兄「義妹と仲良くなりたい」 (221)

兄「親の再婚で義妹ができたのに全然懐いてくれない」

兄「仲良くしたい気持ちは十分伝えてるつもりなんだけどな」

妹「……」 スッ

兄「あ、おかえり! 遅かったね、友達と遊んで来たの?」

妹「……」 ササッ

兄(また無視されちゃったよ。俺、嫌われてるのかな)

兄(いや! きっと妹ちゃんも打ち解けるキッカケが欲しいんだ!)

兄(なら年上の俺から距離を詰めてあげないと!)

兄「待って、妹ちゃん! >>3!」

ド変態エッチしよう!!!!!

兄「待って、妹ちゃん! ド変態エッチしよう!!!!!」

兄(心の距離を詰めるんはド変態エッチが一番だよな!)

妹「……」 サササッ

兄「あ」

兄(逃げられちゃった)

兄(よく考えれば、ド変態エッチしようはないよな)

兄(まずは変態エッチからに決まってるのに、俺はなんであんな事を言っちゃったんだろう……)

兄「はぁ」

兄(ダメだ! このままじゃ仲良くなるなんて夢のまた夢だ!)

兄(誰かに相談して意見をもらおう)

兄「>>14に相談しよう」

母親

兄「母さんに相談しよう」

兄「うちは共働きだから夜まで待つか」


母「ただいまー」

妹「ママ! おかえり!」

兄「おかえりなさい、母さん」 スタスタ

母「妹、兄くんと仲良く留守番できた?」

妹「う、うん!」

母「そっか、偉い偉い」 ナデナデ

兄「あの、母さん。後で話があるんですけど」

母「なになに、恋の相談?」

兄「違いますって。詳しい話はその時に」

母「そう?」

妹「ママ、よるごはんは?」

母「じゃじゃーん! お弁当です!」

妹「うわぁ! ぜんぶ食べていい?」

母「ダメよ、兄くんの分も残すの!」

妹「……はーい」

兄「あ、俺はまだお腹空いてないので」

母「そう? あ、話あるんだっけ?」

兄「はい」

母「じゃあ妹、大人しく食べてるのよ」

妹「……」 ジィッ

母「妹が懐いてくれない?」

兄「はい」

母「本当に?」

兄「疑ってるんですか?」

母「あの子、そんな事全然言ってなかったわ」

兄「ええ。母さんの前では明るく接してくれるんですよ」

母「うーん、そんなに人見知りする子じゃないんだけど」

兄「分からないですけど、何か原因があるんでしょうね」

母「困ったわねぇ」

兄「妹ちゃんも根は良い子ですし、キッカケさえあれば仲良くなれると思うんですよ」

母「キッカケねぇ」

兄「例えば、>>25なんてどうですか?」

ツイスターゲーム

兄「例えば、ツイスターゲームなんてどうですか?」

母「ツイスターゲーム? ぷっ、あははっ」

兄「? 俺、変な事言いました?」

母「だって、今時の子がツイスターゲームなんて、ふふっ」

兄(真面目に言ったんだけどなぁ)

母「ああ、ごめんなさいね。兄くんなりに考えてくれたのよね」

兄「ええ、まあ」

母「でもツイスターゲームは無理があるんじゃない?」

兄「そうですか?」

母「だってあなた達じゃ体格も違いすぎるし、あれは子供がやっても楽しくないわよ」

兄「大人は楽しいんですか?」

母「……こほん、とにかく却下よ」

兄(どうも母さんは頭が硬いなぁ)

兄(こうなったら母さんに頼らずに自分で考えた方がいいかもなぁ)

兄(>>35なんてどうだろ?)

>>34

兄(旅行なんてどうだろ?)

母「私の方でも考えてみるから、もう少し様子見でお願いできないかしら」

兄「家族にあるには時間が掛かりますし、気長に待ちますよ」

母「ありがとう。結婚する時には実はちょっと心配だったんだけど、兄くんが良い子で良かったわ」

兄「いえいえ」

兄(二人きりで旅行に行けば妹の心も解れるはずだし、結果さえ良ければ事後承諾でいいだろう)

兄「それじゃお先に休みますね」

母「おやすみなさい」

兄「おやすみ、母さん」

兄「翌日の昼である」

兄「天気は絶好の旅行日和、準備も万端」

兄「妹のパンツとスポーツブラも鞄に詰め込んである」

兄(後はどうやって妹を誘うかだな)

兄「なんて考えつつタクシーで移動して学校前まで来たわけだが」

運転手「あの」

兄「ああ、すぐに戻るんで待っててください」

兄(さて、どうやって妹を誘うかだが) スタスタ

教師「……あの、失礼ですが」

兄「はい?」

教師「学校に何の用でしょうか?」

兄(面倒臭いなぁ。俺はただ妹を誘いたいだけなのに)

兄「>>44

>>42

兄「あのー、性奴隷を探してて」

教師「生徒?」

兄「いえ性奴隷です。妹、って名前なんですけど」

教師「妹ちゃん? ……性奴隷?」

兄「知りませんか?」

教師「……」 ガシッ

兄「何するんですか?」

教師「ちょっと詳しい話を聞かせてもらいます」

兄「はぁ? ふざけてるんですか?」

教師「……いいから来てください」 グイグイッ

兄「ちょ、やめてくださいよ! 俺は性奴隷を迎えに来ただけで!」

教師B「どうしたんですか?」

教師「不審者です、ちょっと言動がおかしくて」

兄「俺は性奴隷を迎えに来たんだ! 放せよ!」

教師B「……わかりました。すぐに先生方を呼んできます」 スタスタ

兄「だから俺は性奴隷の妹を迎えに来たんだ! あんたら何のつもりなんだ!?」

教師C「……話が通じませんね」

教師「見つけた時からこうなんですよ」

教師B「これは病院が必要ですよ……」 ボソッ

兄「おいお前! 今俺をキチガイ扱いしたろ!?」 ガタッ

教師B「ひっ!」

教師C「こら! 暴れるな!」

兄「ふざけんじゃねえぞ、おい! 俺が何したって言うんだ!?」

担任「すいません、連れてきましたけど……大丈夫ですか?」

教師C「私が押さえてますから!」

担任「そうですか。……妹ちゃん、入って」

妹「はい……ッ」 ビクッ

兄(妹! 良かった、やっと妹に会えた!)

兄「妹、>>50!」

ここで脱げ

兄「妹、ここで脱げ!」

教師C「お前、何言って……」

兄「脱げよ! お前は俺の性奴隷だろ! なあ、こいつらにも言ってやってくれよ!」

妹「……っ」 ズササッ

担任「こ、子供の前で卑猥な事を言わないでください!」

兄「部外者は黙ってろよ! なあ妹、教えてやってくれよ!」

妹「もういや、いい加減にしてッ!!」

兄「な、何怒ってるんだよ? 落ち着けよ!」

妹「もうあんたの相手なんてしたくないの! 頭狂ってるよ! いつも変な事ばかり言って!」

担任「妹ちゃん、この人と知り合いなの?」

妹「……ママの結婚した人の、子供、です。いつもママがいない時に、私に変な事言ってくるの」

担任「それって」

妹「昨日も……ド変態エッチしよう、とか、変な事言って来て」

教師「……性的虐待じゃないですか」

担任「すいません、先生方。ちょっと妹ちゃんと二人で話させてください」

兄「おい待てよ、妹! なんで性奴隷のお前が俺を裏切るんだよ! わかったよ、変態エッチから始めよう!」

教師「黙らせてください!」

教師C「クソッ」 ガシッ

兄「もがッ、ぐぐぇッ!」 ジタバタ

兄(ちくしょう、なんでこんな事になったんだ! 俺はただ妹と仲良くなりたかっただけなのに!)

兄(あ、意識が……) クタッ

父「すまない! 本当にすまない!」

母「……」

父「兄があんな風になっていたなんて、俺は少しも気付かなかったんだ!!」

母「……そうね、私も気付かなかったわ」

父「俺は、父親失格だ。別れよう」

母「兄くんの事はどうするの?」

父「分からない。俺にはもう、あいつが分からないんだ。父親としてやっていける気がしない」

母「それで?」

父「……縁を切るつもりだ。俺にはもう、どうしようもない」

母「それが本心なら、ねえ、妹のお父さんになってあげてくれない?」

父「それは」

母「こんな言い方はしたくないけど、きっと兄くんは元々狂ってたのよ。あなたの責任じゃないわ。だから」

父「……もし。もし妹ちゃんが許してくれるなら」

母「当たり前じゃない。今だってあの子、あなたの事が大好きなのよ?」


こうして兄を除く家族三人は幸せに暮らし始めましたとさ。

兄(俺がキチガイ扱いされて精神病院送りになり一年が経った)

兄(元々極めて正常な人間だった俺は、家族の裏切りと精神病院生活で歪んでしまった……)

兄「お世話になりました」

医者「もう戻って来ないようにね」

兄「はい。僕がまともな人間になれたのも先生のおかげです、先生には感謝してもし足りません」

医者「そうかい? まあ、とにかく頑張って生きるんだよ」

兄「ええ。では、失礼します」

兄(正常な人間に戻った演技を元々正常な俺がする。こんな話があるだろうか?)

兄(しかし病院を出るにはそれが必要だった)

兄(俺はどうしても病院から出る必要があったからだ)

兄「俺を裏切った奴らに復讐してやる……」


兄「義妹と仲良くなりたい」→兄「義妹達に復讐したい」

兄「保護施設で生活しつつ、俺は義妹達の居場所を探した」

兄「奴らは俺を警戒して引っ越した後だった」

兄「こうなれば考えられる手段は少ない」

兄「一つは探偵を使って住所を調べる方法」

兄「これは却下だ。なぜなら金がない」

兄「次は地道に俺の足で探す方法だ」

兄「無理に決まっている。時間が掛かりすぎる」

兄「というわけで、俺は住所を知っていそうな人間、父方の叔母を訪ねる事にしたのだった まる」

兄「しかし尋ねた所で素直に教えてくれるはずもない」

兄「ならばどうするべきか? それが問題だ」

兄「ちなみに叔母は既婚で中学生の娘がいる。つまり俺の従妹だ」

兄(となれば、>>69か)

ド変態エッチ

兄(となれば、ド変態エッチか)

兄「ド変態エッチで仲良くなってから従妹ちゃんに話を聞くのが一番だな」

兄(まずは従妹ちゃんに会わないと……学校の帰りを狙うか)


従妹「はぁ」

従妹(今頃兄さん、どうしてるんだろう)

従妹(突然兄さんがおかしくなって病院に送られたなんて聞いたけど、正直未だに信じられないよ……)

従妹(兄さん、あんなに優しかったのに……) トボトボ

兄「従妹ちゃん」

従妹「え! あ、兄さん?」

兄「良かった君を待ってたんだよ」

従妹「私をですか?」 キョトンッ

兄(妹ちゃんの時みたいに失敗するわけにもいかないし、よく考えてから従妹ちゃんをド変態エッチに誘おう)

兄「……従妹ちゃん、>>74

俺……頭がおしくなってしまったんだ……
助けてくれ……

兄「……従妹ちゃん、俺……頭がおしくなってしまったんだ……」

従妹「え、あ、頭って……」

兄「助けてくれ……」 ヨロッ

従妹「し、しっかりしてください、兄さん!」

兄「う、うぅ……どこか、休める所に……」

従妹「じゃ、じゃあそこの公園に! 肩を!」 ヨイショ

兄「ご、ごめんな……」

従妹「いいんです!」

兄(さすがに路上でド変態セックスするのは恥ずかしいだろうしな)

兄(これで従妹ちゃんもすんなりド変態セックスする気になってくれるだろう) ヨシッ

俺も見落としてたわ

従妹「大丈夫ですか?」 オロオロ

兄「うん……」

従妹「それで、その、頭がおし……おかしく、っていうのは」

兄(従妹ちゃんになら正直に話してもいいかもしれないな)

兄「俺さ、実は家族に裏切られたんだ」

従妹「え?」

兄「突然さ、妹にある事ない事言われてさ、父さんも、あのクソ女も、みんな俺を狂人扱いして」

従妹「それは……」

兄「誰も俺を信じてくれなくて、もう、誰も信じられなくてさ……」 ギュッ

従妹「兄さん、辛かったんですね」

兄「……」

従妹「私は兄さんを信じてます! その、私なんかじゃ力になれないですけど……」

兄「いや、嬉しいよ。ありがとう」

従妹「えへへ」 テレッ


兄「というわけでド変態セックスしよう」 従妹「はい?」

兄(あれ、上手く伝わらなかったかな)

従妹「あの、今なんて?」

兄「ごめん、ちょっと言い方が悪かったかな」

従妹「ごめんなさい、なんか変な風に聞こえちゃって」

兄「あはは、従妹ちゃんが謝る事なんてないよ」

従妹「そ、そうですか? それであの……」

兄(従妹ちゃんにも分かるようにハッキリ言わなくちゃな)

兄「>>85

紳士相撲だ

兄「紳士相撲だ」

従妹「紳士相撲ですか?」

兄「ああ、紳士相撲だ」

従妹(紳士相撲って何だろ?)

従妹(でも兄さんがこんなに自信ありげに言うんだから、多分みんな知ってる事なんだろうなぁ)

従妹(何度も聞き返すのも失礼だし、兄さんに馬鹿な子だと思われたくない……)

従妹「し、紳士相撲だったんですか。なんだ、私ビックリしちゃいましたよ、もう!」

兄「ごめんごめん、最初からこう言っていれば良かったね」

従妹「本当ですよー、あはは」

従妹(良かったぁ、馬鹿な子だと思われなかった!)

兄「それじゃ、俺と紳士相撲してくれる?」

従妹「え?」

兄「……嫌、かな」

従妹「い、いえ! もちろんです! します! 私、兄さんと紳士相撲します!」


兄「そうか! それじゃ服を脱いでくれる?」 従妹「はい?」

兄「紳士相撲をするなら服を脱ぐだろ?」 キョトン

従妹「え、でも、あの」

兄「さっき紳士相撲するって言ったよね?」

従妹(ど、どうしよう、今更紳士相撲が何か分からないなんて言えないよ!)

兄「……従妹ちゃんも俺を裏切るの?」

従妹「そ、そんなはずないです! 私は兄さんの味方です!」

兄「なら、なんで服を脱がないの? 紳士相撲するって言ったよね?」

従妹「あ、あの、私……こんな所で紳士相撲できません!」

兄「は? え、どういう事?」

従妹「だってここ、外じゃないですか! 外で服を脱ぐなんて!」

兄「はい? 紳士相撲だよ? 外以外のどこでするの?」

従妹「え?」

兄「……従妹ちゃんさ、俺に何か嘘言ってない? あいつらみたいにさ……俺を騙そうとしてない?」 ギロッ

従妹「し、してないです! 絶対にしてないです!」

兄「なら何なんだよ、さっきから!」

従妹「ご、ごめんなさい、ごめんなさい!」

兄「紳士相撲だよ!? なんで脱がないの!? そんなに俺を騙して笑いたいの!?」

従妹「ぬ、脱ぎます! 脱ぐから、だから怒らないで、お兄ちゃん!!」

兄「お兄ちゃん?」

従妹「あ、ご、ごめんなさい、昔の癖で……」

兄「こっちこそごめん、怒鳴ったりして。お兄ちゃんか……あのさ、良かった俺の事、そう呼んでくれる?」

従妹「え、でも」

兄「なんかすげえ嬉しかったんだ。ダメかな?」

従妹「お、お兄ちゃん……? うぅぅ」 カァァッ

兄「いいね。それじゃ、そろそろ紳士相撲、始めようよ。ね?」

従妹(もうこれ以上お兄ちゃんを傷付けたくない……)

従妹「……っ」 コクリッ

従妹(どのくらい脱げばいいんだろう? ……お兄ちゃんの様子を見ながら脱ぐしか) チラッ

兄「どうぞ?」

従妹「う、うん」

従妹(まずはブレザーから……ボタンを外して、脱いで……) バサッ

兄「うんうん」

従妹(ま、まだみたい。つ、次は……す、スカート、かな? どうしよう、パンツ見えちゃう) チラッ

兄「どうしたの?」

従妹「い、いえ」

従妹(み、見られちゃう、お兄ちゃんにパンツ見られちゃう! で、でも、やらなくちゃ……っ!) プツッ ストンッ バサッ

兄「へえ、水色なんだね。似合ってるよ」

従妹(あ、あ、あ! パンツ、パンツお兄ちゃんに、見せちゃってる! やだやだやだやだ、恥ずかしい!) カァァァッ

兄「次はブラウスかな?」

従妹「う、うん……っ」

従妹(ちゃんと上下お揃いだよね? ああ、そういう問題じゃない! こ、こんな恥ずかしい格好、ダメなのにぃ……) プチッ プチッ バサァッ

従妹「はぁ、はぁ……うぅぅ……っ」 プルプルッ

兄「どうしたの、従妹ちゃん? 可愛い下着なのに隠しちゃって」

従妹「だって、こんな姿、お兄ちゃんに……っ」

兄「ははは、変な従妹ちゃんだな。これから裸になるのに下着くらいで恥ずかしがるなんて」

従妹「は、はだ……!?」

兄「何驚いてるんだい?」

従妹「い、いえ、分かってましたけど、でも、そんな急に!」

兄「あー、そうだよね。男の俺が先に裸になるべきだったよね」 カチャカチャッ ズサッ バサバサッ

従妹「へ、ひぇ!?」

兄「よいしょ。これでいいかな? さあ、従妹ちゃんも脱ぎなよ」

従妹(お兄ちゃんを裸にしておいて、私だけ脱がないなんて……もう言えないよ……)

従妹「……はい」

兄「いやぁ、脱ぐだけでずいぶん掛かったね」

従妹「そ、そうですね」 ソワソワッ

兄「紳士相撲を始める前に聞きたいんだけど、従妹ちゃんは紳士相撲の経験は?」

従妹「け、経験ですか? あ、ありますよもちろん!」

兄「え、あるの?」

従妹「え?」

兄「そうか、あるのか……なんか意外っていうか、残念っていうか……」

従妹「残念、なんですか?」

兄「俺は従姉ちゃんの初めてになりたかったな……」

従妹「え、あ……ご、ごめんなさい、本当は私、初めてなんです! その、見栄を張っちゃって!」

兄「あ、そうなんだ。いいよいいよ、俺がリードするから」

従妹(良かった、お兄ちゃん怒ってない……)

兄「それじゃまずは>>102しようか」

挿入

兄「それじゃまずは挿入しようか」

従妹「ソウニュウですか?」

兄「やっぱり紳士相撲の真骨頂は挿入でのぶつかり合いだからさ、そこから始めるのがいいかなって」

従妹「は、はい。お兄ちゃんがそう言うなら……」

従妹(なんでもいいから早く終わって…こ、こんな風に裸を見られるなんて、やっぱり恥ずかしいよ……) カァァッ

兄「それじゃベンチに横になって」

従妹「え? す、相撲ですよね?」

兄「立って組むのもいいけど、初心者の場合はこれが一番簡単だからね」

従妹(そ、そういうものなのかな……)

兄「ほら、早くしないと誰か来ちゃうよ?」

従妹「えと……こ、これでいい、ですか」 ゴロンッ

兄「ほら、手を避けて。それじゃ始められないよ?」

従妹「え!? そ、それはダメですよ! そんな風にしたら、お兄ちゃんに全部見えちゃう!」

兄「意外に上級者志向なんだね。でも目隠しはないから無理だよ。ワガママ言わないでよ。ね?」

従妹「う、うぅぅぅぅ……っ」 スゥッ 

従妹(ああああ、なんでこんな事に……)

従妹(なんで私、いきなり兄さんの、お兄ちゃんの前に、おっぱいも、大事な所も、全部見せちゃってるの!) プルンッ

兄「綺麗だよ、従妹ちゃん」

従妹「あうぅ……っ」 モジモジッ

兄(さて、後は挿入まで一直線だな)

兄(そうだな、従妹ちゃんの初めてのド変態エッチを記念して、思い出になる言葉を言いながら挿入してあげよう)

兄「それじゃ行くよ、従妹ちゃん」

従妹「はははは、はいぃ!」 ビクッ

兄「>>108

がんぐろたまごちゃぁぁぁんきもちぃぃぃ

兄「がんぐろたまごちゃぁぁぁんきもちぃぃぃ」

従妹「え?」

兄「いきまーす」 グイッ

従妹「ひぇ!? 痛っ、な、何してっ!?」

兄「紳士相撲に決まってるだろ? あーダメだな、もっと広げないと」 クニッ

従妹「いやぁぁ! どこ触って……っ!」

兄「従妹ちゃんのおまんこだよ。ほら、入るよ、入るよぉ!」 ヌププッ

従妹「いやあああっ!?」 ビクッ

兄「開通式いくよ? そーれ!」 ズブッ ブツッ

従妹「あぎ……っ、いたぁ……いたいぃぃ……っ!」

兄「おめでとう、これで紳士相撲初心者卒業だね」

従妹「し、紳士相撲、って……っ」

兄「? ド変態エッチの事に決まってるだろ」

従妹「そ、そんな……こ、こんなの、酷い……酷いよぉ……っ」 ウルッ

兄(変な子だなぁ、最初からそう言ってたのに。しかしこれくらいじゃド変態にならないよな、>>113くらいしなくちゃ)

俺はなにをしてたんだろう……最低だ……

兄(俺はなにをしてたんだろう……最低だ……)

従妹「お兄ちゃんが……こんな人だったなんて……っ」

兄「ごめん……」 ヌポッ

従妹「痛っ……さ、最低です、私、お兄さんのこと信じてっ」

兄「俺、最低だ……なんで俺、こんな事しちゃったんだろう……ごめん、ごめんよ!」

従妹「え?」

兄「こんなつもりじゃなかったんだ、俺、ただ従妹ちゃんと仲良くなりたくて……なのに……」

従妹「え? あ、え……そ、そんな事、言われたって、私……」 オロオロ

兄「俺、おかしいんだよ……そうだよ、俺、最初からおかしかったんだ……」 ポロポロ

従妹「……お兄ちゃん、泣かないで」

兄「うぅぅ、うぅぅぅ……っ」 ポロポロ

従妹「お兄ちゃんは、その、色々あって、おかしくなってただけなんだよ」

兄「ごめん……俺、酷い事した……」

従妹「……」

兄「許してくれなんて言えないけど、でも、本当にごめん……」

従妹「仕方、ないよ。お兄ちゃんが悪いんじゃない。私だって、家族みんなに酷い事されたら、おかしくなっちゃうよ」

兄「でも」

従妹「……」 ニコッ

兄(ああ……従妹ちゃんは、従妹ちゃんだけは本当に俺の味方なんだ……)

兄「従妹ちゃん、ごめん! 俺、もう絶対にこんな事しないから!」

兄(従妹ちゃんの嫌がる事はもう絶対にしない! そして俺は義妹達に復讐する!)

従妹(お兄ちゃんはたくさん酷い目に遭ったんだもん、私だけは分かってあげなくちゃ……)

兄「本当にごめんね」

従妹「もういいよ。ね、それよりお兄ちゃん、これからどうするの?」

兄「これから?」

従妹「だってお兄ちゃん、行く所ないでしょ?」

兄「ああ、それは……」

従妹「ねえ、うちに来ようよ!」

兄「え?」

従妹「私がお母さんとお父さんに言ってあげるから! だから一緒に暮らそ?」

兄(どうしようか。俺の目的はあくまで復讐だけど、保護施設の世話になるのは正直辛い)

兄「……そうだな、>>122かな」

それじゃあ、従妹ちゃんと同じ布団で寝かせてほしい

兄「……そうだな、それじゃあ、従妹ちゃんと同じ布団で寝かせてほしいかな」

従妹「えええ!?」

兄「ダメかな?」

従妹「そ、それは、だって、普通に考えてダメですよ!」

兄「そっか。それならいいよ、俺は一人でいるから」

従妹「そんな……」

兄「従妹ちゃんと一緒にいられないなら、家に住む意味ないしさ」

従妹「えっ」 ドキッ

兄「ごめん、それじゃあね」 スタスタ

従妹「あ、あの!」

兄「ん?」

従妹「……一緒の布団で、いいです。あ、で、でも、お母さん達には内緒にしてください!」

兄「本当に?」

従妹「はい。だから、私の家に帰りましょう?」 ニコッ

兄「……うん」

従妹「た、ただいま」

叔母「あら、遅かったわね。丁度良かった、ちょっと従妹に話しておきたい事があったの」

従妹「わ、私も話があるの」

叔母「そうなの? 後で聞くわ。それでね、伯父さんの息子の兄くんの事なんだけど」

従妹「私もお兄ちゃんの事なの」

叔母「お兄ちゃん? 兄くんの事?」

兄「どうも、おじゃまします」

叔母「きゃあああああああ!!」

従妹「お、お母さん!」

叔母「は、はやく警察! 警察を呼んで!」

兄(参ったな、従妹ちゃんが驚いてるじゃないか。仕方ないな)

兄「叔母さん、>>128

噂話だけで他人を批判するなんて大人としてしちゃいけない事だって思いませんか!?

兄「叔母さん、噂話だけで他人を批判するなんて大人としてしちゃいけない事だって思いませんか!?」

叔母「な、何言ってるのよ! 伯父さんから話は聞いてるのよ!」

兄「父さんは騙されてるんですよ、あの性格の歪んだ妹に!」

叔母「な、何言って……!」

従妹「お母さん! お兄ちゃんの話を聞いてあげて!」

叔母「従妹!?」

兄「……俺は確かに、病院に入れられてました。でも、本当に何もしてないんです」

叔母「……」

兄「妹は、俺の事が嫌いだったんですよ。あの日、妹を迎えに学校まで行った俺を、犯罪者に仕立て上げて……」 ウルッ

従妹「お兄ちゃん……」

兄「ごめん、俺ちょっと……」 ゴシッ

叔母「……分かったわ。話だけは聞いてあげるから、そこに座りなさい」

兄「はい……」

兄「……というわけなんです」

叔母「ふぅ」

従妹「お母さん」

叔母「ちょっと従妹は黙ってなさい。……兄くん、あなたの言う事を全部信じる気はないわ」

兄「そう、ですか」

叔母「でも。私にはあなたが、兄さんの……伯父さんの言うような、おかしな子には見えないの」

従妹「なら!」

叔母「待って。……でも、あなたを引き取るのには、私は反対よ」

兄「……」

叔母「分かるでしょ? うちには年頃の娘がいるの」

兄「そう、ですよね」

従妹「なんで? 私はお兄ちゃんがいてくれた方が嬉しいのに!」

叔母「そういう問題じゃないの、分かるでしょ」

兄「……」

叔父「なるほどなぁ」

叔母「あなた? いつ帰ったの?」

叔父「お前達の話の途中でな。まあ水を差すのも悪いと思ってな」

叔母「そう。ねえ、あなたからも言ってあげて」

叔父「俺は賛成だぞ、兄くんをうちに置くのは」

叔母「どうして!?」

叔父「言っちゃ悪いが、俺は最初からどうもお前の兄貴の言う事が信用できなかったんだよ」

叔母「何よそれ!」

叔父「あんまりにも荒唐無稽すぎる。自分の息子よりも連れ子を信用する神経が俺には分からんよ」

叔母「そんな言い方ないでしょう!?」

叔父「はぁ。……とりあえず、だ。今夜は兄くんをうちに泊める。これは決定だ。その後の話は相談して決めよう」

叔母「あなた!」

叔父「今から追い出すのか? 甥っこを」

叔母「……」

兄(ナイス叔父さん、顔もあんまり覚えてなかったけど観直したぞ!)

叔父「この部屋でいいかな」

兄「本当にありがとうございます!」

叔父「君も色々大変だったな」 ポンッ

兄「いえ」

叔父「それじゃおやすみ」 ガチャンッ

兄「……」

コンコンッ

兄「はい?」

従妹「あの、お迎えに……来たん、だけど……」 モジッ

兄「ああ、今から行くよ」

兄(毛布を丸めて俺が寝てるようにしておくか) ゴソゴソッ

従妹「ど、どうぞ……」 ガチャッ

兄「おじゃまします」 ペコリッ

従妹「……」 チラッ

兄「へー、なんか趣味の良い部屋だね。小説とか読むんだ?」

従妹「え? う、うん。私あんまりお友達いないから」

兄「ふーん」

従妹「……」 ドキドキッ

兄(そういえば一緒の布団で寝るんだったな)

兄(従妹ちゃんの方からは誘いづらいだろうし、こっちから言ってあげるか)

兄「従妹ちゃん、>>138

やさしくしてあげる

兄「従妹ちゃん、やさしくしてあげる」

従妹「や、やさしくって」

兄「公園の時はごめんね。だから今度はさ」 カチッ

従妹「お、お兄ちゃん? どうして電気消すんですか?」 ビクビクッ

兄「……」 ダキッ

従妹「へ? ええぇ……っ!」 

兄「従妹ちゃん。嫌?」 ボソッ

従妹「い、いやって、何が……っ」

兄「今度は絶対に痛くしないから、だからさ……紳士相撲しようよ」

従妹「し、紳士相撲って、だ、ダメです……わ、私まだ中学生だし、あの」

兄「もう初心者じゃないんだから、大丈夫だよ」 グイッ

従妹「あっ」 ポフッ

兄「従妹ちゃん……」 チュッ

従妹「あ……お、お兄ちゃん……っ」

叔父「……話し合いの結果、しばらく様子を見ながら君と一緒に暮らす事に決まったよ」

兄「ありがとうございます」

叔母「もし何か問題が起きたら、すぐに出て行ってもらうわ。そのつもりいてちょうだい」

兄「はい。本当に叔父さんと叔母さんの好意には感謝しています」

叔父「何、甥のためだからね。まあ昨晩は少々言い争いで疲れたがね……」 グッタリッ

兄「感謝してもし足りません」

叔父「うん。……従妹、どうしたんだ? ずっとボーっとしてるが」

従妹「……え、何?」 ポーッ

叔父「そんなに兄くんの顔を見て、何か気になる事でもあるのかい?」

従妹「ええ!? な、何もないよ! うん、全然何も!」 フルフル

叔父「そうか。……お前も突然家族が増えて混乱しているだろうが、その内に慣れるさ」

兄「よろしくね、従妹ちゃん」

従妹「は……はい、お兄ちゃん……」 ポーッ

兄「それじゃあ僕は保護施設の方に荷物を取りに戻りますね」

叔父「ああ。こちらも色々準備をしておくよ。……ああ、そうだ。君のお父さんの方には」

兄「まだ、連絡はしないでくれると嬉しいです。僕も父への気持ちの整理は付いていないので」

叔父「お前もいいな?」

叔母「……」

叔父「返事をしろ」

叔母「わかったわ……その整理はいつ付くのかしら?」

兄「近い内に」

叔母「いつまでも隠しておけないわよ」

兄「ええ。それでは失礼します」

従妹「わ、私も一緒に行く!」

叔父「お前は学校があるだろう」

従妹「あう」

兄(さてと、これで一応は地盤はできたな。後は向こうの住所を調べるだけだな)

兄(機会をうかがいつつ>>147するか)

従妹とイチャイチャ

2安価しても全然レス付かないから暇潰しに立てたんだよ
なぜか結果的に同時進行になったけど

兄(機会をうかがいつつ従妹とイチャイチャするか)

兄「それじゃ行ってきます」

従妹「……はやく帰って来てね、私もすぐ帰って来るから」 ボソッ

兄「……」 ニコッ

叔父「ん?」

兄(荷物って言っても大した物はないな) ガサゴソッ

兄(さっさと帰るか) スタスタ


兄「ただいま帰りました」

叔母「あら、早かったのね」

兄「まあ、保護施設ですから、普通の引っ越しみたいには掛かりませんよ」

叔母「……私はまだあなたを信用してないわよ」

兄「そんなにすぐに信用されたら、それはそれでちょっとどうかと思います」

叔母「そう。ああ、うちの合い鍵を渡しておくわね」

兄「いいんですか?」

叔母「私も家を空けている事の方が多いもの、仕方ないわ。今日もそろそろ出ないといけないのよ」

兄「何かやっておいた方がいい家事ありますか?」

叔母「結構よ。まだあなたはお客様だもの。それじゃあね」 スタスタ

兄(手厳しいねぇ)

従妹「お、お兄ちゃん」 ササッ

兄「え? ……なんでこんな時間に帰って来てるんだ?」

従妹「えへへ、早退してきちゃった」

兄「きちゃったって……」

従妹「学校サボったのは初めてだけど、どうしてもお兄ちゃんに会いたくて」

兄「……」

従妹「だ、ダメだったかな?」

兄(従妹ちゃんは俺の事を思って早退してきてくれたんだよな)

兄「……いや、すごく嬉しいよ」

従妹「本当!? ふふふ、お兄ちゃん!」 ダキッ

兄「……そうだ、せっかく昼間から二人きりなんだから>>157でもしようか」

イチャイチャデレデレ

兄「……そうだ、せっかく昼間から二人きりなんだからイチャイチャデレデレしようよ」

従妹「い、イチャイチャデレデレですか?」

兄「うん」

従妹「そ、それってまた、紳士相撲、みたいな事ですか……?」 チラッ

兄「ああいや、そういう事じゃなくてさ、普通にね。従妹ちゃんがして欲しい事、なんでもしてあげるよ」

従妹「私のして欲しい事、なんでも……」

兄「何かない?」

従妹「……あの」

兄「何?」

従妹「お布団で……」

兄「うん」

従妹「お布団で、ぎゅぅぅぅ、って……ずっと抱き締めて、欲しいです……」

兄「それだけ?」

従妹「はい……」 モジッ

兄「本当にこれだけでいいの?」 ギュッ

従妹「……」 ポーッ

兄「従妹ちゃん?」

従妹「……あ、はい」 スリッ

兄「……」

従妹「……」 スンスンッ

兄「匂う?」

従妹「お兄ちゃんの匂いがします……」

兄「へぇ」

従妹「私、ずっと本物のお兄さんが欲しかったんです……」

兄「うん」

従妹「私、一人っ子だし、お母さんは厳しい人だから、こんな時にお兄ちゃんがいたら」

兄「こんな風に慰めてくれる?」 ナデナデ

従妹「……」 コクリッ

兄「従妹ちゃんは甘えん坊なんだな」

従妹「そうなんです。私、本当はこんなダメな子なんです」

兄「従妹ちゃんはダメな子だ」 ボソッ

従妹「はい……」

兄「でも可愛いね。好きだよ」

従妹「……」 ドキドキッ

兄「他に言ってほしい事ある?」

従妹「もう一回、好きって言ってください」

兄「好きだよ」

従妹「……あの」

兄「何?」

従妹「私、いやらしいのかもしれません」

兄「なんで?」

従妹「だって……したくなっちゃったから」

従妹「お兄ちゃん」 ポーッ

兄(なんだか昨日から従妹ちゃんとセックスばかりしてる気がするな……)

従妹「どうしたの、お兄ちゃん?」

兄「いや」

兄(元々の目的を忘れてるわけじゃないが、ここらで少し気合を入れた方がいいか)

兄「あのさ、従妹ちゃん。今父さん達がどこに住んでるか知ってる?」

従妹「……どうして、ですか?」

兄「なんとなく気になって」

従妹「……言いたくありません」

兄「え?」

従妹「お兄ちゃんは、あんな人達の事を忘れるべきです」

兄「どうしたの、急に?」

従妹「だって! お兄ちゃんの本物の妹になれたのに、お兄ちゃんを酷い目に遭わせたんだよ!」

兄「……」

従妹「なのに、みんなお兄ちゃんのことも信じなかったんだから、そんな人達家族じゃないよ!」

兄「そうかもな」

従妹「ね、忘れよう? それで……私とお兄ちゃんで、家族に……」 モジッ

兄「でもさ、やっぱりそんな簡単に忘れられないよ」

従妹「え?」

兄「あんな一方的な形でやられて、忘れるなんて無理だよ」

従妹「……」

兄「とにかく一度会わないと納得できないと思う。だから知ってるなら教えて欲しいんだ、あの人達が今どこにいるのか」

従妹「……お母さんが住所をメモした紙を、引き出しに仕舞ってたの」

兄「ありがと」 チュッ

兄「これか」 ピラッ

兄(なるほどな。これだけ遠い所なら、普通に探したら何年かかってたか分からないな)

従妹「……」

兄「どうしたの?」

従妹「会いに行くの?」

兄「その内ね」

従妹「……」

兄「叔母さんが帰って来る前にシャワー浴びちゃおうよ」

従妹「……うん」

兄(これで目的の住所は分かったわけだが)

兄(だからといって今すぐ出て行けば、すぐに向こうに連絡が行ってしまう)

兄(大事なのはタイミングだな)

兄(その機会が来るまで、ゆっくり待つとするか)

叔父「こほん。あー、君がこの家に来て、一ヶ月が過ぎたわけだが」

兄「はい」

叔父「どうだね?」

兄「毎日が充実してます」

叔父「そうかい。君もバイトにうちの手伝いに、従妹の勉強まで見てくれてるそうだね」

兄「この家に置いてもらっている身ですから、このくらい当然ですよ」

叔父「そうか。……実は、今度の連休に家族旅行へ出るつもりなんだが」

叔母「……家族旅行ですよ、あなた」

叔父「……はぁ。うちの家内はこの調子でね」

兄「留守を預かる、という事でいいんでしょうか?」

叔父「すまないね」

兄「いえ。それだけでも信頼してもらっていると思いますよ」

叔父「それじゃ、よろしく頼むよ」

兄「はい」

従妹「……」 ジィッ

叔父「それじゃあ、留守をよろしく頼むよ」 ガチャッ

叔母「あまり余計な物を触ったりしないでくださいね」

兄「ええ」

従妹「……」

兄「? どうしたんだい、従妹ちゃん?」

従妹「ううん」 スタスタ

兄(ふぅ。これで後は荷物をまとめて、奴らの家に行くだけか)

兄(短い間だったけど、ここが俺の我が家だったんだなぁ) シミジミッ

兄(まっ、長居は無用だな)

兄「よし。さらば我が家!」

従妹「……どこに行くの?」

兄「え? りょ、旅行に行ったんじゃなかったの?」

従妹「調子悪くなったって言って、すぐに戻ってきた。今頃は二人で旅行だよ」

兄「……」

従妹「お兄ちゃん、どこに行くの?」

兄「はぁ。俺がどこに行くか、従妹ちゃんに関係あるの?」

従妹「あるよ。お兄ちゃんがどこに行っても、私が一緒に行くから」

兄「……」

従妹「……」

兄「分かったよ、一緒に行こう」

従妹「うん!」

従妹「ふふっ」

兄「どうしたの?」

従妹「お兄ちゃんとの初めての旅行だと思ったら、楽しくて」

兄「旅行ね」

従妹「二人で行くんだから旅行だよ!」

兄(今の内にこの「旅行」の目的を言っておいた方がいいか。これで諦めてくれればいいんだけどな)

兄「従妹ちゃん、これから俺はあいつらの所に行く」

従妹「……うん」

兄「目的は復讐だよ」

従妹「うん」

兄「俺は>>181するつもりだ」

>>180

兄「俺は従妹との婚約を報告するつもりだ」

従妹「うん。……え、ええええ!?」

兄「何を驚いてるんだ?」

従妹「こ、こ、婚約? わ、私と? え、え、え?」

兄「俺が幸せになるのが、俺を陥れたあいつらへの一番の復讐だろ?」

従妹「……」 ポカーンッ

兄「どうしたんだ?」

従妹「だ、だって、そんな、私……あ、あれ」 ポロポロッ

兄「何泣いてるんだ?」

従妹「なんでだろ、あれ、変だよね」 ポロポロッ

兄「従妹ちゃんは仕方ないな」 ダキッ

従妹「……うっ、うぅぅぅっ」 スリスリッ

兄(おかしいなぁ。俺、こんな事言うつもりじゃなかったのになぁ……なんでだろ) ナデナデ

兄(それからの旅路は笑顔を絶やさない従妹ちゃんと喋る内にあっという間に過ぎてしまい)

兄(気付けばあいつらの新しい家はすぐそこまで近付いていた)

従妹「……いよいよだね」

兄「ああ」

従妹「わ、私どうしてればいいかな?」

兄「俺の隣にいてくれればそれでいいよ」

従妹「そ、そう?」 ソワソワ

兄(こうそわそわされると、俺まで緊張して来るな)

従妹「……」 モジモジッ

兄「どうしたの?」

従妹「わ、笑わない?」

兄「ああ」

従妹「……トイレ」

兄「ほら、行ってきなよ。俺は店の前で待ってるから」

従妹「……うん」 トタトタッ

兄(煙草でも吸うなら、ここで一服って所なんだろうけど、暇だなぁ)

兄(しかし俺から逃げるために、わざわざこんな所まで来るなんてご苦労な事だよな)

兄「まったく」

「……え?」

兄「あ?」

妹「な、なんで、なんでこんな所にいるの!?」

兄(いや、そりゃお前達に会いに来たに決まってるが、そんな事を言っても余計に騒ぎそうだな)

兄「……>>195

>>180

兄「……実は俺、婚約するんだよ」

妹「何それ? そ、そんな事言って、ママやパパに酷い事するんでしょ!」

兄「しねーよ。相手は従妹、うちの父さんの姪っ子」

妹「パパの?」

兄「まだ中学生だけどな。形だけでも報告しておこうと思ってな」

妹「……やっぱり、ロリコンっていうのなんだ」

兄「まさか。お前みたいなのには何の魅力も感じない」

妹「な、何それ! こっちだって、あんたみたいなキチガイ!」

従妹「お兄ちゃん!」

兄「ああ、遅かったな」

従妹「お、女の子にそういう事言わないでよぉ! それより」

妹「……」 ジロッ

従妹「この子がそうなんですか?」

兄「まあな」

妹「その子がそうなの?」

兄「おう」 ダキッ

従妹「……」 ジッ

妹「ふぅん」

兄「何か言いたい事があるか?」

妹「別に」

従妹「あなたのせいでお兄ちゃんは辛い想いをしたんだよ」

妹「はぁ?」

従妹「一年間も病院に閉じ込められて、誰の事も信じられなくなって」

妹「そいつが悪いんでしょ」

従妹「違う! 全部あなたが!」

兄「もういいって。今日はそういう話のために来たんじゃないだろ?」

従妹「でも」

兄「俺のために怒ってくれてありがとな」 ナデナデ

妹「……何それ」

兄「ん?」

妹「私だって、最初は普通に、お兄ちゃんができると思って喜んだのに」

妹「なのに、あんたみたいなのがお兄ちゃんで、でもママが可哀相だから我慢したのに」

妹「何なの、それ。なんでその子には、そんなに、普通に優しくするの?」

兄「お前にだって俺は優しくしようとしたぞ」

妹「してない! あんなの優しさなんかじゃない! あんなのが優しさなんて、どうかしてる!」

従妹「いい加減に……っ」

兄「だから、いいって。なあ、父さんと母さんはいつ帰る?」

妹「……」

兄「教えてくれよ」

妹「絶対に教えない」

兄「はあ?」

妹「パパもママも、二人とも私のパパでママなんだから!」

妹「もうパパはあんたのパパじゃないんだから!」

妹「もう二度と来るな! バカ! 死んじゃえ!」 タッタッタッ

兄「……」

従妹「……」

兄(意外な所であって、こんな形で別れて、どうするかな……)

従妹「あの子、本当にそんな悪い子だったのかな」

兄「え?」

従妹「だって私、あの子の気持ち、分かる気がして」

従妹「もし私があの子だったら、どんな気持ちだったかなって」

兄「……さあね、俺には分からないな」

従妹「……」

兄「ほら、帰ろうぜ」

従妹「いいの?」

兄「ああ。……俺の父さんも母さんも、この町にはいないからな」

兄(俺達は家へと帰った)

兄(そして叔母さんと叔父さんが帰って来るまでの間、俺達は二人で幸せに過ごした)

兄「これで良かったのかな」

兄(ふと思う。俺は最初に思い描いていた復讐を遂げないままだった)

従妹「良くないの?」

兄(従妹ちゃんが腕の中から俺を見上げて笑う)

兄「まあ、従妹ちゃんがいるだけで良かったかな」

従妹「……従妹」

兄「ん?」

従妹「従妹って呼んで」

兄「従妹、好きだよ」

兄(俺は旅行から帰った叔父と叔母に、どうやって俺の気持ちを伝えようか考えつつ)

従妹「ん」

兄(せがむように目を閉じた従妹ちゃんにキスをした)


おわり

お前の安価のせいで復讐劇が台無しだ! 楽しかったわ

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