菜々「ここはシンデレラ商店街」 (47)

シンデレラジオのもしものお話です
例によって、今回だけでも見れるのでよければどうぞ

あと、一部のアイドルが、アイドルではなく一般人として登場するので
それがイヤな方はお気をつけ下さいませ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1385997673

菜々「ここはシンデレラ商店街!」

菜々「人情と活気溢れる、古きよき商店街…だったのですが」

菜々「最近、商店街に来るお客さんの数が減ってきています…」

菜々「時代の波というヤツでしょうか…。なんとかして、お客さんを呼び戻さないと」

菜々「このままでは、商店街がどんどん寂れていってしまいます!」

菜々「これは、そんな商店街を守るため、一人の美少女が奔走するお話です!」

杏「…何やってるの?」

菜々「あっ、杏さん聞いてくれましたか、今の!」

杏「そりゃ、店の前で変な独り言叫ばれたら…ねぇ?」

菜々「ナ、ナナがおかしい人みたいな言い方やめてくださいー!」

杏(違うの?)

菜々「というか、杏さん、またお店の駄菓子勝手に食べてるんですか?」

杏「ちゃんとレジにお金入れてるから大丈夫だってー」

杏「本当は店番の給料としてタダで食べたいところなんだけど」

菜々「店番で、給料も何もないと思うんですけど…」

杏「例え自分の家の店番でも、働いたらその分給料は貰うべきだよ!」

杏「ただでさえ働くのイヤなのに、タダ働きなんて死んでもゴメンだよ」

菜々「杏さんは本当に筋金入りのニート気質ですね…」

杏「働いたら負けかなと思っている」

杏「で、何か用なの?」

菜々「あっ、そうでした!杏さん、商店街がピンチなんですよ!」

杏「うん、まぁ…さっき菜々さんが一人で叫んでたの聞いたしね」

菜々「だから、ナナ達で何とかしましょう、というお話です!」

杏「…いや、なんでそうなるのかがよく分からないんだけど…」

杏「そういうのは、大人達が何とかしてくれるんじゃないの」

菜々「それではいけません!商店街を盛り上げる為には、ナナ達の若いパワーも必要なんです!」

杏「…若いパワー?」

菜々「そこに疑問を持たないで下さい!」

杏「ごめん、つい」

杏「杏的には、別に今のままでいいと思うけどなー」

杏「お客さん少ないほうが店番も楽だしー」ウダウダ

菜々「本当にいいんですか?もし、このままお客さんが減り続けたら…」

菜々「何れ商店街はなくなってしまい、杏さんも働かざるを得なくなってしまいますよ」

菜々「店番よりキツくて大変なお仕事が杏さんを待っていますよ?」

杏「うっ…」

菜々「ですから、そんな事にならないように、ナナと一緒に商店街にお客さんを呼び込みましょう!」

杏「うーん…でもなぁ…」

菜々「手を貸してくれたら、ここで買った駄菓子をそのまま杏さんにあげますから!」

杏「…ほほう。まぁ、とりあえず話を聞こうじゃないか」

菜々「ふふっ、策は既に考えてあります!」

菜々「商店街にお客さんを呼び込む作戦…それは…」

杏「それは?」

菜々「ナナ達がアイドルになるんです!!」

杏「はい、解散」

菜々「えー!?」

菜々「ちょ、ちょっとなんでですかー!?」

杏「いや、おかしいよね。なんでアイドルなのさ」

菜々「ナナ達がアイドルになれば、ナナ達を見に沢山のお客さんが来てくれるはずですよ!」

菜々「別に、テレビに出てどうとか、そこまでしなくていいんです!」

菜々「地域密着型のアイドルとして商店街を盛り上げるんです!」

杏「あー…そういうことね…うーん」

杏「でも、アイドルって具体的にどうやってなって、何をするの?」

菜々「大丈夫です、アイドルは名乗ったもの勝ちです!」

杏「それでいいんだ…」

菜々「で、何をするか、なんですが、やっぱりアイドルと言えば歌ですよね」

杏「まぁ、そうだね」

菜々「ですから、商店街の歌を歌ったりすればいいんじゃないかなと!」

杏「誰が詩とか曲を作るの?」

菜々「勿論ナナ達です!」

杏「えー…」

菜々「全部1から自分達でやらないと、代わりにやってくれる人なんていないですよ?」

杏「それは、そうだけど…」

杏「で、杏を巻き込むからには、杏にも何かさせようってことだよね?」

菜々「流石杏さんは話が早いですね。杏さんには、メンバー集めをして欲しいと思いまして」

杏「メンバー集め…ねぇ。それって、やっぱり歌が上手くて楽器弾ける人の方がいいの?」

菜々「勿論出来るに越したことはありませんが、やる気さえあればオッケーですよ!」

菜々「最低あと2人…できれば3人は欲しいですね!」

杏「ふーん…でも、杏より菜々さんの方が人望ありそうだけど」

菜々「いえいえ、そんなことはありませんよ」

菜々「杏さんが店番をしてると、商店街の子達が遊びに来るの、ナナ知ってますよ♪」

杏「あー…うん、まぁ…」

菜々「それに、ナナは商店街の歌の作詞と作曲をしなければいけません!」

杏「詩はともかく、作曲とかできるの?」

菜々「任せてください!ナナも昔は色いr…ゲフンゲフン!と、とにかく大丈夫です!」

杏「…う、うん」

菜々「では、メンバーが見つかったら連絡して下さいね!それでは!」

杏「あー…はいはい。またねー」

杏「…何だか凄く面倒な事に巻き込まれてしまった…」

―3日後―

菜々「杏さん!メンバーが集まったって本当ですか!?」

杏「あー、うん、適当に声かけたら3人集まったよ」

菜々「流石杏さんですね!ナナも、杏さんの連絡を聞いて徹夜で歌詞を書いてきましたよ!」

杏「凄いやる気だなぁ」

菜々「それで、その3人は今どこに?」

杏「奥で待ってもらってるよー」

菜々「では、ナナもお邪魔していいですか?」

杏「いいよー。んじゃ、お店は昼休み中ってことにしとこう」

菜々「大丈夫ですか?誰かお客さんが来たら…」

杏「来ない来ない。来てもチビッコ達だろうから、奥にいても呼んでくれるよ」

菜々「そ、そうですか…」

商店街と言ったら新田ちゃんだな

菜々「おじゃましまーす♪」

小梅「あ…な、菜々さん…こんにちは…」

輝子「フヒヒ…ど、どうも…」

李衣菜「菜々さんやっほー!」

菜々「おぉぉ!小梅ちゃんに輝子ちゃんに李衣菜さん!よろしくお願いしますね!」

小梅「う、うん…頑張るね……」

輝子「よ、よろしく…フヒ」

李衣菜「頑張ろーねー!」

菜々「皆さんもやっぱり、商店街の為に…ということで、参加してくれたんですか?」

小梅「う、うん…そ、それもあるけど……」

小梅「あ、杏さんが…そ、そんな話を…してくるなんて…ビックリして…」

輝子「杏さんが…やる気なのに…協力しないわけにはいかないよね…フヒヒ」

杏「一生分のやる気を使い果たした気がする」

菜々「えっ、大変なのはこれからですよ!?」

李衣菜「私は、楽器とか弾けるって聞いたから、ギター弾きたいなーと思って!」

菜々「李衣菜さんギター弾けるんですか?」

李衣菜「えっ…も…勿論!一曲弾くぐらいなら朝飯前だよ!」

菜々「おお!これは頼りになりますね!」

李衣菜(い、今更言えない…バンドやってるなつきちに初歩の初歩を教えてもらってる途中なんて…)

>>11
たまこまーけっとですねわかります

菜々「では、他の担当はどうしましょうか?ボーカルは曲ごとに順番に変えるとして…」

杏「曲ごとに…って、1曲だけじゃないの?」

菜々「いいえ、1曲だけでは足りないですよ!ライブは3曲ぐらいは用意しておかないと」

杏「ちょ…ライブとか初めて聞いたんだけど…」

小梅「ほ、他は…どんな楽器が、あるの…?」

杏「某軽音部と同じ構成にするなら、ギターもう1人、ベース、キーボード、ドラムじゃない?」

李衣菜「うっひょー!なんかバンドっぽい!」

菜々「アイドルバンドってヤツですね!」

菜々「何か、やってみたい楽器がある人いますか?まずはそれを優先しましょう」

小梅「じゃ、じゃあ…わ、私…キーボード…い、いい…?」

杏「杏は構わんよー」

輝子「い、いいんじゃないかな…」

李衣菜「私はギターやらせて貰えるなら、あとはお任せするよ!」

菜々「では決まりですね!小梅さんはキーボードをお願いします!」

小梅「が、頑張るね……」

菜々「では、残りはどうしましょうか」

杏「んー…じゃあ、杏がドラムやるよ」

菜々「おぉ、杏さんがドラムですか!何か理由でも?」

杏「ドラムなら、演奏中も座ってられるし…あと、なんかドラムじゃないとダメな気がして」

菜々「…?よく分からないですけど、杏さんがそう言うのなら!」

輝子「の、残りは…ギターと…ベースか…」

菜々「輝子ちゃん、どちらがいいですか?」

輝子「じゃ…じゃあ、ギターで……」

菜々「分かりました!では、ナナがベースですね!」

小梅「た、担当…すぐ…決まったね……」

菜々「では、これから頑張りましょー!」

李衣菜「おー!」

小梅「が、頑張ろうね…!」

輝子「う、うん…頑張ろう…」

杏(ホントにどうしてこうなった…)

杏「そういえば菜々さん、歌詞作ってきたって言ってたよね」

菜々「あ、そうでした。まだ1つだけですけど…」

李衣菜「えっ、もう歌詞作ったの?」

小梅「す、凄い…」

輝子「フヒヒ…し、仕事が速いね・・・」

菜々「いやー、いざ見せるとなるとちょっと恥ずかしいですね…」ガサゴソ

菜々「これなんですけど…」

杏「どれどれ…『シンデレラ商店街応援歌』…ストレートに来たね」

菜々「はい、分かりやすいものにした方がいいと思いまして♪」

小梅「お、お店の名前が…歌詞に、入ってる…」

杏「ホントだ。ウチの駄菓子屋の名前まで」

菜々「空白の所は、メンバーが決まったらその子の家のお店の名前を入れようと思いまして!」

李衣菜「じゃあ、ここに私達のお店の名前が入るんだ!」

輝子「か、家族の皆が…よ、喜びそう…フヒヒ」

杏「そういえば、肝心な事を忘れてたけど」

菜々「なんですか?」

杏「許可はもう貰ってるの?」

菜々「許可…?」

杏「いや、そりゃ、勝手に商店街のアイドル名乗ってライブとかやっちゃダメでしょ」

杏「まずは商店街の組合の人達にやっていいか聞かないと」

菜々「…で、ですよねー!も、もちろん分かってましたよ!」

菜々「メンバーが決まってからお話しに行こうと思ってたんですよ!」

杏(絶対忘れてたな…)

小梅「じゃ、じゃあ…これからの…活動は…く、組合の人に…許可を、貰ってから…?」

輝子「そ、そうだね…」

李衣菜「大丈夫だよ!絶対ダメなんて言われないって!」

杏「じゃあ、杏は昼寝するから、適当に寛いでていいよー」

菜々「え、店番は!?」

杏「菜々さん頼んだー」

菜々「ちょっとー!」

―1週間後―

菜々「ふぅ、今日の練習はここまでにしておきましょうか!」

小梅「お、お疲れ様…でした…」

輝子「お、お疲れ…」

李衣菜「お疲れ様でしたー♪」

杏「お疲れー…あー、疲れた」

李衣菜「でも杏ちゃん、練習始めた頃に比べたら大分余裕そうだよね」

杏「まぁねー。楽して演奏する方法を見つけたから」

菜々「流石杏さん…楽をする事に関しては右に出るものがいませんね…」

杏「それほどでもある」

小梅「ほ…褒めてる…のかな…?」

輝子「ど、どうだろうね…フヒヒ」

李衣菜「それにしても、こんなに早く練習する環境が整うなんてね!」

菜々「商店街組合の会長さんにお話したら、全面的に協力するって言ってもらえましたからね♪」

菜々「ずっと使ってないスタジオを練習用に貸して貰えて」

菜々「楽器も楽器店の方に中古で売れ残ってるものを頂いたので」

杏「商店街ならではの団結力だねぇ」

小梅「た、確かに…わ、私達だけだったら…こ、こんなに上手く…いかなかったと思う…」

輝子「が、楽器を買う為に…お金を溜める所から始めないといけないからね…」

菜々「ライブの会場や衣装、チラシも用意してくれるそうですし…」

菜々「ここまでしてもらって、失敗は許されませんね!」

菜々「みなさん、頑張って曲を完成させましょう!」

菜々「そしてシンデレラ商店街に活気を取り戻すんです!」

「「「おー!」」」

杏(ちょっとナナさんを手伝うつもりが、なんか大事になってきた…)

―2日後―

杏「はー…今日は練習休みだし、ゆっくりできそうだ…」

杏「…店番やらされるのは相変わらずだけど」

薫「こんにちはー!杏お姉ちゃんいるー?」

千枝「こんにちはっ」

千佳「こんにちはー♪」

みりあ「こんにちはー!」

舞「こんにちは!」

晴「うーっす」

杏「おー、来たかチビッコ達ー」

薫「杏お姉ちゃん聞いたよ!今度、ライブやるんだよねー!」

舞「凄いですっ!」

みりあ「可愛い衣装着て、歌を歌うんだよね!いいなー!」

杏「衣装はまだ見せてもらったことないから分からないけど…」

杏「まぁ、歌は歌うかな」

千枝「商店街を元気にする為に、ライブをするんですよね?」

杏「そーだねー。菜々さんが言い出してね」

千佳「学校で、クラスのみんなに宣伝するね!」

舞「私も宣伝します!」

薫「かおるもー!」

千枝「千枝も宣伝しますっ」

みりあ「あ、私も私も!」

晴「まぁ、オレも宣伝ぐらいならしとくよ」

杏「うわー、なんか凄い人数になりそうだなぁ…」

千枝「ライブはどこでやるんですか?」

杏「駅前の広場でやる予定だってさー」

舞「あっ、あの広場、お祭でいつも沢山人が集まりますね!」

晴「あそこかー。すげーことになりそうだなぁ」

みりあ「私達も、ライブの日に何かできないかなぁ?」

杏「おー、例えば?」

みりあ「うーん…ライブで初めて商店街に来たお客さんに、お店を案内したり!」

千枝「あ、それ、楽しそう!」

薫「かおるもやってみたいなー!」

杏「いいんじゃないかなー。家族に相談してみたら?」

みりあ「うん、帰ったらママに話してみるね!」

杏「今日は駄菓子買っていくかねー」

晴「お、そうだった。何にしよっかな」

杏「杏も何か食べよっと」

杏「うーん……うまい棒の…コンポタ味でいいかな」

薫「あー!杏お姉ちゃん、またお店のお菓子食べてる!」

千佳「いいの、あんずちゃん?」

杏「ちゃんとお金払ってるから大丈夫大丈夫ー」

晴「メチャクチャだなオイ…。とりあえず、このガムくれー」

杏「ん、10万円ね」

晴「たけーよ!?」

みりあ「私はこれとこれ!」

杏「えーっと、150円ねー」

晴「何でオレだけ!?」

李衣菜「うーん…やっぱりここが難しいなぁ…」

夏樹「おっ、やってるな?」

涼「お疲れ!」

李衣菜「あっ、なつきちと涼さん!」

夏樹「どうだ、なんとかイケそうか?」

李衣菜「うーん、まだ難しいところがあるけど…ちゃんと練習すれば大丈夫!」

夏樹「そうか。にしても、いきなりだりーがギター教えてくれって」

夏樹「凄い剣幕で迫って来た時は流石にアタシも驚いたよ」

涼「あはは、あの時の夏樹の驚きっぷりったらなかったね」

李衣菜「だって、まさかライブする事になるとは思わなかったんだもん」

李衣菜「今までもなつきちにギターは教えてもらってたけど…」

夏樹「確かに、ライブするのにあの程度じゃマズいしな」

涼「まぁ、真面目に教わる理由ができてよかったんじゃないか?」

夏樹「そうだな、にわかギタリストを卒業してもらわないと」

李衣菜「もー、にわかって言わないでよー!」

李衣菜「そういえば、なつきち達も今度ライブハウスでライブするんだよね?」

涼「あぁ、そうだよ。有名どころが結構集まるって話だからアタシ達も気合入れないとね!」

李衣菜「涼さん達は、夢を追いかけて頑張ってるんだなー…」

夏樹「どうした、だりー?」

李衣菜「うーん、私もなつきち達に音楽を教わったりしてるけど…」

李衣菜「でも、教わって何をしたいのかって言われたら…何をしたいんだろうって」

李衣菜「今回は、商店街を盛り上げる為って理由があるけど…」

李衣菜「私だけの理由がないなーって」

夏樹「ふっ…」ワシャワシャ

李衣菜「わわっ、な、何ー?」

夏樹「いや、だりーもそういうこと考えてるんだなってな」

李衣菜「ど、どういう意味ー!?酷いなー!」

夏樹「はは、悪い悪い。まぁ、急ぐことはないんじゃないか?」

涼「そうそう。何がしたいか、なんて難しいこと考えなくてもいいんだよ」

涼「今、李衣菜がアタシ達から音楽を教わって面白いと思ってるならそれで十分だよ」

李衣菜「そう…なのかな?」

夏樹「もし、李衣菜が真剣にアタシ達と音楽やりたいって思うようになったら」

夏樹「その時はアタシ達も喜んでだりーを迎えるさ」

李衣菜「なつきち…涼さん…うん、ありがと!」

美玲「ふーん…ホントにライブするんだ」

小梅「う、うん……」

乃々「星さんと白坂さんは凄いです…」

乃々「人前でライブなんて私には絶対できないです…」

輝子「い、今も…ちょ、ちょっと、不安だけどね…」

輝子「本番…う、うまくできるかな…」

小梅「だ、大丈夫…れ、練習…一生懸命…してるから…」

美玲「…まぁ、頑張ってよ。ウチも、応援してるから」

乃々「私も、応援ならできますけど…」

小梅「う、うん…美玲さんも…乃々さんも…ありがとう…」

輝子「ほ、本番も…見に来てくれると…う、嬉しい…」

美玲「ウン、絶対行くよ」

乃々「人が多いところは苦手ですけど…」

乃々「星さん達のライブは応援したいので…頑張って、見に行きます…」

小梅「あ、ありがとう…えへへ…」

美玲「…ところでさ」

輝子「うん…?」

小梅「ど、どうしたの……?」

美玲「なんでウチらが集まるときはいつも机の下なんだよ…」

輝子「フヒ…つ、机の下…嫌い…?」

乃々「机の下…落ち着きますけど…」

美玲「べ、別に嫌いじゃないけど…おかしいだろ…」

小梅「で、でも…ひ、秘密の…お部屋みたいで…た、楽しい…」

美玲「…そうか?」

輝子「お、お菓子も…あるしね…フヒヒ」

乃々「漫画もあるから…一人でも退屈しないです…」

美玲「いや、だからそれは別に机の下じゃなくても…」

美玲「…もういい…ツッコむの止めた…」

輝子「み、美玲も…その内、机の下の良さに気付くよ…フヒヒ」

乃々「机の下…最高ですけど…」

美玲「はぁ……」

友紀「それじゃ、今度の菜々さん達のライブの成功を願って、カンパーイ!!」

菜々「乾杯ー!」

瑞樹「かんぱーい!」

楓「かんぱーい♪」

友紀「ゴクッゴクッゴクッ……っぷはぁ!!」

友紀「あー、ビール美味しい!菜々さん、今度のライブ頑張ってね!」

瑞樹「私達も絶対に応援に行くわ」

楓「お客さん、沢山見に来てくれるといいですね」

菜々「はいっ、ナナ、頑張っちゃいますよ!」

菜々「商店街と、一緒に頑張ってくれた杏さん達と、応援してくれる皆さんの為にも!」

瑞樹「それにしても、初めに聞いた時は本当に驚いたわ」

瑞樹「菜々ちゃんがいきなりアイドルになってライブをやるなんて言い出すんだもの」

楓「菜々ちゃん、昔もアイドルをしてたって聞いたけど…」

菜々「あーっ!そ、その話は置いといて!」

菜々「…と言っても、その話も関係あるんですけどねー…」

友紀「どゆことー?」

菜々「今から話すことは、他の人には内緒でお願いしますねっ」

菜々「ナナ、メイド喫茶でアルバイトしながらアイドル目指してたんですけど…」

菜々「結局、上手くいかなくてこっちに帰ってきたんですよね」

菜々「それで、商店街が最近お客さんが減ってるって話を聞いて」

菜々「ナナに何かできないかなーと思って…」

菜々「それで、一度諦めかけたアイドルの夢をもう一度追いかけながら」

菜々「商店街の為に頑張ろうって思いまして…てへへ」

瑞樹「なるほど、そういうことだったのね…」

瑞樹「アイドルかぁ…私も、そんな夢を見てたころがあったわね」

瑞樹「今は、しがない地方局のアナウンサーだけど」

楓「ふふ、私、瑞樹さんが出てるニュース、いつも楽しみに見てますよ」

瑞樹「ありがと、楓ちゃん。…あぁ、そうそう、ライブの事なんだけど」

瑞樹「私が担当してるニュース番組で取り上げられないか掛け合ってみるわね」

菜々「わー、ありがとうございますー!」

友紀「瑞樹さん、この前、あたしが監督してる草野球チームのニュース読んでたよね!」

瑞樹「ふふっ、そういえば、読んだわね。今度、試合があるんだったかしら?」

友紀「そうなんだよー!今回の飲み会は、個人的にその験担ぎでもあったり」

菜々「草野球の試合の験担ぎで飲み会ですか?」

友紀「あたしが飲み会に行った日はキャッツは勝つ」

友紀「だから、あたしのチームも試合に勝つ!」

瑞樹「どんな理論なのそれ…」

菜々「あ、あと、もうひとついいですか?」

友紀「なになにー?」

菜々「なんで、さらっとナナにも生ビールが注文されてるんでしょうか」

友紀・瑞樹・楓「えっ」

菜々「えっ!?」

楓「だって…ね?」

友紀「飲み会なんだし…」

菜々「い、いえっ、ナナはまだ17歳なので…!」

瑞樹「菜々ちゃん、別に私達だけの時は無理してその設定引っ張らなくてもいいのよ?」

菜々「せ、設定って言わないで下さーい!?」

友紀「まぁまぁ!もう細かいことはいいじゃん!今日はパーっと楽しもうよー!」

菜々「……そ、そうですよね!よーし、ナナ、今日は沢山飲みますよー!」

楓「わーい♪」

瑞樹「ふふ、それでこそ菜々ちゃんよ」

―3ヶ月後―

菜々「つ、ついに…この日が来てしまいました…!」

小梅「うぅ…き、緊張する……」

輝子「こ、こ、これは…ヤバい……」

李衣菜「こ、こういう時は、掌に人って3回書いて…!」

杏「これが終わったら、しばらくはゆっくりできるかな…」

菜々「あ、杏さん、緊張してないんですか…?」

杏「んー、いや、別に」

小梅「す、凄すぎる……」

輝子「は、鋼の…心臓……」

杏「ちょっと、どれぐらい人が集まってるかチラっと見てくるよ」

菜々「お、お願いします…」

李衣菜「うー、緊張するよー…!」

小梅「し、心臓…ば、ば、爆発…しそう……」

輝子「だ、大丈夫…れ、練習通りに…やれば…大丈夫…多分…」

杏「……」

小梅「あ…あ、杏さん…お、おかえり…」

輝子「ど、どうだった……?」

杏「……ちょっとヤバいかも」

菜々「えっ…!?も、もしかして…全然…お客さんがいないとか…?」

杏「その逆。ヤバいぐらい来てる…商店街であんな人だかり今まで見たことないよ」

小梅「えぇっ……!」

輝子「フヒッ…ど、ど、どうしよう……」

杏「なんか、テレビカメラっぽいものも見えたし…」

李衣菜「えー!?」

菜々「た、多分それ、瑞樹さんのとこのです…」

杏「あー、なるほどね…」

菜々「きょ、曲順だけ…もう一度、確認しておきましょう…!」

菜々「まず1曲目は『シンデレラ商店街応援歌』…これは、ナナと李衣菜さんのツインボーカルですね」

菜々「で、2曲目が『机の下の天国』…これは小梅さんと輝子さんのツインボーカルです」

菜々「ラストが杏さんメインボーカルの『駄菓子菓子(だがしかし)、杏は働かない』です」

菜々「みなさん…間違いないですね…!?」

小梅「う、うん…大丈夫…!」

輝子「お、覚えた……」

李衣菜「バ、バッチリ……!」

杏「杏がラストでホントにいいのー?」

菜々「大丈夫です!それに今更変えられません!」

杏「まぁ、確かに」

『みなさん、本日はシンデレラ商店街の町興しイベントにお集まり頂きありがとうございます!』

李衣菜「うわぁ、始まったー…!」

『大変お待たせいたしました!ただ今より、シンデレラ商店街が誇るアイドルバンド』

『『シンデレラガールズ』の皆さんによるミニライブを開催いたします!』

ワアアアアアアアアアアアアア!!!

菜々「ひえぇ…す、凄い歓声…!」

小梅「あうぅぅ…」

輝子「こ、小梅…だ、大丈夫…だよ…」ナデナデ

菜々「み、みなさん、今回のライブ、絶対に成功させましょう!」

菜々「シンデレラガールズ、ファイト!オー!」

「「「「オー!」」」」

『それでは早速登場して頂きましょう!『シンデレラガールズ』のみなさんです!』

菜々「ウッサミーン!みなさんこんにちはー!シンデレラガールズでーす!」

菜々「今日はライブを見に来てくれて本当にありがとうございまーす!」

ワアアアアアアアア!!!

ナナチャーン!!アンズチャーン!!オウエンシテルヨー!!

菜々「キャハッ!ありがとうございまーす♪」

菜々「みなさん、最後まで楽しんでいって下さいねー!」

ウオオオオオオオオ!!

菜々「それでは早速、一曲目いきますよー!『シンデレラ商店街応援歌』ー!!」

菜々「ライブは無事に成功して、その日のシンデレラ商店街は沢山のお客さんで賑わいました」

菜々「その後も、ライブを見たお客さんが商店街に来てくれるようになり」

菜々「商店街は少しずつ活気を取り戻し始めました」

菜々「ナナ達のシンデレラガールズも、勿論活動を続けています」

菜々「杏さんはちょっとイヤそうでしたけど…」

菜々「それでも、なんだかんだで付き合ってくれるので嬉しいです」

菜々「小梅ちゃんと輝子ちゃんは、ライブがきっかけでお友達が増えたそうです」

菜々「『机の下サークル』を拡大する…とか言ってましたけど、何の事でしょう?」

菜々「李衣菜さんは、今まで以上に熱心にギターに打ち込むようになりました」

菜々「なんでも、自分の夢が見つかったそうで…よかったですね!」

菜々「ナナは…夢だったアイドルになれました」

菜々「地域密着型の…ですけど、それでも、満足です」

菜々「みんなの前で、歌って、演奏して…沢山の人を笑顔にする」

菜々「私のやりたかった事ができたんですから!」

杏「…だから、人の店の前で何やってるのさ」

菜々「あっ、杏さん…どうもどうも、てへへ」

杏「菜々さんは人の店の前で恥ずかしい独り言を言うのが趣味なの?」

菜々「ちょっ、そんな言い方やめてくださいよー!?」

杏「だって本当のことじゃん…」

菜々「杏さんは今日も店番ですか?」

杏「そうだけど…見ての通り、お客さんが増えてねぇ」

杏「お店のお菓子、食べられなくなったよ…」

菜々「いえ、それが普通ですからね?」

『おねぇちゃーん!これちょーだい!』

杏「はいー、2億円ねー」

『えっ!?』

菜々「やめてあげてください」

杏「それで、今日は何の用?また新しい歌詞書いてきたの?」

菜々「はっ、そうでした!杏さん、大変なんですよ!」

杏「え、何が?」

菜々「隣町に大きなショッピングモールができるとかいう噂があって…!」

杏「…それで?」

菜々「ただの噂ならいいのですが、もし本当だったら商店街にとって脅威になります!」

菜々「ですから、ナナ達もいざと言う時の為に、なにか新しい事を…!」

杏「もういいよー!杏を休ませてー!」


おわり

商店街ものっていいですよね

曲名とかユニット名とか練習期間とかは適当です
こんなのモバマスじゃねえ!って人はごめんなさい許してくださいなんでもしまむら

見てくれた人ありがとう

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