恒一「好みのタイプ? 霧果さんかな」(287)

鳴「え?」

未咲「え?」

恒一「え? って、君が聞いたんじゃないか」

未咲「いやいやいや! え? 霧果さんって鳴のお母さんだよね?」

恒一「そうだよ」

未咲「えー……ちゃっと、それは……ねぇ?」

鳴「」

恒一「歳の差だとか、同級生の母親だからとか関係ないよ。初めて見たときから、こう――何て言うのかな。とにかく惹かれちゃったんだ」

未咲「……ふーん」
   (こんな美少女二人を侍らせておいて、まさか熟女に走るなんて……)

鳴「」

恒一「美人で、あの儚げな雰囲気が凄くいいよね」

未咲「同意を求めないでよ……そもそも美人で儚げな感じなら私達も醸し出してるでしょ?」

鳴「」コクコク

恒一「まぁ好みで言ったら二人もそうだけど、でもなぁ……」チラッ

鳴「」ペターン
未咲「」ペターン

恒一「母性の差というか……」フッ

未咲「また入院したいの?」

鳴「手伝う」

鳴「! まさか、これが今年の災厄!?」

未咲「災厄?」

恒一「今年は無い年だったって言ってたじゃないか」

鳴「対策を、対策を立てなきゃ――」ブツブツ

未咲「まぁそれはどうでもいいけど、問題は恒一の事だよ!」

恒一「へ?」

未咲「だって霧果さんだよ? 鳴のお母さんだよ? 人妻だよ? 許されるわけないじゃん」

恒一「……別に、付き合いたいとかデートしたいとか結婚したいとかヤリたいとか突きたいとかお母さんって呼びたいとか思ってないよ」

未咲「思ってるじゃん!」

恒一「今は見ているだけで満足だよ」ハハッ

未咲「今はって……」ハァ
   「ちょっと鳴。鳴からも何か言ってやってよ」

鳴「榊原君は騙されてる。霧果は料理も下手だし性格もメンヘラに近い。引き篭りで三十路のババアよ」

恒一「うーん。別に僕気にしないよ? 料理は僕がするし、難しい性格なのは理解してるしね。職業柄引き篭りがちになるのは仕方ないよ」
   「それに霧果さんがババアなんてとんでもないよ。あの肌艶は20代前半のものとしか思えないし、もともとの整った顔も全然崩れていない。歳は誰でもとるものだし、むしろあの歳だからこその色香が――」ペラペラ

未咲「……駄目だこりゃ」

鳴「こうなったら、あの手しかない」

未咲「あの手?」

鳴「榊原君に若い女性の体の味を覚えさせるの」

未咲「……それって、つまり……///」

鳴「榊原君を性的に襲う」

未咲「……分かった! やろう鳴!」
   (恒一は私の! 霧果さんなんかに渡せるもんか!)

鳴「そう言ってくれると思ってたよ」
  (まぁ、最後は私が貰うけど)

鳴「なら早速――」

未咲「え? ちょ、ちょっと! まだ私心の準備が――」

ガララ

霧果「あら、二人とも来てたの」

恒一「あ、お、お邪魔してます霧果さん///」

鳴「チッ」

未咲「助かった……」

恒一「あ、あの! 新作の人形見ました! 凄く綺麗で、でも儚さと言うか、淡い存在感っていうか、その」アセアセ

霧果「ふふ。気に入ってくれたならよかったわ」

恒一「! は、はい!」

未咲「うわー……すっごいニヤケ面だよ」

鳴「ちっくしょうめ」バンバン

ババアが飯だって

私とカーチャンの人は別人です


恒一「それで――」ペラペラ

霧果「あらあら」クスクス

未咲「あ、もうこんな時間だーそろそろ帰らないとー(棒」

鳴「そうね榊原君ももう帰った方がいいよ(棒」

恒一「え? でもまだ」チラッ

未咲「いいから帰るの! ほら行こ!」グイ

鳴「途中まで送ってきます」グイ

霧果「そう? 私ももう少しお話したかったんだけど……」

恒一「ほら! 霧果さんもああ言ってるし」

未咲・鳴「「いいから!」」

恒一「……はい」

霧果「また来てねー」

鳴(なんとかなったか)フー

恒一「話が盛り上がってきた所だったのに……」

未咲「何のお話?」

恒一「東京の話とか、人形の話とかね」

未咲「へー。私にも教えてよ」ギュ

恒一「ちょ、腕にしがみつかないでよ」

未咲「いいじゃん。……嫌?」

恒一「嫌じゃないけど」

未咲「へへー///」ギュギュー

鳴「」ムッ
  「榊原君。私にも教えて」ギュ

恒一「見崎まで……二人ともどうしたのいきなり。何か変だよ?」

鳴「変なのは榊原君の方」ギュー

未咲「そうだよ。それにこんな美少女二人に腕組まれて役得じゃない」ギュ

恒一「それはそうだけど、ちょっと恥ずかしいって言うか……///」

鳴(よし。このまま青姦に持ち込んで――)

未咲(うー/// このままイく? いっちゃうの?)

恒一(やっぱりボリュームが足りないなぁ……)

鳴「ねぇ榊原君。ちょっと寄り道していかない? さっきの話聞きたいし、ほらあの隠れられそうな場所の多い公園とか」

未咲(よ、よし!)
   「そ、そーだよ! いいでしょ恒一」

恒一「うーん。二人は時間とか大丈夫なの?」

未咲「うん。今日は鳴の家行くって言ってあるし」
   (心配してくれてるのかなぁ/// やっぱり恒一って優しい///)

鳴「私も平気」
(二回戦でも三回戦でも大丈夫よ)

恒一「――じゃあ少しだけね」

未咲「うん!」

鳴「っしゃ!」

恒一「んー、でも何を話そうか――」

?「おーい! 恒一くーん!」

恒一「へ?」

未咲「この声は……」

怜子「おーい」タッタラタッタラ

恒一「怜子さん! 何で」

怜子「あんまり遅いから迎えに来たのよ。何してたのよ」

恒一「ちょっと見崎の家に行ってて……」

怜子「見崎さん家?」

未咲「あはは……こんばんわー」

鳴「……今晩は三神先生」

怜子「なるほどね。恒一君、お付き合いを否定するつもりじゃないけど、きちんと節度を持って――」クドクド

恒一「ち、違いますよ! 見崎とも未咲とも付き合ってませんから!」

怜子「その割りには随分な格好じゃない」

恒一「へ?」

鳴「」ギュー
未咲「」ギュー

怜子「二股は駄目よ?」ウフフ

恒一「これは、その……とりあえず二人とも離れてよ」

鳴「や」

未咲「いやでーす」

怜子「ま。今日はもう遅いし解散しなさい」

未咲「えー」

怜子「解散です。明日から連休なんだし、遊ぶなら明日にしなさい」

恒一「話なら次の時するから、今日は帰ろう? ね?」

鳴「……仕方ないか」パッ

未咲「んー。安心したよーな残念のよーな」パッ

鳴「じゃあ榊原君、また明日ね」

恒一「え?」

鳴「朝迎えに行くから。私の家、来たいでしょ?」
(霧果には会わせたくないけど、こう言えば断らないだろうし)

恒一「! うん、お邪魔させてもらうよ」
   (よし! これでまた霧果さんに会える!)

未咲「私も行くね」

怜子「二人とも送っていくわ」

鳴(明日こそ……)

未咲(明日こそ///)

恒一(明日こそ!)フヒヒ

翌日・鳴宅

恒一「お邪魔します」

未咲「しまーす」

霧果「あら。今日も来てくれたの」

恒一「はい。あの、いつもお邪魔して迷惑ですよね……」オソルオソル

霧果「気にしないでね。鳴がお友達を連れてくるなんて滅多にないから、嬉しいのよ私」
   「榊原君が転校してきてからあの娘も少し明るくなったみただし。鳴ってばいつも貴方の話か未咲ちゃんの話しかしないのよ?」クスクス

恒一「そ、そんな……」
   (やっぱり笑った顔可愛いなぁ///)

霧果「それに私もね」

恒一「え?」

霧果「榊原君とお話するの好きだから、来てくれて嬉しいわ」ニコッ

恒一「」ドキューン

霧果「それじゃ、また後で昨日の続き聞かせてね」

恒一「」


鳴「……あのアバズレが」ギリギリ

未咲「恒一もなにデレデレしてるのよ」ムムム

恒一「」ポワー

未咲「おーい。恒一ぃー」ユサユサ

鳴「目を覚まして榊原君」グイグイ

恒一「――はっ!? あ、あれ? 霧果さんは?」キョロキョロ

鳴「工房に行ったわ」

恒一「そっか」ニヤニヤ

未咲「なにそのだらしない顔」ジトー

恒一「え? 僕そんな顔してないよ?」ニヘラー

鳴「してるよ」ジットー

恒一「まぁ僕の事はいいよ。東京の話だっけ?」

未咲「うん」

鳴「二人は座ってて。飲み物持って来るから」スタスタ

未咲「私コーラねー」

恒一「僕はいつもの紅茶でいいから」

鳴「はいはい」
  (……ふふふ)

鳴「」サラサラ

鳴「おまたせ。アイスティーしかなかったけどいいかな?」

恒一「うん。ありがとう」

鳴「はいコーラ」

未咲「ありがと」チュー

恒一「それで、なんの話からしようか」

未咲「前の学校の話とか聞きたいなー」
   (彼女とかいたのかなぁ……。折角だし聞いちゃおう)

恒一「じゃあそれから話すよ。僕が通ってた学校は――」

恒一「それでその時――」

未咲「うっわー。都会ってそんな事あるんだねー」

恒一「あれはたまたまだよ。普通にしてる分には快適だから」

未咲「ふーん。いいなぁ東京。行ってみたいなー」

鳴「私は榊原君に連れて行ってもらうよ、東京」

未咲「えぇ!? なにそれ!」

恒一「見崎と美術館巡りしにいくんだ」

未咲「なにそれなにそれズルイ!」

鳴「ふふん」ドヤァ

恒一「良かったら未咲も来る?」

未咲「行く! 絶対行く!」

鳴「……まぁ未咲ならいいかな」

恒一「そうだ、せっかくだし霧果さんも誘って行けば――」

鳴「それは駄目」

未咲「駄目だよ」

恒一「え? だって美術館なら霧果さんも――」

鳴「駄目よ」ゴゴゴ

恒一「……はい」

恒一「――」フラッ
   「あれ……何か、頭が」

未咲「恒一?」

恒一「」バタッ

未咲「こ、恒一!? 大丈夫!? ねぇ!」ワタワタ
   「どうしよう鳴! 恒一起きないよぉ」アセアセ

鳴「やっと効いたみたいね」
  「落ち着いて未咲。病気とかそういう事じゃないから。ちょっと眠ってもらっただけ」

未咲「へ?」

鳴「アイスティーに仕込んだ睡眠薬でね。上手くいって良かった」

未咲「な、何でそんな事」

鳴「未咲。私達の目的は?」

未咲「恒一を逆レイプすることだけど……」

鳴「そう。そしてこの状況。後は実行するだけ」

未咲「……」ゴクリ

鳴「どうする? 未咲は見てるだけでもいいよ。要は榊原君に若い女の体を堪能して貰って、霧果を忘れさせる事さえできればいいんだから」

未咲「……やる! 恒一を独り占めなんてさせないから!」

鳴「そう」

未咲「じゃ、じゃあ早速……」ゴソゴソ
   (うわぁ。うわぁ。私恒一の服脱がせてる。ごめんね恒一……)

鳴「待った。ここはリビング。するなら私の部屋にしましょ」

未咲「そ、そうだね」

鳴「じゃあ未咲脚の方持って」ガシ

未咲「りょーかい」ガシ

恒一「」プラーン

ごめんタバコ吸ってくる

未咲「うぅ、意外と重いなぁ」ヨイショ

鳴「そうね(榊原君の寝顔かわいい)」ヨイショ

未咲「急がないと。誰かに見られたら――」

ガララ

霧果「ごめんなさい。この辺に手拭い落ちて――」

未咲「」

鳴「」

恒一「」プラーン

霧果「……何の遊びかしら?」

未咲「あ、これは、その、ですね」ダラダラ

鳴「――榊原君、寝ちゃったみたいなんです。ここに置いておくわけにもいきませんから、私の部屋に連れて行こうかなって」
「ね、未咲」アイコンタクト

未咲「う、うん! そう! そうなんですよ! 恒一ったらいきなり倒れちゃって!」

霧果「あら、それ大変じゃない。救急車とか――」

鳴「いえ。どうやら本当に寝てるだけみたいなので大丈夫です」

未咲「そうそう!」

霧果「そう? でもなにかあったら直ぐに言いなさいね」

鳴「はい」

未咲(……良かった。何とか切抜けたか)フー

鳴「じゃあこれで」イソイソ

未咲「しつれーしまーす」イソイソ

霧果「待って、手伝うわよ」

鳴「いいです」

霧果「榊原君そんな風にしていたら怪我させちゃうわよ。それに私の部屋の方が近いんだし、そっちに運びましょう」グイ

未咲「あ!」

霧果「あら、意外としっかりした体ね。? 何で服装が乱れてるの?」

未咲「い、いやそれは……」

鳴「ちょっと待ってください。そんな勝手に――」

霧果「ほら行くわよ」スタスタ

鳴「あの三十路手前が……! よくも私の完璧な対策を……!」

未咲「ど、どうしよう鳴」

鳴「……ここで下手に動けば怪しまれる。仕方ないけど今は待つしかない」
 「とりあえず私達も行きましょ」

未咲「うん」

鳴(まだ作戦は始まったばかり。焦って行動するのは無能のすることよ)

未咲(恒一の体……恒一の童貞を……きゃー///)

恒一「」スースー

霧果「本当に寝てるだけみたいね。でも何でいきなり……」

未咲「眠かったんじゃないですかー」

鳴「きっとそうね。よくあることよ」

霧果「そうかしら……。でも良く寝てるわね」ナデナデ

鳴・未咲「「!」」

霧果「いつもはキリッっとしてるのに、こういう時は可愛い顔ね」ナデ

未咲「ちょ、ちょっと鳴! あれズルイ!」コソコソ

鳴「私でもしたことないのに」ギリギリ

未咲「鳴! 早く霧果さん追い出さなきゃ!」コソコソ

鳴「分かってる」
 「お母さん、榊原君は私達が見てますから仕事に戻ってください」

霧果「そうね。お願いするわ」

鳴(はよ榊原君から離れろ)

恒一「――ぅ……お、かあさ……ん」

霧果「え?」

恒一「いかないで……おかあさん……」ポロポロ

霧果「榊原君……」キュン

霧果「――もう少しいようかしら。仕事も粗方終わってるし」

未咲「そっか、恒一のお母さんはもう……」

霧果「私じゃあ代わりにはなれないけど、こうすることぐらいは出来るから」ナデナデ

鳴(のおおおおおおおおおお!!! 榊原君目を覚まして早く!!)

未咲「私も撫でてあげよ」ナデナデ
   「恒一ー未咲ちゃんだぞー」

恒一「ん……」スリスリ

未咲「///」

鳴「……私も撫でる」

三人「」ナデナデ

恒一「――ふ、ぁ……え?」
  
未咲「あ、起きた」ナデナデ

鳴「おはよう榊原君」ナデナデ

恒一「え? な、何これ?」

霧果「良く寝てたわね」ナデナデ

恒一「霧果さん!? え? え?」

鳴「いきなり寝ちゃったから、部屋まで運んだの。体は大丈夫?」ナデ

恒一「う、うん」

恒一「ごめんね。迷惑かけたみたいで……。霧果さんも」

未咲「いーよいーよ」ナデ
   (元は私達のせいだし)

霧果「気にしないでね」ナデナデ

恒一「て、ていうか、あの、撫でるの……///」

霧果「あら、いや?」ナデ

恒一「い、いえ! その、安心します、凄く」

霧果「そう」ナデナデ

恒一「それでここは――」

霧果「私の部屋よ。ごめんなさいね、あまり片付いてなくて。恥ずかしい」

恒一「! な、ならばこの布団は……」

霧果「私のだけれど」

恒一「(嗅ぎたい!)そ、そうなんですか。あの、もう少し横になっていてもいいですか?」

霧果「まだ眠いの?」クスクス

恒一「あはは」

霧果「いいわよ。でも喉乾いたでしょ。水でも――」

恒一「あ、それなら飲みかけの紅茶がリビングにあるので」

鳴(マズイ!)
  「わ、私がとってくるわ。未咲、妙な真似しないように見張っておいて」コソッ

未咲「了解」コソッ

霧果「さっき言ってたこと、覚えてる?」ナデ

恒一「何か言いましたっけ?」クンカクンカ

霧果「覚えていないならいいわよ。でもこれだけは覚えておいてね」
   「あなたには皆が居る。一人なんかじゃないの。寂しくなんてないのよ」ナデナデ

恒一「? はい」クンクン

霧果「それでも甘えたくなったら、鳴や未咲ちゃんに抱きついちゃいなさい」

恒一「そ、そんな」スーハースーハ

霧果「それとも私がいいのかしら?」クスッ

恒一「はい」クンカ

霧果「へ?」

恒一「はい」クンクン

霧果「も、もう! 駄目よ? こんなオバさんからかっちゃ」アハハ

恒一「からかってませんよ? それに霧果さんをオバさんだなんて思った事ありませんから」キリッ

霧果「」ドキッ

未咲(こ、この雰囲気はヤバイ! 何とか意識をそらさないと!)

未咲「こ、恒一恒一!」

恒一「何? 未咲」

未咲「えーっと、あの、そのね」

恒一「?」

未咲「――ッ!」
   「えい!」ダキッ

恒一「え!? ちょ、どうしたのいきなり!?」

未咲「いいから! ちょっと黙ってて!」ギュー

恒一「でもこんな」

未咲「うるさいよ!」ギュギュー

恒一「はい」

未咲(うわー! うわー! なにやってんの私! あ……恒一の吐息が胸に///)

恒一(薄い胸が顔に押しつけられてる///)

恒一(うぅ、いい匂いがする)

未咲(あ、渦巻き。恒一の髪柔らかいなぁ)

恒一(こうやってると、意外と柔らかいんだな)

未咲(んぅ/// な、何か胸くすぐったい)

恒一(貧乳――これもアリかな。フェアな感触だ)フニッ

未咲「ぁん……!」

恒一「! ご、ごめん!」バッ

未咲「あ――」

恒一(何をやってるんだ僕は。霧果さんの前でこんな……)チラッ

霧果「……」

恒一(? 何か不機嫌そうな顔だ)

未咲「あ、あの、恒一」クイ

恒一「な、なに? ごめんね変なコトしちゃって」

未咲「わ、私こそゴメン。嫌だった?」

恒一「意外と良かった――じゃなくて、次からは一言言ってね?」

未咲「言ったらいいの!?」

恒一「う、うん」

未咲「っしゃ!」グッ

霧果「……ふぅん。言ったらいいんだ」

ガチャ

鳴「ただいま」
 「……なにこの雰囲気」

霧果「……」

未咲「なーんでもないよー」ルンルン

恒一「水ありがとう見崎」ゴクゴク

未咲「ねぇ、あれって」コソコソ

鳴「入ってない奴よ。流石にね」コソコソ

霧果「……じゃあ私戻るわね」

恒一「え? でもまだ」

霧果「後片付けがあるのよ。二人いるし、大丈夫よね?」

恒一「で、でも」

霧果「じゃ、ごゆっくり」

バタン

恒一「あ……」

鳴(落ち込んでる榊原君かわいい……)
  (でもなぜいきなり? 態度もツンツンしてたし、何かあった?)

鳴「ねぇ未咲。さっき何か――」

未咲「こーいち!」トビツキー

鳴「」

恒一「うわっ。も、もう! ちゃんと言ってからって約束したのに」

未咲「言ったもーん」スリスリ

鳴「どういう事だってばよ……」

鳴「ちょ、ちょっと未咲」グイグイ

未咲「んー?」ギュー

鳴「」イラッ
  「何で榊原君に抱きついてるの? 榊原君は何で当たり前みたいに受け止めてるの?」

未咲「恒一がいいって言ったんだもん」ベタベタ

恒一「僕も別に嫌ってわけじゃないし……」

鳴「なら私も」

恒一「え?」

未咲「いいよー。はいここ鳴の場所ね」

鳴「お邪魔します」ゴソゴソ

恒一「……もう好きにしていいよ」ハァー

鳴「そうする」ギュー

未咲「んー」クンクン

恒一「嗅がないでよ。恥ずかしいから」

未咲「だっていい匂いするんだもん」クンクン
   「どうせ恒一も布団の匂い嗅いだりしてたんでしょ?」

恒一「そ、それは」アセアセ

鳴「いい匂い」クンクン

恒一「見崎まで……」

鳴「くんくん」ズリズリ

未咲「はふぅ……」ズリズリ

恒一(二人が匂いを嗅ぎながら体を登って来ている)

鳴「あ……ここ一番いいかも」クンクン

未咲「えー。どれどれ?」クンクン

恒一「ちょ、流石に首筋は駄目だって! くすぐったいし、重いよ!」

未咲「何ですとー。そんな事言う口は――こうだ!」

ちゅー

恒一「んぐっ!?」

未咲「んぅ……ん、ちゅ。ちゅ。ぇあ――んじゅ」ムチュー

未咲「ん、ん、んぅ――ぷはっ」
   「……ふふ。おいし」ペロ

恒一「あ、え? 未咲、なんで――」

鳴「次は私」グイ

恒一「見崎!? ――ん!」

鳴「ちゅ。ちゅ。ん、未咲の味がしゅる。ちゅ」
  「口、開けて」ベー

恒一「みさ――」

鳴「はぷ。んじゅる、んじゅ。……ぁ、んぐ」

未咲「おー/// 何かイヤらしい音が///」

鳴「ぷは。ごちそうさま」テロー

未咲「垂れてるよー」

恒一「」ポワー

未咲「長いよ鳴! ずるい!」

鳴「ずるいのは未咲でしょ? 榊原君のファーストキスを……」ジトー

未咲「あはは……。あれは、ねー」

鳴「――いいよ。下は私ね」

未咲「えー! それは――」

鳴「私ね。お姉さんの言うこと聞きなさい」ギロッ

未咲「……むぅ」
   (ま、いっか。私の初めてはあげられるわけだし///)

恒一「な、んで……二人とも……」

未咲「んー……ごめんね恒一。でももう我慢できないの」
   「私達恒一が好きで仕方ないの。だから襲っちゃうね?」

恒一「そんな、でも……」

未咲「こっちの恒一は、いいよって言ってるよ?」サワサワ
   (うわー/// うわー///)

恒一「っ!」ビクッ

未咲「ね? 私達の事嫌い? ――こんな事してるんだから、もう駄目かもしれないけど」ニギニギ
   (ビクビクしてる! こ、これでいいの!?)

恒一「僕っ、は――」

鳴「――榊原君」

恒一「見、崎」

鳴「本当はね? 有無を言わさず逆レイプ調教するつもりだったんだけど、榊原君そんなの嫌だよね? だから、選ばさせてあげる」

恒一「選ぶ……?」

鳴「無理やり二人がかりで襲われるか、合意の上で私達二人を味わうの、どっちがいい?」

未咲「合意の上なら、私何されたっていいよ?」

恒一「ぼ、くは――」

鳴「棄権はなしだよ。戻れない」
 「ごめんね。申し訳ないって言うのは、本当」

恒一「……」

鳴「でも、榊原君が好きっていうのも、本当だから」


鳴「さぁ、選んで?」

2時ぐらいに戻ってくる

おい明日休日出勤だってよ……


恒一「……二人共、後悔したり――」

未咲・鳴「「しない」」

恒一「――っ!」ギュ

鳴「きゃ!」グイ

恒一「んぐ、んぷ……ちゅ、じゅる」

鳴「んちゅ、ちゅ。――んぁ、しゃ、榊原君」

未咲「恒一」スッ

恒一「未咲……んっ」チュ

未咲「好き、恒一、ちゅ、ぁ、ん……しゅき、しゅきぃ……」チュパチュパ

鳴「脱がせてあげる」スルスル

恒一「あ、見崎……」ボキーン

未咲「うわぁ……///」

鳴「凄いね、これ」チョンチョン

恒一「つ、つつかないでよ」

未咲「私達も脱いだ方がいい?」

恒一「半脱ぎでおねがい」

鳴(意外と余裕ありそうね……)

鳴「あーん」パク

恒一「!」ビクッ

鳴(変な味)チュパチュパ

未咲「あー! ずるいよ鳴!」

鳴「ひひゃのはひめへはわひゃひの」チュパ

恒一「ちょっ! くわえたまましゃべらない、でッ……!」

未咲「もう……じゃあ私はこっち」クチュ

鳴「つ!」ビクッ

未咲「うわー。凄いなぁ鳴。触ってないのに、もうこんなに……」グチュグチュ

鳴「……だ、っめ! 今は――んぁ!」

未咲「駄目だよー口離したら」クリグリ

鳴「ふぁっ! だめっ! みしゃき! ――んぅ!」ビクビクッ
  「あっ……ふぁ、あ」ビクッ

未咲「え? もしかして鳴イっちゃったの?」クチャクチャ

鳴「! い、今動かしちゃ、っあ!」ビクビクッ

未咲「あはは。駄目だよー。鳴ばっかり気持ちよくなっちゃ」

恒一「二人とも……僕、もう」

未咲「だってよ鳴。ほら、鳴は上」グイ

鳴「んぁ……しゃかきばら、くん」

恒一「うん。先に見崎からだ」グッ

未咲「ねー恒一。鳴って呼んであげなよ。分かりづらいし」ニシシ

恒一「――いくよ、鳴」

鳴「……うんっ。来てぇ」フリフリ

恒一「鳴!」グニュニュ

鳴「あっ、きたぁ……!」

恒一「鳴! 鳴ぃ!」パンパン

鳴「恒一くんっ! んぁ……きしゅ、きしゅしてぇ!」

恒一「ん、じゅるる……めぃ、んぐ」パンパン

鳴「好き……ぁあっ!」

恒一「ぐっ……出すよ鳴ッ!」

鳴「うんっ! わたひも、もうっ――っあ!」ビクビク

恒一「膣中が、締まって……!」ビュビュッ

鳴「んぅ……おにゃか、あちゅい……///」クター

未咲「ふふ。可愛かったよ鳴」チュ

鳴「ぁ……ちゅ、んちゅ」

恒一「」ボッキーン

未咲「じゃあ次は私ね。さっきの見てたら準備出来ちゃったよ」クパァ

恒一「未咲……!」

未咲「来て。一番奥までっ」

恒一「一気に行くよ」ググッ

未咲「あっ! 熱いのが、入って……っ!」

恒一「鳴と違って、絞り取ってくる、みたいなっ」パンパン

未咲「ぁ、あ、痛、いぃ」ギュウ

鳴「みしゃき……んちゅ」

未咲「じゅる……んじゅ、ちゅ」

恒一「っ! 駄目だ、もうっ」パンパン

未咲「ぷは。いいよ、そのまま出してっ!」

恒一「っ!」ビュルル

未咲「ん、ぅう」ブルル
   「凄い……恒一が、溶けて入ってくるみたい……」

恒一「……ふぅ。一回抜いて――」

未咲「だーめ」ガシッ

恒一「へ?」

未咲「私まだイってない。それにこれだけじゃ足りないよぉ……」

鳴「恒一くん、私もまだ満足してないよ」フリフリ

恒一「ぐっ! で、でも」

鳴「いいから」グイ

恒一(お尻をすり合わせて来た!?)

未咲「んぅ……はやくおっきくして?」クイクイ

恒一「ぼ、僕は……」

鳴・未咲「「ねぇ、はやくぅ」」

恒一(結局、僕も男だってことか)ビキーン

工房

霧果「ふぅ……こんなものかしら」
   (さっきは、少し大人気無かったわね。あんな態度で出てきちゃうなんて)

霧果(別に榊原君が誰と何をしようと関係無い。それなのにあんな……嫉妬じみた感情を)

恒一『未咲』ギュ
未咲『恒一』ギュ

霧果「っ」

霧果「もう、なんなのよ……」

恒一『霧果さん』

霧果「榊原君……榊原、恒一君……」ドキドキ
   「――後で、謝っておきましょう。別に、他意は無いし、ただ謝るだけよ」ブツブツ

仕事終わるの17時ぐらいだから続き誰か書いてくれ

新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内

新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内

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