから俺は悪態をつく
高木「昨日…何かあったのかね?」
P「いえ、特には…至ったて平凡な一日でした」
高木「…………」
俺はわざと挑発する
高木「そうか…ようはずる休みをした…と、言う事かね」
P「はい、その通りです!」
高木は眉間にしわを寄せる
気に入らないか…
顔にすぐ出るから分かりやすいな、このオヤジは
高木「…………」
高木が席を立ち俺に近づく
P「………なんでしょうか?」
さぁ見せてくれ…お前の本性を…
高木「…君は、何の為にプロデューサーになったんだい?」
P「……はい?」
何を言ってるんだコイツ?
高木「君がプロデューサーになった理由だよ」
P「それは…」
そんなの決まってる…
お前に復しゅ…「…彼女達をトップアイドルにする為です!!」
高木「……そうか、やはり私の目に狂いはないね!」
何言ってんだ俺…
自分でも驚いてる…
高木「今回は特別に許そう」
高木がいるこの事務所に入ってアイドルを利用して事務所を乗っ取り、高木を追い出し高木を苦しめる…
高木「だが、次は無いからね?」
それがプロデューサーになった理由じゃないのか?
P「はい!大変に、申し訳ありませんでした!」
トップアイドルにするってのも高木近づく為の口実だったんじゃないのか?
眠い…寝落ちしたらすまん
俺は高木に頭を下げ、社長室から出た
P「うぉっ!?」
ビックリした。社長室の扉を囲むようにアイドル達が立っていたからだ
P「どっ…どうかしたか?」
ヤバイな…絶対怒られるな…」
貴音「やはり、あなた様はわたくし達のぷろでゅーさーですね」
………は?
美希「やっぱりハニーはハニーなの!」
響「プロデューサーなら当然の事だぞ!」
P「お前ら、盗み聞きしてたのか?」
伊織「まったく…連絡ぐらいよこしなさいよね!心配したじゃない…」
亜美「亜美もめっちゃ心配したんだよ?いおりんなんか兄(c)の事が心配で心配で最後には泣きそうだったし!」
伊織「うっ!うっさいわね!!誰がこんなヤツの為に泣くか!」
あずさ「あらあら、素直じゃないわね」
P「伊織…ありがとな」
真美「真美も兄(c)が居なくて死にそうだったんだよ?」
やよい「うっうー!プロデューサーが居なくて淋しかったです!」
P「真美…やよい…」
真「プロデューサー?今度ずる休みしたら遊園地に連れてってもらいますからね!」
雪歩「ぷっ、プロデューサー!わっ、私もすごく心配しました!そっ、それだけですぅ!!」
律子「はぁ…どれだけ皆に心配掛けてるんですか…これに懲りたらもうしないで下さいね!…まったく、心配して損した…」
P「お前達…」
小鳥「…プロデューサーさん、おとつい話した事…覚えてますか?」
おとつい話した事…
『今は信じられないかもしれませんけど、いつか分かりますよ』
P「…はい」
小鳥「まさかこんなに早くその時が来るとは思いませんでしたけど…プロデューサーさん、これで信じれましたか?」
小鳥「皆貴方が好きで好きで仕方が無いんです!!」
P「音無さん…」
皆が一通り話し終えると春香が近寄ってきた
春香「…昨日、プロデューサーさんが連絡もせずに休んだって聞いた時、皆すごく心配したんですよ?風邪でも引いたのかな?何か大事な用事でもあったのかな?もしかして…事故にでもあったのかなって…」
春香は目から涙を流していた
P「春香…皆…」
この時、俺は本当に後悔した…ただ何と無くっていうクソみたいな理由で皆に連絡せずに休んだ事を…
彼女達を心配させ、悲しませた事を
P「最低だな俺…」
春香「プロデューサーさん?!」
俺はその場で土下座した
周りがざわつく
俺は額を床にすり付けながら、懺悔の言葉を唱えた
P「本当に…すまなかった…」
辺りを静寂が包む…
春香「プロデューサーさん…」
春香は俺の手を取り、俺に話しかける
春香「私達が聞きたいのはそんな言葉じゃありません!」
…どういう事だ?
暫く俺は考える
だが、俺が自力で答えを見つけ出す前に春香が俺に答えを教えてくれた
春香「プロデューサーさんは、私達をトップアイドルに導いてくれますか?」
……そうだった
俺がこの事務所に来てはじめて皆とした『約束』…
高木への復讐ではなく純粋に、俺とアイドル達で交わされた『約束』…
彼女達を…『トップアイドル』に導くって事を…
P「…ああ!導いてやる!皆笑ってトップアイドルになるまで!!」
高木「ふふっ…若さとは何と良い事なのだろうか…」
結局、その日は皆961プロの話を忘れていた…
次の日、とあるオーディション番組の仕事があった
P「良しっ!お前達なら大丈夫だ!!行ってこい!!」
美貴響「「はい!!」」
『プロジェクトフェアリー』
俺と黒井社長で作ったユニットだ
勿論、俺と黒井社長以外この事を知る人間は居ない
『プロジェクトフェアリー』の原案を黒井社長が
フェアリーのメンバーを俺が担当した
P「…我ながら、良いメンバーだな」
思わず自画自賛してしまうほど、フェアリーの出来は良かった
P「これは楽勝だな…」
黒井「甘いぞ貴様…」
P「?!おっ…お疲れさまです」
黒井「ウィッ…」
いきなり声をかけられ思わず動揺してしまった
P「こほん…えー、黒井社長、俺の考えが甘いというのはどういう事ですか?」
黒井「見れば分かる…精々悪あがきするがいい…アデュー!!」
P「どういう事だ?」
眠い…明日4時起きだから寝る
再開
…もしかして、この番組に『ジュピター』が出るのか?
P「…………」
俺は遠巻きにフェアリーを見る
P「……このままだとフェアリーは『ジュピター』に潰される…」
それだけはダメだ
いくら俺が黒井社長に「あの事」をお願いしているとしても、それだけはダメだ
黒井「…貴様が望むものはなんだ…P…」
この後フェアリーは順調に勝ち進み、遂に決勝まで進んだ
フェアリーの皆は喜んでいる
本来は彼女達のように喜ぶべき時だが、俺は喜べない…
この後に待っている最悪な結果を知っているからだ
P「まずい、これが成功すればフェアリーは潰される…でも、どうすれば…」
その時、俺の視界の中にある物が写る
P「ブレーカー…」
俺はゆっくりとブレーカーに向う
不審がられないようにゆっくりと近づく…
フェアリーの出番まで後少し…
P「間に合うか…?」
俺は少し歩調を速める
スタッフ「スタートまで後、20秒!!」
間に合った!
俺は辺りを警戒し、ブレーカーに手を掛けた
P「悪い、皆…」
スタッフ「後10秒!!」
俺は手に力を込め、下に振りおろした
ガシッ…
P「へっ?」
黒井「…貴様は自分のアイドルの事も信じられんのか?」
P「くっ、黒井社長!」
再開
P「何故、貴方がここに…」
黒井社長は鋭い眼光で俺を射抜く…
黒井「いいか?貴様ごとき底辺の人間が、私と同じ事をしようなど百年早い!!」
黒井「たかだか私の脅しぐらいで何を怯える事がある!貴様には昔教えたはずだ!何があっても、アイドルを、自分を信じ抜く事を!!」
P「黒井社長…」
…そうだったな
忘れていましたよ…黒井社長
貴方が俺に教えてくれた事を…
P「そうでした…怯える必要なんて無いんだ…俺のアイドルは黒井社長、貴方が育てたアイドルよりも強い!絶対に負ける筈がない!!」
黒井「ふっ、大口を叩けるのも今のうちだけだ!私の『ジュピター』を侮るなよ!!アデュー!」
そう言って、黒井社長は何処かへ消えて行った
俺は、一時の気の迷いで彼女達が作りあげてきた世界を壊すところだった…
P「これじゃあ高木と一緒じゃないか…」
俺は一人そう呟き、フェアリーを見つめた…
彼女達は輝いていた…
ただひたすらに『アイドル』をしていた…
彼女達の行動一つ一つにファンの心は奪われて行く
俺は少し羨ましかった
俺が出来なかった事を今、彼女達がやっている
少し複雑な気持ちだが、俺と同じ道を絶対に歩んで欲しく無い…
だからこそ俺は彼女達を信じ、全力でサポートでするしかない
そう、彼女達と『約束』した『皆笑ってトップアイドル』にする為にも…
P「この闘い…絶対に負けませんよ、黒井社長…」
数分後、フェアリーの歌が終わり、いよいよ事が始まる…
P「来るか、『ジュピター』が…」
バンッ!
ステージが暗くなり、辺りがざわつく
客「なっ、なんだ?」
客「停電?」
客がざわつく中、曲がかかる
???「「愛してる、愛してるいつか未来でボクがキミに誓うからGET YOU!!行こう!!さあ行ける!!どんな今日でもふたりならば恋を始めよう…」」
P「始まった…」
ステージに光が注がれる
客「誰だアレ?」
客「ねぇ、あの人達カッコよくない?」
ステージの中央には三人組が立っていた
P「アレが『ジュピター』…」
ジュピター「「BOY
キャー!!オー!!
凄いな…二分足らずで客の心を掴んだ
さすが黒井社長が育てたアイドルだ
ジュピター「「止まらない 終わらない
THIS IS LOVE
喜びも 悲しみも
GO TO LOVE
手を繋ぎ 日々繋ぎ
GET OUR LOVE
どこだって どこまでも」」
貴音「さすが961プロ…」
美希「凄い…お客さんの心を掴んでるの…」
響「くっ…!これじゃあ自分達、あいつらの前座だぞ!」
P「…………」
やっぱ、動揺するよな…
しゃあない…俺が言えた義理じゃないけど…
P「お前達!!」
フェアリー「「プロデューサー(ぷろでゅーさー)…」」
P「お前達に言いたい事がある」
P「今、お前達は確実にアイツらに負けてると思っていると思う…」
P「そりゃあこんだけ凄かったらな…」
ワー!!ワー!!
フェアリー「「………」」
P「…でもな、俺たちが負ける事は絶対にあり得ない!!」
P「自分達の力を信じる限り絶対に…」
P「どんなに凄いやつにでも勝てる!!」
貴音「あなた様…」
美希「はっ…プロデューサーの言う通りなの!」
響「…うん!自分、完璧だから絶対に負けないからね!」
P「だから、自信を持って行ってこい!俺のフェアリー!!」
フェアリー「「はいっ!!」
よしっ!我ながら完璧だ!!
高木「…上手くいったようだね君」
P「?!社長!!」
何故こいつまで居るんだ?
P「何故ここに?」
高木「居たら悪いかね?」
…何を考えてるんだ?
高木「居たら悪いかね?」
…何を考えてるんだ?
P「いえ、そういうつもりでは…」
高木「…私にもいろいろあるのだよ…いろいろとね?」
P「いろいろ…ですか」
喰えない男だな…
高木「まぁ、忘れてくれ…それでは失礼するよ」
P「はい、お疲れ様でした…」
P「……何なんだあの男」
司会「ジュピターで、『愛してる』でした!ありがとうございました!!」
ワー!!キャー!!
さすがだな…でも、こっちだって負けていない!!
司会「続いてはフェアリーで、『オーバーマスター』です!それではどうぞ!」
うぉー!!フェアリー!!
黒井「……まだフェアリーのファンが居たか」
冬馬「ふんっ!」
翔太「まぁ、今日からデビューだからね」
北斗「そうだね。これからさ…」
黒井「お前達、まだまだ甘いな…」
曲がかかり、ステージに光が集まる
フェアリー「「カッコ悪いわよ アタシを堕とすの バレてるの
カッコつけたところで
次に出るセリフ 計画(プラン)Bで!」」
特に問題は無いな…いや、問題ならある
眠いから寝る
再開…
すまん…恋をはじめようだった…
脳内変換頼む
黒井社長による妨害工作…
P「まぁ、俺が頼んでやってもらってるんだけどな…」
そう、俺がまだ彼女達を信頼していない時に黒井社長に頼んだんだ…
彼女達を強くする為に俺が765プロに入る時に…
P「でも、今回はマズイな…」
もし今やられてアイツらが動揺すれば最悪オーディションが中止になるだろう…
それだけは何として…
『貴様には昔教えたはずだ!何があっても、アイドルを、自分を信じ抜く事を!!』
…そうだ、何も焦る事はない…
これは黒井社長が俺たちにくれたチャンスなんだ
この闘いに勝てば、逆にこっちが一気に有名になれる
P「ピンチはチャンス…そうですよね、黒井社長」
俺は腹を括りステージを見つめた
フェアリー「「ダメな恋を求めてるの なんとなく気付いてる
だけどもっとアンバランスが欲しいの
いつまでもずっと...
アタシは本能に従ってるの」」
フェアリーの曲も終わりが近づいてる
P「もうそろそろか…」
P「皆、頑張ってくれよ」
俺は拳を握り、一人彼女達を応援する
黒井「…やれ」
風呂はいってくる
ヤバイ のぼせて死ぬかとおもった…
再開
シーン…
客「おい、曲が止まったぞ?」
客「故障?」
ざわざわざわざわ…
P「きたか…」
音響が止まった…
響「っ…!牙の抜けたヤツになんて…」
美希「響…心疼くわけないじゃない!」
貴音「…ありえなくない!」
フェアリー「「Gentle より Wild に
Wild より Dengerous
試してみれば?
Good Luck To You!!」」
P「あいつら…」
歌いきりやがった…
高木「よく頑張ったね」
いつの間にコイツが…
ホント、忍者かよ…
高木「ステージとしては失敗だったかもしれないが、アイドルとしては成功したみたいだがね…」
P「…何を言ってるんですか社長」
高木「…何かね?」
P「アイドルだけじゃなく、ステージだって成功してますよ…ほら」
俺は、客席を指差した
ざわざわざわざわ…
客「アカペラでも歌うまいな」
客「おー!フェアリー!!」
ウォー!!フェアリー!!
P「ね?」
高木「ははっ!そのようだね」
高木「やはり、君と出会って正解だったな」
バカが…これからお前は後悔するんだ…
俺とめぐり合ったた事をな…
P「そんな事は…」
P「全て、高木社長のおかげですよ」
高木「そう謙遜するな君」
高木「もし、君がうちの事務所に来なかったら、今の彼女達は居なかったんだ…だから、別に謙遜する必要はないんだよ」
P「……はい、ありがとうございます社長」
高木「うん!それでよし!」
……まぁ、いいか
今はまだいいんだ…
暫くして結果がでた
勝ったのは『ジュピター』だった…
まぁ、いいさ…
オーディションには負けたが、勝負には勝ったからな
黒井「さすが、私が育てたアイドルなだけはあるな…」
冬馬「…なんか言ったかおっさ?」
北斗「冬馬、おっさんじゃない、社長だよ」
翔太「そうだよ冬馬君!」
冬馬「うるせぇ」
北斗「はぁ…だから童貞なんだな…」
冬馬「なんか言ったか?」
北斗「いや、別に」
翔太「ん?765プロのプロデューサーが来るよ」
冬馬「なんだ?」
黒井「……お前達、先に戻っていろ…」
冬馬「わかった」
P「…おめでとうございます黒井社長」
黒井「ふん!私が育てたアイドルが貴様らごとき底辺プロダクションに負ける筈がない!!当然の結果だ!」
P「はい、おっしゃる通りです…」
黒井「…貴様、何が言いたい」
P「……ありがとうございました」
P「ただ、それだけです…」
黒井「ふん!貴様ごときに礼を言われる筋合いはない!アデュー!!」
P「………ホント、素直じゃないな、あの人」
司会「えー、961プロダクション所属のジュピターが急用の為、先程退場いたしました」
司会「これにより、ジュピターによる「恋をはじめよう」が中止になり、代わって、765プロダクション所属のフェアリーで、「We just started」どうぞ!!」
ウォー!ウォー!フェアリー!
黒井「ふふっ…成長したな、P…」
冷たい空気を 目一杯吸い込んだ
準備できてるか? 来るべき時は来た!
『ジュピター』には気をつけろ…
『悪い、皆…』
どんな結果でも 悔い残らぬように
でも負けたくない 勝つイメージをしろ
『…貴様は自分のアイドルの事も信じられんのか?』
『たかだか私の脅しぐらいで何を怯える事がある!貴様には昔教えたはずだ!何があっても、アイドルを、自分を信じ抜く事を!!』
心の中で囁いてる
(もしも…) という言葉 気合いで振り払え!
『そうでした…怯える必要なんて無いんだ…俺のアイドルは黒井社長、貴方が育てたアイドルよりも強い!絶対に負ける筈がない!!』
本気で乗り越えろ
本能よ目覚めろ
さあ 臆するなよ これは戦いなんだ!
『さすが961プロ…』
『凄い…お客さんの心を掴んでるの…』
『くっ…!これじゃあ自分達、あいつらの前座だぞ!』
『お前達に言いたい事がある』
『今、お前達は確実にアイツらに負けてると思っていると思う…』
『そりゃあこんだけ凄かったらな…』
『…でもな、俺たちが負ける事は絶対にあり得ない!!』
輝くステージは誰を待ってるのか
そう 誰でもない僕らだ!!
自分達の力を信じる限り絶対に…』
『どんなに凄いやつにでも勝てる!!』
『だから、自信を持って行ってこい!俺のフェアリー!!』
『はいっ!!』
彼女達の歌が終わった時、俺は気付く…
P「なに泣いてんだ俺…」
彼女達の歌が、先程までの光景を思い出させる…
P「ヤバイな…涙が止まらん」
ホント、年だけはくいたくないな…
貴音「ぷろでゅーさー!」
美希「はっ…プロデューサー!見ててくれた?」
響「プロデューサー!自分、頑張ったぞ!!
P「ああ!お前達、お疲れ様!!」
俺は泣きながら三人に抱き付いた…
その日、フェアリーの3人は確実に成長した
それは、本人達が一番理解してると思う
もちろん知名度もうなぎ登りだ
仕事も沢山入ってくるだろう
…これからまた忙しくなりそうだ
仕事が増える喜び半分、自分の時間が無くなる悲しさ半分…はぁ…
P「どうしたもんかねぇ…」
あのオーディションから一週間、仕事の電話が止まらん…
小鳥「はい!765プロです!はい、」
音無さんもいっぱいいっぱいだ
P「それに比べてコイツは…はぁ…」
俺は深いため息をつき、ソファーを見る
P「…このクソ忙しい時によくもまぁ…」
そういって俺は、美希の頭を撫でてやった
美希「二へへへ…」
ん?
P「美希、起きてるのか?」
美希「………」
最近誰に教わったのか、美希が狸寝入りするようになった。しかも、かなり判別が難しい…
P「…………」
別に美希は狸寝入りするだけで、何か悪さをする訳ではない
でも何と無くこう、ちょっかいを出したいと言うかちょっといじめたいと言うか…
P「…おにぎり」
美希「………!」
おっ!反応ありだな
P「ババロア…」
美希「………!」
んー…イマイチだな…
…そうだ!
P「美希…愛してる…」
美希「ハニー!!あっ…」
テシッ!
起き上がったと同時に美希にチョップをかます
美希「痛いのハニー…」
P「狸寝入りするヤツが悪い…」
美希「ぶー!!」
小鳥「はよ、仕事しろ!!」
P「ん?何か言いましたか?」
小鳥「ふぇ?!いっ…いえ、なにも…」
以上!今日はもう寝る。
お休み
>>1だが、バトルフィールド4がなんかつまんない…誰かオススメのソフト教えてくれ!
Wii以外は持ってる
以上!!寝る!!!
>>1だが、アイマス2はもう持ってる
オンライン繋いでないけどまぁ、たのしめたよ
PS3版はバグ多いけどフォールアウトとか
アサクリ2三部作
その気になれば2年遊び続けられるダクソ
なんか高木社長の立ち位置ががよくわかんないなー、というか回想と今がよく繋がんないというか。
最終的にこのPはどこに辿り着くんだろ
>>1だが、
>>77さん フォールアウト3はクリア済み。冷蔵庫の中の白骨インディーを見た時は震えたな
>>78さん アサクリはやった事無いな
何年か前にファミ通Web DVDで攻略映像は見たが…
>>79さん ダクソはアビスをプレイ中
現在二周目ソロだが、四人の皇王で詰んでる…
太陽万歳!!
>>80さん 「高木社長の立ち位置がよく分からない、回想と今現在が繋がらない」
これは、>>1が書き貯め無しで書いてるから
最終的にはMGSの監督「小島秀夫」さんみたいに「いつの間にか繋がってた」
みたいになると思います
以上!!
CODシリーズとかはやってる?
>>82さん codシリーズは、PS2版の2
vita版のブラックオプス以外は全部やった
codシリーズで好きなのは、箱版の2、3
MWシリーズ ブラックオプス
ブラックオプス2は好きじゃない
BFは3と4はプレイ済み
HALOは4以外プレイ済み
キルゾーンは2と3はプレイ済み
メダルオブオナーは、史上最大の作戦
ライジングサン、PSP版、PS3版は全てプレイ済み
とりあえず、FPSはこんだけやってる
プレイ済みでしたか、プレイしてるゲームの幅が広いなあ。
続き期待してますね
>>84さん 基本、面白そうだと思ったら買います
そのせいで大分失敗してますが…
後、期待して下さってありがとうございます!
頑張って続きを書きますので、今後ともよろしくお願いします!
ロリポップチェーンソー
>>86さん ロリポップチェーンソーですか…
「須田剛一」さんが作ったゲームは
ノーモアヒーローズ以外やった事は無いな
シャドウ オブザダムドは、面白そうだけどね…
>>1へ
本文投稿でもなく雑談利用していると最悪落とされるから
ほどほどにしておいた方が良いよ
とりあえず、再開
小鳥「はよ、仕事しろ…リア充共め…」
P「音無さん、何か言いましたか?」
小鳥「ふぇ?!いっ…いえ、なにも…」
P「そうですか」
そう言って、俺はまた美希の頭を撫で回す
美希「えへへへ…♪」
撫でられるのがそんなに嬉しいのか?
>>88さん 分かった。気を付ける
P「なあ、美希」
美希「なに?」
俺は美希の頭を撫でながら聞く
P「頭撫でられるの好きなのか?」
美希「正直、髪が乱れるからヤだけど…」
そうか…それは悪い事をしたな
美希「でもね、」
P「…?」
美希「ハニーになら、いっぱいなでなでして欲しいな!」
…………可愛いなオイ
P「そう言えばさ、前々から聞きたかったんだけど、何でハニーなんだ?」
美希「んー…」
美希は少し考えた後、俺に向き直り、口を開いた
美希「そんなの決まってるの」
美希「ハニーは美希のハニーだからなの!」
P「…は?」
さっぱり分からん…
聞いた俺がバカだったのか?
小鳥「…鈍感ってこういう事を言うのね」
音無さんが一人で頷いてる…
…とても失礼な事を考えてる気がするんだが、気のせいか?
P「まぁ、いいか…」
一人呟き、席に戻る
後ろから美希の視線を感じるが、あえて無視する
美希「ぶー!」
P「さぁ、仕事仕事!」
???「プロデューサーさん?」
P「んー…」
???「プロデューサーさん!」
P「うぇ?!」
小鳥「もう!仕事に集中するのはいいんですけど、ちゃんとお昼ご飯を食べなきゃダメですよ!」
P「お昼ご飯…」
音無さんに言われ、時計を見る
P「もう12時か…」
随分集中してたんだな…
我ながら感心だ
P「うんうん…」
小鳥「何、一人で頷いてるんですか!ほら、ご飯食べに行きますよ!」
そう言って音無さんは強引に俺の腕を引っ張った
P「ちょっ?!音無さん!まだ保存出来てない!」
小鳥「大丈夫ですよプロデューサーさん!この事務所にプロデューサーさんのパソコンを弄ったりする人なんて………居ないですよぉ」
P「ちょっ!今の間は何ですか!待って!マジで!待ってくれぇ!!」
こうして俺は、音無さんに連行された…
あぁ…誰も弄ったりするなよ…
いや、振りじゃ無くて割とマジで…
5分後、俺は二十郎にいた
小鳥「プロデューサーさんは決まりましたか?」
P「んー…ネギチャーシューでいいか…はい、決まりました」
P「すみませーん!」
数分後…
P「…うん、美味いな」
小鳥「そうですね」
ズズズッ…
もぐもぐもぐもぐ…
P「…………」
小鳥「…………」
…話題が無いのも辛いな
何も話す事が無い…
P「…………」
小鳥「…プロデューサーさん」
P「…何ですか?」
なんだこの人…
やたら真剣な目で見つめてくるな…
小鳥「…前に少し話しましたよね…」
P「…何をですか?」
前に話した…何をだ?
小鳥「貴方の過去が知りたい…」
箸を持つ手が止まる
P「………貴女もしつこいですね」
小鳥「ええ…でも、今の私が聞きたいのは貴方の過去じゃなくて、あの時どうして嘘を付いたかって事です」
はぁ…飯が不味くなるな…
P「音無さん…俺が嘘を付いた理由を話してしまうと、結局俺の過去の話に辿り着いちゃうんですよ」
小鳥「だから言えない…と?」
P「…はい、言えません」
小鳥「……そうですか」
…彼女の目が遠くを見つめてる
俺の方を向いてるがたしかに、遠くを見つめてる…
まるで、俺の過去を見透かすように…
P「もしかして、何か知ってるんですか?」
小鳥「いえ、何も知りませんよ?」
何も知りませんよ…か
この人、何か知ってるんだな…
小鳥「………まぁ、いいです」
P「…………」
そう言って彼女は、席を立ち、金を払って出て行った…
やり直し…
P「もしかして、何か知ってるんですか?」
小鳥「いえ、何も知りませんよ?」
何も知りませんよ…か
この人、何か知ってるんだな…
P「………まぁ、いいです」
小鳥「…………」
少しの間、お互い沈黙する…
P「高木社長…」
小鳥「………!」
反応あり…
そうか…高木から聞いたのか…そうか…
小鳥「あっ!ごめんなさいプロデューサーさん!私、事務所に戻らないと!」
P「……何か大切な用事ですか?」
小鳥「…まぁ、そんなところです。それでは…」
そう言って彼女は、席を立ち、金を払って早足で出て行った…
P「………高木、もしかしてお前は俺の目的に気付いているのか?」
そう一人呟き、伸た麺をすする
ズズズッ…
P「………不味いな」
とりあえず、一時終了…
もしかすると、明日から更新になるかも…
BAYONETTAやれBAYONETTA
>>102さん 体験版をやったが中々面白いよな
ぶっちゃけ、デビルとどっちがあれなんだ?
ディスガイア2
テイルズシリーズ
魔装機神シリーズ
三国無双シリーズ
戦国無双シリーズ
OROCHIシリーズ
>>1だ
20時から意識が無かったな
完全に爆睡だった…
という事で、申し訳程度だが、再開する
アリガトウゴザイマシター!
P「ふぅ…ラーメン残しちゃったな」
さっきの話で、さらに事がややこしくなっちゃったな…
P「まぁ、いいさ…」
俺は俺のやるべき事をするだけさ…
そう、それがどんな結果になろうとも…
P「待っていろ高木…」
俺は絶対にお前に復讐してやる…
???「…………」
P「ん?」
誰かの視線を感じ俺は振り返る
P「…………」
気のせいか…
???「……ふっ」
>>108さん そのシリーズは全部持って無いですね…
一応、初代無双で夏侯惇?は、使ってましたけど…
>>1だが、簡単にPの事を説明
過去に、母の浮気現場を目撃
浮気相手は『高木』と言う名の男
いろいろあってPは激昂
その時に母親を殺したかもしれない
かもしれないとは、その時の記憶が無いから
一応、夢で母親を殺した時と思しきシーンを見るが、それが実際に起きた事なのかは不明
本人は実際に起きた事だと思ってる
その後……まぁ、この辺はおいおい書いていきます…
『高木』に復讐する目的で765プロに入る
この時はまだ、黒井社長以外信頼できる人が居なかった
よってアイドル達の事も信頼出来ず、黒井社長に『彼女達の成長の為に』と言う名目で黒井社長にいろいろ頼む
とりあえず、仕事行って来る
説明再開
ここからは、どうでもいい情報です
個人的にこのSSのPのイメージは、「チョットだけアルヨ 」さんの描くPをイメージしてます…
まぁ、別に人それぞれイメージしていただいても大丈夫ですが…
年齢は24歳
Pいわく、「4年感プロデューサー業をやってきた」ということらしいですが、詳細は不明
甘党だが、コーヒーのブラックが大好物
酒は飲まない
基本、野菜が好き 肉が嫌いなわけじゃない
何気にゲーマー
亜美真美いわく、Pは神
じつは鈍感…
家は高級マンション…
だが、誰も住所を知らない
身長は172?ぐらい
体重は60?ぐらい
仕事は人並み
だが、キレはいい
車を所有
あと、いろいろ……
何か仕事がめちゃくちゃ早く終わった
チョット再開
夕方、俺はパソコンと向き合っていた
何をしてるのかと言うと…まぁ、特に何もしてない
ようは仕事をサボってる
小鳥「えー、これは…」
俺と違って音無さんは忙しいみたいだが…
P「はぁ…」
音無さんを見習い、俺も仕事を始める
………………ダメだ、集中できない
P「…ちょっと外に出ますね」
小鳥「わかりました…」
うん、かなりぎこちないな、うん…
やっぱり、昼間のアレが響いてるな…
まぁ、俺は悪くないけどな……多分…
ガチャッ…
俺は階段を登り、屋上を目指す
カツン…カツン…
P「新しい靴はいい音がするな…」
やっぱ、買い替えて正解だったな
ガチャッ…
扉を開け、屋上にでる
P「ふぅ…綺麗な夕陽だな」
そう一人呟き手摺に持たれ掛かった時、俺の携帯に着信が入る
Check my soul Check my soul
ハートが動き出した 今君と一緒に駆け出そう…
おっ!誰からだ?
ピッ
P「…はい」
黒井「黒井だ…」
再開
珍しいな…何かあったのか?
P「お疲れ様です…どうかしましたか?」
黒井「今日の夜8時にUnamelaに来い。以上だ」
ブツッ!
P「また唐突な…」
…ん?よくよく考えると、夜8時にUnamelaに集合だと時間的に間に合わないじゃないか!
仕事が終わるのがだいたい8時だから、完全にアウトだ…
P「どうするか…」
このクソ忙しい時に早退さしてくださいなんて言えないし、かと言って別の方法があるわけでも無いし…
P「断わるか?」
いや、それは出来ない
あの人が俺に連絡をよこすだけで珍しいのになおかつ、あいたいなんてよっぽどだ…
P「…何か悪い予感がするな」
…仕方ない、音無さんに言うか
俺は急いで事務所に戻り、音無さんの方を見る
小鳥「むむむっ…この人は分かって無いわね…」
何かブツブツ言ってんな…
小鳥「政宗と元親のいない世界なんてきっと今よりつまらないのに…」
P「………なに言ってんのこの人?」
また、3ちゃんねるか…
なんだ…この人も仕事サボってたんだな
P「はぁ…」
だが、これはチャンスだ!今なら何を言っても大丈夫!………年齢の話し以外は…
俺は別次元の世界を旅してる音無さんに話しかける
P「あのー…音無さん?」
小鳥「…だからダメなのよ…プロデューサーさんもそう思いますよね!」
P「はっ…?」
明らかに俺とは違うベクトルの話を振られてもなぁ…
音無さんはこうなったらもう止まらない…
P「音無さん、俺もう帰りますからね?」
小鳥「やっぱりそうですよね!さすがプロデューサーさん!話が分かる!!」
P「ははは…」
小鳥「えへへへ…」
ダメだこの人…何とかしなきゃ…
まぁ、いっか
P「それじゃあ、お先です!」
小鳥「はい!お疲れ様でした!」
さあ、逃げるが勝ちだ!
小鳥「ふふふっ………ピヨッ?!」
小鳥「ちょっ?!、プロデューサーさん!!」
P「はははっ!」
時既に遅しとはこういう事だな
俺は急いで車に乗り、事務所を後にした
P「アデュー!!」
小鳥「もー!プロデューサーさんのバカー!!」
P「はははっ!」
音無さんが何か言ってるが俺には聞こえない
音無さん、この借りはいつか必ず返します!
だからごめんなさい!
P「こんな事心で思ったて意味無いのにな…」
そう呟きながら俺は黒井社長が居るUnamelaに車を走らせた
ブロロロロロ…
小鳥「まったく…ホント
小鳥「まったく…ホント、自分勝手な人ね…」
小鳥「もし、貴方が居なくなっちゃったら765プロが無くなっちゃうんだから…」
小鳥「だから、必ず戻って来て下さいね、プロデューサーさん…」
19時25分 俺はUnamelaに着いた
P「大分早く着いたな…」
まぁ、いいか…
とりあえず中に入ろう
P「いつ来ても凄い所だなここは…」
政治屋からどこぞの社長、重役、芸能関係者…etc
眠い…お休み
と、言いつつ再開
ピンからキリまで選り取り見取りだな…
P「さぁ、何時もの席にって…」
アレ?早くね?
もう黒井社長居るじゃん
ヤバイな…あの人、時間には厳格なんだよな…
完全にアウトだ…
とりあえず、謝ろう…
P「すみません、遅れました…」
黒井「気にするな…私が早過ぎるだけだ」
ん?
黒井「とりあえず座れ」
P「はい、失礼します」
何かおかしいぞ?
黒井「お茶を頼む」
バーテン「かしこまりました」
おいおい、どういう事だ?
黒井「…………」
P「…………」
少しの間、沈黙する
黒井「おい、お茶だ…」
P「…有難うございます」
………悪い予感しかしないな
P「黒井社長、今日はどういった要件で?」
黒井「…P、今日はお前に話しがある」
P、か…懐かしいな…
P「ふふっ…貴方からPなんて呼ばれたのは何年ぶりですかね…」
黒井「ははっ…それもそうだな」
P「ええ、俺が貴方に拾われた時以来ですよ」
黒井「そうか…という事は、7年ぶりか?…」
P「そうなりますね…」
そうか…もう7年か…
もし、あの時あの場所に貴方が居なければ、今現在の俺は居なかった…
P「ホント、貴方には感謝してもしきれないぐらい、感謝してます…」
黒井「何を今更…貴様に感謝される程私は貴様に何もしてやれてない…」
そんな事無いのに…
黒井「むしろP、貴様のお陰で今の私がある…そこだけは感謝してやる」
P「ははっ!ようはお互い様って事ですね!」
黒井「ふん!図に乗るな!貴様ごとき底辺プロデューサーが何を言うか!」
P「………」
黒井「………」
P「ふふっ…」
黒井「ふふふっ…」
P黒井「ははははっ!」
久しぶりだな…
こうして黒井社長と笑い合うのは…
黒井「ふぅ…久しぶりに笑ったな…」
黒井「さて、話しを戻していいか?」
P「おっと、すみません!」
本題を忘れてたな…
黒井「今日は貴様に頼みがあってな…」
ほう…
P「…俺に頼みって、何ですか?」
黒井「P…私の元に戻って来てくれないか…?」
P「………はい?」
さっぱり言葉の意味が理解出来ん
『私の元に戻って来てくれ』…だと?
黒井「これは961プロ代表の黒井祟男としてでは無く、あくまで『黒井祟男』一個人の頼みだ…」
黒井「もちろん、拒否しても構わん」
P「…何故、貴方は俺を必要とするんですか?」
黒井「…もう一度、お前とこの世界を歩きたいからだ…」
P「…………」
黒井「あの時の私には力が無かった…」
黒井「これからだというお前を守る事が出来なくてお前を失望させた…」
P「失望なんかしてません…」
黒井「お前を守る事が出来なかった所為でお前は…「黒井社長…俺は別に気にしてません」
P「あの時、貴方は俺に生きる力をくれた!それだけで充分で…「いや、私は今でもあの時の私が許せない!!」
ダンッ!!
ざわざわ…
ヤバイな…周りがざわつき始めたな…
P「黒井社長、落ち着いて下さい!」
黒井「私は充分落ち着いている!」
黒井「もしあの時、私に勇気があれば…力があったなら…そう今でも悔いている…」
P「…………」
黒井「だが、今の私には力がある!」
黒井「あの時、私は誓ったのだ!」
黒井「どんな権力にも、どんな悪からでも全てを守る事が出来る力を手に入れる事を!!」
黒井「そして手に入れた…全てを守る事が出来る力を…」
黒井「それにな、P…」
黒井「お前は高木の元で働き出してから変わった…」
変わっただと?あの野郎の下で働いてから?
P「黒井社長、それはあり得ません」
黒井「いや、私の目に狂いはない…」
黒井「悔しいが、アイツは私には出来なかった事をやってのけた…」
書き溜め終了…
また明日更新予定です…
とりあえず、お休み…
ぴよちゃんの年齢以外のってところで笑ったww
ピヨチャンはマダ二十歳ピヨ
>>1です
ここで、BADENDかhappyEND?に別れます
皆さんのご意見がPの人生を左右します!
ギアーズのアノ人的な勢いでお願いします!!
. -───- 、
/:,...::"´ ̄ ̄`ヾ>-:丶、
/:/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`:\
/:::/:::::::::::::::::::::::/:::::::/::::::::::::::::::::::`、
/:::/:::::::::::::/:::::::/{::::::/::::::::::::::!::::::::::::::'.
|:::,':::::::::::::/-ァ'⌒ト、:l:::::::::::::::j|:::::::ヽ:ヽ'.
l:::|:::::::::::::{/x=ミヽ:ハ:::::::::::チミ!::::::::'.::トヽ、
|:::!:::i:::::{::|ーf ん} ー‐r
____
//___>、
/ // ヽ
/ ハ| ハヽ|
( | /ニレL_/ニレ||
| | |/●) イ●V|
|(| |  ̄ 、 ̄||
ヽ| | __ ノ |
|ヽ| ・ヽノ /レノ
|从/\`ーイソ
/\ /\|\
| ヽ\// ヽ_/|
/ | L/ \/V)
`/ ノ O /|
/ /\ く ||
/ / = O ||
━┓" ━┓"
━┛ ━┓"━┛ ━┓"
━┛ ━┛
\ ヽ i| / /
\ ヽ /| /
\ ∧/ | /
)\/ ヽ_//
< ∞―-∞ 〈
―/ ∥の の||| (―
7 ノ( ヮ レし /
) c/ つ |
< | ( ∠
ヽ Lノヽ) /
r‐
この雰囲気はどう考えても>>1じゃないだろ・・・
,ヘ、 ,.ヘ、
. ,ィ<;;;;;;;∨;;;;;;;;〉、 (⌒⌒)
/∠W/ハ|^Z\:ヽ \/
. (⌒⌒) 〃:N´ レ゙ リ ∠、ヽト、
. \/ |:/:| ヽ: : |
|:レ'| ―‐' ー― l: :l:|
|:ト、!
>>1だが、
正直、最初のイメージではPはBAD一直線の話を書こうとしてたんだが、
書いてる内に「あれ?何かhappyend?もよくね?」ってなった
>>1だが、なんだこりゃ?
自分のスレが荒れてるのにヒビってる…
俺の誕生日は「名塚佳織」さんと一緒の4月24日だ 決して「チョコボール向井」と一緒じゃない
後、バッドかハッピーになるかは特に考えて無い
まぁ、書いてる途中で書きたくなるかもしれんが…
まぁ、再開します
P「…黒井社長」
黒井「…何だ?」
P「貴方が負い目を感じる事なんて無いんですよ?」
黒井「負い目など……」
P「貴方は俺に生きる希望を、共に夢を追いかける喜びを俺に教えてくれた…」
P「凄く嬉しかった…誰も気付いてくれなかった俺を貴方は見つけてくれた…」
P「それだけで満足なんですよ…俺は……」
黒井「…………」
そう…それだけで俺は……
父親「おっ…お前が母さんを殺したんだ!!」
あの時、血溜まりに伏す母親を前に、父親にそう言われた…
16歳の夏、俺は父親に捨てられた…
理由は…聞かなくても分かる
P「…………暑いな」
はぁ……
父親に捨てられてから18日目、今日も俺は河原に来ていた
理由?そんなもの無い…
ぐぅ…
P「……腹減った」
一応、父親から金は貰ったんだが…
P「5000円じゃあなぁ…」
まったく、我が父親ながら鬼畜だな…
まさしく、『不幸だー!!』だな
まぁ、某不幸少年よりはましだけど
P「さて…」
そんな事を考えてても事は始まらない!
P「『春植えざれば秋実らず』だな!」
晴天の下、俺は呟いた
なんでなんだろうな…
父親に捨てられた筈なのに…
母親を殺した筈なのに…
P「何で、何とも思えないんだろ…」
面接官「悪いね、ウチもいっぱいいっぱい何だよね」
P「そうですか……有難うございました!」
ここもダメか……
P「………3件目もアウト」
とりあえず、ネタ切れだ…
しばらく待ってくれ
後、別にどうでもいい事だが
iPhone5の電波がクソ過ぎる為、書き込みが出来んかもしれない…あしからず…
最後に…
今更だが、この話はPがメインキャスト
以上
酉つけてないことをいいことに荒らしている
バカの方で良かった
気にせず>>1は続けてくれ楽しみにしているんだ
それと酉つけたほうがいいんじゃないか?
>>173さん
酉ってなんだ?
このSSが2作目だからまだよく分からん
酉が何なのか教えてくれ
名前欄に#と適当な英数字付けて成りすましを防ぐ奴、トリップでクグれば出てくると思う
試しに#imasって名前欄に書き込んでみ、俺みたいになるから
がんばって
>>175さん、ありがとう 早速やってみる
>>176さん、応援助かる「猫マグロ」さん見たく、皆さんの応援が>>1の動力源になります
それでは再開
参ったな…コンビニのバイトも結構いっぱいなんだな…
どうするか…
コンビニもダメ…
レストランもダメ…
…後は年齢的に限られちゃうんだよな…
流石にこの年でホームレスを続けるきにはなれないしな…
P「……まぁ、どうにかなるさ」
クラッ…
……アレ?…視界が歪むな…
P「ぐっ…まぁ、寝たら治るだろ」
俺はフラフラと河原に向って歩き出した
数分後、何とか河原にたどり着いた…
辺りは真っ暗で人通りも無い
完全にボッチだ…
P「はぁ…はぁ…これはヤバイな…」
極度の空腹と目眩が俺の身体のバランスを狂わせる…
P「…………」
ドシャッ…
俺は草むらに倒れこんだ…
P「さっ…寒いな…」
ガタガタガタガタ…
おかしいな…夏なのに寒くて震えが止まらない…
とりあえず、寝る
再開する
P「ははっ…これは死ぬかもな…」
何と無く、俺はこの時死が来る事を嬉しく思った…
やっとこの苦しみから解放される…
まぁ、ほんの数週間の苦しみだったけどな…
それでも、俺からすれば果てし無く長かった…
父親に捨てられた事では無く
母親を殺した事でも無い
それら全ての事情に対し、何も思えない自分が許せなかったし、苦しかった…
それも今日までだ…
俺は静かに目を瞑り、もうすぐ来るであろう死を待つ…
さいわい周りは草が生えまくってるからな
死んだってそう簡単には見つからない…
P「誰にも迷惑かけずに[ピーーー]て良かった…」
気付いたらそう呟いていた…
……何か悲しいな
誰にも気付かれずに死ぬって…
孤独死って、こういう感じなんだな…
P「………ふぁ…」
ダメだ……眠いい……………
だるい……
動けない……
はらへった……
なんかタベタイ……
ハヤクシニタイ……
血糖値が足りず、頭がおかしくなる…
リーン…リーン…
ギース…チョン…ギース…チョン…
草むらの中で、虫たちが
合唱を始める…
いや、始まっていたのだろう…
虫たちの心地良い音色が俺を癒し、眠気を誘う…
P「ダメだ……が………」
…これじゃあ、死の誘いだな
P「……ごめ…なさい…」
あぁ…ダメ……だ…意しきg…………………………
あったかいな…
チュンチュン…
P「朝か…」
何だ…結局[ピーーー]なかったのか…
とりあえず、終了…
P「意外と人間って、丈夫なんだな…」
P「ふふっ…情けないな…」
ポロッ…
アレ?
ポロポロッ…
P「なんで…なんで泣いてんだろ…」
分からない…
でも…一つだけ分かる…
悲しくて泣いてる訳じゃないって事は…
ひとつ
生まれた種
弱く小さいけれど
深く
根を歩ませ
強く今を生きてる
誰か歌ってるのか…
やがて土を押し上げて
眩しく映るあの広い空
それは俯かないで
上を見るから
P「……………」
俺は、いつの間にかその歌に聴き入っていた…
どこまでも届く透き通る声
メリハリのある歌い方…
素人の俺でも分かるぐらい、その歌は凄かった…
明らかにプロだ…
いつか咲こう きっと
諦めないで
葉を広げて うんと
茎を伸ばして
高くたって 行ける
まっすぐに芽を
限りある今日へ向けて
夢は叶う きっと
諦めないで
手を広げて うんと
足を伸ばして
遠くたって 行ける
まっすぐに目を
限りない明日へ向けてゆこう
しばらく聴き入っていると、歌が終わった…
俺は少し感動していた…
ガサガサ…
ん?足音が近付いてくるな…
P「ヤバイ…」
でも、身体が動かん…
???「あのー…」
あぁ……最悪だ…
???「さっきから気になってたんだけど、そんなとこで寝てると風邪引くよ?」
この人が、さっき歌ってた人か…
P「綺麗だ…」
???「どうもありがとう…で?君見たいな若い子が、こんなとこで何してたの?」
何言ってんだこの人…
アンタも充分若いだろ…
仕事行ってくる
メール欄に[saga]って入れなくてもいいのか?
この板では「死ね」など一部の単語は検閲に引っかかります
例えば「君のためなら死ねる」が「君のためなら[ピーーー]る」となってしまいます
このレスのようにメール欄に「saga」と入れるとまぬがれます
とりあえずニコニコの実況者の名前を出すのは控えた方が宜しいかと
勘違いしてないだろ
フィルターかかって[ピーーー]とかになってるから、メール欄にsaga入れようぜって話だろ
>>202さん
俺がバカなだけだった…ごめんなさい
ちょっと再開
この人が、さっき歌ってた人か…
髪型はロングヘアで、緑がかった髪が彼女に良く似合ってる
右目の下にホクロがある
よく言う、涙ホクロってやつだ
……うん、色っぽいな
俺に声をかけた女性は、まだ子供の俺には眩し過ぎるぐらいに、大人の雰囲気を醸し出していた
P「綺麗だ…」
思わず口に出してしまい、俺は焦る
だが、彼女は言われ慣れてるのか、当たり前のようにそれを受け流す
???「どうもありがとう…で?君見たいな若い子が、こんなとこで何してたの?」
まあ責めてるひともsage忘れてるしとんとんで
他のスレ見て雰囲気に慣れるのも良し
再開する
P「君見たいな若い子って…」
アンタも充分若いだろ…
そう内心思いながら、目の前の女性の顔を見つめる
P「…………」
???「…?」
彼女は不思議そうに首を傾げる
…まぁ、とりあえず面倒事はゴメンだ
適当にかわすか…
P「俺は…キャンプしに来てるんだ…」
???「ふーん…」
彼女の目が、俺の瞳を見据える
何だこの、見透かされてる感じは…嫌だな…
俺は堪らず彼女に聞く
P「……何ですか?」
彼女は口に人差し指を当て少し考えた後、口を開いた
???「…君は嘘がつけないんだね」
予想もしてない答えに俺は少し動揺した
P「……なんでそう思うんですか?」
???「んー…何と無く?」
何と無くって…
P「…変な人ですね」
そう言うと、彼女は顔をしかめる
???「はっきり言うはね…でも、」
P「?」
言葉を区切り一瞬俯くが、彼女は俺に向き直り口を開く
???「言われ慣れてるからね!」
ニコッ!
何だ、この笑顔は…
眩し過ぎるだろ…
大人の女性がする子供みたいに屈託のない笑顔に、これ程の破壊力があるとは………
P「おぉ…これはヤバイ…」
???「ん?何がヤバイの?」
おっと…また口に出してたな…
悪い癖だな…治そ…
P「それ、慣れちゃってもいいんですか?」
???「いいのよ、別に…」
P「ふーん…」
やっぱり、変な人だな
ぐうぅぅぅ……
P「…………」
ヤバイ…腹減ってたの忘れてた…
???「…もしかしなくても、お腹空いてるの?」
P「………いえ」
そう答えると、彼女はニタァと悪い笑みを浮かべ、話を進めた
???「ふっふっふっ…今、おばさんの鞄にはおにぎりが三つ入ってます…」
ゴクリ…
思わず唾をのんでしまった…
何を期待してるんだ俺は…卑しいな
???「本当はここで朝ごはん食べるつもりで作ったんだけど、何かお腹空いてないのよね…」
???「持って帰っても小鳥は食べないだろうし…」
小鳥?鳥でも飼ってるのか?
???「誰か食べてくれないかしら…」
チラッ
…やっぱり、この人には分かるんだな…嘘が
P「そこまで言うなら、食べてあげましょうか?」
…何か、上から目線な感じになっちゃったな
嫌なヤツだな…俺って…
???「ふふっ、素直じゃないわね…」
そんな事も理解してか、
彼女は優しく笑った
数分後…
P「ごちそうさまでした!凄く美味しかったです!!」
???「いえいえ、お粗末様でした」
そう言って彼女は、水筒のお茶をコップに注ぐ
???「はい、どうぞ」
P「すみません、頂きます」
>>1だ
明日4時起きだから寝る
お休みなさい
再開する
ゴクリ…ゴクリ…
うまかったな…
久しぶりに食べたおにぎりは、格別だったな…
そんな事を思いながらお茶を飲んでいると、唐突に横に座る彼女が質問してきた
そんな事を思いながらお茶を飲んでいると、唐突に横に座る彼女が質問してきた
???「……君は、どうしてこんなとこで寝てたの?」
また、それか…
まぁ、そうだよな…
こんなガキが外で寝てたら気になるよな…
だが、かといって事実を話したところでな…
そう思い俺はもう一度嘘をはこうとしたが、彼女はそれをさせなかった
???「いくら『嘘も方便』って言葉があってもね、限度があるのよ?」
P「うっ…」
まぁ、その通りだな…
???「それにね、おばさんにも子供がいるからさ、こんな状態の君を見て見ぬ振りなんて出来ないのよねぇ…」
P「赤の他人ですよ?」
???「それでも、私は放っとかない」
???「おばさんはもう年だからアレだけど、君はまだ若いじゃない!」
???「おばさんと違って『未来』がある!なんだって出来る!」
???「そんな未来ある子を放っといたら罰が当たるわよ」
P「罰…ですか」
人間が犯した悪事に対して神仏が与えるこらしめ…
天罰、天誅、神罰、仏罰…
いろいろあるが、全て神仏が与えるモノ…
だが、神仏が存在しているのなら、どうしてこの世は『平等』では無いのだろうか…
現に、今の俺がそうだ…
母親に裏切られ、父親に捨てられて今の現状だ…
まぁ、半分は俺が悪いのかもな…
でも、もう半分は周りが悪い…
そう思ってる…
P「もしかして、神を信じてるんですか?」
???「いえ?別に信じて無いけど…どうして?」
不思議そうに彼女は聞き返してくる
P「いえ、何と無く…」
俺は言葉を濁した
他に返す言葉が思いつかなかったからだ
???「…まぁ、いっか」
一人、納得する彼女
???「ねぇ、」
P「?」
また、あの目だ…
どうも、ダメだな…
数秒間、彼女は俺を見つめた後、徐に口を開いた
???「アイドルやってみない?」
P「……は?!」
いきなり何言ってんだこの人!?
ホントに頭おかしいのか!?
一旦終了
それとも、からかわれてるのか?
再開
なんて事を考えていたが彼女はいたって真面目らしく、真っ直ぐに俺の瞳を捉えていた
???「君がどういう理由でここに居るのかは知らない」
???「でもね?私には分かるの…あの人の言葉を借りれば『ティンッときた!!』って、感じかな?」
ダメだ、いきなり過ぎて話について行けない…
P「…どうして、アイドル何ですか?」
???「それはね、私が元アイドル歌手だからよ」
P「???」
???「分かりやすく言うと、私は元アイドル歌手でいろいろな人達を見てきた」
???「するとね、いろいろな人達を見ていく内にその人達が持つ『オーラ』?見たいなモノが分かるようになっていったの…」
P「『オーラ』…ですか…」
P「『オーラ』…ですか…」
???「そう、その『オーラ』が君からも発せられてるのよ…とっても凄い『オーラ』が…」
P「何か、宗教チックな話ですね…」
???「まぁ、そういう風に聞こえるはね…で?君はどうするの?」
P「……どうするとは?」
???「アイドルになるか、ならないか…」
P「それは…」
でもなぁ…いきなりアイドルだなんて…
一旦終了
オーラ…ああダンb(ry
>>238さん
それ以上言ってはいけない
少し再開
P「…………」
俺は、普段使わない脳をフル回転させ、この問題に対する『解答』を探していた
???「……まあ、」
そんな時、彼女から声がかかる
P「?」
???「今すぐ答えが欲しい訳じゃ無いからね…ゆっくり考えるといいよ…」
P「はい、すみません…」
???「ふふっ、別にいいのよ!いきなりこんな事話すおばさんが悪いのよ!」
P「…あの、」
???「ん?なに?」
P「もし良かったら、名前…聞いてもいいですか?」
???「私?私の名前はねぇ、『音無水鳥』よ」
P「音無水鳥…ありがとうございます」
音無「ねぇ、この後時間ある?」
P「ええ、腐るほど」
音無「そう…それは良かった」
P「…どういう意味ですか?」
音無「これから君に会って欲しい人が居るんだけど…どう?」
P「…まぁ、やる事無いですし、いいですよ」
P「あっ…」
音無「どうかした?」
P「俺、金無いですよ?」
音無「大丈夫よ!おばさんが居るから!」
そう言って、彼女は路肩に停めてある車に案内してくれた
音無「さぁ、どうぞ!」
助手席のドアが開く
P「お邪魔します…」
音無「はい、どうぞ」
すまん、一旦終了
再開する…
一応、宣伝しとく
上条「とある幻想殺しの暴走」も同時にやってる
どうか、よろしくお願いしますm(_ _)m
数分後…
P「ここから遠いんですか?」
音無「んー…遠くは無いけど、近くもないかな…」
P「…微妙な距離って事ですか」
音無「そんな感じね」
音無「そんな感じね」
P「…………」
音無「…………」
ブロロロロロ…
P「……あの、」
俺は、何となく気になった…
音無「ん?どうかした?」
P「音無さんはどんなアイドルだったんですか?」
彼女がアイドルだった頃の話を…
音無「どんなアイドルだったか…さっきも言ったように、私は『アイドル歌手』をやってたんだけど………」
ん?聞いたら不味かったのか?
P「聞いたら不味かったですか?」
音無「うんん…平気だよ…」
P「そうですか…」
音無「………」
P「………」
音無「昔ね…」
P「?」
音無「私は『二人のプロデューサー』…いえ、マネージャーの方が正しいのかな?」
音無「とりあえず、私は『二人のプロデューサー』に育てられたの」
音無「その『二人』は凄く教えるのが上手でね…あっと言う間に大きなステージで歌えるようになったは」
P「…………」
音無「…でもね、私達は余りにも早過ぎたのよ…」
P「早過ぎた?」
音無「うん…『出る杭は打たれる』…意味は知ってる?」
P「才能、手腕があってぬきんでている人は、人から憎まれる…さし出たことをする者は、人から非難され、制裁を受ける…」
音無「…君、意外と頭が良いのね」
P「意外とは余計です」
音無「ふふっ…ごめんなさい」
明日早いから寝る
おやすみなさい
再開する
音無「でね、私達は打たれちゃったのよ…杭を…」
音無「今でも覚えてるわ…あの時の悔しさ…」
P「…何があったんですか?」
音無「……『放送事故』」
P「『放送事故』?」
音無「そう、『放送事故』よ…故意に起こされたね…」
音無「…あの日、私達はとても大きなステージでLIVEバトルをする事になったの…」
P「LIVEバトル…ですか?」
音無「そう、各プロダクションからアイドルを集めてLIVEをするの」
音無「それで、どっちのアイドルがどれだけの観客を集められるか勝負するのよ」
P「へぇ…見たこと無いですね」
音無「そうね、今はあんまりやらないかな…」
音無「でね、私達の他にもアイドルがいたんだけど…」
音無「その人達は、何年も努力して努力してやっとそのLIVEバトルに出る事が出来たのに…」
音無「私達は、たった一年足らずでこのLIVEバトルに出る事が出来たの」
P「たった一年で…凄いな…」
音無「そう、自分で言うのもアレだけど、私達の勢いは凄かった…」
P「なるほど…そこで、『出る杭は打たれる』ですか…」
音無「正解!やっぱり、頭が良いのね!」
P「ありがとうございます…で?続きをお願いします」
音無「なんか冷たいわね…まぁいいわ…」
音無「LIVEバトルで私達の出番が来た時、なんか変な感じがしたのよ」
P「女の感ってヤツですか」
音無「そうね、そんな感じ…でね、私の出番がきていざ、歌を歌おうとした瞬間…」
P「…どうなったんですか?」
音無「全ての電源が落ちたの…」
P「電源が落ちた…」
音無「私は、真っ暗な中でも歌ったわ…だって、まだ歌い終わって無いもの…」
音無「『あの人』も言ってたわ…『アイドルたる者、如何なる時も、アイドルを貫け』ってね…」
P「アイドルを貫け…ですか?」
音無「そう、簡単に言えば、『誰かと一緒の時でも、一人でいる時も、アイドルを演じ続けろ!でなければ、誰かに足元を掬われてしまう』…ってね…」
P「…なかなか難しい事ですね」
音無「そうね…でも、私はそれを実践したわ…」
音無「とっても苦しかったけどね…」
P「…………」
音無「…話を戻すわね」
音無「私が歌い切った後、暫くして真っ暗なステージに拍手が響いたの…」
音無「凄く嬉しかった…」
音無「でも、結果は最悪だった…」
音無「その時、『あの人』に言われたの…」
音無「『アイドルは、ステージに立てば数百、数千もの人を魅了する事が出来る…』」
音無「『だが、この問題はそれだけじゃあ解決しない…』」
音無「『ステージに立ち人を魅了するアイドルと、札束を勘定する人間は別だからな…』ってね…」
P「……分かりやすい例えですね」
音無「うん……それで、その時私は理解したの…」
音無「『力を持つモノに、弱者は敵わない』ってね…」
P「そんな…」
音無「でも、それが事実よ…フィクションの様に、『弱者が強者に勝つ』何てあり得ない事よ…」
P「音無さん…」
P「……分かりやすい例えですね」
音無「うん……それで、その時私は理解したの…」
音無「『力を持つモノに、弱者は敵わない』ってね…」
P「そんな…」
音無「でも、それが事実よ…フィクションの様に、『弱者が強者に勝つ』何てあり得ない事よ…」
P「音無さん…」
音無「気が付けば周りは敵だらけ…私達に味方は居なかったわ…」
P「四面楚歌…」
音無「正しくそうよ…私達の周りのプロダクションが共謀し、私達を陥れた…」
音無「…私達は、権力に負けたの…そして、私はこの世界(芸能界)から完璧に抹消された…二度と戻れない様にね…」
P「…………」
音無「それからは、大変だったわ…私は仕事を失い、『二人のプロデューサー』は仲違いしてしまったわ…」
音無「それ以降、三人で会う事は無くなったの…そして、気が付いたら私は結婚していて、子供が出来て、平凡な家庭を築いていたわ…」
P「…平凡な家庭」
音無「子供も今は21歳でのと鉄道の穴水駅でバイトしてるわ…
音無「それからは、大変だったわ…私は仕事を失い、『二人のプロデューサー』は仲違いしてしまったわ…」
音無「それ以降、三人で会う事は無くなったの…そして、気が付いたら私は結婚していて、子供が出来て、平凡な家庭を築いていたわ…」
P「…平凡な家庭」
音無「子供も今は21歳でのと鉄道の穴水駅でバイトしてるわ…
音無「それからは、大変だったわ…私は仕事を失い、『二人のプロデューサー』は仲違いしてしまったわ…」
音無「それ以降、三人で会う事は無くなったの…そして、気が付いたら私は結婚していて、子供が出来て、平凡な家庭を築いていたわ…」
P「…平凡な家庭」
音無「子供も今は21歳でのと鉄道の穴水駅でバイトしてるわ…
音無「…君にもいるんでしょ?家族が」
P「………そんなモノ…無い…」
音無「えっ…?」
P「音無さん、貴女はただの負け犬だ…」
音無「なっ…?!」
P「俺がこんな事言えた義理じゃ無いのは俺が一番分かってる…でも、言わずにはいられない!」
ははっ…まるで八つ当たりだな…
P「貴女は、何故諦めたんですか!貴女は「アイドル」を貫いてたんじゃないんですか?」
音無「それは…」
P「貴女は、真っ暗なステージで一人、闘ったんじゃないんですか!」
P「それなのに、なんで最後に諦めるんですか!弱者は強者に勝てない?権力に負けた?ふざけるんじゃない!!」
P「音無さんはさっき、『出る杭は打たれる』って、言いましたよね?この言葉には続きが有るんですよ…」
音無「…………」
P「『出る杭は打たれる』…『出続ける杭は打たれない』…」
P「意味は、言葉のまんまです…出る杭は打たれる…でも、打たれても出続ける杭は、打つ方が疲れて打たれなくなる…一度闘いを始めたら、最後まで闘いを続けてやれ…そうすればいつか、勝利が訪れる…」
音無「…………」
P「今更貴女の過去をとやかく言った所で過去には戻れない…人は常に今と未来に居る…」
P「『春植えざれば秋実らず 』…原因の無いところに結果は無い…」
P「俺、貴女がアイドル歌手をやってる所見たかった…だって、凄く良い歌を歌うんですもん!」
P「俺、感動したんですよ?凄く聴き入っちゃったし…」
今日は終了する…
ヲ級かわいい
タ級もかわいい
以上!おやすみなさい…
音無「君……」
P「それに、貴女の歌には力がある!人を魅了し、元気を与える力が!」
P「俺は、あの時、貴女の歌を聴いて元気を貰った!生きたいと思った!生きる力を貰った!」
P「…それだけの事を、貴女は俺にしてくれたんですよ?」
音無「…っ………」
ポロ…
その時、彼女の瞳から涙が落ちるのを見た…
P「すっ!すいません!調子に乗ってごめんなさい!!こんなガキが生意気な事言ってしまって!!」
俺はいそいで謝った…
しかし、彼女は首をふり、ポツリと呟いた…
音無「ううん…違うの…」
違う?何がだ?
音無「この歳になってやっと、分かったの…『アイドル』の意味を…」
P「アイドルの意味?」
音無「アイドルわね…」
キキキッ…
音無「さあ、着いたわよ!この話はまた今度ね!」
P「っ……!」
なんてタイミングが悪いんだ!!
コンコン…
そんな事を思っていると、不意にドアがノックされた
音無「あら、彼方から来るなんて珍しい」
???「今日は特別だ」
チラッ
P「?」
???「で?コイツが、さっき言ってた例の原石か?」
音無「そうよ、凄いでしょ?」
???「……まずまずだな」
音無「ふふふっ、素直じゃないわね…」
少し再開する
???「フンッ…おい!貴様!」
えっ!?俺?!
P「はっ、はい!!」
???「貴様にとって、『アイドル』とは何だ!」
P「はい?」
アイドルとは何だって…
何だいきなり…
さっぱり意味が分からん…
P「んー…」
俺にとってのアイドルって…
P「…………」
チラッ
音無「?」
P「………音無さん…かな?」
音無「…ん?」
???「………まぁ、見込みはあるな」
音無「えっ?どういう事?」
???「さて、私は忙しい…これから打ち合わせがあるのでな」
音無「わざわざ、ありがとう…この子を、よろしくね?」
P「えっ?よろしくって?」
???「フンッ…アデュー!」
ブロロロロロ…
そう言って、変な?男は車に乗って、走り去った…
P「……全然、話について行けてない…」
結局、何だったんだ?
音無「さて、『私達』も帰りましょう!」
P「了解です。良かったら音無さん、朝の場所に下ろしていただいてもいいですか?」
音無「ん?なに言ってるの?」
P「?」
音無「帰るのは私の家よ?」
P「へっ?なんで?」
音無「なんでって…だって、今日から彼方は、『アイドル候補生』何だから!」
P「………………はぁぁぁぁ?!」
短くてすまないが、今日は終了
明日はいっぱい投下するから、勘弁してくれ(-_-;)
じゃあ、おやすみなさい…
すまん、連日飲み会で投下出来なかった
再開する
2時間後…
キキキッ…
音無「はい、到着!」
P「結構、河原から遠いんですね」
音無「んー…ちょっちね」
帰りの車の中、俺はいろいろと質問した
まず第一に、変な?男について
名前は『黒井崇男』と言って、出来たばかりの『961プロ』という所で『代表取締役社長』をやっているらしい
その事を聞いた瞬間、まぁビビったな…
そして、第二に、
何故、俺の意思に関係なく話を進めたか
音無「だって君、死にそうだったじゃない」
だ、そうだ
P「…………」
まぁ、返す言葉も無かったな
そして、最後
何故、音無さんの家なのか
一旦終了する
再開する
音無「他に君が住める場所が無かったからね」
P「はぁ……」
そんな理由で、見ず知らずのガキを住まわすのか…
P「ホント、変な人だな…」
最後
P「…もう、聞かないんですか?」
音無「…何が?」
P「俺の事…」
音無「…聞いて欲しいの?」
P「…………」
音無「…深くは、追求しないわ」
音無「でもね、彼方を勝手に預かる以上、一つだけ言っておきたい事があるの」
P「…何ですか?」
音無「私が言えた義理じゃないけど…人生どんな事でも、やり直す事が出来るんだからね?」
P「……そうですね」
そして、今現在……
音無「さあ、ここが今日から君の我が家よ!」
P「お邪魔します」
音無「…なんかよそよそしいけど…まぁ、慣れるまでは仕方ないわね…」
P「はい、仕方ない事です」
音無「自分で言っちゃうのね…」
音無「所で…」
P「何ですか?」
音無「君の名前は?」
P「ずっ…ずいぶん今更ですね…」
さらに、数日後…
P「音無さん、『これ』ここでいいですか?」
音無「ええ、そこでいいわよ」
音無さんの家に住み始めてから数日間
音無「ふんふん♪」
P「……………」
俺は、少し後悔していた…
音無「ピヨへへへ…」
P「ダメだこの人、何とかしなきゃ……」
彼女は、『超』がつくほどの、『オタク』だった…
別に、オタクを否定する訳じゃない
だが、彼女は俺の知ってる『オタク』を、完全に上回ってた…
次元が違うのだ…
音無「ねぇ、君も『政宗と元親のいない世界』なんて、今よりもつまらないと思うわよね?」
ほら、始まった…
P「……そうじゃないんですか」
音無「やっぱりそうよね!さすがP君!話がわかる!!」
彼女は白熱すると、『別次元』にトランスする
音無「政宗×元親…どっちが攻めでもイケるわね…ピヨへへへ…」
そして、彼女は腐女子だ…
P「はぁ…どうなるんだ俺…」
音無「あっ!今日、黒井社長に会いに行くから、準備しといてね」
P「…はぁ、また唐突な……」
それで、唐突
P「……………」
……うまくやって行く、自信がないな…
P「まぁ、何とかなるさ」
音無「ええ、何とかなるわよ」
P「…聞いてたんですね」
P「…聞いてたんですね」
音無「まあね…一応、『仮の』保護者だからね」
P「…………」
音無「…さて、準備しますかね」
P「そうですね」
そう言って音無さんは、浴室に向かった
P「………『仮の』保護者か…」
…何だこの、微妙な気持ちは…
『仮の』保護者…
P「………俺は…」
『止めて!良い子だからお母さんの言う事を聞いて!!』
P「…今更何を望んでるんだ……俺は……」
音無「……………」
一旦終了
すまん、バンドオブブラザーズ見てたら止まらなくなった
と言うわけで、少し再開する
三時間後…
音無「さて、出発するわよ」
P「はい、お願いします」
音無「……………」
P「…どうかしましたか?」
音無「うんん、何でもないわ。さあ、行きましょう」
P「?はい」
とある喫茶店…
黒井「遅いぞ貴様ら!」
音無「ごめんなさい!道が混んでて…!」
黒井「言い訳は聞かん!」
音無「ご、ごめんなさい!」
P「…………」
黒井「……貴様、何だその目わ」
P「…黒井さん、ちょっと言い過ぎじゃないですか?」
黒井「何だと?」
音無「ちょっ、P君!」
P「だって、そうじゃないですか!道が混んでたのは、音無さんのせいじゃない!」
黒井「…貴様、これから世話になる人間に、口答えするのか?」
P「誰も、アンタの世話になりたいなんて言ってない」
音無「P君!」
黒井「フン!所詮、才能はあっても、まだまだ子供だったと言うわけか」
P「何だと?」
音無「ちょっとm「貴様、まだ分からんのか?」
P「あっ?」
黒井「貴様が今やっている事は、お前を紹介してくれたそこの女の顔に、泥を塗ってる事になるのだぞ?」
P「っ………!」
黒井「それに、貴様にはまだ分からないかもしれないが、」
黒井「アイドルになると言う事は、人との繋がり、自己の確立、それに時間厳守…」
音無「…………」
黒井「今回、貴様らは待ち合わせに遅刻した…」
一旦終了
再開する
黒井「これがもし、私のアイドルが仕出かした事だったなら…」
黒井「直ぐにそのアイドルをクビにして、この世界(芸能界)から消えてもらう…」
P「…………」
黒井「それだけ、重要な事なのだ」
黒井「これは、一概にアイドルだけの話でわない」
黒井「全ての人間に当てはまる事だ」
P「…………」
黒井「それだけ、時間は重要なのだ」
確かに、コイツの言ってる事も分かるがな…
P「過ぎ去りし時は、二度と戻らない…人は常に、今と未来にいる…」
黒井「…そこまで理解しているのなら、私から言う事(時間の事で)はない」
黒井「だが、今後の為に、貴様に一つ言っておきたい事がある」
P「…何ですか?」
黒井「口答えするならまず、相手を見ろ…誰彼構わず噛み付いてると、いつか潰されるぞ?」
P「……俺は、貴方みたいに『弱者』を気取らない…」
黒井「何だと?」
P「『弱者』だからって、相手を見て闘いを挑んだりしない!」
一旦終了
『田中 タイキック』ワロタwww
少し再開する
黒井「フッ…若いな…だが、若さだけでこの世界は渡り歩けないぞ?」
P「やってみなきゃ分からないでしょ?」
黒井「口だけは達者だな…まぁいい」
黒井「貴様、明日から私の事務所に来い」
P「えっ?」
音無「いいの?」
黒井「ああ…子供に言われっぱなしというのも癪なのでな」
黒井「それに、私はまだ『あの時』の事を、忘れた訳ではない…」
音無「プロデューサーさん…」
一旦終了
「でわない」とか「わ」になってるのが気になってですね
皆さん、あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いしますm(_ _)m
ガキ使面白かったwww
>>333さん
すまん、皆によく言われる
再開
黒井「私はもう、お前のプロデューサーでわない」
P「…………」
黒井「さて、そろそろ仕事に戻らねば…」
音無「黒井社長…この子にも、夢を見せてあげて」
黒井「ああ…アデュー!」
カランカラン…
アリガトウゴザイマシター!
黒井は、白枠のガラス戸を開けて出て行った
P「…やっぱり、よく分からない人だな」
音無「ふふ…いつか君も理解できるようになるわよ」
音無さんはそういうが、とても理解したいとは思わない
P「そうですか…」
俺は空返事をし、テーブルに広げられたメニューを見る
音無「P君…あの人は、絶対に貴方を裏切ったりしないわ」
P「…………」
音無「どんな時でも、貴方の味方よ」
裏切らない味方ねぇ…
そんな存在も居たな…
P「音無さん、先に帰ってて下さい」
音無「えっ?」
P「帰り道なら分かります」
P(まぁ、嘘だけど)
一方的に会話を終わらせ、席を立つ
音無「ちょっと、P君!」
音無さんが何か言っているが、俺はそれを無視して喫茶店を後にした
カランカラン…
アリガトウゴザイマシター!
ジーワ ジーワ……
P「あっちぃ……」
一旦終了する
結局、何がしたいか分からないまま喫茶店を出てしまった…
P「さて、どうするか」
真夏の陽射しを浴びながら当てもなく歩き出す
とにかく、今は一人になりたかった
この胸のモヤモヤを、自信が置かれている状況を冷静に理解する為にも…
結局、何がしたいか分からないまま喫茶店を出てしまった…
P「さて、どうするか」
真夏の陽射しを浴びながら当てもなく歩き出す
とにかく、今は一人になりたかった
この胸のモヤモヤを、自信が置かれている状況を冷静に理解する為にも…
あ
P(とりあえず、財布の中身チェックだな)
歩きながら財布を開く
ガサゴソ
ペラッ
P「一万円…」
音無さんから貰った小遣い、結局使わなかったからな
P「…まぁ、ぶらぶらするか」
P(時間はまだ14時)
P「…………」
今思えば、あの時の俺は人との関わりを持ちたくなかったのかもしれない
だから、俺は音無さんから逃げるように喫茶店を出たんだ
今思えば、あの時の俺は人との関わりを持ちたくなかったのかもしれない
だから、俺は音無さんから逃げるように喫茶店を出たんだ
喫茶店を出て数時間
辺りは真っ暗になっていた
P「ホント、田舎だな…」
俺の周りには何もなく、自販機すらなかった
P(これじゃあ、金があっても何も買えないじゃないか…)
少し再開
そんな事を考えながら歩いていると、突然後ろから声を掛けられた
???「こんなとこでナニやってんのよ」
その声に驚き、俺は身体をビクつかせる
そんな事を考えながら歩いていると、突然後ろから声を掛けられた
???「こんなとこでナニやってんのよ」
その声に驚き、俺は身体をビクつかせる
その姿を見て、俺に声を掛けてきた人物が近づいてきた
???「ふふ、なにビビってんのよ!」
バシッ!!
そう言って、彼女は俺の肩を力強く叩いた
暗く静かな道路に痛々しい音が響く
一旦終了
P「痛っ!なにするんですか!」
少し怒気を含んだ声で俺は、後ろに振り返った
P「千川先輩」
俺の通っていた高校の先輩で、通称「悪魔の皮を被った悪魔」
まぁ、要するに「危ない人」って事だ
千川「なに恐い顔してんのよ!」
千川「なに?怒っちゃった?」
P「…別に」
やべ、顔に出てたか
ホント、この癖なおらないな…
そんな事を思いながら、俺は気になる事を質問した
P「で?先輩は何でこんなとこに?」
すると、彼女は少し間を置いて口を開いた
千川「ん~、わかんない」
P「は?」
千川「わかんないのよね~」
わかんないって…
何言ってんだこの人?
千川「ただ何と無く、ふらついてたらアンタがいた」
千川「ただ、それだけの事よ…」
P「……」
やけにしおらしいな…
普段なら、出会い頭の肩パンに、ヘッドロック、後etc…と、かなり危険な人なのに…
P「何だこれは…」
千川「ん?何が?」
P「いえ、何でも…」
この癖も治らないなぁ…
千川「ところでさぁ…」
P「はい?」
千川「学校にはいつ来るの?しばらく休んでるじゃん」
P「っ…それは」
千川「まぁ、いろいろ事情が有るんだろうけどさぁ…」
P「すいません…」
千川「……」
P「……」
ヒュー…
突然訪れた静寂に、俺はどうして良いか分からずただ、黙っていた
千川「………」
P「………」
本日は、これにて終了です…多分
千川「…まぁ、」
P「?」
千川「明日には学校に来なさいよね」
P「………」
ギリギリ…
何で拳をつくってんだ?
P(ヤバイ…無理ですなんて言ったら顔が吹き飛ぶな…)
P「………」
千川「どうなのよ?」
P「わっ、分かりました…」
そう返事を返すと、彼女は満面の笑みを浮かべ
千川「よし!約束だからね!!」
P「…はい」
千川「少なくとも、私はアンタの事ホンキで心配してるから…」
P「へ?」
千川「何でもない…じゃあね!」
そう言って、彼女は走り去って行った
次の日……
俺は友人に連絡し、一日だけ制服を借り、学校に向った
キーンコーンカーンコーン
オハヨ~ オッス!
久しぶりの学校の雰囲気に少し、緊張する
ガチャ…
P「ふう…」
下駄箱を開け、一つ溜め息をつく
ガサッ…
P「ん?」
P(何か落ちたな…)
俺はそれを拾い上げ、中を開く
ガサガサ…
ペラッ…
人殺しの息子
カメさんでゴメンなさい!!
少しずつ投下していきますんで、よろしくお願いしますm(_ _)m
P「………………」
グシャグシャ…
クソッ…
P「やっぱり、俺の居場所なんて無いのか…」
ドン!!
P「あだっ!!」
千川「な~にブツブツ言ってるの!おはよ!」
P「っ、おはようございます」
千川「約束を守れる子は好きよ」
P「…どうも」
千川「ん~…」
ポリポリ…
P「………」
千川「…まぁ、また後でね!」
P「…はい」
千川先輩は、俺から逃げるように自身の教室に向って走って行った
P「………クソッ…」
数時間後……
先生「え~、ですので…」
グゥ……
P(もう昼か…)
俺は頬杖をつきながら外を見ていた…
『人殺しの息子』
P(何故バレたんだ?そのまえに、『人殺しの息子』って…)
ピーンポーンパーンポーン
2年A組のP君、至急職員室までおこしください
P(何だ?)
ガラガラガラ…
P「失礼します…」
先生「おぉ!P君、お客さんだぞ」
P「お客さん?」
そう俺が答えると、視線の先に見覚えのあるシルエットが現れる
???「やぁ…」
ギリッ……!
何で、コイツガ!!
P「っ、高木さん…」
高木「久しぶりだね…少し、話さないかい?」
短いですが本日は終了です
おやすみなさいm(_ _)m
少し再開します
P「…えぇ、構いませんよ」
高木「…先生方、もし良ければP君を早退させてもよろしいかな?」
先生「ええ、大丈夫ですよ」
高木「じゃあ、行こうか」
P「………」
数分後、俺は学校から歩いてすぐの喫茶店にいた
高木「何にするか決まったかい?」
P「…………」
高木「ふむ…すみません」
店員「はい!」
高木「ブラックコーヒーを一つ」
高木「…後、コーラを頼めるかな?」
店員「ブラックコーヒーとコーラですね」
店員「ご注文は以上で?」
高木「はい」
店員「ごゆっくりどうぞ」
ツカツカツカ…
P「…それで、話って何ですか?」
高木「…最近どうかな?」
P「別に、変わった事は無いです」
高木「そうか…勉強はどうだい?」
P「普通です」
一旦終了
iki_10_bkiさん
「こんばんは」と「こんばんわ」 メールを書いていて気になったのですが、「こんばんは」と「こんばんわ」のどちらが
正しい表記なのでしょうか?
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質問日時:2007/03/06 12:38:58回答数:9カテゴリ:日本語
ベストアンサー
softringelさん
「こんにちわ」の場合は、今はまだ誤用とされます。
「こんばんわ」の場合も同様で、正しい書き方は「こんにちは」「こんばんは」です。
ただし、その省略形から出た「コンチワー」「コンチワ」「チワー」となると、「わ」が俄然優勢になってきます。
「現代仮名遣い」(昭和61年内閣告示)によると、助詞の「は」は、特定の語に属し、表記の慣習を尊重すべきものとされ、〈助詞の「は」は、「は」と書く〉として、「今日は日曜日です」「あるいは」「ではさようなら」「恐らくは」「これはこれは」「悪天候もものかは」等の例に混じって、「こんにちは」と「こんばんは」が入っています。
〈助詞の「は」は、「は」と書く〉といっても分かりにくいと思われますが、結局は〈副助詞の「は」は、発音は「ワ」だが、例外的に「は」と書く〉と言っていることになります。
発音を無視してまで「は」と書くのは、慣用になじんで読みやすいからでもあります。
「こんにちは」「こんばんは」は、それぞれ「今日はいい日和で・・・」「今晩は穏やかな夜で・・・」等の下の部分が省略されてできたもので、助詞の意識がまだ健在だと考えられて「は」と書くことになりました。
しかし、「現代仮名遣い」では、副助詞の「は」から転じたもので、現代人にはその形骸さえ意識されないものや、終助詞と化してしまったものは、上の例にあたらないとして、発音どおりに「わ」と書きます。「すわ一大事」「いまわの際」「雨も降るわ風も吹くわ」「きれいだわ」等の「わ」がその例に当たります。
最初にあげた「コンチワー」等はもはや助詞の形態をとどめないばかりでなく、俗語ですが、感動詞として立派に一語化したもので、小説や漫画にも屡現れる事から、事実上〈公認〉されたものであるといえるでしょう。
「コンチワー」「コンチワ」「チワー」もあるにはありますが、いかにも読みにくいといった感じです。
「は」と「わ」を間違える>>1でごめんなさいm(_ _)m
社会人として恥ずかしいです
少し再開します
高木「そうか…」
P「………」
P(何が言いたいんだコイツ?)
高木「…君は、私のした事に憎悪してると思う」
P(当たり前だ…俺の、俺たち家族の世界を壊したのはお前なんだからな)
高木「だがP君、私は君のお母さんを本気で愛していた」
P「…………」
P「…………」
高木「君のお母さんが君のお父さんと結婚する前からずっと…」
P「?!」
何だと?
父さんと結婚する前からだって?
それってつまり…
P「はじめから俺たち家族は、壊れていた?」ボソッ…
ダメだ、iPhoneの調子が悪い…
今日は終了です
高木「君のお母さんとは学生時代からの知り合いでね、本格的にお付き合いを始めたのは君のお母さんが大学生になった時だった…」
高木「どちらからともなく、いつの間にか付き合ってたよ」
P「そんな話を俺にして、一体何がしたいんです?」
高木「別にどうこうしようとは思っていないよ…ただ、君にも知る権利があると思ってね」
P「…………」
何だこの胸のモヤモヤは…
高木「大丈夫かいP君?顔色が優れないよ」
P「大丈夫ですよ…でも、その話はもう聞きたくありません…」
高木「そうか…嫌な話を聞かせてしまったね…」
P「そう思うなら二度と話さないで下さい」
高木「…すまない」
P「………」
高木「………」
高木「………P君、私の家に来ないか?」
P「は?」
なんでいきなりそうなるんだよ?!
高木「いきなりな話で混乱すると思うがお願いだ、私に罪を償わせてくれ…」
高木は立ち上がり、勢いよく頭を下げた
ゴン!!
P「なっ…?!」
鈍い音と共にテーブルに少量の血が跳ねる
P「あっ…」
この時、高木から出た血液が俺の頬に触れた
P「なっ…?!」
鈍い音と共にテーブルに少量の血が跳ねる
P「あっ…」
この時、高木から出た血液が俺の頬に触れた
ドックン…ドックン…
P(何だコレ…ヤバイ…ヤバイ…)
その瞬間、俺の中の何かが蘇る…
???「この阿婆擦れが!バカにしやがって!!」
△△△「やめて!この人は関係無いの!お願い!!」
○○○「???さん、こんな事をしても無意味だと分かっているハズだ」
???「クソォ…お前さえ居なければ…お前さえ居なければ!!」
???「[ピーーー]ぇ!!」
…………
………
……
…
P「ぐっ…」
ガチャン!
高木「P君?!おい!しっかりするんだ!!」
P「P君!!」
この時俺は、高木の声など一切耳に入っていなかった…
ただ、薄れゆく意識のなかで、忘れていた何かを思い出していた
ーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーー
ーー
ー
今日はコレで終了です
ガラガラガラガラ…
音無「高木さん!」
高木「音無君…」
音無「P君は?!」
高木「今落ち着いたところだよ…」
音無「そう…でも、なんで私に連絡をしたんですか?」
高木「彼、ずっと君の名前を呼んでいたよ…」
音無「えっ?」
高木「よほど君の事を信頼しているようだね」
音無「そんな…私はただ、彼を利用して自分の『夢を』成し遂げようとしている最低な女ですよ?」
高木「ホントにそれだけかな?それだけじゃあ、彼は人を信頼したりしないよ…」
音無「………」
高木「私は、彼に命を救われた…」
音無「え?」
高木「この前話した事を覚えているかい?」
音無「貴方が犯した「罪」…ですか?」
高木「ああ…あの話には続きがあってね」
高木「激昂した彼の父親がね、彼女を刺した後に私に向って走って来たんだ」
高木「私は覚悟を決め、目をつぶった。だが、何も起きなかった…」
音無「………」
高木「P君が父親の腕を必死に押さえてたんだよ…」
音無「そんな事が…」
高木「驚いたよ…彼の家族をメチャクチャにしたのに、大切な家族を奪ったのに、彼は私の命を助けたんだよ…」
高木「そして言ったんだ、『早く逃げて』ってね」
高木「情けないが私は彼を置いて逃げたよ…」
高木「そして警察に通報し、助けを待った…」
コレで本当に終了です
おやすみなさいm(_ _)m
再開します
音無「…………」
ー
ーー
ーーー
ーーーー
ーーーーー
ーーーーーー
警察「大丈夫ですか!!」
高木「私は大丈夫です!それよりも、中にP君が!!」
警察「わかりました!貴方はここに居て下さい!」
ダンッ!!
警察「警察だ!動くな!!」
P「…………」
警察「なっ…!?」
ーーーーーー
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
高木「中に入った警察が見たのは放心状態のP君と…」
高木「P君の目の前で自身の首を切り裂く父親の姿だった…」
音無「うっ…」
高木「警察がP君のそばに駆け寄った時、P君は意識を失いその場に倒れた…私は警察署に任意同行させられ、三日ぐらい留置場で過ごしたよ」
高木「留置場から出てしばらくしてP君が目を覚ましたと連絡があった」
高木「私は嬉しかった…嬉しくて急いでP君の居る病院に向かったよ」
高木「病院に着いてP君の病室に走った。病室に着くと、勢いよくドアを開け、中に入った」
高木「『P君!!』と、思わず声を上げてしまったよ」
本日はこれにて終了です
おやすみなさいm(_ _)m
高木「でも、そこに居たのはやつれ果てたP君だった」
音無「………」
高木「それに、極度のストレスによる軽度の『記憶障害』も起こしていてね…とても見ていられなかった」
高木「その後、面会謝絶になってから、P君は病院を抜け出した…そして、今に至るんだ」
音無「この子、この歳でそんな大変な思いをしていたなんて…」
高木「こんな事を言うのは無責任だが音無君、P君を頼む。P君にはもう頼れる家族は居ないんだ…」
高木「P君には今、頼れる家族が必要なんだ。だから音無君、P君をよろしくお願いします」
音無「…わかりました、絶対に彼を守って見せます」
高木「ありがとう…それじゃあ私は失礼するよ」
音無「プロデューサー!」
高木「…私はもう、君のプロデューサーではないよ…」
ガラガラガラガラ…
音無「………P君…」
ナデナデ…
俺は夢を見ていた
とても残酷な夢だった気がする
ただ、内容を思い出せないでいた
思い出そうとすればするほど、頭痛が酷くなる…何故だ?
???「す……ない、P……ゆる……く……」
誰だ?見たことあるような……
○○○「もう…い!は……く……はな………!!」
知ってる…確か、父さんと…
うっ…頭が…イタイ……
P「うっ…!」
俺は頭痛で目を覚ました
P「いてぇ…」
俺は半身を起こし、窓の外を見る
外は日が傾き、木々を紅く染めていた
P「俺、倒れたのか…」
何と無く状況が掴めてきた
俺は、何かが原因で倒れた
その後、誰かが通報して今に至る
うん、我ながら完璧な推理だ
P「にしても…」
これ、どうするか
音無「すー……」
そこには俺の足にうつ伏せになり、寝息をたてる音無さんがいた
P「なんてベタな展開なんだコレ…」
はぁ…まぁいっか
一つため息をつき、俺は音無さんの頭を撫でた
ナデナデ…
音無「ピヨへへへっ…」
P「…………」
結局、俺は何も思い出せずにいた
倒れる前に何をしていたかを、誰と話していたかも…
今日はもう終了します
おやすみなさいm(_ _)m
ちょーっと過去編長過ぎるね
それ一番言われてるから
>>444さん
ごめんなさい…
過去編はとばした方がいいでしょうか?
正直、私もぐだってる気がするので
と言う事で、時間を戻します
過去編が見たいと言う方がいれば、本編終了後に再開します
P「黒井社長、もう少し時間を頂けないでしょうか?」
黒井「…何故だ?」
P「高木に復讐をするという目的は変わりません」
P「ただ、そんな事よりも先に、成し遂げたい事があるんです」
黒井「アイドルとの『約束』か?」
P「はい」
黒井「ふん、昔の貴様からは考えられない言葉だな」
P「自分でも驚いてますよ」
黒井「だろうな…まぁいい、明日までに決めろ。私がお前に与える最初で、最後の『試練』だ」
P「俺に対する『試練』…ですか?何だか恐いですね」アハハ…
黒井「ハハッ、そう恐れる事は無い。P、貴様にとってプラスになる筈だ、恐れずに挑め。それでは、アデュー!」
カランカラン……
P「…………」
あの人が与える最初で『最後の試練』
カラン…
P「……最後って何だ?」
???「そろそろか……」
ピッ
???「もしもし…」
本日はこれにて終了します
翌日
…に希望を 天に夢を取り戻そう
われらは そう 戦うために生まれてきた
それは子供のころに聞いた話 誰もが笑うおとぎ…
ピッ…
ムクッ…
P「ふぁ~、眠い…」
P(結局、あまり眠れなかったな…)
P「まぁ、いいさ」
二時間後
765プロ事務所前
ザワザワ ザワザワ
P(なんだこの報道陣は?)
765プロがあるビルを囲むように報道陣が集まっていた
俺は、千早の時のような事が起きたのではと思い、急いで事務所に向かった
P「すいません!通ります!」
報道陣「あっ、765プロのPさんですか?今回の事は事実なんですか?」
P「いえ、私は何も知りません」
カシャカシャカシャカシャ…
報道陣「765プロを潰そうとしたそうですね!」
P「知りませんから!ちょっと、通して下さい!!」
カシャカシャカシャ…
P(何故、俺をこんなに撮る必要があるんだ?)
報道陣「父親が人殺しって、ホントですか?!」
P「なっ?!ちょっと!いいかげんにして下さい!!警察を呼びますよ!?」
ザワザワザワザワ…
P「くそっ!通してくれ!!」
ドンッ!!
P「いて!」
悪徳又一「Pさん、後で○○まで来い。分かったな…」ボソ…
P「えっ?」
ザワザワザワザワ…
P(誰だ?)
Pサーン、ナニカイウコトアリマスカ?!
Pサーン! Pサーンオハナシヲ!
一旦終了
ガチャッ!
P「ふぅ~、なんとか着いたな…」ハァ…ハァ…
小鳥「プロデューサーさん!大丈夫ですか?!」
P「ええ、なんとか…で、なんですか?アレ?」
小鳥「なんですかアレって…プロデューサーさん、まだ見てないんですか?」
P「何をですか?」
小鳥「これですよ、コレ!」
ペラ…
765プロのプロデューサー、961プロ社長と密会?!
765プロ プロデューサーと、黒井社長による『765プロ抹殺計画』?!
P「なっ?!なんだこれ!?」
小鳥「私もよく分かりませんが、プロデューサーさんと黒井社長のツーショットと、その時の会話が載ってます。それに…」
ペラ…
P「なっ?!なんで…」
元アイドルP!壮絶な過去!!
P(なんでこの事が…)
父が犯した殺人現場にP氏も居た?!
P「………」
小鳥「プロデューサーさん、これって…」
ガチャッ…
小鳥「社長…」
P「おはようございます…」
高木「P君、ちょっといいかね?」
本日はこれにて終了です
おやすみなさいm(_ _)m
社長室から半身を出し、俺に手招きをする高木の顔は、いつも以上に黒く染まっていた
ガチャッ
P「失礼します」
高木「とりあえず、かけたまえ…」
P「はい…」
高木「今回の記事、心当たりはあるかね?」
P「全てではありませんが、心当たりはあります」
高木「ふむ…」
ギシッ…
そう言うと、高木は無表情のまま、背もたれにもたれかかった
暗い部屋の中、空調の音が静かに響く
ブゥーン…
P「(嫌だな、この感じ…)」
今起きている事も理解出来ず尚且つ、「○○まで来い」と言うよく分からない指示も与えられた…
P(まるで『あの時』のデジャヴじゃないか)
などと考えていると、高木が口を開いた
高木「P君、君が黒井と知り合いというのは事実かね?」
P「はい、事実です」
高木「そうか…961プロと結託し、765プロを壊そうとした…これも、事実かね?」
P「…少し違いますが、事実です」
この答えに少し、高木の目つきが変わる
高木「少し違うとは?」
P「765プロを潰すのではなく、あくまでも『アイドル達を成長させる為』に黒井社長と協力し、妨害行動をとっていました」
高木「…君は、今まで我々を、『彼女達』を裏切っていた…と、いう事かね?」
本日はこれにて終了します
ズキッ…
P「…結果的に、そうなってしまいましたね」
はは、心が痛いな…
高木「あの時、君から『ティン!』とくるものが感じ取れた。あれは、間違いだったのか…」
P「申し訳ありません」
高木「………」
P「一つ、いいですか?」
高木「…何かね?」
P「私がこの会社に入った本当の理由…」
高木「…………」
P「それは、貴方に『復讐』をするため…ですかね」
高木「私に『復讐』だって?人に恨みを買うような事をした覚えは無いんだが?」
一旦終了します
このSSまとめへのコメント
まぁ、面白いな…
普通だな
↑↑
お前ら、どう考えても微妙だろ
先が読めない
いい感じじゃん
早く続きを書きたまえ
ちょっとお話がわからないかなーって
Pのキャラをもっと物語の中で説明する努力がいると思う
高木が悪なのはいいとして黒井が味方なのが何の説明もなしか
>>7
多分、この後の話しで全部分かるんじゃないか?
面白い
ただ話がややこしい
黒ちゃんLOVE❤
一人殺して犯罪者、千人殺せば英雄だっ
Pさんよ報道陣を殺して英雄になればすっきりすると思う
がんばれ
くっさ^ ^