ほむら「まだ……ダメ。。。まだダメよ、まどか///」 (100)

まどか「ウェヒヒw いいじゃん、先っちょだけ、先っちょだけだよ! ほむらちゃん!」

ほむら「ダメ……ダメよ、まどか。。。」

まどか「でも、私もう、、、我慢できないよ……」

ほむら「ま、待って、まどか! まだ、準備が……」

まどか「もう入れるのにちょうどいいくらいクチュクチュだよ? まだダメなの?」

ほむら「クチュクチュだなんてそんな……/// そんな言い方、やめて。。。」

まどか「トロトロって言ったほうがいい? それともドロドロかな?」

ほむら「そんな言い方、、、少し卑猥だと思うけれど……」

まどか「ほむらちゃん。。。ほむらちゃんがそんなこというと、私もう。。。」

ほむら「ダメっ! まだ早い、まだダメよ!」

まどか「も、もう我慢できないっ! 入れちゃうよっ、ほむらちゃんっ!」

ほむら「いやっ、ダメっ、ダメだってば、あっ……」

ズブッ……トロトロ

まどか「ほら、ほむらちゃん、平気だったでしょ? もうパン入れても」

ほむら「そうね、、、チーズフォンデュ専用のチーズだったから早く溶けたみたい。。。私が慎重すぎたのね。。。」

まどか「ああ、すっごいトロトロだよぉ…」

ほむら「ええ、そうね…」

まどか「こんなふうに!掻き混ぜたらぁ」グチュッ グチュ

ほむら「…ひっ!」ビク

まどか「ウェヒヒ…とっても気持ちいいなって」グチュグチュ… デロッ

ほむら「だ、だめ…ダメよぉ…まどかぁ!」

まどか「どうして?ほむらちゃんだって好きでしょ?こうやってたっぷり混ぜちゃうの!」グチャグチャ

ほむら「あっ…ぁあッ!溢れちゃう!ダメぇ!溢れちゃうからあ!」ガクガク

まどか「ウェヒヒ!ウェヒヒヒ!」グジュグジュ

ほむら「あっ…!…―――~~ッ!」

ベチャッ

まどか「あー」

ほむら「だから言ったのに…!勢い良くかき混ぜすぎたらこうなるに決まってるじゃない…」

まどか「チーズこぼれちゃったあ…もったいない」

ほむら「…店員さん!すいません、お手拭をいただけますか?」

グツグツ

まどか「よし、できたよ!ほっかほかだよ!きっとおいしいよほむらちゃん」

ほむら「そうね…先に食べてていいわよ」フキフキ

まどか「はい、あーん」

ほむら「!?…ま、まどか!?」

まどか「ティヒヒ、ほむらちゃん今両腕が塞がってるんだもんね。仕方ないよ」

ほむら「だ、だから先に食べてって…」

まどか「そんなの私の良心が許さない…ほら、いいから!あ~ん」

ほむら「うう…」

まどか「あーん」

ほむら「…んっ…」パク

ほむら「あひっ!」ビクン

まどか「ほむらちゃん?」

ほむら「ま、まろかっ!あひゅいっ!こ、これ!これあひゅいのっ!!」ビクンビクン

まどか「ほむらちゃん猫舌なんだね…これでも結構冷ましたんだよ」

ほむら「ほふっ、はふうっ!…うふうっふぇ、ふいへぇ!」ビクッ ビク

まどか「抜いて?ダメだよぉ…もったいない…ちゃんと味わって…?」グイッ

ほむら「……ッ!?!?」ビクビクビクビク

まどか「ウェヒヒ…ほむらちゃあん…」ズボッ グイッ ズボッ グイッ…

ほむら「――~~~ッ!!??ッ…ほっ、ひぐ……!?」ビク… ポタポタ

まどか「ふふ、うふふふ…」ウットリ…

ほむら「…だいふさめたわ」モゴモゴ

まどか「そっかぁ、じゃ…串を抜くから、ちゃんともっていってね?口で…」

ほむら「ん…」

スッ…   トロ~…

ほむら「あっ…あ」

まどか「あ~、よだれが糸ひいちゃって…ほむらちゃんいけないんだ」

ほむら「だ、だって…これはまどかが…!」

まどか「口の中に残ってるまま喋ったら行儀が悪いよ?さ…飲み込んで」

ほむら「……ぅ…んっ…」コクンッ

まどか「…ふふ、良くできたね…ほむらちゃん…」ナデナデ

ほむら「…はぁっ…あ…まろかぁ…」トロン

ほむら「…じゃあ、ね?ほら机も拭き終わったし…」

ほむら「…まどか…今度は二人で一緒に…」

スッ トロ~…

ほむら「……え?」

まどか「はい、あーん…」グイッ…

ほむら「ま、どか…?い、いったい何を…」

まどか「私は食べさせる側…ほむらちゃんは食べる側…」


まどか「ほむらちゃんが…私のあげたチーズフォンデュでおなかいっぱいになったなら…それはとっても嬉しいなって…」ニコォ…

ほむら「ひっ…!そ、そんな…まどか!やめてえっ…!」ブルブル

まどか「嫌だよ…」ニコニコ…

まどか「ほむらちゃんはこれから…ずーっと一方的に食べさせられて…おなかパンパンになってこのお店を出るの」

まどか「その為に私…このチーズフォンデュを使うね」トロォ

ほむら「だ、ダメ!だめなの…!やめてぇ!まどか!あなたの空腹を思う私の気持ちも考えてっ!」ガタガタ

まどか「…ごめんねほむらちゃん。でも、私決めたから」

ほむら「まどか…まどかぁ!まど……おぐぅっ!」ズボッ!


まどか「てぃひ…てぃひひひ、てぃひっひひ…!」ズボズボ

ほむら「ほごっ!あふっ…!あひっ!」ビクンビクン

まどか「…ああ~可愛い…!ほむらちゃん!可愛いよ…!」ズボズボ

ほむら「―――はぁうっ!はふっ!…あひぅうぅ!!」ガクガクガクビクビク

まどか「チーズフォンデュズボズボされてそんなにおいしいんだね!ほむらちゃん!良かったねえ!あは…!」ズボッゾボッ

ほむら「あひぃ、ふぅっ!ひっ、ひぃうううっ!おひひ!お、おひひいへふぅ!まろかぁ~!」ガクガク ポロポロ

まどか「あは!あはははは!うぇひひひ!!」ズボズボ…


マロカァ――ッ!
ホムラチャン!ウェヒ――ッ!!

なぎさ「マミ、なぎさはほむらが羨ましいのです!食べにいっていいですか!?」

マミ「ダメよ。他人のふりをしていなさい」

杏子「なあ、さやか…なんで皆急に黙ってほむらとまどかから目を逸らすんだよ…?なあ?」

さやか「…」


さやか(このさやか称するところの悪魔である暁美ほむらを、こうまで手籠めにしてしまうとは)

さやか(まこと恐るべしはまどか…って言うかなんであんな盛り上がってんだろあいつら)

さやか(ていうか何であたしあんな無様なのを悪魔とか思ってたんだっけ?)

さやか(……)



さやか「―――おし!なんかもうどうでもいいやッ!!」ダンッ!

杏子「!? さ、さやか?」ビクッ



さやか「店員さん!チーズフォンデュひとつくださいッ!」



おわり

グツグツ

杏子「な、なあ!もういいだろ!?さやかぁ!」ワクワク

さやか「うるさいなあ…もうちょっと待ってって言ってんでしょ。まだ点火から一分も経っていないっつうの…」

杏子「そ、そっか…」シュン

さやか「……」


グツグツ


杏子「……」ソワソワ

さやか「杏子、ちょっと聞きたいんだけどさあ」

杏子「! な、何さ、さやか!」

さやか「あんたひょっとして…『初めて』なの?」

杏子「……っ!!?」ビクッ

杏子「な、何言ってんだよさやか!この私だぜ!?そんなことあるわけないじゃん!」

さやか「そう…」

杏子「そう!その通りよぉ!あは、あはは…!!」

さやか「………」

杏子「あは…あは…」

さやか「…………」


杏子「ごめん…実はそうなんだ…」

さやか「やっぱり…」ハァ

杏子「やっぱ変…だよね…この年でさ…経験ないって」

さやか「いや、別にそんなことないと思うけど…」

さやか「割とマイナーなメニューだし」

杏子「…う…」


グツグツ

さやか「さ、そろそろ出来上がるよ杏子」

杏子「う、うん…」

さやか「…ふ」ニコ

さやか「ま、そう心配しなさんなって。このさやかさんが、ガンガン教えまくっちゃいますからね。食べ方」

杏子「さ、さやか…!やっぱりさやかは優しいな!」

スッ… テロ~…

杏子「こ、これが…チーズフォンデュ…」ゴク…

さやか「そうだよ。これが今から杏子の口の中に入るの」

杏子「で、でもこれ…すげえ熱そうだし…!」

さやか「大丈夫だよ…見た目ほどじゃないから…ほら」グイ

杏子「うう…!ほ、ほんとだな!信じるからな!」


杏子「…っ!ん…!」

チロッ… 

杏子「ん、う…ほんと、だ…?熱くない」

さやか「でしょ?つーか今の先っちょで舐めただけじゃん…ほら、かぶりついて味わえって…」

杏子「……っ…」ドキドキ

杏子「…っ、ふ…ん」パク

ジュル… ジュルルッ… ニチャッ

杏子「あ、あふ…あ、おいひ…」トロン

さやか「ね?怖がることなんてないんだよ…さあ、私に全部任せて…」ズル… ズボ

杏子「ん、ひぅ…しゃやかぁ…ん…っふ…!」ブルッ

さやか「………」ズボ…ズボ

杏子「んっう!ひゃう…あ、あひゅ、しゃやひゃ…っふぅう、あひゅいよお!」ビクン!ビク…!

さやか「ん、中の方は熱かったりすんだよね…ごめん。私嘘つきかも」ズブズブ


杏子「……!!ひゃあゃやっ!あひっ!ひろいよ…うっふぅ…んふっ…ひゃぁあ…!」ガタガタ

杏子「あっあっ、んうぁ…!あん…!」ピクン…

さやか「……」ズボッズボ

杏子「―――あひっ!あっあ!ああっああ…!」ビクビク

さやか「どう?串、とっちゃっていけそう?」ズボズボ

杏子「っふあ…ら、らいひょうふ…!らいひょうふらから…!!ッッ!んあぁあっ!うう!」ビクビク

さやか「分かった…じゃ、抜くよ」ズボ… 


ズル… ズルッ… ニトォ…


杏子「…ん、っふ…ぅ…はあ…」ブルブル

杏子「…さや、かぁ…」ポケー…

さやか「ほら、ごっくんって…」

杏子「…んッ…」コクン


杏子「ぷはっ…はぁ…ああぁ…」ヘナ

さやか「ちょ、杏子?」

杏子「ばかやろぉ…さやかぁ…嘘つき…」ポスン

さやか「…ごめんごめん。熱かった?」ナデ

杏子「…ん、うん…舌がひりひりする…」スリッ…

杏子「…いいよ。でも、許す。さやか…優しくしてくれたもんな…」スリスリ

さやか「…ん…」ナデナデ

杏子「……っ!」ピクン

杏子「さ、やか…はぁ…っ」ブルッ

さやか「ふふ、あんたらしいね。流石に食べ足りないか…」

さやか「…もう一本いっとく?」

杏子「……」ゴク

杏子「……うん」



サヤカァ…
キョウコ…

なぎさ「マミ!マミ!…なぎさはもう限界なのです!チーズフォンデュを食べたいのですーっ!」

マミ「だ、ダメよ!絶対ダメ!」

マミ(そんな…佐倉さんと美樹さんまで…!)

マミ(この破廉恥な空間に染まってはいけない!私たち二人が最後の砦…!)

マミ(…最悪、私はどうなってもいい…なぎさだけは…そう、なぎさだけは死守しないと!何としても!)


チーズフォンデュオマタッシャシター

マミ「!?」

なぎさ「あ、やっと来たのです」

マミ「そんな…なぎさ!?」

なぎさ「マミ、ごめんなさい…さっき黙ってこっそり頼んじゃったのです」

マミ「な、なんてことなの…!」ブルブル

グツグツ…

なぎさ「わあ、もうトロトロなのです…!なぎさは子どもだから、店員さんが気を利かせてくれたのです?」

マミ「だ、だめ…なぎさ…!それをこっちに渡して…!」ブルブル

なぎさ「…独り占めはよくないのですよ。なぎさだって…食べたいのです」


スッ…  トロォ~…

なぎさ「チーズ…チーズフォンデュを…」ニヤ…

マミ「…ひっ」ブルッ

なぎさ「心配しないで…なぎさはマミのことが大好きだから、マミには一番最初に食べさせてあげるのです…」

なぎさ「恩返しですよ…これは…だから、全部受け入れて?マミ…」ズイッ…

マミ「いや…いやぁあ…!」ブルブル

マミ「ダメ…お願いなぎさ…!正気に戻って…!」ブルブル

なぎさ「なぎさは正気ですよ?誰よりも…ねっ!!」ズイッ


…ズボォ!

マミ「ふぅおごっ…!!…っ!?!?…うえぇ、え…っ!」ビク!ビクビク…!

なぎさ「ありゃ、勢いよく突っ込みすぎたのです」

マミ「いだ…!?あ、あづっ、あひゅいっ!なひ、なひは…ぬ、ぬいへぇっ!!」ポロポロ

なぎさ「熱いチーズなんてめったに食べられないのです。羨ましいのです、マミ」ズボッ ゴボッ!

マミ「うっ!?ぐっ!?ふぐぅ!…っ、あひ、ふぁぁぁあっ!っぐふううぅう…!!」ポロポロ

なぎさ「あはは…泣くほどおいしいのですか!マミぃ!なぎさも早く食べたいのですぅ!!あはは!」ズボッズボッ!

ズボッ ズボッ!

マミ(あ、あ…なに…この感情は…?)


なぎさ「まみ…ああ、マミ…!!」

ズボッ! ガボォ!


マミ(あつくて、いたくて…苦しいはずなのに…舌いっぱいに広がるこのあじわい…)


なぎさ「好きです!好きですよぅ!マミっ!!チーズよりも熱く!マスカルポーネより深いもの…!ああ…マミ!!私のマミ!」

ズボッ ヌチュ… ズボォ


マミ(おちちゃ…だめ…おちちゃだめなのに… でも、むりぃ…こんなのたえられない、たえられないよ…)

マミ(ぱぱ、まま…ごめん…わたし…わた、し…!あ、ああぁ…!!)

ズボッ! ズルルゥ!


マミ「…おい、ひい…」ポロポロ

なぎさ「…!」ズボッ ズボッ

マミ「おいひいっ…!ちいひゅふぉんひゅ…!おいひいのぉおおぉ…うっううううぅ…!」ポロポロ

なぎさ「マ、マミ…!マミィ――ッ!!」ズボズボズボッ!!

マミ「~~~~~~~ッ!!―――ッヒュッ………!!」パクパクパク


ビクン!ビクン…!

なぎさ「愛してる!愛してるのですっ!!マミ!受け止めてぇ!なぎさのチーズフォンデュ!!」ズブブブブ…!!


マミ「あ、ひ、ひ…っ!!う、うん、うんっ!!きへぇ!なひはあっ!!!」ポロポロ

なぎさ「串を抜くのです―――ッ!!」ズルズルズル…!!

マミ「あっあっあっ!!あ!!あぁあああぁアアアァ――――ッ!!」ガクガクガク


ズルッ…  ネトッ…

マミ「ぁ…っ…――――」パタリ ペチャッ

なぎさ「!? ま、マミ!?」

マミ「…すぅ…すぅ…」

なぎさ「気絶してる…はぁ、びっくりしたのです」

マミ「な、ぎさぁ……すぅ…」

なぎさ「…ふふ、かわいい寝顔しやがって、なのです」

なぎさ「……」サラッ


マミ「なぎさ…すき…」 ポロッ… キラッ

なぎさ「…っ、ふ、うふふ…」

なぎさ「やれやれです…一生離さないですよ…マミ」チュッ


マミ「んぅ…ん……」スヤスヤ

なぎさ「起きたら、無理やりしちゃったのを謝らないとですね」

なぎさ「また『めっ!』て怒られちゃうと思うとぞっとしますが…ま、必要経費ですね」ヒラヒラ


なぎさ「…マミ、良い夢を…」ナデ

マミ「………すぅ…」スヤスヤ

まどか「ほむらちゃん…ウェヒヒ…よかったよ」

ほむら「まろかぁ…まろか…」



さやか「ふっ…あんたもっ…タフだね…ほんと!」

杏子「あっ、あっ…しゃやか、さやかの為らからっ!あああっ!」


なぎさ「くぅ…くぅ……」

マミ「すぅ…すぅ……」






『…今夜のお夢は甘い夢


      チーズフォンデュの濃ゆい夢…』

…暁美ほむらが新たな理によって導いたこの世界は、ひとえにその『愛』によってつなぎとめられている。


愛という世界構築の起源、宇宙に根付いたらたな基礎は、その形をさまざまに変えながら世界に『顔を出す』。


チーズフォンデュ、その味わいの深さは底がない。まさしく愛のごとく。

チーズフォンデュ、その湧きあがる熱きは永久に衰えることを知らない。まさしく愛のごとく。

チーズフォンデュ、その美味を極めたることに果てはない。まさしく愛のごとく。


愛とチーズフォンデュ。さまざまな共通項に結ばれたこのふたつが、複雑に絡み合い現世に顕現したのは至極当然のこと。

フォンデュは世につれ、世はフォンデュにつれ。


われらが主となった悪魔が望んだとあらば、これを受け入れることもまた定めであろう。

我々に感情はない。しかし、理解はできるのだ。腐肉を洗われたる白骨のごとく、眼前の光景の荘厳なるかな。


見よ、世は愛に満ち満ちている―――



―――あるインキュベーターの観察日誌より――                    …劇終…

 

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom