ほむら「まどかを割り切る…?あきらめる……?」 (31)

半分しか書き溜めてないけどやっていきます

よろしく

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まどか「私は……皆の役に立ちたい……皆を守れる力を得たい……」

まどか「だから私、私は……!」

ほむら(まどか!!魔法少女になっては駄目よ!!)

さやか「恭介……奇跡も魔法も有るんだよ……!だからあたしが……」

ほむら(止めなさい!!美樹さやか!!)

マミ「魔法少女が……魔女を生むなら……みんな死ぬしかないじゃない!!あなたも……私も……!」

ほむら(マミさん!!しっかりして!!気を強く持って……!!)

杏子「あたしは……あんたを見捨られてねえ……一人ぼっちは寂しいもんな……良いよ、一緒にいてやるよ……」

ほむら(杏子……)

まどか「本当なの?」

まどか「私なんかでも…本当に何か出来るの?こんな結末を変えられるの……?」

『勿論さ』

QB「君なら全部変えられる!だから……」

まどか「私……魔法少女に……!」

ほむら(まどか!) ビルに叩き付けられ、ゴオーン!!!!

ほむら(何度言ったら分かるの!?何度やり直せば私の思いは届くの……!?駄目よ、まどか!!悪魔なんかに耳を貸しては……!!)

ピカー!!! キラキラ…………

変身、矢を射放つまどか

まどか『私……魔法少女に……』

まどか『私……魔法少女に……』

まどか『私……魔法少女に……』

ほむら(まどか、まどか……!!)


・・・・・・・・・・・・


ほむら「……」はっ!

ゴソゴソ 病院のベッド

ほむら(夢……か……・)

ほむら(これで……何度目になるのかしらね……)

ほむら(まどかを失う、救えない報われないこの結末は……何度目になるのかしらね……)

ほむら(…………)

ほむら「ふふ……ふふふふふ……ふふふふふふふ……」

ニタリ

--学校--

早乙女「はーい、それじゃ自己紹介いってみよう」

教室「ガヤガヤガヤ」

おお、すげえ美人!
黒髪ロングでカッコいっ!
長澤、後で声掛けてみろよ
やだね、俺は女なんかに興味ない

えー!? ガヤガヤ ガヤガヤ……

ほむら「朱美ほむらです」スタスタ ほむほむ

早乙女「え?あら、もういいの?朱美さん?」

ほむら「……はい」着席

ガヤガヤ ピタリ

さやか「…ベッピンさんだけど無愛想だなあ」

まどか「そうだね……」

まどか(この人……昨夜夢で見た……)ちらっ

ほむら「はあ……」溜息

まどか(……まさかね。夢で見た人が転校生なんて……)ちらっ ちらっ

さやか「……?」

ほむらの名字間違ってる

--放課後--

さやか「まどか、帰ろう」

まどか「うん、帰ろうか」ちらっ

ほむら「……」

まどさやから目を反らすほむら

ほむら(仲良いわね、あの二人)

ほむら(私が繰り返しの責め苦を味わっていようとも、どうせまどかには私の思いなんて届かないんだわ)

街を歩くほむら

ほむら(私がどんないまどかを守ろうと足掻いても、まどかは私が時間素行の呪いに苦しんでいるなんてわからないでしょうね。それもそうだわ)

コンビニに入るほむら

「いらっしゃいませー」

ほむら(なんせこれは、私の願いから始まる終わらない迷宮の内なのだから。私の願いが生み出した最悪なのだから)

モグモグ サクサク

ほむら(ううん、ファミチキってうまいわね。このサクサク感と重工な肉汁がたまらないわ)サクサク

ほむら(極めつけはこの刺激的なシュワシュワ感!)ゴクゴク

ほむら「ぷはー……」

ほむら(ふふふ、まどかは救えない。何度繰り返してもまどかの運命を変えられない)ゴクゴク

ほむら(いくらまどかとあの約束を交わしたからって、そんな私に新しい時間軸のまどかが気づく由もない)ぷはー……

ほむら(まどかだけじゃない、美樹さやかも巴マミも佐倉杏子も……)

ほむら(結局は最悪にたどりついて全滅、なのだから……)ふらふら

通りすがり人「……何かえ、あの子……?」

おっと、すんません…中沢だった…

>>4
あら、朱美じゃなくて暁美だった、うわお…
すみません ティヒヒ

では続き


まどか「さやかちゃん、今日はCDショップに寄ってかないの?」

さやか「うん。今日はやめとくよ」

まどか「えっ?上条君の好きな曲を借りるんじゃ……」

さやか「ううん、そう思ったんだけどさ……なんか今日のまどか、ぼーっとしてない?」

まどか「えっ?そ、そうかな……」

さやか「ふむ、これはもしや、転校生絡みのことだったり?」

まどか「…」ビクッ

さやか「なんだかちらちら転校生の席見ちゃってさ……上の空だったし。なんかあったの?」

まどか「う、うん……何でもないよ。きっと気のせいだから……」

さやか「へえ、気のせいってことはやっぱなーにかあるんだなあ」

まどか「あ、え、えっとねえ……そのね……」

まどか(まさか、暁美さんが黒い衣装で夢に出てきたなんて、言えないよね……)

さやか「まどかっ!」

まどか「はっ!だからね、私もよくわからないんだけど前世の因果の巡り会い的な何かでね」えへへ

さやか「言ってる場合じゃないよ!ど、どうなってるの、これ……!?」

まどか「え?へ?んげ?」

異空間の迷路 何かが出そうな気配モワーン

まどさや「んげええええ!!!??」

一方

ほむら「げへへ、ずいぶん酔ったわね、あたし」ふっらふっら

ほむら「なんだかもう、全てがどうでもいい気分だわ」ふらスタ ふらスタ

ほむら「このまま死んでしまうのかっしらね、私……」

ほむら「なーんて、魔法少女は死なないんだったわね、そうソウルジェムを砕かれるか、魔女にならない限りは」

ほむら「……あら、何かひら、引っ掛かりを感ずるわ」ラリラリ ふらふら

ほむら「って、はっ!そうよ!魔女!今はまどさやがCDショップにいる時間だわ!」

ほむら「そして、あの悪魔に惑わされて……!」

ほむら(私、何を考えているの)

ふらふらしながら、車止めに腰掛ける

ほむら(そうよ、まどかは魔女に襲われ、巴マミに助けられる。ということは同じことよ、巴マミに保護されるということは、確実に魔法少女の存在を教えられてQBに勧誘されるきっかけになるわ)

ほむら(……だから、私は行かない)

ほむら「どうせ形は違っても、同じ結末が待っているのだから……」

まどさや「きゃああ……嫌だー……こっち来ないであっち行け、バーカバーカ……」

魔女・使い魔「うほほほほ」

QB「君達、気を落ち着けてよく聞くんだ!あれは魔女で生身では到底助からない!だから!!」

まどか「わあ、夢で見た兎耳!」

さやか「ひぇー、また変なの出た!」

QB「ひどいな……僕は一応ガイドなのに……」

マミ「あなたたち、そこを動かないでっ」

まどか「えっ?」

さやか「な、何なの……?」

魔女・使い魔「むむむ……」

マミに蹴散らされる使い魔ども

使い魔達「ぬわわあ……」

マスケット銃、ズダダダダン

まどか「黄色い衣装の……」

さやか「これぞ魔弾の射手……」

怒りの声を張り上げる魔女「キシャアアアアア……!!」

そんな魔女に無言のティロ・フィナーレをぶち込むマミ

マミ「危なかったわね、あなたたち」マミ、まどさやを振り返る

さやか「あ、元に戻った」

マミ「さっきのは結界よ。どうやら迷い込んでしまっていたようね」

まどか「あの……ありがとうございます。助けてくれて……」

さやか「さっきのは一体何だったんですか?」

マミ「……あなたたちには関係のないことよ」

まどか「……」困惑

さやか「……」むっ

QB「……」やれやれ」

--路地--

ほむら「あらあら」ふらふら

ほむら「どうしましょう、もう歩へないわ」ラリるラリる

ほむら(いくら何でも彼女達を放置するわけにもいかないわ……流れ的にはCDショップに行くものと思っていたけれど、第一巴マミに会うかもわからないのに魔女の出るかもしれないところに二人で行かせるなんて……!)

ほむら「うん、でも、わたひ疲れだ」ガクン ぺたり

通りすがり人「大丈夫かえ……あの子……」



まどか「私達を助けてくれたんだと思うけど……」

さやか「それにしても何なのよ!あたしたち別に、迷いたくて異空間みたくあんな変な場所に迷い込んだわけでもないのに、あの黄色女『この当たりは危険だから寄り道しないでまっすぐ帰れ』なんて!」

まどか「そうだけど、あの人の言う通り今日は帰った方がいいかもね。また怪物に襲われるかもしれないんだし……」

さやか「んまあ、そうかもね。特にまどかは休み取った方がいいと思うしね」

まどか「さやかちゃん……私のことなんか気にしてくれなくても大丈夫だよ。今日はね、ちょっとぼーっとしてただけだから」

さやか「ほほー、転校生の方をちらちら見ながら?」

ほむら(?)ちらっ

ほむら(聞き覚えのある声がしたと思ったら、まどかに美樹さやかじゃない)

ほむら(魔女には遭遇しなかったのかしら……)

ほむら(……まあいいわ。今回は偶然魔女とも巴マミともQBとも会わなかったのでしょう。それに、私が介入する必要なんてないんだわ……)

ほむら(何も変えられないのだから、私……)ズーン

--そのこと、マミホーム--

QB「マミ、どうして彼女達を突き放したりしたんだい?」

マミ「別に突き放したりなんてしてないわ」

QB「彼女達は僕の存在に気づいていたよ。つまり魔法少女候補生だ」

マミ「そうなの……」

QB「彼女達には寛恕達の願いをかなえる権利がある。君が彼女達を誘導してくれたら効率的だと思うんだけどね。特に鹿まど」

マミ「QB」

QB「?」

マミ「ごめんなさい。私……余裕がないみたいなの……だから、彼女達の手引きはあなたでやってちょうだい」

QB(佐倉杏子のことか。荒れているようだね、マミ……)

杏子「おい、そこのあんた」

ほむら「?佐倉杏子……」

ほむら(出てくるのが早くないかしら?まだ美樹さやかは契約してないのに)

杏子「なっ……!」

杏子「なぜあたしの名を知ってる?」

ほむら(ああそうだったわ。どんなにこの子と協力関係を結んでも、世界が変わればこの子は私のことなんて知らないんだったわね……はあ、面倒だわ……)

ほむら「あなたは有名人だからよ。風見野から来た魔法少女でしょ」

杏子「……なるほどね」

ほむら「?」

杏子「あんたはあたしとマミがもめてんのを知ってんだな」

ほむら「ええ、知ってるわよ、あなたと巴マミのことなら……へ?」

ほむら(もめてるって……元より佐倉杏子と巴マミの関係は良好とは言えなかったけど)

杏子「それで、あんたはマミ側か?」

ほむら「いいえ、私はどちらでもないわ。あなたにとっては無害な法よ」

杏子「まあ、そんなところだろうな」

ほむら「あら、意外にあっさり信じるのね」

杏子「あんたみてえな奴があたしの敵になるとも思えないからさ」

ほむら「どういう意味かしら?」

杏子「あんたあたしの嫌いな臭いがするんだよ」

ほむら「あなたの嫌いな臭いね……一体それは何かしら」酒臭いモワーン

杏子「あんた飲酒しただろ?」

ほむら「……なるほど。確かに私はあなたの嫌いな人種だわ」モワーン

ほむら(この子、父親の一家心中の惨劇があって、飲んだくれが嫌いだったわね)

杏子「開き直ったか?」

ほむら「ほっといてちょうだい、私は絶望の真っ盛りなんだから」ふらすた ふらすた

杏子(マミ以外にイレギュラーな魔法少女がいるって聞くから一目見てみようと思ったが、ありゃずいぶんなクズ野郎だな。ちゃんと帰れるのか、あいつ)

--ほむホーム--

ほむら(転校初日、何事もなく終わったわ……)

ほむら(と、いうより何もしないで送らせてしまったわ……)

ほむら(……そういえば、杏子が気掛かりなことを言っていたわね。巴マミともめているとかなんとか……)ゴクゴク

ほむら「ぷはー……でももうどうでもいいわー……」

次の日

ほむら(うう、頭痛え……)

ほむら(二日酔いかしらね)ボヤーン

ほむら(魔法少女も二日酔いになるのね。地味に勉強になったわ……)

ほむら(……今日は学校を休みましょう)

ゴソゴソ ゴロン すやー……

--学校--

まどか「暁美さん、休みなの?」

仁美「体調不良でお休みのようですね」

さやか「さすがに無愛想なあの子でも転校騒ぎの緊張で疲れたのか」

まどか「そうかもね……」

ジー……

さやか(転校生の席見つめてますなあ……惚れたのかな、まどか。確かにクール系の美人さんだったけどさ……)

--放課後--

まどか「ねえさやかちゃん、仁美ちゃん。ちょっといいかな?」

さやか「なに、まどか?」

仁美「ええ」

まどか「あの暁美さんのことなんだけど……」

さやか(うん、一目ぼれかなあ、これ)

まどか「……お見舞いに行ってあげない?」

さやか「えー、お見舞いっつってもあんた初対面なんでしょ?」

まどか「ううん……」

--回想--

荒廃した見滝原の街 上空に浮かぶ巨大なシルエット 不気味な笑い声

兎耳の無表情な顔が、こちらを見つめている
「駄目えええええ……!!」という女性の絶叫 空しくビルに叩き付けられ、吹っ飛ぶほむらの姿

QB「君なら全部変えられる!だから……」

QB「僕と契約して魔法少女になってよ!」

グルグルと目まぐるしく映像が回る

青・黄色・赤のシルエットが傷つき、散っていく

紫の宝石に銃を突き付けるほむらの姿

書き溜め修正しながら投下してってますが、今日はこの変にします
続きは多分明日やります

切りがいいので、これを投下したら落ちます


まどか(私は一夜にして色々な光景を見た、そんな気がします……終わらない悪夢をずっと見ていたような……出口の見えない迷路をさまよい続けていたような……)

--回想終わり--

さやか「いいよ。あたしも一緒に行くわ」

仁美「転校したばかりで色々と戸惑われているかもしれませんしね」

まどか「ありがとう、二人とも」

さやか「別にあんたが礼を言うことでもないでしょ。ま、でもその代わりあたしの用事にも付き合ってよね」

まどか(さやかちゃんの用事って、きっと上条君のことだな。今日はCDショップに付き合わないとね)ティヒヒ

さやか「なー……な、何を笑ってるのよ、まどか!」///

仁美「……」

投下します




--ほむホーム--

ほむら「私のソウルジェム……」

ほむら「濁っちまってるわね……」二日酔いボヤーン

ほむら「絶望を溜め込んでしまったのね……」ボヤーン

ほむら「……放っておけば魔女が生まれるわ。グリーフシードを使って浄化しなくてはね……・」ふらっ

すたふら ぽんぽこりん

ガチャ バタン

--街中--

まど・さや・仁「ペチャクチャペチャクチャ」

会話中の3人 それを目撃するほむら

ほむら「あの子たちどこに行くつもりなのかしら……?」

と、その時、まどかたちに迫る魔女の気配を察知

ほむら(ん、魔女!まどかが危ないっ!)ヘンシーン

ほむら「」時間停止 カチリ

無音の魔女結界を銃を撃ちながら前進するほむら

ほむら(足がふらついて狙いがつけにくいわね……)パーン

ほむら(いつもより時間停止に偏ってスタイルになってしまっているわ)カチリ

ほむら(それでも私は場数を踏んだベテランよ)パパパーん

使い魔ども「うおお……すげー、怖え……」バタン バタン

魔女「ぬぁーなにいー……!なん……だと……!?」

ほむら(止めよ)機関銃発射

魔女「ぬわあっ!止めっ…!」

銃弾を受けて倒れる魔女
結界が薄れていく

無表情に見つめるほむら その背後で、声がかかる

マミ「お手柄ね」

開けてしまいましたが1です
すべてのセリフが棒読みっぽいって…あんまりだよ…

ssのセンスないのか俺……読みづらかったりしたらすまそすまそ

書き溜めが消えてしまったんですが、チマチマ書いていきます
次で投下します

振り向くほむら

ほむら「巴マミ……」

マミ「あら、名乗った覚えはないと思うけれど?」

ほむら「……ええ、『あなたの』口からは、ね」

マミ「と言うと?」

無言のほむら

マミ「つまり、誰かから私のことを聞いたって言うの?」

ほむら「・・・ええ、そうよ」

ほむら「率直に聞くわ」

マミ「?」

ほむら「『佐倉杏子』とはどういう関係なの?」

マミ「……なるほどね。あなたは佐倉さんと接触していた、そして彼女から私のことを聞いた、そういうことね?」

ほむら「質問しているのはこっちなのだけれど」

マミ「あら、何処とも知れない誰かさんに内情を聞かれてすなおに応じると思って?」

ほむら「最初に絡んできたのはそっちでしょ」

マミ「それもそうだけど…意味深ね……イレギュラーな魔法少女はあなたで間違いなさそうね」

ほむら「…」

マミ「話を戻すわ。私と佐倉さんの関係を知りたかったのよね?」

ほむら「…ええ」

マミ「その前に確認したいのだけれど、あなたは佐倉さんと組んでるってことはないわね?」

ほむら「いいえ、私は彼女と手を結んではいないし、あなたと敵対するつもりもないわ」

マミ「そうね、彼女が仲間を欲しがるとも思えないわ」

マミ「私と彼女では意見がまるで合わない。それで対立してるの、この見滝原でね」

ほむら(意外ね。杏子とマミが真っ向から対立するなんて)

ほむら「彼女と対立している理由は?」

マミ「……」

マミ(言ってもいいのかしら……この子には忠告のつもりで近づいたんだけど、この子の価値観が私と合うかわからない……別に私は違った考えの魔法少女を正面から否定するつもりはないけれど、迂闊に踏み込んでこの子と対立することもありえなくはないかもね…)

マミが逡巡をみせたその時だった
二人のソウルジェムは気配を察知した

マミ「この気配は……」

ほむら「強力な反応は見られない。……使い魔ね」

マミ「ええ、そうね。どうするの、あなたは?」

ほむら「……二日酔いに響くから無駄に動きたくないのだけれど」

マミ「……なんのことかしら?」

そこでマミの嗅覚がほむらから漂う酒の臭いモワーンを嗅ぎ取った

マミ(うう、酒臭い……!)

ほむら「だからと言って放置が許される存在ではないわね。二日酔い覚ましの緩ーいラジオ体操にもならないこともないこともないけれど」

マミ(なんてまどろっこしい言い方……いったい何が言いたいのかしら)

しかしマミはほむらの酒臭さにそれほど抵抗を感じなかった。というのもほむらのそれは死別したマミのかつてのパパが漂わす夜遊びの残り香を彷彿とさせる残念臭だったからだ。

マミ(うーん、この残念臭……悪くないかも……)

ほむら「あなた今とても妙で変態的なこと考えなかったかしら?」

マミ「あら? あなたに言われたくない気もしないわけではないかもだけれど?」

ほむら「まあいいわ、どうでも。要するに私はあなたと対立するのが面倒臭いから使い魔狩りの是非ははっきりさせておきたいの」

マミ「というと?」

ほむら「使い魔も倒すわよ、私は。でも今は頭痛いからあなたに譲ってあげる」ふらふら

マミ「まあ……面倒臭い以前にあなたは酒臭いけど、それに違わずいい加減な人なのね、あなた………」

ほむら「しかたないじゃない。度重なるループで底無しの疲れが溜まり切ってるのよ」

マミ(ますます意味がわからないわ、この子……)

なんか未完結放置してたの思い出して書いてみちゃった

結局ほむらとマミは共同で使い魔を狩ることにしたのだった。
ソウルジェムの反応を辿って結界を探す二人はやがて使い魔を発見

ほむら「やっぱり使い魔ね」

マミ「一気に片付けさせてもらうわよ」

マミの呼び出した無数のマスケット銃が「無限ノ魔弾」を放ち、あっという間に使い魔を殲滅していく

ほむら「私ここにいる意味なかったかもね。帰って休んだほうが良かったわ」

とマミが撃ち漏らした使い魔の一体が脱兎のごとく逃げ出す
ほむらは銃弾一発で仕留める

マミ「お見事!」

ほむら「大したことないでしょ、このくらい。私もあなたと同じベテランなんだから」

マミ「あなたが纏う雰囲気からはとてもそうは見えなかったものだから」

ほむら「失礼ね。あなたも私みたいに何度も繰り返し絶望すればあの染み入るような美味しさがわかるわよ」

マミ(意味がわからないどころか危険な香りのする子だわ)

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