苗木「やった!間に合った!セレスさん、お誕生日おめでとう!」
セレス「うふふ、もう30分も残ってないザマなのによくそんなことをほざけましてね」
苗木「ごめんよ!ごめんよ!絶望の残業地獄だったんだよ!!」
セレス「私のナイトであるならば、それくらいブッチぎって帰ってきてください」
苗木「あぅ、ご、ごめんなさい」
セレス「まぁ、いいですわ」
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苗木「そ、その、頼んどいたケーキ持ってきたんだ!い、一緒に食べようよ!」
セレス「あら、有名な洋菓子店の」
苗木「ホールのレアチーズケーキだよ!すっごい美味しいんだか……ら」
ホールケーキ「乱暴すぎるよ、もう///」グチャア
苗木「」
セレス「あらあら」
苗木「う、うぅ、ごめんよぉ」メソメソ
セレス「」パクリ
セレス「ふふ、美味しい。さぁ、切り分けてくださいまし」
苗木「え?」
セレス「あら、私の誕生日だというのに、切り分けて下さらないの?」
苗木「あ、す、すぐに切るよ!おっきく切るからね!なるべく綺麗なところを!あたっ!?」スパッ
セレス「あらあら」
苗木「あ、ケーキにまで血が……」メソメソ
セレス「ほら、指を貸しなさいな」パク
苗木「はぅ!?」
セレス「……ぷぁ。ちゃんと、消毒なさい」
苗木「は、はい」プシュー
苗木「そ、そうだ!料理、たのんどいたよね!?受け取ってくれたかな!?」
セレス「ええ、ピザにチキンに餃子の出前が。それに、サラダもありましたわ」
苗木「あ、あっためて食べようか!」
セレス「お腹が空いたので先に食べてしまいました」
苗木「ふゆぅ……」メソメソ
セレス「ふふ、嘘ですわ。お腹が空いて待ち切れません、早く温めてくださいな」
苗木「うん!」パアァ
苗木「じゃ、じゃあ、ハッピーバースデーセレスさん」
セレス「ええ、ありがとうございます」
苗木「それじゃあ、プレゼントを今日のうちに渡すね……」ゴソゴソ
苗木「こ、これ、開けて見て」
セレス「ふふ、一体なんでしょうか……ワイン?」
苗木「セ、セレスさんと同じ誕生日の赤ワインを」ドキドキ
セレス「ふふ、私、苗木くんのこと見直しましたわ。もう、どんどん好きになってしまいます」
苗木「うぅ///」
セレス「さぁ、注いでくださいまし」
苗木「うん!」
トクトクトク
セレス「では一口目を、ん……」コク
苗木「」ドキドキ
セレス「ふふ、美味しいですわ、とっても」
苗木「そ、そうかな?よかった……」
セレス「さ、苗木くんも一杯どうぞ」
苗木「じゃ、じゃあ……」
苗木「ご馳走様」
セレス「えぇ、ご馳走様。ふふ、たった三十分でしたけど、楽しかったですわ」
苗木「ご、ごめん……来年は、もっと早く帰ってくるよ」
セレス「ふふ、それまでずっと一緒にいられるといいですね」
苗木「……そ、その」
苗木「実は、もう一つプレゼントがあるんだ。受け取って、欲しい」スッ
セレス「これは……」パカ
セレス「……苗木くん、これは」
苗木「つ、月並みだけど、給料三ヶ月分の、指輪、です」
苗木「そ、その、今日を僕たちの、結婚記念日に、しませんか」
セレス「ふふ」
セレス「苗木くんのお給料三ヶ月分なんて、私の稼ぎの何千分の一かしら」
苗木「ううぅ……」
セレス「でも……」
セレス「豪華なお城よりも嬉しいです。ありがとう、誠くん」
苗木「じゃ、じゃあ!」
セレス「ええ、そのプロポーズ、お受けいたします」
セレス「さて、あと五分を切りましたわね……ねぇ、誠くん」
苗木「な、なにかな?」
セレス「もしよろしければ、ロスタイムとして、もう少し私の誕生日を続けて構いませんか?」
苗木「も、もちろんいいけど、一体なにを」
セレス「最後に、二つ欲しいものがありますの」グイ
苗木「わ!」ドサ
セレス「一つ目は、ん……」チュッ
苗木「!!」
セレス「ぷはっ……一つ目はあなたのファーストキス。そしてもうひとつは」シュル
苗木「セ、セレスさん……」ドキドキ
セレス「今宵のあなたの、時間」
セレス「今宵、あなたの時間は私のもの」
セレス「愛していますわ、苗木誠くん」
終里
ハッハーー!!30分足らずで終わったぜ!メルツェーーーーール!!
さぁ!みんなも僕と一緒に苗ノ島を増やそう!
んじゃあHTLM依頼してくるよー
このSSまとめへのコメント
乙